JP6261918B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機においては、遊技盤の表面に遊技球が流下可能な遊技領域を形成すると共に、遊技盤のほぼ中央部に遊技領域を装飾する装飾枠が設置され、装飾枠の側部には、遊技領域を流下する遊技球が進入可能なワープ孔、また同じく下部には、ワープ孔に進入した遊技球を導入可能なステージが設けられる(例えば、特許文献1参照)。ステージ上に導入された遊技球は、ステージ上で前後左右に転動する等の挙動に面白味を持たせたあと、遊技領域に落下し、再び遊技領域を流下する。
特開2013−85816号公報公報
しかしながら、遊技機においては、遊技球の転動によって遊技時の演出効果を高めるには、ステージ上を転動する遊技球の視覚効果だけでは十分であるとは言い難い。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、遊技盤におけるステージ周辺の遊技球の転動を多様として遊技の興趣性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
第1の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域を形成した遊技盤と、前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能なワープ孔と、前記ワープ孔に進入した遊技球を導入し、当該導入した遊技球が不規則に転がって前記遊技領域へ落下可能としたステージと、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞口と、遊技球が一時的に滞留し得る前記ステージの上方に配置され、前記入賞口に入賞した遊技球を受け入れて前記ステージ近傍の所定の領域付近に向けて誘導し得るように傾斜すると共に、前記受け入れた遊技球を視認し得るように透明部材により形成される遊技球誘導路とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、前記遊技球誘導路は、上部が開口する樋状とすると共に、前記上部を閉塞するカバーを有し、前記ステージにおいて、前記遊技球が一時的に滞留し得る領域の上方に、前記ステージ上の遊技球が前記遊技盤の裏側へ脱落することを防止するための庇部を設け、前記カバーと前記庇部とを、正面視でほぼ左右対称形状とする。
本発明によると、ステージの上方に透明な遊技球誘導路を設けたことにより、ステージを転動する遊技球の態様、及び遊技球誘導路を転動する遊技球の態様により遊技球の転動が多様となることから、遊技球の転動による視覚効果をもって遊技の興趣性を向上させることが可能となる。
本発明に係る遊技機の正面斜視図である。 同じく遊技機における遊技盤の正面図である。 同じく遊技機における刀のない状態を示す要部の拡大斜視図である。 同じく遊技機における要部の拡大正面図である。 図4におけるV−V線における横断面図である。 図4における要部の拡大背面図である。 図5におけるVII−VII線における縦断面図である。 本発明に係る遊技機において所定の遊技状態を示す役物ユニット及び演出表示装置の正面図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態を、添付図面を参照しながら詳述する。なお、以下の実施形態は本出願の特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
なお、以下の説明において遊技機の各部の左右方向は、その遊技機の正面に対面する遊技者にとっての左右方向に合わせて説明する。
