JP3502461B2 - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機における機
構板に設けた入賞球集合部の構造に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】最近のパチンコ機の遊技盤は、打ち球を
誘導する誘導レ−ルによって囲まれる遊技領域内におい
て、遊技球が入賞し易い状態にして短時間のうちに大量
の景品球が得られる所謂フィバ−タイプの変動入賞装置
が設けられ、この変動入賞装置を始動させるための始動
入賞口及び打球を通常の入賞とする複数の通常入賞口が
設けられている。また、入賞球の種類によって景品球の
払出し個数を異ならせて競技の興趣が高められるように
していることは良く知られている。 【０００３】一方、遊技盤の裏面には機構板が装着さ
れ、そして前記の始動入賞口、通常入賞口等の複数の入
賞口は、遊技盤の裏面で入賞球を振り分けられて機構板
の下方に備えるへ入賞球集合部に集められる。この入賞
球集合部は、景品球の払出し数の異なる種類の入賞球を
共通させて一列に整列し、出口部に連通する入賞球導出
路から入賞球処理装置へ流下させて入賞球を一個づつ処
理し、その入賞球の種類に応じて所定個数の景品球を払
出すための景品球払出装置を作動させるようにしてい
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた機
構板の下方に備える入賞球集合部は、遊技盤と機構板の
下方板状部との間に入賞球が一列に整列するように形成
されているために、入賞率の比較的少ない始動入賞口や
通常入賞口に入った入賞球を受け入れることができると
しても、始動入賞口に入賞したときに変動入賞装置が開
いて、入賞球集合部に多数の入賞球が入り、しかも、始
動入賞口に更に多数の入賞球が入って大当たりの状態に
なったとき、入賞球集合部には変動入賞装置から短時間
に大量の入賞球が入る。このように、大量の入賞球が入
賞球集合部に集中すると、入賞球が一列に整列するだけ
の空間では入賞球を収容し切れなくなるばかりでなく、
入賞球集合部の中で大量の入賞球が重なり合って球詰ま
りを起こしたり、変動入賞装置の球出口付近まで入賞球
がたまり正確な作動が行なえない原因となる等の問題点
があった。 【０００５】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、入賞球が一列に整
列する複数の樋部を重ね合わせ、これら複数の樋部を一
連的に連通させて重ね継ぎ足された一条の入賞球集合通
路として形成し、変動入賞装置から大量の入賞球を受け
入れるることができるように入賞球集合部を最大限に延
長確保してなるパチンコ機における機構板に設けた入賞
球集合部の構造を提供するものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機は、板状部と通路底部とにより
入賞球が一列に整列する入賞球空間が形成される樋部
と、外側壁と通路底部とにより入賞球が一列に整列する
入賞球空間が形成される補助集合樋とを重ね合わせて構
成される入賞球集合部と、前記樋部及び補助集合樋のそ
れぞれに入賞球を誘導する誘導通路とを遊技盤の裏面側
に備え、前記入賞球集合部は前記樋部の上流側端部を切
欠して連通部を設け、前記樋部の通路底部と補助集合樋
の通路底部とが前記連通部で一連に連通して重ね継ぎ足
された一条の入賞球集合経路として延長形成し、前記誘
導通路により入賞球を前記樋部及び補助集合樋のそれぞ
れに誘導し、前記補助集合樋に誘導した入賞球は前記樋
部に誘導した入賞球と連通部を介して合流するようにし
たものである。 【０００７】 【作用】樋部に重ねられた補助集合樋は、連通部を介し
て一連的に連通して連続する一条の集合通路として継ぎ
足される。そして、始動入賞球は、始動入賞口の入賞球
誘導通路を介して補助集合樋に流下して、補助集合樋の
通路底部に一列に整列し、連通部を介して樋部へ一列に
整列しながら出口部へ流下する。そして始動入賞球はそ
れぞれの始動入賞球誘導通路に設けられた検知装置で検
知されて変動入賞装置を作動する。変動入賞装置及び通
