JP2009045270A - 遊技機の遊技球発射調整装置 - Google Patents

遊技機の遊技球発射調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高齢者や体の不自由な人が遊技球の発射強度の調整を負担なく変更可能な遊技機の遊技球発射調整装置を提供する。
【解決手段】遊技球発射調整装置40は、発射ハンドル15とは別体に設けられて遊技者の手によって回転操作されるローラ47を有した操作部41と、ローラ47の回転操作量に応じた発射強度によって遊技球を遊技領域に発射する発射強度制御部60を備える。発射強度制御部60は、ローラ47の操作量に応じた遊技球の発射強度を電気信号に変換する発射強度変換回路61と、ローラ47の操作に応じて遊技領域Apに遊技球を発射するか否を判定する遊技球発射判定回路65と、この判定回路による判定結果と発射強度変換回路61によって変換された発射強度の電気信号をパチンコ機1に送る送信部70と、送信部70から送られた判定結果と発射強度の電気信号に応じて遊技球の発射強度を調整する発射強度調整部75とを有してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機本体に備えられた発射ハンドルを操作して遊技領域に遊技球を発射して遊技を行う遊技機の遊技球発射調整装置に関する。
遊技機(弾球遊技機)の一つであるパチンコ機の遊技者は、一般的にパチンコ機の前面の略右側下部に設けられた遊技球の発射ハンドルを右手で握り、手首を時計回り方向に回動することによって発射ハンドルを回動させて、遊技球を打ち出させるとともに、発射ハンドルの回動角度に応じて遊技球の発射強度の調整を行っている。
この従来の発射ハンドルによって遊技球を打ち出すには、発射ハンドルの把持部位を握りながら操作部を指先若しくは手の平で回動させなければならないので、指先で捩り動作を行い又は手首の捩り動作等が必要となり、遊技者の身体的な負担を軽減することが困難であるという課題があった。そこで、特許文献1〜3に記載された発射ハンドルを備えた遊技機が提案されている。
特許文献1に記載の遊技機の発射ハンドル80は、図5(a)(正面図)に示すように、手の平で包むように握られる円盤状の把持部80aと、把持部80aの表側の左側上部に設けられた押し釦部80bとを有してなる。遊技者は押し釦部80bに例えば親指を当てた状態で把持部全体を手の平で包むように握って押し釦部80bを押圧するだけで遊技球を打ち出すことができる。
特許文献2に記載の遊技機の発射ハンドル82は、図5(b)(斜視図)に示すように、遊技機本体の下部の左右両端部に設けられた一対の押し釦82aを有して構成されている。押し釦82aが押されると、その押下量に応じた発射強度で遊技球が打ち出されるようになっている。押し釦82aの前方には上下方向に折り畳み可能であって使用時に遊技者側へ展開可能な手置き部材83が設けられている。遊技球を打ち出すときには、手置き部材83を遊技者側へ延ばし、手置き部材83上に遊技者の手を置いた状態で押し釦82aを押圧するだけ遊技球を打ち出すことができる。
特許文献3に記載の遊技機の発射ハンドル85は、図5(c)(正面図)に示すように、遊技機本体の右側下部に設けられた基台部85aと、基台部85aの上部に設けられて前後方向に傾動自在なレバー85bと、レバー85bの先端部に設けられた押圧ボタン(図示せず)とを有してなる。押圧ボタンはバネの付勢に抗して押し込むことで、押圧ボタンの押し込み量に応じた発射強度で遊技球が打ち出されるようになっている。遊技球を打ち出すときには、レバー85bを握った状態で押圧ボタンを押圧するだけ遊技球を発射することができる。
特開2006−230519号公報 特開2007−44378号公報 特開2007−89968号公報
このような従来の発射ハンドルは、身体的に不自由のない人が遊技機の前に設けられた椅子に座り、遊技機前面の右側下部に設けられた発射ハンドルの押圧ボタン等を押し込み操作する場合は問題がないが、例えば、押圧ボタンの押し込み操作が困難な高齢者や体の不自由な人が従来の発射ハンドルを利用しようとすると、押圧ボタンの押し込み操作が全くできなかったり、操作ができたとしても押圧ボタンの押し込み量が不十分となったりする場合がある。