JP3022772B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP3022772B2
JP3022772B2 JP8130148A JP13014896A JP3022772B2 JP 3022772 B2 JP3022772 B2 JP 3022772B2 JP 8130148 A JP8130148 A JP 8130148A JP 13014896 A JP13014896 A JP 13014896A JP 3022772 B2 JP3022772 B2 JP 3022772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技並びに賞品
の媒体にパチンコ球が使用されるパチンコ機やアレンジ
ボール機等のパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の代表例の一つであるパ
チンコ機では、遊技操作に基づく球送り装置と打球発射
装置との関連作動により、球皿内の遊技用パチンコ球
(遊技球ともいう)が1球ずつ遊技盤の遊技領域内に打
込まれ、遊技領域内の遊技球がアウト口に入ったアウト
球と、各種入賞器具に入った入賞球(セーフ球ともい
う)とに区分される。そして、図14に略示される裏側
の機構セット盤Sにおいて、アウト球が排出路67から
処理される一方、入賞球が処理装置61により1球ずつ
処理されることに関連して、賞球排出装置62の1回ず
つの作動により所定個数単位毎の賞球が払出される。そ
して、排出室63内に排出された賞球は、第1の排出路
64の排出口65から優先的に上の球皿へ排出され、第
1の排出路64の所定部位まで充満した以後は、同排出
路64の下流部側方に分岐連通された第2の排出路66
から下の球皿へ排出されるようになっている。
【0003】一方、パチンコゲーム中においては、多か
れ少なかれ一般にファール球と呼ばれている非遊技球、
つまり発射部位から1球ずつ打出されたものの、打球力
(発射飛走力)不足等に起因して遊技領域内に適正に到
達し得ないまま案内レールに沿って降下して発射レール
側へ逆戻りしようとする非遊技球が、不定期ではあるが
必ずと言って発生している。このため、いずれのパチン
コ機においても、発射レールの上端と案内レールの下端
との間に、前述したファール球を回収するための戻り口
(ファール口ともいう。)が、適宜離隔開口広さで形成
されており、全てのファール球をこの戻り口に受入れて
発射部位側への逆戻り、ひいては次に発射される遊技球
との干渉を回避し得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のパチンコ機にあっては、上下各球皿を備えていると
いう前提のもとで、賞球の排出形態に関しては、各球皿
側へ別々の経路で排出させるものとする観念に拘泥化さ
れている面があった。このため、図14に示すような機
構セット盤Sにおける賞球排出形態とされて、排出室6
3の下流部に第1の排出路64と第2の排出路66とが
別方向に分岐連通され、第1の排出路64を上の球皿側
へ、また第2の排出路66を下の球皿側へ夫々連通化さ
せるべきだとする技術的着想に基づいて、賞球排出経路
全体が構成されていた。しかし、このような賞球排出形
態では、機構セット盤S全体、ひいてはパチンコ機全体
の構造面から観た場合において大きな制約を受けてい
た。
【0005】即ち、機構セット盤Sの大きさは、図14
からも理解できるように、前枠の裏側にセットし得るサ
イズに制限されている。そして、最も一般的な型式とし
て、その中央部に遊技盤の裏側点検用の窓口68が大き
く開口されており、この窓口68の周囲部分に、アウト
球及び入賞球の処理、賞球の貯留及び排出等に必要な経
路や装置等が集約的に組込まれている一方、各種の電気
的制御装置等が装備されるようになっていた。又、第2
の排出路66には、賞球貯留能力を考慮して相当大きな
スペース分が使用されているために、部品設置用のスペ
ース、特に利用し易い部位とされる前記窓口68の下部
領域69のスペースが縮小されてしまっていた。このた
め、パチンコ遊技機に必要とされる各種の構成部材や部
品の絶対的小型化が強いられている一方、機自体の機能
の向上や遊技者へのサービス等に係る各種の付属部材等
