JPH08229215A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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- JPH08229215A JPH08229215A JP2048196A JP2048196A JPH08229215A JP H08229215 A JPH08229215 A JP H08229215A JP 2048196 A JP2048196 A JP 2048196A JP 2048196 A JP2048196 A JP 2048196A JP H08229215 A JPH08229215 A JP H08229215A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 余剰球受皿に大きな加重がかかても余剰球受
皿取付板が破損することのない弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 余剰球受皿取付板18の下辺部に直角状
に突設される受棚22を該取付板18と一体的に形成し
たので、余剰球受皿取付板18自体の剛性を高めること
ができ、例えば、該取付板18に形成される締結ネジ挿
通孔19a〜19cに極めて大きな応力が作用してクラ
ックが発生したとしても、そのクラックの下部延長が受
棚22に到達したときに、それ以上延びないので、余剰
球受皿取付板18の破損を防止することができる。ま
た、特に、受棚22を余剰球受皿23の下部と当接する
ように突設させた場合には、余剰球受皿23にかかる垂
直方向の荷重を受け止めて、上記した締結ネジ挿通孔1
9a〜19c部分に発生する応力自体を極めて小さくす
ることができ、クラックの発生を抑制することができ
る。
皿取付板が破損することのない弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 余剰球受皿取付板18の下辺部に直角状
に突設される受棚22を該取付板18と一体的に形成し
たので、余剰球受皿取付板18自体の剛性を高めること
ができ、例えば、該取付板18に形成される締結ネジ挿
通孔19a〜19cに極めて大きな応力が作用してクラ
ックが発生したとしても、そのクラックの下部延長が受
棚22に到達したときに、それ以上延びないので、余剰
球受皿取付板18の破損を防止することができる。ま
た、特に、受棚22を余剰球受皿23の下部と当接する
ように突設させた場合には、余剰球受皿23にかかる垂
直方向の荷重を受け止めて、上記した締結ネジ挿通孔1
9a〜19c部分に発生する応力自体を極めて小さくす
ることができ、クラックの発生を抑制することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面枠の前面下部
に余剰球受皿取付板を介して取り付けられる余剰球受皿
を備えた弾球遊技機に関するものである。
に余剰球受皿取付板を介して取り付けられる余剰球受皿
を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前面枠の前面下部には、打球発射
操作装置と余剰球受皿とが並列状に取り付けられてい
る。このうち、余剰球受皿は、前面枠の表面に直接取り
付けられるものではなく、余剰球受皿の周囲を装飾する
余剰球受皿取付板を介して取り付けられるようになって
いる。より具体的には、余剰球受皿の後面側に適宜間隔
を持って後方に突設される締結ネジを、余剰球受皿取付
板及び前面枠に穿設される締結ネジ挿通孔及び締結ネジ
貫通孔を貫通させ、前面枠の裏面から突出した締結ネジ
の後端にナットを締着することにより、余剰球受皿が前
面枠に取り付けられている。つまり、余剰球受皿取付板
は、前面枠と余剰球受皿とに挟持されるような状態で前
面枠に取り付けられている。
操作装置と余剰球受皿とが並列状に取り付けられてい
る。このうち、余剰球受皿は、前面枠の表面に直接取り
付けられるものではなく、余剰球受皿の周囲を装飾する
余剰球受皿取付板を介して取り付けられるようになって
いる。より具体的には、余剰球受皿の後面側に適宜間隔
を持って後方に突設される締結ネジを、余剰球受皿取付
板及び前面枠に穿設される締結ネジ挿通孔及び締結ネジ
貫通孔を貫通させ、前面枠の裏面から突出した締結ネジ
の後端にナットを締着することにより、余剰球受皿が前
面枠に取り付けられている。つまり、余剰球受皿取付板
は、前面枠と余剰球受皿とに挟持されるような状態で前
面枠に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、余剰球受皿
は、前面枠の前方に突出しているため、立ち上がる際に
遊技者が手をかけて立ち上がったり、あるいは、弾球遊
技機の傾きを僅かでも調節するために、手をかけられた
りして、極めて大きな加重を受ける場合が多い。このよ
うな場合に、締結ネジを介して締結ネジ挿通孔部分に極
めて大きな応力が作用し、余剰球受皿取付板にクラック
が発生し、そのクラックが徐々に大きくなって破損する
という場合があった。本発明は、上記した事情に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、余剰球受皿に
大きな加重がかかても余剰球受皿取付板が破損すること
のない弾球遊技機を提供することにある。
は、前面枠の前方に突出しているため、立ち上がる際に
遊技者が手をかけて立ち上がったり、あるいは、弾球遊
技機の傾きを僅かでも調節するために、手をかけられた
りして、極めて大きな加重を受ける場合が多い。このよ
うな場合に、締結ネジを介して締結ネジ挿通孔部分に極
めて大きな応力が作用し、余剰球受皿取付板にクラック
が発生し、そのクラックが徐々に大きくなって破損する
という場合があった。本発明は、上記した事情に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、余剰球受皿に
大きな加重がかかても余剰球受皿取付板が破損すること
のない弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した解決手段を図面を参照して説
明すると、図4において、前面枠1の前面下部に余剰球
受皿取付板18を介して取り付けられる余剰球受皿23
を備えた弾球遊技機において、前記余剰球受皿取付板1
8の下辺部に直角状に突設される受棚22を該取付板1
8と一体的に形成したことを特徴とするものである。
ために、本発明が採用した解決手段を図面を参照して説
明すると、図4において、前面枠1の前面下部に余剰球
受皿取付板18を介して取り付けられる余剰球受皿23
を備えた弾球遊技機において、前記余剰球受皿取付板1
8の下辺部に直角状に突設される受棚22を該取付板1
8と一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0005】このように構成することにより、余剰球受
皿取付板18自体の剛性を高めることができ、例えば、
該取付板18に形成される締結ネジ挿通孔19a〜19
cに極めて大きな応力が作用してクラックが発生したと
しても、そのクラックの下部延長が受棚22に到達した
ときに、それ以上延びないので、余剰球受皿取付板18
の破損を防止することができる。また、特に、受棚22
を余剰球受皿23の下部と当接するように突設させた場
合には、余剰球受皿23にかかる垂直方向の荷重を受け
止めて、上記した締結ネジ挿通孔19a〜19c部分に
発生する応力自体を極めて小さくすることができ、クラ
ックの発生を抑制することができる。
皿取付板18自体の剛性を高めることができ、例えば、
該取付板18に形成される締結ネジ挿通孔19a〜19
cに極めて大きな応力が作用してクラックが発生したと
しても、そのクラックの下部延長が受棚22に到達した
ときに、それ以上延びないので、余剰球受皿取付板18
の破損を防止することができる。また、特に、受棚22
を余剰球受皿23の下部と当接するように突設させた場
合には、余剰球受皿23にかかる垂直方向の荷重を受け
止めて、上記した締結ネジ挿通孔19a〜19c部分に
発生する応力自体を極めて小さくすることができ、クラ
ックの発生を抑制することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。まず、図1及び図4を参照
して打球発射操作装置26及び打球発射装置100と弾
球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の前面枠1との
関係を示す。図1は、打球発射操作装置26及び打球発
射装置100を前面枠1に取り付けた状態を示した断面
図であり、図4は、打球発射操作装置26を前面枠1か
ら分離した状態を示す分解斜視図である。図において、
パチンコ遊技機の前面枠1には、その額縁状の開口に沿
って扉保持枠2が周設され、該扉保持枠2の下方一側に
前面扉3が開閉自在に設けられている。この前面扉3の
表面には、打球供給皿4が取着され、その貯溜部に貯溜
された打球を打球誘導路5で一列に整列させて前面扉3
の裏面に取着された打球供給装置6に誘導する。
実施形態について説明する。まず、図1及び図4を参照
して打球発射操作装置26及び打球発射装置100と弾
球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の前面枠1との
関係を示す。図1は、打球発射操作装置26及び打球発
射装置100を前面枠1に取り付けた状態を示した断面
図であり、図4は、打球発射操作装置26を前面枠1か
ら分離した状態を示す分解斜視図である。図において、
パチンコ遊技機の前面枠1には、その額縁状の開口に沿
って扉保持枠2が周設され、該扉保持枠2の下方一側に
前面扉3が開閉自在に設けられている。この前面扉3の
表面には、打球供給皿4が取着され、その貯溜部に貯溜
された打球を打球誘導路5で一列に整列させて前面扉3
の裏面に取着された打球供給装置6に誘導する。
【0007】打球供給装置6には、後述する打球杆14
1の往復回動に連動して昇降する連動昇降杆147の当
接片151と当接して回動する玉送り部材7が回動自在
に設けられ、この玉送り部材7の回動動作により打球を
1個宛発射レール8の発射位置9に供給する。発射位置
9は、発射レール8の基部に位置し、打球杆141の槌
先バネ145が臨んでいる。また、発射レール8は、図
示しない発射レール基板に固定されてセット化されて、
遊技盤(図示しない)を着脱自在に固定する遊技盤固定
枠10の下部前面に螺着されている。遊技盤固定枠10
の裏面には、遊技盤に設けられた入賞口、あるいは入賞
球装置に入賞した入賞玉によって払い出される一定個数
の景品玉を払い出すための一連の公知の機構が形成され
ている機構板11a,11bが開閉自在に設けられてい
る。
1の往復回動に連動して昇降する連動昇降杆147の当
接片151と当接して回動する玉送り部材7が回動自在
に設けられ、この玉送り部材7の回動動作により打球を
1個宛発射レール8の発射位置9に供給する。発射位置
9は、発射レール8の基部に位置し、打球杆141の槌
先バネ145が臨んでいる。また、発射レール8は、図
示しない発射レール基板に固定されてセット化されて、
遊技盤(図示しない)を着脱自在に固定する遊技盤固定
枠10の下部前面に螺着されている。遊技盤固定枠10
の裏面には、遊技盤に設けられた入賞口、あるいは入賞
球装置に入賞した入賞玉によって払い出される一定個数
の景品玉を払い出すための一連の公知の機構が形成され
ている機構板11a,11bが開閉自在に設けられてい
る。
【0008】前記前面枠1の下部一側には、開口12が
開設され、この開口12を挟持するように打球発射操作
装置26と打球発射装置100とが相互に関連して取り
付けられている。すなわち、前記開口12の周囲には、
締結ネジ貫通孔13a〜13c、位置決め孔14a,1
4b、配線引出孔15等が穿設されており、前記締結ネ
ジ貫通孔13a〜13cには、打球発射操作装置26側
に突設された締結ネジ36a〜36cが挿入され、この
締結ネジ36a〜36cが打球発射装置100側に穿設
されている締結ネジ挿通孔103a〜103cを貫通し
て図示しない締結部材(ナット)で前面枠1を挟持して
相互に一体的に締結固定されている。また、前記位置決
め孔14a,14bには、打球発射操作装置26側に突
設された位置決め突起89a,89bと打球発射装置1
00側に突設された位置決め突起102a,102bと
が開口12の前後方向からそれぞれ挿入されるようにな
っており、これにより互いに前面枠1に対する絶対的な
位置が一義的に容易に決定できるようになっている。更
に、前記配線引出し孔15には、後述する打球発射操作
装置26に関連して設けられる配線収束カバー96が貫
通されて、後述する打球モータ162の裏面に固定され
る図示しない中継基板に接続されるようになっている。
開設され、この開口12を挟持するように打球発射操作
装置26と打球発射装置100とが相互に関連して取り
付けられている。すなわち、前記開口12の周囲には、
締結ネジ貫通孔13a〜13c、位置決め孔14a,1
4b、配線引出孔15等が穿設されており、前記締結ネ
ジ貫通孔13a〜13cには、打球発射操作装置26側
に突設された締結ネジ36a〜36cが挿入され、この
締結ネジ36a〜36cが打球発射装置100側に穿設
されている締結ネジ挿通孔103a〜103cを貫通し
て図示しない締結部材(ナット)で前面枠1を挟持して
相互に一体的に締結固定されている。また、前記位置決
め孔14a,14bには、打球発射操作装置26側に突
設された位置決め突起89a,89bと打球発射装置1
00側に突設された位置決め突起102a,102bと
が開口12の前後方向からそれぞれ挿入されるようにな
っており、これにより互いに前面枠1に対する絶対的な
位置が一義的に容易に決定できるようになっている。更
に、前記配線引出し孔15には、後述する打球発射操作
装置26に関連して設けられる配線収束カバー96が貫
通されて、後述する打球モータ162の裏面に固定され
る図示しない中継基板に接続されるようになっている。
【0009】また、前面枠1の下部には、前記開口12
の図示左側に余剰球放出開口16や締結ネジ貫通孔17
a〜17c及び位置決め穴17dが開設および穿設され
ている。すなわち、前面枠1の前面下部には、打球発射
操作装置26と並列して余剰球受皿23が設けられる
が、この余剰球受皿23を取り付けるために前記した余
剰球放出開口16や締結ネジ貫通孔17a〜17cが形
成されている。これを詳細に説明すると、打球発射操作
装置26の図示左側には、余剰球受皿取付板18と余剰
球受皿23とが配設される。余剰球受皿取付板18に
は、締結ネジ挿通孔19a〜19cが穿設位置の高さを
異ならせて所定の間隔を置いて形成され、またその中央
部に余剰の景品玉が排出され、かつ前記余剰球放出開口
16に対応する余剰球放出口21が開設されている。ま
た、図示左側の余剰球受皿取付板18の裏面には、前記
前面枠1に穿設された位置決め穴17dに対応して位置
決め突起20が突設され、前面枠1に対する余剰球受皿
取付板18の一義的な位置を決定している。
の図示左側に余剰球放出開口16や締結ネジ貫通孔17
a〜17c及び位置決め穴17dが開設および穿設され
ている。すなわち、前面枠1の前面下部には、打球発射
操作装置26と並列して余剰球受皿23が設けられる
が、この余剰球受皿23を取り付けるために前記した余
剰球放出開口16や締結ネジ貫通孔17a〜17cが形
成されている。これを詳細に説明すると、打球発射操作
装置26の図示左側には、余剰球受皿取付板18と余剰
球受皿23とが配設される。余剰球受皿取付板18に
は、締結ネジ挿通孔19a〜19cが穿設位置の高さを
異ならせて所定の間隔を置いて形成され、またその中央
部に余剰の景品玉が排出され、かつ前記余剰球放出開口
16に対応する余剰球放出口21が開設されている。ま
た、図示左側の余剰球受皿取付板18の裏面には、前記
前面枠1に穿設された位置決め穴17dに対応して位置
決め突起20が突設され、前面枠1に対する余剰球受皿
取付板18の一義的な位置を決定している。
【0010】また、余剰球受皿23には、前記余剰球放
出口21から排出された余剰の景品玉を貯溜する余剰球
貯溜部24が形成されている。また、余剰球受皿23の
後面側には、締結ネジ25a〜25cが突設され、この
締結ネジ25a〜25cが余剰球受皿取付板18の締結
ネジ挿通孔19a〜19c及び前面枠1の締結ネジ貫通
孔17a〜17cを貫通して前面枠1の後方から図示し
ない締結部材(ナット)で締着することにより、余剰球
受皿23および余剰球受皿取付板18を前面枠1に一体
的に強力に固定している。なお、余剰球受皿取付板18
の余剰球受皿23が当接する部分は、ほぼ平面状に形成
されるとともにその他の部分は、全体的に膨出して形成
されている。つまり、これらの部分は、図面に詳細を示
さないが裏面が未形成空間となるように成形されて余剰
球受皿取付板18を補強している。また、余剰球受皿取
付板18の下辺部には、該取付板18に対して直角に突
設された受棚22が一体的に形成されている。このよう
に、余剰球受皿取付板18に受棚22を突設することに
より、余剰球受皿取付板18自体の剛性を高めることが
でき、例えば、該取付板18に形成される締結ネジ挿通
