JP2002102439A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002102439A
JP2002102439A JP2000302054A JP2000302054A JP2002102439A JP 2002102439 A JP2002102439 A JP 2002102439A JP 2000302054 A JP2000302054 A JP 2000302054A JP 2000302054 A JP2000302054 A JP 2000302054A JP 2002102439 A JP2002102439 A JP 2002102439A
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game ball
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Naoki Tajima
直樹 田島
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抽選図柄の変動のない状態の発生率を緩和し
抽選図柄変動の始動回数を安定させることができ、しか
も、釘の調整具合(個別の台の個性)を生かしつつ遊戯
者の台選択の楽しみを維持することができる遊技機を得
る。 【解決手段】 始動入賞口16に遊技球が入賞するとメ
インデジタル14が変動を開始する。メインデジタル1
4の下方には貯留部28が設けられており、所定個数の
遊技球を貯留できる。貯留部28の案内開放口32には
制止ピン34が進退可能に設けられている。メインデジ
タル14の全ての図柄が停止した後に始動入賞口16に
入賞しなかったアウト球が所定個数カウントされたとき
に、制止ピン34が退避して貯留を解除する。これによ
り、遊技球が長時間に亘って始動入賞口16に入賞しな
い始動スランプ状態が長く続くことが無くなり、始動ス
ランプ状態の発生率を緩和し図柄変動の始動回数を安定
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、遊技機としてのパチンコ機にお
いては、遊技盤を備えている。遊技盤の中央部分には、
複数の抽選図柄を変動表示及び停止表示できる表示部
(例えば、所謂デジタルと称されるCRTやLED等の
表示装置)が設けられている。さらに、このような表示
部おいては表示領域が一般的に左右に三つに分割された
構成とされており、三つの表示領域がそれぞれ独自に抽
選図柄を変動表示及び停止表示することができるように
構成されている。
【0003】このようなパチンコ機においては、例え
ば、遊技者によって打ち出され遊技球が特定の入賞口へ
入賞すると表示部における抽選図柄が変動を開始し、所
定時間経過後に三つの表示領域が例えば左、右、中の順
に停止表示される。この表示部における確定した抽選図
柄(停止図柄)が予め設定された特定の数字や図柄に揃
うと(例えば、「7」、「7」、「7」)所謂「大当
り」となり(所定の遊技価値を生じ)、大入賞口が所定
の時間または所定の回数だけ開放するように構成された
ものがある。
【0004】ところで、前述の如く表示部における抽選
図柄の変動は遊技球が特定の入賞口へ入賞することによ
り開始されるが、遊技者によって打ち出され遊技球が長
時間特定の入賞口に入賞しない場合には抽選図柄の変動
が開始されないため、遊技者は不要に苛立ちを覚えたり
する場合があり、このような抽選図柄の変動のない状態
(所謂、始動スランプ状態)の発生率を緩和し抽選図柄
の変動の始動回数を安定させたいという要求がある。
【0005】この場合、どの遊技機であっても設定され
た予定の入賞率に近づけるように、電動チューリップの
開放確率を制御して予め設定された目標入賞率に調整す
る技術が提案されている(特開平11−4942号公
報)。
【0006】しかしながら、前記公報に示された技術で
は、目標入賞率を、遊技球の発射数と入賞数とアウト数
(ファウル球)とのバランスに基づいて設定値に合わせ
ようとする構成であるため、すなわち、遊技球の全体的
なバランスに基づいて入賞率を設定値に合わせようとす
る構成であるため、抽選図柄の変動のない状態(所謂、
始動スランプ状態)の発生率をそのままでは直接的に緩
和することはできないし抽選図柄の変動の始動回数を直
接的に安定させることはできない(入賞率を設定値に合
わせようと補正している時間の途中に、前記始動スラン
プ状態が発生する場合もある)。
【0007】また何より、前記公報に示された技術で
は、遊技機の盤面の釘調整を必要とすることなく(釘の
調整具合に無関係に)遊技球の個数のみに着目して画一
的に電動チューリップの開放確率を制御する構成である
ため、個別の遊技機の釘の調整具合すなわち「台の個
