JP2017127457A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技球の発射強度の調節が容易な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】遊技領域2に遊技球を発射させる発射装置と、発射装置による遊技球の発射強度を調節する回転式の操作ハンドル65と、操作ハンドル65とは別に遊技者が操作可能な操作ボタン101を備える発射強度調節手段と、操作ハンドル65の操作中に操作ボタン101が操作された場合に発射強度調節手段による発射強度の調節を優先させる発射強度調節優先手段と、を備え、操作ボタン101の操作を終了すると再び操作ハンドル65による発射強度調節に戻るようにした。
【選択図】図1
【課題を解決するための手段】遊技領域2に遊技球を発射させる発射装置と、発射装置による遊技球の発射強度を調節する回転式の操作ハンドル65と、操作ハンドル65とは別に遊技者が操作可能な操作ボタン101を備える発射強度調節手段と、操作ハンドル65の操作中に操作ボタン101が操作された場合に発射強度調節手段による発射強度の調節を優先させる発射強度調節優先手段と、を備え、操作ボタン101の操作を終了すると再び操作ハンドル65による発射強度調節に戻るようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、遊技球の発射強度を調節可能な遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機においては、操作ハンドルの回転によって遊技球の発射強度を調節している。
しかしながら、操作ハンドルの回転量の調節では所定の発射強度に調節するのが難しい場合があり、狙った位置に遊技球を到達させ難い場合があった。
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、遊技球の発射強度の調節が容易な遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた入賞口と、前記遊技領域に遊技球を発射させる発射装置と、前記発射装置による遊技球の発射強度を調節する回転式の操作ハンドルと、を備える遊技機において、前記操作ハンドルの操作とは別に遊技者が操作可能な発射強度調節手段と、前記操作ハンドルの操作中に前記発射強度調節手段が操作された場合に前記発射強度調節手段による発射強度の調節を優先させる発射強度調節優先手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作ハンドルとは別に設けた発射強度調節手段を操作することによって、操作ハンドルの操作に優先して発射強度の調節を行うことができるため、発射強度の調節が容易になる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記発射強度調節手段は、押し込み式の操作ボタンを備え、前記操作ボタンの押し込み量の調節によって前記発射強度の調節が可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、操作ボタンの押し込み量の調節によって発射強度の調節が可能なため、発射強度の調節が容易になる。
請求項3の発明は、請求項2において、前記操作ボタンの押し込み量が所定量の時に前記発射強度が所定強度になり、前記押し込み量が前記所定量から変化することによって前記発射強度が前記所定強度から増減することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、操作ボタンの押し込み量を所定量にすることによって発射強度を所定強度にできるため、所定強度への調節を容易に行うことができる。さらに、発射強度を所定強度から増減することも容易に行うことができる。
請求項4の発明は、請求項3において、前記操作ボタンの押し込み量が前記所定量の時の発射強度は、前記遊技領域の予め設定された所定位置に遊技球が到達する強度であることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、操作ボタンの押し込み量を所定量にすることによって遊技領域の予め設定された所定位置に遊技球を到達させることができるため、発射強度の調節を容易に行うことができる。
本発明によれば、操作ハンドルとは別に設けた発射強度調節手段を操作することによって、操作ハンドルの操作に優先して発射強度の調節を行うことができるため、発射強度の調節が容易になる。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明する。図1に示す遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤2の縁に外側誘導レール3及び内側誘導レール4が略円形に配置され、前記外側誘導レール3及び内側誘導レール4によって区画された遊技領域6が前記遊技盤2上に設けられている。前記遊技領域6には遊技球を誘導する誘導釘Rが遊技盤2の表面に設けられている。また、遊技機1の前面側には、装飾ランプ35等からなるランプ装置、発射装置へ供給する遊技球と払い出された遊技球を受けるための球受け用上皿36、該球受け用上皿36の満杯時に遊技球を受けるための球受け用下皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者が遊技球を前記遊技領域6へ向けて弾発発射するための操作ハンドル65、遊技者による操作可能な遊技操作スイッチ67、発射強度調節用の操作ボタン101が設けられている。図1における符号W1は遊技機の外枠、W2は外枠W1に取り付けられた前枠、Gは前記前枠W2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。以下、遊技機1の主要な部分について説明する。
