JP3015735B2 - パチンコ機のセーフ球処理装置 - Google Patents

パチンコ機のセーフ球処理装置

Info

Publication number
JP3015735B2
JP3015735B2 JP8161610A JP16161096A JP3015735B2 JP 3015735 B2 JP3015735 B2 JP 3015735B2 JP 8161610 A JP8161610 A JP 8161610A JP 16161096 A JP16161096 A JP 16161096A JP 3015735 B2 JP3015735 B2 JP 3015735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
path
processing
detection
safe ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8161610A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH105408A (ja
Inventor
伸明 水貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP8161610A priority Critical patent/JP3015735B2/ja
Publication of JPH105408A publication Critical patent/JPH105408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3015735B2 publication Critical patent/JP3015735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機のセ
ーフ球処理装置に関し、より詳しくは、パチンコゲーム
中に入賞口に入ったセーフ球を1球ずつ停留検出して排
出処理するセーフ球処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにパチンコ機では、遊技盤内
に打出された遊技球を、アウト口に入ったアウト球と、
各種入賞器具に入ったセーフ球とに区分し、セーフ球に
ついては、機裏側の機構セット盤におけるセーフ球用通
出経路から1列状態で通出して最終的にはセーフ球処理
部又は入賞球分離検出処理部において先行順に1球ずつ
停留検出して排出処理するようになっている。そして、
このセーフ球処理に適時関連して賞球排出部を1回ずつ
作動させることにより所定数の賞球を払出すようになっ
ている。このようなセーフ球処理部又は入賞球分離検出
処理部に関しては、本出願人の出願に係る実開平2−3
2881号公報及び特開平4−40985号公報の他、
特開平59−203581号公報、実開平5−8247
6号公報、特開平6−142309号公報等において種
々の技術が提案されている。
【0003】そして、前記各公報に開示されたセーフ球
処理部等では、その基本的構成として、通出経路に連絡
される処理路に臨ませた検出スイッチと、このスイッチ
の上下に各々配置されてソレノイドの作動に連動してセ
ーフ球の拘束位置と解放位置に交互に切換え変位される
上下2つの規制片を備えたタイプのもの、また、ソレノ
イドの作動に連動して検出スイッチの上下両側に位置す
る2つのストッパー部を交互に切換え変位させる1つの
規制部材を備えたタイプのものがあり、何れのタイプに
あっても、検出位置に通入したセーフ球を下の規制片
(下のストッパー部)で停留して検出し、そして、この
セーフ球を解放して排出処理する際に上の規制片(上の
ストッパー部)で次のセーフ球を一旦止めた後に検出位
置に通入させて、以下同様に停留検出と解放排出処理を
繰り返すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来タイプのセーフ球処理部等では、ソレノイドに連
動される2つの規制片の切換え変位、又は1つの規制部
材における2つのストッパー部の切換え変位による通入
出規制処理形態であるため、構成が複雑化し装置全体の
小型化を図ることが難しく、その上、装置の組付に際し
ても、上下2つの規制片の相互連動規制位置や上下2つ
のストッパー部の相対規制位置の設定が案外面倒で、微
妙な条件設定及び調整作業が必要になる。また、処理路
に対して検出スイッチ、ソレノイド、及び2つの規制片
又は2つのストッパー部を有する1つの規制部材等を各
々個別に組付ける形態では、装置全体をユニット化され
た単一器具として構成し得ないため、それら各部材の取
扱い、保管、設置等が面倒になる問題があった。
【0005】本発明は、前述した課題を好適に解決する
べく提案されたものであって、検出位置に通入したセー
フ球の停留及び解放規制と検出位置から解放されたセー
フ球の通出規制との相対的な構成により、多くのセーフ
球を1球ずつ的確に分離検出処理し、装置全体の小型化
並びに設定の簡素化を図ることを可能にしたパチンコ機
のセーフ球処理装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本願請求項1の発明に係るパチンコ機のセーフ球
処理装置は、入賞用遊技部品を有する遊技盤でのパチン
コゲームで発生したセーフ球を最終的には裏側の機構セ
ット盤におけるセーフ球用の通出経路から1球ずつ検出
処理するパチンコ機にあって、前記機構セット盤の通出
経路の出口側に形成された処理室内にセットされる本体
において、通出経路に連絡される処理路の途上に設置さ
れた適宜検出手段と、この検出手段の検出位置下方でセ
ーフ球の拘束位置と解放位置に交互変位し得る規制部材
と、同規制部材を各位置に切換え操作保持し得る電磁ソ
レノイドと、検出手段の検出位置から1球分隔てた位置
