JP2002102435A - パチンコ機の弾球発射装置 - Google Patents

パチンコ機の弾球発射装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技状態に応じて迅速に弾球の打込み位置を
変更し、且つその位置を高精度に微調整することのでき
るパチンコ機の弾球発射装置を提供する。 【解決手段】 弾球発射装置をロータリソレノイドと、
弾球槌と、操作ハンドルと、ロータリソレノイドへの出
力電流を増減して弾球の発射速度を調整する速度制御装
置とにより構成し、速度制御装置には弾球の打込み位置
に応じて設定されるディップスイッチ式のデジタル信号
値の設定手段13、14、15を設けるとともに、操作
ハンドルには前記デジタル信号値を適宜選択する打込み
位置選択ボタンと、そのデジタル信号値を増減する打込
み位置微調整ボタンとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技状態に応じて
弾球の最適な狙い位置を迅速に選択し、且つその位置を
高精度に微調整することのできるパチンコ機の弾球発射
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリソレノイド式弾球発射装
置においては、遊技盤前面右下部に設置された操作ハン
ドルをバネ力に抗して回動し、この操作ハンドル軸部に
連結された可変抵抗器軸を回動することによって、パワ
ートランジスタの出力電流を制御して、ロータリソレノ
イド軸の加速トルクを所望の弾球飛距離となるように調
整していた。この操作ハンドルには、遊技者の接触を検
知するタッチセンサが設けられており、タッチセンサが
遊技者の接触を検知した時のみ遊技ができるようになっ
ている。
【0003】すなわち、遊技者が遊技を始める時は、操
作ハンドルを握ることによりタッチセンサがONとな
り、次いで弾球発射装置がONとなって、発射準備が完
了すると同時に所定のサイクルタイムで弾球が発射され
る。その際遊技者は操作ハンドルを時計方向に任意角度
回転して弾球を発射して先ず弾球の打込み位置を確認
し、その後操作ハンドルを微小角度回動して弾球の打ち
込み位置を所望位置に調整する。そして、打ち込み位置
を所望位置に調整した後は操作ハンドルをバネ力に抗し
て調整済角度に維持しつつ遊技を継続することになる。
【0004】遊技者は以上のようにして専ら特定の一か
所を狙って弾球を発射しながら、いわゆる大当りが発生
するのを待つのが普通であった。ところが最近のパチン
コ機は、遊技盤の遊技領域に配設した入賞具を役物用電
気的制御装置により制御して遊技の興趣を高めたものが
多くなってきた。例えば、大当りを発生させるために弾
球を入賞させるべきセーフ穴が複数設けられたものや、
大当りを発生させるために入賞させるべきセーフ穴と大
当りを発生させた後に入賞させるべきセーフ穴とが離れ
て設けられたものがあり、このような遊技盤において
は、状況に応じて特定の打ち込み位置から別の打ち込み
位置に弾球を集中させるべく操作ハンドルを素早く回動
して微調整する必要がある。即ち、例えば大当り状態に
おいて弾球を遊技領域の右側に集中させた方がより多く
の賞玉を獲得できるように各種の入賞具を配置してある
遊技盤においては、遊技者は大当りが発生すると素早く
操作ハンドルを操作して弾球を右側に打ち込んだ方が、
より多くの賞玉を獲得することができる。
【0005】しかしながら、これまでのパチンコ機の弾
球発射装置は以下のようないくつかの問題があるもので
あった。即ち、遊技開始時に操作ハンドルを回動して弾
球の打ち込み位置を確認するための粗回動とそれに続く
微調整回動が必要であって、調整完了までに打ち出され
る弾球は無駄に消費されてしまい、遊技者には不利益を
もたらすものであった。また、弾球の打ち込み位置の切
り替えに手間取るためにせっかくの大当りのチャンスを
逃すことが多く、遊技の興趣を削ぐこと大なものであっ
た。さらに、抵抗値がアナログ抵抗値であるために高精
度な調整は困難であるとともに、操作ハンドルをバネ力
に抗して長時間一定角度に保持せねばならず、遊技者に
多大な疲労が蓄積されてしまうものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、遊技者による操作ハンドルの回動を
必要とせず、無駄球を発生することなく遊技状態に応じ
て迅速に打込み位置を変更することができ、且つ、打ち
込み位置を高精度に微調整することのできるパチンコ機
の弾球発射装置を提供するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、ロ
ータリソレノイドと、ロータリソレノイドにより駆動さ
れる弾球槌と、弾球発射信号を出力する操作ハンドル
と、ロータリソレノイドへの出力電流を増減して弾球の
発射速度を調整する速度制御装置とからなるパチンコ機
