JP4402813B2 - パチンコ機の弾球発射装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球の発射速度を所望の発射速度に選択切替えすることの可能なパチンコ機の弾球発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のパチンコ機は、遊技盤の遊技領域に配設した入賞具を役物用電気的制御装置により制御して遊技の興趣を高めている。そして、役物用電気的制御装置のもとで、予め設定された入賞態様が形成されて遊技者にとって有利な状態で遊技を行うことのできる特別遊技状態、即ち、いわゆる大当り状態になると、弾球を遊技領域の特定の側、例えば右側に打った方がより多くの賞球を獲得できるように、各種の入賞具を配設してあるパチンコ機が多数開発されている。したがって、この種のパチンコ機において、大当り状態になった時には遊技者は弾球の発射速度を調整する操作ハンドルを操作して、弾球の飛距離を最大にして入賞具を狙い打ちすることが必要となる。
【0003】
しかしながら、遊技者は大当りの発生を常に期待しているものの、遊技者と遊技店の利益のバランスを採るために大当りの発生する確率は極めて低く設定されており、遊技者の期待するほど大当りが頻発するものではない。このため遊技者は弾球の行方や役物の表示画面を漫然と見ている場合が多く、実際に大当りが発生した場合には慌てて操作ハンドルを回して弾球の飛距離を調整することとなり、この飛距離調整の遅れが遊技者にとって不利になることも少なくない。さらに、大当りが発生して特別遊技が終了した時点で賞球を景品と交換することが義務付けられている場合には特別遊技が開始されたら効率良く弾球を入賞させないと、遊技者が獲得できる賞球が減少してしまう。このように遊技者に慌ただしい操作を求めるパチンコ機においては、遊技者の興趣が削がれてしまうと言う欠点があるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、弾球の発射速度を、予め設定された発射速度に瞬時に選択切替えすることの可能なパチンコ機の弾球発射装置を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、操作ハンドルと、ロータリソレノイドにより駆動される弾球槌と、該弾球槌の角度を検出するロータリエンコーダと、ロータリエンコーダからのパルス信号を受け、弾球槌の速度を指定速度に調整するための信号を駆動電力発生装置に送信する演算処理装置とからなるパチンコ機の弾球発射装置において、演算処理装置に複数の弾球槌指定速度を記憶させるとともに、前記複数の弾球槌指定速度から遊技者の欲する弾球槌指定速度を選択できる切替スイッチを操作ハンドルに設けたことを特徴とするものである。
【0006】
本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、演算処理装置に複数の弾球槌指定速度を記憶させるとともに、その複数の弾球槌指定速度から遊技者の欲する弾球槌指定速度を選択できる切替スイッチを、操作ハンドルに設けたことにより、大当りが発生した時に打球の飛距離調整を遅れることなく瞬時に所望速度に切り換えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を示す。図1は本発明のパチンコ機の弾球発射装置の要部切り欠き平面図であり、1は台盤、2は弾球槌、3はロータリソレノイド、4は操作ハンドルであって、タッチセンサー(図示していない)、加速スイッチ5、減速スイッチ6を有している。7は弾球槌角度を測定するロータリエンコーダである。なお、弾球槌の待機位置ストッパー、弾球位置ストッパー、発射レール等は図示していない。
【0008】
図1において操作ハンドル4には右、中、左と移動可能なボタン8を有する切替えスイッチ9が設けられており、ボタン8の右、中、左の3接点に対応して任意の弾球槌速度が指定されており、大当りが発生した時に遊技者は瞬時に所望の速度を選択して切り換えることができる。
【0009】
図2は、演算処理手段の一例を示すブロック図であり、10は演算処理装置であって、ロータリエンコーダ7からのパルス信号を受け、ロータリエンコーダ7の検出した弾球槌の角度からその速度を算出し、弾球槌の速度を所定速度に調整するための信号を駆動電力発生回路11に送信するものである。また、この演算処理装置10は操作ハンドル4上の加速スイッチ5または減速スイッチ6からの接点信号を受ける。駆動電力発生装置11は演算処理装置10からの信号を受け、その信号に比例した出力電流をロータリソレノイド3の固定子コイルに送るものである。
【0010】