このような場合、高齢者や体の不自由な人にとって、遊技を楽しむ上で押圧ボタンの押し込み操作は大きな負担となっている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、高齢者や体の不自由な遊技者が遊技球の発射強度の調整を負担なく行うことが可能な遊技機の遊技球発射調整装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、以下の特徴を有する。特徴の一つは、遊技機本体(例えば、実施形態における本体2)に備えられた発射ハンドルを操作すると遊技領域に遊技球を発射して遊技を行う遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機1)の遊技球発射調整装置であって、発射ハンドルとは別体に設けられ、回転自在に支持された回転体(例えば、実施形態におけるローラ47)が遊技者の手によって回転操作されると、回転体の回転操作に応じて遊技球の発射強度の調整を行う操作部を有することを特徴とする。
この特徴によれば、遊技球発射調整装置は、発射ハンドルとは別体に設けられ、回転自在に支持された回転体が遊技者の手によって回転操作されると、回転体の回転操作に応じて遊技球の発射強度の調整を行う操作部を有することにより、遊技者は遊技機に設けられた発射ハンドルを操作することなく、回転体を回転操作するだけで遊技球の発射強度の調整を行うことができ、また操作部を遊技者の使い勝手のよい任意の場所に設置することができる。このため、高齢者や体の不自由な人が遊技球の発射強度を調整する場合、操作部を遊技者の手元に置いて操作部の回転体を回転操作するだけで遊技球の発射強度を所望の強度に容易に変更することができる。従って、高齢者や体の不自由な人にとって遊技球の発射強度の調整負担が軽減されて、遊技を楽しむことができる。
また特徴の一つは、回転体は、遊技者の手による回転操作が無くなると回転が停止し、回転操作されている時においては回転方向と逆方向の力を受けないことを特徴とする。
この特徴によれば、回転体は、遊技者の手による回転操作が無くなると回転が停止し、回転操作されている時においては回転方向と逆方向の力を受けないことにより、回転体を回転操作する場合、遊技者の手の指先には回転体を回転させる方向に抗する回転抵抗のみが作用する。このため、回転体の回転抵抗を小さくすると、殆ど手に負荷を掛けることなく回転体を回転させることができ、高齢者や体の不自由な人にとって回転体の回転操作の負担をより軽減することができる。
また特徴の一つは、回転体から遊技者の手が離れると、遊技領域への遊技球の発射を停止するとともに、その時点での遊技球の発射強度をゼロに設定し、遊技球の発射を停止した後に回転体の回転操作が行われると、回転操作に応じた遊技球の発射強度によって遊技球を遊技領域に発射する発射強度制御部を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、回転体から遊技者の手が離れると、遊技領域への遊技球の発射を止め、その時点での遊技球の発射強度をゼロに設定し、遊技球の発射を停止した後に回転体の回転操作が行われると、回転操作に応じた遊技球の発射強度によって遊技球を遊技領域に発射する発射強度制御部を備えることにより、遊技球の発射強度を再設定したい場合には、回転体から遊技者の手を一旦離した後に回転体の回転操作を行えばよい。このため、回転体を逆回転させて遊技球の発射強度を調整する必要はなく、遊技者は常に回転体を同一方向に回転すればよい。このため、高齢者や体の不自由な人にとっての回転体の回転操作の負担をより軽減することができる。
また特徴の一つは、発射強度制御部は、回転体に遊技者の手が触れたか否かを電気的手段(例えば、実施形態におけるローラ47)及び機械的手段(例えば、実施形態における支持部材49、圧電スイッチ56)によって検出し、これら電気的手段及び機械的手段によって回転体に遊技者の手が触れたことが検出されたときのみ遊技領域に遊技球を発射することを特徴とする。
この特徴によれば、発射強度制御部は、電気的手段及び機械的手段によって回転体に遊技者の手が触れたことが検出されたときのみ遊技領域に遊技球を発射することにより、操作部の回転体に物が触れただけでは電気的手段及び機械的手段の少なくともいずれかが回転体に遊技者の手が触れていない旨の否定的な検出をする。このため、器具等が回転体に触れたときに遊技球が発射される誤作動を未然に防止することができる。
また特徴の一つは、回転体は、上下方向に移動自在に支持され、機械的手段は、上下方向に移動自在に支持された回転体を介して押圧されると変化する電気的特性に基づいて遊技者の手が触れたことを検出することを特徴とする。