常入賞口に入った入賞球は樋部に集められ、そして始動
入賞球と共に一列に整列して出口部へ流下する。そして
入賞球を一個づつ処理して入賞球処理装置へ流下させ、
その入賞球の種類に応じて所定個数の景品球を払出すた
めの景品球払出装置を作動させる。 【０００８】入賞球集合部は、機構板の板上部の上流側
に設けた連通部を介して一連的に連通する補助集合樋に
よって一条の重ね継ぎ集合通路として延長形成され、入
賞球の収容量が倍加されるので、変動入賞装置が開いて
大量の入賞球が入っても球詰まりを生じることなく、入
賞球を一個づつ確実に処理することが保証される。 【０００９】 【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１はパチンコ機の正面図で、パチンコ遊技機の遊技盤
１は、打球を誘導する誘導レ−ル２が植立され、この誘
導レ−ル２によって囲まれる内側範囲を遊技領域とし、
この遊技領域のほぼ中央に回転ドラムを有する可変表示
装置３が設けられ、その下方には、開閉扉４を有する変
動入賞装置５が設けられている。変動入賞装置５の真上
に始動入賞口６ａが設けられ、また、変動入賞装置５を
境にする左右両側に打球を通常の入賞球とする通常入賞
口７ａ〜７ｆが配設されている。 【００１０】しかして、打球が始動入賞口６に入賞する
ことにより可変表示装置３の回転ドラムが回転開始し、
所定時間経過後その回転を停止し、その停止時の表示態
様が予め定められた組み合わせであるときに変動入賞装
置５の開閉扉４が一定時間（例えば、３０秒）或は所定
個数（例えば、１０個）入賞するまで開放状態を続け、
開閉扉４内に設けられたＶ入賞口に入賞すると再度上記
した開放状態を繰り返すようになっている。 【００１１】また、上記した始動入賞口，通常入賞口や
変動入賞装置５に入賞した入賞球によって払出される景
品球数は、全て同一（例えば、１３個）であってもよい
し、特定の入賞口への入賞によるものだけ異なるように
設定しても良い。例えば、始動入賞口６に入賞した入賞
球によって払出される景品球数を７個と設定し、他の入
賞口への入賞球によって払出される景品球数を１３個と
設定し、始動入賞口６に多数の入賞球が入賞するように
釘調整することにより可変表示装置３の作動回数を多く
して遊技の興趣を盛り上げるようにすることもできる。 【００１２】前記遊技盤１の裏面には、図３に示すよう
な入賞球集合カバ−８が取りつけられ、この入賞球集合
カバ−８は前記始動入賞口６、通常入賞口７ａ〜７ｆ、
及び変動入賞装置５に入賞した入賞球を振り分けて下方
へ誘導する誘導通路９ａ〜９ｅが形成されている。 【００１３】前記始動入賞口６に入賞した入賞球を誘導
する誘導通路９には始動入賞球検出器１０が配設されて
おり、この始動入賞球検出器１０がＯＮすることにより
可変表示装置３が回転作動するようになっている。ま
た、前記したように始動入賞口６への入賞球による景品
球数を少なく設定したした場合には、始動入賞球検出器
１０からの信号が景品球払出装置１１の払出動作を制御
する払出制御回路（図示しない）に送られるようになっ
ている。 【００１４】図２はパチンコ機の背面構造を示すもの
で、パチンコ機の裏面には遊技盤１の裏面全体を覆うよ
うに機構板１２が装着され、この機構板１２の上方部に
は景品球タンク１３が配設され、景品球タンク１３の下
方に複数条の球流路を有する景品球導出樋１４が形成さ
れ、その流下端には景品球払出装置１１が配設され、こ
の景品球払出装置１１は、入賞球の種類に応じて異なる
数の景品球を払出すようになっている。この景品球払出
装置１１の下方には、払い出された景品球を上部の球受
皿１５へ導く景品球排出樋１６が形成される。前記機構
板１２の下部には入賞球集合カバ−８の誘導通路９ａ〜
９ｅから落下する入賞球を受け止めて集合させる入賞球
集合部１７が配設されれている。 【００１５】前記入賞球集合部１７は、図４〜図７に示
すように、機構板１２の下部に、遊技盤１の裏面から一
定間隔で離れて入賞球が一列に整列することができる入
賞球空間を形成する板状部１２ａに通路底部１２ｂを一
体に有する樋部１８が形成され、そしてこの樋部１８に
