JP4674876B1 - メダル払出装置及びこれを用いたメダル式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メダル式遊技機の前扉正面に突設されるメダル受けを上方へ変位させたときに問題となるメダル払出装置におけるメダル詰まりを簡単な操作で解消する。
【解決手段】 傾斜したローター式の整列払い出し円板31Aを収容し、その傾斜に沿って上面が傾斜した払出装置本体30Aの少なくとも傾斜上面部が整列払い出し円板31Aから傾斜上面に沿って上方側へ延出する。その延出部32Aに、メダルをメダル受けへ導くための上向きのメダル案内通路34Aが傾斜上面に沿って形成される。メダル案内通路34Aの上面側が長手方向に沿って帯状に開口する。その帯状開口部33aが、透光性材料からなる脱着可能なカバー30Cにより閉止される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、パチスロ機と称される回胴式遊技機等のメダル式遊技機に使用されるメダル払出装置、及びこれを用いたメダル式遊技機に関する。
回胴式遊技機の基本形態の一つとして、遊技機から払い出されるメダルを受けるために正面側へ突出したメダル受けが、前扉正面の最下部に設けられることがある。一方、ホール側の作業として、遊技中に機内のメダル払出装置にメダルを補充する場合があり、その場合は店員が前扉を開放して機内のメダル払出装置内にメダルを補充するが、このとき、開放する前扉の最下部から正面側に突出したメダル受けが、遊技機に向かって座る遊技者の膝などに当たるために、遊技者は前扉の開閉毎に座席から立ち上がる必要があり、これに煩わしさを感じる人が少なくない。
このような状況下で考え出されたのが、前扉正面のメダル受けを、従来の最下位置から上方へ変位させることである(特許文献1乃至3参照)。メダル受けを従来位置から上方へ変位させることにより、前扉を開けるときも遊技者の膝との干渉がなくなり、遊技者が椅子に座ったままで前扉の開閉を行うことが可能となる。また、メダル受けが上方へ変位することにより、その下にドル箱を置くスペースの確保が可能となる。メダル受けを上方へ変位させることと合わせて、前扉を上下方向で複数に分割し、下の前扉を閉めたままでメダル補充を可能とした機種も提案されている。また、本願出願人は、ドル箱用スペースを確保するオリジナル技術を提案しており、既にその特許権を取得している(特許文献4参照)。
ところで、前扉正面のメダル受けを、従来の最下位置から上方へ変位させた場合に問題になるのが、筐体の底板上に設置されているメダル払出装置との位置関係である。ホッパーユニットとも呼ばれるメダル排出装置は、スクープと呼ばれるメダル溜めに貯留されたメダルをロータ式の整列払い出し円板により一枚ずつ高速で弾き飛ばしてメダル払出口から排出させる装置であり、前扉正面のメダル受けが上方へ変位しても、大きさ、重さなどの関係から従来どおり筐体の底板上に設置される。その結果、メダル払出装置は、メダル受けと共に上方へ変位したメダル払出口までメダルを導くために、相当長い距離のメダル案内通路を必要とするようになる。
そうなると、メダル払出装置のメダル案内通路におけるメダル詰まりの発生が問題となり、その案内通路が上向きだけに詰まりの発生が頻発するおそれがある。このため、メダル案内通路においてメダル詰まりが発生しにくく、詰まり発生した場合はその詰まりを迅速に解消できる工夫が必要となる。
特開2008−029482号公報 特開2008−206839号公報 特開2005−034628号公報 特許4416092号(特願2009−186225)
