JP2009082355A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機本来の面白味である遊技球の移動アクションを十分に楽しませることにより遊技者の興趣を高めるとともに、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下するのを防止することが可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が入球可能な空間27を有する当落決定部10を備え、空間27内へ入球した遊技球に基づき所定の判定を行うことで、当選又は非当選を決定するように形成された弾球遊技機において、当落決定部10に、空間27内に階層状に設け遊技球が順次通過可能な複数の判定部と、各判定部ごとに設けられ遊技球が通過可能でありかつ遊技球の通過を検出するための複数の判定領域と、各判定部において遊技球が通過した判定領域が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定する当落判定手段135と、を設ける。
【選択図】図5

Description

この発明は、弾球遊技機に関し、詳しくは、複数の判定領域を有した複数の判定部が、複数階層を構成するように配設された所定の構造物を備え、各判定部において遊技球が通過した判定領域の組み合わせによって、特別遊技の当選が決定される弾球遊技機に関するものである。
従来、弾球遊技機としては、当選抽選手段による抽選により、特別遊技の当否が決定されるもの(通称、セブン機、デジパチ等)が知られている。
このような弾球遊技機では、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に当選抽選手段による抽選が行われる。そして、この抽選により特別遊技の当選が決定されると、図柄表示装置等による所定の演出を経て、特別遊技が開始される。そして、通常遊技中は閉鎖されている大入賞口が開放されることにより、遊技者は、この大入賞口に遊技球を多く入賞させることができるようになる。この結果、遊技者は、多くの球の払い出し、すなわち、賞球を受けることができることとなる。
ここで、このような弾球遊技機における、始動入賞口へ遊技球が入賞してから、当選抽選手段による抽選の結果が表示されるまでの間に行われる演出としては、上述のように、図柄表示装置等において所定の表示を行うものが挙げられる。
しかし、このような演出は詳細な内容は異なるものの、種々の弾球遊技機で似たようなタイプの演出が行われる可能性が高い。したがって、遊技者は、同じようなタイプの演出を複数の弾球遊技機で体験することとなり、遊技における斬新さが失われるという問題が生じていた。
そこで、このような事情から、遊技者に対してより変化に富んでスリルある面白い遊技を行わせるべく、下記の特許文献1に開示されるような弾球遊技機が提供されている。この弾球遊技機は、所定の役物に、複数種類の数字を表示する表示装置と、この表示装置に表示される数字に対応した複数の玉受部とを備え、役物内に進入した遊技球が3個連続して、前記表示装置に表示された数字と対応する玉受部に入球することで当たりとなるように形成されたものである。
特開平06−343742号公報
しかし、上述の弾球遊技機では、役物内に進入した遊技球がいずれの玉受部に入るか分からないという点で遊技者にスリル感を与えることができるものの、前記玉受部は平面的に配設されているものであるため、役物内に進入した遊技球は比較的単調に玉受部に入球してしまい、遊技球の移動アクションを十分に楽しませることができないという問題が生じていた。
また、この弾球遊技機では、上述の如く、表示装置に表示された数字と対応する玉受部に遊技球が3個連続して入球することで当たりとなるため、少なくとも3個の遊技球を役物内に進入させなければならない。すなわち、この弾球遊技機では、上述した従来の弾球遊技機のように遊技球1個でも当たりとなるようなことは絶対に起こり得ないため、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下することとなっていた。そして、これにより、遊技球を多く使用しなければ当たりとならない、といった印象を遊技者に与えてしまうおそれがあるという問題も生じていた。
また、この弾球遊技機では、表示装置に表示された数字と対応する玉受部に入球しない限り、当たりとなることはない。すなわち、表示装置に表示された数字と対応しない玉受部に遊技球が入球した場合、これらの遊技球は完全に無駄なものとなってしまうとともに、遊技者は全く当たりを期待することはできないこととなり、遊技者の興趣を失わせるおそれがあるという問題も生じていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1又は2)
すなわち、請求項1又は2記載の発明は、弾球遊技機本来の面白味である遊技球の移動アクションを十分に楽しませることにより遊技者の興趣を高めるとともに、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下するのを防止することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
(請求項3)
すなわち、請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の目的に加え、時間の無駄となってしまうような遊技球の移動アクションが行われることを防止することで、遊技をよりスムーズに進行させることが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
(請求項4)
すなわち、請求項4記載の発明は、上記した請求項2又は3記載の発明の目的に加え、異なるバリエーションによっても当たりとなることにより、当選に対する期待度を向上させるとともに、遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、遊技球が入球可能な空間27を有する当落決定部10を備え、空間27内へ入球した遊技球に基づき所定の判定を行うことで、当選又は非当選を決定するように形成された弾球遊技機であって、当落決定部10は、空間27内に階層状に設けられ、遊技球が順次通過可能な複数の判定部と、各判定部ごとに設けられ、遊技球が通過可能でありかつ遊技球の通過を検出するための複数の判定領域と、各判定部において遊技球が通過した判定領域が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定する当落判定手段135と、を備えていることを特徴とする。
前記当落決定部10は、遊技球が入球可能な空間27を有するものである。すなわち、前記当落決定部10は、遊技球が入球するための入り口(遊技球導入口25)を備えた空間27有しており、打ち出された遊技球は、前記入り口を介して前記空間27に入球することができるものとなっている。
また、遊技球が入球するための入り口には特に何も設けず開放しておき、常時、遊技球が入球可能となるように形成することもできるし、所定の条件を満たすことにより開閉可能なシャッターや開閉片26(羽根)等の開閉部材を設け、この開閉部材が開放されたときのみ、遊技球が入球可能となるように形成することもできる。
なお、前記「所定の条件」としては、開閉部材を開閉させるための所定の通過領域を遊技球が通過すること、開閉部材を開閉させるための所定の入賞口(開閉片作動入賞口12)に遊技球が入球すること等が挙げられ、これらに限定されるものではない。
また、開閉部材は、前記所定の条件に対応して、開閉態様(たとえば、開閉回数、開閉時間など)が変更されるように形成することもできる。たとえば、開閉部材を開閉させるための入賞口を2種類設け、一方の入賞口に遊技球が入球したときは開閉部材は1回開閉を行い、他方の入賞口に遊技球が入球したときは開閉部材は2回開閉を行うように形成することができる。なお、開閉部材の開閉態様はこれらに限定されるものではない。
前記判定部は、遊技球が順次通過可能なものである。そして、当落決定部10の前記空間27内には、前記判定部が複数設けられており、これら複数の判定部は階層状となるように配設されている。すなわち、当落決定部10の前記空間27内に入球した遊技球は、この階層状に配設された複数の判定部を、順次通過していくこととなる。
この判定部は、遊技球が順次通過することができれば、その構造や態様については特に限定されるものではなく、たとえば、前記空間27内に、上下方向に複数段となるように配設された台状の判定部(ステージ)や、上下方向に複数段となるように配設され、回転可能な判定部(クルーン35)などとすることができる。また、この判定部は、前記空間27内に固定することもできるし、または、所定の駆動手段(駆動モーター36等)を設けることで、回転駆動等の所定の動作を行うように形成することもできる。
また、前記空間27内に備えられる判定部の数については複数であれば、すなわち、2個以上であれば、特に限定されるものではない。
前記判定領域は、遊技球が通過可能でありかつ遊技球の通過を検出するためのものであり、各判定部ごとに複数設けられているものである。すなわち、遊技球は、各判定部におけるいずれかの判定領域を通過することができ、遊技球が前記判定領域を通過することによりその旨が検出されることとなっている。
また、この判定領域は、遊技球の通過を検出することができれば、その構造や態様については特に限定されるものではない。たとえば、この判定領域は、各判定部ごとに複数の貫通孔(判定孔37)を設け、この各貫通孔にそれぞれ、遊技球の通過を検出するための所定のスイッチ(判定孔通過検出スイッチ38)を設けることで形成することができる。すなわち、このように形成した場合には、前記貫通孔が判定領域に該当することとなる。
また、遊技球の通過を検出するためのスイッチの種類は、特に限定されるものではなく、光の受光及び遮断によって遊技球の通過を検知する光スイッチ、磁気変動によって遊技球の通過を検知する磁気スイッチ、遊技球に直接接触することにより遊技球の通過を検知する接触式スイッチ、その他の公知のスイッチを用いることができる。
また、各判定部に設けられる判定領域の数についても特に限定されるものではなく、たとえば、総ての判定部に同数の判定領域を設けてもよいし、または、各判定部に異なる数の判定領域を設けてもよい。
前記当落判定手段135は、各判定部において遊技球が通過した判定領域が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定するためのものである。換言すれば、当落判定手段135は、遊技球が、予め定められた各判定部の判定領域をいずれも通過した場合に、当選と判定するものである。
たとえば、各判定部それぞれに、所定の番号(たとえば、「1」から「6」まで)が付された所定個数(たとえば、6個)の判定領域が設けられている場合、各判定部において遊技球が通過した判定領域に付された番号が総て同じとき(たとえば、「1」「1」「1」など)に、当落判定手段135が当選と判定するように形成することができる。
また、当落判定手段135は、複数の判定部の総てではなく、一部の判定部(たとえば、5個の判定部のうち、予め定められた3個の判定部等)において遊技球が通過した判定領域が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定するように形成することもできる。
なお、当落判定手段135が当選と判定する判定領域の組み合わせは、これらに限定されるものではない。
また、当選判定手段135により当選と判定された場合には、たとえば、一般的な遊技である通常遊技中は閉鎖している所定の入賞口(大入賞口13)を開放することにより、当該入賞口への遊技球の入賞が容易なものとなり、前記通常遊技よりも単位時間あたりに払い出される遊技球の個数が多くなる特別遊技を開始するように形成することができる。
(作用)
本発明に係る弾球遊技機においては、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球は、前記複数の判定部を順次通過していく。そして、この際、前記遊技球は、前記各判定部に備えられた複数の判定領域のいずれかを通過するものとなっている。そして、各判定部において遊技球が通過した判定領域が、予め定められた組み合わせとなっている場合に、当落判定手段135により当選と判定される。
すなわち、本発明に係る弾球遊技機によれば、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が、前記空間27内に階層状に設けられた複数の判定部を順次通過していくことにより、比較的長い期間において、遊技球の移動方向が変化する等の様々な移動アクションが生じることとなる。
したがって、弾球遊技機本来の面白味である遊技球の移動アクションを十分に楽しませることができ、遊技者の興趣を高めることができることとなる。
また、本発明に係る弾球遊技機においては、各判定部において遊技球が通過した判定領域の組み合わせにより当選が決定されることとなるため、当落決定部10の空間27内に1球でも遊技球が入球すれば当選を期待することができる。
したがって、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下するのを防止することが可能となる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、遊技球が入球可能な空間27を有する当落決定部10を備え、空間27内へ入球した遊技球に基づき所定の判定を行うことで、当選又は非当選を決定するように形成された弾球遊技機であって、当落決定部10は、空間27内に上下方向に複数段設けられ、回転可能でかつ遊技球が順次通過可能なクルーン35と、各クルーン35ごとに設けられ、各クルーン35の上面から下面まで至りかつ遊技球が通過可能であるとともに、遊技球の通過を検出するための複数の判定孔37と、各クルーン35において遊技球が通過した判定孔37が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定する当落判定手段135と、を備えていることを特徴とする。
すなわち、本請求項に係る発明は、上記した請求項1に係る発明を限定したものである。
前記クルーン35は、請求項1における判定部に該当するものである。
ここで、クルーン35とは、略円板形状をした部材であって、遊技球の振り分け等を行う、いわゆる回転役物である。
具体的には、前記クルーン35は、回転可能でかつ遊技球が順次通過可能なものである。そして、当落決定部10の前記空間27内には、前記クルーン35が複数設けられており、これら複数のクルーン35は上下方向に複数段となるように配設されている。すなわち、当落決定部10の前記空間27内に入球した遊技球は、上下方向に複数段となるように配設された複数のクルーン35を、最上段のものから下方のものへ向けて順次通過していくこととなる。
また、このクルーン35は、上述の如く、回転可能となっているため、所定の駆動手段(駆動モーター36等)が備えられていることとなる。また、このクルーン35は、常に同じ態様で回転するように形成することもできるし、または、所定の場合には回転態様が変更されるように形成することもできる。たとえば、クルーン35は、常態においては、所定の回転速度で所定方向へ向けて回転する一方、所定の場合には、回転速度や回転方向が変わるように形成することができる。また、クルーン35は、所定の場合には、回転を停止するように形成することもできる。なお、クルーン35の回転の態様はこれらに限定されるものではない。
前記判定孔37は、請求項1における判定領域に該当するものである。
具体的には、判定孔37は、各クルーン35の上面から下面まで至りかつ遊技球が通過可能であるとともに、遊技球の通過を検出するためのものであり、各クルーン35ごとに複数設けられているものである。すなわち、遊技球は、各クルーン35におけるいずれかの判定孔37を通過することができ、遊技球が前記判定孔37を通過することによりその旨が検出されることとなっている。
前記当落判定手段135は、各クルーン35において遊技球が通過した判定孔37が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定するためのものである。換言すれば、当落判定手段135は、遊技球が、予め定められた各クルーン35の判定孔37をいずれも通過した場合に、当選と判定するものである。
(作用)
本発明に係る弾球遊技機においては、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球は、上下方向に複数段となるように設けられたクルーン35を順次通過していく。そして、この際、前記遊技球は、前記各クルーン35に備えられた複数の判定孔37のいずれかを通過するものとなっている。そして、各クルーン35において遊技球が通過した判定孔37が、予め定められた組み合わせとなっている場合に、当落判定手段135により当選と判定される。
すなわち、本発明に係る弾球遊技機によれば、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が、前記空間27内に上下方向に設けられた複数段のクルーン35を順次通過していくことにより、比較的長い期間において、遊技球の移動方向が変化する等の様々な移動アクションが生じることとなる。
したがって、弾球遊技機本来の面白味である遊技球の移動アクションを十分に楽しませることができ、遊技者の興趣を高めることができることとなる。
また、本発明に係る弾球遊技機においては、各クルーン35において遊技球が通過した判定孔37の組み合わせにより当選が決定されることとなるため、当落決定部10の空間27内に1球でも遊技球が入球すれば当選を期待することができる。
したがって、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下するのを防止することが可能となる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の特徴に加え、前記弾球遊技機は、遊技球が通過する一のクルーン35の判定孔37と、前記遊技球が次に通過するクルーン35の判定孔37とが、予め定めた組み合わせとなっているか否かを判定するための一致判定手段134と、一致判定手段134により、予め定めた組み合わせになっていないと判定された場合、遊技球を、次のクルーン35の判定孔37を通過させることなく、前記空間27内から排出させるための排出口50と、を備えていることを特徴とする。
すなわち、前記一致判定手段134は、連続して配設される2つのクルーン35において遊技球が通過した判定孔37の組み合わせが、予め定めた組み合わせとなっているか否かを判定するためのものである。
また、前記排出口50は、一致判定手段134により、連続して配設される2つのクルーン35において遊技球が通過した判定孔37の組み合わせが、予め定めた組み合わせとなっていないと判定された場合に、前記遊技球が、前記2つのクルーン35の下方に連続して配設されているクルーン35の判定孔37を通過することなく、前記空間27内から排出するためのものである。
