本発明の実施例を、添付図面を用いて詳述する。
パチンコ遊技機1は、図1,2に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図3参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方に発射ハンドル9が突設される。
上記の遊技機本体3には、前枠5により隠蔽されるようにして、遊技球を発射する球発射装置36が配設されている(図2参照)。この球発射装置36は、遊技球を打圧する発射鎚(図示省略)と、該発射鎚を駆動するロータリーソレノイド(図示省略)と、打圧された遊技球を後述する遊技領域12へ向けて案内する発射レール(図示省略)等を備えたものであり、上記した発射ハンドル9の回動操作角度に応じた強度で遊技球を1球ずつ遊技領域12へ打圧発射する。また、この球発射装置36には、上記した上受皿7に貯留する遊技球を一個づつ供給するようになっている。ここで、上受皿7には、その左側内部に、賞球や貸球を流出する球払出口15が開口し、右側内部に、遊技球を整列する整列部(図示省略)が形成され、該整列部の右端に遊技球を球発射装置36へ供給するための球流入口(図示省略)が開口している。
図3は、上記した遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されており、遊技領域12の中央には、各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。この遊技領域12を、上記した球発射装置36により発射された遊技球が転動流下する。
センターケース13には、液晶表示器からなる図柄表示装置14が組み付けられている。この液晶表示器の画面には、各種演出画像や特別図柄A,B,C等が表示される。ここで、特別図柄A,B,Cは、後述する可変入賞装置21の始動口22に遊技球が流入することにより変動開始し、その後停止した各特別図柄の組合せからなる停止図柄態様により当り又はハズレを確定する。このように、始動口22への遊技球入賞を契機として、特別図柄A,B,Cの変動開始から停止して停止図柄態様を確定するまでの一連の図柄生成行程が実行される。そして、当り停止図柄態様で確定停止した場合には、後述する大入賞口26を所定回数開閉する特別遊技作動を行い、大入賞口26への遊技球入賞により多くの賞球を払い出す。この特別遊技作動中は、多量の賞球を得ることができる機会であるため、該特別遊技状態へ移行する契機となる特別図柄A,B,Cの当り停止図柄態様は、遊技者により最も望まれており、特別図柄A,B,Cを変動開始する契機となる始動口22への入賞を狙って遊技球の発射操作が遊技者により行われる。尚、特別遊技作動中は、前記した図柄生成行程を実行せず、該図柄生成行程は、特別遊技作動を実行していない状態で実行する。そのため、特別遊技作動中は、始動口22へ遊技球が入賞しても、後述する特別始動記憶データを生成してその記憶数を増加するのみで、該特別始動記憶データを消化しない。すなわち、特別遊技作動中は特別図柄A,B,Cを変動開始せず、特別遊技作動していない通常遊技状態でのみ、特別始動記憶データを消化して特別図柄A,B,Cを変動する。
このセンターケース13の下部には、四個のLEDからなる特別始動記憶数表示装置17と普通始動記憶数表示装置18とが夫々に設けられている。特別始動記憶数表示装置17は、後述する可変入賞装置21の始動口22に遊技球が連続して流入した場合に、該始動口22への流入毎に発生する特別始動記憶データの記憶数(以下、始動記憶数)を、そのLEDの点灯数によって表示する。また、普通始動記憶数表示装置18は、後述する普通図柄(図示せず)を変動する普通始動記憶データの始動記憶数を、そのLEDの点灯数によって表示する。ここで、特別始動記憶データと普通始動記憶データとの各始動記憶数は、それぞれ四個を上限記憶数として設定している(図5参照)。尚、特別始動記憶データまたは普通始動記憶データの発生が、いわゆる始動記憶の発生である。
上記センターケース13の左右側方には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)19,19が配設されており、遊技球の通過により、各普通図柄始動ゲート19に設けられた普通図柄始動スイッチS2 (図4参照)から遊技球検出信号が発生すると、図柄表示装置14の表示画面で普通図柄(図示せず)が変動し、所定時間経過後に停止して種々の組み合わせの図柄態様が表示される。
