JPH08173597A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

ぱちんこ遊技機

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JPH08173597A
JPH08173597A JP33595594A JP33595594A JPH08173597A JP H08173597 A JPH08173597 A JP H08173597A JP 33595594 A JP33595594 A JP 33595594A JP 33595594 A JP33595594 A JP 33595594A JP H08173597 A JPH08173597 A JP H08173597A
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game ball
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switch
winning
delay
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Nobuharu Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当たりの決定と同期を取るように遊技球の発
射及び停止を行うことが不可能なぱちんこ遊技機を提供
する。 【構成】 発射ハンドルスイッチ52がオンとなると、
中央制御回路12は、プリセットタイマ14に対して信
号を出力する。プリセットタイマ14には、この時点で
の乱数発生器16の乱数値がプリセットされる。プリセ
ットタイマ14は、クロック発生器18からのクロック
信号を基にこの乱数値をカウントダウンし、ゼロとなっ
たタイミングでタイムアップ信号を中央制御回路12へ
出力する。中央制御回路12は、出力信号を発してモー
タMを駆動し遊技球の発射を開始させる。従って、当た
り発生のタイミングに合うように遊技球を発射しようと
しても、乱数値による遅延後に遊技球が発射されること
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ぱちんこ遊技機に関
し、特に遊技球の発射が或る遅延時間後に行われるぱち
んこ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はぱちんこ遊技機を示している。ぱ
ちんこ遊技機の正面には、発射ハンドル50が取り付け
られており、発射ハンドル50の内部には、発射ハンド
ルスイッチ52が設けられている。そして、この発射ハ
ンドル50には、遊技球の発射を停止させるための発射
停止ノブ54が配置されている。他方、発射ハンドル5
0の上方には、該発射ハンドル50に遊技者の手が触れ
ていることを検出するためのタッチセンサ56が設けら
れている。この発射ハンドル50を時計方向に回動させ
ることにより、図示しない発射装置から遊技機が打ち出
されガイドレール76に沿って遊技盤70に案内される
ようになっている。また、遊技盤の下方には賞球の払出
しを受けると共に、発射装置へ遊技球を案内する上皿6
0が取り付けられており、この上皿60の下方には、該
上皿60の遊技球を図示しない連通部を通して案内し、
貯留するための下皿58が設けられている。この下皿5
8の下方には、該下皿58に遊技球が満杯になり溢れ出
ることを防ぐためのマンタンスイッチ59が配置されて
いる。一方、該ぱちんこ遊技機の上部裏面には、賞球用
の遊技球を保持するための上タンク72が設けられ、該
上タンク72の下部には、上タンク72の空を検出する
ための上タンク空スイッチ74が取り付けられている。
【0003】ここで、図8に示すぱちんこ遊技機の発射
装置の従来技術に係る回路を図9を参照して説明する。
発射装置を駆動するモータMは、24VのAC電源96
から上記マンタンスイッチ59、タッチセンサ56によ
り駆動されるタッチスイッチ57、上タンク空スイッチ
74、発射ハンドルスイッチ52を介して電力の供給を
受けるようになっている。また、このモータMと電源9
6との間には、外部制御リレー92が接続されている。
該モータMは、全てのスイッチがオンされることにより
毎分100発の遊技球を発射するよう設定されている。
【0004】このぱちんこ遊技機は、所謂セブン機と呼
ばれるもので、特定の始動口に入賞することにより図柄
変動装置80が変動を開始し、所定の図柄で停止するこ
と(当たり)により大入賞口82が所定時間開放され、
遊技球の非常に入賞し易い状態を提供するようになって
いる。図柄変動装置80の当たり決定は、図示しないマ
イクロコンピュータの処理により行われ、一定の確率で
当たりを発生させるため、カウンタ(図示せず)に所定
数のコマ(例えば、258コマ)を設定し、このコマの
内のいずれを当たりとして(例えば第3番目のコマ)決
めておき、特定の始動口に遊技球が入賞したタイミング
で上記カウンタのコマに割り込みをかけて当たり・ハズ
レを決定するもので、例えば、割り込みをかけたタイミ
ングで、第2番目のコマが選択された場合にはハズレと
なり、他方、第3番目のコマが選択された場合には当た
りとなるようになっている。また、該マイクロコンピュ
ータは、書き込まれたプログラムに従い上述した当たり
・ハズレの決定の他に、ランプの点灯等の種々の制御動
作を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発射装置から発射され
た遊技球は、クギ等の干渉を受けた後、図柄変動装置8
0の変動を開始させる始動口への入賞するため入賞はラ
ンダムに発生し、上記マイクロコンピュータによる当た
