JP6364163B2 - 遊技媒体使用機 - Google Patents

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本発明は、遊技機(例えばスロットマシン等)で用いられる遊技媒体(例えばメダル等)の貸出を行う遊技媒体貸出機内に配置されている計数ホッパーなどの遊技媒体使用機に関する。
従来から、メダルを識別してメダルの真贋判定を行う機構を備えた遊技機および遊技媒体使用機の開発が盛んに行われている。また近年、各遊技機に対して1対1対応で、メダル貸出機能だけでなく、メダル計数機能を有する各台計数機の設置が、遊技者の利便性の観点から望まれている。
前記各台計数機に用いる計数ホッパーにメダルの真贋判定を行う機構を導入する場合、所定の勢いで放出されたメダルが前記機構を経由して遊技島内のメダル回収システムに到達するようにメダルを誘導する誘導通路を、前記計数ホッパーに備える必要がある。前記誘導通路は所定距離に及ぶため、計数ホッパーの動作中に前記誘導通路を通過するメダルが途中で詰まるおそれがある。よって、メダルの詰まりを解消するための手段を計数ホッパーに備える必要がある。
特許文献1の技術は、メダル式遊技機内に設置されたメダル払出装置におけるメダルの詰まりを解消するものである。しかし、特許文献1のメダル払出装置はメダルの真贋判定を行う機構を備えておらず、メダルが詰まる要因が本質的に異なるため、本発明におけるメダルの詰まりの問題を解消することはできない。
特開2012−11042号公報
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、遊技媒体の真贋判定を行う遊技媒体使用機における遊技媒体の詰まりを容易に解消することを目的とする。
遊技媒体を使用して動作する遊技媒体使用機であって、
前記遊技媒体を放出する遊技媒体放出ユニットと、
前記遊技媒体放出ユニットから放出された前記遊技媒体が通過する誘導通路と、
前記誘導通路を通過する前記遊技媒体の真贋判定を行う判定部材と、
前記判定部材によって非正規遊技媒体であると判定された前記遊技媒体を振分けて前記誘導通路から外す振分けユニットと、
未操作中は前記振分けユニットに係止して前記振分けユニットを前記遊技媒体使用機に固定し、操作時に前記振分けユニットを解放することで前記振分けユニットを動かして前記誘導通路を開放可能にする係止部材と、を備える
ことを特徴とする。
その他の手段については後記する。
本発明によれば、遊技媒体の真贋判定を行う遊技媒体使用機における遊技媒体の詰まりを容易に解消することができる。
本実施形態の遊技媒体貸出機の全体構成図であり、(a)は正面図で、(b)は右側面図である。 遊技媒体貸出機の内部構造の概要図であり、右側面図である。 計数ホッパーの斜視図である。 図3のA−A線で切断したときの端面図である。 計数ホッパーが備える振分けユニットおよび係止部材の作用を説明する図である。なお、貯留部の図示は省略している。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について、図面を参照(言及図以外の図面も適宜参照)しながら説明する。なお、本実施形態における「上」、「下」、「左」、「右」、「手前(正面)」、「奥(背面)」の各方向については、図1、図2に示す通りとする。
図1(a)(b)に示すように、遊技媒体貸出機1は、メダル(遊技媒体)を用いて遊技を行う遊技機(不図示)に隣接して設置される装置である。
遊技媒体貸出機1は、縦長直方体形状の本体2と、貨幣投入口3と、払出機能・計数機能兼備用部材50と、ノズル4と、制御部101と、払い出しホッパー102と、計数ホッパー103と、を主に備えている。
本体2は、遊技媒体貸出機1の各装置を収納する筐体である。本体2は、底板201と、側板202,202と、背板203と、天板204と、手前側の開口部を塞ぐ複数の正面板211a,212a,213a,214aと、を含んで構成されている。また、図1(b)に示すように、本体2の内部は、上から順番に、ビルバリユニット収納部211と、制御部収納部212と、メダル補充部(遊技媒体補充部)213と、払い出しホッパー収納部214と、計数ホッパー収納部215とに仕切られている。
ビルバリユニット収納部211は、遊技者が投入する貨幣を識別するビルバリユニット(貨幣識別装置)(図示せず)を収納する部位である。ビルバリユニット収納部211は、手前側の開口部が正面板211aによって塞がれている。正面板211aには、遊技者によって投入される貨幣の投入口である貨幣投入口3が形成されている。
