JP2755908B2 - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
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- JP2755908B2 JP2755908B2 JP18020494A JP18020494A JP2755908B2 JP 2755908 B2 JP2755908 B2 JP 2755908B2 JP 18020494 A JP18020494 A JP 18020494A JP 18020494 A JP18020494 A JP 18020494A JP 2755908 B2 JP2755908 B2 JP 2755908B2
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- passage
- intermediate frame
- ball
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に係り、詳
しくは機台裏面に配置される機構部品のレイアウト上の
改良に関する。
しくは機台裏面に配置される機構部品のレイアウト上の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ機の機台裏面にはパチ
ンコ球の流れをコントロールするための種々の機構部品
が装備されており、図5には従来のパチンコ機における
機構部品のレイアウトの概要が示されている。図示のよ
うに、パチンコ機の機台裏面には遊技盤に対応する程度
の大きさの方形状の角孔31aを有する樹脂製の機構板
31が配置され、この機構板31の裏面に球流れ制御用
の多数の機構部品が設けられている。
ンコ球の流れをコントロールするための種々の機構部品
が装備されており、図5には従来のパチンコ機における
機構部品のレイアウトの概要が示されている。図示のよ
うに、パチンコ機の機台裏面には遊技盤に対応する程度
の大きさの方形状の角孔31aを有する樹脂製の機構板
31が配置され、この機構板31の裏面に球流れ制御用
の多数の機構部品が設けられている。
【0003】以下、機構部品のレイアウトに関する概要
を説明すると、機構板31の最上部には景品球を貯溜す
る景品球タンク33が配置され、その下方には景品球タ
ンク33から排出される景品球を案内する景品球排出樋
34が配置され、さらにこの景品球排出樋34の下方に
はセーフ球の検出器(図示省略)からの信号に基づき景
品球の排出を制御する景品球排出機構35が配置されて
いる。また景品球排出機構35の下方には該景品球排出
機構35から排出される景品球を機台前面下部に配置さ
れる上皿(図示省略)に案内するための景品球誘導通路
36と、閉店時等に景品球を排出する球抜き通路37が
設けられている。
を説明すると、機構板31の最上部には景品球を貯溜す
る景品球タンク33が配置され、その下方には景品球タ
ンク33から排出される景品球を案内する景品球排出樋
34が配置され、さらにこの景品球排出樋34の下方に
はセーフ球の検出器(図示省略)からの信号に基づき景
品球の排出を制御する景品球排出機構35が配置されて
いる。また景品球排出機構35の下方には該景品球排出
機構35から排出される景品球を機台前面下部に配置さ
れる上皿(図示省略)に案内するための景品球誘導通路
36と、閉店時等に景品球を排出する球抜き通路37が
設けられている。
【0004】さらにまた、機構板31の下部側には上皿
からオーバーフローした景品球を下皿へ案内する景品球
放出通路38、入賞口に流入して集合されたセーフ球を
案内するセーフ球通路39、アウト球受入口に流入した
アウト球を案内するアウト球通路40等の球通路のほ
か、セーフ球カウント装置41、上下の皿及び景品球放
出通路38中に景品球が充満したことを検出してパチン
コ球の発射装置を一時停止するための満量スイッチ42
等が設けられている。なお、図5において43は上皿の
球受入口、44は下皿の球受入口を示す。
からオーバーフローした景品球を下皿へ案内する景品球
放出通路38、入賞口に流入して集合されたセーフ球を
案内するセーフ球通路39、アウト球受入口に流入した
アウト球を案内するアウト球通路40等の球通路のほ
か、セーフ球カウント装置41、上下の皿及び景品球放
出通路38中に景品球が充満したことを検出してパチン
コ球の発射装置を一時停止するための満量スイッチ42
等が設けられている。なお、図5において43は上皿の