は変動入賞装置５、及び通常入賞口７ａ〜７ｆに入った
入賞球を集合するようになっている。 【００１６】前記樋部１８に補助集合樋１９が重ね合わ
される。この補助集合樋１９は外側壁１９ａの下縁に沿
って通路底部１９ｂを有して形成され、この補助集合樋
１９の開放面を前記樋部１８の板状部１２ａに向け、且
つ、樋部１８の上流側端部へ流れるように傾斜させ、そ
して樋部１８の上流側端部と補助集合樋１９の下流側端
部を合致させて重ね合わせられ、板状部１２ａと外側壁
１９ａによって入賞球が一列に整列する入賞球空間が備
えられる。前記樋部１８の板状部１２ａの上流側端部を
一部切欠して連通部１２ｃが設けられ、樋部１８の上流
側端部と補助集合樋１９の下流側端部とは連通部１２ｃ
を介して一連的に連通する一条の重ね継ぎ足された入賞
球集合通路として形成される。 【００１７】前記入賞球集合カバ−８の始動入賞口６の
誘導通路９は誘導通路２２により補助集合樋１９に誘導
接続する。従って、始動入賞口６に入った始動入賞球は
誘導通路２２を通って補助集合樋１９に集められる。そ
して補助集合樋１９に入った入賞球は、補助集合樋１９
で一列に整列して連通部１２ｃから樋部１８へ流れ、変
動入賞口５及び通常入賞口７ａ〜７ｆから樋部１８に入
った入賞球と一緒になって一列に整列して出口部２０に
流下し、そして入賞球導出路２１を通過して景品球処理
装置２３へ落下する。この景品球処理装置２３は入賞球
を１個づつ処理して景品球払出装置１１を作動し、入賞
球の種類によって異なる種類の景品球が払い出される。 【００１９】 【発明の効果】本発明は上記のような構成であるから次
のような効果を奏する。入賞球集合部は、機構板の板状
部の上流側に設けた連通部を介して樋部と一連的に連通
する補助集合樋によって重ね継ぎ足された一条の集合通
路として延長形成され、入賞球の収容量が倍加されるの
で、変動入賞装置が開いて大量の入賞球が入っても球詰
まりを生じることなく、入賞球を一個づつ確実に処理す
ることが保証される。
構板に設けた入賞球集合部の構造に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】最近のパチンコ機の遊技盤は、打ち球を
誘導する誘導レ−ルによって囲まれる遊技領域内におい
て、遊技球が入賞し易い状態にして短時間のうちに大量
の景品球が得られる所謂フィバ−タイプの変動入賞装置
が設けられ、この変動入賞装置を始動させるための始動
入賞口及び打球を通常の入賞とする複数の通常入賞口が
設けられている。また、入賞球の種類によって景品球の
払出し個数を異ならせて競技の興趣が高められるように
していることは良く知られている。 【０００３】一方、遊技盤の裏面には機構板が装着さ
れ、そして前記の始動入賞口、通常入賞口等の複数の入
賞口は、遊技盤の裏面で入賞球を振り分けられて機構板
の下方に備えるへ入賞球集合部に集められる。この入賞
球集合部は、景品球の払出し数の異なる種類の入賞球を
共通させて一列に整列し、出口部に連通する入賞球導出
路から入賞球処理装置へ流下させて入賞球を一個づつ処
理し、その入賞球の種類に応じて所定個数の景品球を払
出すための景品球払出装置を作動させるようにしてい
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた機
構板の下方に備える入賞球集合部は、遊技盤と機構板の
下方板状部との間に入賞球が一列に整列するように形成
されているために、入賞率の比較的少ない始動入賞口や
通常入賞口に入った入賞球を受け入れることができると
しても、始動入賞口に入賞したときに変動入賞装置が開
いて、入賞球集合部に多数の入賞球が入り、しかも、始
動入賞口に更に多数の入賞球が入って大当たりの状態に
なったとき、入賞球集合部には変動入賞装置から短時間
に大量の入賞球が入る。このように、大量の入賞球が入
賞球集合部に集中すると、入賞球が一列に整列するだけ
の空間では入賞球を収容し切れなくなるばかりでなく、
入賞球集合部の中で大量の入賞球が重なり合って球詰ま
りを起こしたり、変動入賞装置の球出口付近まで入賞球
がたまり正確な作動が行なえない原因となる等の問題点
