JP2008295822A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上皿と下皿にそれぞれ満杯検知スイッチを設け、下皿のみ満杯の場合は、賞球払出装置の運転を継続可能としたパチンコ遊技機にあっては、前記上皿への賞球払出し動作の繰り返しによって、下皿連絡通路に洩れ出す少量のパチンコ球が、下皿連絡通路に徐々に堆積し、下皿連絡通路の球詰まりの原因となる。
【解決手段】 賞球払出装置から払出される賞球を受ける為の上皿の賞球入口部を、少なくとも上皿満杯スイッチが満杯を検知してから上皿賞球入口部に流入する賞球の最大個数を受入れ可能な大きさとすることで、賞球払出装置から上皿に対して賞球払出し動作が頻繁に行われても、賞球の一部が下皿連絡通路に侵入するのを防し、これによって前記下皿連絡通路に賞球が堆積するのを回避し、球詰まりなどのトラブルを未然に防止する。
【選択図】図1

Description

この発明はパチンコ遊技機の前面に設けられ、発射装置に供給するパチンコ球を貯留するための上皿と、前記上皿が満杯状態の場合に、上皿からオーバーフローした賞球を貯留するための下皿とを備えたパチンコ遊技機の改良に関するものである。
従来のパチンコ遊技機においては、図8に示すように上皿108からオーバーフローした賞球を下皿109へ案内するための下皿連絡通路127に下皿満杯スイッチ132を設け、この下皿満杯スイッチ132の検出手段であるリミットスイッチLS1を、賞球払出装置124の発停を制御する払出制御基板123の入力ポート123a,123bに接続することにより、払出制御基板123にて前記下皿満杯スイッチ132を常時監視し、下皿満杯スイッチ132が下皿109の満杯状態を検知したときは、前記払出制御基板123が賞球払出装置124の払出動作を停止させると共に、その後、遊技者が下皿109に設けた球抜き操作レバー(図示せず)を操作し、底部のシャッター115を開放して下皿109からパチンコ玉を玉箱等に移し替えると、前記下皿満杯スイッチ132が再び非作動状態となったときに賞球払出装置124の払出し動作を再開させるようになっている。
しかしながら、前記下皿満杯スイッチ132は、前述のように遊技者自身が手動で下皿109内のパチンコ玉を玉箱等に移し替えない限り、作動状態が変化しないため、前記払出制御基板123のメモリー内に多数の未払出球データが存在する場合でも、下皿満杯スイッチ132を強制的に非作動状態にしない限り、賞球払出装置124の運転が再開されることがない。したがって、遊技者が上皿108に貯留したパチンコ球を使い果たして空の状態になった場合には、たとえ払出制御装置に多量の未払出し賞球が記憶されていても、下皿109が満杯状態であれば、遊技者自身が前記下皿109に貯留された賞球を上皿108に手で移し替えるか、または、球抜き操作レバー操作し、下皿109から球箱への無駄な球抜き操作を行う必要があり、遊技に集中できない問題があった。
このため、下記特許文献1では、上皿と下皿とにそれぞれ満杯スイッチを設け、双方の満杯スイッチを主制御基板(遊技制御および役物制御を行うメイン基板)に並列に接続し、主制御基板によって2個の満杯スイッチの作動状況を常時監視することで、これら双方のスイッチが満杯を検出した場合にのみ前記賞球払出装置を停止制御するとともに、上皿満杯スイッチが非操作状態のときは、下皿満杯スイッチの動作状態にかかわらず賞球払出装置を払出可能状態とすることで、打球発射遊技の継続を可能とした構成のパチンコ機が提案されている。
特開2003―126470号公報
しかしながら、従来のパチンコ遊技機においては、一般的に賞球払出し動作途中に前記満杯スイッチから満杯信号による停止指令が送られても、所定単位数の賞球(例えば、15球)を払出し終えるまでは、賞球払出装置が停止しない仕様となっている。これは、払出個数不足の錯誤によるホール従業員と遊技者との間のトラブルを回避するためである。(下記特許文献2を参照)