性」が失われることになり、遊技者が釘の調整具合(開
け・締め)を見て遊技機を選ぶ楽しみ、換言すれば盤面
上の遊技球の流れを認識する視覚上の楽しみが半減して
しまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、表示部における抽選図柄の変動のない状態の発生
率を緩和し抽選図柄の変動の始動回数を安定させること
ができ、しかも、釘の調整具合(個別の台の個性)を生
かしつつ遊技者の台選択の楽しみ(盤面上の遊技球の流
れを認識する視覚上の楽しみ)を維持することができる
遊技機を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の遊
技機は、複数の抽選図柄を変動表示及び停止表示できる
表示部を有し、遊技球が特定の入賞口へ入賞することに
より前記表示部における抽選図柄が変動を開始し、しか
る後に最終的に全ての抽選図柄が停止表示されることで
抽選図柄が確定し、前記確定した抽選図柄が予め設定さ
れた特定の図柄に揃うことで所定の遊技価値が付与され
る遊技機において、前記全ての抽選図柄が停止表示され
た後に前記特定の入賞口に入賞しなかったアウト球が所
定個数カウントされたときに、遊技球の前記特定の入賞
口への入賞を補助して入り易くする入賞補助手段を設け
たことを特徴としている。
【0010】請求項1記載の遊技機では、遊技球が特定
の入賞口へ入賞することにより、表示部に表示される複
数の抽選図柄がそれぞれ変動を開始し、しかる後に最終
的に全ての抽選図柄が停止表示されることで抽選図柄が
確定し、この確定した抽選図柄が予め設定された特定の
図柄に揃うことで所定の遊技価値が付与される。
【0011】例えば、遊技者によって打ち出され遊技球
が特定の入賞口へ入賞すると表示部における抽選図柄が
変動を開始し、所定時間経過後に例えば三つの表示領域
が例えば左、右、中の順に停止表示される。この表示部
における確定した抽選図柄(停止図柄)が予め設定され
た特定の数字や図柄に揃うと(例えば、「7」、
「7」、「7」)所謂「大当り」となり(所定の遊技価
値を生じ)、大入賞口が所定の時間または所定の回数だ
け開放する。
【0012】ここで、全ての抽選図柄が停止表示された
後に特定の入賞口に入賞しなかったアウト球が所定個数
カウントされたときには、入賞補助手段が作動すること
により遊技球が特定の入賞口に入り易くなる。
【0013】したがって、遊技球が長時間特定の入賞口
に入賞しないという状態が長くつづくことがなくなり、
遊技者が不要に苛立ちを覚えたりすることがない。
【0014】また、特定の入賞口に入賞しなかったアウ
ト球の個数をカウントしこれに基づいて入賞補助手段を
作動させる構成であるため、すなわち、遊技球が特定の
入賞口に入賞することを入賞補助手段によって直接に補
助する構成であるため、抽選図柄の変動のない状態(所
謂、始動スランプ状態)の発生率をそのまま直接的に緩
和することができ抽選図柄の変動の始動回数を直接的に
安定させることができる。
【0015】また、アウト球の個数に着目して制御し遊
技球を特定の入賞口に入り易くする構成であるため、個
別の遊技機の釘の調整具合すなわち「台の個性」が失わ
れることがなく、遊技者が釘の調整具合(開け・締め)
を見て遊技機を選ぶ楽しみ、換言すれば盤面上の遊技球
の流れを認識する視覚上の楽しみは、そのまま維持する
ことができる。
【0016】このように、請求項1記載の遊技機は、表
示部における抽選図柄の変動のない状態の発生率を緩和
し抽選図柄の変動の始動回数を安定させることができ、
しかも、釘の調整具合(個別の台の個性)を生かしつつ
遊技者の台選択の楽しみ(盤面上の遊技球の流れを認識
する視覚上の楽しみ)を維持することができる。
【0017】請求項2に係る発明の遊技機は、請求項1
記載の遊技機において、前記入賞補助手段は、所定個数
の遊技球を一時的に貯留可能な貯留部と、前記貯留部に
連通すると共に前記特定の入賞口の直上に開放して設け
られ前記貯留部内の遊技球を前記特定の入賞口へ案内す
る案内開放口と、前記案内開放口に進退可能に設けられ
前記案内開放口に進入することで前記貯留部内に前記遊
技球を一時的に貯留し前記案内開放口から退避すること
で前記貯留部内の前記遊技球の貯留を解除して落下させ
る制止ピンと、を備えることを特徴としている。
【0018】請求項2記載の遊技機では、貯留部に連通
する案内開放口に制止ピンが進入しており、遊技者によ
って打ち出され遊技球の一部は貯留部に達し、この貯留
部に所定個数の遊技球が一時的に貯留される。
【0019】ここで、全ての抽選図柄が停止表示された
後に特定の入賞口に入賞しなかったアウト球が所定個数
カウントされたときには、制止ピンが案内開放口から退
避する。これにより、貯留部に貯留された遊技球の貯留
が解除されて遊技球が案内開放口から落下する。この案
