JPH0751099Y2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH0751099Y2
JPH0751099Y2 JP5661891U JP5661891U JPH0751099Y2 JP H0751099 Y2 JPH0751099 Y2 JP H0751099Y2 JP 5661891 U JP5661891 U JP 5661891U JP 5661891 U JP5661891 U JP 5661891U JP H0751099 Y2 JPH0751099 Y2 JP H0751099Y2
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伸明 水貝
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Newgin Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、遊技並びに賞品の媒
体にパチンコ球が使用されるパチンコ遊技機に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機で
は、上の球皿内の遊技用パチンコ球(単に遊技球とも云
う)が球送り装置と打球発射装置との関連作動により、
1球ずつ遊技盤の遊技領域内に打込まれる。そして遊技
領域内において遊技球は、アウト口に入ったアウト球と
各種入賞器具に入った入賞球(セーフ球とも云う)とに区
分されて、裏側の機構セット盤における夫々の経路から
機外へ排出処理される一方、各々の入賞球に対する褒賞
として賞球が放出される。
【0003】この賞球については、図8に略示される
来の機構セット盤において、入賞球処理装置61が入
賞球を1球ずつ処理することに関連して、賞球放出装置
62が1回ずつ作動されて所定個数単位毎に払出しされ
る。そして排出路63内に排出された賞球は、第1の排
出路64の排出口65から優先的に上の球皿へ通出さ
れ、第1の排出路64の所定部位まで充満した以後は、
同排出路64の下流部側方に分岐連通された第2の排出
路66から下の球皿へ排出されるようになっている。な
お上下の各球皿内の球は、当該球皿に付設された球抜き
機構の開放操作により夫々排出できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述のような一般化さ
れている従来のパチンコ機にあっては、上下の球皿を備
えている前提のもとで、今日に至るまでの長い間におい
て賞球の排出形態については、各球皿側へ別々の経路で
排出させるものとする観念に拘泥化されている面があ
る。このため全てのパチンコ機においては、図8に示す
ような同様な賞球排出形態とされて、排出路63の下流
部に第1の排出路64と第2の排出路66とが別方向に
分岐連通され、第1の排出路64を上の球皿側へ、また
第2の排出路66を下の球皿側へ夫々連通化させるべき
だとする技術的着想に基いて、賞球排出経路全体が構成
されている。
【0005】しかし前述した賞球排出形態では、機構セ
ット盤全体、ひいては機全体の構造面から観た場合に
は大きな制約を受けている現状にある。すなわち機構セ
ット盤は図8から理解できるように、機全体を考慮し
て遊技盤の裏側に搭載セットし得るサイズに自ずと制限
されている。そして最も一般的な型式として、その中央
部に遊技領域の裏側に対応し得る広さの窓口67が大き
く開口されており、この窓口67の周囲部分において、
前記アウト球およびセーフ球の処理、賞球の貯留および
排出等に係る必要な経路や装置等を含む各種の構成部分
が集約的に組込まれている一方、各種の電気的制御装置
等が装備されるようになっている。
【0006】このような実状にあって、賞球排出経路に
おける第2の排出路66は、相当大きなスペース分が使
用されており、従って当然のことながら機構セット盤
における構成部分設置用のスペース、特に利用し易い部
位とされる窓口67の下部68のスペースが縮小化され
ている。このため必要とされる構成部材の絶対的小型化
が強いられている一方、機自体の機能の向上や遊技者へ
のサービス等に係る各種の付属部材等を設置することは
到底困難とされていた。要約して言換えれば、機構セッ
ト盤において、前述した第2の排出路66の位置を大
幅に変更して上下の球皿への賞球排出が可能とし得るな
らば、第2の排出路66のスペース分を有効に活用でき
る最も望ましいことであり、またこれを好適に具現化し
得る技術は画期的な技術的提案の一つと言えよう。
【0007】
【考案の目的】本考案は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、遊技機裏側の機構セッ
ト盤における賞球放出部から放出された賞球を、上の球
皿および下の球皿へ夫々排出可能とする前提にあって、
