JPH1024155A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH1024155A
JPH1024155A JP18509196A JP18509196A JPH1024155A JP H1024155 A JPH1024155 A JP H1024155A JP 18509196 A JP18509196 A JP 18509196A JP 18509196 A JP18509196 A JP 18509196A JP H1024155 A JPH1024155 A JP H1024155A
Authority
JP
Japan
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ball
game
passage
frame
prize ball
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18509196A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Shogo Tatsumi
正吾 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
Application filed by TAIYO ELECTRIC CO, Taiyo Elecs Co Ltd filed Critical TAIYO ELECTRIC CO
Priority to JP18509196A priority Critical patent/JPH1024155A/ja
Publication of JPH1024155A publication Critical patent/JPH1024155A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当たりの発生等によって多量の賞球が払い
出される際に、遊技者が賞球の流れを視覚的に実感でき
る弾球遊技機。 【解決手段】 パチンコ機10のガラス枠24の左辺下
部には長方形の覗き窓27が開設されれている。この覗
き窓27は透明プラスチック板が填め込まれており、内
部を覗き見ることができる。この覗き窓27の内側は賞
球の通路となっていて、そこを通過する遊技球を遊技者
が視認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等の弾球遊
技機に関し、詳しくは賞球通路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパチンコ機やアレンジボー
ル式パチンコ機等の鋼製の遊技球を使用する弾球遊技機
は、外殻となると共に遊技機を遊技機設置島(以下単に
島という)に取り付けるためにも使用される外枠、蝶番
を介して外枠に装着されて遊技盤保持枠を介して遊技盤
を保持する前面枠、遊技盤の裏側に配されて賞球払出装
置や制御基盤等を保持する裏機構板、金枠を介して前面
枠に装着されてガラス板を保持するガラス枠、上受皿を
有する皿扉、前面枠に固定された下受皿等が備えられて
いた。
【0003】この弾球遊技機では、遊技盤とガラス板と
の間に形成される遊技領域における遊技球の挙動により
入賞等が成立すると、賞球払出装置から設定数の遊技球
が賞球として払出され、その払出された遊技球は賞球通
路を経て上受皿または下受皿に導かれていた。賞球とし
ての遊技球は、上受皿が満杯になるまでは上受皿に導か
れ、上受皿が満杯になると下受皿に導かれるのが普通で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の弾球
遊技機では、上下受皿に貯留されている遊技球の量が少
なければ、遊技者は上下受皿への賞球の流入を視認でき
たが、満杯に近くなると遊技者から見える部分では遊技
球の動きはほとんどなく、受皿への賞球の流れ込みを視
覚的に認識するすべはなかった。
【0005】したがって、たとえば大当たりの発生等に
よって多量の賞球が払い出される際等にあってもこれを
視覚的に実感できないから、遊技者の満足感を高めると
いう面では不十分とも言えた。また、受皿への賞球の流
れ込みを視覚的に認識できないと、仮に賞球払出装置が