この特徴によれば、機械的手段は、上下方向に移動自在に支持された回転体を介して押圧されると変化する電気的特性に基づいて遊技者の手が触れたことを検出することにより、回転体に遊技者の手が触れると、回転体は遊技者の手の重さによって下方に移動するとともに、回転体を介して機械的手段が押圧されて電気的特性が変化する。このため、機械的手段は、その電気的特性の変化に基づいて回転体に遊技者の手が触れたことを検出することができ、回転体に遊技者の手が触れたか否かの判定を容易且つ確実に行うことができる。
また特徴の一つは、発射強度制御部は、回転体に遊技者の手が触れたか否かの接触判定信号と、回転体の回転操作に応じた遊技球の発射強度の強度信号とを遊技機本体側に送信することを特徴とする。
この特徴によれば、接触判定信号と強度信号を遊技機本体側に送信することにより、発射ハンドルから出力される信号と同様の信号を遊技機本体側に送信することができ、既存の遊技機に遊技球発射調整装置を後付する際の手間を少なくすることができる。
また特徴の一つは、発射強度制御部は、発射ハンドル及び回転体のうちから選択されたいずれか一方を介して出力される遊技球の発射強度の強度信号のみに応じて遊技球の発射強度を調整することを特徴とする。
この特徴によれば、発射強度制御部は、発射ハンドル及び回転体のうちから選択されたいずれか一方を介して出力される遊技球の発射強度の電気信号のみに応じて遊技球の発射強度を調整することにより、遊技者は遊技球の発射強度を調整する手段として発射ハンドル及び操作部のいずれかを選択することができ、高齢者や体の不自由な人を含む多くの人に楽しんで遊技が可能な遊技機を提供することができる。
本発明に係わる遊技機の遊技球発射調整装置よれば、上記特徴を有することによって、高齢者や体の不自由な遊技者が遊技球の発射強度の調整を負担なく行うことが可能な遊技機の遊技球発射調整装置を提供することができる。
以下、本発明に係わる遊技機の遊技球発射調整装置の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。本実施の形態では、遊技機としてパチンコ機を例にして説明する。先ず、本発明の遊技球発射調整装置を説明する前に、パチンコ機の概略構成について説明する。
パチンコ機1は、図1(正面図)に示すように、本体2を遊技島へ固定保持するための保持枠をなす外枠3の前面開口に、これに合わせて構成された前枠4が前面左側のヒンジ機構5を介して横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、外枠3内に遊技領域を構成する遊技盤20が立設されている。前枠4の前面側には、ヒンジ部材6aを介して開閉可能に取り付けられたガラス枠6が備えられ、このガラス枠6が閉じられてその開口部に嵌め込まれている透明板が遊技盤20に対向すると、これら互いに対向する間隙に遊技球を落下移動させる遊技領域Apの空間が画成されるようになっている。
前枠4の前面におけるガラス枠6の下方には、硬質プラスチックによって一体形成された上球皿ユニット8と下球皿ユニット10が横開きに開閉可能に装着されている。また前枠4には、ガラス枠6を閉めると、ガラス枠6、上球皿ユニット8及び下球皿ユニット10を同時に自動的に施錠し、ガラス枠6の前面右方部に形成されている鍵穴7に所定の鍵を挿入して開錠操作をすると、これらの開放を許す図示しない施錠装置が設けられている。
ガラス枠6の前面上部には、高輝度の発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部6b,6cが配設されている。演出用照明部6b,6cは、例えばガラス枠6の開放エラー等を光で報知するための報知ランプとしても機能している。
ガラス枠6の下方に設けられた上球皿ユニット8には、払い出された遊技球(賞球や貸球)を貯留して整列させる上皿部8aが設けられ、上皿部8aの右方部には、上皿部8aに貯留されている遊技球を下球皿ユニット10の下皿部10aへ排出させる球抜きレバー11が設けられている。
上球皿ユニット8の前面左側部には、パチンコ機1のゲームに係る効果音又は遊技の進行を音声で案内するためのスピーカを備える演出用放音部8bが配設されている。
上球皿ユニット8の下方に設けられる下球皿ユニット10には下皿部10aが形成され、球抜きレバー11が操作されると上球皿ユニット8から球抜きされた遊技球が球出口11bを介して下皿部10aへ排出できるようになっている。
