JP5898888B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
一般的なパチンコ遊技機として、所謂デジパチと呼ばれるものが知られている。
デジパチと称されるパチンコ遊技機においては、遊技球が打ち込まれて流下する遊技盤面に形成された遊技領域に始動入賞口が設けられ、当該始動入賞口に遊技球が入賞することに基いて、内部の主基板側の制御装置において、変動表示ゲーム(特図ゲーム)の大当たり、はずれ(小当たりを含む場合がある)の抽選が行われ、抽選で大当たりになると遊技領域に設けられたアタッカが開放して、アタッカに遊技球が入賞可能になる大当たり状態になる。
近年のデジパチでは、始動入賞口を二つもうけ、各始動入賞口の入賞に基いて、それぞれ特図ゲームを行うことが一般的である。二つの始動入賞口の構成として特に多い構成は、一方の第1始動入賞口と、他方の第2始動入賞口とを上下に近接して配置し、かつ、下の第2始動入賞口にだけ所謂電動チューリップ(電チュー)を設けたものが知られている。また、下の第2始動入賞口は、上の第1始動入賞口により上が覆われた状態となり、電チューが開放した場合にだけ遊技球が入賞可能になる。
また、このような二つの始動入賞口を有するパチンコ遊技機の制御では、特図ゲームに対して、所謂普通図柄(普図)ゲームを行い、普図ゲームが当たりになった場合に、第2始動入賞口の電チューを開放するようになっている。また、通常の状態より特図ゲームの当たり確率を高くする所謂確率変動状態(高確率状態)では、普図ゲームのゲーム時間を短くしたり、普図ゲームの当たり確率を通常の状態より高めたり、当たりとなった場合の電チューの開放時間や開放回数を通常の状態より多くすることで、電チューが頻繁に開放するようになっている。このような状態を電チューにより遊技が支援された状態として電チューサポート(電サポ)状態と称する。
確変状態等の電サポ状態では、電チューが頻繁に開放されて、第1始動入賞口より第2始動入賞口に遊技球が多く入賞する。それに対して通常の状態等の非電サポ状態では、電チューがあまり開放せず、かつ、一回の普図ゲームの当たりに対する開放時間や開放回数が少ないことにより、第2始動入賞口にあまり遊技球が入賞せず、第2始動入賞口より第1始動入賞口に遊技球が入賞する状態になる。
また、上述のようなパチンコ遊技機では、第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づく第1特図ゲームと、第2始動入賞口への遊技球の入賞に基づく第2特図ゲームとを並行に行うことなく、第1特図ゲームと第2特図ゲームの両方が実行可能な場合には、第2特図ゲームを優先的に実行し、第2特図ゲームが実行できない状態で、第1特図ゲームが実行可能な場合に、第1特図ゲームを行うようになっている。また、始動入賞口への遊技球の入賞により特図ゲームの実行が可能になったにも関わらず、特図ゲームを実行できない場合には、上限として4つの特図ゲームの開始を保留できるようになっている。また、保留は第1特図ゲームと第2特図ゲームとでそれぞれ4つずつ保留されるようになっており、第1特図ゲームと第2特図ゲームとで合わせて8つの特図ゲームが保留可能になっている。特図ゲームが保留される数を保留数といい、始動入賞口に遊技球が入賞すると保留数が上限より少ない場合に保留数に1加算され、特図ゲームが開始されると保留数が1減算される。
なお、特図ゲームが保留されている状態では、特図ゲームが終了した場合に、保留されている特図ゲームのうちの保留されたのが最も早い特図ゲームが開始される。なお、当たりとなる特図ゲームが終了する際には、続いて大当たり状態が発生し、かつ、大当たり状態中は、特図ゲームが開始されないので、当たりとなる特図ゲームが終了し、さらに大当たり状態が終了した際に、保留されている特図ゲームが開始可能になる。
第1特図ゲームと第2特図ゲームの両方が保留されている場合には、第2特図ゲームが開始される。したがって、保留された第1特図ゲームが開始されるのは、第2特図ゲームが保留されていない場合だけである。
このようなパチンコ遊技機では、電サポ状態では、第1始動入賞口より第2始動入賞口に遊技球が多く入賞するので、優先される第2特図ゲームが主に実行され、第1特図ゲームはほとんど実行されない。この場合に、第2始動入賞口への遊技球の入賞率が高いので、第2特図ゲームが上限近くまで保留される可能性があり、かつ、第1始動入賞口に遊技球が入賞しても、第1特図ゲームが開始される可能性が低いので、第1特図ゲームの保留数も上限になっている可能性が高い。この場合に、第1特図ゲームと第2特図ゲームの保留数はわせて8になる可能性が高いことになる。
しかし、保留数が4より大きい場合には、必ず第2特図ゲームの保留があることになり、第2特図ゲームが開始される。だから、保留数が5〜8の間で維持されるような場合に、実行されるのは第2特図ゲームだけとなり、この状態で第1始動入賞口に遊技球が入賞しても、保留数が上限となっている可能性が高く、第1特図ゲームの保留数は増えない。したがって、電サポ中に第1特図ゲームと第2特図ゲームを合わせて保留数が8個となっても、第1特図ゲームは殆ど行われず、ほぼ第2特図ゲームの保留だけが消化される状態となる。
一方、非電サポ状態では、第2始動入賞口に遊技球がたまにしか入賞しないので、第2特図ゲームの保留数が0の場合が多く、たまに1になっても第2特図ゲームが優先して消化されてすぐに0に戻る。したがって、第1特図ゲームの保留数と第2特図ゲームの保留数とを合わせた保留数と、第1特図ゲームの保留数とが略同じ状況になる。
したがって、始動入賞口を一つから二つにするとともに、それぞれの遊技球の入賞に対して個々に特図ゲームを行うことで、保留数の上限が4つの特図ゲームを一つだけ行う場合に比較して、倍となる8つの特図ゲームを保留することが可能になっても、実質的な保留数は、2倍までには至っていない状態である。
そこで、少なくとも非電サポ状態では、実質的な保留数が始動入賞口が一つの場合よりも増加する構成として、第1始動入賞口と第2始動入賞口とに交互に遊技球が入賞できるようにした遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この遊技機では、球振分ユニットが備えられ、この球振り分けユニットには、遊技球が流入する一つの流入口と、実質的な第1始動入賞口となる第1始動入賞口センサと、同じく第2始動入賞口となる第2始動入賞口センサと、流入口から流入した遊技球を交互に第1始動入賞口センサと第2始動入賞口センサとに振り分ける振り分け部材が設けられている。
したがって、流入口から球振分ユニットに流入した遊技球は、交互に第1始動入賞口センサと第2始動入賞口センサとに検知される。この場合に、第2特図ゲームを優先して行うのではなく、入賞順で特図ゲームを行うようにすることで、第1特図ゲームと第2特図ゲームとが交互に行われるとともに、第1特図ゲームの保留数と、第2特図ゲームの保留数とが交互に加算され、交互に減算される事になり、実質的に保留数を8としたのと略同じ状態とすることができる。
このような球振分ユニットを用いれば、第1始動入賞口と第2始動入賞口にかならず、交互に遊技球が入賞した状態となり、第1特図ゲームと第2特図ゲームが必ず交互に行われることになる。
しかし、この場合に、流入口に流入した遊技球は、必ず、第1始動入賞口か第2始動入賞口に入賞することになり、流入口から流入した遊技球が、第1始動入賞口と第2始動入賞口とのいずれにも入賞しない状況が生じない。このような球振分装置は、一つの入賞口内に二つのセンサを設け、いずれかのセンサに遊技球が検知される構成と同じになってしまう。
言い換えれば、独立した第1始動入賞口と、第2始動入賞口を有する遊技機とは必ずしもいえなくなってしまう。
センサを二つ有する一つの始動入賞口(入賞口)と異なる構成として、独立した第1始動入賞口と、第2始動入賞口とを有する構成とするには、球振分ユニットの流入口から流入した遊技球が、第1始動入賞口と、第2始動入賞口とのいずれかに振分けられても、第1始動入賞口と第2始動入賞口とのいずれにも入賞しない場合があり得る必要がある。
例えば、球振分ユニットに設けられ流入口から流入する遊技球を第1始動入賞口と、第2始動入賞口とに交互に振り分ける振分け装置内に第1始動入賞口および第2始動入賞口を設けるのではなく、球振分ユニットと、第1始動入賞口および第2始動入賞口とを離して設けることによって、第1始動入賞口または第2始動入賞口に遊技球が入賞しない場合があり得る構成とする必要がある。
このような構成とすることで、球振分ユニットの流入口に遊技球が流入した時点では、遊技球の入賞が確定されず、第1始動入賞口または第2始動入賞口に流入した時点で、入賞が確定することになる。これにより、第1始動入賞口と第2始動入賞口とが一つの始動入賞口として存在するのではなく二つ独立した始動入賞口として設けられていることになる。
また、特許文献1では、第2始動入賞口に電チューが設けられていないが、従来と同様に、確変状態で電サポ状態とするには、電チューを設ける必要がある。この場合には、電サポ状態では、交互に遊技球が入賞する状態とはならないが、確変状態における遊技球の入賞数を増加させることができる。また、入賞順に第1特図ゲームと第2特図ゲームを実行する構成であっても、電サポ状態では、第2始動入賞口への遊技球の入賞数が第1始動入賞口への遊技球の入賞数よりかなり多くなるので、電サポ状態では、第1特図ゲームより第2特図ゲームの実行数が多くなる。
ここで、球振分ユニットに対して、上述のように第2始動入賞口側に電チューを設けた場合には、基本的に電チューが閉じていても、球振分ユニットに振分けられた状態で、電チューを有する第2始動入賞口に遊技球が入賞する必要がある。したがって、従来のようにチューリップが閉じている際には、第2始動入賞口に遊技球が入賞できない構成とはならず、閉でも遊技球が入賞してしまう。
