JP2016087319A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016087319A
JP2016087319A JP2014228380A JP2014228380A JP2016087319A JP 2016087319 A JP2016087319 A JP 2016087319A JP 2014228380 A JP2014228380 A JP 2014228380A JP 2014228380 A JP2014228380 A JP 2014228380A JP 2016087319 A JP2016087319 A JP 2016087319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
opening
game
closing member
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014228380A
Other languages
English (en)
Inventor
真史 堀口
Masashi Horiguchi
真史 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2014228380A priority Critical patent/JP2016087319A/ja
Publication of JP2016087319A publication Critical patent/JP2016087319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 遊技球の無駄球を少なくして、遊技の興趣を高める。
【解決手段】
入賞口19を有する入賞装置14は、閉鎖位置及び開放位置に移動可能で、かつ閉鎖位置にあるとき、上面161に乗った遊技球Bが正面視で左右方向のいずれか一方に向かって転動し得るように上面161が傾斜する開閉部材16と、開閉部材16の上面161を転動する遊技球Bの転動方向に沿って設けられ、遊技球Bの直径より大きい間隔を置いて互いに前後に対向することで、遊技球Bが開閉部材16から落下することを防止する前落下防止帯173及び後落下防止帯174とにより形成される遊技球誘導路18を有し、開閉部材16の上面191を転動する遊技球Bが接触することにより、いずれか一方に向かって蛇行しながら転動させる複数の突出部22、23を千鳥状に設け、突出部22、23の先端部221、231を、左右方向の幅が先端に向けて漸次小さくなる形状とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、弾球遊技機に係わり、特に遊技球が入球可能な入賞口を備えた弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機においては、始動入賞口に遊技球が入球したことを契機に、内部抽選が行われ、当該抽選の結果に基づいて、遊技状態が通常の遊技状態(以下、「通常遊技状態」という)から遊技者にとって利益状態の高い特別遊技状態(例えば、大当たり遊技状態)に移行した場合には、大入賞装置の開閉部材を開放位置に移動させて、大入賞口を開放する。そして、大入賞口が開放してから所定時間(例えば、30秒)経過するか、所定数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口に入球すると、1ラウンド(大入賞口が開放してから閉鎖されるまでの期間)の遊技が終了し、開閉部材を閉鎖位置に移動させて大入賞口を一旦閉鎖する。そして、大入賞口が閉鎖された状態のラウンド間インターバル(例えば、5秒)が経過すると、次のラウンドに進んで大入賞口が再度開放する。これを最大ラウンド(例えば、15ラウンド)まで継続する。
例えば、特許文献1には、大入賞装置の開閉部材の上面を左右方向のいずれかの方向へ下り傾斜させることにより、大当たり遊技状態でのラウンド間インターバルで大入賞装置の開閉部材が閉鎖位置にあるとき、遊技領域を流下して開閉部材の上面に乗った遊技球が左右方向のいずれかの方向へ円滑に転動させるようにした弾球遊技機が記載されている。
特開2014−113262号公報
しかしながら、上述の弾球遊技機においては、大当たり遊技状態でのラウンド間インターバルで大入賞装置の開閉部材が閉鎖位置にあるとき、遊技領域を流下して開閉部材の上面を転動する遊技球は開閉部材の上面を短時間で通過してしまう。そのため、ラウンド間インターバルが経過後に、開閉部材が閉鎖位置から開放位置に移動した際、開閉部材の上面を転動している遊技球が大入賞口に入球する可能性は低い。従って、大当たり遊技状態で無駄球が多く発生することとなる。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、遊技球の無駄球を少なくして、遊技の興趣を高めることができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