また、センターケース13の下方には、遊技球を流入可能とする始動口22と、左右一対の開閉翼片(図示省略)とを備えた可変入賞装置21が配設されている。この始動口22の内部には、遊技球を検知する特別図柄始動スイッチS1(図4参照)が配設されており、該特別図柄始動スイッチS1による遊技球検知に従って、上述したように、図柄表示装置14の画面で特別図柄A,B,Cを変動開始する。すなわち、この特別図柄始動スイッチS1により、本発明の球検知手段が構成されている。また、左右一対の開閉翼片は、上下方向に起立して一個の遊技球が上方から入賞可能な間隔となる起立位置と、該起立位置から左右両側に逆ハ字形に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動されるようになっている。そして、前記普通図柄(図示せず)の表示結果が所定の当り図柄態様の場合には、普通電動役物ソレノイド(図示せず)を駆動源として開閉翼片が所定時間(約 0.2秒間)傾動位置に拡開されて、始動口22に遊技球が入り易い状態となる。
さらに、可変入賞装置21の下方には、大入賞口26を有する特別電動役物25が配設されている。この特別電動役物25は横長矩形状の開閉片27を具備し、内蔵された大入賞口ソレノイド(図示せず)により開閉片27を開閉駆動制御することによって大入賞口26が開放状態又は閉鎖状態に変換される。この特別電動役物25は、上記した図柄表示装置14の画面で変動表示した特別図柄A,B,Cが所定の当り停止図柄態様で確定表示された場合(大当りの場合)に、大入賞口26を開閉作動する。この大入賞口26の開閉作動としては、開閉片27が前方に傾倒して開き、その開放状態で開閉片27の上面の案内作用を介して、大入賞口26内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば 9個)の遊技球の入賞により開閉片27が起立して大入賞口26が閉鎖される開閉ラウンドを、所定制限回数(本実施例にあっては15回)行うことにより、大入賞口26に多量の遊技球が入賞し、遊技者に所定の利益が供与される。この特別電動役物25の内部には入賞した遊技球を検知するカウントスイッチS3(図3参照)が設けられている。このように、特別図柄A,B,Cが所定の当り停止図柄態様で確定表示されると、特別電動役物25を作動する特別遊技作動を実行する。そして、この特別遊技作動は、大入賞口26を開閉する開閉ラウンドが所定制限回数(15回)に達することにより終了する。この終了により、上記した通常遊技状態となる。
その他、遊技領域12には、複数の一般入賞口58が配設されており、その内部に設けられた一般入賞スイッチS4(図4参照)による遊技球の入賞検知に伴って、所定数の賞球が払い出される。
次に、上述のパチンコ遊技機1の制御回路について、図4に示すブロック図に従って説明する。
制御回路には、主制御基板80、払出制御基板81、演出制御基板82、電源基板83、発射制御基板84が配設されている。主制御基板80は、マイクロコンピュータにより構成されており、パチンコ遊技機1の遊技を統括的に制御するものである。そして、この主制御基板80には、上記した特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2、カウントスイッチS3等の各種スイッチや各種センサが盤面中継端子板90を介して接続されている。
主制御基板80には、各種スイッチやセンサなどからの入力信号に従って演算処理を実行して所定の指令信号を出力する中央制御装置CPU、演算処理に用いる制御プログラム等を格納する記憶装置ROM、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)とを介して接続され、主制御基板80の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、普通当り乱数テーブル、普通当り図柄乱数テーブル、大当り乱数テーブル、大当り図柄乱数テーブル、ハズレ図柄乱数テーブル、リーチ乱数テーブル、リーチ図柄乱数テーブル、変動態様乱数テーブル等の固定データが格納されている。そして、後述するように始動口22に遊技球が流入して特別図柄始動スイッチS1がON作動すると、中央制御装置CPUによって各乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、大当り乱数値、大当り図柄乱数値、ハズレ図柄乱数値、変動態様乱数値等が選出される。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 ,普通図柄始動スイッチS2 のON作動数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