遊技機に対する不正行為の一つとして、電チューや、大当たりの際に開閉するアタッカを当たりや大当たりでもないのに開放して遊技球を入賞させようとするものがある。
この場合に、通常時は閉じている電チューやアタッカに遊技球が入賞したことを検知した場合に、エラーの報知や、不正行為の報知を行う場合がある。
しかし、上述のように電チューが閉じていても遊技球が入賞する場合には、電チューに関して上述のエラーの報知や、不正行為の報知を行うことはできない。
ここで、エラーや不正行為の検知を行う方法として、例えば、発射される遊技球の数と、入賞口やアウト口(入賞しなかった遊技球の排出口)とから排出された遊技球の数とをそれぞれカウントして同じになるか否かを判定する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
また、所謂羽根物と呼ばれるパチンコ遊技機には、始動入賞口への遊技球の入賞に基いて、開放する役物が設けられ、当該役物の開閉する流入口に遊技球の入賞を検知するセンサが設けられるとともに、役物内に大当たりを発生させる特定領域と、はずれになる一般領域を設けられている。この役物の流入口から流入する遊技球の数と、特定領域または一般領域を通過して排出される遊技球の数とをカウントし、流入する遊技球の数と、排出される遊技球の数とが合わない場合にエラーを報知することが知られている。
特開2010−104564号公報 特開平10−249033号公報
ところで、上述のように、球振分ユニットと、第1始動入賞口と第2始動入賞口とを離した場合に、球振分装置から流出した遊技球が第1始動入賞口にも第2始動入賞口にも入賞しない場合が生じ、非電サポ状態であっても、第1特図ゲームと第2特図ゲームとが交互に行われない場合が生じる。さらに、球振分ユニットと、第1始動入賞口と第2始動入賞口とを離すことにより、球振分ユニットに流入しなかった遊技球が、球振分ユニットと第1始動入賞口と第2始動入賞口との間から第1始動入賞口または第2始動入賞口に入賞する可能性が生じる。
球振分ユニットに流入して振分けられた遊技球以外の遊技球が第1始動入賞口や第2始動入賞口に入賞することによっても、第1特図ゲームと第2特図ゲームとの順番が変化してしまう。また、具体的な遊技機の設計構造にもよるが、球振分ユニットから流出する遊技球の多くは、第1始動入賞口または第2始動入賞口に入賞し、入賞しない遊技球は少しだけなので、第1特図ゲームと第2特図ゲームとが交互に開始される順番がずれる可能性は、それほど高くないと思われる。
しかし、球振分ユニットから流出した遊技球が第1始動入賞口または第2始動入賞口に入賞しない可能性に加えて、球振分ユニットに流入しなかった遊技球が、球振分ユニットと、第1始動入賞口または第2始動入賞口との間から、第1始動入賞口または第2始動入賞口に入賞する可能性を考慮すると、第1始動入賞口と、第2始動入賞口とに交互に遊技球が入賞する状態が乱される可能性が高くなってしまう。
上述のような球振分装置を用いて実質的な特図ゲームの保留数を倍の8にする構成においては、非電サポ状態において、基本的に第1特図ゲームと第2特図ゲームが交互に行われることを用いて様々な遊技の演出を行うことができる可能性があるが、上述のように第1特図ゲームと第2特図ゲームの開始順が変わる可能性が高くなると、比較的頻繁に第1特図ゲームと第2特図ゲームが交互に開始される状況で、交互に開始されずにどちらかの特図ゲームが連続して開始されると、上述の演出で例外となるパターンが多く発生してしまい、第1特図ゲームと第2特図ゲームとが交互に開始されることに基づく演出が破綻する虞がある。
また、閉じた電チューを不正に開放させて、遊技球を不正に入賞させることが行われた場合に、賞球として払い出される遊技球の数を増加させることができる。さらに、始動入賞口に設けられた電チューでは、閉じた電チューをあけて遊技球の入賞数を増やしてしまうと、上述の保留数を増加させて、特図ゲームの実行回数を増加させることができ、これにより大当たりになる可能性を向上させることも可能になる。
また、第1特図ゲームよりも第2始動入賞口への遊技球の入賞に基いて実行される第2特図ゲームで当たりとなった場合の方が遊技者に有利になるようになっている遊技機も多く、電チューを不正に開放して遊技球を入賞させる場合に、遊技に与える影響が大きなものとなる。
したがって、始動入賞口に設けられた電チューに対する不正行為を検知する必要性が高いが、球振分ユニットにより電チューが閉じた状態でも第2始動入賞口に遊技球が入賞する構成となっている場合には、電チューが閉じている際に遊技球が第2始動入賞口に入賞してもエラーにすることができず、従来のエラー検知方法を用いることができない。
また、電チューを不正に開放する行為を行った場合には、第2始動入賞口への遊技球の入賞数が増加するが、例えば、パチンコ遊技機の遊技領域内に発射される遊技球の数と、入賞口やアウト口から遊技領域の外に排出される遊技球の数とが異なることはない。
また、振分ユニットに流入する遊技球の数と、第1始動入賞口および第2始動入賞口へ入賞する遊技球の数とは、一致しない可能性があり、これらの遊技球の数を用いて不正を検知することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、二つの始動入賞口に遊技球を交互に振り分ける振分装置がこれら始動入賞口から離れることで、振分装置による遊技球の振分順と、実際の二つの始動入賞口への遊技球の入賞順とが異なるようになるのを抑制することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、発射された遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤の前記遊技領域に左右に並んで設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な左側始動入賞口および右側始動入賞口と、
前記左側始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて左側始動入賞口に対応するゲームの当たりまたははずれを抽選し、前記右側始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて右側始動入賞口に対応するゲームの当たりまたははずれを抽選する抽選手段と、
前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口より上に、これら左側始動入賞口および右側始動入賞口の上方を覆って設けられ、上部に設けられた流入口から流入する遊技球を左側始動入賞口と右側始動入賞口とに流入順にしたがって交互に振り分けて流出させる始動入賞口振分手段とを備える遊技機であって、
前記始動入賞口振分手段は、前記左側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を前記左側始動入賞口に向けて流出させる左側流出口と、前記右側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を前記右側始動入賞口に向けて流出させる右側流出口とを備え、
前記左側始動入賞口には、当該左側始動入賞口への遊技球の入賞を検知する左側始動検知手段が設けられ、
前記右側始動入賞口には、当該右側始動入賞口への遊技球の入賞を検知する右側始動検知手段が設けられ、
前記始動入賞口振分手段の前記流入口には、当該流入口への遊技球の流入を検知する振分流入検知手段が設けられ、
前記左側始動検知手段、前記右側始動検知手段および前記振分流入検知手段からの遊技球を検知したことを示す検知信号が入力可能に、これら検知手段に接続される監視手段を備え、
前記監視手段は、前記振分流入検知手段からの検知信号が入力した場合に滞留球数に1加算し、前記左側始動検知手段または前記右側始動検知手段から検知信号が入力した場合に、それぞれの検知信号の入力毎に前記滞留球数から1減算し、かつ、前記滞留球数が異常か否かを監視し、
前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口のうちの一方の始動入賞口には、遊技球が入賞し易い開状態と、開状態に比較して遊技球が入賞し難い閉状態との間で変動する変動入賞手段が設けられ、
前記監視手段は、前記変動入賞手段が開状態となる場合に、前記変動入賞手段の開放時間に基いて設定された所定時間だけ前記監視手段による処理を無効にするとともに、前記滞留球数を0とすることを特徴とする。
本発明の前記構成において、前記監視手段では、前記変動入賞手段が開放してから閉塞するまでの開放時間と、前記振分流入検知手段に検知された遊技球が、前記左側始動検知手段および前記右側始動検知手段のいずれかに検知されるまでの略最大時間として設定される設定最大時間とを合わせた時間が前記所定時間とされ、
前記監視手段は、前記所定時間が経過する前に、前記振分流入検知手段からの検知信号が入力し、かつ、検知信号の入力時の前記所定時間の残り時間が前記設定最大時間以下の場合に、前記所定時間の残り時間が前記設定最大時間と同様の時間になるように再設定することが好ましい。
また、本発明の前記構成において、前記監視手段は、
前記振分流入検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に滞留球数に1加算する加算処理を行う加算手段と、
前記左側始動検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第1減算処理を行う第1減算手段と、
