JP6312998B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関し、特に複数のアウト口を有する遊技盤を備えた遊技機に関する。
従来、遊技盤の一形態としてのパチンコ機には、主として弧状に延在する区画部材によって区画された遊技領域を有した遊技盤が搭載されており、遊技領域内には、始動口や一般入賞口と言った複数の入賞口が開設されている。そして、遊技者の任意の操作によって遊技球が発射されると、発射された遊技球は、複数の釘や風車、その他の構造物によってその進路を変えながら下方に向けて流下し、一部の遊技球が上記入賞口に入球し、他の遊技球が遊技領域の最も下流側に開設されたアウト口とも呼ばれる回収口を介して機外に排出される。そして、パチンコ機に搭載された制御装置側では、始動口への遊技球の入球に基づいて主として所謂大当りに関する所定の抽選処理を実行し、或いは他の一般入賞口への入球に基づいて主として遊技者に対して遊技球を払い出す賞球処理等の遊技処理を実行する。
また、近年においては、上記遊技の進行中に、より変化や意外性に富んだ迫力のある演出を遊技者に看取させるために、演出図柄の変動やその他の演出を表示可能な演出表示装置は元より、演出表示装置の周囲に配設される可動体や、遊技盤の各所に配設される装飾体等の構造体が大型化の一途を辿る一方で、関係法規によって定められた遊技領域を確保する観点から構造体の大型化に伴って遊技領域が狭小となり、ひいては遊技領域内を流下する遊技球の流下態様が単調化するという問題が生じている。
特開2008−67939号公報
本発明は上記課題を解決すべく、遊技盤に配設される装飾体等の構造体の大型化を図りつつも、遊技領域の狭小化を防止し、さらに遊技領域内を流下する遊技球の流下態様の単調化を抑制可能な遊技機を提供する。
上記課題を解決するための本発明の構成として、ガイド部によって区画され、遊技球の流下が可能な遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機であって、遊技領域は、遊技球の流下方向の最下流部に開設され、ガイド部の下方面に沿って遊技球が案内される回収口を有する中央遊技領域と、中央遊技領域の一側方に位置する側方遊技領域とを有し、側方遊技領域は、ガイド部側から延在し、遊技球の前記中央遊技領域側への流下を阻止する流下阻止部を備え、遊技盤に配設された演出表示装置よりも下方に位置する流下不能領域と、流下不能領域の上流側において遊技球の前記中央遊技領域側への流下を許容する流下可能領域とに区分され、流下不能領域には、当該流下不能領域に向けて流下してくる遊技球、又は流下阻止部によって流下を阻止された遊技球の入球を可能とするようガイド部の側方面に沿って開設された複数の入球口を有し、ガイド部に対して近接することで遊技球が当該ガイド部の側方面に沿って中央遊技領域側へ流下するのを阻止する盤面流下規制役物が設けられた構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技機によれば、遊技盤に配設される装飾体等の構造体の大型化を図りつつも、遊技領域の狭小化を防止し、さらに遊技領域内を流下する遊技球の流下態様の単調化を抑制することが可能となる。
パチンコ機の概略斜視図である。 遊技盤の正面図である。 左下方遊技領域の周囲を示す正面図である。 流下不能領域を示す正面図である。 右下方遊技領域を示す正面図である。 パチンコ機の制御ブロック図である。
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本明細書においては、説明の便宜上、第1,第2等の番号を付して各構成について説明する場合があるが、いずれの構成についていずれの番号を付すかは任意であり、番号の有無、又は序列によって差異が生じるものではない。
遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3内に収容された遊技盤30と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A及びガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7、及びパネル枠4の上部両側部に配設されたスピーカユニット8を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して、本体枠3内に収容された遊技盤30の前面を視認することが可能である。
受皿6の中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、主に演出表示装置500の動作を制御する演出制御基板200と接続されており、プッシュボタン9A及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御基板200側に入力する。受皿6の周囲にはこの他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
[遊技盤の構成について]
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30上には、遊技者によるハンドルユニット7の操作に基づいて動作する図外の発射機構により発射された遊技球が遊技盤30の上方に向かって滑走する遊技球発射領域26と、当該遊技球発射領域26を経由した遊技球が流下する遊技領域30Aとが形成されている。なお、本例において遊技盤30は、透明なアクリル樹脂によって形成されている。
遊技球発射領域26は、遊技盤30の前面において略円形に延在する外ガイド部27と、当該外ガイド部27と併設され、遊技盤30の下方から上方に向かって円弧状に延在する内ガイド部28との間に形成された領域である。外ガイド部27は、遊技盤30の前面より前方に突設された壁部であり、図外の発射機構により発射された遊技球は、当該壁部に沿って上方に向けて滑走する。内ガイド部28は、金属や樹脂によって形成された幅細の壁部であって、その上端部側には、球戻り防止片28Aが外ガイド部27側に向けて突設される。当該球戻り防止片28Aは、遊技球発射領域26から一度遊技領域30A内に進入した遊技球が、再び遊技球発射領域26に戻ることを防止する弁として機能する。
遊技領域30Aは、遊技盤30の前面とガラス窓4Aの後面との間に形成される空間であり、遊技球発射領域26を経た遊技球が遊技領域30Aの最下部(最下流部)に向けて流下可能な領域である。また、遊技領域30Aは、関係法規との兼ね合いから、およそ300φの円内に収まる大きさに設定されている。遊技領域30Aは、内ガイド部28が併設された区間を除く外ガイド部27及び内ガイド部28の他、演出表示装置500の表示画面500Aの周囲を囲むように遊技盤30の前面から前方に向けて突設された遊技球誘導壁部40や、遊技盤30上において前方に向けて突設された各所の壁部により区画されており、遊技領域30Aは、概ね図2の一点鎖線で区分けされた上方遊技領域EO、左方遊技領域EL、右方遊技領域ER、左下方遊技領域ELU、中央遊技領域EC及び右下方遊技領域ERUの各領域からなる。また、遊技領域30A内には、多数の釘や風車等の誘導部材が配設されており、遊技領域30A内を流下する遊技球は、その流下過程において、前述の遊技球誘導壁部40や各所の壁部、及び誘導部材によって不規則にその方向を変えながら流下する。