上述したように、特別図柄始動スイッチS1のON作動した時点で抽出した大当り乱数値、大当り図柄乱数値等により、一セットの特別始動記憶データを生成し、記憶装置RAMに記憶する(入賞検知処理)。特別始動記憶データは、その発生順に従って記憶し、その始動記憶数(未消化数)を上記した特別始動記憶数表示装置17の点灯数によって報知する。そして、最先に記憶された特別始動記憶データから順に消化して、当該特別始動記憶データを構成する各乱数値に従って、特別図柄A,B,Cの変動開始から確定停止に至る一連の図柄生成行程が、上記した図柄表示装置14で表示実行される(後述する特別図柄生成処理)。
また、主制御基板80の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、中央制御装置CPUに接続されている。そして中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして時間を計測するタイマーTMも接続されている。
さらに、上記主制御基板80の基板回路には、中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板80からの指令信号が、払出制御基板81、演出制御基板82、発射制御基板84の各入力ポートに向けて発信されるようになっている。また、主制御基板80の入力ポートには、盤面中継端子板90を介して、特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2、カウントスイッチS3、一般入賞スイッチS4が接続されている。そして、主制御基板80は、所定時間毎(例えば2ms毎)に各スイッチS1 〜S4の遊技球検出状態を調べ、信号入力があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板80の出力ポートには、盤面中継端子板90を介して大入賞口ソレノイド,普通電動役物ソレノイドが接続されており、中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
また、主制御基板80の中央制御装置CPU及び上記した各制御基板81〜84に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータ処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、前記演算ユニットの連成数によって、各中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御基板80の中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した指令信号を各制御基板81〜84に夫々送信し、各制御基板81〜84の中央制御装置CPUがこの指令信号に従って所定の制御処理を実行する。
一方、上記した演出制御基板82は、上述した図柄表示装置14の駆動制御や、各種スピーカから音響を発する制御や、各種ランプおよびLEDを発光する制御などを行うものである。そして、この演出制御基板82には、図柄表示装置14を構成する液晶表示器(図示省略)と、各種LEDをLED中継端子板を介して発光制御するランプ制御基板(図示省略)と、スピーカが接続された演出中継端子板(図示省略)とが夫々に接続されている。また、演出制御基板82にも、上述した主制御基板80と同様に、中央制御装置CPU、記憶装置ROM、記憶装置RAMを備えている。このような演出制御基板82は、主制御基板80から受信した演出制御指令信号に従って、図柄表示装置14による演出画像の表示、各LEDの発光、スピーカの発音を制御実行する。
また、払出制御基板81は、賞球や貸球を払い出す球払出装置(図示省略)を駆動制御するものである。この払出制御基板81は、主制御基板80から受信した払出指令信号に従って上記した球払出装置(図示省略)を駆動して、所定の賞球を払い出す制御を実行する。
また、発射制御基板84は、上記した発射ハンドル9の操作に従って、球発射装置36を駆動制御することにより、遊技球を発射制御するものである。尚、発射制御基板84も、上記した主制御基板80と接続されており、主制御基板80から所定の指令信号を入力すると、それに従って駆動制御するようにもなっている。
また、上述した電源基板83は、外部電源から供給された電力を、所定の電圧に変換して、上述した主制御基板80、払出制御基板81、演出制御基板82(およびランプ制御基板86)、発射制御基板84に送電するものである。電源基板83には、外部電源からAC24Vの電流が送電される。そして、このAC24Vを、DC32V、DC12V、DC5Vに変換する回路が夫々配設されている。さらに、過剰の電流が流れないようにする過負荷保護回路、リセット回路、バックアップ用コンデンサ(バックアップ電源)などが配設されている。
この電源基板83からDC32V、DC12V、DC6Vの各電力を夫々供給された主制御基板80、払出制御基板81、演出制御基板82(およびランプ制御基板86)、発射制御基板84は、夫々が駆動制御するモータ、ソレノイド、スイッチ、センサ、LED、スピーカ、表示装置などに所定の電力を分配する。