に、前記検出手段から落下したセーフ球を受止めると共
に、処理路の下方に流通させ得る流出勾配の受け面を有
する球受け案内部とを備え、前記電磁ソレノイドの切換
え制御作動に伴い前記規制部材が拘束位置から解放位置
に変位されて復帰されることにおいて、前記検出手段の
検出位置に通入したセーフ球を拘束位置の規制部材で一
旦停留した状態で検出した後規制部材の解放変位により
解放し、検出位置から落下したセーフ球を前記球受け案
内部で受止めて前記処理路へ流通させる一方、電磁ソレ
ノイドの復帰停止に伴ない規制部材を元の拘束位置に復
帰保持させるように設定したことを特徴としている。
【0007】又、本願請求項2の発明に係るパチンコ機
のセーフ球処理装置は、前記本体は、前記機構セット盤
の処理室に着脱可能に組付けセットされるものであっ
て、この本体に、前記通出経路に連絡される処理路を形
成すると共に同処理路の下流路の所定位置に前記球受け
案内部を段差状に形成する一方、前記検出手段、規制部
材及び電磁ソレノイドを各々組付けたことを特徴として
いる。
【0008】即ち、本願請求項1の発明に係るパチンコ
機のセーフ球処理装置では、通出経路から処理路内へ通
入されたセーフ球は拘束位置にある規制部材により検出
位置に停留状態とされて検出手段により検出される。そ
して、電磁ソレノイドの切換え制御作動に伴い規制部材
が解放位置へ変位すると、セーフ球は検出位置から落下
して球受け案内部により一旦受止められた後、処理路の
下方へ通出される。一方、前記セーフ球が落下するのに
合せた電磁ソレノイドの制御作動に伴い、規制部材は拘
束位置に復帰して次のセーフ球を検出位置に停留させ、
以後同様の分離検出処理が繰り返される。
【0009】又、本願請求項2の発明に係るパチンコ遊
技機のセーフ球処理装置では、前記請求項1の発明の作
用に加えて、機構セット盤の処理室内へ本体を組付ける
と、パチンコ機におけるセーフ球処理装置の組付け作業
が完了する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ機の
セーフ球処理装置について、好適な実施形態を挙げて添
付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態
では、機裏側に貯留したパチンコ球を賞球並びに遊技用
の貸し球として各球皿へ夫々排出可能とされたパチンコ
機について主に例示する。
【0011】本実施形態のパチンコ機では、その全体的
な基本構成として、図1及び図2に略示するように、外
郭保持枠をなす外枠Aの開口前面側に搭載枠をなす前枠
Bが開閉及び着脱可能に組付けられ、この前枠Bの前後
各部に、ガラス扉D付きの窓枠C、遊技球用の球送り装
置Fをセットした上球皿E、貯留球用の下球皿G、操作
部及び駆動部を含む打球発射装置H等が装備される一
方、各種の球処理部を有する機構セット盤Sが装備され
ており、又、前枠Bの正面内部(裏側)の保持枠Jに、
遊技盤Kが着脱可能にセットされている。尚、外枠A
は、上下及び左右の各枠部材のうち2本を組替えること
により、一般に「関東枠」「関西枠」と呼称区分される
2種類のタイプに変更可能な形態例とされ、前枠Bは、
その正面内部(裏側)に位置する遊技盤セット用の保持
枠Jと合せて全体が合成樹脂成形された二重枠の形態例
とされている。又、遊技盤Kは円形状の案内レール9内
に各種の入賞器具10やアウト口11を含む遊技領域1
2を構成しており、ガラス扉D及び上球皿Eを開放(共
に横開き)したもとで、前側から交換可能な形態例とさ
れている。
【0012】このような本実施形態のパチンコ機にあっ
て、前記前枠Bは、図1〜図6に示すように、外枠Aの
開口前面域に適合する方形サイズに成形されて、その前
面に開口した窓口1の前側周囲に窓枠Cを装着し得、
又、窓口1下部の支盤部2に開口された余剰賞球用の通
出口3と設置孔4に合せて、下球皿G及びセット盤30
並びに打球発射装置Hを装着し得るようになっている。
さらに、前枠Bの正面左側における上下両端部には開閉
連結支持部5,5が設けられ、又、正面上縁部から正面
右縁部にかけては略L字状の電光装飾部6が設置されて
いる。尚、窓口1の下底面はその中央部やや左側寄りが
低くなるような弛るい傾斜面とされ、この傾斜面を利用
してこぼれ球等を後述する球戻し口25へ案内し得るよ
うになっている。
【0013】これに対して、前記保持枠Jは、図3〜図
6に示すように、前枠Bの窓口1裏側に合せた方形サイ
ズに一体成形されており、その下部に成形した遊技補助
盤7の上端面を基準にして遊技盤用のセット口8が開口
されている。そして、このセット口8の周縁には、遊技
盤Kに対する位置決め用の突起13が複数箇所配設され
ると共に、斜状をなす四隅に配設された各施錠保持部1
4には図示しない施錠具が着脱可能にセットされてい
る。又、セット口8の下縁(遊技補助盤7の上縁)に沿
って受け片15が、セット口8の上縁に沿って案内片1
6が夫々前向きに一体成形されており、セット口8に対
する遊技盤Kの着脱(縦向き状態での出入れ)時には、
受け片15により遊技盤Kを一旦受け得ると共に、案内
片16により遊技盤Kの上端を案内し得るようにして、
その補助及び円滑化を図るようになっている。
【0014】そして、前記遊技補助盤7の正面右側前面
には、遊技盤Kの案内レール9に飛翔連絡される発射レ
ール17が適宜傾斜で設置されており、その下端基部の
発射部位Pに前記球送り装置Fにより1球ずつ送込まれ
た遊技球を着座させて前記打球発射装置Hの打球作動部
18の打球杆19で打出し得るようになっている。双方
のレール9,17においては、図4に示すように、互い
に適宜高低差(略1球分)及び離隔空間広さを以って対
向し、この離隔空間広さの開口面がファール球用の戻り
口20として構成されている。又、遊技補助盤7の各部
に、賞球用の通出口21と、アウト球用のアウト路22