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、上方へ向かう長距離のメダル案内通路を有するにもかかわらず、そのメダル案内通路でメダルが詰まった場合にその詰まりを簡単に解消できるメダル払出装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、前扉正面のメダル受けが上方へ変位し、上方へ向かう長距離のメダル案内通路を有するにもかかわらず、そのメダル案内通路でのメダルが詰まり簡単に解消できるメダル式遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のメダル払出装置は、メダル式遊技機の筐体内に設置されて、貯留したメダルを遊技機前扉のメダル払出口からメダル受けへ払い出すメダル払出装置において、傾斜したローター式の整列払い出し円板を収容し、その傾斜に沿って上面が傾斜した払出装置本体と、払出装置本体の傾斜上面上に脱着可能に設置されてメダルを貯留すると共に、貯留したメダルを払出装置本体内の整列払い出し円板に導くホッパー状のメダル溜めとを具備しており、前記払出装置本体の少なくとも傾斜上面部が整列払い出し円板から傾斜上面に沿って上方側へ延出し、その延出部に、メダルをメダル受けへ導くための上向きのメダル案内通路が傾斜上面に沿って形成されると共に、前記メダル案内通路の上面側が長手方向に沿って帯状に開口し、その帯状開口部が脱着可能なカバーにより閉止されることを構成上の特徴点とする。
請求項1に係る本発明のメダル払出装置は、上記の目的を達成するために、メダル式遊技機の筐体内に設置されて、貯留したメダルを遊技機前扉のメダル払出口からメダル受けへ払い出すメダル払出装置において、傾斜上面の下方位置に、ローター式の整列払い出し円板を傾斜に沿って収容する払出装置本体と、払出装置本体の傾斜上面に脱着可能に取付けられ、整列払い出し円板に対応する円形開口部が設けられた傾斜カバーと、傾斜カバーの円形開口部に連通し、傾斜カバーに脱着可能に設置されてメダルを貯留すると共に、貯留したメダルを払出装置本体内の整列払い出し円板に導くホッパー状のメダル溜めとを具備し、払出装置本体の傾斜上面には、整列払い出し円板から上方側へ排出されるメダルを、傾斜上面の一方の側面に開口するメダル排出口に導く、上向きで且つ側方に湾曲し、上面側が帯状に開口する弧状凹溝のメダル案内通路が傾斜上面に沿って形成され、傾斜カバーには、メダル案内通路の弧状凹溝に対応した弧状の帯状開口部が設けられており、払出装置本体の傾斜上面に傾斜カバーが取付けられた状態で、払出装置本体と傾斜カバーとの間からスライド式のカバーがスライド操作されることにより、メダル案内通路の上面側に固定されて帯状開口部を閉止する一方、この閉止状態からスライド式のカバーが傾斜上面に沿って傾斜方向上流側へ引き抜かれることにより帯状開口部を開放することを特徴とする。
請求項2に係る本発明のメダル払出装置は、請求項1に記載のメダル払出装置において、前記カバーは透光性材料からなることを特徴とする。
請求項3に係る本発明のメダル払出装置は、請求項1又は請求項2に記載のメダル払出装置において、メダル溜めは、払出装置本体の傾斜上面上での回動により払出装置本体と固定され、固定状態でカバーを固定するカバー固定具兼用構造であることを特徴とする。
請求項4に係る本発明のメダル払出装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のメダル払出装置において、カバーには板厚方向に貫通する複数の貫通孔が分散して設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る本発明のメダル払出装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のメダル払出装置において、メダル案内通路の底板部に、板厚方向に貫通する複数の貫通孔が分散して設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る本発明のメダル式遊技機は、筐体内に設置されたメダル払出装置に貯留したメダルを、筐体に取り付けられた前扉のメダル払出口からメダル受けへ払い出すメダル式遊技機において、前記メダル払出装置は、傾斜上面の下方位置に、ローター式の整列払い出し円板を傾斜に沿って収容する払出装置本体と、払出装置本体の傾斜上面に脱着可能に取付けられ、整列払い出し円板に対応する円形開口部が設けられた傾斜カバーと、傾斜カバーの円形開口部に連通し、傾斜カバーに脱着可能に設置されてメダルを貯留すると共に、貯留したメダルを払出装置本体内の整列払い出し円板に導くホッパー状のメダル溜めとを具備し、払出装置本体の傾斜上面には、整列払い出し円板から上方側へ排出されるメダルを、傾斜上面の一方の側面に開口するメダル排出口に導く、上向きで且つ側方に湾曲し、上面側が帯状に開口する弧状凹溝のメダル案内通路が傾斜上面に沿って形成され、