を設置することは到底困難とされ、限られたサイズの機
構セット盤における有効なスペース利用を図ることがで
きなかった。
【0006】一方、ファール球の処理形態に関しては、
一般的に実施されている例として、前述したファール球
用戻り口とは別に、遊技盤を収容セットする保持枠にお
ける遊技補助盤(前記発射レールが設置された盤)の前
面の上下方向に戻り路と、下球皿側に連絡する回収路が
形成されており、前記戻り口に転落した全てのファール
球を最終的に下球皿側へ排出して回収処理するようにし
ていた。しかし、このようなファール球回収構成にあっ
ては、遊技補助盤の前面スペースが有効に利用し得なく
なり、例えばスピーカ、スイッチ、電磁ソレノイドなど
の各種付属部品が設置し難くなっていた。
【0007】本発明は、前述した課題を好適に解決する
べく提案されたものであって、遊技盤セット用の保持枠
における遊技補助盤の裏側スペースを利用して、賞球の
通出処理そしてパチンコゲーム中に発生したファール球
の回収処理を図るようにして、機構セット盤におけるス
ペースを有効利用し得るようにするとともに、前枠の内
部空間の有効利用を図り得るようにしたパチンコ遊技機
の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本願請求項1の発明に係るパチンコ遊技機は、外
枠に組付けられる前枠に、上下の球皿と打球発射装置及
び機構セット盤等を装備し、前枠裏側に位置する保持枠
の遊技補助盤に合せて遊技盤をセットする一方、遊技盤
の案内レールと遊技補助盤前面の発射レールとの間にフ
ァール球用の戻り口を形成し、前記遊技補助盤の側部上
方に前記機構セット盤の賞球排出装置から排出された賞
球を上球皿側へ通出する通出口を形成すると共に、遊技
補助盤の裏側に通出口から分岐連通して下球皿の裏側に
連絡される余剰賞球用の通出路を形成し、遊技補助盤の
前面側には前記戻り口の下方に整合するようにファール
球用の球受け回収部を設け、同回収部を遊技補助盤のほ
ぼ中央上部に形成された回収口を介して前記通出路に連
絡したことを特徴としている。
【0009】即ち、本願請求項1の発明に係るパチンコ
遊技機では、打球発射装置により打出された遊技球は、
発射レールから遊技盤の案内レールに沿って遊技領域内
に打込まれる。そして、遊技中の入賞成立に対して機構
セット盤の賞球排出装置から払出された賞球は、保持枠
における遊技補助盤の通出口を介して上球皿側へ通出さ
れる。又、上球皿側の充満に伴い通出口から裏側へ溢れ
出た賞球つまり余剰賞球は、通出口から通出路を介して
下球皿の裏側へ通出される。一方、打球発射装置により
発射されたものの、打球力不足等に起因して遊技領域内
に到達し得なかった遊技球は、ファール球として発射レ
ールと案内レールとの間の戻り口に受入れられる。そし
て、このファール球は、球受け回収部を介して遊技補助
盤裏側の通出路に案内され、最終的に下球皿に回収され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機について、好適な実施形態を挙げて添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、機内(遊
技機裏側)に貯留したパチンコ球を賞球並びに遊技用の
貸し球として各球皿へ夫々排出可能とされたパチンコ機
について主に例示する。
【0011】本実施形態の対象とされるパチンコ機で
は、その全体的な基本構成として、図1及び図2に略示
するように、外郭保持枠をなす外枠Aの開口前面側に搭
載枠をなす前枠Bが開閉及び着脱可能に組付けられ、こ
の前枠Bの前後各部に、ガラス扉D付きの窓枠C、遊技
球用の球送り装置Fをセットした上球皿E、貯留球用の
下球皿G、操作部及び駆動部を含む打球発射装置H等が
装備される一方、各種の球処理部を有する機構セット盤
Sが装備されており、又、前枠Bの正面内部(裏側)の
保持枠Jに、遊技盤Kが着脱可能にセットされている。
尚、外枠Aは、上下及び左右の各枠部材のうち2本を組
替えることにより、一般に「関東枠」「関西枠」と呼称
区分される2種類のタイプに変更可能な形態例とされ、
前枠Bは、その正面内部(裏側)に位置する遊技盤セッ
ト用の保持枠Jと合せて全体が合成樹脂成形された二重
枠の形態例とされている。又、遊技盤Kは円形状の案内
レール9内に各種の入賞器具10やアウト口11を含む