と、こぼれ球用の球戻し口25が形成されており、正面
左側前面にスピーカ23の収容及びこぼれ球の受入れ処
理をなし得るセット部材24が着脱可能に取着されてい
る。
【0015】又、前述した遊技補助盤7においては、フ
ァール球を回収処理するための球受け回収部26が設け
られている。この球受け回収部26では、図4,図6に
示すように、前記戻り口20の直下方に合せて遊技補助
盤7の上部前面に取着される枠状の球受け部材27と、
この球受け部材27の取着位置に整合して遊技補助盤7
の前後に開口された回収口28とから構成されており、
この回収口28が遊技補助盤7の裏側に形成された後述
する通出路46bに連通されて下球皿Gの裏側に連絡さ
れている。尚、球受け部材27は、その内底面が上球皿
Eの左部裏側に突設された流入筒29の内底面よりも適
宜低い位置にされて球受け片27aにより流入筒29の
側面に形成された逃し口29aからこぼれ出る賞球を受
入れ得るようになっている。ちなみに、この球受け部材
27は、遊技補助盤7の前面に一体成形されてもよく、
さらには発射レール17の基盤と一体成形されてもよ
い。
【0016】一方、前記機構セット盤Sは、遊技盤K側
で発生したアウト球及び入賞球、そして賞球の処理に係
る必要な経路や装置部分及び電気的な機器等を集約的に
装備して全体がユニット化されたもので、前記保持枠J
の裏側に整合して着脱可能にセットされている。そし
て、図2,図7,図8に示すように、その中央部に開口
された遊技盤点検用の窓口31の周囲各部において、内
側つまり遊技盤K裏面の対向面側にアウト球排出経路3
2及びセーフ球排出処理部33(図11,図12参照)
が構成され、外側に賞球貯留排出部36等が構成されて
いる。アウト球排出経路32は、遊技盤Kのアウト口1
1及び保持枠J側のアウト路22に連通される受入路3
2aと下方に延出された縦向きの排出路32bを有し、
又、セーフ球排出処理部33は、全てのセーフ球を受入
れて整列通出させる通出経路としての集合整流路33a
と集合整流路33aの出口側に形成された処理室33b
とを有し、処理室33b内には後述するセーフ球停留検
出処理装置(以下、「セーフ球処理装置」という。)3
4が着脱可能に収容セットされている。但し、集合整流
路33a及びアウト路22は、図8,図11,図12に
示すように、同一内側の上下に画成され、双方の開口面
側に蓋板35が取着されている。そして、賞球貯留排出
部36は、貯留タンク36a、整流樋36b、送出樋3
6c、及びセーフ球処理作動に関連して設定個数単位の
賞球を排出し得る排出装置37等を有する。
【0017】尚、前記機構セット盤Sには、図2に示す
ように、窓口31に対して裏カバー38が開閉及び着脱
可能に取着され、外側の右上隅部にはターミナル基盤3
9が装着されている。又、前記整流樋36bと送出樋3
6cの連絡部分には、賞球を2列から1列に整流案内す
る案内具36dが組込まれ、図8に示すように、機構セ
ット盤Sの左縁から下縁にかけては配線用の収容路40
a及び接続部40bが成形されている。一方、前記排出
装置37は、図2に示すように、送出樋36c下端に組
付けられた本体37aの通路37b、ソレノイド37c
及び球送り体37d並びにセンサー等を利用して、送出
樋36cから通路37bに通入する賞球を1球ずつ検出
カウントして排出するようになっている。ちなみに、こ
の排出装置37は賞球を遊技球用の貸し球として払出す
こともできる。
【0018】前述した機構セット盤Sの処理室33b内
に収容セットされる前記セーフ球処理装置34は、セー
フ球を1球ずつ停留検出して前記排出装置37による賞
球排出終了後に解放通出処理するように設定された電動
検出形態のもので、図7,図14〜図17に示すように
基本的な構成として、後述の連結・係合手段を利用して
開閉及び着脱が可能に組付けられる1つの透明合成樹脂
成形製のカバー兼用の本体61において、前記セーフ球
用の集合整流路33aの出口端と球抜き路42との間に
整合連絡される処理路62を成形する一方、この処理路
62の中央湾曲部に合せて設置されたセーフ球検出手段
としての検出スイッチ63と、同検出スイッチ63の検
出位置である検出口63aの直下方でセーフ球の拘束位
置と解放位置に交互に出没変位し得る規制部材65と、
この規制部材65を各位置に切換え操作保持し得る電磁
ソレノイド64を夫々設け、又、処理路62の下方内に
おいて、検出スイッチ63の検出口63a下面から1球
分に適した位置に球受け案内部66を段差状に成形し
て、全体が本体61単位で1つにセット化されて取扱い
得るようになっている。
【0019】このようなセーフ球処理装置34におい
て、本体61は、連結手段として処理室33b内の側端
に突設された上下一対の支軸71と本体61側端に形成
された上下各支片67の軸孔67aを利用して横開き形
態の開閉と上下方向への着脱ができるように連結支持さ
れている。又、係合手段として処理室33bの他側部に
突設された弾性変形可能なフック72や集合整流路33
aの出口部に取着された施錠レバー73と本体61の端
部に取着された係止ピン68を利用して係脱可能に位置
決め保持されるようになっている。処理路62は、集合
整流路33aに整合連絡される斜状の上流路62aと、
球抜き路42に連絡される段差垂下状の下流路62bと
が一連の湾曲状に連通形成されており、この上下流路6
2a,62bの連通湾曲部分に前記検出スイッチ63が
検出口63aを整合して設置され、下流路62bの上部
側壁に前記規制部材65の出没用の口62cが形成され
ている。尚、検出スイッチ63は球通過式の近接磁気検
出タイプが例とされ、検出口63aに停留したセーフ球
を球中心部で検出したときセーフ球用の検出信号を前記
排出装置37に係る制御部(図示せず)へ入力するよう
に設定されている。
【0020】一方、前記電磁ソレノイド64は、フラッ