球受入口、44は下皿の球受入口を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機構板31
は上記した各機構部品のほか遊技盤の裏面に装着されて
いる種々の機能部品が故障した場合のそれら部品の交換
や修理を容易に行い得るようにするために、左右方向の
一端(図5においては右側)が中間枠30にヒンジ32
を介して水平方向に回動自在(開閉自在)に取付けられ
ている。ところが、上述したように従来のパチンコ機で
は、多数の機構部品が機構板31に一体成形又はビス等
にて組付けられていることから、機構板31全体の重量
が増大しかつ大型化しており、その開閉操作が厄介であ
るとともにヒンジ32の強度アップを図る必要がある。
また、機構板全体が複雑化するために機構部品の組付け
や保守も面倒であった。
は上記した各機構部品のほか遊技盤の裏面に装着されて
いる種々の機能部品が故障した場合のそれら部品の交換
や修理を容易に行い得るようにするために、左右方向の
一端(図5においては右側)が中間枠30にヒンジ32
を介して水平方向に回動自在(開閉自在)に取付けられ
ている。ところが、上述したように従来のパチンコ機で
は、多数の機構部品が機構板31に一体成形又はビス等
にて組付けられていることから、機構板31全体の重量
が増大しかつ大型化しており、その開閉操作が厄介であ
るとともにヒンジ32の強度アップを図る必要がある。
また、機構板全体が複雑化するために機構部品の組付け
や保守も面倒であった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、機構板の簡素化
及び軽量化を図る上で有効なパチンコ機を提供すること
にある。
ものであり、その目的とするところは、機構板の簡素化
及び軽量化を図る上で有効なパチンコ機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明は前面枠の裏面に嵌め込まれる遊技
盤を取付けるために該前面枠に設けられた中間枠部と、
その中間枠部の裏面に水平回動自在に取付けられた機構
板とを備えたパチンコ機において、機台裏面に配置され
る多数の機構部品を前記機構板の裏面と前記中間枠部の
下側裏面とに分割して配置し、前記機構部品のうち、景
品球タンクと、この景品球タンクから排出される景品球
を機台前面側の上皿に導くための景品球排出系機構部品
と、前記景品球タンクの景品球を球回収のために抜き取
る球抜き通路の上部通路とを前記機構板側に備えたこと
を特徴とする。この場合、請求項2記載の発明のよう
に、請求項1記載のパチンコ機において、前記中間枠部
側に配置される機構部品のうち、前記上皿からオーバー
フローした景品球を下皿に案内するための景品球放出通
路を前記中間枠部内に形成することが望ましい。
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明は前面枠の裏面に嵌め込まれる遊技
盤を取付けるために該前面枠に設けられた中間枠部と、
その中間枠部の裏面に水平回動自在に取付けられた機構
板とを備えたパチンコ機において、機台裏面に配置され
る多数の機構部品を前記機構板の裏面と前記中間枠部の
下側裏面とに分割して配置し、前記機構部品のうち、景
品球タンクと、この景品球タンクから排出される景品球
を機台前面側の上皿に導くための景品球排出系機構部品
と、前記景品球タンクの景品球を球回収のために抜き取
る球抜き通路の上部通路とを前記機構板側に備えたこと
を特徴とする。この場合、請求項2記載の発明のよう
に、請求項1記載のパチンコ機において、前記中間枠部
側に配置される機構部品のうち、前記上皿からオーバー
フローした景品球を下皿に案内するための景品球放出通
路を前記中間枠部内に形成することが望ましい。
【0008】
【作用】上述のように構成された本発明のパチンコ機に
おいては、従来の機構板に設けられていた機構部品のう
ち、景品球を上皿に誘導する上で必要な部品を機構板側
に残し、その他の機構部品を中間枠部側に移したもので
あり、このことにより機構板に設けられる機構部品数が
従来に比べて大幅に減少される。従って、機構板が簡素
化されるとともに軽量化される。
おいては、従来の機構板に設けられていた機構部品のう
ち、景品球を上皿に誘導する上で必要な部品を機構板側
に残し、その他の機構部品を中間枠部側に移したもので
あり、このことにより機構板に設けられる機構部品数が
従来に比べて大幅に減少される。従って、機構板が簡素
化されるとともに軽量化される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1及び図2は本実施例に係るパチンコ
