JP2008220581A - 遊技機 - Google Patents

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智靖 市川
Hirohito Aoyama
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Abstract

【課題】本体枠における遊技球の貯留量を増加させると共に、球払出装置へ遊技球を素早く供給することができ、かつ本体枠における開口領域をより効果的に拡大できる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機の本体枠2には、上辺部201、一対の側辺部202、203及び下辺部204による枠形状の内側に開口領域200が形成されている。上辺部201には、遊技球を貯留する球貯留部31と、球貯留部31に貯留した遊技球を整流して遊技機の左右方向Wへ流下させる球流路部4とが設けてある。球払出装置6の下流側には、オーバーフロー通路の入口と、遊技球を上皿へ導く球受入部とが、左右方向Wにおける外側から中央側に向けて順次隣接して設けてある。下辺部204に設けた球払出装置6の周辺には、上下球通路5内の遊技球を球回収通路24へ抜き出すための球抜き機構7が設けてある。
【選択図】図11

Description

本発明は、本体枠の前面側に上皿及び下皿を配設してなる遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機において、遊技盤の遊技領域へ発射された遊技球は、遊技盤に配設した入賞口に入賞するか、又は入賞口に入賞せずに遊技盤の下部に形成したアウト口に入る。そして、入賞口に入賞した遊技球であるセーフ球(入賞球)を入賞検知センサにより検知し、球払出装置から球払出通路を介して遊技機の前面側に配設した球皿へ、入賞球数に応じて所定数の遊技球を払い出している。
このような遊技機としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1の遊技機においては、遊技盤を取り付けた内枠(本体枠)の裏面において、遊技球を貯える貯球部であるタンク排出通路(球貯留部)の略真下に下方へ直線状に延出する樋(上下球通路)を設けると共に、この樋の出口近傍に賞球払出手段(球払出装置)を設け、かつこの賞球払出手段から払い出した遊技球を、内枠の前面側に配設した貯球皿へ導く球案内通路を設けている。これにより、樋の占有スペースを小さくして、遊技盤の裏面側における部品配置スペースを拡大すると共に、賞球払出手段から球案内通路へ払い出す遊技球の衝撃を軽減している。
しかしながら、上記従来の遊技機においては、タンク排出通路においてより多くの遊技球を貯留し、この遊技球を適切に整流させて、球詰まりが生じ難い状態で球払出装置へ流下させるための工夫はなされていない。また、従来の遊技機においては、球払出装置の単位時間当たりの払出速度が機能的に上昇した場合において、この球払出装置へ遊技球を不足させることなく供給する工夫はなされていない。さらに、本体枠の開口領域をより効果的に拡大させるための工夫もなされていない。特に、球貯留部や上下球通路内の遊技球を、遊技機の外部へ排出する球抜き機構を設けた遊技機において、上記各工夫を行った例がない。
特開2004−89506号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、本体枠における遊技球の貯留量を増加させると共に、球払出装置へ遊技球を素早く供給することができ、かつ本体枠における開口領域をより効果的に拡大することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上辺部、側辺部及び下辺部を備えた本体枠と、該本体枠の前面側に配設した上皿及び下皿とを有し、上記上皿は、上記本体枠に配設した球払出装置から払い出される遊技球を貯留すると共に、上記下辺部に配設した球発射装置へ遊技球を供給するよう構成し、上記下皿は、オーバーフロー通路を経由して上記上皿から溢れ出した遊技球を貯留するよう構成してなる遊技機において、
上記上辺部には、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部に貯留した遊技球を整流して上記遊技機の左右方向へ流下させる球流路部とが設けてあり、
上記球流路部は、上記遊技機の前後方向の遊技球の流下を整流する横整流部と、上記遊技機の上下方向の遊技球の流下を整流する縦整流部とを有しており、
上記横整流部と上記縦整流部とを交互に複数回繰り返して形成することにより、上記前後方向において1列状態で、かつ上記上下方向において1段状態で遊技球を流下させる球流路を合計4条形成すると共に、該4条の球流路は、2条ずつをセットにした球流路組として形成してあり、
該球流路組のうち一方の球流路である主流路の底面には、他方の球流路である副流路よりも低い位置に遊技球を流下させる段差部が形成してあり、
該段差部の形成位置又はその下流側において、上記副流路が上記主流路の上方位置から該主流路に合流しており、該合流により上記球流路部の終端部に2条の流路出口部が形成されており、
上記側辺部には、上記2条の流路出口部に連通して、上記左右方向において1条及び上記前後方向において2条の状態で該前後方向に蛇行して遊技球を流下させる上下球通路が、上下方向に向けて延設してあり、
上記球払出装置は、上記側辺部と上記下辺部との角部において上記上下球通路の下端出口部に連結してあると共に、その下流側には、上記オーバーフロー通路の入口と、遊技球を上記上皿へ導く球受入部とが、上記左右方向における外側から中央側に向けて順次隣接して設けてあり、
上記下辺部には、遊技が終了して流下する遊技球を回収して流下させる球回収通路が形成してあり、
上記球払出装置の周辺には、上記上下球通路内の遊技球を上記球回収通路へ抜き出すための球抜き機構が設けてあり、該球抜き機構は、遊技球を上記遊技機の中央方向へ向けて流下させて上記球回収通路へ導く球抜き通路を有しており、
上記オーバーフロー通路の一部は、その上記入口よりも前方側において、遊技球を上記左右方向における中央側に向けて流下させて上記下皿へ導く形状に形成してあることを特徴とする遊技機にある(請求項1)。
本発明の遊技機は、上記上辺部において、上記横整流部と縦整流部とを交互に複数回繰り返して形成してなる球流路部を備えている。そのため、球流路部の球流下方向における上流部分においては、横方向における遊技球の流下列数及び縦方向における遊技球の流下段数(積載段数)をできるだけ大きくすることができる。これにより、球貯留部と球流路部とによる遊技球の貯留量を増加させることができる。
また、球流路部において横整流部と縦整流部とを同時に形成することなく、交互に複数回繰り返して形成していることにより、上記横方向及び縦方向の整流を行う際に、遊技球の球詰まりが発生することを防止することができる。
また、本発明においては、上記主流路の底面に上記段差部を形成したことにより、副流路を流下する遊技球に比べて、主流路を流下する遊技球の流下速度を上昇させることができる。また、上記副流路は、段差部の形成位置又はその下流側において主流路に合流させたことにより、この合流部の下流側における主流路内の遊技球は、副流路から合流する遊技球によって押されることによっても、流下速度が上昇する。
これにより、結果として、上記球払出装置へ供給される遊技球の供給速度(供給量)が上昇する。そのため、球払出装置の単位時間当たりの払出速度が機能的に上昇した場合においても、この球払出装置へ供給する遊技球を不足させることなく、素早く供給することができる。
