JP2974240B2 - 弾球遊技機の通路装置 - Google Patents
弾球遊技機の通路装置Info
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Description
ボール機、雀球機等の弾球遊技機の通路装置に関するも
のである。
枠とこの外枠に開閉自在に枢着された前枠とからなる弾
球遊技機本体を備え、その前枠の後側に遊技盤、発射装
置、裏機構板、賞球タンク、賞球払い出し装置、通路ユ
ニット等が設けられている。
が着脱自在に嵌着されると共に、この遊技盤を前枠側に
押さえて固定する裏機構板が開閉自在に枢支されてい
る。遊技盤には入賞装置等の遊技部品と、この遊技部品
等を後側から覆う裏カバーとが装着され、その裏カバー
の後側に、遊技盤側の遊技動作等を制御する電子部品組
み込んだ遊技制御ユニットが取り付けられている。
の裏カバーが嵌合する開口窓が形成され、この開口窓の
上側に賞球タンクが、開口窓の一側部に賞球払い出し装
置が夫々装着され、また賞球払い出し装置の下側から開
口窓の下側にわたる下隅部に通路ユニットが装着されて
いる。
払い出された賞球を遊技球供給用の上皿に案内する賞球
案内通路と、上皿の遊技球が満杯状態の時に賞球払い出
し装置から払い出される賞球を溢流させる溢流案内通路
と、この溢流案内通路からの賞球を受け用の下皿に連通
する連通路に落下させる落下案内通路と、島構造体側に
遊技球を回収する遊技球回収通路と、賞球払い出し装置
側からの賞球の抜き取り時に、この賞球払い出し装置か
らの賞球を遊技球回収通路に案内する抜き取り案内通路
と、ゲーム時に遊技盤の後側に通過した遊技球を遊技球
回収通路に案内する回収案内通路とが設けられている。
は、通路ユニットを裏機構板とは別に構成し、この通路
ユニットを裏機構板の後側に装着する構造を採用してい
る。即ち、従来の通路装置は、裏機構板の後方に板状の
通路板が平行に配置され、この通路板の前側に遊技球回
収通路と抜き取り案内通路と回収案内通路とが、後側に
賞球案内通路と溢流案内通路と落下案内通路とが夫々配
置されている。
後両側に各通路の通路壁を一体に形成し、この通路板を
裏機構板に後側から当接させて遊技球回収通路と抜き取
り案内通路と回収案内通路とを構成する一方、通路板の
後側に通路カバーを当接させて賞球案内通路と溢流案内
通路と落下案内通路とを構成している。
通路板と通路カバーとにより構成し、この通路ユニット
を裏機構板の下隅部に後側から装着しているため、裏機
構板の他に、前後両側に通路壁が一体に形成された通路
板と、通路カバーとが必要であり、合成樹脂成形による
成形品の部品点数が増える欠点がある。この結果、部品
管理が煩雑となり、また組み立て時の組み立て工数が増
加する等の問題がある。
平坦面に形成し、その平坦部分に、通路板側に一体成形
した通路壁を後側から当接させているので、裏機構板の
平坦部分の剛性、強度が低下する。従って、裏機構板の
平坦部分の強度を十分に確保するには、裏機構板の前面
側に補強リブを一体に形成する等の補強対策を別に講じ
る必要がある。本発明は、かかる従来の課題に鑑み、部
品点数を削減できると共に、裏機構板の下隅部の剛性、
強度を容易に確保できる弾球遊技機の通路装置を提供す
ることを目的とする。
は、裏機構板33に賞球払い出し装置37を設けると共に、
この裏機構板33の後側の下部側に、賞球払い出し装置37
から払い出された賞球を遊技球供給皿20に案内する賞球
案内通路40と、遊技球供給皿20の遊技球が満杯状態の時
に賞球払い出し装置37から払い出された賞球を受け皿22
に溢流させる溢流案内通路41と、賞球払い出し装置37の
賞球の抜き取り時に、この賞球払い出し装置37からの賞
球を島構造体側に案内する抜き取り案内通路43と、ゲー
ム時に遊技盤10の後側に通過した遊技球を島構造体側に
案内する回収案内通路44とを備えた弾球遊技機におい
て、前記各通路40,41,43,44 の内の所定通路の一部を構
成する通路壁92,93,101,102,112,116 を、裏機構板33か
ら後方に突出するように該裏機構板33の後側に一体に形
成し、この通路壁92,93,101,102,112,116 と共に所定通
路を構成する通路カバー94を通路壁92,93,101,102,112,
116 の後端に着脱自在に設け、溢流案内通路41と回収案
内通路44とが切り欠き部120 を介して前後に重なり、こ
の切り欠き部120 に、溢流案内通路41と回収案内通路44
とを前後に区画する区画板119 を設けたものである。
載の発明において、各通路壁92,93,101,102,112,116 の
裏機構板33から後方への突出量を略同一にし、この各通
路壁92,93,101,102,112,116 に跨がって通路カバー94を
着脱自在に装着したものである。
2に記載の発明において、裏機構板33に、遊技盤10の後
側の裏カバー32が嵌合する開口窓35を形成し、この開口
窓35の側方下部から下方に亘って所要通路の通路壁92,9
3,101,102,112,116 を縦横に配置したものである。
は、賞球案内通路40を経て遊技球供給皿20に案内する。
そして、遊技球供給皿20の遊技球が満杯状態であれば、
賞球払い出し装置37から払い出された後続の賞球は、溢
流案内通路41を経て受け皿22に溢流させる。
遊技球は、回収案内通路44を経て島構造体側に案内し回
収する。また賞球払い出し装置37の賞球を抜き取る際に
は、賞球払い出し装置37からの賞球を抜き取り案内通路
43を経て島構造体側に案内し回収する。裏機構板33に通
路壁92,93,101,102,112,116,122 を一体に形成している
ため、部品点数を削減できると共に、通路壁92,93,101,
102,112,116,122 によって裏機構板33を補強できる。
する。図1はカード式アレンジボール機の正面図であ
り、1 はアレンジボール機本体1 で、矩形枠状の外枠2
と、この外枠2 の前面に左右方向の一端側のヒンジ3 に
より縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠4 とによって
構成されている。アレンジボール機本体1 は、カード式
の自動球貸し機5 と左右に交互に並べた状態で島構造体
に装着されている。
配置され且つ開閉自在に枢支されたガラス扉8 及び前面
板9 を備え、窓孔6 に対応して前枠4 の後側に遊技盤10
が着脱自在に装着されている。なお、自動球貸し機5
は、プリペイドカードを挿脱自在に挿入するカード挿入
口11を備え、そのカード挿入口11にプリペイドカードを
挿入した時にカード挿入表示灯12が点灯するようになっ
ている。
案内するガイドレール13が設けられると共に、このガイ
ドレール13によって取り囲まれた中央部に画像表示装置
14、上入球口15、左入球口16、右入球口17、下部入球装
置18及び下部カバー19が配置されている。前面板9 には