の弾球発射装置であって、速度制御装置には弾球の打込
み位置に応じて設定されるデジタル信号値の設定手段を
複数個設けるとともに、操作ハンドルには前記デジタル
信号値を適宜選択する打込み位置選択ボタンと、そのデ
ジタル信号値を増減する打ち込み位置微調整ボタンとを
設けたことを特徴とするものであり、デジタル信号値の
設定手段をディップスイッチとするのが望ましい。
【0008】本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、速
度制御装置に弾球の打込み位置に応じて設定されるデジ
タル信号値の設定手段を複数個設け、操作ハンドルに設
けた打込み位置選択ボタンにより所望の打込み位置に対
応するデジタル信号値を選択することにより、遊技者は
弾球の無駄打ちをすることなく打込み位置を迅速に切り
換えることができる。また、初期設定されたデジタル信
号値を打込み位置微調整ボタンにより増減することによ
り、弾球の発射速度をデジタル式で調整することができ
て、打込み位置を従来よりも高精度に微調整することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
好ましい実施形態を示す。図1、2は本発明の弾球発射
装置の一実施形態を示す図であって、1はロータリソレ
ノイド、2はロータリソレノイド1の軸に固定された弾
球槌、3は弾球の発射信号を出力する操作ハンドルであ
る。操作ハンドル3には遊技盤の打込み位置を指示する
ための打込み位置選択ボタン4、5、6が設けられてい
る。ここで、4は左狙い、5は中央狙い、6は右狙いの
打込み位置選択ボタンである。また、操作ハンドル3に
は選択された打込み位置を微調整するための打込み位置
微調整ボタン7、8が設けられているが、7は弾球の発
射速度を指定するデジタル信号値を増加させるためのも
のであり、8はそれを減少させるためのものである。な
お、操作ハンドル3には図示されていないが、人体の接
触を検知するタッチセンサが設けられており、遊技者が
接触したときに弾球の発射信号を出力する。また、打込
み位置選択ボタン4、5、6及び速度微調整ボタン7、
8は、押しボタン式のスイッチとするのがそれぞれのボ
タンを容易に操作することができるので好ましい。
【0010】図3は弾球の発射速度を調整するための速
度制御装置の構成を示すブロック図であり、11はデジ
タル信号処理部、12は電圧−電流変換を行うロータリ
ソレノイド駆動部である。また、13、14、15は弾
球をそれぞれ遊技盤の左狙い、中央狙い、右狙いに設定
するためのデジタル信号値の設定手段であるが、この設
定手段としてディップスイッチを用いるのが、段階的に
高精度な微調整を行うことができて望ましい。図では各
々4ビット構成のディップスイッチを用いているが、こ
のディップスイッチの○印を左右何方かに倒すことによ
って、0、1のいずれかに設定することができる。
【0011】また、16はタッチセンサ信号であり、遊
技者の接触があれば信号が入力されて弾球が発射され、
接触がなければ信号が停止されて弾球の発射が停止され
る。また、17はD/A出力された電圧信号、18はロ
ータリソレノイド駆動出力電流である。そして、19、
20、21はそれぞれ打込み位置選択ボタン4、5、6
から入力される左狙い、中央狙い、右狙いの打込み位置
選択信号であって、いずれもボタンを押した時入力さ
れ、離した時停止される。また、22、23はそれぞれ
打込み位置微調整ボタン7、8から入力される打込み位
置微調整信号であって、22は弾球増速用、23は弾球
減速用の信号である。
【0012】上記したような構成の弾球発射装置におい
て、遊技者が操作ハンドルを掴むとタッチセンサが作動
し、速度制御装置にタッチセンサ信号16が入力され
る。これによってデジタル信号処理部11は遊技開始状
態となり、先ず予め設定されていた3個の設定手段1
3、14、15に設定されたデジタル信号値をデジタル
信号処理部11内に取り込む。ここでは、デジタル信号
値を例えば8ビット(0〜255段階)に設定し、上位
4ビットはパチンコ店側が内部で初期設定し、下位4ビ
ットを遊技者が弾球速度微調整のために設定する。初期
設定値は、実際に弾球を発射してデジタル信号の設定手
段13、14、15にそれぞれ遊技盤内の左、中央、右
を狙う発射速度を指示するように調整して設定されてい
る。なお、遊技開始時には中央狙いの設定手段14が選
択されている。
【0013】弾球の発射が開始されると以後最大1分間
当り100個の弾球が連続して発射される。この間遊技
者は球の打込み位置を見ながら打込み位置微調整ボタン
7、8を押して弾球の飛距離、即ち打込み位置の微調整
を行うことができる。打込み位置微調整ボタン7を一回
押すと中央狙いのデジタル信号値は+1されて飛距離が
大きくなり、打込み位置微調整ボタン8を一回押すと−
1されて飛距離が小さくなる。遊技の途中で大当りが発