孔19a〜19cに極めて大きな応力が作用してクラッ
クが発生したとしても、そのクラックの下部延長が受棚
22に到達したときに、それ以上延びないので、余剰球
受皿取付板18の破損を防止することができる。また、
特に、受棚22を余剰球受皿23の下部と当接するよう
に突設させた場合には、余剰球受皿23にかかる垂直方
向の荷重を受け止める補強部材として機能させることが
でき、上記した締結ネジ挿通孔19a〜19c部分に発
生する応力自体を極めて小さくすることができ、クラッ
クの発生を抑制することができる。
出口21から排出された余剰の景品玉を貯溜する余剰球
貯溜部24が形成されている。また、余剰球受皿23の
後面側には、締結ネジ25a〜25cが突設され、この
締結ネジ25a〜25cが余剰球受皿取付板18の締結
ネジ挿通孔19a〜19c及び前面枠1の締結ネジ貫通
孔17a〜17cを貫通して前面枠1の後方から図示し
ない締結部材(ナット)で締着することにより、余剰球
受皿23および余剰球受皿取付板18を前面枠1に一体
的に強力に固定している。なお、余剰球受皿取付板18
の余剰球受皿23が当接する部分は、ほぼ平面状に形成
されるとともにその他の部分は、全体的に膨出して形成
されている。つまり、これらの部分は、図面に詳細を示
さないが裏面が未形成空間となるように成形されて余剰
球受皿取付板18を補強している。また、余剰球受皿取
付板18の下辺部には、該取付板18に対して直角に突
設された受棚22が一体的に形成されている。このよう
に、余剰球受皿取付板18に受棚22を突設することに
より、余剰球受皿取付板18自体の剛性を高めることが
でき、例えば、該取付板18に形成される締結ネジ挿通
孔19a〜19cに極めて大きな応力が作用してクラッ
クが発生したとしても、そのクラックの下部延長が受棚
22に到達したときに、それ以上延びないので、余剰球
受皿取付板18の破損を防止することができる。また、
特に、受棚22を余剰球受皿23の下部と当接するよう
に突設させた場合には、余剰球受皿23にかかる垂直方
向の荷重を受け止める補強部材として機能させることが
でき、上記した締結ネジ挿通孔19a〜19c部分に発
生する応力自体を極めて小さくすることができ、クラッ
クの発生を抑制することができる。
【0011】次に、打球発射操作装置26および打球発
射装置100について各項目に分けて説明する。
射装置100について各項目に分けて説明する。
【0012】(1)打球発射操作装置 打球発射操作装置26は、取付基板27と操作機構28
とから構成されている。取付基板27は、第1の取付基
板29aと第2の取付基板29bとで構成され、操作機
構28は、後握持部材44と回動操作部材51と中握持
部材61と前握持部材82とで構成される。これらの関
係は、取付基板27が前記前面枠1に取り付けられ、後
握持部材44が取付基板27に取り付けられ、回動操作
部材51が後握持部材44と中握持部材61とで挟持さ
れ、中握持部材61が後握持部材44に取り付けられ、
前握持部材82が中握持部材61に取り付けられるよう
になっている。また、これらの部材は、合成樹脂により
成形されている。
とから構成されている。取付基板27は、第1の取付基
板29aと第2の取付基板29bとで構成され、操作機
構28は、後握持部材44と回動操作部材51と中握持
部材61と前握持部材82とで構成される。これらの関
係は、取付基板27が前記前面枠1に取り付けられ、後
握持部材44が取付基板27に取り付けられ、回動操作
部材51が後握持部材44と中握持部材61とで挟持さ
れ、中握持部材61が後握持部材44に取り付けられ、
前握持部材82が中握持部材61に取り付けられるよう
になっている。また、これらの部材は、合成樹脂により
成形されている。
【0013】(イ)取付基板 取付基板27は、図2及び図3に示すように第1の取付
基板29aと第2の取付基板29bとが重合的に結合さ
れて形成されている。このように取付基板27を2つに
分割して形成すると、第1の取付基板29aと第2の取
付基板29bとを異なる材質あるいは色調のものを任意
に組み合せることができパチンコ遊技機の前面下部の装
飾効果を高めることができるとともに後述するように取
付基板27の裏面の構造を複雑にすることができる。も
ちろん、取付基板27を2つに分割して形成することな
く、一体的に形成しても良い。なお、第1の取付基板2
9aと第2の取付基板29bとは、図2に示すように、
その下方部分で重合され、その重合箇所に装飾板37を
一体的に貫通固定することにより、全体として一体的に
構成されている。
基板29aと第2の取付基板29bとが重合的に結合さ
れて形成されている。このように取付基板27を2つに
分割して形成すると、第1の取付基板29aと第2の取
付基板29bとを異なる材質あるいは色調のものを任意
に組み合せることができパチンコ遊技機の前面下部の装
飾効果を高めることができるとともに後述するように取
付基板27の裏面の構造を複雑にすることができる。も
ちろん、取付基板27を2つに分割して形成することな
く、一体的に形成しても良い。なお、第1の取付基板2
9aと第2の取付基板29bとは、図2に示すように、
その下方部分で重合され、その重合箇所に装飾板37を
一体的に貫通固定することにより、全体として一体的に
構成されている。
【0014】ところで、第2の取付基板29bの前面に
は、円錐台形状の支持柱31が突設されている。この支
持柱31の中央に後述する操作回動軸42を挿通する挿
通孔32が穿設されている。この挿通孔32は、図1に
示されるようにその内部の孔径が異なるように形成され
ている。すなわち、先端部の孔径は、操作回動軸42の
直径とほぼ同じ径に形成され、その直後から操作回動軸
42の直径よりもやや大きい径に形成され、更に後端部
の孔径は、さらに大きい径に形成されている。そして、
後端部には、軸受部材38が嵌入され、その軸受部材3
8の軸受孔が前記操作回動軸42の直径とほぼ同じ径に
形成されている。したがって、操作回動軸42は、挿通
孔32の先端部と軸受部材38の軸受孔によってほぼ水
平方向に回転自在に軸支されるようになっている。
は、円錐台形状の支持柱31が突設されている。この支
持柱31の中央に後述する操作回動軸42を挿通する挿
通孔32が穿設されている。この挿通孔32は、図1に
示されるようにその内部の孔径が異なるように形成され
ている。すなわち、先端部の孔径は、操作回動軸42の
直径とほぼ同じ径に形成され、その直後から操作回動軸
42の直径よりもやや大きい径に形成され、更に後端部
の孔径は、さらに大きい径に形成されている。そして、
後端部には、軸受部材38が嵌入され、その軸受部材3
8の軸受孔が前記操作回動軸42の直径とほぼ同じ径に
形成されている。したがって、操作回動軸42は、挿通
孔32の先端部と軸受部材38の軸受孔によってほぼ水
平方向に回転自在に軸支されるようになっている。
【0015】なお、操作回動軸42の前端には、後述す
る回動操作部材51を決められた位置に挿入固定するた
めの切欠部42bが、操作回動軸42の後端には、後述
する回転伝達部材39を決められた位置に挿入固定する
ための切欠部42aがそれぞれ形成され、また、切欠部
42a側の端面には、回転伝達部材39を止着固定する
ワッシャー付ビス41が螺着されるネジ穴が形成されて
いる。更に、操作回動軸42の切欠部42b寄りには、
規制部材としてのEリング43が嵌着されて操作回動軸
42の後方向への移動を規制している。これにより挿通
孔32に操作回動軸42のEリング43が挿通孔32の
前端面に当接するまで挿通し、その後端に回転伝達部材
39の軸穴40を挿通して固定した後は、操作回動軸4
2は前方向にも、後方向にも移動することができず、確
実に支持柱31に軸支されることができる。なお、切欠
部42aの切欠巾は、回転伝達部材39の肉厚巾よりも
僅かに小さい巾で切り欠けられている。
る回動操作部材51を決められた位置に挿入固定するた
めの切欠部42bが、操作回動軸42の後端には、後述
する回転伝達部材39を決められた位置に挿入固定する
ための切欠部42aがそれぞれ形成され、また、切欠部
42a側の端面には、回転伝達部材39を止着固定する
ワッシャー付ビス41が螺着されるネジ穴が形成されて
いる。更に、操作回動軸42の切欠部42b寄りには、
規制部材としてのEリング43が嵌着されて操作回動軸
42の後方向への移動を規制している。これにより挿通
孔32に操作回動軸42のEリング43が挿通孔32の
前端面に当接するまで挿通し、その後端に回転伝達部材
39の軸穴40を挿通して固定した後は、操作回動軸4
2は前方向にも、後方向にも移動することができず、確
実に支持柱31に軸支されることができる。なお、切欠
部42aの切欠巾は、回転伝達部材39の肉厚巾よりも
僅かに小さい巾で切り欠けられている。
【0016】また、第2の取付基板29bの前面には、
支持柱31を囲むように隆起部が突設され、この隆起部
と支持柱31との間に後握持部材44の後端面を当接さ
せて止着するための止着孔が穿設されるとともに、操作
機構28内部に設けられる触手検知部材67及び電磁石
49からの配線を通すための接続線貫通孔33が穿設さ
れている。
支持柱31を囲むように隆起部が突設され、この隆起部
と支持柱31との間に後握持部材44の後端面を当接さ
せて止着するための止着孔が穿設されるとともに、操作
機構28内部に設けられる触手検知部材67及び電磁石
49からの配線を通すための接続線貫通孔33が穿設さ
れている。
【0017】一方、第1の取付基板29aの前面には、
その上部に横方向に長いカバー部材30が取着されてい
る。また、第1の取付基板29aの図示右側には、ハン
ドル固定用押ボタン34と単発用押ボタン35が設けら
れている。ハンドル固定用押ボタン34は、この実施形
態の要部を構成する後述する電磁石49を作動させるた
めのものであり、また、単発用押ボタン35は、後述す
る打球発射装置100の打球モータ162の駆動を間欠
的に行うものである。
その上部に横方向に長いカバー部材30が取着されてい
る。また、第1の取付基板29aの図示右側には、ハン
ドル固定用押ボタン34と単発用押ボタン35が設けら
れている。ハンドル固定用押ボタン34は、この実施形
態の要部を構成する後述する電磁石49を作動させるた
めのものであり、また、単発用押ボタン35は、後述す
る打球発射装置100の打球モータ162の駆動を間欠
的に行うものである。
【0018】ところで、ハンドル固定用押ボタン34及
び単発用押ボタン35の裏面には、図3に示すようにハ
ンドル固定スイッチ94及び単発用スイッチ95がそれ
ぞれ対設するようになっている。ハンドル固定スイッチ
94及び単発用スイッチ95は、スイッチ固定部材93
によって第1の取付基板29aの裏面に固定される。な
お、単発用スイッチ95は、常閉スイッチとして構成さ
れ、単発用押ボタン35を押圧すると回路が開成され、
後述する打球モータ162の回転を停止するようになっ
ている。なお、詳細な駆動回路については、後に説明す
る。また、ハンドル固定用押ボタン34及び単発用押ボ
タン35は、操作機構28の回動操作部材51を操作し
たままで押圧できるように操作機構28のやや右上に位
置するように配置されている。
び単発用押ボタン35の裏面には、図3に示すようにハ
ンドル固定スイッチ94及び単発用スイッチ95がそれ
ぞれ対設するようになっている。ハンドル固定スイッチ
94及び単発用スイッチ95は、スイッチ固定部材93
によって第1の取付基板29aの裏面に固定される。な
お、単発用スイッチ95は、常閉スイッチとして構成さ
れ、単発用押ボタン35を押圧すると回路が開成され、
後述する打球モータ162の回転を停止するようになっ
ている。なお、詳細な駆動回路については、後に説明す
る。また、ハンドル固定用押ボタン34及び単発用押ボ
タン35は、操作機構28の回動操作部材51を操作し
たままで押圧できるように操作機構28のやや右上に位
置するように配置されている。
【0019】次に、主として図3を参照して取付基板2
7の裏面の構造について説明する。第1の取付基板29
aと第2の取付基板29bとを一体的に固定すると、取
付基板27は、ほぼ断面「コ」字形状となり、その裏面
には、収納空間99(図1参照)が形成される。また、
この実施形態では、操作機構28が取り付けられる第2
の取付基板29bの裏面及びその上部の第1の取付基板
29aの裏面には、金属製の補強部材92がビスで固着
され、操作機構28の取付基板27への取付の強度を高
めている。
7の裏面の構造について説明する。第1の取付基板29
aと第2の取付基板29bとを一体的に固定すると、取
付基板27は、ほぼ断面「コ」字形状となり、その裏面
には、収納空間99(図1参照)が形成される。また、
この実施形態では、操作機構28が取り付けられる第2
の取付基板29bの裏面及びその上部の第1の取付基板
29aの裏面には、金属製の補強部材92がビスで固着
され、操作機構28の取付基板27への取付の強度を高
めている。
【0020】取付基板27には、その中央左右両側に締
結ネジ36a〜36cが植設され、その締結ネジ36a
〜36cが前記したように、前面枠1の締結ネジ貫通孔
13a〜13cおよび打球発射装置100側の締結ネジ
挿通孔103a〜103cを貫通して締着部材で締着さ
れて打球発射操作装置26を前面枠1に強固に固定して
いる。更に、取付基板27には、配線係止部材98が固
定され、前記ハンドル固定スイッチ94及び単発スイッ
チ95からの配線や後述するモータスイッチ91の配
線、電磁石49のリード線50が外に飛び出さないよう
に整列し、それらの配線が配線収束カバー96によって
収束されている。そして、配線収束カバー96によって
収束された配線の先端には、端子部材97が接続され、
前記した前面枠1の配線引出孔15から前面枠1の裏面
に引出され、図1に示すように中継基板の接続端子16
9に接続される。
結ネジ36a〜36cが植設され、その締結ネジ36a
〜36cが前記したように、前面枠1の締結ネジ貫通孔
13a〜13cおよび打球発射装置100側の締結ネジ
挿通孔103a〜103cを貫通して締着部材で締着さ
れて打球発射操作装置26を前面枠1に強固に固定して
いる。更に、取付基板27には、配線係止部材98が固
定され、前記ハンドル固定スイッチ94及び単発スイッ
チ95からの配線や後述するモータスイッチ91の配
線、電磁石49のリード線50が外に飛び出さないよう
に整列し、それらの配線が配線収束カバー96によって
収束されている。そして、配線収束カバー96によって
収束された配線の先端には、端子部材97が接続され、
前記した前面枠1の配線引出孔15から前面枠1の裏面
に引出され、図1に示すように中継基板の接続端子16
9に接続される。
【0021】前記操作回動軸42の後端部には、前記し
たように半円形状の回転伝達部材39がワッシャー付き
ビス41によって固定されるが、この回転伝達部材39
は、その一端部に索条83の一端が係止され、その他端
部にモータスイッチ91のアクチュエータ91aが当接
するように形成されている。また、回転伝達部材39
は、その半円形状の中心部に穿設された軸穴40を操作
回動軸42の切欠部42aに嵌入して固定されるが、軸
穴40は、切欠部42aが切り欠けられた操作回動軸4
2の形状と対応する形状に構成されることは当然である
が、前記したように軸穴40の前後方向の寸法は、切欠
部42aの切欠巾よりやや長く形成されている。これ
は、回転伝達部材39を操作回動軸42に嵌入してワッ
シャー付ビス41をネジ穴に螺着した際に、ワッシャー
付ビス41の回転伝達部材39への締着力を強力に働か
せるためである。
たように半円形状の回転伝達部材39がワッシャー付き
ビス41によって固定されるが、この回転伝達部材39
は、その一端部に索条83の一端が係止され、その他端
部にモータスイッチ91のアクチュエータ91aが当接
するように形成されている。また、回転伝達部材39
は、その半円形状の中心部に穿設された軸穴40を操作
回動軸42の切欠部42aに嵌入して固定されるが、軸
穴40は、切欠部42aが切り欠けられた操作回動軸4
2の形状と対応する形状に構成されることは当然である
が、前記したように軸穴40の前後方向の寸法は、切欠
部42aの切欠巾よりやや長く形成されている。これ
は、回転伝達部材39を操作回動軸42に嵌入してワッ
シャー付ビス41をネジ穴に螺着した際に、ワッシャー
付ビス41の回転伝達部材39への締着力を強力に働か
せるためである。
【0022】回転伝達部材39に関連して設けられるモ
ータスイッチ91は、常開スイッチとして機能し、回転
伝達部材39が回転して、その他端部とアクチュエータ
91aとが当接しなくなるとモータ回路を閉成して後述
する打球モータ162の回転を開始させる。なお、詳細
な駆動回路については、後に説明する。
ータスイッチ91は、常開スイッチとして機能し、回転
伝達部材39が回転して、その他端部とアクチュエータ
91aとが当接しなくなるとモータ回路を閉成して後述
する打球モータ162の回転を開始させる。なお、詳細
な駆動回路については、後に説明する。
【0023】回転伝達部材39に一端が連結される索条
83の他端には、円形状の連動伝達部材84が連結され
ている。この連動伝達部材84は、取付基板27にビス
で止着されることによって回転自在に軸支されている。
そして、回転軸には、付勢バネ87が介装され、該付勢
