JP2008079944A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技球打ち出し強さの調整と該打ち出し強さの微調整とを並行して容易に操作し得るように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機に、遊技球打ち出しの強さを調整する回動レバー82と、該遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える第1ボタン及び第2ボタンとを備えさせる。そして、更に、これら第1ボタン又は第2ボタンが操作状態にある際、回動レバー82における遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、回動レバー82の操作を回動不能(不許可)にし得る回動レバー保持機構である円盤状規制部材89、移動規制部材91、規制部材移動ソレノイド93を備えさせる。
【選択図】図3
【解決手段】パチンコ機に、遊技球打ち出しの強さを調整する回動レバー82と、該遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える第1ボタン及び第2ボタンとを備えさせる。そして、更に、これら第1ボタン又は第2ボタンが操作状態にある際、回動レバー82における遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、回動レバー82の操作を回動不能(不許可)にし得る回動レバー保持機構である円盤状規制部材89、移動規制部材91、規制部材移動ソレノイド93を備えさせる。
【選択図】図3
Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは遊技球発射における操作性を向上させ得るようにした遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて発射装置から遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機の中には、打球発射装置(上記発射装置に同じ)からの遊技球の発射強度を設定可能な発射強度設定手段と、該発射強度設定手段により設定された遊技球の発射強度をさらに微調整可能とする発射強度補正手段(第1及び第2の発射強度補正手段)とを備えるようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。該パチンコ機では、上記発射強度補正手段によって遊技球の発射強度の微調整を可能とすることにより、遊技者がそれぞれの好みに応じた発射強度を容易に微調整できるものとしている。
ところで、上記特許文献2に記載されたパチンコ機では、発射ハンドルを回転させない基準位置(非操作状態の初期位置)にあって、上記発射強度設定手段により遊技球を遊技領域のほぼ中央部に送出させるように設定している。これにより、遊技者は、発射ハンドルを回動操作せずとも、発射ハンドルに設けられたタッチセンサに接触状態を検出させるのみで遊技球を所定の強度で発射させることができ、ダイヤル形状の第2の発射強度補正手段にて微調整する際にあってもその回転操作を容易なものとしている。
しかし、パチンコ機における障害釘の配置形状や調整状態によっては、遊技球を打ち出す位置(着弾位置)が、大当り抽選の契機となる始動チャッカーの入賞を狙う場合と、大当り時の賞球が得られるアタッカーの入賞を狙う場合とで異なる場合がある。また、パチンコ機の種類や遊技内容等によっては、遊技途中で、通常の打ち方から所謂右打ち(遊技領域の正面視右側に向って遊技球を打ち出すこと)等の特殊な打ち方に切り換える必要が生じる場合がある。このような場合には、前述したパチンコ機にあっても、発射ハンドルを基準位置から回転操作した上で第2の発射強度補正手段にて微調整する必要が生じる。このため、遊技者は、発射ハンドルと第2の発射強度補正手段とを並行して操作しなくてはならず、操作が煩雑になることから、操作性の低減を招くおそれがあった。
そこで本発明では、遊技球打ち出し強さの調整と該打ち出し強さの微調整とを並行して容易に操作し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、遊技盤(3)の遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出させる打出し手段を備え、該遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記打出し手段(72)からの遊技球打ち出しの強さを調整する調整手段(82)と、
前記調整手段(82)により調整された遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える調整補正手段(85,95,86,96)と、
前記調整補正手段(例えば85)の微調整に係る操作状態にある際、前記調整手段(82)にて調整された遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、該調整手段(82)での調整に係る操作を不許可にし得る調整保持手段(89,91,93)と、を備えた、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
前記打出し手段(72)からの遊技球打ち出しの強さを調整する調整手段(82)と、
前記調整手段(82)により調整された遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える調整補正手段(85,95,86,96)と、
前記調整補正手段(例えば85)の微調整に係る操作状態にある際、前記調整手段(82)にて調整された遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、該調整手段(82)での調整に係る操作を不許可にし得る調整保持手段(89,91,93)と、を備えた、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図2及び図7参照)、前記調整補正手段(85,95,86,96)が、前記調整手段(82)により調整された遊技球打ち出しの強さを、逓増するように微調整するための第1ボタン(85,95)と、逓減するように微調整するための第2ボタン(86,96)とである、