また、本発明においては、球貯留部(球タンク)の下方位置に球流路部(タンクレール)を配設しておらず、球貯留部に対して左右方向に連結されるように球流路部が配設されているので、本体枠の開口領域(上辺部、側辺部及び下辺部によって囲まれた内側の領域)を上方に拡大することができる。
また、本発明においては、上記側辺部には、左右方向において1条及び前後方向において2条の状態で前後方向に蛇行して遊技球を流下させる上下球通路が上下方向に向けて延設してある。これにより、本体枠の開口領域(上辺部、側辺部及び下辺部によって囲まれた内側の領域)を側方に拡大すると共に、上記上下球通路の蛇行構造により側辺部における遊技球の貯留数を増加させることができる。また、この蛇行構造により、上流側の遊技球から下流側の遊技球に加わる球圧を軽減することができる。
また、本発明においては、側辺部の上下球通路における遊技球の流下列数(2条)に対して、上辺部の球流路部における遊技球の流下列数(4条)を多くすることができる。そのため、上辺部における球流路部を流下する遊技球の流下速度に対して、側辺部における上下球通路を流下する遊技球の流下速度が速いにも拘らず、球流路部を流下する遊技球を、上下球通路を流下する遊技球へ容易に追従させることができる。
また、本発明においては、上記球払出装置の下流側には、上記オーバーフロー通路の入口と、遊技球を上皿へ導く球受入部とが、左右方向における外側から中央側に向けて順次隣接して設けてある。そして、オーバーフロー通路の入口及び球受入部を本体枠の下辺部の左右方向における一方側に集約して設けている。
これにより、本発明においては、球払出装置の下部に直結した払出通路(オーバーフロー通路の入口よりも上流側に位置する通路)の上下方向の配設寸法を小さくすることができる。また、球払出装置の下流側端部(払出通路)と球受入部との間に、左右方向に伸びる球流下通路が存在しない。そのため、球払出装置の下流側において、球流下通路が占めるスペースをなくすことができ、本体枠の開口領域を下方へ極力大きくすることができる。また、本発明においては、球払出装置から球受入部までの距離を極力短くすることができ、球払出装置から賞球等として払い出す遊技球を、迅速に上皿へ導くことができる。
また、本発明においては、上記球抜き機構が球払出装置の周辺に設けてあり、この球抜き機構における球抜き通路は、遊技球を、遊技機の中央方向へ向けて流下させて上記球回収通路へ導くよう構成してある。これにより、遊技機のメンテナンス等を行う際には、上下球通路内の遊技球(抜き球)は、球抜き通路から球回収通路へと導き、球回収通路へ流下するセーフ球又はアウト球(遊技が終了して流下する遊技球)と合流させて、遊技機の外部へ排出することができる。そのため、球抜き通路を、本体枠の下辺部を利用してスペース効率よく配設することができ、本体枠の開口領域をより効果的に拡大することができる。
また、本発明において、球抜き機構は、側辺部における上下方向の上方位置や中間位置には配設しておらず、側辺部と下辺部との角部に配設した球払出装置の周辺に配設してある。これにより、本体枠における開口領域を側方に拡大することができる。
また、本発明においては、オーバーフロー通路の一部は、その入口よりも前方側において、遊技球を左右方向における中央側に向けて流下させて下皿へ導くよう構成してある。これにより、オーバーフロー通路の上下方向の寸法を小さくすることができ、本体枠の開口領域を下方へさらに拡大することができる。
また、オーバーフロー通路の一部を、その入口よりも前方側に配設することにより、オーバーフロー通路を、球回収通路に連通して遊技球を遊技機の外部へ排出するための通路と干渉させることなく簡単に形成することができる。これにより、本体枠の下辺部に複雑な通路構造を形成する必要がなく、この下辺部を、制御基板等の配置スペースとして有効に利用することができる。そのため、本体枠の下辺部の上下寸法を小さくすることができる。
これらの工夫により、本発明の遊技機によれば、本体枠における遊技球の貯留量を増加させると共に、球払出装置へ遊技球を素早く供給することができ、かつ本体枠における開口領域をより効果的に拡大することができる。
また、本体枠における開口領域を効果的に拡大することができることにより、本体枠に取り付ける遊技盤に配設する遊技部品の配置の自由度を向上させることができ、また、開口領域を利用して大型の画像表示装置等を遊技盤に配設することができる。
以下に、本発明の遊技機にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例の遊技機1は、図11、図17に示すごとく、上辺部201、一方の側辺部202、他方の側辺部203及び下辺部204を備えた本体枠2と、本体枠2の前面側に配設した上皿(打球供給皿)22及び下皿(補助受皿)23とを有している。上皿22は、本体枠2に配設した球払出装置6から払い出される遊技球9を貯留すると共に、下辺部204に配設した球発射装置27へ遊技球9を供給するよう構成してあり、下皿23は、オーバーフロー通路8を経由して上皿22から溢れ出した遊技球9を貯留するよう構成してある。
図1に示すごとく、上辺部201には、遊技球9を貯留する球貯留部31と、球貯留部31に貯留した遊技球9を整流して遊技機1の左右方向Wへ流下させる球流路部4とが設けてある。図3、図4に示すごとく、球流路部4は、遊技機1の前後方向Dの遊技球9の流下を整流する横整流部401、403と、遊技機1の上下方向Hの遊技球9の流下を整流する縦整流部402、404とを有している。
球流路部4においては、横整流部401、403と縦整流部402、404とを交互に複数回繰り返して形成することにより、前後方向Dにおいて1列状態で、かつ上下方向Hにおいて1段状態で遊技球9を流下させる球流路40が合計4条形成してある。この4条の球流路40は、2条ずつをセットにした球流路組として形成してある。
図3、図4に示すごとく、球流路組のうち一方の球流路40である主流路40Aの底面411には、他方の球流路40である副流路40Bよりも低い位置に遊技球9を流下させる段差部45が形成してある。段差部45の形成位置又はその下流側においては、副流路40Bが主流路40Aの上方位置から主流路40Aに合流しており、この合流により球流路部4の終端部に2条の流路出口部406が形成されている。
図13、図14に示すごとく、一方の側辺部202には、2条の流路出口部406に連通して、左右方向Wにおいて1条及び前後方向Dにおいて2条の状態で、前後方向Dに蛇行して遊技球9を流下させる上下球通路5が、上下方向Hに向けて延設してある。
図15、図16に示すごとく、球払出装置6は、一方の側辺部202と下辺部204との角部において上下球通路5の下端出口部に連結してある。球払出装置6の下流側には、オーバーフロー通路8の入口801と、遊技球9を上皿22へ導く球受入部85とが、左右方向Wにおける外側から中央側に向けて順次隣接して設けてある。
図15、図16に示すごとく、下辺部204には、遊技が終了して流下する遊技球9を回収して流下させる球回収通路24が形成してある。また、球払出装置6の周辺には、上下球通路5内の遊技球9を球回収通路24へ抜き出すための球抜き機構7が設けてあり、この球抜き機構7は、遊技球9を遊技機1の中央方向へ向けて流下させて球回収通路24へ導く球抜き通路71を有している。
また、オーバーフロー通路8の一部は、その入口801よりも前方側において、遊技球9を左右方向Wにおける中央側に向けて流下させて下皿23へ導く形状に形成してある。
以下に、本例の遊技機1につき、図1〜図21と共に詳説する。
図17に示すごとく、本例の遊技機1は、パチンコ遊技を行うパチンコ遊技機である。このパチンコ遊技機は、外枠(図示略)に対して、遊技盤21を取り付けた本体枠2を開閉可能に配設してなる。また、本体枠2の前面側における上皿22及び下皿23の配設位置の上方には、遊技盤21における遊技領域を視認可能なガラス板を備えたガラス扉11が開閉可能に配設してある。