前記遊技領域6には、中心線上の上部から下部に向かって順に表示装置10、上側始動入賞口41、下側始動入賞口42、大入賞口45、アウト口48が配置されている。前記上側始動入賞口41及び下側始動入賞口42の左には左袖第1入賞口51と左袖第2入賞口52が配置され、また、大入賞口45の左右には左落とし入賞口53と右落とし入賞口54が配置されている。また、前記表示装置10の左には普通図柄変動開始用ゲート55、その下方には風車76が設けられている。一方、前記表示装置10の右下方には普通図柄表示装置50が組み込まれている。
前記上側始動入賞口41、下側始動入賞口42、大入賞口45、左袖第1入賞口51、左袖第2入賞口52、左落とし入賞口53、右落とし入賞口54は、遊技領域6に設けられた遊技媒体の入賞口に相当する。前記遊技領域6へ発射されて遊技領域6内を流下する遊技球が前記の各入賞口に入賞(入球)すると1入賞球の入賞に対して所定個数の賞品球(遊技球)が遊技者に払い出される。前記1入賞球の入賞に対する賞品球の払出個数は、前記入賞口毎に設定されている。
前記表示装置10は、複数の識別図柄を変動表示する表示手段に相当する。本実施例では、前記識別図柄として特別図柄が用いられる。前記表示装置10は、図柄等の画像が表示可能なものであって、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の画像表示装置からなり、本実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成されている。前記表示装置10は、複数の特別図柄を変動態様に従って所定時間変動表示した後に停止表示可能に構成され、停止表示された特別図柄によって当否の判定結果を示す。前記特別図柄は判定図柄と称することもできる。
前記表示装置10では、左右に並ぶ左特別図柄(左識別図柄)と中特別図柄(中識別図柄)と右特別図柄(右識別図柄)がそれぞれ変動態様に従って変動表示し、変動態様に設定されている変動時間変動表示した後、当否判定結果に基づき左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄が確定停止特別図柄(確定停止識別図柄)として停止表示される。また、前記表示装置10では前記特別図柄の変動表示と共に、背景、キャラクター、文字等(音声や発光等も適宜含まれる)で構成される演出が表示可能となっている。前記変動態様は、後述するように複数設けられ、複数の変動態様から選択された変動態様に基づいて特別図柄の変動表示が前記表示装置10で行われる。
本実施例において変動および停止表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄は、それぞれ『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの図柄とされている。本実施例では、遊技の当否判定結果が大当たりの場合には、前記表示装置10に大当たりの特別図柄組合せ、この例では『0,0,0』(いわゆる‘0’のぞろ目)や『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)等、同一数字の組合せで特別図柄が停止表示される。大当たりの場合には、外れの場合よりも遊技者にとって有利な(遊技球を獲得し易い)特別遊技(大当たり遊技)が実行される。なお、遊技の当否判定結果が外れの場合には、特別図柄がぞろ目以外の組合せで表示装置10に停止表示される。
前記普通図柄表示装置50は、液晶、ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなる。本実施例の普通図柄表示装置50は、LED表示装置からなる。本実施例における普通図柄表示装置50に変動及び停止表示される普通図柄は『○』,『×』の2種類からなる。普通図柄当たりの場合には、前記普通図柄表示装置50に『○』の普通図柄が停止表示され、外れの場合には『×』が表示される。
前記上側始動入賞口41は、上方が開口した形状からなって遊技球が上方から入球(入賞)可能となっている。
一方、前記下側始動入賞口42は、2つの可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で遊技球の入賞(入球)困難な閉鎖状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞可能な開状態間を変化可能に制御されている。前記下側始動入賞口42の開状態への移行は、前記普通図柄表示装置50で普通図柄が変動した後、普通図柄当たりを示す当たり普通図柄(本実施例では『○』)で確定停止表示された時に行われる。
一方、前記下側始動入賞口42は、2つの可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で遊技球の入賞(入球)困難な閉鎖状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞可能な開状態間を変化可能に制御されている。前記下側始動入賞口42の開状態への移行は、前記普通図柄表示装置50で普通図柄が変動した後、普通図柄当たりを示す当たり普通図柄(本実施例では『○』)で確定停止表示された時に行われる。
また、前記遊技盤2の背面には、前記上側始動入賞口41に入賞(入球)した遊技球を検出する上側始動入賞口検出スイッチ(上側始動入賞口センサ)と、前記下側始動入賞口42へ入賞(入球)した遊技球を検出する下側始動入賞口検出スイッチ(下側始動入賞口センサ)がそれぞれの入賞球用通路に設けられている。本実施例において前記上側始動入賞口41あるいは下側始動入賞口42への遊技球の入賞(入球)検出は、乱数値の取得の起因および前記特別図柄の変動表示開始の起因とされ、さらには、判定条件の成立に設定されており、また、前記判定条件の成立に起因して当否判定手段により大当たりか否かが判定される。