請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項1に記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技機に、遊技球を打ち出させる打出し手段を備えさせ、かつ、遊技球打ち出しの強さを調整する調整手段と、該遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える調整補正手段と、調整補正手段の微調整に係る操作状態にある際、調整手段にて調整された遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、該調整手段での調整に係る操作を不許可にし得る調整保持手段とを備えさせる。これにより、調整補正手段の微調整に係る操作状態の際に、調整手段に係る操作を維持している必要がなくなることから、調整補正手段のみに集中した操作をすることができる。そして、調整補正手段の操作に集中できることにより、遊技球の打ち出し強さの微調整が容易となり、遊技球を好適な着弾位置へと打ち出すことができるようになる。
また、調整補正手段を非操作状態とすることで調整手段の調整に係る操作が許可されるので、所望の着弾位置が遊技中に変化するような場合、調整手段による調整を臨機応変に変化させつつ、その調整に応じた調整補正手段による微調整を行うことができる。これにより、遊技者は、遊技領域中に配設された始動入賞口等の各種入賞口への入賞確率を高め得るように操作でき、遊技を有利に進め得るものとすることができる。
請求項2に係る本発明によると、調整補正手段が、調整手段により調整された遊技球打ち出しの強さを、逓増するように微調整するための第1ボタンと、逓減するように微調整するための第2ボタンとであるので、調整手段により調整された遊技球打ち出しの強さの微調整を、2つのボタン操作で容易に行い得るものにすることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂第1種特別電動役物を使用したパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、いわゆる第2種若しくは第3種特別電動役物等を使用したパチンコ機、又は他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
図1は、本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(打出し手段)72(図5参照)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。
上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が、前扉7の遊技盤保持枠(図示せず)に対して開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。また、図1中の符号14は、発射装置72によって打ち出された遊技球を遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。また、本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口18に進入した遊技球をパチンコ機背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
そして、前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を、皿ユニット16下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。更に、皿ユニット16の左下方の棚板15上には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。
また、遊技領域3aの中央部分には、遊技球ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左右下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の直下方には、始動チャッカー27と、アタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように始動チャッカー開閉ソレノイド70(図5参照)によって作動させられる。該始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で10個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、10個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31が配設されており、遊技球ステージSの下方における始動チャッカー27の左側に、普通図柄作動ゲート32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25,26及び始動チャッカー27等の周囲には、遊技球ステージSから零れた遊技球や、発射されてから遊技球ステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘33を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、遊技盤3側に固定された図柄表示装置35を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、該ワープ導入口37に連通する放出口4を左下部に、遊技球ステージSを開口36の下側に、球放出口49を該ステージSの中央下部にそれぞれ有している。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、遊技球ステージSを介して入球させ又は該ステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ついで、発射ハンドル2及びその周辺について、図2及び図3を参照して詳細に説明する。図2は、発射ハンドル2に関するもので、(a)は発射ハンドル2及びその周辺を拡大して示す概略正面図、(b)は発射ハンドル2を単体で示す概略斜視図である。図3は、発射ハンドル2の内部を透視した状態で示す側面図である。
