JP2016106810A - 弾球遊技機 - Google Patents

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黒木 智明
Tomoaki Kuroki
智明 黒木
足立 義一
Giichi Adachi
義一 足立
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Abstract

【課題】球抜通路の少なくとも一部を内枠の前面側に配置することで、内枠の後面側に配置される部品点数を削減し、遊技機の後面側の部品配置スペースを球抜通路以外の他の用途に有効に利用し易い構成を提供する。【解決手段】弾球遊技機1は、遊技盤4が装着される内枠3と、内枠3の前面3a側に設けられる前面枠5と、前面枠5に設けられる上皿5cと、を備えている。そして、払出通路20は、前方側の一部が内枠3の前面3a側に配置され、球払出装置10から払い出された遊技球Bを少なくとも内枠3の前面3a側を通過するように上皿5cに誘導する。また、球抜通路30は、前方側の一部が内枠3の前面3a側に配置され、球抜部60によって抜き取られた遊技球Bを少なくとも内枠3の前面3a側を通過するように機外へ誘導する。【選択図】図5

Description

本発明は、弾球遊技機に関するものである。
従来より、ぱちんこ機などの遊技機には、後面上部に配置された球貯留タンクから遊技球が供給され、遊技機の前面側に設けられた球受皿へ所定数の賞球や貸し球を払い出す球払出装置が設けられている。そして、このような球払出装置は、球受皿へと続く払出通路を介して当該球受皿に遊技球を誘導する構成となっている。また、球払出装置には、遊技球を遊技機外へ排出する球抜通路が接続されており、台替えや球払出装置の交換の時などに、この球抜通路を介して球抜きを行うようになっている。
特許第4864630号公報
例えば、特許文献1で開示される遊技機では、タンク20から球受皿部25の側に払い出される球を誘導する球払出通路28と、球払出機構21から払い出された球を球払出通路28を迂回して機外に排出する球抜き通路29と、を備えている。そして、球払出通路28は、前扉4に取り付けられて当該前扉4の前側から見えるように球を誘導する一方で、球抜き通路29は、遊技盤41が取り付けられた可動枠3の後面側に設けられて球を球払出通路28を迂回して可動枠3の裏側に排出するように構成されている。
しかしながら、このような構成では、球抜き通路29が可動枠3の後面側に設けられることによって、可動枠3に配置される部品点数が増大し、遊技機の後面側のスペースが制限されることになる。一般に遊技機の後面側には役物や各種制御基板などが配置されるため、当該箇所の部品点数の増大に起因する嵩張りによってこれら部品の配置スペースが制限されてしまうなど、遊技機の後面側のスペースを有効的に活用できない虞がある。特に、近年の遊技機では、遊技者の興趣を高めることを目的として、遊技領域を拡大して遊技領域内に配置される液晶表示装置や役物が大型化する傾向にある。そのため、遊技機の後面側をより一層コンパクト化することが求められている。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、球抜通路の少なくとも一部を内枠の前面側(前面枠)に配置することで、内枠の後面側に配置される部品点数を削減し、遊技機の後面側の部品配置スペースを球抜通路以外の他の用途に有効に利用し易い構成を提供することを目的とする。
本発明の弾球遊技機は、
遊技盤が装着される内枠と、
前記内枠の前面側に設けられる前面枠と、
前記前面枠に設けられる球受皿と、
所定の条件に基づいて遊技球を払い出す球払出装置と、
前記球払出装置から払い出される遊技球を前記球受皿に誘導する払出通路と、
前記球払出装置に供給される遊技球を抜き取る球抜き手段と、
前記球抜き手段によって抜き取られた遊技球を機外へ誘導する球抜通路と、
を備え、
前記払出通路は、少なくとも一部が前記内枠の前面側に配置され、前記球払出装置から払い出された遊技球を少なくとも前記内枠の前面側を通過するように前記球受皿に誘導し、
前記球抜通路は、少なくとも一部が前記内枠の前面側に配置され、前記球抜き手段によって抜き取られた遊技球を少なくとも前記内枠の前面側を通過するように機外へ誘導することを特徴とする。
本発明の遊技機において、払出通路は、少なくとも一部が内枠の前面側に配置され、球払出装置から払い出された遊技球を少なくとも内枠の前面側を通過するように球受皿に誘導する構成であり、内枠の後面側に払出通路を設ける構成と比べて内枠の後面側に配置される払出通路に関する部品点数を低減させることができる。その上で、球抜通路は、少なくとも一部が内枠の前面側に配置され、球抜き手段によって抜き取られた遊技球を少なくとも内枠の前面側を通過するようにして機外へ誘導する構成であるため、内枠の後面側に球抜通路を設ける構成と比べて内枠の後面側に配置される球抜通路に関する部品点数を低減させることができる。そのため、内枠に設けられる遊技盤の後方側のスペースを広げて球抜通路以外の他の用途に有効に利用することができる。これにより、大型化した役物等を遊技機の後面側のスペースを利用して配置し易くなり、弾球遊技機の演出効果を一層高め易くなる。
また、本発明において、球抜通路に連通し、球抜通路を流下する遊技球を内枠の前面側から後面側へ誘導し機外へ排出する排出通路を備える構成としてもよい。
この構成では、球抜通路によって内枠の前面側で遊技球を誘導させつつ、当該遊技球を内枠の後面側で機外へ排出することができる。
また、本発明において、内枠の前面側に配置される払出通路と球抜通路は、少なくとも一部が遊技球が共通して通過可能な共通球通路を有し、共通球通路は、球払出装置から払い出された遊技球を内枠の前面側を通過するように球受皿に誘導すると共に、球抜き手段によって抜き取られた遊技球を内枠の前面側を通過するように機外へ誘導する構成としてもよい。
この構成では、払出通路と球抜通路とをそれぞれ独立して設ける構成に比べて、部材点数が削減されて製造コストを低減することができ、内枠の前面側におけるスペースを他の用途に有効に利用することができる。
また、本発明において、共通球通路は、排出通路に連通可能な構成であり、共通球通路を通過する遊技球を払出通路を介して球受皿に誘導する状態と、共通球通路を通過する遊技球を排出通路を介して機外へ排出する状態と、に切り替える切替手段を備える構成としてもよい。
この構成では、払出通路と球抜通路とを共通球通路によって共通化させる構成であっても、切替手段による切り替えによって、払出通路を介して球受皿に誘導させる状態と、排出通路を介して機外に誘導させる状態と、を使い分けることができる。
また、本発明において、払出通路の少なくとも一部と、球抜通路の少なくとも一部は、内枠の前面側において前後方向に重なるように配置されていてもよい。