制御部収納部212は、遊技媒体貸出機1における各種制御を行う制御部101を収納する部位である。制御部101は、手前側の開口部を塞ぐ正面板212aに一体形成されている。正面板212aには、カード挿入口212b及びタッチパネル式モニタ212cが形成されている。カード挿入口212bには、遊技者の情報が記憶されたカードが挿入される。タッチパネル式モニタ212cには、遊技者の遊技状況(例えば、払い出しメダル枚数、獲得メダル枚数等)が表示される。
メダル補充部213は、払い出しホッパー102にメダルを補充するための部位である。メダル補充部213の手前側の開口部は、板状の開閉扉(正面板)213aで塞がれている。メダル補充部213の内部は、払い出しホッパー102に連通する中空部(図示せず)を備えている。
払い出しホッパー収納部214は、払い出しホッパー102を収納する部位である。払い出しホッパー収納部214の手前側の開口部は、払出機能・計数機能兼備用部材50に一体形成された正面板214aで塞がれている。
計数ホッパー収納部215は、計数ホッパー103を収納する部位である。計数ホッパー収納部215の手前側の開口部は、払出機能・計数機能兼備用部材50に一体形成された正面板214aで塞がれている。
ノズル4は、ノズル本体5とノズルトップ6から構成され、払い出しホッパー102から払い出されるメダルを遊技機の下皿に誘導する。
払い出しホッパー102は、制御部101の指示により所定数のメダルを払い出す。
計数ホッパー103は、計数したメダルの枚数を制御部101に伝える。
なお、制御部101は、演算手段、記憶手段、カード挿入口212b、カード読み取り部(図示せず)、タッチパネル式モニタ212c等を含んで構成されている。記憶手段は、払い出しホッパー102から払い出された払い出しメダル枚数、遊技者が遊技によって獲得した獲得メダル枚数及び計数ホッパー103によってカウントされた計数メダル枚数などを記憶する。演算手段は、記憶手段で記憶された各メダル枚数を読み出して差枚数を計算する等の演算を行う。
遊技媒体貸出機1では、遊技者によって貨幣投入口3から貨幣が投入されると、制御部101からの指示により、投入された貨幣の価値(金額)に応じて、払い出しホッパー102によって所定数のメダルを払い出す。
払出機能・計数機能兼備用部材50は、遊技者が計数のために投入するメダルを受ける計数メダル受皿部7(図2参照)と、計数メダル受皿部7から計数ホッパー103までの計数メダル通路の少なくとも一部と、払い出しホッパー102からノズル4のノズルトップ6までの払い出しメダル通路の少なくとも一部と、を一体の部材として構成したものである。なお、計数メダル受皿部7は、開口部を有する。開口部は、払出機能・計数機能兼備用部材50の上部に設けられ、上向き(真上(鉛直)方向だけでなく斜め上方向でもよい。)に開口し、遊技者が計数のために投入する遊技媒体を受ける部分である。
図2に示すように、計数メダル受皿部7から投入されたメダルが計数メダル通路におけるオートスタートセンサ11の近傍を通過すると、オートスタートセンサ11から制御部101を介して計数ホッパー103にメダルを検知した信号が送られて、計数ホッパー103が始動する。計数ホッパー103の奥の本体2の下方向にメダル落下口を有する下方向誘導部材12が設けられている場合、計数ホッパー103から放出されたメダルは、遊技媒体貸出機1の下方向に誘導され、例えば遊技媒体貸出機1の下方に設けられたメダル回収システムに回収される。下方向誘導部材12のメダル落下口は、本体2の底部を構成する底板201の奥側(背板203側)に形成された開口部201aに連通している。
払い出しホッパー102は、計数機器111と、貯留部112と、ベース部材113とを含んで構成されている。
計数機器111は、メダルを一枚ずつカウントする機器である。カウントされたメダル数は、制御部101に記憶される。
貯留部112は、計数機器111の上に形成され、中空部を備えた箱状体である。貯留部112の上部は開放されており、流下したメダルを貯留部112に貯留する。貯留部112の下部も開放されており、計数機器111内にメダルが落下する。
ベース部材113は、計数機器111の下部に形成される部材であって、計数ホッパー103の高さ調節のための部材である。
〔計数ホッパー103の構成〕