第1の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域に、遊技球が入球可能な入賞口を有する入賞装置を設けた弾球遊技機において、前記入賞装置は、前記入賞口への遊技球の入球を不能とする閉鎖位置及び可能とする開放位置に移動可能で、かつ前記閉鎖位置にあるとき、上面に乗った遊技球が正面視で左右方向のいずれか一方に向かって転動し得るように前記上面が傾斜する開閉部材と、前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球の転動方向に沿って設けられ、少なくとも遊技球の直径より大きい間隔を置いて互いに前後に対向することで、遊技球が前記開閉部材から落下することを防止する前落下防止帯及び後落下防止帯とにより形成される遊技球誘導路を、有し、前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球が接触することにより、当該接触した遊技球を前記いずれか一方に向かって蛇行しながら転動させる複数の突出部を千鳥状に設け、遊技球が接触可能な前記突出部の先端部を、左右方向の幅が先端に向けて漸次小さくなる形状とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記千鳥状であって複数の突出部を、前記前落下防止帯及び後落下防止帯の互いに対向するそれぞれの面に設け、互いに対向する面に向かって突出するものとする。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記開閉部材の前記上面に、前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるとき、前記複数の突出部にそれぞれ対応する複数の隆起部を設け、前記隆起部は、対応する前記突出部の前記先端部よりも前記遊技球誘導路の中央寄り側に突出し、前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球は、前記突出部の先端部及び前記隆起部に接触することにより、前記いずれか一方に向かって蛇行しながら転動する。
第4の発明は、第3の発明において、前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球は、前記隆起部に接触した後、前記突出部の先端部に接触する。
本発明によると、開閉部材が閉鎖位置にあるとき、開閉部材の上面を転動する遊技球の転動速度を減速させることにより、開閉部材の上面を複数の遊技球が乗っている状態になりやすく、また開閉部材が閉鎖位置から開放位置に移動する際、開閉部材の上面に乗っている遊技球の入賞口への入球確率を高めることができるため、無駄球を少なくして遊技の興趣を高めることができる。
本発明に係る弾球遊技機の実施例の斜め前方から見た斜視図である。 同じく遊技盤の正面図である。 同じく斜め前方から見た要部の斜視図である。 要部の開閉部材16が閉鎖位置の平面図である。 要部の開閉部材16が開放位置の平面図である。 図4におけるVI-VI線の断面図である。 図4における変形例の拡大平面図である。 別実施例における開閉部材16が開放位置にある状態の要部の平面図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態を、添付図面を参照しながら詳述する。
なお、以下の実施形態は、本出願の特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
なお、以下の説明において弾球遊技機1の各部の左右方向は、その弾球遊技機1の正面に対面する者にとっての左右方向に合わせて説明する。
(弾球遊技機1の全体構造)
図1に示すように、弾球遊技機1は、遊技場の島設備に設置される矩形枠状の外枠2と、外枠2の左枠部に蝶番(図示略)により垂直軸回りに開閉自在に取り付けられる内枠3と、内枠3に装着され、各種要素が組み付けられる遊技盤4(図2参照)と、遊技盤4の前側にあって、内枠3の左枠部に上下の蝶番(図示略)により垂直軸回りに開閉自在に取り付けられ、遊技盤4の前面を閉塞し、遊技者が透視し得る透明な板であるガラス板(または、合成樹脂板)5aを嵌め込んだガラス枠5と、遊技盤4の後側に設けられ賞球や貸球等の遊技球Bを払出可能な払出装置(図示略)と、ガラス枠5の下部に設けられ、払出装置から払い出される遊技球Bを貯留するための受皿部6と、ガラス枠5の下部裏側に設けられ受皿部6に貯留されている遊技球Bを導入して遊技盤4の前面に形成される遊技領域4aへ向けて発射するための発射装置(図示略)と、ガラス枠5の前面右下部に設けられ、受皿部6に貯留されている遊技球Bを遊技領域4aへ打ち出す際に操作される発射ハンドル7と、ガラス枠5の上部に設けられ遊技状況に応じた効果音を出力するスピーカ8L、8Rと、ガラス枠5に設けられ遊技状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う電飾装置9と、遊技盤4の後側に設置される表示装置10(図2参照)と、遊技盤4の裏側に設置され、遊技進行及び遊技演出を制御するためのマイクロコンピュータにより構成される各種制御装置(図示略)等とを備える。