すなわち、図2(a),(b)に示すように、発射ハンドル2は、キャップ部81と、回動レバー(調整手段)82と、ハンドルベース83とから構成されている。キャップ部81は、合成樹脂材料からなる略々半球形状を呈した部材であり、回動レバー82の正面側(図2(a)の紙面手前側)を覆うように配設されている。該キャップ部82が配設されることにより、発射ハンドル2はその外観が装飾されるとともに遊技者にとって握り易いものとなる。ハンドルベース83は、合成樹脂材料によって略々円筒形状に形成され、発射ハンドル2の基体をなし、前扉7の前面右下部に配設されて発射ハンドル2全体を支持している。
回動レバー82は、全体として略々円環形状を呈しており、該回動レバー82の外側面には、遊技者が指や手の側部等を掛けて操作するための波形の突起部である爪部82a,82b,82cが周方向に3つ並ぶように形成され、さらに、その側面全体を覆うように導電性の金属材料が被膜(メッキ)されることでタッチセンサ(後述するハンドル接触検出手段75)が層状に形成されている。該回動レバー82は、遊技者により、回転軸axを中心として矢印Rに示す方向に回動操作される。
一方、発射ハンドル2における回動レバー82の外周近傍で前扉7前面には、第1ボタン(調整補正手段)85と第2ボタン(調整補正手段)86とが上下方向に(言い換えると、回動レバー82の周方向に)並べて配設されている。これら第1、第2ボタン85,86は、それぞれ矩形形状を呈しており、遊技者は、回動レバー82を握ったままの状態から指を伸ばすことでこれらを押圧操作できるものとなっている。そして、この第1ボタン85、第2ボタン86には、その表面に導電性の金属材料が被膜(メッキ)されたタッチセンサ(後述するボタン接触検出手段85a,86a)が層状に形成されている。
また、図3に示すように、回動レバー82の内部には、回転軸axの軸方向に垂直となる向きに円盤状規制部材(調整保持手段)89が固着されている。円盤状規制部材89は、中心から外側へ放射状に向う浅い鋸歯状の溝90を表面に有している。そして、この円盤状規制部材89の近傍には、その表面に対向するように鋸歯状の溝92を有した移動規制部材(調整保持手段)91が設けられている。該移動規制部材91は、規制部材移動ソレノイド(調整保持手段)93によって矢印A1,A2の向きに進退移動し、矢印A1の向きに進行した際には上記円盤状規制部材89の表面に当接する。このとき、溝90と溝92とが噛み合わさることで回動レバー82が係合され、その操作は不許可(回動不可)とされる。なお、上記した、円盤状規制部材89と移動規制部材91と規制部材移動ソレノイド93とにより、回動レバー82のその時点での操作状態を保持しつつ、回動レバー82の操作を不許可にする回動レバー保持機構が構成される。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図4を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図4に示すように、パチンコ機1の前扉7背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ基板(サブ制御基板)38、主基板(主制御基板)40、及び払出し制御基板61がこの順に配置されている。また、前扉7背面における上部右方には、外部端子板62が取り付けられており、この外部端子板62の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置72用の発射制御基板63がこの順に配置されている。パチンコ機1の前扉7背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図5に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置54と、該遊技制御装置54に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置11、図柄表示装置35、発射装置72、発射ハンドル2、第1ボタン85,95、及び第2ボタン86,96とを備えている。
遊技制御装置54は、図4に示した主基板40やサブ基板38等から構成されている。主基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置54は、入賞判定手段55、入賞信号出力手段56、抽選手段57、遊技制御手段59、保留手段60、作動制御手段61、作動判定手段62、作動決定手段63、演出制御手段64、表示制御手段65、及び発射制御手段66を備えている。
入賞判定手段55は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置72によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段56は、入賞判定手段55によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段57は、入賞信号出力手段56からの入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして、抽選手段57は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」、「333」や「777」等の図柄が図柄表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