図2、図3に示すように、計数ホッパー103は、計数機器121と、貯留部122と、ベース部材123とを含んで構成されている。説明の便宜上、図2において、計数ホッパー103の内部構造を図示している。
計数機器121は、メダルを一枚ずつカウントする機器である。カウントされたメダル数は、制御部101に記憶される。計数機器121は、計数回転盤131(遊技媒体放出ユニット)と、誘導通路132と、放出ローラ133と、フォトセンサ133aと、磁気センサ134(判定部材)と、振分けユニット135と、ディップスイッチ136とを含んで構成されている。なお、計数回転盤131と、フォトセンサ133aと、磁気センサ134と、振分けユニット135のソレノイド135aと、ディップスイッチ136とは、通信線(図示せず)によって通信可能に接続されており、制御部101と通信可能に接続されている。
計数回転盤131は、円板状を呈し、計数機器121の上部に配置される。計数回転盤131には、板厚方向に貫通し、メダルよりも若干大きな外径からなる複数のメダル収納孔131aが形成されている。各遊技場で使用されているメダルは、小径メダルが大半であるが、大径メダルもある。前記メダル収納孔131aの大きさは、大径メダルも収納できる大きさであり、小径メダルも収納できる。前記メダル収納孔131aは、本実施形態では3個形成されている。
計数回転盤131は、計数機器121内部に配置されている駆動モータ(図示せず)によって周方向に正逆回転する。計数回転盤131は、周方向に回転することにより、貯留部122に貯留されたメダルをメダル収納孔131aに一時的に収納する。計数回転盤131がさらに周方向に回転すると、メダル収納孔131aに収納されたメダルは、メダルの進行方向、つまり誘導通路132の奥端部に向かって放出される方向に計数回転盤131から少しずつ押し出されるが、放出ローラ133(図示せず)によって一時的に阻止される。その後メダルは、放出ローラを付勢力に抗して押し広げて外方に向けて計数回転盤131から放出され、放出ローラ133の元へ戻ろうとする付勢力により弾き出され、誘導通路132上を通過する。
誘導通路132は、計数機器121の上部にて、計数回転盤131の背面側から下方向誘導部材12にまでメダルの進行方向に延在している。誘導通路132のうち、磁気センサ134の後方、かつ、振分けユニット135の下方に位置する一部領域は、非正規メダルが落下するために切欠かれている。
フォトセンサ133aは、メダルの進行方向において磁気センサ134の手前側に配置されており、放出ローラ133の動きを検知することで、計数回転盤131から放出されたメダルを検知する。フォトセンサ133aがメダルを検知すると、磁気センサ134は、メダルの真贋判定のための処理を開始する。
磁気センサ134は、メダルが通過したことにより発生する電圧を検出する。磁気センサ134は、略直方体を呈しており、メダルの進行方向に貫通する孔を磁気センサ134の中心に有する。前記孔は、磁気センサ134の検知部分であるとともに誘導通路132の一部を構成しており、メダル(大径メダルも含む)を通過させる。磁気センサ134は、磁気センサ134を駆動する回路と、前記孔の周りに多重に巻かれているコイルと、前記コイルに流れる電流による電圧値を計測する電圧計測器といったハードウェア構成を含む。
メダルは、磁気センサ134の検知部分の内部を通過し、つまりコイルの中を通過し、誘導通路132に沿って放出される。このとき、磁気センサ134は、メダルがコイルの中を通過したことに起因する電磁誘導により発生した電圧を検出できる。つまり、前記電圧計測器は、内部をメダルが通過したコイルに流れた電流の電圧値を計測する。磁気センサ134は、計測した電圧値から、メダルを特徴付ける材質、外径、厚さという3つの要素のうちの2つの要素を特定するための第1の磁気信号、第2の磁気信号を取得する。磁気センサ134は、前記第1の磁気信号、第2の磁気信号を解析することで、磁気センサ134が予め記憶している正規メダルの2種類の磁気信号との比較に基づいてメダルの真贋判定を行う。
振分けユニット135は、磁気センサ134を通過したメダルが非正規メダルであった場合に、そのメダルを振分ける。振分けユニット135は、誘導通路132のうち磁気センサ134の後方で切欠かれた一部領域の上方に配置されている。振分けユニット135は、ソレノイド135aと、フラッパ135bと、載置台135cとを備える。