次に、上記構成からなる遊技盤30の構成について、より詳細に説明する。図2に示すように、遊技盤30の中央部には演出表示装置500が配設される。演出表示装置500は、例えば1〜7までの数字、及び特定のキャラクター等からなる演出図柄Sを変動表示可能な液晶表示装置であって、その表示画面500Aは遊技盤30の中央部において横長の矩形状とされ、遊技盤30全体の面積4分の1程度を占めている。当該表示画面500Aには演出図柄Sの他、演出図柄Sの変動表示に伴って予告演出やリーチ演出とも呼ばれる画像や動画によって表現される多様な演出表示が表示され、遊技者は一般に、表示画面500A上に表示される変動表示、及び演出表示を視認しながら遊技を楽しむこととなる。
また、表示画面500Aの周囲には、遊技球誘導壁部40が前方に向けて突設されている。遊技球誘導壁部40は、表示画面500Aの上部、及び両側部を取り囲むように延在する壁部である。上述のガラス窓4Aが閉じられた場合において、遊技球誘導壁部40の前端部とガラス窓4Aとの距離は、遊技球の直径寸法未満で接近し、遊技球誘導壁部40で囲まれた内側に遊技球が進入することは不可能とされる。遊技球誘導壁部40は、主として上方遊技領域EOを区画する上方壁41と、当該上方壁41の左側と連接し、左方遊技領域ELを区画する左方壁43と、上方壁41の右側と連接し、右方遊技領域ERを区画する右方壁45と、右下方遊技領域ERUを区画する右下方壁47とにより構成される。
上方壁41は、屈曲部42を基点として当該屈曲部42から左方に傾斜しつつ延在する傾斜部41Aと、屈曲部42から右方に湾曲しつつ延在する湾曲部41Bとからなる略ヘの字状の壁であり、例えば屈曲部42より左方の傾斜部41Aに着弾した遊技球の多くはその傾斜に沿って誘導され、左方遊技領域EL及び左下方遊技領域ELU側を流下することとなる。
一方、屈曲部42より右方の湾曲部41Bに着弾した遊技球の多くは、その湾曲に沿って誘導され、当該湾曲部41Bと外ガイド部27との間に形成された右打ち通路25を経由し、右方遊技領域ER、及び右下方遊技領域ERU側を流下することとなる。
このように、本実施形態に係る遊技盤30においては、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する遊技球の着弾地点により左方遊技領域EL、及び左下方遊技領域ELUを主体とした遊技(左打ち遊技)を行うか、或いは右方遊技領域ER、及び右下方遊技領域ERUを主体とした遊技(右打ち遊技)を行うかを選択的に決定することができる。
左方壁43は、上方壁41の傾斜部41Aと連接して左方に延在するとともに、複数の屈曲部を介して下方に延在する上側部43Aと、当該上側部43Aとワープ口44Aを挟んで右方に延在する下側部43Bとから構成される。ワープ口44Aは、上側部43A及び下側部43B間において、遊技盤30の前面より遊技球の直径寸法以上の口径を有して開設された入球口であり、当該ワープ口44Aより取り込まれた遊技球は、右方に向かって屈曲しつつ延在するワープ通路44Bを経由し、後述するステージ55上に誘導される。
また、図2に示すとおり、上記構成からなる左方壁43と内ガイド部28との間に形成される左方遊技領域ELには、第1一般入賞口46及び風車が配設されており、左方遊技領域ELに到達した遊技球は、上流に位置するワープ口44Aに取り込まれてステージ55上に誘導されるルート、第1一般入賞口46内に入球するルートに至るか、或いはこれらのルートに至ることなく左下方遊技領域ELU側に流下する。なお、左下方遊技領域ELUの詳細については後述する。なお、第1一般入賞口46に入球した遊技球は、図外の球通路内に配設された第1一般入賞口検出センサS4によって検出された後、遊技盤30の背面側において機外に排出される。
右方壁45は、上方壁41の湾曲部41Bと連接して左方に向けて多段に湾曲しつつ下方に延在する壁部であって、その下端部は大入賞口65Aを有する大入賞部品65のケーシング66の先端部に達する。大入賞部品65は、右方壁45と略同一高さに形成され、内部流路を有するケーシング66を備えており、当該ケーシング66には、遊技球の直径よりも大径に形成された大入賞口65Aが開設されている。また、大入賞口65Aは、大入賞部品65の開閉体67の開閉動作によって、遊技球の入球が可能な閉鎖状態、又は入球が不能な開放状態の態様をとり、所定条件を満たすことによって開閉体67が開放動作した場合にのみ、遊技球が大入賞口65A内に入球することが可能とされ、閉鎖状態である場合、大入賞口65Aに入球することなく下方に流下する。大入賞口65Aに入球した遊技球は、図外の内部流路内に配設された大入賞口検出センサS3によって検出された後、後述の役物構造体98Aを経由して遊技盤30の背面側において機外に排出される。
また、大入賞部品65の下方には、当該大入賞部品65と連接するように第2始動入賞部品62が配設される。第2始動入賞部品62は、右方壁45及びケーシング66と略同一高さに形成され、内部流路を備えたケーシング63を有しており、当該ケーシング63には、遊技球の直径よりも大径に形成された第2始動入賞口62Aが開設されている。また、当該第2始動入賞口62Aは、第2始動入賞部品62の開閉体64の開閉動作によって、遊技球の入球が可能な閉鎖状態、又は入球が不能な開放状態の態様をとり、所定条件を満たすことによって開閉体64が開放動作した場合にのみ、遊技球は第2始動入賞口62A内に入球することが可能とされ、閉鎖状態である場合、第2始動入賞口62Aに入球することなく下方の右下方遊技領域ERUに流下する。また、第2始動入賞口62Aに入球した遊技球は、図外の内部流路内に配設された第2始動入賞口検出センサS2により検出された後、後述の役物構造体99Aを経由して遊技盤30の背面側において機外に排出される。また、後述の主制御基板100側では、当該第2始動入賞口検出センサS2からの入力信号に基づいて、入球に対する賞球(例えば3個)を遊技者に対して払い出す賞球払出処理の他、所謂大当り遊技の可否に関する所定の抽選処理を実行する。
右方壁45、及びこれに連なるケーシング66;63と、外ガイド部27との間に形成される右方遊技領域ER内には、通過ゲート68が配設されている。通過ゲート68は、上下方向が開口する門型の遊技部品であって、当該通過ゲート68内を通過した遊技球は、通過ゲート検出センサS8によって検出される。即ち、右打ち通路25を経由して右方遊技領域ERに到達した遊技球は、右方遊技領域ERの上流側に位置する通過ゲート68を通過又は通過しないルート、通過ゲート68の下流側に設けられた前述の大入賞口65Aに入球するルート、大入賞口65Aのさらに下流側に設けられた第2始動入賞口62Aに入球するルートに至るか、或いはこれらの入賞口に入球するルートに至ることなく右下方遊技領域ERU側に流下する。