りハズレの決定は、上記設定された一定の確率で発生さ
せ得るとされている。しかしながら、ランプの点灯等の
タイミングから、マイクロコンピュータの動作タイミン
グを読みだし、上記当たり決定のカウンタと同期を取る
ことにより不当に高い確率で当たりを発生せしめること
が現在行われている。同期を取るための装置は一般に体
感機と呼ばれ、操作者が所定のランプの点灯等のタイミ
ングをスイッチを押すことにより入力すると、マイクロ
コンピュータの動作タイミングを読み出し、上述したカ
ウンタの258コマが一周する内の当たりのコマである
第3番目のコマに差しかかるときに振動を発生する。操
作者は、この振動に合わせて遊技球を発射後、直ちに発
射を停止することで、相対的に低い確率状態での遊技球
の発射を避けることにより発射された遊技球の数との比
較で高い確率で当たりを発生させることができる。ま
た、上記図柄変動装置80を有しないぱちんこ遊技機に
おいても、役物の内で等速運動をするものがある場合に
は、この役物と同期を取りながら遊技する(例えば、役
物が開放するタイミングに合わせて遊技球を発射する)
ことにより、他の一般遊技者よりも有利に遊技を行うこ
ででき、公平な遊技の妨げとなっていた。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、当たり
の決定と同期を取るように遊技球の発射及び停止を行う
ことが不可能なぱちんこ遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は第1の態様において、遊技球の発射スイッ
チと、該発射スイッチのオンにより遊技球を遊技盤に発
射する発射装置と、入賞口への遊技球の入賞、又は、始
動ゲートの遊技球の通過により所定の確率下において当
たりか否かを決定する当たり決定手段とを有し、当たり
の場合には遊技者に利益ある作動を提供するぱちんこ遊
技機であって、該発射スイッチのオンによる発射装置の
遊技球の発射開始に対して所定時間内であって且つラン
ダムに遅延時間を設定する遅延設定手段を備えたことを
特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するため、本発明は第2
の態様において、遊技球の発射スイッチと、該発射スイ
ッチのオフにより遊技球の発射を停止する発射装置と、
入賞口への遊技球の入賞、又は、始動ゲートの遊技球の
通過により所定の確率下において当たりか否かを決定す
る当たり決定手段とを有し、当たりの場合には遊技者に
利益ある作動を提供するぱちんこ遊技機であって、該発
射スイッチのオフによる発射装置の遊技球の発射停止に
対して所定時間内であって且つランダムに遅延時間を設
定する遅延設定手段を備えたことを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するため、本発明は第3
の態様において、遊技球の発射スイッチと、該発射スイ
ッチのオンにより遊技球を遊技盤に発射する発射装置
と、一定の速度で入賞し易い状態と入賞の困難な状態と
を切り換えて提供する役物と、を有するぱちんこ遊技機
において、該発射スイッチのオンによる発射装置の遊技
球の発射開始に対して所定時間内であって且つランダム
に遅延時間を設定する遅延設定手段を備えたことを特徴
とする。
【0010】上記の目的を達成するため、本発明は第4
の態様において、遊技球の発射スイッチと、該発射スイ
ッチのオフにより遊技球の発射を停止する発射装置と、
一定の速度で入賞し易い状態と入賞の困難な状態とを切
り換えて提供する役物と、を有するぱちんこ遊技機にお
いて、該発射スイッチのオフによる発射装置の遊技球の
発射停止に対して所定時間内であって且つランダムに遅
延時間を設定する遅延設定手段を備えたことを特徴とす
る。
【0011】上記の目的を達成するため、本発明は第5
の態様において、遊技球の発射スイッチと、遊技球を遊
技盤に発射する発射装置と、該発射スイッチのオンによ
り該発射装置の発射速度を加速し、一定速度に到達する
と該定速で発射させる速度制御装置と、入賞口への遊技
球の入賞、又は、始動ゲートの遊技球の通過により所定
の確率下において当たりか否かを決定する当たり決定手
段とを有し、当たりの場合には遊技者に利益ある作動を
提供するぱちんこ遊技機であって、該速度制御装置によ
り制御される発射装置の加速度を設定する加速度設定手
段と、複数の加速度の内の1つを、前記加速度設定手段
により設定される加速度としてランダムに選択する加速
度選択手段とを有することを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するため、本発明は第6
の態様において、遊技球の発射スイッチと、遊技球を遊
技盤に発射する発射装置と、該発射スイッチのオフによ
り該発射装置の発射速度を減速して停止させる速度制御
装置と、入賞口への遊技球の入賞、又は、始動ゲートの
遊技球の通過により所定の確率下において当たりか否か
を決定する当たり決定手段とを有し、当たりの場合には
遊技者に利益ある作動を提供するぱちんこ遊技機におい
て、該速度制御装置により制御される前記発射装置の減
速度を設定する減速度設定手段と、複数の減速度の内の
1つを、前記減速度設定手段により設定される減速度と
してランダムに選択する減速度選択手段とを有すること
を特徴とする。
【0013】上記の目的を達成するため、本発明は第7
の態様において、入賞口への遊技球の入賞、又は、始動
ゲートの遊技球の通過を検出する検出手段と、該検出手
段により遊技球の検出に基づき、所定の確率下において
当たりか否かを決定する当たり決定手段とを有し、当た
りの場合には遊技者に利益ある作動を提供するぱちんこ
遊技機であって、該検出手段により遊技球の検出に基づ