ソレノイド135aは、通電することでフラッパ135bを上下に動かす。磁気センサ134の真贋判定により、メダルが正規メダルである場合にはフラッパ135bを動かさないが、メダルが非正規メダルである場合にはフラッパ135bを下方に動かす。
フラッパ135bは、ソレノイド135aにより所定のタイミングで下方に動くと非正規メダルを上方から叩き、誘導通路132の切欠かれた一部領域から落下させ、誘導通路132から外す。
載置台135cは、フラッパ135bが取り付けられたソレノイド135aを載置するための台である。計数機器121の上面の奥側には、振分けユニット135の左右外側に一対の係止部材138が配置されている。図4に示すように、(遊技媒体貸出機1を管理する作業員の未操作中は、)係止部材138の爪部138aが振分けユニット135に対して上方から係止しており、振分けユニット135は計数ホッパー103に固定されている。図3に示すように、振分けユニット135の奥端部は、計数機器121の上面の奥端部に配置されているフック139によって回転可能に規制されている。爪部138aが左右両側に押し広げられ、爪部138aによる係止が解除されると、振分けユニット135は解放され、振分けユニット135の手前端部は上方に動かすことができ、誘導通路132が開放される。
ディップスイッチ136は、メダルの設定用スイッチであって、複数種類あるメダルから1つ以上のメダルを正規メダルとして設定可能とする。ディップスイッチ136は、計数機器121の左側面上に取り付けられている。ディップスイッチ136は、例えばオン・オフを切り替えることが可能な8つのスイッチを備えており、各スイッチを、遊技場で通常使用されている1種類のメダルに対応させることができる。
貯留部122は、計数機器121の上に形成され、中空部を備えた箱状体である。貯留部122の上部は開放されており、流下したメダルを貯留部122に貯留する。貯留部122の下部も開放されており、計数機器121内にメダルが落下する。
ベース部材123は、計数機器121の下部に形成される部材であって、計数ホッパー103の高さ調節のための部材である。ベース部材123は、回収ボックス137を含んで構成されている。
回収ボックス137は、フラッパ135bによって叩かれて落下してきた非正規メダルを回収する。
〔計数ホッパー103の作用〕
図2に示すように、計数機器121の計数回転盤131のメダル収納孔131aから放出ローラ133によって弾き出されたメダルは、誘導通路132に沿ってフォトセンサ133a付近を通過する。フォトセンサ133aは、メダルを検知するとメダル検知信号を磁気センサ134に送信することで、磁気センサ134にメダルの真贋判定の処理をさせる。
もし、フォトセンサ133aがメダルを一定時間検知しない場合、制御部101の制御により、計数ホッパー103内部の環境温度変化などに対する磁気センサ134のキャリブレーション(較正)が行われる。
フォトセンサ133a付近を通過したメダルは、磁気センサ134の検知部分の内部を通過する。すると、磁気センサ134は、コイルに電流が流れたときの電圧値を用いて、第1の磁気信号、第2の磁気信号をそれぞれ取得する。
磁気センサ134は、メダルが磁気センサ134の検知部分の内部を通過できる構成を有しているので、立体的に全方位の磁束の変化に起因する電圧を検出することができる。そのため、磁気センサ134は、メダルの材質、外径、厚さといった詳細な情報も取得できる。一般的には、メダルに用いる金属の誘電率が大きいほど磁気信号のピーク強度が大きくなる。また、メダルの外径が大きいほど磁気信号のピーク強度が大きくなる。また、メダルの厚さが大きいほど磁気信号のピーク強度が大きくなる。磁気センサ134は、メダルから取得した第1の磁気信号、第2の磁気信号と、磁気センサ134が予め記憶している正規メダルの2種類の磁気信号との比較に基づいてメダルの真贋判定を行う。
磁気センサ134による真贋判定の結果は、振分けユニット135に送信される。前記真贋判定の結果は、磁気センサ134を通過したメダルが正規メダルであるか、または非正規メダルであることである。振分けユニット135は、正規メダルであるという判定結果を受信したときには、フラッパ135bを下方に動かさない。その結果、正規メダルと判定されたメダルは、誘導通路132の奥端部に到達し、下方向誘導部材12を経由してメダル回収システムに回収される。
一方、振分けユニット135は、非正規メダルであるという判定結果を受信したときには、フラッパ135bを下方に動かす。その結果、非正規メダルと判定されたメダルは、フラッパ135bに叩かれ、誘導通路132の切欠かれた一部領域から落下して誘導通路132から外れ、回収ボックス137に回収される。