遊技領域12を構成しており、ガラス扉D及び上球皿E
を開放(共に横開き)したもとで、前側から交換可能な
形態例とされている。
【0012】このような本実施形態のパチンコ機にあっ
て、前記前枠Bは、図1〜図6に示すように、外枠Aの
開口前面域に適合する方形サイズに成形されて、その前
面に開口した窓口1の前側周囲に窓枠Cが装着可能とさ
れている。又、窓口1下部の支盤部2に開口された余剰
賞球用の通出口3と設置孔4に合せて、下球皿G及びセ
ット盤30並びに打球発射装置Hが装着可能とされてい
る。さらに、前枠Bの正面左側における上下両端部には
開閉連結支持部5,5が設けられ、又、正面上縁部から
正面右縁部にかけては略L字状の電光装飾部6が設置さ
れている。尚、窓口1の下底面はその中央部やや左側寄
りが低くなるような弛るい傾斜面とされ、この傾斜面を
利用してこぼれ球等を後述する球戻し口25へ案内し得
るようになっている。
【0013】一方、前記保持枠Jは、図3〜図6に示す
ように、前枠Bの窓口1裏側に合せた方形サイズに一体
成形されており、その下部には遊技補助盤7が成形され
ると共に、同遊技補助盤7の上端面を基準にして遊技盤
用のセット口8が開口されている。そして、このセット
口8の周縁には、遊技盤Kに対する位置決め用の突起1
3が複数箇所配設されると共に、斜状をなす四隅に配設
された各施錠保持部14には図示しない施錠具が着脱可
能にセットされている。又、セット口8の下縁(遊技補
助盤7の上縁)に沿って受け片15が、セット口8の上
縁に沿って案内片16が夫々前向きに一体成形されてお
り、セット口8に対する遊技盤Kの着脱(縦向き状態で
の出入れ)時には、受け片15により遊技盤Kを一旦受
け得ると共に、案内片16により遊技盤Kの上端を案内
し得るようにして、その補助及び円滑化を図るようにな
っている。
【0014】一方、前記遊技補助盤7の正面右側前面に
は、遊技盤Kの案内レール9に飛翔連絡される発射レー
ル17が適宜傾斜で設置されており、その下端基部の発
射部位Pに前記球送り装置Fにより1球ずつ送込まれた
遊技球を着座させて前記打球発射装置Hの打球作動部1
8の打球杆19で打出し得るようになっている。そし
て、双方のレール9,17について観ると、図4に示す
ように、発射レール17の上端と案内レール9の下端
が、互いに適宜高低差(略1球分)及び離隔空間広さを
以って対向しており、この離隔空間広さの開口面がファ
ール球用の戻り口20として構成されている。又、遊技
補助盤7の各部に、賞球用の通出口21と、アウト球用
のアウト路22と、こぼれ球用の球戻し口25が形成さ
れており、正面左側前面にスピーカ23の収容及びこぼ
れ球の受入れ処理をなし得るセット部材24が着脱可能
に取着されている。
【0015】又、前述した遊技補助盤7にあっては、フ
ァール球を回収処理するための球受け回収部26が設け
られている。この球受け回収部26では、図4,図6に
示すように、前記戻り口20の直下方に合せて遊技補助
盤7の上部前面に取着される枠状の球受け部材27と、
この球受け部材27の取着位置に整合して遊技補助盤7
の前後に開口された回収口28とから構成されており、
この回収口28が遊技補助盤7の裏側に形成された後述
する通出路46bに連通されて下球皿Gの裏側に連絡さ
れている。尚、球受け部材27は、その内底面が上球皿
Eの左部裏側に突設された流入筒29の内底面よりも適
宜低い位置にされて球受け片27aにより流入筒29の
側面に形成された逃し口29aからこぼれ出る賞球を受
入れ得るようになっている。ちなみに、この球受け部材
27は、遊技補助盤7の前面に一体成形されてもよく、
さらには発射レール17の基盤と一体成形されてもよ
い。
【0016】そして、前記機構セット盤Sは、遊技盤K
側で発生したアウト球及び入賞球、そして賞球の処理に
係る必要な経路や装置部分及び電気的な機器等を集約的
に装備して全体がユニット化されたもので、前記保持枠
Jの裏側に整合して着脱可能にセットされている。そし
て、図2,図7,図8に示すように、その中央部に開口
された遊技盤点検用の窓口31の周囲各部において、内
側つまり遊技盤K裏面の対向面側にアウト球排出経路3
2及び入賞球排出処理部33(図11,図12参照)が
構成され、外側に賞球貯留排出部36等が構成されてい
る。アウト球排出経路32は、遊技盤Kのアウト口11