したがって、前記上皿および下皿に夫々満杯スイッチを設け、下皿満杯状態時にも上皿に対して賞球払出しを可能にしたパチンコ遊技機においては、下皿満杯の状態にて、上皿に対し賞球払出装置から払出しが繰り返し行われると、上皿満杯スイッチの満杯検知と賞球払出装置の停止動作とのタイムラグによって、毎回、少量の球が上皿の賞球入口部から溢れ出して連絡通路内に侵入し、これが繰り返されて徐々に連絡通路に堆積することにより連絡通路内に賞球が充満し、圧雪状態となって球詰まりの原因となる問題がある。
特開平6−178857公報
勿論、前記払出個数の不明瞭さに起因するトラブル発生の問題を無視し、下記特許文献3のように賞球払出装置が払出し動作途中であっても、上皿満杯スイッチが満杯を検知した時点で、払出動作を即座に中断させることも可能であるが、賞球払出装置と上皿との間には賞球通路が存在するので、上皿満杯スイッチが動作し、賞球払出装置に停止指令が出された時点で、賞球がここを流下中の場合は、これが前記上皿の賞球入口部から溢れて下皿連絡通路に侵入し、これが徐々に堆積する問題が残る。
特開平6−71033公報
本発明は、かかる従来のパチンコ遊技機における問題点に着目し、上皿および下皿の双方に満杯スイッチを設け、下皿満杯スイッチが動作中でも、上皿満杯スイッチが非動作の場合は、賞球払出装置から上皿への賞球および貸し球の払出しを継続可能としたパチンコ遊技機において、上皿満杯スイッチのオン・オフ動作に伴って、上皿に対し繰り返し賞球の払出しが行われる際に、上皿に収容しきれない少量の球が下皿連絡通路に侵入するのを防止し、賞球や貸し球が下皿連絡通路に堆積するのを回避することにより、上記問題を解決せんとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、遊技機の賞球払出装置から賞球通路を通じて払出された賞球を貯留し発射装置に供給するための上皿と、前記上皿からオーバーフローした賞球を貯留するための下皿と、前記賞球通路の終端部に設けた上皿賞球入口部に設けた上皿満杯スイッチと、前記上皿賞球入口部からのオーバーフロー球を下皿に供給する下皿連絡通路の終端部付近に設けた下皿満杯スイッチと、前記上皿満杯スイッチおよび下皿満杯スイッチの満杯検知状況に応じて前記賞球払出装置の運転および停止を制御する払出制御手段とを具備すると共に、前記上皿満杯スイッチおよび下皿満杯スイッチがいずれも受皿満杯状態検出中であっても前記発射装置を打球発射可能としたパチンコ遊技機において、前記上皿満杯スイッチと下皿満杯スイッチとの双方が満杯状態を検出したときに、払出制御手段が受皿満杯状態と判定し賞球払出装置に停止指令を発するようにするとともに、前記上皿の賞球入口部を、前記上皿満杯スイッチおよび下皿満杯スイッチが満杯状態を検出し、払出制御手段から賞球払出装置に停止指令を発した時点から、前記賞球通路を通じて上皿賞球入口部に流入する賞球の最大個数を受入れ可能な大きさとしたことを特徴とする。
上記の構成によれば、本件発明は上皿満杯スイッチと下皿満杯スイッチとが何れも満杯状態を検出している場合に払出制御手段が受皿満杯状態と判定し、賞球払出装置に停止指令を発するようにしたものであるから、下皿が満杯の状態にあっても、遊技継続によって上皿の打球が減少し、上皿満杯スイッチが非動作状態になった場合は、賞球払出し装置が運転を再開し上皿が満杯になるまで賞球の払出しが行われるとともに、賞球払出装置からの賞球を受ける為の上皿の賞球入口部を、少なくとも上皿満杯スイッチが作動してから上皿賞球入口部に流入する賞球の最大個数を受入れ可能な容積とすることで、賞球払出装置から上皿に対して賞球払出し動作が頻繁に行われても、賞球の一部が下皿連絡通路に侵入するのを防止し、これによって前記下皿連絡通路に賞球が堆積することに起因する球詰まりなどのトラブルを未然に回避することが出来る。
請求項2にかかる発明においては、前記上皿満杯スイッチと下皿満杯スイッチとを払出制御手段の信号入力端子に対して直列に接続ことで、前記上皿と下皿との同時監視を可能にしている。
上記の構成によれば、既存の払出制御基板に対して上皿満杯スイッチと下皿満杯スイッチとを直列に結線するだけで構成することが可能であると共に、払出制御基板の制御プログラムを変更する必要もなく、実機への適用が極めて容易である。