前記上側始動入賞口41あるいは下側始動入賞口42に入賞して前記上側始動入賞口検出スイッチ(上側始動入賞口センサ)、前記下側始動入賞口検出スイッチで検出されることにより乱数値を含む遊技情報が取得され、前記特別図柄の変動表示が行われる。また、前記特別図柄の変動表示中に前記上側始動入賞口41あるいは下側始動入賞口42に入賞して前記上側始動入賞口検出スイッチ(上側始動入賞口センサ)、前記下側始動入賞口検出スイッチで検出された場合、乱数値を含む遊技情報が取得され、取得された遊技情報が予め設定された設定数まで特別図柄変動保留球数として入賞順に記憶され、特別図柄の変動表示(入球に起因する遊技の進行に相当する)が一旦保留されて順次特別図柄の変動表示が開始されることにより、記憶されている特別図柄変動保留球数の数が減らし、記憶を消去している。前記上側始動入賞口41及び下側始動入賞口42への入賞に対する保留の記憶は、前記表示装置10で現在変動中の記憶を含まず、最大4個に設定されている。
なお、前記始動入賞口検出スイッチ(上側始動入賞口検出スイッチ、下側始動入賞口検出スイッチ)による遊技球検出数(特別図柄変動保留球数)が最大個数まで記憶されている時には、前記始動入賞口検出スイッチがそれ以上入賞遊技球を検出しても、保留数としては記憶されない無効球(オーバーフロー入賞球)とされ、その無効球については乱数値の記憶、当否判定及び特別図柄の変動を行うことなく、入賞に対する賞球遊技球が所定数払い出される。
前記普通図柄変動開始用ゲート55は、前記遊技盤2の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで普通図柄変動開始用ゲート55を通過する遊技球が検出されることに基づいて前記普通図柄表示装置50で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用ゲート55を遊技球が通過することによって発生する普通図柄の変動を、前記普通図柄変動装置50における現在変動中の記憶を含めず最大4個普通図柄保留数として記憶し、普通図柄の変動開始により普通図柄保留数を減らすようになっている。
また、前記遊技盤2の背面には、前記左袖第1入賞口51の入賞球を検出する左袖第1入賞口検出スイッチ、前記左袖第2入賞口52の入賞球を検出する左袖第2入賞口検出スイッチ、前記左落とし入賞口53及び右落とし入賞口54の入賞球を検出する左落とし入賞口検出スイッチ及び右落とし入賞口検出スイッチが設けられている。
前記大入賞口45は、遊技球が入賞可能な入賞領域に相当する。前記大入賞口45は、前記遊技盤2の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板46を備えている。前記開閉板46は、特別遊技期間中に入賞領域に遊技球が入賞可能な開放状態と入賞不可能な閉鎖状態とに変位する変位部材に相当する。この大入賞口45は、通常は開閉板46が閉じた状態(閉鎖状態)とされ、当否判定結果が大当たりの場合に実行される特別遊技(大当たり遊技)時に開閉が実行される。また、前記大入賞口45内には、大入賞口45に入賞した入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
前記操作ハンドル65は、遊技者が握って回転させることにより、図2に示す裏側に設けた発射装置64によって遊技球を発射させることができる。発射された遊技球は、前記遊技盤2の表面に立設された内側誘導レール4と外側誘導レール3間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記操作ハンドル65の内側にはハンドルボリューム(可変抵抗器)が設けられ、前記操作ハンドル65の回転によってハンドルボリュームの抵抗値を変化させるように構成されている。前記ハンドルボリュームの抵抗値を調節することにより、遊技球の発射強度を調節することができる。前記操作ハンドル65には、遊技者が握ったことを感知するタッチセンサが設けられており、前記操作ハンドル65を握っていない場合は遊技球を発射できないように構成されている。
前記発射装置64は、発射ソレノイドと該発射ソレノイドに設けられた打球槌を備え、前記内側誘導レール4と外側誘導レール3間の基部(下部)に誘導された遊技球を発射ソレノイドの打球槌で打つように構成されている。前記発射ソレノイドに供給される電源は、前記操作ハンドル65の回転量によって調節されたハンドルボリュームの抵抗値により電流値が調節され、それによって前記発射ソレノイドの駆動力が調節されて遊技球の発射強度が調節される。
前記発射強度調節用の操作ボタン101は、遊技者が押し込むことが可能な押しボタン式からなり、押し込む力を解除すると、押し込む前の位置に戻るように構成されている。前記操作ボタン101は、発射強度調節手段の操作部として設けられている。前記発射強度調節手段は、前記操作ハンドル65による遊技球の発射強度調節とは別に遊技者が前記操作ボタン101の操作によって発射強度を調節するものである。発射強度調節手段については、後に詳述する。
前記遊技機1の裏側には、図2に示すように、複数の制御基板や装置等が設けられている。制御基板の主なものとして、主制御基板200、サブ制御基板205、表示制御基板210、音声制御基板220、払出制御基板240、電源基板250、発射制御基板260等がある。符号265は外部端子、281は払出装置、283は球無し検出スイッチ、289は球貯留タンク、291は球誘導樋である。271はRAMクリアスイッチ、272は電源スイッチ、273はエラー解除スイッチである。
各制御基板には制御回路が設けられている。また、各制御基板は、単独でまたは複数まとめてケースに収納された状態で遊技機1の裏側に配置されている。主な制御基板及び装置を、図3のブロック図を用いて簡略に示す。