遊技制御手段59は、放音装置12、演出用照明装置11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段64に送る。また、遊技制御手段59は、予め設定された演出データや、抽選手段57での抽選結果に応じて、図柄表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段65に送る。
保留手段60は、抽選手段57から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段60は、例えば保留球数Hが0<H<5であるか否かを常時判定し、保留球数Hが4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段60は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段60は、保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、抽選手段57で行われる始動チャッカー27への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段61は、作動決定手段63における作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー27を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段61は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、抽選手段57での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段62は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、抽選手段57の大当たり抽選とは別途行われる抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時における全ての入賞を完了した場合である。
作動決定手段63は、作動判定手段62からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始を夫々に決定する。
演出制御手段64は、遊技制御手段59からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段65は、遊技制御手段59からの信号に従って、図柄表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
発射制御手段66は、ハンドル接触検出手段75によって発射ハンドル2への接触が検出され、回転角検出手段74により検出されたハンドル操作角度の信号を受信した際には、そのハンドル操作角度に応じた電圧を発射装置72に通電する。このときの電圧値は、例えば、ハンドル操作角度の1°ごとに予め定められたものとなっており、本発射ハンドル2においてはハンドル操作角度の可動範囲が0°〜90°としていることから、全部で90段階の異なる電圧値が昇順で且つ等間隔(例えば1[V]ごと)に設定されるものとなる。上記ハンドル操作角度ごとに定められる電圧値の段階設定は、遊技球打ち出し強さのテーブル(以下これを設定テーブルという)として半導体メモリ等からなる不図示の記憶部に予め記憶させている。これにより、発射制御手段66は、上記ハンドル操作角度の信号に対応して発射装置72を作動させ、ハンマー84の進退駆動によって遊技球を遊技領域3aに向けて順次打ち出させる。
また、発射制御手段66は、第1ボタン85,95、第2ボタン86,96におけるボタン接触検出手段85a,95a,86a,96aからの検出信号を受信すると、規制部材移動ソレノイド93における移動規制部材91を移動駆動(矢印A1方向)して円盤状規制部材89と係合させる。そして、発射制御手段66は、上記ボタン接触検出手段85a,95a,86a,96aのいずれかからの検出信号を受信した際には、更に第1ボタン85,95、第2ボタン86,96の操作に係る制御を行う。
発射制御手段66は、例えば、第1ボタン85からの押圧信号を受信すると、その時点で発射ハンドル2の操作によって通電されている電圧値に対して、1回の押圧で0.1[V]ずつ加算させるように制御する。この0.1[V]という値は、上記設定テーブル内に設定されている各電圧値の間隔1[V]を1/10にした値となっており、これにより、遊技者が第1ボタン85を操作することによって遊技球打ち出しの強さを一層微妙に設定できるものとしている。そして、上記設定テーブル内に設定されている各電圧値の間隔が1[V]であることから、該第1ボタン85における押圧操作は連続した9回までの押圧操作が有効となる(この9回の押圧操作で最大0.9[V]が加算される)。そして、10回目を押圧した際には、元の状態(0回目の時と同様)、つまり発射ハンドル2の操作によって通電されている電圧値まで戻るように設定される。
また、発射制御手段66は、例えば、第2ボタン86からの押圧信号を受信すると、上記第1ボタン85とは逆に、その時点で発射ハンドル2の操作によって通電されている電圧値に対して、1回の押圧で0.1[V]ずつ減算させるように制御する。そして、第1ボタン85と同様、連続した9回までの押圧操作を有効としている。
なお、上記した第1ボタン85又は第2ボタン86の押圧操作が、何回なされたかが遊技者にとって認知されにくい場合には、その回数を表示させるような発光ダイオード(例えば7セグLED)を前扉7上等に設けるなどしてもよい。
また、上記した第1ボタン85又は第2ボタン86は、それぞれ10回目の押圧がなされた際には発射ハンドル2の操作によって通電されている電圧値まで戻るように設定されるとして説明したが、10回目以降の押圧がされても電圧値の制御がそれ以上されないようにするなどしてもよく、その態様は特に限定されるものではない。