この構成では、払出通路と球抜通路とが前後方向で重なることなく内枠の前面側に遊技盤面に沿って左右方向に併設配置される構成と比べて、遊技盤の前面側で当該遊技盤の前面に平行な方向のスペースを確保し易くなる。このため、遊技盤の前面に形成される遊技領域の範囲設定を広域化でき、設計の自由度を高めることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る弾球遊技機を例示する正面図である。 図2は、図1の弾球遊技機の背面図である。 図3は、図1の弾球遊技機の平面図である。 図4は、図1のA−A断面を概略的に示す断面図である。 図5は、図1のB−B断面を概略的に示す断面図である。 図6は、図1のC−C断面を概略的に示す断面図である。 図7は、図1のD−D断面を概略的に示す断面図である。 図8は、図3のE−E断面を概略的に示す断面図である。 図9(A)は、図3のF−F断面を概略的に示す断面図であり、図9(B)は、図3のH−H断面を概略的に示す断面図である。 図10は、図2のI−I断面を概略的に示す断面図である。 図11は、図3のJ−J断面を概略的に示す断面図である。 図12は、図1のK−K断面を概略的に示す断面図である。 図13は、本発明の第2実施形態に係る弾球遊技機を例示する正面図である。 図14は、図13の弾球遊技機の背面図である。 図15は、図13の弾球遊技機の平面図である。 図16は、図13のL−L断面を概略的に示す断面図である。 図17は、図13のM−M断面を概略的に示す断面図である。 図18は、図13のN−N断面を概略的に示す断面図である。 図19は、図13のP−P断面を概略的に示す断面図である。 図20は、図15のQ−Q断面を概略的に示す断面図である。 図21(A)は、図15のR−R断面を概略的に示す断面図であり、図21(B)は、図15のS−S断面を概略的に示す断面図である。 図22は、図14のT−T断面を概略的に示す断面図である。 図23は、図15のU−U断面を概略的に示す断面図である。 図24は、図13のW−W断面を概略的に示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る弾球遊技機(以下、単に遊技機ともいう)1を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(遊技機の構成)
図1等を参照して遊技機1の構成を概説する。図1に示す遊技機1は、いわゆるパチンコ機として構成されるものであり、枠状に形成された外枠2の前面側の一側に遊技盤4が装着される内枠3(図4等参照)がヒンジ2a,2aを介して前面側に向かって片開き可能に軸支されている。そして、その内枠3の前面3a側の一側に遊技盤4を視認可能とする窓部5aが形成された前面枠5が開閉自在に取り付けられている。なお、前面枠5の窓部5aには、遊技盤4の盤面(前面)4aとほぼ平行にガラス板などによって構成された複数の透明板5b(図4〜図6参照)が設けられ、当該透明板5bを介して遊技盤4を視認し得るようになっている。また、遊技盤4の盤面(前面)4aには、発射装置5jより発射された遊技球Bを誘導するレール部(図示略)が設けられ、このレール部によって略円形状の遊技領域ARが区画形成されている。そして、遊技機1は、遊技領域AR内において透明板5bと遊技盤4との間を遊技球Bが流下するように構成されている。なお、図示を省略するが、遊技盤4の遊技領域ARには、各種表示を行い得る液晶表示部や、遊技球Bの入賞に基づき当該液晶表示部の図柄を変動させる始動入賞口や、当該液晶表示部の変動結果によって遊技球Bを受け入れる大入賞口などが配置される。
本明細書において、「前後方向」とは、遊技盤4の盤面(前面)4aと直交する方向を意味し、盤面(前面)4aに対し遊技者が位置するべき側を前方側、それとは反対側(即ち、遊技機1奥側)を後方側とする。また、「上下方向」とは、遊技盤4の盤面(前面)4aと平行で遊技領域ARを遊技球Bが流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、「左右方向」とは、上記「前後方向」及び「上下方向」と直交する方向を意味、遊技機1の前方側に位置する遊技者の左手側が左側、それとは反対側を右側とする。
また、前面枠5には、遊技球Bを貯留し且つ貯留した遊技球Bを整流器5iを介して発射装置5jに供給する上皿(球受皿)5c(図1、図2〜図7参照)と、この上皿5cが遊技球Bで一杯になったときに溢れ出た遊技球Bを貯留する下皿(球受皿)5d(図1、図2、図5、図7参照)と、が設けられている。さらに、図1、図4に示すように、この下皿5dの右側には、発射装置5jによる遊技球Bの発射力を調節する球発射ハンドル5hが設けられている。
また、図2〜図5に示すように、内枠3において、後面3b側の上端部には、図示しない球経路から供給される遊技球Bを貯留する補給タンク7が設けられ、この補給タンク7の下流端部に球払出装置10へと遊技球Bを誘導する補給路7aが設けられている。また、補給タンク7の下方であって、内枠3の後面3b側には、遊技盤4の後方を覆うように液晶ベース6が設けられている。この液晶ベース6は、遊技盤4と略同じ大きさで前面側が開放する箱状に形成され、遊技盤4に設けられる液晶表示部(図示略)の液晶が収容されて、液晶ベース6の後面には演出制御基板6a、サブ基板6b、遊技制御基板(主基板)6c、盤中継端子板6d〜6fなどが設置されている。また、液晶ベース6の下方には、電源基板8aや払出制御基板8bなどが設置される下側ベース8が設けられている。
また、図1〜図5に示すように、球払出装置10は、内枠3の後面3b側且つ補給路7aの終端に設けられ、所定の条件に基づいて遊技球Bを払い出すように構成されている。そして、球払出装置10は、払出通路20と接続されており、球払出装置10から払い出される遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するように上皿5cに誘導する構成となっている。また、球払出装置10は球抜通路30とも接続されており、この球抜通路30は、後述する球抜部(球抜き手段)60によって抜き取られた遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するように機外へ誘導する構成となっている。また、払出通路20と球抜通路30は、一部が内枠3の前面3a側(前面枠5において各種装飾を施す飾り部5kの内部)に配置されて遊技球Bが共通して通過可能な共通球通路40となっている。この共通球通路40は、球払出装置10から払い出されて払出通路20を流下する遊技球Bと、球抜部(球抜き手段)60によって抜き取られて球抜通路30を流下する遊技球Bと、を内枠3の前面3a側まで誘導し、さらに内枠3の前面3a側で下方へと流下させる構成となっている。
また、図1に示すように、共通球通路40の下方端部には、切替部(切替手段)80が設けられており、球払出装置10から遊技球Bを払い出す場合には、この切替部80は常態で共通球通路40を通過する遊技球Bを上皿5cに誘導する。一方で、球払出装置10に供給される遊技球Bの球抜きを行う場合には、この切替部80を操作して共通球通路40を通過する遊技球Bを当該共通球通路40に連通する排出通路50に誘導する構成となっている。そして、排出通路50は、遊技球Bを内枠3の前面3a側から後面3b側に導き機外へ排出するようになっている。
(球通路の構成)
次に、第1実施形態の遊技機1における遊技球Bの払い出し及び球抜きを行う球通路について、図8〜図12等を用いて説明する。
球払出装置10は、図9(A)(B)に示すように、略直方体形状に形成されるケース10aと、ケース10a内に収容されるモータ10bと、ケース10a内に収容されてモータ10bからの駆動力によって回転するスクリュー10dと、を備えている。球払出装置10は、補給路7aの下方に前後方向に長手状となるように配置され、補給路7a、払出通路20、及び球抜通路30が接続されている。また、モータ10bは、ケース10a内の仕切壁に固着され、スクリュー10dに回転駆動力を伝達する構成となっている。このモータ10bは、例えばパルス信号によって回転制御可能なステッピングモータとして構成され、図8に示すように、遊技盤4の盤面4aと直交する回転軸線G1を中心に回転する棒状の駆動軸10cを介してスクリュー10dを回転させるようになっている。また、スクリュー10dは、前後方向に伸びる略円筒形状をなし、駆動軸10cが挿通される軸孔10eと、回転軸線G1に沿って螺旋状に続く溝部10fと、が形成されている。そして、スクリュー10dの軸孔10eにモータ10bの駆動軸10cを挿通して固定することで、モータ10bから回転駆動力がスクリュー10dに与えられ、溝部10fの遊技球Bを遊技機1の後方側から前方側に向かって送り出す構成となっている。
