JP5048301B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機、特にパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機においては、回動式の発射ハンドルが設けられており、この発射ハンドルを遊技者が操作して、遊技盤に設けられた入賞口を狙って遊技球を打ち出す。そして、入賞口に遊技球が入った場合に、賞球として所定数の遊技球が払い出され、入賞口に入らなかった遊技球はそのまま遊技盤から排除される。遊技者は、多くの賞球を獲得することを目的として発射ハンドルを操作することにより、遊技を継続する。
従来のパチンコ機では、発射ハンドルを握って回転させることでソレノイドを駆動させ遊技球を発射させている。遊技球の発射強度は、発射ハンドルの回動量によって設定される。このため、遊技者は、発射ハンドルの回動量を維持するように握る必要があり、手が疲れやすい。
そこで、従来、遊技者がスライドスイッチにより発射力を設定し、発射スイッチをオンにするだけで、遊技球を発射させることにより、遊技者の手の疲労を緩和させる遊技機が提案されている(特許文献1)。
特開平10−165570号公報
ところで、遊技者は、遊技の途中で、演出操作ボタンを操作したり、大当り遊技などの時に下皿に貯まった遊技球を排出したりする操作を行う場合もある。発射ハンドルを有するパチンコ遊技機においては、例えば、右手は発射ハンドルを操作しているため、左手によって演出操作ボタンの操作や下皿に貯まった遊技球の排出させる操作が行われる。
特に、大当り遊技の時に遊技球を排出する操作を行う場合には、左手で排出レバーを操作して、遊技球をドル箱と称されるケースに落下させ、左手でケース内の遊技球を平らにならす作業が行われる。このとき、排出レバーを開放させたままにすると、遊技球がドル箱に落下し続けることになり、左手に遊技球が当たって遊技球を平らにならす作業が行いにくくなる。この場合、排出レバーの操作と遊技球を平らにならす作業とを交互に行うことによって問題が解消されるが、左手の操作に集中しすぎて、大当り演出を楽しむことができなくなるという、新たな問題が発生する。
このように遊技者は手で操作をする機会が多く、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、従来、左手で行っていた操作もより楽に行うことが可能な構成が望まれる。
本発明は、このような問題点を解決し、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は次に記載する遊技機を提供する。
(1) 遊技球を遊技盤の遊技領域に発射する発射手段と、遊技者によって操作され、非操作時において基準位置に位置付けられ、遊技者の操作によって直線方向にスライド移動するスライド部材を有する発射操作手段と、前記スライド部材の基準位置に対するスライド移動量に応じて前記発射手段における発射強度を設定し、当該発射強度に基づいて前記発射手段を駆動させる制御を行う発射制御手段と、前記遊技球を貯留する受け皿と、当該受け皿に貯留された遊技球の外部への放出を遊技者の手動操作により行い得る玉抜き操作部とを備え、前記スライド部材は、前記受け皿の正面部でかつ前記遊技盤に対して横方向にスライド移動可能に設けられ、前記玉抜き操作部は、前記スライド部材に対して、横側の位置で、かつ、当該スライド部材が前記基準位置から横方向にスライド移動するのに際して前記スライド移動量が大きくなるほど相対的に近づく位置に設けられたことを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、受け皿に手を置きながらスライド部材をスライド操作させることができるために、発射ハンドルを回している場合よりも疲れを低減することができる。また、発射操作手段の近傍に玉抜き操作部があるため、スライド部材を操作している手で玉抜き操作部を操作し、玉抜き操作を行うことが可能となり、スライド部材を操作していない手を使って他の各種の操作を行うことが可能になる。このように、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
(2) (1)に記載の遊技機において、前記受け皿は、前記発射手段に遊技球を供給する上皿と、当該上皿の下方に設けられかつ遊技球を貯留する下皿とを有し、前記スライド部材は、前記下皿に設けられ、前記下皿及び前記スライド部材は、遊技機本体の左右方向における略中央部に設けられ、前記発射操作手段はさらに、前記スライド部材と一体化された指置き部材を有し、前記指置き部材は、前記下皿の正面側縁部に沿うように配置されていることを特徴とする遊技機。
(2)の発明によれば、(1)の発明に加えて、下皿に手を置きながらスライド部材をスライド操作させることができるために、発射ハンドルを回している場合よりも疲れを低減することができる。しかも、下皿及びスライド部材は、遊技機本体の左右方向における略中央部に設けられているため、右手による操作も左手による操作も可能になる。このように、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
(3) (1)又は(2)に記載の遊技機において、前記指置き部材の上方壁面部は曲面形状となっていることを特徴とする遊技機。
(3)の発明によれば、(1)又は(2)の発明に加えて、スライド部材を操作する手において、スライド部材を操作する以外の指(例えば人差し指、中指、薬指など)が指置き部材の上方壁面部を楽に掴みやすくすることが可能になり、玉抜き操作部を操作する指を楽な状態で待機させることが可能になる。このように、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