本実施形態の計数ホッパー103は、磁気センサ134および振分けユニット135といった非正規メダルを排除するための部材を備えるため、誘導通路132の距離が所定の長さ以上となる。その結果、計数ホッパー103の動作中に誘導通路132を通過するメダルが途中で詰まるおそれがある。メダルが詰まる原因は、(1)所定の大きさを有するゴミなどの異物が誘導通路132上に混入すること、(2)回収ボックス137に回収された非正規メダルの数が多くなりすぎて、誘導通路132の切欠かれた一部領域に到達するほど積み上がっていること、などである。(2)については、回収ボックス137内で積み上がったメダルの高さを検知する高さ検知センサを利用してメダルの詰まりを回避できるが、前記高さ検知センサが正常に機能しないこともある。
メダルの詰まりが発生した場合、遊技媒体貸出機1の制御部101は、そのメダルの詰まりを、遊技媒体貸出機1を管理する作業員に通知することができる。前記作業員は、遊技媒体貸出機1の正面板を開けて、遊技媒体貸出機1から計数ホッパー103を取り出す。前記作業員は、一対の係止部材138を操作して振分けユニット135に対して外側に、つまり図5中の網掛け矢印の方向に押し広げる。すると、振分けユニット135に対する爪部138aによる係止が解除され、振分けユニット135は解放され、振分けユニット135の奥端部を回転の中心軸として振分けユニット135の手前端部を上方に動かすことができる。図5の白抜き矢印で示すように、前記作業員は、振分けユニット135の手前端部を上方に動かすことで、誘導通路132を開放することができる。なお、前記作業員は、例えば、片手の親指と中指とで一対の係止部材138を押し広げ、前記片手の人差し指で振分けユニット135の手前端部を上方に動かすことができる、つまり、片手で容易に誘導通路132を開放することができる。
前記作業員は、開放された誘導通路132を調べて、メダルが詰まる原因を特定し、メダルの詰まりを解消する。例えば、異物が誘導通路132上に混入していた場合には、誘導通路132を清掃して前記異物を取り除く。また、非正規メダルが誘導通路132の切欠かれた一部領域に到達するほど積み上がっていた場合には、計数ホッパー103から回収ボックス137を引き出し、回収ボックス137内の非正規メダルを処分する。
前記作業員は、メダルの詰まりを解消すると、振分けユニット135を上方から押す。すると、係止部材138は一時的に振分けユニット135の左右外側へ撓んだ後、係止部材138の付勢力によって元の位置に戻る。このとき、爪部138aが振分けユニット135に対して上方から係止し、振分けユニット135を計数ホッパー103に固定する。前記作業員は、計数ホッパー103を遊技媒体貸出機1内に戻し、遊技媒体貸出機1の正面板を閉めて、作業を終える。
以上の説明から、本実施形態によれば、メダルの真贋判定を行う計数ホッパー103において、誘導通路132上のメダルの詰まりを容易に解消することができる。
(その他)
本実施形態では、メダルを特徴付ける複数の要素として、メダルの材質、外径、厚さという3つの要素を採り上げた。しかしながら、本実施形態で取り扱う、メダルを特徴付ける要素は上記に限定されず、例えば、メダルの重量を前記要素としてもよい。また、本実施形態のメダルの識別を行うのに必要とする要素の個数は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
また、本実施形態では、磁気センサ134が取得する第1の磁気信号と、第2の磁気信号という、少なくとも2種類の磁気信号を用いて、磁気センサ134の検知部分の内部を通過するメダルの識別が行われる。しかしながら、3種類以上の磁気信号を用いてメダルの識別が行われてもよく、したがって、メダルを特徴付けるすべてまたは一部の要素を用いてメダルの識別が行われてもよい。
また、図1を参照すると、払い出しホッパー102は、計数ホッパー103の上方に配置されている。しかしながら、例えば、計数ホッパー103が、払い出しホッパー102の上方に配置されるようにし、払い出しホッパー102と計数ホッパー103との配置を逆にしてもよい。