内開放口は特定の入賞口の直上に設けられているため、
遊技球が当該特定の入賞口に入り易くなる。
【0020】このように、請求項2記載の遊技機では、
簡単な構造によって、表示部における抽選図柄の変動の
ない状態の発生率を緩和し抽選図柄の変動の始動回数を
安定させることができ、しかも、釘の調整具合(個別の
台の個性)を生かしつつ遊技者の台選択の楽しみ(盤面
上の遊技球の流れを認識する視覚上の楽しみ)を維持す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る遊技機としてのパチンコ機10の全体構成が正面図
にて示されている。
【0022】パチンコ機10は、遊技盤12を備えてい
る。遊技盤12の中央部分には、表示部としてのメイン
デジタル14が設けられている。このメインデジタル1
4は、表示領域が左右に三つに分割された構成とされて
おり、三つの表示領域がそれぞれ独自に抽選図柄(例え
ば、「1」乃至「0」の数字等)を変動表示及び停止表
示することができるように構成されている。
【0023】メインデジタル14の直下には、始動入賞
口16が設けられている。さらに、この始動入賞口16
には、図5に示す如く、抽選図柄始動スイッチ18が設
けられており、この抽選図柄始動スイッチ18は、遊技
制御用CPU20に接続されている。始動入賞口16に
遊技球が入賞するとメインデジタル14の抽選図柄が変
動を開始するようになっており、所定時間経過後に三つ
の表示領域が例えば左、右、中の順に停止表示される。
このメインデジタル14における確定した抽選図柄(停
止図柄)が予め設定された特定の数字や図柄に揃うと
(例えば、「7」、「7」、「7」)所謂「大当り」と
なり(所定の遊技価値を生じ)、大入賞口22が所定の
時間または所定の回数だけ開放するように構成されてい
る。
【0024】またここで、既にメインデジタル14が変
動している状態で始動入賞口16に遊技球が入賞した場
合には、遊技制御用CPU20に接続された始動保留球
カウンタ23によって当該入賞した遊技球の個数を最大
4個まで記憶しておくことができ、しかもその個数に応
じてLED点灯部24が点灯することにより始動保留数
を表示することができるように構成されている。
【0025】図2に示す如く、メインデジタル14の側
方には、ワープルート26が設けられており、その出口
はメインデジタル14の下方側方に開口している。ま
た、メインデジタル14の下方には、ワープルート26
の出口に対応して、入賞補助手段を構成する貯留部28
が設けられている。図3及び図4に詳細に示す如く、こ
の貯留部28は、ステージ上に立設された隔壁30によ
って構成されており、ワープルート26を通過した後の
所定個数の遊技球を貯留可能である。
【0026】貯留部28の中央部分には、案内開放口3
2が設けられている。この案内開放口32は隔壁30の
一部を切り欠くことによって貯留部28に連通すると共
に前記始動入賞口16の直上に開放して設けられてお
り、貯留部28内の遊技球を始動入賞口16へ案内する
ことができる。
【0027】また、案内開放口32には、入賞補助手段
を構成する制止ピン34が設けられている。この制止ピ
ン34は、ソレノイド36の作動によって案内開放口3
2に進退可能に設けられており、案内開放口32に進入
することで貯留部28内に遊技球を一時的に貯留してお
くことができると共にこの案内開放口32から退避する
ことで貯留部28内の遊技球の貯留を解除して案内開放
口32から落下させることができる構成となっている。
【0028】さらに、図5に示す如く、このパチンコ機
10には、前述した始動入賞口16に入賞しなかったア
ウト球の個数を検出するためのアウト球検出スイッチ3
8が設けられている。これにより、遊技制御用CPU2
0は、メインデジタル14の全ての抽選図柄が停止表示
された後に始動入賞口16に入賞しなかったアウト球が
所定個数カウントされたときに、ソレノイド36を作動
させて制止ピン34を案内開放口32から退避させるよ
うに構成されている。
【0029】なおこの場合、始動入賞口16に入賞しな
かったアウト球をカウントする際に所定個数カウントす
る以前に(途中で)始動入賞口16に遊技球が入賞して
メインデジタル14の抽選図柄が変動を開始した場合に
は、前記カウント数がリセット(初期値0にセット)さ
れるようになっている。また同様に、始動入賞口16に
入賞しなかったアウト球をカウントする際に所定個数カ
ウントする以前に(途中で)前記アウト球が途切れた場
合(遊技者がゲームを終了した場合)にも、前記カウン
ト数がリセット(初期値0にセット)されるようになっ
ている。
【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0031】以上の構成のパチンコ機10では、遊技盤