故障して賞球が正確に払い出されていなくても、そのこ
とを遊技者が視覚的に知ることはできなかった。
【0006】本発明は、受皿が満杯あるいは満杯に近く
なった際にも賞球の流れを視覚的に認識可能な弾球遊技
機を提供することにより、上述のような問題の解決を図
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の弾球遊技機は、遊技盤の
前面側を透明板で覆うことにより遊技盤上に形成される
遊技領域に放出された遊技球の挙動により入賞等が成立
した際に設定数の遊技球を賞球として払出す賞球払出装
置と該賞球払出装置から払出された遊技球を受皿に導く
賞球通路とを備える弾球遊技機において、前記賞球通路
の一部を該弾球遊技機の前面側から視認可能としたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記
載の弾球遊技機において、該弾球遊技機は、前記遊技盤
を保持する内側枠体と、該内側枠体を支持する外枠と、
前記透明板を保持して前記外枠に対して開閉される前面
被覆枠であって前記透明板が前記遊技盤の前面側を覆う
閉鎖位置とされた際には少なくとも前記内側枠体の前記
遊技盤の左右の領域を覆い隠す前面被覆枠とを備えてお
り、前記賞球払出装置は前記内側枠体の背面側に配置さ
れ、前記賞球通路は前記内側枠体の背面側から前面側に
横断する横断部と該横断部の下流側で上下方向に配され
て前面側を透明ないし半透明の透過板で覆われる鉛直部
とを有し、前記前面被覆枠の前記透過板に対応する位置
には覗き窓が設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】上記の構成になる請求項1記載の
弾球遊技機では、遊技盤の前面側を透明板で覆うことに
より遊技盤上に遊技領域が形成され、この遊技領域に放
出された遊技球の挙動により入賞等が成立した際に、賞
球払出装置が設定数の遊技球を賞球として払出す。入賞
等の例としては、パチンコ機における入賞、アレンジボ
ール式パチンコ機における得点の成立が揚げられるが、
賞球払出の原因となる事象が定められていればよいので
あって、これらの例に限定されるものではない。
【0010】賞球払出装置から払出された遊技球は賞球
通路によって受皿に導かれる。受皿は、従来と同様に上
受皿と下受皿の2種類を備えてよいし、従来とは異なる
数の受皿を設けてもよい。この賞球通路の一部を弾球遊
技機の前面側から視認可能としているので、上下受皿に
貯留されている遊技球の量が多くなって、受皿内の遊技
者から見える部分では遊技球の動きはほとんどなくなっ
ても、遊技者が賞球の流れ込みを視覚的に認識すること
ができる。
【0011】したがって、たとえば大当たりの発生等に
よって多量の賞球が払い出される際等にも、遊技者が賞
球の流れを視覚的に実感できるから、満足感が高まる。
また、仮に賞球払出装置が故障して賞球が正確に払い出
されていない等による賞球払出しの不全があれば、その
ことを遊技者が視覚的に知ることもできる。よって、受
皿が満杯あるいは満杯に近くなった際には賞球の流れを
視覚的に認識できないという従来の弾球遊技機における
不都合は解消される。
【0012】請求項2記載の弾球遊技機は、遊技盤を保
持する内側枠体、内側枠体を支持する外枠、透明板を保
持して外枠に対して開閉される前面被覆枠であって透明
板が遊技盤の前面側を覆う閉鎖位置とされた際には少な
くとも内側枠体の遊技盤の左右の領域を覆い隠す前面被
覆枠を備えている。
【0013】内側枠体は、一体構造であっても複数の部
品から構成されていてもよく、一体構造の例としては特
開平8−47571号の収納枠があり、複数部品による
ものとしては従来の前面枠と遊技盤保持枠との組み合わ
せ体が例示される。この内側枠体は遊技盤を保持する
が、直接保持しても間接的に保持してもよい。
【0014】内側枠体を支持する外枠は従来の外枠と同
様で構わない。前面被覆枠は、透明板を保持して外枠に
対して開閉されるが、透明板が遊技盤の前面側を覆う閉
鎖位置とされた際には少なくとも内側枠体の遊技盤の左
右の領域を覆い隠す構成である。透明板を保持して開閉
される点では従来のガラス枠と似ているが、従来のガラ