前記右側始動検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第2減算処理を行う第2減算手段とを備え、
前記加算手段の加算処理、前記第1減算手段の第1減算処理および前記第2減算手段の第2減算処理は、リアルタイム処理として、短時間毎に繰り返し行われ、
各繰り返し毎に、前記加算手段の加算処理より、前記第1減算手段の第1減算処理および前記第2減算手段の第2減算処理を先に行うことが好ましい。
また、遊技機は、発射された遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤の前記遊技領域に左右に並んで設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な左側始動入賞口および右側始動入賞口と、
前記左側始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて左側始動入賞口に対応するゲームの当たりまたははずれを抽選し、前記右側始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて右側始動入賞口に対応するゲームの当たりまたははずれを抽選する抽選手段と、
前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口より上に、これら左側始動入賞口および右側始動入賞口の上方を覆って設けられ、上部に設けられた流入口から流入する遊技球を左側始動入賞口と右側始動入賞口とに流入順にしたがって交互に振り分けて流出させる始動入賞口振分手段とを備える遊技機であって、
前記始動入賞口振分手段は、前記左側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を前記左側始動入賞口に向けて流出させる左側流出口と、前記右側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を前記右側始動入賞口に向けて流出させる右側流出口とを備え、
上下に配置される前記左側流出口と前記左側始動入賞口との間の左側には、これら左側流出口および左側始動入賞口の間の左側から遊技球が前記左側始動入賞口に向かって流入するのを阻止する左流入阻止手段が設けられ、
上下に配置される前記右側流出口と前記右側始動入賞口との間の右側には、これら右側流出口および右側始動入賞口の間の右側から遊技球が前記右側始動入賞口に向かって流入するのを阻止する右流入阻止手段が設けられ、
前記左流入阻止手段と、前記右流入阻止手段との間には、前記左側流出口から流出した遊技球を前記左側始動入賞口に入賞することなく前記左側始動入賞口より下方に流下可能とし、かつ、前記右側流出口から流出した遊技球を前記右側始動入賞口に入賞することなく前記右側始動入賞口より下方に流下可能にする下方流下用空間が設けられていてもよい。
前記遊技機においては、遊技領域に左側始動入賞口と、右側始動入賞口との二つの始動入賞口が設けられているとともに、流入した遊技球を交互に左右の始動入賞口に向けて振り分けるように流出させる始動入賞口振分手段とを備えている。また、始動入賞口振分手段は、一つの流入口と、二つの流出口とを備えている。これら流出口は、左側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を左側始動入賞口に向けて流出させる左側流出口と、右側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を右側始動入賞口に向けて流出させる右側流出口とである。
上下に配置される前記左側流出口と前記左側始動入賞口との間の左側には、これら左側流出口および左側始動入賞口の間の左側から遊技球が左側始動入賞口に向かって流入するのを阻止する左流入阻止手段が設けられている。
同様に、上下に配置される右側流出口と右側始動入賞口との間の右側には、これら右側流出口および右側始動入賞口の間の右側から遊技球が右側始動入賞口に向かって流入するのを阻止する右流入阻止手段が設けられている。これら左右の流入阻止手段は、例えば、複数並べられた遊技釘や、例えば、合成樹脂板からなる壁状の構造物などである。
左流入阻止手段と、右流入阻止手段との間には、左側流出口から流出した遊技球を前記左側始動入賞口に入賞することなく左側始動入賞口より下方に流下可能とし、かつ、右側流出口から流出した遊技球を右側始動入賞口に入賞することなく右側始動入賞口より下方に流下可能にする下方流下用空間が設けられている。以上のことから、左側始動入賞口と、右側始動入賞口とには、基本的に始動入賞口振分手段により遊技球が交互に供給される。
この際に、左側流出口および右側流出口からそれぞれ流出される遊技球は、基本的に左側始動入賞口または右側始動入賞口に入賞することになる。ただし、左側流出口および右側流出口からそれぞれ流出される遊技球が左右の流入阻止手段の内側で左右の始動入賞口に流下せずに、下の下方流下用空間側に流下する可能性がある。
また、左右の流入阻止手段により、左右の始動入賞口に、始動入賞口振分手段に流入しなかった遊技球が入賞するのが阻止される。この場合に、右流入阻止手段により右側始動入賞口への右側からの遊技球の入賞が阻止され、かつ、左流入阻止手段により左側始動入賞口への左側からの遊技球の入賞が阻止される。
さらに、始動入賞口振分手段が、左右の始動入賞口を覆っているので、左右の流入阻止手段の間に、始動入賞口振分手段に流入しなかった遊技球が流入することがなく、左右の始動入賞口では、始動入賞口振分手段に流入しなかった全ての遊技球の入賞が阻止されている。
これにより、始動入賞口振分手段に流入した遊技球が左側始動入賞口および右側始動入賞口に入賞しない場合が発生する可能性がある。
したがって、左右の始動入賞口と、始動入賞口振分手段とが一体の入賞装置として機能するものではない。すなわち、一つの始動入賞装置内に左右の遊技球の検知センサを設けたものとは異なる。
以上のことから始動入賞口振分手段に流入した遊技球の一部は、左右の始動入賞口のいずれにも入賞しない可能性があるが、左右それぞれの流出口と、左右それぞれの始動入賞口は、上下に配置されているので、ほとんどの場合は、始動入賞口振分手段から流出した遊技球は始動入賞口に入賞する。また、始動入賞口振分手段に流入しなかった遊技球が始動入賞口に入賞することが上述のように阻止されている。また、これにより、始動入賞口振分手段から流出した遊技球に、始動入賞口振分手段に流入しなかった遊技球が当たって始動入賞口振分手段から流出した遊技球が始動入賞口に入賞できなくなるような事態も防止できる。
したがって、始動入賞口振分手段に入賞した遊技球のほとんどは、各始動入賞口に振分けられるとともに、各始動入賞口に入賞する。これにより、少なくとも非電サポ状態では、ほとんどの場合に、左側始動入賞口と、右側始動入賞口とに交互に遊技球が入賞するとともに、左側始動入賞口と、右側始動入賞口とへの遊技球の入賞順に開始される左側始動入賞口に対応するゲームと、右側始動入賞口に対応するゲームとが交互に行われる。したがって、二つのゲームが交互に行われる状況に対応した演出を行う際に、ほとんどの場合に、二つのゲームが交互に行われ、演出が破綻するのを防止できる。また、たまに一つのゲームが連続して発生する場合が生じた場合に例外として演出するような処理をしても、ゲームが連続する場合がたまにしか生じないので違和感を生じにくい。
前記遊技機において、前記左側始動入賞口には、当該左側始動入賞口への遊技球の入賞を検知する左側始動検知手段が設けられ、
前記右側始動入賞口には、当該右側始動入賞口への遊技球の入賞を検知する右側始動検知手段が設けられ、
前記始動入賞口振分手段の前記流入口には、当該流入口への遊技球の流入を検知する振分流入検知手段が設けられ、
前記遊技領域の前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口の下方には、前記始動入賞口振分手段の前記流入口から流入した遊技球のうちの前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口のいずれにも入賞しなかった遊技球としての非入賞遊技球を検知する非入賞球検知手段と、前記非入賞遊技球が前記非入賞球検知手段に必ず検知されるように、前記非入賞遊技球を非入賞球検知手段に誘導する誘導手段が設けられ、
前記左側始動検知手段、前記右側始動検知手段、前記振分流入検知手段および前記非入賞球検知手段からの遊技球を検知したことを示す検知信号が入力可能に、これら検知手段に接続される監視報知手段を備え、
前記監視報知手段は、前記振分流入検知手段からの検知信号が入力した場合に滞留球数に1加算し、前記左側始動検知手段、前記右側始動検知手段または前記非入賞球検知手段から検知信号が入力した場合に、それぞれの検知信号の入力毎に前記滞留球数から1減算する滞留球数算出手段と、
前記滞留球数がマイナスになった場合に、マイナスになったことを報知する滞留球数異常報知手段とを備えていてもよい。
前記遊技機においては、左側始動入賞口に入賞した遊技球の数、右側始動入賞口に入賞した遊技球の数、および始動振分手段に流入した遊技球のうちの左側始動入賞口および右側始動入賞口のいずれにも入賞しなかった遊技球の数の和と、始動口振分手段に流入した遊技球の数とが一致するか否かを確認できる。特に、上述の和となる遊技球の数が始動口振分手段に流入した遊技球の数より多くなった場合(滞留球数がマイナス)に、これを報知するようになっている。
上述の和となる遊技球の数が始動口振分手段に流入した遊技球の数より多くなる場合とは、例えば、不正に左側始動入賞口または右側始動入賞口に遊技球を入賞させたことが考えられ、上述の報知をエラーや不正行為の報知として利用することができる。