始動チャッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段61から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、始動チャッカー27を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段61から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段64の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置11は、演出制御手段64の制御に従ってその内蔵する不図示の電飾ランプやLED等を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。図柄表示装置35は、表示制御手段65の制御に従って作動し、演出データや抽選手段57での抽選結果に応じた演出表示を行う。
発射装置72は、発射ハンドル2、第1ボタン85,95、第2ボタン86,96の操作を介した発射制御手段66からの発射制御信号に応答してハンマーを進退駆動させ、遊技球を順次遊技領域3aに打ち出す。
発射ハンドル2は、回転角検出手段74、及びハンドル接触検出手段75を備えている。
回転角検出手段74は、回転方向の機械的変位量をデジタル量に変換して検出信号として出力するロータリ・エンコーダや、デジタル量又はアナログ量に変換して検出信号として出力するポテンショメータ等からなるものであり、発射ハンドル2における発射操作部2aの時計回り方向での回転角度を検出し、その検出信号を発射制御手段66に対して遊技球打ち出しの際の強度量として送信する。
ハンドル接触検出手段75は、発射ハンドル2の発射操作部2aに遊技者の手や指等が接触したことを検出し、その検出信号を発射制御手段66に送信する。
第1ボタン85,95、及び第2ボタン86,96は、押圧ボタンからなる。
ボタン接触検出手段85a,86a,95a,96aは、第1ボタン85,95、又は第2ボタン86,96に遊技者の手や指等が接触したことを検出し、その検出信号を発射制御手段66に送信する。
次に、本パチンコ機1による作用について、図6のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が、発射ハンドル2における回動レバー82を握り、爪部82a,82b,82cに指を掛けるなどして適宜の角度に回動操作する(ステップS1)。この回動操作により、ハンドル接触検出手段75による検出信号を受信した発射制御手段66は、回転角検出手段74からの回動レバー82のハンドル操作角度の検出信号に基づき、それに応じた電圧値を通電させること(つまり遊技球の打ち出し強さの調整)によって発射装置72から遊技球を打ち出させる。そして、この発射装置72が作動されることにより、遊技球は所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射されるものとなる。
ところで、一般の多くの遊技者は、通常の遊技状態において、遊技領域3a上方に配設された不図示の障害釘(所謂ブッコミなどとも言われる)に向けて遊技球を打ち出させるように遊技するが、上記回動レバー82の回動操作では微妙にその着弾位置が所望の場所から外れる場合が生じ得る。
このとき、上記着弾位置が遊技者の想定よりやや手前側にブレる(つまり打ち出し強さが弱い)場合には、遊技者は、回動レバー82を回動操作したままの状態で、例えば中指を伸ばすなどして第1ボタン85に接触する。遊技者が第1ボタン85に接触した際には、ボタン接触検出手段85aから発射制御手段66へと検出信号が送信される。このとき、発射制御手段66は、規制部材移動ソレノイド93における移動規制部材91を移動駆動(矢印A1方向)し、該移動規制部材91と円盤状規制部材89とを係合させることで発射ハンドル2を回動不能とする。
この状態で、遊技者は、第1ボタン85を中指で押圧操作し、発射装置72に通電させる電圧値を逓増させるように微調整することにより、好適な着弾位置となるように操作することができるものとなる。このとき、遊技者は、第1ボタン85に触れているのみで、発射ハンドル2の操作状態を維持している必要がなくなることから、手、指、腕等を複雑に動かしたり不自然な形で静止させたりせずに楽な姿勢で操作することができるようになる。
また、上記着弾位置が、遊技者が想定した位置よりやや向こう側にブレる(つまり打ち出し強さが強い)場合には、遊技者は、回動レバー82を回動操作したままの状態で、例えば薬指を伸ばすなどして第1ボタン85の下方に配設された第2ボタン86に接触し、押圧操作する。すると、第1ボタン85のときと同様、発射制御手段66によって発射ハンドル2が回動不能とされるため、遊技者は、薬指で第2ボタン86を押圧操作し、発射装置72に通電させる電圧値を逓減させるように微調整することにより、好適な着弾位置となるように操作することができるようになる。
このように、遊技者は、第1ボタン85又は第2ボタン86を操作することによって、遊技球の打ち出し強さの微調整を行うことができるようになることから、遊技球を好適な着弾位置へと打ち出すことができる。これにより、始動チャッカー27や入賞口25,26等への入賞確率を高め得るものとし、遊技を有利に進めることができるようになる。また、第1ボタン85及び第2ボタン86により、遊技球の打ち出し強さの微調整を、指による2つのボタン操作で容易に行い得るものにすることができる。
そして、上述したように、発射装置72から打ち出される遊技球は、所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口18から遊技盤3背面側に排出される。
つまり、遊技領域3aに向けて打ち出された多数の遊技球Baは、その一部がワープ導入口37から導入されて放出口4から遊技球ステージS上に放出され、その一部が球放出口49から放出されて始動チャッカー27に向け落下し、この始動チャッカー27に高確率で入賞する。この際、障害釘30への当接状況によっては、始動チャッカー27に入賞できないこともある。一方、球放出口49からではなく遊技球ステージSから直接に落下する遊技球Baは、始動チャッカー27と異なる方向に向かう。この際、当該遊技球Baは、落下方向が、始動チャッカー27上の一対の障害釘30の間を通過して入球し得る方向と異なっても、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して始動チャッカー27に入球することもある。