く、当たり決定手段の当たりか否かの決定開始に対して
複数の遅延時間を設定する遅延設定手段と、前記遅延設
定手段による遅延時間を切り換える遅延時間切り換え手
段とを有することを特徴とする。
【0014】
【作用効果】上記のように構成された第1の態様に係る
ぱちんこ遊技機では、遅延設定手段が発射スイッチのオ
ンによる発射装置の発射開始に対して所定時間内であっ
て且つランダムに遅延時間を設定する。このため、遊技
者が、当たり決定手段の動作と同期を取るように遊技球
を発射しようとして発射スイッチをオンしても、ランダ
ムな遅延時間後に遊技球が発射されるため、同期を取り
得ない。
【0015】上記のように構成された第2の態様に係る
ぱちんこ遊技機では、遅延設定手段が発射スイッチのオ
フによる発射装置の発射停止に対して所定の遅延時間内
であって且つランダムに遅延時間を設定する。このた
め、遊技者が、当たり決定手段の動作と同期を取るよう
に遊技球の発射を停止しようとして発射スイッチをオフ
しても、ランダムな遅延時間後に遊技球の発射が停止さ
れるため、同期を取り得ない。
【0016】また、上記のように構成された第3の態様
に係るぱちんこ遊技機では、遅延設定手段が発射スイッ
チのオンによる発射装置の発射開始に対して所定時間内
であって且つランダムに遅延時間を設定する。このた
め、遊技者が、一定の速度で入賞し易い状態と入賞の困
難な状態とを切り換えて提供する役物の、入賞し易い状
態への切り換わりと同期を取るように遊技球を発射しよ
うとして発射スイッチをオンしても、ランダムな遅延時
間後に遊技球が発射されるため、同期を取り得ない。
【0017】また、上記のように構成された第4の態様
に係るぱちんこ遊技機では、遅延設定手段が発射スイッ
チのオフによる発射装置の発射停止に対して所定の遅延
時間内であって且つランダムに遅延時間を設定する。こ
のため、遊技者が、一定の速度で入賞し易い状態と入賞
の困難な状態とを切り換えて提供する役物の、入賞し難
い状態への切り換わりと同期を取るように遊技球の発射
を停止しようとして発射スイッチをオフしても、ランダ
ムな遅延時間後に遊技球の発射が停止されるため、同期
を取り得ない。
【0018】また、上記のように構成された第5の態様
に係るぱちんこ遊技機では、加速度選択手段が複数の加
速度の内の1つを加速度設定手段により設定される加速
度として選択し、加速度設定手段が、該選択された加速
度を速度制御装置により制御される発射装置の加速度と
して設定する。このため、遊技者が、当たり決定手段の
動作と同期を取るようにして遊技球を発射しようとして
発射スイッチをオンしても、複数の加速度の内のいずれ
かで遊技球の発射が加速されるため、同期を取り得な
い。
【0019】また、上記のように構成された第6の態様
に係るぱちんこ遊技機では、減速度選択手段が複数の減
速度の内の1つを減速度設定手段により設定される減速
度として選択し、減速度設定手段が、該選択された減速
度を速度制御装置により制御される発射装置の減速度と
して設定する。このため、遊技者が、当たり決定手段の
動作と同期を取るようにして遊技球の発射を停止しよう
として発射スイッチをオフしても、複数の減速度の内の
いずれかで遊技球の発射が減速されるため、同期を取り
得ない。
【0020】また、上記のように構成された第7の態様
に係るぱちんこ遊技機では、遅延時間切り換え手段が遅
延時間を切り換え、遅延設定手段が当たり決定手段の当
たりか否かの決定開始に対して複数の遅延時間を設定す
る。このため、遊技者が、当たり決定手段の動作と同期
を取るように遊技球を発射しても、複数の遅延時間のい
ずれかの遅延時間の後に該当たり決定手段が当たりか否
かの決定を開始するため、同期を取り得ない。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。本発明のぱちんこ遊技機は、発射装置を
除き従来と同様に構成されているため、従来技術の説明
において参照した図8を参照して説明を行う。
【0022】このぱちんこ遊技機は、所謂セブン機と呼
ばれるもので、特定の始動口に入賞することにより図柄
変動装置80が変動を開始し、所定の図柄で停止するこ
と(当たり)により大入賞口82を所定時間開放するよ
うになっている。図柄変動装置80の当たり決定は、図
示しないマイクロコンピュータの処理により行われ、該
マイクロコンピュータにより制御されるカウンタ(図示
せず)には258コマが設定してあり、このコマの内の
第3番目のコマが当たりとなるようにされている。そし
て、遊技球が入賞したタイミングで上記カウンタのコマ
に割り込みをかけて当たり・ハズレの決定を行うように
構成されている。
【0023】図1は、本発明の第1実施例に係るぱちん
こ遊技機の発射装置の回路を示している。発射装置を駆
動するモータMは、24VのAC電源96からマンタン
スイッチ59、タッチセンサ56により駆動されるタッ
チスイッチ57、上タンク空スイッチ74、発射ハンド
ルスイッチ52、ランダムディレータイマ10を介して
電力の供給を受けるようになっている。また、このモー
タMと電源96との間には、外部制御リレー92が接続
されている。モータMは、ランダムディレータイマ10
の出力でオンされることにより毎分100発の遊技球を
発射するように設定されている。
【0024】該マンタンスイッチ59は、下皿58に遊
技球が満杯になり溢れ出ることを防ぐため設けられてお
り、常時はオンで、満杯を検出してオフとなりモータM
を停止させる。タッチセンサ56は、発射ハンドル50
に遊技者の手が触れるていることを検出するため設けら
れており、タッチセンサ56が人体の大地間容量(容量
分で一般には50pF〜100pF)を検出してタッチ
スイッチ57をオン、オフするよう構成されている。こ