賞球放出部の出口下方から各球皿側へ連なる夫々の排出
路を直通化して賞球排出経路全体を新規に構成し、機構
セット盤における各種構成部材設置用のスペースを拡大
化してその有効利用を図り得るようにしたパチンコ遊技
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本考案は、前枠の前側に上下
の球皿が装設される一方、前枠の正面内部における遊技
盤用の収容保持枠の裏側に機構セット盤がセットされた
パチンコ遊技機にあって、前記機構セット盤において、
内側には前記遊技盤側で発生されるアウト球用の排出通
路と、入賞球用の排出処理通路とが互いに分離して画成
される一方、外側には賞球放出部から放出される賞球用
の排出経路が画成され、前記賞球用の排出経路では、前
記賞球放出部の出口下方から前記上の球皿の受け口に連
なる排出口に亘り画成された上段側の排出経路部と、排
出口の上流側底部から連通されて前記下の球皿の受け口
に亘り画成された下段側の排出経路部とを含み、下段側
の排出経路部の主通路部分を前記アウト球用の排出通路
および入賞球用の排出処理通路に対して内外方向に立体
的に交差させて構成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】遊技中に発生される入賞成立条件を前提とし
て、機構セット盤側の賞球放出部から放出される賞球に
ついて、同セット盤側における上段側の排出経路部内に
常時排出させて、その下流端の排出口からそのまま優先
的に上の球皿側へ通出させる。そして上の球皿側の賞球
が排出口の所定部位まで充満した時点では、その後に上
段側の排出経路部内に排出される賞球を、排出口の下部
から下段側の排出経路部内へ排出させて下の球皿側へ直
通的に排出させるものである。
【0010】
【実施例】次に本考案に係るパチンコ遊技機について、
好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0011】本実施例の対象とされるパチンコ機につい
ては、図1および図2に略示されるようにその全体の概
要として、外枠Aの開口前側に対して前枠Bが着脱およ
び開閉可能に組付けられ、この前枠Bの前後側に上下の
球皿11,12や遊技盤Cおよび機構セット盤Dを含む
全ての遊技用構成部材が搭載されており、そして機構セ
ット盤D側賞球排出経路Eが構成されている。
【0012】そこで、本実施例のパチンコ機の主要構成
とされる各部分毎について説明する。
【0013】(前枠Bについて) この前枠Bはその全体が合成樹脂成形されたもので、図
3〜図5に示すように、前面に窓口2が開口された枠体
1と、遊技盤C用のセット口6が開口された収容保持枠
4とが前後連設して一体成形されている。そして枠体1
では、窓口2の下端部に図1に略示する下の球皿12お
よび打球発射装置14等を設置するための支持盤部3が
一体成形されて、同盤部3の中央に賞球用のセット口4
5が開口されている(図2参照)。一方収容保持枠4で
は、発射レール15や球受け路16に対する球受け部材
50等を取着するための枠盤部5(遊技補助盤ともいう)
が一体成形され、この枠盤部5の中央裏側にアウト球用
の受け口7が形成される一方、上端左寄り部位に賞球用
の通出口44が開口されている。
【0014】なお枠体1における窓口2の開口前側に、
図1に示す窓構成部材8が装着されている。この窓構成
部材8では、ガラス扉枠9が開閉自在に組付けられると
共に、上の球皿11および球送り装置13等を装着して
ユニット化された取付け支盤10が、着脱および開閉可
能に組付けられている。また収容保持枠4に着脱可能に
セットされる遊技盤Cでは、図1に示すように、遊技領
域17においてアウト口18が形成される一方、各種の
入賞器具19,19が配設されている。更に裏側には各
入賞器具の出口側を覆うと共に、入賞球を案内するため
のカバー20(図2参照)が開閉可能に取着されている。
【0015】(機構セット盤Dについて) この機構セット盤Dは、遊技盤C側で発生したアウト球
および入賞球、そして賞球の処理に係る必要な経路や装
置部分および電気的な機器等を集約的に装備して全体が
ユニット化されたもので、前枠Bの収容保持枠4の裏側
にセットされている。そして図2に示すように、その中
央部に開口された窓口21の周囲各部において、内側に
アウト球排出経路22および入賞球排出処理部25(図
4参照)が構成され、外側に賞球貯留放出部29と後述
する賞球排出経路E等が構成されている。なお、窓口2
1を利用して遊技盤C裏側のカバー20が開閉可能とさ
れている。
【0016】前記アウト球排出経路22は、図6に示す
如く、遊技盤Cのアウト口18および前枠B側のアウト
受け口7に連通される受入路23と縦向きの排出路
24を有する。また入賞球排出処理部25は、全ての入
賞球を受入れて整列通出させる集合整流路26と、同整