また、請求項3 に示す実施形態では、前記賞球払出装置から前記上皿の賞球入口部に流下する賞球を遊技者が外部から視認可能な窓孔を設けた構成としている。
上記構成によれば、遊技者は遊技機の内部に設けた前記賞球払出装置から上皿の賞球入口部に対して行われる賞球の払出状態を遊技をしながら目視することが出来、外面的には上皿8の貯留数に変化がない場合にも、実際に賞球払出が行われているという実感、いわゆる「出球感」を享受することが出来る。
図1は、この発明を適用したパチンコ遊技機の全体構成を示す斜視図である。
パチンコ遊技機は、本体を構成する遊技盤保持枠1を遊技場内の島に固定される木製の外枠2内に収容し、前記遊技盤保持枠1を外枠2の上下に設けたヒンジ金具3,3により、開閉可能に支持している。前記遊技盤保持枠1の前面には、円形の遊技盤面内に液晶表示器や始動入賞口や大入賞口や遊技釘等を前面の遊技盤面に配設した遊技盤4が着脱自在に保持されていると共に、遊技盤4の前方には、前記遊技盤4の円形遊技領域とほぼ等しい大きさを有し、かつ、2枚構成の透明ガラス5を保持させた丸窓を有する前扉6が配置され、この前扉6が前記遊技盤保持枠1の左端に設けたヒンジ7、7によって遊技盤保持枠1に対し開閉可能に取付けられている。
前記遊技盤保持枠1の下部前面には、後述する賞球払出装置24から払出される賞球を貯留するための上皿8および、この上皿8からオーバーフローした賞球を貯留するための下皿9が設けられていると共に、前記上皿8に貯留したパチンコ球を発射するために操作される発射ハンドル10、一対のスピーカ11,11が夫々設けられている。12は前記上皿6の前縁に設けられた遊技球貸出スイッチであって、遊技者がパチンコ遊技機本体の左側に配置される図示なき台間玉貸装置に紙幣を挿入した後、遊技球貸出スイッチ12を操作すると、遊技機側の賞球払出装置24が、度数に応じた個数の貸し球を前記遊技盤保持枠1の前面に設けた賞球出口13より上皿8内に送出するようになっている。
14は前記下皿9の前面に設けた球抜き操作ボタンであって、この操作ボタン14を遊技者が操作することによって、下皿9の底面に設けたシャッター機構15が開口し、前記下皿9に蓄積した球を、図示なき球箱内に移し替えることが出来る。
16は前記前扉6の下部に設けた透明カバー付きの窓孔であって、この窓孔16から前記遊技盤4あるいは遊技盤保持枠1に穿設した透孔17を通じて、後述する賞球払出装置24から前記上皿8に払出される賞球通路26の一部が視認可能になっている。
また、前記前扉6前面のヒンジ7近傍には、遊技機の背面右側下部に配置した払出制御基板23(図2を参照)のメモリーに記憶された未払出賞球数データをデジタル表示するための未払出賞球数表示器18が設けられている。
図2に示す遊技機の背面図において、19は前記遊技盤保持枠1の裏面に対しヒンジ20,20により開閉可能に取付けられた合成樹脂製の裏機構盤であって、この裏機構盤19の上部には、パチンコ遊技機を設置する遊技店の島設備から随時補給されるパチンコ球を貯留するための上部タンク21が設けられ、その下面になだらかな傾斜状のタンクレール22が連設されていると共に、前記タンクレール22の下端22aには、下部に設けた前記払出制御基板23によって制御される前記賞球払出装置24が配置されており、この賞球払出装置24は遊技盤4の役物制御や内部抽選処理を実行する主制御基板25から発せられる賞球指令コマンドに基づき払出制御基板23によって発停が制御される。
前記賞球払出装置24の下面に設けた賞球出口24aには、前記裏機構盤19と合成樹脂により一体形成された賞球通路26が垂直に設けられ、これが前記上皿8に賞球を払出す為の賞球出口13と連通するポケット形の賞球入口部25と連通していると共に、賞球出口13から斜め下方に延び、そこから鉛直下方に屈曲した下皿連絡通路27の下端には、前記下皿9と連通する球出口28が設けられている。