また、球払出装置10において、図8、図9(A)に示すように、ケース10aの側壁内部には、スクリュー10dの側部に対向位置して、スクリュー10dに沿って伸びる形状で当該スクリュー10dに向かって突出し補給路7aから供給される遊技球Bを受ける受部10gと、ケース10aに形成された遊技球Bの導入口付近で、遊技球Bの流下方向に沿って伸びる形状で下方向に突出し遊技球Bの供給通路部の側壁を構成するガイド部10hと、が形成されている。そして、受部10gに支持されると共に溝部10fに嵌り込んだ遊技球Bは、受部10gによって下方側への変位が規制されると共に、ガイド部10hによって側方への変位が規制され、スクリュー10dが回転軸線G1を中心に反時計回りに回転することで当該遊技球Bが溝部10fによって前方側へ押し出される構成となっている。なお、本明細書では、「反時計回り」及び「時計回り」とは、それぞれ球払出装置10を前方側から見た時の反時計回り及び時計回りの方向である。また、スクリュー10dの終端側には例えばフォトセンサや近接センサ(非接触式センサ)として構成される計数センサ10iが設けられており、スクリュー10dの回転により前方へ押し出された遊技球Bを計数するようになっている。
また、球払出装置10は払出通路20の払出上流通路20aと連通しており、この払出上流通路20aは、スクリュー10dの終端部の位置から下方に向けて伸びる四角筒状に構成され、後述する球抜通路30の球抜上流通路30aと連通するようになっている。そして、スクリュー10dから払い出された遊技球Bは、計数センサ10iで検知されて払出上流通路20aを下方へと通過することになる。
また、球払出装置10には、図8、図10に示すように、補給路7aと連通する部分に球抜部(球抜き手段)60が設けられている。この球抜部60は、遊技盤4の盤面4aと直交する回動軸線G2を中心に回動する軸支部60aと、この軸支部60aから径方向に延出する板状の延出部60bと、この延出部60bの径方向側端部に設けられ、補給路7aの一部として機能する湾曲板状の球抜弁60cと、を備えている。球払出装置10に供給される遊技球Bの球抜きを行わない場合、球抜弁60cは、補給路7aに開設された球抜口7bを閉鎖して球払出装置10に遊技球Bを供給する補給路7aの屈曲通路部の湾曲壁として機能する。一方で、球払出装置10に供給される遊技球Bの球抜きを行う場合、図示しない操作部を操作して球抜弁60cを揺動自在状態とし、補給路7aを流下する遊技球Bの荷重により球抜弁60cを軸支部60a(回動軸線G2)を中心に反時計回りに回動させることで、球抜弁60cは、図8において左上方向に移動し、球抜口7bを開放して補給路7aと球抜通路30とを連通させる状態となる。なお、球抜弁60cの操作部の操作は、手動で行ってもよく、制御信号に基づいて駆動力を発生させるような駆動装置を介して行ってもよい。
また、球抜通路30を構成する球抜上流通路30aが球払出装置10に隣接する位置(図8において左側)に設けられており、この球抜上流通路30aは上方に開放状態となっており、側壁上端部は球払出装置10のケース10aの側壁上端と同じ高さに位置している。そして、球抜上流通路30aは、球抜弁60cが図8に示す時計回りに回動した球抜き時に、球抜口7bを介して補給路7aと連通することになる。また、球抜上流通路30aは、図9(B)に示すように、側面視略L字状で四角筒状に構成され、下流端部分が払出上流通路20aの下流端部分と接続されている。すなわち、球抜上流通路30aは、球抜弁60cの下方から球払出装置10のケース10aの側壁下端と同じ高さの位置まで伸び、さらに内枠3の後面3b側から前面3a側に向かって下傾斜するように計数センサ10iの下方位置まで伸びる形状である。そして、球抜時には、補給路7aを流下する遊技球Bが球抜口7bを介して球抜上流通路30aに流入し、球抜通路30を払出通路20と接続される位置まで流下し、その後共通球通路40を流下することになる。
次に、共通球通路40について説明する。共通球通路40は、図4、図5に示すように、内枠3側に位置する共通上流通路40aと、当該共通上流通路40aとその下流側で接続され前面枠5側に位置する共通中流通路40bと、当該共通中流通路40bとその下流側で接続され前面枠5側に位置する共通下流通路40cと、を備えている。共通上流通路40aは、図9、図10に示すように、上流端部が計数センサ10iの下方位置付近で払出上流通路20aの下流端部と球抜上流通路30aの下流端部との合流部に接続される構成となっている。また、共通上流通路40aは、四角筒状に構成され、遊技球Bを内枠3の後面3b側から前面3a側に誘導するように前方が低位置となる構成で傾斜しており、下流端部は前面枠5側の共通中流通路40bの上流端部と接続される構成となっている。
また、共通上流通路40aの下方壁部には、満タンスイッチ70が設けられており、上皿5c及び下皿(球受皿)5dが満タンとなり、共通球通路40において遊技球Bが貯留した状態を検出するようになっている。具体的には、満タンスイッチ70は、満タンスイッチ70を構成する各種部品を収容する収容部70aと、共通球通路40と交差する左右方向に沿った回動軸線G3を中心に回動する軸支部70bと、この軸支部70bから接線方向に近い方向へ長手板状に延出する検知部70cと、この検知部70cの回動状態を検出するセンサ部70dと、を備えている。また、収容部70aは上方側が開放されており、共通上流通路40aの下方壁部に形成された開口部40dの下方に配置され、検知部70cがこの開口部40dを閉塞可能に位置している。また、検知部70cは、遊技球Bが共通上流通路40aを通過しない通常時では、図9(A)の一点鎖線で示すように、図示しないバネ等の弾性部材の付勢により共通上流通路40a内に突出する状態となっており、一方で、遊技球Bが共通上流通路40aを通過する時は、図9(A)の実線で示すように、共通上流通路40aの下側壁部を構成するように遊技球Bの重さで下方位置に位置する状態となる。例えば、共通球通路40において下流側から共通上流通路40aまで遊技球Bによって満たされた場合、遊技球Bが検知部70c上に定常的に位置することになり、検知部70cが下方に位置する状態を、センサ部70dによって遊技球Bが満杯となった状態として検出し、球払出装置10の駆動を停止して払い出しを停止させ、通路及び球払出装置10内での球詰まりを防止することができるようになっている。
共通中流通路40bは、図4、図5に示すように、側面視略逆L字形状の四角筒状に構成され、内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)に位置し、垂直通路部が遊技盤4の上端から下端に亘るように前面枠5の飾り部5k内に配置されている。また、共通中流通路40bは、上流側端部が共通上流通路40aの下流側端部と接続されると共に、下流側端部が共通下流通路40cの上流側端部と接続され、共通上流通路40a及び共通下流通路40cと連通する構成である。なお、共通中流通路40bは、前面枠5の開放時に、共通上流通路40aと離間可能に構成されている。そして、共通中流通路40bは、共通上流通路40aから供給される遊技球Bをさらに内枠3の前方側(前面枠5側)に流下させた後、内枠3の前面3a側を遊技盤4の上方から下方にかけて鉛直下方に流下させる構成となっている。