遊技球供給用の上皿20が設けられ、この上皿20の上縁部
に球貸し操作部21が、前縁部に球抜きレバーが夫々設け
られている。前枠4 の下部には下皿22と発射装置23用の
発射ハンドル24が夫々設けられている。
図2において、25は発射装置23の発射モータで、図3及
び図4に示すように、前枠4 の後側に固定され、その回
転軸26に固定されたカム27等を介して打撃槌28を駆動す
るようになっている。打撃槌28は前枠4 に枢支され、発
射ハンドル24を操作した時に、上皿20から発射レール29
上に1個づつ供給される遊技球を打撃してガイドレール
13へと発射するようになっている。発射モータ25はモー
タ取り付け台30を介して前枠4 に固定され、またモータ
取り付け台30には発射モータ25を制御する発射制御基板
31が取り付けられている。
る画像表示装置14、入球口15〜17等の各遊技部品と、こ
れらの下側の下部入球装置18とを後側から覆うように、
遊技盤10の裏面側に装着されている。
技盤10を後側から押さえて固定するためのものであり、
前枠4 の後側に左右方向の一端側のヒンジ34により縦軸
廻りに開閉自在に枢支され、且つ閉状態で遊技盤10を押
さえ付けて固定するようになっている。裏機構板33に
は、遊技盤10の裏カバー32に対応する位置に開口窓35が
形成され、この裏機構板33で遊技盤10を押さえて固定し
た時に、開口窓35に裏カバー32が嵌合して後方に突出す
るようになっている。
ー32の上側で裏機構板33の後側に装着されている。37は
賞球払い出し装置で、払い出しモータ38を備えると共
に、裏カバー32のヒンジ34側の近傍で裏機構板33の裏面
側の左右一側に縦長状に装着されており、賞球タンク36
から供給される賞球を所要数づつ上皿20へと払い出すよ
うに構成されている。
賞球払い出し装置37の下側で裏機構板33に装着されてい
る。通路ユニット39は、図3に示すように、賞球払い出
し装置37から払い出された賞球を上皿20に案内する賞球
案内通路40と、上皿20の遊技球が満杯状態の時に、賞球
払い出し装置37から払い出される賞球を下皿22に溢流さ
せる溢流案内通路41と、島構造体側に遊技球を回収する
遊技球回収通路42と、賞球払い出し装置37側からの賞球
の抜き取り時に、この賞球払い出し装置37からの賞球を
遊技球回収通路42に案内する抜き取り案内通路43と、ゲ
ーム時に遊技盤10の後側に通過した遊技球を遊技球回収
通路42に案内する回収案内通路44と、溢流案内通路41か
ら落下する賞球を下皿22側に案内する落下案内通路45と
を備えている。
御ユニットで、ゲーム時に遊技盤10側の遊技動作を制御
するIC素子等の電子部品を装着した遊技制御基板46が
遊技制御ケース47内に組み込まれている。48は払い出し
制御ユニットで、賞球払い出し装置37の払い出し動作の
制御を司るIC素子等の電子部品を装着した払い出し制
御基板49が払い出し制御ケース50内に組み込まれてい
る。
5 を使用する時に、球貸し操作部21からの指令に応じて
賞球払い出し装置37を作動させて、貸し球を上皿20に払
い出させるための球貸し制御基板52が球貸し制御ケース
53内に組み込まれている。払い出し制御ユニット48及び
球貸し制御ユニット51は、下部入球装置18及び裏カバー
32の下側近傍で裏機構板33の通路ユニット39の後側に左
右に並べて装着されている。
下セット板54の上側で三方枠55に後側から着脱自在に嵌
合され、且つ裏機構板33により後側から押さえて固定さ
れている。三方枠55は、前枠4 に形成された窓孔6 を左
右及び上側から取り囲むように門形状に構成され、前枠
4 の裏面側に固定されている。そして、三方枠55の下部
側に下セット板54が装着されている。
うに、遊技盤10に前側から着脱自在に装着された表示窓
枠56と、表示窓枠56の後側に配置された液晶型の画像表
示部57と、この画像表示部57を前側から覆い且つ画像表
示部57の画像を透視可能な保護板58とを備えている。
開口に前側から嵌合された状態でネジ等で着脱自在に固
定されている。画像表示部57及び保護板58は、その上側
が若干後側になるように後ろ傾斜状に配置されている。
画像表示部57は、これを駆動するための駆動用電子部品
を装着した駆動基板58a と共に表示部ケース59内に組み
込まれており、表示部ケース59を介して球集合板60に後
側から着脱自在に装着されている。
が入球した時に3桁の数字図柄を一定時間だけ変動表示
する図柄表示機能と、その停止図柄が「7・7・7」等
の当たり図柄の時に大当たりを表示する大当たり表示機
能、入賞役の成立を表示する入賞役表示機能、入賞得点
を表示する入賞得点表示機能、ゲーム回数を表示するゲ
ーム回数表示機能、及びゲーム中にその他の所定の遊技
情報を画像表示する遊技情報機能を有し、その各機能に
基づいて画像表示部57に各画像を表示させるようになっ
ている。
技球を下側に案内する案内通路61が一体に形成され、下
部入球装置18の上側で遊技盤10の後側に装着されてい
る。下部入球装置18は、図1、図3、図5乃至図7に示
すように、16個の入球口62を有する入球ケース63と、
入球口62等に入球して遊技盤10の後側に通過した後の遊
技球を集球して、球集合板60からの遊技球と共に通路ユ
ニット39の回収案内通路44側に案内する集球ケース64
と、各入球口62に入球した遊技球を検出する入球検出ス
イッチ65とを備え、入球ケース63が遊技盤10の開口部66
に後側から嵌合された状態で、集球ケース64側が遊技盤
10の裏面側に着脱自在に固定されている。
形成され、この各入球口62は遊技盤10の開口部66から前
側に突出している。各入球検出スイッチ65は各入球口62
に対応するようにスイッチ基板67に装着され、またスイ
ッチ基板67には遊技球の入球位置を表示する入球位置表
示装置68が設けられている。
に、画像表示装置14、入球口15〜17等の各遊技部品、球
集合板60、中継基板146 等から下部入球装置18に跨がっ
て、これら全体を後側から覆うように、遊技盤10の裏面
側に取り付けベースを介して着脱自在に装着されてい
る。
あって、この裏カバー32の上半分には後方に膨らむ膨ら
み部69が設けられている。膨らみ部69側は、遊技盤10の
後側に大きく突出する遊技部品を装着した場合にも、そ
の遊技部品が膨らみ部69内に十分収まり得るように後側
に突出して形成されている。一方、裏カバー32の膨らみ
部69の下側は、その内部に下部入球装置18が収まる程度
であって、膨らみ部69の上後壁部70よりも突出量が小さ
くなるように構成されている。そして、膨らみ部69の下
側の下後壁部71に遊技制御ユニット90が着脱自在に装着
されている。
技盤10と略平行になっており、その上後壁部70には点検
窓72と、この点検窓72を開閉自在に塞ぐ窓蓋73とが設け
られている。裏機構板33には、この裏機構板33を閉じて
遊技盤10を固定する時に、裏カバー32が嵌合する開口窓