ス枠が額縁状であって枠自体が何らかの領域を覆い隠す
ものではないのに対して、この前面被覆枠が少なくとも
内側枠体の遊技盤の左右の領域を覆い隠す点で異なって
いる。つまり、前面被覆枠は従来のガラス枠と同様の機
能を有しながら、内側枠体に対するカバーとしての役割
も果たしている。ただし、内側枠体の遊技盤の左右とな
る部分のすべてを覆い隠す必要はなく、たとえば縁の部
分などが少々露出していても構わない。
【0015】なお、前面被覆枠により、内側枠体の遊技
盤よりも下側の部分や上側の部分を覆い隠してもよい
が、たとえば従来技術のように遊技盤よりも下側の部分
を皿扉等で覆うこともできる。さらに、この弾球遊技機
では、賞球払出装置は内側枠体の背面側に配置され、賞
球通路は内側枠体の背面側から前面側に横断する横断部
と横断部の下流側で上下方向に配されて前面側を透明な
いし半透明の透過板で覆われる鉛直部とを有している。
つまり、賞球払出装置から払い出された賞球は、横断部
によって背面側から前面側に導かれ、鉛直部を通ってか
ら受皿に流入することになる。この鉛直部の前面側は透
明ないし半透明の透過板で覆われていて、前面被覆枠の
透過板に対応する位置には覗き窓が設けられているか
ら、遊技者は、この覗き窓を通して、鉛直部を通過する
遊技球を視認することができる。
【0016】弾球遊技機の構成上、賞球払出装置は背面
側に設置するのが好ましいが、この請求項2の構成とす
れば、賞球払出装置を背面側に設置する構造のままで請
求項1記載の構成、効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明をパチンコ機において具体化し
た実施例にしたがって発明の実施の形態をさらに詳しく
説明する。図1に示すように、パチンコ機10は、可変
図柄表示装置12、可変図柄表示装置12を始動させる
始動入賞口14、大当たり時に開放される大入賞口1
6、普通入賞口18、風車20、アウト球を排出するた
めのアウト穴21等を有する周知の遊技盤22を備えて
いる。遊技盤22の前面側は、ほぼ全体がプラスチック
製で本発明の前面被覆枠に相当するガラス枠24に保持
される二重の透明板26で覆われており、遊技盤22と
透明板26との間に遊技領域28が形成されている。ま
た、ガラス枠24の左辺下部には長方形の覗き窓27が
開設されれている。この覗き窓27は透明プラスチック
板が填め込まれており、ガラス枠24の背面側を覗き見
ることはできるが、ここから手指や棒、針金等を差し込
むことはできない。
【0018】ガラス枠24は、全体がプラスチック製で
本発明の内側枠体に相当する収納枠30に開閉自在に装
着されており、収納枠30の上部にはいわゆる大当り状
態が発生した際に点灯する大当りランプ32が組み付け
られている。また、収納枠30は、上辺34aが木製で
他の3辺がプラスチック製の外枠34にヒンジ36、3
6を介して開閉自在に取り付けられており、錠38を操
作することにより、ヒンジ36、36を軸として開閉可
能である。
【0019】収納枠30には、ガラス枠24の下方に、
上受皿40を有する皿扉42がヒンジ(図示略)を介し
て開閉自在に装着されている。上受皿40には、パチン
コ機10内部から排出される遊技球の出口となる上受皿
出口44が開口している。この皿扉42は、通常の使用
時には右裏側にてロックされて閉状態に保持され、併せ
てガラス枠24によって上辺部分を押さえられ開放を防
止されている。したがって、皿扉42を開くには、ガラ
ス枠24を開放し、さらに右裏側のロックを解除する必
要がある。
【0020】また、収納枠30には、皿扉42の下方に
下受皿46を有する下受皿部材48が固着されており、
下受皿46には、パチンコ機10内部から排出される遊
技球の出口となる下受皿出口50が開口している。この
下受皿46の底部には、スライド板52が設けられてお
り、スライド板52をスライドさせて排出穴(図示略)
を開放して遊技球を排出できる。下受皿部材48には複
数の小孔からなるスピーカ面54が設けられており、ス
ピーカ面54の裏側には遊技状態に応じて音声を発する
スピーカ136(図6参照)が装着されている。
【0021】さらに、下受皿部材48には、上受皿40
から供給される遊技球を遊技領域28に発射するための