12上に遊技球が放出されることで、遊技球が遊技盤1
2の遊技領域を自由落下する。
【0032】遊技球がメインデジタル14の直下に設け
られた始動入賞口16に入賞すると、メインデジタル1
4の抽選図柄が変動を開始し、所定時間経過後に三つの
表示領域が左、右、中の順に停止表示される。停止した
(確定した)抽選図柄(停止図柄)が予め設定された特
定の数字や図柄に揃ったか否か(例えば、「7」、
「7」、「7」に揃ったか否か)によって、所謂「大当
り」であれば次ぎの「大当り」処理がなされて、大入賞
口22が所定の時間または所定の回数だけ開放される。
また一方、「ハズレ」であれば「ハズレ」処理がなされ
る。
【0033】また一方、このパチンコ機10では、当初
は、貯留部28に連通する案内開放口32に制止ピン3
4が進入した状態となっており、このため、遊技盤12
上に放出された遊技球の一部はワープルート26から貯
留部28に達し、この貯留部28に所定個数の遊技球が
一時的に貯留される。
【0034】ここで、メインデジタル14の三つの表示
領域の全ての抽選図柄が停止表示された後に始動入賞口
16に入賞しなかったアウト球が所定個数カウントされ
たときには、ソレノイド36が作動することで制止ピン
34が案内開放口32から退避する。これにより、貯留
部28に貯留された遊技球の貯留が解除されて遊技球が
案内開放口32から落下する。この案内開放口32は始
動入賞口16の直上に設けられているため、遊技球が当
該始動入賞口16に入り易くなる。
【0035】したがって、遊技球が長時間に亘って始動
入賞口16に入賞しないという状態が長く続くことがな
くなり、遊技者が不要に苛立ちを覚えたりすることがな
い。
【0036】また、始動入賞口16に入賞しなかったア
ウト球の個数をカウントしこれに基づいて、貯留部2
8、案内開放口32、制止ピン34等から成る入賞補助
手段を作動させる構成であるため、すなわち、遊技球が
始動入賞口16に入賞することをこれらの入賞補助手段
によって直接に補助する構成であるため、メインデジタ
ル14の抽選図柄の変動のない状態(所謂、始動スラン
プ状態)の発生率をそのまま直接的に緩和することがで
き、メインデジタル14の抽選図柄の変動の始動回数を
直接的に安定させることができる。
【0037】特に、同一のパチンコ機10において遊技
者が替わって遊技を行なう場合には、遊技球を打ち出し
始めた初期の段階で遊技球の打ち出し力の調整を行なう
ことが一般的であり、この際に前述の如きメインデジタ
ル14の抽選図柄の変動のない状態(所謂、始動スラン
プ状態)が発生し易いが、当該始動スランプ状態の発生
率を緩和することができメインデジタル14の抽選図柄
の変動の始動回数を安定させることができるため、遊技
者が不要に苛立ちを覚えたりすることを緩和することが
でき、効果的である。
【0038】さらにこの場合、本実施の形態に係るパチ
ンコ機10では、同一のパチンコ機10において遊技者
が替わって遊技を行なう場合において、アウト球のカウ
ント数はメインデジタル14の抽選図柄が変動を開始す
るとリセット(初期値0にセット)されるのみならず、
アウト球のカウントの途中でこのアウト球が途切れた場
合(すなわち、遊技者がゲームを終了した場合)にも前
記カウント数がリセット(初期値0にセット)される構
成であるため、同一のパチンコ機10の次ぎの遊技者が
必要以上に有利になることがない。したがって、全ての
遊技者が公平に遊技を楽しむことができる。
【0039】また、本実施の形態に係るパチンコ機10
では、アウト球の個数に着目して制御し遊技球を始動入
賞口16に入り易くする構成であるため、個別のパチン
コ機10の釘の調整具合すなわち「台の個性」が失われ
ることがなく、遊技者が釘の調整具合(開け・締め)を
見てパチンコ機10を選ぶ楽しみ、換言すれば遊技盤1
2上の遊技球の流れを認識する視覚上の楽しみは、その
まま維持することができる。
【0040】また、仮に、前述の如きメインデジタル1
4の抽選図柄の変動のない状態(所謂、始動スランプ状
態)を時間によって判断して遊技球が始動入賞口16に
入り易くする構成としたのでは、当該スランプ状態にお
いて所謂「止め打ち」されてホールでの稼働率が低下す
る恐れがあるが、本実施の形態に係るパチンコ機10で
は、アウト球の個数に基づいて制御して遊技球を始動入
賞口16に入り易くする構成であるため、「止め打ち」
を防止することができホールでの稼働率を保つことがで
きる。
【0041】さらに、本実施の形態に係るパチンコ機1
0では、メインデジタル14の下方であって始動入賞口
16の直上に、貯留部28、案内開放口32、制止ピン
34等を設けた構成であるため、遊技者は当該入賞補助
手段や遊技球を容易に視認することができ、安心して遊
技を行なうことができる。