換言すれば、前記排出口50は、遊技球が連続して配設される2つのクルーン35における所定の判定孔37を通過した場合であって、当選判定手段135により当選と判定されることがないときに、前記遊技球をハズレに係る遊技球として排出するためのものである。
また、本発明に係る弾球遊技機において、複数個の遊技球が前記空間27内に入球した場合には、連続して配設される2つのクルーン35において前記複数個の遊技球が通過した判定孔37の組み合わせの総てが、予め定めた組み合わせとなっていないと、一致判定手段134により判定されたときに、前記複数の遊技球が総て、排出口50から排出されるように形成するのが望ましい。
(作用)
本発明に係る弾球遊技機によれば、一致判定手段134により、遊技球が通過した一のクルーン35の判定孔37と、前記遊技球が次に通過するクルーン35の判定孔37とが、予め定めた組み合わせとなっていないと判定された場合、前記遊技球は、前記クルーン35の次に配設されたクルーン35の判定孔37を通過することなく、排出口50から当落決定部10の外に排出されることとなる。
すなわち、本発明に係る弾球遊技機によれば、当落判定手段135により当選と判定されることが無くなったことに基づき、遊技球を排出口50から排出してしまうため、もう当選となることがない遊技球の移動アクション、すなわち、時間の無駄となってしまうような遊技球の移動アクションが行われることを防止することができることとなる。
これにより、遊技をよりスムーズに進行させることが可能となる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記請求項2又は3記載の発明の特徴に加え、前記当落判定手段135は、空間27内に複数個の遊技球が入球した場合に、前記複数のクルーン35のうちいずれか一のクルーン35において、前記複数個の遊技球のうち所定個数の遊技球が通過した判定孔37が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定するように形成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る弾球遊技機は、いずれか一のクルーン35において予め定められた判定孔37を遊技球が通過した場合に、当選となるように形成されたものである。換言すれば、いずれか一のクルーン35において遊技球が通過した判定孔37に基づいて、当選が決定されるものである。
(作用)
本発明に係る弾球遊技機によれば、いずれか一のクルーン35において所定個数の遊技球が通過した判定孔37が、予め定められた組み合わせとなっている場合に、当落判定手段135により当選と判断されることとなる。
したがって、異なるバリエーションによっても当たりとなるため、当選に対する期待度を向上させるとともに、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1又は2)
すなわち、請求項1又は2記載の発明によれば、弾球遊技機本来の面白味である遊技球の移動アクションを十分に楽しませることにより遊技者の興趣を高めるとともに、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下するのを防止することが可能な弾球遊技機を提供することができる。
(請求項3)
すなわち、請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、時間の無駄となってしまうような遊技球の移動アクションが行われることを防止することで、遊技をよりスムーズに進行させることが可能な弾球遊技機を提供することができる。
(請求項4)
すなわち、請求項4記載の発明によれば、上記した請求項2又は3記載の発明の効果に加え、異なるバリエーションによっても当たりとなることにより、当選に対する期待度を向上させるとともに、遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図17までは、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、パチンコ機PMの制御装置100の入力及び出力の概略を示すブロック図である。図2は、当落決定手段130の概略を示すブロック図である。図3は、特別遊技制御手段190及び演出制御手段310の概略を示すブロック図である。図4は、パチンコ機PMを示す外観正面図である。図5は、当落決定部10を示す正面図である。図6は、第1クルーン35a又は第2クルーン35bを示す上面図である。図7は、第1クルーン35a又は第2クルーン35bを示す正面断面図である。図8は、第3クルーン35cの判定孔37に入球可能な場合における第3クルーン35cを示す上面図である。図9は、第3クルーン35cの判定孔37に入球可能な場合における第3クルーン35cを示す正面断面図である。図10は、第3クルーン35cの判定孔37に入球不可となっている場合における第3クルーン35cを示す上面図である。図11は、第3クルーン35cの判定孔37に入球不可となっている場合における第3クルーン35cを示す正面断面図である。図12から図17までは、パチンコ機PMにおける動作の概略を示すフローである。
なお、ここで、本明細書における「前面側(前面方向)」や「手前側(手前方向)」とは、パチンコ機PMから見て、遊技を行う遊技者が位置する方向を意味するものである。具体的には、パチンコ機PMの正面側の前でパチンコ機PMの方に顔を向けている遊技者から見た場合の、奥から手前への方向、すなわち、パチンコ機PMの奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、本明細書における「背面側(背面方向)」や「奥側(奥方向)」とは、前記「前面側(前面方向)」や「手前側(手前方向)」と反対側を意味するものであり、パチンコ機PMの正面側の前でパチンコ機PMの方に顔を向けている遊技者から見た場合の、手前から奥への方向、すなわち、パチンコ機PMの正面から奥へ向かう方向を意味する。
また、本明細書における「右」や「左」等の左右方向も、パチンコ機PMの正面の方に顔を向けている遊技者から見た場合の右や左を意味する。
なお、以下の文中において、「入賞」とは、打ち出された遊技球が、パチンコ機PMの遊技盤7上に設けられた入賞口に入球することをいう。
(パチンコ機PMの構成)
以下、本実施の形態に係るパチンコ機PMについて、具体的に説明する。
パチンコ機PMは、図4に示すように、当該パチンコ機PMの外郭保持枠を構成する外枠1と、この外枠1に開閉自在に軸支された前枠2とを備えたものとなっている。そして、前枠2には、パチンコ機PMの遊技領域8を形成するための遊技盤7と、この遊技盤7の前方を覆う板ガラスが嵌め込まれたガラス扉3と、遊技球を受ける上側の上球皿4a及び下側の下球皿4bと、遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル5と、が設けられている。
また、遊技盤7には、遊技領域8の周辺を囲むように一対のレール6が固定されている。
また、遊技盤7の裏面には、特に図示していないが、各種装置の作動、演出動作、遊技動作等を制御するための制御装置100が設けられている。
(遊技領域8)
本実施の形態に係るパチンコ機PMの遊技領域8には、図4に示すように、その正面略中央に位置し、遊技球に基づいて当選又は非当選の判定を行う当落決定部10と、前記当落決定部10の下方に位置し、面状表示部である表示装置20と、前記表示装置20の下方に位置し、遊技球の入賞により、遊技者への賞球の払い出しを行うとともに、前記当落決定部10に設置されている一対の開閉片26を作動させる開閉片作動入賞口12と、前記開閉片作動入賞口12の下方に位置し、通常遊技では閉鎖されている大入賞口13と、前記開閉片作動入賞口12の左方及び右方それぞれに位置し、遊技球が入賞すると遊技者へ賞球が払い出される複数の一般入賞口11と、前記大入賞口13の下方に位置し、遊技球を回収するアウト口14と、任意の箇所に位置し、遊技球の落下に影響を与えるための複数の風車15と、多数の遊技釘(特に図示しておらず)と、が設けられている。
なお、遊技領域8の周囲には、遊技中に点灯もしくは点滅表示される複数のランプから構成される遊技効果ランプ30が設けられている。
また、遊技領域8の右側上方及び左側上方には、演出用の音声を出力するためのスピーカ17がそれぞれ一つずつ設けられている。
(当落決定部10)
当落決定部10は、図4及び図5に示すように、遊技領域8の略中央に位置する中空箱状の役物であり、内部に入球した遊技球に基づいて当選又は非当選の判定を行うためのものである。
具体的には、この当落決定部10は、大きく分けて、遊技盤7に形成された取付孔(図示しておらず)に嵌め込んで取り付けられかつ手前側に開口する箱体31と、遊技盤7の正面に取り付けられる枠体32と、箱体31内に設けられる複数段のステージ部33と、から構成されている。
(1)箱体31
前記箱体31は、底板31a、底板31aの両側部から立設する一対の側板31b、底板31aの奥部から立設する背板31c、及び、天板から構成されており、遊技盤7の取付孔(図示しておらず)に取り付けられた状態で、前記取付孔の奥側に凹んだ、遊技球が入球可能な空間27を形成するものとなっている。
また、箱体31を構成する底板31aよりも下方には、当落決定部10に入球した遊技球を排出するための中空箱状の排出空間28が形成されている。この排出空間28は、底板31aの下方、すなわち、箱体31の下方であって、遊技盤7の裏面側に位置するため、遊技盤7の正面側からは視認することができないものとなっている。
そして、この排出空間28に排出された遊技球は、前記遊技領域8から排出され、回収されるものとなっている。
(2)枠体32
前記枠体32は、前記取付孔の周縁を取り囲むように配置されており、遊技盤7に取り付けられた状態で、遊技盤7の正面から手前側に突出するものとなっている。
具体的には、この枠体32は、前記取付孔の周縁の下部に位置する下枠32bと、前記取付孔の周縁の両側部にそれぞれ位置する一対の側枠(右側枠32c、左側枠32d)と、前記取付孔の周縁の上部に位置する上枠32aと、から構成されている。
また、各側枠の上端部と、上枠32aの下端との間にはそれぞれ間隙が形成されており、これらの間隙は、打ち出された遊技球が前記空間27内へ進入するための遊技球導入口25となっている。
また、各側枠の上端には、対応する遊技球導入口25をそれぞれ開閉可能な一対の開閉片26と、特に図示していないが、これらの開閉片26をそれぞれ開閉させるための開閉片ソレノイド26bとが設けられている。そして、これらの開閉片26は、対応する開閉片ソレノイド26bが作動することによって、側枠の上端に設けられた軸支部を中心に左右方向に揺動可能に形成されている。
具体的には、これらの開閉片26は、常態においては、対応する遊技球導入口25をそれぞれ閉めた状態で停止している。この状態では、前述の如く、各開閉片26により、対応する遊技球導入口25は閉まっているため、打ち出された遊技球は前記箱体31の空間27内に進入することはない。
そして、対応する開閉片ソレノイド26bが作動すると、各開閉片26は、対応する遊技球導入口25をそれぞれ開く方向に揺動する。すなわち、右側枠32cの上端に設けられた開閉片26は、開閉片ソレノイド26bが作動すると、軸支部を中心に右方向に揺動する。一方、左側枠32dの上端に設けられた開閉片26は、開閉片ソレノイド26bが作動すると、軸支部を中心に左方向に揺動する。そして、各開閉片26が対応する遊技球導入口25をそれぞれ開く方向に揺動した際、打ち出された遊技球がタイミングよく開閉片26のやや上方に位置していると、この遊技球は前記箱体31の空間27内に入球可能となる。
また、前記開閉片26は、通常遊技中で、かつ、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球していない場合において、開閉片作動入賞口12に遊技球が入球したときに開閉作動するように形成されている。ここで、通常遊技とは一般的な遊技であって、当たりとなることにより開始される特別遊技中ではない遊技のことである。
なお、上述の如く、本実施の形態に係るパチンコ機PMには、開閉片作動入賞口12は1個設けられており、この開閉片作動入賞口12に遊技球が入球すると、両方の開閉片26が1回開閉作動して、対応する遊技球導入口25を同時に1回開放するものとなっている。この開閉片作動入賞口12は1個だけでなく、複数個設けることもできる。また、開閉片作動入賞口12に遊技球が入球すると、両方の開閉片26が2回以上開閉作動するように形成することもできる。
また、図5に示すように、常態での開閉片26の停止位置よりもやや内側の位置に対応する、前記上枠32aの下端面の所定箇所にはそれぞれ、前記空間27内に入球した遊技球を検出するための当落決定部入球検出スイッチ26aが設けられ、前記制御装置100と所定の接続線により接続されている。そして、遊技球が前記遊技球導入口25を介して前記空間27内に入球するごとに、当落決定部入球検出スイッチ26aにより遊技球の入球が検出され、所定の信号を制御装置100に出力することとなっている。
(3)ステージ部33
前記ステージ部33は、前記箱体32内に判定部としてのクルーン35を取り付けるための台状部である。なお、クルーン35とは、略円板形状をした部材であって、遊技球の振り分け等を行う、いわゆる回転役物である。このクルーン35については後程詳述する。
本実施の形態では、図4及び図5に示すように、前記箱体32の空間27内に、一方の側板31bから他方の側板31bに渡り、かつ、前記空間27を水平に仕切る2つの板状部材が、上下方向に所定間隔をおいて配設されている。そして、図4及び図5に示すように、前記2つの板状部材、及び、箱体32を構成する底板31aに、判定部としてのクルーン35が取り付けられるものとなっている。
すなわち、本実施の形態では、前記2つの板状部材、及び、底板31aがステージ部33に該当するものとなっている。換言すれば、本実施の形態では、2つの板状部材のうち上方に位置する板状部材(第1ステージ部33a)、下方に位置する板状部材(第2ステージ部33b)、及び、底板31a(第3ステージ部33c)により計3段のステージ部33が構成されていることとなる。
そして、具体的には、各ステージ部33には、上面から下面まで貫通する円形のクルーン取付孔(図示しておらず)が形成されているとともに、このクルーン取付孔の内周面には、後述するクルーン35を取り付けるための凹溝34aが形成されている(図7参照)。
また、各ステージ33の奥部には、ステージ部33に取り付けられたクルーン35を回転させるための駆動モーター36が設けられている。
また、第1ステージ部33aの下面、及び、第2ステージ部33bの下面にはそれぞれ、図6に示すように、各ステージ部33におけるクルーン取付孔を開閉可能とする落下阻止板39が、可動可能に取り付けられている。
また、第3ステージ部33cの上面には、図8に示すように、第3ステージ部33におけるクルーン取付孔を開閉可能とする排出口誘導板52が、可動可能に取り付けられている。
また、第3ステージ部33c(すなわち、箱体31を構成する底板31a)の下方には、上述の如く、中空箱状の排出空間28が形成されているが、この排出空間28の底部に配置される排出空間底板28aには、第3ステージ部33cに対して上下に進退可能に形成された円柱棒状の規制棒51が設けられている。
落下阻止板39、排出口誘導板52、及び、規制棒51については、後程詳述する。
(4)クルーン35
前記クルーン35は、上述の如く、各ステージ部33に形成されたクルーン取付孔に取り付けられる略円板形状をした回転役物である。
各クルーン35の外周面には、各ステージ部33におけるクルーン取付孔の内周面に形成されている凹溝34aに嵌め込み可能な突条34bが設けられている(図7参照)。そして、クルーン取付孔の凹溝34aに、クルーン35の突条34bを嵌め込むことにより、クルーン35が各ステージ部33に回転可能に取り付けられることとなる。
また、本実施の形態では、第1ステージ部33aに第1クルーン35aが取り付けられ、また、第1ステージ部33aよりも下方に配設された第2ステージ部33bに第2クルーン35bが取り付けられ、また、第2ステージ部33bよりも下方に位置する第3ステージ部33c(すなわち、箱体31を構成する底板31a)に第3クルーン35cが取り付けられている。すなわち、本実施の形態では、当落決定部10の空間27内に、上下方向に3段のクルーン35が設けられていることとなる。
また、各クルーン35には、上面から下面まで至り、かつ、遊技球が通過可能な判定孔37がそれぞれ複数個ずつ形成されている。具体的には、図4や図5に示すように、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cにはいずれも、同一円周上に、円形貫通孔である判定孔37が6個形成されている。
また、各判定孔37には、特に図示していないが、遊技球の通過を検出するための判定孔通過検出スイッチ38がそれぞれ設けられ、前記制御装置100と所定の接続線により接続されている。そして、遊技球が各判定孔37に入球するごとに、判定孔通過検出スイッチ38により遊技球の入球が検出され、所定の信号を制御装置100に出力することとなっている。
また、本実施の形態では、各クルーン35における各判定孔37に対応付けて、「1」から「6」までの番号が定められており、判定孔通過検出スイッチ38により出力される前記信号に基づき、遊技球がいずれの番号に対応する判定孔37を通過したのかを検出可能なものとなっている。
そして、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球すると、各クルーン35におけるいずれかの判定孔37を通過しながら、前記空間27内を下方に向けて落下していくこととなる。具体的には、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球は、まず、第1クルーン35aの上面に落下する。そして、この後、第1クルーン35aにおけるいずれかの判定孔37を通過して、第2クルーン35bの上面に落下する。さらに、この後、第2クルーン35bにおけるいずれかの判定孔37を通過して、第3クルーン35cの上面に落下する。そして、最後に、第3クルーン35cにおけるいずれかの判定孔37を通過して、排出空間28へ排出されることとなる。
そして、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が各クルーン35において通過した判定孔37の番号が、総て同一であった場合に、当選と判断されることとなる。
また、第3クルーン35cの略中央であって、前述の排出空間28に設けられた規制棒51と対応する位置には、遊技球が入球可能な円形貫通孔である排出口50が形成されている。また、この排出口50には、特に図示していないが、遊技球の入球を検出するための排出口入球検出スイッチ50aが設けられている。