なお、制御装置は、弾球遊技機1を統括して制御(大当たり抽選を含む)する主制御基板と、演出に係る制御(演出抽選を含む)を行う副制御基板とに分割しても良い。
表示装置10は、遊技盤4の後側に設置され、例えば液晶ディスプレイから構成されることで、ガラス板5aを透して遊技者が視認可能な表示画面101(図2参照)に遊技に係わる情報である各種キャラクタや左列、中列、右列の3列の数字等で構成される演出図柄(図示略)を変動、停止表示すると共に、そのときの遊技状態に応じた動画を表示することによって遊技の盛り上げ演出を行う。
(遊技盤4及びそれに関係する構造)
図2に示すように、遊技盤4は、アクリル樹脂等の透明合成樹脂板により正面視ほぼ方形に形成されると共に、前面には、内外のガイドレール11、11によって包囲される円形(楕円形を含む)の遊技領域4aが形成される。受皿部6に貯留された遊技球Bは、発射ハンドル7が回転操作されることにより、発射装置から発射されて、内外のガイドレール11、11により左斜め上方へ誘導されて、遊技領域4aの左上部から遊技領域4a内に導入されて流下可能となる。
遊技盤4の遊技領域4aの略中央部には、表示画面101に表示される演出図柄を視認し得るように開口する表示窓121を有すると共に、表面に各種模様が施された正面視で枠状の装飾枠12が固定される。
なお、遊技盤4における表示窓121以外の一部の領域は、模様、彩色等が施された不透明の装飾板等が貼着されることにより、弾球遊技機1の内部構造が見えないように隠蔽される。
さらに、遊技領域4aには、遊技領域4aに打ち込まれた遊技球Bの流下方向を変化させる多数の遊技釘4b及び風車4cと、表示窓121の下方にあって、遊技領域4aの左領域(装飾枠12の左側の領域)を流下する遊技球Bのうち装飾枠12の左部に設けられたワープ孔122に進入したワープ球(遊技球B)を導入し、当該ワープ球を左右及び前後方向へ転動させ得るステージ123と、ステージ123の下方にあって、遊技領域4aを流下する遊技球B及びステージ123の前側から落下したワープ球が入球可能な始動入賞口(入賞口)13と、始動入賞口13の右方にあって、遊技球Bの始動入賞口13への入賞を契機に行われる抽選の結果に基づいて、遊技球Bが入球不能な閉鎖状態から入球可能な開放状態に変化可能な大入賞装置(入賞装置)14と、遊技領域4aの最下端部にあって、遊技領域4aに打ち込まれた遊技球Bのうち始動入賞口13、及び大入賞装置14に入球しなかったアウト球(遊技球B)を遊技盤4の裏面側に排出するアウト口15とが設けられる。
始動入賞口13の内部には、遊技球Bの入球を検知するための、検知センサ(図示略)が設けられ、また、大入賞装置14の内部には遊技球Bの入球を検知するための後述の検知センサ20が設けられ、それぞれ遊技球Bの入球を検知すると、所定個数の遊技球Bが賞球として払出装置から払い出される。
なお、以下の説明において、始動入賞口13に設けた検知センサ及び大入賞装置14に設けた検知センサ20が遊技球Bを検知したことを「入賞」という。
通常遊技状態において、受皿部6に貯留されている遊技球Bが発射装置により発射され、遊技領域4aに打ち込まれた遊技球Bが始動入賞口13に入賞し、これを契機に、制御装置により実行される大当たり抽選の結果、所定の変動パターンに基づいて、表示画面101に演出図柄を所定の演出態様で表示する視覚演出を所定時間行った後、演出図柄が特定の組み合わせで確定表示されて、大当たりが生起した場合には、特別遊技状態(以下、「大当たり遊技状態」という)となって大入賞装置14の後述の開閉部材16を開放位置に移動させて後述の大入賞口19を開放する。そして、大入賞口19が開放してから所定時間(例えば、30秒)経過するか、所定数(例えば、10個)の遊技球Bが大入賞口19に入球すると、1ラウンド(大入賞口19が開放してから閉鎖されるまでの期間)が終了し、開閉部材16を閉鎖位置に移動させて大入賞口19を一旦閉鎖する。そして、大入賞口19が閉鎖された状態にあるラウンド間インターバル(例えば、5秒)が経過すると、次のラウンドに進んで大入賞口19が再度開放する。これを最大ラウンド(例えば、15ラウンド)まで継続する。
なお、大当たり遊技状態においては、遊技球Bを右打ちとする。
右打ちされた遊技球Bは、装飾枠12の上部に形成された右打ち通路124を通過して遊技領域4aの右領域に導かれ、大入賞装置14の開閉部材16が開放位置にあれば、大入賞口19に入球可能となり、また、ラウンド間インターバルにあって開閉部材16が閉鎖しているときには、開閉部材16の上面161を転動して遊技領域4aの中央寄りに誘導される。
これにより、大当たり遊技状態のときには、大入賞口19に多数の遊技球Bが入賞可能となり、払出装置から賞球として大量の遊技球Bが短時間に受皿部6に払い出される。また、大入賞装置14の検知センサ20により検知された遊技球Bは遊技盤4の後側に排出される。
次に、本発明の特徴部分である大入賞装置14の実施例について説明する。