パー型式を例として外郭枠64a単位で本体61内側に
ビス着されており、その磁着部64bで前記規制部材6
5を吸着、解除して切換え変位し得るようになってい
る。そして作動例として、検出スイッチ63のセーフ球
検出信号が制御部に入力されることの前提にあって、同
制御部からの制御処理に基づいて、賞球排出作動にタイ
ミングを合せた励磁と検出スイッチ63の非検出直後の
消磁(復帰)とを含む制御作動を行い得るように設定さ
れている。これに対して規制部材65は、鉄製のレバー
形式のもので、電磁ソレノイド64の外郭枠64aに垂
下状に傾動可能に支持されてバネ69で付勢されてお
り、その下端に形成したストッパー65aを前記口62
cから検出スイッチ63の検出口63aの直下方に出没
変位し得るようになっている。なお、この規制部材65
は、予め外郭枠64aに組付けられて電磁ソレノイド6
4と共に1部品化された状態で本体61に組付け得るよ
うになっている。又、前記球受け案内部66は、処理路
62の下流路62b内の上部に段差状に成形されて、適
宜な流出勾配の受け面66aを検出口63aの直下方の
セーフ球ほぼ1球分隔てた位置に臨ませ、検出口63a
から落下したセーフ球を一旦受止めてから下流路62b
へ静的に流通(転落)させ得るようになっている。
【0021】このように構成されたセーフ球処理装置3
4のセーフ球処理態様としては、検出スイッチ63がセ
ーフ球を球中心部で検出することを理想例とした前提に
おいて、拘束位置に保持されている規制部材65のスト
ッパー65aが、検出口63aに入ったセーフ球を停留
しているもとで検出スイッチ63が検出(ON)する。
そして、この検出信号に基づく賞球排出作動終了後にお
いて、電磁ソレノイド64の励磁に従い規制部材65が
解放位置へ切換えられることにより、検出口63a内の
セーフ球がストッパー65aから解放されて自重落下す
る一方、検出スイッチ63が非検出状態(OFF)に戻
される。そしてこの非検出に基づく電磁ソレノイド64
の消磁に従い規制部材65が拘束位置に復帰されてスト
ッパー65aを検出口63aの直下方へ突入保持するこ
とになる。この状態において、先のセーフ球が球受け案
内部66の受け面66a上で一旦受止められた瞬時点
で、続いて通入する次のセーフ球はその半球分程が検出
口63aに入って先のセーフ球と当接したまま未検出状
態に保たれる。そうして先のセーフ球が自重転落又はス
トッパー65aによる押出しにより処理路62の下流路
62bへ流通した際に、次のセーフ球が検出口63aに
入ってストッパー65aで保留されるようになってい
る。
【0022】このような本実施形態のパチンコ機におい
て、前記前枠B及び保持枠J並びに機構セット盤Sの各
所要部位に亘り、排出装置37から排出された賞球(貸
し球を含む)を前記上下の各球皿E,G側へ排出させる
ための賞球排出処理経路が設けられている。この経路
は、基本的には機構セット盤Sに設けられた排出経路部
41と、保持枠J裏側に設けられた通出経路部46と、
前枠B裏側に設けられた連絡経路部49との連通により
構成されている。
【0023】先ず、機構セット盤S側の排出経路部41
では、図2,図7,図8に示すように、排出装置37の
本体37aの出口下方に成形された斜状の排出路41a
と、この下流に連続する円曲形の遊回路41bと、機構
セット盤Sの側端下部に開口された排出口41cが連通
されており、排出口41cの内周部には賞球を通出経路
部46側へ案内するための案内片41dが成形されてい
る。尚、この排出経路部41に対応して機構セット盤S
の下部外側寄りに、賞球貯留排出部36内の賞球を機外
へ排出し得る球抜き路42が成形されており、この球抜
き路42では、排出経路部41の排出路41aからセー
フ球用の処理路34b出口及びアウト球用の排出路32
a出口に合流され、排出経路部41の排出路41aとの
分岐連絡部分に、ソレノイド43等で切換え作動される
レバー44が組込まれている。又、遊回路41bと球抜
き路42との区画手段として効果音発生用の鈴45が組
付けられている。
【0024】一方、保持枠J側の通出経路部46では、
図5,図6に示すように、セット口8の裏側から見て右
下斜状隅角部の裏側領域(施錠保持部14の下方裏側領
域)に成形されて賞球用の通出口21へ外側方から(即
ち、裏側から見て右側方から)連通する上流路である通
入路46aと、遊技補助盤7の裏側に成形されて通出口
21の裏側左側方から連通すると共に前記球戻し口25
の裏側に連絡する下流路である通出路46bが連通され
ており、通出路46bは、通出口21の底面半分に開口
された溢出口46cに連通されて通出口21から分岐連
通された状態にある。尚、通出口21の底面と溢出口4
6cとは、図5に示すように、一体成形された仕切り用
の突条46dで適宜区画されているが、この一体成形の
突条46dに代え、図5に2点鎖線で示すごとく、別成
形された仕切り部材47を取着するようにしてもよい。
又、通出路46bの中央上部に前記球受け回収部26の
回収口28が連通されている。そして、必要ならば、図
5に2点鎖線で示すように、その所要部分に球感知部材
及びスイッチ等を含む賞球充満検知手段48や効果音発
生用の鈴を設けてもよい。
【0025】そして、前枠B側の連絡経路部49では、
図4〜図6に示すように、支盤部2の通出口3裏側に合
せて方形状の通出筒49aが一体に突出成形されてお
り、この通出筒49aの裏側開口面に合せて連絡具50
が取着されている。通出筒49aは、保持枠Jの遊技補
助盤7裏側と同一位置まで突設されており、その後端上
面には球口49bが切欠形成されている。これに対し、
連絡具50は機構セット盤S裏側と同一位置まで突出可
能とした前提にあって、箱状に成形されたものを例と
し、球口49bに合せて垂立した縦筒部50aを前記通
出経路部46の通出路46b下端及び球戻し口25裏側
