JP3935443B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用される弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機の多くは、一方の手でパチンコ機の前面に設けられた操作ハンドルを所定量回転させて、遊技領域へ遊技媒体(遊技球)の送り出しを行っている。この操作ハンドルは、その回転量に比例して遊技球の打ち出し強さが変化するようになっている。このため、パチンコ機での遊技を行う場合には、遊技者は、意図する打ち出し強さとなるように操作ハンドルの回転量を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この操作ハンドルの場合、意図する打ち出し強さを維持するために、回転させた操作ハンドルを保持することは、特に長時間遊技を行う遊技者にとっては、ストレスの溜まるものとなる。この場合、例えば一端操作ハンドルから手を離して苦痛を感じなくなった場合に遊技を再開するということが考えられるが、一端操作ハンドルを離すと、操作ハンドルは、初期回転位置(発射装置による遊技球の打ち出しがない状態)に戻ってしまうため、再度操作ハンドルを回転させて打ち出し強さを調整する必要があり面倒である。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技の際の操作性を向上させることができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本発明の弾球遊技機は、遊技領域に向けて遊技媒体を打ち出す際に操作される発射操作部を備えたものであり、前記発射操作部は、少なくとも遊技者の手で握ることができる把手部を備えるとともに、前記弾球遊技機から取り外し可能に形成され、前記把手部を遊技者が少なくとも触れたことを検知し、その検知信号を出力する検知手段と、前記前記発射操作部が載置される台座と、前記台座に設けられた台側金属切片と、前記発射操作部に設けられ、前記発射操作部を前記台座に載置したときに、前記台側金属切片と当接することで通電する操作部側金属切片と、前記検知信号の入力を受けて前記発射操作部を前記台座からの取り外しを可能とするとともに、前記検知信号の出力が停止した場合に前記台座に載せられた前記発射操作部を前記台座に保持する保持機構と、前記台側金属切片と前記操作部側金属切片とが当接しない状態で、且つ前記検知信号が入力されていないことを契機として計時を開始する計時部と、前記計時部によって計時時間が所定時間を超過した場合に警報を行う警報装置と、を備えたことを特徴とする。なお、遊技媒体とはパチンコ球(遊技球)などが挙げられる。また、発射操作部の操作には、発射操作の継続や持続をするために操作調節する状態も含まれる。よって、操作に係わるストレスを軽減できるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3の前面には、遊技領域4を視認させるための開口5aが形成された前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5に形成された開口5aはガラス枠6により遮蔽され、このガラス枠6を通して遊技者は遊技領域4を視認することになる。ガラス枠6を介して視認することが可能な遊技領域の中央には図柄表示装置7が露呈するセンター役物8が設けられ、センター役物8の下方には始動入賞口9、通常入賞口10、アタッカ11等の入賞口の他に、アウト口12が設けられている。なお、遊技領域内を流下する遊技球は、始動入賞口9または通常入賞口10またはアタッカ11等の所定入賞口のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口12から回収される。なお、パチンコ機における釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。また、前面枠5が閉じている場合、遊技領域に形成された構造物には触れることができないようになっている。なお、符号13は、外枠であり、この外枠13に本体枠3が回動自在に組み付けられる。
【0009】