次に、図4に示した制御回路による制御態様をパチンコ遊技機1の作動に従って説明する。
上記した発射ハンドル9が遊技者によって操作されることにより、球発射装置36を駆動制御して遊技球を遊技領域12に発射する。この遊技球が普通図柄始動ゲート19を通過し、普通図柄始動スイッチS2 がON作動すると、主制御基板80は入賞検知処理(図5参照)により普通当り乱数値を選出する。そして、この普通当り乱数値を判定する処理(図示せず)を行い、演出制御基板82により、図柄表示装置14で普通図柄(図示省略)を図柄変動する普通図柄処理(図示せず)を行い、選出した普通当り乱数値(普通始動記憶データ)に従って、普通図柄を確定停止する。ここで、普通図柄が当り図柄態様で確定停止した場合には、普通電動役物処理(図示せず)により、可変入賞装置21の開閉翼片(図示省略)を傾動位置に拡開する制御を行う。
遊技領域12を転動流下した遊技球が可変入賞装置21の始動口22に流入すると、図5の入賞検知処理により、特別図柄始動スイッチS1がON作動し、このON作動による入力信号を受け取った主制御基板80は、上記した各乱数値を抽出して特別始動記憶データを記憶する処理を行う。ここで、主制御基板80の中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている大当り乱数テーブル、大当り図柄乱数テーブル等から抽選によって、大当り特別乱数値、大当り図柄乱数値などを夫々に抽出し、これら各乱数値を一セットの特別始動記憶データとして、記憶装置RAMに一旦記憶保持する処理を行う。
尚、遊技球が連続的に始動口22に流入した場合には、特別図柄始動スイッチS1がON作動する毎に、上記により各乱数値を選出して特別始動記憶データを順次発生し、その発生順に記憶装置RAMに記憶保持すると共に、特別始動記憶数表示装置17の発光ダイオードをその未消化数(始動記憶数)に応じて順次点灯する。この特別始動記憶データの未消化数は、最大四個(上限記憶数)と設定されていることから、未消化の特別始動記憶データが四個記憶されている状態で、新たに始動口22へ遊技球が流入しても特別始動記憶データを発生しない。
そして、主制御基板80は、記憶装置RAMに未消化の特別始動記憶データを記憶している場合には、図6の特別図柄生成処理により、発生順に特別始動記憶データを消化する処理を行い、この消化に伴って特別図柄A,B,Cを変動停止制御する処理を行う。すなわち、特別始動記憶データを一つ読み込み、当該特別始動記憶データの大当り乱数値を判定すると共に、演出制御基板82に指令信号を発信して、該演出制御基板82により特別始動記憶数表示装置17の発光ダイオードを1個消灯する処理を行う。そして、特別図柄A,B,Cの図柄変動を開始する。大当り乱数値の判定によって当りと判定した場合には、大当り図柄乱数値を選択して当り停止図柄態様を決定し、さらに、特別図柄変動停止態様選択処理により、その他の乱数値に従って図柄表示装置14で表示される当り図柄変動パターンを選定する。この特別図柄変動停止態様選択処理では、特別図柄A,B,Cの変動パターンだけでなく、該変動中に表示する演出画像パターンをも選定する。そして、変動時間計測用のタイマをセットし、特別図柄変動停止態様選択処理で選定した当り図柄変動パターンおよび演出画像パターンをセットする。これに従って、図柄表示装置14で、特別図柄A,B,Cを当り停止図柄態様で確定停止するまでの一連の図柄生成行程が表示される。一方、大当り乱数値をハズレと判定した場合には、ハズレ図柄乱数値を選択してハズレ停止図柄態様を決定すると共に、その他の乱数値に従ってハズレ図柄変動パターンを選定し、図柄表示装置14で、特別図柄A,B,Cをハズレ停止図柄態様で確定停止するまでの一連の図柄生成行程が表示される。
上記したように図柄生成行程により当り停止図柄態様を確定表示すると、大入賞口26を開閉作動制御する特別遊技処理(図7参照)を行う。この特別遊技処理により、大入賞口26を開閉する開閉ラウンドを所定回数(15回)行い、上記した入賞検知処理により、大入賞口26に入賞した遊技球をカウントスイッチS3により検知する毎に、所定数の賞球を払い出す処理を行う。この特別遊技作動は、比較的短時間で多くの賞球を獲得することができるため、遊技者に供与される利益も高く、遊技者の最も望む遊技状態の一つとなっている。
また、本実施例にあって、上記の特別図柄A,B,Cとしては、それぞれ「0」〜「9」の各数字からなり、A=B=Cで確定停止した場合に当りとし、これ以外をハズレとする。すなわち、特別図柄A=B=Cが当り停止図柄態様であり、これ以外がハズレ停止図柄態様である。