本発明によれば、受け皿に手を置きながらスライド部材をスライド操作させることができるために、発射ハンドルを回している場合よりも疲れを低減することができ、スライド部材を操作している手で玉抜き操作部を操作し、玉抜き操作を行うことが可能となることにより、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下において説明する実施形態においては、本発明に係る遊技機に好適な実施形態として本発明を第1種パチンコ遊技機(「デジパチ」とも称される)に適用した場合を示す。
[遊技機の構成]
まず、遊技機の概観について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す分解斜視図である。また、図3は、本実施形態における遊技盤14の概観を示す正面図である。また、図4は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す正面図である。
図1乃至図4に示すように、パチンコ遊技機10は、前面に開口12aが形成された本体枠12と、その本体枠12における開口12aの内部に配設される各種の部品と、本体枠12の前方に開閉自在に軸着された扉11とから構成されている。この扉11は、図1に示すように、本体枠12を前面から閉鎖するためのものであり、通常閉鎖した状態で遊技が行われる。また、本体枠12の前面には、上皿20、下皿22、発射レバー26などが配設されている。
本体枠12の開口12a内部には、液晶表示装置32と、遊技盤14などが配設されている。なお、遊技盤14、スペーサー31、液晶表示装置32以外の各種の部品(図示せず)については、理解を容易にするために説明を省略する。
遊技盤14は、その全部が透過性を有する板形状の樹脂(透過性を有する部材)によって形成されている。この透過性を有する部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。また、遊技盤14は、その前面側に、発射された遊技球が転動可能な遊技領域15を有している。この遊技領域15は、ガイドレール30(具体的には後述の図4に示す外レール30a)に囲まれ、遊技球が転動可能な領域である。また、遊技盤14における遊技領域15には、複数の遊技釘13が打ちこまれている。
液晶表示装置32は、遊技盤14の後方(背面側)に配設されている。すなわち、液晶表示装置32は、遊技盤14の透過性を有する部材の背後に配置されている。この液晶表示装置32は、遊技に関する画像の表示を可能とする表示領域32aを有している。この表示領域32aは、遊技盤14の全部又は一部に、背面側から重なるように配設される。言い換えると、この表示領域32aは、少なくとも、遊技盤14における遊技領域15の全部又は一部と重なるように遊技盤14の後方に配設される。具体的には、液晶表示装置32は、その表示領域32aが遊技領域15の全部又は一部と、遊技領域外域16の全部又は一部とに重なるように遊技盤14の後方に配設される。この液晶表示装置32における表示領域32aには、演出用の演出画像、装飾用の装飾画像など、各種の画像が表示される。特に、液晶表示装置32における表示領域32aでは特別遊技に移行後、特別遊技の実行中に演出用の演出画像が表示される。なお、特別遊技に移行した際の遊技状態を大当り遊技状態と称する場合もある。
このように、本実施形態において、液晶表示装置32などの演出表示手段を遊技盤14の背後に設けることにより、例えば、遊技釘の植設領域や役物、装飾部材といった遊技部材を設ける領域を大きくし、レイアウトの自由度も更に大きくすることが可能である。
スペーサー31は、遊技盤14の後方(背面側)に配設され、液晶表示装置32の前方(前面側)に、遊技球の流路となる空間を構成している。このスペーサー31は、透過性を有した材料で形成されている。なお、本実施形態においてスペーサーは、透過性を有した材料で形成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、一部が透過性を有する材料で形成されてもよい。また、透過性を有さない材料で形成されてもよい。
扉11には、透過性を有する保護板19が配設されている。この保護板19は、扉11が閉鎖された状態で遊技盤14の前面に対面するように配設されている。
上皿20及び下皿22は、パチンコ遊技機10本体の左右方向における略略中央部に設けられており、上皿20の下方に下皿22が設けられている。上皿20には発射装置130(図5参照)に供給する遊技球が貯留され、下皿22には上皿20に貯留しきれなかった遊技球が貯留される。このように、上皿20及び下皿22は、発射手段に遊技球を供給する上皿と、当該上皿の下方に設けられかつ遊技球を貯留する下皿とを有する受け皿の一例である。
下皿22の正面側縁部には、発射レバー26が遊技盤14に対して左右方向にスライド可能に設けられている。発射レバー26は、下皿22の正面側上縁部をスライドする指置き部材26aと、下皿22の前面カバーに形成された溝部22aに係合し、溝部22aに沿って左右方向に摺動するスライド部材26bとから構成されており、スライド部材26bは指置き部材26aに固定されている。指置き部材26aは、上方の壁面が前後方向に湾曲しており、上方の壁面には複数の小孔が形成されている。なお、上方の壁面には複数の小孔でなくとも、例えば、複数の小突起であってもよい。このように、発射レバー26は、受け皿の正面部でかつ遊技盤に対して横方向にスライド移動可能に設けられたスライド部材の一例である。また、発射レバー26は、下皿に設けられたスライド部材の一例である。また、発射レバー26は、上方壁面部は曲面形状となっているスライド部材の一例である。また、下皿22及び発射レバー26は、遊技機本体の左右方向における略中央部に設けられた下皿及び前記スライド部材の一例である。