図2〜6に示すように、大入賞装置14は、アクリル樹脂等の透明合成樹脂材で形成され、遊技盤4における遊技領域4aの右側下領域に遊技盤4の盤面に平行に固定される透明ケース17と、透明ケース17の上部に設けられる上向き開口の大入賞口19と、大入賞口19を開閉可能な開閉部材16と、当該開閉部材16を開閉動作させるためのソレノイドを含む駆動装置21と、大入賞口19に入球した遊技球Bを検知するための検知センサ20とを有する。
透明ケース17は、左右方向へ所定の長さを有する前述の上向き開口の大入賞口19を形成すると共に、大入賞口19の底部分には、当該大入賞口19に入球した遊技球Bを正面視において左側に転動させるように傾斜する底面部171と、底面部171の左隅奥部には、底面部171を転動した遊技球Bを遊技盤4の裏側に排出させるための排出口172と、大入賞口19の前、後側にあって、互いに対向する壁状の前落下防止帯(以下、前壁)173、後落下防止帯(以下、後壁)174とを有している。
なお、検知センサ20は、排出口172の奥部に設置され、排出口172に導入された遊技球Bを検出する。なお、透明ケース17の前、後面は、大入賞口19に入球した遊技球Bが脱落しないように透明カバーによって閉塞されている。
底面部171における前後方向の奥行寸法は、遊技球Bの直径よりも大として、大入賞口19に入球した遊技球Bが底面部171上で球詰まりを起こさないように設定されている。
開閉部材16は、平面視において左右方向が長寸の矩形状を呈して、駆動装置21の動力により、図4に示すように、大入賞口19を上側から閉鎖することで、大入賞口19への遊技球Bの入球を不能とする閉鎖位置と、図5に示すように、閉鎖位置から後方へスライド移動して大入賞口19を開放することで、大入賞口19への遊技球Bの入球を可能とする開放位置とに、移動することができる。
さらに、開閉部材16は、閉鎖位置にあるとき、上面161に乗った遊技球Bが正面視において右側から左側へ向かって転動するように上面161が傾斜している。
前壁173及び後壁174は、閉鎖位置にある開閉部材16の上面161を遊技球Bが転動する際、遊技球Bが上面161から落下しないように、転動方向に沿って略垂直に立てられる。
なお、本実施例においては、閉鎖位置にあるときの開閉部材16の上面161、前壁173及び後壁174によって、開閉部材16が閉鎖位置にあるとき、遊技球Bを右側から左側から転動させるための遊技球誘導路18を構成する。
図4に示すように、前壁173及び後壁174の前後方向の間隔、すなわち遊技球誘導路18の幅H1は、少なくとも遊技球Bの直径よりも大として、遊技球Bが開閉部材16の上面161を転動する際、前後方向へ蛇行しつつ左方へ転動可能な寸法に設定される。
図4、5に示すように、前壁173の内側面(後壁174に対向する面)173a及び後壁174の内側面(前壁173に対向する面)174aには、後壁174に向かって突出する複数の前側突出部22及び前壁173に向かって突出する複数の後側突出部23がそれぞれ千鳥状に設けられる。
前側突出部22及び後側突出部23は、図6に示すように、上下方向に延伸する突条で、かつ図4、5に示すように、平面視において各先端部221、231(遊技球誘導路18の中央寄り側の部分)が左右方向の幅が先端に向けて漸次小さくなる凸円弧形状を呈している。これにより、遊技球誘導路18を転動する遊技球Bは、前側突出部22の先端部221及び後側突出部23の先端部231に順次接触することにより、図4に矢印で示すように、蛇行しながら左方へ転動する。この場合、遊技球Bが前側突出部22、後側突出部23に対して接触する部分は、各突出部22、23の先端部221、231、すなわち凸円弧形状の部分のみとすることで、遊技球Bの蛇行移動を円滑なものとすることができると共に、遊技球誘導路18内での球詰まりを防止することができる。
図6に示すように、前側突出部22の先端部221と後側突出部23の先端部231の間隔H2は、遊技球Bの直径よりも僅かに小とする。
これにより、遊技球Bは、遊技球誘導路18を蛇行移動することが可能となる。
図4、5に示すように、前側突出部22のうち最右部に設けられる前側突出部22aは、透明ケース17の右上部に形成された階段状の案内路175から遊技球誘導路18に進入する遊技球Bが接触し得るように平面視において右側の面が左側へ傾斜する傾斜面22bを有している。これにより、案内路175から遊技球誘導路18に進入する遊技球Bは、傾斜面22bに接触することにより、後壁174の内側面174aに向けて強制的に蛇行移動させられる。
開閉部材16の上面161の前側部には、上方に僅かに突出する複数の前側隆起部162が、また同じく後側部には、上方に僅かに突出する複数の後側隆起部163がそれぞれ千鳥状に設けられる。
図4に示すように、前側隆起部162及び後側隆起部163は、開閉部材16が閉鎖位置にあるとき、左右方向において、それぞれ前側突出部22及び後側突出部23に対して略同じ位置にあって、かつ平面視において左右方向の幅が遊技球誘導路18の中央に向けて漸次小さくなる三角形状を呈すると共に、前側突出部22及び後側突出部23の先端部221、231よりも遊技球誘導路18の中央寄りに突出するように設けられる。
