JP3155521B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3155521B2
JP3155521B2 JP04298099A JP4298099A JP3155521B2 JP 3155521 B2 JP3155521 B2 JP 3155521B2 JP 04298099 A JP04298099 A JP 04298099A JP 4298099 A JP4298099 A JP 4298099A JP 3155521 B2 JP3155521 B2 JP 3155521B2
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邦夫 松元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤
の入賞手段に遊技球が入賞することを条件に球払い出し
手段により所定数の賞品球を払い出し、その賞品球を前
面開閉板の前側の上皿に優先的に導くと共に、この上皿
の遊技球が満杯のときに、その溢れ球を前枠の裏側の導
出樋を経て、前枠の前側の下皿へと導くようにしてい
る。
【0003】弾球遊技機は、窓孔の下部側で前枠の裏側
に、遊技盤を下側から支持する合成樹脂脂製の支持板を
装着し、この支持板に発射レール、その他の付属部品を
装着している。そして、この支持板の下側で前枠の裏側
に合成樹脂脂製の導出樋を装着し、この導出樋から前枠
の案内口を経て下皿に遊技球を案内するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、支持板と導出樋とを別々に成形し、支持板を窓孔の
下部側で前枠の裏側に、この支持板の下側で前枠の裏側
に導出樋を別々にネジ止め等によって装着している。こ
のため部品点数が増加し、部品管理が煩雑であると共
に、組み立て時のネジ止め箇所が増える等によって作業
工数が増加し、組み立て作業が煩雑化する問題がある。
【0005】特に導出樋は、形状、構造的には簡単であ
るが、導出樋の前端側に、外側に突出する取り付け板を
一体に備えており、この取り付け板を介して前枠の裏側
に固定するため、支持板と上下に近接しているにも拘わ
らず、支持板と干渉しないように導出樋を前枠に固定す
る必要がある。このため支持板、導出樋の夫々の設計の
自由度が少なく、自由な設計が困難である。
【0006】また導出樋は、単に遊技球を受けて下皿側
に案内するだけでなく、下皿の遊技球が満杯状態になれ
ば、下皿から導出樋側へと充満するように遊技球が溜ま
るため、導出樋に遊技球の重量が加わることがあり、そ
の重量に対する対策が必要である。しかし、従来の導出
樋は取り付け板を介して前枠に固定しており、支持板と
は別構造であるため、支持板を利用して導出樋を補強す
ることはできず、導出樋側自体で十分な強度の確保を図
る必要がある。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、部
品点数を少なくできると共に、組み立て時の作業工数を
少なくでき、しかも支持板及び導出樋の設計の自由度を
大にでき、更には必要に応じて支持板を利用して導出樋
を補強する構造等も容易に採用できる弾球遊技機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前枠2 の下部
の前側に第1球受け皿12を設けると共に、前記前枠2の
裏側に、遊技盤7 を下側から支持する支持板9 と、前記
遊技盤7 の入賞手段22,24,25,26 への入賞を条件に所定
数の遊技球を払い出す球払い出し手段40と、この球払い
出し手段40から払い出された遊技球を前記第1球受け皿
12に導く導出樋49とを設けた弾球遊技機において、前記
支持板9 は、その前側に設けられ且つファール球となっ
た遊技球を前記第1球受け皿12に導くファール球回収通
路64と、前記前枠2 の裏側に当接して取り付けられる取
り付け板部46を一体に備え、該取り付け板部46の裏側
に前記導出樋49を一体に成形し、該導出樋49は、前側に
傾斜する底壁56と、該底壁56の左右両側から起立する左
右一対の側壁57と、前部側で左右の前記側壁57を接続す
る上壁58とを一体に備え、前記上壁58の後方が遊技球の