バネ87の一端の係止部87bが取付基板27に突設さ
れたバネ係止突片88に係止され、他端の係止部87a
が連動伝達部材84のバネ係止穴86に係止されてい
る。このため、連動伝達部材84は、図3から見て常に
時計方向に回動付勢されているが、連動伝達部材84に
一体的に形成された当接突起が取付基板27の裏面に突
設された当接突片90に当接して、その時計方向の回転
を規制している。また、連動伝達部材84には、前記索
条83を案内する案内溝や索条83の他端を係止する係
止片が形成されるが、更に、軸を中心とする扇形状の係
合穴85が形成されている。係合穴85は、3つ形成さ
れており、取付基板27及び後述する打球発射装置10
0を前面枠1に対向させたとき、図1に示されるように
打球発射装置100側に設けられた微調節機構170の
係合片186に嵌合されるようになっている。これによ
り、打球発射操作装置26側の回動操作部材51の回動
運動を打球発射装置100側へ伝達して弾発力を調節す
ることができる。
83の他端には、円形状の連動伝達部材84が連結され
ている。この連動伝達部材84は、取付基板27にビス
で止着されることによって回転自在に軸支されている。
そして、回転軸には、付勢バネ87が介装され、該付勢
バネ87の一端の係止部87bが取付基板27に突設さ
れたバネ係止突片88に係止され、他端の係止部87a
が連動伝達部材84のバネ係止穴86に係止されてい
る。このため、連動伝達部材84は、図3から見て常に
時計方向に回動付勢されているが、連動伝達部材84に
一体的に形成された当接突起が取付基板27の裏面に突
設された当接突片90に当接して、その時計方向の回転
を規制している。また、連動伝達部材84には、前記索
条83を案内する案内溝や索条83の他端を係止する係
止片が形成されるが、更に、軸を中心とする扇形状の係
合穴85が形成されている。係合穴85は、3つ形成さ
れており、取付基板27及び後述する打球発射装置10
0を前面枠1に対向させたとき、図1に示されるように
打球発射装置100側に設けられた微調節機構170の
係合片186に嵌合されるようになっている。これによ
り、打球発射操作装置26側の回動操作部材51の回動
運動を打球発射装置100側へ伝達して弾発力を調節す
ることができる。
【0024】上記した連動伝達部材84と回転伝達部材
39と索条83とは、操作機構28の動作を打球発射装
置100側へ伝達する伝達機構を構成し、この伝達機構
は、図1に示されるように取付基板27の裏側と前面枠
1とで形成される収納空間99内に配置されている。な
お、収納空間99は、前記開口12によって形成される
空間と連通している。なお、取付基板27には、前記前
面枠1の位置決め孔14a,14bに対応した位置に位
置決め突起89a,89bが突設されている。
39と索条83とは、操作機構28の動作を打球発射装
置100側へ伝達する伝達機構を構成し、この伝達機構
は、図1に示されるように取付基板27の裏側と前面枠
1とで形成される収納空間99内に配置されている。な
お、収納空間99は、前記開口12によって形成される
空間と連通している。なお、取付基板27には、前記前
面枠1の位置決め孔14a,14bに対応した位置に位
置決め突起89a,89bが突設されている。
【0025】上記のように構成された取付基板27を前
面枠1に取り付るに際し、まず、位置決め突起89a,
89bを前面枠1の位置決め孔14a,14bに嵌入す
るとともに締結ネジ36a〜36cを締結ネジ貫通孔1
3a〜13cに貫通させ、次に前面枠1を裏返して打球
発射装置100の位置決め突起102a,102bを前
記位置決め孔14a,14bに差し込むとともに締結ネ
ジ挿通孔103a〜103cに前記締結ネジ36a〜3
6cを貫通させて図示しない締着部材で締着して打球発
射操作装置26および打球発射装置100を前面枠1に
固定する。そして上記のように打球発射操作装置26お
よび打球発射装置100を締着固定したときに、前記係
合穴85と係合片186は、自然に合致係合して伝達機
構の機能を果すようになっている。
面枠1に取り付るに際し、まず、位置決め突起89a,
89bを前面枠1の位置決め孔14a,14bに嵌入す
るとともに締結ネジ36a〜36cを締結ネジ貫通孔1
3a〜13cに貫通させ、次に前面枠1を裏返して打球
発射装置100の位置決め突起102a,102bを前
記位置決め孔14a,14bに差し込むとともに締結ネ
ジ挿通孔103a〜103cに前記締結ネジ36a〜3
6cを貫通させて図示しない締着部材で締着して打球発
射操作装置26および打球発射装置100を前面枠1に
固定する。そして上記のように打球発射操作装置26お
よび打球発射装置100を締着固定したときに、前記係
合穴85と係合片186は、自然に合致係合して伝達機
構の機能を果すようになっている。
【0026】操作機構 操作機構28は、前記したように取付基板27に固定さ
れる後握持部材44と回動操作部材51と中握持部材6
1と前握持部材82とから成っている。以下、各項目毎
に分けて説明する。
れる後握持部材44と回動操作部材51と中握持部材6
1と前握持部材82とから成っている。以下、各項目毎
に分けて説明する。
【0027】(ロ)後握持部材 次に、図1及び図2を参照して後握持部材44について
説明する。後握持部材44は、筒状の基部と椀状の外周
縁部とを一体的に成形したものであり、基部には、その
中央に前記支持柱31の外周形状に沿った支持柱嵌挿孔
45が前後方向に貫通されている。また、前記支持柱嵌
挿孔45の外側には、次に説明する電磁石49のリード
線50や後述する触手検知部材67に接続される接続線
71が貫通する接続線貫通孔46が形成されている。
説明する。後握持部材44は、筒状の基部と椀状の外周
縁部とを一体的に成形したものであり、基部には、その
中央に前記支持柱31の外周形状に沿った支持柱嵌挿孔
45が前後方向に貫通されている。また、前記支持柱嵌
挿孔45の外側には、次に説明する電磁石49のリード
線50や後述する触手検知部材67に接続される接続線
71が貫通する接続線貫通孔46が形成されている。
【0028】また、後握持部材44の基部前面には、半
円形状に形成される電磁石49を収納固定するための取
付溝47が形成されている。電磁石49には、リード線
50が接続され、このリード線50を介して電流が供給
されることにより電磁石49が作動し、後述する鉄板6
0を吸引して回動操作部材51をその状態で保持するよ
うになっている。
円形状に形成される電磁石49を収納固定するための取
付溝47が形成されている。電磁石49には、リード線
50が接続され、このリード線50を介して電流が供給
されることにより電磁石49が作動し、後述する鉄板6
0を吸引して回動操作部材51をその状態で保持するよ
うになっている。
【0029】更に、椀状の外周縁部の内側には、3本の
連結柱48a〜48cが突設されている。この連結柱4
8a〜48cは、基部が先端部よりもやや太く形成され
ているが、これは、先端部は、回動操作部材51の連結
柱貫通スリット58a〜58cを貫通させる必要がある
のに対して、基部は、後述する中握持部材61および前
握持部材82を介して遊技者の負荷する荷重に耐える必
要があるため、できるかぎり太く形成した方が良いから
である。
連結柱48a〜48cが突設されている。この連結柱4
8a〜48cは、基部が先端部よりもやや太く形成され
ているが、これは、先端部は、回動操作部材51の連結
柱貫通スリット58a〜58cを貫通させる必要がある
のに対して、基部は、後述する中握持部材61および前
握持部材82を介して遊技者の負荷する荷重に耐える必
要があるため、できるかぎり太く形成した方が良いから
である。
【0030】(ハ)回動操作部材 回動操作部材51は、図2及び図2(a)に示されるよ
うに後方が開放する断面「コ」字状の凹部内周面53を
有し、該凹部内周面53が前記したように後握持部材4
4の外周縁部と対設するようになっている。また、回動
操作部材51の外周面には、指掛部52a〜52cが一
体的に形成されている。この指掛部52a〜52cは、
その部分だけ前後方向に巾広くなっており、遊技者が指
を掛け易いようになっている。更に、回動操作部材51
の中心部に軸嵌挿筒部54が形成されている。この軸嵌
挿筒部54の軸嵌挿孔55は、前記操作回動軸42の切
欠部42bに嵌挿されるようになっているので、その形
状が切欠部42bを切り欠いた操作回動軸42の形状に
対応することは当然であるが、更に、軸嵌挿孔55の長
さは、図1に示されるように切欠部42bの切欠巾とほ
ぼ同じ長さに設定されている。このように回動操作部材
51を相対的に長い軸嵌挿筒部54で軸支するようにし
たのは、回動操作部材51を強固に、かつ確実に操作回
動軸42に軸支するためである。
うに後方が開放する断面「コ」字状の凹部内周面53を
有し、該凹部内周面53が前記したように後握持部材4
4の外周縁部と対設するようになっている。また、回動
操作部材51の外周面には、指掛部52a〜52cが一
体的に形成されている。この指掛部52a〜52cは、
その部分だけ前後方向に巾広くなっており、遊技者が指
を掛け易いようになっている。更に、回動操作部材51
の中心部に軸嵌挿筒部54が形成されている。この軸嵌
挿筒部54の軸嵌挿孔55は、前記操作回動軸42の切
欠部42bに嵌挿されるようになっているので、その形
状が切欠部42bを切り欠いた操作回動軸42の形状に
対応することは当然であるが、更に、軸嵌挿孔55の長
さは、図1に示されるように切欠部42bの切欠巾とほ
ぼ同じ長さに設定されている。このように回動操作部材
51を相対的に長い軸嵌挿筒部54で軸支するようにし
たのは、回動操作部材51を強固に、かつ確実に操作回
動軸42に軸支するためである。
【0031】また、回動操作部材51の前面側には、同
心円状の外周隆起突起56と内周隆起突起57とが突設
されている。外周隆起突起56と内周隆起突起57との
間には、前記連結柱48a〜48cが貫通される連結柱
貫通スリット58a〜58cが穿設されている。この連
結柱貫通スリット58a〜58cは、円弧状の長孔であ
り、この長孔の角度範囲でしか回動操作部材51を回動
することができない。また、連結柱貫通スリット58a
〜58cは、2つの隆起突起56、57によって挟持さ
れる位置に穿設されているために、その強度が極めて強
く、回動操作部材51の激しい回動動作による連結柱貫
通スリット58a〜58cの破壊や、あるいは亀裂の発
生という事故を防止することができる。
心円状の外周隆起突起56と内周隆起突起57とが突設
されている。外周隆起突起56と内周隆起突起57との
間には、前記連結柱48a〜48cが貫通される連結柱
貫通スリット58a〜58cが穿設されている。この連
結柱貫通スリット58a〜58cは、円弧状の長孔であ
り、この長孔の角度範囲でしか回動操作部材51を回動
することができない。また、連結柱貫通スリット58a
〜58cは、2つの隆起突起56、57によって挟持さ
れる位置に穿設されているために、その強度が極めて強
く、回動操作部材51の激しい回動動作による連結柱貫
通スリット58a〜58cの破壊や、あるいは亀裂の発
生という事故を防止することができる。
【0032】更に、内周隆起突起57と軸嵌挿筒部54
との間には、接続線貫通スリット59が穿設されてい
る。この接続線貫通スリット59は、半円形状の長孔で
あるため、貫通される接続線71に対して回動操作部材
51の回動動作による影響が及ぼされることはない。
との間には、接続線貫通スリット59が穿設されてい
る。この接続線貫通スリット59は、半円形状の長孔で
あるため、貫通される接続線71に対して回動操作部材
51の回動動作による影響が及ぼされることはない。
【0033】また、回動操作部材51の前面側であっ
て、前記接続線貫通スリット59の反対側には、図2
(a)に示すように、前記電磁石49と対面する位置に
鉄板60が固着されている。しかして、回動操作部材5
1を後握持部材44に固定した状態では、図1に示すよ
うに、ほぼ接触するような位置関係にあり、このため、
電磁石49に通電されると鉄板60が吸引されて回動操
作部材51をその回動位置で固定することになる。な
お、電磁石49に吸引されるものであれば、鉄板60で
なくてもよい。
て、前記接続線貫通スリット59の反対側には、図2
(a)に示すように、前記電磁石49と対面する位置に
鉄板60が固着されている。しかして、回動操作部材5
1を後握持部材44に固定した状態では、図1に示すよ
うに、ほぼ接触するような位置関係にあり、このため、
電磁石49に通電されると鉄板60が吸引されて回動操
作部材51をその回動位置で固定することになる。な
お、電磁石49に吸引されるものであれば、鉄板60で
なくてもよい。
【0034】(ニ)中握持部材 中握持部材61は、円盤状の部材で、その中心部には、
前記軸嵌挿筒部54が挿入される逃し穴63が開設さ
れ、更に、該逃し穴63の近傍には、接続線71を貫通
させる接続線貫通孔64が穿設されている。また、中握
持部材61の後面側には、前記連結柱48a〜48cの
先端部が当接するネジ孔62a〜62cがそれぞれ穿設
されている。そして、中握持部材61の前方からビスを
ネジ孔62a〜62cを貫通させて前記連結柱48a〜
48cに螺着して中握持部材61を後握持部材44に取
り付ける。
前記軸嵌挿筒部54が挿入される逃し穴63が開設さ
れ、更に、該逃し穴63の近傍には、接続線71を貫通
させる接続線貫通孔64が穿設されている。また、中握
持部材61の後面側には、前記連結柱48a〜48cの
先端部が当接するネジ孔62a〜62cがそれぞれ穿設
されている。そして、中握持部材61の前方からビスを
ネジ孔62a〜62cを貫通させて前記連結柱48a〜
48cに螺着して中握持部材61を後握持部材44に取
り付ける。
【0035】一方、中握持部材61の前面側には、後述
する前握持部材82の係合部76と係合する被係合部6
5が適宜の数だけ形成されている。したがって、係合部
76を有する前握持部材82を中握持部材61に当接さ
せた状態で回動すれば、係合部76と被係合部65とが
係合して前握持部材82を中握持部材61に取着するこ
とができる。
する前握持部材82の係合部76と係合する被係合部6
5が適宜の数だけ形成されている。したがって、係合部
76を有する前握持部材82を中握持部材61に当接さ
せた状態で回動すれば、係合部76と被係合部65とが
係合して前握持部材82を中握持部材61に取着するこ
とができる。
【0036】また、中握持部材61の全外周には、触手
検知部材67が付設される。この触手検知部材67は、
中握持部材61の全外周に亘って付設される金属製の部
材で、遊技者の手が触れたことを検出するようになって
いる。しかして、触手検知部材67は、中握持部材61
の外周から僅かに外に突出する触手膨出部68と、その
前面側から中側に折れ曲がる折曲部69と、中握持部材
61に固定するための止着部70a〜70cとから成っ
ている。止着部70a〜70cは、前記ビスによって前
記ネジ孔62a〜62cを貫通して連結柱48a〜48
cに中握持部材61と一体的に止着される。このとき、
一つの止着部70bには、前記接続線貫通孔64を貫通
する接続線71の先端に取り付けられた接続端子72を
同時にビスで止着する。これにより、触手検知部材67
への接触信号が接続線71を介して後述する触手検出回
路193に送られる。
検知部材67が付設される。この触手検知部材67は、
中握持部材61の全外周に亘って付設される金属製の部
材で、遊技者の手が触れたことを検出するようになって
いる。しかして、触手検知部材67は、中握持部材61
の外周から僅かに外に突出する触手膨出部68と、その
前面側から中側に折れ曲がる折曲部69と、中握持部材
61に固定するための止着部70a〜70cとから成っ
ている。止着部70a〜70cは、前記ビスによって前
記ネジ孔62a〜62cを貫通して連結柱48a〜48
cに中握持部材61と一体的に止着される。このとき、
一つの止着部70bには、前記接続線貫通孔64を貫通
する接続線71の先端に取り付けられた接続端子72を
同時にビスで止着する。これにより、触手検知部材67
への接触信号が接続線71を介して後述する触手検出回
路193に送られる。
【0037】更に、中握持部材61の前面側には、止着
部66が形成されている。この止着部66は、前握持部
材82側へ突出するように形成されるとともに、その止
着穴は、下向きになっている。止着部66についての説
明は、後述する前握持部材82の項において説明する。
なお、図示の実施形態において、触手検知部材67を中
握持部材61の全周に亘って付設したので、遊技者によ
る操作機構28への接触が確実に検知される。
部66が形成されている。この止着部66は、前握持部
材82側へ突出するように形成されるとともに、その止
着穴は、下向きになっている。止着部66についての説
明は、後述する前握持部材82の項において説明する。
なお、図示の実施形態において、触手検知部材67を中
握持部材61の全周に亘って付設したので、遊技者によ
る操作機構28への接触が確実に検知される。
【0038】(ホ)前握持部材 前握持部材82は、前握持部材82を中握持部材61に
取着するための取付部73と、遊技者が握ることができ
る握持部74とから成っている。まず、取付部73につ