図中、29は前記賞球入口部25を画成する壁の一部に設けられた上皿満杯スイッチであって、この上皿満杯スイッチ29は図3に拡大して示すように、前記賞球入口部25の壁の外面に固定されたリミットスイッチLS2と、前記賞球入口部25の壁に設けた開口25a内において、支軸30により上端が回動自在に枢支された板状の検知片31とからなるもので、前記検知片31が、賞球の圧力に押されて矢印X方向に回動するとき、リミットスイッチLS2の検知片が押されて、賞球入口部25に所定量の賞球が蓄積されたことを検出することにより、前記上皿8が満杯になったことを前記払出制御基板23に対し信号出力する。
一方、前記下皿連絡通路27の下端近傍には、下皿満杯スイッチ32が設けられており、この下皿満杯スイッチ32は、図4に拡大図示するように、下皿連絡通路27を画成する壁の外面にリミットスイッチLS1を固着すると共に、下皿連絡通路27の壁に設けた開口27a内において、支軸33により回動可能に枢支された検知片34が下皿連絡通路27内に滞留した球の圧力に押されて矢印Y方向に押圧されたとき、リミットスイッチLS1の検知片が押し込まれて、前記下皿8が満杯状態になったことを払出制御基板23へ信号出力するようになっている。
なお、前記上皿満杯スイッチ29のリミットスイッチLS2および下皿満杯スイッチ32のリミットスイッチLS1は、夫々図5に概要を示す通り、前記払出制御基板23の満杯信号入力ポート23a,23bに対し、配線Lを介して直列に接続されている。
すなわち、リミットスイッチLS1およびリミットスイッチLS2が共に満杯検出をおこなったときに払出制御基板23の満杯信号入力ポート23aに対して初めて満杯信号が入力されるもので、いずれか一方のみが満杯を検出しても直列回路が閉成しないため、払出制御基板23は未払出賞球が自己のメモリー内に存在すれば、賞球払出装置24に対して賞球払出し指令を継続することになる。
前記賞球入口部25は、従来のパチンコ遊技機よりも容積が大きくなっており、前記図2に示すように上皿満杯スイッチ29のリミットスイッチLS2が作動するときのパチンコ球の貯留レベルを仮に二点鎖線Aで示す高さとすると、賞球入口部25からパチンコ玉がオーバーフローする貯留レベルは二点鎖線Bで示される高さにあり、これらの容積の差は、少なくとも上皿満杯スイッチ29が作動し、払出制御基板23から賞球払出装置24に停止指令が発せられた時点から、賞球通路26を通じて前記上皿賞球入口部25に流入する賞球の最大個数を受入れ可能な大きさ以上とするのが好ましい。
例えば、賞球払出装置24から1回に払出される賞球の所定個数を例えば15球とした場合、賞球払出し動作が始まった直後に上皿満杯スイッチ29が作動したとすると、前回の15球分は賞球通路26を通じて上皿賞球入口部25に流入している途中であり、その上に更に次回の15球が払出されることになるので、25球から30球の賞球が前記上皿賞球入口部25に流入する可能性がある。したがって、前記貯留レベルBの容積から貯留レベルAの容積を差し引いた空間容積を30球以上を収容可能な大きさに設定すれば、上皿8に対して間欠的に賞球払出を行う場合に、少量の球が下皿連絡通路27に侵入するのを防止できる。ただし、ここで取り扱う対象は球体であるから、上皿賞球入口部25の形状や賞球通路26から流入する賞球の偏り具合によっては、前記貯留レベルAと傾きが大きく変化することがあり、貯留レベルAを超えているにも係わらず、上皿満杯スイッチ29の作動が遅れる恐れがあるので、余裕を見込んだ容積とすることが必要である。
なお、前記賞球払出装置24の賞球出口24aと上皿8の賞球入口部25とを繋ぐ賞球通路26ならびに前記賞球入口部25の壁は、図5に示すように、透明な材質の合成樹脂によって形成されており、遊技者は遊技盤4に設けた透孔17および前記前扉6に開口した窓孔16を通じてここを流下する遊技球の状態を遊技を行いながら観察出来るようになっている。前扉6の窓孔16の前面には透明は合成樹脂製のカバーが取付けられている。
図6は、上記パチンコ遊技機の主要な制御装置の構成を示すブロック図である。