前側隆起部162及び後側隆起部163は、前側突出部22及び後側突出部23と協働して、遊技球誘導路18を転動する遊技球Bの下側部分が接触することで、遊技球Bの蛇行移動を確実にして、遊技球Bの移動速度をより減速させることを可能にする。
また、前側隆起部162の右縁162aは、平面視において左斜め後方へ傾斜した形状とすることで、遊技球誘導路18を転動する遊技球Bを蛇行させる機能の他に、開閉部材16が閉鎖位置から開放位置へ移動する際、開閉部材16の上面161に乗っている遊技球Bを右方へ若干移動させて大入賞口19へ入球させる機能をも有している。これにより、開閉部材16の上面161から落下して大入賞口19に入球した遊技球Bは、底面部171の右部の上流側に落下した後に、排出口172に向かって転動することとなる。この結果、開閉部材16の上面161から複数の遊技球Bが同時に大入賞口19に入球したとしても、複数の遊技球Bが同時に排出口172に流れ込むことを最小限に抑えて、球詰まりを防止することができる。
次に、大当たりが生起した場合の大入賞装置14の作用について説明する。
大当たりが生起した場合には、最初のインターバル(例えば、5秒)が経過した時点で開閉部材16が閉鎖位置から開放位置に移動して大入賞口19を開放し、1ラウンド目のラウンド遊技が開始される。そして、開放状態にある大入賞口19に入球した遊技球Bを検知センサ20が10個検知するか、大入賞口19が開放してから30秒経過すると、開閉部材16が開放位置から閉鎖位置に移動して大入賞口19を閉鎖することで、1ラウンド目のラウンド遊技は終了する。そして、大入賞口19が閉鎖してからラウンド間インターバルを経過すると、開閉部材16が開放位置に移動して、大入賞口19を再度開放して、2ラウンド目のラウンド遊技が開始される。これを最大15ラウンド継続する。
この場合、従来技術においては、最初のインターバル及びラウンド間インターバル中に、右打ちされて開閉部材16の上面161に乗った遊技球Bは、移動速度が減速されないで遊技球誘導路18を即座に通過してしまうため、各インターバルの経過直後、開閉部材16が閉鎖位置から開放位置に移動する際、開閉部材16の上面161に乗っていた遊技球Bは大入賞口19に入球する可能性は低い。
しかし、本実施例のように、大入賞装置14の前壁173に前側突出部22、また後壁174に後側突出部23をそれぞれ千鳥状に設け、さらに、前側突出部22、後側突出部23にそれぞれ対応するように、開閉部材16の上面161に前側隆起部162、後側隆起部163を千鳥状に設けたことによって、遊技球誘導路18を転動する遊技球Bを蛇行移動させて、遊技球Bの移動速度を減速させることができる。これにより、遊技球Bが開閉部材16の上面161に乗っている時間を長くすることができるため、各インターバル経過直後、開閉部材16が閉鎖位置から開放位置に移動する際、開閉部材16の上面161に乗っている遊技球Bが大入賞口19に入球する可能性は飛躍的に向上する。この結果、大当たり遊技中の無駄球が少なくなり、遊技球Bを大入賞口19に早期に所定個数の10個入球させることができるため、大当たり遊技を早期に終了させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
また、遊技球誘導路18を転動する遊技球Bは、前側突出部22、後側突出部23、前側隆起部162、及び後側隆起部163の配置により、遊技球Bの側面が前側突出部22aの傾斜面22b、同じく下面が後側隆起部163にそれぞれ接触した後、遊技球Bの側面が、後側突出部23に接触する。その後、遊技球Bの下面が、前側隆起部162に接触した後、遊技球Bの側面が、前側突出部22に接触するように、順次接触することで、より確実に蛇行移動させられる。
また、開閉部材16が閉鎖位置から開放位置に移動する際、開閉部材16の上面161に複数の遊技球Bが乗っている場合、当該遊技球Bは、開閉部材16の閉鎖位置から開放位置への直線スライド移動に伴って、各前側隆起部162の右縁162aに接触することにより、右方へ誘導されつつ大入賞口19に入球することとなる。これにより、開閉部材16の上面161に複数の遊技球Bが乗っている態様で、開閉部材16が閉鎖位置から開放位置に移動して、大入賞口19に複数の遊技球Bが同時に入球したとしても、大入賞口19に入球した各遊技球Bは、一旦排出口172及び検知センサ20と反対方向へ移動したあとに排出口172に向かう移動態様をとるため、複数の遊技球Bが同時に排出口172へ一気に流れ込むことを最小限に抑えることができ、遊技球Bの球詰まりを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。
(1)図7に示すように、開閉部材16の上面161に設けられる複数の前側隆起部1620は、平面視において開閉部材16の上面161の前端から中央寄り側(図7において下側から上側)に向けて左右幅が漸次小さくなる形状とし、いずれか他方、つまり遊技球誘導路18の上流側(図7における右側)を、遊技球Bの下側部分が接触する傾斜部1620aを凹湾曲状とする。