主制御基板200は、遊技の制御を行うと共に他の制御装置に信号を出力する制御装置に相当し、CPU、RAM、ROMおよび複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータを少なくとも備え、サブ制御基板205、払出制御基板240等と接続されている。前記CPUは制御プログラムを実行して遊技に関わる主制御を行う。前記主制御基板200は電源基板250から電源供給を受けて作動する。
前記主制御基板200におけるCPUは、制御部,演算部,各種カウンタ、各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、乱数値も生成し、また制御信号等の信号をサブ制御基板205や払出制御基板240等へ出力(送信)可能に構成されている。
前記RAMは、前記上側始動入賞口検出スイッチ及び下側始動入賞口検出スイッチで入賞が検出されたことに基づく特別図柄変動保留球数及び前記普通図柄変動開始スイッチで入賞が検出されたことに基づく普通図柄変動保留球数の記憶領域、CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域、遊技に必要な遊技データ等の各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域を備える。
ROMは、前記CPUのための制御プログラムや制御データ、前記表示装置10での変動表示に関する変動態様や図柄データ等が書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
なお、前記主制御基板200のCPUは、遊技の当否判定を行う大当たりの当否判定手段としても機能する。前記主制御基板200から出力される信号には、主制御基板200が動作可能状態であることを払出制御基板240に認識させるための動作可能信号と、払出制御基板240等の他の制御基板(制御装置)等に制御を行わせるための制御信号(コマンド)とが少なくとも存在する。前記制御信号には、入賞口(入賞装置)への入賞検出に基づく賞球払出コマンド(払出指示データを含む)、大当たり判定結果に基づく態様により前記表示装置10で特別図柄を変動表示させるための図柄変動データ、前記表示装置10で表示する大当たり判定結果データ、前記表示装置10に表示させるための大当たり判定結果データと、前記普通図柄表示装置50に表示させるための普通図柄当たり判定結果データが少なくとも含まれる。賞球払出コマンドは、払出制御基板240に払出装置281の制御を行わせる制御信号であり、前記主制御基板200から払出制御基板240へ出力される。前記主制御基板200から出力される制御信号には、その他、電源投入時、異常時、大当たりラウンド時等のデータを挙げることができる。
また、前記主制御基板200は、中継回路を介して種々の入賞口の検出スイッチ(センサ)類及び下側始動入賞口42のソレノイド及び前記大入賞口45のソレノイドと接続され、種々の入賞口における入賞検出の入力や前記下側始動入賞口42及び前記大入賞口45の開閉を制御する。
サブ制御基板205は、前記主制御基板200と接続されて主制御基板200から指令信号を受信可能に構成されると共に、前記表示制御基板210と接続されて表示装置10を制御可能に構成されている。前記サブ制御基板205にはCPU、ROM、RAM、前記主制御基板200とを結ぶ入出力回路と、前記表示制御基板210、ランプ中継基板、前記音声制御基板220、及び前記遊技操作スイッチ67とを結ぶ入出力回路を備えている。前記サブ制御基板205は、前記主制御基板200と共に遊技の制御を行う遊技制御手段に相当し、前記主制御基板200から出力された指令信号に従って遊技の制御を行う。本実施例ではサブ制御基板205はランプ制御基板を兼ねており、前記主制御基板200から出力された指令信号を受信し、受信した指令信号に基づいて、ランプ中継基板や表示制御基板210へ指令信号を出力している。前記主制御基板200からの指令信号には、前記表示装置10をサブ制御基板205が制御するための指令信号及び前記ランプ装置に対するデータや信号、入賞コマンド、始動入賞口入賞コマンド、変動コマンド、大当たりコマンド等が含まれ、それらの信号の内容に合わせて遊技の制御を行っている。
前記サブ制御基板205のROMは制御用のプログラムやデータ定数、前記表示装置10で実行される変動態様による演出等や背景情報が記憶され、また前記RAMは、各種データの記憶領域とCPUによる作業領域を有している。前記ランプ中継基板には装飾ランプ35等のランプ装置等が接続され、前記サブ制御基板205からランプ中継基板に送信された指令信号によって、装飾ランプ35等のランプ装置の作動を制御する。前記サブ制御基板205は電源基板250から電源供給を受けて作動する。
表示制御基板210は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータと、前記サブ制御基板205を結ぶ入力回路と前記表示装置10を結ぶ出力回路等で構成され、前記サブ制御基板205から送信された制御信号に基づいて、前記表示装置10における表示の制御を行う。前記表示制御基板210のROMには制御用のプログラムが記憶されている。前記表示制御基板210は、前記サブ制御基板205からの指令信号に基づき、表示制御御基板210のCPUがROMから所定の表示制御データを読み出し、RAMの記憶領域で制御用データを生成してVDP(図示せず)に出力する。VDPは、CPUからの指令に基づいてROMから必要なデータを読み出し、表示画像のマップデータを作成し、VRAMに格納する。VRAMに格納記憶された画像データは、出力回路に備えるD/A変換回路にてRGB信号に変換されて表示装置10に出力される。
音声制御基板220は、前記サブ制御基板205から出力される信号により音声信号を合成し、アンプに出力する。アンプは音声信号を増幅してスピーカ38に出力する。