下球皿ユニット10の前面右方部には、上皿部8aに貯留された遊技球を遊技盤20へ向けて打ち出す操作をするための発射ハンドル15が配設されている。発射ハンドル15は、内蔵するバネによって反時計回りに常時付勢される回動操作部15aを有し、遊技者が回動操作部15aに触れながら付勢力に抗して回動操作部15aを時計回りに回動操作すると、内部に設けられた発射強度調整部が作動して回動操作部15aの回動角度に応じた打撃力で遊技球が遊技盤20に打ち出されるようになっている。発射強度調整部の詳細については後述する。
遊技盤20は、所定板厚の積層合板の表面に絵柄が描かれたセルが貼り付けられて盤面が形成され、その左側(ガラス枠6がヒンジ結合する側)周部に、ステンレス鋼板等からなる帯状の外レール21が取り付けられている。また、外レール21に沿って発射路面を挟むように、所定長さの内レール22が遊技盤20の盤面に突出して設けられている。そして、内レール22よりも更に内側の盤面領域がパチンコゲームの遊技領域Apとなっている。
遊技盤20の盤面には、所定の配列パターンで打設された複数の釘と、所定個数の賞球を払い出す契機となるチャッカー23と、大当たり等の特別遊技状態への抽選を起動させる始動口24と、特別遊技状態において一定時間又は一定数の遊技球が入賞するまで開放して通常よりも多くの賞球を払い出すアタッカー(大入賞口)25、28等が適宜の位置に配置されている。
更に、遊技盤20には、遊技球を通過させ、この遊技球の通過を近接センサが検出したとき、始動口24等の羽根(チューリップ)の開放を抽選する契機となるゲート26が遊技盤面の比較的上部の位置に配設されている。
また、遊技盤20には、遊技球が接触して回転する風車27が適宜の位置に配置され、遊技盤面下方部には、何れの入賞口に入球せずに落下したアウト球を集合して排出させるアウト口29が設けられている。遊技盤20の盤面略中央には、例えば始動口24への入球を契機に作動する抽選手段の抽選結果を、画面上の図柄等によって演出表示する液晶ディスプレイ31が設けられている。
液晶ディスプレイ31の周囲には、この液晶ディスプレイ31と一体視され得るように、その外観形状等が視覚効果を高めてデザインされた電飾装置30が設けられている。
このように構成されたパチンコ機1は、図2(概略構成図)に示すように、遊技球発射調整装置40の操作部41によって遊技球の発射強度を調整することができるようになっている。
遊技球発射調整装置40は、発射ハンドル15とは別体に設けられて回転自在に支持されたローラ47が遊技者の手によって回転操作されてなる操作部41と、ローラ47の回転操作に応じた遊技球の発射強度によって遊技球を遊技領域Apに発射する発射強度制御部60を備えてなる。
発射強度制御部60は、ローラ47の操作量に応じた遊技球の発射強度を電気信号に変換する発射強度変換回路61と、ローラ47の操作に応じて遊技領域Apに遊技球を発射するか否を判定する遊技球発射判定回路65と、遊技球発射判定回路65による判定結果と発射強度変換回路61によって変換された発射強度の電気信号(強度信号)をパチンコ機1に送る送信部70と、送信部70から送られた判定結果と発射強度の電気信号に応じて遊技球の発射強度を調整する前述した発射強度調整部75とを有してなる。
操作部41は、更に図3(斜視図)及び図4(断面図)を追加して説明すると、箱状の本体部42と、本体部42の上部に開口した開口部43aから突出して回転自在に取り付けられたローラ47を有して構成されている。本体部42は、この上面に遊技者の手が添えられたときに違和感なく手の平が上面に触れることができるように、側面視において半円状に形成されている。本体部42の側面視形状は半円状に限るものではなく、上面上に遊技者の手が添えられたときに違和感なく手の平が接触可能であれば、上面が直線的に傾斜したり、上面が平面と曲面で形成されたりしてもよい。
本体部42は内部が中空に形成され、円弧状に湾曲した上板43と、上板43の両端部に設けられた一対の側板44と、本体部42の底部に設けられた底板45とを有してなる。上板43の中央部には長手方向に延びて矩形状に開口する前述した開口部43aが設けられている。この開口部43aに沿ってローラ47の上部が突出した状態で回転自在に支持されている。
ローラ47は、導電性を有したゴム材料で形成されたローラ本体部47aと、ローラ本体部47aの回転中心軸線に沿って設けられた回転軸47bとを有してなり、ローラ本体部47aと回転軸47bは一体的に接続されているとともに電気的に接続された状態にある。回転軸47bは金属材料で形成されてローラ本体部47aの両端部から突出している。ローラ47は、本体部42内に上下方向に移動自在に設けられた支持部材49によって回転自在に支持されている。このように取り付けられたローラ47は、遊技者の手による回転操作が無くなると回転が停止し、回転操作されている時においては回転方向と逆方向の力を受けることはない。