共通下流通路40cは、図10〜図12に示すように、左右方向に伸びる四角筒状に構成され、内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)に位置して、右側の一部が前面側に突出した前面枠5の飾り部5k(図1等参照)内に配置されている。また、共通下流通路40cは、上流側端部が共通中流通路40bの下流側端部と上下方向で接続されると共に、下流側端部が払出下流通路20bの上流側通路と排出通路50の上流側端部とに接続される構成となっている。そして、共通下流通路40cは、共通中流通路40bから供給される遊技球Bを左方向に流下させる構成となっている。
また、共通下流通路40cは、図11、図12に示すように、払出下流通路20bと連通するように構成されている。具体的には、払出下流通路20bは、内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)の前面枠5(飾り部5k)から突出するように、下流端が上皿5cの端部上方に位置して配置され、図11の実線で示す切替部80を介して共通下流通路40cと接続される構成である。また、払出下流通路20bは、正面視略逆L字形状且つ四角筒状に構成され、下端には払出下流通路20bから流出した遊技球Bが上皿5cで跳ねて飛び出さないように上皿5c上端の一部を閉塞する蓋部が形成されている。そして、払出下流通路20bは、共通下流通路40cから供給される遊技球Bを上皿5cへと誘導する構成となっている。
また、共通下流通路40cは、図11、図12に示すように、切替部(切替手段)80を介して排出通路50と連通するように構成されている。具体的には、排出通路50は、図5に示すように、遊技盤4の下方に位置し、内枠3の前面3a側に位置するように前面枠5に設けられる排出上流通路50a(図12も参照)と、内枠3に設けられる排出中流通路50b(図12も参照)と、内枠3の後方側で下側ベース8に設けられる排出下流通路50cと、を備えている。また、排出上流通路50aは、前後方向に延びる四角筒状に形成され、共通下流通路40cの下流側端部の下方壁部に形成された開口部40eと上下方向で重なる位置で上方側に開放する構成となっており、共通下流通路40cからの遊技球Bを切替部(切替手段)80を介して内枠3の前面3a側から後面3b側に向けて流下するようにしている。また、排出中流通路50bは、図5に示すように、断面視略L字状且つ四角筒状に形成され、上流側端部が排出上流通路50aの後方側端部と接続され、下流側端部が排出下流通路50cの上流側端部と接続されている。そして、前面枠5の開放時に、排出上流通路50aは、排出中流通路50bと離間可能に構成されている。また、排出下流通路50cは、図5に示すように、断面視クランク形状且つ四角筒状に形成され、上流側端部が遊技領域ARを流下した遊技球Bの集合樋と連通し、前後通路部の上流部に排出中流通路50bの下流端部が接続されており、排出下流通路50cの下流側端部が機外への排出口50dとなっている。このような構成によって、排出通路50は、球抜通路30を経て流下する球抜きされた遊技球Bを内枠3の前面3a側から後面3b側に誘導して機外へ排出するようになっている。そして、遊技領域ARに発射された遊技球Bも排出下流通路50cを介して機外に排出される。
なお、本実施形態では、払出通路20は、払出上流通路20aと、共通球通路40(共通上流通路40a、共通中流通路40b、共通下流通路40c)と、払出下流通路20bと、から構成されている。また、球抜通路30は、球抜上流通路30aと、共通球通路40(共通上流通路40a、共通中流通路40b、共通下流通路40c)と、から構成されている。
また、共通下流通路40cの下流側端部の下方壁部には、図11、図12に示すように、切替部80が設けられている。切替部80は、遊技盤4の盤面4aと直交する回動軸線G4を中心に回動する軸支部80aと、この軸支部80aから径方向に延出する板形状であり正面視クランク形状の切替弁80bと、軸支部80aにおいて切替弁80bが延出する方向と逆方向に延出する略板状の操作部80cと、操作部80cと当接可能な構成で切替弁80bの回動を制御する棒状のストッパ80dと、を備えている。なお、ストッパ80dは、例えば手動又は駆動装置による制御によって、操作部80cと係脱する前後方向に変位可能に構成されている。そして、遊技球Bの払い出し時には、図11に示すように、ストッパ80dが操作部80cの上方で係合(当接)するように位置させることで、切替弁80bが共通下流通路40cの開口部40eを閉塞し(図11の実線参照)、共通下流通路40cと払出下流通路20bとを連通させて、共通下流通路40cと排出通路50とを遮断する。一方で、遊技球Bの球抜き時には、例えばストッパ80dを後方側へ変位させて操作部80cとの係合を解除し、切替弁80bが回動軸線G4を中心に共通下流通路40cの開口部40eよりも下方側に傾動し(図11の一点鎖線参照)、共通下流通路40cと払出下流通路20bとの接続を遮断して、共通下流通路40cと排出通路50とが連通するようになる。
(遊技球の払い出し時の動作)
次に、第1実施形態の遊技機1における遊技球Bの払い出し時の動作について説明する。
まず、常態では球抜部60は、図8の実線に示すように、揺動不可状態の球抜弁60cが補給路7aの球抜口7bを閉塞し、補給路7aと球払出装置10とが連通した状態となっている。また、切替弁80bが共通下流通路40cの開口部40eを閉塞し(図11の実線参照)、共通下流通路40cと払出下流通路20bとが連通する状態となっている。そして、補給タンク7に図示しない球経路から遊技球Bが補給されると、その遊技球Bは、図8、図9(A)に示すように、補給タンク7から補給路7aを介して球払出装置10に供給される。また、球払出装置10が作動していない状態では、スクリュー10dが停止して、遊技球Bは受部10gに支持されると共に溝部10fに入り込んで受け止められる。また、溝部10fに入り込んだ遊技球Bの後続の遊技球Bは、補給路7aで連続して整列させられ、待機(貯留)することになる。
そして、例えば遊技者による貸球の要求があった場合や、遊技において遊技球Bの入賞が検出された場合などには、払出制御基板8bなどの制御信号に基づいて、モータ10bが駆動制御されスクリュー10dが駆動軸10c(回転軸線G1)を中心に反時計回りに回転する。この時、溝部10fに入り込んだ遊技球Bは、図9(A)に示すように、受部10gにガイドされつつ溝部10fによって前方に押し出されることになる。スクリュー10dから押し出された遊技球Bは、計数センサ10iを通過し計数された後、払出上流通路20aを流下して、共通球通路40に供給されることになる。
共通球通路40に供給された遊技球Bは、共通上流通路40a、共通中流通路40b、共通下流通路40cの順に流下していく。ここで、遊技球Bは、共通中流通路40b、共通下流通路40cを流下する際に内枠3の前面3a側を通過することになる。そして、切替弁80bによって共通下流通路40cと払出下流通路20bとが連通しているため(図11の実線参照)、遊技球Bは共通球通路40から払出下流通路20bに供給されることになる。また、払出下流通路20bを流下する遊技球Bは、前面枠5の上皿5c(図1など参照)に供給され、整流器5i(図1,図7参照)を介して発射装置5jまで誘導されることになる。さらに、この上皿5cが遊技球Bで一杯になった時には、流入口5eを介して溢れ出た遊技球Bが下流側通路5fを流下して下皿5dに誘導され、排出口5gから下皿5dの下方に配置された球箱、計数器等へと排出されることになる。