傾斜カバーには、メダル案内通路の弧状凹溝に対応した弧状の帯状開口部が設けられており、払出装置本体の傾斜上面に傾斜カバーが取付けられた状態で、払出装置本体と傾斜カバーとの間からスライド式のカバーがスライド操作されることにより、メダル案内通路の上面側に固定されて帯状開口部を閉止する一方、この閉止状態からスライド式のカバーが傾斜上面に沿って傾斜方向上流側へ引き抜かれることにより帯状開口部を開放することを特徴とする。
カバーは、透光性材料からなる方が好ましく、またスライドによる着脱式が構造及び操作が簡単で好ましい。その場合、メダル溜めは、払出装置本体の傾斜上面上での回動により払出装置本体と固定され、固定状態でカバーを固定する構造が好ましい。この構造によると、メダル溜めがカバーの固定具を兼ねることになり、構造及び装置が簡単となる。
カバー又はメダル案内通路もしくはそれらの両方には板厚方向に貫通する複数の貫通孔を分散して設けるのがよい。こうすることにより、メダルとの摩擦を小さくすることができると共に、貫通孔が異物の排出孔となるので、異物の蓄積、これによるメダル詰まりなどを軽減することができる。
本発明のメダル払出装置は、メダル溜めが脱着可能に取付けられる払出装置本体の傾斜上面部が上方側へ延出し、その延出部に、メダルをメダル受けへ導くための上向きのメダル案内通路が設けられているので、前扉の比較的高い位置にメダル受けが設けられている場合も、そのメダル受けにメダルを導くことができる。また、メダル案内通路の上面側が帯状に開口すると共に、その帯状開口部が、透光性材料からなる脱着可能なカバーにより閉止されているので、メダル案内通路内を直接目視でき、メダル詰まりを即座に認識できる。更に、メダル詰まりが認識された場合は、カバーを取り外すことにより通路内が露出するので、そのメダル詰まりを迅速に解消することができる。
また、本発明のメダル式遊技機は、上記メダル払出装置を装備することにより、前扉の比較的高い位置にメダル受けを設けることができので、メダル補充等の際に前扉を開閉する場合にも遊技者が座席から離れる必要がない。メダル払出装置における上向きのメダル案内通路が長くなり、メダル詰まりが発生しやすくなるが、そのメダル詰まりを即座に認識でき、且つそのメダル詰まりを簡単に解消することができる。
本発明の実施形態に係るメダル払出装置を備えた回胴式遊技機の斜視図である。 同回胴式遊技機の正面図で、前扉を外した状態を示す。 同回胴式遊技機の縦断側面図である。 同回胴式遊技機に装備されたメダル払出装置の斜視図である。 同メダル払出装置の別の斜視図で、メダル溜めの取り外し操作を示す。 同メダル払出装置の更に別の斜視図で、メダル溜めを取り外した状態を示す。 同メダル払出装置における払出装置本体の斜視図である。 同払出装置本体におけるカバーの取付け構造を示す平面図である。 同払出装置本体におけるカバーの取り外し動作を示す平面図である。 同払出装置本体に対するメダル溜め及びカバーの固定機構を示す底面図である。 同払出装置本体に対するメダル溜め及びカバーの固定動作を示す底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のメダル払出装置は、回胴式遊技機に使用されている。その回胴式遊技機は、図1〜図3に示すように、前面が開放した筐体10と、その前面開口部を開閉する片開き式の前扉20とを備えている。前扉20は上、中、下の3段セパレート構造になっている。中扉20Bの最下部に、メダル受け21が正面側に突出して形成されている。メダル受け21の左側は灰皿22である。メダル受け21及び灰皿22が中扉20Bの最下部に形成されたことにより、それらの下に空間が形成されており、ここにはドル箱が収容可能である。メダル受け21の下の下扉20Aには、進退可能なカップホルダー23が設けられている。