図1に示すように、遊技機1は、遊技場の島設備に設置される矩形枠状の機枠2と、当該機枠2の左枠部に図示略の蝶番により鉛直軸回りに開閉自在に取り付けられる本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着され、前面に後述の遊技領域41を形成する図2に示す遊技盤4と、当該遊技盤4のほぼ中央裏面に設置され、前面の表示画面51に演出図柄52を表示可能な図2に示す演出表示装置5と、遊技盤4の前側にあって、機枠2の左枠部に鉛直軸回りに開閉自在に支持され、遊技盤4の遊技領域41及び演出表示装置5に表示される演出図柄52を遊技者が透視し得るようなガラス窓61が設けられたガラス扉6と、ガラス窓61の下側に設けられ遊技球を貯留するための受皿7と、当該受皿7に貯留された遊技球を導入して遊技盤4の遊技領域41へ向けて発射するための図示略の発射装置と、受皿7の右下方に設けられ遊技球を遊技領域41へ打ち出す際に操作される発射ハンドル8と、遊技球の入賞検出を契機(以下、入賞を契機という)に賞球を受皿7に払い出すための図示略の払出装置と、遊技機1の裏側に設置され、マイクロコンピュータにより構成される図示略の制御装置等とを備える。なお、制御装置は、遊技機を統括して制御(大当り抽選を含む)する主制御装置と、演出に係る制御(演出抽選を含む)を行う副制御装置とに分けて設けるようにしてもよい。
演出表示装置5は、例えば液晶ディスプレイから構成され、図2に示すように表示画面51に遊技に係る情報である各種キャラクタや左列、中列、右列の3列の数字等で構成される演出図柄52を変動、停止表示すると共に、そのときの遊技状態に応じた種々の静止画及び動画を表示することによって遊技状態の告知や遊技を盛り上げるための演出を行う。
図2に示すように、遊技盤4は、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂板により正面視ほぼ方形に形成されると共に、前面には、内外のガイドレール9、9によって包囲される円形(楕円形を含む)の遊技領域41が形成される。受皿7に貯留された遊技球は、発射ハンドル8が回転操作されると、発射装置から発射されて内外のガイドレール9、9により上方へ誘導され、遊技領域41の左上部から遊技領域41内に導出されて遊技領域41を流下する。
遊技盤4の遊技領域41には、そのほぼ中央部に正面視で枠状の装飾枠10が設けられる。当該装飾枠10により囲まれる内側には、演出表示装置5の表示画面51に表示される演出図柄52を遊技者が遊技機1の前方から視認可能とする表示窓42が形成される。なお、遊技盤4における表示窓42以外の領域は、模様、彩色等が施された不透明の装飾板等が貼着されることにより、遊技機1の内部構造が見えないように隠蔽される。
さらに、遊技領域41には、遊技領域41に導出された遊技球の流下方向を変化させる図示略の多数の釘及び風車と、装飾枠10の下部に形成され、遊技領域41を流下する遊技球のうち装飾枠10の左側部に設けられた開口部であるワープ孔101に進入したワープ球(遊技球)を導入して不規則な方向、例えば前後左右、及び斜め方向へ転動可能とし、当該転動する遊技球を遊技領域41へ落下可能とする領域(遊技球が一時的に滞留し得る領域)を有するステージ11と、当該ステージ11の下方にあって、遊技領域41を流下する遊技球が入賞可能な第1始動入賞口12及び第1始動入賞口12の真下に配置される第2始動入賞口13と、第1始動入賞口12の右側、すなわち遊技領域41の右領域にあって、遊技状態が遊技者にとって有利な大当り状態とする「第1有利遊技状態」に移行した場合、遊技領域41の右領域を流下する右打ち遊技球が入賞可能な第1大入賞口14と、右打ち遊技球が通過可能なスルーチャッカ15と、第1大入賞口14の上方にあって、遊技状態が遊技者にとって有利な上述の大当り状態と異なる大当り状態とする「第2有利遊技状態」に移行した場合、右打ち遊技球が入賞可能な第2大入賞口16とが設けられる。また、遊技盤4の裏側で、かつ演出表示装置5の表示画面51の前側には、遊技状態が第2有利遊技状態における所定の契機に基づいて所定の動作を行う役物ユニット17が設置される。さらに、遊技領域41の下部には、遊技領域41に導出された遊技球のうち第1、2始動入賞口12、13、第1、2大入賞口14、16等に入賞しなかったアウト球を遊技盤4の裏面側に排出するためのアウト口43が設けられる。