35が形成されると共に、裏カバー32の一側方に近接する
ように賞球払い出し装置37が上下方向に装着されてい
る。
に、払い出しケース74の払い出し室75内に回転体76を設
け、この回転体76を払い出しモータ38で横軸心廻りに駆
動して、賞球タンク36から払い出しケース74内の供給通
路77に供給される賞球を回転体76の回転によって払い出
し口78側から払い出すと共に、開閉操作機構79の操作に
よって供給通路77の下端部の開閉板80を開放し、供給通
路77から上側の賞球を抜き取り口81から抜き取るように
なっている。
74の一側に固定され、裏カバー32側に近接した状態で配
置されている。また払い出し口78と抜き取り口81は払い
出しケース74の下端部に前後に重なるように設けられて
いる。遊技制御ユニット90は、図2及び図5に示すよう
に、横長矩形状の遊技制御ケース47の内部に遊技制御基
板46が収納され、その遊技制御ケース47は裏カバー32の
下側の下後壁部71に係合構造を介して着脱自在に装着さ
れている。なお、遊技制御ケース47の前面にはシールド
板(図示省略)が装着されている。
ット51は、図6乃至図11に示すように、取り付けベー
ス82を介して通路ユニット39の後側に装着されている。
取り付けベース82は横長矩形状であって、シールド板14
5 を介在した状態で通路ユニット39の後側にネジ142 等
で着脱自在に装着されている。取り付けベース82には、
その上下両端に左右方向の係合レール83が設けられ、こ
の上下一対の係合レール83間に払い出し制御ユニット48
と球貸し制御ユニット51とが後側から着脱自在に装着さ
れている。
置37の払い出しモータ38等を制御するIC素子等の電子
部品が中央部にプリント配線されている。球貸し制御基
板52には、カード式アレンジボール機の場合に、球貸し
操作部21と自動球貸し機5 と払い出し制御基板49とを接
続するインターフェース用の電子部品が中央部にプリン
ト配線されている。そして、払い出し制御基板49と球貸
し制御基板52は、両ユニット48,51 を取り付けベース82
に装着した時に、互いに接続するコネクタを備えてい
る。
固定されている。下セット板54には、図4及び図7に示
すように、発射装置23の発射レール29、効果音発生用の
スピーカー84及び前枠側基板85等が装着されている。
装置23の上側近傍で且つ発射装置23と払い出し制御ケー
ス50との間に対応する位置に配置され、下セット板54の
後側にネジ等で着脱自在に装着されている。この前枠側
基板85には、発射装置23の発射モータ25を制御する電子
部品の他、前枠4 側に装着される大当たり表示灯、槌先
検出スイッチ、スピーカー84等の付属機器類に関連する
電子部品が装着されている。
35の上下両側に上横板部33a と下横板部33b を、開口窓
35の左右両側に左縦板部33c と右縦板部33d を夫々有す
る。そして、この裏機構板33には、ヒンジ34側にある左
縦板部33c が広幅となり、反対側にある右縦板部33d が
狭幅となるように、左右方向の中央よりも右側に偏位し
た位置に開口窓35が形成されている。
示す如く、その内周補強リブ86と外周補強リブ87とが内
外両側に一体に形成されている。内周補強リブ86は、開
口窓35の周縁部分で裏機構板33の前後両側に突出して一
体に形成されると共に、賞球払い出し装置37の下側の下
隅部を除くように、その略全周に亘って周方向に連続状
に形成されている。
口窓35の底辺側の内周補強リブ86は、図4及び図6に示
すように、前後とも上面が同一高さとなる略水平状に形
成され、この底辺側を除く他の部分は、後側の内周補強
リブ86が開口窓35の周縁にあるのに対して、前側の内周
補強リブ86が若干外側になるように設けられている。外
周補強リブ87は裏機構板33から前側に一体に形成されて
いる。
は、図11及び図13に示すように左縦板部33c が大で
あり、右縦板部33d が小である。そして、左縦板部33c
の上部側には、内周補強リブ86と外周補強リブ87とを連
結し補強する連結リブ89が上下、左右に一体に形成さ
れ、また右縦板部33d には、両補強リブ86,87 間を左右
に連結する連結リブ88が上下方向に複数個形成されてい
る。
縦板部33c から下横板部33b に跨がって裏機構板33の下
隅部の後側に配置されている。そして、この通路ユニッ
ト39の各通路40〜45は、図3、図6乃至図11、図14
乃至19に示すように構成されている。
は、図3及び図7に示すうに、下横板部33b の左右方向
の中央よりも左側に偏位して上下方向に配置され、この
両通路42,44 の右側に落下案内通路45が配置されてい
る。遊技球回収通路42と回収案内通路44は、裏機構板33
の下横板部33b の上部側に傾斜状に形成された傾斜壁部
91と、この傾斜壁部91の左右両側から後方に下横板部33
b と一体に突出形成された左右一対の通路壁92,93 と、
この通路壁92,93 間を後側から塞ぐ通路カバー94とによ
って構成されている。
と一致するように傾斜しており、この傾斜壁部91の前側
には前方に突出する縦突条91a が左右方向に間隔をおい
て一体に形成されている。遊技球回収通路42の下端部
は、裏機構板33の下横板部33b から下方に突出してお
り、その突出部分は後側に傾斜状に屈曲している。つま
り、一対の通路壁92,93 の下端部には、縦方向の縦突条
95を有する傾斜壁部96が形成され、通路カバー94に、こ
の傾斜壁部96に対応して膨出通路壁97が後側に膨らむよ
うに形成されている。なお、膨出通路壁97の内面には、
縦方向の縦突条98が複数個形成されている。
に示すように、賞球払い出し装置37の払い出し口78から
下方に延びる縦通路部99と、この縦通路部99の下端から
屈曲して遊技球回収通路42の上部側に通路壁93側から連
通する傾斜通路部100 とを備えた略L字状である。そし
て、この抜き取り案内通路43は、その縦通路部99が左縦
板部33c に、傾斜通路部100 が下横板部33b に夫々位置
するように、裏機構板33の下隅部に沿って配置されてい
る。
板部33c 及び下横板部33b と、この左縦板部33c 及び下
横板部33b から後側に一体に突出して形成された内外一
対の通路壁101,102 と、この通路壁101,102 間を後側か
ら塞ぐ通路カバー94とによって構成されている。外側の
通路壁102 の隅部は円弧状に湾曲し、内側の通路壁101
の隅部は角形に屈曲している。
内を落下する抜き取り球が衝突してその衝撃を緩和する
緩衝突部103 が、各通路壁101,102 から縦通路部99内に
突出するように一体に形成されている。各緩衝突部103
は内側が下向きに傾斜した三角形であって、内側の通路
壁101 の緩衝突部103 がその下端に位置し、且つ外側の
通路壁102 の緩衝突部103 がこれよりも上側に位置する
ように、上下方向に間隔をおいて配置されている。