(遊技球の球抜き時の動作)
次に、第1実施形態の遊技機1における遊技球Bの球抜き時の動作について説明する。例えば、台替えや球払出装置10の交換の時などに、球払出装置10、補給路7a、補給タンク7に貯留されている遊技球Bを機外へと排出する操作を行う。まず、補給タンク7に遊技球Bを供給する球経路を遮断し、補給タンク7に遊技球Bが供給されないようにしておく。また、切替部80において、ストッパ80dを操作して切替弁80bによる共通下流通路40cと排出通路50とが連通する状態を解除しておく。そして、球抜部60において、球抜弁60cのロック状態(図示しない操作部による揺動不可状態)を解除して、補給路7aと球抜上流通路30aとが連通可能な状態(より具体的には、球抜弁60cが揺動自在な状態)とする。すると、球払出装置10の上流に位置する補給路7a、補給タンク7に貯留していた遊技球Bは、図8の一点鎖線で示すように、球抜弁60cを時計回りに回動させつつ補給路7aの球抜口7bから球抜上流通路30aへと排出されることになる。そして、遊技球Bは球抜上流通路30aを内枠3の後面3b側から前面3a側へと流下して共通球通路40に供給され、上述した遊技球Bの払い出し時と同様に、共通上流通路40a、共通中流通路40b、共通下流通路40cの順に内枠3の前面3a側を流下していく。
そして、切替弁80bが作用して共通下流通路40cと排出通路50とが連通しているため(図11の一点鎖線参照)、遊技球Bは共通球通路40から排出通路50に供給されることになる。また、排出通路50に供給された遊技球Bは、図5に示すように、排出上流通路50a、排出中流通路50b、排出下流通路50cの順に流下していく。具体的には、球抜された遊技球Bは、球抜上流通路30a及び共通上流通路40aで内枠3の後面3b側から前面3a側へ流下し、共通中流通路40b、共通下流通路40c、及び排出上流通路50aを流下する際に内枠3の前面3a側を通過して、排出中流通路50bで内枠3の前面3a側から後面3b側へと流下し、排出下流通路50cを下流側へ流下した遊技球Bは、内枠3の後面3b側に位置する排出口50dから機外へと排出されることになる。
また、球払出装置10の上流側に位置する補給路7a、補給タンク7などに貯留していた遊技球Bの球抜き作業が終了した後、球抜部60及び切替部80を常態に戻して前面枠5、内枠3などを開放して台替えや球払出装置10の交換などを行う構成となっている。なお、球抜弁60c側に球払出装置10の受部10gの部位を設ける構成とすることで、球抜き時に受部10gで支持されて球払出装置10内に残った遊技球Bも球抜きすることができ、遊技機1内に遊技球Bを残すことなく球抜きすることができる。
(第1実施形態の主な効果)
本発明の遊技機1において、払出通路20は、一部(具体的には払出通路20を構成する共通中流通路40bの前方側の一部と、共通下流通路40cと、払出下流通路20b)が内枠3の前面3a側に配置され、球払出装置10から払い出された遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するように上皿5cに誘導する構成である。また、球抜通路30は、一部(具体的には球抜通路30を構成する共通中流通路40bの前方側の一部と、共通下流通路40c)が内枠3の前面3a側に配置され、球抜部60によって抜き取られた遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するようにして機外へ誘導する構成である。このため、内枠3の後面3b側に払出通路20及び球抜通路30を設ける構成と比べて、内枠3に設けられる遊技盤4の後方側のスペースを広げて払出通路20、球抜通路30以外の他の用途に有効に利用することができる。これにより、遊技盤4の後面側のスペースを利用して役物等の大型化が可能となり、弾球遊技機1の演出効果を一層高め易くなる。
また、本発明において、遊技機1は、球抜通路30に連通し、球抜通路30を流下する遊技球Bを内枠3の前面3a側を経由して後面3b側で機外へ排出する排出通路50を備える構成となっている。
この構成では、球抜通路30によって内枠3の前面3a側で遊技球Bを排出することなく、内枠3の後面3b側に向けて誘導させて、当該遊技球Bを内枠3の後面3b側で機外へ排出することができる。
また、本発明において、払出通路20と球抜通路30は、一部が内枠3の前面3a側に配置され、遊技球Bが共通して通過可能な共通球通路40を有し、共通球通路40は、球払出装置10から払い出された遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するように上皿5cに誘導すると共に、球抜部60によって抜き取られた遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過させて機外へ誘導する構成となっている。
この構成では、払出通路20と球抜通路30とをそれぞれ独立して設ける構成に比べて、部材点数が削減され、製造コストを低減することができ、内枠3の前面3a側における嵩張りを小さくしてスペースを他の用途に有効に利用することができる。
また、本発明において、共通球通路40は、排出通路50に連通可能な構成であり、共通球通路40を通過する遊技球Bを払出通路20を介して上皿5cに誘導する状態と、共通球通路40を通過する遊技球Bを排出通路50を介して機外へ排出する状態と、に切り替える切替部80を備える構成となっている。
この構成では、払出通路20と球抜通路30とを共通球通路40によって共通化させる構成であっても、切替部80による切り替えによって、払出通路20を介して上皿5cに誘導させる状態と、排出通路50を介して機外に誘導させる状態と、を使い分けることができる。
[第2実施形態]
本発明に係る遊技機1を具現化した第2実施形態について、図13〜図24等を参照して説明する。上記第1実施形態では、払出通路20と球抜通路30において遊技球Bが共通して通過可能な共通球通路40を有する構成を示したが、第2実施形態では、払出通路220と球抜通路230とがそれぞれ独立して、一部が内枠3の前面3a側に配置される構成である。以下、第1実施形態と同一の部分については第1実施形態と同一の符号を付し、適宜、図1〜12を参照し、詳細な説明は省略する。
(球通路の構成)
まず、第2実施形態の遊技機1における遊技球Bの払い出し及び球抜きを行う球通路について、図13〜図24等を用いて説明する。
本構成において、払出通路220は、払出上流通路220aと、払出中流通路220bと、払出下流通路220cと、によって構成されている。また、球払出装置10は払出通路220を構成する払出上流通路220aと連通している。この払出上流通路220aは、図21(A)、図22に示すように、スクリュー10dの終端部の位置から下方に向けて伸びる上流側部分と、この上流側部分の下側で連通して内枠3の後面3b側から前面3a側に伸びる下流側部分とで略L字の筒状に構成され、払出上流通路220aの下流端は、払出中流通路220bの上流側端部と接続される構成である。なお、払出中流通路220bは、前面枠5の開放時に、払出上流通路220aと離間可能に構成されている。
