JP2007068898A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 片手でハンドル操作及びボタン操作をしながらも、遊技によって生じる遊技者の疲労感を低減し得る遊技球発射ハンドル装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 発射ハンドル装置2は、握り部に、その外周に等角度間隔で配置された複数の選択ボタン65a,65b,65c,65d及び決定ボタン22を有している。遊技制御手段は、選択ボタン65a〜65d及び決定ボタン22の操作に基づき、予め用意された複数の演出機能のうちから少なくとも1つを選択し且つ該選択した演出機能を決定して遊技に反映する。従って、遊技者は、遊技球発射ハンドルを発射操作する手で更に操作ボタン65a〜65d及び決定ボタン22の操作も同時に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、遊技球発射ハンドル装置の構造を改善して演出機能の選択・決定に係る操作性を向上させ得る遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技領域の中央部分に設けられた液晶等の図柄表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上記のようなパチンコ機において、パチンコ機本体の正面側に固設された発射ハンドルに、複数の操作ボタンを配設して、図柄表示装置に表示されているリールを停止させるための停止操作ボタンとして機能させるように構成したものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
また、パチンコ機本体の正面側に固設された発射ハンドルに、複数の操作ボタンを配設して、図柄表示装置に表示される演出等を選択・決定させる選択ボタンや決定ボタンとして機能させるように構成したものが存在する(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−187788号公報 特開2004−008259号公報
上記特許文献1及び2に記載されるパチンコ機では、いずれも、発射ハンドルを回動させながら、発射ハンドルに配設された操作ボタンを、必要時に親指で押圧するようにしている。これにより、片手で発射ハンドルの回動動作と操作ボタンの押圧動作の両方の操作ができるようにしている。
しかしながら、上述のようなパチンコ機では、発射ハンドルの回動動作(発射操作)と操作ボタンの押圧動作の両方を片手でできるという利点はあるものの、親指以外の指で発射ハンドルを握りつつ親指を移動させて複数の操作ボタンを押圧する、という無理な姿勢を余儀なくされる。そのため、遊技者にとっては親指が攣ってしまって疲れたり、親指を複数の場所に移動させる動作が面倒であったりするという虞があった。
そこで本発明は、親指を複数位置に移動させたり、手首を無理に曲げたりせず、遊技者の疲労感を低減し得るものでありながら、極めて簡便な手法により、片手で遊技球発射ハンドル装置の発射操作及び操作ボタンの押圧動作ができるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図5、及び図7参照)、枠体状の筐体(6)と、該筐体(6)に開閉自在に支持される前扉(7)と、該前扉(7)の手前側に突出する遊技球発射ハンドル装置(2)と、該ハンドル装置(2)の操作に応じて遊技球(Ba)を遊技領域(3a)に発射する発射装置(72)と、を備え、前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記遊技球発射ハンドル装置(2)が、前記発射装置(72)による前記遊技領域(3a)への遊技球の発射ストロークを調節するための握り部(60)を有し、
前記握り部(60)が、外周に等角度間隔で配置された複数の選択操作ボタン(65a,65b,65c,65d)と、該複数の選択操作ボタン(65a〜65d)の中心部分に位置するように配置された決定操作ボタン(22)と、を有し、
前記選択操作ボタン(65a〜65d)及び前記決定操作ボタン(22)の操作に基づき、予め用意された複数の演出機能のうちから少なくとも1つを選択し且つ該選択した演出機能を決定して遊技に反映させる制御手段(85)を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における上記「前扉の手前」とは、遊技機に対面して着座する遊技者に向かう側を意味する概念である。
請求項2に係る本発明は(例えば図1ないし図5、及び図7参照)、前記遊技球発射ハンドル装置(2)が、前記握り部(60)を、前記前扉(7)の所定位置にて該前扉(7)に対して自在に傾動し得るように備え、
前記握り部(60)の前記前扉(7)に対する傾動角度に応じて前記発射装置(72)の前記遊技領域(3a)への発射ストロークを調節制御する発射制御手段(92)を備えてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1ないし図5、及び図7参照)、前記発射制御手段(92)が、前記前扉(7)に対する一方向(例えば、図3における矢印X方向)での傾動角度(例えばθa)に応じて前記発射装置(72)の前記発射ストロークの調節制御を行い、かつ、前記前扉(7)に対する他方向(例えば、図4における矢印Y方向)での傾動角度(例えばθb)に応じて前記発射装置(72)による遊技球の発射時間間隔(t)の調節制御を行ってなる、
ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、複数の選択操作ボタンが、遊技球発射ハンドル装置の握り部の外周に等角度間隔で配置されてなるので、遊技者は各指を選択操作ボタンに載せた状態で、必要時には片手の各指で押圧するだけで極めて容易にボタン操作することができ、従来のように親指のみを不自然に移動させて操作する等の煩雑さが解消できる。また、決定操作ボタンが、複数の選択操作ボタンの中心部分に位置するので、遊技者は必要時に掌で簡単に選択操作ボタンを押圧することができる。そして、制御手段が、選択操作ボタン及び決定操作ボタンの操作に基づき、予め用意された複数の演出機能のうちから少なくとも1つを選択し且つ該選択した演出機能を決定して遊技に反映する。従って、遊技者は、遊技球発射ハンドル装置を発射操作しながらも、無理な姿勢をとることなく片手で選択操作ボタン及び決定操作ボタンの双方を簡便に操作することができる。これにより、遊技者の手首や掌における疲労感を低減し得る遊技を提供することができる。