このパチンコ遊技機には、機体各部の動作を統括制御するための主基板50を中心に、演出用制御基板60、発射制御基板70などの副制御基板が設けられる。前記主基板50とは、始動口への入賞を契機に内部抽選を行ったり、抽選結果に応じて大入賞口を開放制御したりする前記主制御基板25と、賞球払出装置24を制御する払出制御基板23と含む概念的な基板名であって、前記主制御基板25と払出制御基板23とは夫々個別の基板としてケースに収められ、互いにハーネスで結線されている。
前記主制御基板25には、前記遊技盤4に設けた始動入賞口への入球を検出するための始動口センサ41、球が遊技盤4のゲートを通過するのを検出するためのゲートセンサ42、大入賞口への入球を検出するための大入賞口センサ43、大入賞口を開閉するための大入賞口ソレノイド44および前記始動入賞口の直上に設けた電動チューリップを開閉するための普通電役ソレノイド45、前記ゲートへの球通過や前記始動入賞口への入球を契機に主制御基板25で行われる内部抽選の結果を表示する図柄表示器46などが接続される。さらに、前記主制御基板25には、パチンコ遊技機に対する不正行為を検出するための電波検知センサ47、磁気検知センサ48、扉開放検知センサ49が接続されている。
前記演出用制御基板60には、前記主制御基板25内にて行われる内部抽選の結果に関連した内容の演出映像を表示するための液晶表示ユニット61、内部抽選結果に関連した報知を行なうスピーカ11や電飾ランプ62などが接続される。
一方、前記払出制御基板23には、賞球払出装置24の払出モータ51や払出検知センサ52、前記上部タンク21に設けられるタンク球切れセンサ53などが接続されると共に、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32が接続されている
発射制御基板70には、発射モータ54、図1に示した発射ハンドル10に遊技者が触れているか否かを検出するタッチスイッチ55や、遊技者が操作する事により打球の発射を一時的に停止させる発射ストップスイッチ56などが接続される。
前記主基板50に含まれる主制御基板25や払出制御基板23には、セキュリティー性の向上を目的として、セグメントにCPU,ROM,RAMを内蔵したワンチップ型マイクロコンピュータが実装されている。ただし、演出用制御基板60については、液晶表示ユニット61などを駆動する必要上、処理速度の速い大容量のCPUが実装されていると共に、ROMおよびRAMについても前記主制御基板25や払出制御基板23より大容量のものが用いられる。一方、発射制御基板70は、前記払出制御基板23に接続され、その制御下で発射モータ55の動作を制御する。
前記演出用制御基板60は、中継基板81を介して主制御基板25に接続され、主制御基板25からの制御コマンドに基づき、演出に関する制御を行うものであり、演出用制御基板60から主制御基板25に対して制御信号や状態信号が送信されることはない。
一方、前記主制御基板25と払出制御基板23とは、双方向通信が可能に接続されており、主制御基板25から払出制御基板23には、払出制御信号や状態信号などが一方向に送信される。払出制御基板23は、主制御基板25から払出制御信号を受けると、払出検知センサ52からの検知信号に基づき払い出された球数を計数しつつ、この計数値が払出制御信号により指示された値になるまで、払出モータ52に賞球信号(具体的には、払出モータ51の駆動パルス信号)を出力する。
また、払出制御基板23では、この賞球払出しを行っている状態下で、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32が夫々受皿の満杯状態を検出したときは、所定単位個数の賞球(例えば、15球)を払出した時点で、払出しモータ51への駆動信号を停止させ、払出しを停止させる。なお、賞球払出装置24を停止制御することにより生じた未払出し球や、主制御基板25から新たに受けた払出制御信号によって増加した未払出し球は、払出制御基板23のメモリー(RAM)に記憶される。
払出制御基板23には、中継基板82を介して発射制御基板70が接続されるほか、大当たり等の各種状態信号や賞球信号等の遊技情報を通信回線を介してホールコンピュータに出力するための外部端子盤57や台間玉貸装置を接続するための玉貸装置接続用基板58が接続されている。