受入れ口59となったものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図4において、1 は外枠、
2 は前枠で、外枠1 の前側に上下一対のヒンジ3 を介し
て開閉自在に枢着されている。4 はガラス扉、5 は前面
開閉板で、これらは前枠2 の窓孔6に対応して上下に配
置され、図外のヒンジにより開閉自在に枢支されてい
る。7は遊技盤で、前枠2 の窓孔6 に対応するように、
前枠2 の裏側の遊技盤装着枠8に裏側から着脱自在に装
着され、窓孔6 の下部側で前枠2 の裏側に装着された支
持板9 により下側から支持されている。
【0010】10は発射用の遊技球を貯留する上皿(第2
球受け皿)で、前面開閉板5 の前側に装着され且つ上皿
カバー11により覆われている。12は余剰球等を貯留する
下皿(第1球受け皿)、13は灰皿であり、これらは前面
開閉板5 の下側で前枠2 の前側に左右に配置され、下皿
カバー14により覆われている。
【0011】15は発射手段であり、下皿12の一側で前枠
2 の前側に装着された発射ハンドル16と、支持板9 の前
側に装着された発射レール17と、前枠2 の裏側に配置さ
れた発射モータ18及び打撃槌19等を備え、発射ハンドル
16を操作したときに、発射モータ18により打撃槌19が作
動して、前面開閉板5 の裏側に装着された図外の球送り
手段により発射レール17上に1個づつ供給される遊技球
を遊技盤7 のガイドレール20側に発射させるようになっ
ている。
【0012】遊技盤7 には、図2に示すように、発射手
段15により発射された遊技球を案内するガイドレール20
が環状に装着されると共に、そのガイドレール20の内側
の遊技領域21に天入賞手段22、液晶表示手段23、入賞手
段24、図柄変動始動用の開閉入賞手段25、大入賞手段26
等の各遊技部品が配置され、また大入賞手段26の下側中
央にアウト球口27a が成形されている。
【0013】上皿カバー11には、上皿10の球整列部27の
側方に、上皿10内の遊技球を抜き取る球抜きレバー28が
設けられると共に、球整列部27の前側に球貸し操作部29
と金額表示部30とが設けられている。球貸し操作部29
は、球貸しスイッチ31と返却スイッチ32とを備え、金額
表示部30と共にリード線を介して自動球貸し機33側に接
続されている。
【0014】金額表示部30は、自動球貸し機33にプリペ
イドカード等の有価カードを挿入したときに、その有価
カードの残額を表示するためのものである。球貸しスイ
ッチ31は、自動球貸し機33に有価カードを挿入して操作
したときに、後述の球払い出し手段40から貸し出し用の
遊技球が払い出されるようになっている。返却スイッチ
32は、ゲームの終了時等に操作したときに自動球貸し機
33から有価カードが返却されるようになっている。
【0015】遊技盤装着枠8 は図4に示すように門形状
であって、前枠2 の窓孔6 に沿って前枠2 の裏側に固定
され、この遊技盤装着枠8 の下端部間に、前面開閉板5
の裏側に対応するように支持板9 が前枠2 の裏側に固定
されている。遊技盤装着枠8には、遊技盤7 を裏側から
押圧して固定するように、裏機構板34が上下一対のヒン
ジ35により開閉自在に枢着され、4個の締結具36により
遊技盤装着枠8 に締結されている。
【0016】裏機構板34には、図3に示すようにその中
央部に開口37が成形され、この開口37の上側に遊技球タ
ンク38とタンクレール39が、左右一側に球払い出し手段
40が、下側に通路ユニット41が夫々設けられており、遊
技球が大入賞手段26等に入賞したとき、自動球貸し機33
から球貸し指令があったときに、遊技球タンク38内の遊
技球をタンクレール39を経て球払い出し手段40により払
い出し、その遊技球を通路ユニット41を経て上皿10等に
案内するようになっている。
【0017】遊技盤7 の裏側には、その液晶表示手段23
等の遊技部品を裏側から覆う裏カバー42と、この裏カバ
ー42の下側に配置された集球ケース43とが装着され、こ
れらは裏機構板34を閉じたときに、その開口37に嵌合す
るように上下に配置されている。集球ケース43は、大入
賞手段26等に入賞して遊技盤7 の裏側に通過した遊技球
を集めて、裏機構板34側の回収通路44を経て島側に排出
するためのものである。
【0018】支持板9 は合成樹脂製であって、図7〜図
10に示すように一体に成形されている。即ち、支持板