なお、第1始動入賞口12は、ヘソと称される常時上向きに開口した遊技球入口であり、第2始動入賞口13は、スルーチャッカ15への遊技球の通過検出を契機(以下、通過を契機という)に制御装置により所定の確率で実行される抽選の結果、当選した場合に開放するいわゆる電動チューリップと称される普通電動役物である。また、第1大入賞口14は、遊技状態が「第1有利遊技状態」に移行した場合、第1大入賞口14を開閉する開閉板141が前側に開放することにより、右打ち遊技球の入賞を可能にする。第2大入賞口16は、遊技状態が「第2有利遊技状態」に移行した場合、第2大入賞口16を開閉する開閉アーム161が側方に開放することにより、右打ち遊技球の入賞を可能にする。
第1始動入賞口12の内部には、遊技球の入賞を検出するための図示略の検出スイッチが設けられる。また、第2始動入賞口13の内部にも同様の検出スイッチが設けられる。第1始動入賞口12及び第2始動入賞口13のぞれぞれの検出スイッチが検出した入賞信号は、制御装置に送信される。制御装置は、入賞信号に基づいて内部で発生させた乱数に応じて、「大当たり(確率変動等を伴う大当り)」、「外れ」、「変動パターン」等の判定(抽選)を行うと共に、抽選により選択された変動パターンの結果に基づいて、演出表示装置5の表示画面51に表示される演出図柄52において「リーチ」等の変動表示を制御する。
第1大入賞口14の内部には、遊技球の入賞を検出するための図示略の入賞センサが設けられる。また、第2大入賞口16の内部にも同様の入賞センサ21が設けられる。第1大入賞口14及び第2大入賞口16のぞれぞれの入賞センサが検出した入賞信号は、制御装置に送信される。制御装置は、当該入賞信号に基づいて払出装置に対して賞球を払い出させるための制御を行う。
なお、「リーチ」とは、図2に示すように、演出表示装置5の表示画面51に表示される3列の演出図柄52のうち2列の図柄列を先に停止させ、既に停止表示されている表示結果が当たり図柄(同一の図柄)の組み合わせ(大当たり図柄の組み合わせ)となる条件を満たして最終停止図柄の停止に期待をもたせる演出のことであり、また「リーチアクション」とは、「リーチ」時の一連の演出のことである。
また、本実施形態の遊技機1は、「通常遊技状態」中、第1始動入賞口12への遊技球の入賞を契機に制御装置により低確率で実行される大当り抽選の結果、演出表示装置5の表示画面51に確定表示された演出図柄52の特定の組合せ、例えば、左列、中列、右列に0〜9のうち偶数の同一の非確変図柄が揃って停止表示された場合には、大当り(以下、通常大当りともいう)となって第1大入賞口14の開閉板141を開放状態にして遊技状態が「第1有利遊技状態(通常大当り遊技状態)」に制御されると共に、「第1有利遊技状態」終了後に「時短状態」に制御され、同じく奇数の同一の確変図柄が揃って停止表示された場合には、これも大当りとなって第1大入賞口14の開閉板141を開放状態にして「第1有利遊技状態」に制御されると共に、「第1有利遊技状態」終了後に「確変状態」に制御される。
さらに、「時短状態」及び「確変状態」制御中、第2始動入賞口13への遊技球の入賞を契機に制御装置により所定の確率(「時短状態」にあっては低確率、「確変状態」にあっては高確率)で実行される大当り抽選の結果、表示画面51に確定表示された演出図柄52が確変図柄または非確変図柄で停止表示して確定表示された場合には、大当り(以下、当該大当りをランクアップ大当りともいう)となって第2大入賞口16の開閉アーム161を開放状態にして遊技状態が「第2有利遊技状態(ランクアップ大当り遊技状態)」に制御される。