また、特別始動記憶データは、上述したように、最大四個まで記憶されて、その発生順に消化して図柄生成行程を実行する処理が行われることから、消化する前(未消化)の特別始動記憶データは記憶されて維持されている状態である。
また、上記した始動口22、大入賞口26、一般入賞口58へ遊技球が入賞すると、入賞検知処理(図5参照)により、予め設定された賞球数を払い出す払出処理を行う。この払出処理では、各スイッチS1,S3,S4の球検出に従って、夫々の賞球数を払い出すように、上記した払出装置(図示省略)を駆動制御する。
本実施例にあっては、上述したように特別図柄始動記憶を消化する処理について主に説明したが、その他の処理(例えば、メイン処理など)については、従来の構成と同様に実行できるため、その詳細を適宜省略している。
尚、上記した始動口22の内部に配設した特別図柄始動スイッチS1により、本発明にかかる球検知手段が構成されている。また、上記した球発射装置36により、本発明にかかる球発射手段が構成されている。さらに、本発明の遊技制御手段が、上記した主制御基盤80により構成されている。また、本発明にかかる始動記憶処理が、上記した入賞検知処理により構成されており、本発明の図柄生成処理が、上記した特別図柄生成処理である。
さらに、大入賞口26を開閉する開閉ラウンドを所定制限回数実行する特別遊技処理により実行される作動が、本発明にかかる特別遊技作動であり、該特別遊技作動を実行している状態が、本発明にかかる特別遊技状態である。そして、特別図柄A,B,Cが当り停止図柄態様で確定表示されること、および開閉ラウンドが所定制限回数(15回)に達することが、本発明にかかる遊技変換条件である。尚、通常遊技状態では、上記した入賞検知処理および特別図柄生成処理を実行し(図5,6参照)、特別遊技状態では、特別図柄生成処理を実行停止し且つ特別遊技処理を実行する(図6,7参照)。
次に、本発明の要部について説明する。
図1のように、前記した遊技機本体3の前枠5には、下受皿8の左側方に、略三角形状の手操作ボタン部51が配設されている。ここで、手操作ボタン部51は、上下方向に移動可能に設けられたボタン部(図示せず)と、該ボタン部を上方の定常位置と下方の操作位置とに移動可能に支持するボタン支持部(図示せず)と、該ボタン支持部の内部に設けられた付勢バネ(図示せず)と、ボタン部の操作位置でON信号を発信するボタンスイッチ(図示せず)とから構成されている。すなわち、手操作ボタン部51のボタン部は、前枠5の配設部位から上方へ僅かに突出する定常位置に、付勢バネの付勢力により保持されており、遊技者により押圧操作されることによって、前記付勢力に抗して操作位置へ移動される。そして、操作位置とした後に、遊技者による押圧操作が解除されると、付勢バネの付勢力により定常位置へ復帰する。尚、この手操作ボタン部51の構成は、一般的な押し操作用のボタン構造のものを適用することができるため、その詳細については省略する。
この手操作ボタン部51にあって、そのボタンスイッチ(図示せず)が上記した盤面中継端子板90を介して主制御基盤80に接続されている(図4参照)。手操作ボタン部51が遊技者により押圧操作されることによって、前記ボタンスイッチがON作動して操作信号を主制御基盤80へ出力する。そして、手操作ボタン部51の押圧操作を解除することによって、前記ボタンスイッチがON作動を解除して操作信号の出力を停止する。すなわち、手操作ボタン部51は、遊技者により押圧操作されて操作位置に保持されている間、操作信号を継続的または断続的に出力し、押圧操作が解除されて定常位置に復帰することにより、操作信号の出力を停止する。
本実施例にあっては、上述したように、遊技者によって手操作ボタン部51が押圧操作されている間、操作信号を主制御基盤80に出力し、該操作信号の入力に従って主制御基盤80が、後述するように演出制御基盤82を介して遊技ガイド情報を表示するガイド情報表示処理(図8参照)を行う。このように手操作ボタン部51の押圧操作が開始されてから該押圧操作が解除されるまでの期間が、本発明にかかる情報表示操作期間である。そして、手操作ボタン部51を押圧操作して定常位置から操作位置へ移動させることによって、本発明にかかるON操作が行われ、前記押圧操作を解除して操作位置から定常位置へ復帰させることによって、本発明にかかるOFF操作が行われるようになっている。
さらに、手操作ボタン部51は、そのボタン部(図示せず)が半透明性のプラスチック製であり、その内部にLED(以下、ボタン用LEDという)が配設されている。このボタン用LEDは、上記したLED中継端子板を介して演出制御基盤82に接続されており(図4参照)、該演出制御基盤82により所定態様で点灯・点滅するように制御される。本実施例にあっては、上記した特別遊技フラグ=0の場合に点灯し、特別遊技フラグ=1の場合に消灯するように制御している。