9 は、上部側の本体板部45と下部側の取り付け板部46と
を、その取り付け板部46が前側となるように前後方向に
離間して一体に備えている。本体板部45には、遊技盤7
を下側から支持する遊技盤支持部47が上側に設けられ、
発射レール取り付け部48とファール球回収通路64と零れ
球回収通路65とが前側に設けられている。取り付け板部
46には導出樋49が設けられている。
【0019】本体板部45は窓孔6 の下部に対応する略矩
形横長状であって、この本体板部45の左右両側縁と下側
縁に、前側が開放する断面コ字状の補強枠部50,51 が一
体に成形され、その各補強枠部50,51 に取り付け用のボ
ス部50a,51a が成形されている。左右の補強枠部50は窓
孔6 の左右両側で、下の補強枠部51は窓孔6 の下側で前
枠2 の裏側に夫々当接され、各ボス部50a,51a に挿通さ
れたネジにより前枠2に固定されている。
【0020】本体板部45の上端縁には、遊技盤支持部47
が左右方向に略水平状に設けられる他、この遊技盤支持
部47の前縁から起立する左右一対の起立板部52が左右の
各補強枠部50に接続すべく一体に設けられている。各起
立板部52は上端が略同じ高さであり、内側が傾斜状に構
成されている。
【0021】2個の起立板部52の内、発射レール17の上
側にある起立板部52は、遊技盤支持部47上の遊技盤7 の
前側を規制するためのものである。球払い出し手段40の
下側の起立板部52には、反対側の起立板部52よりもガイ
ドレール20の幅分だけ前側に突出しており、この起立板
部52に球案内通路54が後方に突出するように一体に設け
られている。
【0022】球案内通路54は、球払い出し手段40からの
遊技球を上皿10側に優先して案内するためのもので、図
5に示すように前面開閉板5 を閉じたときに前端側が前
面開閉板5 側の球導入通路55の後端側に接続して上皿10
側に連通するようになっている。
【0023】取り付け板部46は下側の補強枠部51の前端
から下方に屈曲しており、窓孔6 の下側で前枠2 の裏側
に当接し、導出樋49の左右両側近傍でネジにより前枠2
に固定されている。取り付け板部46には、左右方向の略
中央部から後方に突出するように導出樋49が一体に成形
されている。
【0024】導出樋49は、上皿10内の遊技球が満杯状態
のときに溢流した遊技球を受けて下皿入口12a から下皿
12へと導くためのもので、図5及び図6に示すように、
前側に若干傾斜する底壁56と、この底壁56の左右両側か
ら起立する左右一対の側壁57と、前部側で左右の側壁57
間を接続する上壁58とを一体に備え、上壁58よりも後方
の後部側が遊技球の受入れ口59となっている。各側壁57
の前端は取り付け板部46に、上端は補強枠部51の下側に
夫々接続され、また上壁58は補強枠部51に接続されてい
る。従って、導出樋49の前部側は、支持板9 及び補強枠
部51により補強されている。
【0025】発射レール取り付け部48は、本体板部45の
裏側に複数個のボス部を備えた平坦な立面状であって、
この発射レール取り付け部48に金属製のレール取り付け
板60を介して発射レール17が複数個のネジ61により着脱
自在に固定されている。なお、発射レール17は発射位置
側よりもガイドレール20側が高くなるように傾斜してお
り、また発射レール取り付け部48の発射位置側には、発
射レール17上の遊技球を発射位置に止めるストッパー62
と、発射レール17上の跳ね返り球等を発射位置側へと案
内するガイド板63とが固定されている。
【0026】ファール球回収通路64は本体板部45の前側
に上下方向に、零れ球回収通路65は本体板部45の前側に
逆L字状に夫々成形され、これらファール球回収通路64
及び零れ球回収通路65はその下部側の合流通路66を経て
導出樋49の前端部分に上側から連通している。合流通路
66は、その後壁が本体板部45と略面一状となるように、
下側の補強枠部51及び取り付け板部46側から裏側に凹入
する凹入状に形成されている。
【0027】ファール球回収通路64は、両回収通路64,6
5 間の通路隔壁67と、発射レール17の発射端側のファー
ル球衝突部68及びその下側の通路壁69との間に成形され
ている。そして、ファール球回収通路64は、通路隔壁67
の上部の傾斜部67a とファール球衝突部68との間がファ