流路26の出口側で1球ずつ間欠定時的に処理する処理
装置27とを有する。但し、集合整流路26、アウト球
用の受入路23および排出路24は、図6および図7に
示すように、セット盤Dの同一内側の上下に画成されて
おり、双方の内側には蓋板28が取着されて共に覆蓋さ
れている。そして賞球貯留放出部29は、賞球用の貯留
タンク30、整流樋31、送出樋32および一定個数単
位毎に放出する賞球放出装置33等とを有する。ちなみ
に賞球放出装置33は処理装置27の作動に関連して作
動され、賞球充満等による賞球放出不能時には異常停止
されるように設定されている。
【0017】(賞球排出経路Eについて) この賞球排出経路Eでは、機構セット盤Dの外側におい
て図4〜図7に示すように、前記放出装置33側から上
の球皿11側へ亘り連通された上段側の排出経路部E1
と、この排出経路部E1の下流端部から下の球皿12側
へ亘り連通された下段側の排出経路部E2とが直通化さ
れて構成されている。先ず上段側の排出経路部E1につ
いては、賞球放出装置33の出口下方に画成された斜状
の排出路34と、この排出路34の下流端に画成された
排出室35と、同排出室35の側方部に開口された排出
口36とが互いに連通されている。そして排出口36が
前記前枠Bの収容保持枠4側の通出口44と整合され
て、上の球皿11の受け口46と直接的に連通されてい
る。なお排出口36の座面中央部には、球通出規制案内
用のレール条36aが形成されている。
【0018】一方、下段側の排出経路部E2について
は、前記排出口36の側方下底部に開口された溢出口4
1と、この溢出口41に縦通状態で画成された略L形状
の分流路42と、前枠Bの枠体1裏側に取着されて分流
路42の出口に整合された収容器43とが互いに連通さ
れている。そしてこの収容器43の出口が枠体1側の
ット口45と整合されて、下の球皿12の受け口48と
直接連通されている。なお収容器43の上端開口部は、
収容保持枠4の枠盤部5の中央下部に開口された戻し口
49と連通されている。また下の球皿12の受け口48
は、枠体1の前面に取着された取付け支盤47に直接成
形された例を示す。
【0019】前述のように構成された賞球排出経路Eで
は、図4に示すように中間部に位置する排出口36を基
準に観た場合、上下の排出経路部E1,E2が互いには階
段状に連通されたもとで、各球皿11,12に直通化さ
れている。但し分流路42は、前記アウト球排出経路2
2の受入路23および入賞球排出処理部25の集合整流
路26の外側に立体的に交差している。またこの経路E
の構成により、下段側の排出経路部E2が図2および図
4に示すように右端部側に形成されることになり、アウ
ト球排出経路22の排出路24および入賞球排出処理部
25の処理装置27と合わせて右側部分に集約化され
る。このため同図のように窓口21の下方部分のスペー
スが拡大化されて有効な設置用部39として形成し得る
と共に確保することができる。なお同部39には必要に
応じてカバー(図示せず)を取着してもよい。
【0020】ちなみに前記賞球排出経路Eは、前述のア
ウト球用排出路24および処理装置27部分等を合わせ
て共通のカバー40で覆蓋される。一方前記各球皿には
球抜き手段が付設されており、上の球皿11では図1に
略示する開閉部材51により、取付け支盤10の内側か
ら戻し口49を介して収容器43へ排出する例と、球送
り出口部から下の球皿12へ排出する例とが選択されて
球抜きが可能とされる。また下の球皿12では、図1お
よび図7に示すように、開閉部材52の開放により抜き
孔53から排出可能とされる。
【0021】次に、前述した賞球排出経路Eに関連する
付設構成部分について付記する。すなわち前記排出路3
4の出口部および排出口36の側方上部に、賞球排出時
の効果音発生用の鈴37,38が必要に応じて取着され
る。一方、前記分流路42の下流部の内外部位に賞球充
満検出用の検出機構54が設置されている。この機構5
4では、分流路42の下流部内の賞球群の圧力を感知し
て変動する感知部材55と、同部材55で操作されるス
イッチ56とを備えており、このスイッチ56が電気制
御回路基盤(図示せず)に接続されて、その検出作動(O
N)時の信号により、打球発射装置14の駆動部を停止
するように設定されている。ちなみにこのスイッチ56
の検出信号を利用して、処理装置27および賞球放出装
置33の各駆動部を停止させるように設定することも可
能である。
【0022】
【実施例の作用】前述した本実施例のパチンコ機では、
上の球皿11内の遊技球を、球送り装置13および打球
発射装置14の協動に基いて、1球ずつ発射レール15
から発射させて遊技盤Cの遊技領域17内に打込んで遊
技を行ない得る。そしてアウト口18に入ったアウト球
は、受け口7から排出経路22を介して排出され、また
各入賞器具19に入った入賞球は、入賞球排出処理部2
5の集合整流路26から通出されて処理装置27により
1球ずつ処理され、最終的にはアウト球用の排出路24
から排出される。また入賞球の処理に関連して賞球貯留
放出部29の装置33が適時タイミングで作動されて一
定個数の賞球を放出する。
【0023】そこで賞球の排出処理態様について説明す
る。すなわち賞球放出装置33から毎回放出された賞球
については、常時賞球排出経路Eにおける上段側の排出
経路部E1の排出路34内を通って排出室35内に入
り、排出口36から通出口44に向けて排出される。こ
のような排出状態にあって、賞球は通出口44から受け
口46内を通って上の球皿11内に速やかに通出され、
この過程において、上の球皿11および受け口46に次
で通出口44に順次充満される。そして賞球が排出口
36の所定部位まで充満した時点では、以後に排出さ
れる賞球が排出口36の溢出口41から溢れ出る(図7
参照)。
【0024】そして前述した排出状態において、溢出口
41から溢れ出た賞球は、前枠B裏側の分流路42内を
通って収容器43内に受入れられ、次いで受け口48を
通って下の球皿12内に速やかに通出される。この通出
過程において、下の球皿12から受け口48および収容
器43に順次充満され、これら内に亘って相当量(上の
球皿11側分より多い)が貯留される。
【0025】前述した賞球の排出および通出において、
分流路42の出口部内の賞球が所定レベルまで充満した
場合に、検出機構54では感知部材55が賞球群の圧力
を受けて押動変化されると、これに対してスイッチ56
が検出作動(ON)される。これにより前記打球発射装置
14の駆動部が一旦停止され、遊技球の発射不能により
遊技が中断される一方、必要に応じてランプ(図示せず)
が点灯表示される。この状態に対しては、賞球を下の球
皿12から排出して収容器43内の充満量を減少させる
ことにより、感知部材55およびスイッチ56が元状復
帰される一方、打球発射装置14が作動復帰されて遊技
を再開できる。
【0026】なお前記検出機構54の賞球充満検出時点
においては、分流路42および排出室35内に亘り賞球
の収容スペースに余裕があり、一方入賞球用処理装置2
7および賞球放出装置33が未だ本来の作動を継続し得
る条件にある。従って検出時点以前で発生して遊技盤C
裏側を通出する分の入賞球や既に集合整流路26内に入
っている分の入賞球については、一般的な場合におい
て、全球が処理装置27の作動により処理され、これに
関連する賞球放出装置33の作動により賞球が放出され
る。これにより賞球は前述と同様に排出口36から分流
路42に溢出され、収容器43の上端部から分流路4
2、更には排出室35に亘って貯留される。
【0027】但し例外的に既存入賞球が余りにも多い場
合では、排出された賞球が排出路34の上端から賞球放
出装置33の出口に亘り充満した際に、同装置33自体
が、賞球の放出不能事態を賞球満杯による異常状態とし
て検出判断し、自動的に作動不能状態に停止される一
方、これに関連して処理装置27も停止されることにな
る。この結果、一部の既存入賞球が未処理のまま集合整
流路26内に残留することがあり得る。ちなみにこの状
態については、前述と同様に下の球皿12から賞球を排
出することにより、全面的に解除されて前記検出機構5
4が元状復帰される一方、双方の装置27,33が作動
再開可能に復帰される。
【0028】なお前述した賞球排出経路Eに関連する他
のパチンコ球の処理について付記すると、遊技盤Cの遊
技領域17内に達し得なかった遊技球は、通常ファール
球として収容保持枠4前側の球受け路16内に戻され、
そして戻し口49から収容器43内に通出される。一方
上の球皿11の取付け支盤10が開放された際に、受け
口46内の球がこぼれ落ちることがあり、このこぼれ球
についても、球受け路16に受けられて戻し口49から
収容器43内に通出される。
【0029】本考案の対象とする遊技機については、実
施例のパチンコ機以外のパチンコ球使用式遊技機であっ
て、木製の前枠裏側に金属製または合成樹脂製の収容保
持枠が設置された型式のものでもよい。勿論機構セット
盤の型式、例えば処理装置が機械式や電気式あるいはス
イッチ利用式等の各形式の場合、賞球放出装置がケース
式や区画樋式あるいは送り車式等の各形式の場合を含む
ものであってもよい。そして賞球排出経路Eにおいて、
排出口36の溢出口41に相当数の賞球を受けて開放変
化する部材を設けてもよく、この部材を検出機構の感知
部材と兼用するようにしてもよい。また検出機構につい
ては、必要に応じて排出経路部の所要部位に付設すれば
よく、また排出経路部の上流に賞球満杯検出用の別検出
機構を付設して、その検出時に打球発射装置、入賞球用
処理装置および賞球放出装置を同期時点または別時点で
停止させる設定例としてもよい。勿論各装置は、夫々独
自の検出条件や状態時に停止制御させる設定例であって
もよい。
【0030】
