JP3654663B2 - 遊技機 - Google Patents

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稔 三輪
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは賞球排出通路の配置と材料の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばパチンコ機やアレンジボール式遊技機(アレパチ)等の鋼製の遊技球を使用する遊技機は、外殻となると共に遊技機を遊技機設置島(以下単に島という)に取り付けるためにも使用される外枠、蝶番を介して外枠に装着された前枠、遊技盤の裏側に配されて入賞球、アウト球や賞球の通路、賞球払出機構、各種の制御を行うための制御基盤等が設けられた裏機構板、金枠を介して前枠に装着されたガラス枠、上皿を有する皿扉、前枠に固定された下皿等が備えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機では、入賞球、アウト球や賞球の通路が裏機構板の背面側に配されていたので、背面側における制御基板などの部品配置の自由度が低かった。また、遊技球用の通路を迂回して配線しなければならなかった。或いは、例えば賞球排出のための通路に玉詰まり等の障害が発生した場合、その障害を特定するためには裏機構板を含む機体全体を開ける必要があった。このような作業に際しては遊技者に一時的な退席を求めなければならず、遊技の興趣を損なうことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の遊技機は、
遊技盤を支承する下縁部と該遊技盤の側面に接触ないし接近して該遊技盤の左右方向の移動を規制する側縁部とを有して前記下縁部および側縁部を含む内枠部の内側に前記遊技盤を収納するプラスチック製の収納枠と、
該収納枠の前面に開閉自在に装着されて前記遊技盤を覆う透明板を保持するガラス枠と、
遊技球を貯留する上皿を有し前記ガラス枠の下方にて前記収納枠に対して開閉自在な皿扉と、
遊技球を貯留する下皿を有し前記皿扉の下方にて前記収納枠に固着された下皿部材と、
前記収納枠の背面側に装着されて前記遊技盤の前面側に形成される遊技領域に放出された遊技球の挙動により入賞が成立した際に設定数の遊技球を賞球として排出する賞球払出装置と、
前記収納枠に設けられて前記賞球払出装置から排出された賞球を誘導する賞球排出通路とを備える遊技機において、
前記賞球排出通路に、前記側縁部の外側に配されて前記賞球払出装置から排出された賞球を前記収納枠の背面側から前面側へ導く横断部と、該横断部に接続され前記側縁部に沿って下降し且つ前面側を透明材で形成された誘導部とを設け、該横断部の一部を前記収納枠の背面側の前記賞球払出装置付近に突出形成してその上端を前記賞球払出装置から排出された前記賞球の入口となし、
脚部と腕部とからなる倒立L字状で前記誘導部を通過した賞球が流入する分配室と、
前記皿扉に設けられ、底面と3側面を有して上部および1側面が開口し、前記側面の開口で前記上皿への遊技球の出口となる上皿出口に連通し、前記皿扉を閉じた状態では前記上部の開口が前記腕部内に達して前記誘導部を通過して分配室に流入した賞球を受け容れる受球部材と、
前記上皿に遊技球が多量に貯留されて前記受球部材内までが遊技球で満たされたときに前記誘導部から前記分配室に放出されたが、該受球部材を満たしている賞球により該受球部材への進入を阻まれて前記脚部へ落下した賞球を前記脚部から流出させる下皿排出路と、
該下皿排出路の下方に位置して前記収納枠に設けられた傾斜面と、
前記下皿への遊技球の出口となる下皿出口に連通していて、前記傾斜面を転動してきた賞球が流入する下皿誘導路とを備え、
前記賞球排出通路は、前記突出部分を除いては前記収納枠の背面側には配されておらず、
前記分配室、前記傾斜面及び前記下皿誘導路が前記収納枠の前面側に設けられている
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1記載の遊技機は、プラスチック製の収納枠を備えるが、その収納枠に設けられた賞球排出通路に、前記側縁部の外側に配されて賞球払出装置から排出された賞球を収納枠の背面側から前面側へ導く横断部と、該横断部に接続され前記側縁部に沿って下降し且つ前面側を透明材で形成された誘導部とを設け、該横断部の一部を前記収納枠の背面側の前記賞球払出装置付近に突出形成してその上端を前記賞球払出装置から排出された前記賞球の入口となし、賞球排出通路は、突出部分を除いては収納枠の背面側には配されていない構成としたので、制御基板などの部品配置の自由度が向上する。また、賞球排出のための通路を迂回して配線する必要もなく、フラットケーブルによる配線を広範囲で採用できるので、配線作業に要する工程、工数を削減できる。
