JP2006181094A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1振分装置側で予め行う当たり決定に寄与した遊技球を第2振分装置に流下させる際、第1振分装置からの移動開始タイミングで変わる第2振分装置への移動時間の長短に、図柄表示装置画面上での図柄態様の演出時間を合わせるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 本パチンコ機1では、第1振分装置20が、大入賞口5に入賞した遊技球Baを当たり抽選での当選時には移動開始タイミングを調節して流下させ、非当選時には当該遊技過程から除外するように可動する第1回転体20bを備え、第2振分装置30が、確定ゾーン32aと除外ゾーン32bとを有する第2回転体32を備える。演出表示制御手段140bは、第1振分装置20からの移動開始タイミングで変化する当該移動開始から確定ゾーンへ32aの入球までに要する時間に、図柄表示装置50での表示開始から表示終了までの演出時間の長さを対応させるように調節する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、特に、図柄表示装置上での演出表示を改善した遊技機に関する。
一般に、遊技機の1つであるパチンコ機は、遊技盤面に設けられている始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機として大当たりの抽選等を行うように構成されている。つまり、始動入賞口に遊技球が入賞した時点で乱数を取得して抽選を行い、その抽選の結果に基づいて、遊技盤面内の図柄表示装置に図柄を変動表示した後、表示を停止する。
このようなパチンコ機では、上記抽選において大当たりに当選した場合、遊技盤面に設けられた可変入賞口を、入賞が容易となる単位特別遊技としての大当たりラウンドを複数回行う特別遊技を実行するように構成されたもの(所謂フィーバー機:以下、「第1種特別電動役物」と言う)が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該所謂第1種特別電動役物は即ち、通常は閉塞している大入賞口を開放させて、例えば、所定時間が経過した時点又は所定個数の遊技球が大入賞口に入賞した時点で閉塞させる動作を、所定ラウンド数(通常は15ラウンド)だけ繰り返し行うように構成されている。
また、遊技領域に始動入賞口とその始動入賞口に入賞したことに基づいて開閉する特定領域を含んだ特別入賞装置を備え、その特別入賞装置の開放中に遊技球が入球し、更に当該遊技球が特定領域に入賞した時点で大当たりを発生させるように構成したパチンコ機(所謂羽根モノ:以下、「第2種特別電動役物」と言う)も知られている。
更に、遊技盤面に役物領域を有し、この役物領域内の特定領域に遊技球が入賞した時点で大当たりの権利を発生させるように構成したパチンコ機(所謂権利モノ:以下、「第3種特別電動役物」と言う)も知られている(例えば、特許文献2参照)。当該所謂第3種特別電動役物にあっては、始動入賞口に遊技球が入賞するとそれを契機に抽選を行い、当該抽選で当たりに当選した場合にのみ、役物領域への遊技球入賞が可能となる。
特開平11−299998号公報 特開2001−276346号公報
ところで、上述した所謂第2種特別電動役物では、遊技球の転動により大当たりになるか否かを判定できるため、遊技者が大当たりになり易い遊技球の転動に期待感を持ちつつ視認することはできるものの、その演出は遊技者にとって必ずしも満足できるものとは言い難かった。
また、上述した所謂第3種特別電動役物は、遊技領域に図柄表示装置と、図柄始動ゲートと、特定入賞領域又は通常領域に遊技球を振り分ける振分装置とを備えており、遊技球を、図柄始動ゲートを通過して振分装置に停留した状態から、図柄表示装置に表示される図柄態様に応じて、振分装置により特定入賞領域又は通常入賞領域に振り分けるように構成されている。
このような所謂第3種特別電動役物において、単純な演出(キャラクタの登場等)を図柄変動中に表示させ、振分装置が特定領域に遊技球を振り分ける確率の高/低レベルの判断を、上記演出内容から遊技者自身が独自に予測できるようにしたものがある。しかしこの構成によると、特定入賞領域に対し高い確率で振り分けられると予想できる演出であっても、実際に大当たりするか否かは単純な演出を視認した遊技者の判断に委ねられるため、今ひとつ興趣に欠けることは否めなかった。
そこで本発明は、遊技球の転動経路の上流側と下流側に夫々第1振分装置と第2振分装置を配置すると共に、第1振分装置側で当たりを予め決定しておき、その当たり決定に寄与した遊技球を第2振分装置に流下させる際、第1振分装置からの移動開始タイミングで変わる第2振分装置への移動時間の長短に、図柄表示装置画面上での図柄態様の演出時間を合わせるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図15参照)、始動入賞口(11,12)と、該始動入賞口(11,12)への入賞を契機として当たり抽選を行う抽選手段(120)と、該抽選手段(120)による当たり抽選の結果に応じて入賞可能な状態になる可変入賞口(5)と、前記当たり抽選の結果に応じて図柄を変動表示する図柄表示装置(50)とを備える遊技機(1)であって、
前記始動入賞口(5)に入賞した遊技球(Ba)を前記当たり抽選での当選時には移動開始タイミングを調節して流下させると共に、非当選時には当該遊技過程から除外するように可動する第1可動体(20b)を有する第1振分装置(20)と、
前記第1振分装置(20)から流下する遊技球(Ba)を当たり球検知部(35)に導く確定ゾーン(32a)と前記当たり球検知部(35)への入球経路から除外する除外ゾーン(32b)とを有する第2可動体(32)を有する第2振分装置(30)と、
前記第1振分装置(20)から前記第2振分装置(30)への前記移動開始タイミングによって変化する当該移動開始から前記確定ゾーン(32a)への入球までに要する時間に、前記図柄表示装置(50)における表示開始から表示終了までの演出時間の長さを対応させるように調節する演出時間調節手段(140b)と、
を備えることを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における上記「入賞」は、賞球を伴った入球を意味する概念であるが、上記「入球」は、少なくとも入球口に遊技球が入ることを意味し、「賞球を伴わない入球」とともに「賞球を伴った入球」をも含む概念である。また、本発明における上記「当該遊技過程」は、「現在進行中の遊技の過程」を意味する概念である。