及び保持枠J側のアウト路22に連通される受入路32
aと下方に延出された縦向きの排出路32bを有し、
又、入賞球排出処理部33は、全ての入賞球を受入れて
整列通出させる集合整流路33aと、処理室33bで1
球ずつ間欠定時的に検出及び排出処理する処理装置34
とを有する。但し、集合整流路33a及びアウト路22
は、図8,図11,図12に示すように、同一内側の上
下に画成されており、双方の開口面側に蓋板35が取着
されている。そして、賞球貯留排出部36は、貯留タン
ク36a、整流樋36b、送出樋36c、及び入賞球処
理作動に関連して設定個数単位の賞球を排出し得る排出
装置37等を有する。
【0017】尚、前記機構セット盤Sには、図2に示す
ように、窓口31に対して裏カバー38が開閉及び着脱
可能に取着され、外側の右上隅部にはターミナル基盤3
9が装着されている。又、前記整流樋36bと送出樋3
6cの連絡部分には、賞球を2列から1列に整流案内す
る案内具36dが組込まれ、図8に示すように、機構セ
ット盤Sの左縁から下縁にかけては配線用の収容路40
a及び接続部40bが成形されている。一方、前記処理
装置34は、図7に示すように、処理室33bに組付け
られた本体34aの処理路34b、検出スイッチ34
c、ソレノイド34d及び処理部材34e等を利用し
て、集合整流路33aから処理路34bに通入する入賞
球を1球ずつ通入出規制して停留検出後排出処理し得る
ようになっている。又、前記排出装置37は、図2に示
すように、送出樋36c下端に組付けられた本体37a
の通路37b、ソレノイド37c及び球送り体37d並
びにセンサー等を利用して、送出樋36cから通路37
bに通入する賞球を1球ずつ検出カウントして排出する
ようになっている。ちなみに、この排出装置37は賞球
を遊技球用の貸し球として払出すこともできる。
【0018】このような本実施形態のパチンコ機におい
て、前記前枠B及び保持枠J並びに機構セット盤Sの各
所要部位に亘り、排出装置37から排出された賞球(貸
し球を含む)を前記上下の各球皿E,G側へ排出させる
ための賞球排出処理経路が設けられている。この経路
は、基本的には機構セット盤Sに設けられた排出経路部
41と、保持枠J裏側に設けられた通出経路部46と、
前枠B裏側に設けられた連絡経路部49との連通により
構成されている。
【0019】先ず、機構セット盤S側の排出経路部41
では、図2,図7,図8に示すように、排出装置37の
本体37aの出口下方に成形された斜状の排出路41a
と、この下流に連続する円曲形の遊回路41bと、機構
セット盤Sの側端下部に開口された排出口41cが連通
されており、排出口41cの内周部には賞球を通出経路
部46側へ案内するための案内片41dが成形されてい
る。尚、この排出経路部41に対応して機構セット盤S
の下部外側寄りに、賞球貯留排出部36内の賞球を機外
へ排出し得る球抜き路42が成形されており、この球抜
き路42では、排出経路部41の排出路41aからセー
フ球用の処理路34b出口及びアウト球用の排出路32
a出口に合流され、排出経路部41の排出路41aとの
分岐連絡部分に、ソレノイド43等で切換え作動される
レバー44が組込まれている。又、遊回路41bと球抜
き路42との区画手段として効果音発生用の鈴45が組
付けられている。
【0020】一方、保持枠J側の通出経路部46では、
図5,図6に示すように、セット口8の裏側から見て右
下斜状隅角部の裏側領域(施錠保持部14の下方裏側領
域)に成形されて賞球用の通出口21へ外側方から(即
ち、裏側から見て右側方から)連通する上流路である通
入路46aと、遊技補助盤7の裏側に成形されて通出口
21の裏側左側方から連通すると共に前記球戻し口25
の裏側に連絡する下流路である通出路46bが連通され
ており、通出路46bは、通出口21の底面半分に開口
された溢出口46cに連通されて通出口21から分岐連
通された状態にある。尚、通出口21の底面と溢出口4
6cとは、図5に示すように、一体成形された仕切り用
の突条46dで適宜区画されているが、この一体成形の
突条46dに代え、図5に2点鎖線で示すごとく、別成
形された仕切り部材47を取着するようにしてもよい。
又、通出路46bの中央上部に前記球受け回収部26の
回収口28が連通されている。尚、必要ならば、図5に