機の裏面構造を示し、また図3及び図4は上皿満杯時の
オーバーフロー用の景品球放出通路を示している。本実
施例の前面枠1は樹脂製であり、その裏側に嵌め込まれ
る図示省略の遊技盤を取付けるための中間枠部1aをも
含めて射出成形により所要形状に一体成形されている。
また、中間枠部1aの裏面には略逆L字形に形成された
樹脂製の機構板2が配置されており、この機構板2はそ
の一端(図では右側)が中間枠部1aにヒンジ3を介し
て水平回動自在(開閉自在)に取付けられている。な
お、図中1cは前面枠1の開口部を示している。
的に説明する。図1及び図2は本実施例に係るパチンコ
機の裏面構造を示し、また図3及び図4は上皿満杯時の
オーバーフロー用の景品球放出通路を示している。本実
施例の前面枠1は樹脂製であり、その裏側に嵌め込まれ
る図示省略の遊技盤を取付けるための中間枠部1aをも
含めて射出成形により所要形状に一体成形されている。
また、中間枠部1aの裏面には略逆L字形に形成された
樹脂製の機構板2が配置されており、この機構板2はそ
の一端(図では右側)が中間枠部1aにヒンジ3を介し
て水平回動自在(開閉自在)に取付けられている。な
お、図中1cは前面枠1の開口部を示している。
【0010】しかして、機台裏面に配置されるパチンコ
球の流れに関連する機構部品は、機構板2側と中間枠部
1a側とに分割して配置され、機構板2の裏面には機構
部品のうちの景品球排出に関連する部品が設けられてい
る。すなわち、機構板2には景品球を貯溜する景品球タ
ンク4と、該景品球タンク4から流出する景品球を景品
球排出機構6へ送り込む景品球排出樋5と、セーフ球
(遊技盤の入賞口に流入した球)の検出器(図示省略)
からの信号に基づき景品球を所定数ずつ送出する景品球
排出機構6と、該景品球排出機構6から送出された景品
球を上皿14へ誘導する景品球誘導通路7と、閉店時等
に景品球を抜き取る球抜き通路8の上部通路8aが設け
られている。
球の流れに関連する機構部品は、機構板2側と中間枠部
1a側とに分割して配置され、機構板2の裏面には機構
部品のうちの景品球排出に関連する部品が設けられてい
る。すなわち、機構板2には景品球を貯溜する景品球タ
ンク4と、該景品球タンク4から流出する景品球を景品
球排出機構6へ送り込む景品球排出樋5と、セーフ球
(遊技盤の入賞口に流入した球)の検出器(図示省略)
からの信号に基づき景品球を所定数ずつ送出する景品球
排出機構6と、該景品球排出機構6から送出された景品
球を上皿14へ誘導する景品球誘導通路7と、閉店時等
に景品球を抜き取る球抜き通路8の上部通路8aが設け
られている。
【0011】そして、上記景品球排出樋5と景品球排出
機構6と景品球誘導通路7とによって請求項1記載の景
品球排出系機構部品を構成している。なお、上記部品の
うち各通路7,8は機構板2と一体成形され、景品球タ
ンク4、景品球排出樋5及び景品球排出機構6はビス等
によって後付けされる。
機構6と景品球誘導通路7とによって請求項1記載の景
品球排出系機構部品を構成している。なお、上記部品の
うち各通路7,8は機構板2と一体成形され、景品球タ
ンク4、景品球排出樋5及び景品球排出機構6はビス等
によって後付けされる。
【0012】前面枠1は上皿14及び下皿15等の装着
部である下枠部1bがそれらを装着し得るに十分な領域
を有するように上下方向に幅広に設定されており、そし
てこの下枠部1bの裏面、つまり中間枠部1aの下部裏
面に残りの機構部品が設けられている。すなわち、セー
フ球通路9、セーフ球カウント装置10、アウト球通路
11、球抜き通路8の下部通路8b、上皿14からオー
バーフローした景品球を下皿15へ案内する景品球放出
通路13、該景品球放出通路13内に景品球が充満した
ことを検出して打球装置の作動を一時停止させる満量ス
イッチ12等が設けられている。
部である下枠部1bがそれらを装着し得るに十分な領域
を有するように上下方向に幅広に設定されており、そし
てこの下枠部1bの裏面、つまり中間枠部1aの下部裏
面に残りの機構部品が設けられている。すなわち、セー
フ球通路9、セーフ球カウント装置10、アウト球通路
11、球抜き通路8の下部通路8b、上皿14からオー
バーフローした景品球を下皿15へ案内する景品球放出
通路13、該景品球放出通路13内に景品球が充満した
ことを検出して打球装置の作動を一時停止させる満量ス
イッチ12等が設けられている。
【0013】なお、セーフ球は遊技盤の裏面に設けられ