指置き部材26aにはタッチセンサ(図示せず)が設けられている。このタッチセンサが遊技者により触接されたときには、遊技者が発射レバー26に手を置いたことが検知される。また、下皿22の前面カバーの内側にはスライド部材26bの移動量を検知する検知手段(図示せず)が設けられている。この検知手段としては、スライド部材26bの一部に連結し、スライド部材26bの移動によって抵抗値が変わる可変抵抗器、スライド部材26bの位置を検出するセンサ、例えば、光学センサや圧力センサなどが適用可能である。また、下皿22の前面カバーの内側にはスライド部材26bを常時左側に付勢する付勢部材(例えば、コイルバネ)が設けられており、この付勢部材によってスライド部材26bは、操作されていない場合において初期位置として溝部22aの左側端部に位置付けられる。
そして、指置き部材26aに手を載せ、そのまま、右方向に移動させることにより、スライド部材26bが連動して右側に移動する。スライド部材26bの移動が、図示しない検知手段に検知されたときには、検知したスライド部材26bの移動量に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射され、遊技が進められる。このように、発射レバー26は、遊技者によって操作され、非操作時において基準位置に位置付けられ、遊技者の操作によって直線方向にスライド移動するスライド部材を有する発射操作手段の一例である。
また、溝部22aの右側端部近傍に、玉抜きボタン27が設けられている。この玉抜きボタン27を押下することにより、下皿22の底面に設けられた玉抜き穴22bを開閉する開閉部材を駆動させる駆動手段(例えば、ソレノイド)に電力が供給され、玉抜き穴22bが開放される。そして、下皿22に貯留されている遊技球は外部に排出される。玉抜きボタン27の押下を解除することにより、駆動手段(例えば、ソレノイド)への電力が遮断され、玉抜き穴22bが閉じられて、下皿22への遊技球の貯留が可能になる。
なお、玉抜きボタン27の位置は、適宜変更可能であるが、本実施形態においては、指置き部材26aに載せている手によって操作可能な位置に設けられている。このように、玉抜きボタン27は、受け皿(下皿22)に貯留された遊技球の外部への放出を遊技者の手動操作により行い得る玉抜き操作部である。また、玉抜きボタン27は、発射操作手段の近傍に設けられた玉抜き操作部の一例である。
図3に示されるように、遊技盤14の左下方には、特別図柄表示器35、普通図柄表示器33、特別図柄保留ランプ34a〜34d、普通図柄保留ランプ50a〜50d、ラウンド数表示器51a〜51dが設けられている。
特別図柄表示器35は、複数の8セグメントLEDで構成されている。この8セグメントLEDは、所定の特別図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。8セグメントLEDの点灯・消灯によって、“0”から“9”までの10個の数字図柄が、特別図柄(第1識別情報ともいう)として変動表示される。この特別図柄として、特定の数字図柄(例えば、“21”、“50”又は“64”などの数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技から遊技者に有利な状態である大当り遊技状態に遊技状態が移行する。この大当り遊技状態となった場合には、シャッタ40(図4参照)が開放状態に制御され、大入賞口39(図4参照)に遊技球を受け入れ可能な状態となる。一方、特別図柄として、特定の数字図柄以外の数字図柄が停止表示された場合は、通常遊技状態が維持される。以上のように、特別図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって遊技状態が移行又は維持されるゲームを「特別図柄ゲーム」という。
特別図柄表示器35の下方には、普通図柄表示器33が設けられている。普通図柄表示器33は、例えば、赤色LEDと緑色LEDの二つの表示用ランプで構成されており、これら表示用ランプが交互に点灯・消灯を繰り返し、普通図柄として変動表示される。
普通図柄表示器33の下方には、特別図柄保留ランプ34a〜34dが設けられている。この特別図柄保留ランプ34a〜34dは、点灯又は消灯によって保留されている特別図柄の変動表示の実行回数(所謂、「保留個数」、「特別図柄に関する保留個数」)を表示する。例えば、特別図柄の変動表示の実行が1回分保留されている場合には、特別図柄保留ランプ34aが点灯する。
普通図柄表示器33の下方には、普通図柄保留ランプ50a〜50dが設けられている。この普通図柄保留ランプ50a〜50dは、点灯又は消灯によって保留されている普通図柄の変動表示の実行回数(所謂、「保留個数」、「普通図柄に関する保留個数」)を表示する。特別図柄と同様に、普通図柄の変動表示の実行が1回分保留されている場合には、普通図柄保留ランプ50aが点灯する。
特別図柄表示器35の左側には、ラウンド数表示器51a〜51dが設けられている。このラウンド数表示器51a〜51dは、特別遊技の実行中においてラウンド数を表示する。なお、このラウンド数表示器51a〜51dは、4つのドットLEDから構成されており、ドットLED毎に点灯と消灯の2つのパターンがあるので、少なくとも16パターンの表示が可能である(2の4乗パターン)。なお、ラウンド数表示器51a〜51dは、複数の8セグメントLED、液晶表示部、透過性を有する液晶表示部などから構成される場合もある。