「確変状態」とは、スルーチャッカ15への遊技球の通過を契機に実行される開放抽選の結果、当選したときには第2始動入賞口13を所定回数、所定時間開放し、第2始動入賞口13への遊技球の入賞の確率を高めると共に、表示画面51に表示される演出図柄52の可変表示時間が「通常遊技状態」時より短く、かつ大当りとなる確率が「通常遊技状態」時より高確率(例えば、「通常遊技状態」では大当たり確率1/320、「確変状態」では大当り確率1/60)に制御された状態である。
「時短状態」とは、スルーチャッカ15への遊技球の通過を契機に実行される開放抽選の結果、当選したときには第2始動入賞口13を所定回数、所定時間開放し、第2始動入賞口13への遊技球の入賞の確率を高めると共に、表示画面51に表示される演出図柄52の可変表示時間が「通常遊技状態」時より短くなるが、大当り確率が「通常遊技状態」時と同じ状態である。
なお、第2始動入賞口13の開閉動作は、「通常遊技状態」が1回、開放時間が0.5秒程度であり、「確変状態」及び「時短状態」は、開閉回数が2回、開放時間が2秒程度である。
また、本実施形態の遊技機において、「ランクアップ大当り」は、獲得可能な賞球数が異なる複数種類のランクアップボーナスが設定されており、具体的には、約500発の賞球を獲得可能な「4ラウンド」ボーナスと、約1000発の賞球を獲得可能な「8ラウンド」ボーナスと、約1500発の賞球の賞球を獲得可能な「12ラウンド」ボーナスとが設定され、上述の制御装置の大当り抽選の結果に基づくランクアップ大当り当選時において、略同時期に行われるランクアップ抽選によって上記複数のランクアップボーナスの中から1つが決定される。
ここで、「1ラウンド」とは、遊技球が第1大入賞口14または第2大入賞口16に入賞可能となるように開閉板141または開閉アーム161が閉状態から開状態へ、開状態から閉状態となるまでの一連の動作をいう。具体的には、開閉板141または開閉アーム161が開放して、第1大入賞口14または第2大入賞口16の内部に設けた入賞センサが、遊技球を10個入賞したことを検出するか、または開閉板141または開閉アーム161が開放してから30秒が経過して閉鎖するまでをいう。
なお、開閉板141または開閉アーム161が開放している最中、第1大入賞口14または第2大入賞口16の内部に設けた図示略の特定領域センサが入賞した遊技球を検出した場合には、開閉板141または開閉アーム161が閉鎖後に再度開放する。
また、ランクアップ大当りは、大当り遊技の際に、演出表示装置5や役物ユニット17等が表示する所定の演出表示等によって、あたかも大当り遊技がランクアップ(賞球数の上限が増加)したかのように振る舞う。
具体的に説明すると、例えば、制御装置の大当り抽選において、ランクアップ大当りが当選して、1000発の賞球を獲得可能な8ラウンドボーナスが決定した場合、一旦、規定表示として「500発当り」が選択(決定)されたことを表示し、その後、後述する透明誘導路19(遊技球誘導路)に設けた遊技球検出センサ24による遊技球の検出に基づいて、制御装置は、演出表示装置5や役物ユニット17等の演出態様を決定するための確定演出実行抽選を行い、当該抽選の結果に基づいて、図8に示すように、役物ユニット17の作動とともに、獲得可能な賞球数(以下、上乗せ賞球数ともいう)が「500球」増加(ランクアップ)したことを告知し(確定演出を実行し)、獲得可能な賞球数の合計が1000発(約1000発)になったように表示する。
確定演出実行抽選における抽選確率は「1/必要入賞回数+1−実際の入賞回数」であって、遊技球検出センサ24による1個の入賞した遊技球(回収球)の検出に基づいて、分母の値が1ずつ減算(デクリメント)される。
ここで、本実施形態の遊技機では、第2大入賞口16への1個の遊技球の入賞に対して、払出装置が払い出す賞球数は15個であるため500発の賞球を払い出すには最低34回の入賞が必要となる。換言すると、賞球数500発の「必要入賞回数」は34回である。
すなわち、確定演出実行抽選における抽選確率は、1/34、1/33、1/32・・・1/1と変動し、当選確率が漸次上昇し、最終的には必ず当選してランクアップを告知するようになっている。