る図示省略のセーフ球集合樋により集合されてセーフ球
通路9へ誘導されるようになっている。また、球抜き通
路8の上部通路8aと下部通路8bとは機構板2が通常
の閉じ位置にあるときに連通する。なお、図1及び図2
では各通路を後側開放状態で示してあるが、これら通路
は実際にはその後側がカバーによって塞がれるものであ
る。
る図示省略のセーフ球集合樋により集合されてセーフ球
通路9へ誘導されるようになっている。また、球抜き通
路8の上部通路8aと下部通路8bとは機構板2が通常
の閉じ位置にあるときに連通する。なお、図1及び図2
では各通路を後側開放状態で示してあるが、これら通路
は実際にはその後側がカバーによって塞がれるものであ
る。
【0014】このように、本実施例では、機構部品を機
構板2側と前面枠1における中間枠部1aの下部側とに
分割して配置したことにより、機構板2側がすこぶる簡
素化されると同時に軽量化されることになる。従って、
機構板2を開閉自在に支持するヒンジ3の負担が軽減さ
れ、また開閉操作も楽になる。延いては機構板2側の機
構部品の組付けや保守が容易となるとともに、中間枠部
1a側に移し変えられた機構部品の組付けや保守も楽に
なる。
構板2側と前面枠1における中間枠部1aの下部側とに
分割して配置したことにより、機構板2側がすこぶる簡
素化されると同時に軽量化されることになる。従って、
機構板2を開閉自在に支持するヒンジ3の負担が軽減さ
れ、また開閉操作も楽になる。延いては機構板2側の機
構部品の組付けや保守が容易となるとともに、中間枠部
1a側に移し変えられた機構部品の組付けや保守も楽に
なる。
【0015】しかして、中間枠部1aに設けられる上記
機構部品のうち、特に占有スペースの大なるオーバーフ
ロー用の景品球放出通路13は中間枠部1a内に形成さ
れており、以下この景品球放出通路13を図3及び図4
に基づいて説明する。前記前面枠1の下枠部1bには前
側を開放する凹部16が形成され、そしてこの凹部16
の開放部分を塞ぐような形で前記上皿14と下皿15が
配置されている。すなわち、前面枠1の下枠部1bに形
成された凹部16の開放側を上下の皿14,15の装着
面側の壁面を構成するベース板部14a,15aにより
塞ぐことでオーバーフローする景品球Pを下皿へ案内す
る景品球放出通路13を構成している。
機構部品のうち、特に占有スペースの大なるオーバーフ
ロー用の景品球放出通路13は中間枠部1a内に形成さ
れており、以下この景品球放出通路13を図3及び図4
に基づいて説明する。前記前面枠1の下枠部1bには前
側を開放する凹部16が形成され、そしてこの凹部16
の開放部分を塞ぐような形で前記上皿14と下皿15が
配置されている。すなわち、前面枠1の下枠部1bに形
成された凹部16の開放側を上下の皿14,15の装着
面側の壁面を構成するベース板部14a,15aにより
塞ぐことでオーバーフローする景品球Pを下皿へ案内す
る景品球放出通路13を構成している。
【0016】なお、下皿15はそのベース板部15aが
前面枠1の表面にビス等によって固定され、また上皿1
4はそのベース板部14aの一側が前面枠1に図示省略
のヒンジを介して水平回動可能に取付けられるととも
に、常には図示省略のロック手段によって景品球放出通
路13を形成する位置、つまり図3に示す閉鎖位置に保
持される。
前面枠1の表面にビス等によって固定され、また上皿1
4はそのベース板部14aの一側が前面枠1に図示省略
のヒンジを介して水平回動可能に取付けられるととも
に、常には図示省略のロック手段によって景品球放出通
路13を形成する位置、つまり図3に示す閉鎖位置に保
持される。
【0017】前記景品球放出通路13を構成する凹部1
6の後壁面16aには、上皿14への通路7の出口に連
なる流入口17が貫設されており、また流入口17の下
方には上皿14からオーバーフローした景品球Pを下方
へ案内するための落下口18が後壁面16aの一部を後
側へ凹ませて縦長に形成してある。
6の後壁面16aには、上皿14への通路7の出口に連
なる流入口17が貫設されており、また流入口17の下
方には上皿14からオーバーフローした景品球Pを下方
へ案内するための落下口18が後壁面16aの一部を後
側へ凹ませて縦長に形成してある。
【0018】そして、景品球Pの流入口17は上皿14
の球受入口14bよりも高い位置に設定されるととも
に、樋部材19により球受入口14bと連絡されてい
る。樋部材19は上皿14側に一体に形成された略矩形
の筒体からなり、球受入口14bの裏側から略水平状に
延出するとともに、その先端が流入口17の下方に所定