なお、通常の状態では、始動入賞口振分手段より下側の右側始動入賞口、左側始動入賞口、非入賞球検知手段に、始動入賞口振分手段に流入していない遊技球が入賞しない構成となっている必要がある。したがって、基本的に、始動入賞口振分手段、左流入阻止手段、右流入阻止手段、誘導手段とにより、左右の始動入賞口および非入賞球検知手段に、始動入賞口振分手段に流入していない非流入遊技球が流入するのが阻止されている必要があり、誘導手段は、非入賞球検知手段へ遊技球を誘導する構成により、非流入遊技球が非入賞球検知手段に検知されるのを阻止する必要がある。
前記遊技機において、前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口のうちの一方の始動入賞口には、前記左流入阻止手段の左側または前記右流入阻止手段の右側からの遊技球の流入を可能にする開状態と、前記左流入阻止手段の左側または前記右流入阻止手段の右側からの遊技球の流入を不可能にする閉状態との間で変動する変動入賞手段が設けられ、
前記監視報知手段は、前記変動入賞手段が開状態となる場合に、前記変動入賞手段の開放時間に基いて設定された所定時間だけ前記監視報知手段による処理を無効にする監視無効手段を備えていてもよい。
前記遊技機においては、変動入賞手段が開放すると、変動入賞手段が備えられる一方の始動入賞口に、始動入賞口振分手段に流入していない遊技球も入賞可能になる。
この場合には、変動入賞手段が開放して遊技球が入賞することに基いて、上述の滞留球数がマイナスになる可能性があり、正常な状態にも関わらず、エラーや不正行為が報知されてしまう。
したがって、始動入賞口に設けられた変動入賞手段が開放した場合には、上述の監視報知手段による監視を無効にして、滞留球数がマイナスになっても報知を行わないようにすることによって、変動入賞手段の開放時の正常な動作に対してエラーや不正が報知されないようにすることができる。なお、変動入賞手段が開放している状態では、変動入賞手段を強制的に開放する不正行為を行っても意味がない。
前記遊技機において、前記監視無効手段では、前記変動入賞手段が開放してから閉塞するまでの開放時間と、前記振分流入検知手段に検知された遊技球が、前記左側始動検知手段、前記右側始動検知手段および前記非入賞球検知手段のいずれかに検知されるまでの略最大時間として設定される設定最大時間とを合わせた時間が前記所定時間とされ、
前記監視無効手段は、前記所定時間が経過する前に、前記振分流入検知手段からの検知信号が入力し、かつ、検知信号の入力時の前記所定時間の残り時間が前記設定最大時間以下の場合に、前記所定時間の残り時間が前記設定最大時間と同様の時間になるように再設定してもよい。
前記遊技機においては、変動入賞手段が開放している状態で、滞留球数がマイナスとなっても報知を行わない場合に、再び、報知を開始する際には、基本的に滞留球数を0として始める方法を取るのが簡単である。実際に、遊技球が滞留していない状態で、滞留球数が0となる場合は、上述の所定時間中に始動入賞口振分手段に流入した遊技球が左右の始動入賞口に入賞するか、非入賞球検知手段に検知されている必要がある。
遊技領域内に遊技球が発射されている状態では、変動入賞手段が閉塞し、かつ、未だ所定時間が経過していない状態でも、始動入賞口振分手段に遊技球が流入する可能性がある。遊技球が流入した場合に、この遊技球が左右いずれかの始動入賞口の始動検知手段または非入賞球検知手段に検知される前に、滞留球数の計数を開始してしまうと、この遊技球が始動検知手段または非入賞球検知手段に検知され際に、滞留球数がマイナスとなって報知が行われてしまう。
それに対して、上述のように所定時間中に始動入賞口振分手段に遊技球が流入して振分流入検知手段で検知された際に、所定時間の残り時間が設定最大時間以下の場合に、所定時間の残り時間を、設定最大時間となるように延長することで、滞留している遊技球が無い状態で、滞留球数の計測を開始することができる。
前記遊技機において、前記監視報知手段の滞留球数算出手段は、
前記振分流入検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に滞留球数に1加算する加算処理を行う加算手段と、
前記左側始動検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第1減算処理を行う第1減算手段と、
前記右側始動検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第2減算処理を行う第2減算手段と、
前記非入賞球検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第3減算処理を行う第3減算手段とを備え、
前記加算手段の加算処理、前記第1減算手段の第1減算処理、前記第2減算手段の第2減算処理および前記第3減算手段の第3減算処理は、リアルタイム処理として、短時間毎に繰り返し行われ、
各繰り返し毎に、前記加算手段の加算処理より、前記第1減算手段の第1減算処理、前記第2減算手段の第2減算処理および前記第3減算手段の第3減算処理を先に行ってもよい。
前記遊技機においては、例えば、組み込み型MPUのリアルタイム処理においては、所定時間(例えば、5μs(μ秒))毎に、一連の処理が繰り返されることになり、滞留球数の処理も各検知手段からの信号の入力の有無を所定時間毎に判定し、入力があった場合に滞留球数の加算と、除算とが行われる。この際に、一つの遊技球に対する処理を見た場合に、最初に振分流入検知手段に検知されて滞留球数を1加算させ、次に左右の始動検知手段または非入賞球検知手段のいずれかに検知されて滞留球数を1減算させることになり、加算から減算までの時間は、各部材の配置にもよるが遊技球の移動速度を考えた場合に、最短でも、たとえば0.1秒程度以上の時間を有する可能性が高い。
したがって、例えば5μS毎に繰り返される一回の一連の処理を見た場合に、一つの遊技球の検知による加算処理が行われるとともに同じ回の処理で当該遊技球の検知による減算処理が行われることはない。
したがって、一回の処理において加算処理と減算処理の両方が行われる場合があっても、それは一つの遊技球に対するものではなく、以前に振分流入検知手段に検知された遊技球が左右の始動検知手段および非入賞球検知手段のいずれかに今検知されることにより行われる減算処理と、今、新たな遊技球が振分検知手段に検知されることにより行われる加算処理とが同じ回の一連の処理として行われたものである。
この場合に、一回の一連の処理で先に加算処理を行った後に、減算処理を行って滞留球数が0となった場合に、実際には、加算処理に対応する遊技球は、減算処理に対応する遊技球より後に、始動入賞口振分手段に流入したものであることから、トータルで見た場合に、滞留球数がマイナスである。
減算処理を先に行うことで、減算処理の時点で滞留球数がマイナスと判定することができ、不正行為やエラーで異常な状態(滞留球数がマイナスになる状態)が発生したことをより速く検知することができる。
実際には、一分間に例えば100個の遊技球が遊技領域内に発射され、これら遊技球の一部が始動入賞口振分手段に入力しているので、左右の始動検知手段や非入賞球検知手段に検知される遊技球より振分流入手段に流入する遊技機が多いと、実際には滞留球数がマイナスとなる状態であっても、加算処理が減算処理より多く行われることによって、滞留球数がマイナスとなるまで時間がかかる場合がある。
そこで、上述のように、一回の一連の処理において、減算処理を加算処理より先に行うことにより、実際に滞留球数がマイナスになる機会が増え、滞留球数がマイナスになっていることをより速く検知できる可能性がある。
本発明によれば、二つの始動入賞口と始動入賞口振分手段とを用いて、一方のゲームと他方のゲームとを交互に開始可能にする場合に、二つの始動入賞口と、始動入賞口振分手段とを独立して離して形成しても、振分装置による遊技球の振分順と、実際の二つの始動入賞口への遊技球の入賞順とが異なるようになるのを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤上の遊技領域を示す正面図である。 (a)、(b)は前記遊技領域に設けられた始動口振分装置の断面図である。 図1の始動口振分装置およびその近傍の拡大図である。 前記パチンコ遊技機の制御係を示すブロック図である。 主制御部で行われる電チュー不正監視処理を説明するためのフローチャートである。 主制御部で行われる電チュー作動チェック処理を説明するためのフローチャートである。 主制御部で行われる滞留球数カウンタ値減算処理を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、この実施の形態のパチンコ遊技機は、基本的には、所謂デジパチと呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての構成を有するものである。
遊技盤1の盤面上の遊技領域2内には、その略中央部に可変表示装置(表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置14で行われる抽選の各種大当たりおよびはずれの抽選結果を表示するものであり、抽選結果の表示に際し装飾図柄の変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの大当たりおよびはずれによって上述の抽選結果を報知するようになっている。