図2に示すように、装飾枠10の下部で、かつステージ11の後側には、ワープ孔101を通ってステージ11上に導出されたワープ球(遊技球)がステージ11の後側に落下しないようにするための透明垂直壁18が設けられる。ステージ11の左半分の上方にあって、透明垂直壁18の左上部には、前方及び左右方向へ延伸し、透明垂直壁18と共にワープ球がステージ11の後側に落下しないようにするための庇部181が一体形成される。
これに加えて、透明垂直壁18の右上部に、後述する透明誘導路19または、透明誘導路19の上面を閉塞するための後述する透明カバー20を一体形成することも可能である。
透明誘導路(遊技球誘導路)19は、ステージ11の右半分の上方に配置されるとともに、第2大入賞口16に入賞した遊技球(回収球)をステージ11近傍である上方の中央へ向けて(所定の領域付近)転動させ、遊技球が転がっていく様子を遊技者が目視可能とする。また、透明誘導路19の内面には、透明誘導路19を転動する遊技球の転動速度を減速させるための減速部である後述の突条部191が設けられ、透明誘導路19の排出口近傍には、回収球である遊技球の通過を検出する遊技球検出センサ24が設けられている。遊技球検出センサ24による遊技球の検出信号は、制御装置に送信される。制御装置は、検出信号に基づいて、演出表示装置5や役物ユニット17等の演出態様を変化させる制御を実行する。
役物ユニット17は、左側の刀の柄を模した柄部(隠蔽部)と、右側の刀の鞘を模した鞘部(隠蔽部)と、中央の刀の刀身を模した刀身部(表示部)とから構成される刀の形状を模する刀役物である。役物ユニット(刀役物)17は、表示窓42の下側に隠れた初期位置から所定の契機に基づいて図2、8に示す演出表示装置5の中央側に移動する移動位置、またはその逆へ移動可能である。
次に、本発明の特徴部分である透明誘導路19及び透明誘導路19の周辺構造について詳細に説明する。
図2等に示すように、第2大入賞口16は、装飾枠10の右側部にあって、遊技状態が「第2有利遊技状態」が移行した際、遊技領域41を流下する右打ち遊技球が入賞可能となるように、軸161aにより回動可能な開閉アーム161が設けられる。開閉アーム161は、軸161aを回転軸とし右側側方に開放することにより、右打ちの遊技球の第2大入賞口16への入賞を可能にする。
図4に示すように、第2大入賞口16と透明誘導路19との間には、ほぼ鉛直方向の誘導路22aとほぼ左右方向の誘導路22bとから成るほぼL字型の進入誘導路22が設けられている。進入誘導路22の幅寸法は、遊技球の直径よりも大とし、かつ遊技球が球づまりを起こさない幅寸法とすると共に、進入誘導路22における左右方向の誘導路22b内における互いに対向する内側面には、第2大入賞口16に入賞した遊技球が進入誘導路22へ向けて転動する際、遊技球の転動速度を減速させるための突部221、221(図5参照)が設けられている。
また、第2大入賞口14の内部である進入誘導路22の鉛直方向の誘導路22aには、遊技球が入賞したことを検出する入賞センサ21が設けられている。
図5に示すように、突部221、221は、進入誘導路22の長手方向(左右方向)へ互いにずれた位置に設けられ、遊技球が干渉することで遊技球の転動速度を減速させる。これにより、例えば第2大入賞口16に連なって入賞した遊技球は、突部221、221に衝突することで減速するため、遊技球が数珠繋ぎ状態で、透明誘導路19に進入することを抑止する。
透明誘導路19は、透明な材質、例えばアクリル樹脂等の透明な合成樹脂であるカバーケースとし、図5に示すように、ほぼ水平方向の誘導路19aと、ほぼ前後方向の誘導路19bとからなる平面視でほぼL字型をなし、また図7に示すように、縦断面を上面が開口する樋状に形成される。透明誘導路19は、長手方向(左右方向)が左下り傾斜すると共に、内部を転動する遊技球が遊技盤4の裏側下部に排出される直前までの期間、遊技球が転がっていく様子を遊技者が目視可能として、「第2有利遊技状態」になったときの演出効果を高める。また、ステージ11の右側上方を覆い被さるように前方へ突出することにより、遊技者から目視しやすくし、かつステージ11を転動する遊技球が表示窓42内に進入することを防止することができる。