次に、演出表示装置500の表示画面500Aの下方に形成され、後述の中央遊技領域ECに含まれるステージ55について説明する。ステージ55は、遊技盤30の前面と略面一な前面部55Aと、当該前面部55Aの上端縁から後方に広がる転動部55Bとを有し、左右方向に渡って略円弧上に延在する領域である。ステージ55の転動部55Bへのルートは、前述のワープ口44A、及びワープ通路44Bを介したルートに略限られており、ワープ通路44Bから転動部55B上へと誘導された遊技球は、当該転動部55Bに形成された凹凸によって左右方向に揺動しつつ、次第にその勢いがなくなることによって前面部55Aの前方から、或いは、第1始動入賞部品60の直上に設けられた導出口55Cを介して下流側に向けて落下することとなる。導出口55Cは、後述する第1始動入賞部品60の第1始動入賞口60Aの直上に位置していることから、導出口55Cを介して流下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口60Aに入球する。
以下、上述した遊技領域以外の左下方遊技領域ELU、右下方遊技領域ERU、及びこれらの遊技領域の間に位置する中央遊技領域ECについて順に説明する。図3は、左下方遊技領域ELUの拡大正面図である。同図に示すように、左下方遊技領域ELUに進入しようとする遊技球は、左方遊技領域EL内に配設された風車W1の回転等によって、概ね当該風車を中心とする遊技球P1で示すルートR1、又は遊技球P2で示すルートR2に振分けられて、左下方遊技領域ELUに至る。
ルートR1は、後述する中央遊技領域ECに配設された第1始動入賞部品60、及び第1回収口70に向かうルートである。当該右方向ルートR1上の遊技球は、風車W1の右下部より、中央遊技領域ECに向かって漸次下傾斜するように稙設された連釘群H1;H2上を通って、中央遊技領域EC側に流下する。また、連釘群H1;H2間には、遊技球の直径以上の寸法を有する間隙部G1が形成されており、当該間隙部G1を介して矢印X1で示す下流側に流下した遊技球は、図4に特に示す流下不能領域ENO内に進入する。なお、流下不能領域ENOについては後述する。
一方、間隙部G1を超えて連釘群H2に至る遊技球は、連釘群H2上を転動し、矢印X2;X3で示す中央遊技領域EC側へと流下する。なお、図2からも明らかなとおり、矢印X2方向に流下する遊技球は、中央遊技領域EC内に配設された第1始動入賞部品60の第1始動入賞口60Aに入球する可能性のある遊技球であり、矢印X3方向に流下する遊技球は、第1始動入賞口60Aとの位置関係(上下関係)から、第1始動入賞口60Aに入球する可能性が極めて低い遊技球となり、当該遊技球は多くの場合、ガイド部27,28の下方面M1に沿って案内されて遊技領域30Aの最下流部に位置する第1回収口(第1アウト口)70に入球し、遊技盤30の背面側から機外に排出されることとなる。
つまり、左下方遊技領域ELUは、連釘群H1;H2の存在によって、連釘群H1;H2上方において帯状に形成され、中央遊技領域EC側への流下が可能な流下可能領域EYEと、連釘群H1;H2下方に形成され、中央遊技領域EC側への流下が不可能な流下不能領域ENOに細分化される。
これに対してルートR2は、図4に網かけして示す流下不能領域ENOに至るルートである。流下不能領域ENOは、流下可能領域EYEに対して中央遊技領域EC側への流下が不能となる領域である。即ち、当該流下不能領域ENOに進入した遊技球は、中央遊技領域ECに配設された第1始動入賞口60A又は第1回収口70に入球することが不可能、又は限りなく困難となる。流下不能領域ENOの周囲には、内ガイド部28(ガイド部の側方面M2)に沿って盤面流下規制役物800が設けられる。この盤面流下規制役物800は、当該流下不能領域ENOを区画する複数入球部品(複数入球部構造体)80と、当該複数入球部品80よりも下流側において、中央遊技領域EC側への流下を阻止する流下阻止壁90(役物構造体98A)とを備える。以下、流下不能領域ENOを区画する部材について詳説する。
図4に示すように、複数入球部品80は、上流側から下流側にかけて円弧上に延びる内ガイド部28に沿って略円弧上に延在する外郭形状を呈する部品であり、遊技盤30の前面に対して前方に向けて突設される。また、ガラス窓4Aが閉じられた場合において、複数入球部品80の前面とガラス窓4Aとの距離は、遊技球の直径寸法未満で接近し、複数入球部品80の前面を遊技球が流下することは不可能とされている。また、複数入球部品80における内ガイド部28と対向する外側外周面80Aは、内ガイド部28と当接するか、或いは遊技球の直径寸法未満で接近した状態とされる。即ち、遊技球は、内ガイド部28と複数入球部品80の外側外周面80Aとの間に進入することはできない。また、複数入球部品80の上部外周面80Bは、中央遊技領域ECに向かって漸次下傾斜する傾斜面として形成されており、図3,図4に示す如く、ルートR2を通る多くの遊技球は、上部外周面80B上に落下した後、中央遊技領域EC側に転動しつつ流下することとなる。
ルートR2に沿って流下不能領域ENO内に到達した遊技球は、複数入球部品80の内側外周面80Cに開設された複数の入球口を介して複数入球部品80内に入球することとなる。内側外周面80Cは、内ガイド部28の側方面M2に沿うようにして階段状となっており、上流側から下流側にかけて屈曲する複数の傾斜部75A〜75C及び湾曲部75Dにより形成されており、これら傾斜部75A〜75C及び湾曲部75Dごとに入球口が開設されている。以下、複数入球部品80に形成された複数の入球口について説明する。
図4に示すように、複数入球部品80における流下不能領域ENOに面する内側外周面80Cには、上流側から下流側にかけて、第2回収口82、第2一般入賞口84、第3一般入賞口86、及び第3回収口88がそれぞれ独立して開設される。第2回収口82は、内側外周面80Cの傾斜部75Aに対応して開設された開口部であって、遊技球の直径寸法以上の口径を有する。本実施形態では、遊技球の直径(例えば、11mm)以上で、かつ遊技球の直径の2倍未満とし、遊技球を入球させることのできる最低限の大きさとして複数入球部品(複数入球部構造体)80が大きくなるのを抑制するようにしている。当該第2回収口82に入球した遊技球は、当該第2回収口82と連通し、遊技盤30の背部に延長する図外の球通路を経由して機外に排出される。また、第2回収口82に入球した遊技球は、入球に対する賞球の払出しを生じない所謂アウト球として位置付けられる。
第2一般入賞口84は、上記第2回収口82よりも下流側の内側外周面80Cの傾斜部75Bに対応して開設された開口部であって、遊技球の直径寸法以上の口径を有する。当該第2一般入賞口84に入球した遊技球は、当該第2一般入賞口84と連通し、遊技盤30の背部に延長する図外の球通路を経由して機外に排出される。また、第2一般入賞口84に入球した遊技球は、上記図外の球通路内に配設された第2一般入賞口検出センサS5により検出され、後述の主制御基板100側では、当該第2一般入賞口検出センサS5からの入力信号に基づいて入球に対する賞球(例えば3個)を遊技者に対して払い出す賞球払出処理を実行する。