なお、本例において、前面側とは、遊技者と対向する遊技機1の正面側のことをいい、裏面側とは、前面側とは反対側のことをいう。図1、図2において、遊技機1の前後方向をDで示し、前面側をD1で示す。
本例の球タンク3、上下球通路5、球払出装置6等は、本体枠2の一部を構成し、本体枠2の裏面側に開閉可能に取り付けた裏機構枠20に配設してある。
また、本体枠2における遊技盤21には、液晶画面等の大型の表示部や入賞装置(図示略)が配設してある。そして、上記本体枠2における開口領域200には、上記大型の表示部の後方部分が配置される(図11参照)。
本例の球流路部4は、図1〜図4に示すごとく、球流下方向W1の上流側より、球流下方向W1に直交する横方向Bにおける遊技球9の流下ガイド幅Xを絞って、横方向Bにおける遊技球9の整列状態を形成する第1横整流部401、球流下方向W1及び横方向Bに直交する縦方向Hにおける遊技球9の流下段数を絞って、縦方向Hにおける遊技球9の整列状態を形成する第1縦整流部402、横方向Bにおける遊技球9の流下ガイド幅Xをさらに絞る(区分けする)第2横整流部403、縦方向Hにおける遊技球9の流下段数をさらに絞る第2縦整流部404を順次形成してなる。
そして、第2縦整流部404においては、横方向Bに球1列ずつ並んで流下する一対の球流路40(40A、B)が横方向Bに並んで2組形成してある(2条をセットにした球流路組が2つ形成してある)。また、第2縦整流部404の下流側には、横方向Bにおける遊技球9の流下列数を絞る(減少させる)第3横整流部405が形成してある。
この第3横整流部405において、一対の球流路40のうち一方の球流路40である主流路40Aの底面411には、他方の球流路40である副流路40Bよりも低い位置に遊技球9を流下させる段差部45が形成してある。また、第3横整流部405において、副流路40Bは、段差部45の形成位置の下流側において、主流路40Aの上方位置からこの主流路40Aに合流している。
図1、図2に示すごとく、本例の球タンク3は、球貯留部31と球流路部4とを左右方向Wに連結して、樹脂により一体成形してなる。
本例の球貯留部31は、遊技機1の周辺の島設備から遊技球9を受け取って貯留するよう構成してある。この球貯留部31は、貯留底板部311と、この貯留底板部311の外周から立設した貯留側板部312とによって囲んで形成してある。
図1、図4に示すごとく、本例の球流路部4は、レール底板部41と、このレール底板部41の横方向Bにおける両端から起立形成した一対のレール側板部42とによって、遊技球9を流下させる球流路40を形成してなる。また、図4に示すごとく、レール底板部41は、球流下方向W1に向けて緩やかに下降傾斜しており、各球流路40の底面411は、球流下方向W1に向けて緩やかに下降傾斜している。
また、図1、図3、図4に示すごとく、レール底板部41には、一対のレール側板部42同士の間において流下ガイド43、44が起立形成してある。本例においては、横方向Bにおける遊技球9の4列の流下状態を形成するために、流下ガイド43、44は、横方向Bの中央部分に形成したメイン流下ガイド43と、このメイン流下ガイド43の両側に形成した一対のサブ流下ガイド44とからなる。そして、本例の球流路40は、一対のレール側板部42、メイン流下ガイド43及び一対のサブ流下ガイド44によって、4つの球流路40に仕切られている。
図1に示すごとく、本例の球タンク3において、球流下方向W1は、遊技機1における左右方向Wに形成してあり、横方向Bは、遊技機1における前後方向Dに形成してあり、縦方向Hは、遊技機1における上下方向Hに形成してある。
また、本例の球タンク3は、遊技機1の裏面側から見て右向きに遊技球9を流下させるよう構成してあり、球流下方向W1は、遊技機1の裏面側から見て右向きに形成されている。
また、図4に示すごとく、本例の球流路部4においては、縦方向Hにおける遊技球9の2段の流下状態を形成する部分には、絞り板32が配設してある。
また、本例の球流路部4においては、縦方向Hにおける遊技球9の流下状態を、2段の流下状態から1段の流下状態を形成する天井部分には、流下カバー33が配設してある。
図3、図4に示すごとく、本例の第1横整流部401は、横方向Bにおける遊技球9の4列の流下状態を形成する。第1横整流部401は、球貯留部31の貯留底板部311から下方に傾斜形成した傾斜段部412によって形成してある。第1横整流部401は、横方向Bに遊技球9を4つ配置する通路幅に形成してあり、その横方向Bにおける中央部分には、球流下方向W1に沿って形成したメイン流下ガイド43が位置している。また、第1横整流部401は、メイン流下ガイド43によって2つに仕切られている。
そして、図3に示すごとく、第1横整流部401においては、メイン流下ガイド43によって、遊技球9が2球分の流下ガイド幅Xを有する球流路40が2列形成されている(2列×2球分幅の流下状態が形成されている)。
図3、図4、図6に示すごとく、本例の第1縦整流部402は、縦方向Hにおける遊技球9の2段の流下状態を形成する。第1縦整流部402は、球流路部4における一対のレール側板部42同士の間に掛け渡した絞り板32によって形成してある。第1縦整流部402は、その上流側に配設された球貯留部31から3段以上で流下してくる遊技球9を2段積み状態で流下させるよう構成されている。また、第1縦整流部402においても、横方向Bにおける中央部分にはメイン流下ガイド43が位置しており、横方向Bにおける遊技球9の流下状態は第1横整流部401と同じである。
そして、図6に示すごとく、第1縦整流部402においては、メイン流下ガイド43及び絞り板32によって、2段×2列×2球分幅の流下状態が形成されている。
図3、図4、図7に示すごとく、本例の第2横整流部403は、上記メイン流下ガイド43の両側に形成した上記サブ流下ガイド44によって、横方向Bにおける遊技球9の流下ガイド幅Xを絞る(区分けする)よう構成してある。すなわち、第2横整流部403においては、遊技球9が2球分の流下ガイド幅Xを有する球流路40を、遊技球9が1球分の流下ガイド幅Xを有する球流路40に分割する。また、第2横整流部403は、横方向Bに遊技球9を4つ配置する通路幅に形成してあり、メイン流下ガイド43及び一対のサブ流下ガイド44によって4つに仕切られている。
そして、図7に示すごとく、第2横整流部403においては、メイン流下ガイド43及び一対のサブ流下ガイド44によって、遊技球9が1球分の流下ガイド幅Xを有する球流路40が4列形成されている(2段×4列×1球分幅の流下状態が形成されている)。
図3〜図5、図8に示すごとく、本例の第2縦整流部404は、縦方向Hにおける遊技球9の段積み状態を絞るよう構成してある。すなわち、第2縦整流部404は、2段積み状態で流下する遊技球9を1段積み状態で流下させるよう構成してある。また、第2縦整流部404は、球流路部4における一対のレール側板部42の上端同士の間に掛け渡した流下カバー33における傾斜絞り部331によって形成してある。すなわち、図5に示すごとく、第2縦整流部404は、球流下方向W1の下流側に向かうに連れて、傾斜絞り部331とレール底板部41との間の間隔を狭くすることによって形成してある。
また、第2縦整流部404においても、レール底板部41にはメイン流下ガイド43及び一対のサブ流下ガイド44が位置しており、横方向Bにおける遊技球9の流下状態は第2横整流部403と同じである。
そして、図8に示すごとく、第2縦整流部404においては、メイン流下ガイド43、サブ流下ガイド44及び傾斜絞り部331によって、1段×4列×1球分幅の流下状態が形成されている。