間隔Sを置いて対向している。また、流入口17より低
い位置に設定される樋部材19は、流入口17から流入
した景品球Pをスムーズに受け取るために、その先端側
の上面側が開口されており、しかも上面開口部19aか
ら景品球Pが跳ね出ることを規制するために後壁面16
a上端のオーバーハング部16bにより該上面開口部1
9aを覆っている。
の球受入口14bよりも高い位置に設定されるととも
に、樋部材19により球受入口14bと連絡されてい
る。樋部材19は上皿14側に一体に形成された略矩形
の筒体からなり、球受入口14bの裏側から略水平状に
延出するとともに、その先端が流入口17の下方に所定
間隔Sを置いて対向している。また、流入口17より低
い位置に設定される樋部材19は、流入口17から流入
した景品球Pをスムーズに受け取るために、その先端側
の上面側が開口されており、しかも上面開口部19aか
ら景品球Pが跳ね出ることを規制するために後壁面16
a上端のオーバーハング部16bにより該上面開口部1
9aを覆っている。
【0019】従って、図3に示すように、通常時には流
入口17から勢い良く流入した景品球Pが確実に樋部材
19側へ案内されることになるが、上皿14が景品球P
で満杯となったオーバーフロー時には、図3に矢印で示
す如く樋部材19上から溢れた景品球Pが該樋部材19
の先端に設けた突起19bと流入口17の口端17aと
の間を通って落下口18へ落下する。
入口17から勢い良く流入した景品球Pが確実に樋部材
19側へ案内されることになるが、上皿14が景品球P
で満杯となったオーバーフロー時には、図3に矢印で示
す如く樋部材19上から溢れた景品球Pが該樋部材19
の先端に設けた突起19bと流入口17の口端17aと
の間を通って落下口18へ落下する。
【0020】また、景品球放出通路13内における上皿
14の背面に対応する部位には、断面溝形をなす球ガイ
ド20が配置されている。この球ガイド20は落下口1
8から落下する景品球Pを案内し、かつ上皿14の機台
前方への回動(開放)時に、景品球放出通路13内の景
品球Pが機台前方へこぼれ出ることを防止するためのも
のであり、その下端が下皿15のベース板15aの近く
まで垂下している。さらに、景品球放出通路13の下部
には景品球Pを下皿15の球受入口15bに向かって案
内する案内樋21が設定されている。なお、球ガイド2
0は凹部16の縦壁面に対してビス等で後付けされる
が、案内樋21は前面枠1側に一体成形されている。さ
らにまた、景品球放出通路13における下部側、つまり
下皿15に対応する部位は後側に膨出されて景品球Pの
収容量が拡大されている。
14の背面に対応する部位には、断面溝形をなす球ガイ
ド20が配置されている。この球ガイド20は落下口1
8から落下する景品球Pを案内し、かつ上皿14の機台
前方への回動(開放)時に、景品球放出通路13内の景
品球Pが機台前方へこぼれ出ることを防止するためのも
のであり、その下端が下皿15のベース板15aの近く
まで垂下している。さらに、景品球放出通路13の下部
には景品球Pを下皿15の球受入口15bに向かって案
内する案内樋21が設定されている。なお、球ガイド2
0は凹部16の縦壁面に対してビス等で後付けされる
が、案内樋21は前面枠1側に一体成形されている。さ
らにまた、景品球放出通路13における下部側、つまり
下皿15に対応する部位は後側に膨出されて景品球Pの
収容量が拡大されている。
【0021】このように本実施例においては、前面枠1
を中間枠部1aをも含めて樹脂成形により一体化した上
で該前面枠1の中間枠部1a内に上皿14からオーバー
フローした景品球Pを下皿15に放出させる景品球放出
通路13を形成したので、前述した中間枠部1aの裏面
には景品球放出通路13の設置用スペースが不要とな
る。景品球放出通路13は一般に景品球を貯溜するとい
う性格を有する関係で他の通路に比べてその容積を大き
く設定するのが普通である。
を中間枠部1aをも含めて樹脂成形により一体化した上
で該前面枠1の中間枠部1a内に上皿14からオーバー
フローした景品球Pを下皿15に放出させる景品球放出
通路13を形成したので、前述した中間枠部1aの裏面
には景品球放出通路13の設置用スペースが不要とな
る。景品球放出通路13は一般に景品球を貯溜するとい
う性格を有する関係で他の通路に比べてその容積を大き
く設定するのが普通である。
【0022】従って、中間枠部1aの裏面にこのような
大なる容積の景品球放出通路13の設置スペースを確保
する必要がなくなることにより、中間枠部1aの下部裏