【0014】
【実施例】
次に、本発明の好適な一実施例を説明する。
図1は本発明の遊技機としてのパチンコ機10の正面図であり、可変図柄表示装置12、可変図柄表示装置12を始動させる始動入賞口14、大当たり時に開放される大入賞口16、普通入賞口18、風車20、アウト球を排出するためのアウト穴21等を有する周知の遊技盤22を備えている。遊技盤22の前面側は、ほぼ全体がプラスチック製のガラス枠24に保持される二重の透明板26で覆われており、遊技盤22と透明板26との間に遊技領域28が形成されている。また、ガラス枠24は、全体がプラスチック製の収納枠30に開閉自在に装着されており、収納枠30の上部にはいわゆる大当り状態が発生した際に点灯する大当りランプ32が組み付けられている。また、収納枠30は、上辺34aが木製で他の3辺がプラスチック製の外枠34にヒンジ36、36を介して開閉自在に取り付けられており、錠38を操作することにより、ヒンジ36、36を軸として開閉可能である。
【0015】
収納枠30には、ガラス枠24の下方に、上皿40を有する皿扉42がヒンジ(図示略)を介して開閉自在に装着されている。上皿40には、パチンコ機10内部から排出される遊技球の出口となる上皿出口44が開口している。この皿扉42は、通常の使用時には右裏側にてロックされて閉状態に保持され、併せてガラス枠24によって上辺部分を押さえられ開放を防止されている。したがって、皿扉42を開くには、ガラス枠24を開放し、さらに右裏側のロックを解除する必要がある。
【0016】
また、図1および細部を省略した収納枠30の斜視図である図2に示すように、収納枠30には、皿扉42(図2には示さない)の下方に下皿46を有する下皿部材48が固着されており、下皿46には、パチンコ機10内部から排出される遊技球の出口となる下皿出口50が開口している。
【0017】
図1に示すように、この下皿46の底部には、スライド板52が設けられており、スライド板52をスライドさせて排出穴(図示略)を開放して遊技球を排出できる。下皿部材48には複数の小孔からなるスピーカ面54が設けられており、スピーカ面54の裏側には遊技状態に応じて音声を発するスピーカ136(図1には示さない)が装着されている。
【0018】
さらに図1および図2に示すように、下皿部材48には、上皿40から供給される遊技球を遊技領域28に発射するための発射ソレノイド96(図1、図2には示さない)を操作する発射ハンドル56が設置されている。
次に、収納枠30の構造について説明する。
【0019】
図2、図3および図10に示すように、収納枠30の中央部には、ほぼ矩形の窓58が設けられており、図2および図3に示すようにこの窓58の外周に沿って内枠部60が設けられている。また、図2、図3および図10に示すように、収納枠30の上辺に沿って、収納枠30と一体成形された賞球タンク62が設けられており、賞球タンク62には、図示しない島からの遊技球供給路を介して賞球用の遊技球が供給される構造である。さらに、図2ないし図6に示すように、収納枠30には、図1に示されるガラス枠24および皿扉42を収容、保持するための外枠部64が形成されている。この外枠部64の下辺は中央へ向かう傾斜面66、68で形成されており、両傾斜面66、68の中間には下皿出口50(図1、図2、図6参照)に連通する下皿誘導路70が設けられている。
【0020】
図3に示すように、内枠部60の左側縁部60aには、かまぼこ状の突起72、72が設けられている。また図示をしないが、左側縁部60aに対向している右側縁部60bにも、突起72、72と同様の突起が設けられている。
図3ないし図7に示すように、窓58と左側縁部60aとの間には段差74が設けられ、図4および図7に示すように、窓58と右側縁部60bとの間には段差74と同様の段差76が設けられている。
【0021】
図3ないし図7に示すように、窓58の下辺58aの前面側には、下辺58aに対してほぼ直交する前壁78が設けられている。図3、図5および図7に示すように、前壁78には、左側縁部60a側から右側縁部60b側に向かって傾斜する第1傾斜部80および第1傾斜部80とは逆に傾斜する第2傾斜部82が設けられている。第1傾斜部80の下曲面80aと第2傾斜部82との間には、遊技球が通過可能な集合通路84が形成されており、この集合通路84の下方には、図7に示されるように入賞球計数装置86を収容するための収容室88が形成されている。