すように、賞球払い出し装置37の払い出し口78の下側の
縦通路部104 と、この縦通路部104 の下端から左右内側
方に屈曲し傾斜する傾斜通路部105 と、この傾斜通路部
105 の縦通路部104 と反対側の端部から下方に延びて上
皿20側に連通する落下通路部106 とを備え、その落下通
路部106 の上部に、前下がりに傾斜して傾斜通路部105
からの賞球を落下通路部106 内で上皿20側に落下させる
落下テーブル107 とを備えている。
バー94の上端部に、この通路カバー94から後側に膨らむ
ように背面視略L字状に突出形成された膨出通路壁108
により構成されている。落下テーブル107 は傾斜通路部
105 の底側から前側に一体突出して形成され、その先端
部は通路カバー94から前側に傾斜状に突出している。落
下テーブル107 の下側には、この落下テーブル107 を下
側から補強するように円弧状に湾曲する補強部109 が、
落下テーブル107 の前端部から通路カバー94に跨がって
形成されている。
び図11に示すように、抜き取り案内通路43の縦通路部
99の上端部の後側に重なっており、この賞球案内通路40
と抜き取り案内通路43との両縦通路部99,104は金属板製
の区画板110 により前後に区画されている。
4 に底部に沿って後側に屈曲した底板111 を一体に備
え、一対の通路壁101,102 と通路カバー94の縦通路部10
4 の両側壁との間で左右両側部及び前後両側から挟持さ
れて固定されている。区画板110 の上端部には、取り付
け部110aと接続端子部110bとが設けられている。接続端
子部110bはアース線を接続できるように通路カバー94か
ら後側に突出している。
が開口窓35側に突出するように、抜き取り案内通路43の
内側の通路壁101 から開口窓35側に溢流案内通路41の幅
分だけ突出して一体形成された通路壁112 と、通路壁10
1,112 の下端に前下がり状に固定された受けテーブル11
3 とにより構成されている。
側が上下方向の全長に亘って開口すると共に、前側の下
部に開口部106aを有し、その開口部106aが下セット板54
側の角筒状の案内通路114 に連通されている。案内通路
114 は前面板9 側の角筒状の案内通路115 を介して下皿
22に連通されている。
ように、抜き取り案内通路43に対して開口窓35側、即
ち、裏機構板33の内側に、その抜き取り案内通路43に沿
って略L字状に形成されている。そして、この溢流案内
通路41は、上端側が受けテーブル113 の後側を経てその
上側で落下通路部106 に連通すると共に、落下案内通路
45の近傍において、上下方向の回収案内通路44に対して
その後側で左右方向に交差するように設けられている。
に、通路壁101 と、この通路壁101 に対向して内側に一
体に形成された通路壁116 と、受けテーブル113 の後端
と通路壁92との間で一対の通路壁101,116 間に一体に形
成された前壁部117 と、通路壁101,116 間を後側から塞
ぐ通路カバー94とにより構成されている。
を含む前壁部118 まで前方に延びており、集球ケース64
からの遊技球を前壁部118 と共に回収案内通路44の上端
に案内できるようになっている。溢流案内通路41と回収
案内通路44は、図7及び図16に示すように前後に重な
った状態で交差しており、溢流案内通路41は回収案内通
路44によって落下案内通路45側と左右に分断されてい
る。そして、この両者の交差部分には、図7、図16及
び図19に示すように、溢流案内通路41と回収案内通路
44とを前後に区画する金属板製の区画板119 が、切り欠
き部120 に嵌合して各通路壁92,93 に後側から当接する
ように、後側から着脱自在に嵌合されている。
路壁101,116 との間で抜き取り案内通路43と溢流案内通
路41を区画する底板121 が後側に屈曲形成され、この底
板121 は溢流案内通路41の通路壁101 に沿って落下テー
ブル107 の下側まで一体に延びている。底板121 の上端
には接続端子部121aが一体に形成され、この接続端子部
121aはアース線を接続できるように通路カバー94から後
側に突出している。
至図17に示すように、裏機構板33の下横板部33b と、
通路壁92から横方向に延び且つ下横板部33b から後側に
一体に突出形成された上通路壁122 と、この上通路壁12
2 から下方に伸び且つ下横板部33b から後側に一体に突
出形成された垂下通路壁123 と、これらの通路壁92、上
通路壁122 及び垂下通路壁123 の後側を塞ぐ通路カバー
94とによって、下側が開口するように構成されている。
の内外両近傍に揺動レバー124 と満杯検出スイッチ125
とが配置され、その揺動レバー124 と溢流案内通路41の
開口端との間に案内部材127 が配置されている。揺動レ
バー124 は垂下通路壁123 の内側近傍で上部側が枢軸12
6 により左右揺動自在に枢支されており、下皿22内の遊
技球が一定レベル(満杯)まで溜まった時に、その遊技
球が下端部側に当たって外側に揺動するようになってい
る。枢軸126 は裏機構板33の下横板部33b と通路カバー
94とに形成されている。
うに、垂下通路壁123 の外側で裏機構板33の下横板部33
b に固定され、揺動レバー124 が外側に揺動した時に作
動片125aを介して作動し、下皿22内の遊技球の満杯状態
を検出して賞球払い出し装置37及び発射モータ25を停止
させるようになっている。なお、揺動レバー124 の上端
部側は、上通路壁122 から垂下する保護板128 により保
護されている。
案内通路45内に落下する賞球を下側に案内するためのも
のである。案内部材127 は偏平面127aと円弧面127bとを
有する背面視形状が半月状であって、落下案内通路45の
開口部と揺動レバー124 との間の中央部分に配置され、
且つ偏平面127a側で溢流案内通路41からの遊技球を下側
に案内するように、この偏平面127a側を溢流案内通路41
側に向けて若干下向きに傾斜させた状態で裏機構板33の
下横板部33b に一体に形成されている。
壁122 及び垂下通路壁123 は、図16に示すように、裏
機構板33の下横板部33b から後側への突出量が同一であ
って、これらの後端に通路カバー94が後側から当接する
ようになっている。通路カバー94は全体として略板状で
あって、裏機構板33の下隅部に合わせて略背面視形状が
略L字状になっている。
すように、上部に賞球案内通路40の膨出通路壁108 が、
下部中央に遊技球回収通路42の膨出通路壁97が夫々形成
されると共に、賞球案内通路40の縦通路部104 と遊技球
回収通路42の膨出通路壁97との間に、抜き取り案内通路
43から遊技球回収通路42に沿って嵌合突部135,136 が、
落下案内通路45に対応する箇所に傾斜案内部130 が夫々
一体に形成され、更に上部中央に区画板110 を押さえる