演算処理装置10には予め複数の弾球槌指定速度が記憶されているとともに、この演算処理装置10は操作ハンドル4の右、中、左の3接点からの信号を受ける。図2における接点▲1▼が図1のボタン8の左接点に、接点▲2▼がボタン8の中接点に、接点▲3▼がボタン8の右接点に対応しているが、図2では図1の状態に対応して接点▲2▼が選択されている。
【0011】
図2に示した実施形態においては、接点▲1▼には遊技盤の左狙いの弾球槌速度標準値が、接点▲2▼には遊技盤の中央狙いの弾球槌速度標準値が、接点▲3▼には遊技盤の右狙いの弾球槌速度標準値が設定されており、遊技開始時にはボタン8は真中位置にあり接点▲2▼が選択されていて、遊技者が操作ハンドル4を操作することによって遊技盤の上方中央部を狙って弾球が発射される。弾球の飛距離の微調整は加速スイッチ5または減速スイッチ6により行う。すなわち、加速スイッチ5を一回押すと一定量弾球槌指定速度が増加され、減速スイッチ6を一回押すと一定量弾球槌指定速度が減少される。なお、本実施形態においては弾球の飛距離を3段階に調整可能に3つの接点▲1▼〜▲3▼を設けたが、接点の数は必要に応じさらに増加させたり、二つとすることも可能である。
【0012】
遊戯中に弾球が入賞して特別状態になった時、例えば遊技盤右側が有利となれば、遊技者はボタン8を右側にずらして接点▲3▼を選択すれば瞬時に弾球の飛距離を大きくすることができ、遊技盤左側が有利となれば、ボタン8を左側にずらして接点▲1▼を選択することにより瞬時にその飛距離を小さくすることができて、弾球を遊技盤の有利な部位に集中させて狙い打ちすることにより、更なる入賞のチャンスを逃すことが無くなる。なお、当然ながら特別遊技状態が終了して弾球を中央狙いに復帰する時にはボタン8を真中位置にずらすだけでよい。また、加速スイッチ5、減速スイッチ6は切替えスイッチ8がどの位置にあっても有効に作用させることができるので、接点▲1▼〜▲3▼に与えられた初期の弾球槌速度標準値を実際の飛距離をみてから微調整できることは言うまでもない。
【0013】
本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、演算処理装置に複数の弾球槌指定速度を記憶させるとともに、その複数の弾球槌指定速度から遊技者の欲する弾球槌指定速度を選択できる切替スイッチを、操作ハンドルに設けたことにより、大当りが発生した時に弾球の飛距離調整を遅れることなく瞬時に所望速度に切り換えることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のパチンコ機の弾球発射装置は、演算処理装置に複数の弾球槌指定速度を記憶させるとともに、その複数の弾球槌指定速度から遊技者の欲する弾球槌指定速度を選択できる切替スイッチを、操作ハンドルに設けたことにより、大当りが発生した時に遊技盤の入賞態様に応じて即座に弾球の飛距離を選択変更することができて、従来のように遊技者が慌ただしい操作を行う必要がなくなって、遊技者の興趣を削ぐことが無くなる。弾球の飛距離変更の時間遅れが解消されて、更なる入賞のチャンスを無駄に逃すことがない。また、本発明のパチンコ機の弾球発射装置の上記したような特徴を積極的に活用することによって、遊技盤の広い範囲の特定位置に特別遊技状態を形成することができて、遊技の興趣をさらに盛り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の弾球発射装置の要部切り欠き平面図である。
【図2】演算処理手段の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 台盤
2 弾球槌
3 ロ−タリソレノイド
4 操作ハンドル
5 加速スイッチ
6 減速スイッチ
7 ロータリエンコーダ
8 ボタン
9 切替えスイッチ
10 演算処理装置
11 駆動電力発生装置
Claims (1)
- 操作ハンドルと、ロータリソレノイドにより駆動される弾球槌と、該弾球槌の角度を検出するロータリエンコーダと、ロータリエンコーダからのパルス信号を受け、弾球槌の速度を指定速度に調整するための信号を駆動電力発生装置に送信する演算処理装置とからなるパチンコ機の弾球発射装置において、演算処理装置に複数の弾球槌指定速度を記憶させるとともに、前記複数の弾球槌指定速度から遊技者の欲する弾球槌指定速度を選択できる切替スイッチを操作ハンドルに設けたことを特徴とするパチンコ機の弾球発射装置。
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- 2000-06-23 JP JP2000188806A patent/JP4402813B2/ja not_active Expired - Fee Related
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