(2)開閉部材16を、前後方向へ移動するスライド式に代えて、後部を水平軸回りに揺動可能に枢支し、略水平状態の閉鎖位置から下方へ略90度回動することで、開放位置に移動するような揺動タイプとする。
(3)前側突出部22及び後側突出部23を、前壁173及び後壁174に上下方向を長手方向とする突条に代えて、半球体の突出部または三角形状とする。
(4)透明ケース17を、不透明とする。
(5)開閉部材16の上面161及び底面部171を右下がり傾斜とする。この場合は、遊技球Bは、遊技球誘導路18の左側から進入して、右側へ向けて転動することとなる。
(6)開閉部材16が1ラウンド中の所定時間内に、開放位置から閉鎖位置を複数回往復するものとする。
(7)壁状の前落下防止帯(前壁)173及び後落下防止帯(後壁)174に代えて、遊技球誘導路18を転動する遊技球Bが、開閉部材16の上面161から落下しないような柵状や、細長いひも状等とする。
(8)前壁173及び後壁174に設けられた前側突出部22及び後側突出部23に代えて、前側突出部22及び後側突出部23を、遊技球誘導路18の上方から垂れ下がるようにして設けたものとする。
(9)図8に示すように、開閉部材16の上面161に設けられる複数の前側隆起部1621及び後側隆起部1631は、開閉部材16が閉鎖位置にあるとき、平面視において前側突出部22及び後側突出部23にそれぞれ対応するように、突出方向より若干上流側(図8において右側)に配置する。
1 弾球遊技機
2 外枠
3 内枠
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b 遊技釘
4c 風車
5 ガラス枠
5a ガラス板
6 受皿部
7 発射ハンドル
8L、8R スピーカ
9 電飾装置
10 表示装置
11 ガイドレール
12 装飾枠
13 始動入賞口(入賞口)
14 大入賞装置(入賞装置)
15 アウト口
16 開閉部材
17 透明ケース
18 遊技球誘導路
19 大入賞口(入賞口)
20 検知センサ
21 駆動装置(ソレノイド)
22、22a 前側突出部
22b 傾斜面
23 後側突出部
101 表示画面
121 表示窓
122 ワープ孔
123 ステージ
124 右打ち通路
161 上面
162、1620、1621 前側隆起部
162a 右縁
1620a 傾斜部
163、1631 後側隆起部
171 底面部
172 排出口
173 前壁(前落下防止帯)
173a 内側面
174 後壁(後落下防止帯)
174a 内側面
175 案内路
221 先端部
231 先端部
B 遊技球

Claims (4)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域に、遊技球が入球可能な入賞口を有する入賞装置を設けた弾球遊技機において、
    前記入賞装置は、
    前記入賞口への遊技球の入球を不能とする閉鎖位置及び可能とする開放位置に移動可能で、かつ前記閉鎖位置にあるとき、上面に乗った遊技球が正面視で左右方向のいずれか一方に向かって転動し得るように前記上面が傾斜する開閉部材と、
    前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球の転動方向に沿って設けられ、少なくとも遊技球の直径より大きい間隔を置いて互いに前後に対向することで、遊技球が前記開閉部材から落下することを防止する前落下防止帯及び後落下防止帯とにより形成される遊技球誘導路を、有し、
    前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球が接触することにより、当該接触した遊技球を前記いずれか一方に向かって蛇行しながら転動させる複数の突出部を千鳥状に設け、
    遊技球が接触可能な前記突出部の先端部を、左右方向の幅が先端に向けて漸次小さくなる形状としたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記千鳥状であって複数の突出部を、
    前記前落下防止帯及び後落下防止帯の互いに対向するそれぞれの面に設け、互いに対向する面に向かって突出するものとしたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記開閉部材の前記上面に、前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるとき、前記複数の突出部にそれぞれ対応する複数の隆起部を設け、
    前記隆起部は、対応する前記突出部の前記先端部よりも前記遊技球誘導路の中央寄り側に突出し、