図3〜図5、図9に示すごとく、本例の第3横整流部405は、横方向Bにおける遊技球9の4列の流下状態を形成する4つの球流路40のうち、内側の2列の球流路40である主流路40Aを流下する遊技球9を、外側の2列の球流路40である副流路40Bを流下する遊技球9よりも低い位置に流下させる段差部45を有している。この段差部45は、球流下方向W1に向けて下方傾斜して形成してある。本例の段差部45は、遊技球9の略半球分の高さに形成してある(より詳しくは、遊技球9の半径以上で直径以下の高さに形成してある。)。そして、主流路40Aは、段差部45の上流側と下流側とにおいて、ほぼ同じ傾斜角度で形成されている。
そして、図5、図9に示すごとく、段差部45においては、内側の2列の球流路40Aを流下する遊技球9は、外側の2列の球流路40Bを流下する遊技球9に対して、遊技球9の略半球分低い位置に下降する。
なお、図3〜図10においては、主流路40Aを流下する遊技球9を、ハッチングしないで図示し、副流路40Bを流下する遊技球9を、ハッチングして図示している。
また、図3、図5に示すごとく、第3横整流部405においては、副流路40Bは、主流路40Aに向けて傾斜形成した傾斜球流路46を有している。この傾斜球流路46は、各副流路40Bから各主流路40Aに向けてそれぞれ傾斜形成してあり、横方向Bの外側から副流路40Bを内側に絞り込んで、主流路40Aに連通している。また、傾斜球流路46の出口開口部462は、段差部45の形成位置よりも球流下方向W1の下流側において、主流路40Aに連通している。
また、図9に示すごとく、各傾斜球流路46の外側部分は、球流路部4の一対のレール側板部42によって形成してある。また、各傾斜球流路46の内側部分には、傾斜流下ガイド461が形成してある。そして、各傾斜球流路46は、傾斜流下ガイド461と上記レール側板部42とを略平行に形成して、両側から遊技球9をガイドして副流路40Bを流下する遊技球9を適切に合流方向へ導くよう構成してある。
図5に示すごとく、上記第3横整流部405の段差部45においては、主流路40Aを流下する遊技球9を、副流路40Bを流下する遊技球9よりも先に球流下方向W1へ流下させることができる。そして、副流路40Bから連通形成した傾斜球流路46を流下する遊技球9は、傾斜球流路46の出口開口部462において、段差部45の形成位置の下流側において主流路40Aに合流する。
この主流路40Aの合流部49においては、主流路40Aを流下する遊技球9は、副流路40Bを流下する遊技球9よりも、遊技球9の略半球分下方を流下する。そして、主流路40Aが、段差部45の上流側と下流側とにおいて、ほぼ同じ傾斜角度で形成されているので、傾斜球流路46の出口開口部462にある遊技球9は、主流路40Aの合流部49にある遊技球9に対して、球流下方向W1に略半球分上方にずれた位置に存在する。
これにより、上記合流部49において、傾斜球流路46を流下する遊技球9は、主流路40Aを流下する遊技球9同士の間に合流し、主流路40Aにおいては、この主流路40Aの上流側から流下する遊技球9と、傾斜球流路46から合流した遊技球9とを交互に繰り返し流下させることができる。
また、図3〜図5、図10に示すごとく、第3横整流部405の下流側には、流路出口部406が形成してあり、この流路出口部406は、2列の主流路40Aによって形成されている。流路出口部406の下流側端部には、2列の流下状態で遊技球9を球流路部4から排出する球出口部48が形成してあり、この球出口部48は、2列の上記上下球通路5に連通される。また、上下球通路5においては、横方向Bに2列に並んだ状態(遊技機1の前後方向Dに2列に並んだ状態)で遊技球9を流下させる。
また、第3横整流部405及び流路出口部406に配設した流下カバー33には、球払出装置6等のメンテナンスを行う際に、球タンク3から上下球通路5へ遊技球9が流下することを停止させる球止めストッパー332が配設してある。この球止めストッパー332は、通常の遊技状態においては、流路出口部406内から退避させてある。
こうして、各球流路40を流下する遊技球9を安定して合流させることができ、球流路部4において遊技球9を安定して流下させることができる。
また、図2、図3、図5に示すごとく、上記球流路部4において、上記第2横整流部403及び第2縦整流部404における4列の球流路40のレール底板部41(底面411)、並びに第3横整流部405及び流路出口部406における2列の主流路40Aのレール底板部41(底面411)には、ゴミ落とし用の貫通長溝413が球流下方向W1に向けて形成してある。また、この貫通長溝413は、遊技球9の流下をガイドすることもできる。
また、第2横整流部403及び第2縦整流部404における貫通長溝413は、第2横整流部403の途中から、主流路40Aにおいては段差部45まで、副流路40Bにおいては傾斜球流路46の入口開口部463まで形成してある。
そして、図5に示すごとく、第2縦整流部404において、主流路40Aのレール底板部41に形成した貫通長溝413は、段差部45の上流側角部にも連続形成してある。これにより、主流路40Aにおける貫通長溝413に沿って流下する遊技球9が段差部45において底面411に乗り上げてしまうことを防止し、滑らかに遊技球9を流下させることができる。
また、図5に示すごとく、第3横整流部405及び流路出口部406において、主流路40Aの底面411は、この主流路40Aに副流路40Bが連通する位置よりも球流下方向W1の下流側において傾斜角度が急になるよう変化している。本例の第3横整流部405及び流路出口部406の主流路40Aの底面411においては、第1傾斜底面471と、この第1傾斜底面471よりも傾斜角度が急な第2傾斜底面472とが形成してある。
この構成により、主流路40Aを流下する遊技球9を、第1傾斜底面471から第2傾斜底面472に乗り移るときに、意図的に速く流下させ、これに後続する遊技球9の流下追従を遅らせることができる。これにより、主流路40Aを流下する後続の遊技球9の前方にスペースSを形成することができ、球流路部4における球詰まりの発生を一層効果的に防止することができる。
図13に示すごとく、上記球タンク3は、上辺部201における左右方向Wの一側部201Aから他側部201Bまで配設してあり、上記上下球通路5は、球タンク3の球流路部4の他側部201Bに連結し、一方の側辺部202における上下方向Hの上端部202Aから下端部202Bまで配設してある。
また、図11に示すごとく、本体枠2の下辺部204には、上記球払出装置6以外にも、交流電力を直流電力に変換する電源ユニット291、及び球払出装置6や球発射装置(図示略)等の制御を行う制御ユニット292等が配設してある。
また、本体枠2における他方の側辺部203は、その左右方向Wにおける厚みを極力薄くするために、樹脂製の板部材281によって形成してある。そして、この板部材281には、電気ケーブル283を収容する配線カバー282が設けてある。なお、樹脂製の板部材281に代えて、より強度を確保するために板金(鋼板)を用いてもよい。
また、図14に示すごとく、本例の上下球通路5は、前後方向Dに2列の通路部51を設けてなり、前後方向Dにおいて2列状態で遊技球9を流下させるよう構成してある。そして、2列の通路部51は、前後方向Dに蛇行して(繰り返し屈曲して)形成してある。これにより、上下球通路5の左右方向Wにおける幅をできるだけ小さくすることができ、本体枠2の開口領域200を拡大させることができる。