請求項2に係る本発明によると、遊技者が握り部を前扉に対して傾動操作することで、握り部の傾動角度に応じた発射ストロークで遊技球を発射することができる。従って、遊技者は、手首を無理に曲げることなく握り部を前扉に対して単に傾動させるという簡便な操作をするだけで、発射ストロークを適宜調節しつつ遊技球を発射させることができる。
請求項3に係る本発明によると、発射制御手段が、前扉に対する一方向での傾動角度に応じて発射装置の発射ストロークの調節制御を行い、かつ、前扉に対する他方向での傾動角度に応じて発射装置による遊技球の発射時間間隔の調節制御を行うので、遊技者は自分の好みに合わせて、遊技球の発射ストローク及び発射時間間隔を調節できる。しかも、発射ストローク及び発射時間間隔の2つの調節操作を1つの遊技球発射ハンドル装置のみで実現でき、従って、コンパクトで廉価な遊技球発射ハンドル装置を提供できると共に、遊技者にとっても遊技球の発射される時間間隔が早すぎたり遅すぎたり感じることなく、好みの状態で遊技に集中できるという効果が得られる。これにより、お年寄りや目の悪い方等にあっても、発射時間間隔を好みに調節できるので、長時間に亘って無理なく遊技に参加することができ、それに伴う経済効果も期待できる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂第1種特別電動役物を使用したパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂第2種特別電動役物や所謂第3種特別電動役物等を使用したパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
図1は、本発明に係る実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル装置(遊技球発射ハンドル装置)2の操作による発射装置72(図7参照)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)Baを遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球Baに対応する数の遊技球Baを払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉自在に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。そして、前扉7の上部における放音装置12の間には、演出用照明装置8が配設されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射装置72によって打ち出された遊技球Baを遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球Baをパチンコ機1の背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
そして、前扉7における下部中央には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球Baが供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央左部には、該皿ユニット16上の遊技球Baを発射装置72付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが配設されており、皿ユニット16の中央下部には、皿ユニット16上の遊技球Baを球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが配設されている。
また、前扉7における皿ユニット16の右方下部の前壁部56には、発射装置72を作動させて遊技球Baを遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル装置2が設けられている。そして、皿ユニット16の下部左方には、灰皿21が配設されている。
また、遊技領域3aの中央部分には、遊技球ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左右下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の直下方には、始動チャッカー27と、アタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように始動チャッカー開閉ソレノイド70(図示せず)によって作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技盤3の遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球Baを入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で10個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、10個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31が配設されており、遊技球ステージSの下方における始動チャッカー27の左側には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球Baの通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25,26及び始動チャッカー27等の周囲には、遊技球ステージSから零れた遊技球Baや、発射されてから遊技球ステージSに関与せずに落下してくる遊技球Baを適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘33を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、遊技盤3側に固定された図柄表示装置35を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、該ワープ導入口37に連通する放出口53を左下部に、遊技球ステージSを開口36の下側に、球放出口49を該ステージSの中央下部にそれぞれ有している。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球Baを適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、遊技球ステージSを介して入球させ又は該ステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球Baを始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