中扉20Bの中段部は正面側へテーブル状に突出した操作部24である。操作部24の上面は操作面であり、ここにはメダル投入部25、ストップスイッチ、スタートスイッチなどのスイッチ類が設けられている。メダル投入部25は複数枚のメダルを一括して投入する投げ込み方式である。中扉20Bの上段部はドラム覗き窓26である。上扉20Cの正面には液晶表示部27が設けられている。液晶表示部27の両側にはスピーカー28が、上側には発光表示部などが設けられている。
筐体10内の底板上にはメダル払出装置30が設置されている。その上には水平軸回りに回転しその軸方向に配列された複数個のドラム40が、筐体10内の中段部に位置して設けられている。筐体10内の上段部は制御部50である。上扉20Cは制御部50の専用開閉扉であり、中扉20Bはドラム40のメンテナンス、メダル払出装置30へのメダル補充などに使用される。下扉20Aは、メダル払出装置30のメンテナンス、メダル払出装置30に詰まったメダルMの除去作業のときなどに開閉される。
メダル払出装置30は、図4〜図7に示すように、約45度傾斜したローター方式の整列払い出し円板31Aを内蔵する払出装置本体30Aと、整列払い出し円板31Aに供給するメダルMを貯留するために払出装置本体30Aの上に脱着可能に取付けられたホッパー状のメダル溜め30Bとを備えている。払出装置本体30Aは、前述したとおり、筐体10内の底板上に設置されている。一方、前扉20のメダル受け21は従来より上方へ変位し、メダル払出口21aも上方へ変位している。このレベル差を吸収するために、払出装置本体30Aは、約45度の角度で傾斜した傾斜上面の近傍部分が、傾斜方向上流側へ厚板状に延出しており、厚板状の延出部32Aの一方の側面には、スリット状のメダル排出口33Aが設けられている。
そして、このメダル払出装置30は、スリット状のメダル排出口33Aを正面に向けた横向き姿勢で筐体10内の底板上に設置されており、より詳しくは、そのメダル排出口33Aが、前扉20の背面側に取付けられたガイド部29を介して、閉止された前扉20のメダル受け21の奥に設けられたメダル払出口21aに連通するように、横向き姿勢で筐体10内の底板上に設置されている(図2及び図3参照)。
払出装置本体30Aの傾斜上面には、脱着可能な傾斜カバー30aが取付けられている。該カバー30aには、整列払い出し円板31Aに対応する円形開口部31aが設けられている。
ホッパー方式のメダル溜め30Bは、メダルを溜めるカップ部31Bと、カップ部31Bを払出装置本体30Aの傾斜上面に固定するために傾斜カバー30aの上面に当接するフランジ状の傾斜底板部32Bとを有している。カップ部31B内は、その底部に傾斜して設けられた円形開口部33Bを介して傾斜カバー30aの円形開口部31aに連通している。傾斜底板部32Bの下面には、図10及び図11に示すように、複数の爪部34Bが円形開口部33Bを取り囲むように設けられている。そして、傾斜底板部32Bを傾斜カバー30aに当接させることにより、傾斜カバー30aの円形開口部周囲に設けられた複数の円弧状スリット32aに複数の爪部34Bが挿入され、この状態でメダル溜め30Bを円形開口部31a,33Bの中心回りに回転させることにより、複数の爪部34Bが傾斜カバー30aに係合し、払出装置本体30Aの傾斜カバー30a上にホッパー方式のメダル溜め30Bが固定される。
なお、図10及び図11は払出装置本体30Aから取り外された傾斜カバー30aとその上のメダル溜め30Bとを下からから上を見た底面図である。
払出装置本体30Aは又、図8及び図9に示すように、ローター方式の整列払い出し円板31Aから排出されるメダルMをメダル排出口33Aに導くために、整列払い出し円板31Aから厚板状の延出部32Aにかけて設けられた上向きで且つ側方に湾曲した弧状のメダル案内通路34Aを有している。メダル案内通路34Aは、傾斜カバー30aを外した払出装置本体30Aの傾斜上面35Aに形成された凹溝であり、より具体的には、整列払い出し円板31Aから、延出部32Aの一方の側面に開口するスリット状のメダル排出口33Aにかけて設けられている。