払出制御基板240は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータを有する。前記払出制御基板240は、前記払出装置281と接続されており、前記主制御基板200から出力される制御信号を受信して前記払出装置281を制御する。前記払出制御基板240のROMにはCPUを制御するためのプログラムが記憶されている。
また、前記払出制御基板240は、下皿満杯スイッチ、エラー解除スイッチ273及び球無し検出スイッチ283とも接続されている。
前記下皿満杯スイッチは、遊技球が前記球受け用下皿37で満杯(満タン)となった下皿満杯異常状態か否かを検出するセンサであり、前記球受け用下皿37へ流下する通路内に設けられ、下皿満杯検出信号が払出制御基板240へ入力可能となっている。
前記下皿満杯スイッチは、遊技球が前記球受け用下皿37で満杯(満タン)となった下皿満杯異常状態か否かを検出するセンサであり、前記球受け用下皿37へ流下する通路内に設けられ、下皿満杯検出信号が払出制御基板240へ入力可能となっている。
エラー解除スイッチ273は、前記払出装置281に関する払出異常(例えば遊技球の球詰まり等により遊技球が所定時間以上検出され続ける異常)が発生した場合に、遊技店側が異常を確認し、異常状態を解消した後に押下するスイッチである。エラー解除スイッチ273の押下(ON)により、エラー解除スイッチ273の押下(ON)信号が、前記払出制御基板240へ出力されるように構成されている。そして停止していた払出装置281を動作可能状態に変更できる。
球無し検出スイッチ283は、前記払出装置281へ供給されている遊技球を検出するスイッチであり、遊技球の検出でONとなり、非検出でOFFとなる。前記球無し検出スイッチ283による球無し検出信号は前記払出制御基板240へ出力される。
なお、前記球無し検出スイッチ283や前記下皿満杯スイッチの異常状態検出により停止状態となった払出装置281は、前記球無し検出スイッチ283や前記下皿満杯スイッチが正常状態となればエラー解除スイッチ273を押下することなく自動で払出装置を動作可能状態に変更可能に構成されている。
前記払出制御基板240により制御される払出装置281は、払出条件の成立に起因して遊技球を払い出す装置であり、払出モータ(電気的駆動源)が駆動することによって、払出スクリューが回転するように構成され、前記球誘導樋291から誘導されてきて払出装置281に入った遊技球が、前記払出スクリューの羽根部分に乗り、該払出スクリューの回転により徐々に下方へ移動して、前記払出装置281の球払出口から遊技球が1球ずつ払い出されるように構成されている。前記払出条件の成立は、各入賞口に遊技球が入賞すること、あるいは球貸し払出要求のあることなどが相当する。
電源基板250は、AC24Vが外部から入力され、入力されたAC24VをDC34Vに変換し、変換されたDC34Vを各レギュレータでDC12V、DC5Vに変換して各基板に供給している。
発射制御基板260は、前記操作ハンドル65及び前記発射強度調節手段に接続され、前記発射装置64における発射ソレノイドの制御を行う。前記操作ハンド65による発射強度の調節は、前記操作ハンドル65の回転量を調節することにより行う。一方、前記発射強度調節手段による発射強度の調節は、前記操作ボタン101を遊技者が押し込む(操作する)ことによって行う。
前記発射制御基板260における発射ソレノイド用電源から発射ソレノイドまでの回路の一例について概略ブロック図を図4に示す。前記発射ソレノイド用電源は、前記電源基板250から供給され、前記操作ハンドル65の回転によって、あるいは前記操作ボタン101の押し込みによって、発射ソレノイドに対する電流が調節される。
前記発射強度調節優先手段は、前記操作ハンドル65が回転された状態で、かつ前記操作ボタン101が押し込まれていない(操作されていない)場合、前記操作ハンドル65側からの電源が発射ソレノイドに供給する。一方、前記操作ボタン101が押し込まれた(操作された)場合、前記発射強度調節手段(操作ボタン101)側からの電源を発射ソレノイドに供給する。その際、前記操作ハンドル65による操作中の場合、前記発射ソレノイドへの電源供給が、前記操作ハンドル65側から前記発射強度調節手段(操作ボタン101)側に切り替えられる。
前記発射強度調節手段の一例を図5に示す。図5に示す例では、前記操作ボタン101の裏側に軸102が突出して設けられ、前記軸102の基部側外周にスプリング103が設けられている。前記スプリング103は、前記軸102が前後スライド可能に挿通される前枠裏側の支持部材95と、前記操作ボタン101の裏面間に保持される。前記操作ボタン101が押し込まれることにより、前記スプリング103が圧縮され、前記操作ボタン101を押し込み前の位置に戻す復元力が働く。
前記操作ボタン101の裏側の軸102は、前記操作ボタン101とは反対の先端側の側面にスライド用突起104と、スイッチセンサ用突起105が形成されている。前記スライド用突起104は、強度調節ボリューム110の抵抗値を変化させるために設けられている。前記強度調節ボリューム110は、本実施例ではスライド式の可変抵抗機で構成され、抵抗値を変化させるためのスライド用つまみ111のスライド方向と、前記操作ボタン101の押し込み方向が、平行となるようにして遊技機に設けられている。前記スライド用突起104は、前記強度調節ボリューム110スライド用つまみ111を、該つまみ111のスライド方向の両側で挟むように形成され、前記操作ボタン101の押し込みによる前記軸102の前進後退によって、前記つまみ111がスライドして抵抗値を変化させるように構成されている。前記強度調節ボリューム110は、前記操作ボタン101の押し込み量が増大するにしたがって抵抗値が大になり、前記操作ボタン101を最大に押し込んだ状態で抵抗値が設定値になるように構成されている。