    前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球は、前記突出部の先端部及び前記隆起部に接触することにより、前記いずれか一方に向かって蛇行しながら転動することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記開閉部材の前記上面を転動する遊技球は、前記隆起部に接触した後、前記突出部の先端部に接触することを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
JP2014228380A 2014-11-10 2014-11-10 弾球遊技機 Pending JP2016087319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014228380A JP2016087319A (ja) 2014-11-10 2014-11-10 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014228380A JP2016087319A (ja) 2014-11-10 2014-11-10 弾球遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016087319A true JP2016087319A (ja) 2016-05-23

Family

ID=56017379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014228380A Pending JP2016087319A (ja) 2014-11-10 2014-11-10 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016087319A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184909A (ja) * 2016-04-02 2017-10-12 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018068368A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018161283A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社ソフイア 遊技機
JP2018161279A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社ソフイア 遊技機
JP2018192201A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 株式会社ソフイア 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184909A (ja) * 2016-04-02 2017-10-12 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018068368A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018161283A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社ソフイア 遊技機
JP2018161279A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社ソフイア 遊技機
JP2018192201A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 株式会社ソフイア 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4748620B2 (ja) 遊技機
JP6782988B2 (ja) 遊技機
JP2016087319A (ja) 弾球遊技機
JP2016087320A (ja) 弾球遊技機
JP2017196204A (ja) 弾球遊技機
JP6312998B2 (ja) 遊技機
JP2016034436A (ja) 弾球遊技機
JP2016034437A (ja) 弾球遊技機
JP2016202793A (ja) 弾球遊技機
JP2001062045A (ja) パチンコ遊技機における図柄表示制御装置
JP2007252536A (ja) 遊技機
JP6215122B2 (ja) 遊技機
JP2008183067A (ja) 遊技機
JP5256388B2 (ja) 弾球遊技機
JP2016174675A (ja) 弾球遊技機
JP4996894B2 (ja) 遊技球誘導装置
JP4360685B2 (ja) 遊技機
JP6261918B2 (ja) 遊技機
JP2015123280A (ja) パチンコ遊技機
JP2016016141A (ja) 弾球遊技機
JP2017086574A (ja) 弾球遊技機
JP6782987B2 (ja) 遊技機
JP2006180943A (ja) 遊技機
JP2015053959A (ja) 遊技機
JP7170321B2 (ja) 遊技機