この排出口50は、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて遊技球が通過した判定孔37が、同一番号のものでなかった場合に、すなわち、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて互いに異なる番号が定められた判定孔37を通過した場合に、この遊技球を第3クルーン35cの判定孔37を通過させることなく、排出空間28へ排出するためのものである。
また、前記各クルーン35における、外周面の突条34bには、ラック(図示しておらず)が形成されている。そして、このラックに、前記駆動モーター36の駆動によって回転するように形成されたギヤ(図示しておらず)を噛ませることで、各クルーン35が回転するものとなっている。なお、本実施の形態では、上述の如く、各判定孔37に設けられている判定孔通過検出スイッチ38と制御装置100とが所定の接続線により接続されているため、この接続線の存在により、所定の一方向(時計回り、又は、反時計回り)へ回転し続けることはできず、所定方向へ所定角度(たとえば、180度)回転した後、前記方向とは反対方向へ同角度回転する動作を繰り返すものとなっている。
(5)落下阻止板39
落下阻止板39は、上述の如く、第1ステージ部33a及び第2ステージ部33bにおけるクルーン取付孔を開閉可能な板状部材である。
具体的には、落下阻止板39は、図6及び図7に示すように、クルーン取付孔の略右半分を覆うことが可能な右板39aと、略左半分を覆うことが可能な左板39bとから構成されている。
そして、図6及び図7に示すように、各ステージ部33下面の右奥側、及び、右手前側にはそれぞれ、ステージ部33下面略中央から右方向に伸びるガードレール41が設けられ、このガードレール41に前記右板39aが取り付けられている。
また、各ステージ部33下面の左奥側、及び、左手前側にもそれぞれ、ステージ部33下面略中央から左方向に伸びるガードレール41が設けられ、このガードレール41に前記左板39bが取り付けられている。
また、特に図示していないが、これらのガードレール41にはそれぞれ、前記右板39a及び前記左板39bを左右方向へ移動させるための落下阻止板ソレノイド40が設けられている。
そして、前記右板39a及び左板39bは、常態においては、クルーン取付孔をほぼ閉鎖した状態(すなわち、クルーン35をほぼ覆う状態)となるように、ステージ部33の略中央に位置して停止している。なお、この状態においては、図6に示すように、右板39a及び左板39bはクルーン取付孔を完全には閉鎖しておらず、遊技球が落下することがない程度の間隙が生ずるものとなっている。
そして、対応する落下阻止板ソレノイド40が作動すると、右板39a及び左板39bは、クルーン取付孔を開放する方向に移動する。すなわち、落下阻止板ソレノイド40が作動すると、右板39aは、ガードレール41に沿ってクルーン取付孔の右端部に至るまで右方向に移動して停止することとなる。一方、左板39bは、ガードレール41に沿ってクルーン取付孔の左端部に至るまで左方向に移動して停止することとなる。そして、これにより、図6及び図7に示すように、クルーン取付孔が開放された状態(すなわち、クルーン35が開放された状態)となる。
なお、箱体31を構成する一対の側板31bにおける、前記右板39a及び左板39bに対応する位置には、これら右板39a及び左板39bが通過可能なスリット(図示しておらず)が形成されており、落下阻止板ソレノイド40が作動することにより、右板39a及び左板39bが移動した際には、右板39aの略右半分、及び、左板39bの略左半分が、前記スリットを介して、箱体31の外部へ突出するものとなっている。なお、箱体31の側板31bよりも外側の空間は、遊技盤7の裏面側に位置するため、右板39a及び左板39bが前記スリットから突出した場合であっても、これらは遊技盤7の正面側から視認することができないものとなっている。
また、各落下阻止板ソレノイド40は、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球した場合であって、前記遊技球が総て、対応するクルーン35の判定孔37に入球すると作動し、また、前記遊技球が総て、前記クルーン35の判定孔37を通過すると作動を解除するように形成されている。
具体的には、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球した場合には、前記遊技球が総て、第1クルーン35aの判定孔37に入球すると、第1ステージ部33aに設けられた落下阻止板ソレノイド40が作動して、右板39aが右方向に移動するとともに、左板39bが左方向に移動することとなる。そして、クルーン取付孔が開放されて、前記第1クルーン35aの判定孔37に入球した遊技球が総て落下する。
そして、前記遊技球が総て、第1クルーン35aの判定孔37を通過すると、前記落下阻止板ソレノイド40の作動が解除されて、右板39aが左方向に移動するとともに、左板39bが右方向に移動することとなる。そして、前記クルーン取付孔は閉鎖されることとなる。
そして、前記遊技球が総て、第2クルーン35bの判定孔37に入球すると、上述と同様に、第2ステージ部33bに設けられた落下阻止板ソレノイド40が作動して、右板39aが右方向に移動するとともに、左板39bが左方向に移動することとなる。そして、クルーン取付孔が開放されて、前記第2クルーン35bの判定孔37に入球した遊技球が総て落下する。
そして、前記遊技球が総て、第2クルーン35bの判定孔37を通過すると、上述と同様に、前記落下阻止板ソレノイド40の作動が解除されて、右板39aが左方向に移動するとともに、左板39bが右方向に移動することとなる。そして、前記クルーン取付孔は閉鎖されることとなる。
このように、落下阻止板39は、各クルーン35の判定孔37に総ての遊技球が入球するまで、前記遊技球が前記判定孔37から落下するのを阻止して前記遊技球を各クルーン35において貯留する一方、総ての遊技球が前記判定孔37に入球することにより、前記遊技球を落下させるものとなっている。
また、落下阻止板39は、各クルーン35の判定孔37に総ての遊技球が入球するまで、判定孔37に遊技球が入球したままの状態とするため、遊技球は、各クルーン35において同一の判定孔37に入球することはない。すなわち、遊技球は、各クルーン35において、それぞれ異なった判定孔37に入球することとなる。
なお、落下阻止板39は、上述のように、右板39a及び左板39bの2枚の板を設けるのではなく、クルーン取付孔の全部を覆うことが可能な1枚の板を設け、この板を、ソレノイド等の所定の駆動手段により前後方向に移動させることでクルーン取付孔の開閉を行うように形成することもできる。すなわち、常態においては、前記1枚の板でクルーン取付孔の全部が覆われている一方、前記駆動手段が作動すると、前記板が後方向(すなわち、奥方向)に移動し、箱体31の背板31cよりも奥側に退避することでクルーン取付孔が開放されるように形成することもできる。
(6)排出口誘導板52、規制棒51
(6−1)排出口誘導板52
排出口誘導板52は、上述の如く、第3ステージ部33cにおけるクルーン取付孔を開閉可能な板状部材である。
この排出口誘導板52の構造は、前述の落下阻止板39と略同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。
この排出口誘導板52は、前述の落下阻止板39と同様に、第3ステージ部33cのクルーン取付孔の略右半分を覆うことが可能な右誘導板52aと、略左半分を覆うことが可能な左誘導板52bとから構成されている。なお、これらの右誘導板52aの上面及び左誘導板52bの上面は、特に図示していないが、第3ステージ部33cの中央方向に向けて、下方向に傾斜するように形成されている。
また、前記右誘導板52a及び左誘導板52bが取り付けられるガードレール41には、特に図示していないが、右誘導板52a及び左誘導板52bを左右方向へ移動させるための排出口誘導板ソレノイド53が設けられている。
そして、前記右誘導板52a及び左誘導板52bは、常態においては、クルーン取付孔をほぼ閉鎖した状態(すなわち、クルーン35をほぼ覆う状態)となるように、第3ステージ部33cの略中央に位置して停止しているが、この状態において、図10に示すように、第3ステージ部33cに取り付けられた第3クルーン35cの略中央に形成されている排出口50のみは開放されたままとなっている。
そして、排出口誘導板ソレノイド53が作動すると、右誘導板52a及び左誘導板52bは、クルーン取付孔を開放する方向に移動する。すなわち、排出口誘導板ソレノイド53が作動すると、右誘導板52aは、ガードレール41に沿ってクルーン取付孔の右端部に至るまで右方向に移動して停止することとなる。一方、左誘導板52bは、ガードレール41に沿ってクルーン取付孔の左端部に至るまで左方向に移動して停止することとなる。そして、これにより、図8及び図9に示すように、クルーン取付孔が開放された状態(すなわち、クルーン35が開放された状態)となる。
(6−2)規制棒51
また、規制棒51は、上述の如く、第3ステージ部33cに対して上下に進退可能に形成された円柱棒状部材であって、前記排出口50を開放又は閉塞可能となるように、前記排出空間底板28aに設けられているものである。
具体的には、図9や図11に示すように、第3クルーン35cに形成されている排出口50の位置と対応する、前記排出空間底板28aの所定個所に、前記規制棒51と、この規制棒51を上下方向へ移動させるための規制棒ソレノイド51aとが設けられている。
そして、規制棒51は、常態においては、前記排出口50を開放した状態(すなわち、規制棒51の先端が排出空間28内の下方まで退避した状態)となって停止している(図11参照)。
そして、規制棒ソレノイド51aが作動すると、規制棒51は、前記排出口50を閉塞する方向に移動する。すなわち、規制棒ソレノイド51aが作動すると、規制棒51の先端は、前記排出口50の口縁に至るまで上方向に移動して停止することとなる。そして、これにより、図9に示すように、排出口50が閉塞された状態となる。
(6−3)排出口誘導板ソレノイド53、及び、規制棒ソレノイド51aの作動
前記排出口誘導板ソレノイド53、及び、規制棒ソレノイド51aは、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球した場合に、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて同じ番号が定められた判定孔37を通過すると作動し、また、前記遊技球が総て、第3クルーン35cの判定孔37を通過すると作動を解除するように形成されている。
具体的には、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球した場合であって、総ての遊技球が第2クルーン35bの判定孔37に入球した際、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて同じ番号が定められた判定孔37に入球したか否か(すなわち、リーチ状態となっているか)が判定される。
そして、同じ番号が定められた判定孔37に入球した(すなわち、リーチ状態となった)と判定されると、排出口誘導板ソレノイド53が作動して、右誘導板52aが右方向に移動し、かつ、左誘導板52bが左方向に移動することとなる。さらにこれに伴って、規制棒ソレノイド51aも作動して、規制棒51の先端が、排出口50の口縁に至るまで上方向に移動して停止することとなる。
これにより、第3ステージ部33cのクルーン取付孔が開放されて、第3クルーン35cの判定孔37に遊技球が入球可能な状態となるとともに、排出口50が閉塞されて、この排出口50に遊技球が入球不可の状態となる。
そして、この後、上述の如く、第2ステージ部33bに設けられた落下阻止板ソレノイド40が作動することにより、第2ステージ部33bのクルーン取付孔が開放されて、前記第2クルーン35bの判定孔37に入球した遊技球が総て落下する。すると、第3クルーン35cに落下した遊技球は、排出口50には入球することなく、いずれかの判定孔37に入球し、この判定孔37を通過して排出空間28に排出されることとなる。
そして、前記遊技球が総て、第3クルーン35cの判定孔37を通過すると、前記排出口誘導板ソレノイド53の作動が解除され、右誘導板52aが左方向に移動し、かつ、左誘導板52bが右方向に移動することとなる。さらにこれに伴って、規制棒ソレノイド51aの作動も解除も解除され、規制棒51が下方向に移動することとなる。
そして、これにより、第3ステージ部33cのクルーン取付孔が閉鎖されるとともに、排出口50が開放された状態となる。
一方、同じ番号が定められた判定孔37に入球しなかった(すなわち、リーチ状態とならなかった)と判定されると、排出口誘導板ソレノイド53及び規制棒ソレノイド51aは作動せず、常態のままとなる。すなわち、第3ステージ部33cのクルーン取付孔は閉鎖されており、第3クルーン35cの判定孔37には遊技球が入球不可となっている一方、排出口50は開放されており、この排出口50には遊技球が入球可能となっている。
そして、この状態で、第2ステージ部33bに設けられた落下阻止板ソレノイド40が作動することにより、第2ステージ部33bのクルーン取付孔が開放されて、前記第2クルーン35bの判定孔37に入球した遊技球が総て落下する。すると、第3クルーン35cに落下した遊技球は、判定孔37には入球することなく、総て排出口50に入球し、この排出口50を通過して排出空間28に排出されることとなる。
このように、排出口誘導板52及び規制棒51は、遊技球が、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて同一番号の判定孔37を通過したと判定された場合には、前記遊技球を、第3クルーン35cの判定孔37へ入球可能とする一方、異なった番号の判定孔37を通過したと判定された場合には、前記遊技球を、第3クルーン35cの判定孔へ入球させることなく、排出口50に入球させるものとなっている。
(表示装置20)
表示装置20は、画像を表示する画面が平面状に形成された液晶表示装置となっている。この表示装置20は、前記当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が各クルーン35において通過した判定孔37に定められている番号を表示したり、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて同一番号の判定孔37を通過した場合に所定のリーチ演出に係る画像(静止画や動画等)を表示したり、大当りとなった際における所定の大当り演出に係る画像を表示したりするように形成されている。
なお、この表示装置20は、液晶表示装置に限定されるものではなく、ドットマトリクス表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等とすることもできる。
(パチンコ機PMの遊技)
上述のような構成のパチンコ機PMでは、前記当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が通過する各クルーン35の判定孔37の組み合わせによって、当選又は非当選が決定されるものとなっている。
具体的には、前述のパチンコ機PMでは、遊技者が操作ハンドル5を所定の方向へ回動操作すると、上球皿4aに収納された遊技球が1個ずつ発射部(図示しておらず)へ送られる。そして、発射部に到達した遊技球は、操作ハンドル5の回動角度に応じた強度で、発射部から遊技領域8へ向かって発射され、遊技領域8内において落下する。
そして、前記遊技球は、遊技球導入口25、一般入賞口11、開閉片作動入賞口12、及び、アウト口14のいずれかに受け入れられる。また、前記遊技球導入口25は、開閉片作動入賞口12へ遊技球が入賞することにより、一対の開閉片26が揺動したときにのみ遊技球を受け入れ可能となる。また、ここで、遊技球が一般入賞口11、又は、開閉片作動入賞口12に受け入れられた場合には、所定数の賞球が上球皿4aに払い出される。
そして、上述の如く、開閉片作動入賞口12へ遊技球が入賞することにより開閉片26が揺動したときに、遊技球導入口25へ遊技球が進入すると、この遊技球が前記当落決定部10の空間27内を落下することとなる。
そして、この遊技球は、当落決定部10の空間27内に設けられた第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cを順次通過する。そして、前記遊技球が、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cのそれぞれにおいて通過した判定孔37の番号(すなわち、「1」から「6」までの数字)が、予め定められた組み合わせ(たとえば、「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目)となった場合には、当たりとなり、大入賞口13が開放され、遊技領域8へ向かって発射された遊技球の大半が大入賞口13へ入賞するようになり、遊技者に対して大量の賞球の払い出しが行われる。
(制御装置100)
本実施の形態におけるパチンコ機PMは、上述の如く、各種装置の作動、演出動作、遊技動作等を制御するための制御装置100を備えている。
制御装置100は、マイクロコンピュータを利用したCPU、ROM及びRAM等の記憶手段、並びに、I/O等を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御や遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされた装置である。ここで、CPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM、及び、I/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。
(制御装置100の入力手段)
制御装置100には、図1に示すように、当該制御装置100へ所定の信号を送出する信号発信源(すなわち、制御装置100への入力手段)として、一般入賞口11の内部に設けられた一般入賞口入賞検出スイッチ11aと、開閉片作動入賞口12の内部に設けられた開閉片作動入賞口スイッチ12aと、大入賞口13の内部に設けられた大入賞口入賞検出スイッチ13aと、当落決定部10における遊技球導入口25と対応するように設けられた当落決定部入球検出スイッチ26aと、各クルーン35における各判定孔37の内部に設けられた判定孔通過検出スイッチ38と、第3クルーン35cにおける排出口50の内部に設けられた排出口入球検出スイッチ50a、とが所定の接続線により電気的に接続されている。なお、信号発信源としては、上記したスイッチ類に限定されるものではない。
(制御装置100の出力手段)