前記強度調節ボリューム110は、前記発射ソレノイドに供給される電源に接続され、前記発射ソレノイドに供給される電流を調節して発射強度を調節する。本実施例では、前記スライドによる抵抗値変化によって、前記操作ボタン101の押し込み量が最大の時に発射強度が設定強度(所定強度)となり、前記押し込み量を少なくすることによって発射強度が前記設定強度からさらに大に(強く)なるように構成されている。前記操作ボタン101の押し込み量が最大の時の発射強度は、前記遊技領域6において予め設定した所定位置に遊技球が届く強度に設定される。
前記スイッチセンサ用突起105は、前記操作ボタン101の押し込み前(未操作)の状態を、スイッチ用センサ97で検知させるための突起である。前記スイッチ用センサ97はフォトセンサ等で構成され、前記操作ボタン101の押し込み前のスイッチセンサ用突起105と対応する位置に設けられている。前記スイッチ用センサ97は、発射強度調節優先手段に接続されており、前記操作ボタン101の押し込み前では、前記スイッチセンサ用突起105を検知し、前記発射強度調節優先手段が、前記発射ソレノイドへの電源供給を、前記操作ハンドル65側にする。一方、前記操作ボタン101の押し込みにより前記スイッチセンサ用突起105が移動して前記スイッチ用センサ97でスイッチセンサ用突起105が検知されなくなると、発射強度調節優先手段が、前記発射ソレノイドへの電源供給を、前記操作ハンドル65側から前記操作ボタン101側へ切り替える。また、前記操作ボタン101の押し込みが終了して、前記スイッチセンサ用突起105が前記スイッチ用センサ97で再び検知されると、発射強度調節優先手段が、前記発射ソレノイドへの電源供給を、再び操作ハンドル65側に切り替える。
前記遊技機1の遊技を簡略に説明する。前記遊技機1においては、前記操作ハンドル65を回転することによって、または前記操作ボタン101を押すことによって、前記発射装置64が、遊技球を前記遊技領域6へ向けて発射する。発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞(入球)して入賞が検出されると、入賞装置毎に1入賞球の検出に対して設定されている払出個数の遊技球が賞品球として前記払出装置281により前記球受け用上皿36に払い出される。なお、球受け用上皿36に払い出された遊技球は、球受け用上皿36が満杯の場合、球受け用下皿37へ誘導される。
また、前記普通図柄変動開始用ゲート55を遊技球が通過すると、普通図柄乱数が取得され、その取得乱数値に基づいて普通図柄当たりの判定が行われると共に、前記普通図柄表示装置50で普通図柄が変動を開始し、所定時間変動後に停止する。その際、普通図柄当たりの判定結果が当たりの場合には、当たり普通図柄、この例では『○』で停止し、前記下側始動入賞口42の2つの可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞困難な閉鎖状態(通常状態)から略V字形(逆ハの字形)の入賞可能な開状態に、所定回数及び所定時間変化する。前記下側始動入賞口42に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。
また、前記上側始動入賞口41あるいは下側始動入賞口42に遊技球が入賞すると、大当たり乱数値及び大当たり図柄乱数値、リーチ乱数値、変動態様乱数値等の乱数値(遊技情報)を取得し、取得された大当たり乱数値に基づいて大当たりの当否判定が行われると共に、当否判定結果及び変動態様乱数値に基づいて変動態様テーブルから1つの変動態様が選択される。そして選択された変動態様に基づいて前記表示装置10で特別図柄の変動表示が開始される。
前記特別図柄の変動表示が、前記変動態様に設定されている変動時間の間、前記表示装置10で行われた後、特別図柄の停止表示が行われる。停止表示された左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄が大当たり図柄組み合わせ(本実施例ではぞろ目)の場合、大当たり遊技(特別遊技)に移行する。
前記大当たり遊技(特別遊技)状態になると、前記大入賞口45の開閉板46が開いて遊技領域6の表面を落下してくる遊技球を受け止め易くして、大入賞口45へ入賞可能にする。前記大入賞口45への入賞が検出されると、1入賞球の検出に対して設定されている払出個数の賞品球が払い出される。前記開閉板46は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、あるいは入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。また、前記大入賞口45は、前記開閉板46の開放を所定ラウンド数(例えば15ラウンド)繰り返すようになっている。
一方、停止表示された左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄が外れ図柄組み合わせ(本実施例ではぞろ目以外)の場合には、大当たり遊技(特別遊技)に移行することがない。
また、遊技球を発射させる際、前記操作ハンドル65の操作による前記発射強度の調節は、前記操作ハンドル65の回転量を調節することにより行う。
一方、前記操作ボタン101の操作による前記発射強度の調節は、前記操作ボタン101の押し込みにより行う。また、前記操作ハンドル65の操作によって遊技球が発射されている状態で前記操作ボタン101が押し込まれると、前記操作ボタン101の押し込みによる発射強度の調節が優先し、前記操作ボタン101の押し込み量に応じた発射強度になる。
一方、前記操作ボタン101の操作による前記発射強度の調節は、前記操作ボタン101の押し込みにより行う。また、前記操作ハンドル65の操作によって遊技球が発射されている状態で前記操作ボタン101が押し込まれると、前記操作ボタン101の押し込みによる発射強度の調節が優先し、前記操作ボタン101の押し込み量に応じた発射強度になる。