請求項2に係る本発明は(例えば図9及び図14参照)、前記演出時間調節手段(140b)が、演出時間の長さが互いに異なる複数の演出パターンデータを備え、これら複数の演出パターンデータのうちから対応する演出長さの演出パターンデータを選択して前記図柄表示装置(50)に表示させてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1ないし図3参照)、前記第1可動体が、大当たり当選に対応する遊技球(Ba)を特定部分(20a)に保持した状態で回転速度を変化させて前記確定ゾーン(32a)に入球し得るタイミングで流下させる回転体(20b)からなる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1ないし図3参照)、前記第2可動体が、前記第1振分装置(20)から流下した遊技球(Ba)を受け入れ得る基準位置に前記確定ゾーン(32a)を一定周期で断続的に位置させるべく一方向に連続回転する回転体(32)からなる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機(1)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図2参照)、前記第1振分装置(20)から前記確定ゾーン(32a)までの遊技球(Ba)の転動軌跡が視認可能に構成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、第1振分装置が、始動入賞口に入賞した遊技球を当たり抽選での当選時には移動開始タイミングを調節して流下させると共に、非当選時には当該遊技過程から除外するように可動する第1可動体を有し、第2振分装置が、第1振分装置から流下する遊技球を当たり球検知部に導く確定ゾーンと当たり球検知部への入球経路から除外する除外ゾーンとを有する第2可動体を有し、演出時間調節手段が、第1振分装置から第2振分装置への移動開始タイミングによって変化する当該移動開始から確定ゾーンへの入球までに要する時間に、図柄表示装置における表示開始から表示終了までの演出時間の長さを対応させるように調節するので、第1振分装置側で予め決定された当たりに寄与した遊技球を第2振分装置に流下させる際、第1振分装置からの移動開始タイミングで変わる第2振分装置への移動時間の長短に拘わらず、図柄表示装置画面上での図柄態様の演出時間を適時変更し、遊技者に演出上の違和感を感じさせることなく当たり確定への期待感を膨らませ、興趣を高めることができる。
請求項2に係る本発明によると、演出時間調節手段が、演出時間の長さが互いに異なる複数の演出パターンデータを備え、これら複数の演出パターンデータのうちから対応する演出長さの演出パターンデータを選択して図柄表示装置に表示させるので、図柄表示装置での表示開始から表示終了までの演出時間の長さ調節に関する制御が極めて容易になる。
請求項3に係る本発明によると、第1可動体が、大当たり当選に対応する遊技球を特定部分に保持した状態で回転速度を変化させて確定ゾーンに入球し得るタイミングで流下させる回転体からなるので、第1可動体としての回転体の回転速度を適時変化させるだけの構成により、特定部分に保持した遊技球を確定ゾーンに入球し得るタイミングで流下させる、本発明に係る第2振分装置の機能を実現させることができる。
請求項4に係る本発明によると、第2可動体が、第1振分装置から流下した遊技球を受け入れ得る基準位置に確定ゾーンを一定周期で断続的に位置させるべく一方向に連続回転する回転体からなるので、回転体を例えば一定方向に連続して低速回転させるだけの構成により、本発明に係る第2振分装置の機能を実現させることが可能になる。
請求項5に係る本発明によると、第1振分装置から確定ゾーンまでの遊技球の転動軌跡が視認可能に構成されるので、当選した遊技球が第1振分装置から流下して当たり球検知部に導入される様子又は導入されない様子を、遊技者が直接的に目視できることにより、遊技上の興趣をより高めることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図1ないし図15に沿って説明する。なお、本実施の形態では、所謂第3種特別電動役物としてのパチンコ機について説明することとするが、本発明は、このような所謂第3種特別電動役物に限らず、遊技球を用いる遊技機であるアレンジボール等にも適用可能であることは勿論である。
なお、図1は本実施形態のパチンコ機に備えた遊技盤面の外観を示す正面図、図2は特別遊技入賞判定装置の概要を説明するための正面図、図3は第2振分装置の詳細を示す平面図、図4は特別遊技入賞判定装置の上端部付近の概要を説明するための拡大正面図、図5は特別遊技入賞判定装置を第1始動入賞口付近から第1振分装置にかけて鉛直方向に切断した図4におけるX-X矢視断面図、図6は特別遊技入賞判定装置の遊技球経路付近を水平方向に切断した図4におけるY-Y矢視断面図、図7は第1振分装置の作動状態を示し、同図(a)は遊技球を受け入れた状態を、同図(b)は遊技球を下方に向けて自重落下させる際の状態を夫々示す拡大図、図8は第1振分装置の作動状態を示し、同図(a)は遊技球を受け入れた状態を、同図(b)は遊技球を上方に向けて移動させる際の状態を夫々示す拡大図である。また、図9は本パチンコ機1の制御系を示すブロック図、図10は本パチンコ機1の作動を説明するためのメインフローチャート、図11は図10の当たり決定処理のサブルーチンを示すフローチャート、図12は図11の図柄変動判定処理のサブルーチンを示すフローチャート、図13は図12の図柄変動処理のサブルーチンを示すフローチャート、図14は本実施形態における振り分け及び演出制御を説明するためのフローチャート、図15は図10の特別遊技制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機1は、遊技盤面2を有し、かつ該遊技盤面2の略中央に、特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置10を有している。この特別遊技入賞判定装置10の略中央には、図柄の変動表示や停止表示等を行う図柄表示装置50が配設されている。この図柄表示装置50として液晶ディスプレイを用いることができるが、これに限定されることはなく、要は画面上に画像を表示できるのであればCRT、ドットマトリックス等を用いても良いことは勿論である。なお、図1では、本パチンコ機1に具備する遊技盤面2のみを抜粋して示している。
特別遊技入賞判定装置10の左右には、遊技球が通過可能な一対の作動ゲート3が配設されている。これら作動ゲート3には、遊技球の通過を検出する作動ゲート通過検出装置3a(図9参照)が配設されており、該作動ゲート通過検出装置3aによる遊技球通過検出を契機として行われる抽選の結果に従って、特別遊技入賞判定装置10の第2始動入賞口12が所定の時間(例えば1ないし2秒間)開放される。
特別遊技入賞判定装置10の下方には、アタッカーユニット4が配設されている。このアタッカーユニット4の正面略中央には、特別遊技である大当たりの際に開放する、可変入賞口としての大入賞口5が設けられている。
ここで、特別遊技としての大当たりとは、特別遊技入賞判定装置10内に設けられた当たり領域に遊技球が入賞した場合に、その都度遊技者に特別の利益が提供されるような単位特別遊技を複数回行うことからなる遊技をいう。これは例えば、通常は閉塞している大入賞口5が、30秒間が経過するまで、又は10個の遊技球が入賞するまで開放し続け、当該開放の間に大入賞口5の内部に位置するVゾーンへの入賞があったとき、大入賞口5が、一旦閉塞した後に再度開放する旨の大当たり1ラウンドを、例えば15回繰り返す遊技を行うことを意味する。なお、図1中の符号9は、発射ハンドル(図示せず)の操作に応じて発射される遊技球を遊技盤面2に案内するガイドレールを示している。