可変表示装置3には、第1および第2特図表示器4a,4bが設けられている。第1および第2特図表示器4a,4bは、例えば、セグメント型のLED表示装置からなり、6から8個程度の任意の形状のセグメントが任意の位置に配置されたものでよく、各セグメントの点灯および消灯を個別に制御できるようになっていればよい。第1および第2特図表示器4a,4bは、上述の変動表示時間だけ変動表示(一部のセグメントを点滅表示)した後に、各セグメント単独もしくは組合せからなる特図(特別図柄)を停止表示する。
ここで、第1および第2特図表示器4a,4bの前記点滅表示後に特図を停止表示する特図の変動表示ゲームを特図ゲームと称する。また、特図ゲームには、第1特図表示器4aで行われる第1特図ゲームと、第2特図表示器4bで行われる第2特図ゲームとがあるが、同時に第1特図ゲームと第2特図ゲームとが行われることがなく、第1特図ゲームと第2特図ゲームとの両方が開始可能な場合には、保留された際の保留時期が早い方の特図ゲームが先に開始される。すなわち、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームにかかわらず、保留された順(入賞順)に特図ゲームが一つずつ開始される。
可変表示装置3で表示される変動表示ゲームは、実行されている第1特図ゲームもしくは第2特図ゲームに対応したものであり、第1特図ゲームが実行されている際には、この第1特図ゲームと同様の結果になる装飾図柄の第1変動表示ゲームが表示され、第2特図ゲームが実行されている際には、この第2特図ゲームと同様の結果になる装飾図柄の第2変動表示ゲームが表示されている。
前記可変表示装置3の下には、始動口振分装置(始動入賞口振分手段)7を挟んで、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bが左右に並んで設けられている。第1始動入賞口5a(左側始動入賞口)が向って左側に設けられ、その右側に第2始動入賞口5b(右側始動入賞口)が設けられている。
また、第2始動入賞口5bは、所謂電チューと呼ばれる普通変動入賞装置(変動入賞手段)5に設けられている。
この普通変動入賞装置5は、開閉動作自在な1対の可動片51,51を備え、第2始動入賞口5bに遊技球が入賞し難いように可動片51,51が閉じた状態(低入賞状態)と、遊技球が入賞し易いように可動片51,51が開いた状態(高入賞状態)との間で変動するようになっている。可動片51,51が閉じた状態でも、可動片51,51同士の間には、遊技球が一個だけ通過可能な間隔があいているので、開いた場合よりも遊技球が入賞し難いが、遊技球が入賞可能になっている。
第1始動入賞口5aには、遊技球の入賞を検知する第1始動入賞球検知センサ(左側始動検知手段)53a(図4に図示)が設けられており、第1始動入賞球検知センサ53aは、主制御装置14に、遊技球が第1始動入賞口5aに入賞した際に第1始動入賞信号を出力する。また、第2始動入賞口5bには、遊技球の入賞を検知する第2始動入賞球検知センサ(右側始動検知手段)53b(図4に図示)が設けられており、第2始動入賞球検知センサ53bは、主制御装置14に、遊技球が第2始動入賞口5bに入賞した際に第2始動入賞信号を出力する。
主制御装置14は、第1始動入賞信号の入力(所定の乱数取得条件の成立)に基いて第1特図ゲーム(第1変動表示ゲーム)の各大当たりおよびはずれを決める乱数を取得し、第2始動入賞信号の入力(所定の乱数取得条件の成立)に基いて第2特図ゲーム(第2変動表示ゲーム)の各大当たりおよびはずれを決める乱数の取得を行う。なお、この第1および第2始動入賞信号の入力に基く乱数の取得順を上述の入賞順として、この入賞順で第1および第2特図ゲームの開始順が決定される。
また、可変表示装置3には、画面の周縁部分(演出表示を邪魔しない部分)に特図保留数表示領域31(第1特図保留数表示領域31a、第2特図保留数表示領域31b)が設定されている。主制御装置14では、特図ゲームの実行中において第1始動入賞球検知センサ53aから始動入賞信号が入力した場合に、第1特図ゲームの保留が可能な上限になる数値(たとえば4)の範囲内で第1特図保留数に1加算し、この始動入賞に基いて第1特図ゲームが開始される場合に、第1特図保留数から1減算する。
この第1特図保留数が第1特図保留数表示領域31aにマークの数として表示される。同様に、主制御装置14では、第2始動入賞球検知センサ53bから始動入賞信号が入力した場合に、第2特図ゲームの保留が可能な上限になる数値(たとえば4)の範囲内で第2特図保留数に1加算し、この始動入賞に基いて第2特図ゲームが開始される場合に、第2特図保留数から1減算する。この第2特図保留数が第2特図保留数表示領域31bにマークの数として表示される。
また、可変表示装置3の下方で、さらに始動口振分装置7の右方に、大入賞口61を有する特別変動入賞装置6が設けられている。この特別変動入賞装置6には、いわゆるアタッカとしての構成を有するもので、大入賞口61を開閉する可動扉62が備えられ、通常行われる通常遊技状態では、可動扉62が遊技球を大入賞口61に流入させないように立って閉じた閉状態になり、第1特図ゲームまたは第2特図ゲームの結果が各大当たりになって大当たり状態が発生した場合に遊技球が流入し易いように前に略水平に倒れて開いた開状態になる。特別変動入賞装置6には、その大入賞口61に入賞した遊技球を検知する大入賞球検知センサ63が設けられている。
なお、大当りになった場合には、大当り状態として、例えば、特別変動入賞装置6が閉塞状態から開放状態になって再び閉塞状態になる開閉動作としての1ラウンドの動作を、所定ラウンド数だけ行うようになっている。パチンコ遊技機によって異なる場合があるが、例えば、大当たり状態では、所定ラウンド数が2〜16程度になっている。なお、ラウンド数は、当たりの種類によって異なる場合がある。
また、特別変動入賞装置6は、いわゆる2ラウンド確変、2ラウンド通常、潜確等の当たりに対応する大当たり状態では、2ラウンドだけの動作を行うものになっており、これらを2ラウンド当たりと称する。大当たり状態における特別変動入賞装置6の制御は、主制御装置14が行う。
可変表示装置3の左側方には、普通図柄(普図と略す)始動入賞口(スルーチャッカー)8aが設けられている。また、普図始動入賞口8aに対応して、普図始動入賞口8a内を通過した遊技球を検知する通過球検知センサ8dが設けられ、通過球検知センサ8dは遊技球を検知すると主制御装置14に通過球検知信号を出力する。当該通過球検知信号の入力に基いて主制御装置14は、普通変動入賞装置5を開状態とする当たりと、普通変動入賞装置5を閉状態のままとするはずれとを抽選する普図抽選を行う。なお、この普図抽選の結果は、普図の変動表示ゲーム(以下、普図ゲーム)を普図表示装置8bで表示することにより報知される。上述の普図表示装置8bの下には、普図保留数表示ランプ8cが設けられており、特図保留数と同様に求められる普図保留数が表示される。
可変表示装置3の上および左右には、遊技球の可変表示装置3側への流入を防止する壁部33が設けられている。可変表示装置3の下側にはステージ34が設けられ、ワープ入り口35から流入した遊技球が図示しないワープ出口からステージ34上に流出するようになっている。また、ワープ入り口35からワープ出口までは、図示しないワープ流路が例えば、遊技盤1前面より後側(背面側)に設けられている。ワープ入り口35から流入した遊技球は、このワープ流路を通ってワープ出口からステージ34に流出する。
また、ステージ34の前縁は、遊技盤1の前面の位置になっており、ステージ34の下側で遊技釘等で撥ねた遊技球が載ることが可能になっているとともに、ステージ34の前縁から遊技球がステージ34より下の遊技領域2に流下可能になっている。
前記ステージ34上では、ワープ出口から流出した遊技球が流出時の勢いで左右に転動するようになっている。このステージ34上を左右に転動する遊技球の一部は、ステージ34上の遊技球の転動路で導出口36に振分られるようになっている。この導出口36は、ステージ34の左右の中央に設けられ、導出口36から流出した遊技球は、高い確率で、始動口振分装置7の後述の流入口71に流入するようになっている。
なお、ステージ34上に載った遊技球が流入口71に流入する確率は、ステージ34上に載らなかった遊技球が流入口71に流入する確率より高くなっている。
前記始動口振分装置7は、図2(a)、(b)に示すように、遊技盤1に取り付けられるベース板7a(図3に図示)と、一つの流入口71と、左右二つの流出口72,73と、一つの流入口71から流入した遊技球を二つの流出口72、73のいずれか一方に導く二股状の振分通路74と、振分通路74の二股に分岐する部分に設けられ、遊技球の流動方向を左右の流出口72,73のいずれか一方に振り分ける振分部材(振分手段)75と、振分通路74の左右端部にそれぞれ設けられ、遊技盤1の裏面側を通して遊技球をそれぞれ左右の流出口72,73のいずれかに誘導する第1通路76および第2通路77を備える。また、流入口71には、振分流入球検知センサ(振分流入検知手段)82が設けられている。
流入口71は、ステージ34の導出口36の真下に配置されており、導出口36から導出された遊技球が高い確率で流入するようになっている。
また、導出口36を備えるステージ34は、その前縁が遊技盤1の盤面と同じ位置で、かつ、ステージ34および導出口36と流入口71との間には、上下に十分な間隔があけられており、ワープ通路を介してステージ34上に載らなかった遊技球も流入口71に流入可能になっている。また、導出口36に誘導されずにステージ34の前縁から下方に落下する遊技球もその一部が流入口71に流入可能になっている。
前記振分通路74は、流入口71から下方に向う部分と、左右に分岐して下り傾斜しながら流出口72,73にそれぞれ向う部分とからなり、遊技盤1の前面(盤面)より前側に形成されている。