メダル案内通路34Aの溝幅は、メダルMがスムーズに移動するように、メダルMの直径より僅かに大である。払出装置本体30A内の傾斜した整列払い出し円板31Aは、傾斜上面35Aに形成された円形開口部、傾斜カバー30aに設けられた円形開口部31aを通して払出装置本体30A外に露出している。
なお、図8及び図9は傾斜カバー30aを取り外した状態の払出装置本体30Aを傾斜上面35Aに直交する方向からみた図面である。
メダル案内通路34Aの上面側は、両端部を除いて帯状に開口しており、その帯状開口部は脱着可能なカバー30Cにより閉止される。カバー30Cは透光性樹脂、ここでは透明樹脂からなり、メダル案内通路34Aの帯状開口部に対応した弧状の本体部31Cと、本体部31Cの傾斜方向上流側の端部から傾斜に沿って上流側へ延出した操作部32Cとからなる。このカバー30Cはスライド式であり、前記傾斜上面35Aの傾斜方向上流側から下流側へスライド操作されることにより、メダル案内通路34Aの上面側に固定されて通路の帯状開口部を閉止し、この状態から前記傾斜上面35Aに沿って傾斜方向上流側へ引き抜かれることにより通路の帯状開口部を開放する。閉止位置では、カバー30Cにおける操作部32Cの先端部分が、前記傾斜上面35Aの端縁より上流側に突出する。36A,36Aはカバー30Cを閉止位置に固定する固定部を兼ねたガイドであり、メダル案内通路34Aの両端側に設けられている。なお、カバー30Cは透光性を有することがベターではあるが、そうでなくてもよい。
カバー30Cの本体部31Cには円形の過通孔33Cが複数設けられている。同様に、メダル案内通路34Aの底板部に円形の貫通孔37Aが複数設けられている。これらの貫通孔33C,37AはメダルMとの間の摩擦軽減、異物排出などを目的としている。
払出装置本体30Aの傾斜カバー30aには、メダル案内通路34Aの両端部を除く帯状部分に対応した弧状の帯状開口部33aが設けられている。また、その帯状開口部33aより上流側の縁部近傍に弧状のスリット34aが設けられている。一方、メダル受け30Bの傾斜底板部32Bの下面には、弧状のスリット34aに挿入されるストッパー35Bが突設されている。そして、払出装置本体30Aの傾斜カバー30a上にホッパー状のメダル溜め30Bを固定するに際して、両者を重ねたとき、メダル受け30Bの傾斜底板部32Bの下面に突設されたストッパー35Bがスリット34aの一端部に挿入され、この状態でメダル溜め30Bを円形開口部31a,33Bの中心回りに回転させることにより、ストッパー35Bがスリット34aの他端部に移動し、カバー30Cの本体部31Cと操作部32Cの連結部に当接する。これにより、カバー30Cは上流側への移動が阻止される。
次に、本実施形態のメダル払出装置30を備えた回胴式遊技機の機能を、メダル払出装置30の機能を中心として説明する。
回胴式遊技機の筐体10内の底板上にメダル払出装置30は横向きに設置されている。メダル払出装置30の払出装置本体30A上にセットされたホッパー方式のメダル溜め30B内にメダルMが貯留されている。遊技の進行に伴って払出装置本体30内の整列払い出し円板31Aが作動して所定枚数のメダルMが、メダル溜め30B内から整列払い出し円板31A、上向きのメダル案内通路34Aを経由してメダル排出口33Aから排出される。メダル排出口33Aから排出されたメダルMは、前扉20の背面に取付けられたガイド部29を介して正面側のメダル払出口21aからメダル受け21に排出される。
メダル払出装置30のメダル溜め30B内にメダルMを補充するときは、前扉20のうちの中扉20Bを開ける。メダル払出装置30は下扉30A及び中扉20Bの背面側にあるので、中扉20Bを開けることにより、メダル溜め30B内にメダルMを補充することが可能である。中扉20Bを開けても遊技者の膝との干渉はないので、遊技者は座席から離れる必要がない。また、メダルを入れるドル箱も、そのまま置いた状態で、中扉20Bを開閉可能である。
