JP2006198190A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発射装置7によって発射したが、前記遊技領域Aに到達しない遊技球を下皿6へと案内するファール球通路33を備え、該ファール球通路33は、ファール球落下口43と、該ファール球落下口43の下方に設けられ、該落下口43から落下してきたファール球を受け入れるファール球受入部44と、ファール球を下皿へと排出するファール球排出口46と、前記ファール球受入部から前記ファール球排出口への通路を形成するファール球誘導通路部47と、前記ファール球通路33を被覆可能なカバー部材40とからなり、前記カバー部材には、ファール球通路33内と連通し、該ファール球通路内に球詰まり解消治具を挿入可能とする貫通孔50を設けた。
【選択図】 図3
Description
ところで、遊技領域に存する入賞装置への遊技球の入賞は、発射装置の遊技球打ち出し強弱を遊技者がハンドルのレバー回転で微妙に調整することによっても左右されるものであるため、遊技者は最適な遊技球発射勢いを探るため、ハンドルのレバー回転調整をして発射装置の遊技球打ち出し強弱を調整する。
そこで、このような球詰まり問題を防止する手段として、ファール球通路におけるファール球落下口の下方に、該ファール球落下口から落下するファール球を整流させて流下可能とする天壁を設けた弾球遊技機が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記天壁やカバー部材を備えていない構成の弾球遊技機でこのような球詰まりを解消するためには、ファール球落下口若しくは下皿排出口などから鉤状の治具等を挿入し、該治具で球詰まりを起こしている遊技球を掻き出す作業が必要となるが、このような手段はファール球通路の流露形態が蛇行していることからも現実には困難を期していた。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、ファール球通路の球詰まりを解消する際に、カバーの開放等の煩わしい作業を行わなくとも球詰まりを容易に解消可能な構造とした弾球遊技機を提供することにある。
また、カバー部材40などを取り外すなどの煩わしい作業が不要であるため、球詰まりを迅速に解消できる。
弾球遊技機は、図1及び図2に示すように、外枠1の前面に内枠(ベースドア)2が回動自在に軸支され、該内枠2の前面には、遊技盤ベース18に種々の遊技部材を備えて遊技領域Aを構成した遊技盤19が着脱自在に装着され、該遊技盤19の背面には図示しない表示装置が着脱自在に装着されている。
また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
なお、遊技盤ベースを介して遊技盤裏側の表示装置を視認可能とする構成を採用しない場合には、遊技盤ベース全体が非透明部材からなるものであっても構わない。
また、この下皿6には、発射装置7によって発射されたが、遊技領域Aに到達しない遊技球(ファール球)と、遊技球供給皿5に備えられた球抜取装置5bを操作することによって、遊技球供給皿5から抜き取った遊技球(抜取球)が、前記下皿排出口6aを介して排出される。
なお、ファール球受入部44の広さ・形状などは特に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能であるが、ファール球落下口43から落下した遊技球が発射通路領域(第一発射通路37若しくは第二発射通路38のいずれかの領域)に容易に戻らない程度の深さとしている。
また、本実施例では、図5乃至図7に示すように、底面部45aの後端側に、該後端側に向けて下り傾斜状の傾斜壁部45bを備えている。傾斜壁部45bは、底面部45aの傾斜角度と比して傾斜角度を大きく採っている。
なお、この傾斜壁部45bは、前記第一発射通路37の先端に位置する下側切端部37aから第二発射通路38へと発射される遊技球の飛出し領域であるファール球回収樋構造39の切欠き開口端縁39aよりも低く構成して、該切欠き開口端縁39aから突出しないように留意することが必要である。
弾性部材としては、特に限定されるものではないが、好ましくは落下してきたファール球が接触した際に、そのファール球の勢いを減殺可能な程度の弾性、摩擦抵抗の高い材質を採用するとよい。また、弾性部材の厚さは特に限定されないが、接触したファール球の勢いを減殺可能な厚さとするのが好ましい。
なお、本実施例では、上述した通り、球戻り防止部45の傾斜壁部45bの傾斜角度を、底面部45aの傾斜角度と比して大きく採っているため、ファール球の発射通路領域(第一発射通路37若しくは第二発射通路38のいずれかの領域)への戻りを防止することができるとともに、ファール球のファール球誘導通路47方向への流下作用が高まり、ファール球の接触面に、球戻り防止部45として摩擦抵抗の大きい弾性部材を備えたとしても、ファール球が接触面で停止してしまうことがない。