第2大入賞口16に入賞した遊技球は、透明誘導路19の誘導路19a、19b、前後方向の誘導路19bに繋がる下方を向く排出誘導路23を通って入賞センサ21を通過した後、遊技盤4の後側に排出されて回収される。
なお、透明誘導路19内をゆっくり通過する遊技球が遊技者から目視可能であればよいので、透明誘導路19が必ずしも透明である必要はなく、半透明な材質や不透明な材質を切り欠いたものとし目視可能としたり、後述する透明カバー20を透明な材質とし、遊技者が透明カバー20を通して通過する遊技球を目視可能としてもよい。
図5、7等に示すように、透明誘導路19の底面よりの内周面には、透明誘導路19を転動する遊技球の転動速度を減速させる減速部である互いに対向する一対の突条部191、191が長手方向、すなわち遊技球の転動方向に沿って設けられている。一対の突条部191は、透明誘導路19内を通過する遊技球の下半分を遊技球の移動方向へ沿って2点支持し得るように遊技球の誘導方向へ延伸する。
また、突条部191は、互いに対向する間隔Lを、遊技球の直径より小とする。例えば、遊技球の直径を11mmとした場合、一対の突条部191の間隔を8mmとする。これにより、遊技球が一対の突条部191により2点支持された状態においては、図7に示すように、遊技球は、透明誘導路19における左右方向の誘導路19aの内面の底面19c及び両側面19d、19dに接しないように転動することとなり、遊技球が透明誘導路19の底面19c上を転がって移動する際の速度に比して減速させることが可能となる。
図6に示すように、排出誘導路23の上下方向の中間部分には、遊技球の落下を減速させるためのクランク部231が設けられ、クランク部231の下方にあって、遊技盤4の裏側に排出される直前には、遊技球を検出する遊技球検出センサ24が設けられる。これにより、透明誘導路19を通過して排出誘導路23に進入した遊技球は、クランク部231により落下速度が減速された状態で遊技球検出センサ24を通過して遊技盤4の裏側へ排出される。この結果、減速された遊技球は、1個ずつ遊技球検出センサ24を通過し、遊技球検出センサ24が遊技球の通過を確実に検出することができるため、検出信号に基づいて、役物ユニット17(刀役物)を確実に起動させることが可能となる。
上述により、第2大入賞口16に遊技球が入賞した際、透明誘導路19を転動する遊技球の動きを長時間楽しめることができると共に、第2大入賞口16に複数の遊技球が連続して入賞した場合であっても、複数の遊技球が数珠繋ぎ状態で透明誘導路19を転動することを防止して、前後の遊技球間に適度の間隔を保ちながら転動させることが可能となる。この結果、透明誘導路19を転動した遊技球が最終的に遊技盤4の裏側に排出される直前、遊技球検出センサ24により遊技球の通過を1個ずつ確実に検出することが可能となり、遊技球の一の検出信号に基づいて、役物ユニット17(刀役物)の一の動作を行うことができる。
図3等に示すように、透明誘導路19の上側は、透明な材質、例えばアクリル樹脂等の透明な合成樹脂である透明誘導路19から遊技球が脱落することを阻止するための透明カバー20により閉塞される。
図3、図4等に示すように、庇部181は、ステージ11の左側上方を覆い被さるように前方へ突出し、かつ遊技盤4の中央側に向けて下り傾斜する。また、庇部181と透明カバー20とは、正面視で上下方向への傾き(角度)をほぼ同一とすることで左右対称形状として、ステージ11の上方の左右のバランスを取っている。
上述のように、表示画面51の下側で、かつステージ11の上方に透明誘導路19を設けたことにより、遊技者が表示画面51に表示される演出図柄52から大きく目を離すことなく、第2大入賞口16に入賞したあとの遊技球(回収球)の行方を追うことが可能となる。