に臨ませて両者46b,25の集合連絡を図っている。
尚、通出筒49aは、通出路46bとも一連に成形され
て球口49bを整合した形態であってもよい。又、連絡
具50は、余剰賞球の収容条件に応じて蓋状のものであ
ってもよく、何れもビス等を利用して機構セット盤Sの
外側(背面側)から着脱可能にセットし得るものであ
る。
【0026】前述した夫々の経路部41,46,49に
より構成された賞球排出処理経路にあって、保持枠J裏
側に機構セット盤Sが装着された状態においては、図
9,図11に示すように、排出経路部41の排出口41
cと通出経路部46の通入口46aとが適宜の流入勾配
をもって整合連通され、通出口21及び通出路46bの
裏面側が前記蓋板35により覆蓋されている。一方、前
記上球皿E側の連絡状態においては、図10〜図12に
示すように、上球皿Eの正面左部内側に突設された流入
筒29の裏面側が前記通出口21及び溢出口46cの前
面に整合連通されている。又、前記下球皿G側の連絡状
態においては、図11,図13に示すように、下球皿G
のセット支盤30の中央に成形された連絡口30aが支
盤部2の通出口3内に整合されて通出筒49aに直通的
に連通されている。尚、上球皿E側及び下球皿G側の夫
々の連絡状態においては、適宜所要の流出勾配や段差等
が付与されている。
【0027】前述のように、賞球排出処理経路が構成さ
れていることに関連して、前記機構セット盤Sにおいて
は、図2から理解できるように、排出経路部41が窓口
31の下部分においてセット盤S全体の右端側1/4以
下のスペース内に構成することができ、これにより、窓
口31の下部領域における3/4以上のスペースが、各
種の所要部品、例えば基盤等を含む電気的部品用の設置
部51として利用されている。この設置部51は、図
7,図11〜図13に例示するように、機構セット盤S
の左右全幅に対して左側1/2以上のスペースを有する
第1設置室51aと、1/4程度のスペースを有する第
2設置室51bと、同第2設置室51bの下方に位置す
る第3設置室51cとに区画されており、そして、第2
設置室51bと前記排出経路部41の内壁との間には配
線処理室51dが形成され、この配線処理室51dと前
記セーフ球排出処理部33の処理室33bとの間の区画
壁には配線用の凹部51eが形成されている。
【0028】そして、このような設置部51において
は、図2,図11,図12に示すように、各種のゲーム
内容毎に対応して構成される遊技用制御基盤52が第1
設置室51aに、又、全機種共通用に対応して構成され
る賞球払出し用制御基盤53が第2設置室51bに、そ
して、その他の基盤、例えば発射駆動、効果音、電飾等
に係る基盤58が第3設置室51cに、夫々収容され
て、適宜の取着手段54を利用して着脱可能に固定保持
されている。因みに、取着手段54としては、例えばビ
ス孔付きのボス、弾性変形可能なフック、指先操作可能
な施錠具や係止具等が利用される。尚、機構セット盤S
の裏側には、排出処理経路部41から第2設置室51b
の全面に亘ってカバー55が取着されている。又、第1
設置室51aには遊技用制御基盤52用のカバーを開閉
可能に取着してもよい。但し、図11,図12に2点鎖
線で示すように、賞球払出し用制御基盤53にリセット
スイッチ56が装着されている場合には、カバー55の
対応する部位にリセットボタン57が取着される。
【0029】さて、以上のように構成された本実施形態
のパチンコ機の作用について以下に説明する。このパチ
ンコ機にあっては、遊技操作による打球発射装置Hの打
球作動部18による打球作動と、球送り装置Fによる球
送り作動との協働により、上球皿Eからの遊技球が1球
ずつ順次発射レール17の発射部位Pに送込まれて着座
後に打球杆19で打出され、発射レール17から遊技盤
Kの案内レール9に沿って飛走して遊技領域12内に打
込まれる。そして、アウト口11に入ったアウト球は、
前枠A裏側の保持枠Jにおける遊技補助盤7のアウト路
22から機構セット盤Sのアウト球排出経路32を流通
して、最終的に機外(裏側)へ排出される。一方、各入
賞器具10に入ったセーフ球は、遊技盤Kの裏側から機
構セット盤Sの集合整流路33a内に受入れられた後、
1列の整流状態でセーフ球処理装置34へ通入され、そ
して、同処理装置34で1球ずつ停留検出された後、賞
球排出作動終了にタイミングを合せて解放落下され、球
抜き路42からアウト球用の排出路32aを通って最終
的に機外(裏側)へ排出される。又、前記セーフ球の処
理に関連して賞球貯留排出部36の排出装置37が適時
タイミングで作動されて一定個数の賞球を放出する。
【0030】そこで、セーフ球処理装置34によるセー
フ球(複数個が連続通入した場合)の処理態様につい
て、図18〜図20を参照して説明する。即ち、処理装
置34の通常状態にあっては、電磁ソレノイド64で操
作される規制部材65が拘束位置に保持されているた
め、前記集合整流路33aから処理路62の上流路62
aに通入したセーフ球(先行球)は、検出スイッチ63
の検出口63aに入ってストッパー65aにより球中心
部が適正な検出位置に停留された状態でセーフ球有りと
検出される。なお、次のセーフ球は、先のセーフ球上に
当接状態で待機させられる。そして、セーフ球検出信号
に基づく制御部からの制御処理により排出装置37が1
回単位で作動されて所定数の賞球が排出される。この賞
球排出終了(排出個数のカウント検出終了)後におい
て、制御部からの制御指令により電磁ソレノイド64が
一旦励磁されることに伴い、規制部材65が吸着部64
bにより吸引されて解放位置に切換え変位させられる。
これにより、検出口63aに停留していた先のセーフ球
がストッパー65aから解放されて自重落下し、図19
に示すように球受け案内部66の受け面66a上に一旦
受止められる。なお、次のセーフ球は、その球下半分程