振分通路74の左右端部にはそれぞれ第1通路76または第2通路77が設けられ、遊技盤1の前面より後側を通して流出口(流出路)72,73に遊技球を誘導する。流出口72,73に至った遊技球は、流出口72,73の遊技盤1の前面位置とされている下縁から遊技領域2に流下するようになっている。
左側の流出口72の真下には、第1始動入賞口5aが配置されており、右の流出口73の真下には、第2始動入賞口5bが配置されている。これにより、左の流出口72から流下した遊技球は高い確率で第1始動入賞口5aに入賞し、右側の流出口73から流下した遊技球は高い確率で第2始動入賞口5bに入賞する。なお、第1始動入賞口5aを有する普通変動入賞装置5の一組の可動片51が閉じている状態でも、左の流出口72を流下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口5aに流入するようになっている。
また、始動口振分装置7と第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bとの間には、遊技球が通過可能な間隔が空けられている。この間隔は、始動口振分装置7に流入しなかった遊技球が第1始動入賞口5aまたは第2始動入賞口5bに流入するのに十分な間隔で、かつ、始動口振分装置7の流出口72,73から流出した遊技球の流下方向が左右にずれた場合に、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bに入賞することなく、これら始動入賞口5a、5bより下方に流下可能な間隔になっている。
なお、始動口振分装置7に流入しなかった遊技球が第1始動入賞口5aまたは第2始動入賞口5bに流入するのを阻止する流入阻止手段が後述のように設けられており、この実施形態では、始動口振分装置7に流入しなかった遊技球が第1始動入賞口5aまたは第2始動入賞口5bに流入しないようになっている。ただし、始動口振分装置7の流出口72,73から流出した遊技球の流下方向が左右にずれた場合に、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bに入賞しない場合があり得るようになっている。
振分部材75は、基本的に等間隔に3枚の羽根が配置された水車状の回転体であり、遊技球を左右に振り分ける振分羽75aと、振分羽75aの向かって左に設けられ、振分羽75aにより向かって左に振り分けられた遊技球が載ることにより、振分部材75を反時計回りに回転させ、振分羽75aを左に寄せて遊技球を右に振り分ける状態とする左側の切替羽75bと、振分羽75aの向かって右に設けられ、振分羽75aにより向かって右に振り分けられた遊技球が載ることにより、振分部材75を時計回りに回転させ、振分羽75aを右に寄せて遊技球を左に振り分ける状態とする右側の切替羽75cとを備える。
また、振分通路74の底部の左右の中央部には、突出部78が設けられている。左右に回転する振分部材75が上述のように左右のいずれかに傾いた際に、左の切替羽75bの先端部または右の切替羽75cの先端部が前記突出部78に接触し、それ以上の振分部材75の回転を規制するようになっている。すなわち、突出部78が振分部材75の回転位置を決めるストッパとして機能するようになっている。
この始動口振分装置7は、例えば図2(a)に示す状態として、図2(b)に示す状態の振分羽75aが遊技球を左の第1通路76側に振り分け、この振り分けられた遊技球により左の切替羽75bが下側に押されることによって、振分部材75が反時計回りに回転し、振分羽75aが左に移動し、遊技球を右側の第2始動入賞口5bに誘導する状態になっている。
それに対して、図2(b)に示す状態は、図2(a)に示す状態の振分羽75aが遊技球を右の第2通路77側に振り分け、この振り分けられた遊技球により右の切替羽75cが下側に押されることによって、振分部材75が時計回りに回転し、振分羽75aが右に移動し、遊技球を左側の第1始動入賞口5aに誘導する状態になっている。
このように動作する始動口振分装置7は、流入する遊技球を交互に左右の第1始動入賞口5a側と、第2始動入賞口5b側とに誘導するようになっている。
したがって、第1始動入賞口5aと、第2始動入賞口5bとに入賞する遊技球の多くが始動口振分装置7を介する状態(例えば、普通変動入賞装置5があまり開放しない通常状態)になると、第1特図ゲームと第2特図ゲームとが交互に行われる状態になる。
また、振分羽75aの後方側には、遊技盤1を貫通する開口部80が形成され、遊技盤1の盤面より後ろ側に形成された回転負荷装置81が接続されている。この回転負荷装置81は、振分羽75aに連結されて、振分羽75aの回転移動に対応して移動するようになっており、例えば、摩擦力により、振分部材75の回転に負荷を与え、遊技球による振動等により、振分部材75が回転してしまうのを防止するようになっている。なお、前記負荷は、上述の遊技球の荷重による切替羽75b,75cを用いた振分部材75の回転が阻止されない程度のものになっている。
また、始動口振分装置7と、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bとの部分には、上述の流入阻止手段として、左側流入阻止板83、左側流入阻止用釘84、右側流入阻止板85、右側流入阻止用釘86が設けられている。
左側流入阻止板83は、始動口振分装置7に設けられており、左側の流出口72の左側近傍に配置されるとともに、ベース板7aの前面から前方に上下方向に沿って突出し、遊技球の左右への移動を規制するようになっている。また、左側流入阻止板83の直ぐ下から第1始動入賞口5aの左上の近傍まで、上下に並んで複数の左側流入阻止用釘84が遊技盤1に打ち込まれている。
左側流入阻止板83および左側流入阻止用釘84は、上下に並んで配置されることにより、上下に間隔をあけて配置されている左側流出口72と左の第1始動入賞口5aとの間部分の左側を覆うようになっており、左側流出口72と左の第1始動入賞口5aとの間の左側から遊技球が第1始動入賞口5aに流入するのを阻止するようになっている。
右側流入阻止板85は、始動口振分装置7に設けられており、右側の流出口73の右側近傍に配置されるとともに、ベース板7aの前面から前方に上下方向に沿って突出し、遊技球の左右への移動を規制するようになっている。また、右側流入阻止板85の直ぐ下から第2始動入賞口5bの右側の可動片51の近傍まで、上下に並んで複数の右側流入阻止用釘86が遊技盤1に打ち込まれた状態に設けられている。
また、右側流入阻止板85および右側流入阻止用釘86は、上下に並んで配置されることにより、上下に間隔をあけて配置されている右側流出口73と右の第2始動入賞口5bとの間部分の右側を覆うようになっており、右側流出口73と右の第2始動入賞口5bとの間の右側から遊技球が第2始動入賞口5bに流入するのを阻止するようになっている。
ここで、左側流入阻止板83および左側流入阻止用釘84と、右側流入阻止板85および右側流入阻止用釘86との間の上側には、これらの間への遊技球の流入を阻止するように、第1始動入賞口5aと、第2始動入賞口5bとの上方を覆って始動口振分装置7が配置されている。したがって、始動口振分装置7に流入しなかった遊技球が第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bとのいずれにも入賞不可となっている。
ただし、第2始動入賞口5bにおいては、可動片51,51が開放した場合に、右側の可動片51と、最も下側の右側流入阻止用釘86との間に遊技球が通過可能な間隔があくとともに、右側の可動片51が、右側流入阻止板85および右側流入阻止用釘86より右側に遊技球の直径より大きく延出し、右側流入阻止板85および右側流入阻止用釘86より右側を流下する遊技球を拾って第2始動入賞口5bに入賞させるようになっている。
また、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bの下側には、始動口振分装置7に流入したのにもかかわらず、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bのいずれにも入賞しなかった遊技球としての非入賞遊技球を検知する非入賞球検知センサ87が設けられている。
また、第1始動入賞口5aの下部と非入賞球検知センサの左端部との間、第2始動入賞口5bを有する普通変動入賞装置5の左端部と非入賞球検知センサの右端部との間には、それぞれ、非入賞遊技球を非入賞球検知センサ87に案内する非入賞球案内釘88が一列に並んで配置されている。
一列に並んだ非入賞球案内釘88において、隣り合う非入賞球案内釘88どうしの間隔は、遊技球の直径より狭いものとなっている。
また、第1始動入賞口5aと、第2始動入賞口5bを備える普通変動入賞装置5との間には、非入賞遊技球が流下可能な下方流下用空間89が有り、始動口振分装置7に流入したのにも関わらず、第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bのいずれにも入賞しなかった非入賞球が非入賞球検知センサ87側に流下可能になっている。
また、非入賞球案内釘88は、第1始動入賞口5aおよび普通変動入賞装置5の下側で、始動口振分装置7に流入しなかった遊技球が非入賞球検知センサ87に検知されるのを防止している。
上述のように第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5b(普通変動入賞装置5)の上側では、始動口振分装置7と、左側流入阻止板83、左側流入阻止用釘84、右側流入阻止板85、右側流入阻止用釘86とにより、これらにより囲まれた空間に、始動口振分装置7に流入しない遊技球が流入するのが防止されていることから、非入賞球検知センサ87が始動口振分装置7に流入しなかった遊技球が検知されることがない。