なお、本実施形態においては、庇部181をステージ11の左半分の上方に設け、透明カバー20を含む透明誘導路19をステージ11の右半分の上方に設けたものを説明したが、これを逆にして、庇部181をステージ11の右半分の上方に設け、透明カバー20を含む透明誘導路19をステージ11の左半分の上方に設けてもよい。この場合には、少なくとも第2大入賞口16は、装飾枠10の左部分、またワープ孔101は、装飾枠10の右部分及び/または左部分に設けられる。
次に、本実施形態における遊技機1の遊技の要領について説明する。
遊技状態が「通常遊技状態」の場合には、受皿7に貯留された遊技球を遊技領域41の左領域(装飾枠10の左側の領域)に流下させるように、発射ハンドル8の回転操作により発射装置の発射力を調節する。
遊技領域41の左領域に導出された遊技球が装飾枠10の左側を流下して第1始動入賞口12に入賞した場合には、これを契機に、制御装置により実行される演出抽選の結果、選択(決定)された所定の変動パターンに基づいて、演出表示装置5の表示画面51に、演出図柄52が所定時間、所定の演出態様で表示演出される。そして、「リーチ」状態を経て、所定の変動時間経過後、演出表示装置5の表示画面51に表示されている演出図柄52が確変図柄または非確変図柄で停止表示して確定表示された場合には、大当り状態を生起させて遊技状態を「第1有利遊技状態」に移行させ、第1大入賞口14の開閉板141を開放状態とする。
遊技状態が「第1有利遊技状態」に移行した場合には、遊技球を右打ちとなるように、発射ハンドル8を回転操作して発射装置の発射力が最大力となるように調整する。
右打ちされた遊技球は、装飾枠10の上面及び右外周面に形成される右打ち経路102を通過して遊技領域41の右領域に導かれる。遊技領域41の右下領域に導出された右打ち遊技球は、開閉板141が開放状態にある第1大入賞口14に容易に入賞する。
第1大入賞口14の開閉板141は、最大15ラウンドまで繰返し開放可能となっている。これにより、「第1有利遊技状態」のときには、第1大入賞口14に多数の遊技球が入賞可能となり、遊技盤4の裏側に設けた図示略の賞球払出装置から賞球として大量の遊技球が短時間に受皿7に払い出される。
そして、「第1有利遊技状態」終了後に「確変状態」に突入した場合には、右打ちを継続し、右打ち遊技球がスルーチャッカ15を通過すると、これを契機に第2始動入賞口13が所定時間開放する。そして、右打ち遊技球が第2始動入賞口13に入賞し、これを契機に実行される制御装置の演出抽選の結果、選択(決定)された所定の変動パターンに基づいて、演出表示装置5の表示画面51に、演出図柄52が所定時間所定の演出態様で表示演出される。そして、「リーチ」状態を経て、所定の変動時間経過後、演出表示装置5の表示画面51に表示されている演出図柄52が確変図柄または非確変図柄で停止表示して確定表示された場合には、大当り状態を生起させて遊技状態を「第2有利遊技状態」に移行させ、第2大入賞口16の開閉アーム161を、開放状態とする。
遊技状態が「第2有利遊技状態」に移行した場合には、遊技球を右打ちとなるように、発射ハンドル8を回転操作して発射装置の発射力が最大力となるように調整する。
右打ちされた遊技球は、装飾枠10の上面及び右外周面に形成される右打ち経路102を通過して遊技領域41の右領域に導かれる。遊技領域41の右下領域に導出された右打ち遊技球は、開閉アーム161が開放状態にある第2大入賞口16に容易に入賞する。
第2大入賞口16の開閉アーム161は、ランクアップボーナスの種類に応じて、上述の通り、最大12ラウンドまで繰返し開放可能とする。これにより、「第2有利遊技状態」のときには、右打ち遊技球の第2大入賞口16への入賞が容易となって、賞球払出装置から賞球としてランクアップボーナスの種類に対応した数量の遊技球が短時間に受皿7に払い出される。