また、前記操作ボタン101の押し込み量が最大の場合における前記強度調節ボリューム110の抵抗値を、予め設定した発射強度となる値としておくことにより、前記操作ハンドル65の操作による遊技球の発射中であっても、前記操作ボタン101を最大量押し込むことにより、遊技球の発射強度を予め設定された発射強度に設定することができる。さらに、前記操作ボタン101の押し込み量が最大の場合における発射強度を、前記遊技領域6の予め設定した位置に遊技球が到達する発射強度に設定しておくことにより、遊技状態の変化に応じて遊技球の到達位置を容易に切り替えることができる
例えば、図6に示す例の遊技盤のように、遊技領域2Aのセンター上方に普通図柄変動開用ゲート3Aを設け、右下側に開閉式始動入賞口(いわゆる電チュ−)4Aを設ける。符号5Aは表示装置、6Aは始動入賞口、7Aは大入賞口である。また、前記操作ボタン101の押し込み量が最大の場合における前記強度調節ボリューム110の抵抗値を、遊技球が前記普通図柄変動開始用ゲート3Aの真上(1)に到達する発射強度となるように設定し、前記操作ボタン101の押し込み量が最大から減少するにしたがって、前記強度調節ボリューム110の抵抗値を小にして、さらに発射強度が増大するようにし、前記センター上方より右側(2)に遊技球が到達するように構成する。
上記の構成とすれば、前記操作ハンドル65の操作によって遊技球を発射中に、遊技球をセンター上方の普通図柄変動開用ゲート3Aに入球させたくなった場合、前記操作ボタン101を最大に押し込むことにより、遊技球を普通図柄変動開用ゲート3Aに向けて集中的に発射することが可能となる。その後、前記普通図柄変動開用ゲート3Aに遊技球が入球し、普通図柄当たりとなって右下側の開閉式始動入賞口(いわゆる電チュ−)4Aが開いた場合、前記操作ボタン101の押し込み量を最大から減少(後退)させることにより、遊技球を前記右下側の開閉式始動入賞口(いわゆる電チュ−)4Aへ向けて集中的に発射することが可能となり、遊技球の発射強度の切り替えを容易に行うことができる。なお、前記操作ボタン101の押し込みを解除(終了)することにより、再び前記操作ハンドル65による発射強度調節に戻る。
このように、本実施例では、操作ハンドルとは別に設けた発射強度調節手段を操作することによって、操作ハンドルに優先して発射強度の調節を行うことができるため、発射強度の調節が容易になる。
なお、操作ボタンは、前記の構造に限られず、他の構造であってもよい。さらに、本実施例では、操作ボタンを操作ハンドルとは別の位置に設けたが、それに限るものではなく、操作ハンドルの一部に組み込んでもよい。例えば、操作ハンドルを握った際に、掌が当たる部分を押し込み可能な操作ボタンで構成してもよい。
また、前記発射強度調節手段は、連続的に抵抗値が変化するスライド式ボリューム(可変抵抗機)を用いるものに限られず、例えば、回転式ボリュームや、押し込み量に応じて段階的に抵抗値が変化するもの(発射強度を段階的に変化させる)ものであってもよい。あるいは、操作ボタンの押し込み量に応じて、発射強度が段階的に変化させて、遊技領域内の予め設定した複数位置に到達可能に構成してもよい。
なお、操作ボタンは、前記の構造に限られず、他の構造であってもよい。さらに、本実施例では、操作ボタンを操作ハンドルとは別の位置に設けたが、それに限るものではなく、操作ハンドルの一部に組み込んでもよい。例えば、操作ハンドルを握った際に、掌が当たる部分を押し込み可能な操作ボタンで構成してもよい。
また、前記発射強度調節手段は、連続的に抵抗値が変化するスライド式ボリューム(可変抵抗機)を用いるものに限られず、例えば、回転式ボリュームや、押し込み量に応じて段階的に抵抗値が変化するもの(発射強度を段階的に変化させる)ものであってもよい。あるいは、操作ボタンの押し込み量に応じて、発射強度が段階的に変化させて、遊技領域内の予め設定した複数位置に到達可能に構成してもよい。
また、発射強度調節手段における押し込み式の操作ボタンに替えて、左右または上下等にスライド可能なスライド式の操作部を設け、スライドさせる手を離すことによりスライド前の位置に戻るように構成してもよい。その場合、スライド量が最大の場合に予め設定した所定強度となり、スライド量の減少によってさらに発射強度が増大するようにしたり、スライド量が最大の場合に遊技領域内の設定した位置に遊技球が到達可能な発射強度となるようにしたりしてもよい。さらに、スライド量に応じて、発射強度が段階的に変化するようにしたり、遊技領域内の予め設定した複数位置に到達可能に構成したりしてもよい。
また、本実施例では、発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量が最大の時に発射強度が所定強度となり、前記押し込み量を少なくすることによって発射強度が所定強度からさらに大に(強く)なる場合を示したが、本発明は、それに限られるものではなく、操作ボタンの押し込み量が所定量の時に発射強度が所定強度になり、押し込み量を所定量から変化させることによって発射強度を所定強度から増減させる構成を含むものである。例えば、操作ボタンの押し込み量が最大量に対して1/2の時に発射強度が所定強度になり、操作ボタンをその状態から増減させることによって発射強度を所定強度から増減させるようにしてもよい。
また、本実施例では、発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量が最大の場合に遊技球が普通図柄変動開始用ゲート3Aの真上(1)に到達する例を説明したが、本発明はそれに限られるものではなく、発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量が所定量の時に、遊技球が遊技領域の予め設定された所定位置に到達する構成を含む。