【0022】
図9に示すように、入賞球計数装置86は、集合通路84側に開口する入口201を有する筒状の上端部203および同様に筒状の下端部205を側壁部207で連結した形状の球通路208を備えている。また側壁部207の中央部には相対向する1組の開口209、211が設けられ、これらの開口209、211にわたって近接スイッチ213が設置されている。また球通路208内には、上端部203にて軸支された一対の板部215、217、板部215、217の先端に設けられた球受部219とからなる揺動部材221が設置されている。この揺動部材221は、楔部材223を介して接続されているソレノイド225によって駆動されて、球通路208内で揺動可能である。楔部材223には、ソレノイド225を復帰させるためのばね227が装着されている。
【0023】
こうした構成により、集合通路84から入賞球計数装置86へ導かれた遊技球は、球通路208内を落下して球受部219にて一旦停止される。ここで近接スイッチ213はオンとなる。近接スイッチ213の信号は、例えば主制御基板134に入力されて、賞球払出装置120を稼動させる等、所定の制御操作に使用される。次に、ソレノイド225の作動によって揺動部材221が矢印B方向に揺動させられると、遊技球は球受部219と球通路208との間に形成される空隙を通過して落下する。この際、次に続く遊技球があれば、この遊技球は楔部材223によって落下を阻止される。さらにソレノイド225の復帰に伴って楔部材223が後退すると、この遊技球は落下して球受部219上で停止し、上述のように近接スイッチ213が作動する。このようにして、入賞した遊技球は正確に1球づつ計数されて排出される。
【0024】
図3、図5および図7に示すように、入賞球計数装置86が配されている収容室88の下方には、回収口89が開口しており、この回収口89は、島に設置されている回収路(図示略)に接続される。このため、入賞球計数装置86で計数された遊技球は島へと回収されることになる。
【0025】
第2傾斜部82の下方はさらに前方に突出してレール取付部90となっており、図3および図5に示すように、レール取付部90の一部は凹陥部92が設けられている。図4および図5に示すように、レール取付部90には発射レール94が取り付けられ、図5に示すように、凹陥部92には、発射レール94の端部に載置された遊技球を打撃するための発射ソレノイド96が装着される。図4および図5に示すように、この発射ソレノイド96はカバーボックス98にて覆われる。
【0026】
また、図3、図5、図7および図8に示すように、レール取付部90と収容室88との間には、遊技球が通過可能なアウト球排出路100が設けられている。このアウト球排出路100には、図8に示されるように近接スイッチ102が設置されており、この近接スイッチ102の出力信号によりアウト球排出路100を通過する遊技球を計数することができる。また、アウト球排出路100の出口側は回収口89の上方に開口しており、アウト球排出路100を通過した遊技球は、回収口89から回収路へと排出されることになる。
【0027】
このように、このパチンコ機10では、近接スイッチ102をアウト球排出路100に設置している。従来、アウト球をカウントするための近接スイッチ等のセンサ類は、島に設置された回収路に設けられていたが、このパチンコ機10によれば、そのようなセンサ類を回収路に設置する必要はなくなる。また、従来、このようなセンサ類でアウト球を正確に検出するために、島とパチンコ機との接続構造や回収路の構造、寸法などに様々な制限を受けていたが、このパチンコ機10によれば、かかる制限を受けないので、回収路自体の構造および島の構造等の自由度が向上すると共に、これらの構造の簡素化が可能となる。
【0028】
図8に示すように、アウト球排出路100の上方には、アウト球排出路100とアウト球落下口140(図4、図5参照)とを接続する接続部材101a、101bが仕切り板152と一体に成形されて配されており、遊技盤22のアウト穴21からアウト球落下口140へ流出した遊技球を上述のアウト球排出路100へと導くことができる。
【0029】