また、本例の2列の通路部51は、遊技球9が半球分から1球分の寸法を前後方向Dに蛇行して形成してある。これにより、上流側の遊技球9からその下流側の遊技球9に加わる球圧を減少させつつ、上下球通路5の前後方向Dの寸法を小さく抑えることができる。そのため、本例の遊技機1を遊技場に設置した際に、上下球通路5を含む本体枠2の一方の側辺部202が、この側辺部202の後方に位置する遊技場の島設備等に干渉することを避けることができる。
また、図13、図14に示すごとく、上記上下球通路5は、本体枠2における一方の側辺部202を構成する裏機構側壁202Xと、この裏機構側壁202Xに係合する通路構成部材50とによって形成してある。この通路構成部材50は、上記2列の通路部51の3辺の側壁を形成してなり、残りの1辺の側壁は、上記裏機構側壁202Xによって形成してある。
また、図13に示すごとく、裏機構側壁202Xは、本体枠2における上辺部201及び下辺部204を構成する樹脂製の枠構成部材2Aと一体成形してある。
本例においては、裏機構側壁202Xの剛性を利用して、上下球通路5を構成することができる。そのため、上下球通路5の剛性を向上させることができ、上下球通路5における変形、たわみ等を小さくすることができる。
また、図14に示すごとく、通路構成部材50を本体枠2における裏機構側壁202Xに固定するための固着部52は、上記2列の通路部51の屈曲により通路構成部材50に生じたスペースを利用して形成してある。本例の通路構成部材50は、断面略長方形状を有しており、固着部52は、この断面略長方形状の断面外形内に収容して形成してある。
また、上下球通路5においては、各通路部51に球詰まりが生じたときに、遊技機1の外部から操作棒で各通路部51内の遊技球9を突付くことができるためのスリット(孔)511が形成してある。
図15に示すごとく、球払出装置6は、払出モータ61を有しており、払出モータ61の出力軸には、遊技球9を1球ずつ整流して払い出す払出整流カム62が設けてある。本例の払出整流カム62は、上下球通路5における2列の通路部51に対応して設けてある。また、球払出装置6には、払出整流カム62から払い出す遊技球9を検出する払出検出スイッチ63が配設してある。球払出装置6は、2条の流下状態で遊技球9を払い出すために、払出整流カム62を2つ有している。
また、本例の球払出装置6は、上下球通路5における遊技球9を、上記球抜き通路71へ導くための球抜き機構7を有している。また、球抜き機構7における球抜き通路71は、球払出装置6の中央側の側部に形成してある。また、球払出装置6内及びその下部には、払出通路640、64が形成してある。
図15に示すごとく、本例の球抜き機構7は、上下球通路5を払出通路640に連通させるか又は球抜き通路71に連通させるかの切替を行う切替弁72と、この切替弁72を切替操作するための操作部材73とを有している。
上記切替弁72は、上下球通路5内を流下する遊技球9を払出整流カム62及び払出通路64へ導く払出位置(図15参照)と、上下球通路5内の遊技球9を球抜き通路71及び球回収通路24へ導く抜出位置とに移動可能である。
また、切替弁72は、その上部に形成した回動支点部721を中心に回動可能であり、球払出装置6内の払出通路640の一部を形成する通路形成部722を有している。また、切替弁72は、操作部材73によって、払出位置と抜出位置とのいずれにおいても安定して維持されるよう構成してある。
図18〜図20に示すごとく、本例の遊技機1の球流下構造は、球払出装置6から球受入部85へ、オーバーフロー通路8の入口801を飛び越えて遊技球9を流下させるよう構成してある。また、遊技機1の球流下構造は、上皿22における球貯留部221が満タン状態(上皿22の球貯留部221、及び球受入部85における遊技球9の貯留状態が満タンになった状態)になったときには、球払出装置6から払い出される遊技球9を、オーバーフロー通路8を経由して下皿23における球貯留部231へ導くよう構成してある。
図16、図21に示すごとく、本例の球払出装置6、オーバーフロー通路8の入口801を含む上流側の部分、球受入部85は、裏機構枠20に設けてあり、本例のオーバーフロー通路8の下流側の部分は、本体枠2の前面側に配設した通路構成部材83に形成してある。
また、図16、図19に示すごとく、本体枠2の下辺部204には、遊技盤21における遊技が終了した遊技球9(セーフ球、アウト球等)を遊技機1の外部へ排出するために回収する球回収通路24が形成してある。
また、本体枠2の下辺部204の前面側には、遊技領域へ遊技球9を発射させる球発射装置27が配設してある。また、上皿22には、球発射装置27へ遊技球9を供給する通路が形成してある。
図19、図20に示すごとく、2条の払出通路64は、湾曲形状に形成してあり、上方に向けた入口を有すると共に水平方向に向けた出口を有している。上記各払出整流カム62は、水平方向に向けて勢いよく遊技球9を払い出すために、遊技球9を払い出す力のベクトルが球受入部85の方向(水平方向)を向くよう構成してある。これにより、払出通路64を流下する遊技球9を、オーバーフロー通路8の入口801を飛び越えて、勢いよく球受入部85へ流下させることができる。
図16、図20に示すごとく、2条の払出通路64の前面側には、球発射装置27から発射されたものの、本体枠2に取り付けた遊技盤21における遊技領域に到達せずに戻ってくるファール球9F(遊技球9)を上皿22へ返却するファール球通路25が隣接して形成してある。ファール球通路25は、ファール球9Fを球受入部85へ直接流入させるよう構成してある。
また、ファール球通路25の入口には、遊技盤21の遊技領域に到達せずに落下するファール球9Fの落下を受ける落下受け部材26が設けてある。ファール球通路25は、球受入部85に向けて形成されている以外にも、その一部がオーバーフロー通路8に対しても開放されている。これにより、上皿22における球貯留部221が満タン状態になり球受入部85に遊技球9が存在するときには、オーバーフロー通路8へファール球9Fを流下させることができる。
図18、図20に示すごとく、本例の球受入部85は、払出通路64の出口から所定の距離離れた位置に形成してある。
本例の球受入部85は、遊技球9の流下方向を左右方向Wから前方へ変化させる湾曲形状(R形状)を有している。そして、球受入部85は、その下流側において、この球受入部85を左右方向Wへ流下する遊技球9を前方に向けて湾曲して流下させて、上皿22における球貯留部221へ導くよう構成されている。
球受入部85は、2条の払出通路64から払い出された遊技球9を、2条の流下状態を維持したまま上皿22における球貯留部221へ導くよう構成してある。具体的には、本例の球受入部85は、湾曲形状の底部850において、湾曲状の中間壁853により仕切った状態で、上側湾曲通路部851と下側湾曲通路部852とを形成してなる。そして、球受入部85は、2条の払出通路64のうち奥側(後面側)の払出通路64を流下する遊技球9を、オーバーフロー通路8の入口801を飛び越えて上側湾曲通路部851を流下させ、2条の払出通路64のうち手前側(前面側)の払出通路64を流下する遊技球9を、オーバーフロー通路8の入口801を飛び越えて下側湾曲通路部852を流下させるよう構成してある。
このように、球受入部85を上記2条の流下状態を維持する構造にしたことにより、球払出装置6から払い出す2条の流下状態の遊技球9同士が互いに衝突することを防止することができる。これにより、球払出装置6から球受入部85を経由して上皿22へ、安定して遊技球9を流下させることができる。そして、上皿22へ払い出す遊技球9が、オーバーフロー通路8の入口801を経由して、誤って下皿23へ流下してしまうことを防止することができる。
なお、球受入部85は、2条の流下状態を維持して流下させる構造であれば、必ずしも底部850に上記湾曲状の中間壁853を形成する必要はなく、底部850及び側面部の形状を工夫して2条の流下状態を維持するよう構成することもできる。