また、左側流出口72の右側の近傍には、上下に沿ってベース板7aから前方に演出する案内板91が設けられ、右側流出口73の左側の近傍には、上下に沿ってベース板7aから前方に演出する案内板92が設けられている。また、第1始動入賞口5aの右上近傍には、案内釘93が遊技盤1に打ち込まれ、普通変動入賞装置5の閉じた状態の左側可動片51の上側近傍には、案内釘94が遊技盤1に打ち込まれている。
上下に並んでいる案内板91と案内釘93との間には、遊技球が通過可能な間隔が開けられ、上下に並んでいる案内板92と案内釘94との間には、遊技球が通過可能な間隔が開けられている。
これにより、左側の流出口72から流出した遊技球が第1始動入賞口5aに入賞せずにその下に流下する可能性があり、かつ、右側の流出口73から流出した遊技球が、第2始動入賞口5bに入賞せずに、その下に流下する可能性がある。
このような始動口振分装置7、第1始動入賞口5a、普通変動入賞装置5の周囲の構成により、始動口振分装置7に流入し、かつ、第1始動入賞口5a、第2始動入賞口5bのいずれにも入賞せず、さらに、非入賞球検知センサに検知されずに滞留している遊技球の数として滞留球数を求めることができる。
すなわち、振分流入球検知センサ82により遊技球が検知された際に、滞留球数に1加算し、第1始動入賞球検知センサ53a、第2始動入賞球検知センサ53b、非入賞球検知センサ87のいずれかで入賞球が検知された際に、滞留球数から1減算することにより現状の滞留球数が求められる。普通変動入賞装置5が閉塞している状態では、滞留球数が0より小さくなることがなく、この状態で、滞留球数がマイナスとなった場合には、普通変動入賞装置5を開放させる不正行為を行うことにより、始動口振分装置7に流入しなかった遊技球を第2始動入賞口5bに入賞させたことが疑われる。
遊技領域2の左側部には、複数の一般入賞口10,10が設けられている。また、一般入賞口10,10に対応して、一般入賞口10,10に入賞した遊技球を検知する一般入賞球検知センサ11がそれぞれ設けられている。
また、特別変動入賞装置6の下方の遊技領域2の最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域2の外部になる遊技盤1裏面に排出させるアウト口12が設けられている。また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するとともに流下方向を転換する遊技釘9(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
次に、この例のパチンコ遊技機の制御系を図4に示されるブロック図を参照して説明する。パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部(主基板の制御装置としての主制御手段)15と、副制御部(サブ基板側の制御装置としての副制御手段)16と、これら主制御部15および副制御部16に電力を供給する電源供給装置37とから構成されている。主制御部15には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置14が備えられ、主制御装置14には、プログラムを実行するCPU14a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM14bや、プログラムに基いて発生したデータやROM14bから読み出した各種データ等を記憶するRAM14cや周波数発生回路部14d等が備えられている。
主制御装置14(CPU14a)には、パチンコ遊技機に設けられた各種センサからの信号が入力可能になっており、前述の第1および第2始動入賞球検知センサ53a,53b、大入賞球検知センサ63、通過球検知センサ8d、一般入賞球検知センサ11、振分流入球検知センサ82、非入賞球検知センサ87が接続されるとともに、遊技球の入賞に対応して賞球を払出す遊技球払出装置17から払い出された賞球を検知する遊技球払出検知センサ18、パチンコ遊技機におけるエラーを検知するエラー検知センサ19等が接続されている。
また、主制御装置14は、パチンコ遊技機の各種装置を動作させるため各種信号を出力するようになっている。例えば、主制御装置14には、遊技店において設置された各遊技機のデータを集計管理するための集中管理装置20が主制御装置14からデータを入力可能に接続されている。また、主制御装置14には、サブ制御装置(副制御手段)としての払出制御装置22、図柄制御装置23、ランプ制御装置24、音声制御装置25が接続され、これらサブ制御装置に対してコマンド(制御指令)を出力可能とされている。
また、ここで、払出制御装置22は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部15に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置23、ランプ制御装置24、音声制御装置25は副制御部16に含まれるものになっている。
また、主制御装置14には、第1および第2特図表示器4a,4bが接続され、主制御装置14が始動入賞に基く抽選結果に応じるように第1および第2特図表示器4a,4bにおける特図の変動表示および変動停止表示の表示制御を行う。
また、主制御装置14には、上述の普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド55が駆動制御可能とされているとともに、特別変動入賞装置6の可動扉62を駆動する特別変動ソレノイド64が駆動制御可能とされている。
また、払出制御装置22には、払出制御装置22により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置17が接続されるとともに、プリペードカード(記録媒体)26のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット27が球貸信号制御装置28を介して接続されている。払出制御装置22は、主制御装置14からのコマンドに基いて賞球を払出すとともに、CRユニット27から球貸信号制御装置28を介して入力される球貸信号に基いて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御部15には、主制御装置14と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域2に発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置29を制御する発射制御装置29aが設けられ、発射制御装置29aには、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル29b、発射停止釦29c、タッチセンサ29dが接続されている。
主制御部15の主制御装置14は、パチンコ遊技機における遊技の進行を制御するもので、第1および第2始動入賞球検知センサ53a,53b、大入賞球検知センサ63、一般入賞球検知センサ11から遊技球の検知信号が入力された場合、すなわち、各入賞口に遊技球が入賞した場合に、払出制御装置22にコマンドを出力して、賞球として遊技球の排出を行わせる。
また、主制御装置14は、通過球検知センサ8dから遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の普図保留数を加算する処理を行うとともに、普図ゲームの当たりはずれを決定する抽選処理で用いられる各種乱数(当たり判定乱数、演出乱数)を取得し、普図保留数が上限未満の場合に乱数を記憶する。また、所定の開始条件として、前の普図ゲームのはずれでの終了もしくは当たり後の普通変動入賞装置5の開閉動作の終了で普図ゲームを開始するとともに普図保留数を1減算する。この際に乱数による抽選処理によって、普図ゲームの当たりはずれを決定するとともに、普図ゲームの変動表示時間(ゲーム時間)を決定し、普図ゲームの表示や結果(当たり)の報知や演出のために図柄制御装置23やランプ制御装置24や音声制御装置25にコマンドを出力する。
また、主制御装置14は、第1および第2始動入賞球検知センサ53a,53bからの始動入賞信号の入力に基いて、上述の特図保留数の処理を行うとともに、特図ゲームの大当たりはずれを決定する抽選処理で用いられる抽選決定情報としての各種乱数(当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数)を取得し、特図保留数が上限未満の場合に当該乱数をRAM14c(乱数記憶手段)に記憶する。なお、前記抽選処理によって、当たり判定乱数に基いて第1および第2特図ゲームの大当たりおよびはずれを決定し、第1および第2特図表示器4a,4bを制御して第1および第2特図ゲームを表示するとともに、可変表示装置3における装飾図柄の変動表示ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置23やランプ制御装置24や音声制御装置25等にコマンドを出力する。
なお、第1および第2特図ゲーム(変動表示ゲーム)の開始条件(乱数判定条件)は、前の第1特図ゲームまたは第2特図ゲームがはずれで終了した際と、第1特図ゲームまたは第2特図ゲームが大当たりになったことにより、特別変動入賞装置6を開放する大当たり状態になった場合に、この大当り状態が終了した際に、第1特図保留数(第2特図保留数)が1以上になっている場合(なった場合)である。また、第1特図ゲームと第2特図ゲームとの両方が開始可能な場合には、上述の乱数を取得した時期が早い方の特図ゲームが開始される。また、開始条件の成立(乱数判定条件の成立)に伴って、特図ゲームの開始時に、この特図ゲームに対応する当たり判定乱数により大当たりおよびはずれ等の判定を行う。