いて説明すると、取付部73は、その中心に前記軸嵌挿
筒部54の侵入を許容する逃し穴75を開設し、その後
面側(図2(b)参照)に前記した中握持部材61の被
係合部65と係合する係合部76がその外周近くに適宜
間隔を置いて形成されている。係合部76の説明は、前
記した通りであるのでここでは省略する。また、取付部
73には、前記中握持部材61の止着部66に対応する
位置に凹部が形成され、その凹部の下方にネジ溝78が
切り欠けられている。更に、取付部73には、握持部7
4と螺着するための止着孔77a〜77cが穿設され、
取付部73の後方からビスで取付部73と握持部74と
を一体的に取着している。なお、取付部73を握持部7
4に取着した際には、取付部73の外周が握持部74の
開口端面を塞ぐように収容される(図1参照)。
取着するための取付部73と、遊技者が握ることができ
る握持部74とから成っている。まず、取付部73につ
いて説明すると、取付部73は、その中心に前記軸嵌挿
筒部54の侵入を許容する逃し穴75を開設し、その後
面側(図2(b)参照)に前記した中握持部材61の被
係合部65と係合する係合部76がその外周近くに適宜
間隔を置いて形成されている。係合部76の説明は、前
記した通りであるのでここでは省略する。また、取付部
73には、前記中握持部材61の止着部66に対応する
位置に凹部が形成され、その凹部の下方にネジ溝78が
切り欠けられている。更に、取付部73には、握持部7
4と螺着するための止着孔77a〜77cが穿設され、
取付部73の後方からビスで取付部73と握持部74と
を一体的に取着している。なお、取付部73を握持部7
4に取着した際には、取付部73の外周が握持部74の
開口端面を塞ぐように収容される(図1参照)。
【0039】次に、握持部74について説明すると、握
持部74は、後面が開口した椀状をなしており、その前
面側の斜めの傾斜面に装着穴79が開設され、該装着穴
79に臨んで装飾部材80が配置される。装飾部材80
は、図柄を描いた装飾板80aと該装飾板80aを保護
する透明保護カバー80bとからなり、透明保護カバー
80bを前記装着穴79に嵌合する形状に形成して装着
穴79に臨ませ、その後方から装飾板80aを積層して
該装飾板80aの外周縁を押圧して握持部74内に固定
されるようになっている。更に、握持部74の下方に
は、ネジを止着するための止着孔81が穿設されてい
る。この止着孔81は、前記ネジ溝78に対応する下方
位置に形成されるものである。
持部74は、後面が開口した椀状をなしており、その前
面側の斜めの傾斜面に装着穴79が開設され、該装着穴
79に臨んで装飾部材80が配置される。装飾部材80
は、図柄を描いた装飾板80aと該装飾板80aを保護
する透明保護カバー80bとからなり、透明保護カバー
80bを前記装着穴79に嵌合する形状に形成して装着
穴79に臨ませ、その後方から装飾板80aを積層して
該装飾板80aの外周縁を押圧して握持部74内に固定
されるようになっている。更に、握持部74の下方に
は、ネジを止着するための止着孔81が穿設されてい
る。この止着孔81は、前記ネジ溝78に対応する下方
位置に形成されるものである。
【0040】(2)打球発射装置 次に、前記した打球発射操作装置26と対応する位置に
設けられる打球発射装置100について説明する。打球
発射装置100は、前記前面枠1に開設された開口12
の裏面側に取り付けられるものであって、取付基板10
1に集約化して構成されている。取付基板101は、ほ
ぼ正方形状の金属板で構成されており、前面枠1の前記
配線引出孔15に対応する位置には、半円形状の配線通
し切欠部101aが形成され、更に、位置決め突起10
2a,102b、締結ネジ挿通孔103a〜103c、
開口部104、軸受筒105、回動規制突起106、開
口円107、取付部108、及び案内ボス109がそれ
ぞれ穿設、あるいは突設されている。
設けられる打球発射装置100について説明する。打球
発射装置100は、前記前面枠1に開設された開口12
の裏面側に取り付けられるものであって、取付基板10
1に集約化して構成されている。取付基板101は、ほ
ぼ正方形状の金属板で構成されており、前面枠1の前記
配線引出孔15に対応する位置には、半円形状の配線通
し切欠部101aが形成され、更に、位置決め突起10
2a,102b、締結ネジ挿通孔103a〜103c、
開口部104、軸受筒105、回動規制突起106、開
口円107、取付部108、及び案内ボス109がそれ
ぞれ穿設、あるいは突設されている。
【0041】位置決め突起102a,102bは、前記
したように前面枠1に穿設された位置決め孔14a,1
4bに対応するもので、打球発射装置100の前面枠1
に対する絶対的な位置決めをするものである。締結ネジ
挿通孔103a〜103cも前記したように打球発射操
作装置26側に設けられた締結ネジ36a〜36cが挿
入されるものであって、取付基板101の後方から締着
部材(ナット)で締着することによって前面枠1を挟持
するように打球発射操作装置26と打球発射装置100
とを相互に取り付けるものである。開口部104は、後
述する駆動源機構160に関連して設けられ、軸受筒1
05は、後述する付勢機構110に関連して設けられ、
回動規制突起106も付勢機構110に関連して設けら
れるものである。また、開口円107は、後述する微調
節機構170に関連して設けられ、更に、取付部108
及び案内ボス109は、後述する打球杆機構140に関
連して設けられるものである。
したように前面枠1に穿設された位置決め孔14a,1
4bに対応するもので、打球発射装置100の前面枠1
に対する絶対的な位置決めをするものである。締結ネジ
挿通孔103a〜103cも前記したように打球発射操
作装置26側に設けられた締結ネジ36a〜36cが挿
入されるものであって、取付基板101の後方から締着
部材(ナット)で締着することによって前面枠1を挟持
するように打球発射操作装置26と打球発射装置100
とを相互に取り付けるものである。開口部104は、後
述する駆動源機構160に関連して設けられ、軸受筒1
05は、後述する付勢機構110に関連して設けられ、
回動規制突起106も付勢機構110に関連して設けら
れるものである。また、開口円107は、後述する微調
節機構170に関連して設けられ、更に、取付部108
及び案内ボス109は、後述する打球杆機構140に関
連して設けられるものである。
【0042】以上のように、打球発射装置100は、付
勢機構110、打球杆機構140、駆動源機構160、
及び微調節機構170から成るものである。以下、これ
らの各機構を項目毎に分けて説明する。
勢機構110、打球杆機構140、駆動源機構160、
及び微調節機構170から成るものである。以下、これ
らの各機構を項目毎に分けて説明する。
【0043】(ヘ)付勢機構 付勢機構110は、後述する打球杆141に弾発するた
めの付勢力を与えるためのものであり、その構成につい
て主として図5を参照して説明する。前記軸受筒105
内の両端には、2個のベアリング111a,111bが
カラー112を介して圧入されている。ベアリング11
1a,111bの内径には、円柱状のハンドル軸113
が取付基板101の後面側から嵌入されている。このハ
ンドル軸113は、その一端側に形成されたフランジ部
114と他端部に形成されたネジ部115および角状ネ
ジ部115aに螺着される2個のナット116a,11
6bとによってベアリング111a,111bおよびカ
ラー112を挟持するように回転自在に軸支される。ハ
ンドル軸113のフランジ部114のさらに外側には、
角状の係合角部117と円形のネジ部118とが形成さ
れている。前記角状ネジ部115aの端面には、止めネ
ジ穴119が形成されている。
めの付勢力を与えるためのものであり、その構成につい
て主として図5を参照して説明する。前記軸受筒105
内の両端には、2個のベアリング111a,111bが
カラー112を介して圧入されている。ベアリング11
1a,111bの内径には、円柱状のハンドル軸113
が取付基板101の後面側から嵌入されている。このハ
ンドル軸113は、その一端側に形成されたフランジ部
114と他端部に形成されたネジ部115および角状ネ
ジ部115aに螺着される2個のナット116a,11
6bとによってベアリング111a,111bおよびカ
ラー112を挟持するように回転自在に軸支される。ハ
ンドル軸113のフランジ部114のさらに外側には、
角状の係合角部117と円形のネジ部118とが形成さ
れている。前記角状ネジ部115aの端面には、止めネ
ジ穴119が形成されている。
【0044】前記軸受筒105の外周には、付勢部材と
してのコイルスプリング120が貫挿されるとともに、
その基部には、リング状の巻取部材121が遊嵌されて
いる。巻取部材121には、外周後端部側の一部に歯車
部122が一体的に設けられ、また、前端面側から後端
面側に向って複数の掛止部123が切り欠けられてい
る。この掛止部123には、前記コイルスプリング12
0の一端120aが係止されるようになっており、また
掛止部123を複数設けたのは、コイルスプリング12
0の一端120aの係止する位置を変えることによって
その付勢力を調節することができるようにするためであ
る。更に、巻取部材121の外周前端部側には、係止溝
124が周設され、この係止溝124にストッパリング
125を嵌入することによって、前記コイルスプリング
120の一端120aが係止溝124から外れるのを防
止している。また、巻取部材121の外周後端部を取り
巻くように補助スプリング126が設けられ、この補助
スプリング126の一端126aは、ビスで取付基板1
01に止着され、他端は、歯車部122の裏側に係止さ
れ、これにより常に巻取部材121を一方向(図5にお
いて、反時計方向)に付勢して、巻取部材121のその
方向への回転をスムーズに行わせるようになっている。
してのコイルスプリング120が貫挿されるとともに、
その基部には、リング状の巻取部材121が遊嵌されて
いる。巻取部材121には、外周後端部側の一部に歯車
部122が一体的に設けられ、また、前端面側から後端
面側に向って複数の掛止部123が切り欠けられてい
る。この掛止部123には、前記コイルスプリング12
0の一端120aが係止されるようになっており、また
掛止部123を複数設けたのは、コイルスプリング12
0の一端120aの係止する位置を変えることによって
その付勢力を調節することができるようにするためであ
る。更に、巻取部材121の外周前端部側には、係止溝
124が周設され、この係止溝124にストッパリング
125を嵌入することによって、前記コイルスプリング
120の一端120aが係止溝124から外れるのを防
止している。また、巻取部材121の外周後端部を取り
巻くように補助スプリング126が設けられ、この補助
スプリング126の一端126aは、ビスで取付基板1
01に止着され、他端は、歯車部122の裏側に係止さ
れ、これにより常に巻取部材121を一方向(図5にお
いて、反時計方向)に付勢して、巻取部材121のその
方向への回転をスムーズに行わせるようになっている。
【0045】一方、前記コイルスプリング120の他端
120bは、樹脂製の駆動カバー127に穿設された係
止穴128に挿入固定される。駆動カバー127の中心
には、角状の取着穴129が貫設されており、この取着
穴129に前記ハンドル軸113の角状ネジ部115a
が挿通される。そして、取着穴129の前方からビス1
33で前記ネジ穴119に螺着することにより駆動カバ
ー127がハンドル軸113に強固に固定される。ま
た、駆動カバー127には、駆動レバー130が一体的
に形成されており、駆動レバー130の先端に植設され
た支持ピン131には、回転ローラ132(図1参照)
が回転自在に取着されている。この回転ローラ132
は、後述する駆動源機構160に関連付けられるもので
ある。
120bは、樹脂製の駆動カバー127に穿設された係
止穴128に挿入固定される。駆動カバー127の中心
には、角状の取着穴129が貫設されており、この取着
穴129に前記ハンドル軸113の角状ネジ部115a
が挿通される。そして、取着穴129の前方からビス1
33で前記ネジ穴119に螺着することにより駆動カバ
ー127がハンドル軸113に強固に固定される。ま
た、駆動カバー127には、駆動レバー130が一体的
に形成されており、駆動レバー130の先端に植設され
た支持ピン131には、回転ローラ132(図1参照)
が回転自在に取着されている。この回転ローラ132
は、後述する駆動源機構160に関連付けられるもので
ある。
【0046】(ト)打球杆機構 打球杆機構140は、前記発射レール8の発射位置9に
ある打球を強打するためのものである。打球杆機構14
0について主として図5を参照して説明する。打球杆機
構140は、取付基板101の後面側に位置している。
すなわち、前記ハンドル軸113の係合角部117に
は、該係合角部117の長さよりも僅かに厚い肉厚を有
する打球杆141の基部に穿設された軸嵌挿孔142が
嵌入され、後方からスプリングワッシャー143および
ナット144で螺着されている。これにより打球杆14
1がハンドル軸113に強固に固定されている。したが
って、打球杆141と前記駆動カバー127とはハンド
ル軸113を中心にして一体的に回動するようになって
いる。
ある打球を強打するためのものである。打球杆機構14
0について主として図5を参照して説明する。打球杆機
構140は、取付基板101の後面側に位置している。
すなわち、前記ハンドル軸113の係合角部117に
は、該係合角部117の長さよりも僅かに厚い肉厚を有
する打球杆141の基部に穿設された軸嵌挿孔142が
嵌入され、後方からスプリングワッシャー143および
ナット144で螺着されている。これにより打球杆14
1がハンドル軸113に強固に固定されている。したが
って、打球杆141と前記駆動カバー127とはハンド
ル軸113を中心にして一体的に回動するようになって
いる。
【0047】打球杆141には、その上端に前記発射位
置9に臨んで直接打球を強打する槌先バネ145と、そ
の下端に連動昇降杆147と当接する当接部146が形
成されている。連動昇降杆147は、前記打球供給装置
6の玉送り部材7を回動させるもので、この連動昇降杆
147の下端に突設された当接ピン148に遊嵌される
当接ローラ149が前記当接部146と当接するように
なっている。なお、当接ローラ149は、Eリング15
0で止着されている。また、連動昇降杆147の上部に
は、玉送り部材7と当接する当接片151が固定されて
いる。更に、連動昇降杆147の中央部には、上下方向
に長い摺動長穴152が形成され、この摺動長穴152
に取付基板101に突設された案内ボス109が貫通案
内されるようになっている。なお、連動昇降杆147
は、取付基板101の取付部108にビス155で取り
付けられた案内板153と、案内ボス109の先端にビ
ス157で取着された挟持板156とによって摺動案内
されている。案内板153には、案内ボス109を貫通
する透孔154が穿設されている。また、取付基板10
1には、打球杆141の回動範囲を規制し、かつ打球杆
141の復帰力を吸収するゴム製の回動規制片158
a,158bが取り付けられている。一方の回動規制片
158aは、打球杆141の上部前端面に当接する位置
に取り付けられ、他方の回動規制片158bは、打球杆
141の下部後端面に当接する位置に取り付けられてい
る(図示省略)。
置9に臨んで直接打球を強打する槌先バネ145と、そ
の下端に連動昇降杆147と当接する当接部146が形
成されている。連動昇降杆147は、前記打球供給装置
6の玉送り部材7を回動させるもので、この連動昇降杆
147の下端に突設された当接ピン148に遊嵌される
当接ローラ149が前記当接部146と当接するように
なっている。なお、当接ローラ149は、Eリング15
0で止着されている。また、連動昇降杆147の上部に
は、玉送り部材7と当接する当接片151が固定されて
いる。更に、連動昇降杆147の中央部には、上下方向
に長い摺動長穴152が形成され、この摺動長穴152
に取付基板101に突設された案内ボス109が貫通案
内されるようになっている。なお、連動昇降杆147
は、取付基板101の取付部108にビス155で取り
付けられた案内板153と、案内ボス109の先端にビ
ス157で取着された挟持板156とによって摺動案内
されている。案内板153には、案内ボス109を貫通
する透孔154が穿設されている。また、取付基板10
1には、打球杆141の回動範囲を規制し、かつ打球杆
141の復帰力を吸収するゴム製の回動規制片158
a,158bが取り付けられている。一方の回動規制片
158aは、打球杆141の上部前端面に当接する位置
に取り付けられ、他方の回動規制片158bは、打球杆
141の下部後端面に当接する位置に取り付けられてい
る(図示省略)。
【0048】(チ)駆動源機構 駆動源機構160は、前記した打球杆141を往復回動
させるための駆動機構であり、図5を参照して説明す
る。前記開口部104の後面を覆うように打球モータ1
62が配置されている。この打球モータ162は、正方
形状のモータベース161に固着されており、該モータ
ベース161がネジ163a〜163d(ただし、16