のタッチスイッチ57は、通常オフで、遊技者が発射ハ
ンドル50に手を触れることによりオンになる。上タン
ク空スイッチ74は、上タンク72の空を検出するため
設けられており、上タンク72に所定量以上の遊技球が
蓄えられている通常の状態でオンを保ち、遊技球が所定
量以下になるとオフとなる。また、発射ハンドルスイッ
チ52は、発射ハンドル50の回転操作位置を検出して
モータMをオン、オフするために設けられており、この
発射ハンドル50が遊技者によって操作されていない状
態でオフで、発射ハンドル50が遊技者によって時計方
向に回動されるとオンになり、モータMを始動して遊技
球を発射せしめるようになっている。また、発射ハンド
ルスイッチ52は図8に示した発射停止ノブ54が押さ
れるとオフとなり、該発射ハンドル50を反時計方向に
戻すことなく遊技球の発射が停止できるようになってい
る。
【0025】外部制御リレー92は、ぱちんこ遊技機を
集中管理するホール設備側に設けられた発射制御端子台
94からの信号(設定信号)により発射装置を停止でき
るようにするもので、ぱちんこ遊技機に最高出玉が設定
されている時に、この最高出玉まで賞球の払出しが行わ
れた際、もしくは、遊技者等の不正が発見された時等に
ホール設備からの信号により遊技球の発射を停止させる
ものである。
【0026】ランダムディレータイマ10は、電源96
に接続され各回路に電力を供給する安定化電源20と、
中央制御回路12と、プリセットタイマ14と、クロッ
ク発生器18と、乱数発生器16とから主として成る。
この中央制御回路12は、上記マンタンスイッチ59、
タッチスイッチ57、上タンク空スイッチ74、発射ハ
ンドルスイッチ52のオンにより、フォトカップラ22
からの起動信号が加わるようになっている。そして、該
中央制御回路12は、起動信号の入力に応じて出力信号
を発してトランジスタ24を介して出力リレー26をオ
ンし、モータMを駆動するように構成されている。
【0027】次に、第1実施例の回路の動作について図
6(A)のタイムチャートを参照して説明する。上記マ
ンタンスイッチ59、タッチスイッチ57、上タンク空
スイッチ74、がオン状態において、遊技者が発射ハン
ドル50(図7参照)を回動し、或いは、押圧している
発射停止ノブ54を開放することにより発射ハンドルス
イッチ52がオンとなると、フォトカップラ22がオン
し(図6(A)参照)、オン信号が中央制御回路12に
入力される。これに応じて、該中央制御回路12は、プ
リセットタイマ14に対してプリセット信号を出力す
る。プリセットタイマ14には、乱数発生器16が乱数
値を常時設定しており、このプリセット信号が入力され
た時点での乱数値(ここでは図6(A)のαが設定され
たものとする)がプリセットされる。プリセットタイマ
14は、クロック発生器18からのクロック信号を基に
該設定された乱数値αをカウントダウンし、この乱数値
αがゼロとなったタイミングでタイムアップ信号を中央
制御回路12へ出力する。中央制御回路12は、出力信
号を発してトランジスタ24を介して出力リレー26を
オンにし、モータMを駆動して遊技球の発射を開始させ
る。
【0028】他方、マンタンスイッチ59、タッチスイ
ッチ57、上タンク空スイッチ74のいずれかがオフ、
又は、遊技者が発射ハンドル50を開放し、或いは、発
射停止ノブ54を押圧することにより発射ハンドルスイ
ッチ52がオフとなると、フォトカップラ22がオフし
(図6(A)参照)、中央制御回路12へのオン信号が
消勢される。これに応じて、該中央制御回路12は、プ
リセットタイマ14に対してプリセット信号を出力す
る。プリセットタイマ14は、このプリセット信号が入
力された時点での乱数値(ここでは、図6(A)のβが
設定されたものとする)がプリセットされる。プリセッ
トタイマ14は、クロック発生器18からのクロック信
号を基に乱数値βをカウントダウンし、タイムアップ信
号を中央制御回路12へ出力する。中央制御回路12
は、出力信号を断とすることにより出力リレー26をオ
フにし、モータMを止めて遊技球の発射を停止させる。
【0029】上述した当たりを決定するカウンタの25
8コマ中の3番目のコマをカウントするタイミングに合
うように前述した体感機が設定され、該体感機の発射指
令をに従い、遊技者が、押圧している発射停止ノブ54
を開放することによりにより遊技球を発射しようとして
も、第1実施例のぱちんこ遊技機では、上述したように
乱数発生器16の発生した乱数値αの遅延時間後にモー
タMが始動して遊技球が発射されるので、この3番目の
コマをカウントするタイミングに合うように遊技球を発
射することが不可能である。同様に、3番目のコマをカ
ウントするタイミング以外には遊技球を発射することを
避けるように、発射停止ノブ54を押圧して発射装置を
停止しようとしても、乱数発生器16の発生した乱数値
βの遅延時間後にモータMが止まるため、遊技球の発射
を停止し得ない。
【0030】上述した乱数発生器16により発生される
乱数値は、発射装置により毎分100発、即ち、0.6
秒毎に遊技球が発射されるため、ここでは0.6秒以内
の値が設定されている。乱数発生器16としては、数学
的に乱数を発生させることはコスト的に高くなるので、
シフトレジスタに帰還をかけて一定周期性の不規則乱数
を発生させるものを好適に用い得る。なお、乱数発生器
16の代わりに、一定周期性で且つ規則性を有する高速
カウンタを用いて遅延時間(上記乱数値に相当)を切り
換えて設定するように構成することも可能である。この
高速カウンタは、乱数発生器と比してより廉価である利
点がある。更に、乱数発生器16として、数学的手法或
いはシフトレジスタに帰還をかけることにより乱数を発