玉貸装置接続用基板58は、パチンコ遊技機と並べて設置される台間球貸装置に対してハーネスで接続されている。台間球貸装置は、磁気カード、ICカードなどの有価価値記憶媒体を受け付けて、その媒体に記憶された度数データを引き落とし、パチンコ球の貸出処理を行うものであるが、実質的な貸出処理は、球貸装置からの球貸信号(貸出用のパチンコ球の払出を要求する信号)を受けたパチンコ遊技機側の払出制御基板23および賞球払出装置24により実施される。
すなわち、上記の球貸信号は、玉貸装置接続用基板58を介して払出制御基板23に伝送され、払出制御基板23は、球貸信号を受け付けると、賞球払出装置24の払出モータ51を駆動して、所定数の貸し出し用のパチンコ球を払い出す。また、この払出処理の間には、球貸信号に対する応答信号を送信するなど、球貸装置との間で複数回の通信を実行する。また、貸出用のパチンコ球を払い出している間は、賞球払出動作を行わないように制御する。
なお、主制御基板25や各副制御基板の管轄下の入出力部も、中継基板を介して接続される場合があるが、図6では、これらの中継基板については図示を省略している。
また、図6において、電源の供給経路を白抜き矢印で示している。これらの矢印が示すように、電源基板90に外部から供給された24V直流電源は、電源分配基板91を介して主制御基板25および玉貸装置接続用基板58に供給される。主制御基板25に供給された電源は、中継基板81を介して演出用制御基板60に分配され、更に、液晶表示ユニット61や電飾ランプ基板に分配されると共に、払出制御基板23に供給された電源は、中継基板82を介して発射制御基板70にも分配される。
図7は本発明にかかるパチンコ遊技機の払出制御基板23のROMに記憶されている制御プログラムの動作を示すフィローチャートである。前記払出制御基板23は主制御基板25からの賞球払出指令信号を受信するまでST101(STはステップの略を意味する。以下も同じ。)にて待機し、前記賞球払出指令信号が送られてきた場合は、ST102にて上部タンク玉切れかを判別し、タンク玉切れセンサ53がON状態、すなわち、上部タンク21の玉貯留量が不足している場合は、判定がYESとなってST103にて払出が停止される。ただし、上部タンク21に払出すべき賞球が十分に貯留されておりST102にてタンク玉切れがNOの場合は、ST104にて上下の受皿満杯スイッチLS1およびLS2の状態を判別する。
上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32のうちいずれか一方が満杯を非検出である場合、すなわち、上皿8または下皿9のうち少なくとも一方に新たな賞球を受入れ可能な収容スペースが存在する場合は、ST104において「受皿満杯か?」の判定がNOとなりST105に移行して賞球払出し制御が実行される。したがって、払出制御基板23のメモリーに未払出賞球の記憶がある限り、ST101の判定はYESとなるので、タンク球切れセンサ53が球切れ検出を行っておらず、かつ、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32のうちいずれかが満杯を検出していない場合は、未払出球がなくなるまで賞球払出装置24による賞球の払出動作が継続する。
なお、ST104において、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32の双方が満杯を検出した場合は、判定がYESとなるため、ST103にて賞球払出装置24の払出モータ51が停止し、払出が自動停止する。
その後、遊技者が発射ハンドル10を操作しつつ打球発射を継続して行うことにより、上皿8のパチンコ玉を消費し、その結果、上皿満杯スイッチ29が、再び満杯非検知状態となった場合は、ST104にて受皿満杯の判定がNOに変化する為、賞球払出が再開され、上皿に所定個数の賞球が払い出されることによって上皿満杯スイッチ29が満杯を再び検出すればST104の判定がYESとなって賞球払出が停止する。