面をその他の機構部品の装着スペースとして有効に利用
できる結果、それら機構部品のレイアウト上の自由度が
向上するとともに、組付けの容易化あるいは保守点検の
容易化に寄与することができる。
大なる容積の景品球放出通路13の設置スペースを確保
する必要がなくなることにより、中間枠部1aの下部裏
面をその他の機構部品の装着スペースとして有効に利用
できる結果、それら機構部品のレイアウト上の自由度が
向上するとともに、組付けの容易化あるいは保守点検の
容易化に寄与することができる。
【0023】また、本実施例にあっては、上皿14に景
品球Pが満杯となったとき、景品球Pは皿底とほぼ同一
レベルで延びる樋部材19の後端突起19bと流入口1
7の口端17aとの間を通って直ちに落下口18へ落下
して下皿14へ放出される。すなわち、上皿14が満杯
になると同時に景品球Pがオーバーフローするため、上
皿の奥の視認不能な通路に多量の景品球Pを滞留させて
からオーバーフローする従来の上皿オーバーフロー機構
とは異なり、遊技者に安心感を与えることができる。
品球Pが満杯となったとき、景品球Pは皿底とほぼ同一
レベルで延びる樋部材19の後端突起19bと流入口1
7の口端17aとの間を通って直ちに落下口18へ落下
して下皿14へ放出される。すなわち、上皿14が満杯
になると同時に景品球Pがオーバーフローするため、上
皿の奥の視認不能な通路に多量の景品球Pを滞留させて
からオーバーフローする従来の上皿オーバーフロー機構
とは異なり、遊技者に安心感を与えることができる。
【0024】さらにまた、本実施例では上皿14の裏面
に対応する部位に球ガイド20を設けて落下口18から
下皿15の裏面までの間をカバーする構成であるから、
景品球放出通路13内に景品球Pが一杯に滞留した状態
で、遊技中のトラブル解消のために図4に示す如く上皿
14を機台前方へ回動して開放しても、景品球放出通路
13内の景品球Pが機台前方へ流出することを防止する
ことができる。
に対応する部位に球ガイド20を設けて落下口18から
下皿15の裏面までの間をカバーする構成であるから、
景品球放出通路13内に景品球Pが一杯に滞留した状態
で、遊技中のトラブル解消のために図4に示す如く上皿
14を機台前方へ回動して開放しても、景品球放出通路
13内の景品球Pが機台前方へ流出することを防止する
ことができる。
【0025】また、本実施例にあっては、景品球オーバ
ーフロー用の景品球放出通路13を中間枠部1a側に設
けてあるので、該景品球放出通路13内に景品球Pが充
満したときに満量スイッチ12が作動するように設定し
ておけば、該景品球放出通路13が満杯の状態で機構板
2を開放しても球零れが生じない。すなわち、オーバー
フロー用の景品球放出通路13が機構板2側に設けられ
ている場合であれば、機構板2を開放操作したとき、景
品球放出通路13内の景品球Pが流出することになる
が、本実施例によればこのような不具合が解消される。
ーフロー用の景品球放出通路13を中間枠部1a側に設
けてあるので、該景品球放出通路13内に景品球Pが充
満したときに満量スイッチ12が作動するように設定し
ておけば、該景品球放出通路13が満杯の状態で機構板
2を開放しても球零れが生じない。すなわち、オーバー
フロー用の景品球放出通路13が機構板2側に設けられ
ている場合であれば、機構板2を開放操作したとき、景
品球放出通路13内の景品球Pが流出することになる
が、本実施例によればこのような不具合が解消される。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は従来の機
構板に設けられていた機構部品のうち、景品球タンクを
含む景品球排出系機構部品と球抜き通路の一部とを機構
板側に備え、残りの機構部品を中間枠部側に設けたこと
により、従来に比べて機構板を大幅に簡素化及び軽量化
できるため、各種部品の修理や交換等に際しての機構板
の開閉操作を楽に行うことが可能となるとともに、ヒン
ジ部の負担を軽減してその耐久性を高めることが可能と
なる。また、機構板自体の製作コスト及び組み立て工数
の減少、保守の容易化につながることは勿論のこと、機
構板から中間枠部側へ移し変えられた機構部品の取付け
や保守も容易となる。さらにまた、オーバーフロー用の
景品球放出通路を中間枠部内に設定したときは、中間枠
部裏面をその他の機構部品の装着スペースとして有効に
利用できるため、それら部品のレイアウト及び取付けが
より容易化される。
構板に設けられていた機構部品のうち、景品球タンクを
含む景品球排出系機構部品と球抜き通路の一部とを機構