3b〜163dは図示省略)で取付基板101に固定さ
れている。打球モータ162のモータ軸164は、前記
開口部104に臨んで取付基板101の前面側に突出し
ており、その先端に駆動羽根165がワッシャー166
を介してビス167で固定されている。駆動羽根165
には、3つの係合羽根が形成され、この係合羽根が前記
駆動レバー130の回転ローラ132と係脱するように
なっている。このため、打球モータ162の回転に従動
して駆動羽根165が回転すると、駆動羽根165と回
転ローラ132が係脱を繰り返すので前記ハンドル軸1
13が回動して打球杆141を所定の角度範囲内で往復
回動させることができる。この往復回動動作は、駆動羽
根165と回転ローラ132とが係合している最中は、
打球杆141がゆっくりと後退し、駆動羽根165と回
転ローラ132との係合が外れると、打球杆141は、
コイルスプリング120の付勢力により急激に元の位置
に復帰して、発射位置9にある打球を弾発するようにな
っている。
させるための駆動機構であり、図5を参照して説明す
る。前記開口部104の後面を覆うように打球モータ1
62が配置されている。この打球モータ162は、正方
形状のモータベース161に固着されており、該モータ
ベース161がネジ163a〜163d(ただし、16
3b〜163dは図示省略)で取付基板101に固定さ
れている。打球モータ162のモータ軸164は、前記
開口部104に臨んで取付基板101の前面側に突出し
ており、その先端に駆動羽根165がワッシャー166
を介してビス167で固定されている。駆動羽根165
には、3つの係合羽根が形成され、この係合羽根が前記
駆動レバー130の回転ローラ132と係脱するように
なっている。このため、打球モータ162の回転に従動
して駆動羽根165が回転すると、駆動羽根165と回
転ローラ132が係脱を繰り返すので前記ハンドル軸1
13が回動して打球杆141を所定の角度範囲内で往復
回動させることができる。この往復回動動作は、駆動羽
根165と回転ローラ132とが係合している最中は、
打球杆141がゆっくりと後退し、駆動羽根165と回
転ローラ132との係合が外れると、打球杆141は、
コイルスプリング120の付勢力により急激に元の位置
に復帰して、発射位置9にある打球を弾発するようにな
っている。
【0049】前記打球モータ162の裏面には、図1に
示すように駆動関係の中継基板が取り付けられている。
すなわち、中継基板は、前記モータベース161に取り
付けられる中継基板取付部材168に取り付けられ、そ
の後面に接続端子169が設けられている。接続端子1
69には、打球発射装置100が稼動していることを示
す作動表示ランプ192(図6参照;一般に前面枠1の
表面に取り付けられている)からの接続線や、前記打球
発射操作装置26内に設けられた各種のスイッチからの
接続線等が接続されるようになっている。
示すように駆動関係の中継基板が取り付けられている。
すなわち、中継基板は、前記モータベース161に取り
付けられる中継基板取付部材168に取り付けられ、そ
の後面に接続端子169が設けられている。接続端子1
69には、打球発射装置100が稼動していることを示
す作動表示ランプ192(図6参照;一般に前面枠1の
表面に取り付けられている)からの接続線や、前記打球
発射操作装置26内に設けられた各種のスイッチからの
接続線等が接続されるようになっている。
【0050】このように、この実施形態においては、パ
チンコ遊技機に設けられた打球発射装置に関連する各接
続線を打球モータ162の裏面に取り付けた中継基板に
接続するだけで簡単に駆動回路を構成することができる
ようになっている。なお、この駆動回路については、後
に詳細に説明する。
チンコ遊技機に設けられた打球発射装置に関連する各接
続線を打球モータ162の裏面に取り付けた中継基板に
接続するだけで簡単に駆動回路を構成することができる
ようになっている。なお、この駆動回路については、後
に詳細に説明する。
【0051】(リ)微調節機構 微調節機構170は、前記コイルスプリング120の付
勢力の初期設定を行う機構である。微調節機構170に
ついて主として図5を参照して説明する。微調節機構1
70は、前記開口円107に関連して設けられている。
すなわち、開口円107には、プラスチック製のガイド
部材171が取着され、このガイド部材171に歯車部
材172が臨んでいる。歯車部材172には、その外周
に前記巻取部材121の歯車部122と噛合する歯車部
172aと、その前面に中心に向う放射線状の凹凸部を
有する噛合面部172bとが形成されている。また、前
記開口円107に臨むボス部(図示しない)には、金属
製の調節部材172cが埋め込まれている。この調節部
材172cは、ドライバーのマイナスネジによって回動
操作されるようになっている。なお、ボス部には、回転
円滑部材173が挿入されて歯車部材172と取付基板
101との回転摩擦を軽減するようにしている。歯車部
材172には、調節リンク部材174が対向している。
調節リンク部材174は、その後面に前記噛合面部17
2bと係合する噛合面部174aを有している。また、
調節リンク部材174の前面には、六角形状の係合角筒
部175が一体的に突設され、該係合角筒部175に貫
挿されるように押えバネ177が当接している。更に、
調節リンク部材174の外周には、係合突起176が突
設されている。
勢力の初期設定を行う機構である。微調節機構170に
ついて主として図5を参照して説明する。微調節機構1
70は、前記開口円107に関連して設けられている。
すなわち、開口円107には、プラスチック製のガイド
部材171が取着され、このガイド部材171に歯車部
材172が臨んでいる。歯車部材172には、その外周
に前記巻取部材121の歯車部122と噛合する歯車部
172aと、その前面に中心に向う放射線状の凹凸部を
有する噛合面部172bとが形成されている。また、前
記開口円107に臨むボス部(図示しない)には、金属
製の調節部材172cが埋め込まれている。この調節部
材172cは、ドライバーのマイナスネジによって回動
操作されるようになっている。なお、ボス部には、回転
円滑部材173が挿入されて歯車部材172と取付基板
101との回転摩擦を軽減するようにしている。歯車部
材172には、調節リンク部材174が対向している。
調節リンク部材174は、その後面に前記噛合面部17
2bと係合する噛合面部174aを有している。また、
調節リンク部材174の前面には、六角形状の係合角筒
部175が一体的に突設され、該係合角筒部175に貫
挿されるように押えバネ177が当接している。更に、
調節リンク部材174の外周には、係合突起176が突
設されている。
【0052】押えバネ177の他端部は、当接リングバ
ネ178を介して固定部材179に当接している。固定
部材179は、その取付部180a,180bがビスで
取付基板101に固定されており、このため、歯車部材
172、調節リンク部材174、押えバネ177、及び
当接リングバネ178は、すべて固定部材179内に収
納される状態となっている。固定部材179は筒状の部
材が段差状に形成してあり、その段差部には、前記係合
突起176と係合する第1の係合溝181と第2の係合
溝182とが連接して形成されている。第1の係合溝1
81は段差部の水平面に長く形成され、第2の係合溝1
82は、段差部の垂直面に短く形成されている。なお、
前記歯車部材172は、固定部材179の後端面側に形
成された切欠部179aを介して前記巻取部材121の
歯車部122と噛合するようになっている。
ネ178を介して固定部材179に当接している。固定
部材179は、その取付部180a,180bがビスで
取付基板101に固定されており、このため、歯車部材
172、調節リンク部材174、押えバネ177、及び
当接リングバネ178は、すべて固定部材179内に収
納される状態となっている。固定部材179は筒状の部
材が段差状に形成してあり、その段差部には、前記係合
突起176と係合する第1の係合溝181と第2の係合
溝182とが連接して形成されている。第1の係合溝1
81は段差部の水平面に長く形成され、第2の係合溝1
82は、段差部の垂直面に短く形成されている。なお、
前記歯車部材172は、固定部材179の後端面側に形
成された切欠部179aを介して前記巻取部材121の
歯車部122と噛合するようになっている。
【0053】固定部材179の前端面に開設された連結
穴183には、伝達リンク部材185が挿入されてい
る。伝達リンク部材185の後端部には、前記係合角筒
部175と係合する係合ボス部185aが突設され、そ
の前端部には、前記打球発射操作装置26側の連動伝達
部材84の係合穴85に侵入して係合する係合片186
が形成されている。そして、伝達リンク部材185は、
止めワッシャー187と止着ネジ188とによって前記
歯車部材172の調節部材172cに螺着されている。
なお、調節リンク部材174と止めワッシャー187と
の間には、ゆるみ防止バネ184が介装されている。
穴183には、伝達リンク部材185が挿入されてい
る。伝達リンク部材185の後端部には、前記係合角筒
部175と係合する係合ボス部185aが突設され、そ
の前端部には、前記打球発射操作装置26側の連動伝達
部材84の係合穴85に侵入して係合する係合片186
が形成されている。そして、伝達リンク部材185は、
止めワッシャー187と止着ネジ188とによって前記
歯車部材172の調節部材172cに螺着されている。
なお、調節リンク部材174と止めワッシャー187と
の間には、ゆるみ防止バネ184が介装されている。
【0054】以上のように構成された微調節機構170
は、歯車部材172と調節リンク部材174と伝達リン
ク部材185とが、ボス部と係合ボス部185aとを支
軸中心にして一体的に回動自在となっている。このた
め、伝達リンク部材185が打球発射操作装置26側の
操作により回転すると、歯車部材172を回転させ、そ
の回転動作が巻取り部材121に伝達され、コイルスプ
リング120の付勢力の強弱を調節することができる。
ただし、回転できる範囲は、係合突起176が移動でき
る前記第1係合溝181の範囲である。また、通常の状
態において、歯車部材172と調節リンク部材174
は、コイルスプリング120の付勢力で常に係合突起1
76が第1係合溝181の左端に当接した状態となって
いる。
は、歯車部材172と調節リンク部材174と伝達リン
ク部材185とが、ボス部と係合ボス部185aとを支
軸中心にして一体的に回動自在となっている。このた
め、伝達リンク部材185が打球発射操作装置26側の
操作により回転すると、歯車部材172を回転させ、そ
の回転動作が巻取り部材121に伝達され、コイルスプ
リング120の付勢力の強弱を調節することができる。
ただし、回転できる範囲は、係合突起176が移動でき
る前記第1係合溝181の範囲である。また、通常の状
態において、歯車部材172と調節リンク部材174
は、コイルスプリング120の付勢力で常に係合突起1
76が第1係合溝181の左端に当接した状態となって
いる。
【0055】ところで、コイルスプリング120の初期
状態での付勢力を調節するためには、まず、取付基板1
01の後面側からドライバーのマイナスネジで調節部材
172cを押圧する。すると、歯車部材172と調節リ
ンク部材174とが押えバネ177の付勢力に抗して前
方に押圧される。このとき係合突起176が第2係合溝
182に係合するような状態となっている。そして、こ
の状態でドライバーを回転させると、調整リンク部材1
74は、第2係合溝182によってその回転を抑制され
ているため、歯車部材172だけが回転させられ、相互
の噛合面部172b,174aが強制的にその噛合位置
を変化させられる。このとき歯車部材172の回転に従
動して巻取部材121も回転して、その位置を変化させ
る。所望の設定が終了すれば、ドライバーでの押圧を止
めて歯車部材172と調節リンク部材174を押えバネ
177で再度付勢させて元の位置に戻すことによって巻
取部材121の初期状態での位置を変化させることがで
き、したがって、コイルスプリング120の初期状態で
の付勢力の調節を終了することができる。
状態での付勢力を調節するためには、まず、取付基板1
01の後面側からドライバーのマイナスネジで調節部材
172cを押圧する。すると、歯車部材172と調節リ
ンク部材174とが押えバネ177の付勢力に抗して前
方に押圧される。このとき係合突起176が第2係合溝
182に係合するような状態となっている。そして、こ
の状態でドライバーを回転させると、調整リンク部材1
74は、第2係合溝182によってその回転を抑制され
ているため、歯車部材172だけが回転させられ、相互
の噛合面部172b,174aが強制的にその噛合位置
を変化させられる。このとき歯車部材172の回転に従
動して巻取部材121も回転して、その位置を変化させ
る。所望の設定が終了すれば、ドライバーでの押圧を止
めて歯車部材172と調節リンク部材174を押えバネ
177で再度付勢させて元の位置に戻すことによって巻
取部材121の初期状態での位置を変化させることがで
き、したがって、コイルスプリング120の初期状態で
の付勢力の調節を終了することができる。
【0056】以上説明したように、実施形態の打球発射
装置100は、取付基板101に集約して構成されてい
るため、この集約された取付基板101を前面枠1の後
方から所定の位置に取り付けるだけの簡単な作業で打球
発射装置100をパチンコ遊技機に取り付けることがで
きる。なお、上記した各機構のうち、付勢機構110と
微調節機構170とは、その説明から明らかなように、
前記操作機構28の操作量が伝達機構を介して伝達さ
れ、かつ打球杆141の弾発力を調節するための打球力
調節機構を構成している。
装置100は、取付基板101に集約して構成されてい
るため、この集約された取付基板101を前面枠1の後
方から所定の位置に取り付けるだけの簡単な作業で打球
発射装置100をパチンコ遊技機に取り付けることがで
きる。なお、上記した各機構のうち、付勢機構110と
微調節機構170とは、その説明から明らかなように、
前記操作機構28の操作量が伝達機構を介して伝達さ
れ、かつ打球杆141の弾発力を調節するための打球力
調節機構を構成している。
【0057】(3)打球発射駆動回路 次に、上記した打球発射装置100を駆動させるための
駆動回路について図6図6、図7(A)(B)を参照し
て説明する。
駆動回路について図6図6、図7(A)(B)を参照し
て説明する。
【0058】この実施形態では、打球モータ162に直
接交流電源190が与えられるのではなく、図6に示す
ような触手検出回路193を介して電力が供給されるよ
うになっている。触手検出回路193は、遊技者が現実
に操作ハンドル28に手を触れて遊技しているか否かを
判別するためのものであり、操作ハンドル28(具体的
には回動操作部材51)を調節後、マッチ棒等で操作ハ
ンドル28を固定して、遊技者が遊技機から離れた場合
には、打球モータ162の駆動を禁止するためのもので
ある。
接交流電源190が与えられるのではなく、図6に示す
ような触手検出回路193を介して電力が供給されるよ
うになっている。触手検出回路193は、遊技者が現実
に操作ハンドル28に手を触れて遊技しているか否かを
判別するためのものであり、操作ハンドル28(具体的
には回動操作部材51)を調節後、マッチ棒等で操作ハ
ンドル28を固定して、遊技者が遊技機から離れた場合
には、打球モータ162の駆動を禁止するためのもので
ある。
【0059】また、図6において、91は操作ハンドル
(打球発射操作機構26の回動操作部材51)によって
オンオフされるモータスイッチ、95は操作ハンドルの
近傍に設けられた前記単発用押ボタン35によって切変
えられる単発スイッチである。また、191は、位相差
発生用のコンデンサであり、205は、触手検出回路1
93のフリップフロップ195等に電力を供給する駆動
電源回路である。この駆動電源回路205には、交流電
源190から直接電力が供給されているのではなく、図
6に示すように駆動源スイッチであるモータスイッチ9
1を介して電力が供給されるようになっている。
(打球発射操作機構26の回動操作部材51)によって
オンオフされるモータスイッチ、95は操作ハンドルの
近傍に設けられた前記単発用押ボタン35によって切変
えられる単発スイッチである。また、191は、位相差
発生用のコンデンサであり、205は、触手検出回路1
93のフリップフロップ195等に電力を供給する駆動
電源回路である。この駆動電源回路205には、交流電
源190から直接電力が供給されているのではなく、図
6に示すように駆動源スイッチであるモータスイッチ9
1を介して電力が供給されるようになっている。
【0060】したがって、触手検出回路193には、通
常の状態においては電力が供給されておらず、遊技者が
打球発射操作機構26の回動操作部材51を回転してモ
ータスイッチ91をONさせたときに初めて駆動電源回
路205に電力が供給されて触手検出回路193が作動
可能となるように回路構成されている。このため、電源
用接続線を接続端子に接続した時点では、触手検出回路
193に電力が供給されていないので、誤った電圧電源
を差し込んだときでも直ちに触手検出回路193が破壊