ところで、上述したように始動チャッカー27や入賞口25,26の何れかに遊技球Baが入賞した場合、入賞判定手段55が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段56が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段60は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段59を介して表示制御手段65に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段60は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、抽選手段57で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
そして、ステップS3にて、大当たり抽選で当選した場合には、抽選手段57が当たりフラグをオンすると、抽選手段57が、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンを決定する。
これにより、ステップS4において、図柄表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段57は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
一方、ステップS3にて、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、図柄表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段57は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段59が、図柄表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段65に送信することに基づき、表示制御手段65は、図柄表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、図柄表示装置35の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段61は、作動決定手段63の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
ところで、本実施の形態に示したように、パチンコ機1における通常の遊技状態の際、多くの遊技者は、遊技球を始動チャッカー27になるべく多く入賞させ得る位置(以下第1位置という)へと集めるような強さで打ち出す。これに対して、大当りの遊技状態となった際には、遊技者は、遊技球を賞球の得られるアタッカー5に規定時間内に規定数だけ入賞させ得る位置(以下第2位置)へと集めるような強さで打ち出す。このとき、遊技領域3aに配設された障害釘の態様等によっては、上記した第1位置と第2位置とが比較的離れた位置となる場合が起り得る。
従って、大当りの遊技状態となった場合、遊技者は、第1位置へと打ち出すべく固定させていた発射ハンドル2の操作を、第2位置へと打ち出すように操作し直す。遊技者は、遊技球を第1位置へ打ち出している際に、例えば、第1ボタン85を指で押圧操作していた場合には、発射ハンドル2を把持しつつ第1ボタン85から指を離す。すると、発射制御手段66が、規制部材移動ソレノイド93における移動規制部材91を移動駆動(矢印A2方向)し、該移動規制部材91と円盤状規制部材89とを離反させることで、発射ハンドル2が操作可能な状態となる。
ここで、遊技者は、第2位置近傍へと遊技球が打ち出されるように発射ハンドル2を回動操作する。そして、更に、強めの微調整を要する場合には第1ボタン85に、弱めの微調整を要する場合には第2ボタン86に接触することによって発射ハンドル2を再び回動不能とし、そのままいずれかのボタンの押圧操作をして打ち出し強さを微調整する。
このように、第1ボタン85(又は第2ボタン86)が指で押圧(接触)されることにより、発射ハンドル2は回動不能となるが、第1ボタン85から指を離す(非接触)だけで即座に発射ハンドル2を操作可能状態とし、上記した第1位置から第2位置のような着弾位置の変更を臨機応変に行うことができるものとなる。
つぎに、発射ハンドル2についての変形例を、図7を参照して説明する。図7は、発射ハンドル2の変形例を示す概略斜視図である。なお、本変形例に係るパチンコ機1において、図1ないし図6と同一の符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
すなわち、本変形例における発射ハンドル2の特徴は、第1ボタン(調整補正手段)95と第2ボタン(調整補正手段)96とが、回動レバー82における爪部82aと爪部82bとの間に並ぶように配設されている点にある。なお、前述した第1ボタン85及び第2ボタン86と同様、該第1ボタン95は、回動レバー82の操作によって発射装置72に通電される電圧値を逓増させるように微調整するボタンで、第2ボタン96は、発射装置72に通電される電圧値を逓減させるように微調整するボタンとなっている。
遊技者が、本パチンコ機1における回動レバー82のようなハンドルを操作する際には、爪部82aの左側に親指、爪部82bの左側に人差し指、及び爪部82cの左側に中指を当て、それぞれの指で各爪部82a,82b,82cを押圧しながら回動させるのが一般的であると考えられる。
ここで、本変形例における第1ボタン95及び第2ボタン96は、爪部82bの左側に位置していることから、遊技者の人差し指の近傍に位置するものとなり、回動レバー82を回動操作しながらであっても、人差し指を指1本分の距離だけ左右に移動させることによって押圧することができる。これにより、遊技者は、遊技中において回動レバー82を回動操作している最中にあっても、第1ボタン95又は第2ボタン96に容易に接触し、押圧操作することができるものとなる。従って、回動レバー82、第1ボタン95、及び第2ボタン96によって遊技球の打ち出し強さを自在に制御できることとなり、パチンコ機1における遊技を有利に進め得るものとなる。