上述した手操作ボタン部51の押圧操作に従って、ガイド情報表示処理を実行するように制御処理している。このガイド情報表示処理としては、図8のように、上記した通常遊技状態(特別遊技フラグ=0の状態)で、手操作ボタン部51が押圧操作されると、図柄表示装置14の画面に所定の遊技ガイド情報を表示する処理である。
ここで、本実施例にあっては、遊技ガイド情報(図9参照)として、特別図柄や普通図柄等の当り確率等の総合的な案内の説明、図柄表示装置14で表示される演出のストーリー、該ストーリーのキャラクタ紹介、該演出で表示するリーチ図柄と当りとの関係等を示す文字データおよび図データ等の複数の情報データが予め記憶されている。そして、これら複数の情報データの中から、特定のものを選択し、該選択した情報データを所定順序に従って表示する(データ表示処理)。詳述すると、上記した通常遊技状態(特別遊技フラグ=0)にあって、図柄生成行程を実行していない状態(変動フラグ=0)では、上記した遊技の総合的な案内、演出のストーリー、キャラクタ紹介等の情報データ(図柄生成行程非実行用)を選択するようにしている。一方、通常遊技状態で図柄生成行程の実行中の状態(変動フラグ=1)では、リーチ図柄の説明、リーチ図柄と当りとの関係等の情報データ(図柄生成行程実行中用)を選択するようにしている。尚、本実施例にあっては、この情報データを選択する処理を、手操作ボタン部51の押圧操作開始された際に実行するため、押圧操作している間(情報表示操作期間)に、図柄生成行程が開始された場合や図柄生成行程が終了した場合でも、先に選択した情報データに従って遊技ガイド情報を表示するようにしている。
上記のガイド情報表示処理では、図9のように、通常遊技状態で手操作ボタン部51の押圧操作により操作信号が発生すると、図柄生成行程の実行中か否かを変動フラグに従って確認する。そして、図柄生成行程の実行中の場合(変動フラグ=1)には、これに割り当てられた情報データとして、上記したリーチ図柄の説明等の図柄生成行程実行中用のデータを選択する。一方、図柄生成行程を実行していない場合(変動フラグ=0)には、これに割り当てられた情報データとして、遊技の総合的な案内等の図柄生成行程非実行用のデータを選択する。尚、いずれの情報データを選択した場合にも、各情報データの表示順が予め設定されている。
そして、選択した情報データを、所定の表示順に従って、演出制御基盤82を介して図柄表示装置14の画面に表示するデータ表示処理を実行する。このデータ表示処理は、図柄生成行程を実行していない場合(変動フラグ=0)には、図柄表示装置14の画面で表示している演出画像の表示処理を停止し、上記した情報データを、所定の表示順に従って所定速度により連続的または断続的にスクロールしながら順次表示する(図9(B)参照)。この情報データは、図柄表示装置14の画面に設定された表示領域に、全体的に大きく表示する。このようにして、遊技ガイド情報を図柄表示装置14で表示する。一方、図柄生成行程を実行している場合(変動フラグ=1)の場合には、図柄表示装置14の画面を大小二つの領域に分割し、小さい方の領域で、当該図柄生成行程の演出画像(上記した演出画像パターン)と特別図柄A,B,Cの変動表示とを縮小して表示する(図9(D)参照)。そして、大きい方の領域で、上記した情報データを、前記と同様にスクロールしながら順次表示する。このように、図柄生成行程の実行中の場合には、遊技ガイド情報と特別図柄A,B,Cの変動とを並べて夫々表示する。尚、図柄生成行程の演出画像と特別図柄A,B,Cの変動表示とは、表示態様を変更(縮小)するだけで、継続して進行するようにしている。
その後、手操作ボタン部51の押圧操作が解除されると、操作信号の入力が停止することによって、遊技ガイド情報の表示を解除するデータ表示解除処理を行う。詳述すると、図8のように、図柄表示装置14で遊技ガイド情報を表示している状態(ガイドフラグ=1)で、操作信号の入力が停止すると、データ表示解除処理により、遊技ガイド情報の表示処理を停止して画面から消す。ここで、図柄生成行程の実行中の場合には(変動フラグ=1)、画面の表示領域を二分割する処理を停止して、該表示領域で特別図柄A,B,Cの変動と演出画像(上記した演出図柄パターン)とを表示する(図9(F)参照)。すなわち、上記した二つの領域に分割して表示する制御処理を解除して、特別図柄A,B,Cを変動表示する領域のみを、図柄表示装置14の画面で表示する。一方、図柄生成行程を実行していない場合には(変動フラグ=0)、画面の表示領域で所定の演出画像を表示する。