第3一般入賞口86は、上記第2回収口82及び第2一般入賞口84よりも下流側の内側外周面80Cの傾斜部75Cに対応して開設された開口部であって、遊技球の直径寸法以上の口径を有する。当該第3一般入賞口86に入球した遊技球は、当該第3一般入賞口86と連通し、遊技盤30の背部に延長する図外の球通路を経由して機外に排出される。
また、第3一般入賞口86に入球した遊技球は、前記第2一般入賞口84と同様に上記図外の球通路内に配設された第3一般入賞口検出センサS6により検出され、後述の主制御基板100側では、当該第3一般入賞口検出センサS6からの入力信号に基づいて入球に対する賞球を遊技者に対して払い出す賞球払出処理を実行する。なお、第2一般入賞口84への入球に対する賞球数と、第3一般入賞口86に対する賞球数が同一である場合には、共通の球通路内に単一の一般入賞口センサを設けることにより同数の賞球を払い出す構成としてもよい。
第3回収口(流下阻止壁90によって流下を阻止された遊技球の入球を可能とする最下流の入球口)88は、上記第2回収口82、第2一般入賞口84及び第3一般入賞口86よりも下流側の内側外周面80Cの湾曲部75Dに対応し、流下不能領域ENOにおいて最も下流側に開設された開口部である。即ち、流下不能領域ENOに進入した遊技球が第3回収口88よりも上流側に配置された上述の第2回収口82、第2一般入賞口84及び第3一般入賞口86のいずれにも入球しなかった場合、又は流下阻止壁90との接触によって流下を阻止された場合、当該入球しなかった全ての遊技球が最下流部に開設された第3回収口88に入球することとなる。これにより複数の遊技球が第3回収口88に集中し易くなるため、第3回収口88の開口の大きさは第2回収口82の開口よりも大きくして球詰りの発生を抑制できるようにしている。なお、本実施形態では、遊技球の直径の2倍以上で、かつ遊技球の直径の3倍未満としている。当該第3回収口88に入球した遊技球は、前記第2回収口82と同様に、第3回収口88と連通し、遊技盤30の背部に延長する図外の球通路を経由して機外に排出される。また、第3回収口88に入球した遊技球は、入球に対する賞球の払出しを生じない所謂アウト球として位置付けられる。
次に、上述した複数の入球口それぞれの位置関係について説明する。図3に示すように、入賞口としての第2一般入賞口84の上流側、及び下流側には第2一般入賞口84に隣接するように、第2回収口82及び第3一般入賞口86が設けられており、矢印Y1〜Y3に示すとおり、第2一般入賞口84に至るルートY2に対して、第2回収口82に至るルートY1及び第3一般入賞口86に至るルートY3の2通りのルートが確保されている。また、同様に入賞口としての第3一般入賞口86の上流側、及び下流側には第3一般入賞口86に隣接するように、第2一般入賞口84及び第3回収口88が設けられており、矢印Y2〜Y4に示すとおり、第3一般入賞口86に至るルートY3に対して、第2一般入賞口84に至るルートY2及び第3回収口88に至るルートY4の2通りのルートが確保されている。つまり、入賞口としての第2一般入賞口84及び第3一般入賞口86それぞれの上流側,下流側には、少なくとも遊技球の直径以上の幅を有する流路が確保されており、遊技球が流下不能領域ENOに進入した場合であっても、当該遊技球がその流下方向を変えながら第2一般入賞口84又は第3一般入賞口86に入球する可能性があるため、遊技者は遊技球の進路について常に期待を抱きながら遊技を進行することが可能となる。
なお、本実施形態においては、複数入球部品80に対して、入賞口として第2一般入賞口84及び第3一般入賞口86の2箇所を開設した構成としたが、いずれか一方のみを開設することや、さらに入賞口を増設してもよく、その個数が限定されるものではない。
また、最下流の入球口を第3回収口88としている為、流下阻止壁90によって流下を阻止された遊技球が有利な一般入賞口84,86に集中して入球することのないようにしていると共に、最上流の入球口を第2回収口82としている為、上部外周面80B側から流下してくる遊技球が有利な一般入賞口84,86に集中して入球することのないようにしている。これにより、第2回収口82と第3回収口88との間隔L内において、一般入賞口(賞球口)84,86を配設することで、賞球が払い出される賞球口の配置領域(間隔L)を遊技球発射領域26内における賞球可能領域として区画規定可能となるようにしている。
次に、上記盤面流下規制役物800において、複数入球部品80とともに流下不能領域ENOを区画する流下阻止壁90について説明する。図3,図4に示すように流下阻止壁90は、複数入球部品80の湾曲部75Dと連接し、上方に向かって中央遊技領域EC方向に傾斜しつつ延在する壁であって、その前後方向の寸法は、例えば内ガイド部28及び複数入球部品80の前後寸法と等しく設定される。よって、ガラス窓4Aが閉じられた場合において、流下阻止壁90より前方で遊技球が流下することは不可能とされる。また、流下阻止壁90と傾斜壁92とが交わる上端部90Aは、直上に位置する連釘群H2を構成する一の釘と遊技球の直径未満の寸法(G2)で接近しており、上端部90Aと連釘群H2との間から遊技球が中央遊技領域EC側へ流下することは不可能である。なお、上端部90Aは、連釘群H2が設けられない場合において、遊技球が滞留しないように傾斜又は湾曲して遊技球を受け流すようにする構成が好ましい。
よって、図4の矢印Y5で示す如く、流下不能領域ENO内に進入し、中央遊技領域EC側に流下しようとする遊技球は、流下阻止壁90に衝突した後にその進路を変更し、流下阻止壁90の下流側において開口する第3回収口88に漏れなく入球することとなる。以上の説明からも明らかなように、流下阻止壁90は、左下方遊技領域ELUの一部である流下不能領域ENOと中央遊技領域ECとを隔絶して、流下不能領域ENO内に進入した遊技球の中央遊技領域EC側への流下を阻止する壁部である。
また、流下阻止壁90と連接する傾斜壁92は、流下阻止壁90と同一の前後寸法を有し、中央遊技領域EC側に向かって下傾斜する壁部であって、連釘群H2と略平行に形成される。傾斜壁92における中央遊技領域EC側には、下方に向けて窪む湾曲部92Aが形成されており、図3の矢印X3で示すように、当該湾曲部92A上を転動する遊技球は、第1始動入賞口60Aよりも低い位置(下流側)で中央遊技領域EC側に進入することとなる。また、傾斜壁92の湾曲部92Aは、湾曲壁94と連接する。湾曲壁94は、流下阻止壁90及び傾斜壁92と同一の前後寸法を有し、左下方遊技領域ELU側に窪むように下方に延在する壁部であって、図3に特に示すようにその下端部は、内ガイド部28と当接している。つまり、それぞれ連接する流下阻止壁90、傾斜壁92及び湾曲壁94は、内ガイド部28と接近すると共にそこから上方に立ち上がるコの字状の枠状体となり、遊技球の流下(領域内進入)が不能な第1の役物配置領域98(役物構造体98A)を形成する。なお、役物配置領域98の前方は遊技者から視認可能なように開放又は透明な閉塞板によって閉塞されている。