また、制御装置100には、その制御対象となる機器(すなわち、制御装置100からの出力手段)として、大入賞口13の扉を開閉駆動する大入賞口ソレノイド13bと、図柄表示装置20と、スピーカ17と、遊技効果ランプ30と、当落決定部10における一対の開閉片26を開閉駆動する開閉片ソレノイド26bと、各クルーン35を回転駆動する駆動モーター36と、第1ステージ部33a及び第2ステージ部33bに設けられた落下阻止板39を開閉駆動する落下阻止板ソレノイド40と、排出空間底板28aに設けられた規制棒51を進退駆動する規制棒ソレノイド51aと、第3ステージ部33cに設けられた排出口誘導板52を開閉駆動する排出口誘導板ソレノイド53とが接続されている。なお、制御対象となる機器としては、上記した機器類に限定されるものでない。
(制御装置100の制御手段)
また、制御装置100には、各種制御を行うための制御手段として、一般入賞口11や開閉片作動入賞口12、判定孔37等の各種入賞口や通過孔への遊技球の入球を検知する遊技球検知手段110と、開閉片26の開閉を制御する開閉片作動制御手段120と、当落決定部10へ入球した遊技球に基づいて当選又は非当選を決定するための当落決定手段130と、各クルーン35の回転を制御するクルーン制御手段150と、各落下阻止板39の開閉を制御する落下阻止板制御手段160と、規制棒51の進退を制御する規制棒制御手段170と、排出口誘導板52の開閉を制御する排出口誘導板制御手段180と、特別遊技における動作を制御する特別遊技制御手段190と、大入賞口13の開閉を制御する大入賞口開閉制御手段200と、表示装置20等の表示動作を制御する表示制御手段300と、各種演出における、演出パターンの記憶や決定等を制御する演出制御手段310とが設けられている。なお、制御装置100に含まれる制御手段としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
(遊技球検知手段110)
遊技球検知手段110は、各種入賞口や判定孔への遊技球の入球を検知するものである。
具体的には、遊技球検知手段110は、一般入賞口11に遊技球が落入することにより、一般入賞口入賞検出スイッチ11aから落入信号が出力されると、この落入信号に基づいて一般入賞口11に遊技球が入賞したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、開閉片作動入賞口12に遊技球が落入することにより、開閉片作動入賞口入賞検出スイッチ12aから落入信号が出力されると、この落入信号に基づいて開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、大入賞口13に遊技球が落入することにより、大入賞口入賞検出スイッチ13aから落入信号が出力されると、この落入信号に基づいて大入賞口13に遊技球が入賞したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、当落決定部10における遊技球導入口25へ遊技球が進入することにより、当落決定部入球検出スイッチ26aから入球信号が出力されると、この入球信号に基づいて当落決定部10の空間27内に遊技球が入球したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、各クルーン35の各判定孔37に遊技球が入球することにより、判定孔通過検出スイッチ38から入球信号が出力されると、この入球信号に基づいて判定孔37に遊技球が入球したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、各クルーン35の各判定孔37を遊技球が通過することにより、判定孔通過検出スイッチ38から通過信号が出力されると、この通過信号に基づいて判定孔37を遊技球が通過したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、第3クルーン35cの排出口50に遊技球が入球することにより、排出口入球検出スイッチ50aから入球信号が出力されると、この入球信号に基づいて排出口50に遊技球が入球したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、第3クルーン35cの排出口50を遊技球が通過することにより、排出口入球検出スイッチ50aから通過信号が出力されると、この通過信号に基づいて排出口50を遊技球が通過したことを検知する。
(開閉片作動制御手段120)
開閉片作動制御手段120は、当落決定部10に設けられた一対の開閉片26を開閉駆動する開閉片ソレノイド26bを制御するものである。
具体的には、開閉片作動制御手段120は、遊技球検知手段110により開閉片作動入賞口12への遊技球の入賞が検知されたことを契機として、前記開閉片ソレノイド26bを作動させ、前記開閉片26を左右方向に1回揺動させる。
また、開閉片作動制御手段120は、遊技球検知手段110により当落決定部10の空間27内への遊技球の入球が検知されてから、前記総ての遊技球の、第3クルーン35cの判定孔37又は排出口50から排出が検知されるまで(すなわち、前記判定孔37又は排出口50の通過が検知されるまで)の間においては、遊技球検知手段110により開閉片作動入賞口12への遊技球の入賞が検知されても、前記開閉片ソレノイド26bを作動させないように制御する。すなわち、開閉片作動制御手段120は、当落決定部10の空間27内へ遊技球が入球し、当選又は非当選が決定されるまでの間は、開閉片26の開閉をブロックする。
(当落決定手段130)
当落決定手段130は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球に基づいて、当選又は非当選を決定するための各種制御を行うためのものであり、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)遊技球カウンタ131
(2)当選態様記憶手段132
(3)通過判定孔記憶手段133
(4)一致判定手段134
(5)当落判定手段135
なお、当落決定手段130としては、上記した(1)から(5)までに限定されるものではない。
(1)遊技球カウンタ131
遊技球カウンタ131は、遊技球の個数をカウントするためのものである。そして、本実施の形態に係る遊技球カウンタ131は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球の個数をカウントする当落決定部入球カウンタ131aと、各クルーン35における判定孔37又は排出口50に入球した遊技球の個数、並びに、前記判定孔37又は排出口50を通過した遊技球の個数をカウントするクルーン入出球カウンタ131bとを備えている。
換言すれば、当落決定部入球カウンタ131aに記憶されているカウント値は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球の個数を示すこととなる。また、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値は、所定のクルーン35の判定孔37又は排出口50に入球した遊技球の個数、あるいは、所定のクルーン35の判定孔37又は排出口50を通過した遊技球の個数を示すこととなる。
具体的には、当落決定部入球カウンタ131aは、開閉片26が開閉することを契機として、記憶されているカウント値をリセット(ゼロクリア)し、また、遊技球検知手段110により当落決定部10の空間27内への遊技球の入球が検知されるごとに、記憶されているカウント値に1を加算する。たとえば、開閉片26が開閉した際に、当落決定部10の空間27内に遊技球が2個入球した場合には、カウント値「0」から2カウントアップされ、前記カウント値が「2」となる。
また、クルーン入出球カウンタ131bは、開閉片26が開閉すること、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、各クルーン35における判定孔37又は排出口50に入球すること、又は、前記遊技球が総て、各クルーン35における判定孔37又は排出口50を通過することのいずれかを契機として、記憶されているカウント値をリセット(ゼロクリア)する。そして、遊技球検知手段110により各クルーン35における判定孔37又は排出口50への遊技球の入球が検知されるごとに、記憶されているカウンタ値に1を加算する。また、遊技球検知手段110により、前記遊技球の、各クルーン35における判定孔37又は排出口50の通過が検知されるごとに、記憶されているカウンタ値に1を加算する。
たとえば、当落決定部10の空間27内に遊技球が1個入球し、第1クルーン35aのいずれかの判定孔37に入球すると、カウント値「0」から1カウントアップされ、前記カウント値が「1」となった後、リセット(ゼロクリア)される。
さらに、前記遊技球が前記判定孔37を通過すると、上述と同様に、カウント値「0」から1カウントアップされ、前記カウント値が「1」となった後、リセット(ゼロクリア)される。
そして、第2クルーン35bにおいても、上述と同様の処理が行われることとなる。
(2)当選態様記憶手段132
当選態様記憶手段132は、当選となる各クルーン35の判定孔37の組み合わせを記憶するためのものである。換言すれば、この当選態様記憶手段132に記憶されている各クルーン35における判定孔37の組み合わせが、当選となるものである。すなわち、当落決定部10の空間27内へ入球した遊技球が、この当選態様記憶手段132に記憶されている組み合わせとなるように、各クルーン35の判定孔を通過する場合に当選となる。
本実施の形態では、当選態様記憶手段132は、当選となる各クルーン35の判定孔37の番号の組み合わせとして、「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目、すなわち、「1」「1」「1」、「2」「2」「2」、「3」「3」「3」、「4」「4」「4」、「5」「5」「5」、及び、「6」「6」「6」を記憶している。
したがって、遊技球が、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cにおいて通過した判定孔37の番号が、前記組み合わせのいずれかとなった場合に、当選と判定されることとなる。なお、当選の態様はこれらに限定されるものではない。
(3)通過判定孔記憶手段133
通過判定孔記憶手段133は、当落決定部10の空間27内へ入球した遊技球が、各クルーン35において通過した判定孔37を記憶するためのものである。
具体的には、通過判定孔記憶手段133は、遊技球検知手段110により各クルーン35の判定孔37への遊技球の入球が検知されたことを契機として、この判定孔37に定められている番号を記憶する。また、通過判定孔記憶手段133は、当落決定部10の空間27内へ複数の遊技球が入球した場合には、この複数の遊技球が通過した判定孔37を総て記憶するものとなっている。
たとえば、当落決定部10の空間27内へ1個の遊技球が入球し、第1クルーン35aにおいて「2」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいて「2」の判定孔37を通過し、第3クルーン35cにおいて「5」の判定孔37を通過した際には、通過判定孔記憶手段133は、各クルーン35ごとに、通過した判定孔37の番号をそれぞれ記憶する。すなわち、第1クルーン35a→「2」、第2クルーン35b→「2」、第3クルーン35c→「5」と記憶する。
また、当落決定部10の空間27内へ2個の遊技球が入球し、第1クルーン35aにおいて「2」及び「3」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいて「1」及び「3」の判定孔37を通過し、第3クルーン35cにおいて「3」及び「5」の判定孔37を通過した際には、通過判定孔記憶手段133は、各クルーン35ごとに、第1クルーン35a→「2」「3」、第2クルーン35b→「1」「3」、第3クルーン35c→「3」「5」と記憶する。なお、この場合、当落決定部10の空間27内へ入球した遊技球が、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cのいずれにおいても「3」の判定孔37を通過したため、当選と判定されることとなる。
なお、上述の如く、本実施の形態では、遊技球が、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて異なる番号の判定孔37を通過した場合には、第3クルーン35cにおいては、判定孔37に入球することなく、排出口50に入球して排出空間28へ排出されることとなる。したがって、上記場合においては、通過判定孔記憶手段133は、第1クルーン35a、及び、第2クルーン35bにおいて通過した判定孔37のみを記憶することとなる。
(4)一致判定手段134
一致判定手段134は、連続して配設される2つのクルーン35において遊技球が通過した判定孔37の組み合わせが、予め定めた組み合わせとなっているか否かを判定するためのものである。
本実施の形態では、一致判定手段134は、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて通過した判定孔37の組み合わせが、リーチ状態となっているか否かを判定する
ここで、リーチ状態とは、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて通過した判定孔37の組み合わせが、予め定められた当選態様と一致するものであって、第3クルーン35cにおいて所定の判定孔37を通過すれば当選となる状態を意味するものである。
すなわち、本実施の形態では、一致判定手段134は、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて通過した判定孔37が同一番号となっているか否かを判定する。
具体的には、一致判定手段134は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て第2クルーン35bの判定孔37に入球したと遊技球検知手段110により検知された場合に、前記判定を行う。より具体的には、一致判定手段134は、第2クルーン35bの判定孔37への遊技球の入球に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致した場合に、前記通過判定孔記憶手段133に記憶されている第1クルーン35a、及び、第2クルーン35bの判定孔37が一致しているか否かを判定する。
たとえば、当落決定部10の空間27内へ入球した1個の遊技球が、第1クルーン35aにおいて「1」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいて「3」の判定孔37を通過する場合には、一致判定手段134は、遊技球が通過した判定孔37は同一番号となっていないと判定する。また、上述の例のように、当落決定部10の空間27内へ入球した1個の遊技球が、第1クルーン35aにおいて「2」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいて「2」の判定孔37を通過する場合には、一致判定手段134は、遊技球が通過した判定孔37が同一番号となっていると判定する。
また、当落決定部10の空間27内へ入球した2個の遊技球が、第1クルーン35aにおいて「1」及び「5」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいて「4」及び「6」の判定孔37を通過する場合には、一致判定手段134は、遊技球が通過した判定孔37は同一番号となっていないと判定する。また、上述の例のように、当落決定部10の空間27内へ入球した2個の遊技球が、第1クルーン35aにおいて「2」及び「3」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいて「1」及び「3」の判定孔37を通過する場合には、一致判定手段134は、遊技球が通過した判定孔37は同一番号となっていると判定する。
また、当落決定部10の空間27内へ入球した2個の遊技球が、たとえば、第1クルーン35aにおいて「5」及び「6」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいても「5」及び「6」の判定孔37を通過する場合には、一致判定手段134は、遊技球が通過した判定孔37は同一番号となっていると判定する。なお、この場合には、「5」及び「6」のいずれについてもリーチ状態、いわゆる、ダブルリーチ状態となっている。
また、当落決定部10の空間27内へ入球した3個の遊技球が、たとえば、第1クルーン35aにおいて「1」、「2」及び「3」の判定孔37を通過し、第2クルーン35bにおいても「1」、「2」及び「3」の判定孔37を通過する場合には、一致判定手段134は、遊技球が通過した判定孔37は同一番号となっていると判定する。なお、この場合には、「1」、「2」及び「3」のいずれについてもリーチ状態、いわゆる、トリプルリーチ状態となっている。
このように、当落決定部10の空間27内へ複数の遊技球が入球した場合には、ダブルリーチやトリプルリーチ等、複数のリーチが構成される可能性がある。
(5)当落判定手段135
当落判定手段135は、当選又は非当選を判定するためのものである。
具体的には、当落判定手段135は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て第3クルーン35cの判定孔37に入球したと遊技球検知手段110により検知された場合に、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cにおいて通過した判定孔37の組み合わせが、当選態様記憶手段132に記憶されている組み合わせとなっているか否か、すなわち、各クルーン35において通過した判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目となっているか否かを判定する。そして、前記判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目となっている場合、当落判定手段135は当選と判定する。
なお、本実施の形態では、上述の如く、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて異なる番号の判定孔37を通過した場合には、第3クルーン35cにおいては、判定孔37に入球することなく、排出口50に入球して排出空間28へ排出されるものとなっている。そして、この場合においては、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て排出口50に入球したと遊技球検知手段110により検知されたときに、当落判定手段135は非当選と判定する。
(クルーン制御手段150)
クルーン制御手段150は、各ステージ部33に設けられ、かつ、各クルーン35を回転駆動する駆動モーター36を制御するものである。
具体的には、クルーン制御手段150は、常態においては、各クルーン35が、所定速度で所定方向(たとえば、時計回り)へ所定角度(たとえば、180度)回転した後、前記所定方向と反対方向(たとえば、反時計回り)へ所定角度(たとえば、180度)回転する動作を繰り返すように、駆動モーター36の作動を制御する。