また、遊技盤14の後方(背面側)に配設されている液晶表示装置32の表示領域32aでは、特別図柄表示器35において表示される特別図柄と関連する演出画像が表示される。
例えば、特別図柄表示器35で表示される特別図柄の変動表示中においては、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて、数字や記号などからなる識別図柄(演出用の識別情報でもある。例えば、“0”から“9”までの数字)が変動表示される。また、特別図柄表示器35において変動表示されていた特別図柄が停止表示されるとともに、液晶表示装置32の表示領域32aでも演出用としての識別図柄が停止表示される。
また、特別図柄表示器35において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、大当りであることを遊技者に把握させる演出画像が液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される。具体的には、特別図柄表示器35において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される演出用の識別情報の組合せが特定の表示態様(例えば、複数の図柄列のそれぞれに“1”から“9”のいずれかがすべて揃った状態で停止表示される態様)となり、更に、「大当り!!」などの文字画像とともに、喜んでいるキャラクタ画像が液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される。
図4に示すように、二つのガイドレール30(30a及び30b)、ステージ55、通過ゲート54a、54b、ステージ57、始動口25、シャッタ40、大入賞口39、一般入賞口56a、56b、56c、56dなどの遊技部材が遊技盤14上に設けられている。更に、扉11の上部には、スピーカ46が設けられている。
遊技盤14の上部にはステージ55が設けられ、遊技盤14の略中央にはステージ57が設けられている。
遊技盤14の左側に設けられている二つのガイドレール30は、遊技領域15を区画(画定)する外レール30aと、その外レール30aの内側に配設された内レール30bとから構成される。発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて、遊技盤14の上部に移動し、前述した複数の遊技釘(図示せず)、遊技盤14上に設けられたステージ55、57などとの衝突により、その進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって流下する。
また、ステージ55の左端部には、入賞口24が形成されている。この入賞口24に遊技球が入賞すると、遊技盤14の背後において、第1ワープ経路47を経由し、ステージ57の背後に導かれる。ステージ57の背後に導かれた遊技球は、ステージ57に囲まれた排出口(図示せず)から遊技盤14の表側に排出され、当該遊技盤14へと流下する。
前述した始動口25には、普通電動役物(略して、普通電役と称する場合もある)48が設けられている。この普通電動役物48は、一対の対向する羽根部材と、この羽根部材を開閉させる普通電動役物ソレノイド118(図5参照)とを備えている。羽根部材が閉鎖状態の場合には、羽根部材の上方からのみ始動口25への入球が可能となり、開放状態の場合には、羽根部材の上方及び左右から始動口25への入球が可能となり、始動口25に遊技球が入りやすくなるようになる。普通電動役物ソレノイド118は、メインCPU66(図5参照)によって駆動制御される。
また、始動口25内には入賞領域が設けられている。この入賞領域には始動入賞球センサ116(図5参照)を備える。遊技球などの遊技媒体が、始動入賞球センサ116で検出された場合、遊技球が入賞したと判定される。遊技球が入賞した場合には、特別図柄表示器35による特別図柄の変動表示が開始される。また、特別図柄の変動表示中に遊技球が入賞した場合には、変動表示中の特別図柄が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づく特別図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた特別図柄が停止表示された場合には、保留されていた特別図柄の変動表示が開始される。なお、特別図柄の変動表示の実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、4回を上限として特別図柄の変動表示が保留される。
また、その他の(所定の特別図柄の変動表示開始)条件としては、特別図柄が停止表示されていることである。つまり、所定の特別図柄の変動表示開始条件が成立する毎に特別図柄の変動表示が開始される。
遊技盤14の略中央の左右両側には通過ゲート54a、54bが設けられている。この通過ゲート54a、54bには、通過球センサ114、115(図5参照)が設けられている。通過球センサ114、115は、遊技球が通過ゲート54a、54bを通過したことを検出する。そして、通過球センサ114、115によって遊技球の通過が検出されたときには、普通図柄表示器33(図3参照)において普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示が停止する。前述したように、この普通図柄は、赤色LEDや緑色LEDの発光表示である。