なお、役物配置領域98においては、遊技の際に所定の演出効果が見込まれる意匠部として機能(例えば、発光物の点灯演出や可動物の動作演出、又はそれらの組合せ等)する。
図3に示すように、遊技領域30A(左下方遊技領域ELU,中央遊技領域EC)と隔絶された上記役物配置領域98内には、当該役物配置領域98の略全域を占有する演出役物構造体98A´が配設される。演出役物構造体98A´は、上方から下方に向かって螺旋状に延在する樋状の球通路滑り台構造であって、その上端部は、ステージ55の上部に形成された図外の誘導通路を介して右方遊技領域ERに設けられた前述の大入賞口65Aと連通している。そして、大入賞口65Aに入球した遊技球は、上記図外の誘導通路を介して演出役物構造体98A´の上端部に到達し、遊技者によって視認されながら螺旋状の軌跡を描いて演出役物構造体98A´の樋状の球通路滑り台内を流下する。即ち、演出役物構造体98A´は、後述の特別遊技時において、大入賞口65Aに入球する多量の遊技球を遊技者に対してダイナミックに視認させながら時間をかけて流下させる螺旋状の球通路構造体であって、図2,図3に示す如く、他の遊技部品に比して、遊技盤30において広範な範囲を占有する役物構造体98Aである。
以上のとおり、左下方遊技領域ELUは、中央遊技領域EC側への流下が可能とされた流下可能領域EYEと、流下が不可能とされた流下不能領域ENOとに区分けされており、さらに流下不能領域ENOは、入賞口に相当する複数の一般入賞口84;86、及び複数のアウト口に相当する回収口82;88を有する複数入球部品80と、流下阻止壁90により区画され、流下不能領域ENO内に至った遊技球は、中央遊技領域ECに流下することなくいずれかの入球口に入球して機外に排出されることとなる。
そして、左下方遊技領域ELUを上記構成としたことにより、遊技盤30において広範な範囲を占有する構造体である役物構造体98Aの配設スペースを確保しつつ、当該広範な配設スペースを設けることによる遊技球の流下態様の単調化が抑制される。即ち、上記実施形態においては、役物構造体98Aを採用することにより、多量の遊技球を遊技者に視認させながら滑走させる演出を行うものであるが、当該演出は遊技球の滑走長(滑走時間)が長いほどよりインパクトのある演出となり、当該観点から本実施形態においては役物構造体98Aの配設スペースたる役物配置領域98を遊技盤30の下部において、上下に縦断するように設けている。そして、役物配置領域98を上記の如く設けた場合、左下方遊技領域ELU(流下不能領域ENO)に到達した遊技球を流下させる態様としては、例えば役物配置領域98と内ガイド部28との間に第1回収口70に直結する排出流路を別途形成することにより、左下方遊技領域ELU(流下不能領域ENO)に到達した遊技球の全てを上記排出流路を介して排出させることも考えられるが、このような構成とした場合、排出流路の分のスペースを確保するために役物配置領域98を削減する必要が生じるとともに、流下不能領域ENOに到達した遊技球の全てが単に排出流路を介して第1回収口70に向かって流下する単調な動きとなる。
これに対して上記実施形態に係る遊技盤30においては、役物配置領域98のスペースを最大限確保すべく、役物配置領域98を形成する流下阻止壁90を内ガイド部28に連接して設けて、流下不能領域ENOに到達した遊技球の中央遊技領域EC側への流下を完全に阻止している。さらに、流下不能領域ENOに到達した遊技球は、複数の入球口が集約して開設された複数入球部品80の周囲において多様なルートを辿りながらいずれかの入球口に入球することとなるため、流下方向が単調化することなく、遊技者は常に入賞口への入球の期待感を持ちながら遊技を進行することができる。さらには、複数の回収口82,88及び一般入賞口84,86を内ガイド部28に接して弧状に延在する複数入球部品80に集約して開設したことにより、左方遊技領域ELに配設された風車近傍の周囲のスペースを確保することが可能となる。換言すれば、遊技球の動きの単調化を防止する複数入球部品80が省スペース化されたことにより、左方遊技領域ELを拡大することが可能となる。
次に、中央遊技領域ECについて説明する。図2に示すように、中央遊技領域ECは、演出表示装置500の下方において、ステージ55を含み、遊技盤30の一側部下方に形成される左下方遊技領域ELU及び他側部下方に形成される右下方遊技領域ERUとの間に形成される領域である。中央遊技領域ECは、第1始動入賞部品60のケーシング59、前述の湾曲壁94、及び後述の閉塞壁97によって区画されており、概ねケーシング59の両側部に形成された流下通路K1;K2を有する。
第1始動入賞部品60は、馬蹄状を呈するケーシング59と、当該ケーシング59の上部において上方に開口する第1始動入賞口60Aを備える。ケーシング59は、前述の流下阻止壁90等と同様の前後寸法を有し、ガラス窓4Aを閉鎖した状態において、その前方を遊技球が流下することはできない。また、第1始動入賞口60Aは、遊技球の直径寸法以上の口径を有し、主として前述の流下可能領域EYEを経て矢印X2方向に転動した遊技球の入球が可能となる。第1始動入賞口60Aに入球した遊技球は、図外の球通路内に配設された第1始動入賞口検出センサS1により検出され、後述の主制御基板100側では、当該第1始動入賞口検出センサS1からの入力信号に基づいて、所謂大当り遊技の可否に関する所定の抽選処理や、入球に対する賞球(例えば3個)を遊技者に対して払い出す賞球払出処理を実行する。
図2に示すように、流下通路K1は、ケーシング59において円弧上に延在する左下方遊技領域ELU側の一側部と、前述の湾曲壁94との間に形成される弧上に延在する通路であって、その通路幅は、例えば2個以上の遊技球が並列に流下できない幅に設定されている。また、流下通路K2は、ケーシング59において円弧上に延在する右下方遊技領域ERU側の他側部と、後述する閉塞壁97の湾曲部97A(図5参照)との間に形成される弧上に延在する通路であって、その通路幅は、例えば2個以上の遊技球が並列に流下できない幅とされている。即ち、ケーシング59の両側部に形成される流下通路K1;K2は対称形状とされており、当該流下通路K1;K2に至った遊技球は、下方に開設された第1回収口70に向かって流下する。
次に、遊技領域30Aの最も下流側に開設される第1回収口70について説明する。図2に示すように第1回収口70は、遊技盤30を前後方向に関する横長略楕円状の開口であって、当然ながら遊技球の直径寸法よりも大径である。また、当該第1回収口70によって回収される遊技球としては、前述の流下可能領域EYEを経由して中央遊技領域ECに到達したものの、第1始動入賞口60Aに入球することなく流下通路K1;K2に至った遊技球、及び後述する右下方遊技領域ERUに形成され、第1回収口70と直結する排出通路Q3に至った遊技球であり、これら遊技球の全てが第1回収口70によって回収されることとなる。また、第1回収口70の幅方向中心を通る軸線上には、上方に位置する第1始動入賞口60A、及びステージ55に設けられた導出口55Cの幅方向中心が位置している。