なお、クルーン制御手段150による制御態様は、上記に限定されるものではない。たとえば、クルーン制御手段150は、上述のリーチ状態となった場合には、第3クルーン35cの回転速度を、常態における回転速度よりも速くなるように、駆動モーター36を制御することもできる。また、クルーン制御手段150は、所定の場合には、所定のクルーン35の回転を停止するように、対応する駆動モーター36を制御することもできる。
(落下阻止板制御手段160)
落下阻止板制御手段160は、第1ステージ部33a及び第2ステージ部33bに設けられ、かつ、各落下阻止板39を開閉駆動する落下阻止板ソレノイド40を制御するものである。
具体的には、落下阻止板制御手段160は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、第1クルーン35aの判定孔37に入球したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、第1ステージ部33aに設けられた落下阻止板ソレノイド40を作動させ、右板39aを右方向に移動させるとともに、左板39bを左方向に移動させる。より具体的には、落下阻止板制御手段160は、第1クルーン35aの判定孔37への遊技球の入球に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致したことを契機として、前記落下阻止板ソレノイド40を作動させる。
そして、落下阻止板制御手段160は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、前記判定孔37を通過したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、前記落下阻止板ソレノイド40の作動を解除し、右板39aを右方向に移動させるとともに、左板39bを左方向に移動させる。より具体的には、落下阻止板制御手段160は、前記判定孔37の通過に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致したことを契機として、前記落下阻止板ソレノイド40の作動を解除する。
そして、第2ステージ部33bにおいても、上述と同様の処理が行われる。
(規制棒制御手段170)
規制棒制御手段170は、排出空間底板28aに設けられ、かつ、規制棒51を進退駆動する規制棒ソレノイド51aを制御するものである。
具体的には、規制棒制御手段170は、前記一致判定手段134により、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて遊技球が通過する判定孔37が同一番号となっていると判定されたことを契機として、規制棒ソレノイド51aを作動させ、規制棒51を、その先端が排出口50の口縁に至るまで上方向に移動させる。
そして、規制棒制御手段170は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、前記判定孔37を通過したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、前記規制棒ソレノイド51aの作動を解除し、規制棒51を、その先端が排出空間28内の下方に至るまで下方向に移動させる。より具体的には、規制棒制御手段170は、前記判定孔37の通過に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致したことを契機として、前記規制棒ソレノイド51aの作動を解除する。
(排出口誘導板制御手段180)
排出口誘導板制御手段180は、第3ステージ部33cに設けられ、かつ、排出口誘導板52を開閉駆動する排出口誘導板ソレノイド53を制御するものである。
具体的には、規制棒制御手段170は、前記一致判定手段134により、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて遊技球が通過する判定孔37が同一番号となっていると判定されたことを契機として、排出口誘導板ソレノイド53を作動させ、右誘導板52aを右方向に移動させるとともに、左誘導板52bを左方向に移動させる。
そして、排出口誘導板制御手段180は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、前記排出口50を通過したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、前記排出口誘導板ソレノイド53の作動を解除し、右誘導板52aを左方向に移動させるとともに、左誘導板52bを右方向に移動させる。より具体的には、排出口誘導板制御手段180は、前記排出口50の通過に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致したことを契機として、前記排出口誘導板ソレノイド53の作動を解除する。
(特別遊技制御手段190)
特別遊技制御手段190は、前記当落判定手段135により当選と判定された場合に、遊技を通常遊技から特別遊技へ移行させるとともに、特別遊技における動作を制御するものであり、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特別遊技移行判定手段191
(2)単位遊技実行手段192
(3)特別遊技終了手段193
なお、特別遊技制御手段190としては、上記した(1)から(3)までに限定されるものではない。
(1)特別遊技移行判定手段191
特別遊技移行判定手段191は、当落判定手段135により当選と判定され、表示装置20に所定の大当り演出が表示された時点を特別遊技へ移行する時期であると判定するものである。
(2)単位遊技実行手段192
単位遊技実行手段192は、特別遊技において複数回連続的に繰り返される大入賞口13の開閉動作の一回を単位遊技の一回と判定し、後述する大入賞口開閉制御手段200への開放許可指令の送信が開始されてから、大入賞口13に所定個数(たとえば、9個)の遊技球が入球すること、又は、大入賞口13が開放されてから所定時間(たとえば、約30秒)が経過することのいずれか一方が満たされるまで、大入賞口開閉制御手段200に開放許可指令を送信し続けるものである。
具体的には、単位遊技実行手段192は、大入賞口13への遊技球の入球をカウントし、当該カウント値が所定数(たとえば、9)に達すること、又は、大入賞口13が開放された時点からの経過時間を計測し、当該経過時間が所定時間(たとえば、約30秒)に達することのいずれか一方が満たされるまで、大入賞口開閉制御手段200への開放許可指令の送信を継続し、これにより、大入賞口開閉制御手段200に大入賞口13の開閉動作を行わせるものとなっている。
(3)特別遊技終了手段193
特別遊技終了手段193は、単位遊技の実行回数、換言すると、大入賞口13の開閉動作回数が上限(たとえば、15回)に達すると、特別遊技を終了させるものである。
また、特別遊技終了手段193は、単位遊技の実行回数が上限に達していなくとも、所定の強制終了条件が成立した場合にも、特別遊技を終了させるように形成することができる。
たとえば、大入賞口13の内部に特定領域及び一般領域が設けられ、大入賞口13に入球した遊技球が特定領域及び一般領域のいずれか一方を必ず通過するものとなっている場合において、特別遊技終了手段193は、大入賞口13に所定数の遊技球が入球するまでに、遊技球が1球も特定領域を通過しないときには、特別遊技を終了させるように形成することができる。
(大入賞口開閉制御手段200)
大入賞口開閉制御手段200は、特別遊技が実行されると、大入賞口13を開閉駆動する大入賞口ソレノイド13bを制御するものとなっている。大入賞口13を開放状態にすることにより、単位時間当たりの出球を多くすることが可能であって、遊技者に有利な遊技状態が提供されるようになっている。
(表示制御手段300)
表示制御手段300は、表示装置20等の表示動作を制御するためのものである。
具体的には、表示制御手段300は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が各クルーン35における判定孔37へ入球したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、入球した判定孔37の番号を表示装置20に表示する。
また、表示制御手段300は、前記一致判定手段134により、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて遊技球が通過する判定孔37が同一番号となっていると判定されたことを契機として、後述する演出制御手段310により決定される所定のリーチ演出パターンデータに基づいて、所定の画像(静止画や動画等)を表示する。
また、表示制御手段300は、前記当落判定手段135により当選と判定されたことを契機として、演出制御手段310により決定される所定の大当り演出パターンデータに基づいて、所定の画像を表示する。
また、表示制御手段300は、前記特別遊技制御手段190により特別遊技が実行されることを契機として、後述する演出制御手段310により決定される所定の特別遊技演出パターンデータに基づいて、所定の画像(静止画や動画等)を表示する。
また、表示制御手段300は、所定の演出パターンデータに基づいて、遊技効果ランプ30の点灯及び消灯を制御する。
なお、表示制御手段300による制御は、上記に限定されるものではない。
(演出制御手段310)
演出制御手段310は、各種演出における、演出パターンの記憶や決定等を制御するためのものであり、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)演出パターン記憶手段311
(2)演出パターン決定手段312
なお、演出制御手段310としては、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
(1)演出パターン記憶手段311
演出パターン記憶手段311は、リーチ演出、大当り演出、特別遊技演出等の各種演出の内容を定める演出パターンを記憶するためのものである。
(2)演出パターン決定手段312
演出パターン決定手段312は、所定の演出実行条件を満たすことを契機として、前記演出パターン記憶手段311に記憶されている演出パターンから、所定の演出パターンを選択決定するためのものである。
そして、この演出パターン決定手段312により決定された演出パターンが、前記表示制御手段300に送出され、これに基づいて、所定の画像を表示装置20に表示する等の所定の演出が表示制御手段300により実行されることとなる。
(パチンコ機PMの動作)
次に、上記構成を備えたパチンコ機PMにおける動作の概略について、図12から図17に示したフローを用いて説明する。
まず、図12に示すステップ100において、通常遊技制御処理が行われる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、特別遊技制御手段190により、特別遊技制御処理が行われる。具体的には、この特別遊技制御処理は、通常遊技中に、所定の条件が成立したとき(すなわち、当落判定手段135により当選と判定されたとき)に実行される。そして、ステップ102に進む。
ステップ102において、賞球払い出し手段により、各入賞口への遊技球の入球に対応して遊技球を払い出すための賞球払い出し処理が行われる。
次に、上述したステップ100の通常遊技制御処理について、図13のフローを用いて説明する。
ステップ200において、特別遊技を実行状態を示す特別遊技フラグがOFFであるか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがOFFであると判定された場合、次のステップ201に進む。一方、特別遊技フラグがOFFでないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがONであると判定された場合、通常遊技制御処理が終了する。
ステップ201において、遊技球検知手段110により、開閉片作動入賞口12に遊技球が入球したか否かが判定される。そして、開閉片作動入賞口12に遊技球が入球したと判定された場合、その旨を示す信号が制御装置100に送出され、次のステップ202に進む。一方、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞していないと判定された場合、通常遊技制御処理が終了する。
ステップ202において、開閉片26の開閉がブロックされているか否かが判定される。そして、開閉片26の開閉がブロックされていないと判定された場合、次のステップ203に進む。一方、開閉片26の開閉がブロックされていると判定された場合、通常遊技制御処理が終了する。
ステップ203において、開閉片作動制御手段120により、開閉片ソレノイド26bが作動し、開閉片26が所定回数(本実施の形態では1回)開閉する。そして、ステップ204に進む。
ステップ204において、当落決定部入球カウンタ131aにより、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球した場合における当該遊技球の入球数が記憶される。そして、ステップ205に進む。
ステップ205において、当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数が1以上であるか否か判定される。すなわち、当落決定部19の空間27内に入球した遊技球の個数が1個以上であるか否かが判定される。そして、入球数が1以上であると判定された場合、ステップ206に進む。一方、入球数が1以上でないと判定された場合、すなわち、入球数が0であると判定された場合、通常遊技制御処理が終了する。
ステップ206において、当落決定手段130により、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球に基づき、当落決定処理が行われる。そして、通常遊技制御処理が終了する。
次に、上述したステップ206の当落決定処理について、図14のフローを用いて説明する。
ステップ300において、開閉片作動制御手段120により、開閉片26の開閉がブロックされる。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値がリセット(ゼロクリア)される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、遊技球が第1クルーン35aの判定孔37に入球したか否かが判定される。そして、第1クルーン35aの判定孔37に入球したと判定された場合、次のステップ303に進む。一方、第1クルーン35aの判定孔37に入球していないと判定された場合、ステップ302に戻る。
ステップ303において、通過判定孔記憶手段133により、遊技球が入球した第1クルーン35aの判定孔37が記憶される。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、表示制御手段300が、遊技球が入球した第1クルーン35aの判定孔37の番号を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ305に進む。
ステップ305において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ306に進む。
ステップ306において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ307に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ302に戻る。
ステップ307において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値がリセット(ゼロクリア)される。そして、次のステップ308に進む。
ステップ308において、落下阻止板制御手段160により、落下阻止板ソレノイド40が作動し、落下阻止板39が第1ステージ部33aのクルーン取付孔を開く方向に移動する。そして、第1ステージ部33aのクルーン取付孔が開放される。そして、次のステップ309に進む。
ステップ309において、総ての遊技球が、前記第1クルーン35aの判定孔37を通過したか否かが判定される。そして、総ての遊技球が、前記第1クルーン35aの判定孔37を通過したと判定された場合、ステップ310に進む。一方、総ての遊技球が、前記第1クルーン35aの判定孔37を通過していないと判定された場合、ステップ309に戻る。
ステップ310において、落下阻止板制御手段160により、落下阻止板ソレノイド40の作動が解除され、落下阻止板39が第1ステージ部33aのクルーン取付孔を閉じる方向にに移動する。そして、第1ステージ部33aのクルーン取付孔が閉鎖される。そして、次のステップ311に進む。
ステップ311において、遊技球が第2クルーン35bの判定孔37に入球したか否かが判定される。そして、第2クルーン35bの判定孔37に入球したと判定された場合、次のステップ312に進む。一方、第2クルーン35bの判定孔37に入球していないと判定された場合、ステップ311に戻る。
ステップ312において、通過判定孔記憶手段133により、遊技球が入球した第2クルーン35bの判定孔37が記憶される。そして、次のステップ313に進む。
ステップ313において、表示制御手段300が、遊技球が入球した第2クルーン35bの判定孔37の番号を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ314に進む。
ステップ314において、一致判定手段134により、通過判定孔記憶手段133に記憶されている第1クルーン35aの判定孔37のいずれかと、第2クルーン35bの判定孔37のいずれかとが一致しているか否かが判定される。すなわち、遊技球が第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて通過した判定孔37が一致しているか否かが判定される。そして、一致していると判定された場合、次のステップ315に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ316に進む。
ステップ315において、演出制御手段310により所定のリーチ演出が決定され、表示制御手段300が、前記リーチ演出を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ316に進む。
ステップ316において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ317に進む。
ステップ317において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ318に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ311に戻る。
ステップ318において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値がリセット(ゼロクリア)される。そして、次のステップ319に進む。