一方、図3、図5、図6および図8に示すように、収容室88を挟んでアウト球排出路100と反対側に、脚部104aと腕部104bとからなる倒立L字状の分配室104が設けられている。この分配室104下方から側方にかけて、L字状の溝として回収口89に接続された玉抜き通路106が設けられている。この玉抜き通路106に連通する鉛直通路108が、内枠部60の左側縁部60aに沿って設けられている。この鉛直通路108は、分配室104とも連通しており、図6および図8に示されるように、ダンパ110の切換操作によって分配室104(図6参照)または玉抜き通路106(図8参照)に、択一的に接続される。
【0030】
図6に示すように、鉛直通路108は、収納枠30の左側縁部60aの外側を通過して前面側から背面側に至る横断通路112に連通されている。図10に示すように、この横断通路112は、収納枠30の背面側に突出する入口114で開口している。
【0031】
図10および図11に示すように、賞球タンク62の下部には遊技球が流出可能な賞球流出口116が設けられており、賞球流出口116は、遊技球を整列させながら流下させるプラスチック製の賞球誘導樋118を介して、賞球払出装置120に接続されている。賞球払出装置120は、例えば特開平5−42248号公報に記載されているように、ステッピングモータにて駆動されるフライトスクリュの回転によって、遊技球を賞球誘導樋118から導入した遊技球を入口114(図11には示さない)に排出できる。
【0032】
また、図11に示すように、窓58内に位置する遊技盤22の背面側には、可変図柄表示装置12の制御部12aが配されており、遊技盤22の下部には、大入賞口16他の入賞球を集合させるための入賞球集合樋122が装着されている。
【0033】
図10および図11に示すように、収納枠30には、交流24V電源に接続される電源基板124、電源基板124とフラットケーブル126を介して接続された副制御基板128、副制御基板128とフラットケーブル130を介して接続され制御部12aとフラットケーブル132a、132bを介して接続されている主制御基板134が装着されており、これらがパチンコ機10の電気的な部品の制御を司っている。また、図11に示すように、収納枠30の下部には、図1に示されるスピーカ面54に対応する位置にスピーカ136が装着されている。
【0034】
ここで収納枠30の前面側の説明に戻ると、図3、図4および図5に示すように、内枠部60の左側縁部60aおよび右側縁部60bの下方には、一対の爪板138a、138bが設けられており、これら爪板138a、138b間には透明プラスチック製の下縁部60cが横設されている。この下縁部60cは、左側縁部60aおよび右側縁部60bと共に内枠部60を構成している。このように構成される内枠部60は遊技盤22の外周形状にほぼ整合する形状で、内枠部60内に遊技盤22を収容、保持可能である。また、内枠部60に収容された遊技盤22は、下縁部60cによって支承され、左側縁部60aおよび右側縁部60bにより左右方向の移動を規制され、爪板138a、138bによって前方への移動を規制される。また、窓58と内枠部60との間に設けられている段差74、76により後方への移動を規制される。したがって、遊技盤22は内枠部60、爪板138a、138bおよび段差74、76によって、各方向への移動を規制され、所定の位置に保持されることになる。なお、この際左側縁部60aに設けられた突起72、72および右側縁部60bの突起は、左側縁部60aおよび右側縁部60bと遊技盤22との摩擦力を強めるべく作用することになる。
【0035】
図4および図8に示すように、内枠部60の下縁部60cの中央付近には、アウト球落下口140が開口している。
図4および図5に示すように、下縁部60cは、下縁部60cの下方に垂下された透明プラスチック製のカバー142と一体成形されており、カバー142は収納枠30に着脱自在である。このカバー142には、長方形の上皿排出口144、屋根状で横向きおよび下向きの開口146a、146b(図5参照)を備える下皿排出路146および点検口148(図5参照)が設けられており、点検口148には透明プラスチック製の蓋150が開閉自在に装着されている。この点検口150を開放すれば、入賞球計数装置86とその付近の玉詰まりをつつき棒等で除去することができる。
【0036】
図4および図7に示すように、収納枠30には、段差74、76間にわたって、下縁部60cに対してほぼ垂直に、仕切板152が装着されており、仕切板152と前壁78との間に遊技球が通過可能な間隙154が形成されている。この間隙154内には、図11に示される入賞球集合樋122の出口が配されており、入賞球集合樋122にて集められた遊技球が間隙154内に落下する構成である。