ール球入口70となっており、このファール球入口70の下
側に、発射レール17と反対側に偏位する狭窄部71と、フ
ァール球衝突部68の下側から狭窄部71側へと傾斜する傾
斜受け部72とが設けられている。傾斜受け部72は通路壁
69と一体に成形されている。
【0028】本体板部45には、起立板部52の下方側に開
口部73が成形され、この開口部73の上縁から左右方向の
中央側の側縁に沿って通路壁74により零れ球回収通路65
が成形されている。
【0029】本体板部45の発射レール取り付け部48と反
対側には、補強枠部50と、この補強枠部50から所定間隔
をおいて上下方向に設けられた縦隔壁75との間に、リー
ド線を支持板9 の前側から裏側へと挿通するリード線挿
通部76が成形されている。リード線挿通部76は、遊技盤
支持部47の下方近傍から補強枠部50と縦隔壁75の後端側
へと屈曲するカバー板77により後方側が閉塞されてい
る。
【0030】リード線挿通部76は、カバー板77の前側下
端と補強枠部51との間に、補強枠部51の後ろ側で下向き
に開口するリード線引き出し口78が成形されている。カ
バー板77の前面側は、リード線をリード線挿通部76に前
側から挿通するときに、そのリード線を下側のリード線
引き出し口78へと案内する案内面となっている。
【0031】本体板部45の前側には、図7及び図10に
示す如く、ファール球回収通路64及び開口部73を前側か
ら覆うように、その通路壁69から縦隔壁77に亘って横長
矩形状の前通路カバー79がネジにより着脱自在に装着さ
れている。前通路カバー79には、前面開閉板5 を開放し
たときに起立板部52の球案内通路54から零れる零れ球を
受ける零れ球レール80が、零れ球回収通路65に対応して
成形されると共に、その下側に開口部73に対応してスピ
ーカ取り付け部81と、このスピーカ取り付け部81を取り
囲むスピーカダクト部82が一体に成形されている。
【0032】スピーカ取り付け部81には、効果音発生用
のスピーカ83がスピーカダクト部82に嵌合するように前
側から着脱自在に装着されている。スピーカダクト部82
は前面開閉板5 側に突出して横長矩形状に構成され、こ
のスピーカダクト部82に対応して前面開閉板5 及び上皿
カバー11に効果音放出用の開口84等が設けられている。
【0033】なお、支持板9 の左右の補強枠部50の上端
部側には、遊技盤装着枠8 の下端側が着脱自在に係合
し、その係合部分がネジで前枠2 の裏側に固定されてい
る。支持板9 の各部は一体に成形されている。
【0034】裏機構板34には、図5及び図6に示すよう
に球案内通路54に連通する溢流部85と、この溢流部85を
介して分岐し且つ溢流部85から溢流する溢流球を案内す
る溢流球案内通路86と、球払い出し手段40からの遊技球
を溢流部85上に落下させる球落下通路87とを備え、その
溢流部85、溢流球案内通路86及び球落下通路87は、裏機
構板34に着脱自在に装着された裏通路カバー88により覆
われている。溢流球案内通路86は、溢流球を導出樋49に
案内するためのもので、支持板9 の裏側で下端が導出樋
49の受入れ口59に連通するように裏機構板34側に設けら
れている。なお、導出樋49の後端側は、裏通路カバー88
の下端部により閉塞されている。
【0035】上記構成の弾球遊技機において、上皿10に
遊技球を入れた状態で発射手段15の発射ハンドル16を操
作すると、発射モータ18が作動して発射レール17上の遊
技球を順次遊技盤7 の上部側へと発射すると共に、この
発射手段15の発射動作に連動して球送り手段が作動し、
上皿10の遊技球を発射レール17上へと供給する。
【0036】発射手段15により発射された遊技球は、発
射レール17からガイドレール20を経て遊技盤7 の上側に
案内された後、遊技領域21内で遊技釘等に衝突しながら
遊技盤7 に沿って下方に落下する。そして、この遊技球
は、遊技盤7 に沿って落下する間に大入賞手段26等に入
賞し、また入賞しない遊技球はアウト球口27a から遊技
盤7 の裏側に案内されて回収される。
【0037】発射手段15による遊技球の打撃不足等によ
り遊技球が途中で失速する等の発射ミスが発生すると、
そのファール球は発射レール17又はガイドレール20から
ファール球入口70内に落下し、このファール球入口70か