以上説明した本実施の形態におけるパチンコ機1は、遊技球打ち出しの強さを調整する回動レバー82と、該遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える第1ボタン85(又は第1ボタン95)及び第2ボタン86(又は第2ボタン96)とを備えている。そして、更に、これら第1ボタン85又は第2ボタン86が操作状態にある際、回動レバー82における遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、回動レバー82の操作を回動不能(不許可)にし得る回動レバー保持機構(円盤状規制部材89、移動規制部材91、規制部材移動ソレノイド93)を備えさせる。これにより、第1ボタン85及び第2ボタン86の操作状態の際に、回動レバー82の操作状態を維持している必要がなくなることから、第1ボタン85又は第2ボタン86のみに集中した操作をすることができるようになる。そして、第1ボタン85又は第2ボタン86の操作に集中できることにより、遊技球の打ち出し強さの微調整が容易となり、遊技球を好適な着弾位置へと打ち出すことができるようになる。
また、第1ボタン85(又は第1ボタン95)及び第2ボタン86(又は第2ボタン96)を非操作状態(非接触状態)とすることにより、回動レバー82の操作が容易に許可されるので、所望の着弾位置が変化するような遊技内容の場合、回動レバー82による操作を臨機応変に変化させつつ、その操作に応じた微調整を行うことができるようになる。これにより、遊技者は、遊技領域中に配設された始動チャッカー27等の各種入賞口への入賞確率を高め得るように操作でき、遊技を有利に進め得るものとすることができるようになる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
72 打出し手段(発射装置)
82 調整手段(回動レバー)
85 調整補正手段(第1ボタン)
89 調整保持手段(円盤状規制部材)
91 調整保持手段(移動規制部材)
93 調整保持手段(規制部材移動ソレノイド)
95 調整補正手段(第1ボタン)
86 調整補正手段(第2ボタン)
96 調整補正手段(第2ボタン)
Ba 遊技球
3 遊技盤
3a 遊技領域
72 打出し手段(発射装置)
82 調整手段(回動レバー)
85 調整補正手段(第1ボタン)
89 調整保持手段(円盤状規制部材)
91 調整保持手段(移動規制部材)
93 調整保持手段(規制部材移動ソレノイド)
95 調整補正手段(第1ボタン)
86 調整補正手段(第2ボタン)
96 調整補正手段(第2ボタン)
Ba 遊技球
Claims (2)
- 遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出させる打出し手段を備え、該遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
前記打出し手段からの遊技球打ち出しの強さを調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された遊技球打ち出しの強さに対して微調整を加える調整補正手段と、
前記調整補正手段の微調整に係る操作状態にある際、前記調整手段にて調整された遊技球打ち出しの強さを保持しつつ、該調整手段での調整に係る操作を不許可にし得る調整保持手段と、を備えた、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記調整補正手段は、前記調整手段により調整された遊技球打ち出しの強さを、逓増するように微調整するための第1ボタンと、逓減するように微調整するための第2ボタンとである、
請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264948A JP2008079944A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264948A JP2008079944A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008079944A true JP2008079944A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39351385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006264948A Withdrawn JP2008079944A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008079944A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012029741A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2014042542A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2017018660A (ja) * | 2016-09-28 | 2017-01-26 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006264948A patent/JP2008079944A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012029741A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2014042542A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2017018660A (ja) * | 2016-09-28 | 2017-01-26 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091201 |