払出中流通路220bは、図16、図17に示すように、側面視略逆L字形状の四角筒状に構成され、内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)に位置し、垂直通路部が遊技盤4の上端から下端に亘るように前面枠5の飾り部5k内に配置されている。また、払出中流通路220bは、下流側端部が払出下流通路220cの上流側端部と接続され、払出下流通路220cと連通する構成である。そして、払出中流通路220bは、払出上流通路220aから供給される遊技球Bを内枠3の前方側に流下させた後、内枠3の前面3a側を遊技盤4の上方から下方にかけて鉛直下方に流下させる構成となっている。
払出下流通路220cは、図22〜図24に示すように、正面視略L字形状の四角筒状に構成され、内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)に配置され、右側の一部が前面枠5の飾り部5k(図23等参照)内から突出するように、下流側端部が上皿5cの端部上方に位置して配置されている。そして、払出下流通路220cは、払出中流通路220bから供給される遊技球Bを上皿5cへと誘導する構成となっている。
また、本実施形態において、球抜通路230は、球抜上流通路230aと、球抜中流通路230bと、によって構成されている。また、球抜上流通路230aが球払出装置10に隣接する位置に設けられており、この球抜上流通路230aは上方に開放状態となっており、側壁上端部は球払出装置10のケース10aの側壁上端と同じ高さに位置している。そして、球抜上流通路230aは、球抜弁60cが図20に示す時計回りに回動した球抜き時に、補給路7aの球抜口7bを介して補給路7aと連通することになる。また、球抜上流通路230aは、図21(B)に示すように、側面視略L字状で四角筒状に構成され、下流端部分が球抜中流通路230bの上流端部と接続されている。また、球抜上流通路230aは、前方側の一部が払出上流通路220aと上下方向で重なるように配置され、下流側端部が払出上流通路220aの下流側端部と前後方向で同じ位置に位置している。そして、球抜時には、補給路7aを流下する遊技球Bが球抜口7bを介して球抜上流通路230aに流入し、球抜中流通路230bに供給されることになる。
球抜中流通路230bは、図16、図17に示すように、側面視略逆L字形状の四角筒状に構成され、前方側の一部が内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)に位置し、垂直通路部が遊技盤4の上端から下端に亘るように前面枠5の飾り部5k内に配置されている。また、球抜中流通路230bは、下流側端部が排出通路250の上流側端部と接続され、排出通路250と連通する構成である。そして、球抜中流通路230bは、球抜上流通路230aから供給される遊技球Bをさらに内枠3の前方側(前面枠5側)に流下させた後、内枠3の前面3a側を遊技盤4の上方から下方にかけて鉛直下方に流下させる構成となっている。
なお、本構成において、図16、図17に示すように、払出中流通路220bと球抜中流通路230bとは、それぞれ逆L字状に形成され、内枠3の前面3a側で始端部が上下方向に重なると共に前面枠5の飾り部5k内において前後方向に重なるように配置されている。具体的には、払出中流通路220bの底壁及び後方側の壁部が球抜中流通路230bの上壁及び前方側の壁部と共有しており、内枠3の前面3a側(より具体的には透明板5bの前面側)を流下する際に払出中流通路220bが球抜中流通路230bの前方に配置される構成である。また、図21(A)(B)に示すように、払出上流通路220aと、球抜上流通路230aも、それぞれL字状に形成され、側方から見て始端部が前後方向に重なると共に前方側の一部(球払出装置10の前端部よりも前方側に位置する部分)は、主に内枠3内において上下方向に重なるように一側壁を共有壁として配置されている。
排出通路250は、図17に示すように、前面枠5に設けられる排出上流通路250a(図24も参照)と、内枠3に設けられる排出中流通路250b(図24も参照)と、内枠3の後方側で下側ベース8に設けられる排出下流通路250cと、を備えている。また、排出上流通路250aは、図22〜図24に示すように、正面視略L字形状且つ平面視略逆L字形状の四角筒状に構成され、上流側が前面枠5の飾り部5k内に設けられ、下流側が飾り部5kの側壁から突出して内枠3の前面3a側に配置されている。また、排出上流通路250aは、上流側端部が球抜中流通路230bの下流側端部と上下方向で接続されると共に、下流側端部が排出中流通路250bの上流側端部と前後方向で接続される構成となっている。そして、排出上流通路250aは、球抜中流通路230bから供給される遊技球Bを内枠3の前面3a側から後面3b側に流下させる排出中流通路250bへと誘導する構成となっている。また、排出中流通路250bは、図17に示すように、断面視略L字状且つ四角筒状に形成され、上流側端部が排出上流通路250aの後方側端部と接続され、下流側端部が排出下流通路250cの上流側端部と接続されている。なお、排出上流通路250aは、前面枠5の開放時に、排出中流通路250bと離間可能に構成されている。また、排出下流通路250cは、図17に示すように、断面視クランク形状且つ四角筒状に形成され、上流側端部が遊技領域ARを流下した遊技球Bの集合樋と連通し、前後通路部の上流部に排出中流通路250bの下流端部が接続されており、排出下流通路250cの下流側端部が機外への排出口250dとなっている。このような構成によって、排出通路250は、球抜通路230を経て流下する球抜きされた遊技球Bを内枠3の前面3a側から後面3b側に誘導して機外へ排出するようになっている。そして、遊技領域ARに発射された遊技球Bも排出下流通路250cを介して機外に排出される。
(遊技球の払い出し時の動作)
次に、第2実施形態の遊技機1における遊技球Bの払い出し時の動作について説明する。
まず、常態では球抜部60は、図20の実線に示すように、揺動不可状態の球抜弁60cが補給路7aの球抜口7bを閉塞し、補給路7aと球払出装置10とが連通した状態となっている。そして、補給タンク7に図示しない球経路から遊技球Bが補給されると、その遊技球Bは、図20、図21(A)に示すように、補給タンク7から補給路7aを介して球払出装置10に供給される。また、球払出装置10が作動していない状態では、スクリュー10dが停止して、遊技球Bは受部10gに支持されると共に溝部10fに入り込んで受け止められる。また、溝部10fに入り込んだ遊技球Bの後続の遊技球Bは、補給路7aで連続して整列させられ、待機(貯留)することになる。
そして、例えば遊技者による貸球の要求があった場合や、遊技において遊技球Bの入賞が検出された場合などには、払出制御基板8bなどの制御信号に基づいて、モータ10bが駆動制御されスクリュー10dが駆動軸10c(回転軸線G1)を中心に反時計回りに回転する。この時、溝部10fに入り込んだ遊技球Bは、図21(A)に示すように、受部10gにガイドされつつ溝部10fによって前方に押し出されることになる。スクリュー10dから押し出された遊技球Bは、計数センサ10iを通過し計数された後、払出上流通路220aを流下し、払出中流通路220bに供給されることになる。
払出中流通路220bに供給された遊技球Bは、内枠3の前面3a側を流下して払出下流通路220cに供給される。そして、払出下流通路220cを流下する遊技球Bは、前面枠5の上皿5c(図13など参照)に供給され、整流器5i(図13,図19参照)を介して発射装置5jまで誘導されることになる。さらに、この上皿5cが遊技球Bで一杯になった時には、流入口5eを介して溢れ出た遊技球Bが下流側通路5fを流下して下皿5dに誘導され、排出口5gから下皿5dの下方に配置された球箱,計数器等へと排出されることになる。