することはない。そして、駆動源スイッチであるモータ
スイッチ91をONさせる前に適正な電圧電源であるか
否かを確認することにより確実に触手検出回路193の
破壊を防止することができる。
常の状態においては電力が供給されておらず、遊技者が
打球発射操作機構26の回動操作部材51を回転してモ
ータスイッチ91をONさせたときに初めて駆動電源回
路205に電力が供給されて触手検出回路193が作動
可能となるように回路構成されている。このため、電源
用接続線を接続端子に接続した時点では、触手検出回路
193に電力が供給されていないので、誤った電圧電源
を差し込んだときでも直ちに触手検出回路193が破壊
することはない。そして、駆動源スイッチであるモータ
スイッチ91をONさせる前に適正な電圧電源であるか
否かを確認することにより確実に触手検出回路193の
破壊を防止することができる。
【0061】次に、図6を参照して、触手検出回路19
3の構成と動作について説明する。触手検出回路193
は、発振回路194と、フリップフロップ195と、ト
ランジスタ回路196と、電源リレー197とを含んで
いる。
3の構成と動作について説明する。触手検出回路193
は、発振回路194と、フリップフロップ195と、ト
ランジスタ回路196と、電源リレー197とを含んで
いる。
【0062】また、操作ハンドル28は、遊技者の手が
触れるように配置された前記触手検知部材67を備えて
おり、該触手検知部材67は、フリップフロップ195
の入力側に接続されている。触手検出回路193の動作
は、次のようになる。
触れるように配置された前記触手検知部材67を備えて
おり、該触手検知部材67は、フリップフロップ195
の入力側に接続されている。触手検出回路193の動作
は、次のようになる。
【0063】発振回路194の出力電圧をE0 、フリッ
プフロップ195のセット端子Sへの入力電圧をVS 、
そのリセット端子Rへの入力電圧VR 、フリップフロッ
プ195の出力電圧をV0 として、各電圧の状態を考え
てみる。
プフロップ195のセット端子Sへの入力電圧をVS 、
そのリセット端子Rへの入力電圧VR 、フリップフロッ
プ195の出力電圧をV0 として、各電圧の状態を考え
てみる。
【0064】初めに、ボリューム調節つまみを操作して
可変抵抗198の値を VS >VR になるように設定する。すなわち、可変抵抗198の抵
抗値RS が抵抗199及び200の直列接続の抵抗値R
R よりも大きくなるように設定する。
可変抵抗198の値を VS >VR になるように設定する。すなわち、可変抵抗198の抵
抗値RS が抵抗199及び200の直列接続の抵抗値R
R よりも大きくなるように設定する。
【0065】ここで、フリップフロップ195を構成す
るノアゲート201S,201Rは、たとえばC−MO
Sで構成されており、フリップフロップ195の入力側
から見たとき、それらはそれぞれ静電容量CS およびC
R ととらえることができる。そこで、今、発振回路19
4からE0 の電圧がフリップフロップ195に与えられ
たとき、上記静電容量が充電される時定数を、それぞれ
τS およびτR とすれば、 τS =RS CS τR =RR CR となる。ここで、CS =CR とすれば、 τS >τR (RS >RR ) である。よって、時定数を考慮して、E0 、VS 、VR
の関係を図示すると、図7(A)のようになる。
るノアゲート201S,201Rは、たとえばC−MO
Sで構成されており、フリップフロップ195の入力側
から見たとき、それらはそれぞれ静電容量CS およびC
R ととらえることができる。そこで、今、発振回路19
4からE0 の電圧がフリップフロップ195に与えられ
たとき、上記静電容量が充電される時定数を、それぞれ
τS およびτR とすれば、 τS =RS CS τR =RR CR となる。ここで、CS =CR とすれば、 τS >τR (RS >RR ) である。よって、時定数を考慮して、E0 、VS 、VR
の関係を図示すると、図7(A)のようになる。
【0066】より詳しくいえば、発振回路194から電
圧E0 が与えられると、フリップフロップ195のリセ
ット端子Rがハイレベルになる。続いて所定時間遅れて
(この所定時間の遅れは時定数の違いから生じる)セッ
ト端子Sがハイレベルになる。そして、電圧E0 がなく
なれば、セット端子Sおよびリセット端子Rの電圧レベ
ルは所定の時定数で立ち下がる。なお、図7(A)にお
いて、VTHはフリップフロップ195の入力端子のしき
い値レベルを表わす。
圧E0 が与えられると、フリップフロップ195のリセ
ット端子Rがハイレベルになる。続いて所定時間遅れて
(この所定時間の遅れは時定数の違いから生じる)セッ
ト端子Sがハイレベルになる。そして、電圧E0 がなく
なれば、セット端子Sおよびリセット端子Rの電圧レベ
ルは所定の時定数で立ち下がる。なお、図7(A)にお
いて、VTHはフリップフロップ195の入力端子のしき
い値レベルを表わす。
【0067】次に、触手検知部材67に手を触れた場合
を考える。このとき、フリップフロップ195の入力
側、すなわち発振回路194の出力端子側から見ると、
抵抗199と200との接続点にノアゲート201Rに
並列にコンデンサ202が接続されたものと考えること
ができる。したがって、コンデンサと考えたノアゲート
201Rを充電するための時定数τR は、コンデンサ2
02を充電する分だけ遅れて、τR ′となる。このと
き、τR ′>τS になるようにコンデンサ202の値を
選べば、リセット端子Rの電圧波形は、図7(A)に点
線で示すように、その立ち下がりがVS よりも遅れる。
を考える。このとき、フリップフロップ195の入力
側、すなわち発振回路194の出力端子側から見ると、
抵抗199と200との接続点にノアゲート201Rに
並列にコンデンサ202が接続されたものと考えること
ができる。したがって、コンデンサと考えたノアゲート
201Rを充電するための時定数τR は、コンデンサ2
02を充電する分だけ遅れて、τR ′となる。このと
き、τR ′>τS になるようにコンデンサ202の値を
選べば、リセット端子Rの電圧波形は、図7(A)に点
線で示すように、その立ち下がりがVS よりも遅れる。
【0068】図7(B)は、発振回路194から出力さ
れる出力電圧E0 、フリップフロップ195のセット端
子電圧VS 、リセット端子電圧VR および出力端子電圧
V0の経時的変化を示すタイミング図である。主として
図7(B)を参照して(a)触手検知部材67に遊技者
の手が触れていない場合、(b)触手検知部材67に遊
技者の手が触れている場合について、それぞれ場合を分
けて、フリップフロップ195の出力電圧レベルがいか
に変化し、その変化によりトランジスタ回路196がど
う動作するかを説明する。
れる出力電圧E0 、フリップフロップ195のセット端
子電圧VS 、リセット端子電圧VR および出力端子電圧
V0の経時的変化を示すタイミング図である。主として
図7(B)を参照して(a)触手検知部材67に遊技者
の手が触れていない場合、(b)触手検知部材67に遊
技者の手が触れている場合について、それぞれ場合を分
けて、フリップフロップ195の出力電圧レベルがいか
に変化し、その変化によりトランジスタ回路196がど
う動作するかを説明する。
【0069】(a)触手検知部材67に遊技者の手が触
れていない場合:発振回路194から出力されるパルス
電圧が、(A)のように一定の間隔で変化すると、フリ
ップフロップ195のセット端子Sの電圧は、(B)に
示すように変化する。すなわち、セット端子の電圧は、
パルス電圧E0 の立ち上がりに応答して時定数τS で立
ち上がり、時刻t2 でしきい値VTHを超える。このよう
にしきい値VTHを超えたとき、フリップフロップ195
のセット端子Sはハイレベルとなる。また、電圧E0 の
立ち下がりに応答して、VS は時定数τS で立ち下が
る。
れていない場合:発振回路194から出力されるパルス
電圧が、(A)のように一定の間隔で変化すると、フリ
ップフロップ195のセット端子Sの電圧は、(B)に
示すように変化する。すなわち、セット端子の電圧は、
パルス電圧E0 の立ち上がりに応答して時定数τS で立
ち上がり、時刻t2 でしきい値VTHを超える。このよう
にしきい値VTHを超えたとき、フリップフロップ195
のセット端子Sはハイレベルとなる。また、電圧E0 の
立ち下がりに応答して、VS は時定数τS で立ち下が
る。
【0070】同様にして、リセット端子Rの電圧は
(C)のように変化する。上述のセット端子の電圧VS
と異なるのは、その立ち上がりおよび立ち下がりの時定
数τR が異なることだけである。よって、リセット端子
Rの電圧は、時刻t1 でハイレベルとなる。上述のよう
なタイミングでセット端子Sの電圧VS およびリセット
端子Rの電圧VR が変化すると、フリップフロップ19
5の出力V0 は、(D)で示すように変化する。すなわ
ち、出力電圧V0 は時刻t1 で立ち上がり、時刻t2 で
立ち下がるパルス幅の極めて狭いパルス電圧となる。こ
のパルス電圧がトランジスタ回路196に与えられた場
合、該電圧はスイッチングトランジスタ203のベース
に並列に設けられたCR回路204によって吸収され、
スイッチングトランジスタ203はONしない。よっ
て、電源リレー197に電流が流れず、打球モータ16
2は動作不可能である。
(C)のように変化する。上述のセット端子の電圧VS
と異なるのは、その立ち上がりおよび立ち下がりの時定
数τR が異なることだけである。よって、リセット端子
Rの電圧は、時刻t1 でハイレベルとなる。上述のよう
なタイミングでセット端子Sの電圧VS およびリセット
端子Rの電圧VR が変化すると、フリップフロップ19
5の出力V0 は、(D)で示すように変化する。すなわ
ち、出力電圧V0 は時刻t1 で立ち上がり、時刻t2 で
立ち下がるパルス幅の極めて狭いパルス電圧となる。こ
のパルス電圧がトランジスタ回路196に与えられた場
合、該電圧はスイッチングトランジスタ203のベース
に並列に設けられたCR回路204によって吸収され、
スイッチングトランジスタ203はONしない。よっ
て、電源リレー197に電流が流れず、打球モータ16
2は動作不可能である。
【0071】(b)触手検知部材67に遊技者の手が触
れている場合:この場合、(B′)に示すように、セッ
ト端子Sの電圧変化は、触手検知部材67に手を触れて
いない場合と同じであるが、リセット端子Rの電圧状態
が異なる。すなわち、(C′)に示すように、リセット
端子Rの電圧は、パルス電圧E0 の立ち上がりとともに
立ち上るが、その時定数はτR ′と大きくなり、ゆるや
かに立ち上がる。よって、フリップフロップ195はま
ずそのセット端子Sがハイレベルになり、続いてリセッ
ト端子Rがハイレベルになる。このような順序でセット
端子Sおよびリセット端子Rが変化すれば、フリップフ
ロップ195の出力レベルは、(D′)で示すように変
化する。すなわち、フリップフロップ195の出力電圧
は、セット端子Sの立ち下がりに応答して立ち上がり、
セット端子Sの立ち上がりに応答して立ち下がるパルス
幅の比較的広いパルス電圧となる。このパルス電圧は、
トランジスタ回路196のCR回路204で吸収でき
ず、スイッチングトランジスタ203のベースに電圧印
加されて、スイッチングトランジスタ203がONす
る。よって、電源リレー197が働き、打球モータ16
2が動作可能になる。なお、電源リレー197のONに
より作動表示ランプ192が点灯し、打球発射装置10
0が稼動中であることを報知する。
れている場合:この場合、(B′)に示すように、セッ
ト端子Sの電圧変化は、触手検知部材67に手を触れて
いない場合と同じであるが、リセット端子Rの電圧状態
が異なる。すなわち、(C′)に示すように、リセット
端子Rの電圧は、パルス電圧E0 の立ち上がりとともに
立ち上るが、その時定数はτR ′と大きくなり、ゆるや
かに立ち上がる。よって、フリップフロップ195はま
ずそのセット端子Sがハイレベルになり、続いてリセッ
ト端子Rがハイレベルになる。このような順序でセット
端子Sおよびリセット端子Rが変化すれば、フリップフ
ロップ195の出力レベルは、(D′)で示すように変
化する。すなわち、フリップフロップ195の出力電圧
は、セット端子Sの立ち下がりに応答して立ち上がり、
セット端子Sの立ち上がりに応答して立ち下がるパルス
幅の比較的広いパルス電圧となる。このパルス電圧は、
トランジスタ回路196のCR回路204で吸収でき
ず、スイッチングトランジスタ203のベースに電圧印
加されて、スイッチングトランジスタ203がONす
る。よって、電源リレー197が働き、打球モータ16
2が動作可能になる。なお、電源リレー197のONに
より作動表示ランプ192が点灯し、打球発射装置10
0が稼動中であることを報知する。
【0072】以上、説明したところから明らかなよう
に、上記した実施形態における触手検出回路193は、
遊技者が触手検知部材67に触れたことを検出して打球
モータ162を駆動させるものであるが、この実施形態
において触手検出回路193は、さらに図8又は図9に
示すように前記電磁石49を作動させるための条件とし
て作用する。これについて説明すると、まず、図8にお
いて、前記ハンドル固定スイッチ94と触手検出回路1
93の出力は、アンドゲート210に入力され、アンド
ゲート210の出力が保持回路211のセット信号とな
る。また、触手検出回路193の出力は、インバータ2
13を介して保持回路211のリセット信号となる。更
に、保持回路211がセットされるとドライバ212が
作動して電磁石49をONさせる。
に、上記した実施形態における触手検出回路193は、
遊技者が触手検知部材67に触れたことを検出して打球
モータ162を駆動させるものであるが、この実施形態
において触手検出回路193は、さらに図8又は図9に
示すように前記電磁石49を作動させるための条件とし
て作用する。これについて説明すると、まず、図8にお
いて、前記ハンドル固定スイッチ94と触手検出回路1
93の出力は、アンドゲート210に入力され、アンド
ゲート210の出力が保持回路211のセット信号とな
る。また、触手検出回路193の出力は、インバータ2
13を介して保持回路211のリセット信号となる。更
に、保持回路211がセットされるとドライバ212が
作動して電磁石49をONさせる。
【0073】以上のような回路構成において、遊技者が
操作機構28に含まれる回動操作部材51を回動させな
がら触手検知部材67に接触して触手検出回路193か
らハイレベル信号が導出されている状態において、ハン
ドル固定スイッチ94をONさせるとアンドゲート21
0からセット信号が導出されて保持回路211が能動化
される。このため、ドライバ212を介して電磁石49
がONされるので回動操作部材51に設けられた鉄板6
0が電磁石49によって吸引され、その位置で回動操作
部材51が固定される。また、触手検出回路193から
ハイレベル信号が導出されている限りは、インバータ2
13において反転されたローレベル信号が保持回路21
1に入力されるため、保持回路211がリセットされる
ことがない。したがって、遊技者は、回動操作部材51
をコイルスプリング120の付勢力に抗して保持させな
くても、単に触手検知部材67に触れているだけで、所
望の位置に回動操作部材51を保持し、これにより一定
の発射勢を確保することができ、長時間の遊技によって
も疲れることがない。
操作機構28に含まれる回動操作部材51を回動させな
がら触手検知部材67に接触して触手検出回路193か
らハイレベル信号が導出されている状態において、ハン
ドル固定スイッチ94をONさせるとアンドゲート21
0からセット信号が導出されて保持回路211が能動化
される。このため、ドライバ212を介して電磁石49
がONされるので回動操作部材51に設けられた鉄板6
0が電磁石49によって吸引され、その位置で回動操作
部材51が固定される。また、触手検出回路193から
ハイレベル信号が導出されている限りは、インバータ2
13において反転されたローレベル信号が保持回路21
1に入力されるため、保持回路211がリセットされる
ことがない。したがって、遊技者は、回動操作部材51
をコイルスプリング120の付勢力に抗して保持させな
くても、単に触手検知部材67に触れているだけで、所
望の位置に回動操作部材51を保持し、これにより一定
の発射勢を確保することができ、長時間の遊技によって
も疲れることがない。
【0074】一方、遊技者が触手検知部材67に触れる
のを止めて触手検出回路193からの信号が導出されな
くなると、インバータ213によってローレベル信号か
らハイレベル信号に反転されて保持回路211に入力さ
れるので、保持回路211がリセットされ電磁石49が
OFFとなる。このため、遊技者が回動操作部材51を
保持しない限り、回動操作部材51が回動操作前の最初
状態に復帰し、その固定状態が解除される。もちろん、
このとき図6の回路構成によって打球モータ162の駆
動動作も停止される。
のを止めて触手検出回路193からの信号が導出されな
くなると、インバータ213によってローレベル信号か
らハイレベル信号に反転されて保持回路211に入力さ
れるので、保持回路211がリセットされ電磁石49が