また、図20に示すごとく、本体枠2において、球受入部85の下流側には、球受入部85を流下する遊技球9を上皿22における球貯留部221へ導くための流下通路部86が形成してある。
図16、図19に示すごとく、本例のオーバーフロー通路8は、その入口801へ入った遊技球9を受ける流下受け部81と、この流下受け部81に接続した筒状通路部82と、この筒状通路部82に接続すると共に上記通路構成部材83に形成した左右通路部831とからなる。また、流下受け部81及び筒状通路部82は、裏機構枠20に形成してある。
そして、オーバーフロー通路8の入口801へ入った遊技球9は、落下受け部51、筒状通路部82及び左右通路部831へと流下し、左右通路部831の下流側端部に形成した出口802から下皿23における球貯留部231へと導かれる(図17参照)。
また、図18、図21に示すごとく、球受入部85の下流側に形成した流下通路部86には、上皿22における球貯留部221からその裏面側に突出して形成した接続通路部222が接続されている。この接続通路部222は、筒形状を有しており、オーバーフロー通路8を形成した通路構成部材83における貫通穴835を介して、流下通路部86に接続されている。また、接続通路部222の前方側端部は、前面パネル205の前面において上皿22の球貯留部221へ開口して、上皿22への球排出口223を形成している。
また、貫通穴835は、オーバーフロー通路8の上方位置に形成してあり、接続通路部222は、オーバーフロー通路8の上方位置に配置されている。そして、上皿22を配設した前面パネル205を本体枠2に対して開けたときには、球受入部85、流下通路部86に存在する遊技球9は、本体枠2の前側に零れ出ることなくオーバーフロー通路8の上方からオーバーフロー通路8内へ流下させることができる(図21における破線の矢印Jを参照)。
図16、図19に示すごとく、オーバーフロー通路8を形成する通路構成部材83には、下皿23の球貯留部231が満タン状態(下皿23の球貯留部231における遊技球9の貯留状態が満タンになった状態)になったことを検出する満タン検出スイッチ86が配設してある。満タン検出スイッチ86は、スイッチ本体861と、このスイッチ本体861の入り切り(ON・OFF)を行うスイッチ検出部862とを有している。満タン検出スイッチ86が満タン状態を検出したときには、球払出装置6による遊技球9の払出制御を停止させることができる。
本例のオーバーフロー通路8における左右通路部831の底部は、段差形状を有しており、筒状通路部82に繋がる上流側部分832と、オーバーフロー通路8の出口802に繋がる下流側部分833と、上流側部分832と下流側部分833との間に形成された段差部834とを有している。スイッチ検出部862は、段差部834に設けてあり、その一部863が、段差部834においてオーバーフロー通路8内に突出している。
また、本例の遊技盤21は、本体枠2に対して裏面側から取り付けてある。また、図11に示すごとく、本例の裏機構枠20は、遊技機1の裏面側から見たときに、右側部分が本体枠2に軸支され、左側部分が本体枠2に対して開閉される状態で、本体枠2に配設してある。そして、遊技盤21の本体枠2への取付は、裏機構枠20を本体枠2に対して開放した後、遊技盤21を本体枠2における適宜取付位置に固定し、その後、本体枠2に対して裏機構枠20を閉じることによって行うことができる。
本例の遊技機1は、上記上辺部201において、上記第1横整流部401、第1縦整流部402、第2横整流部403、第2縦整流部404を交互に形成してなる球流路部4を備えている。そして、本例の球タンク3においては、球貯留部31に多くの遊技球9を貯留できるだけでなく、球流路部4においても多くの遊技球9を貯留することができる。
そのため、球流路部4の球流下方向W1における上流部分においては、横方向Bにおける遊技球9の流下列数及び縦方向Hにおける遊技球9の流下段数(積載段数)をできるだけ大きくすることができる。これにより、球貯留部31と球流路部4とによる遊技球9の貯留量を増加させることができる。
また、球流路部4において横整流部401、403と縦整流部402、404とを同時に形成することなく、交互に複数回繰り返して形成していることにより、上記横方向B及び縦方向Hの整流を行う際に、遊技球9の球詰まりが発生することを防止することができる。
また、本例においては、上記主流路40Aの底面411に上記段差部45を形成したことにより、副流路40Bを流下する遊技球9に比べて、主流路40Aを流下する遊技球9の流下速度を上昇させることができる。また、上記副流路40Bは、段差部45の形成位置又はその下流側において主流路40Aに合流させたことにより、この合流部の下流側における主流路40A内の遊技球9は、副流路40Bから合流する遊技球9によって押されることによっても、流下速度が上昇する。
これにより、結果として、上記球払出装置6へ供給される遊技球9の供給速度(供給量)が上昇する。そのため、球払出装置6の単位時間当たりの払出速度が機能的に上昇した場合においても、この球払出装置6へ供給する遊技球9を不足させることなく、素早く供給することができる。
また、本例の球タンク3によれば、上記構成により、副流路40Bから主流路40Aへの遊技球9の合流を安定して行うことができることを、図12と共に説明する。
図12(a)に示すごとく、主流路40Aを流下する第1遊技球9Aは、段差部45において下方に流下したとき(流下の初期段階)には、副流路40Bにおける第2遊技球9Bは、主流路40Aにおける第1遊技球9Aに支えられており、主流路40Aへはまだ合流しない。
次いで、図12(b)に示すごとく、主流路40Aにおける第1遊技球9Aが段差部45を流下した後には、この第1遊技球9Aは、その流下速度が段差部45を流下したことにより増大し、副流路40Bにおける第2遊技球9Bより先行して流下する。
そして、図12(c)に示すごとく、副流路40Bを流下する第2遊技球9Bは、第1遊技球9Aによる支えが徐々になくなることにより、また、第1遊技球9Aとこの第1遊技球9Aの後ろに続いて主流路40Aを流下する第3遊技球9Cとの間の間隔が大きくなることも作用して、主流路40Aへ合流する。
つまり、本例の球タンク3においては、主流路40Aが、段差部45の上流側と下流側とにおいて、ほぼ同じ傾斜角度で形成されているので、副流路40Bを流下する第2遊技球9Bは、第1遊技球9Aと第3遊技球9Cとの間に割り込むようにして主流路40Aへ合流するのではなく、流下速度が増大した第1遊技球9Aの支えがなくなることにより、主流路40Aへ合流する。これにより、本例の球タンク3においては、副流路40Bから主流路40Aへの遊技球の合流を安定して行うことができる。
なお、上記段差部45を球流下方向W1に向けて長く形成し、上記副流路40Bは、この段差部45の途中(段差部45の形成位置)において主流路40Aに合流させることもできる。
また、本例においては、球貯留部31の下方位置に球流路部4を配設しておらず、球貯留部31に対して左右方向Wに連結されるように球流路部4が配設されているので、本体枠2の裏側における上下方向Hの開口領域200を拡大することができる。
さらに、図11に示したように、本例の球タンク3は、裏機構枠20の上辺部201の左右方向Wにおけるほぼ全長に渡って形成してあり、上記段差部45及び傾斜球流路46は、裏機構枠20における側端部近傍に位置している。これにより、球タンク3をパチンコ遊技機10における枠形状の裏機構枠20の上辺部201に配設したときには、段差部45及び傾斜球流路46が上辺部201の中央部分の下方に位置することを防止することができる。そのため、裏機構枠20の上方部の開口領域200をできるだけ広くすることができ、遊技盤21に配置される遊技部品の上方部における配置の自由度を向上させることができる。