生させる代わりに、例えば電源電圧の微妙な変化を数値
的に検出してこれを乱数にすることも可能であり、この
方法でも乱数発生器を安価に構成できる。
【0031】次に、本発明の第2実施例について図2を
参照して説明する。図2は、本発明の第2実施例に係る
ぱちんこ遊技機の発射装置の回路を示している。ここ
で、第1実施例と同様な部材については、同一の参照番
号を用いると共に説明を省略する。上述した第1実施例
では、ランダムディレータイマ10が1つのみ設けられ
たが、この第2実施例で各スイッチにランダムディレー
タイマ11が取り付けられている。即ち、マンタンスイ
ッチ59は、ランダムディレータイマ11を介して第1
リレー30を動作するようになっており、タッチスイッ
チ57は、ランダムディレータイマ11を介して第2リ
レー32を動作するようになっており、また、発射ハン
ドルスイッチ52はランダムディレータイマ11を介し
て第3リレー34を動作するようになっている。この第
2実施例のランダムディレータイマ11には、第1実施
例のランダムディレータイマ10のフォトカップラ22
の代わりに、各スイッチ59、57、52が接続されて
いる。
【0032】この第2実施例では、遊技者が押圧してい
る発射停止ノブ54を開放することにより発射ハンドル
スイッチ52がオンとなると、ランダムディレータイマ
11により設定された乱数値に基づく遅延時間後に、第
3リレー34がオンとなりモータMが始動して遊技球が
発射される。また、遊技者が発射ハンドル50から手を
離すことによりことによりタッチスイッチ57をオフに
すると、ランダムディレータイマ11により設定された
乱数値に基づく遅延時間後に、第2リレー32がオフと
なることによりモータMが止まり遊技球の発射が停止さ
れる。このため、第1実施例と同様に、遊技者が、当た
りを決定するカウンタ、或いは等速動作をする役物と同
期を取るように遊技球の発射或いは停止を試みても、ラ
ンダムディレータイマ11により設定される遅延時間後
に、発射或いは停止がなされるので同期を取り得ない。
なお、この実施例では、マンタンスイッチ59にもラン
ダムディレータイマ11が取り付けられているが、この
スイッチは遊技者が任意にコントロールし難いため特に
取り付ける必要はない。
【0033】次に、本発明の第3実施例について図3、
図4を参照して説明する。図3は、本発明の第3実施例
に係るぱちんこ遊技機の発射装置の回路を示している。
ここで、第1、第2実施例と同様な部材については、同
一の参照番号を用いると共に説明を省略する。上述した
第1、第2実施例では、遅延時間の設定にランダムディ
レータイマ10、11を用いたが、この第3実施例で
は、遊技球の発射を制御するマイクロコンピュータ40
に遅延時間設定のためのプログラムを書き込むことによ
り、該マイクロコンピュータ40に発射(停止)の遅延
を制御させている。この第3実施例では、マンタンスイ
ッチ59、タッチスイッチ57、上タンク空スイッチ7
4がオン状態において、発射ハンドルスイッチ52がオ
ンとなると、フォトカップラ22がマイクロコンピュー
タ40に入力信号を加え、これに応じて、マイクロコン
ピュータ40が出力リレー26を介してパルスモータM
にパルス信号を加えるようになっている。該マイクロコ
ンピュータ40は、内蔵された水晶発振子によって電源
周波数によらず正確に毎分100発の遊技球をパルスモ
ータMに発射させる。
【0034】ここで、該マイクロコンピュータ40の発
射制御処理について図4のフローチャートを参照して説
明する。このマイクロコンピュータ40は、図4に示す
ステップ14〜ステップ24までの処理を、該マイクロ
コンピュータ40内のプログラムカウンタに従いプログ
ラム処理するが、ステップ24からステップ14への帰
還については、プログラムによらずハード上の一定時間
(約2ms)の割り込みにより行うルーピング処理を行
っている。また、図示しないRAMに設けられている、
モータのオンを示す状態フラグと、発射開始ディレー中
を示す状態フラグと、発射停止ディレー中を示す状態フ
ラグとに依って状態を把握して処理を進めるようになっ
ている。
【0035】マイクロコンピュータ40は、電源投入と
同時に初期設定を行う(S12)。ここで、発射ハンド
ル50が操作されフォトカップラ22が点灯したときの
処理について述べる。マイクロコンピュータ40は、先
ずスイッチ状態を読み取る(S14)。即ち、フォトカ
ップラ22が点灯したか否かを確認することにより、発
射条件が成立しているかを判断する(S16)。ここで
は、上述したように発射ハンドル50が操作され、発射
条件が成立しているため(S16がYes)、発射開始
ディレー中を示す状態フラグに基づきディレー中かを判
断する(S18)。ここでは、ディレー中を示す状態フ
ラグが設定されていないので(S18がNo)、パルス
モータMがオンかを、パルスモータのオンを示す状態フ
ラグに基づき判断するが(S20)、該判断がNoとな
り、ステップ22へ進み乱数によりディレータイムを設
定すると共に、発射開始ディレー中を示す状態フラグを
立てる。そして、余り時間乱数を発生する(S24)。
即ち、上述したルーピング割り込み時間(約2ms)
は、プログラムをどの様に処理しても余り時間が発生す
るように設定されており、この余り時間は、どの様に処
理して来たかによりその都度異なってくるため、この余
り時間中に、割り込みがかかるまで高速度な実行速度で
カウンタをカウントアップ(又はカウントダウン)し続
ける。そして、余り時間の経過により当該割り込みが加
わることにより、カウンタを停止して乱数を発生させ、
ステップ14に戻る。
【0036】ステップ14、ステップ16の処理を経
て、マイクロコンピュータ40はステップ18で、発射