次に、本発明の特徴である発射ハンドル装置2及びその周辺構造について、図2ないし図5を参照して詳細に説明する。なお、図2は発射ハンドル装置2を示す平面図、図3は発射ハンドル装置2の握り部60を矢印X方向にθa度傾動させた状態を示す平面図、図4は発射ハンドル装置2の握り部60を矢印Y方向にθb度傾動させた状態を示す平面図、図5は発射ハンドル装置2の模式図である。
発射ハンドル装置2は、図2ないし図5に示すように、前扉7の上述した前壁部(所定位置)56に、上下・左右方向を含む全ての方向に傾動自在に突設されたハンドル支持軸57と、該ハンドル支持軸57の先端部に設けられ、該支持軸57を介して前扉7に対し傾動自在な握り部60と、を有している。該握り部60の外周には、等角度間隔で複数の選択ボタン(選択操作ボタン)65a,65b,65c,65dと、該複数の選択ボタン65a〜65dの中心部分に位置するように決定ボタン(決定操作ボタン)22とが配置されている。
また、握り部60は、プラスチック材等の絶縁材料にて形成された円筒握持部61と、この円筒握持部61の外周に一体的に形成されたセンサ部62と、円筒握持部61の手前側(遊技者側)に設けられて遊技者の掌が接触する掌接触部63と、を有している。
選択ボタンは、図1に示すように等角度間隔(本実施の形態では90度間隔)に配置されている。例えば、選択ボタン65aは遊技者の人差指、選択ボタン65bは遊技者の親指、選択ボタン65cは遊技者の小指、選択ボタン65dは遊技者の中指に夫々対応する位置に設けられて、押圧し易い構成となっている。また、決定ボタン22は、選択ボタン65a〜65dの中心部分(即ち、掌接触部63の中央部分)に位置しており、遊技者が握り部60を握った状態において掌で押圧し易い構成となっている。
選択ボタン65a〜65dは、大当たり決定時に奏される音楽、或いは、図柄表示装置35の画面上での異なるモード演出画面等を決定すべきモードを選択するための方向キーとして機能する。具体的には、選択ボタン65aは画面上の左方向、選択ボタン65bは下方向、選択ボタン65cは右方向、選択ボタン65dは上方向へカーソルを進めるように機能する。
また、決定ボタン22は、図柄表示装置35の画面上で繰り広げられるゲームに遊技者を参加させるための遊技参加用の決定ボタンとして、また、大当たり決定時に奏される音楽、或いは、図柄表示装置35の画面上での異なるモード演出画面等を決定すべき決定ボタンとして機能する。具体的には、上記選択ボタン65a〜65dで好みのモードを選んだ後、該決定操作ボタン22を押圧することで、好みのモードを決定することができる。
また、発射ハンドル装置2は、握り部60に対する遊技者の手(人体)64等の接触の有無を検知する接触検出装置75(図7参照)を備えている。この接触検出装置75は、握り部60の内部に配置され、金属等の導電性材料からなるセンサ部62とで接触検知回路を形成している。従って、遊技者の手64が握り部60を握った際、センサ部62が遊技者の手(実際は指)による接触を検知し、これに基づき、接触検出装置75が、人体の接触有りとする検知信号を発射制御手段92(図7参照)に出力する。
また、発射ハンドル装置2は、所謂ジョイスティックコントローラ状に構成されており、内部に、握り部60の前扉7に対する左右方向での傾動角度θaと上下方向での傾動角度θbとを夫々検知する回動検知器59(図7参照)を備えている。この回動検知器59は、ポテンショメータ等から構成することができる。
具体的には、本実施形態における発射ハンドル装置2の握り部60は、上下・左右方向を含む全ての方向への二次元移動が可能で、図5に示すように、X軸及びY軸の(+)(−)両方向、並びに該X軸及びY軸方向の間での傾動動作が自在に構成されている。回動検知器59は、握り部60のX軸方向での傾動角度θaとY軸方向でのθbとを夫々検知し、その検知信号を発射制御手段92(図7参照)に出力する。握り部60のX軸及びY軸方向の間での傾動動作も、回動検知器59によるX軸方向での傾動角度θaとY軸方向でのθbとして検知されることは勿論である。
したがって、遊技者は、発射ストロークを調節するために、発射ハンドル装置2をX軸方向に好みに応じて移動させ、発射装置72による遊技球の発射時間間隔tを調節するために、発射ハンドル装置2をY軸方向に好みに応じて傾動させることができる。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図6を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
図6に示すように、パチンコ機1の前扉7の背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ基板(サブ制御基板)38、主基板(主制御基板)40がこの順に配置されている。また、前扉7の背面における右方には、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41がこの順に上から配置されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図7に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、図柄表示装置35、発射装置72、及び発射ハンドル装置2と、を備えている。