支持部材49は金属材料で形成され、ローラ本体部47aの下方であってローラ本体部47aに沿って延びる底板部49aと、底板部49aの両端部から上方へ延びる一対の側板部49bとを有してなる。一対の側板部49bの上端部間に回転軸47bが枢支されて、ローラ47は回転自在に支持されるとともに、ローラ47と支持部材49とは電気的に接続されている。支持部材49の側板部49bは本体部42内に設けられた案内溝(図示せず)に沿って上下方向に移動して、ローラ47は上下方向に移動自在である。
ローラ47の一方側から突出する回転軸47bには、ロータリエンコーダ51が取り付けられている。ロータリエンコーダ51は回転軸47bに固定されたスリット円板52と、このスリット円板52の周縁部が通過する位置に設けられた位置検出器53とを有してなる。ロータリエンコーダ51は、位置検出器53の発光部から発光された光がスリット円板52の周縁部に等間隔を有して形成された複数のスリットを通過して位置検出器53の受光部で受光されるとパルス信号からなる検出信号を出力するように構成されている。
ロータリエンコーダ51の位置検出器53は検出回路54に電気的に接続されている。この検出回路54は、受光部から出力されたパルス信号からなる検出信号を波形整形して矩形波の出力信号とする機能を有する。検出回路54から出力された矩形波の出力信号は発射強度変換回路61に送られ、発射強度変換回路61は矩形波の出力信号に応じてローラ47の回転操作量に応じた遊技球の発射強度を電気信号(強度信号)に変換する。
支持部材49は、遊技球発射判定回路65の接触判定回路66に電気的に接続されている。遊技球発射判定回路65は、ローラ47に遊技者の手が触れたか否かを判定する接触判定回路66と、ローラ47が遊技者の手を添えた程度の大きさの力で押されたか否かを判定する押圧判定回路67と、接触判定回路66により遊技者の手が触れたと判定され且つ押圧判定回路67によりローラ47が遊技者の手を添えた程度の大きさの力で押されたと判定されると遊技領域Apに遊技球を発射すると判定する発射判定回路68とを有してなる
接触判定回路66は、支持部材49を介してローラ47に微弱な所定電圧を付与し、ローラ47に遊技者の手が触れると変化する電圧の降下量が所定値を超えるとローラ47に遊技者の手が触れたと判断するように構成されている。なお、接触判定回路66は、電圧値の他に、ローラ47の抵抗値や電流値を判断基準として構成してもよい。
支持部材49の底板部49aの下方には、本体部42内に設置されて底板部49aの下方への移動に伴って押圧される圧電スイッチ56が設けられている。この圧電スイッチ56は、圧電素子を収容保持するケース56a内に圧電素子に対向配置されて上下方向に移動自在に支持されたキートップ56bを備えている。キートップ56bは、支持部材49から付勢されていないときは圧電素子を非変形状態にし、ローラ47上に遊技者の手が添えられてローラ47が下方に押圧されると、支持部材49の下方への移動に応じて底板部49aに設けられた突出部49cがキートップ56bを下方に押圧して圧電素子を変形させる。その結果、圧電素子の変形に伴う歪み量に対応した起電力が発生し、この起電力に応じた電気信号が押圧判定回路67に送られる。なお、圧電素子の代わりにひずみゲージを用い、押圧下でのひずみゲージの変形を電気抵抗の変化に変えて、この電気抵抗の変化に応じた電気信号を押圧判定回路67に送るようにしてもよい。
押圧判定回路67は、いわゆるAND回路であり、接触判定回路66によってローラ47に遊技者の手が触れたと判定され、且つ圧電スイッチ56から起電力に応じた電気信号が送られると、ローラ47に遊技者の手が接触した状態でローラ47が押圧された旨の判定をしてローラ47が操作された操作信号を出力し、それ以外のときは非操作信号を出力するように構成されている。これら操作信号又は非操作信号が発射判定回路68に送られる。発射判定回路68では、押圧判定回路67から操作信号を受け取ると遊技領域Apに遊技球を発射する旨の判定をし、押圧判定回路67から非操作信号を受け取ると、遊技領域Apに遊技球を発射しない旨の判定をして、これらの接触判定信号を送信部70に送るように構成されている。