この普通図柄が所定の発光表示、例えば赤色LEDとして停止表示されたときには、始動口25に設けられている普通電動役物48の羽根部材が閉鎖状態から開放状態となり、始動口25に遊技球が入りやすくなるようになる。また、羽根部材を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、羽根部材を閉鎖状態として、始動口25に遊技球が入りにくくなるようにする。以上のように、普通図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって羽根部材の開放・閉鎖状態が異なってくるゲームを「普通図柄ゲーム」という。
また、特別図柄の変動表示と同じように、普通図柄の変動表示中において通過ゲート54a、54bを遊技球が通過した場合には、変動表示中の普通図柄が停止表示されるまで、当該通過ゲート54a、54bへの遊技球の通過に基づく普通図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた普通図柄が停止表示された場合には、保留されていた普通図柄の変動表示が開始される。
大入賞口39には、その前面側(前方)に開閉自在なシャッタ40が設けられている。このシャッタ40は、特別図柄表示器35(図3参照)において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示され、遊技状態が大当り遊技状態に移行された場合は、遊技球を受け入れやすい開放状態となるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れやすい開放状態となる。
一方、シャッタ40の背面側(後方)に設けられた大入賞口39には、カウントセンサ104(図5参照)を有する一般領域(図示せず)とがあり、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまでシャッタ40が開放状態に駆動される。そして、開放状態において大入賞口39への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、シャッタ40は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態になるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態となる。なお、大入賞口39が遊技球を受け入れやすい状態となっている開放状態から大入賞口39が遊技球を受け入れ難い状態となっている閉鎖状態までの遊技をラウンドゲームという。従って、シャッタ40は、ラウンドゲーム時に開放し、各ラウンドゲーム間では閉鎖することになる。また、ラウンドゲームは、“1”ラウンド、“2”ラウンドなどのラウンド数として計数される。例えば、ラウンドゲームの1回目を第1ラウンド、2回目を第2ラウンドと呼称する場合がある。
続いて、開放状態から閉鎖状態に駆動されたシャッタ40は、開放状態において大入賞口39に受け入れられた遊技球がカウントセンサ104を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。つまり、シャッタ40の開放状態において大入賞口39に受け入れられた遊技球がカウントセンサ104を通過したことを条件に、次のラウンドゲームへ継続して進むことができる。なお、第1ラウンドのラウンドゲームから、次のラウンドゲームに継続して進むことができない(最終の)ラウンドゲームが終了するまでの遊技を特別遊技という。
特別遊技の実行中において、最初のラウンド数から最もラウンドゲームが継続された場合の最後のラウンドゲームまでのラウンド数(最大継続ラウンド数)は、停止表示された特別図柄によって異なる。例えば、本実施形態において、特別図柄表示器35に停止表示される数字図柄が64の場合は、最大継続ラウンド数は15ラウンドであり、特別図柄表示器35に停止表示される数字図柄が21の場合は、最大継続ラウンド数は15ラウンドであり、特別図柄表示器35に停止表示される数字図柄が50の場合は、最大継続ラウンド数は2ラウンドとなり、特別図柄表示器35に停止表示される数字図柄が05の場合は、最大継続ラウンド数は2ラウンドとなる。なお、最大継続ラウンド数は2ラウンド又は15ラウンドに限定されない。例えば、最大継続ラウンド数は、ラウンド数抽選手段(メインCPU66を含む主制御回路60(図5参照))による抽選により、“1”ラウンドから“15”ラウンドまでの間から選択されるようにしてもよい。
また、前述した一般入賞口56a〜56d、大入賞口39における特定領域及び一般領域に遊技球が入賞又は通過したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が上皿20又は下皿22に払い出される。このように、上皿20又は下皿22は、遊技球を貯留する受け皿の一例である。
また、前述した始動口25において入賞と判定されたときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が上皿20又は下皿22に払い出される。
なお、本実施形態において、表示手段の一例として、液晶表示装置を記載したが、本発明はこれに限定されない。例えば、表示手段は、プラズマディスプレイや、リアプロジェクションディスプレイや、CRTディスプレイや、ランプなどいかなる表示手段であってもよい。
[遊技機の電気的構成]
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路について図5を用いて説明する。図5は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。