があった。 【０００５】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、入賞球が一列に整
列する複数の樋部を重ね合わせ、これら複数の樋部を一
連的に連通させて重ね継ぎ足された一条の入賞球集合通
路として形成し、変動入賞装置から大量の入賞球を受け
入れるることができるように入賞球集合部を最大限に延
長確保してなるパチンコ機における機構板に設けた入賞
球集合部の構造を提供するものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機は、板状部と通路底部とにより
入賞球が一列に整列する入賞球空間が形成される樋部
と、外側壁と通路底部とにより入賞球が一列に整列する
入賞球空間が形成される補助集合樋とを重ね合わせて構
成される入賞球集合部と、前記樋部及び補助集合樋のそ
れぞれに入賞球を誘導する誘導通路とを遊技盤の裏面側
に備え、前記入賞球集合部は前記樋部の上流側端部を切
欠して連通部を設け、前記樋部の通路底部と補助集合樋
の通路底部とが前記連通部で一連に連通して重ね継ぎ足
された一条の入賞球集合経路として延長形成し、前記誘
導通路により入賞球を前記樋部及び補助集合樋のそれぞ
れに誘導し、前記補助集合樋に誘導した入賞球は前記樋
部に誘導した入賞球と連通部を介して合流するようにし
たものである。 【０００７】 【作用】樋部に重ねられた補助集合樋は、連通部を介し
て一連的に連通して連続する一条の集合通路として継ぎ
足される。そして、始動入賞球は、始動入賞口の入賞球
誘導通路を介して補助集合樋に流下して、補助集合樋の
通路底部に一列に整列し、連通部を介して樋部へ一列に
整列しながら出口部へ流下する。そして始動入賞球はそ
れぞれの始動入賞球誘導通路に設けられた検知装置で検
知されて変動入賞装置を作動する。変動入賞装置及び通
常入賞口に入った入賞球は樋部に集められ、そして始動
入賞球と共に一列に整列して出口部へ流下する。そして
入賞球を一個づつ処理して入賞球処理装置へ流下させ、
その入賞球の種類に応じて所定個数の景品球を払出すた
めの景品球払出装置を作動させる。 【０００８】入賞球集合部は、機構板の板上部の上流側
に設けた連通部を介して一連的に連通する補助集合樋に
よって一条の重ね継ぎ集合通路として延長形成され、入
賞球の収容量が倍加されるので、変動入賞装置が開いて
大量の入賞球が入っても球詰まりを生じることなく、入
賞球を一個づつ確実に処理することが保証される。 【０００９】 【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１はパチンコ機の正面図で、パチンコ遊技機の遊技盤
１は、打球を誘導する誘導レ−ル２が植立され、この誘
導レ−ル２によって囲まれる内側範囲を遊技領域とし、
この遊技領域のほぼ中央に回転ドラムを有する可変表示
装置３が設けられ、その下方には、開閉扉４を有する変
動入賞装置５が設けられている。変動入賞装置５の真上
に始動入賞口６ａが設けられ、また、変動入賞装置５を
境にする左右両側に打球を通常の入賞球とする通常入賞
口７ａ〜７ｆが配設されている。 【００１０】しかして、打球が始動入賞口６に入賞する
ことにより可変表示装置３の回転ドラムが回転開始し、
所定時間経過後その回転を停止し、その停止時の表示態
様が予め定められた組み合わせであるときに変動入賞装
置５の開閉扉４が一定時間（例えば、３０秒）或は所定
個数（例えば、１０個）入賞するまで開放状態を続け、
開閉扉４内に設けられたＶ入賞口に入賞すると再度上記
した開放状態を繰り返すようになっている。 【００１１】また、上記した始動入賞口，通常入賞口や
変動入賞装置５に入賞した入賞球によって払出される景
品球数は、全て同一（例えば、１３個）であってもよい
し、特定の入賞口への入賞によるものだけ異なるように
設定しても良い。例えば、始動入賞口６に入賞した入賞
球によって払出される景品球数を７個と設定し、他の入
賞口への入賞球によって払出される景品球数を１３個と
設定し、始動入賞口６に多数の入賞球が入賞するように
釘調整することにより可変表示装置３の作動回数を多く