開始ディレー中を示す状態フラグに基づきディレー中か
を判断するが、ここでは、該状態フラグが立てられてい
るため、ステップ26へ移行してディレー処理を行う。
即ち、時間待ちを(セットされたタイマ値を1割り込み
毎に−1する)行い、そして、ステップ28で、ディレ
ータイムが完了した(セットされたタイマ値が0になっ
た)かを判断する。ここで、ディレータイムが完了する
までは(S28がNo)、ステップ24の処理へ移行す
る。他方、ディレータイムの完了(セットされたタイマ
値の0への到達)により(S28がYes)、ステップ
30へ進みパルスモータMをオンして遊技球の発射を開
始する(この際に、上記パルスモータのオンを示す状態
フラグを立てると共に、発射開始ディレー中を示す状態
フラグを倒す)。以降、発射条件が成立している間は
(S16がYes)、ステップ20がYesとなり遊技
球の発射を続ける。
【0037】次に、発射停止ノブ54の押圧により発射
ハンドルスイッチ52がオフされフォトカップラ22が
消灯したときの処理について述べる。マイクロコンピュ
ータ40は、スイッチ状態を読み取り(S14)。そし
て、発射条件が成立しているかを判断する(S16)。
ここでは、上述したように発射条件が成立しなくなった
ため(S16がNo)、ステップ32へ移行してディレ
ー中かを、発射停止ディレー中を示す状態フラグに基づ
き判断する。ここでは、該フラグが立っていないため
(S32がNo)、パルスモータMがオフかを、パルス
モータのオンを示す状態フラグに基づき判断する(S3
4)が、該判断がNoとなり、ステップ36へ進み乱数
によりディレータイムを設定すると共に、発射停止ディ
レー中を示す状態フラグを立てる。そして、余り時間乱
数を発生して(S24)、割り込みが加わることにより
ステップ14に戻る。
【0038】該ステップ14の処理を経て、ステップ1
6の発射条件成立の判断がNoとなり、ステップ32で
ディレー中かを判断するが、ここでは発射停止ディレー
中を示す状態フラグが立っているため、ステップ38へ
移行してディレー処理を行う。即ち、時間待ちを(セッ
トされたタイマ値を1割り込み毎に−1する)行い、そ
して、ステップ40で、ディレータイムが完了した(セ
ットされたタイマ値が0になった)かを判断する。ここ
で、ディレータイムが完了するまでは(S40がN
o)、ステップ24の処理へ移行する。他方、ディレー
タイムの完了(セットされたタイマ値の0への到達)に
より(S40がYes)、ステップ42へ進みパルスモ
ータMをオフして遊技球の発射を停止する(この際に、
上記パルスモータのオンを示す状態フラグと発射停止デ
ィレー中を示す状態フラグとを倒す)。
【0039】この第3実施例では、既存のマイクロコン
ピュータ40に図4を参照して上述たプログラムを加え
ることにより、部品コスト無しに遅延時間を設定し、当
たり決定のカウンタと同期を取ることを不可能にしてい
る。なお、上述しように、第3実施例では、タッチスイ
ッチ57を設けて、遊技者が発射ハンドル50に触れて
いるかを検出したが、該マイクロコンピュータ40にA
/Dコンバータを備えることにより、タッチセンサ56
からの信号をマイクロコンピュータ40に直接加えるよ
うに構成することも可能であり、これによりぱちんこ遊
技機を更に廉価に製造できる。なお、この第3実施例で
は、パルスモータMを用いたが、この代わりにソレノイ
ドによって遊技球を発射することも好適である。
【0040】次に、本発明の第4実施例について図5を
参照して説明する。この第4実施例の構成は、第3実施
例と同様であるため図3を参照すると共にその説明を省
略する。上記第3実施例では、パルスモータMに遅延時
間を与えた後、オン・オフするようにして当たり発生と
同期を取り得ないように構成したが、この第4実施例で
は、パルスモータMの加速・減速を複数の態様により行
うことで、当たり発生、或いは、役物の等速動作と同期
を取り得ないようにしている。
【0041】ここで、第4実施例のマイクロコンピュー
タ40の発射制御処理について図5のフローチャート
と、図6(B)のタイムチャートを参照して説明する。
マイクロコンピュータ40は、電源投入と同時に初期設
定を行う(S62)。ここで、発射ハンドル50が操作
されフォトカップラ22が点灯したときの処理について
述べる。マイクロコンピュータ40は、先ずスイッチ状
態を読み取る(S64)。即ち、フォトカップラ22が
点灯したか否かを確認することにより、発射条件が成立
しているかを判断する(S46)。ここでは、上述した
ように発射ハンドル50が操作され、発射条件が成立し
ているため(S64がYes)、加速中を示す状態フラ
グに基づき加速中かを判断する(S68)。ここでは、
加速中を示す状態フラグが設定されていないので(S6
8がNo)、パルスモータMが高速回転中かを、高速回
転中を示す状態フラグに基づき判断するが(S70)、
該判断がNoとなり、ステップ72へ進み乱数により加
速パターンを設定する。即ち、図6(B)に示すa〜e
のいずれかの加速パターンを設定し(ここでは加速パタ
ーンbが設定されたものとして説明を続ける)、そし
て、加速中を示す状態フラグを立てる。そして、余り時
間乱数を発生する(S74)。即ち、上述した処理の余
り時間中に、割り込みがかかるまで高速度な実行速度で
図6(B)に示すa〜eのいずれかの加速パターンに相
当するカウンタ値をカウントアップ(又はカウントダウ
ン)し続ける。そして、余り時間の経過により当該割り
込みが加わることにより、カウントを停止して乱数を発
生させ(加速パターンを決定)、ステップ64に戻る。
【0042】ステップ64、ステップ66の処理を経
て、マイクロコンピュータ40は、ステップ68で加速
中かを判断するが、ここでは、加速中を示す状態フラグ