発射ソレノイド(図示しない)を操作する発射ハンドル
56が設置されている。図2、図3および図6に示すよ
うに、パチンコ機10の背面側においては、収納枠30
の上辺に沿って、収納枠30と一体成形された賞球タン
ク62が設けられている。この賞球タンク62には、図
示しない島からの遊技球供給路を介して賞球用の遊技球
が供給される構造である。
【0022】図2に示すように、賞球タンク62の下部
には遊技球が流出可能な賞球流出口116が設けられて
おり、賞球流出口116には、遊技球を整列させながら
流下させるプラスチック製の賞球誘導樋118が接続さ
れている。図2及び図5に示すように、賞球誘導樋11
8の下流端は賞球払出装置120に接続されている。賞
球払出装置120は、例えば特開平5−42248号公
報に記載されているように、ステッピングモータにて駆
動されるフライトスクリュの回転によって、遊技球を賞
球誘導樋118から導入した遊技球を入口114(図2
には示さない、図5および図6参照)に排出できる。
【0023】図2ないし図6に示すように、収納枠30
の中央部には、ほぼ矩形の窓58が設けられており、図
2に示すように窓58に遊技盤22の背面が露出してい
る。図2に示すように、窓58内に位置する遊技盤22
の背面側には、可変図柄表示装置12の制御部12aが
配されており、遊技盤22の下部には、大入賞口16他
の入賞球を集合させるための入賞球集合樋122が装着
されている。
【0024】また図2に示すように、収納枠30には、
交流24V電源に接続される電源基板124、電源基板
124とフラットケーブル126を介して接続された副
制御基板128、副制御基板128とフラットケーブル
130を介して接続され制御部12aとフラットケーブ
ル132a、132bを介して接続されている主制御基
板134が装着されており、これらがパチンコ機10の
電気的な部品の制御を司っている。
【0025】図3〜図5に示すように、収納枠30の窓
58の外周に沿って内枠部60が設けられている。ま
た、収納枠30には、図1に示されるガラス枠24およ
び皿扉42を収容、保持するための外枠部64が形成さ
れている。この外枠部64の下辺は中央へ向かう傾斜面
66、68で形成されており、両傾斜面66、68の中
間には下受皿出口50(図1、図5参照)に連通する下
受皿誘導路70が設けられている。
【0026】図3に示すように、内枠部60の左側縁部
60aには、かまぼこ状の突起72、72が設けられて
いる。また図示をしないが、左側縁部60aに対向して
いる右側縁部60bにも、突起72、72と同様の突起
が設けられている。図3ないし図5に示すように、窓5
8と左側縁部60aとの間には段差74が設けられ、図
4に示すように、窓58と右側縁部60bとの間には段
差74と同様の段差76が設けられている。
【0027】図3ないし図5に示すように、窓58の下
辺58aの前面側には、下辺58aに対してほぼ直交す
る前壁78が設けられている。図3に示すように、前壁
78には、左側縁部60a側から右側縁部60b側に向
かって傾斜する第1傾斜部80および第1傾斜部80と
は逆に傾斜する第2傾斜部82が設けられている。第1
傾斜部80の下曲面80aと第2傾斜部82との間に
は、遊技球が通過可能な集合通路84が形成されてお
り、この集合通路84の下方には、入賞球計数装置(図
示しない)を収容するための収容室88が形成されてい
る。
【0028】この入賞球計数装置は、入賞した遊技球を
1球づつ計数して島側に排出するもので、ここにおいて
入賞球が検出される毎に賞球払出装置120が稼働する
構成である。図3に示すように、収容室88の下方に
は、回収口89が開口しており、この回収口89は、島
に設置されている回収路(図示略)に接続される。この
ため、入賞球計数装置で計数された遊技球は島へと回収
されることになる。
【0029】図3に示すように、第2傾斜部82の下方
はさらに前方に突出してレール取付部90となってお
り、レール取付部90の一部は凹陥部92が設けられて
いる。図4に示すように、レール取付部90には発射レ
ール94が取り付けられる。また、凹陥部92には、発
射レール94の端部に載置された遊技球を打撃するため