OFFとなる。このため、遊技者が回動操作部材51を
保持しない限り、回動操作部材51が回動操作前の最初
状態に復帰し、その固定状態が解除される。もちろん、
このとき図6の回路構成によって打球モータ162の駆
動動作も停止される。
【0075】上記した回路構成においては、触手検出回
路193からの出力信号がなくなった場合に、即座に電
磁石49がOFFとなるように構成したが、これを図9
に示すように触手検出回路193からの出力信号がなく
なってから一定時間後に電磁石49をOFFとするよう
に構成しても良い。すなわち、図9においては、図8に
おけるインバータ213に代えてタイマ216によって
保持回路211にリセット信号を導出するように構成
し、そのタイマ216には、立下り微分回路214から
セット信号が入力され、立上り微分回路215からリセ
ット信号が入力されるように構成される。
路193からの出力信号がなくなった場合に、即座に電
磁石49がOFFとなるように構成したが、これを図9
に示すように触手検出回路193からの出力信号がなく
なってから一定時間後に電磁石49をOFFとするよう
に構成しても良い。すなわち、図9においては、図8に
おけるインバータ213に代えてタイマ216によって
保持回路211にリセット信号を導出するように構成
し、そのタイマ216には、立下り微分回路214から
セット信号が入力され、立上り微分回路215からリセ
ット信号が入力されるように構成される。
【0076】しかして、触手検出回路193からハイレ
ベルが導出されたときには、立上り微分回路215が作
動してタイマ216にリセット信号が導出され、タイマ
216をリセットした状態のままとする。また、触手検
出回路193からの信号が導出されなくなったときに
は、立下り微分回路214が作動してタイマ216をセ
ットし、所定時間後のタイムアップ信号により保持回路
211がリセットされる。したがって、この場合には、
触手検出回路193からの出力信号がなくなってから一
定時間後に電磁石49がOFFとするように構成されて
いる。なお、この場合、触手検出回路193からの出力
信号がなくなってからタイマ216からタイムアップ信
号が導出される前に、再度触手検出回路193からの出
力信号があった場合には、立上り微分回路215が作動
してタイマ216をリセットするので、電磁石49はO
N状態を継続したままであり、このため、回動操作部材
51の固定状態が保持されたままとなっている。
ベルが導出されたときには、立上り微分回路215が作
動してタイマ216にリセット信号が導出され、タイマ
216をリセットした状態のままとする。また、触手検
出回路193からの信号が導出されなくなったときに
は、立下り微分回路214が作動してタイマ216をセ
ットし、所定時間後のタイムアップ信号により保持回路
211がリセットされる。したがって、この場合には、
触手検出回路193からの出力信号がなくなってから一
定時間後に電磁石49がOFFとするように構成されて
いる。なお、この場合、触手検出回路193からの出力
信号がなくなってからタイマ216からタイムアップ信
号が導出される前に、再度触手検出回路193からの出
力信号があった場合には、立上り微分回路215が作動
してタイマ216をリセットするので、電磁石49はO
N状態を継続したままであり、このため、回動操作部材
51の固定状態が保持されたままとなっている。
【0077】以上、図8及び図9のいずれの回路構成に
おいても、遊技者が触手検知部材67に接触して触手検
出回路193から出力信号が導出されているという条件
の下で、ハンドル固定スイッチ94が押圧操作されるこ
とにより、電磁石49が作動されて回動操作部材51を
固定するので、遊技者は、回動操作部材51をコイルス
プリング120の付勢力に抗して保持させなくても、単
に触手検知部材67に触れているだけで、所望の位置に
回動操作部材51を保持し、これにより一定の発射勢を
確保することができ、長時間の遊技によっても疲れるこ
とがない。また、遊技者が触手検知部材67に触れるの
を止めることにより触手検出回路193からの出力信号
が導出されなくなるので、電磁石49の作動を保持する
保持回路211がリセットされ、それにより回動操作部
材51の固定状態が解除される。
おいても、遊技者が触手検知部材67に接触して触手検
出回路193から出力信号が導出されているという条件
の下で、ハンドル固定スイッチ94が押圧操作されるこ
とにより、電磁石49が作動されて回動操作部材51を
固定するので、遊技者は、回動操作部材51をコイルス
プリング120の付勢力に抗して保持させなくても、単
に触手検知部材67に触れているだけで、所望の位置に
回動操作部材51を保持し、これにより一定の発射勢を
確保することができ、長時間の遊技によっても疲れるこ
とがない。また、遊技者が触手検知部材67に触れるの
を止めることにより触手検出回路193からの出力信号
が導出されなくなるので、電磁石49の作動を保持する
保持回路211がリセットされ、それにより回動操作部
材51の固定状態が解除される。
【0078】ところで、上記した実施形態においては、
電磁石49によって回動操作部材51を固定するものを
示したが、電磁石49以外の構成によって回動操作部材
51を固定しても良い。例えば、図10ないし図13に
示す構造を採用しても良い。これについて説明すると、
まず、図10において、外周に指掛部222が形成され
た操作ハンドル221の回動軸223の後端には、扇形
歯車224が固定されている。この扇型歯車224の外
周には、係止歯225が形成され、その上端には、索条
226の一端が連結されている。索条226の他端は、
プーリ227を介して長尺状の付勢バネ228の一端に
連結されている。付勢バネ228の他端は、打球杆22
9のほぼ中央部に連結され、打球杆229の先端に形成
された槌先バネ230が発射レール装置241の発射位
置に臨むように付勢している。また、打球杆229と同
軸に固定されるレバー231の先端には、回転ローラ2
31aが回転自在に設けられ、この回転ローラ231a
と打球モータ232の駆動羽根233とが係脱自在とな
っている。すなわち、打球モータ232が回転すること
により駆動羽根233と回転ローラ231aとが間欠的
に係合して打球杆229を付勢バネ228の付勢力に抗
して往復回動させる。そして、操作ハンドル221を回
動することにより付勢バネ228の付勢力を変化させて
打玉の発射勢を調節することができる。
電磁石49によって回動操作部材51を固定するものを
示したが、電磁石49以外の構成によって回動操作部材
51を固定しても良い。例えば、図10ないし図13に
示す構造を採用しても良い。これについて説明すると、
まず、図10において、外周に指掛部222が形成され
た操作ハンドル221の回動軸223の後端には、扇形
歯車224が固定されている。この扇型歯車224の外
周には、係止歯225が形成され、その上端には、索条
226の一端が連結されている。索条226の他端は、
プーリ227を介して長尺状の付勢バネ228の一端に
連結されている。付勢バネ228の他端は、打球杆22
9のほぼ中央部に連結され、打球杆229の先端に形成
された槌先バネ230が発射レール装置241の発射位
置に臨むように付勢している。また、打球杆229と同
軸に固定されるレバー231の先端には、回転ローラ2
31aが回転自在に設けられ、この回転ローラ231a
と打球モータ232の駆動羽根233とが係脱自在とな
っている。すなわち、打球モータ232が回転すること
により駆動羽根233と回転ローラ231aとが間欠的
に係合して打球杆229を付勢バネ228の付勢力に抗
して往復回動させる。そして、操作ハンドル221を回
動することにより付勢バネ228の付勢力を変化させて
打玉の発射勢を調節することができる。
【0079】このような発射装置において、前記扇形歯
車224の係止歯225には、ハンドル固定機構220
が係合するように設けられる。ハンドル固定機構220
は、前記係止歯225と噛みあう係止歯235を有する
係止固定レバー234と該係止固定レバー234の上端
部の連結軸237を介して連結されるソレノイド238
とから構成される。係止固定レバー234は、その下端
の回動支軸236を中心にして揺動自在に軸支され、ソ
レノイド238のプランジャ239が連結軸237によ
って係止固定レバー234に連結されている。また、ソ
レノイド238には、復帰バネ240が設けられ、常に
係止歯235が扇形歯車224の係止歯225と係合し
ない方向に付勢している。
車224の係止歯225には、ハンドル固定機構220
が係合するように設けられる。ハンドル固定機構220
は、前記係止歯225と噛みあう係止歯235を有する
係止固定レバー234と該係止固定レバー234の上端
部の連結軸237を介して連結されるソレノイド238
とから構成される。係止固定レバー234は、その下端
の回動支軸236を中心にして揺動自在に軸支され、ソ
レノイド238のプランジャ239が連結軸237によ
って係止固定レバー234に連結されている。また、ソ
レノイド238には、復帰バネ240が設けられ、常に
係止歯235が扇形歯車224の係止歯225と係合し
ない方向に付勢している。
【0080】上記のように構成される打球発射装置にお
いても、遊技者が触手検知部材67に接触して触手検出
回路193から出力信号が導出されているという条件の
下で、ハンドル固定スイッチ94が押圧操作されること
により、ソレノイド238が作動されて扇形歯車224
を固定するので、遊技者は、操作ハンドル221を付勢
バネ228の付勢力に抗して保持させなくても、単に触
手検知部材67に触れているだけで、所望の位置に操作
ハンドル221(扇形歯車224)を保持し、これによ
り一定の発射勢を確保することができ、長時間の遊技に
よっても疲れることがない。また、遊技者が触手検知部
材67に触れるのを止めることにより触手検出回路19
3からの出力信号が導出されなくなるので、ソレノイド
238の作動を保持する保持回路がリセットされ、それ
により操作ハンドル221の固定状態が解除される。
いても、遊技者が触手検知部材67に接触して触手検出
回路193から出力信号が導出されているという条件の
下で、ハンドル固定スイッチ94が押圧操作されること
により、ソレノイド238が作動されて扇形歯車224
を固定するので、遊技者は、操作ハンドル221を付勢
バネ228の付勢力に抗して保持させなくても、単に触
手検知部材67に触れているだけで、所望の位置に操作
ハンドル221(扇形歯車224)を保持し、これによ
り一定の発射勢を確保することができ、長時間の遊技に
よっても疲れることがない。また、遊技者が触手検知部
材67に触れるのを止めることにより触手検出回路19
3からの出力信号が導出されなくなるので、ソレノイド
238の作動を保持する保持回路がリセットされ、それ
により操作ハンドル221の固定状態が解除される。
【0081】次に、図11及び図12において、図10
に示す構造とほぼ同じであるが、操作ハンドル221を
固定する手段が操作ハンドル221内に設けられるリニ
ヤステッピングモータ242に固定された永久磁石24
3と、操作ハンドル221に固定された鉄板244とか
ら構成される点において異なる。しかして、この場合に
も、ハンドル固定スイッチ94がONされると、リニヤ
ステッピングモータ242が図12の矢印方向に移動す
るので、鉄板244が固定され、操作ハンドル221を
所定の位置で固定する。また、触手検出回路193から
の出力信号が導出されなくなることによりリニヤステッ
ピングモータ242が逆回転して永久磁石243と鉄板
244との吸引状態を解除し、操作ハンドル221の固
定を解除する。
に示す構造とほぼ同じであるが、操作ハンドル221を
固定する手段が操作ハンドル221内に設けられるリニ
ヤステッピングモータ242に固定された永久磁石24
3と、操作ハンドル221に固定された鉄板244とか
ら構成される点において異なる。しかして、この場合に
も、ハンドル固定スイッチ94がONされると、リニヤ
ステッピングモータ242が図12の矢印方向に移動す
るので、鉄板244が固定され、操作ハンドル221を
所定の位置で固定する。また、触手検出回路193から
の出力信号が導出されなくなることによりリニヤステッ
ピングモータ242が逆回転して永久磁石243と鉄板
244との吸引状態を解除し、操作ハンドル221の固
定を解除する。
【0082】次に、図13において図11及び図12と
ほぼ同じであるが、操作ハンドル221を固定する手段
が操作ハンドル221の後端に固定される回転盤245
の外周を、一端を固定部247に係止され、他端をリニ
ヤステッピングモータ242に係止された固定ベルト2
46で締め付け固定するように構成された点で異なる。
しかして、この場合にも、ハンドル固定スイッチ94が
ONされると、リニヤステッピングモータ242が図1
3の矢印方向に移動するので、固定ベルト246が回転
盤245を締め付け固定し、操作ハンドル221を所定
の位置で固定する。また、触手検出回路193からの出
力信号が導出されなくなることによりリニヤステッピン
グモータ242が逆回転して固定ベルト246の回転盤
245への締め付け固定が解除され、操作ハンドル22
1の固定を解除する。
ほぼ同じであるが、操作ハンドル221を固定する手段
が操作ハンドル221の後端に固定される回転盤245
の外周を、一端を固定部247に係止され、他端をリニ
ヤステッピングモータ242に係止された固定ベルト2
46で締め付け固定するように構成された点で異なる。
しかして、この場合にも、ハンドル固定スイッチ94が
ONされると、リニヤステッピングモータ242が図1
3の矢印方向に移動するので、固定ベルト246が回転
盤245を締め付け固定し、操作ハンドル221を所定
の位置で固定する。また、触手検出回路193からの出
力信号が導出されなくなることによりリニヤステッピン
グモータ242が逆回転して固定ベルト246の回転盤
245への締め付け固定が解除され、操作ハンドル22
1の固定を解除する。
【0083】なお、図12及び図13に示すリニヤステ
ッピングモータ242は、図14ないし図16に示すよ
うな構造になっている。すなわち、扁平状の軸250の
一端部は、円柱状のねじ部251として形成され、その
ねじ部251の境目にストッパ252が固定されてい
る。また、軸250は、ケーシング253の左右両端に
支持され、前記ねじ部251に対応する部分には、ねじ
受部254が形成されている。更に、軸250の中央に
は、該軸250を被覆するように形成された筒状の永久
磁石256と、該永久磁石256の前後端部に固定され
た鉄心257a,257bとからなる回転子255が支
持されている。そして、軸250は、回転子255に対
して前後方向に摺動自在となっているので、回転子25
5が回転する毎にねじ部251とねじ受部254とによ
り軸250が前後方向のいずれか一方向に移動する。な
お、前記鉄心257a,257bには、図16に示すよ
うに複数の鉄心歯がその外周から突設されるが、前後の
鉄心257aと257bとでは、その突設位置が半ピッ
チづつずれるように突設されている。
ッピングモータ242は、図14ないし図16に示すよ
うな構造になっている。すなわち、扁平状の軸250の
一端部は、円柱状のねじ部251として形成され、その
ねじ部251の境目にストッパ252が固定されてい
る。また、軸250は、ケーシング253の左右両端に
支持され、前記ねじ部251に対応する部分には、ねじ
受部254が形成されている。更に、軸250の中央に
は、該軸250を被覆するように形成された筒状の永久
磁石256と、該永久磁石256の前後端部に固定され
た鉄心257a,257bとからなる回転子255が支
持されている。そして、軸250は、回転子255に対
して前後方向に摺動自在となっているので、回転子25
5が回転する毎にねじ部251とねじ受部254とによ
り軸250が前後方向のいずれか一方向に移動する。な
お、前記鉄心257a,257bには、図16に示すよ
うに複数の鉄心歯がその外周から突設されるが、前後の
鉄心257aと257bとでは、その突設位置が半ピッ
チづつずれるように突設されている。
【0084】前記ケーシング253には、その前後に前
記鉄心257a,257bに対応する一対の円筒状の固
定子258a,258bが固着されている。固定子25
8a,258bには、それぞれ所定角度(図示では45
度)間隔で中心に向う固定子歯259a〜259hが突
設され、それぞれの固定子歯259a〜259hには、
交互にコイル260a,260bが巻かれている。しか
して、コイル260a,260bに交互に通電すること
によりそれぞれの固定子歯259a〜259hが「N
極」になったり「S極」になったりして、固定子歯25
9a〜259hと鉄心257a又は257bの鉄心歯と
のピッチのずれにより回転子255が回転し、軸250
がねじ部251とねじ受部254とにより一方向に移動
する。また、コイル260a,260bに流す電流の向
きを変えることにより回転子255が逆回転して軸25
0が逆方向に移動する。
記鉄心257a,257bに対応する一対の円筒状の固
定子258a,258bが固着されている。固定子25
8a,258bには、それぞれ所定角度(図示では45
度)間隔で中心に向う固定子歯259a〜259hが突