(遊技球の球抜き時の動作)
次に、第2実施形態の遊技機1における遊技球Bの球抜き時の動作について説明する。例えば、台替えや球払出装置10の交換の時などに、球払出装置10、補給路7a、補給タンク7に貯留されている遊技球Bを機外へと排出する操作を行う。まず、補給タンク7に遊技球Bを供給する球経路を遮断し、補給タンク7に遊技球Bが供給されないようにしておく。そして、球抜部60において、球抜弁60cのロック状態(図示しない操作部による揺動不可状態)を解除して、補給路7aと球抜上流通路230aとが連通可能な状態(より具体的には、球抜弁60cが揺動自在な状態)とする。すると、球払出装置10の上流に位置する補給路7a、補給タンク7に貯留していた遊技球Bは、図20の一点鎖線で示すように、球抜弁60cを時計回りに回動させつつ補給路7aの球抜口7bから球抜上流通路230aへと排出されることになる。そして、遊技球Bは球抜上流通路230aを内枠3の後面3b側から前面3a側へと流下して球抜中流通路230bに供給される。
そして、球抜中流通路230bに供給された遊技球Bは、内枠3の前面3a側を流下して排出通路250に供給される。また、排出通路250に供給された遊技球Bは、図17に示すように、排出上流通路250a、排出中流通路250b、排出下流通路250cの順に流下していく。具体的には、球抜きされた遊技球Bは、球抜上流通路230aで内枠3の後面3b側から前面3a側へ流下し、球抜中流通路230b、排出上流通路250aを流下する際に内枠3の前面3a側を通過して、排出中流通路250bで内枠3の前面3a側から後面3b側へと流下し、排出下流通路250cを下流側へ流下した遊技球Bは、内枠3の後面3b側に位置する排出口250dから機外へと排出されることになる。
また、球払出装置10の上流側に位置する補給路7a、補給タンク7などに貯留していた遊技球Bの球抜き作業が終了した後、前面枠5、内枠3などを開放して台替えや球払出装置10の交換などを行う構成となっている。なお、球抜弁60c側に球払出装置10の受部10gの部位を設ける構成とすることで、球抜き時に受部10gで支持されて球払出装置10内に残った遊技球Bも球抜きすることができ、遊技機1内に遊技球Bを残すことなく球抜きすることができる。
(第2実施形態の主な効果)
本発明の遊技機1において、払出通路220は、一部(具体的には払出通路220を構成する払出中流通路220bの前方側の一部と、払出下流通路220c)が内枠3の前面3a側に配置され、球払出装置10から払い出された遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するように上皿5cに誘導する構成である。また、球抜通路230は、一部(具体的には球抜通路230を構成する球抜中流通路230bの前方側の一部)が内枠3の前面3a側に配置され、球抜部60によって抜き取られた遊技球Bを内枠3の前面3a側を通過するようにして機外へ誘導する構成である。このため、内枠3の後面3b側に払出通路220及び球抜通路230を設ける構成と比べて、内枠3に設けられる遊技盤4の後方側のスペースを広げて払出通路220、球抜通路230以外の他の用途に有効に利用することができる。これにより、遊技盤4の後面側のスペースを利用して役物等の大型化が可能となり、弾球遊技機1の演出効果を一層高め易くなる。
また、本発明において、遊技機1は、球抜通路230に連通し、球抜通路230を流下する遊技球Bを内枠3の前面3a側を経由して後面3b側で機外へ排出する排出通路250を備える構成となっている。
この構成では、球抜通路230によって内枠3の前面3a側で遊技球Bを排出することなく、内枠3の後面3b側に向けて誘導させて、当該遊技球Bを内枠3の後面3b側で機外へ排出することができる。
また、本発明において、払出通路220の一部(具体的には払出中流通路220b)と、球抜通路230の一部(具体的には球抜中流通路230b)は、内枠3の前面3a側において前後方向に重なるように配置されている。
この構成では、払出通路220と球抜通路230とが遊技盤4の盤面(前面)4aに沿って併設して前面枠5内に配置される構成と比べて、遊技盤4の盤面(前面)4a側で当該遊技盤4の盤面(前面)4aに平行な方向のスペースを確保し易くなる。このため、遊技盤4の盤面(前面)4aに形成される遊技領域ARの範囲を大きく設定でき、設計の自由度を高めることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記第1実施形態では、前面枠5の開放時に、払出通路20及び球抜通路30を構成する共通上流通路40aと共通中流通路40bとが離間する構成を示したが、共通上流通路40aと共通中流通路40bとが離間することなく払出通路20及び球抜通路30が一連の繋がった通路として構成されていてもよい。すなわち、共通中流通路40bは、前面枠5に固定されることなく共通上流通路40aに接続され、前面枠5の閉鎖時に前面枠5内(前方側の一部は内枠3の前面3a側、より具体的には透明板5bの前面側)に配置される構成としてもよい。
同様に、上記第2実施形態においても、払出通路220及び球抜通路230がそれぞれ一連の繋がった通路として構成されていてもよい。すなわち、払出中流通路220bは、前面枠5に固定されることなく払出上流通路220aと接続され、前面枠5の閉鎖時に前面枠5内(前方側の一部は内枠3の前面3a側、より具体的には透明板5bの前面側)に配置される構成としてもよい。また、球抜中流通路230bは、前面枠5に固定されることなく球抜上流通路230aと接続され、前面枠5の閉鎖時に前面枠5内(前方側の一部は内枠3の前面3a側、より具体的は透明板5bの前面側)に配置される構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、遊技球Bの球抜時に、切替弁80bによって共通下流通路40cと排出通路50とを連通させることで、球抜部60によって抜き取った球払出装置10に供給される遊技球Bを排出通路50から排出する構成を例示した。しかしながら、遊技球Bの球抜時に、共通下流通路40cと払出下流通路20bとを連通させた状態で、球抜部60によって補給タンク7及び補給路7aから抜き取った遊技球Bを上皿5cへと誘導する構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、切替部(切替手段)80を設けて遊技機1の払い出し状態と球抜き状態とを切り替える構成を例示したが、切替部(切替手段)80及び排出通路50を設けることなく、球抜き時に払出下流通路20bを共通下流通路40cに続く共通通路として用いて上皿5c又は下皿5dに遊技球Bを誘導する構成としてもよい。すなわち、球抜通路30が、球抜上流通路30aと、共通球通路40(共通上流通路40a、共通中流通路40b、共通下流通路40c)と、払出下流通路20bと、から構成されるようにしてもよい。そして、球抜き時に上皿5c又は下皿5dに貯留する遊技球Bを、球箱、計数器(カウンター)等を介して機外に排出してもよい。