アタッカーユニット4の左右には、計4個の一般入賞口6が配設されている。一般入賞口6に遊技球が入賞した場合、遊技者は所定数の遊技球の払い出しを受けることになる。遊技盤面2の下端には、特別遊技入賞判定装置10、大入賞口5、及び一般入賞口6の何れにも入賞しなかった遊技球を遊技盤面2の背面側に排出するアウト口7が設けられている。
更に、遊技盤面2には、遊技球の落下方向に変化を付けるための不図示の風車及び障害釘が配設されている。遊技盤面2の前面側はガラス板8(図5参照)で覆われており、遊技盤面2の下方には、遊技球を遊技盤面2に打ち出すための発射ハンドル(図示せず)や、特別遊技入賞判定装置10、大入賞口5、一般入賞口6に遊技球が入賞したときに複数個の遊技球が払い出される賞球払出口(図示せず)及び払い出された遊技球を受ける球受け皿(図示せず)が配設されている。
なお、本実施形態における「入賞」は、賞球を伴う入球を意味する概念であり、また「入球」は、少なくとも入球口に遊技球が入ることを意味するものであり、「賞球を伴わない入球」に加えて「賞球を伴う入球」をも含む概念である。更に、本実施形態における「当該遊技過程」は、「現在進行中の遊技の過程」を意味する概念である。
図2に示すように、特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄表示装置50が配設されており、入賞判定装置10の上端部付近には、遊技球の入賞を可能にする第2始動入賞口12が設けられ、第2始動入賞口12の下方には第1始動入賞口11が設けられている。第1始動入賞口11は、遊技球の入賞が常時可能となるように構成されている。
第2始動入賞口12は、左右に開閉動作し得る一対の可動片12aを有しており、通常時にはこれら可動片12aを閉塞させて遊技球の入賞を阻止する構成となっている。左右いずれかの作動ゲート3を遊技球が通過した際、これに応答して、第2始動入賞口12への入賞が容易となるように、第2始動入賞口開放駆動源12bからの駆動力を受けて一対の可動片12aが所定時間開放駆動するように構成される。
第2始動入賞口12の下方には第1振分装置20が配設され、更にその下方には第2振分装置30が配設されている。第1始動入賞口11の図中左下方には、第1振分装置20を駆動する第1振分装置駆動源21が配設されている。この第1振分装置駆動源21は、平歯車22(図5参照)を含む伝動機構を介して、第1振分装置20に備えた略円盤形状の回転体(以下、「第1回転体」と言う)20bに連動連結されている。
第1振分装置20は、第1振分装置駆動源21の駆動力を受けて、図2の紙面の手前-奥方向に延びる軸20cを中心に時計方向と反時計方向に選択的に回転し得るように配設された上記第1回転体20bを有しており、この第1回転体20bの周縁部に、遊技球を1個収容し得る球受凹部20aを有している。このような第1振分装置20は、第1始動入賞口11及び第2始動入賞口12の何れかに入賞した遊技球Baを、当たり抽選での当選時には流下(この際の流下遊技球には、当たり当選の後に特別遊技実行判定手段151で行われる特別遊技実行判定で確定したものも確定しないものも含まれる)させ、非当選時には当該遊技過程から除外するように構成される。
第2振分装置30は、第1振分装置20から流下した遊技球Baを受け得る下方位置に配設されており、流下する当該遊技球Baを当たり入賞検出装置(当たり球検知部)35に導く無底の確定ゾーン32aと、当たり入賞検出装置35への入球経路から除外する有底の凹部からなる除外ゾーン32bとを一体に有する、略円盤形状の回転体(以下、「第2回転体」と言う)32を備えている。本実施形態では、実際には確定ゾーン32aへの遊技球の進入時に特別遊技の実行を確定させるのではなく、ここに至る以前に第1振分装置20側で当たり決定手段120による当たり抽選に当選した後に特別遊技実行判定手段151で特別遊技実行が確定された遊技球を確定ゾーン32aに進入させ、あたかも当該進入時に確定したかの如く演出するように構成されている。
第2回転体32は、図2及び図3に示すように、不図示の伝動機構を介して連動連結された第2振分装置駆動源34からの駆動力を受けて、図2の上下方向(鉛直方向)に延びる軸32cを中心として一方向に、連続で低速回転するように構成されており、通常は反時計方向(図3矢印a方向)に回転して、流下した遊技球Baを受け入れる後述の基準位置S2に確定ゾーン32aを移動させ、確定ゾーン32aと除外ゾーン32bとにより遊技球Baを当たり領域(即ち、当たり当選後の、特別遊技実行判定手段151(図9参照)による判定で既に特別遊技実行が確定していた遊技球を受け入れる領域)と非当たり領域(即ち、当たり当選後の上記特別遊技実行が確定していない遊技球を受け入れる領域)とに振り分ける。
第2回転体32は、本実施形態においては1つの確定ゾーン32aと3つの除外ゾーン32bとを円周方向に90゜間隔となるように有しており、第2回転体32よりやや大径で且つ軸32cを中心とする円筒状の枠部33に回転自在に収容されている。
また、図2に示すように、第2振分装置30の近傍(図2では下方近傍)には、上下方向に貫通する上記確定ゾーン32aから入球した遊技球Baを検出する当たり入賞検出装置35が配設されている。また、枠部33における第2回転体32の下側には、確定ゾーン32aから落下した遊技球を一旦受けて当たり入賞検出装置35に導くための空間部31が形成されている。更に、当たり入賞検出装置35の近傍(図2では下方近傍)には、第2回転体32の除外ゾーン32bに一旦収容された後、第2回転体32の回転に伴って第2振分装置30外方に排除された遊技球を検出する非当たり入賞検出装置36が配設されている。
また、第1振分装置20と第2振分装置30との間には、第1振分装置20から転動流下する遊技球Baを第2振分装置30の第2回転体32に案内する遊技球案内通路40が配設されている。この遊技球案内通路40は、第1振分装置20の第1回転体20bが球受凹部20aに遊技球を収容した状態で図2の時計方向に回転して該球受凹部20aを垂下位置(図2の二点鎖線位置)に位置させた際、自重で落下する遊技球Baを受け入れて第2振分装置30に向けて案内する。当該遊技球案内通路40は、透明又は半透明の材料によって形成されて、遊技球の通過状態を視認できるように構成されている。
そして、遊技球案内通路40の最下部は、図3に示すように、枠部33の一側部に対面するように位置決め配置されている。第2回転体32の外周面に対面する遊技球案内通路40の下端面は、確定ゾーン32aや除外ゾーン32bが順次対向し得る基準線S1をなしている。また、当該基準線S1と、遊技球案内通路40の左右方向の中心位置を延在方向に沿う中心線cとの交点は、第2回転体32の確定ゾーン32aがその確実な被入球のために位置すべき基準位置S2をなしている。
また、図4に示すように、特別遊技入賞判定装置10の中央付近には、第1始動入賞口11や第2始動入賞口12を介して入賞した遊技球を第1振分装置20に誘導案内する遊技球案内路15が配設されている。この遊技球案内路15は、第2始動入賞口12から鉛直方向に沿って延在する鉛直部15aと、鉛直部15aの下端部から略90度屈曲し一定の傾斜を保持して略水平方向に延在する第1誘導路15bと、大きく屈曲し一定の傾斜を保持して略水平方向に第1回転体20bとの対面位置まで延びる第2誘導路15cとから構成されている。