板押さえ部131 と、回収案内通路44の上部側の後壁132
を構成する突出壁部133 と、区画板119 の底板121 を下
側から受ける受け部134 とが一体に形成されている。
18に示す如く、通路カバー94の後側に凹部135a,136a
ができるように前側に突出形成され、各通路壁92,93 、
101,102 との間に若干の間隔を置いて遊技球回収通路42
及び抜き取り案内通路43に後側から嵌合されている。遊
技球回収通路42に対応する嵌合突部135 には、前方に突
出する縦方向の突条137 が下部側の膨出通路壁97にわた
るように等間隔を置いて一体に複数本形成されている。
抜き取り案内通路43に対応する嵌合突部136 には、前方
に突出し且つ抜き取り案内通路43に沿って略L字状に屈
曲する突条138が等間隔を置いて一体に複数本形成され
ている。
路カバー94の近傍を落下する遊技球を前側に案内するた
めのものである。この傾斜案内部130 は、揺動レバー12
4 の下端部の上下両側から下側に対応する範囲におい
て、下側に移るに従って徐々に前側に突出すべく前下が
りに傾斜させて一体に設けられている。傾斜案内部130
の下端側は、下皿22に対応して前枠4 下部の後側に装着
された連通路139 に上側から嵌合されている。
が内周補強リブ86と略同一高さとなるように溢流案内通
路41の通路壁116 の上側で前側に突出しており、その前
端が回収案内通路44の上部側の後壁132 を構成してい
る。板押さえ部131 は突出壁部133 の下面側に一体に形
成され、前端側で区画板119 の上端部側を押さえるよう
になっている。
102,112,116 等と一体に取り付け部140 が形成されると
共に、複数本の取り付けボス141 が通路壁92,93,101,10
2,112,116 等から独立して一体に形成され、これら取り
付け部140 及び取り付けボス141 に通路カバー94が後側
からネジ142 により着脱自在に固定されている。通路カ
バー94の後側には位置決め突起143 が複数個設けられ、
この位置決め突起143 により通路カバー94と取り付けベ
ース82との間のシールド板145 が位置決めされている。
動球貸し機5 のカード挿入口11にカードを挿入した後、
球貸し操作部21を操作すると、その操作回数に応じた払
い出し指令が球貸し制御基板52を経て払い出し制御基板
49側に送られるので、賞球払い出し装置37の払い出しモ
ータ38が作動し、賞球タンク36からの遊技球を繰り出し
て払い出して行く。そして、この賞球払い出し装置37に
より払い出された遊技球は、賞球案内通路40の縦通路部
104 から傾斜通路部105 を経て、落下テーブル107 から
落下通路部106 内を受けテーブル113 上へと落下し、そ
の開口部106aから案内通路114,115 を介して上皿20へと
案内されて行く。
操作回数に応じてカードの残額が順次減額され、カード
の金額が金額表示部に表示される。ゲーム時には、上皿
20に遊技球を入れた状態で発射装置23の発射ハンドル24
を操作すると、発射モータ25が作動してカム27により打
撃槌28を駆動し、その打撃槌28によって発射レール29上
の遊技球をガイドレール13に沿って遊技盤10上に順次発
射する。なお、1ゲームに付き、16個の遊技球を発射
する。
球口15等に入球するか、又は下部入球装置18の16個の
入球口62の何れかに入球する。上入球口15等に入球した
遊技球は、遊技盤10の裏側に通過して球集合板60の各案
内通路61を経て集球ケース64内に落下し、また下部入球
装置18の入球口62に入球した遊技球は、遊技盤10の裏側
に通過して集球ケース64内に落下する。そして、集球ケ
ース64内の遊技球は通路ユニット39の回収案内通路44へ
と落下し、この回収案内通路44から遊技球回収通路42を
経て島構造体側に回収されて行く。
し、各入球位置の入球検出スイッチ65が遊技球を検出す
ると、その検出信号を遊技制御基板46側で処理して入賞
役の成立か否かを判定し、入賞役が成立した時に、その
難易度に応じた得点を計上する。この時にも画像表示部
57に入賞役の成否、得点等を表示する。
像表示装置14の画像表示部57に変動図柄が表示され、そ
の各図柄が一定時間だけ変動する。そして、その停止図
柄が「7・7・7」等の当たり図柄であれば、一定の条
件下で入賞得点を増加させる等、遊技者に利益を還元す
る。
出しモータ38が作動して回転体76が回転し、払い出しケ
ース74の供給通路77内の賞球を所定数づつ繰り出して払
い出し口78から下方に払い出して行く。そして、この賞
球は、賞球案内通路40の縦通路部104 から傾斜通路部10
5 、落下テーブル107 、落下通路部106 、受けテーブル
113 及び案内通路114,115 を介して上皿20に案内されて
行く。
内通路114,115 側にも受けテーブル113 と同じ高さまで
遊技球が溜まる。このため、その後に賞球案内通路40の
落下テーブル107 から落下する遊技球は、下側に貯留状
態の遊技球の上に落下した後、受けテーブル113 の後端
から溢流案内通路41側へと溢流して、この溢流案内通路
41を経て落下案内通路45内へと流れて行く。
は、落下案内通路45内で放物線を描きながら落下しよう
とするが、その経路の途中にある案内部材127 の偏平面
127a側に衝突して、この偏平面127aに案内されて下側に
落下する。一方、落下案内通路45の通路カバー94側には
傾斜案内部130 があるので、通路カバー94に沿ってその
近傍を落下する遊技球は、この傾斜案内部130 に当たっ
て前側へと送られ、前枠4 下部の連通路139 を経て下皿
22へと案内されて行く。
の下皿22から各連通路139 を経て落下案内通路45の下部
側まで遊技球が充満する。このため、溢流案内通路41か
ら溢流する遊技球があると、その遊技球は貯留中の遊技
球の上に溜まって行き、揺動レバー124 の下部を押すの
で、揺動レバー124 が枢軸126 廻りに外側に回動して作
動片125aを押圧し、満杯検出スイッチ125 が満杯状態に
あることを検出する。そして、満杯検出スイッチ125 が
下皿22の遊技球の満杯を検出すると、賞球払い出し装置
37が停止して払い出し動作を止めると共に、発射モータ
25が停止して打撃槌28による遊技球の発射動作を止め
る。
ンク36等の賞球を全て抜き取る場合には、開閉操作機構
79を操作して供給通路77の下端部の開閉板80を開放す
る。すると供給通路77から賞球タンク36側の賞球は、全
てを供給通路77から抜き取り口81を経て下側へと抜き取
られて行く。そして、この抜き取られた遊技球は、抜き
取り案内通路43の縦通路部99内を下方に落下し、傾斜通
路部100 を経て遊技球回収通路42から島構造体側へと回
収される。
内通路43の縦通路部99内を落下する際に、左右両側から
突出する緩衝突部103 に衝突しながら落下し、これによ
って遊技球の落下時の衝撃を十分に緩和できる。このた