【0042】またさらに、貯留部28、案内開放口3
2、制止ピン34等から成る簡単な構造によって実現す
ることができる。
【0043】このように、本実施の形態に係るパチンコ
機10は、メインデジタル14における抽選図柄の変動
のない状態の発生率を緩和し抽選図柄の変動の始動回数
を安定させることができ、しかも、釘の調整具合(個別
の台の個性)を生かしつつ遊技者の台選択の楽しみ(遊
技盤12上の遊技球の流れを認識する視覚上の楽しみ)
を維持することができる。
【0044】なお、前述した実施の形態においては、入
賞補助手段が貯留部28、案内開放口32、制止ピン3
4等から成る構成とすると共に、メインデジタル14の
抽選図柄の変動を開始するための始動入賞口16を特定
の入賞口として適用して説明したが、これに限らず、他
の部品(部材)によって入賞補助手段を構成したり特定
の入賞口として適用することも可能である。例えば、電
動チューリップを適用し、メインデジタル14の抽選図
柄の変動のない状態(始動スランプ状態)が発生し易い
ときには、アウト球のカウント個数に基づいて電動チュ
ーリップを開放させるように構成することができる。
【0045】また、前述した実施の形態においては、遊
技機としてパチンコ機10を例に説明したが、本発明は
遊技球を用いる他の遊技機であっても適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る遊技機
は、表示部における抽選図柄の変動のない状態の発生率
を緩和し抽選図柄の変動の始動回数を安定させることが
でき、しかも、釘の調整具合(個別の台の個性)を生か
しつつ遊技者の台選択の楽しみ(盤面上の遊技球の流れ
を認識する視覚上の楽しみ)を維持することができると
いう優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の全体構
成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の貯留部
及びその周辺の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の貯留部
及びその周辺の構成を示す図2の3−3線に沿った断面
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の貯留部
及びその周辺の構成を示す図3の4−4線に沿った断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の制御回
路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 14 メインデジタル(表示部) 16 始動入賞口(特定の入賞口) 18 抽選図柄始動スイッチ 28 貯留部(入賞補助手段) 32 案内開放口(入賞補助手段) 34 制止ピン(入賞補助手段) 36 ソレノイド 38 アウト球検出スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の抽選図柄を変動表示及び停止表示
    できる表示部を有し、遊技球が特定の入賞口へ入賞する
    ことにより前記表示部における抽選図柄が変動を開始
    し、しかる後に最終的に全ての抽選図柄が停止表示され
    ることで抽選図柄が確定し、前記確定した抽選図柄が予
    め設定された特定の図柄に揃うことで所定の遊技価値が
    付与される遊技機において、 前記全ての抽選図柄が停止表示された後に前記特定の入
    賞口に入賞しなかったアウト球が所定個数カウントされ
    たときに、遊技球の前記特定の入賞口への入賞を補助し
    て入り易くする入賞補助手段を設けたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記入賞補助手段は、所定個数の遊技球
    を一時的に貯留可能な貯留部と、前記貯留部に連通する
    と共に前記特定の入賞口の直上に開放して設けられ前記
    貯留部内の遊技球を前記特定の入賞口へ案内する案内開
    放口と、前記案内開放口に進退可能に設けられ前記案内
    開放口に進入することで前記貯留部内に前記遊技球を一
    時的に貯留し前記案内開放口から退避することで前記貯
    留部内の前記遊技球の貯留を解除して落下させる制止ピ
    ンと、を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003290460A (ja) * 2002-04-04 2003-10-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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