次に、図5に基づいて右下方遊技領域ERUについて説明する。図2に示すように、右下方遊技領域ERUは、右方遊技領域ERの下流側に形成される領域であって、遊技者によって右打ち遊技がなされた場合において、上流側に配設された大入賞口65A及び第2始動入賞口62Aに入球せずに流下した遊技球が進入する領域である。右下方遊技領域ERUは概略、前述の右下方壁47、及び外ガイド部27から延在する右下外壁49との間に形成された入球部進入通路Q1と、当該入球部進入通路Q1の下流側において広がる入球部Q2、及び当該入球部Q2と連通するとともに外ガイド部27に沿って延在し、前述の第1回収口70と直結する排出通路Q3に区画されている。
入球部進入通路Q1は、第2始動入賞部品62のケーシング63の下端側外周壁より外側に延長し、屈曲部を介して中央遊技領域EC側に下傾斜しつつ延長する右下方壁47と、一端部が外ガイド部27に連接し、前記右下方壁47の傾斜部と略平行に中央遊技領域EC側に下傾斜しつつ延長する右下外壁49との間に形成される通路であって、その通路幅は2個以上の遊技球が並列して流下できない寸法となっている。つまり、当該入球部進入通路Q1に進入した遊技球は、矢印Z1で示すように中央遊技領域EC側に向かって転動し、下流側の入球部Q2内に進入する。
入球部Q2は、前記右下方壁47と連接し、中央遊技領域EC側に向かって僅かに湾曲しつつ下方に延長する流下方向規制壁50と、前記右下外壁49と屈曲部49Aを介して連接し、再び外ガイド部27方向に向かって延長する傾斜壁51との間に形成される下方に末広がりの空間である。当該入球部Q2の底部に相当する位置には、第4一般入賞口87及び第4回収口89が左右方向に並列に開設されている。
第4一般入賞口87及び第4回収口89は、横長に形成されたケーシング85の上部において上方に向けて開口する入球口であって、他の入球口と同様に遊技球の直径寸法以上の口径を有している。第4一般入賞口87に入球した遊技球は、当該第4一般入賞口87と連通し、遊技盤30の背部に延長する図外の球通路を経由して機外に排出される。また、第4一般入賞口87に入球した遊技球は、前述の各一般入賞口46,84,86と同様に図外の球通路内に配設された第4一般入賞口検出センサS7により検出され、後述の主制御基板100側では、当該第4一般入賞口検出センサS7からの入力信号に基づいて入球に対する賞球(例えば3個)を遊技者に対して払い出す賞球払出処理を実行する。
第4一般入賞口87に隣接して開設された第4回収口89に入球した遊技球は、他の回収口70,82,88と同様に遊技盤30の背部に延長する図外の球通路を経由して機外に排出される。また、第4回収口89に入球した遊技球は、入球に対する賞球の払出しを生じない所謂アウト球として位置付けられる。
図5に特に示すように、入球部Q2に進入した遊技球は、矢印Z2〜Z4で示すいずれかの方向に進路を取って流下する。矢印Z2に示す方向に流下する遊技球は、第4一般入賞口87に入球する遊技球となる。また、矢印Z3に示す方向に流下する遊技球は、流下方向規制壁50の存在によって中央遊技領域EC側への流下が阻止されるとともに、当該流下方向規制壁50に沿って第4回収口89に入球することとなる。また、矢印Z4に示す方向に流下する遊技球は、入球部Q2内の上記いずれの入球口87,89にも入球しなかった遊技球であり、当該方向に流下する遊技球は、排出通路Q3に進入することとなる。
上記入球部Q2の構成から明らかなとおり、本構成においても上述の第2一般入賞口84、或いは第3一般入賞口86と同様に、入賞口としての第4一般入賞口87に対してZ3で示すルート及びZ4で示すルートの2つのルートが確保されている。
次に、入球部Q2の下流側に形成された排出通路Q3について説明する。排出通路Q3は、前述の横長に形成されたケーシング85における外側下端部と連接する内側壁91と、当該内側壁91と対向して延在する外ガイド部27との間に形成された通路である。図5に示すように、排出通路Q3は、上記入球部Q2の外側下部より、内側方向に緩やかに傾斜しつつ垂下し、湾曲部を介して中央遊技領域ECに向かって緩やかに下傾斜して延在する通路であって、入球部Q2から流出した遊技球が1個ずつ流下可能な寸法を有する。
また、当該排出通路Q3内に進入した遊技球は、その延在形状に沿って流下する。
図2に示すように、排出通路Q3の終端部は、第1回収口70の高さと略一致し、第1回収口70の縁部近傍で終端しており、排出通路Q3内に進入した遊技球は、他の入球口に入球することなく第1回収口70に入球して機外に排出されることとなる。
つまり、排出通路Q3は、遊技領域30Aの最下流側に開設された第1回収口70と直結する通路であり、入球部Q2から流出した遊技球の全てが第1回収口70に入球して排出される。
また、図2,図5に示すように、内側壁91は排出通路Q3の終端部において上方に向けて延在する閉塞壁97と連接する。当該閉塞壁97は、内側壁91と連接し、中央遊技領域EC側に湾曲しつつ上方に延在する湾曲部97Aと、当該湾曲部97Aと複数の屈曲部を介して垂直方向に延在する垂直部97Bとを有しており、その上端部がステージ55上において延在する上壁57と連接する。なお、閉塞壁97及び上壁57の前後方向の寸法は、ガラス窓4Aが閉じられた場合において、その前方を遊技球が流下することが不可能な寸法である。
つまり、入球部進入通路Q1、入球部Q2及び排出通路Q3よりなる右下方遊技領域ERUの中央遊技領域EC側(内側)には、右下方壁47、流下方向規制壁50、内側壁91及び閉塞壁97によって囲繞され、遊技領域30A(右下方遊技領域ERU)と隔絶された第2の役物配置領域99が形成されている。また、遊技球の流下が不能な役物配置領域99は、前述の第1の役物配置領域98と同様に前方からの遊技者の視認が可能なように開放又は透明な閉塞板によって閉塞されている。
第2の役物配置領域99内には、当該役物配置領域99の略全域を占有する役物構造体99Aが配設される。役物構造体99Aは、前述の役物構造体98Aと同様に上方から下方に向かって螺旋状に延在する滑り台構造であって、その上端部は、図外の誘導通路を介して右方遊技領域ERに設けられた前述の第2始動入賞口62Aと連通している。そして、第2始動入賞口62Aに入球した遊技球は、図外の誘導通路を介して役物構造体99Aの上端部に到達し、遊技者によって視認されながら螺旋状の軌跡を描いて役物構造体99A内を流下する。即ち、役物構造体99Aは、第2始動入賞口62Aに入球した遊技球を遊技者に対してダイナミックに視認させながら下方に流下させる構造体であって、他の遊技部品と比して、遊技盤30において広範な範囲を占有する構造体である。
また、役物構造体98Aと比較した場合、遊技盤30における広範な範囲を占有する構造体である点で共通するが、役物構造体98Aについては、その下方での遊技球の流下が流下阻止壁90によって阻止されているのに対して、役物構造体98Aではその下方での遊技球の流下が前述の排出通路Q3の存在により確保されている。そして、当該排出通路Q3の存在により、第1回収口70を最下流部とし、遊技盤30を一周(ループ)する遊技領域30Aが形成,確保される。