め、抜き取り案内通路43が縦通路部99と傾斜通路部100
とを略L字状に備えた構造であるにも拘わらず、その傾
斜通路部100 の損傷を未然に防止できる。
に画像表示装置14、中継基板146 等を覆う裏カバー32を
装着しているが、この裏カバー32には上部側に膨らみ部
69を、その下側に、遊技制御基板46を入れた遊技制御ユ
ニット90を配置しているため、この膨らみ部69を含む裏
カバー32内の容積を十分に確保できる。従って、裏カバ
ー32の膨らみ部69内に、遊技盤10からの突出量の大きい
遊技部品でも十分に組み込むことが可能となり、遊技盤
10に装着する遊技部品を自由に選択できる。
きさであり、下部入球装置18に対応する部分の後方への
突出量を膨らみ部69に比べて小さくし、この部分の裏カ
バー32の後側に遊技制御ユニット90を設けているので、
膨らみ部69の後側に遊技制御ユニット90を設ける場合に
比較して、膨らみ部69の後方への突出量を十分に確保で
きる。また裏カバー32で下部入球装置18を覆っているた
め、下部入球装置18を裏カバー32で保護でき、下部入球
装置18の損傷等を少なくできる。
ユニット90とは別に、賞球払い出し装置37の払い出し動
作を制御する払い出し制御ユニット48を備え、遊技制御
ユニット90を裏カバー32の後側下部に、払い出し制御ユ
ニット48を裏カバー32の下側で通路ユニット39の後側に
夫々装着しているため、裏カバー32側に装着する遊技制
御ユニット90を小さくできる。
ユニット51を左右に近接させて配置しているため、両制
御ユニット48,51 を上下に配置する場合に比較して、裏
機構板33の裏カバー32から下側の長さを短くでき、裏機
構板33の小型化を図ることが可能である。
部を構成する通路壁92,93,101,102,112,116 、上通路壁
122 、垂下通路壁123 等を一体に形成しているため、こ
の各通路壁92,93,101,102,112,116 、上通路壁122 、垂
下通路壁123 等で裏機構板33の下部側を補強でき、裏機
構板33に大きな開口窓35があるにも拘わらず、裏機構板
33の下部の剛性、強度が向上する。また裏機構板33の開
口窓35の側方下部から下方に亘って各通路40〜45の通路
壁92,93,101,102,112,116 を縦横に配置し、且つ各通路
壁92,93,101,102,112,116 を交差部で一体化しているの
で、一方向に揃って形成する場合等に比較して、全方向
に対して所定の強度を確保できる。
を裏機構板33に一体に形成する一方、この通路壁92,93,
101,102,112,116 の後端に通路カバー94を着脱自在に装
着して各通路40〜45を構成しているため、裏機構板33と
別体の通路板の前後両側に通路壁を一体に形成するもの
に比較して、構造が簡単で部品点数を削減でき、部品管
理の容易化、組み立て作業の簡易化、能率化を図ること
ができる。
構板33から後方への突出量が略同一であって、この各通
路壁92,93,101,102,112,116 に跨がって通路カバー94を
着脱自在に装着しているため、通路カバー94を略板状又
は板状に近い形状にすることができる。換言すれば、通
路カバー94に取り付けベース82を介して払い出し制御ユ
ニット48、球貸し制御ユニット51を装着しているが、各
通路壁92,93,101,102,112,116 の後端が略同一であるた
め、通路カバー94の取り付けベース82に対応する部分
に、後側に突出する突起物等を設ける必要がなく、通路
ユニット39の後側に払い出し制御ユニット48、球貸し制
御ユニット51を容易に装着でき、またその後方への突出
量を小さくできる。
裏機構板33の下隅部に沿って略L字状に配置し、この抜
き取り案内通路43の内側に、これに沿って略L字状に溢
流案内通路41を配置しているため、抜き取り案内通路43
の通路断面積を十分に確保できる。このため、賞球払い
出し装置37から上側の賞球タンク36等の賞球を全て抜き
取る際には、賞球払い出し装置37から出た大量の賞球を
容易に遊技球回収通路42へと案内できる。
賞球払い出し装置37の下側に縦通路部99を有するが、こ
の縦通路部99の下部に緩衝突部103 があり、この緩衝突
部103 によって縦通路部99内を落下する遊技球の衝撃を
緩和するため、賞球の抜き取り時に、その下側の傾斜通
路部100 に対して過大な衝撃がかからず、抜き取り案内
通路43、特にその傾斜通路部100 の損傷を防止でき、耐
久性が向上する。
対向する一対の通路壁101,102 に、その抜き取り案内通
路43内に突出するようにあるため、その両者によって賞
球の衝撃を緩和できる。しかも、各緩衝突部103 を上下
方向に間隔を置いて配置しているため、相対向する通路
壁101,102 に緩衝突部103 があるにも拘わらず、その緩
衝突部103 によって抜き取り案内通路43の通路断面積が
極端に制限されることもなく、抜き取られた賞球を円滑
に遊技球回収通路42側へと案内できる。
は、抜き取り案内通路43から遊技球回収通路42へと大量
の賞球がある時間継続して流れるが、通路カバー94にシ
ールド板145 を介して取り付けベース82を装着している
ため、抜き取り案内通路43内を流れる賞球の静電気等に
よって払い出し制御ユニット48及び球貸し制御ユニット
51側が誤動作することもない。
路43内に嵌合する嵌合突部135,136を通路カバー94に形
成し、この嵌合突部135,136 に対応して通路カバー94の
後側に凹部135a,136a を設けているため、この各通路4
2,43 内の賞球と各制御ユニット48,51 の間隔を大にし
て、賞球による各制御ユニット48,51 への影響を極力少
なくできると共に、この凹部135a,136a 付きの嵌合突部
135,136 によって通路カバー94を軽量化しつつ補強でき
る。
部135,136 から前側に一体に突出する複数本の突条137,
138 があり、この突条137,138 によって各通路42,43 内
を移動する遊技球を通路方向に案内するようにしてい
る。このため、この突条137,138 によって各通路42,43
内の賞球と各制御ユニット48,51 との間隔を更に大にで
きると共に、通路カバー94の強度を確保できる。
々前後に重なっているが、その前後の賞球案内通路40と
抜き取り案内通路43との各通路40,43 を区画板110 で区
画しているので、賞球案内通路40と抜き取り案内通路43
とを裏機構板33と通路カバー94とに跨がって構成する場
合でも、裏機構板33及び通路カバー94の形状を単純化で
き、その成形を容易に行える。
110 の下端を後側に折り曲げて後側の賞球案内通路40用
の底板111 としているため、賞球案内通路40内に金属製
の底板111 を簡単に設け得ると共に、この底板111 によ
って賞球案内通路40内を通過する遊技球による損傷を防
止できる。特に、賞球案内通路40では、賞球払い出し装