らファール球回収通路64、合流通路66を経て導出樋49の
前端側へと落下し、この導出樋49から下皿入口12a を経
て下皿12へと案内される。
【0038】大入賞手段26等に入賞した遊技球は、遊技
盤7 の裏側に通過して集球ケース43から回収通路44を経
て島側へと回収されて行く。一方、大入賞手段26等に遊
技球が入賞すると、その入賞を検出して球払い出し手段
40が所定数の遊技球を賞球として払い出す。この球払い
出し手段40により払い出された遊技球は、球落下通路87
から溢流部85へと落下した後、球案内通路54、球導入通
路55を経て上皿10へと案内される。
【0039】上皿10内に遊技球が充満して球導入通路55
から球案内通路54側まで満杯状態になると、球落下通路
87から溢流部85上に落下した遊技球は、溢流部85の後端
側から下方に溢流する。そして、この溢流部85から溢流
した溢流球は、溢流球案内通路86から導出樋49へと落下
し、この導出樋49を経て下皿12へと導かれている。
【0040】前面開閉板5 の裏側の球送り手段の点検等
は、前面開閉板5 をヒンジ回りに前側に開放して行う。
この場合、上皿10から球導入通路55、球案内通路54にわ
たって遊技球が満杯状態であれば、前面開閉板5 を開放
したときに、前面開閉板5 側の球導入通路55の後端が支
持板9 側の球案内通路54の前端から外れ、球導入通路55
の後端と球案内通路54の前端との間の間隙から零れ球と
なって零れ出る。そして、この零れ球は零れ球レール80
上に落下し、この零れ球レール80から零れ球回収通路6
5、合流通路66を経て下皿12へと案内され、下皿12内に
集められる。
【0041】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、実施形態では、ファール球回収通路64のファール球
と零れ球回収通路65の零れ球とが合流通路66で合流し、
この合流通路66を経て導出樋49の前部側に落下するよう
にしているが、両回収通路44を別々に導出樋49に接続し
ても良い。
【0042】スピーカ取り付け部81及びスピーカダクト
部82を支持板9 の本体板部45側に設け、そのスピーカ取
り付け部81にスピーカ83を取り付けるようにし、前通路
カバー79は、ファール球回収通路64及び零れ球回収通路
65に対応するように設けても良い。
【0043】また導出樋49の底壁56の上面に、合流通路
66、溢流球案内通路86等から落下する遊技球の衝撃を緩
和し跳ね返りを防止するためのゴム、その他の緩衝材を
層状に貼着又はコーティングしても良い。この緩衝材は
合流通路66、溢流球案内通路86に対応する部分のみに設
けても良いし、底壁56の上面の略全体に設けても良い。
更に本発明は、パチンコ機の他、アレンジボール機、雀
球遊技機でも同様に実施することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明では、前枠2 の下部の前側に第1
球受け皿12を設けると共に、前記前枠2 の裏側に、遊技
盤7 を下側から支持する支持板9 と、前記遊技盤7 の入
賞手段22,24,25,26 への入賞を条件に所定数の遊技球を
払い出す球払い出し手段40と、この球払い出し手段40か
ら払い出された遊技球を前記第1球受け皿12に導く導出
樋49とを設けた弾球遊技機において、前記支持板9 は、
その前側に設けられ且つファール球となった遊技球を前
記第1球受け皿12に導くファール球回収通路64と、前記
前枠2 の裏側に当接して取り付けられる取り付け板部46
を一体に備え、該取り付け板部46の裏側に前記導出樋
49を一体に成形し、該導出樋49は、前側に傾斜する底壁
56と、該底壁56の左右両側から起立する左右一対の側壁
57と、前部側で左右の前記側壁57を接続する上壁58とを
一体に備え、前記上壁58の後方が遊技球の受入れ口59と
なっているので、部品点数を少なくできると共に、組み
立て時の作業工数を少なくでき、しかも支持板9 及び導
出樋49の設計の自由度を大にでき、更に必要に応じて支
持板9 を利用して導出樋49を補強する構造等も容易に採
用できる。
【0045】また支持板9 の前側に、発射レール17を取
り付ける発射レール取り付け部48と、ファール球となっ
た遊技球を第1球受け皿12に導くファール球回収通路64