2点鎖線で示すように、その所要部分に球感知部材及び
スイッチ等を含む賞球充満検知手段48や効果音発生用
の鈴を設けてもよい。
【0021】そして、前枠B側の連絡経路部49では、
図4〜図6に示すように、支盤部2の通出口3裏側に合
せて方形状の通出筒49aが一体に突出成形されてお
り、この通出筒49aの裏側開口面に合せて連絡具50
が取着されている。通出筒49aは、保持枠Jの遊技補
助盤7裏側と同一位置まで突設されており、その後端上
面には球口49bが切欠形成されている。これに対し、
連絡具50は機構セット盤S裏側と同一位置まで突出可
能とした前提にあって、箱状に成形されたものを例と
し、球口49bに合せて垂立した縦筒部50aを前記通
出経路部46の通出路46b下端及び球戻し口25裏側
に臨ませて両者46b,25の集合連絡を図っている。
尚、通出筒49aは、通出路46bとも一連に成形され
て球口49bを整合した形態であってもよい。又、連絡
具50は、余剰賞球の収容条件に応じて蓋状のものであ
ってもよく、何れもビス等を利用して機構セット盤Sの
外側(背面側)から着脱可能にセットし得るものであ
る。
【0022】前述した夫々の経路部41,46,49に
より構成された賞球排出処理経路にあって、保持枠J裏
側に機構セット盤Sが装着された状態においては、図
9,図11に示すように、排出経路部41の排出口41
cと通出経路部46の通入口46aとが適宜の流入勾配
をもって整合連通され、通出口21及び通出路46bの
裏面側が前記蓋板35により覆蓋されている。一方、前
記上球皿E側の連絡状態においては、図10〜図12に
示すように、上球皿Eの正面左部内側に突設された流入
筒29の裏面側が前記通出口21及び溢出口46cの前
面に整合連通されている。又、前記下球皿G側の連絡状
態においては、図11,図13に示すように、下球皿G
のセット支盤30の中央に成形された連絡口30aが支
盤部2の通出口3内に整合されて通出筒49aに直通的
に連通されている。尚、上球皿E側及び下球皿G側の夫
々の連絡状態においては、適宜所要の流出勾配や段差等
が付与されている。
【0023】前述のように、賞球排出処理経路が構成さ
れていることに関連して、前記機構セット盤Sにおいて
は、図2から理解できるように、排出経路部41が窓口
31の下部分においてセット盤S全体の右端側1/4以
下のスペース内に構成することができ、これにより、窓
口31の下部領域における3/4以上のスペースが、各
種の所要部品、例えば基盤等を含む電気的部品用の設置
部51として利用されている。この設置部51は、図
7,図11〜図13に例示するように、機構セット盤S
の左右全幅に対して左側1/2以上のスペースを有する
第1設置室51aと、1/4程度のスペースを有する第
2設置室51bと、同第2設置室51bの下方に位置す
る第3設置室51cとに区画されており、そして、第2
設置室51bと前記排出経路部41の内壁との間には配
線処理室51dが形成され、この配線処理室51dと前
記入賞球排出処理部33の処理室33bとの間の区画壁
には配線用の凹部51eが形成されている。
【0024】そして、このような設置部51において
は、図2,図11,図12に示すように、各種のゲーム
内容毎に対応して構成される遊技用制御基盤52が第1
設置室51aに、又、全機種共通用に対応して構成され
る賞球払出し用制御基盤53が第2設置室51bに、そ
して、その他の基盤、例えば発射駆動、効果音、電飾等
に係る基盤58が第3設置室51cに、夫々収容され
て、適宜の取着手段54を利用して着脱可能に固定保持
されている。因みに、取着手段54としては、例えばビ
ス孔付きのボス、弾性変形可能なフック、指先操作可能
な施錠具や係止具等が利用される。尚、機構セット盤S
の裏側には、排出処理経路部41から第2設置室51b
の全面に亘ってカバー55が取着されている。又、第1
設置室51aには遊技用制御基盤52用のカバーを開閉
可能に取着してもよい。但し、図11,図12に2点鎖
線で示すように、賞球払出し用制御基盤53にリセット
スイッチ56が装着されている場合には、カバー55の
対応する部位にリセットボタン57が取着される。
【0025】さて、以上のように構成された本実施形態
のパチンコ機の作用について以下に説明する。このパチ
ンコ機にあっては、遊技操作による打球発射装置Hの打