前扉20正面のメダル受け21は中扉20Bの下部に設けられているとはいえ、従来よりも上部に設けられている。このため、メダル払出装置30の払出装置本体30Aには、比較的長い上向きのメダル案内通路34Aが形成されている。このため、メダル案内通路34AにメダルMが詰まる頻度が高くなる。メダル案内通路34AにメダルMが詰まると、メダルMの払い出しが行われなくなるので、遊技者はホールの店員を呼ぶ。店員は、前扉20のうちの中扉20Bだけを開ける。中扉20Bの正面側下部にはメダル受け21が突設されているが、従来の位置より上方へ変位しているので、中扉20Bを開けても遊技者の膝との干渉がない。このときも遊技者は座席から離れる必要がない。
下扉20A及び中扉20Bを開けると、メダル払出装置30及びその上のドラム40などが露出する。図4に示すように、露出したメダル払出装置30を機外に取り出し、メダル溜め30Bの回転を阻止するロックねじ36Bを外す。次いで図5に示すように、メダル溜め30Bをアンロック方向へ僅かに回転させる。そうすると、図6に示すように、メダル溜め30Bを払出装置本体30Aに固定する爪部34Bが、払出装置本体30Aの傾斜カバー30aから外れ、円弧状スリット32aから抜け出ることにより、メダル溜め30Bが払出装置本体30Aから分離し、払出装置本体30Aの傾斜上面35A上に重ねられた傾斜カバー30aが露出する。同時に、メダル溜め30Bのストッパー35Bが弧状のスリット34a内を他端側から一端側へ移動し、スリット34aから抜け出ることにより、カバー30Cの傾斜方向上流側への引抜きが可能となる。
払出装置本体30Aの傾斜カバー30aが露出すると、透明なカバー30Cを通してメダル案内通路34A内の目視確認が可能となる。これによりメダル案内通路34A内におけるメダルMの詰まりの有無、その状態が直ちに判明する。メダル案内通路34A内におけるメダルMの詰まりが判明すると、カバー30Cを傾斜方向上流側へ引き抜く。これによりメダル案内通路34A内が露出し、詰まったメダルMを取り除く。作業が終わると、カバー30Cを元の位置へ差し込み、メダル溜め30Bを元の状態に取り付ける。
メダル溜め30Bの取付け取り外しのときと逆の手順で行う。すなわち、図6、図5、図4の順にメダル溜め30Bを操作して払出装置本体30A上に固定する。この固定に伴って、カバー30Cも装着位置に固定される。
このように、本実施形態のメダル払出装置30を装備する回胴式遊技機は、前扉20の正面の比較的高い位置にメダル受け21が設けられているので、遊技者の膝との干渉がない。このため、前扉20を開閉するときに遊技者は座席を離れる必要がない。メダル受け21の下にドル箱を置くスペースも確保されており、メダル受け21に設けられたスライドレバー21bを操作して、メダルMをスライド穴21cから落下させることにより、ドル箱への移し替えも容易となる。
前扉20の正面におけるメダル受け21を上方へ変位させたことと引き換えに、メダル払出装置30ではメダル案内通路34Aが上方へ延び、メダル詰まりの発生頻度が高くなる危険性はあるが、仮にメダル詰まりが発生したとしても、メダル払出装置30の払出装置本体30Aからメダル溜め30Bを取り外すだけで、透明なカバー30Cを通してメダル案内通路34Aの内部を目視でき、カバー30の取り外しも容易であるので、詰まりを簡単に解消することができる。
メダル払出装置30の払出装置本体30Aにおける延出部32Aは、上記実施形態では傾斜上面35Aの近傍に形成された厚板状であるが、払出装置本体30Aの全体を傾斜上面35Aの上流側へ延出させることも可能である。ただし、上記実施形態のように、延出部32Aを傾斜上面35Aの近傍に形成された厚板状とした場合は、その下の空間を有効利用することが可能となる(図2参照)。
10 筐体
20 前扉
20A 下扉
20B 中扉
20C 上扉
21 メダル受け
21a メダル払出口
21b スライドレバー
21c スライド穴
22 灰皿
23 カップホルダー
24 操作部
25 メダル投入部
26 覗き窓
27 液晶表示部
28 スピーカー
29 ガイド部
30 メダル払出装置
30A 払出装置本体
31A 整列払い出し円板
32A 延出部
33A メダル排出口
34A メダル案内通路
35A 傾斜上面
36A ガイド
37A 貫通孔
30a 傾斜カバー
31a 円形開口部
32a 円弧状スリット
33a 帯状開口部
34a スリット
30B メダル溜め
31B カップ部
32B 傾斜底板部
33B 円形開口部
34B 爪部