とを備えているので、支持板9 の前側を有効に利用でき
る。また支持板9 の前側にファール球回収通路64を設け
て、このファール球回収通路64を支持板9 の前側で導出
樋49に接続できるので、ファール球回収通路64を含む支
持板9 の構造を簡単にできる。しかもファール球回収通
路64と支持板9 とを一体に成形しているため、構造が簡
単であることと相俟って支持板9 及びファール球回収通
路64を容易に製作できる。
【0046】更に支持板9 は、前枠2 の窓孔6 の下側で
該前枠2 の裏側に当接する取り付け板部46と、この取り
付け板部46から後方に離間する本体板部45とを一体に成
形し、取り付け板部46の裏側に導出樋49を一体に成形
し、ファール球回収通路64の下部を本体板部45の前側で
導出樋49の前端部に上側から連通させているため、全体
の構造が簡単であり、支持板9 、導出樋49及びファール
球回収通路64を含む全体を容易に製作できる。しかも、
前枠2 の裏側に当接する取り付け板部46に導出樋49を設
けているため、導出樋49を前枠2 に確実に固定できる。
【0047】前枠2 に開閉自在に装着された前面開閉板
5 に第2球受け皿10を設け、支持板9 に、球払い出し手
段40からの遊技球を第1球受け皿12よりも第2球受け皿
10に優先して案内する球案内通路54を設け、支持板9 の
前側に、前面開閉板5 を開放したときに球案内通路54及
び/又は第2球受け皿10から零れた遊技球を第1球受け
皿12に案内する零れ球回収通路65とを設けているので、
支持板9 を利用して球案内通路54及び零れ球回収通路65
を設けることができると共に、零れ球回収通路65を含む
支持板9 の構造を簡単にできる。
【0048】ファール球回収通路64及び零れ球回収通路
65の前側を塞ぐ前通路カバー79を支持板9 に設け、該前
通路カバー79に効果音発生用のスピーカ83を装着してい
るので、前通路カバー79を利用しない場合に比較して各
回収通路64,65 の構造を簡単にできると共に、その前通
路カバー79をスピーカ83の取り付け用として利用でき
る。
【0049】支持板9 の裏側の裏機構板34に、第2球受
け皿10の遊技球が満杯のときに、球払い出し手段40から
払い出される後続の遊技球を溢流させる溢流部85と、そ
の溢流球を導出樋49に案内する溢流球案内通路86とを設
けているので、溢流球を導出樋49に確実に案内でき、ま
た溢流部85、溢流球案内通路86の全てを支持板9 側に設
ける場合に比較して、支持板9 自体の構造を簡単にで
き、その製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の前面開
閉板を取り外した状態の正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の背面図
である。
【図4】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の裏機構
板等を取り外した状態の背面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の下部の
断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の下部の
断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す支持板の斜視図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態を示す支持板の正面図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態を示す支持板の背面図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態を示す支持板の平面図で
ある。
【符号の説明】
2 前枠 5 前面開閉板 6 窓孔 7 遊技盤 9 支持板 10 第2球受け皿(上皿) 12 第1球受け皿(下皿) 17 発射レール 22 天入賞手段 24 入賞手段 25 始動用開閉入賞手段 26 大入賞手段 34 裏機構板 40 球払い出し手段 45 本体板部 46 取り付け板部 48 発射レール取り付け部 49 導出樋 54 球案内通路 64 ファール球回収通路 65 零れ球回収通路 79 前通路カバー 83 スピーカ 85 溢流部 86 溢流球案内通路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠(2) の下部の前側に第1球受け皿(1