また、上記第1実施形態では、球払出装置10に供給される補給タンク7及び補給路7aの遊技球Bの球抜時に、補給路7aに設けた球抜部(球抜き手段)60によって抜き取った遊技球Bを排出通路50から排出する構成を例示した。しかしながら、遊技球Bを供給する補給路7aに球抜部60を設けることなく、球払出装置10を球抜き手段として動作させる構成としてもよい。このとき、払出上流通路20aは球抜上流通路30aとして機能する共通通路となる。そして、遊技球Bの球抜時に、切替弁80bによって共通下流通路40cと排出通路50とを連通させた状態で、球払出装置10を球抜き手段として作動させて、補給路7aからの遊技球Bを払出通路20(共通球通路40)に払い出して、内枠3の前面3a側を経由して排出通路50から排出する構成としてもよい。また、遊技球Bの球抜時に、切替弁80bによって共通下流通路40cと払出下流通路20bとを連通させる状態として、球払出装置10の駆動によって、球抜きされた遊技球Bを上皿5cへと誘導する構成としてもよい。なお、これらの場合、球払出装置10を駆動する方法として、球払出装置10を所定の時間だけ駆動させる球抜スイッチを設け、この球抜スイッチを操作することにより球払出装置10を駆動させて、補給路7aから遊技球Bの球抜きを行う構成としてもよい。
また、上記第2実施形態では、球払出装置10に供給される補給タンク7及び補給路7aの遊技球Bの球抜時に、補給路7aに設けた球抜部(球抜き手段)60によって抜き取った補給タンク7及び補給路7aの遊技球Bを球抜通路230を通過させ、排出通路50から排出する構成を例示した。しかしながら、遊技球Bを供給する補給路7aに球抜部60を設けることなく、球払出装置10を球抜き手段として動作させる構成としてもよい。すなわち、払出通路220を共通通路として、遊技球Bの球抜時に、補給路7aと球払出装置10とを連通させる状態で球払出装置10を球抜き手段として駆動させて、補給路7aからの遊技球Bを払出上流通路220aに払い出して、上皿5cへと誘導する構成としてもよい。また、同様に、球払出装置10を球抜き手段として駆動する方法として、球払出装置10を所定の時間だけ駆動させる球抜スイッチを設け、この球抜スイッチを操作することにより球払出装置10を駆動させて、補給路7aから遊技球Bの球抜きを行う構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、払出通路20及び球抜通路30の一部が前面枠5の飾り部5k内に配置される構成を例示したが、払出通路20及び球抜通路30の少なくとも一方の一部(例えば、共通中流通路40b)が前面枠5(飾り部5k)よりも前方側に突出するように配置される構成としてもよい。すなわち、払い出し時又は球抜き時に遊技球Bが少なくとも前面枠5の前側で流下する構成としてもよい。
同様に、上記第2実施形態においても、払出通路220及び球抜通路230の少なくとも一方の一部(例えば、払出中流通路220b、球抜中流通路230b)が前面枠5よりも前方側に突出するように配置される構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、払出通路20、球抜通路30、共通球通路40及び排出通路50の通路形状を四角筒状に形成する構成を例示したが、遊技球Bが通過可能な四角筒状以外の形状に形成してもよい。例えば、払出通路20、球抜通路30、共通球通路40及び排出通路50等の通路形状を、遊技球Bが通過可能な円筒形状に形成する構成としてもよい。
同様に、上記第2実施形態では、払出通路220、球抜通路230、及び排出通路250の通路形状を四角筒状に形成する構成を例示したが、遊技球Bが通過可能な四角筒状以外の形状に形成してもよい。例えば、払出通路220、球抜通路230、及び排出通路250の通路形状を、遊技球Bが通過可能な円筒形状に形成する構成としてもよい。
また、上記第1実施形態において、払出通路20、球抜通路30、及び共通球通路40の少なくとも一つを、光透過性樹脂によって形成してもよい。そして、前面枠5の飾り部5kも光透過性材料によって形成することで、遊技球Bの流下を遊技者が視認できるように構成してもよい。
同様に、上記第2実施形態において、払出通路220、または払出通路220及び球抜通路230を、光透過性樹脂によって形成してもよい。そして、前面枠5の飾り部5kも光透過性材料によって形成することで、遊技球Bの流下を遊技者が視認できるように構成してもよい。
1…弾球遊技機
3…内枠
3a…前面
3b…後面
4…遊技盤
4a…盤面(前面)
5…前面枠
5c…上皿(球受皿)
5d…下皿(球受皿)
10…球払出装置(球抜き手段)
20,220…払出通路
30,230…球抜通路
40…共通球通路
50,250…排出通路
60…球抜部(球抜き手段)
80…切替部(切替手段)
B…遊技球

Claims (5)

  1. 遊技盤が装着される内枠と、
    前記内枠の前面側に設けられる前面枠と、
    前記前面枠に設けられる球受皿と、
    所定の条件に基づいて遊技球を払い出す球払出装置と、
    前記球払出装置から払い出される遊技球を前記球受皿に誘導する払出通路と、
    前記球払出装置に供給される遊技球を抜き取る球抜き手段と、
    前記球抜き手段によって抜き取られた遊技球を機外へ誘導する球抜通路と、
    を備え、
    前記払出通路は、少なくとも一部が前記内枠の前面側に配置され、前記球払出装置から払い出された遊技球を少なくとも前記内枠の前面側を通過するように前記球受皿に誘導し、
    前記球抜通路は、少なくとも一部が前記内枠の前面側に配置され、前記球抜き手段によって抜き取られた遊技球を少なくとも前記内枠の前面側を通過するように機外へ誘導することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記球抜通路に連通し、前記球抜通路を流下する遊技球を前記内枠の前面側から後面側へ誘導し機外へ排出する排出通路を備えることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記内枠の前面側に配置される前記払出通路と前記球抜通路は、少なくとも一部が遊技球が共通して通過可能な共通球通路を有し、
    前記共通球通路は、前記球払出装置から払い出された遊技球を前記内枠の前面側を通過するように前記球受皿に誘導すると共に、前記球抜き手段によって抜き取られた遊技球を前記内枠の前面側を通過するように機外へ誘導することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記共通球通路は、前記排出通路に連通可能な構成であり、
    前記共通球通路を通過する遊技球を前記払出通路を介して前記球受皿に誘導する状態と、前記共通球通路を通過する遊技球を前記排出通路を介して機外へ排出する状態と、に切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記払出通路の少なくとも一部と、前記球抜通路の少なくとも一部は、前記内枠の前面側において前後方向に重なるように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0847571A (ja) * 1994-08-09 1996-02-20 Aiwa Raito:Kk 遊技機
JP2006218075A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Juki Corp 弾球遊技機の球通路構造
JP2009195466A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Daito Hanbai Kk 遊技球回収装置

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