が検出口63aに入って先のセーフ球と当接状態に保持
される。
【0031】そうして先のセーフ球の落下時点で検出ス
イッチ63が非検出状態(OFF)に戻されることに基
づいて、電磁ソレノイド64が消磁(復帰)されること
に伴い規制部材65が拘束位置に復帰されてストッパー
65aを出没用の口62cから検出口63aの直下方に
突入する。一方、球受け案内部66上のセーフ球は、受
け面66aの勾配に沿って自重転落し、下流路62bか
ら球抜き路42へ通出する。なお、このセーフ球につい
ては、受け面66aからの転落が遅れるようなことがあ
るとしても、規制部材65のストッパー65aが突入す
る際に押出されて転落する。そして、先のセーフ球の転
落に伴い次のセーフ球が図20に示すように検出口63
aに入ってストッパー65aにより適正な検出位置に停
留されたまま検出されることになる。以降は同様に、後
続セーフ球が1球ずつ停留検出されて賞球排出終了に合
せて解放落下して通出処理される。なお、検出スイッチ
63において停留検出されたセーフ球は、賞球排出作動
の途中(球不足や球詰り等に起因する中断時)には、解
放排出されずにそのまま残留保持される。
【0032】従って、このようなセーフ球処理技術によ
れば、互いに連動する2つの規制片(ストッパー部)の
相対的位置関係について微妙な調整作業が必要であった
従来技術(装置)と異なり、処理路62に成形した球受
け案内部66近傍の所定位置に1つのストッパー65a
を有する1つの規制部材65を組付けるだけで良いた
め、組付作業が容易になると共に、処理装置34全体の
小型化を図ることができる。特に、本実施形態のセーフ
球処理装置34では、本体61に球受け案内部66を有
する処理路62を一体成形すると共に、検出スイッチ6
3、電磁ソレノイド64、及び規制部材65を本体61
に組付けセットしてユニット化したので、機構セット盤
Sに対するセーフ球処理装置34の組付け作業を大幅に
簡素化できる。又、処理室33bから突設された支軸7
1を回転中心として本体61単位で開閉可能であるの
で、処理装置34の点検等に際しては、本体61を開放
するだけで、内部(内面側)の構造等を目視して適切な
処置を取ることができる。さらに、本体61自体をカバ
ー兼用として構成したので、処理室33bに対するカバ
ーを別途に用意する必要がなくなり、部材点数の削減に
貢献できる。しかも、弾性変形可能なフック72や施錠
レバー73及び係止ピン68を利用した係脱可能な構成
であるため、処理装置34自体の組付け、開閉に際して
は特別な工具を不要にして、指先操作だけで簡単にかつ
楽に行うことができる。
【0033】一方、パチンコゲーム中に発生したファー
ル球については、次のように処理し得る。即ち、発射レ
ール17の発射部位Pから発射されたものの、打球力不
足等に起因して遊技領域12内に到達し得なかった遊技
球は、ファール球(戻り球)となって戻り口20に転落
する。このファール球については、その発生状態から観
ると、案内レール9に沿って上昇飛走したものの途中か
ら降下して同レール9の下端から戻り口20へ転落する
ものや、案内レール9に到達し得ないまま発射レール1
7の上端から戻り口20へ転落するもの等がある。そこ
で、前記戻り口20に転落したファール球は、戻り口2
0の直下方の球受け回収部26により回収される。具体
的には、球受け部材27でファール球を受入れた後、そ
のファール球を回収口28から遊技補助盤7の裏側に通
入して通出経路部46の通出路46bに通出する。そし
て、通出路46bに通出されたファール球は連絡具50
の縦筒部50aにより下方へ案内されて球口49bから
通出筒49に入り、最終的には通出口3及び連絡口30
aを経て下球皿Gへ回収される。従って、このようなフ
ァール球処理技術によれば、球受け回収部26によりフ
ァール球を受入れて遊技補助盤7裏側の通出路46bか
ら下球皿Gの裏側へ回収し得るので、遊技補助盤7の前
面に、スピーカや他の付属部品等を含む各種部材、装置
の設置スペースを大きく設定して有効に活用できる。
【0034】又、前記排出装置37から払出された賞球
については、次のようにして上球皿E次いで下球皿Gに
排出し得る。即ち、排出装置37から放出された賞球
は、排出経路部41の排出路41aに流入した後、円曲
形の遊回路41bを通って排出口41cに至り、同排出
口41cから保持枠Jの裏側に向け排出される。そし
て、この賞球は、排出口41cと対向する通出経路部4
6の通入路46aに受入れられた後、通出口21の側方
(保持枠Jの裏側から見て右側方)から通入し、次いで
通出口21の突条46dにより流入筒29側へ優先的に
案内されて上球皿Eへ通出される。そうして、上球皿E
側の賞球充満以後において、通出口21の裏側へ溢れ出
た余剰賞球については、溢出口46cから通出路46b
側へ流入した後、連絡具50の縦筒部50aにより下方
へ案内されて球口49bから通出筒49に入り、最終的
には通出口3及び連絡口30aを経て下球皿Gへ通出さ
れる。
【0035】そして、このような賞球排出状態におい
て、保持枠J側の通出口21と、上球皿E側の流入筒2
9との間で、万一賞球詰りが発生したような場合には、
流入筒29の側面に開口された逃し口29aから賞球の
溢れ出を許容し得る。そして、逃し口29aから溢れ出
た賞球については、前記ファール球用の球受け回収部2
6における球受け部材27の球受け片27aで受入れ
て、回収口28から通出路46bへ通出させて下球皿G
へ戻すことができる。従って、球受け回収部26を通出
口21と流入筒29の間の賞球詰り解消手段としても好
適に利用できる。
【0036】尚、本実施形態では、前枠Bに保持枠Jを
一体成形したが、保持枠Jを前枠Bと別成形組付けタイ
プとしたり、機構セット盤Sを開閉式タイプとして、保
持枠Jの裏側から遊技盤Kを交換し得るパチンコ機であ
ってもよい。何れのパチンコ機であっても、機構セット