遊技制御装置80は、図6に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、遊技制御手段85、保留手段86、作動制御手段87、作動判定手段88、作動決定手段89、演出制御手段90、表示制御手段91、発射制御手段92、及び押圧検出手段93を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル装置2の操作で作動する発射装置72によって遊技領域3aに打ち出された遊技球Baが始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちのいずれか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして、抽選手段83は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」、「333」や「777」等の図柄が図柄表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
抽選手段83はまた、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」、「444」や「888」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。抽選手段83は更に、大当たり抽選で外れた場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」、「464」や「838」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
遊技制御手段85は、放音装置12、及び演出用照明装置8,11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段90に送る。また、遊技制御手段85は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、図柄表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段91に送る。
また、遊技制御手段(制御手段)85は、予め用意された複数の演出機能のうちから少なくとも1つを遊技者に選択させるため、図柄表示装置35に該選択内容を遊技者に報知する信号を表示制御手段91に送り、該信号送信後は、遊技者が操作ボタン65a〜65d及び決定ボタン22を押圧して演出を決定するとの応答、つまり、押圧検出手段93からの検出信号の受信を待つ状態となる(以下、待機状態とも言う)。そして、遊技制御手段85は、上記待機状態において、遊技者が操作ボタン65a〜65d及び決定ボタン22を押圧操作した旨の検出信号を受信すると、遊技者が選択した演出機能を遊技に反映させるべく、受信信号に基づいてしかるべき演出を行うように各指令を出力する。
保留手段86は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段60は、例えば保留球数Hが0<H<5であるか否かを常時判定し、保留球数Hが4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段86は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段85を介して表示制御手段91に順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段86は、保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段87は、作動決定手段89の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー27を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段87は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、抽選手段83での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段88は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、抽選手段83の大当たり抽選とは別途行われる抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時における全ての入賞を完了した場合である。
作動決定手段89は、作動判定手段88からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始を夫々に決定する。
演出制御手段90は、遊技制御手段85からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光させ、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
また、表示制御手段91は、遊技制御手段85からの信号に従って、図柄表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
発射制御手段92は、発射ハンドル装置2が操作され、接触検出装置75が遊技者の手等による接触を検出した状態において、回動検知器59により検出された握り部60の傾動角度θa,θbを示す各信号を受信したとき、該信号に対応するように発射装置72を作動させ、不図示のハンマーの動作で遊技球Baを遊技領域3aに向けて順次打ち出させる。
発射制御手段92は、傾動角度θaの左右傾動信号を受信した時は、傾動角度θaに対応する発射ストロークとなるように発射装置72の作動を調節制御する。本実施の形態では、X軸(+)(−)両方向の信号のどちらを受信しても、その絶対値を傾動量とし、|θa|分の量に比例して発射制御を行う。本実施の形態では、0°<|θa|<90°となっており、傾動角度が大きくなる程発射強度が強く(即ち、発射ストロークが大きく)なり、傾動角度が小さくなると発射強度が弱く(即ち、発射ストロークが小さく)なる。また、左利きの遊技者の場合にあっても、握り部60を(−)方向に回動すれば、方向的に無理な角度にならず、手首等の疲労を和らげることができる。