ステップ319において、一致判定手段134により、通過判定孔記憶手段133に記憶されている第1クルーン35aの判定孔37のいずれかと、第2クルーン35bの判定孔37のいずれかとが一致しているか否かが判定される。そして、一致していると判定された場合、次のステップ320に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ321に進む。
ステップ320において、リーチ時処理が行われ、当落決定処理が終了する。
ステップ321において、非リーチ時処理が行われ、当落決定処理が終了する。
次に、上述したステップ320のリーチ時処理について、図15のフローを用いて説明する。
ステップ400において、規制棒制御手段170により、規制棒ソレノイド51aが作動し、規制棒51が上方向に移動して、排出口50から突出する。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、排出口誘導板制御手段180により、排出口誘導板ソレノイド53が作動し、排出口誘導板52が第3ステージ部33cのクルーン取付孔を開く方向に移動する。そして、第3ステージ部33cのクルーン取付孔が開放される。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、落下阻止板制御手段160により、落下阻止板ソレノイド40が作動し、落下阻止板39が第2ステージ部33bのクルーン取付孔を開く方向に移動する。そして、第2ステージ部33bのクルーン取付孔が開放される。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、総ての遊技球が、前記第2クルーン35bの判定孔37を通過したか否かが判定される。そして、総ての遊技球が、前記第2クルーン35bの判定孔37を通過したと判定された場合、ステップ404に進む。一方、総ての遊技球が、前記第2クルーン35bの判定孔37を通過していないと判定された場合、ステップ403に戻る。
ステップ404において、落下阻止板制御手段160により、落下阻止板ソレノイド40の作動が解除されし、落下阻止板39が第2ステージ部33bのクルーン取付孔を閉じる方向に移動する。そして、第2ステージ部33bのクルーン取付孔が閉鎖される。そして、次のステップ405に進む。
ステップ405において、遊技球が第3クルーン35cの判定孔37に入球したか否かが判定される。そして、第3クルーン35cの判定孔37に入球したと判定された場合、次のステップ406に進む。一方、第3クルーン35cの判定孔37に入球していないと判定された場合、ステップ405に戻る。
ステップ406において、通過判定孔記憶手段133により、遊技球が入球した第3クルーン35cの判定孔37が記憶される。そして、次のステップ407に進む。
ステップ407において、当落判定手段135により、通過判定孔記憶手段133に記憶された第3クルーン35cの判定孔37が、リーチ状態となっている判定孔37の番号と一致しているか否かが判定される。そして、一致していると判定された場合、次のステップ408に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ416に進む。
ステップ408において、特別遊技フラグがONにされる。そして、次のステップ409に進む。
ステップ409において、演出制御手段310により所定の大当り演出が決定され、表示制御手段300が、前記大当り演出を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ410に進む。
ステップ410において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ411に進む。
ステップ411において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ412に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ405に戻る。
ステップ412において、規制棒制御手段170により、規制棒ソレノイド51aの作動が解除され、規制棒51が下方向に移動して、排出口50から退避する。そして、次のステップ413に進む。
ステップ413において、排出口誘導板制御手段180により、排出口誘導板ソレノイド53の作動が解除され、排出口誘導板52が第3ステージ部33cのクルーン取付孔を閉じる方向に移動する。そして、第3ステージ部33cのクルーン取付孔が閉鎖される。そして、次のステップ414に進む。
ステップ414において、開閉片作動制御手段120による、開閉片26の開閉のブロックが解除される。そして、リーチ時処理が終了する。
ステップ415において、演出制御手段310により所定の外れ演出が決定され、表示制御手段300が、前記外れ演出を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ410に進む。
次に、上述したステップ321の非リーチ時処理について、図16のフローを用いて説明する。
ステップ500において、落下阻止板制御手段160により、落下阻止板ソレノイド40が作動し、落下阻止板39が第2ステージ部33bのクルーン取付孔を開く方向に移動する。そして、第2ステージ部33bのクルーン取付孔が開放される。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、総ての遊技球が、前記第2クルーン35bの判定孔37を通過したか否かが判定される。そして、総ての遊技球が、前記第2クルーン35bの判定孔37を通過したと判定された場合、ステップ502に進む。一方、総ての遊技球が、前記第2クルーン35bの判定孔37を通過していないと判定された場合、ステップ501に戻る。
ステップ502において、落下阻止板制御手段160により、落下阻止板ソレノイド40の作動が解除されし、落下阻止板39が第2ステージ部33bのクルーン取付孔を閉じる方向に移動する。そして、第2ステージ部33bのクルーン取付孔が閉鎖される。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、遊技球が第3クルーン35cの排出口50に入球したか否かが判定される。そして、第3クルーン35cの排出口50に入球したと判定された場合、次のステップ504に進む。一方、第3クルーン35cの排出口50に入球していないと判定された場合、ステップ503に戻る。
ステップ504において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ505に進む。
ステップ505において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ506に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ503に戻る。
ステップ506において、開閉片作動制御手段120による、開閉片26の開閉のブロックが解除される。そして、非リーチ時処理が終了する。
次に、上述したステップ101の特別遊技制御処理について、図17のフローを用いて説明する。
ステップ600において、特別遊技フラグがONであるか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONであると判定された場合、次のステップ601に進む。一方、特別遊技フラグがONでない、すなわち、特別遊技フラグがOFFであると判定された場合、特別遊技制御処理は終了する。
ステップ601において、特別遊技が既に開始されているか否かが判定される。そして、特別遊技が開始されていないと判定された場合、次のステップ602に進む。一方、特別遊技が既に開始されていると判定された場合、ステップ604に進む。
ステップ602において、開閉片作動制御手段120により、開閉片26の開閉がブロックされる。そして、次のステップ603に進む。
ステップ603において、演出制御手段300により、特別遊技の演出が開始される。そして、ステップ604に進む。
ステップ604において、大入賞口13が既に開いているか否かが判定される。そして、大入賞口13が開いていないと判定された場合、次のステップ605に進む。一方、大入賞口13が既に開いていると判定された場合、ステップ606に進む。
ステップ605において、大入賞口13を開く処理を行う。そして、次のステップ606に進む。
ステップ606において、大入賞口13が開かれた時点から所定の開放時間(約30秒)が経過したか否かが判定される。そして、所定の開放時間が経過していないと判定された場合、次のステップ607に進む。一方、所定の開放時間が経過したと判定された場合、ステップ608に進む。
ステップ607において、大入賞口13への入球が9球以上になったか否か、すなわち、大入賞口13に入賞した遊技球が9個以上になったか否かが判定される。そして、大入賞口13への入球が9球以上になったと判定された場合、次のステップ608に進む。一方、大入賞口13への入球が9球以上になっていないと判定された場合、大入賞口13の開放状態等、パチンコ機PMの現状を維持したまま、特別遊技制御処理が一応終了し、ステップ102の賞球払い出し処理等が実行される。そして、賞球払い出し処理の実行後、通常遊技制御処理における各種処理をほとんどスキップした後、ステップ101に進み、再度、特別遊技制御処理が実行されるようになっている。
ステップ608において、大入賞口13を閉じる処理が行われる。そして、次のステップ609に進む。
ステップ609において、単位遊技の実行回数が15回に達したか否か、すなわち、現時点でのラウンド数が15回に達したか否かが判定される。そして、単位遊技の実行回数が15回に達していると判定された場合、次のステップ610に進む。一方、単位遊技の実行回数が15回に達していないと判定された場合、次のステップ612に進む。
ステップ610において、特別遊技フラグがOFFにされる。そして、次のステップ611に進む。
ステップ611において、開閉片作動制御手段120による、開閉片26の開閉のブロックが解除される。そして、特別遊技制御処理が終了する。
ステップ612において、単位遊技の実行回数に1が加算された後、大入賞口13の閉鎖状態等、パチンコ機PMの現状を維持したまま、特別遊技制御処理が一応終了し、ステップ102の賞球払い出し処理等が実行される。そして、賞球払い出し処理の実行後、通常遊技制御処理における各種処理をほとんどスキップした後、ステップ101に進み、再度、特別遊技制御処理が実行されるようになっている。
(総括)
本実施の形態に係るパチンコ機PMにおいては、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球は、上下方向に3段となるように設けられた判定部としてのクルーン35(すなわち、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35c)を順次通過していく。そして、この際、前記遊技球は、各クルーン35に備えられた判定領域としての計6個の判定孔37のいずれかを通過するものとなっている。そして、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cにおいて遊技球が通過した判定孔37の番号の組み合わせが、予め定められた当選態様(すなわち、「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目)となっている場合に、当落判定手段135により当選と判定され、特別遊技制御手段190により特別遊技が実行される。
すなわち、本実施の形態に係るパチンコ機PMによれば、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が、前記空間27内に上下方向に設けられた3段のクルーン35を順次通過していくことにより、比較的長い期間において、遊技球の移動方向が変化する等の様々な移動アクションが生じることとなる。
したがって、弾球遊技機本来の面白味である遊技球の移動アクションを十分に楽しませることができ、遊技者の興趣を高めることができることとなる。
また、本実施の形態に係るパチンコ機PMにおいては、各クルーン35において遊技球が通過した判定孔37の番号の組み合わせにより当選が決定されることとなるため、当落決定部10の空間27内に1球でも遊技球が入球すれば当選を期待することができる。
したがって、遊技球1個あたりの当選に対する期待度が低下するのを防止することが可能となる。
また、本実施の形態に係るパチンコ機PMにおいては、2個以上の遊技球が当落決定部10の空間27内に入球すると、複数のリーチ状態(たとえば、ダブルリーチやトリプルリーチ等)が形成される等、前記遊技球が通過する判定孔37の番号の組み合わせが、予め定められた当選態様を構成しやすくなる。
したがって、複数個の遊技球が当落決定部10の空間27内に入球した際には、遊技者に様々な当選態様を楽しませることができるとともに、当選に対する期待度を向上させることができるため、遊技者の興趣をより一層高めることができることとなる。
また、本実施の形態に係るパチンコ機PMによれば、一致判定手段134により、第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて遊技球が通過した判定孔37が同一番号となっていないと判定された場合、前記遊技球は、規制棒51及び排出口誘導板52により、第3クルーン35cの判定孔37を通過することなく、排出口50から排出空間28に排出されることとなる。
すなわち、本実施の形態に係るパチンコ機PMによれば、当落判定手段135により当選と判定されることが無くなったことに基づき、遊技球を排出口50から排出してしまうため、もう当選となることがない遊技球の移動アクション、すなわち、時間の無駄となってしまうような遊技球の移動アクションが行われることを防止することができることとなる。
これにより、遊技をよりスムーズに進行させることが可能となる。
(変形例)
前記パチンコ機PMは、各クルーン35において通過した判定孔37の組み合わせが、特定の数字のゾロ目(たとえば、「3」「3」「3」)となることにより当選となった場合には、特別遊技が終了した後に、遊技者にとって通常遊技よりも有利となる特定遊技を実行するように形成することができる。
具体的には、前記当落判定手段135を、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が各クルーン35において通過した判定孔37が、予め定められた組み合わせのうち特定の組み合わせとなっている場合に、特殊当選と判定するように形成する。また、前記制御装置100に、前記当落判定手段135により特殊当選と判定された場合には、特別遊技制御手段190による特別遊技の実行が終了した後、遊技者にとって通常遊技よりも有利となる特定遊技を実行させるための特定遊技制御手段(図示しておらず)を設ける。
ここで、特定遊技としては、たとえば、所定の期間において、開閉片26が開閉を行った際における、遊技球の当落決定部10の空間27内への入球のしやすさが向上するような遊技が挙げられる。
具体的には、たとえば、前記パチンコ機PMは、特別遊技が終了してから次に特別遊技が開始されるまで(すなわち、次に当選となるまで)の間は、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞した際に開閉片26が左右方向に揺動する速度が遅くなるように、形成することができる。すなわち、特別遊技が終了してから次に当選となるまでの間は、前記特定遊技制御手段により、遊技球導入口25の開放時間が通常遊技中と比べて長い時間に変更されるように形成することができる。そして、このように形成すると、開閉片26が開閉を行った際に、当落決定部10の空間27内に遊技球が入球する可能性を高くすることができるため、当選となる可能性が高くなり遊技者にとって有利となる。
また、前記パチンコ機PMは、特別遊技が終了してから次に当選となるまでの間は、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞した際に、当落決定部10の空間27内に所定個数(たとえば、2個)の遊技球が入球するまで開閉片26が開放状態となるように、形成することができる。そして、このように形成すると、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞した際には、必ず、当落決定部10の空間27内に所定個数の遊技球が入球することとなるため、当選となる可能性が高くなり遊技者にとって有利となる。
また、特定遊技としては、所定の期間において、通常遊技中よりも開閉片26が開閉しやすくなるような遊技が挙げられる。
たとえば、前記パチンコ機PMは、特別遊技が終了してから次に当選となるまでの間は、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞しやすくなるように、形成することができる。
具体的には、特に図示しないが、開閉片作動入賞口12に、ソレノイド等の所定の駆動手段が作動することにより開閉が行われる電動役物を設ける。また、この電動役物は、閉じた状態においては、遊技球が垂直上方からのみ開閉片作動入賞口12へ入賞可能とする一方、開いた状態においては、遊技球は垂直上方のみならず、左上方や右上方からも開閉片作動入賞口12へ入賞可能とするように形成する。すなわち、電動役物は、閉じた状態よりも開いた状態のほうが、遊技球が開閉片作動入賞口12へ入賞しやすいこととなっている。また、前記駆動手段の作動は、所定の抽選により決定されるように形成する。
そして、前記パチンコ機PMは、特別遊技が終了してから次の当選となるまでの間は、通常遊技中よりも、前記所定の抽選により前記駆動手段が作動する旨の決定がされやすいように形成することができる。そして、このように形成すると、特定遊技中は電動役物が開いた状態となりやすく、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞しやすいこととなる。そして、開閉片作動入賞口12に遊技球が入賞しやすくなると、開閉片26の開閉も行われやすいこととなるため、当落決定部10の空間27内へ遊技球が入球する機会が増えることとなり、遊技者にとって有利となる。
また、開閉片26の開閉は、開閉片作動入賞口12への遊技球の入賞を契機として行うのではなく、所定の契機(たとえば、遊技球が所定の通過領域を通過すること)に基づいて抽選を行い、この結果に基づいて、開閉片26の開閉を決定するように形成することもできる。
そして、この場合には、特別遊技が終了してから次の当選となるまでの間は、通常遊技中よりも、前記所定の抽選により開閉片26が開閉する旨の決定がされやすいように形成することができる。そして、このように形成すると、特定遊技中は開閉片26の開閉が行われやすいこととなるため、当落決定部10の空間27内へ遊技球が入球する機会が増えることとなり、遊技者にとって有利となる。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態は、当落判定手段135は、一のクルーン35において複数の遊技球が通過した判定孔37が予め定められた組み合わせとなっていた場合にも当選と判定する点、並びに、ステージ部33の構成が、第1の実施の形態と相違し、他については第1の実施の形態と同様である。以下、この相違点を中心に説明を行う。