盤Sにおける排出経路部41の排出口41cを、直接賞
球用の通出口21に連通させる構成としてもよい。
【0037】又、本発明の対象とするセーフ球処理装置
34については、前述した実施形態の他に、図21〜図
23に示す形態のものも好適に推奨される。即ち、図示
のように一般的な電磁ソレノイド64のバネ69付きロ
ッド64cの先端に、出没開閉式の規制弁65を取着
し、ソレノイド64の制御作動によるロッド64cの進
退移動に伴い、規制弁65を出没用の口62cから検出
スイッチ63の検出口63aの直下方に対して突出した
拘束位置と没入した解放位置とに切換え保持できるよう
にしたタイプのものであってもよい。なお、この別例の
処理装置34に係るその余の構成については前記実施形
態のものと同様であるため、同一の符号を付すことにし
て重複した説明は省略する。但し、この別例の装置34
では、その本体61が機構セット盤Sの処理室33b内
にビス着される構成としたが、前記実施形態の場合と同
様に開閉及び着脱が可能な構成であってもよい。何れの
装置34にあっても、機構セット盤Sの処理室33bに
処理路62及び球受け案内部66を成形し、本体61に
検出スイッチ63、ソレノイド64及び規制部材65を
夫々組付けた形態とすることも可能である。又、規制部
材65については、ソレノイド64の消磁に伴い規制部
材65自体の弾性復元力に基づき拘束位置へ復帰変位し
得るものであれば、復帰補助のためのバネ69は必ずし
も必要とはされず、さらに球受け案内部66について
は、受け面66aを有する球受けブラケットにして処理
路62内の所定位置へ取着する構成であってもよい。
【0038】
【発明の効果】本願請求項1の発明によれば、処理路内
に通入したセーフ球の分離検出処理を電磁ソレノイドの
励消磁に基づきセーフ球に対する拘束位置と解放位置と
に交互変位する1つの規制部材と処理路内に設けた球受
け案内部を利用して行い得るので、セーフ球処理に関わ
る装置全体の小型化及び組付け設定の簡素化を図ること
ができる。
【0039】又、本願請求項2の発明によれば、前記請
求項1の発明の効果に加えて、装置全体が本体単位でセ
ット化され、セーフ球処理装置自体を1つのユニット化
器具として取扱えるので、セーフ球処理に関わる構成部
品の保管、組付け作業を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパチンコ機を略示する正面図。
【図2】 同じく、その背面図。
【図3】 前枠及び保持枠を略示する正面図。
【図4】 前枠及び保持枠の主要部分の正面図。
【図5】 同じく、その背面図。
【図6】 前枠及び保持枠の要部を背面側から示す斜視
図。
【図7】 機構セット盤の要部を示す部分背面図。
【図8】 同じく、その部分正面図。
【図9】 排出経路部と通出経路部との連通状態を示す
部分側断面図。
【図10】流入筒と球受け回収部との連通状態を示す部
分側断面図。
【図11】賞球排出処理経路の上下各球皿への連通状態
を示す側断面図。
【図12】賞球排出処理経路の上球皿側における連通状
態を示す平断面図。
【図13】同じく、下球皿側における連通状態を示す平
断面図。
【図14】セーフ球処理装置を外側から見た一部破断正
面図。
【図15】同処理装置を内側から見た正面図。
【図16】同処理装置の側断面図。
【図17】同処理装置の平断面図。
【図18】セーフ球処理態様の説明図。
【図19】同じく、セーフ球処理態様の説明図。
【図20】同じく、セーフ球処理態様の説明図。
【図21】別例に係るセーフ球処理装置の外側から見た
一部破断正面図。
【図22】同処理装置を内側から見た正面図。
【図23】同処理装置の平断面図。
【符号の説明】
7…遊技補助盤、 8…セット口、 9…案内レール、
17…発射レール、20…ファール球用の戻り口、
21…通出口、 26…球受け回収部、27…球受け部
材、 27a…球受け片、 28…回収口、 29…流
入筒、29a…逃がし口、 31…窓口、 33…セー
フ球排出処理部、33a…通出経路(集合整流路)、
33b…処理室、34…セーフ球停留検出処理装置、
37…排出装置、 41…排出経路部、46…通出経路
部、 46b…通出路、 51…設置部、 61…本
体、62…処理路、 62a…上流路、 62b…下流
路、 62c…出没口、63…セーフ球検出手段(検出
スイッチ)、 63a…検出口、64…電磁ソレノイ
ド、 65…規制部材、 65a…ストッパー、66…
球受け案内部、 66a…受け面、 A…外枠、 B…
前枠、E…上球皿、 F…球送り装置、 G…下球皿、
H…打球発射装置、J…保持枠、 K…遊技盤、 S…
機構セット盤。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞用遊技部品を有する遊技盤(K)で
    のパチンコゲームで発生したセーフ球を最終的には裏側
    の機構セット盤(S)におけるセーフ球用の通出経路
    (33a)から1球ずつ検出処理するパチンコ機にあっ
    て、 前記機構セット盤(S)の通出経路(33a)の出口側
    に形成された処理室(33b)内にセットされる本体
    (61)において、通出経路(33a)に連絡される処
    理路(62)の途上に設置された適宜検出手段(63)
    と、この検出手段(63)の検出位置下方でセーフ球の
    拘束位置と解放位置に交互変位し得る規制部材(65)
    と、同規制部材(65)を各位置に切換え操作保持し得
    る電磁ソレノイド(64)と、検出手段(63)の検出
    位置から1球分隔てた位置に、前記検出手段(63)か
    ら落下したセーフ球を受止めると共に、処理路(62)
    の下方に流通させ得る流出勾配の受け面(66a)を有
    する球受け案内部(66)とを備え、 前記電磁ソレノイド(64)の切換え制御作動に伴い前