【0037】
図4および図5に示すように、鉛直通路108の前面側は透明プラスチック製の通路カバー156にて覆われており、鉛直通路108からの遊技球の流出を防止している。
図4、図5および図6に示すように、分配室104はカバー142にて覆われているが、上皿排出口144が分配室104の腕部104bに対応する位置、下皿排出路146の横向き開口146aが分配室104の脚部104aに対応する位置となっている。また図6に示すように、皿扉42に設けられた受球部材160が上皿排出口144を貫通して腕部104b内に至っている。この受球部材160は、底面と3側面を有して上部および1側面が開口する部材で、この開口された側面側で上皿40の上皿出口44に連通している。
【0038】
一方、脚部104aには下皿排出路146の横向き開口146aが接続されているが、図4および図6に示すように、この下皿排出路146の下方に、収納枠30の傾斜面66が位置している。
以上のように、賞球払出装置120から排出される遊技球を導くための賞球排出通路180は、入口114を備える横断通路112−鉛直通路108−ダンパ110−分配室104にて構成され、鉛直通路108は通路カバー156にてカバーされ分配室104は透明プラスチックのカバー142で覆われている。また、図示を省略しているが、鉛直通路108から分配室104に至る部分に対応する通路カバー156およびカバー142には、賞球排出通路180に沿って幅約2mmのつつき溝が設けられており、このつつき溝を介して針金製などのつつき棒を賞球排出通路180内に挿入できるので、賞球排出通路180に玉詰まりがあっても、つつき棒等を使用して速やかに除去できる。しかも、その作業がパチンコ機10の前面側のみでできるので、きわめて簡単である。
【0039】
このような賞球排出通路180の構成(図6参照)により、賞球払出装置120から排出された遊技球は、入口114から横断通路112を経て収納枠30の前面側に至り、鉛直通路108を落下し、ダンパ110を含む湾曲部分でほぼ水平方向に進路を曲げられ、分配室104の腕部104b内に配された受球部材160内に放出される。さらに、遊技球は、受球部材160から上皿出口44を経て上皿40に排出される。また、上皿40に遊技球が多量に貯留されて受球部材160内までが遊技球で満たされると、鉛直通路108を落下して分配室104内に放出された遊技球は、受球部材160を満たしている遊技球により受球部材160への進入を阻まれるので、脚部104aへと落下する。
【0040】
また、入賞により遊技盤22の背面側に設けられた入賞球集合樋122を経て収納枠30の前壁78と仕切板152との間隙154に落下した遊技球は、図7に示されるように第1傾斜部80、第2傾斜部82上を転動し、集合通路84から入賞球計数装置86へ落下する。入賞球計数装置86へ落下した遊技球は、上述のように計数されて1球ずつ排出される。排出された遊技球は、回収口89から回収路へと排出される。
【0041】
他方、遊技領域28においてアウトとなった遊技球は、図8に示されるようにアウト穴21→アウト球落下口140→接続部材101a、101bからアウト球排出路100へ導かれ、近接スイッチ102によってカウントされた後、回収口89から回収路へと排出される。また、図示を省略しているが、アウト球落下口140から回収口89に至る部分に対応するカバー142には、遊技球の通路に沿って幅約2mmのつつき溝が設けられており、このつつき溝を介して針金製などのつつき棒を遊技球の通路内に挿入できるので、アウト球落下口140から回収口89に至る通路に玉詰まりがあっても、つつき棒等を使用して速やかに除去できる。しかも、その作業がパチンコ機10の前面側のみでできるので、きわめて簡単である。
【0042】
さらに、パチンコ機10の入れ換え等に際して、賞球タンク62に貯留されている遊技球を排出する場合には、図示しない玉抜スイッチをオンすると、ダンパ110が図示しないソレノイドにて駆動されて図6の状態から図8の状態に変位し、鉛直通路108と玉抜き通路106とが連通される。併せて賞球払出装置120が稼動して賞球タンク62からの遊技球を排出する。排出された遊技球は横断通路112、鉛直通路108から玉抜き通路106を経て回収口89から回収路へ排出される。また、図示を省略しているが、玉抜き通路106に対応するカバー142には、玉抜き通路106に沿って幅約2mmのつつき溝が設けられており、このつつき溝を介して針金製などのつつき棒を玉抜き通路106内に挿入できるので、玉抜き通路106に玉詰まりがあっても、つつき棒等を使用して速やかに除去できる。しかも、その作業がパチンコ機10の前面側のみでできるので、きわめて簡単である。