遊技制御手段としての主制御回路60は、図5に示すように、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70などが接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される各種のテーブルも記憶されている。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてシステムリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、図5に示すように、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、115、始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120、バックアップクリアスイッチ124、玉抜きボタン27が接続されている。
カウントセンサ104は、大入賞口39における一般領域に設けられている。このカウントセンサ104は、大入賞口39における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106、108、110、112は、一般入賞口56a〜56dにそれぞれ設けられている。この一般入賞球センサ106、108、110、112は、各一般入賞口56a〜56dを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114、115は、通過ゲート54a、54bにそれぞれ設けられている。この通過球センサ114、115は、通過ゲート54a、54bをそれぞれ遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して普通電動役物48に設けられる羽根部材に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材を開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド120は、図4に示すシャッタ40に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放状態又は閉鎖状態とする。
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時などにおけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。
玉抜きボタン27は、下皿22の底面に形成されている玉抜き穴22bを開閉する開閉部材を駆動する駆動手段に接続されており、玉抜きボタン27からの信号を受信したメインCPU66から供給される駆動信号に応じて開閉部材を駆動させ、玉抜き穴22bを開放状態又は閉鎖状態とする。
また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードに記憶された情報を読み取る読取装置150が接続されている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、読取装置150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、スライド部材26bの初期位置に対する移動量に応じて発射強度を設定し、発射レバー26の発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。このように、払出・発射制御回路126は、スライド部材の基準位置に対するスライド移動量に応じて発射手段における発射強度を設定し、発射強度にも基づいて発射手段を駆動させる制御を行う発射制御手段の一例である。
また、発射装置130には、発射レバー26他に、前述した発射ソレノイド、タッチセンサ、発射停止ボタンのなどの遊技球を発射させるための装置が備えられている。発射レバー26が遊技者によって操作され、かつ、右方向へスライド移動されたときには、その移動量に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射ソレノイドにより遊技盤14の遊技領域に順次発射される。このように、発射装置130は、遊技球を遊技盤の遊技領域に発射する発射手段の一例である。
更に、主制御回路60には、ランプ74が接続されている。主制御回路60は、ランプ74に対してランプ(LED)制御信号を供給する。なお、ランプ74には、白熱電球、LEDなど、具体的には、特別図柄保留ランプ34a〜34d、普通図柄保留ランプ50a〜50d、特別図柄表示器35(8セグメントLED)、普通図柄表示器33(表示用ランプ)などが含まれる。
一方、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、ランプ132の制御などを行う。なお、ランプ132には、白熱電球、LEDなど、具体的には、遊技盤14上を明暗表示する装飾ランプ(図示せず)などが含まれる。
なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
副制御回路200は、サブCPU206、プログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御手段としての表示制御回路250、スピーカ46から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、ランプ132や可動役物に関する制御を行う駆動回路240を備える。副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210などが接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されている。