また、発射制御手段92は、傾動角度θbの上下回動信号を受信した時は、傾動角度θbに対応する発射時間間隔tとなるように発射装置72の作動を調節制御する。本実施の形態では、Y軸(+)(−)両方向の信号のどちらを受信しても、その絶対値を回動量とし、|θb|分の量に比例して発射制御を行う。
表1は、傾動角度|θb|と時間間隔t秒との相関関係を示すグラフである。グラフ中、横軸は傾動角度|θb|を示し、縦軸は時間間隔t秒を示している。同表に示すように、傾動角度が15゜、45゜、75゜と大きくなる程、時間間隔tは1.1秒、0.9秒、0.7秒と短くなり、逆に、傾動角度が小さくなる程時間間隔tは長くなる。また、本実施の形態では、0°<|θb|<90°として制御を行い、|θb|<1°の場合には遊技球Baを発射しないように制御する。
Figure 2007068898
従って、遊技者は、遊技球を速く発射したい場合は、発射ハンドル装置2の握り部60を上下方向に大きく傾動させ、遅く発射したい場合は、握り部60を小さく傾動させればよい。なお、握り部60の傾動角度θa、θbは、最大の場合でも、時間間隔tが例えば0.61秒を下回らない時間に制御されることが好ましい。また、握り部60を持ち上げて保持することによる遊技者の負担を避けるため、発射制御手段92により、Y軸(−)方向のみの信号に対応して制御を行い、Y軸(+)方向の信号を受信しても発射装置72を作動させないように構成することも可能である。
また、発射制御手段92は、接触検出装置75によって「接触無し」の旨が検知される間は、握り部60の傾動角度θa,θbに拘わらず発射装置72の作動を規制し、不正行為等を防止する。
押圧検出手段93は、選択ボタン65a,65b,65c,65d及び決定ボタン22が押圧操作された旨を検出し、その検出信号を遊技制御手段85に送信する。
また、始動チャッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段87から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、始動チャッカー27を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段87から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段90の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段90の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、消灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。
図柄表示装置35は、表示制御手段91の制御に従って作動し、演出データや抽選手段83での抽選結果に応じた演出表示を行う。
発射装置72は、発射制御手段92からの発射制御信号に応答して不図示のハンマーを作動させ、遊技球Baを順次遊技領域3aに打ち出す。
発射ハンドル装置2は、前述したように、ハンドル支持軸57と、握り部60と、選択ボタン65a,65b,65c,65dと、決定ボタン22と、を備えている。また、発射ハンドル装置2は、所謂ジョイスティックコントローラ状に構成され、回動検知器59及び接触検出装置75を備えている。
回動検知器59は、握り部60の傾動方向での機械的変位量をアナログ量に変換して検出信号として出力するポテンショメータ等から構成できるものであり、前扉7に対して傾動する握り部60の傾動角度θa,θbを検出し、その検出信号を発射制御手段92に送信する。
接触検出装置75は、発射ハンドル装置2の握り部60に遊技者の手等が接触したことをセンサ部62で検知した際、人体接触が有る旨の検知信号を発射制御手段92に送信する。
次に、本パチンコ機1による作用について、図8のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が、発射ハンドル装置2の握り部60を握って適宜の角度に傾動操作すると(ステップS1)、接触検出装置75からの検知信号を受信した発射制御手段92が、回動検知器59からの握り部60の傾動角度θa,θbの検出信号に基づいて発射装置72を制御する。それにより、該発射装置72が作動して、遊技者の好みの発射ストローク及び発射時間間隔tとなるように、遊技球Baを遊技領域3aに向けて連続的に発射する。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球Baは、始動チャッカー27や入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
つまり、遊技領域3aに向けて打ち出された多数の遊技球Baは、その一部がワープ導入口37から導入されて放出口53から遊技球ステージS上に放出され、その一部が球放出口49から放出されて始動チャッカー27に向け落下し、この始動チャッカー27に高確率で入賞する。この際、障害釘30への当接状況によっては、始動チャッカー27に入賞できないこともある。一方、球放出口49からではなく遊技球ステージSから直接に落下する遊技球Baは、始動チャッカー27と異なる方向に向かう。この際、当該遊技球Baは、落下方向が、始動チャッカー27上の一対の障害釘30の間を通過して入球し得る方向と異なっても、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して始動チャッカー27に入球することもある。
ところで、上述したように始動チャッカー27や入賞口25,26の何れかに遊技球Baが入賞した場合、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段86は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段85を介して表示制御手段91に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段86は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
そして、ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、抽選手段83が、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンを決定する。