球作動部18による打球作動と、球送り装置Fによる球
送り作動との協働により、上球皿Eからの遊技球が1球
ずつ順次発射レール17の発射部位Pに送込まれて着座
後に打球杆19で打出され、発射レール17から遊技盤
Kの案内レール9に沿って飛走して遊技領域12内に打
込まれる。そして、アウト口11に入ったアウト球は、
アウト路22からアウト球排出経路32を介して排出さ
れ、又、各入賞器具10に入った入賞球は、入賞球排出
処理部33の集合整流路33aから通出された後、処理
装置34により1球ずつ処理され、最終的にはアウト球
用の排出路32bから排出される。又、入賞球の処理に
関連して賞球貯留排出部36の排出装置37が適時タイ
ミングで作動されて、賞球が上球皿E側へ優先的に排出
され、次いで下球皿Gへ通出される。
【0026】一方、パチンコゲーム中に発生したファー
ル球については、次のように処理し得る。即ち、発射レ
ール17の発射部位Pから発射されたものの、打球力不
足等に起因して遊技領域12内に到達し得なかった遊技
球は、ファール球(戻り球)となって戻り口20に転落
する。このファール球については、その発生状態から観
ると、案内レール9に沿って上昇飛走したものの途中か
ら降下して同レール9の下端から戻り口20へ転落する
ものや、案内レール9に到達し得ないまま発射レール1
7の上端から戻り口20へ転落するもの等がある。そこ
で、前記戻り口20に転落したファール球は、戻り口2
0の直下方の球受け回収部26により回収される。具体
的には、球受け部材27でファール球を受入れた後、そ
のファール球を回収口28から遊技補助盤7の裏側に通
入して通出経路部46の通出路46bに通出する。そし
て、通出路46bに通出されたファール球は連絡具50
の縦筒部50aにより下方へ案内されて球口49bから
通出筒49に入り、最終的には通出口3及び連絡口30
aを経て下球皿Gへ回収される。従って、このようなフ
ァール球処理技術によれば、球受け回収部26によりフ
ァール球を受入れて遊技補助盤7裏側の通出路46bか
ら下球皿Gの裏側へ回収し得るので、遊技補助盤7の前
面に、スピーカや他の付属部品等を含む各種部材、装置
の設置スペースを大きく設定して有効に活用できる。
【0027】又、前記排出装置37から払出された賞球
については、次のようにして上球皿E次いで下球皿Gに
排出し得る。即ち、排出装置37から放出された賞球
は、排出経路部41の排出路41aに流入した後、円曲
形の遊回路41bを通って排出口41cに至り、同排出
口41cから保持枠Jの裏側に向け排出される。そし
て、この賞球は、排出口41cと対向する通出経路部4
6の通入路46aに受入れられた後、通出口21の側方
(保持枠Jの裏側から見て右側方)から通入し、次いで
通出口21の突条46dにより流入筒29側へ優先的に
案内されて上球皿Eへ通出される。そうして、上球皿E
側の賞球充満以後において、通出口21の裏側へ溢れ出
た余剰賞球については、溢出口46cから通出路46b
側へ流入した後、連絡具50の縦筒部50aにより下方
へ案内されて球口49bから通出筒49に入り、最終的
には通出口3及び連絡口30aを経て下球皿Gへ通出さ
れる。
【0028】そして、このような賞球排出状態におい
て、保持枠J側の通出口21と、上球皿E側の流入筒2
9との間で、万一賞球詰りが発生したような場合には、
流入筒29の側面に開口された逃し口29aから賞球の
溢れ出を許容し得る。そして、逃し口29aから溢れ出
た賞球については、前記ファール球用の球受け回収部2
6における球受け部材27の球受け片27aで受入れ
て、回収口28から通出路46bへ通出させて下球皿G
へ戻すことができる。従って、球受け回収部26を通出
口21と流入筒29の間の賞球詰り解消手段としても好
適に利用できる。
【0029】尚、前記実施形態では、セーフ球に対して
賞球を払出す一般のパチンコ機について具体化したが、
本発明はこれに限定されない。例えば、複数個の遊技球
の入球図柄組合せに基づく入賞成立に対して賞球を払出
すようにしたアレンジボール機に具体化することも可能
であり、又、貯留球を賞球の他に貸し球(遊技球)とし
て、上球皿側に排出する球貸しタイプのパチンコ遊技機
に具体化することも可能である。又、保持枠Jを前枠B
と別成形組付けタイプとしたり、機構セット盤Sを開閉