この前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿15の他に、発射操作部(発射操作部材)16が設けられる。図2及び図3に示すように、発射操作部16は、円柱形状の操作ハンドル20(把手部)と位置調整機構21とを備えている。この操作ハンドル20は、パチンコ機2の前面に対して略垂直となる方向(図2中A方向又はB方向)にスライド変動可能となるとともに、パチンコ機2の略長手方向(図2中C方向又はD方向)に傾斜可能となる。操作ハンドル20の側面には、タッチセンサ(検知手段)25、打出し強さ調整用ボリューム(打出し強さ調整手段)26及び遊技媒体である遊技球の打ち出しを停止させる発射停止ボタン27が設けられている。この操作ハンドル20は位置調整機構21を構成する可動軸30に組み付けられる。なお、発射操作部16を前面枠5に設けたが、これに限定する必要はなく、外枠13に組み付けるようにしてもよい。また、操作ハンドル20の傾斜方向は前後方向のみではなく、少なくとも左右方向を含む全方向に対して傾斜可能としてもよい。
【0010】
タッチセンサ25は、遊技者が操作ハンドル20を握った場合にオンとなる。このタッチセンサ25のオン信号が継続となっている場合で、且つ打出し強さ調整用ボリューム26をスライドさせたときに発射装置45(図4参照)による遊技球の打ち出しが開始される。なお、遊技球の打ち出しを行っている場合に、タッチセンサ25からのオン信号が継続して停止すると(遊技者が操作ハンドル20から手を離した場合)、自動的に発射装置45による遊技球の打ち出しが停止される。
【0011】
打出し強さ調整用ボリューム26は、スライドさせる変位に応じて発射装置45にて遊技球の打ち出しを開始させるとともに、遊技球の打ち出し強さを調整するために設けられている。なお、図2中矢印E方向にスライドさせると、遊技球の打ち出し強さが強くなり、最上端までスライドさせた場合に遊技球の打ち出し強さが最大となる。また、図2中矢印F方向にスライドさせると遊技球の打ち出し強さが弱くなり、最下端までスライドさせた場合に遊技球の打ち出しが停止する。この打出し強さ調整用ボリューム26をスライドさせて打出し強さの調整操作をした後にスライド調整を行わない場合は、前記タッチセンサからのオン信号が継続していることを条件に打出し強さ調整用ボリューム26の位置に応じた打出し強さを保持した状態で遊技球が発射されるようになっている。なお、前記オン信号の継続が停止されると、所定時間後に自動的に遊技球の打ち出しを停止する停止位置(初期位置)へと変位して、前記発射装置45の作動が停止することとなる。なお、打出し強さ調整用ボリューム26を自動的に初期位置に移動させる機構については触れていないが、適宜の機構を用いてよいものとする。
【0012】
発射停止ボタン27は、操作ハンドル20を握った状態(タッチセンサ25からオン信号が第1中継基板46へ出力されている状態)で遊技球の打ち出しを停止させる場合に使用されるボタンである。従って、この発射停止ボタン27を押圧操作をし続けると、前記スライド調整を保持した状態を保ったまま遊技球の打ち出しを停止させることができる。なお、発射停止ボタン27は、適宜の位置に配置されるものとする。
【0013】
位置調整機構21は、可動軸30、軸受け部材31及び1対のガイドレール32,33から構成される。なお、この位置調整機構21は、外装カバー34により被覆される。可動軸30は、円筒形状の軸から構成され、その一部に球面形状からなる連結子35を有している。この可動軸30の内部には、上記操作ハンドル20に設けられるタッチセンサ25、打ち出し強さ調整ボリューム26及び発射停止ボタン27と第1中継基板46とを連接するためのケーブル36が挿通される。なお、図中の符号34aは、可動軸30のスライド方向又は傾斜方向をガイドするためのガイド穴である。
【0014】
軸受け部材31は略方形状に形成され、その上面中央には前記可動軸30に形成された連結子35を保持する軸受け部31aが形成されている。この軸受け部31aの下方にはガイド溝31bが形成され、軸部30の下端30aが挿通される。このガイド溝31bにより、操作ハンドル20の傾斜方向が所定方向に規制される。これにより、操作ハンドルをパチンコ機2の略長手(上下)方向に対して、且つ前後に所定角度傾斜させることが可能となる。また、軸受け部材31の下面には、ケーブル36を挿通させるための開口31cが形成されている。
【0015】
また、軸受け部材31の両側面には、ガイドレール32,33をスライド変動させるための軸受け部40が一方の側面に2個計4個形成されている。このガイドレール32,33により、軸受け部材31のスライド方向がパチンコ機2の前面に対して略垂直な方向に規制される。なお、このガイドレール32,33は、外装カバー34の内部に設けられる保持板41の軸受け部42に挿通された後に、両端縁にストッパ43が固定される。なお、位置調整機構21の構成は、上記構成に限定する必要はないものとする。
【0016】