このカバー部材40は、本実施例によれば、ファール球受入部44の内部空間領域を広く確保するために、ファール球受入部44に対応する箇所を前方(遊技者方向)に向けて膨出させている。また、前記ファール球排出口46に対応する箇所には、少なくとも該排出口46と同程度の大きさの開口40aが形成されている。
さらに、このカバー部材40には、その頂面に、前記ファール球受入口49に向けて緩やかな下り傾斜状の落下ガイド面40bを備えている。
貫通孔50は、少なくともファール球誘導通路47に対応するカバー部材40の任意位置に設けていればよいが、ファール球受入部44内と連通する貫通孔を設けるものとしてもよい。
なお、カバー部材40の全体形状は特に図示形状に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。また、カバー部材40を本実施例では一体としているが、ファール球受入部44とファール球誘導通路47の夫々に対応する部分ごとに分離可能な分割構成としてもよい。
そして、発射装置7によって発射されて第二発射通路38へと送られたが、発射勢いが弱く、発射領域Aへと打ち出される事なく、第二発射通路38を戻ってきてファール球落下口43から落下する遊技球は、ファール球としてファール球回収樋構造39のファール球受入口49に受け入れられる。
そして、ファール球受入口49からファール球受入部44内に落下したファール球は、球戻り防止部45に衝突するが、球戻り防止部45に備えたファール球緩衝部材48が、ファール球の勢いを減殺し、ファール球の発射通路領域(第一発射通路37若しくは第二発射通路38のいずれかの領域)への戻りを防止している。そして、そのファール球は、ファール球誘導通路47に送られて、ファール球誘導通路47を転動流下してファール球排出口46から皿ユニット20側のファール球通路32を介して下皿排出口6aから下皿6へと排出される。
「変形例1」
なお、ファール球緩衝部材48を備える実施の形態の場合、その領域は、少なくともファール球が直接接触(衝突)する領域であればよく、底面部45aと傾斜壁部45bのいずれかであってもよく、また底面部45aと傾斜壁部45bのいずれかの一箇所若しくは複数箇所に備えるものであってもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、実施例1では、球戻り防止部45に別途形成された弾性部材からなるファール球緩衝部材48を貼り付け固定する形態を採用しているが、球戻り防止部45そのものを、ファール球緩衝部材48で形成してもよい。なお、実施例1ではファール球緩衝部材48を貼り付け固定するものとしたが、ファール球緩衝部材48を溶着固定する形態を採用することも本発明の範囲内である。
6 下皿
7 発射装置
15 ガイドレール
18 遊技盤ベース
19 遊技盤
33 ファール球通路
37 第一発射通路
37a 下側切端部
38 第二発射通路
38a 上側切端部
40 カバー部材
43 ファール球落下口
44 ファール球受入部
46 ファール球排出口
47 ファール球誘導通路部
50 貫通孔
Claims (3)
- 遊技盤ベースの表面に、ガイドレールを備えて発射通路を設けるとともに、該ガイドレールによって囲まれた領域を遊技球が転動流下する遊技領域として構成した遊技盤と、
該遊技盤の発射通路を通して前記遊技領域に遊技球を発射可能とする発射装置と、
前記発射装置によって発射したが、前記遊技領域に到達しない遊技球を発射通路から下皿へと案内するファール球通路を備え、
該ファール球通路は、発射通路の下側切端部と上側切端部との間に設けたファール球落下口と、
該ファール球落下口を構成する下側切端部と上側切端部の下方に設けられ、該落下口から落下してきたファール球を受け入れるファール球受入部と、
ファール球を下皿へと排出するファール球排出口と、
前記ファール球受入部から前記ファール球排出口への通路を形成するファール球誘導通路部と、
前記ファール球受入部とファール球誘導通路部を被覆可能なカバー部材とからなり、
前記カバー部材には、ファール球通路内と連通し、該ファール球通路内に球詰まり解消治具を挿入可能とする貫通孔を設けたことを特徴とする弾球遊技機。 - 貫通孔は、少なくともカバー部材のファール球誘導通路に対応する位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 貫通孔は、ファール球誘導通路の流路に沿って設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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2005
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