が設定されているため、ステップ76へ移行して加速処
理を行う。即ち、上記設定された加速パターンbに従い
パルスモータMを加速する。そして、ステップ78で加
速が完了したかを判断する。ここで、加速が完了してい
ない間は(S78がNo)、ステップ74の処理へ移行
する。他方、加速の完了により(S78がYes)、ス
テップ80へ進み、高速回転を示す状態フラグを立てる
と共に、加速中を示す状態フラグを倒し、パルスモータ
Mを高速回転させ続け、毎分100発の遊技球の発射を
継続する。以降、発射条件が成立している間は(S66
がYes)、毎分100発の遊技球の発射を続ける。
【0043】次に、発射停止ノブ54の押圧により発射
ハンドルスイッチ52がオフされフォトカップラ22が
消灯したときの処理について述べる。マイクロコンピュ
ータ40は、スイッチ状態を読み取り(S64)。そし
て、発射条件が成立しているかを判断する(S66)。
ここでは、上述したように発射条件が成立しなくなった
ため(S66がNo)、ステップ82へ移行して減速中
を示す状態フラグに基づき減速中かを判断する。ここで
は、減速中の状態フラグが立てられていないため(S8
2がNo)、パルスモータMが高速回転中かを高速回転
中を示す状態フラグに基づき判断するが(S84)、該
判断がYesとなり、ステップ86へ進み乱数により減
速パターンを設定する。即ち、図6(B)に示すa〜e
のいずれかの減速パターンを設定し(ここで減速パター
ンdが設定されたものとして説明を続ける)、そして、
減速中を示す状態フラグを立てる。その後、乱数を発生
して(S74)、ステップ64に戻る。
【0044】ステップ64の処理を経て、ステップ66
での発射条件成立の判断がNoとなり、ステップ82で
減速中かを判断するが、ここでは、減速中を示す状態フ
ラグが立てられているるため、ステップ88へ移行して
減速処理を行う。即ち、パルスモータMを上記設定した
減速パタンdで減速する。そして、ステップ90で、減
速が完了したかを判断する。ここで、減速が完了してい
ない間は(S90がNo)、ステッ74の処理へ移行す
る。他方、減速の完了により(S90がYes)、ステ
ップ92へ進みパルスモータMをオフして遊技球の発射
を停止する(この際に、上記パルスモータの高速回転中
の状態フラグと減速中を示す状態フラグとを倒す)。
【0045】この第4実施例は、既存のマイクロコンピ
ュータ40に図5を参照して上述したプログラムを書き
加えることにより、部品コスト無しに具現化し得る。こ
の第4実施例では、発射開始時の加速度を可変にするこ
とにより当たり、或いは役物の等速動作と同期させて遊
技球を発射することを不可能にする。
【0046】次に本発明の第5実施例について以下説明
する。上述した第1〜第4実施例においては、遊技球の
発射に対してランダムな遅延時間を与えることにより当
たり決定のカウンタと同期を取ることを防止したが、こ
の第5実施例では、遊技球の発射タイミングではなく、
遊技球の始動口への入賞に対して当たりか否かの決定の
時間(即ち、当たり決定のカウンタへの割り込み)にラ
ンダムな遅延時間を置くことにより当たり決定との同期
を取り得ないようにしている。
【0047】この第5実施例の処理について図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。マイクロコンピュータ
は、初期設定を行い(S114)、始動口への入賞の有
無を判断する(S116)。ここで、入賞が有った場合
には(S116がYes)、乱数によりディレータイム
をセットし(S118)、該ディレータイムの経過後
(S120がYes)、カウンタに割り込みをかけて当
たりか否かを決定する(S122)。そして、当たりの
場合には(S124がYes)、ステップ126へ進み
大入賞口82の開放等の当たり処理を行い、他方、ハズ
レの場合には(S124がNo)、ステップ128へ移
行してハズレ処理を行う。この第5実施例の方法でも、
上述した第1〜第4実施例と同様に当たり発生との同期
を取りえないようにすることができる。
【0048】なお、上述した第3、第5実施例では乱数
を用いてディレータイムを設定し、第4実施例では乱数
を用いて加速・減速パターンを設定したが、乱数の代わ
りにカウンタを用いることも可能であり、或いは、シー
ケンシャルにディレータイムの発生パターンを変えてい
く方法を取り得る。この場合には、例えば、電源電圧の
変化に基づき発生パターンを切り換える等の手法を取る
ことにより外部から同期を判断し得ないようにすること
が好適である。
【0049】上述した第1〜第3実施例では、モータM
の始動時と停止時とにディレータイムを持たせ、また、
第4実施例では加速・減速パターンを切り換えたが、始
動時又は停止時のいずれか一方にディレータイムを設
け、或いは、速度パタンを切り換えることにより本発明
の目的は達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るぱちんこ遊技機の発
射装置の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るぱちんこ遊技機の発
射装置の回路図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るぱちんこ遊技機の発
射装置の回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るぱちんこ遊技機の発
射制御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第4実施例に係るぱちんこ遊技機の発