して遊技の興趣を盛り上げるようにすることもできる。 【００１２】前記遊技盤１の裏面には、図３に示すよう
な入賞球集合カバ−８が取りつけられ、この入賞球集合
カバ−８は前記始動入賞口６、通常入賞口７ａ〜７ｆ、
及び変動入賞装置５に入賞した入賞球を振り分けて下方
へ誘導する誘導通路９ａ〜９ｅが形成されている。 【００１３】前記始動入賞口６に入賞した入賞球を誘導
する誘導通路９には始動入賞球検出器１０が配設されて
おり、この始動入賞球検出器１０がＯＮすることにより
可変表示装置３が回転作動するようになっている。ま
た、前記したように始動入賞口６への入賞球による景品
球数を少なく設定したした場合には、始動入賞球検出器
１０からの信号が景品球払出装置１１の払出動作を制御
する払出制御回路（図示しない）に送られるようになっ
ている。 【００１４】図２はパチンコ機の背面構造を示すもの
で、パチンコ機の裏面には遊技盤１の裏面全体を覆うよ
うに機構板１２が装着され、この機構板１２の上方部に
は景品球タンク１３が配設され、景品球タンク１３の下
方に複数条の球流路を有する景品球導出樋１４が形成さ
れ、その流下端には景品球払出装置１１が配設され、こ
の景品球払出装置１１は、入賞球の種類に応じて異なる
数の景品球を払出すようになっている。この景品球払出
装置１１の下方には、払い出された景品球を上部の球受
皿１５へ導く景品球排出樋１６が形成される。前記機構
板１２の下部には入賞球集合カバ−８の誘導通路９ａ〜
９ｅから落下する入賞球を受け止めて集合させる入賞球
集合部１７が配設されれている。 【００１５】前記入賞球集合部１７は、図４〜図７に示
すように、機構板１２の下部に、遊技盤１の裏面から一
定間隔で離れて入賞球が一列に整列することができる入
賞球空間を形成する板状部１２ａに通路底部１２ｂを一
体に有する樋部１８が形成され、そしてこの樋部１８に
は変動入賞装置５、及び通常入賞口７ａ〜７ｆに入った
入賞球を集合するようになっている。 【００１６】前記樋部１８に補助集合樋１９が重ね合わ
される。この補助集合樋１９は外側壁１９ａの下縁に沿
って通路底部１９ｂを有して形成され、この補助集合樋
１９の開放面を前記樋部１８の板状部１２ａに向け、且
つ、樋部１８の上流側端部へ流れるように傾斜させ、そ
して樋部１８の上流側端部と補助集合樋１９の下流側端
部を合致させて重ね合わせられ、板状部１２ａと外側壁
１９ａによって入賞球が一列に整列する入賞球空間が備
えられる。前記樋部１８の板状部１２ａの上流側端部を
一部切欠して連通部１２ｃが設けられ、樋部１８の上流
側端部と補助集合樋１９の下流側端部とは連通部１２ｃ
を介して一連的に連通する一条の重ね継ぎ足された入賞
球集合通路として形成される。 【００１７】前記入賞球集合カバ−８の始動入賞口６の
誘導通路９は誘導通路２２により補助集合樋１９に誘導
接続する。従って、始動入賞口６に入った始動入賞球は
誘導通路２２を通って補助集合樋１９に集められる。そ
して補助集合樋１９に入った入賞球は、補助集合樋１９
で一列に整列して連通部１２ｃから樋部１８へ流れ、変
動入賞口５及び通常入賞口７ａ〜７ｆから樋部１８に入
った入賞球と一緒になって一列に整列して出口部２０に
流下し、そして入賞球導出路２１を通過して景品球処理
装置２３へ落下する。この景品球処理装置２３は入賞球
を１個づつ処理して景品球払出装置１１を作動し、入賞
球の種類によって異なる種類の景品球が払い出される。 【００１９】 【発明の効果】本発明は上記のような構成であるから次
のような効果を奏する。入賞球集合部は、機構板の板状
部の上流側に設けた連通部を介して樋部と一連的に連通
する補助集合樋によって重ね継ぎ足された一条の集合通
路として延長形成され、入賞球の収容量が倍加されるの
で、変動入賞装置が開いて大量の入賞球が入っても球詰
まりを生じることなく、入賞球を一個づつ確実に処理す
ることが保証される。
【図面の簡単な説明】
【図１】パチンコ機の正面図である。
【図２】パチンコ機の裏面図である。
【図３】パチンコ機の遊技盤の裏面に設けた入賞球集合
カバ−の正面図である。 【図４】本発明のパチンコ機の機構板に設けた入賞球集
合部の斜視図である。 【図５】本発明のパチンコ機の機構板に設けた入賞球集