生して、例えば右側にチャンス到来となった時には、打
込み位置選択ボタン6を押すことにより右狙いの打込み
位置選択信号21が入力して直ちに設定手段15により
設定された右狙いのデジタル信号値に切り替わり、それ
に応じてロータリソレノイド駆動部12から増加された
電流が出力されて弾球の飛距離が大きくなり、遊技盤の
右側領域に着弾して遊技を有利に進めることができる。
なお、この場合においても打込み位置微調整ボタン7、
8を押すことにより右狙いのデジタル信号値を増減する
ことができて弾球の打込み位置を微調整することができ
る。逆に弾球を左側に打込みたい場合には、打込み位置
選択ボタン4を押すことにより直ちに左狙いのデジタル
信号値に切り替わり、弾球の飛距離が小さくなって遊技
盤の左側領域を集中的に狙うことができる。そして、大
当り状態が終了して打込み位置を元の状態に戻したい時
は、打込み位置選択ボタン5を押すことにより直ちに切
り替え前の中央狙いとして弾球を発射することができ
る。
【0014】ここで、3個のデジタル信号値の設定手段
13、14、15には遊技者によって微調整された設定
値が常に保存されており、遊技者は任意のタイミングで
これを選択できるようになっている。但し、遊技が中断
してタッチセンサ信号がOFFになるとデジタル信号値
はリセットされる。そして、遊技が再開されてタッチセ
ンサ信号がONになった時には、店側が設定した初期設
定値が再びデジタル信号値の設定手段13、14、15
に設定される。
【0015】なお、デジタル信号値を8ビットに代えて
10ビット構成にすることにより設定値が0〜1023
段階になり、12ビット構成にすれば0〜4095段階
となり、打込み位置微調整ボタン7、8により±1増減
させることにより、さらに弾球の打込み位置をデジタル
式で高精度に微調整することができる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のパチン
コ機の弾球発射装置は、迅速に弾球の打込み位置を切り
換えることができるので、打込み位置調整のために弾球
を浪費することがなくなって遊技者の不利益を解消する
ことができる。また、大当りが到来した時にせっかくの
チャンスを逃すことがなく、従って遊技の興趣を削ぐこ
ともない。また、従来のアナログ調整に代えて、デジタ
ル式にて弾球打ち込み位置を設定するようにしたことに
より、従来よりも信号値の記憶が容易となり、入賞のセ
ーフ穴が複数個点在するような複雑な遊技盤において
も、弾球打込み位置の切り替え、微調整を高精度に行う
ことができる。さらに、これらの操作を押しボタンスイ
ッチで行うようにしたので、バネ力に抗して操作ハンド
ルを回動する必要がなくなって遊技者の疲労が大幅に軽
減されるとともに、操作ハンドルの構造も簡単になって
製造コストを低減することができる。従って、本発明は
今後進むであろうと予想される遊技の興趣を追求して益
々高度化、複雑化するパチンコ機に対して多くの利点を
もたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパチンコ機の弾球発射装置の要部平
面図である。
【図2】 本発明のパチンコ機の弾球発射装置のロータ
リソレノイドと弾球槌の正面図である。
【図3】 速度制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1、ロータリソレノイド 2 弾球槌 3 操作ハンドル 4、5、6 打込み位置選択ボタン 7、8 打込み位置微調整ボタン 11 デジタル信号処理部 12 ロータリソレノイド駆動部 13、14、15 デジタル信号値の設定手段 16 タッチセンサ信号 17 電圧信号 18 ロータリソレノイド駆動出力電流 19、20、21 打込み位置選択信号 22、23 打込み位置微調整信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリソレノイドと、ロータリソレノ
    イドにより駆動される弾球槌と、弾球発射信号を出力す
    る操作ハンドルと、ロータリソレノイドへの出力電流を
    増減して弾球の発射速度を調整する速度制御装置とから
    なるパチンコ機の弾球発射装置であって、速度制御装置
    には弾球の打込み位置に応じて設定されるデジタル信号
    値の設定手段を複数個設けるとともに、操作ハンドルに
    は前記デジタル信号値を適宜選択する打込み位置選択ボ
    タンと、そのデジタル信号値を増減する打ち込み位置微
    調整ボタンとを設けたことを特徴とするパチンコ機の弾
    球発射装置。
  2. 【請求項2】 デジタル信号値の設定手段がディップス
    イッチである請求項1記載のパチンコ機の弾球発射装
    置。
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