板側に備え、残りの機構部品を中間枠部側に設けたこと
により、従来に比べて機構板を大幅に簡素化及び軽量化
できるため、各種部品の修理や交換等に際しての機構板
の開閉操作を楽に行うことが可能となるとともに、ヒン
ジ部の負担を軽減してその耐久性を高めることが可能と
なる。また、機構板自体の製作コスト及び組み立て工数
の減少、保守の容易化につながることは勿論のこと、機
構板から中間枠部側へ移し変えられた機構部品の取付け
や保守も容易となる。さらにまた、オーバーフロー用の
景品球放出通路を中間枠部内に設定したときは、中間枠
部裏面をその他の機構部品の装着スペースとして有効に
利用できるため、それら部品のレイアウト及び取付けが
より容易化される。
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ機の裏面構造図
である。
である。
【図2】機構板側の機構部品を主体に示す斜視図であ
る。
る。
【図3】オーバーフロー用景品球放出通路を示す断面図
である。
である。
【図4】上皿を機台前方へ開放して景品球放出通路を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】従来のパチンコ機の裏面構造図である。
1…前面枠 1a…中間枠部 1b…下枠部 2…機構板 4…景品球タンク 5…景品球排出樋 6…景品球排出機構 7…景品球誘導通路 8…球抜き通路 8a…上部通路 13…景品球放出通路 14…上皿 15…下皿
Claims (2)
- 【請求項1】 前面枠の裏面に嵌め込まれる遊技盤を取
付けるために該前面枠に設けられた中間枠部と、その中
間枠部の裏面に水平回動自在に取付けられた機構板とを
備えたパチンコ機において、機台裏面に配置される多数
の機構部品を前記機構板の裏面と前記中間枠部の下側裏
面とに分割して配置し、前記機構部品のうち、景品球タ
ンクと、この景品球タンクから排出される景品球を機台
前面側の上皿に導くための景品球排出系機構部品と、前
記景品球タンクの景品球を球回収のために抜き取る球抜
き通路の上部通路とを前記機構板側に備えたことを特徴
とするパチンコ機。 - 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機において、前
記中間枠部側に配置される機構部品のうち、前記上皿か
らオーバーフローした景品球を下皿に案内するための景
品球放出通路を前記中間枠部内に形成したことを特徴と
するパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18020494A JP2755908B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18020494A JP2755908B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | パチンコ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0838713A JPH0838713A (ja) | 1996-02-13 |
JP2755908B2 true JP2755908B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=16079223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18020494A Expired - Lifetime JP2755908B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2755908B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5070390B2 (ja) * | 2003-11-14 | 2012-11-14 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP18020494A patent/JP2755908B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0838713A (ja) | 1996-02-13 |
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Legal Events
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