鉛直部15aは、最上部で第2始動入賞口12に連通すると共に、上下方向(鉛直方向)の中間部分が第1始動入賞口11に連通した形で図4及び図5の上下方向に延在している。これら第1始動入賞口11や第2始動入賞口12から入賞した遊技球は、遊技球案内路15を介して第1振分装置20に誘導案内される。なお、本実施形態では、遊技球案内路15を、透明又は半透明の合成樹脂材料を用いて筒状又は管状に形成したものとして説明するが、これに限らず、遊技球を誘導案内できる構造の経路であればどのようなものでも良い。その場合でも、遊技球案内路15における少なくとも第2誘導路15cは、遊技球の保留状態を視認可能となるように透明又は半透明に形成することが望ましい。また、図5中における右端には、遊技盤面2全体を覆うガラス板8が示されている。
遊技球案内路15の第1誘導路15bには、遊技球の通過を検出する第1遊技球検出装置13が、第2誘導路15cには第2遊技球検出装置14が夫々配設されている。なお、図4における第1振分装置20では、球受凹部20aに遊技球Aを収容した状態で反時計方向に所定角度だけ回転した位置を破線で、球受凹部20aに遊技球Bを収容した状態で時計方向に所定角度だけ回転した位置を実線で夫々示している。
第1誘導路15b及び第2誘導路15cは、図6に示すように、上下で互いにオーバーラップしないように、ガラス板8に対して平行な状態を維持しつつ遊技盤面2の前後方向(図6の上下方向)にオフセットした形で配設されている。第1誘導路15bには第1遊技球検出装置13が、第2誘導路15cには第2遊技球検出装置14が夫々配設されている。第1誘導路15bの屈曲部には、保留球を振り分ける保留球振分部16が配設されており、この保留球振分部16は、非保留球排出口16aと遊技球ガイド16bとを備えている。特別遊技入賞判定装置10は、遊技球を視認可能に所定個数まで保留可能な「保留機構」として、上述の第2誘導路15c、及び保留球振分部16を備える。
ここで、第1始動入賞口11や第2始動入賞口12から入賞した遊技球が第1振分装置20に誘導されるまでの過程について、図4ないし図6を参照して具体的に説明する。
すなわち、第1始動入賞口11や第2始動入賞口12から入賞した遊技球は、遊技球案内路15の鉛直部15aを流下し、第1誘導路15bに至る。この際、第1遊技球検出装置13が遊技球の通過を検出すると、当該通過時の信号の受信を契機として、賞球払出口(図示せず)から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。そして、上記遊技球は、保留球振分部16を経由した後、遊技球案内路15の第2誘導路15cに至る。この際、第2遊技球検出装置14が遊技球の通過を検出し、第2遊技球検出装置14からの通過信号を契機として、特別遊技入賞判定装置10の当たり決定手段120(図9参照)が当選乱数を取得し、該当選乱数に基づいて当たり決定処理(図10のステップS1)が実行される。なお、制御方法の詳細については後述することとする。
第2誘導路15cには、保留球振分部16を通過した遊技球が所定の数(例えば5個)だけ保留され、保留された遊技球は、順次第1振分装置20の球受凹部20aに収容される。既に所定個数、例えば5個の遊技球(図6に示す遊技球C〜G)が保留されている場合には、新たに遊技球案内路15を流下する遊技球Hは遊技球Gと衝突し、非保留球排出口16a側に誘導される。非保留球排出口16aに誘導された遊技球は、遊技盤面2の裏面方向に排出される。このように、第2誘導路15c及び保留球振分部16により、遊技球を所定の個数、例えば5個まで保留可能な「保留機構」が構成され、上述したように、第2誘導路15cが透明又は半透明に形成されているので、遊技者は、保留状態を視認しつつ遊技を行うことが可能となる。
次に、第1振分装置20の駆動について、図4ないし図8を参照して説明する。ここで、第1振分装置20が時計方向に回転駆動される第1の回転動作を図7に示し、第1振分装置20が反時計方向に回転駆動される第2の回転動作を図8に示す。
通常、第1振分装置20は、図7(a)又は図8(a)に示すように、球受凹部20aを遊技球案内路15の第2誘導路15cに対向させるように停止して、第2誘導路15cから流下した遊技球を球受凹部20aに収容可能な状態(以下、この状態を「初期位置」と言う)となっている。
第1振分装置20が図7(a)に示すように遊技球Bを収容した場合、図柄表示装置50に停止表示された図柄が第1の図柄又は第2の図柄であれば、図7(b)に示すように時計方向に所定の角度(例えば約90度)回転駆動した後、反転して初期位置に再び停止する。この際、第1回転体20bが所定の角度回転駆動した時点で、遊技球Bが鉛直下方向に自重落下し、遊技球案内通路40(図2参照)内を転動流下する。この際の流下遊技球には、当たり抽選の当選後に行われる特別遊技実行判定で特別遊技実行が確定したものも確定しないものも含まれている。
なお、上記第1の図柄は、例えば「000」、「333」、「999」等の所謂ぞろ目の当たり(大当たり)の図柄を意味し、上記第2の図柄は、例えば「001」、「332」、「899」等の所謂前後賞の当たり(小当たり)の図柄を意味しており、これら以外の図柄は非当たり(外れ)の図柄を意味することとなる。
一方、第1振分装置20が図8(a)に示すように遊技球Aを収容した場合、図柄表示装置50に停止表示された図柄が第1及び第2の図柄のいずれでもなければ、図8(b)に示すように反時計方向に所定の角度(例えば約60度)回転駆動した後、反転して初期位置に復帰する。第1回転体20bが所定の角度回転駆動されると、遊技球Aは非当たり球排出通路23(図5参照)より遊技盤面2の裏面方向に排出されることになる。
ついで、遊技球案内通路40を転動流下した遊技球が第2振分装置30によって振り分けられる過程を、図2及び図3を参照して説明する。
すなわち、上述したように、図柄表示装置50の画面上で停止した表示図柄が第1又は第2の図柄であった場合に、第1回転体20bの回転駆動で自重落下させられた遊技球Baが遊技球案内通路40を転動流下するとき、第2振分装置30は、回転する第2回転体32により、流下する遊技球Baを、確定ゾーン32aを介して当たり入賞検出装置(当たり球検知部)35に導き、又は除外ゾーン32bを介して入球経路から除外して非当たり入賞検出装置36に導くように機能する。
そして、後述する演出表示制御手段140bにより、上述の第1振分装置20からの遊技球自重落下のタイミングに合わせて、複数種の演出パターンのうちで図柄表示装置50に表示すべきものが適時選択されて表示される。この際、自重で流下する遊技球には、当たり抽選の当選後に行われる特別遊技実行判定で確定したものも確定しないものも含まれるため、特別遊技実行確定した遊技球の流下時には、図柄表示装置50に停止表示された上記第1又は第2の図柄に続いて、遊技者に特別遊技実行確定を期待させる所謂熱い演出パターンが選択される。また、特別遊技実行が確定しない遊技球の流下時には、上記第1又は第2の図柄に続いて、特別遊技実行の確定が期待できないような所謂寒い演出パターンが選択されることとなる。