35B ストッパー
40 ドラム
50 制御部

Claims (6)

  1. メダル式遊技機の筐体内に設置されて、貯留したメダルを遊技機前扉のメダル払出口からメダル受けへ払い出すメダル払出装置において、
    傾斜上面の下方位置に、ローター式の整列払い出し円板を傾斜に沿って収容する払出装置本体と、
    払出装置本体の傾斜上面に脱着可能に取付けられ、整列払い出し円板に対応する円形開口部が設けられた傾斜カバーと、
    傾斜カバーの円形開口部に連通し、傾斜カバーに脱着可能に設置されてメダルを貯留すると共に、貯留したメダルを払出装置本体内の整列払い出し円板に導くホッパー状のメダル溜めとを具備し
    出装置本体の傾斜上面には、整列払い出し円板から上方側へ排出されるメダルを、傾斜上面の一方の側面に開口するメダル排出口に導く、上向きで且つ側方に湾曲し、上面側が帯状に開口する弧状凹溝のメダル案内通路が傾斜上面に沿って形成され
    傾斜カバーには、メダル案内通路の弧状凹溝に対応した弧状の帯状開口部が設けられており、
    払出装置本体の傾斜上面に傾斜カバーが取付けられた状態で、払出装置本体と傾斜カバーとの間からスライド式のカバーがスライド操作されることにより、メダル案内通路の上面側に固定されて帯状開口部を閉止する一方、この閉止状態からスライド式のカバーが傾斜上面に沿って傾斜方向上流側へ引き抜かれることにより帯状開口部を開放すること、
    を特徴とするメダル払出装置。
  2. 請求項1に記載のメダル払出装置において、
    前記カバーは透光性材料からなること、
    を特徴とするメダル払出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のメダル払出装置において、
    メダル溜めは、払出装置本体の傾斜上面上での回動により払出装置本体と固定され、固定状態でカバーを固定するカバー固定具兼用構造であること、
    を特徴とするメダル払出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載のメダル払出装置において、
    カバーには板厚方向に貫通する複数の貫通孔が分散して設けられていること、
    を特徴とするメダル払出装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のメダル払出装置において、
    メダル案内通路の底板部に、板厚方向に貫通する複数の貫通孔が分散して設けられていること、
    を特徴とするメダル払出装置。
  6. 筐体内に設置されたメダル払出装置に貯留したメダルを、筐体に取り付けられた前扉のメダル払出口からメダル受けへ払い出すメダル式遊技機において、
    前記メダル払出装置は、
    傾斜上面の下方位置に、ローター式の整列払い出し円板を傾斜に沿って収容する払出装置本体と、
    払出装置本体の傾斜上面に脱着可能に取付けられ、整列払い出し円板に対応する円形開口部が設けられた傾斜カバーと、
    傾斜カバーの円形開口部に連通し、傾斜カバーに脱着可能に設置されてメダルを貯留すると共に、貯留したメダルを払出装置本体内の整列払い出し円板に導くホッパー状のメダル溜めとを具備し、
    払出装置本体の傾斜上面には、整列払い出し円板から上方側へ排出されるメダルを、傾斜上面の一方の側面に開口するメダル排出口に導く、上向きで且つ側方に湾曲し、上面側が帯状に開口する弧状凹溝のメダル案内通路が傾斜上面に沿って形成され、
    傾斜カバーには、メダル案内通路の弧状凹溝に対応した弧状の帯状開口部が設けられており、
    払出装置本体の傾斜上面に傾斜カバーが取付けられた状態で、払出装置本体と傾斜カバーとの間からスライド式のカバーがスライド操作されることにより、メダル案内通路の上面側に固定されて帯状開口部を閉止する一方、この閉止状態からスライド式のカバーが傾斜上面に沿って傾斜方向上流側へ引き抜かれることにより帯状開口部を開放すること、
    を特徴とするメダル式遊技機。
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