次に、上記構成からなる遊技盤30を備えたパチンコ機1による遊技の概要について概説する。図6は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御基板100と、主として遊技球の発射動作、及び払出動作を制御する払出制御基板150と、主として前述の演出表示装置500を制御する演出制御基板200とを備える。
主制御基板100は、(メイン)CPU100A、(メイン)ROM100B、及び(メイン)RAM100Cを備えてなり、CPU100Aが後述する各検出センサやタイマからの入力に対応してROM100Bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御基板100に接続された上述の各装置を直接的に制御したり、他の基板にコマンドを送信する。また、このときRAM100Cは、CPU100Aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
図6に示すように、主制御基板100には、第1始動入賞口60Aへの遊技球の入球を検出する第1始動入賞口検出センサS1、第2始動入賞口62Aへの遊技球の入球を検出する第2始動入賞口検出センサS2、大入賞口65Aへの遊技球の入球を検出する大入賞口検出センサS3、第1一般入賞口46、第2一般入賞口84、第3一般入賞口86、及び第4一般入賞口87への遊技球の入球をそれぞれ検出する一般入賞口検出センサS4〜S7、及び通過ゲート68への遊技球の通過を検出する通過ゲート検出センサS8が接続されており、各検出センサから出力される検出信号が主制御基板100側に入力する。
また、主制御基板100には、前述の第2始動入賞部品62に設けられた開閉体64を開閉動作させるためのソレノイドSOL1、及び大入賞部品65に設けられた開閉体67を開閉動作させるためのソレノイドSOL2が接続され、これらのソレノイドが主制御基板100によって直接的に制御される。また、主制御基板100には、遊技盤30上に配設される図外の第1特別図柄表示装置、第2特別図柄表示装置、第1特別図柄保留表示装置、第2特別図柄保留表示装置、普通図柄表示装置、及び普通図柄保留表示装置等の表示装置が接続されており、これらの表示装置が主制御基板100によって直接的に制御される。
また、主制御基板100には、払出制御基板150、及び演出制御基板200が接続されている。払出制御基板150は、主制御基板100と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御基板100に対して通信可能に接続されている。当該払出制御基板150には、外部情報出力端子板151が接続されている。外部情報出力端子板151は、払出制御基板150を介して主制御基板100から送信された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
また、払出制御基板150には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ152、及び賞球数計数スイッチ153が接続されている。払出制御基板150は、主制御基板100から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ152を制御する。当該払出モータ152の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ153により検出され、払出制御基板150側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。なお、本実施形態においては、第1始動入賞口60A、第2始動入賞口62A、第1一般入賞口46、第2一般入賞口84、第3一般入賞口86、及び第4一般入賞口87への入球に対して例えば3個の賞球が払い出され、大入賞口65Aへの入球に対して例えば15個の賞球が払い出される。
また、払出制御基板150には、この他、受皿6に許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチや、ガラス窓4Aや本体枠3が開放していることを検知する窓開放検出スイッチ等の各種のスイッチが接続される。
払出制御基板150には、発射制御基板160が接続される。発射制御基板160には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ161、発射ボリューム162、図外の発射機構内に受皿6に貯留された遊技球を送り込む球送りモータ163、及び発射機構内に格納された球発射モータ164が接続されており、発射制御基板160は、タッチセンサ161からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム162からの入力信号に基づいて球発射モータ164を制御し、受皿6に貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域30A内に打ち出す。
演出制御基板200は、遊技進行中や待機中、或いは特別遊技中における各種の演出を制御する演出制御手段として機能する。演出制御基板200は、(サブ)CPU200A、(サブ)ROM200B、(サブ)RAM200Cを備えてなり、主制御基板100に対して主制御基板100から一方向通信が可能なように接続されている。当該演出制御基板200は、主制御基板100から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM200Bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御基板200に接続された画像制御基板210や、電飾制御基板220に対して演出実行に関する各種のコマンドを送信する。なお、このときRAM200Cは、CPU200Aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御基板200には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、当該操作機構9の操作に基づいて画像制御基板210に所定のコマンドを送信し、特に表示画面500Aに後述するキャラクター選択に関する画像を表示させる。
画像制御基板210は、演出制御基板200側から送信されるコマンドに基づいて、前述の表示画面500Aに各種の画像を表示させる画像表示制御を実行するものであり、不図示のCPU、ROM、RAM及びVRAMを備えてなる。ROM内には、例えば遊技進行中における背景画像や後述の演出図柄Sに係る画像、或いは、待機中において表示可能となる後述のキャラクター選択に係る画像データ等が多数格納されており、CPUが演出制御基板200側から送信されたコマンドに基づいてROMから上記画像を読み出し、VRAMに書き込むことにより、表示画面500Aに多様な画像が表示される。