これにより、ステップS4において、図柄表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
一方、ステップS3において大当たり抽選に外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、図柄表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段85が、図柄表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段91に送信することに基づき、表示制御手段91は、図柄表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、図柄表示装置35の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段87は、作動決定手段89の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の選択ボタン65a,65b,65c,65dが、発射ハンドル装置2の握り部60の外周に等角度間隔で配置されてなるので、遊技者は通常の遊技中は各指を選択ボタン65a〜65dに載せた状態で、必要時には片手の各指で押圧するだけで極めて容易にボタン操作することができ、従来のように親指のみを不自然に移動させて操作する等の煩雑さが解消できる。また、決定ボタン22が、掌接触部63の中心部分に位置するので、遊技者は必要時に掌で簡単に選択ボタン22を押圧操作することができる。そして、遊技制御手段85が、選択ボタン65a〜65d及び決定ボタン22の操作に基づき、予め用意された複数の演出機能のうちから少なくとも1つを選択し且つ該選択した演出機能を決定して遊技に反映する。従って、遊技者は、遊技球発射ハンドル装置2を発射操作しながらも、無理な姿勢をとることなく、片手で選択ボタン65a〜65d及び決定ボタン22の双方を簡便に押圧操作することができる。これにより、遊技者の手首や掌における疲労感を低減し得る遊技を提供することができる。
また、遊技者が握り部60を前扉7に対して傾動操作することにより、握り部60の傾動角度θaに応じた発射ストロークで遊技球Baを発射できるので、遊技者は、手首を無理に曲げることなく握り部60を前扉7に対して単に左右に傾動させるという簡便な操作をするだけで、発射ストロークを適宜調節しつつ遊技球Baを発射させることができる。
更に、発射制御手段92が、前扉7に対する矢印X方向での傾動角度θaに応じて発射装置72の発射ストロークの調節制御を行い、かつ、前扉7に対する矢印Y方向での傾動角度θbに応じて発射装置72による遊技球Baの発射時間間隔tの調節制御を行うので、遊技者は自分の好みに合わせて、遊技球Baの発射ストローク及び発射時間間隔tを調節しながら遊技することができる。しかも、発射ストローク及び発射時間間隔tの2つの調節操作を1つの握り部60のみで実現でき、従って、コンパクトで廉価な発射ハンドル装置2を提供できると共に、遊技球Baの発射される時間間隔tが速すぎたり遅すぎたりという感じを遊技者に与えることなく、好みの状態で遊技に集中できるという効果が得られる。これにより、お年寄りや目の悪い方等にあっても、時間間隔tを好みに調節できるので、長時間に亘って無理なく遊技に参加でき、それに伴う経済効果も期待できる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本実施形態における発射ハンドル装置を示す平面図である。 本実施形態における発射ハンドル装置の握り部を左右方向に傾動させた状態を示す平面図である。 本実施形態における発射ハンドル装置の握り部を上下方向に回動させた状態を示す側面図である。 本実施形態における発射ハンドル装置の模式図である。 本実施形態におけるパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1:遊技機(パチンコ機)
2:遊技球発射ハンドル装置(発射ハンドル装置)
3a:遊技領域
6:筐体
7:前扉
22:決定操作ボタン(決定ボタン)
60:握り部
65a、65b、65c、65d:選択操作ボタン(選択ボタン)
72:発射装置
85:制御手段(遊技制御手段)
92:発射制御手段
Ba:遊技球
t:発射時間間隔
θa:傾動角度
θb:傾動角度

Claims (3)

  1. 枠体状の筐体と、該筐体に開閉自在に支持される前扉と、該前扉の手前側に突出する遊技球発射ハンドル装置と、該ハンドル装置の操作に応じて遊技球を遊技領域に発射する発射装置と、を備え、前記遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    前記遊技球発射ハンドル装置が、前記発射装置による前記遊技領域への遊技球の発射ストロークを調節するための握り部を有し、
    前記握り部が、外周に等角度間隔で配置された複数の選択操作ボタンと、該複数の選択操作ボタンの中心部分に位置するように配置された決定操作ボタンと、を有し、
    前記選択操作ボタン及び前記決定操作ボタンの操作に基づき、予め用意された複数の演出機能のうちから少なくとも1つを選択し且つ該選択した演出機能を決定して遊技に反映させる制御手段を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技球発射ハンドル装置は、前記握り部を、前記前扉の所定位置にて該前扉に対して自在に傾動し得るように備え、
    前記握り部の前記前扉に対する傾動角度に応じて前記発射装置の前記遊技領域への発射ストロークを調節制御する発射制御手段を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記発射制御手段は、前記前扉に対する一方向での傾動角度に応じて前記発射装置の前記発射ストロークの調節制御を行い、かつ、前記前扉に対する他方向での傾動角度に応じて前記発射装置による遊技球の発射時間間隔の調節制御を行ってなる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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