図4は、パチンコ機2の発射操作部16及び発射装置45の概略構成を示す機能ブロック図である。前面枠5側に設けられた発射操作部16には、上述したタッチセンサ25、打出し強さ調整用ボリューム26及び発射停止ボタン27の他に、これら部材からの信号を本体枠3側に出力するための第1中継基板46が備えられている。この第1中継基板46は制御部48を有しており、例えばタッチセンサ25からのオン信号がなくなると計時部49を作動させ、経過時間の計時を開始させる。そして、予め設定された経過時間タッチセンサ25からのオン信号が第1中継基板46に入力されなかった場合に、第2中継基板50に出力していた信号を停止させる。これにより、この第1中継基板46の制御部48及び計時部49は発射停止制御手段として機能させることができる。
【0017】
第2中継基板50は、第1中継基板46からの入力信号を受けて発射制御基板(発射制御手段)51を作動させる。これにより、発射装置45が駆動し、遊技球の打ち出しが開始される。なお、発射制御基板51では、第2中継基板50からの打出強さ調整用ボリューム26のボリューム値となる入力信号を基にして発射装置45を作動させて遊技球の打ち出しを行う。
【0018】
次に、本実施形態の作用を図5のフローチャートに基づいて説明する。このパチンコ機2でゲームを開始させる場合、遊技者は操作ハンドル20を一方の手(本実施例の場合は発射操作部16がパチンコ機2の下部右側にあるため右手)で握る(図6参照)。操作ハンドル20を手で握って位置調整することにより、タッチセンサ25と手が触れてオンとなり、このオン信号が第1中継基板46に向けて出力される。タッチセンサ25からのオン信号を受けると、第1中継基板46の制御部48は、第1中継基板50への出力制限を解除して、打出し強さ調整用ボリューム26がスライドされることに基づくボリューム値に応じた信号を第2中継基板50に出力する。この出力信号に基づいて、第2中継基板50は、発射制御基板51を介して発射装置45を作動させる。これにより、遊技球の打ち出しが開始される。
【0019】
図6に示すように、発射装置45による遊技球の打ち出しが開始されると、遊技者はタッチセンサ25をオン状態としつつ、意図する打出し強さとなるように、親指により打出し強さ調整用ボリューム26をスライドさせる。そして、遊技者が意図する打ち出し強さになった場合に打出し強さ調整用ボリューム26から親指を離す。これにより、遊技者の意図する遊技球の打ち出し強さを保持することが可能となる。
【0020】
なお、遊技球の打ち出し操作を行っている場合でも、遊技者は操作ハンドル20を傾斜させて遊技者の意図する角度となるように調整可能である。また、操作ハンドル20の位置を前後にスライドさせて、遊技者の意図する位置に調整可能である。これにより、操作ハンドル20による遊技球の打ち出しの際には、遊技者がストレスを感じることなくゲームを行うことが可能となる。また、図7に示すように、遊技者が遊技球の打ち出し強さを保持した状態で停止させる際には発射停止ボタン27を押圧操作し、発射装置45による遊技球の打ち出しを停止させ打ち出し保留状態とする。これにより、親指による操作のみで簡単に遊技球の打出し強さの調整及び遊技球の打ち出しの停止操作を行うことが可能となる。
【0021】
一方、遊技者がパチンコ機でのゲームを終了する際には、操作ハンドル20を握っていた手を離す。これを受けて、操作ハンドル20に設けられたタッチセンサ25によるオン信号の出力が停止し、第1中継基板46の制御部48は第2中継基板50への出力制限を実行する。これにより、発射装置45の作動が停止する。また、タッチセンサ25からのオン信号の出力が停止された状態となった場合、第1中継基板46の計時部49が作動を開始して、計時時間が所定時間を経過すると、打ち出し強さ調整用ボリューム26が初期位置に移動する。なお、遊技球の打ち出しの停止を契機にして打ち出し強さ調整用ボリュームを初期位置へ移動させるようにしてもよい。
【0022】
本実施形態では、タッチセンサの配置位置を1箇所としたが、これに限定する必要はなく、例えば複数箇所に設けたり、操作ハンドル20の側面全体にて検知可能なタッチセンサを設けるようにしてもよい。なお、本実施形態では、操作ハンドル20については詳細を記載していないが、操作ハンドル20を例えば柔軟性を有する素材(ゴム等)により形成したり、操作ハンドル20の外側面に指の形状に合わせた複数の凹部を形成したりすることも可能である。
【0023】