射制御処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係るぱちんこ遊技機の発射の
タイミングを示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第5実施例に係るぱちんこ遊技機の当
たり決定処理を示すフローチャートである。
【図8】ぱちんこ遊技機の正面図である。
【図9】従来技術の発射装置の回路図である。
【符号の説明】
10 ランダムディレータイマ 12 中央制御回路 16 乱数発生器 40 マイクロコンピュータ 50 発射ハンドル 52 発射ハンドルスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球の発射スイッチと、該発射スイッ
    チのオンにより遊技球を遊技盤に発射する発射装置と、
    入賞口への遊技球の入賞、又は、始動ゲートの遊技球の
    通過により所定の確率下において当たりか否かを決定す
    る当たり決定手段とを有し、当たりの場合には遊技者に
    利益ある作動を提供するぱちんこ遊技機において、 該発射スイッチのオンによる発射装置の遊技球の発射開
    始に対して所定時間内であって且つランダムに遅延時間
    を設定する遅延設定手段を備えたことを特徴とするぱち
    んこ遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技球の発射スイッチと、該発射スイッ
    チのオフにより遊技球の発射を停止する発射装置と、入
    賞口への遊技球の入賞、又は、始動ゲートの遊技球の通
    過により所定の確率下において当たりか否かを決定する
    当たり決定手段とを有し、当たりの場合には遊技者に利
    益ある作動を提供するぱちんこ遊技機において、 該発射スイッチのオフによる発射装置の遊技球の発射停
    止に対して所定時間内であって且つランダムに遅延時間
    を設定する遅延設定手段を備えたことを特徴とするぱち
    んこ遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技球の発射スイッチと、該発射スイッ
    チのオンにより遊技球を遊技盤に発射する発射装置と、
    一定の速度で入賞し易い状態と入賞の困難な状態とを切
    り換えて提供する役物と、を有するぱちんこ遊技機にお
    いて、 該発射スイッチのオンによる発射装置の遊技球の発射開
    始に対して所定時間内であって且つランダムに遅延時間
    を設定する遅延設定手段を備えたことを特徴とするぱち
    んこ遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技球の発射スイッチと、該発射スイッ
    チのオフにより遊技球の発射を停止する発射装置と、一
    定の速度で入賞し易い状態と入賞の困難な状態とを切り
    換えて提供する役物と、を有するぱちんこ遊技機におい
    て、 該発射スイッチのオフによる発射装置の遊技球の発射停
    止に対して所定時間内であって且つランダムに遅延時間
    を設定する遅延設定手段を備えたことを特徴とするぱち
    んこ遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技球の発射スイッチと、遊技球を遊技
    盤に発射する発射装置と、該発射スイッチのオンにより
    該発射装置の発射速度を加速し、一定速度に到達すると
    該定速で発射させる速度制御装置と、入賞口への遊技球
    の入賞、又は、始動ゲートの遊技球の通過により所定の
    確率下において当たりか否かを決定する当たり決定手段
    とを有し、当たりの場合には遊技者に利益ある作動を提
    供するぱちんこ遊技機において、 該速度制御装置により制御される発射装置の加速度を設
    定する加速度設定手段と、 複数の加速度の内の1つを、前記加速度設定手段により
    設定される加速度としてランダムに選択する加速度選択
    手段とを有することを特徴とするぱちんこ遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技球の発射スイッチと、遊技球を遊技
    盤に発射する発射装置と、該発射スイッチのオフにより
    該発射装置の発射速度を減速して停止させる速度制御装
    置と、入賞口への遊技球の入賞、又は、始動ゲートの遊
    技球の通過により所定の確率下において当たりか否かを
    決定する当たり決定手段とを有し、当たりの場合には遊
    技者に利益ある作動を提供するぱちんこ遊技機におい
    て、 該速度制御装置により制御される前記発射装置の減速度
    を設定する減速度設定手段と、 複数の減速度の内の1つを、前記減速度設定手段により
    設定される減速度としてランダムに選択する減速度選択
    手段とを有することを特徴とするぱちんこ遊技機。
  7. 【請求項7】 入賞口への遊技球の入賞、又は、始動ゲ
    ートの遊技球の通過を検出する検出手段と、 該検出手段により遊技球の検出に基づき、所定の確率下
    において当たりか否かを決定する当たり決定手段とを有
    し、当たりの場合には遊技者に利益ある作動を提供する
    ぱちんこ遊技機において、 該検出手段により遊技球の検出に基づく、当たり決定手
    段の当たりか否かの決定開始に対して複数の遅延時間を
    設定する遅延設定手段と、 前記遅延設定手段による遅延時間を切り換える遅延時間
    切り換え手段とを有することを特徴とするぱちんこ遊技
    機。
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