また、プログラムROM208には、複数種類の演出パターンが記憶されている。この演出パターンは、特別図柄の変動表示に関連して実行される演出表示の進行に関するものである。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、大当りか否かを報知するための識別情報の停止表示態様を決定するための停止表示態様決定用乱数カウンタ、リーチ演出時間を制御するためのタイマ変数、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタなど、各種の変数などが位置付けられている。
駆動回路240は、ドライブ回路242と、装飾データROM244とを備え、サブCPU206に接続されている。ドライブ回路を介してランプ132の発光を制御する。
表示制御回路250は、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。
上述したVDP212は、サブCPU206、画像データROM216、D/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
このVDP212は、所謂スプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路などの回路を含み、液晶表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置32に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置32の表示領域32aに画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置32の表示領域32aに画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、識別図柄画像データ、特別画像データ、背景画像データ、演出画像データなどの各種の画像データが別個に記憶されている。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、特別画像データ、背景画像データ、演出画像データなど、各種の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。VDP212は、生成した画像データを、後方に位置する画像データから順に重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32に画像を表示させる。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、BGMをはじめとする各種の演出効果音の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する)などから構成されている。
この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ46から発生させる音声の制御を行う。
[発射レバーの操作例]
次に、図1、図4を参照しながら、発射レバー26の操作例について説明する。本実施形態においては、指置き部材26aの任意の部位を軽く押圧しながらスライドすることによって、発射レバー26がスライド移動する。このため、様々な発射レバー26の操作が可能になる。
例えば、発射レバー26が下皿22設けられており、パチンコ遊技機10における横方向の略中央に発射レバー26が位置付けられているため、遊技者は、左右いずれの手によっても発射レバー26の操作が可能になる。このため、遊技球の発射中に操作する手を交換したい場合には、操作していない手を指置き部材26aに載せ、操作していた手を指置き部材26aから離すことによって、発射強度を変えずに容易に操作する手を変えることができる。
また、大当り中においては、指置き部材26aの右側端部に例えば右手親指を載せておくことにより、残った指で玉抜きボタン27を操作することが可能である。このとき、所謂ドル箱の中に落下した遊技球を左手でならすことが可能になる。
このように本実施形態によれば、受け皿(下皿22)に手を置きながらスライド部材(発射レバー26)をスライド操作させることができるために、従来の、発射ハンドルを回している場合よりも疲れを低減することができる。また、発射操作手段の近傍に玉抜き操作部(玉抜きボタン27)があるため、スライド部材を操作している手で玉抜き操作部を操作し、玉抜き操作を行うことが可能となり、スライド部材を操作していない手を使って他の各種の操作を行うことが可能になる。このように、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
また本実施形態によれば、下皿に手を置きながらスライド部材をスライド操作させることができるために、発射ハンドルを回している場合よりも疲れを低減することができる。しかも、下皿及びスライド部材は、遊技機本体の左右方向における略中央部に設けられているため、右手による操作も左手による操作も可能になる。このように、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
また本実施形態によれば、スライド部材を操作する手において、スライド部材を操作する以外の指(例えば人差し指、中指、薬指など)がスライド部材の上方壁面部(指置き部材26aの上面部)を楽に掴みやすくすることが可能になり、玉抜き操作部を操作する指を楽な状態で待機させることが可能になる。このように、遊技球の発射操作をより楽に行えるとともに、遊技者に要求される各種の操作をより簡単に行うことを実現した遊技機を提供することが可能になる。