電飾制御基板220は、演出制御基板200側から送信されるコマンドに基づいて、前述したスピーカユニット8から遊技進行中における楽曲や効果音などの音声を出力させる音声出力制御や、演出表示装置500の周囲に配設された図外の可動体を動作させるソレノイドやモータ等の駆動手段を動作させる可動体制御や、パネル枠4や遊技盤30に配設されたLED等の発光手段を所定の態様によって点灯させる点灯制御を実行する。
また、図示は省略するが、上述の各制御基板には電源基板が接続されており、当該電源基板に設けられた電源スイッチの操作により、遊技設置店側の外部電源から電源が供給され、各制御基板が起動する。
以下、上記構成からなるパチンコ機1の遊技の流れについて概説する。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が、前述の第1始動入賞口60A又は第2始動入賞口62Aに入球すると、主制御基板100では特別遊技(大当り遊技)の実行可否に関する抽選(以下、特図当否抽選ともいう)を始めとする乱数を用いた種々の抽選を実行する。
そして、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の大入賞部品65に設けられた開閉体67を開放し、大入賞口65Aへの遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。つまり、第1始動入賞口60A又は第2始動入賞口62Aは、特別遊技の実行可否に関する抽選が開始される契機となる入賞口である。
上記第1始動入賞口60A又は第2始動入賞口62Aへの入球によって特図当否抽選が実行された場合、当該特図当否抽選の結果を遊技者に報知する特別図柄、及び演出図柄Sが変動を開始する。特別図柄は、第1特別図柄表示装置又は第2特別図柄表示装置上で変動表示される図柄であって、例えば変動表示時間経過後の複数のランプの点灯態様によって特図当否抽選の結果を遊技者に報知する。また、図2に示すように、演出図柄Sは、上記特別図柄の変動時間とほぼ同期して表示画面500A上で例えば上下方向にスクロール表示される1〜7までの数字、及び特定のキャラクターであって、変動表示時間経過後の停止態様により特図当否抽選の結果を遊技者に報知する。ここで、特図当否抽選の結果が「当り」である場合の態様は、例えば3つの演出図柄Sが全て同一の数字又はキャラクターで停止する態様であり、「ハズレ」である場合の態様は上記以外の停止態様である。
また、特別図柄及び演出図柄Sの変動時間や変動パターンは、特図当否抽選と同時に実行される変動パターン決定抽選によって決定される。
前述の特図当否抽選の結果が当りとなり、特別図柄及び演出図柄Sの変動表示後の停止態様によって特図当否抽選の結果が当りであったことが遊技者に報知されると、当該報知後には特別遊技が実行される。特別遊技の態様としては、例えば、ソレノイドSOL2の制御による開閉体67の開放動作によって大入賞口65Aが6秒間開放すること、又は、大入賞口65A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまで1ラウンドが継続し、当該ラウンドが2回繰り返される態様や、開閉体67の開放動作によって大入賞口65Aが29秒間開放すること、又は、大入賞口65A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまで1ラウンドが継続し、当該ラウンドが5回繰り返される態様や、開閉体67の開放動作によって大入賞口65Aが29秒間開放すること、又は、大入賞口65A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまで1ラウンドが継続し、当該ラウンドが15回繰り返される態様等が挙げられ、いずれの態様となるかは、特図当否抽選と同時に実行される特図種類抽選によって決定される。そして、遊技者は上記いずれかの態様により特別遊技が開始された場合、前述の右打ち遊技を行うことにより、特別遊技以外の通常遊技中において閉鎖されている大入賞口65Aに対して遊技球を容易に入球させることが可能となり、一時において多量の賞球を得ることが可能となる。
なお、詳細な説明は省略するが、パチンコ機1には、この他、特別遊技の前後において上述の特図当否抽選の結果が「当り」となる確率を変動させる所謂確率変動機能や、特別図柄及び演出図柄Sの変動時間を短縮するとともに、第2始動入賞部品62の開閉体64の開閉頻度,時間を変動させる所謂時間短縮機能等の各種機能が搭載されている。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
なお、本実施形態において、第1回収口70、第2回収口82と第3回収口88、一般入賞口(賞球口)84,86等に入球した遊技球は、遊技盤30の背面側から機外に排出されるようにしているが、遊技盤30の背面側から機外に排出されずに再び発射球として機内で循環させるよう(遊技球循環回収部へと案内させる)にしてもよい。
1 パチンコ機,27 外ガイド部,28 内ガイド部,30 遊技盤,
30A 遊技領域,46 第1一般入賞口,60A 第1始動入賞口,
62A 第2始動入賞口,65A 大入賞口,70 第1回収口,80 複数入球部品,
82 第2回収口,84 第2一般入賞口,86 第3一般入賞口,
87 第4一般入賞口,88 第3回収口,89 第4回収口,90 流下阻止壁,
EO 上方遊技領域,EL 左方遊技領域,ER 右方遊技領域,
ELU 左下方遊技領域,ERU 右下方遊技領域,EC 中央遊技領域,
EYE 流下可能領域,ENO 流下不能領域。

Claims (1)

  1. ガイド部によって区画され、遊技球の流下が可能な遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機であって、
    前記遊技領域は、遊技球の流下方向の最下流部に開設され、前記ガイド部の下方面に沿って遊技球が案内される回収口を有する中央遊技領域と、
    前記中央遊技領域の一側方に位置する側方遊技領域と、を有し、
    前記側方遊技領域は、
    前記ガイド部側から延在し、遊技球の前記中央遊技領域側への流下を阻止する流下阻止部を備え、前記遊技盤に配設された演出表示装置よりも下方に位置する流下不能領域と、
    前記流下不能領域の上流側において遊技球の前記中央遊技領域側への流下を許容する流下可能領域と、に区分され、
    前記流下不能領域には、当該流下不能領域に向けて流下してくる遊技球、又は前記流下阻止部によって流下を阻止された遊技球の入球を可能とするよう前記ガイド部の側方面に沿って開設された複数の入球口を有し、前記ガイド部に対して近接することで遊技球が当該ガイド部の側方面に沿って前記中央遊技領域側へ流下するのを阻止する盤面流下規制役物が設けられたことを特徴とする遊技機。
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