上記において、遊技球Baが確定ゾーン32aを通って当たり入賞検出装置35で入球検出されると、特別遊技実行判定手段151により特別遊技実行が予め確定されている場合には、上記入球検出に応答して特別遊技が実行され、まず、普段は閉塞している大入賞口5が開放され、遊技球Baが大入賞口5に入賞すると、賞球払出口(図示せず)から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。一方、上記入球検出時に、特別遊技実行判定手段151により特別遊技実行が予め確定されていない場合は、特別遊技が実行されることはない。
大入賞口5は、例えば、開放後30秒経過、又は10球入賞の何れかの成立時点で一旦閉塞する。そして、大入賞口5の開放中、その内部に位置するVゾーン(図示せず)への入賞があったとき、大入賞口5は一旦閉塞した後、再度開放されることとなる。このような大入賞口5の開放及び閉塞を単位特別遊技とすれば、特別遊技としての大当たりは、この単位特別遊技を複数回繰り返すことからなる。例えば、最大で15回(ラウンド)という固定された回数だけ単位特別遊技を繰り返した時点で特別遊技は終了するが、大入賞口5の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合にも特別遊技は終了する。
次に、本パチンコ機1の制御系及びその処理について図9ないし図15を参照して説明する。
図9に示すように、本パチンコ機1の制御系は、遊技の主要部を制御する遊技制御装置100を備えている。この遊技制御装置100には、大入賞口5と、特別遊技入賞判定装置10と、作動ゲート通過検出装置3aと、適宜位置に設けられて遊技効果を高める各種の遊技効果ランプ51とが電気的に接続されている。
大入賞口5は、Vゾーン入賞検出器5b及び通常領域入賞検出器5cを有する入賞検出装置5aと、大入賞口駆動源5dとを備えている。
特別遊技入賞判定装置10は、第2始動入賞口開放駆動源12b、第1遊技球検出装置13、第2遊技球検出装置14、第1振分装置駆動源21、第2振分装置駆動源34、図柄表示装置50、当たり入賞検出装置35、及び非当たり入賞検出装置36を備えている。
遊技制御装置100は、不図示のCPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を主体に形成されており、当該CPUが、ROMに記憶されたプログラムに基づいて入賞判定手段110、当たり決定手段120、表示制御手段140、特別遊技制御手段150として機能するように構成されている。
入賞判定手段110は、遊技盤面2に設けられた各種入賞口に配設された入賞検出器(例えば、大入賞口5の入賞検出装置5a、或いは、特別遊技入賞判定装置10の第1遊技球検出装置13や第2遊技球検出装置14等)からの入賞検出信号を監視して、各入賞口への入賞を判定する。
当たり決定手段120は、特別遊技へ移行させるか否かを決定する機能を有し、図柄変動判定処理手段121と、第1振分装置作動判定手段122と、第2振分装置作動判定手段123とを構えている。
図柄変動判定処理手段121は、図柄表示装置50に変動表示される図柄の変動条件や停止図柄等を監視するものであり、遊技球検出判定手段121aと、変動図柄決定手段121bと、遊技状況判定手段121cとを備えている。
第2遊技球検出判定手段121aは、特別遊技入賞判定装置10内の第2遊技球検出装置14からの検出信号を監視して、第2遊技球検出装置14への入球の有無を判定する。
変動図柄決定手段121bは、遊技球検出判定手段121aによって入球有りと判定された際に、当該入球に基づく図柄の当選・非当選、図柄変動の内容及び変動後に停止させる図柄等を決定する。
遊技状況判定手段121cは、当該図柄変動が許容可能な遊技状態か否かを判定する。具体的には、以前に入球した図柄の変動中か否か、特別遊技実行中か否か等を判定して、当該図柄変動が開始可能な状態か否かを判定する。
第1振分装置作動判定手段122は、作動タイミング判定手段122aと作動方向判定手段122bとを備えており、これら手段に基づいて第1振分装置20における第1回転体20bの回転動作を制御する。
作動タイミング判定手段122aは、図柄変動判定処理に基づき、第1回転体20bの回転駆動の開始/終了のタイミングの判定と共に、図柄の変動が終了して停止図柄が表示されたタイミングか否か等の判定を行う。
作動方向判定手段122bは、図柄変動判定処理の処理結果に基づき、第1振分装置20の作動方向(つまり、第1回転体20bの回転方向)を判定するものであり、停止図柄の態様に応じて第1回転体20bの時計方向回転、反時計方向回転のいずれであるかを判定する。
第2振分装置作動判定手段123は、作動位置判定手段123aを備えており、この手段による判定に基づいて第2振分装置30の作動を制御する。
作動位置判定手段123aは、ポテンショメータ等の回転角度センサによる第2回転体32の回転角度検知信号に基づき、一方向回転時における確定ゾーン32aの基準位置S2(図3参照)に対する回転位置を判定する。
表示制御手段140は、図柄制御手段140aと演出表示制御手段140bとを備えており、図柄表示装置50や各種遊技効果ランプ等に対する制御を実行する。
図柄制御手段140aは、当たり決定手段120による判定結果に基づいて、図柄表示装置50に図柄を変動表示させた後に停止表示させるように制御する。
演出表示制御手段140bは、比較手段140cと演出パターン選択手段140dとを備えており、これらの手段により図柄表示装置50上の演出表示を制御する。
比較手段140cは、特別遊技へ移行させるか否かが当たり決定手段120で決定されて第1又は第2の図柄が図柄表示装置50に停止表示されその旨の作動タイミング判定手段122aからの信号を受信し、且つ特別遊技実行判定手段151による特別遊技実行判定で実行が確定した後、第1の時間T1と第2の時間T2とを比較する。第1の時間T1とは、当該第1回転体20bの回転駆動開始時から、球受凹部20a内の遊技球が遊技球案内通路40に流下して基準位置S2に到達するまでの所要時間を意味する。また第2の時間T2とは、上記第1回転体20bの回転駆動開始が判定された時点での回転位置にある確定ゾーン32aが基準位置S2(図3参照)に到達するまでの所要時間を意味する。
上記比較の結果、これら両時間T1,T2が等しい場合は、直ちに、図7(a)の位置にある第1回転体20bを第1振分装置作動判定手段122によって図7(b)の位置に移行するように回転を開始させる。これにより、図7(b)の位置で球受凹部20aから自重落下して遊技球案内通路40を流下する遊技球は、基準位置S2において第2回転体32の確定ゾーン32aに確実に進入することになる(第1のパターン)。また、上記比較の結果、両時間T1,T2が互いに異なって第1の時間T1が第2の時間T2より短い場合は、両時間T1,T2の差分だけ第1回転体20bを待機させた後、回転開始させることにより、基準位置S2で確定ゾーン32aに遊技球を確実に進入させるようにする(第2のパターン)。更に、上記比較の結果、第2の時間T2が第1の時間T1より短い場合には、確定ゾーン32aを一旦基準位置S2に位置させそして通過させた後、この確定ゾーン32aが基準位置S2に戻るまでの第3の時間T3(予め算定された一周分の所要時間)から第1の時間T1を減算し、その差分だけ第1回転体20bを待機させた後、回転開始させることにより、基準位置S2で確定ゾーン32aに遊技球を確実に進入させるようにする(第3のパターン)。