[別の実施形態]
図6は本発明の別の実施形態のパチンコ遊技機を示す正面図である。図1〜図4に示す実施形態においては、指置き部材26aとスライド部材26bとが一体であったが、図6に示す別実施形態においては、指置き部材26aとスライド部材26bとが互いに分かれており、指置き部材26aが、下皿22の前側上縁部に固定されている。
このため、スライド部材26bのみをスライド操作することになり、スライド部材26bを可動させる範囲が、図1〜図4に示す実施形態よりも狭くなる。しかし、指置き部材26aが固定されているため、スライド部材26bの位置を容易に維持することが可能になる。
なお、上述した実施形態においては、第1種パチンコ遊技機を例に挙げたが、これに限らず、羽根モノ、ヒコーキモノと称される第2種パチンコ遊技機、権利モノと称される第3種パチンコ遊技機、その他別の態様であってもよい。
また、本実施形態においては、パチンコ遊技機などの遊技機自体に本発明を適用したが、パチスロ遊技機、ゲーム機などに適用してもよい。
また、本実施形態において、液晶表示装置32を表示する部分として8セグメントLEDを採用したが、これに限らず、他の態様であってもよく、例えば、液晶ディスプレイパネル、CRT(Cathode Ray Tube)を含むブラウン管、ドットLED、EL(Electronic Luminescent)、プラズマなどからなるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、主に、遊技球を遊技盤の遊技領域に発射する発射手段と、遊技者によって操作され、非操作時において基準位置に位置付けられ、遊技者の操作によって直線方向にスライド移動するスライド部材を有する発射操作手段と、前記スライド部材の基準位置に対するスライド移動量に応じて前記発射手段における発射強度を設定し、当該発射強度に基づいて前記発射手段を駆動させる制御を行う発射制御手段と、前記遊技球を貯留する受け皿と、当該受け皿に貯留された遊技球の外部への放出を遊技者の手動操作により行い得る玉抜き操作部とを備え、前記スライド部材は、前記受け皿の正面部でかつ前記遊技盤に対して横方向にスライド移動可能に設けられ、前記玉抜き操作部は、前記発射操作手段の近傍に設けられたことを特徴とする遊技機、であるが、遊技盤、発射操作手段、発射手段、発射制御手段、受け皿、玉抜き操作部などの具体的構成は、適宜設計変更可能である。
なお、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の概観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の概観を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の遊技盤の概観を示す正面図である。 本発明の一実施形態の概観を示す正面図である。 本発明の一実施形態において構成される主制御回路及び副制御回路を示すブロック図である。 本発明の別の実施形態におけるパチンコ遊技機の遊技盤の概観を示す正面図である。
符号の説明
10 パチンコ遊技機
14 遊技盤
20 上皿
24 入賞口
25 始動口
26 発射ハンドル
26a 指置き部材
26b スライド部材
27 玉抜きボタン
30 ガイドレール
32 液晶表示装置
33 普通図柄表示器
35 特別図柄表示器
39 大入賞口
40 シャッタ
48 普通電動役物
54a、54b 通過ゲート
56a、56b、56c、56d 一般入賞口
60 主制御回路
66 メインCPU
118 普通電動役物ソレノイド
126 発射制御回路
128 払出装置
130 発射装置
200 副制御回路

Claims (3)

  1. 遊技球を遊技盤の遊技領域に発射する発射手段と、
    遊技者によって操作され、非操作時において基準位置に位置付けられ、遊技者の操作によって直線方向にスライド移動するスライド部材を有する発射操作手段と、
    前記スライド部材の基準位置に対するスライド移動量に応じて前記発射手段における発射強度を設定し、当該発射強度に基づいて前記発射手段を駆動させる制御を行う発射制御手段と、
    前記遊技球を貯留する受け皿と、
    当該受け皿に貯留された遊技球の外部への放出を遊技者の手動操作により行い得る玉抜き操作部とを備え、
    前記スライド部材は、前記受け皿の正面部でかつ前記遊技盤に対して横方向にスライド移動可能に設けられ
    記玉抜き操作部は、前記スライド部材に対して、横側の位置で、かつ、当該スライド部材が前記基準位置から横方向にスライド移動するのに際して前記スライド移動量が大きくなるほど相対的に近づく位置に設けられたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記受け皿は、前記発射手段に遊技球を供給する上皿と、当該上皿の下方に設けられかつ遊技球を貯留する下皿とを有し、
    前記スライド部材は、前記下皿に設けられ、
    前記下皿及び前記スライド部材は、遊技機本体の左右方向における略中央部に設けられ
    前記発射操作手段はさらに、前記スライド部材と一体化された指置き部材を有し、
    前記指置き部材は、前記下皿の正面側縁部に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記指置き部材の上方壁面部は曲面形状となっていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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