このように、払出制御基板23に未払出賞球データが残っていれば、打球発射の継続によって上皿8に対して頻繁に賞球の払出しがおこなわれるが、本発明にかかるパチンコ遊技機においては、賞球払出装置24から賞球通路26を通じて上皿8に払出される賞球は、少なくとも上皿満杯スイッチ29が作動してから上皿賞球入口部25に流入する賞球の最大個数より大きな容積を有する賞球入口部25によって全数が受け止められるので、賞球の一部が下皿連絡通路27へ侵入するのを完全に阻止することが出来、下皿連絡通路27へのパチンコ玉の堆積や球詰まりが未然に防止される効果を奏する。
なお、上記の実施例では、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32を払出制御基板23の満杯信号入力ポート23a,23bに対して直列に接続した場合について説明したが、これらを払出制御基板23に並列的に接続し、払出制御基板23の制御プログラムによって常時監視することで、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32が一斉に満杯検知した場合に賞球払出装置24を停止制御することも可能である。ただし、この場合は前記払出制御基板23の制御プログラムを若干変更することが必要である。また、上皿満杯スイッチ29および下皿満杯スイッチ32の検出手段についても、リミットスイッチLS1,LS2を用いた場合について説明したが、例えば、これらを光電式センサや近接スイッチ等の他の検知部品にて代替することも可能である。
本発明を適用したパチンコ遊技機の全体斜視図 本発明を適用したパチンコ遊技機の一部破断視背面図 同パチンコ遊技機に設けられる上皿満杯検出スイッチの構造図 同パチンコ遊技機に設けられる下皿満杯検出スイッチの構造図 本発明にかかるパチンコ遊技機の概要図 同パチンコ遊技機の制御回路の一例を示すブロック図 本発明にかかるパチンコ遊技機の作用を示すフローチャート 従来のパチンコにおける下皿満杯検出装置の概念図
符号の説明
8 上皿
9 下皿
16,17 窓孔
23 払出制御手段(払出制御基板)
23a,23b 信号入力端子
24 賞球払出装置
25 上皿賞球入口
26 賞球通路
27 下皿連絡通路
29 上皿満杯スイッチ
32 下皿満杯スイッチ


















Claims (3)

  1. 遊技機の賞球払出装置から賞球通路を通じて払出された賞球を貯留し発射装置に供給するための上皿と、前記上皿からオーバーフローした賞球を貯留するための下皿と、前記賞球通路の終端部に設けた上皿賞球入口部に設けた上皿満杯スイッチと、前記上皿賞球入口部からのオーバーフロー球を下皿に供給する下皿連絡通路の終端部付近に設けた下皿満杯スイッチと、前記上皿満杯スイッチおよび下皿満杯スイッチの満杯検知状況に応じて前記賞球払出装置の運転および停止を制御する払出制御手段とを具備すると共に、前記上皿満杯スイッチおよび下皿満杯スイッチがいずれも受皿満杯状態検出中であっても前記発射装置を打球発射可能としたパチンコ遊技機において、前記上皿満杯スイッチと下皿満杯スイッチとの双方が満杯状態を検出したときに、払出制御手段が受皿満杯状態と判定し賞球払出装置に停止指令を発するようにするとともに、前記上皿の賞球入口部を、前記上皿満杯スイッチおよび下皿満杯スイッチが満杯状態を検出し、払出制御手段から賞球払出装置に停止指令を発した時点から、前記賞球通路を通じて上皿賞球入口部に流入する賞球の最大個数を受入れ可能な大きさとしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記上皿満杯スイッチと下皿満杯スイッチとを払出制御手段の信号入力端子に対して直列に接続したことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記賞球払出装置から前記上皿の賞球入口部に流下する賞球を遊技者が視認可能な窓孔を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ遊技機。
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