演出パターン選択手段140dは、演出時間の長さが互いに異なる複数の演出パターンデータを備え、これら複数の演出パターンデータのうちから対応する演出長さの演出パターンデータを選択して図柄表示装置50に表示させるように制御する。つまり、演出パターン選択手段140dは、第1の時間T1と第2の時間T2との比較に基づき、上述の第1のパターンないし第3のパターンの何れに該当するかを判定した上で、該当すると判定したパターンに時間的に対応する演出パターンデータを選択し、その演出パターンを図柄表示装置50に表示させるように制御する。なお、これらは何れも特別遊技の実行が確定する際の演出パターンであるから、その表示内容は、例えば、ライオン、象、ゴリラ、コンドル等の複数種の動物キャラクタを全て表示する所謂熱い演出となる。また、第1回転体20bから流下する時点で特別遊技の実行が確定していない遊技球に対する表示内容は、上記動物キャラクタはいずれも出現させずにウサギや小鳥のみを表示する所謂寒い演出となる。
特別遊技制御手段150は、特別遊技実行判定手段151と、サイクル遊技実行手段152と、継続判定手段153と、特別遊技終了判定手段154とを備えている。
特別遊技実行判定手段151は、当たり決定手段120による当たり抽選に当選した後、特別遊技を実行するか否かを判定する。そして、特別遊技実行判定手段151は、第1振分装置20から流下した遊技球Baが確定ゾーン32aを通って当たり入賞検出装置35で入球検出されたときの検知信号を受けた場合、特別遊技実行を予め確定していた際には特別遊技を実行するように制御し、特別遊技実行を確定していなかった際には特別遊技は実行しない。
サイクル遊技実行手段152は、大入賞口駆動源5dの駆動を制御し、大人賞口5を開閉させ、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。
継続判定手段153は、大入賞口5の入賞検出装置5aからの検出信号に基づき単位特別遊技を継続させるか否かを判定する。
特別遊技終了判定手段154は、特別遊技を終了させるか否かの判定を行う。
以上の構成において、パチンコ機1における主要部の概略的制御について、図10ないし図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、図10に示すように、当該制御処理は当たり決定処理(ステップS1)と特別遊技制御処理(ステップS2)とに大別される。ステップS1の当たり決定処理は、特別遊技入賞判定装置10内に入賞した遊技球に基づいて、特別遊技を実行するか否かの決定を行う処理である。ステップS2の特別遊技制御処理は、ステップS1で特別遊技の実行が決定されたとき、特別遊技を実行させる制御処理である。
図11は、上記ステップS1の当たり決定処理に対応するサブルーチンを示すフローチャートである。即ち、当たり決定処理のラベルで始まる処理が開始されると、ステップS11において図柄変動判定処理(図12参照)を実行し、引き続き、ステップS12においてV入賞判定処理(図14参照)を実行する。
次に、図12、図13に示す図柄変動判定処理及び図柄変動処理について説明する。まず、第1始動入賞口11又は第2始動入賞口12への入賞の有無を判定する(ステップS111)。この場合、遊技球経路15の第1水平部15bに設けられた第1遊技球検出装置13を遊技球が通過することにより、第1始動入賞口11又は第2始動入賞口12への入賞があったと判定される。
このように入賞が判定されると、所定数(例えば4個)の賞球を遊技者に払い出すために、賞球カウンタ(図示せず)に「4」が加算される(ステップS112)。
引き続き、ステップS113において、入賞した遊技球について当選乱数を取得すべきか否かを判定する。即ち、遊技球経路15の第2水平部15cに設けられた第2遊技球検出装置14を遊技球が通過することにより、当選乱数を取得すべきと判定がなされる。上記ステップS111で入賞と判定された遊技球であっても、既に所定数の遊技球が遊技球経路15の第2水平部15cに保留されている場合には、当該遊技球は非保留球排出口16aから排出される。従って、保留球振分部16によって第2水平部15c側に誘導された遊技球のみに対して、当選乱数を取得すべき遊技球とする判定処理が行われる。
ステップS113で当選乱数を取得すべきと判定されると、ステップS114において変動図柄決定手段121bが当選乱数を取得する。当選乱数が取得されると、ステップS115において、図柄表示装置50で図柄変動を行うための図柄変動許可の判定がなされる。即ち、現在図柄が変動中である場合には、図柄変動禁止フラグがオンされ(ステップS1172)、図柄変動禁止状態となっている。そこで、ステップS116に示す図柄変動処理に先立って、図柄変動禁止状態であるか否かの判定がなされ、その結果、図柄変動禁止フラグがオンされていなければ図柄変動が許可され、上記図柄変動処理が引き続き行われる。
図13は、上記ステップS116の図柄変動処理に対応するサブルーチンを示すフローチャートである。まず、図柄変動処理のラベルで始まる処理が開始されると、変動図柄決定手段121bが、ステップS114で取得された当選乱数が第1の当たりであるか否かを判定する(ステップS1161)。その結果、第1の当たりと判定した場合、第1の当たりフラグをオンし(ステップS1162)、第1の当たりに対応する停止図柄を決定し(ステップS1163)、引き続き、第1の当たりに対応する図柄変動パターン群から図柄変動パターンを決定する(ステップS1164)。
一方、ステップS1161で、第1の当たりではないと判定した場合、変動図柄決定手段121bは、ステップS114で取得された当選乱数が第2の当たりであるか否かを判定する(ステップS1165)。また、第2の当たりと判定した場合、第2の当たりフラグをオンし(ステップS1166)、第2の当たりに対応する停止図柄を決定し(ステップS1167)、引き続き、第2の当たりに対応する図柄変動パターン群から図柄変動パターンを決定する(ステップS1168)。
また、ステップS1165にて、第2の当たりでもない「外れ」と判定した場合、非当たりに対応する停止図柄を決定し(ステップS1169)、非当たりに対応する図柄変動パターン群から図柄変動バターンを決定し(ステップS1170)、ステップS1171に進む。
そして、ステップS1171において、ステップS1164、ステップS1168、ステップS1170で決定した変動パターンのコマンドを図柄制御手段140aに送信する。引き続き、図柄変動禁止フラグをオンして図柄変動禁止状態とし(ステップS1172)、更に、図柄変動タイマを所定時間(例えば、選択した図柄変動に要する時間)にセットし(ステップS1173)、処理を終了する。
ついで、図14に示す処理が開始されると、特別遊技へ移行させるか否かが当たり決定手段120で決定されて第1の図柄又は第2の図柄が図柄表示装置50に停止表示されその旨の作動タイミング判定手段122aからの信号を受信し(ステップS30)、特別遊技実行判定手段151による特別遊技実行判定で実行が確定して(ステップS31)で、作動位置判定手段123aが、一方向回転時の確定ゾーン32aの基準位置S2に対する回転位置を判定してV位置を検出(ステップS32)した時点で、比較手段140cが第1の時間T1と第2の時間T2とを比較し、時間演算を実行する(ステップS33)。