【0043】
これら、遊技球を上皿40、下皿46または回収路へと排出するための通路が、賞球タンク62〜横断通路112の部分を除いて、収納枠30の前面側に配置されている。したがって、これらの通路106、108、100、101a、101b、分配室104、収容室88、入賞球計数装置86等に例えば玉詰まり等の何等かの障害があっても、その点検作業や復旧作業は収納枠30の前面側で行うことが可能であり、従来のごとく収納枠30の背面側を点検、復旧するためにパチンコ機10全体を開く必要はない。
【0044】
しかも、これら各通路106、108、100、101a、101b、分配室104、収容室88等の前面側が透明プラスチック製の部材で覆われており、入賞球計数装置86の球通路208等も透明プラスチック製である。したがって、これらの通路106、108、100、101a、101b、分配室104、収容室88、入賞球計数装置86等に例えば玉詰まり等の何等かの障害があっても、そのような箇所を視認により速やかに発見でき、点検作業や復旧作業を迅速に行うことができる。また、これらの通路106、108、100、101a、101b、分配室104に対応するカバー142や通路カバー156に設けられたつつき溝を介してつつき棒などを挿入可能であり、収容室88の内部は点検口148を開放すればつつき棒等を挿入できるので、これらの通路106、108、100、101a、101b、分配室104、収容室88、入賞球計数装置86等に玉詰まりがあっても、つつき棒等を使用して速やかに除去できる。しかも、その作業がパチンコ機10の前面側のみでできるので、きわめて簡単である。
【0045】
各通路106、108、100、101a、101b、分配室104、収容室88等が、溝状や凹陥状にて収納枠30に一体成形されており、収納枠30に通路カバー156、カバー142を装着するだけでこれらの通路等を完成できる。このため、各通路106、108、100、101a、101b、分配室104、収容室88等の設置に要する工程、工数を削減できる。また、このように収納枠30に遊技球の通路等が一体化されているので、パチンコ機10の組立に要する工程、工数を削減できる。しかも、上述の説明および図示にて明かなように、このパチンコ機10にては、従来の裏機構板に相当する部材は必要とされないので、パチンコ機10の部品製造、組立に要する工程、工数の削減効果はきわめて大きい。
【0046】
さらに、図11にても明らかなように、賞球払出装置120付近を除いては、パチンコ機10の背面側に遊技球用の通路が配されていない。このため、パチンコ機10の背面側における制御基板などの部品配置の自由度が向上している。また、遊技球用の通路がないので、このような通路を迂回して配線する必要もなく、フラットケーブルによる配線を広範囲で採用できる。このため、配線作業に要する工程、工数を削減できる。
【0047】
以上、実施例に従って、本発明について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の遊技機では、賞球払出装置付近に配された横断部の突出部分を除いては収納枠の背面側には賞球排出通路が配されていないので、制御基板などの部品配置の自由度が向上する。また、賞球排出のための通路を迂回して配線する必要もなく、フラットケーブルによる配線を広範囲で採用できるので、配線作業に要する工程、工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 実施例のパチンコ機に装着された収納枠の概略斜視図である。
【図3】 実施例のパチンコ機に装着された収納枠の斜視図である。
【図4】 実施例のパチンコ機における収納枠の下部の斜視図である。
【図5】 図4に対応する分解斜視図である。
【図6】 実施例のパチンコ機における賞球の排出経路の説明図である。
【図7】 実施例のパチンコ機における入賞球の回収経路の説明図である。
【図8】 実施例のパチンコ機における玉抜きの経路およびアウト球の回収経路の説明図である。
【図9】 実施例のパチンコ機に装着された入賞球計数装置付近の拡大説明図である。