また、図2を参照すると、計数メダル受皿部7から投入されたメダルがオートスタートセンサ11の近傍を通過すると、計数ホッパー103にメダルを検知した信号が送られて、計数ホッパー103が始動する。しかしながら、オートスタートセンサ11の代替手段となる計数ホッパー103始動用のボタンを用いて、前記ボタンを操作することで、計数ホッパー103を始動させてもよい。前記ボタンは、例えば、遊技媒体貸出機1の外側表面やその内部に配置することができる。
また、図2を参照すると、計数回転盤131および誘導通路132などは、奥方向に向かって下方に進むように、計数機器121の上部が傾斜している。しかしながら、例えば、計数機器121の上部が水平であっても、本発明を適用できる。
また、払出機能・計数機能兼備用部材50を備えない遊技媒体貸出機1内に配置されている遊技媒体使用機に対して本発明を適用できることは当然である。
なお、図3に示されている、遊技媒体貸出機1内に配置されている計数ホッパー103は、遊技媒体を使用して動作する遊技媒体使用機の具体例の一つである。遊技媒体使用機の他の具体例としては、遊技媒体貸出機1内に配置されている払い出しホッパー102、遊技機内に配置されている払い出しホッパー、ジェットカウンタなどの計数機内に配置されている計数機ホッパーなどがある。本発明の遊技媒体識別装置は、これらの具体例にも適用できる。
本実施形態で説明した技術を組み合わせた技術を実現できる。
その他、本発明の装置を構成する部材の形状、配置などは、適宜変更できる。
1 遊技媒体貸出機
2 本体
3 貨幣投入口
4 ノズル
5 ノズル本体
6 ノズルトップ
7 計数メダル受皿部
11 オートスタートセンサ
12 下方向誘導部材
50 払出機能・計数機能兼備用部材
101 制御部
102 払い出しホッパー
103 計数ホッパー
111 計数機器
112 貯留部
113 ベース部材
121 計数機器
122 貯留部
123 ベース部材
131 計数回転盤
131a メダル収納孔
132 誘導通路
133a フォトセンサ
134 磁気センサ(判定部材)
135 振分けユニット
135a ソレノイド
135b フラッパ
135c 載置台
136 ディップスイッチ
137 回収ボックス
138 係止部材
138a 爪部
139 フック

Claims (3)

  1. 遊技媒体を使用して動作する遊技媒体使用機であって、
    前記遊技媒体を放出する放出ローラを備える遊技媒体放出ユニットと、
    前記遊技媒体放出ユニットから放出された前記遊技媒体のうち、正規遊技媒体は通過し、非正規遊技媒体は常時開放されている切り欠かれた一部領域から振り分けて落下させることが可能な誘導通路と、
    前記誘導通路の上流部に配置され、通過する前記遊技媒体の真贋判定を行う判定部材と、
    前記誘導通路における前記判定部材の下流側の、前記常時開放されている切り欠かれた一部領域に対向して配置され、前記判定部材によって非正規遊技媒体であると判定された前記遊技媒体を振分けて前記誘導通路から落下させる振分けユニットとを備え、
    前記振分けユニットは、
    前記誘導通路の上流側の外部に揺動支点を有するとともに、前記誘導通路の下流側の前記常時開放されている切り欠かれた一部領域に対向する部位において前記誘導通路内に張り出すフラッパを有し、
    前記正規遊技媒体が前記一部領域を通過する際には、前記フラッパを前記誘導通路から退避する位置に配置し、
    前記非正規遊技媒体が前記一部領域を通過する際には、前記フラッパを前記誘導通路内に上方から張り出して、通過する前記非正規遊技媒体を前記常時開放されている切り欠かれた一部領域から落下させることが可能であり、
    前記振分けユニットは、前記誘導通路の前記常時開放されている切り欠かれた一部領域を開放可能に構成される
    ことを特徴とする遊技媒体使用機。
  2. 前記振分けユニットは、前記誘導通路の前記常時開放されている切り欠かれた一部領域に対向する部位を開放可能に構成されるとともに、
    前記誘導通路における前記正規遊技媒体の進行方向に対して直交する中心軸を軸に回動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体使用機。
  3. 前記振り分けられた前記非正規遊技媒体を回収する回収ボックスを、前記振分けユニット下方の同一筐体内に備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技媒体使用機。
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