またローラ47から遊技者の手が離れると、発射判定回路68は遊技領域Apに遊技球を発射しない旨の判定をし、発射強度変換回路61は遊技球の発射強度をゼロにする電気信号を出力する。さらに、発射判定回路68は、遊技球の発射が止まった後にローラ47の回転操作が行われると、遊技領域Apに遊技球を発射する旨の判定をし、発射強度変換回路61はローラ47の回転操作に応じた遊技球の発射強度の電気信号(強度信号)を出力する。
発射判定回路68による判定結果と前述した発射強度変換回路61からの発射強度の電気信号は送信部70に送られる。送信部70は、これら判定結果及び発射強度の電気信号を無線によってパチンコ機1内に設けられた受信部73に送る。なお、送信部70はケーブルを介して受信部73に電気的に接続されて、判定結果及び発射強度の電気信号を受信部73に送るようにしてもよい。
受信部73に送られた判定結果及び発射強度の電気信号は、パチンコ機1内に設けられた発射強度調整部75に送られる。発射強度調整部75は、受信部73から送られた判定結果と発射強度の電気信号に応じて発射強度を調整して遊技球を遊技領域Apに発射する機能を有するとともに、発射ハンドル15の回動角度に応じた遊技球の発射強度の調整が可能に構成されている。
また、発射強度調整部75は、受信部73から送られた判定結果と発射強度の電気信号を受け取ると、その前後に発射ハンドル15の回動角度に応じた遊技球の発射強度の電気信号を受け取っても受信部73からの判定結果及び発射強度の電気信号を優先的に取り扱って、受信部73から送られた電気信号に応じて遊技球の発射強度を調整するように構成されている。このため、遊技者は、発射ハンドル15及びローラ47のいずれか一方を選択して遊技球の発射強度の調整を行うことができる。なお、遊技球発射調整装置40の本体部42に優先操作スイッチ(図示せず)を設け、このスイッチが操作されると、ローラ47の回動操作によってのみ遊技球の発射強度の調整が可能になるようにしてもよい。さらに、遊技球発射調整装置40の本体部42が複数ある場合、その本体部42に対応するパチンコ機1のみが作動するように遊技球発射調整装置40を構成してもよい。このようにすると、1台の遊技球発射調整装置40によって複数台のパチンコ機1の遊技球の発射強度調整が同時に行われる事態を未然に防止することができる。
このように構成された遊技球発射調整装置40によって、遊技球の発射強度を調整するには、ローラ47上に遊技者の手の指先が触れる程度に手を添える。そして、指によってローラ47を回転させる。ローラ47に手の指が触れる程度に操作部41上に手が添えられると、ローラ47は下方に移動して支持部材49を介して圧電スイッチ56を押圧し、圧電スイッチ56から電気信号が発生して、これが押圧判定回路67に送られる。またローラ47に遊技者の手が触れるとローラ47に印加された電圧が降下して、接触判定回路66によってローラ47に遊技者の手が触れたと判定される。そして、この電気信号が押圧判定回路67に送られて、押圧判定回路67はローラ47に遊技者の手が接触した状態でローラ47が押圧された旨の判定をしてローラ47が操作された操作信号を出力し、発射判定回路68は操作信号を受け取ると遊技領域Apに遊技球を発射する旨の判定をしてこの判定結果を送信部70に送る。
またローラ47の回転角度はロータリエンコーダ51によって検出されて検出回路54を介して発射強度変換回路61に送られて回転角度を発射強度に応じた電気信号に変換される。そして、この電気信号は送信部70に送られる。送信部70は、発射判定回路68による判定結果と発射強度に応じた電気信号を受信部73に送信し、受信部73は、これら判定結果及び電気信号を発射強度調整部75に送り、発射強度調整部75は電気信号に応じた発射強度で遊技球を遊技領域Apに発射させる。
このように操作部41によって遊技球の発射強度の調整を行う場合には、操作部41のローラ47に手を触れてローラ47の回動操作を行うだけでよい。また操作部41は発射ハンドル80と別体であり、無線によって操作部41からの電気信号がパチンコ機1に送信される。このため、高齢者や体の不自由な遊技者が遊技球の発射強度を調整する場合には、操作部41を遊技者の手元に置いてローラ47を回転操作するだけで遊技球の発射強度を調整することができ、高齢者や体の不自由な遊技者にとって遊技球の発射強度の調整負担が殆どなってパチンコを楽しむことができる。