本実施形態では、発射操作部16を前面枠5に設けたが、これに限定する必要はなく、本体枠3に設けたりしてもよい。また、例えば前面枠5に台座を設け、リモコン式の発射操作部を前記台座に載せるようにしてもよい。図8に示すように、操作ハンドル60及び第1中継基板61を備えた発射操作部62を、前面枠63に設けられる台座64から分離できるようにする。このとき、発射操作部62に設けられた第1中継基板61と、本体枠65側(図9参照、本体枠側とは、本体枠又は前面枠のいずれか一方)に設けられた第2中継基板66とを螺旋状に形成されたケーブル67により連接する。また、発射操作部62の下面に金属切片68を設ける。一方、台座64には凹部64aが形成され、この凹部64aに金属切片70が設けられる。なお、符号73は、発射停止ボタンである。
【0024】
この場合の実施形態を図10のフローチャートに基づいて説明する。遊技の際には、発射操作部62を台座64から移動させて、所定位置に発射操作部62を保持する。そして、操作ハンドル60を握ると、タッチセンサ72からオン信号が第1中継基板に出力される。この出力を受けて、第1中継基板61の制御部61aは計時部61bを作動させて計時を開始する。そして、タッチセンサ72からのオン信号の入力時間が所定値を超えた場合に、第1中継基板61は第2中継基板66及び発射制御基板73を介して発射装置74を作動させる。なお、打出し強さ調整用ボリューム75により遊技球の打ち出し強さの調整を行い、遊技の終了の際には発射停止ボタン76を操作して遊技球の打ち出しを停止させる。
【0025】
そして、遊技を終了させる際に、発射操作部62を台座64に置くと、発射操作部62の下面に設けられた金属切片(操作部側金属切片)68と、台座64の金属切片(台側金属切片)70とが当接する。図9に示すように、台座64の金属切片70は、第2中継基板66上の制御回路に繋がっており、発射操作部62の金属切片68と、この金属切片70とが当接することで、通電が行われるようになっている。一方、発射操作部62の金属切片68と第2中継基板66の金属切片70とが当接しない状態で、タッチセンサ72からのオン信号が第2中継基板66に入力されない場合、第2中継基板66の制御部77は計時部78を作動させる。そして、計時部78による計時時間が所定時間を超過した場合には、第2中継基板66の制御部77は、警報制御基板79に警報開始信号を出力する。これを受けて、警報制御基板79は警報装置80を作動させて警報音を出力し、遊技者に対して発射操作部62を台座64の所定位置に置くように促すことになる。なお、この場合、第1中継基板61と、第2中継基板66とをケーブル67により連接して入力信号を出力させる必要はなく、出力信号を無線等で送受信できるようにすることも可能である。
【0026】
さらに、操作ハンドルを握ることによるタッチセンサのオン信号の入力を受けて、発射操作部を台座から取り外すことができるようにしてもよい。図11に示すように、発射操作部85の外装カバー86には台座87の係止突起87aと係合する凹部88と、台座87の内部に設けられたソレノイド89の駆動鉄芯90が挿入される凹部91とを設ける。例えば、操作ハンドル92を握るとタッチセンサ93がオンとなることを受けてソレノイド89を作動させる。ソレノイド89を作動させると、駆動鉄芯90がバネ94の付勢に抗して、図中H方向にスライドし、台座87の凹部91と駆動鉄芯90との係合が解除される。これにより、発射操作部85を取り外すことが可能となる。
【0027】
遊技を終了させる場合には、発射操作部85の外装カバー86の凹部88と台座87の係止突起87aとを係合させた後に、発射操作部85を台座87の所定位置に載せる。その後、操作ハンドル92から手を離すと、タッチセンサ93からのオン信号の出力が停止する。タッチセンサ93のオン信号が所定時間内停止した状態となるとソレノイド89の作動を停止させる。ソレノイド89の作動が停止すると、駆動鉄芯90がバネ94の付勢を受けて図中I方向にスライドし、駆動鉄芯90の先端が外装カバー86の凹部91に挿通される。これにより、遊技が行われない場合には、発射操作部85が台座87の所定位置に保持される。
【0028】
また、発射操作部の構成は、上記形態に限定する必要はなく、例えば円柱形状の発射操作部材から構成してもよい。この場合、図12に示すように、発射操作部100を、遊技者により握られる操作部本体101、操作部本体101の外壁面に設けられる回動自在な打ち出し強さ調整用ダイヤル102、発射停止ボタン103及びタッチセンサ104から構成し、遊技を行わない場合には前面枠105に形成されたホルダ106に載せるようにする。なお、操作部本体101の外壁面を、例えばゴム等の柔軟性を有する弾性部材等から形成することで、遊技の途中や終了後に、遊技者がパチンコ機の前面に投げつけた場合でも、パチンコ機の破損を防止することができる。
【0029】