また、本例においては、上記一方の側辺部202には、左右方向Wにおいて1条及び前後方向Dにおいて2条の状態で前後方向Dに蛇行して遊技球9を流下させる上下球通路5が上下方向Hに向けて延設してある。これにより、本体枠2の開口領域200を側方に拡大すると共に、上記上下球通路5の蛇行構造により一方の側辺部202における遊技球9の貯留数を増加させることができる。また、この蛇行構造により、上流側の遊技球9から下流側の遊技球9に加わる球圧を軽減することができる。
また、本体枠2において、遊技球9は、上辺部201の左右方向Wにおけるほぼ全長に渡って配設した球タンク3と、一方の側辺部202の上下方向Hにおけるほぼ全長に渡って配設した上下球通路5とに貯留することができる。これにより、本体枠2における遊技球9の貯留数を増加させることができる。また、上下球通路5においても多くの遊技球9を貯留することができることにより、球タンク3の上下方向Hの高さ寸法をできるだけ小さくして、本体枠2における開口領域20を上方に拡大することができる。
また、本例においては、一方の側辺部202の上下球通路5における遊技球9の流下列数(2条)に対して、上辺部201の球流路部4における遊技球9の流下列数(4条)を多くすることができる。そのため、上辺部201における球流路部4を流下する遊技球9の流下速度に対して、一方の側辺部202における上下球通路5を流下する遊技球9の流下速度が速いにも拘らず、球流路部4を流下する遊技球9を、上下球通路5を流下する遊技球9へ容易に追従させることができる。
また、本例においては、上記球払出装置6の下流側には、上記オーバーフロー通路8の入口801と、遊技球9を上皿22へ導く球受入部85とが、左右方向Wにおける外側から中央側に向けて順次隣接して設けてある。そして、オーバーフロー通路8の入口801及び球受入部85を本体枠2の下辺部204の左右方向Wにおける一方側に集約して設けている。
これにより、本例においては、球払出装置6の下部に直結した払出通路64(オーバーフロー通路8の入口801よりも上流側に位置する通路)の上下方向Hの配設寸法を小さくすることができる。また、球払出装置6の下流側端部(払出通路64)と球受入部85との間に、左右方向Wに伸びる球流下通路が存在しない。そのため、球払出装置6の下流側において、球流下通路が占めるスペースをなくすことができ、本体枠2の開口領域200を下方へ極力大きくすることができる。また、本例においては、球払出装置6から球受入部85までの距離を極力短くすることができ、球払出装置6から賞球等として払い出す遊技球9を、迅速に上皿22へ導くことができる。
また、本例においては、上記球抜き機構7が球払出装置6の周辺に設けてあり、この球抜き機構7における球抜き通路71は、遊技球9を、遊技機1の中央方向へ向けて流下させて上記球回収通路24へ導くよう構成してある。これにより、遊技機1のメンテナンス等を行う際には、上下球通路5内の遊技球9(抜き球)は、球抜き通路71から球回収通路24へと導き、球回収通路24へ流下するセーフ球又はアウト球(遊技が終了して流下する遊技球9)と合流させて、遊技機1の外部へ排出することができる。そのため、球抜き通路71を、本体枠2の下辺部204を利用してスペース効率よく配設することができ、本体枠2の開口領域200をより効果的に拡大することができる。
また、本例において、球抜き機構7は、一方の側辺部202における上下方向Hの上方位置や中間位置には配設しておらず、一方の側辺部202と下辺部204との角部に配設した球払出装置6の周辺に配設してある。これにより、本体枠2における開口領域200を側方に拡大することができる。
また、本例においては、オーバーフロー通路8の一部は、その入口801よりも前方側において、遊技球9を左右方向Wにおける中央側に向けて流下させて下皿23へ導くよう構成してある。これにより、オーバーフロー通路8の上下方向Hの寸法を小さくすることができ、本体枠2の開口領域200を下方へさらに拡大することができる。
また、オーバーフロー通路8の一部を、その入口801よりも前方側に配設することにより、オーバーフロー通路8を、球回収通路24に連通して遊技球9を遊技機1の外部へ排出するための通路と干渉させることなく簡単に形成することができる。これにより、本体枠2の下辺部204に複雑な通路構造を形成する必要がなく、この下辺部204を、制御基板等の配置スペースとして有効に利用することができる。そのため、本体枠2の下辺部204の上下寸法を小さくすることができる。
さらに、本例の遊技機1においては、下皿23から不正行為を目的として、針金、セル板等の異物が挿入されても、その異物が遊技盤21の裏面側に配設されたオーバーフロー通路8の入口801(異物の最終的な到達点)へと誘導される。そのため、遊技盤21の前面側からの各種役物に対する不正行為を減少させることができる。
また、従来の遊技機においては、以下のような問題が発生していた。
通常、球払出装置6は本体枠2の裏面側に設けられているため、オーバーフロー通路8の入口801を本体枠2の前面側に設ける構成においては、球払出装置6に連結した払出通路64を必ず前方に向けて屈曲させる必要がある。そして、払出通路64を前方に屈曲させた場合には、その屈曲流下の過程において遊技球9がぶつかり合い不規則な球流下になる危険性があり、場合によっては、本来上皿22へ流下されなくてはならない遊技球9が、オーバーフロー通路8を経由して下皿23へ流下するという不具合が発生するおそれがある。
これに対し、本例の遊技機1においては、球払出装置6の左右方向Wに隣接してオーバーフロー通路8の入口801が存在するため、この入口801の上流側において上記前方に向けた屈曲流路が存在せず、上記不具合を解消することができる。
また、本例の球発射装置4は、本体枠2の前面側から見て左側の下端部に配置されており、略垂直方向に向けて遊技球9を発射させる構造を有している。この発射構造においては、発射球8の飛び経路F及びファール球9Fのファール球流下経路Gの一部が、本体枠2の左側の下端部に配置される。そして、本例の遊技機1を採用すれば、本体枠2の前面側における上記飛び経路F及び流下経路Gと、本体枠2の後面側におけるオーバーフロー通路8及びファール球通路25等とが、構造上干渉することを容易に防止することができる。これにより、本体枠2の前面側と後面側とにおいて、各種の遊技球9の経路、通路等の配設領域を有効に確保することができる。
以上の各工夫により、本例の遊技機1によれば、本体枠2における遊技球9の貯留量を増加させると共に、球払出装置6へ遊技球9を素早く供給することができ、かつ本体枠2における開口領域200をより効果的に拡大することができる。
また、本体枠2における開口領域200を効果的に拡大することができることにより、本体枠2に取り付ける遊技盤21に配設する遊技部品の配置の自由度を向上させることができ、また、開口領域200を利用して大型の画像表示装置等を遊技盤21に配設することができる。
なお、本例の遊技機1の構造は、パチンコ遊技機やアレンジボール式遊技機に限定されず、遊技球9を遊技媒体として用いるスロットマシン等のその他の遊技機に採用することもできる。
また、本例の遊技機1の構造は、遊技盤21を本体枠2に対して前面側から取り付ける構造に採用することもできる。この場合には、上記各球流下機構を裏機構枠20に設ける代わりに、本体枠2自体の裏面側に、一体的又は別部材として上記各球流下機構を設けることができる。この場合には、本体枠2自体に開口領域200を形成することができる。