【考案の効果】前述した実施例から理解できるように、
本考案のパチンコ遊技機では、入賞成立条件に対して放
出される賞球について、常時機構セット盤における上段
側の排出経路部内を排出させて、その下流端の排出口か
ら前枠裏側における通路部へ優先的に通出させ、そのま
ま上の球皿側へ速みやかに通出させることができる。そ
して上の球皿側の賞球が排出口の所定部位まで充満した
時点では、その後に排出される賞球を排出口の下方に連
通された下段側の排出経路へ排出させて、そのまま下の
球皿側へ速やかに通出させることができるものである。
【0031】このような賞球排出形態によれば、機構セ
ット盤における上段側および下段側の夫々の排出経路部
が互いに一連化連通形式とし得ると共に、上下の各球皿
側に対して直接的に連通し得る単純な経路に構成するこ
とができる。これにより冒頭で述べた従来遊技機の機構
セット盤(図8参照)の排出経路部と対比した場合、本考
案では下の球皿側へ連なる下段側の排出経路部が大幅に
簡素化し得、そして同排出経路部分のスペースを以っ
て、セット盤の窓口下方部分を拡大化することができ
る。従って排出経路部を大幅に改良し得ると共に、拡大
化されたスペース部分の有効な利用として、各種の付属
部品や電気的部品等が楽に、またより多く設置すること
ができ、部品相互の不都合な段積み設置状態を解決する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るパチンコ機を略示する正
面図である。
【図2】パチンコ機を略示する背面図である。
【図3】前枠を略示する正面図である。
【図4】前枠と機構セット盤との組付け状態の要部を示
す背面図である。
【図5】前枠の要部を示す斜視図である。
【図6】機構セット盤の要部を示す斜視図である。
【図7】図4中のVII−VII線に基く縦断面図である。
【図8】従来パチンコ遊技機の機構セット盤を略示する
背面図である。
【符号の説明】
4 収容保持枠 11 上の球皿 12 下の球皿 22 アウト球排出経路 25 入賞球排出処理部 33 賞球放出装置34 排出路 35 排出室 36 排出口41 溢出口 42 分流路 43 収容器 44 通出口 46 受け口 48 受け口 B 前枠 D 機構セット盤 E 賞球排出経路 E1 上段側の排出経路部 E2 下段側の排出経路部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠(B)の前側に上下の球皿(11,12)が装
    設される一方、前枠(B)の正面内部における遊技盤用の
    収容保持枠(4)の裏側に機構セット盤(D)がセットされた
    パチンコ遊技機にあって、前記機構セット盤(D)におい
    て、内側には前記遊技盤側で発生されるアウト球用の排
    出通路(22)と、入賞球用の排出処理通路(25)とが互いに
    分離して画成される一方、外側には賞球放出部から放出
    される賞球用の排出経路(E)が画成され、前記賞球用の
    排出経路(E)では、前記賞球放出部(33)の出口下方から
    前記上の球皿(11)の受け口(46)に連なる排出口(36)に亘
    り画成された上段側の排出経路部(E1)と、排出口(36)の
    上流側底部から連通されて前記下の球皿(12)の受け口(4
    8)に亘り画成された下段側の排出経路部(E2)とを含み、
    下段側の排出経路部(E2)の主通路部分を前記アウト球用
    の排出通路(22)および入賞球用の排出処理通路(25)に対
    して内外方向に立体的に交差させて構成したことを特徴
    とするパチンコ遊技機。
JP5661891U 1991-06-24 1991-06-24 パチンコ遊技機 Expired - Lifetime JPH0751099Y2 (ja)

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JP5661891U JPH0751099Y2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 パチンコ遊技機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5661891U JPH0751099Y2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 パチンコ遊技機

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JPH05185U JPH05185U (ja) 1993-01-08
JPH0751099Y2 true JPH0751099Y2 (ja) 1995-11-22

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