    2)を設けると共に、前記前枠(2) の裏側に、遊技盤(7)
    を下側から支持する支持板(9) と、前記遊技盤(7) の入
    賞手段(22)(24)(25)(26)への入賞を条件に所定数の遊技
    球を払い出す球払い出し手段(40)と、この球払い出し手
    段(40)から払い出された遊技球を前記第1球受け皿(12)
    に導く導出樋(49)とを設けた弾球遊技機において、前記
    支持板(9) は、その前側に設けられ且つファール球とな
    った遊技球を前記第1球受け皿(12)に導くファール球回
    収通路(64)と、前記前枠(2) の裏側に当接して取り付け
    られる取り付け板部(46)を一体に備え、該取り付け板
    部(46)の裏側に前記導出樋(49)を一体に成形し、該導出
    樋(49)は、前側に傾斜する底壁(56)と、該底壁(56)の左
    右両側から起立する左右一対の側壁(57)と、前部側で左
    右の前記側壁(57)を接続する上壁(58)とを一体に備え、
    前記上壁(58)の後方が遊技球の受入れ口(59)となってい
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記支持板(9) の前側に、発射レール(1
    7)を取り付ける発射レール取り付け部(48)を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記支持板(9) は、前記前枠(2) の窓孔
    (6) の下側で該前枠(2) の裏側に当接する取り付け板部
    (46)と、この取り付け板部(46)から後方に離間する本体
    板部(45)とを一体に成形し、前記取り付け板部(46)の裏
    側に前記導出樋(49)を一体に成形し、前記ファール球回
    収通路(64)の下部を前記本体板部(45)の前側で前記導出
    樋(49)の前端部に上側から連通させたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記前枠(2) に開閉自在に装着された前
    面開閉板(5) に第2球受け皿(10)を設け、前記支持板
    (9) に、前記球払い出し手段(40)からの遊技球を前記第
    1球受け皿(12)よりも第2球受け皿(10)に優先して案内
    する球案内通路(54)を設け、前記支持板(9) の前側に、
    前記前面開閉板(5) を開放したときに前記球案内通路(5
    4)及び/又は前記第2球受け皿(10)から零れた遊技球を
    前記第1球受け皿(12)に案内する零れ球回収通路(65)と
    を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記ファール球回収通路(64)及び前記零
    れ球回収通路(65)の前側を塞ぐ前通路カバー(79)を前記
    支持板(9) に設け、該前通路カバー(79)に効果音発生用
    のスピーカ(83)を装着したことを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記支持板(9) の裏側に前記第2球受け
    皿(10)の遊技球が満杯のときに、前記第2球受け皿(10)
    側から溢流する溢流球を前記導出樋(49)に案内する溢流
    球案内通路(86)とを設けたことを特徴とする請求項4又
    は5に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記支持板(9) の裏側の裏機構板(34)
    に、前記第2球受け皿(10)の遊技球が満杯のときに、前
    記球払い出し手段(40)から払い出される後続の遊技球を
    溢流させる溢流部(85)と、その溢流球を前記導出樋(49)
    に案内する溢流球案内通路(86)とを設けたことを特徴と
    する請求項4〜6の何れかに記載の弾球遊技機。
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