(図面の説明)
図18から図24までは、本発明の第2の実施の形態を示すものである。
図18は、遊技球貯留部60を示す側断面図である。図19から図24までは、パチンコ機PMにおける動作の概略を示すフローである。
(第1ステージ部33a、第2ステージ部33b)
本実施の形態に係る第1ステージ部33a及び第2ステージ部33bには、落下阻止板39の代わりに、中空箱状の遊技球貯留部60が設けられている。この遊技球貯留部60は、各クルーン35の判定孔37を通過した遊技球を一時的に貯留するためのものである。
具体的には、この遊技球貯留部60は、各ステージ部33の下面手前側から下方に向けて立設され、かつ、クルーン取付孔の左右幅よりもやや広い貯留部正面板61と、正面板の下端部から当落決定部10を構成する箱体31の背板31cまで至り、かつ、前記背板31c方向に向かうに連れて下方向に傾斜する貯留部底板62と、貯留部底板62の両側にそれぞれ配置される一対の貯留部側板と、から構成されている。
そして、ステージ部33の下面、貯留部正面板61、貯留部底板62、一対の貯留部側板、及び、箱体31の背板31cにより、遊技球を貯留可能な空間が形成されている。すなわち、ステージ部33の下面は、遊技球貯留部60の天板を構成するものとなっており、また、箱体31の背板31cは、遊技球貯留部60の背板を構成するものとなっている。
また、遊技球貯留部60の背板を構成する箱体31の背板31cの下部には、開口である背面排出口63が形成されているともに、ソレノイド等の所定の駆動手段(背面可動板ソレノイド65)により前記背面排出口63を開閉可能な背面可動板64が設けられている。そして、この背面可動板64は、常態においては、前記背面排出口63を閉鎖している一方、前記背面可動板ソレノイド65が作動すると、前記背面排出口63を開放する方向に移動することとなる。
そして、この遊技球貯留部60に遊技球が貯留されているときに、背面排出口63が開放されると、前記遊技球は背面排出口63から当落決定部10の外部へ排出されることとなる。なお、背面排出口63から排出された遊技球は、前記排出空間28に至るものとなっている。
また、前記背面排出口63には、この背面排出口63を通過した遊技球を検出するための背面排出口通過検出スイッチ63aが設けられている。
また、遊技球貯留部60の貯留部底板62の奥部には、開口である下面排出口71が形成されているとともに、ソレノイド等の所定の駆動手段(下面可動板ソレノイド73)により前記下面排出口71を開閉可能な下面可動板72が設けられている。そして、この下面可動板72は、常態においては、前記下面排出口71を閉鎖している一方、前記下面可動板ソレノイド73が作動すると、前記下面排出口71を開放する方向に移動することとなる。
そして、この遊技球貯留部60に遊技球が貯留されているときに、下面排出口71が開放されると、前記遊技球は下面排出口71から、その下方に位置するステージ部33に落下することとなる。
また、前記下面排出口71には、この下面排出口71を通過した遊技球を検出するための下面排出口通過検出スイッチ71aが設けられている。
なお、この遊技球貯留部60は、上述の如く、各ステージ部33の判定孔37を通過した遊技球を貯留するためのものであるため、遊技球は、各判定孔37に入球すると、そのまま前記判定孔37を通過して遊技球貯留部60に至るものとなっている。したがって、本実施の形態に係るパチンコ機PMにおいては、当落決定部10の空間27内に複数個の遊技球が入球した場合には、これらの遊技球は、同一のクルーン35において同一の判定孔37を通過する可能性がある。
(第3ステージ部33c)
本実施の形態に係る第3ステージ部33cには、排出口50、及び、排出口誘導板52は設けられていない。さらに、排出空間底板28aには、規制棒51は設けられていない。
したがって、本実施の形態では、第1ステージ部33a及び第2ステージ部33bにおいて遊技球が通過した判定孔37が同一番号のものでない場合であっても、前記遊技球は、第3ステージ部33cの判定孔37に入球するものとなっている。
(本実施の形態に係るパチンコ機PMにおける当否決定)
本実施の形態に係るパチンコ機PMでは、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が通過する各クルーン35の判定孔37の組み合わせによって、当選又は非当選が決定されるとともに、いずれかのクルーン35において3個の遊技球が通過した判定孔37の組み合わせによっても、当選又は非当選が決定されるものとなっている。
具体的には、上述の如く、開閉片作動入賞口12へ遊技球が入賞することにより開閉片11が揺動したときに、遊技球導入口25へ遊技球が進入すると、この遊技球が前記当落決定部10の空間27内を落下することとなる。
そして、この遊技球は、当落決定部10の空間27内に設けられた第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cを順次通過する。そして、前記遊技球が、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cのそれぞれにおいて通過した判定孔37の番号(すなわち、「1」から「6」までの数字)が、予め定められた組み合わせ(たとえば、「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目)となった場合には、当選となる。
また、当落決定部10の空間27内に3個以上の遊技球が入球した場合には、第1クルーン35a、第2クルーン35b、又は、第3クルーン35cのいずれか一のクルーン35において、3個の遊技球が通過した判定孔37の番号(「1」から「6」までの数字)が、予め定められた組み合わせ(「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目)となった場合にも、当選となる。
(遊技球検知手段110)
本実施の形態に係る遊技球検知手段110は、第1の実施の形態と同様に、一般入賞口11への遊技球の入賞、開閉片作動入賞口12への遊技球の入賞、大入賞口13への遊技球の入賞、遊技球導入口25への遊技球の進入、及び、判定孔37への遊技球の入球及び通過を検知する。
さらに、本実施の形態に係る遊技球検知手段110は、遊技球が背面排出口63を通過した旨、及び、遊技球が下面排出口71を通過した旨も検知する。
具体的には、遊技球検知手段110は、背面排出口63を遊技球が通過することにより、背面排出口通過検出スイッチ63aから通過信号が出力されると、この通過信号に基づいて背面排出口63を遊技球が通過したことを検知する。また、遊技球検知手段110は、下面排出口71を遊技球が通過することにより、下面排出口通過検出スイッチ71aから通過信号が出力されると、この通過信号に基づいて下面排出口71を遊技球が通過したことを検知する。
(クルーン入出球カウンタ131b)
本実施の形態に係るクルーン入出球カウンタ131bは、第1の実施の形態と同様に、各クルーン35における判定孔37に入球した遊技球の個数、並びに、前記判定孔37を通過した遊技球の個数をカウントする。
さらに、前記クルーン入出球カウンタ131bは、背面排出口63又は下面排出口71を通過した遊技球の個数もカウントする。
具体的には、クルーン入出球カウンタ131bは、開閉片26が開閉すること、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、各クルーン35における判定孔37を通過すること、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、背面排出口63を通過すること、又は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、下面排出口71を通過することのいずれかを契機として、記憶されているカウント値をリセット(ゼロクリア)する。そして、遊技球検知手段110により、前記遊技球の、各クルーン35における判定孔37の通過が検知されるごとに、記憶されているカウンタ値に1を加算する。また、遊技球検知手段110により、前記遊技球の、背面排出口63又は下面排出口71の通過が検知されるごとに、記憶されているカウンタ値に1を加算する。
(当落判定手段135)
本実施の形態に係る当落判定手段135は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、第1クルーン35aの判定孔37を通過したと遊技球検知手段110により検知された場合に、前記遊技球が第1クルーン35aにおいて通過した判定孔37の組み合わせが、当選態様記憶手段132に記憶されている組み合わせとなっているか否か、すなわち、第1クルーン35aにおいて通過した判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字3個のゾロ目(たとえば、「1」「1」「1」)となっているか否かを判定する。そして、前記判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字3個のゾロ目となっている場合、当落判定手段135は当選と判定する。
そして、第1クルーン35aにおいて当選とならなかった場合には、第2クルーン35bにおいても、上述と同様の判定が行われる。そして、第2クルーン35bにおいても当選とならなかった場合には、第3クルーン35cにおいても、上述と同様の判定が行われる。
なお、この同一クルーン35aにおける判定では、上述の如く、同一クルーン35aにおいて遊技球が通過した判定孔37の組み合わせが数字3個のゾロ目とならなければならないため、当落決定部10の空間27内に3個以上の遊技球が入球した場合に、同一クルーン35aでの当選となる可能性がある。
さらに、前記当落判定手段135は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て第3クルーン35cの判定孔37を通過したと遊技球検知手段110により検知された場合には、上述の判定と併せて、第1クルーン35a、第2クルーン35b、及び、第3クルーン35cにおいて通過した判定孔37の組み合わせが、当選態様記憶手段132に記憶されている組み合わせとなっているか否か、すなわち、各クルーン35において通過した判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目となっているか否かを判定する。そして、前記判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目となっている場合、当落判定手段135は当選と判定する。
そして、各クルーン35において通過した判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字のゾロ目となっておらず、かつ、第3クルーン35cにおいて通過した判定孔37の番号が「1」から「6」までのいずれかの数字3個のゾロ目となっていない場合、当落判定手段135は非当選と判定する。
(背面可動板制御手段321)
背面可動板制御手段321は、遊技球貯留部60に設けられ、かつ、各背面可動板64を開閉駆動するための背面可動板ソレノイド65を制御するものである。
具体的には、背面可動板制御手段321は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球の、第1クルーン35aにおける判定孔37の通過に基づいて、当落判定手段135により当選と判定されたことを契機として、第1ステージ33aの下面に設けられた遊技球貯留部60の背面可動板ソレノイド65を作動させ、背面排出口63を開放する方向に背面可動板64を移動させる。
そして、背面可動板制御手段321は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、前記背面排出口63を通過したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、前記背面可動板ソレノイド65の作動を解除し、背面可動板64を移動させて背面排出口63を閉鎖する。より具体的には、背面可動板制御手段321は、前記背面排出口63の通過に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致したことを契機として、前記背面可動板ソレノイド65の作動を解除する。
そして、第2ステージ部33bにおいては、第1クルーン35aにおける判定孔37の通過に基づいて、当落判定手段135により非当選と判定されたものの、第2クルーン35bにおける判定孔37の通過に基づいて、当落判定手段135により当選と判定された場合に、上述と同様の処理が行われる。
(下面可動板制御手段322)
下面可動板制御手段322は、遊技球貯留部60に設けられ、かつ、各下面可動板72を開閉駆動するための下面可動板ソレノイド73を制御するものである。
具体的には、下面可動板制御手段322は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球の、第1クルーン35aにおける判定孔37の通過に基づいて、当落判定手段135により非当選と判定されたことを契機として、第1ステージ33aの下面に設けられた遊技球貯留部60の下面可動板ソレノイド73を作動させ、下面排出口71を開放する方向に下面可動板72を移動させる。
そして、下面可動板制御手段322は、当落決定部10の空間27内に入球した遊技球が総て、前記下面排出口71を通過したと遊技球検知手段110により検知されたことを契機として、前記下面可動板ソレノイド73の作動を解除し、下面可動板72を移動させて下面排出口71を閉鎖する。より具体的には、下面可動板制御手段322は、前記下面排出口71の通過に基づいてカウントされたクルーン入出球カウンタ131bのカウント値が、当落決定部入球カウンタ131aのカウント値と一致したことを契機として、前記下面可動板ソレノイド73の作動を解除する。
そして、第2ステージ部33bにおいても、上述と同様の処理が行われる。
(パチンコ機PMの動作)
次に、上記構成を備えたパチンコ機PMにおける動作の概略について、図19から図24に示したフローを用いて説明する。なお、このパチンコ機PMでは、第1の実施の形態とほぼ同様の処理が行われ、当落判定処理のみ異なるため、この相違点について説明する。
まず、図13におけるステップ206の当落決定処理について、図19のフローを用いて説明する。
ステップ700において、開閉片作動制御手段120により、開閉片26の開閉がブロックされる。そして、次のステップ701に進む。
ステップ701において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値がリセット(ゼロクリア)される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ702において、第1クルーン当否判定処理が行われる。そして、次のステップ703に進む。
ステップ703において、第2クルーン当否判定処理が行われる。そして、次のステップ704に進む。
ステップ704において、第3クルーン当否判定処理が行われる。そして、当落決定処理が終了する。
次に、上述したステップ702の第1クルーン当否判定処理について、図20のフローを用いて説明する。
ステップ800において、遊技球が第1クルーン35aの判定孔37を通過したか否かが判定される。そして、第1クルーン35aの判定孔37を通過したと判定された場合、次のステップ801に進む。一方、第1クルーン35aの判定孔37を通過していないと判定された場合、ステップ800に戻る。
ステップ801において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ802に進む。
ステップ802において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ803に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、ステップ804に進む。
ステップ803において、同一クルーン当選判定処理が行われる。そして、次のステップ804に進む。
ステップ804において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ805に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ800に戻る。
ステップ805において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値がリセット(ゼロクリア)される。そして、次のステップ806に進む。
ステップ806において、排出処理が行われる。そして、第1クルーン当否判定処理が終了する。
次に、上述したステップ803の同一クルーン当選判定処理について、図21のフローを用いて説明する。
ステップ900において、通過判定孔記憶手段133により、遊技球が入球した判定孔37が記憶される。そして、次のステップ901に進む。
ステップ901において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1であるか否かが判定される。そして、カウント値が1であると判定された場合、次のステップ902に進む。一方、カウント値が1でないと判定された場合、すなわち、カウント値が2以上であると判定された場合、ステップ903に進む。
ステップ902において、表示制御手段300が、遊技球が入球した判定孔37の番号を表示装置20に表示させる。そして、同一クルーン当選判定処理が終了する。
ステップ903において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が2であるか否かが判定される。そして、カウント値が2であると判定された場合、次のステップ904に進む。一方、カウント値が2でないと判定された場合、すなわち、カウント値が3以上であると判定された場合、ステップ906に進む。
ステップ904において、通過判定孔記憶手段133により記憶された判定孔37が同一であるか否かが判定される。そして、同一であると判定された場合、ステップ905に進む。一方、同一でないと判定された場合、同一クルーン当選判定処理が終了する。
ステップ905において、演出制御手段310により所定のリーチ演出が決定され、表示制御手段300が、前記リーチ演出を表示装置20に表示させる。そして、同一クルーン当選判定処理が終了する。
ステップ906において、既にリーチが構成されているか否かが判定される。そして、リーチが構成されていないと判定された場合、次のステップ907に進む。一方、既にリーチが構成されていると判定された場合、ステップ909に進む。