置37の払い出し口78からの賞球が縦通路部104 内を落下
するが、この賞球を区画板110 の底板111 で受けること
になるので、賞球案内通路40の損傷を防止でき、その耐
久性が向上する。
一体に備えているので、この区画板110 をアース等に接
続することによって、賞球案内通路40内の底板111 上に
賞球が落下して来た時に、その底板111 を介して遊技球
の静電気を容易に除去することが可能である。
も区画板119 があり、この区画板119 で前側の上下方向
の回収案内通路44と、後側の左右方向の溢流案内通路41
との交差部を前後に区画しているので、裏機構板33側に
回収案内通路44と溢流案内通路41とを前後に交差状に設
けるにも拘らず、その構造を簡単化して成形等を容易に
できる。
画板119 の下端を折り曲げて溢流案内通路41の底板121
を形成しているため、前記区画板119 と同様に、この底
板121 で溢流案内通路41の損傷を防止できると共に、溢
流案内通路41内の賞球の静電気を確実に除去できる。特
に、この区画板119 の底板121 は、溢流案内通路41の略
全長にわたって通路長手方向に延びているので、賞球に
よる溢流案内通路41の底部側の損傷を確実に防止でき
る。
る部分で左右に分断するように成形しておき、組み立て
時に、溢流案内通路41の分断部分に、底板121 を有する
区画板119 を後側から嵌着して、この区画板119 によっ
て回収案内通路44と溢流案内通路41とを前後に区画す
る。そして、溢流案内通路41の後側を塞ぐ通路カバー94
を装着して、この通路カバー94の板押さえ部131 で区画
板119 の上部を後側から押さえると共に、受け部134 で
底板121 の後端部を下側から受ける。
41との交差部分の成形が簡単になり、裏機構板33の成形
が容易である。また組み立て作業が容易であり、区画板
119を容易且つ確実に固定できると同時に、底板121 の
後端を受け部134 で確実に支持できる。
路41の上側に突出壁部133 が突出して、この突出壁部13
3 が回収案内通路44の後壁132 を形成する。このため、
回収案内通路44の後壁132 を溢流案内通路41の上側に予
め形成する必要がなく、溢流案内通路41の上側に回収案
内通路44の後壁132 があるにも拘らず、裏機構板33側の
成形が容易である。
払い出し装置37から払い出された賞球を、賞球案内通路
40の縦通路部104 と傾斜通路部105 とを経て落下テーブ
ル107 から落下通路部106 内を下方に落下させた後、こ
の落下通路部106 の下端の開口部106aを通って上皿20へ
と案内させると共に、上皿20の賞球が満杯状態の時に
は、落下テーブル107 から落下する後続の賞球を、溢流
案内通路41を経て下皿22へと案内する。
賞球案内通路40の落下通路部106 を構成する通路壁112
と溢流案内通路41の一部を構成する一対の通路壁101,11
6 とが裏機構板33側にあり、溢流案内通路41の通路壁10
1,116 間を板状の通路カバー94で後側から塞ぐ一方、こ
の通路カバー94に縦通路部104 と傾斜通路部105 とを構
成する膨出通路壁108 を後方に膨出するように一体に形
成しているので、賞球案内通路40が屈曲構造となるにも
拘わらず、裏機構板33及び通路カバー94の構造を簡素化
できる。また通路カバー94側に、その傾斜通路部105 か
ら落下通路部106 内に突出するように落下テーブル107
を一体に形成しているため、落下テーブル107 の基部側
の形状、構造を大にする等、落下テーブル107 の強度、
耐久性を大にできる。
9 を落下テーブル107 の下側から通路カバー94に跨がっ
て円弧状に設けているので、落下テーブル107 の強度を
十分に確保できると同時に、その補強部109 によって溢
流案内通路41の上端部を制限することがなく、上皿20の
満杯時には、後続の遊技球を溢流案内通路41側に円滑且
つ確実に溢流させることができる。
るが、この通路カバー94には落下テーブル107 の他に、
嵌合突部135,136 、板押さえ部131 等が落下テーブル10
7 と略同じ突出量で一体に形成されているため、前記補
強効果と相俟って、通路カバー94の取り扱い時に、落下
テーブル107 の損傷を防止できる。
に、落下テーブル107 から落下する賞球を受けて上皿20
側に案内する受けテーブル113 があり、この受けテーブ
ル113よりも上側で溢流案内通路41を落下通路部106 に
連通させているため、上皿20が満杯状態の時には、落下
テーブル107 から落下する賞球を一旦受けテーブル113
側で受けた後、賞球を落下通路部106 から溢流案内通路
41に案内できる。
上部に案内部材127 があり、この溢流案内通路41から落
下案内通路45内に送られた賞球を案内部材127 の偏平面
127a側で下側に案内するので、溢流案内通路41から落下
案内通路45内に入った賞球が揺動レバー124 に不規則に
衝突して満杯検出スイッチ125 を作動させることがな
い。
傾斜案内部130 があるため、案内部材127 の偏平面127a
に当たった後、通路カバー94に沿ってその近傍を下方に
落下する遊技球は、この傾斜案内部130 によって前側に
案内でき、落下案内通路45内での賞球の流れを非常に円
滑にできる。このため、落下案内通路45内での賞球の乱
れ等による揺動レバー124 の不安定な揺動がなく、下皿
22の満杯時にのみ、揺動レバー124 を介して満杯検出ス
イッチ125 が確実に作動することになるので、満杯検出
スイッチ125 の誤検出動作を防止できる。
部材127 の偏平面127a側に溢流案内通路41からの遊技球
を衝突させるようにしているため、溢流案内通路41から
の賞球を案内部材127 の偏平面127a側で確実に案内でき
る。
が円弧面127bとなっており、この案内部材127 を落下案
内通路45の上通路壁122 との間に間隔を置いて配置して
いるため、揺動レバー124 が揺動して満杯検出スイッチ
125 が作動して発射装置23を停止させた後にも、既に賞
球払い出し装置37から払い出された多量の賞球が案内さ
れてくるような場合には、その案内部材127 の上側を越
えて揺動レバー124 側へと円滑に遊技球を移動させて行
くことができる。従って、落下案内通路45内の空間を有
効に利用できる。以上、本発明の実施例を詳述したが、
本発明は実施例に限定されるものではない。例えば、実
施例ではアレンジボール機を例示しているが、パチンコ
機等の弾球遊技機においても同様に実施できる。
構板33に賞球払い出し装置37を設けると共に、この裏機
構板33の後側の下部側に、賞球払い出し装置37から払い
出された賞球を遊技球供給皿20に案内する賞球案内通路
40と、遊技球供給皿20の遊技球が満杯状態の時に賞球払
い出し装置37から払い出された賞球を受け皿22に溢流さ
せる溢流案内通路41と、賞球払い出し装置37の賞球の抜