従来のパチンコ遊技機においては、球抜き機構が球供給通路の上流部(パチンコ遊技機の上部)にあった。これにより、この球抜き機構の下流側において、球払出装置へと遊技球を供給する通路と、球抜き通路とを両方配設する必要があった。そのため、本体枠裏側の開口領域(特に側方部)を大きくすることができなかった。
これに対し、本例においては、図15に示したように、球抜き機構(球抜き通路71、切替弁72、操作部材73等)を、裏機構枠20の下方位置に配設した球払出装置6の周辺に(より詳しくは球払出装置6内に)設けている。これにより、裏機構枠20における球抜き通路71の配置領域を極力小さくすることができ、ひいては上記開口領域200をより大きくすることができる。
なお、球抜き機構は、必ずしも球払出装置6内に設ける必要はなく、球払出装置6の上方位置、側方位置又は下方位置に設けることもできる。
本例の球払出装置6は、裏機構枠20に対して着脱可能に配設してある。払出通路64は、球払出装置6のケースと一体的に設けることができ、球払出装置6のケースとは別に、本体枠2又は裏機構枠20に設けることもできる。また、球払出装置6は、払出通路64を一体的に設けた場合及び別途設けた場合のいずれにおいても、本体枠2又は裏機構枠20に対して着脱可能に配設することができる。
また、昨今の遊技機1においては、入賞による賞球発生時に、速やかに賞球としての遊技球9を払い出すために、球払出装置6には高速で遊技球9を払い出す機能が求められてきている。この高速の払出しを行う際に、遊技球9を球受入部85から上皿22へ導くときには、球受入部85において球詰まりが発生し、オーバーフロー分岐点(入口801付近)にまで球詰まり(遊技球9の駆け上がり現象)が発生するおそれがある。これに対し、本例においては、球受入部85に中間壁853を設けることにより、球受入部85における球詰まりが防止され、その結果上記オーバーフロー分岐点における球詰まり(遊技球9の駆け上がり現象)を防止して、速やかに遊技球9をオーバーフロー通路8に向けて流下させることができる。
実施例における、球タンクを、遊技機の裏面側から見た状態で示す斜視図。 実施例における、球タンクを備えた遊技機を、遊技機の上方から見た状態で示す説明図。 実施例における、球タンクにおける球流路部を、遊技機の上方から見た状態で示す平面説明図。 実施例における、球流路部を、遊技機の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、球流路部の下流側部分を、遊技機の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、球流路部における第1縦整流部を示す図で、図4におけるA線矢視断面説明図。 実施例における、球流路部における第2横整流部を示す図で、図4におけるB線矢視断面説明図。 実施例における、球流路部における第2縦整流部を示す図で、図4におけるC線矢視断面説明図。 実施例における、球流路部における第3横整流部を示す図で、図4におけるD線矢視断面説明図。 実施例における、球流路部における流路出口部を示す図で、図4におけるE線矢視断面説明図。 実施例における、球タンクを配設した本体枠(裏機構枠)を、遊技機の裏面側から見た状態で示す説明図。 実施例における、段差部の周辺における遊技球の流下状態を示す図で、(a)第1遊技球が段差部を流下した直後の状態、(b)第1遊技球が段差部を流下した後、第2遊技球が主流路へ合流する途中の状態、(c)第2遊技球が主流路へ合流した状態を、遊技機の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、本体枠(裏機構枠)を裏面側から見た状態で示す斜視説明図。 実施例における、上下球通路の周辺を側方から見た状態で示す側面説明図。 実施例における、球払出装置の周辺を前面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、本体枠の下辺部を前面側から見た状態で示す斜視図。 実施例における、遊技機における上皿及び下皿の周辺を前面側から見た状態で示す説明図。 実施例における、本体枠の下辺部を上方から見た状態で示す説明図。 実施例における、本体枠の下辺部を前面側から見た状態で示す説明図。 実施例における、球受入部の周辺を前面側から見た状態で示す斜視図。 実施例における、本体枠の下辺部を球受入部付近において切断した側方断面を示す説明図。
符号の説明
1 遊技機
2 本体枠
200 開口領域
201 上辺部
202 一方の側辺部
203 他方の側辺部
204 下辺部
22 上皿(打球供給皿)
23 下皿(補助受皿)
24 球回収通路
27 球発射装置
3 球タンク
31 球貯留部
4 球流路部
40 球流路
40A 主流路(内側の球流路)
40B 副流路(外側の球流路)
411 底面
45 段差部
406 流路出口部
5 上下球通路
6 球払出装置
64 払出通路
7 球抜き機構
71 球抜き通路
8 オーバーフロー通路
801 入口
85 球受入部
9 遊技球
H 上下方向
W 左右方向
D 前後方向

Claims (1)

  1. 上辺部、側辺部及び下辺部を備えた本体枠と、該本体枠の前面側に配設した上皿及び下皿とを有し、上記上皿は、上記本体枠に配設した球払出装置から払い出される遊技球を貯留すると共に、上記下辺部に配設した球発射装置へ遊技球を供給するよう構成し、上記下皿は、オーバーフロー通路を経由して上記上皿から溢れ出した遊技球を貯留するよう構成してなる遊技機において、
    上記上辺部には、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部に貯留した遊技球を整流して上記遊技機の左右方向へ流下させる球流路部とが設けてあり、
    上記球流路部は、上記遊技機の前後方向の遊技球の流下を整流する横整流部と、上記遊技機の上下方向の遊技球の流下を整流する縦整流部とを有しており、
    上記横整流部と上記縦整流部とを交互に複数回繰り返して形成することにより、上記前後方向において1列状態で、かつ上記上下方向において1段状態で遊技球を流下させる球流路を合計4条形成すると共に、該4条の球流路は、2条ずつをセットにした球流路組として形成してあり、
    該球流路組のうち一方の球流路である主流路の底面には、他方の球流路である副流路よりも低い位置に遊技球を流下させる段差部が形成してあり、
    該段差部の形成位置又はその下流側において、上記副流路が上記主流路の上方位置から該主流路に合流しており、該合流により上記球流路部の終端部に2条の流路出口部が形成されており、
    上記側辺部には、上記2条の流路出口部に連通して、上記左右方向において1条及び上記前後方向において2条の状態で該前後方向に蛇行して遊技球を流下させる上下球通路が、上下方向に向けて延設してあり、
    上記球払出装置は、上記側辺部と上記下辺部との角部において上記上下球通路の下端出口部に連結してあると共に、その下流側には、上記オーバーフロー通路の入口と、遊技球を上記上皿へ導く球受入部とが、上記左右方向における外側から中央側に向けて順次隣接して設けてあり、
    上記下辺部には、遊技が終了して流下する遊技球を回収して流下させる球回収通路が形成してあり、
    上記球払出装置の周辺には、上記上下球通路内の遊技球を上記球回収通路へ抜き出すための球抜き機構が設けてあり、該球抜き機構は、遊技球を上記遊技機の中央方向へ向けて流下させて上記球回収通路へ導く球抜き通路を有しており、
    上記オーバーフロー通路の一部は、その上記入口よりも前方側において、遊技球を上記左右方向における中央側に向けて流下させて上記下皿へ導く形状に形成してあることを特徴とする遊技機。
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