ランクアップボーナス時において、第2大入賞口16に入賞した遊技球は、透明誘導路19内をゆっくり通過し、遊技球検出センサ24によって1個ずつ通過が検出される。当該検出に基づいて、制御装置は確定演出実行抽選を行い、当選した場合、演出表示装置5は図8に示すように、上乗せ賞球数を表示する確定演出(上乗せ賞球数「+500」の表示)を実行し、役物ユニット(刀役物)17は、演出表示装置5の表示画面の前側に所定の態様で出現させる等の演出を実行する。例えば、役物ユニット(刀役物)17を、上下動(往復運動)させる「前兆アクション」を行い、その後、演出表示装置5の中央側に移動する「確定アクション」を行うことで、演出を効果的に盛り上げることができるため、遊技の興趣性が向上する。
上述により、「第2有利遊技状態」のときには、第2大入賞口16に入賞した遊技球(回収球)が透明誘導路19内をゆっくり通過する様子を遊技者が視認可能であることに加えて、ワープ孔101に遊技球が進入すれば当該進入した遊技球が透明誘導路19の下方にあるステージ11上を転動する様子を同時に視認可能となることから、透明誘導路19を転動する遊技球の態様及びステージ11上を転動する遊技球の態様により遊技球の転動が多様となって遊技球の転動による視覚効果をもって遊技の興趣性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。
(a)透明誘導路19は、遊技者が表示画面51に表示される演出図柄52から大きく目を離すことなく、第2大入賞口16に入賞したあとの遊技球(回収球)の行方を追うことが可能であればよく、ステージ11の上方に限定されず、例えば表示画面51の上方であったり、ステージ11の下方に配置することも可能である。
1 遊技機
2 機枠
3 本体枠
4 遊技盤
5 演出表示装置
6 ガラス扉
7 受皿
8 ハンドル
9 ガイドレール
10 装飾枠
11 ステージ
12 第1始動入賞口
13 第2始動入賞口
14 第1大入賞口
15 スルーチャッカ
16 第2大入賞口
17 役物ユニット(刀役物)
18 透明垂直壁
19 透明誘導路
19a、19b 誘導路
19c 底面
20 透明カバー
21 入賞センサ
22 進入誘導路
22a、22b 誘導路
23 排出誘導路
24 遊技球検出センサ
41 遊技領域
42 表示窓
43 アウト口
51 表示画面
52 演出図柄
61 ガラス窓
101 ワープ孔
102 右打ち経路
141 開閉板
161 開閉アーム
161a 軸
181 庇部
191 突条部
221 突部(減速部)
231 クランク部(減速部)

Claims (2)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を形成した遊技盤と、
    前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能なワープ孔と、
    前記ワープ孔に進入した遊技球を導入し、当該導入した遊技球が不規則に転がって前記遊技領域へ落下可能としたステージと、
    前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞口と、
    遊技球が一時的に滞留し得る前記ステージの上方に配置され、前記入賞口に入賞した遊技球を受け入れて前記ステージ近傍の所定の領域付近に向けて誘導し得るように傾斜すると共に、前記受け入れた遊技球を視認し得るように透明部材により形成される遊技球誘導路とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技球誘導路は、上部が開口する樋状とすると共に、前記上部を閉塞するカバーを有し、
    前記ステージにおいて、前記遊技球が一時的に滞留し得る領域の上方に、前記ステージ上の遊技球が前記遊技盤の裏側へ脱落することを防止するための庇部を設け、
    前記カバーと前記庇部とを、正面視でほぼ左右対称形状としたことを特徴とする請求項1の遊技機。
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