の発射ソレノイドが装着され、カバーボックス98にて
覆われる。
【0030】また、図3に示すように、レール取付部9
0と収容室88との間には、遊技球が通過可能なアウト
球排出路100が設けられている。このアウト球排出路
100には、近接スイッチ(図示しない)が設置されて
おり、この近接スイッチの出力信号によりアウト球排出
路100を通過する遊技球を計数することができる。ま
た、アウト球排出路100の出口側は回収口89の上方
に開口しており、アウト球排出路100を通過した遊技
球は、回収口89から回収路へと排出されることにな
る。
【0031】図3に示すように、収容室88を挟んでア
ウト球排出路100と反対側に、脚部104aと腕部1
04bとからなる倒立L字状の分配室104が設けられ
ている。この分配室104の下方から側方にかけて、L
字状の溝として回収口89に接続された玉抜き通路10
6が設けられている。この玉抜き通路106に連通する
鉛直通路108が、内枠部60の左側縁部60aに沿っ
て設けられている。この鉛直通路108は、分配室10
4とも連通しており、図5に示されるように、ダンパ1
10の切換操作によって分配室104または玉抜き通路
106に、択一的に接続される。
【0032】図5に示すように、鉛直通路108は、収
納枠30の左側縁部60aの外側を通過して前面側から
背面側に至る横断通路112に連通されている。図6に
示すように、この横断通路112は、収納枠30の背面
側に突出する入口114で開口しており、この開口11
4には賞球払出装置120の排出側が接続される。
【0033】図3および図4に示すように、内枠部60
の左側縁部60aおよび右側縁部60bの下方には、一
対の爪板138a、138bが設けられており、爪板1
38aと左側縁部60aとの間および爪板138bと右
側縁部60bとの間には、それぞれアール部139a、
139bが設けられている。
【0034】図4に示すようにこれら爪板138a、1
38b間には透明プラスチック製の下縁部60cが横設
されている。この下縁部60cは、左側縁部60a、右
側縁部60bおよびアール部139a、139bと共に
内枠部60を構成している。このように構成される内枠
部60は遊技盤22の外周形状にほぼ整合する形状で、
内枠部60内に遊技盤22を収容、保持可能である。
【0035】また、内枠部60に収容された遊技盤22
は、主にアール部139a、139bと爪板138a、
138bの底部分によって支承され、左側縁部60aお
よび右側縁部60bにより左右方向の移動を規制され、
爪板138a、138bによって前方への移動を規制さ
れる。また、窓58と内枠部60との間に設けられてい
る段差74、76により後方への移動を規制される。し
たがって、遊技盤22は内枠部60、爪板138a、1
38bおよび段差74、76によって、各方向への移動
を規制され、所定の位置に保持されることになる。な
お、この際、左側縁部60aに設けられた突起72、7
2および右側縁部60bの突起は、左側縁部60aおよ
び右側縁部60bと遊技盤22との摩擦力を強めるべく
作用することになる。
【0036】図4に示すように、内枠部60の下縁部6
0cの中央付近には、アウト球落下口140が開口して
いる。下縁部60cは、下縁部60cの下方に垂下され
た透明プラスチック製のカバー142と一体成形されて
おり、カバー142は収納枠30に着脱自在である。こ
のカバー142には、長方形の上受皿排出口144、屋
根状で横向きおよび下向きの開口146a、146b
(図5参照)を備える下受皿排出路146および点検口
(図示しない)が設けられており、点検口には透明プラ
スチック製の蓋150が開閉自在に装着されている。こ
の蓋150を開放すれば、入賞球計数装置とその付近を
点検したり球詰まり等に対処する作業を行うことができ
る。
【0037】図4に示すように、収納枠30には、段差
74、76間にわたって、下縁部60cに対してほぼ垂
直に、仕切板152が装着されており、仕切板152と
前壁78との間に遊技球が通過可能な間隙154が形成
されている。この間隙154内には、図2に示される入
賞球集合樋122の出口が配されており、入賞球集合樋
122にて集められた遊技球が間隙154内に落下する
構成である。