尚、遊技ガイド情報を表示するガイド表示処理とガイド表示解除処理により、図柄生成行程を実行していない場合には、非図柄生成行程用の演出画像データと上記した情報データとを変換することにより、図柄表示装置14の画面で演出画像または遊技ガイド情報のいずれか一方を表示する。これに対して、図柄生成行程の実行中の場合には、図柄表示装置14の画面の表示領域を二つの領域に分割し、一方の領域で遊技ガイド情報を表示し且つ他方の領域で特別図柄A,B,Cの変動を表示する。そして、各領域で、それぞれ別々に画像が進行する。この後に、遊技ガイド情報の表示を解除する際には、図柄表示装置14の画面分割を解除して、特別図柄A,B,Cの変動を継続して表示する。このように、一つの画面を二つの領域に分割して夫々表示する制御処理については、その詳細説明を省略する。
さらに、本実施例にあって、上記した情報表示操作期間中に(ガイドフラグ=1)、図柄生成行程が開始された場合、または実行中の図柄生成行程によりハズレ停止図柄態様で確定した場合には、図柄表示装置14での表示形態を変更する表示形態変換処理を実行する。具体的には、図柄生成行程を実行していない状態で開始した情報表示操作期間中に、図柄生成行程が開始すると(開始フラグ=1)、遊技ガイド情報を表示中の図柄表示装置14の画面を二つの領域に分割して、一方で当該遊技ガイド情報を継続して表示し、他方で特別図柄A,B,Cの変動と演出画像とを表示する。また、図柄生成行程を実行している状態で開始した情報表示操作期間中に、図柄生成行程がハズレ停止図柄態様で確定して終了すると(終了フラグ=1)、特別図柄A,B,Cを表示している分割領域を終了して画面の分割制御を終了し、図柄表示装置14の画面で遊技ガイド情報を継続して表示する。このように、情報表示操作期間と図柄生成行程の実行期間が重なった場合には、常に図柄生成行程を表示するようにしていることから、該図柄生成行程の進行過程を遊技者が常に確認できるようになっている。
また、手操作ボタン部51の押圧操作が継続している情報表示操作期間中にあっても、発射ハンドル9の回動操作に伴って遊技球が発射され、始動口22や一般入賞口58への入賞により賞球を発生する処理を行う(図5参照)。そして、始動口22への遊技球入賞により、上記した特別始動記憶データを発生して記憶する。さらに、未消化の特別始動記憶データを消化することによって、図柄生成行程が開始される(図6参照)。本実施例にあっては、上記した普通始動記憶データの発生と消化も通常通り実行されるようになっている。このように、遊技ガイド情報を表示している情報表示操作期間中でも、遊技中断することがなく、通常通り遊技が進行していく。すなわち、上記した通常遊技状態で手操作ボタン部51が押圧操作されて情報表示操作期間が開始した場合に、該情報表示操作期間でも当該通常遊技状態が維持される。
また、本実施例にあっては、通常遊技状態で手操作ボタン部51の押圧操作を有効とし、特別遊技状態で無効とするように制御している(図8参照)。すなわち、特別遊技フラグ=1の状態で、手操作ボタン部51から操作信号を入力しても、上記した遊技ガイド情報を表示する処理を実行せず、前記手操作ボタン部51の操作を無効として処理している。さらに、通常遊技状態での情報表示操作期間中に、図柄生成行程により当り停止図柄態様を確定すると(特別遊技フラグ=1)、手操作ボタン部51の操作と無関係に、強制的に当該情報表示操作期間を終了して遊技ガイド情報の表示を解除する。これにより、特別遊技状態では情報表示操作期間が生じない。以上のことから、特別遊技作動を実行している特別遊技状態では、誤って手操作ボタン部51を押圧操作しても、遊技ガイド情報を表示することがなく、比較的短時間で多くの利益を得ることができる特別遊技作動に遊技者を集中させることができる。
尚、本実施例にあっては、上述したように、特別遊技状態(特別遊技フラグ=1)では、上記したボタン用LEDを消灯し、通常遊技状態(特別遊技フラグ=0)で点灯するように制御していることによって、手操作ボタン部51の有効である期間(状態)を、ボタン用LEDの点灯によって遊技者に報知している。
ここで、手操作ボタン部51の押圧操作によって、図柄表示装置14で遊技ガイド情報を表示する態様について、図9に従って説明する。
図9のように、図柄生成行程を実行していない通常遊技状態で、遊技者により手操作ボタン部51が押圧操作されると、上記したガイド情報表示処理(図8参照)を実行する。これにより、図9(A)から図9(B)に至るように、図柄表示装置14の画面で、演出図柄hの表示処理を停止して、所定の情報データに基づく遊技ガイド情報g1(キャラクタ紹介),g2(リーチ図柄の説明)を表示する。ここで、遊技ガイド情報g1,g2は、図柄表示装置14の画面に設定された表示領域Xのほぼ全域をつかって表示する。そして、遊技ガイド情報g1,g2が、画面下から上へ順次スクロールしていき、図9(C)のように次の遊技ガイド情報g3(リーチ図柄と当りとの関係)を表示する。これにより、遊技者は、遊技ガイド情報g1,g2,g3・・・を順に見ることができる。