    記規制部材(65)が拘束位置から解放位置に変位され
    て復帰されることにおいて、前記検出手段(63)の検
    出位置に通入したセーフ球を拘束位置の規制部材(6
    5)で一旦停留した状態で検出した後規制部材(65)
    の解放変位により解放し、検出位置から落下したセーフ
    球を前記球受け案内部(66)で受止めて前記処理路
    (62)へ流通させる一方、電磁ソレノイド(64)の
    復帰停止に伴ない規制部材(65)を元の拘束位置に復
    帰保持させるように設定したことを特徴とするパチンコ
    機のセーフ球処理装置。
  2. 【請求項2】 前記本体(61)は、前記機構セット盤
    (S)の処理室(33b)に着脱可能に組付けセットさ
    れるものであって、この本体(61)に、前記通出経路
    (33a)に連絡される処理路(62)を形成すると共
    に同処理路(62)の下流路(62b)の所定位置に前
    記球受け案内部(66)を段差状に形成する一方、前記
    検出手段(63)、規制部材(65)及び電磁ソレノイ
    ド(64)を各々組付けた請求項1に記載のパチンコ機
    のセーフ球処理装置。
JP8161610A 1996-06-21 1996-06-21 パチンコ機のセーフ球処理装置 Expired - Lifetime JP3015735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161610A JP3015735B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 パチンコ機のセーフ球処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161610A JP3015735B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 パチンコ機のセーフ球処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH105408A JPH105408A (ja) 1998-01-13
JP3015735B2 true JP3015735B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=15738442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8161610A Expired - Lifetime JP3015735B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 パチンコ機のセーフ球処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3015735B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115424752A (zh) * 2022-09-06 2022-12-02 华能山东石岛湾核电有限公司 一种球形元件单一输送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH105408A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3015735B2 (ja) パチンコ機のセーフ球処理装置
JP2999716B2 (ja) パチンコ遊技機における賞球排出処理経路
JP3005751B2 (ja) パチンコ機におけるセーフ球処理装置
JP2999714B2 (ja) パチンコ遊技機における機構セット盤
JP2978440B2 (ja) パチンコ遊技機におけるファール球処理装置
JP3022772B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2999715B2 (ja) パチンコ遊技機における保持枠
JP4029244B2 (ja) パチンコ遊技機の球処理不正防止構造
JP3938860B2 (ja) 弾球遊技機
JP2885371B1 (ja) 弾球遊技機
JP2969332B2 (ja) パチンコ機
JP3236958B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2999713B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3236959B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4032271B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2558617B2 (ja) パチンコ遊技機における賞球排出経路
JP2969331B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3005748B2 (ja) パチンコ遊技機における前枠体
JPH0751099Y2 (ja) パチンコ遊技機
JPH05305178A (ja) パチンコ機
JP2520361Y2 (ja) パチンコ遊技機における機構セット盤
JP2566110B2 (ja) 弾球遊技機
JPH10244061A (ja) パチンコ遊技機
JPH09276505A (ja) パチンコ遊技機
JP2521320Y2 (ja) パチンコ遊技機における賞球排出経路の構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141217

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term