すなわち、比較手段140cによる比較の結果、両時間T1,T2が等しい場合、直ちに、図7(a)の位置にある第1回転体20bを第1振分装置作動判定手段122によって図7(b)の位置に移行するように回転を開始させる。これにより、図7(b)の位置で球受凹部20aから自重落下して遊技球案内通路40を流下する遊技球は、基準位置S2において第2回転体32の確定ゾーン32aに確実に進入することになる(第1のパターン)。また、上記比較の結果、両時間T1,T2が異なって第1の時間T1が第2の時間T2より短い場合は、両時間の差分だけ第1回転体20bを待機させた後、回転開始させることにより、基準位置S2で確定ゾーン32aに遊技球を確実に進入させるようにする(第2のパターン)。更に、上記比較の結果、第2の時間T2が第1の時間T1より短い場合には、確定ゾーン32aを一旦基準位置S2に位置させそして通過させた後、この確定ゾーン32aが基準位置S2に戻るまでの第3の時間T3から第1の時間T1を減算し、その差分だけ第1回転体20bを待機させた後、回転開始させることにより、基準位置S2で確定ゾーン32aに遊技球を確実に進入させるようにする(第3のパターン)。
演出パターン選択手段140dは、演出時間の長さが異なる複数の演出パターンデータから、上記第1ないし第3のパターンに対応する演出長さの演出パターンデータを選択し、図柄表示装置50に表示させるように制御する(ステップS34、S35)。その後、特別遊技実行判定手段151が、第1振分装置20から流下した遊技球Baが確定ゾーン32aを通って当たり入賞検出装置35で入球検出(つまり、V位置への入球検出)された旨の検知信号を受信した場合(ステップS36)、特別遊技実行を予め確定していた際には特別遊技を実行するように、図15に示す特別遊技制御処理に移行する。しかし、第1又は第2の図柄が図柄表示装置50に停止表示された場合であっても特別遊技実行が確定されていなかった場合には、特別遊技制御処理に移行することはなく特別遊技は実行されない。
図15に示す特別遊技制御処理のラベルで始まる処理が開始されると、まず、ステップS21において単位特別遊技が開始され、アタッカーユニット4の大入賞口駆動源5dが制御されて大入賞口5の入口の開放が開始される。
引き続き、サイクル遊技実行手段152が、大入賞口5の入口を開放させた後、規定球数(例えば10球)が入賞したか、又は規定時間(例えば30秒)が経過したか等に基づいて(ステップS22)、一旦、大人賞口5の入口の開放を終了させる(ステップS23)。この単位特別遊技(ラウンド)は、例えば最大15回連続するようになっているが、大入賞口5の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には、そのラウンドで特別遊技は終了する。
更に、特別遊技終了判定手段154によって、上記ラウンドが最終ラウンドか否かの判定がなされ(ステップS24)、このラウンドが最終ラウンドである場合、特別遊技は終了する。一方、ステップS24において、上記ラウンドが最終ラウンドではないと判定された場合、ステップS21に戻って続きのラウンドが開始される。
ついで、本パチンコ機1による全体的な作動について説明する。すなわち、本パチンコ機1に対して着座した遊技者が発射ハンドルを握って適宜の角度に回転操作すると、発射装置(図示せず)の作動によって遊技球が所定の間隔で遊技盤面2に向けて連続的に発射される。すると、遊技盤面2に放出された多数の遊技球は、不図示の風車や障害釘等に接触して落下方向を変化させられつつ、一部は第1始動入賞口11或いは一般入賞口6に入賞し、これら入賞口11,6に入賞し得なかった遊技球は、遊技盤面2の最下部に流下してアウト口7から排出される。
遊技球が一般入賞口6に入賞した場合、賞球払出口から例えば5球の賞球が払い出されることになる。また、遊技球が作動ゲート3を通過した場合、不図示のセンサからの通過信号を契機として、第2始動入賞口12の可動片12a,12aが開閉動作を行う。これにより、第2始動入賞口12が開放して入賞が容易な状態となる。
第1始動入賞口11、第2始動入賞口12に入賞した遊技球は、遊技球案内路15に誘導され、第1誘導路15bに設けられた第1遊技球検出装置13を遊技球が通過すると賞球払出口から例えば4球の賞球が遊技者に払い出される。第1遊技球検出装置13を通過した遊技球は、保留球振分部16に誘導され、所定数(例えば5個)の遊技球が未だ第2誘導路15cに保留されていない際には、該遊技球は保留球振分部16を通過して第2誘導路15cに誘導される。
そして、第2誘導路15cに誘導された遊技球は、第2振分装置20における第1回転体20bの球受凹部20aに収容される。既に、球受凹部20aに収容された遊技球がある際には、該遊技球は第2誘導路15c内で保留され、球受凹部20aに収容されるのを待つ。
そして、第2誘導路15cに誘導された遊技球が第2遊技球検出装置14を通過すると、第2遊技球検出装置14からの検出信号を契機として当選乱数が取得され、該当選乱数に基づき大当たり、小当たり、又は非当たり(外れ)の判定がなされる。当該判定結果に基づいて図柄表示装置50に図柄を変動表示させた後に図柄を停止表示させる図柄変動演出、例えば大当たり変動、小当たり変動、非当たり変動を示す図柄変動演出が行われる。
このとき停止表示される図柄が大当たり又は小当たり図柄であるときは、第1振分装置20は時計方向に回転駆動され、第1振分装置20が所定の角度回転駆動されると、球受凹部20aに収容された遊技球は、鉛直下方向に落下して遊技球案内通路40に至る。なお、具体的には、大当たりの図柄は「0-0-0」、「3-3-3」、「9-9-9」等の所謂ゾロ目であり、小当たりの図柄は「0-0-1」、「3-3-2」、「8-9-9」等のゾロ目の所謂前後賞であり、非当たり(外れ)の図柄は、これら以外を示している。
一方、停止表示される図柄が非当たり図柄である場合には、第1振分装置20は反時計方向に回転駆動され、第1回転体20bが所定の角度回転駆動されると、遊技球は、非当たり球排出口から遊技盤面2の裏面側に排出され、この時点で、特別遊技入賞判定装置10での判定処理は終了する。
また、第1振分装置20を経由して遊技球案内通路40に至った遊技球は、遊技球案内通路40内を転動流下して基準位置S2に向かい、この際、上述したような種々の処理が実行されることとなる。
以上説明した本実施形態によると、第1振分装置20が、第1始動入賞口11、第2始動入賞口12に入賞した遊技球を、当たり抽選での当選時には移動開始タイミングを調節して流下させると共に、非当選時には当該遊技過程から除外するように可動する第1回転体(第1可動体)20bを有し、第2振分装置30が、第1振分装置20から流下する遊技球を当たり入賞検出装置(当たり球検知部)35に導く確定ゾーン32aと当たり入賞検出装置35への入球経路から除外する除外ゾーン32bとを有する第2回転体(第2可動体)32を備えている。更に、演出時間調節手段としての演出表示制御手段140bが、第1振分装置20から第2振分装置30への移動開始タイミングによって変化する当該移動開始から確定ゾーン32aへの入球までに要する時間に、図柄表示装置50における表示開始から表示終了までの演出時間の長さを対応させるように調節する。これにより、第1振分装置20側で予め決定された当たりに寄与した遊技球を第2振分装置30に流下させる際、第1振分装置20からの移動開始タイミングで変わる第2振分装置20への移動時間の長短に拘わらず、図柄表示装置50の画面上での図柄態様の演出時間を適時変更し、遊技者に演出上の違和感を感じさせることなく当たり確定への期待感を膨らませ、興趣を高めることができる。