【0038】図4に示すように、鉛直通路108の前面
側は透明プラスチック製の通路カバー156にて覆われ
ており、鉛直通路108からの遊技球の流出を防止して
いる。なお、この通路カバー156は、図1に示される
覗き窓27に対応しており、覗き窓27から通路カバー
156を透して鉛直通路108の内部を見ることができ
る。
【0039】図4に示すように、分配室104はカバー
142にて覆われているが、図5に示されるように上受
皿排出口144が分配室104の腕部104bに対応す
る位置、下受皿排出路146の横向き開口146aが分
配室104の脚部104aに対応する位置となってい
る。また図5に示すように、皿扉42に設けられた受球
部材160が上受皿排出口144を貫通して腕部104
b内に至っている。この受球部材160は、底面と3側
面を有して上部および1側面が開口する部材で、この開
口された側面側で上受皿40の上受皿出口44に連通し
ている。
【0040】一方、脚部104aには下受皿排出路14
6の横向き開口146aが接続されているが、図4およ
び図5に示すように、この下受皿排出路146の下方
に、収納枠30の傾斜面66が位置している。このよう
に、賞球払出装置120から排出される遊技球を導くた
めの賞球排出通路180は、入口114を備える横断通
路112−鉛直通路108−ダンパ110−分配室10
4にて構成され、鉛直通路108は通路カバー156に
てカバーされ分配室104は透明プラスチックのカバー
142で覆われている。
【0041】このような賞球排出通路180の構成(図
5参照)により、賞球払出装置120から排出された遊
技球は、入口114から横断通路112を経て収納枠3
0の前面側に至り、鉛直通路108を落下し、ダンパ1
10を含む湾曲部分でほぼ水平方向に進路を曲げられ、
分配室104の腕部104b内に配された受球部材16
0内に放出される。さらに、遊技球は、受球部材160
から上受皿出口44を経て上受皿40に排出される。ま
た、上受皿40に遊技球が多量に貯留されて受球部材1
60内までが遊技球で満たされると、鉛直通路108を
落下して分配室104内に放出された遊技球は、受球部
材160を満たしている遊技球により受球部材160へ
の進入を阻まれるので、脚部104aへと落下する。
【0042】また、入賞により遊技盤22の背面側に設
けられた入賞球集合樋122を経て収納枠30の前壁7
8と仕切板152との間隙154に落下した遊技球は、
第1傾斜部80、第2傾斜部82上を転動し、集合通路
84から入賞球計数装置86へ落下する。入賞球計数装
置86へ落下した遊技球は、上述のように計数されて1
球ずつ排出される。排出された遊技球は、回収口89か
ら回収路へと排出される。
【0043】他方、遊技領域28においてアウトとなっ
た遊技球は、アウト穴21→アウト球落下口140→ア
ウト球排出路100へ導かれ、近接スイッチによってカ
ウントされた後、回収口89から回収路へと排出され
る。これら、遊技球を上受皿40、下受皿46または回
収路へと排出するための通路が、賞球タンク62〜横断
通路112の部分を除いて、収納枠30の前面側に配置
されている。
【0044】しかも、これら各通路106、108、1
00、分配室104、収容室88等の前面側が透明プラ
スチック製の部材で覆われている。したがって、これら
の通路106、108、100、分配室104、収容室
88等に例えば玉詰まり等の何等かの障害があっても、
ガラス枠24を開きさえすれば、そのような箇所を視認
により速やかに発見でき、点検作業や復旧作業を迅速に
行うことができる。
【0045】特に、鉛直通路108は、ガラス枠24が
閉鎖されたときに覗き窓27に重なる位置にあるので、
ガラス枠24を閉鎖したままで鉛直通路108の内部を
見ることができる。つまり、パチンコ機10を使用して
パチンコ遊技を行う遊技者があれば、その遊技者は鉛直
通路108を落下する賞球としての遊技球を視認するこ
とができる。
【0046】したがって、たとえば大当たりの発生等に
よって多量の賞球が払い出される際等にも、遊技者が賞
球の流れを視覚的に実感できるから、満足感が高まる。
また、仮に賞球払出装置120が故障して賞球が正確に
払い出されていない等による賞球払出しの不全があれ