設され、それぞれの固定子歯259a〜259hには、
交互にコイル260a,260bが巻かれている。しか
して、コイル260a,260bに交互に通電すること
によりそれぞれの固定子歯259a〜259hが「N
極」になったり「S極」になったりして、固定子歯25
9a〜259hと鉄心257a又は257bの鉄心歯と
のピッチのずれにより回転子255が回転し、軸250
がねじ部251とねじ受部254とにより一方向に移動
する。また、コイル260a,260bに流す電流の向
きを変えることにより回転子255が逆回転して軸25
0が逆方向に移動する。
【0085】以上、図10ないし図13を参照して電磁
石以外の構成によって回動操作部材である操作ハンドル
221を固定する構成について説明したが、図1に示す
実施形態を含めて上記したすべての実施形態において
は、発射勢調節操作手段である回動操作部材51、ある
いは操作ハンドル221を動かないように固定すること
により打球発射装置100を固定するようにしたが、発
射勢調節操作手段以外であって発射勢を調節することが
できる部品を固定することにより打球発射装置100を
固定するようにしてもよい。この場合、その部品が打球
発射操作装置26側、あるいは打球発射装置100側の
いずれに設けられてもよいし、固定した後には、例え
ば、回動操作部材51を操作してもその発射勢が変化し
ないように構成しても良い。更に、発射勢調節操作手段
としての回動操作部材51や操作ハンドル221の構成
は、図示した実施形態にと異なる構造であってもよく、
要は、その操作量に応じて打玉の発射勢を調節可能な構
造であればよい。
石以外の構成によって回動操作部材である操作ハンドル
221を固定する構成について説明したが、図1に示す
実施形態を含めて上記したすべての実施形態において
は、発射勢調節操作手段である回動操作部材51、ある
いは操作ハンドル221を動かないように固定すること
により打球発射装置100を固定するようにしたが、発
射勢調節操作手段以外であって発射勢を調節することが
できる部品を固定することにより打球発射装置100を
固定するようにしてもよい。この場合、その部品が打球
発射操作装置26側、あるいは打球発射装置100側の
いずれに設けられてもよいし、固定した後には、例え
ば、回動操作部材51を操作してもその発射勢が変化し
ないように構成しても良い。更に、発射勢調節操作手段
としての回動操作部材51や操作ハンドル221の構成
は、図示した実施形態にと異なる構造であってもよく、
要は、その操作量に応じて打玉の発射勢を調節可能な構
造であればよい。
【0086】また、上述した実施形態では、ハンドル固
定用押ボタン34を押すことにより発射勢固定手段が作
動するようにしたが、触手検出回路193からの出力信
号があってから一定時間(例えば、10〜20秒;所望
の発射勢に調節するのに余裕をもって調節できる時間)
後に自動的に発射勢固定手段が作動するようにしてもよ
い。
定用押ボタン34を押すことにより発射勢固定手段が作
動するようにしたが、触手検出回路193からの出力信
号があってから一定時間(例えば、10〜20秒;所望
の発射勢に調節するのに余裕をもって調節できる時間)
後に自動的に発射勢固定手段が作動するようにしてもよ
い。
【0087】また、打球発射装置100の電気的駆動源
として打球モータ162に代えてロータリソレノイドや
リニヤソレノイド等を用いてもよい。この場合には、発
射勢固定手段として、ソレノイドに供給される電磁力を
固定するように構成したものでも良い。
として打球モータ162に代えてロータリソレノイドや
リニヤソレノイド等を用いてもよい。この場合には、発
射勢固定手段として、ソレノイドに供給される電磁力を
固定するように構成したものでも良い。
【0088】更に、上述した実施形態では、触手検知部
材67を打球発射操作装置26に設けたものを示した
が、打球発射操作装置26と別体に設けてもよい。この
場合には、なるべく近傍に設けたほうが好ましい。ま
た、回動操作部材51を導電性材料で構成して触手検知
部材67と兼用するようにしてもよい。
材67を打球発射操作装置26に設けたものを示した
が、打球発射操作装置26と別体に設けてもよい。この
場合には、なるべく近傍に設けたほうが好ましい。ま
た、回動操作部材51を導電性材料で構成して触手検知
部材67と兼用するようにしてもよい。
【0089】また、前記打球供給皿4の玉流下端に玉検
出器を設けて、該玉検出器が玉を検出してないことに基
づいて発射勢固定手段の作動を解除するように構成して
も良い。この場合、玉検出器からの検出信号を打球発射
装置の作動条件及び発射勢固定の条件としてもよい。こ
のように構成することにより、触手検知部材を接地させ
た状態(触手検出手段出力が導出されている状態)で遊
技を行い、そのまま遊技を終えてしまったようなとき
に、遊技玉がないにも拘らず打球発射装置が動作し続け
ることを防止するとともに、発射勢固定手段が作動し続
けることを防止することができる。
出器を設けて、該玉検出器が玉を検出してないことに基
づいて発射勢固定手段の作動を解除するように構成して
も良い。この場合、玉検出器からの検出信号を打球発射
装置の作動条件及び発射勢固定の条件としてもよい。こ
のように構成することにより、触手検知部材を接地させ
た状態(触手検出手段出力が導出されている状態)で遊
技を行い、そのまま遊技を終えてしまったようなとき
に、遊技玉がないにも拘らず打球発射装置が動作し続け
ることを防止するとともに、発射勢固定手段が作動し続
けることを防止することができる。
【0090】以上、前面枠1に設けられる各種の機構を
含むパチンコ遊技機の全体について説明してきたが、本
実施形態によれば、余剰球受皿取付板18の下辺部に直
角状に突設される受棚22を該取付板18と一体的に形
成したので、余剰球受皿取付板18自体の剛性を高める
ことができ、例えば、該取付板18に形成される締結ネ
ジ挿通孔19a〜19cに極めて大きな応力が作用して
クラックが発生したとしても、そのクラックの下部延長
が受棚22に到達したときに、それ以上延びないので、
余剰球受皿取付板18の破損を防止することができる。
また、特に、受棚22を余剰球受皿23の下部と当接す
るように突設させた場合には、余剰球受皿23にかかる
垂直方向の荷重を受け止めて、上記した締結ネジ挿通孔
19a〜19c部分に発生する応力自体を極めて小さく
することができ、クラックの発生を抑制することができ
る。
含むパチンコ遊技機の全体について説明してきたが、本
実施形態によれば、余剰球受皿取付板18の下辺部に直
角状に突設される受棚22を該取付板18と一体的に形
成したので、余剰球受皿取付板18自体の剛性を高める
ことができ、例えば、該取付板18に形成される締結ネ
ジ挿通孔19a〜19cに極めて大きな応力が作用して
クラックが発生したとしても、そのクラックの下部延長
が受棚22に到達したときに、それ以上延びないので、
余剰球受皿取付板18の破損を防止することができる。
また、特に、受棚22を余剰球受皿23の下部と当接す
るように突設させた場合には、余剰球受皿23にかかる
垂直方向の荷重を受け止めて、上記した締結ネジ挿通孔
19a〜19c部分に発生する応力自体を極めて小さく
することができ、クラックの発生を抑制することができ
る。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明に係る弾球遊技機は、余剰球受皿取付板の下辺部に直
角状に突設される受棚を該取付板と一体的に形成したの
で、余剰球受皿取付板自体の剛性を高めることができ、
例えば、該取付板に形成される締結ネジ挿通孔に極めて
大きな応力が作用してクラックが発生したとしても、そ
のクラックの下部延長が受棚に到達したときに、それ以
上延びないので、余剰球受皿取付板の破損を防止するこ
とができる。また、特に、受棚を余剰球受皿の下部と当
接するように突設させた場合には、余剰球受皿にかかる
垂直方向の荷重を受け止めて、上記した締結ネジ挿通孔
部分に発生する応力自体を極めて小さくすることがで
き、クラックの発生を抑制することができる。
明に係る弾球遊技機は、余剰球受皿取付板の下辺部に直
角状に突設される受棚を該取付板と一体的に形成したの
で、余剰球受皿取付板自体の剛性を高めることができ、
例えば、該取付板に形成される締結ネジ挿通孔に極めて
大きな応力が作用してクラックが発生したとしても、そ
のクラックの下部延長が受棚に到達したときに、それ以
上延びないので、余剰球受皿取付板の破損を防止するこ
とができる。また、特に、受棚を余剰球受皿の下部と当
接するように突設させた場合には、余剰球受皿にかかる
垂直方向の荷重を受け止めて、上記した締結ネジ挿通孔
部分に発生する応力自体を極めて小さくすることがで
き、クラックの発生を抑制することができる。
【図1】打球発射操作装置と打球発射装置とを弾球遊技
機の前面枠に取り付けた状態を示す断面図である。
機の前面枠に取り付けた状態を示す断面図である。
【図2】打球発射操作装置の分解斜視図である。
【図3】操作機構が取り付けられる取付基板の背面図で
ある。
ある。
【図4】前面枠と打球発射操作装置及び打球発射装置と
の関係を示す分解斜視図である。
の関係を示す分解斜視図である。
【図5】打球発射装置の分解斜視図である。
【図6】打球発射装置の駆動回路図である。
【図7】(A)は、触手検出回路を構成する発振回路の
出力電圧、フリップフロップのセット端子の入力電圧、
リセット端子の入力電圧との関係を示す説明図であり、
(B)は、発振回路から出力される出力電圧、フリップ
フロップのセット端子電圧、リセット端子電圧及び出力
端子電圧の経時的変化を示すタイミング図である。
出力電圧、フリップフロップのセット端子の入力電圧、
リセット端子の入力電圧との関係を示す説明図であり、
(B)は、発振回路から出力される出力電圧、フリップ
フロップのセット端子電圧、リセット端子電圧及び出力
端子電圧の経時的変化を示すタイミング図である。
【図8】触手検出回路と発射勢固定手段の一部を構成す
る電磁石との関係を示す回路図である。
る電磁石との関係を示す回路図である。
【図9】触手検出回路と発射勢固定手段の一部を構成す
る電磁石との関係を示す他の回路図である。
る電磁石との関係を示す他の回路図である。
【図10】他の発射勢固定手段の構成を示す説明概略図
である。
である。
【図11】さらに他の発射勢固定手段の構成を示す説明
概略図である。
概略図である。
【図12】図11に示す発射勢固定手段の側面図であ
る。
る。
【図13】さらに他の発射勢固定手段の構成を示す説明
概略図である。
概略図である。
【図14】図12に示すリニヤステッピングモータの作
用を示す断面図である。
用を示す断面図である。
【図15】同じく図12に示すリニヤステッピングモー
タの作用を示す断面図である。
タの作用を示す断面図である。
【図16】同じく図12に示すリニヤステッピングモー
タの作用を示す断面図である。
タの作用を示す断面図である。
1 前面枠 18 余剰球受皿取付板 19a〜19c 締結ネジ挿通孔 22 受棚 23 余剰球受皿 51 回動操作部材(発射勢調節操作手段) 67 触手検知部材 100 打球発射装置 162 打球モータ(電気的駆動源) 193 触手検出回路(触手検出手段) 発射勢固定手段として 49 電磁石 60 鉄板 94 ハンドル固定スイッチ 211 保持回路 固定解除手段として 213 インバータ 214 立下り微分回路 216 タイマ 他の発射勢固定手段として 220 ハンドル固定機構 242 リニヤステッピングモータ 243 永久磁石 244 鉄板 245 回転盤 246 固定ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 前面枠の前面下部に余剰球受皿取付板を
介して取り付けられる余剰球受皿を備えた弾球遊技機に
おいて、 前記余剰球受皿取付板の下辺部に直角状に突設される受
棚を該取付板と一体的に形成したことを特徴とする弾球
遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8020481A JP3029191B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8020481A JP3029191B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 弾球遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1003553A Division JP2824581B2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 弾球遊枝機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229215A true JPH08229215A (ja) | 1996-09-10 |
JP3029191B2 JP3029191B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=12028326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8020481A Expired - Lifetime JP3029191B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029191B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102435A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-09 | Asama Seisakusho:Kk | パチンコ機の弾球発射装置 |
JP2006110246A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2011189197A (ja) * | 2011-07-04 | 2011-09-29 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2013075196A (ja) * | 2013-01-25 | 2013-04-25 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014240005A (ja) * | 2014-09-02 | 2014-12-25 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2017192481A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社平和 | 遊技機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63143389U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-21 |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP8020481A patent/JP3029191B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63143389U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-21 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102435A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-09 | Asama Seisakusho:Kk | パチンコ機の弾球発射装置 |
JP4544721B2 (ja) * | 2000-10-02 | 2010-09-15 | 株式会社浅間製作所 | パチンコ機の弾球発射装置 |
JP2006110246A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2011189197A (ja) * | 2011-07-04 | 2011-09-29 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2013075196A (ja) * | 2013-01-25 | 2013-04-25 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014240005A (ja) * | 2014-09-02 | 2014-12-25 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2017192481A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社平和 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3029191B2 (ja) | 2000-04-04 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |