JP2009119136A - タンクユニット - Google Patents

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Mutsuyuki Oura
睦志 大浦
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Abstract

【課題】自信の機能を損ねず、厚みを薄くして取付スペースを節約しうるタンクユニットの提供。
【解決手段】球タンク部201と、タンクレール部202と、球タンク部201の底板と前記タンクレール部202の底板とが含まれる連続する一つの底板と、側壁とを備えるタンクユニットであって、球タンク部201は、幅方向に向けて傾斜する第1傾斜面と、奥行き方向に傾斜する第2傾斜面とを有し、タンクレール部202は、第1傾斜面とは逆向きに傾斜する第3傾斜面を有し、前記一つの底板は、さらに、タンクレール部202の底板から球タンク部201の底板に接続される段差板を有し、さらに、球センサを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機の背面に備えられ、台島設備から供給される遊技球を蓄え排出するタンクユニットに関する。
パチンコホールにおける遊技球の流れの一つとして次のような流れが例示できる。つまり、遊技球は、遊技者の操作によって遊技盤の盤面上に打ち出される。打ち出された遊技球が盤面に設けられた入賞口に入賞すると、賞球として複数の遊技球が遊技者に払い出される。遊技球の払出は、遊技中頻繁に発生するため、未払い出しが発生しないよう遊技球は、個々のパチンコ機が備える球タンクに蓄えられ、都度球タンクから賞球が供給される。そして、前記球タンクへの遊技球の補給は、パチンコホールに設置される台島設備から各パチンコ機の球タンクに対し行われる。
球タンクへの遊技球の供給は、遊技球を整列させることなく無秩序に行われるため、球タンク内では遊技球が無秩序な状態で蓄えられている。従って、賞球を払い出す払出装置に至るまでに遊技球を整列させるために、球タンクと払出装置との間にはタンクレールと称される部材が設けられている。このタンクレールとは、球タンクから排出される無秩序な遊技球を例えば2列となるように整列さながら案内するレールであり、タンクレールが遊技球を整列させることによって、遊技球が詰まることなくスムーズに払い出しをおこなうことが可能となる。
従来のパチンコ機においては、球タンクとタンクレールとは別体としてパチンコ機の背面に備えられており、また、球タンクの下方にタンクレールが配置される態様となされているため、球タンクとタンクレールとで相当のスペースを消費してしまい、タンクレールの下方に配置される可動役物の駆動機構などを設置するスペースが限定されることとなる。さらに昨今の傾向である、表示装置の大型化によって、表示装置の上方かつタンクレールの下方の空間が狭くなり、ますます前記駆動機構などを設置するスペースが減少することとなっている。
そこで、球タンクとタンクレールとを一体としてタンクユニットを構成し、タンクユニットを小型化することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されるタンクユニットは、遊技球を貯留する球タンクとして機能する貯留部と、貯留した遊技球を流動させつつ整流させてタンクユニットの外部に誘導するタンクレールとして機能する整列レール部とを備える。そして、整列レール部は、貯留部の底部に一体化して設けられる。このように、タンクとしての貯留部とタンクレールとしての整列レール部とが一体であるため、遊技機本体側にタンクレールとタンクの取り付ける際の作業工数を削減すると共に、貯留部と整列レール部とを上下方向に分離する庇部を設けて、貯留部に貯留される遊技球が整列レール部の下流付近に集中しないものとなっている。
特開2001−276370号公報
しかし、前記特許文献1に記載のタンクユニットは、球タンクとして機能する貯留部の端部中央の下方にタンクレールとして機能する整列レールが配置されており、タンクユニット全体としての上下方向の高さ寸法が大きい。特に近年のパチンコ機においては、タンクユニットの下方に配置される表示装置が大きくなる傾向にあると共に、表示装置周りの装飾可動物や役物などが設置されることがあり、タンクユニットの高さ寸法が大きくなるとタンクユニットの下方における装飾可動物や役物などを設置するスペースに制約が生じてしまうことになる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、球タンクとタンクレールとが一体となされたタンクユニットの上下方向の高さ寸法を小さくして、パチンコ機に取り付けられたタンクユニットの下方空間を広くし、装飾可動物や役物などの設置スペースを確保することを目的とする。
さらに、タンクユニット内で、球貯留量が増しても、球詰まりが起き難く、払出装置に向けて球を供給可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るタンクユニットは、遊技盤を支持する前枠の裏側に設けられ、台島設備から供給される遊技球を受け取る球タンク部と、前記球タンク部から流下する遊技球を整列させて払出装置に向けて流下させ、前記球タンク部より前記遊技盤から離れた位置に前記球タンク部に並設されるタンクレール部と、少なくとも前記球タンク部の底板と前記タンクレール部の底板とが含まれる連続する一つの底板と、前記一つの底板を囲むように前記一つの底板から起立する側壁とを備え、上方が開口する一つの箱状に形成されるタンクユニットであって、前記球タンク部の底板は、前記遊技盤よりも上方に設けられ、前記遊技盤の幅方向に向けて傾斜しており、前記台島設備から供給される遊技球を受け取る第1傾斜面と、前記第1傾斜面を遊技球が上流から下流に転動する場合の前記第1傾斜面の下流側に接続され、前記遊技盤から離れる方向に遊技球を流下させる第2傾斜面とを有し、前記タンクレール部の底板は、前記球タンク部の底板よりも下方に配置され、前記第2傾斜面を遊技球が上流から下流に転動する場合の前記第2傾斜面の流下側に接続され、前記遊技盤の幅方向に向けて、前記第1傾斜面とは逆向きに傾斜する第3傾斜面を有し、前記一つの底板は、前記第3傾斜面が、第1傾斜面に並設され、且つ、第1傾斜面より下方に配置されることで段差が生じる前記第3傾斜面と第1傾斜面との間には、前記第3傾斜面から上方に起立し、前記第1傾斜面に接続される平板状の段差板を有し、前記段差板と前記遊技盤とは、前記第1傾斜面の鉛直方向における下方に形成される空間を通じて直接に対面し、前記タンクユニットは、さらに、前記第1傾斜面の下流部分から前記第3傾斜面の上流部分までの遊技球の流通経路の何れかの位置に設置される球センサを備えることを特徴とする。
これにより、タンクユニットのタンク部の底板は平板状の斜面であり、かつ、タンクユニットの中で最も下方に突出するタンクレール部がパチンコ機本体から背面側に最も離れた位置に設置されているため、球タンク部の底板下方の空間を十分に広く確保することが可能となり、役物などを設置する空間を確保することが可能となる。
なお、本発明に係るタンクユニットは、タンクレール部が球タンク部に並設されることによって、底板下方の空間を十分広く確保することができる反面、球タンクの下方にタンクレールが配置される従来構造のものと比べて、第1傾斜面の下流部分から第3傾斜面の上流部分までの流通経路に高低差が少ないことから、この流通経路の箇所は、球貯留量が増すに連れて遊技球が流れ難くなることが予想される。
このため、本発明に係るタンクユニットは、先ず、台島設備側からの遊技球の補給を停止させるための球センサをこの流通経路に設置して、球貯留量の必要以上の増加を抑制可能とした。
但し、この流通経路に球センサを配置しても、台島設備が球タンクに遊技球を補給する場合、台島設備は、球センサから球有り情報を受け取ると、遊技球の補給を停止させるが、補給が完全に停止するまでの時間は、球センサの検出感度の設定や、台島設備側の制御プログラムによってばらつきが生じる為、仮に、球センサが遊技球を検出している状態であっても、台島設備によって遊技球がタンクユニットの球タンク部に補給されるような場合には、第1傾斜面の中流或いは上流にも多量に遊技球が貯留された状態になり得る。そして、遊技球が多量に貯留された状態で払出装置が作動する場合には、上記流通経路の球圧が高まり、遊技球が流れ難くなる恐れがある。
このため、本発明に係るタンクユニットは、前記第3傾斜面と前記第1傾斜面との区間を段差板で接続して、段差が生じる構成としたことにより、球タンク部の第1傾斜面からタンクレール部の第3傾斜面の中流域に直接こぼれ落ちることとなり、高い球圧を回避してタンクレール部での球詰まりを回避することができる。
このことは、台島設備側に電気的な球補給量を調整する手段を備えず、単に、台島設備から延びた球供給管が球タンク部に置かれ、球タンク部の遊技球が減ると、遊技球がタンクに流れ落ちるといった、垂れ流しと称される球補給方式の台島設備においても、同様の作用が得られる。
即ち、本発明に係るタンクユニットは、第1傾斜面の中流或いは上流にかけて多量に遊技球が貯留された状態になった際には、遊技球が第1傾斜面からタンクレール部の中流域に直接こぼれ落ちることとなり、高い球圧を回避してタンクレール部での球詰まりを回避することができる。
なお、本発明に係るタンクユニットが、球センサによって検出される球無し状態に基づき遊技球の補給を行う台島設備で使用される場合であれば、上記流通経路の何れかの位置に配置する球センサの感度を上げて敏感に検出信号の出力を行い、台島設備側における遊技球補給制御をいち早くON/OFFを切替えることにすれば、球センサが、上記流通経路に配置されている為、タンクレール部の中流から下流には遊技球が存在するが、上記流通経路には遊技球が連続して存在しない状態にすることも可能となる。この場合には、更に、球圧の低い状態を維持して球詰まりを抑止することができる。
さらに、タンクユニットのタンクレール部は、前記前枠から徐々に遠ざかるように前記第3傾斜面の下流端から湾曲形成された球圧回避レールを備えることが好ましい。
これによれば、タンクユニットにおける遊技球の貯留量が増え、球圧が増加しても、この球圧回避レールが球圧を緩和して、遊技球を払出装置に向けて送り出すことができる。
また、球圧回避レールは、前枠から徐々に遠ざかるように湾曲形成されているため、球タンク部の底板下方の空間を更に広く確保することが可能となる。
本発明によると、パチンコ機の前枠の裏側に部材を取り付けるためのスペースを広く確保することが可能になる。また、台島設備における遊技球の供給方法の相違にも柔軟に対応し、タンクユニット内における球詰まりを回避することが可能となる。
図1は、台島設備120に取り付けられたパチンコ機100を正面方向から示す斜視図である。
同図に示すように、パチンコ機100は、パチンコホールに設置される一つの台島設備120に横方向に並んで取り付けられており、台島設備120の内部でパチンコ機100の上方に設けられる遊技球供給設備(図示せず)から個々のパチンコ機に対して遊技球が供給されている。
図2は、パチンコ機100に取り付けられる遊技盤101の一例を示す図である。
同図に示す遊技盤101は、表示装置102と、可動役物104と、入賞口108とを備える。
表示装置102は、大当たりであるか否かの大当たり抽選結果を示す図柄や演出用の画像を遊技者に提示するための装置であり、液晶ディスプレイを備えている。
可動役物104は、例えば、表示装置102の前面に出没する等、表示装置102の表示内容に応じて可動する部材であり、遊技盤101の背面であって表示装置102の上方に可動役物104を駆動するための駆動機構107が配置されている。
入賞口108は、遊技盤101に設けられる遊技球の入り口である。遊技盤101の正面を転落する遊技球が入賞口108に入ると、一定数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。
入賞口108には、遊技球の入賞により賞球を払い出すだけの一般入賞口、抽選の契機となる始動口、大当たりの際に所定の条件で開口する大入賞口などが含まれる。
図3は、台島設備120に取り付けられたパチンコ機100の前枠を開いた状態を示す斜視図である。
同図に示すように、パチンコ機100は、外枠111と前枠112とを備えている。
外枠111は、パチンコ機100を台島設備120に取り付けるための枠体である。
前枠112は、パチンコ機の外枠111以外の各部位が取り付けられる部材であり、外枠111に対してヒンジを介し回動可能に取り付けられている。
また、前枠112は、遊技盤101と、基盤ケース106と、タンクユニット200と、駆動機構107と、賞球レール204と、払出装置206とが取り付けられている。
基盤ケース106は、表示装置102を制御する制御基盤や、大当たりの抽選を行ったり、可動役物104の駆動機構107が備えるモータなどを制御する制御基盤、電源基盤などが個別に収納される透明樹脂からなるケースである。
駆動機構107は、可動役物104を駆動させるためのモータやクランク等を備えている。
賞球レール204は、タンクユニット200と払出装置206とをつなぐ遊技球の流路である。
払出装置206は、制御基盤からの命令に基づき、所定数の遊技球を払い出すことのできる装置である。
タンクユニット200は、前枠112の背面に取り付けられ、かつ、遊技盤101の上部より上方に取り付けられる部材であり、台島設備120から供給される遊技球を受け止め貯留する機能を備えている。
次に、本願発明の実施の形態であるタンクユニット200について説明する。
図4は、タンクユニット200の斜視図である。
図5は、タンクユニットの外周壁の一部を切り欠いた斜視図である。
これらの図に示すように、タンクユニット200は、上方が開口する1つの箱状に形成され、台島設備120から供給される遊技球を一時的に貯留し、かつ、払出装置206に遊技球を供給するために遊技球を整列させる機能を備えている。
タンクユニット200は、第1底板212と、第2底板214と、第3底板216と、段差板218と、外周壁220と、球センサ224と、球圧回避レール228とを備えている。また、タンクユニット200は、概ね球タンク部201と、タンクレール部202とに分けられる。
球タンク部201は、台島設備120から落下する遊技球を受け取る部位であり、受け取った遊技球を一時的に保持する機能を有する部位である。球タンク部201は、第1底板212と、第2底板214と、第1底板212と第2底板214との外周から上方に起立する外周壁220とにより構成されている。
一方、タンクレール部202は、第1底板212や第2底板214から流下する遊技球を転動させながら整列させて払出装置206に向けて流下させる機能を有する部位である。タンクレール部202は、第3底板216と、第3底板216の外周から上方に起立する段差板218及び外周壁220、さらに、球圧回避レール228により構成されている。
第1底板212と、第2底板214と、第3底板216と、段差板218とは、タンクユニット200の一つの底板を形成しており、前記一つの底板の上面は、連続する一つの底面を形成している。
外周壁220は、第1底板212、第2底板214および第3底板216により構成される一つの底板を囲むように、一つの底板の外周に起立している。外周壁220は、タンクユニット200内に遊技球を貯留する機能を備えている。また、外周壁220の内、球タンク部201の長手方向に沿って伸びる壁の両端には、タンクユニット200を前枠112に取り付けるための取付部210が設けられている。
第1底板212は、前枠112側から奥に向けて突出し、前枠112の幅方向に向けて傾斜する板状の部材であり、その上面は、タンクユニット200中最大の面積を有する第1傾斜面を形成している。
第2底板214は、前枠112から奥に向けて突出し前枠112から離れるにつれて徐々に下がるように傾斜する板状の部材であり、第1傾斜面の下流側に接続されている。また、その上面は、第2傾斜面を形成している。
段差板218は、第1底板212の前枠112から遠い辺から垂下状に設けられる板状の部材であり、その下辺は、第3底板216と接続している。段差板218と遊技盤101とは、球タンク部201の底板の下方に形成される空間を通じて直接に対面している。
第3底板216は、第1底板212に対し前枠112の反対側に配置され、かつ、第1底板より下方に配置される帯状の部材であり、その幅は、遊技球の直径の約2倍に相当している。第3底板216の上面は、第3傾斜面を形成しており、第1傾斜面と反対方向に傾斜している。
球センサ224は、外周壁220のうち第2底板214から立設される外周壁220に設けられている。
なお、球センサ224は、第1底板212の下流部分から第3底板216の上流部分までの遊技球の流通経路の何れかの位置に設置されれば良いが、特に、図4に示すような、第1底板212に沿って落下する遊技球が直接衝突する位置に設置されれば、遊技球からの衝撃を最も強く受け、センシングが容易となるため好ましい。
球圧回避レール228は、前枠112から徐々に遠ざかり、かつ、第3傾斜面と同様に斜め下方に向けて第3底板216の下流端から延設されるレールであり、第3底板216を流れる遊技球を引き続き案内し、賞球レール204まで案内する。また、球圧回避レール228は、幅方向の中央部に長さ方向に延びる仕切り壁229を備えており、第3底板216から流下する遊技球が2列に整列するものとなっている。さらに、球圧回避レール228の上方には、前記仕切り壁229により分離された二列の遊技球に作用して遊技球を上下方向にならして整列させることのできる球ならしが設置されている。
次に、タンクユニット200の使用態様を説明する。
図5に示すように、台島設備120から落下するようにして供給される遊技球226は、第1底板212に受け止められ、図中に示す矢印に沿って第1傾斜面を流下する。この際、流下する遊技球226の内、いくつかの遊技球226が球センサ224に衝突する。ここで、球センサ224の感度を上げて敏感に検出信号の出力を行い、台島設備120が遊技球補給制御をいち早くON/OFFを切り替えることができる場合、タンクユニット200の内部には多くの遊技球226が貯留することはなく、球センサ224から下流にのみ遊技球が貯留されることになる。従って、タンクユニット200内に球圧の高まる箇所が存在し難くなり、結果として球詰まりを抑止することが可能となる。
また、タンクユニット200内部の容量を大きくする必要が無くなり、タンクユニット200全体として厚さを薄くすることが可能となる。
一方、球センサ224の感度が鈍く設定されていたり、台島設備120の制御プログラムにより、球センサ224が遊技球を検出している状態であっても、遊技球がタンクユニットの球タンク部201にある程度補給される場合、図6に示すように、第2底板214から第1底板212の中流にかけて多量に遊技球226が貯留された状態となる。この状態にて払出装置206が作動し、遊技球226がさらに追加補給されると、遊技球226は第1底板212からタンクレール部202の第3底板216の中流域に直接こぼれ落ちることとなる。これにより、第2底板214近傍に発生している高い球圧状態の部分を回避して、タンクレール部202での球詰まりを回避することが可能となる。
さらに、球センサ224からの信号にかかわりなく、台島設備120から所定の間隔で遊技球が供給されるような場合、図7に示すように、タンクユニット200内に遊技球が多数貯留されることになる。この場合、破線の矢印で示すように第1底板212から第3底板216に向けて遊技球226が直接落下することになり、当該部分の球圧が上昇する。しかし、球圧回避レール228が球圧を緩和する方向に湾曲形成されているため、遊技球226が詰まることを回避することが可能となり、遊技球を払出装置206に送り出すことができる。
以上のようなタンクユニット200を用いれば、次のような効果も享受することが可能となる。
図8は、前枠に取り付けられるタンクユニットを示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面図である。
同図(a)に示すように、タンクユニット200は、球タンク部201とタンクレール部202とを備えているにもかかわらず、全体として薄く形成されており、タンクユニット200の下方に広い空間を確保することが可能となる。
さらに、同図(b)に示すように、タンクユニット200の内、最も下方に突出するタンクレール部202が前枠112から最も遠い部分に配置されており、垂下状に配置される段差板218と前枠112との間は、他の部材などを配置しうる新しい空間が創出される。
従って、タンクユニット200の下方であって、段差板218と前枠112との間に一部が配置される駆動機構107に対しては、十分に広い空間を確保することができる。ひいては、駆動機構107の設計の自由度を向上させ、複雑な機構を採用して可動役物104を複雑に可動させることも可能となり、パチンコ機100の演出効果を高めることが可能となる。
また、球圧回避レール228は、さらに前枠112から遠ざかるように湾曲形成されているため、さらに球タンク部201の下方空間を広く確保することが可能となる。
以上、本願発明の実施の形態に係るタンクユニット200について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、球センサ224の取付位置は、第2底板214から立設される外周壁に限られない。
図9は、球センサの取り付け箇所の一変形例を示す図である。
同図に示すように、球センサ224は、第2底板214に取り付けられる。このように、球センサ224は、第2底板214に取り付けられることによっても、実施の形態と同様に、払い出し球が不足しないために十分な遊技球をタンクユニットに蓄えることが可能になる。
本発明は、パチンコ機に取り付けられるタンクユニットに適用できる。
台島設備に取り付けられたパチンコ機を示す斜視図。 遊技盤の一例を示す正面図。 台島設備に取り付けられたパチンコ機の開いた状態示す斜視図。 タンクユニットの外観を示す斜視図。 タンクユニットの外周壁の一部を切り欠いて示す斜視図。 タンクユニットに遊技球が貯球される場合を示す斜視図 タンクユニットに多くの遊技球が貯球される場合を示す斜視図。 パチンコ機に取り付けられるタンクユニットを示す図。 球センサの取付位置の一変形例を示す斜視図。
符号の説明
100…パチンコ機、200…タンクユニット、201…球タンク部、202…タンクレール部、212…第1底板、214…第2底板、216…第3底板、218…段差板、220…外周壁、224…球センサ、228…球圧回避レール

Claims (2)

  1. 遊技盤を支持する前枠の裏側に設けられ、台島設備から供給される遊技球を受け取る球タンク部と、
    前記球タンク部から流下する遊技球を整列させて払出装置に向けて流下させ、前記球タンク部より前記遊技盤から離れた位置に前記球タンク部に並設されるタンクレール部と、
    少なくとも前記球タンク部の底板と前記タンクレール部の底板とが含まれる連続する一つの底板と、
    前記一つの底板を囲むように前記一つの底板から起立する側壁とを備え、上方が開口する一つの箱状に形成されるタンクユニットであって、
    前記球タンク部の底板は、
    前記遊技盤よりも上方に設けられ、前記遊技盤の幅方向に向けて傾斜しており、前記台島設備から供給される遊技球を受け取る第1傾斜面と、
    前記第1傾斜面を遊技球が上流から下流に転動する場合の前記第1傾斜面の下流側に接続され、前記遊技盤から離れる方向に遊技球を流下させる第2傾斜面とを有し、
    前記タンクレール部の底板は、
    前記球タンク部の底板よりも下方に配置され、
    前記第2傾斜面を遊技球が上流から下流に転動する場合の前記第2傾斜面の流下側に接続され、前記遊技盤の幅方向に向けて、前記第1傾斜面とは逆向きに傾斜する第3傾斜面を有し、
    前記一つの底板は、前記第3傾斜面が、第1傾斜面に並設され、且つ、第1傾斜面より下方に配置されることで段差が生じる前記第3傾斜面と第1傾斜面との間には、前記第3傾斜面から上方に起立し、前記第1傾斜面に接続される平板状の段差板を有し、
    前記段差板と前記遊技盤とは、前記第1傾斜面の鉛直方向における下方に形成される空間を通じて直接に対面し、
    前記タンクユニットは、さらに、
    前記第1傾斜面の下流部分から前記第3傾斜面の上流部分までの遊技球の流通経路の何れかの位置に設置される球センサ
    を備えるタンクユニット。
  2. さらに、
    前記前枠から徐々に遠ざかるように前記第3斜面の流下端から湾曲形成される球圧回避レールを備える請求項1に記載のタンクユニット。
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