き取り時に、この賞球払い出し装置37からの賞球を島構
造体側に案内する抜き取り案内通路43と、ゲーム時に遊
技盤10の後側に通過した遊技球を島構造体側に案内する
回収案内通路44とを備えた弾球遊技機において、前記各
通路40,41,43,44 の内の所定通路の一部を構成する通路
壁92,93,101,102,112,116 を、裏機構板33から後方に突
出するように該裏機構板33の後側に一体に形成し、この
通路壁92,93,101,102,112,116 と共に所定通路を構成す
る通路カバー94を通路壁92,93,101,102,112,116 の後端
に着脱自在に設け、溢流案内通路41と回収案内通路44と
が切り欠き部120 を介して前後に重なり、この切り欠き
部120 に、溢流案内通路41と回収案内通路44とを前後に
区画する区画板119 を設けているので、部品点数を削減
できると共に、各通路壁92,93,101,102,112,116 によっ
て裏機構板33の下隅部の剛性、強度を容易に確保でき
る。
1に記載の発明において、各通路壁92,93,101,102,112,
116 の裏機構板33から後方への突出量を略同一にし、こ
の各通路壁92,93,101,102,112,116 に跨がって通路カバ
ー94を着脱自在に装着しているので、通路カバー94を略
板状又は板状に近い形状にでき、従って、通路ユニット
39の後側に制御ユニット48,51 を容易に装着でき、また
その後方への突出量を小さくできる。
1又は2に記載の発明において、裏機構板33に、遊技盤
10の後側の裏カバー32が嵌合する開口窓35を形成し、こ
の開口窓35の側方下部から下方に亘って所要通路の通路
壁92,93,101,102,112,116 を縦横に配置しているので、
各通路壁92,93,101,102,112,116 を一方向に揃えて形成
する場合等に比較して、全方向に対して所定の強度を確
保できる。
面図である。
面図である。
面背面図である。
図である。
断面図である。
正面図である。
面背面図である。
カバー取り外し状態の背面図である。
カバー取り外し状態の斜視図である。
カバーの一部破断斜視図である。
カバーの正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 裏機構板(33)に賞球払い出し装置(37)を
設けると共に、この裏機構板(33)の後側の下部側に、賞
球払い出し装置(37)から払い出された賞球を遊技球供給
皿(20)に案内する賞球案内通路(40)と、遊技球供給皿(2
0)の遊技球が満杯状態の時に賞球払い出し装置(37)から
払い出された賞球を受け皿(22)に溢流させる溢流案内通
路(41)と、賞球払い出し装置(37)の賞球の抜き取り時
に、この賞球払い出し装置(37)からの賞球を島構造体側
に案内する抜き取り案内通路(43)と、ゲーム時に遊技盤
(10)の後側に通過した遊技球を島構造体側に案内する回
収案内通路(44)とを備えた弾球遊技機において、前記各
通路(40)(41)(43)(44)の内の所定通路の一部を構成する
通路壁(92)(93)(101)(102)(112)(116)を、裏機構板(33)
から後方に突出するように該裏機構板(33)の後側に一体
に形成し、この通路壁(92)(93)(101)(102)(112)(116)と
共に所定通路を構成する通路カバー(94)を通路壁(92)(9
3)(101)(102)(112)(116)の後端に着脱自在に設け、溢流
案内通路(41)と回収案内通路(44)とが切り欠き部(120)
を介して前後に重なり、この切り欠き部(120) に、溢流
案内通路(41)と回収案内通路(44)とを前後に区画する区
画板(119) を設けたことを特徴とする弾球遊技機の通路
装置。 - 【請求項2】 各通路壁(92)(93)(101)(102)(112)(116)
の裏機構板(33)から後方への突出量を略同一にし、この
各通路壁(92)(93)(101)(102)(112)(116)に跨がって通路
カバー(94)を着脱自在に装着したことを特徴とする請求
項1に記載の弾球遊技機の通路装置。 - 【請求項3】 裏機構板(33)に、遊技盤(10)の後側の裏
カバー(32)が嵌合する開口窓(35)を形成し、この開口窓
(35)の側方下部から下方に亘って所要通路の通路壁(92)
(93)(101)(102)(112)(116)を縦横に配置したことを特徴
とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機の通路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188095A JP2974240B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 弾球遊技機の通路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188095A JP2974240B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 弾球遊技機の通路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910405A JPH0910405A (ja) | 1997-01-14 |
JP2974240B2 true JP2974240B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=16217620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7188095A Expired - Lifetime JP2974240B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 弾球遊技機の通路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974240B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4597342B2 (ja) * | 2000-10-02 | 2010-12-15 | 株式会社足立ライト工業所 | パチンコ遊技機の球排出通路 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP7188095A patent/JP2974240B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0910405A (ja) | 1997-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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