また、演出時間調節手段としての演出表示制御手段140bが、演出時間の長さが互いに異なる複数の演出パターンデータを備え、これら複数の演出パターンデータのうちから対応する演出長さの演出パターンデータを選択して図柄表示装置に表示させるので、図柄表示装置50での表示開始から表示終了までの演出時間の長さ調節に関する制御が極めて容易になる。
更に、第1回転体20bが、大当たり当選に対応する遊技球を特定部分に保持した状態で回転速度を変化させて確定ゾーン32aに入球し得るタイミングで流下させる構造を有するので、第1回転体20bの回転速度を適時変化させるだけの構成により、特定部分である球受凹部20a保持した遊技球を確定ゾーン32aに入球し得るタイミングで流下させる、本実施形態における第2振分装置20の機能を容易に実現できる。
また、第2回転体32が、第1振分装置20から流下した遊技球を受け入れ得る基準位置S2に確定ゾーン32aを一定周期で断続的に位置させるべく一方向に連続回転する構造を有するので、一定方向に連続して低速回転させるだけの構成により、本実施形態における第2振分装置30の機能を実現させることができる。更に、第1振分装置20から確定ゾーン32aまでの遊技球の転動軌跡が視認可能に構成されるので、当選した遊技球が第1振分装置20から流下して当たり入賞検出装置35に導入される様子又は導入されない様子を、遊技者が直接的に目視できることにより、遊技上の興趣をより高めることができる。
なお、本実施形態では、特別遊技実行が確定した状態で第1振分装置20から遊技球を自重流下させた際、この遊技球は第2振分装置30の確定ゾーン32aに必ず入球することになるが、例えば、当該入球を邪魔するような突起を遊技球の転動経路上に配置することにより、遊技に意外性を持たせ、遊技者の期待度に一層のメリハリを持たせるように構成することも可能である。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本実施形態のパチンコ機に備えた遊技盤面の外観を示す正面図である。 特別遊技入賞判定装置の概要を説明するための正面図である。 第2振分装置の詳細を示す平面図である。 特別遊技入賞判定装置の上端部付近の概要を説明するための拡大正面図である。 特別遊技入賞判定装置を第1始動入賞口付近から第1振分装置にかけて鉛直方向に切断した図4におけるX-X矢視断面図である。 特別遊技入賞判定装置の遊技球経路付近を水平方向に切断した図4におけるY-Y矢視断面図である。 第1振分装置の作動状態を示し、同図(a)は遊技球を受け入れた状態を、同図(b)は遊技球を下方に向けて自重落下させる際の状態を夫々示す拡大図である。 第1振分装置の作動状態を示し、同図(a)は遊技球を受け入れた状態を、同図(b)は遊技球を上方に向けて移動させる際の状態を夫々示す拡大図である。 本実施形態のパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本実施形態のパチンコ機の作動を説明するためのメインフローチャートである。 図10の当たり決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図11の図柄変動判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図12の図柄変動処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本実施形態における振り分け及び演出制御を説明するためのフローチャートである。 図10の特別遊技制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1:パチンコ機(遊技機)
5:大入賞口(可変入賞口)
11:第1始動入賞口(始動入賞口)
12:第2始動入賞口(始動入賞口)
20:第1振分装置
20a:球受凹部(特定部分)
20b:第1回転体(第1可動体)
30:第2振分装置
32:第2回転体
32a:確定ゾーン
32b:除外ゾーン
35:当たり入賞検出装置(当たり球検知部)
50:図柄表示装置
120:当たり決定手段(抽選手段)
140b:演出表示制御手段(演出時間調節手段)
140c:比較手段
140d:演出パターン選択手段
Ba:遊技球
S2:基準位置

Claims (5)

  1. 始動入賞口と、該始動入賞口への入賞を契機として当たり抽選を行う抽選手段と、該抽選手段による当たり抽選の結果に応じて入賞可能な状態になる可変入賞口と、前記当たり抽選の結果に応じて図柄を変動表示する図柄表示装置とを備える遊技機であって、
    前記始動入賞口に入賞した遊技球を前記当たり抽選での当選時には移動開始タイミングを調節して流下させると共に、非当選時には当該遊技過程から除外するように可動する第1可動体を有する第1振分装置と、
    前記第1振分装置から流下する遊技球を当たり球検知部に導く確定ゾーンと前記当たり球検知部への入球経路から除外する除外ゾーンとを有する第2可動体を有する第2振分装置と、
    前記第1振分装置から前記第2振分装置への前記移動開始タイミングによって変化する当該移動開始から前記確定ゾーンへの入球までに要する時間に、前記図柄表示装置における表示開始から表示終了までの演出時間の長さを対応させるように調節する演出時間調節手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出時間調節手段は、演出時間の長さが互いに異なる複数の演出パターンデータを備え、これら複数の演出パターンデータのうちから対応する演出長さの演出パターンデータを選択して前記図柄表示装置に表示させてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1可動体は、大当たり当選に対応する遊技球を特定部分に保持した状態で回転速度を変化させて前記確定ゾーンに入球し得るタイミングで流下させる回転体からなる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第2可動体は、前記第1振分装置から流下した遊技球を受け入れ得る基準位置に前記確定ゾーンを一定周期で断続的に位置させるべく一方向に連続回転する回転体からなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記第1振分装置から前記確定ゾーンまでの遊技球の転動軌跡が視認可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機。
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