【図10】 実施例のパチンコ機において収納枠の背面側に装着される部品を説明する分解斜視図である。
【図11】 実施例のパチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
10・・・パチンコ機(遊技機)、21・・・アウト穴、22・・・遊技盤、24・・・ガラス枠、26・・・透明板、28・・・遊技領域、30・・・収納枠、34・・・外枠、40・・・上皿、42・・・皿扉、44・・・上皿出口、46・・・下皿、48・・・下皿部材、50・・・下皿出口、58・・・窓、60・・・内枠部、60a・・・左側縁部(側縁部)、60b・・・右側縁部(側縁部)、60c・・・下縁部、62・・・賞球タンク、70・・・下皿誘導路、78・・・前壁(入賞球回収通路)、80・・・第1傾斜部(入賞球回収通路)、82・・・第2傾斜部(入賞球回収通路)、84・・・集合通路(入賞球回収通路)、86・・・入賞球計数装置(入賞球計数機構)、88・・・収容室(入賞球回収通路)、89・・・回収口、100・・・アウト球排出路(アウト球回収通路)、101a、101b・・・接続部材(アウト球回収通路)、102・・・近接スイッチ、104・・・分配室(賞球排出通路)、104a・・・脚部(賞球排出通路)、104b・・・腕部(賞球排出通路)、106・・・玉抜き通路、108・・・鉛直通路(賞球排出通路、誘導部)、110・・・ダンパ(賞球排出通路)、112・・・横断通路(賞球排出通路、横断部)、114・・・入口(賞球排出通路)、116・・・賞球流出口、118・・・賞球誘導樋、120・・・賞球払出装置、122・・・入賞球集合樋、140・・・アウト球落下口、142・・・カバー(透明材)、144・・・上皿排出口、146・・・下皿排出路、152・・・仕切板(透明材)、154・・・間隙(入賞球回収通路)、156・・・通路カバー(透明材)、160・・・受球部材、180・・・賞球排出通路、208・・・球通路(遊技球通過域、透明材)。

Claims (1)

  1. 遊技盤を支承する下縁部と該遊技盤の側面に接触ないし接近して該遊技盤の左右方向の移動を規制する側縁部とを有して前記下縁部および側縁部を含む内枠部の内側に前記遊技盤を収納するプラスチック製の収納枠と、
    該収納枠の前面に開閉自在に装着されて前記遊技盤を覆う透明板を保持するガラス枠と、
    遊技球を貯留する上皿を有し前記ガラス枠の下方にて前記収納枠に対して開閉自在な皿扉と、
    遊技球を貯留する下皿を有し前記皿扉の下方にて前記収納枠に固着された下皿部材と、
    前記収納枠の背面側に装着されて前記遊技盤の前面側に形成される遊技領域に放出された遊技球の挙動により入賞が成立した際に設定数の遊技球を賞球として排出する賞球払出装置と、
    前記収納枠に設けられて前記賞球払出装置から排出された賞球を誘導する賞球排出通路とを備える遊技機において、
    前記賞球排出通路に、前記側縁部の外側に配されて前記賞球払出装置から排出された賞球を前記収納枠の背面側から前面側へ導く横断部と、該横断部に接続され前記側縁部に沿って下降し且つ前面側を透明材で形成された誘導部とを設け、該横断部の一部を前記収納枠の背面側の前記賞球払出装置付近に突出形成してその上端を前記賞球払出装置から排出された前記賞球の入口となし、
    脚部と腕部とからなる倒立L字状で前記誘導部を通過した賞球が流入する分配室と、
    前記皿扉に設けられ、底面と3側面を有して上部および1側面が開口し、前記側面の開口で前記上皿への遊技球の出口となる上皿出口に連通し、前記皿扉を閉じた状態では前記上部の開口が前記腕部内に達して前記誘導部を通過して分配室に流入した賞球を受け容れる受球部材と、
    前記上皿に遊技球が多量に貯留されて前記受球部材内までが遊技球で満たされたときに前記誘導部から前記分配室に放出されたが、該受球部材を満たしている賞球により該受球部材への進入を阻まれて前記脚部へ落下した賞球を前記脚部から流出させる下皿排出路と、
    該下皿排出路の下方に位置して前記収納枠に設けられた傾斜面と、
    前記下皿への遊技球の出口となる下皿出口に連通していて、前記傾斜面を転動してきた賞球が流入する下皿誘導路とを備え、
    前記賞球排出通路は、前記突出部分を除いては前記収納枠の背面側には配されておらず、
    前記分配室、前記傾斜面及び前記下皿誘導路が前記収納枠の前面側に設けられている
    ことを特徴とする遊技機。
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