ば、そのことを遊技者が視覚的に知ることもできる。よ
って、受皿が満杯あるいは満杯に近くなった際には賞球
の流れを視覚的に認識できないという従来の弾球遊技機
における不都合は解消される。
【0047】以上、実施例に従って、本発明について説
明したが、本発明はこのような実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに
実施できることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の弾
球遊技機によれば、たとえ受皿が満杯あるいは満杯に近
くなったとしても、受皿に向かう賞球の流れを視覚的に
認識できる。このため、たとえば大当たりの発生等によ
って多量の賞球が払い出される際等にも、遊技者が賞球
の流れを視覚的に実感できるから、満足感が高まる。ま
た、仮に賞球払出装置が故障して賞球が正確に払い出さ
れていない等による賞球払出しの不全があれば、そのこ
とを遊技者が視覚的に知ることもできる。
【0049】また、請求項2記載の弾球遊技機によれ
ば、従来技術と同様の賞球払出装置を背面側に設置する
構造のままで、前記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 実施例のパチンコ機の背面図である。
【図3】 実施例のパチンコ機に装着された収納枠の斜
視図である。
【図4】 実施例のパチンコ機における収納枠の下部の
斜視図である。
【図5】 実施例のパチンコ機における賞球の排出経路
の説明図である。
【図6】 実施例のパチンコ機において収納枠の背面側
に装着される部品を説明する分解斜視図である。
【符号の説明】
10・・・パチンコ機(弾球遊技機)、22・・・遊技
盤、24・・・ガラス枠(前面被覆枠)、26・・・透
明板、27・・・覗き窓、28・・・遊技領域、30・
・・収納枠(内側枠体)、34・・・外枠、40・・・
上受皿、42・・・皿扉、46・・・下受皿、58・・
・窓、60・・・内枠部、62・・・賞球タンク、70
・・・下受皿誘導路(賞球通路)、104・・・分配室
(賞球通路)、104a・・・脚部(賞球通路)、10
4b・・・腕部(賞球通路)、106・・・玉抜き通
路、108・・・鉛直通路(賞球通路、鉛直部)、11
0・・・ダンパ(賞球通路)、112・・・横断通路
(賞球通路、横断部)、114・・・入口(賞球通
路)、120・・・賞球払出装置、142・・・カバ
ー、144・・・上受皿排出口(賞球通路)、146・
・・下受皿排出路(賞球通路)、152・・・仕切板、
156・・・通路カバー(透過板)、160・・・受球
部材、180・・・賞球排出通路(賞球通路)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の前面側を透明板で覆うことによ
    り遊技盤上に形成される遊技領域に放出された遊技球の
    挙動により入賞等が成立した際に設定数の遊技球を賞球
    として払出す賞球払出装置と該賞球払出装置から払出さ
    れた遊技球を受皿に導く賞球通路とを備える弾球遊技機
    において、 前記賞球通路の一部を該弾球遊技機の前面側から視認可
    能としたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 該弾球遊技機は、前記遊技盤を保持する内側枠体と、該
    内側枠体を支持する外枠と、前記透明板を保持して前記
    外枠に対して開閉される前面被覆枠であって前記透明板
    が前記遊技盤の前面側を覆う閉鎖位置とされた際には少
    なくとも前記内側枠体の前記遊技盤の左右の領域を覆い
    隠す前面被覆枠とを備えており、 前記賞球払出装置は前記内側枠体の背面側に配置され、 前記賞球通路は前記内側枠体の背面側から前面側に横断
    する横断部と該横断部の下流側で上下方向に配されて前
    面側を透明ないし半透明の透過板で覆われる鉛直部とを
    有し、 前記前面被覆枠の前記透過板に対応する位置には覗き窓
    が設けられていることを特徴とする弾球遊技機。
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