また、発射操作部の第1中継基板と本体枠側の第2中継基板とをケーブル等により連接した場合には、ゲームが行われていない場合に、本体枠内部に巻き取ることも可能である。この場合、タッチセンサ104からのオン信号が出力されたときにケーブル109をパチンコ機内部に設けられた巻取装置110(図12参照)から送り出せるようにして、発射操作部100を移動可能とし、タッチセンサ104からのオン信号の出力が停止してから所定時間経過したときや、パチンコ機に設けられた距離センサ(図示せず)により遊技者を検知しなくなった(遊技者がパチンコ機から離れた)場合に、ケーブル109をパチンコ機の内部に設けられた巻取装置110で自動的に巻き取るようにして発射操作部100をホルダ106に保持させるようにしてもよい。これらの場合、ケーブル109を変形自在なパイプで被覆するとともに、ケーブルの断線検知センサ等を設けて入力信号の出力が正常に行われているか否かを監視させると好適である。また、ガラス枠に振動検出センサを設け、発射操作部とガラス枠とが接触した場合に、警報装置が作動するようにして破損行為を抑制するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、発射操作手段は、少なくとも遊技者の手で握ることができる把手部を有するとともに、前記発射操作手段の把手部を遊技者が少なくとも触れたことを検知する検知手段と、発射装置による遊技媒体の打出し強さを調整し、且つ調節された位置で前記発射装置による遊技媒体の打ち出し強さを一定に保持するための打出し強さ調整手段と、前記検知手段にて検知されない状態時に、前記発射装置による遊技媒体の打ち出しを停止させるために操作される発射停止制御手段とを備えたので、遊技中の操作性を向上させることができる。
【0031】
また、前記発射操作手段の把手部を、遊技機の略長手方向に対して傾斜させる可能にしたり、遊技機の前面に対して略垂直となる方向にスライド変動自在にすることで、遊技者の意図する位置に発射操作手段に保持することができるとともに、ストレスを感じる姿勢で遊技を行わなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の発射操作部の構成を示す斜視図である。
【図3】発射操作部の構成を示す断面図である。
【図4】発射操作部及び発射装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図5】発射操作部の操作の流れを示すフローチャートである。
【図6】遊技者が操作ハンドルを握った状態を示す斜視図である。
【図7】遊技者が操作ハンドルに設けられた発射停止ボタンを操作する場合を示す斜視図である。
【図8】発射操作部が前面枠から取り外すことができる場合の実施形態を示す斜視図である。
【図9】発射操作部及び発射装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図10】発射操作部の操作の流れを示すフローチャートである。
【図11】タッチセンサのオンにより発射操作部が台座から取り外しが可能な実施形態を示す断面図である。
【図12】発射操作部が円柱形状の操作部本体からなる場合の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
16 発射操作部
20 操作ハンドル
21 位置調整機構
25 タッチセンサ
26 打出し強さ調整用ボリューム
27 発射停止ボタン
30 可動軸
31 軸受け部材
32,33 ガイドレール
45 発射装置
46 第1中継基板
50 第2中継基板
Claims (1)
- 遊技領域に向けて遊技媒体を打ち出す際に操作される発射操作部を備えた弾球遊技機において、
前記発射操作部は、少なくとも遊技者の手で握ることができる把手部を備えるとともに、前記弾球遊技機から取り外し可能に形成され、
前記把手部を遊技者が少なくとも触れたことを検知し、その検知信号を出力する検知手段と、
前記前記発射操作部が載置される台座と、
前記台座に設けられた台側金属切片と、
前記発射操作部に設けられ、前記発射操作部を前記台座に載置したときに、前記台側金属切片と当接することで通電する操作部側金属切片と、
前記検知信号の入力を受けて前記発射操作部を前記台座からの取り外しを可能とするとともに、前記検知信号の出力が停止した場合に前記台座に載せられた前記発射操作部を前記台座に保持する保持機構と、
前記台側金属切片と前記操作部側金属切片とが当接しない状態で、且つ前記検知信号が入力されていないことを契機として計時を開始する計時部と、
前記計時部によって計時時間が所定時間を超過した場合に警報を行う警報装置と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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