ステップ907において、通過判定孔記憶手段133により記憶された判定孔37のいずれか2つが同一であるか否かが判定される。すなわち、リーチが構成されることとなったか否かが判定される。そして、同一であると判定された場合、次のステップ908に進む。一方、同一でないと判定された場合、同一クルーン当選判定処理が終了する。
ステップ908において、演出制御手段310により所定のリーチ演出が決定され、表示制御手段300が、前記リーチ演出を表示装置20に表示させる。そして、同一クルーン当選判定処理が終了する。
ステップ909において、通過判定孔記憶手段133により記憶された判定孔37のいずれか3つが同一であるか否かが判定される。すなわち、当選態様が構成されることとなったか否かが判定される。そして、同一であると判定された場合、次のステップ910に進む。一方、同一でないと判定された場合、ステップ907に進む。
ステップ910において、特別遊技フラグがONにされる。そして、ステップ911に進む。
ステップ911において、演出制御手段310により所定の大当り演出が決定され、表示制御手段300が、前記大当り演出を表示装置20に表示させる。そして、同一クルーン当選判定処理が終了する。
次に、上述したステップ806の排出処理について、図22のフローを用いて説明する。
ステップ1000において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、次のステップ1001に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、ステップ1004に進む。
ステップ1001において、背面可動板制御手段321により、背面可動板ソレノイド65が作動し、背面可動板64が背面排出口63を開放する方向に移動する。そして、背面排出口63が開放される。そして、次のステップ1002に進む。
ステップ1002において、総ての遊技球が、前記背面排出口63を通過したか否かが判定される。そして、総ての遊技球が、前記背面排出口63を通過したと判定された場合、ステップ1003に進む。一方、総ての遊技球が、前記背面排出口63を通過していないと判定された場合、ステップ1002に戻る。
ステップ1003において、背面可動板制御手段321により、背面可動板ソレノイド65の作動が解除され、背面可動板64が背面排出口63を閉める方向に移動する。そして、背面排出口63が閉鎖される。そして、排出処理が終了する。
ステップ1004において、下面可動板制御手段322により、下面可動板ソレノイド73が作動し、下面可動板72が下面排出口71を開放する方向に移動する。そして、下面排出口71が開放される。そして、次のステップ1005に進む。
ステップ1005において、総ての遊技球が、前記下面排出口71を通過したか否かが判定される。そして、総ての遊技球が、前記下面排出口71を通過したと判定された場合、ステップ1006に進む。一方、総ての遊技球が、前記下面排出口71を通過していないと判定された場合、ステップ1005に戻る。
ステップ1006において、下面可動板制御手段322により、下面可動板ソレノイド73の作動が解除され、下面可動板72が下面排出口71を閉める方向に移動する。そして、下面排出口71が閉鎖される。そして、排出処理が終了する。
次に、上述したステップ703の第2クルーン当否判定処理について、図23のフローを用いて説明する。
ステップ1100において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ1101に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、第2クルーン当否判定処理が終了する。
ステップ1101において、遊技球が第2クルーン35bの判定孔37を通過したか否かが判定される。そして、第2クルーン35bの判定孔37を通過したと判定された場合、次のステップ1102に進む。一方、第2クルーン35bの判定孔37を通過していないと判定された場合、ステップ1101に戻る。
ステップ1102において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ1103に進む。
ステップ1103において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ1104に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、ステップ1108に進む。
ステップ1104において、同一クルーン当選判定処理が行われる。なお、この同一クルーン当選判定処理は、上述したステップ803における同一クルーン当選判定処理と同様のものである。そして、次のステップ1105に進む。
ステップ1105において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ1106に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、ステップ1108に進む。
ステップ1106において、一致判定手段134により、通過判定孔記憶手段133に記憶されている第1クルーン35aの判定孔37のいずれかと、第2クルーン35bの判定孔37のいずれかとが一致しているか否かが判定される。すなわち、遊技球が第1クルーン35a及び第2クルーン35bにおいて通過した判定孔37が一致しているか否かが判定される。そして、一致していると判定された場合、次のステップ1107に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ1108に進む。
ステップ1107において、演出制御手段310により所定のリーチ演出が決定され、表示制御手段300が、前記リーチ演出を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ1108に進む。
ステップ1108において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ1109に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ1101に戻る。
ステップ1109において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値がリセット(ゼロクリア)される。そして、次のステップ1110に進む。
ステップ1110において、排出処理が行われる。そして、第2クルーン当否判定処理が終了する。
次に、上述したステップ704の第3クルーン当否判定処理について、図24のフローを用いて説明する。
ステップ1200において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ1201に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、第3クルーン当否判定処理が終了する。
ステップ1201において、遊技球が第3クルーン35cの判定孔37を通過したか否かが判定される。そして、第3クルーン35cの判定孔37を通過したと判定された場合、次のステップ1202に進む。一方、第3クルーン35cの判定孔37を通過していないと判定された場合、ステップ1201に戻る。
ステップ1202において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が1インクリメントされる。そして、次のステップ1203に進む。
ステップ1203において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ1204に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、ステップ1209に進む。
ステップ1204において、同一クルーン当選判定処理が行われる。なお、この同一クルーン当選判定処理は、上述したステップ803における同一クルーン当選判定処理と同様のものである。そして、次のステップ1205に進む。
ステップ1205において、特別遊技フラグがONとなっているか否かが判定される。そして、特別遊技フラグがONとなっていないと判定された場合、すなわち、特別遊技フラグがOFFとなっていると判定された場合、次のステップ1206に進む。一方、特別遊技フラグがONとなっていると判定された場合、ステップ1209に進む。
ステップ1206において、当落判定手段135により、通過判定孔記憶手段133に記憶された第3クルーン35cの判定孔37が、リーチ状態となっている判定孔37の番号と一致しているか否かが判定される。そして、一致していると判定された場合、次のステップ1207に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ1209に進む。
ステップ1207において、特別遊技フラグがONにされる。そして、次のステップ1208に進む。
ステップ1208において、演出制御手段310により所定の大当り演出が決定され、表示制御手段300が、前記大当り演出を表示装置20に表示させる。そして、次のステップ1209に進む。
ステップ1209において、クルーン入出球カウンタ131bに記憶されているカウント値が当落決定部入球カウンタ131aに記憶されている入球数と一致したか否かが判定される。そして、一致したと判定された場合、次のステップ1210に進む。一方、一致していないと判定された場合、ステップ1201に戻る。
ステップ1210において、演出制御手段310により所定の外れ演出が決定され、表示制御手段300が、前記外れ演出を表示装置20に表示させる。そして、第3クルーン当否判定処理が終了する。
(総括)
本実施の形態に係るパチンコ機PMにおいては、いずれか一のクルーン35(すなわち、第1クルーン35a、第2クルーン35b、又は、第3クルーン35cのいずれか)において、3個の遊技球が通過した判定孔37の番号の組み合わせが、予め定められた当選態様(すなわち、「1」から「6」までのいずれかの数字3個のゾロ目)となっている場合にも、当落判定手段135により当選と判断されることとなる。
したがって、本実施の形態に係るパチンコ機PMでは、異なるバリエーションによっても当たりとなるため、当選に対する期待度を向上させるとともに、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機の制御装置の入力及び出力の概略を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、当落決定手段の概略を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、特別遊技制御手段及び演出制御手段の概略を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、当落決定部を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1クルーン又は第2クルーンを示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1クルーン又は第2クルーンを示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第3クルーンの判定孔に入球可能な場合における第3クルーンを示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第3クルーンの判定孔に入球可能な場合における第3クルーンを示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第3クルーンの判定孔に入球不可となっている場合における第3クルーンを示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第3クルーンの判定孔に入球不可となっている場合における第3クルーンを示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機における動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、通常遊技制御処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、当落決定処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、リーチ時処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、非リーチ時処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、特別遊技制御処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、遊技球貯留部を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、当落決定処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、第1クルーン当否判定処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、同一クルーン当選判定処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、排出処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、第2クルーン当否判定処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、パチンコ機における動作のうち、第3クルーン当否判定処理の概略を示すフローである。
符号の説明
PM パチンコ機
1 外枠 2 前枠
3 ガラス扉 4a 上球皿
4b 下球皿 5 操作ハンドル
6 レール 7 遊技盤
8 遊技領域 10 当落決定部
11 一般入賞口 11a 一般入賞口入賞検出スイッチ
12 開閉片作動入賞口 12a 開閉片作動入賞口入賞検出スイッチ
13 大入賞口 13a 大入賞口入賞検出スイッチ
13b 大入賞口ソレノイド 14 アウト口
15 風車 17 スピーカ
20 表示装置 25 遊技球導入口
26 開閉片 26a 当落決定部入球検出スイッチ
26b 開閉片ソレノイド 27 空間
28 排出空間 28a 排出空間底板
30 遊技効果ランプ
31 箱体 31a 底板
31b 側板 31c 背板
32 枠体 32a 上枠
32b 下枠 32c 右側枠
32d 左側枠 33 ステージ部
33a 第1ステージ部 33b 第2ステージ部
33c 第3ステージ部 34a 凹溝
34b 突条 35 クルーン
35a 第1クルーン 35b 第2クルーン
35c 第3クルーン 36 駆動モーター
37 判定孔 38 判定孔通過検出スイッチ
39 落下阻止板 39a 右板
39b 左板 40 落下阻止板ソレノイド
41 ガードレール 50 排出口
50a 排出口入球検出スイッチ
51 規制棒 51a 規制棒ソレノイド
52 排出口誘導板 52a 右誘導板
52b 左誘導板 53 排出口誘導板ソレノイド
60 遊技球貯留部 61 貯留部正面板
62 貯留部底板 63 背面排出口
63a 背面排出口通過検出スイッチ
64 背面可動板 65 背面可動板ソレノイド
71 下面排出口 71a 下面排出口通過検出スイッチ
72 下面可動板 73 下面可動板ソレノイド
100 制御装置 110 遊技球検知手段
120 開閉片作動制御手段 130 当落決定手段
131 遊技球カウンタ 131a 当落決定部入球カウンタ
131b クルーン入出球カウンタ
132 当選態様記憶手段 133 通過判定孔記憶手段
134 一致判定手段 135 当落判定手段
150 クルーン制御手段 160 落下阻止板制御手段
170 規制棒制御手段 180 排出口誘導板制御手段
190 特別遊技制御手段 191 特別遊技移行判定手段
192 単位遊技実行手段 193 特別遊技終了手段
200 大入賞口開閉制御手段 300 表示制御手段
310 演出制御手段 311 演出パターン記憶手段
312 演出パターン決定手段 321 背面可動板制御手段
322 下面可動板制御手段

Claims (4)

  1. 遊技球が入球可能な空間を有する当落決定部を備え、空間内へ入球した遊技球に基づき所定の判定を行うことで、当選又は非当選を決定するように形成された弾球遊技機であって、
    当落決定部は、
    空間内に階層状に設けられ、遊技球が順次通過可能な複数の判定部と、
    各判定部ごとに設けられ、遊技球が通過可能でありかつ遊技球の通過を検出するための複数の判定領域と、
    各判定部において遊技球が通過した判定領域が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定する当落判定手段と、
    を備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技球が入球可能な空間を有する当落決定部を備え、空間内へ入球した遊技球に基づき所定の判定を行うことで、当選又は非当選を決定するように形成された弾球遊技機であって、
    当落決定部は、
    空間内に上下方向に複数段設けられ、回転可能でかつ遊技球が順次通過可能なクルーンと、
    各クルーンごとに設けられ、各クルーンの上面から下面まで至りかつ遊技球が通過可能であるとともに、遊技球の通過を検出するための複数の判定孔と、
    各クルーンにおいて遊技球が通過した判定孔が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定する当落判定手段と、
    を備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記弾球遊技機は、
    遊技球が通過する一のクルーンの判定孔と、前記遊技球が次に通過するクルーンの判定孔とが、予め定めた組み合わせとなっているか否かを判定するための一致判定手段と、
    一致判定手段により、予め定めた組み合わせになっていないと判定された場合、遊技球を、次のクルーンの判定孔を通過させることなく、前記空間内から排出させるための排出口と、
    を備えていることを特徴とする請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 前記当落判定手段は、
    空間内に複数個の遊技球が入球した場合に、前記複数のクルーンのうちいずれか一のクルーンにおいて、前記複数個の遊技球のうち所定個数の遊技球が通過した判定孔が、予め定められた組み合わせとなっている場合に当選と判定するように形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の弾球遊技機。
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