また、発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量が所定量の時に遊技球が到達する位置を、遊技者によって設定する到達位置設定手段を設けても良い。例えば、遊技者が操作可能な到達位置決定操作部(押しボタン式のスイッチ等)を設け、発射強度調節用の操作ボタンの操作量を変化させて発射強度を変化させることにより遊技球の到達位置を調節し、遊技球を所定位置に到達させることができる状態となった時に、到達位置決定操作部を操作して(押しボタン式のスイッチの押下等)、その際の発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量に対して現在の発射強度(すなわち遊技球の到達位置)を設定するようにしてもよい。その後は、発射強度調節用の操作ボタンを所定量押し込むことによって、予め設定した所定位置に遊技球を到達させることができるようになる。
また、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
また、発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量が所定量の時に遊技球が到達する位置を、遊技者によって設定する到達位置設定手段を設けても良い。例えば、遊技者が操作可能な到達位置決定操作部(押しボタン式のスイッチ等)を設け、発射強度調節用の操作ボタンの操作量を変化させて発射強度を変化させることにより遊技球の到達位置を調節し、遊技球を所定位置に到達させることができる状態となった時に、到達位置決定操作部を操作して(押しボタン式のスイッチの押下等)、その際の発射強度調節用の操作ボタンの押し込み量に対して現在の発射強度(すなわち遊技球の到達位置)を設定するようにしてもよい。その後は、発射強度調節用の操作ボタンを所定量押し込むことによって、予め設定した所定位置に遊技球を到達させることができるようになる。
また、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
1 遊技機
2 遊技盤
10 表示装置
41 上側始動入賞口
42 下側始動入賞口
64 発射装置
65 操作ハンドル
101 操作ボタン
2 遊技盤
10 表示装置
41 上側始動入賞口
42 下側始動入賞口
64 発射装置
65 操作ハンドル
101 操作ボタン
請求項1の発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた入賞口と、前記遊技領域に遊技球を発射させる発射装置と、前記発射装置による遊技球の発射強度を調節する回転式の操作ハンドルと、を備える遊技機において、前記操作ハンドルの操作とは別に遊技者が操作可能な発射強度調節手段と、前記操作ハンドルの操作中に前記発射強度調節手段が操作された場合に前記発射強度調節手段による発射強度の調節を優先させる発射強度調節優先手段と、を備え、前記発射強度調節手段は、遊技者が前記操作ハンドルを握った際に掌が当たる部分に設けられた押し込み式の操作ボタンで構成され、前記操作ボタンの押し込み量が所定量の時の遊技球の到達位置を遊技者によって予め設定する到達位置設定手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作ハンドルとは別に設けた発射強度調節手段を操作することによって、操作ハンドルの操作に優先して発射強度の調節を行うことができるため、発射強度の調節が容易になる。
請求項1の発明によれば、操作ボタンの押し込み量を所定量にすることによって遊技領域の予め設定された所定位置に遊技球を到達させることができるため、発射強度の調節を容易に行うことができる。
請求項1の発明によれば、操作ボタンの押し込み量を所定量にすることによって遊技領域の予め設定された所定位置に遊技球を到達させることができるため、発射強度の調節を容易に行うことができる。
Claims (4)
- 遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技領域に設けられた入賞口と、
前記遊技領域に遊技球を発射させる発射装置と、
前記発射装置による遊技球の発射強度を調節する回転式の操作ハンドルと、
を備える遊技機において、
前記操作ハンドルの操作とは別に遊技者が操作可能な発射強度調節手段と、
前記操作ハンドルの操作中に前記発射強度調節手段が操作された場合に前記発射強度調節手段による発射強度の調節を優先させる発射強度調節優先手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記発射強度調節手段は、押し込み式の操作ボタンを備え、前記操作ボタンの押し込み量の調節によって前記発射強度の調節が可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記操作ボタンの押し込み量が所定量の時に前記発射強度が所定強度になり、前記押し込み量が前記所定量から変化することによって前記発射強度が前記所定強度から増減することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記操作ボタンの押し込み量が前記所定量の時の発射強度は、前記遊技領域の予め設定された所定位置に遊技球が到達する強度であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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- 2016-01-20 JP JP2016008485A patent/JP2017127457A/ja active Pending
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