手操作ボタン部51の押圧操作が継続している状態で、遊技球の始動口22への入賞によって、特別始動記憶データが発生し、その消化により図柄生成行程が開始されたとする。図9(D)のように、図柄表示装置14の表示領域Xを二つの領域Y,Zに分割し、一方の大きい領域Yで、上記した遊技ガイド情報g1,g2,g3・・・を表示し、他方の小さい領域Zで、特別図柄A,B,Cを変動開始すると共に演出表示パターンに従って演出画像fを表示する。ここで、領域Zで表示する特別図柄A,B,Cと演出画像fとは、図柄表示装置14の表示領域Xで表示する場合(図9(F)参照)に比して、縮小して表示している。このように、図柄生成行程の実行期間と情報表示操作期間とが重なった場合には、遊技ガイド情報g1,g2,g3・・・と特別図柄A,B,Cとを並べて表示する。これにより、遊技者は、遊技ガイド情報g1,g2,g3・・・を順に見ることができると共に、特別図柄A,B,Cの変動する図柄生成行程を随時確認できる。例えば、遊技ガイド情報g1,g2,g3を見ていても、特別図柄A,B,Cが所定のリーチ図柄態様となれば、当該リーチ発生をすぐに知ることができる。このように、遊技ガイド情報の表示中も、利得獲得チャンスを逃してしまうことを防ぎ得る。
その後、図9(E)のように、図柄生成行程が進行した後に、手操作ボタン部51の押圧操作が解除されると、前記の情報表示操作期間が終了する。これに伴って、図9(F)のように、図柄表示装置14の画面分割を解除して、表示領域Xで、特別図柄A,B,Cの変動と演出画像fとを継続して表示する。これにより、遊技ガイド情報の表示は終了する。
本実施例にあっては、上述したように、通常遊技状態で手操作ボタン部51の押圧操作が継続している情報表示操作期間に、図柄表示装置14の画面に遊技ガイド情報を表示し且つ当該通常遊技状態を維持するようにしたものである。これにより、手操作ボタン部51を継続して押圧操作している間では、遊技の進行を継続しつつ、遊技ガイド情報を表示する。この遊技ガイド情報によって、当該遊技機の仕様や演出等を適宜報知することから、パチンコ遊技の初心者や比較的経験の浅い者が、当該遊技機の有する趣向性を容易かつ充分に理解することができる。そして、この遊技ガイド情報を表示する制御処理は、遊技者の操作に従って実行することから、遊技者が主体性を持って行い得る。本実施例の構成によれば、遊技ガイド情報の表示中(情報表示操作期間中)も遊技が停滞することなく進行していくことから、遊技ガイド情報を理解することと、遊技進行による利益獲得チャンスを掴むこととの両方を得ることができる。そのため、遊技進行によって遊技者に生じた興趣感が、遊技ガイド情報の表示中も維持され、該遊技ガイド情報によって得た情報によって前記興趣感が一層高まり易くなる。さらに、本実施例にあっては、図柄生成行程の実行中に手操作ボタン部51をON操作された場合と、図柄生成行程を実行していない状況で手操作ボタン部51をON操作された場合とで、図柄表示装置14に表示する遊技ガイド情報の内容を変更しており、それぞれの場合に適した情報を提供するようにしている。そのため、例えば、遊技者が実際に遊技を始める前に、手操作ボタン部51をON操作すれば、遊技ガイド情報として遊技の総合的な案内、演出のストーリー、キャラクタ紹介が表示されることから、当該遊技機の内容を予め知ることができ得る。
また、特別遊技状態では、手操作ボタン部51の操作を無効として処理し、遊技ガイド情報を表示しないようにしている。これにより、遊技者が最も望む特別遊技状態では、遊技に集中できるようにして、特別遊技状態の趣向性を遊技者が充分に満喫できるようにしている。
尚、本実施例にあって、本発明にかかるガイド情報表示処理は、上記したガイド情報表示処理を実行するためのプログラム等により構成されており、記憶装置ROMに記憶保持されている。
また、上述した実施例にあっては、遊技ガイド情報として、複数の情報データを予め設定し、手操作ボタン部51のON操作された状況に応じて選択的に表示されるようにしているが、その他の構成として、手操作ボタン部51のON操作状況に関わらず、同じ情報データに基づいて遊技ガイド情報を表示するようにしても良い。
さらに、上記した情報データを選択する処理としては、押圧操作している間(情報表示操作期間)に、図柄生成行程が開始された場合や図柄生成行程が終了した場合に、それぞれに応じた情報データを再選択して表示するようにしても良い。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、その他の構成についても、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更可能である。例えば、遊技ガイド情報としては、上記した遊技の総合的な案内や演出のストーリー等に限定されず、他のガイド情報を表示することもできる。