また、遊技球の発射強度を再設定する場合には、ローラ47から遊技者の手を一旦離して遊技球の発射を止め、そしてローラ47の回転再操作を行えばよい。このため、ローラ47を逆回転させて遊技球の発射強度を調整する必要はなく、遊技者は常にローラ47を同一方向に回転させればよい。このため、高齢者や体の不自由な遊技者にとってローラ47の回転操作の負担をより軽減することができる。
またパチンコ機1に設けられた発射強度調整部75は、発射ハンドル15及び操作部41のうちから選択されたいずれか一方を介して出力される遊技球の発射強度の電気信号のみに応じて遊技球の発射強度を調整するので、遊技者は発射ハンドル15及び操作部41のどちらか一方を任意に選択することができる。このため、高齢者や体の不自由な遊技者を含む多くの遊技者に楽しんで遊技が可能なパチンコ機1を提供することができる。
本発明の一実施形態に係わるパチンコ機の前面外観構造を表した正面図を示す。 パチンコ機の遊技領域に発射される遊技球の発射強度を調整する遊技球発射調整装置の概略構成図を示す。 本発明の一実施形態に係わる遊技球発射調整装置の操作部の斜視図を示す。 操作部の断面図を示す。 従来の発射ハンドルを備えたパチンコ機を示す。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
2 本体(遊技機本体)
15 発射ハンドル
40 遊技球発射調整装置
41 操作部
47 ローラ(回転体、電気的手段)
49 支持部材(機械的手段)
56 圧電スイッチ(機械的手段)
60 発射強度制御部
Ap 遊技領域

Claims (7)

  1. 遊技機本体に備えられた発射ハンドルを操作すると遊技領域に遊技球を発射して遊技を行う遊技機の遊技球発射調整装置であって、
    前記発射ハンドルとは別体に設けられ、回転自在に支持された回転体が遊技者の手によって回転操作されると、前記回転体の回転操作に応じて遊技球の発射強度の調整を行う操作部を有することを特徴とする遊技機の遊技球発射調整装置。
  2. 前記回転体は、遊技者の手による回転操作が無くなると回転が停止し、回転操作されている時においては回転方向と逆方向の力を受けないことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の遊技球発射調整装置。
  3. 前記回転体から遊技者の手が離れると、前記遊技領域への遊技球の発射を停止するとともに、その時点での遊技球の発射強度をゼロに設定し、遊技球の発射を停止した後に前記回転体の回転操作が行われると、前記回転操作に応じた遊技球の発射強度によって遊技球を前記遊技領域に発射する発射強度制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技機の遊技球発射調整装置。
  4. 前記発射強度制御部は、前記回転体に遊技者の手が触れたか否かを電気的手段及び機械的手段によって検出し、これら電気的手段及び機械的手段によって前記回転体に遊技者の手が触れたことが検出されたときのみ前記遊技領域に遊技球を発射することを特徴とする請求項3に記載の遊技機の遊技球発射調整装置。
  5. 前記回転体は、上下方向に移動自在に支持され、前記機械的手段は、上下方向に移動自在に支持された回転体を介して押圧されると変化する電気的特性に基づいて遊技者の手が触れたことを検出することを特徴とする請求項4に記載の遊技機の遊技球発射調整装置。
  6. 前記発射強度制御部は、前記回転体に遊技者の手が触れたか否かの接触判定信号と、前記回転体の回転操作に応じた遊技球の発射強度の強度信号とを遊技機本体側に送信することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の遊技機の遊技球発射調整装置。
  7. 前記発射強度制御部は、前記発射ハンドル及び前記回転体のうちから選択されたいずれか一方を介して出力される遊技球の発射強度の強度信号のみに応じて遊技球の発射強度を調整することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の遊技機の遊技球発射調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016214457A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2017127457A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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