式タイプとして、保持枠Jの裏側から遊技盤Kを交換し
得るパチンコ遊技機であってもよい。一方、前記実施形
態では、機構セット盤Sにおける排出経路部41の排出
口41cを、保持枠Jにおける通出経路部46の通入路
46aに整合連通させたが、直接、賞球用の通出口21
に連通させる構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】本願請求項1の発明によれば、賞球を上
下の各球皿へ夫々通出可能とする前提にあって、遊技盤
の下方に整合する遊技補助盤の裏側スペースを利用し
て、上球皿側と連通する賞球用の通出口から分岐連通し
て下球皿の裏側に連絡される通出路を設けたので、裏側
の機構セット盤においては、賞球排出のための経路構成
を上球皿側に対する必要最小な経路のみにでき、機構セ
ット盤における窓口の下部領域についてスペースの有効
利用を図ることができる。又、パチンコゲームにおいて
ファール球用の戻り口に受入れたファール球を、遊技補
助盤の上部に設けた球受け回収部から遊技補助盤裏側の
通出路を利用して下球皿の裏側へ回収処理し得るので、
遊技補助盤の前面には各種部品設置用のスペースを大き
く確保でき、このスペースにスピーカ、スイッチ、電磁
ソレノイド等の各種付属部品を無理なく設置し得、遊技
補助盤の前面及び前枠の内部空間の有効利用を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパチンコ機を略示する正面図。
【図2】 同じく、その背面図。
【図3】 前枠及び保持枠を略示する正面図。
【図4】 前枠及び保持枠の主要部分の正面図。
【図5】 同じく、その背面図。
【図6】 前枠及び保持枠の要部を背面側から示す斜視
図。
【図7】 機構セット盤の要部を示す部分背面図。
【図8】 同じく、その部分正面図。
【図9】 排出経路部と通出経路部との連通状態を示す
部分側断面図。
【図10】流入筒と球受け回収部との連通状態を示す部
分側断面図。
【図11】賞球排出処理経路の上下各球皿への連通状態
を示す側断面図。
【図12】賞球排出処理経路の上球皿側における連通状
態を示す平断面図。
【図13】同じく、下球皿側における連通状態を示す平
断面図。
【図14】従来のパチンコ遊技機の機構セット盤及び賞
球排出処理経路を略示する背面図。
【符号の説明】
7…遊技補助盤、 8…セット口、 9…案内レール、
17…発射レール、20…ファール球用の戻り口、
21…通出口、 26…球受け回収部、27…球受け部
材、 27a…球受け片、 28…回収口、 29…流
入筒、29a…逃し口、 31…窓口、 37…排出装
置、 41…排出経路部、46…通出経路部、 46b
…通出路、 51…設置部、A…外枠、 B…前枠、
E…上球皿、 F…球送り装置、 G…下球皿、H…打
球発射装置、 J…保持枠、 K…遊技盤、 S…機構
セット盤。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)に組付けられる前枠(B)
    に、上下の球皿(E,G)と打球発射装置(H)及び機
    構セット盤(S)等を装備し、前枠(B)裏側に位置す
    る保持枠(J)の遊技補助盤(7)に合せて遊技盤
    (K)をセットする一方、遊技盤(K)の案内レール
    (9)と遊技補助盤(7)前面の発射レール(17)と
    の間にファール球用の戻り口(20)を形成し、 前記遊技補助盤(7)の側部上方に前記機構セット盤
    (S)の賞球排出装置(37)から排出された賞球を上
    球皿(E)側へ通出する通出口(21)を形成すると共
    に、遊技補助盤(7)の裏側に通出口(21)から分岐
    連通して下球皿(G)の裏側に連絡される余剰賞球用の
    通出路(46b)を形成し、遊技補助盤(7)の前面側
    には前記戻り口(20)の下方に整合するようにファー
    ル球用の球受け回収部(26)を設け、同回収部(2
    6)を遊技補助盤(7)のほぼ中央上部に形成された回
    収口(28)を介して前記通出路(46b)に連絡した
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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