合部の分解斜視図である。 【図６】本発明のパチンコ機の機構板に設けた入賞球集
合部の断面図である。 【図７】図６のＡ−Ａ断面図である。 【符号の説明】 １ 遊技盤 ５ 変動入賞装置 ６ 始動入賞口 ７ａ〜７ｆ 通常入賞口 １２ 機構板 １２ａ 板状部 １２ｂ 通路底部 １２ｃ 連通部 １７ 入賞球集合部 １８ 樋部 １９ 補助集合樋 １９ａ 外側壁 １９ｂ 通路底部
カバ−の正面図である。 【図４】本発明のパチンコ機の機構板に設けた入賞球集
合部の斜視図である。 【図５】本発明のパチンコ機の機構板に設けた入賞球集
合部の分解斜視図である。 【図６】本発明のパチンコ機の機構板に設けた入賞球集
合部の断面図である。 【図７】図６のＡ−Ａ断面図である。 【符号の説明】 １ 遊技盤 ５ 変動入賞装置 ６ 始動入賞口 ７ａ〜７ｆ 通常入賞口 １２ 機構板 １２ａ 板状部 １２ｂ 通路底部 １２ｃ 連通部 １７ 入賞球集合部 １８ 樋部 １９ 補助集合樋 １９ａ 外側壁 １９ｂ 通路底部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A63F 7/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 板状部と通路底部とにより入賞球が一列
に整列する入賞球空間が形成される樋部と、外側壁と通
路底部とにより入賞球が一列に整列する入賞球空間が形
成される補助集合樋とを重ね合わせて構成される入賞球
集合部と、前記樋部及び補助集合樋のそれぞれに入賞球
を誘導する誘導通路とを遊技盤の裏面側に備え、前記入
賞球集合部は前記樋部の上流側端部を切欠して連通部を
設け、前記樋部の通路底部と補助集合樋の通路底部とが
前記連通部で一連に連通して重ね継ぎ足された一条の入
賞球集合経路として延長形成し、前記誘導通路により入
賞球を前記樋部及び補助集合樋のそれぞれに誘導し、前
記補助集合樋に誘導した入賞球は前記樋部に誘導した入
賞球と連通部を介して合流するようにしたことを特徴と
するパチンコ機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33932694A JP3502461B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33932694A JP3502461B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | パチンコ機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182832A JPH08182832A (ja) | 1996-07-16 |
| JP3502461B2 true JP3502461B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=18326401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33932694A Expired - Fee Related JP3502461B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | パチンコ機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3502461B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4706156B2 (ja) * | 2001-09-13 | 2011-06-22 | 株式会社竹屋 | 遊技機 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33932694A patent/JP3502461B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08182832A (ja) | 1996-07-16 |
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