また、主制御装置14は、普図ゲームが当たりになった場合には、普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド55を制御して普通変動入賞装置5を閉状態から開状態とする制御を行う。また、主制御装置14は、第1特図ゲームまたは第2特図ゲームが各大当たりになった場合には、特別変動入賞装置6の可動扉62の特別変動ソレノイド64を制御して所定の条件に基いて特別変動入賞装置6を閉状態から開状態に変動させて上述の大当たり状態を発生させる制御を行う。
また、抽選手段としての主制御装置14は、前述の始動入賞信号に基いて取得された当たり判定乱数を用いて第1特図ゲームおよび第2特図ゲームが大当たりになるかはずれになるかを決める抽選処理を行う。また、主制御装置14は、大当たりとはずれとのいずれかを示す第1特図ゲームまたは第2特図ゲームを順次表示する際に、確変大当たり等の発生に基いて前記抽選処理により第1特図ゲームおよび第2特図ゲームが大当たりになる確率を低確率状態より高い高確率状態とし、通常大当たり等の発生に基いて前記抽選処理により第1特図ゲームおよび第2特図ゲームが大当たりになる確率を高確率状態より低い低確率状態とする制御を行う。
また、主制御装置14は、所定の大当たりの発生に基いて、通常状態より普通変動入賞装置5の単位時間当たりの開放時間(開放回数)が多くなる時短状態(電チユーサポート状態)とする制御を行う。なお、確変状態(高確率支援状態)では、基本的に高確率状態になるとともに電チユーサポート状態になり、時短状態(支援状態)では、低確率状態で電チユーサポート状態になる。
また、副制御部16の変動表示ゲーム表示制御手段としての図柄制御装置23は、可変表示装置3と、普図表示装置(LED表示装置)8とを制御するものであり、可変表示装置3がビデオディスプレイプロセッサ32を介して接続されている。上述の主制御装置14により決定された各大当たりおよびはずれと、変動パターンとしての変動表示時間等に基いて、報知演出制御手段としての図柄制御装置23により装飾図柄の変動表示ゲームの可変表示装置3における表示が制御される。また、図柄制御装置23は、主制御装置14において、算出される特図保留数に基いて、可変表示装置3の特図保留数表示領域31における特図保留数のマークの表示を制御する。
副制御部16のランプ制御装置24は、遊技盤1の盤面に設けられた盤面関係の電飾(LED等の光源)24aと、パチンコ遊技機の遊技盤1を支持する前面枠に設けられ、遊技盤1の前面を覆うガラス枠等の枠扉関係の電飾(LED等の光源)24bとが接続され、LEDやランプ等による演出を制御する。また、ランプ制御装置24には、普図保留数表示ランプ8cが接続されている。
音声制御装置25には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置25aが接続されており、音声制御装置25は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
この実施の形態において、主制御装置14は、所定範囲内の数値からなる乱数(擬似乱数)を生成する。主制御装置14が第1および第2始動入賞球検知センサ53a,53bからの始動入賞信号の入力時に生成された乱数を取得する。なお、始動入賞信号が入力した際に、上述の対応する特図保留数(記憶された3つ一組の乱数の組数)が上限未満の場合に乱数を取得するが、対応する特図保留数が上限の場合には、乱数を取得しない。
また、乱数記憶手段としての主制御装置14は、上述のように取得した乱数をRAM14cに記憶し、この乱数に対応する変動表示ゲームの開始条件が成立し、記憶された乱数による抽選処理が行われた場合に乱数消去条件が成立したものとして乱数を消去し、この際に特図保留数が一つ減算される。
主制御装置14は、特図ゲーム開始の際に、上述のように取得された3つずつの乱数(当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数)を用いて第1および第2特図ゲームを表示するための抽選処理を行う。抽選処理においては、当たり判定乱数と、設定されている当たり判定テーブル(低確率判定テーブルおよび高確率判定テーブル)に登録された当たり判定値とを比較する。主制御装置14のROM14bには、当たり判定テーブルが記憶されている。
当たり判定値は、当たり判定乱数になる所定範囲の数値のうちから予め決められた数値であり、大当たり確率は、(当たり判定値の数)/(当たり判定乱数になる所定範囲の数値の数)になる。また、当たり判定値には、当たり確率が低確率になる通常時の低確率判定テーブルに登録された当たり判定値と、確変大当たり等の後の高確率時の高確率判定テーブルに登録された当たり判定値とがあり、例えば、通常時(低確率時)の当たり判定値の数に対して、高確率時の当たり判定値の数が約10倍とされる。これにより、低確率時に対して高確率時の大当たり確率が約10倍とされる。
取得された当たり乱数の数値と、当たり判定値とが一致した場合に、大当たりになり、一致しない場合にはずれになる。
また、低確率判定テーブルを用いるか、高確率判定テーブルを用いるかは、上述のように制御される確率状態が高確率状態か低確率状態かにより主制御装置14で決定される。
図柄乱数は、第1および第2特図表示器4a,4bに表示される特図の種類を決定するものであるが、特図ゲームがはずれの場合には、たとえば一種類の特図になり、大当たりの場合には、各大当たりの種類毎、例えば、通常大当たり、確変大当たりでそれぞれ複数種類の特図が設定されており、図柄乱数と関連付けられた特図が選択される。特図の選択には、各特図が載せられたデータテーブルが用いられる。
また、演出乱数は、特図ゲームの変動表示時間を含む変動パターンを決定するものであり、はずれの場合にリーチになるか否か、また、リーチの場合に表示時間が短いノーマルリーチか、表示時間の長いスーパーリーチやプレミアムリーチになるかを決定するものである。大当たりの場合は、リーチ確定であり、ノーマルリーチかスーパーリーチかなどのリーチの演出の種類を決定するものになる。
次に、図5から図7に示すフローチャートを参照して、上述のような始動口振分装置7と、それに対応した第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bを有する遊技機において、普図ゲームで当たりとなっていないのに普通変動入賞装置5(電チュー)を開放させる不正行為を監視し、不正行為の報知を可能とする電チュー不正監視処理を説明する。
上述のように滞留球数をカウントして、滞留球数がマイナスとなった場合にそれを報知する処理である。また、普通変動入賞装置5が開放した状態では、正常な状態でも滞留球数がマイナスになるので、不正監視を無効にするようになっている。
電チュー不正監視処理は、監視報知手段、滞留球数算出手段としての主制御装置14で行われるリアルタイム処理であり、例えば、5μs等の短時間毎に繰り返し処理が行われる。
まず、電チュー作動チェック処理が行われる(ステップS1)。この処理は、監視無効手段としての主制御装置14において、普通変動入賞装置(電チュー)5が閉状態から開状態となる開放動作を開始するか否かを判定し、開始される場合には、滞留球数のカウントを無効にする監視無効時間を監視無効タイマにセットするものである。また、監視無効タイマが0(電源投入時やタイムアップ後の時間がセットされていない状態)で無い場合に監視無効タイマの値を1減算する。なお、ここでは、上述のように処理が繰り返される時間を5μs毎としているので、1が5μsに相当し、セットされる時間が5μsの倍数として設定されている。
図6のフローチャートを参照して、電チュー作動チェック処理を説明する。
まず、普通変動入賞装置5の開放動作を開始するタイミングか否かが判定される(ステップS1a)。開放動作の作動開始の場合には、普通変動入賞装置5の開放動作開始から閉塞動作終了までの開放時間に後述の設定最大時間を加えた監視無効時間を監視無効タイマにセットする(ステップS1b)。また、後述の遊技球数カウンタおよび排出監視タイマをリセットする(ステップS1c)。
また、普通変動入賞装置5が開放動作を開始するタイミングでない場合、すなわち、普通変動入賞装置5が閉塞したままとなる場合と、普通変動入賞装置5が既に開放(開始)している場合に、監視無効タイマが0か否かを判定する。0の場合には、普通変動入賞装置5が閉じている状態であり処理を終了する。監視無効タイマの値が0より大きい場合には、普通変動入賞装置5が既に開放しているか、開放して閉じてから最大設定時間が経過していない状態である。この場合に、監視無効タイマを進行させるために、監視無効タイマの値から1(5μs)を減算して(ステップS1d)処理を終了する。
上述の設定最大時間は、振分流入球検知センサ82で検知された遊技球が、第1始動入賞球検知センサ53a、第2始動入賞球検知センサ53b、非入賞球検知センサ87のいずれかに検知されるまでの最大時間として設定された時間である。なお、設定最大時間は、例えば、振分流入球検知手段で検知された遊技球が、第1始動入賞球検知センサ53a、第2始動入賞球検知センサ53b、非入賞球検知センサ87のいずれかに検知されるまでの時間のうちの最大と思われるもので、たとえば、この時間を測定する実験を所定回数行い、その結果の中でも最も長い計測時間もしくはこの時間に安全分の時間を加えた時間を設定最大時間としてもよい。したがって、設定最大時間は、真の最大時間である必要はなく、実験やシミュレーションの結果に基いて設定されたものである。
ステップS1の普通変動入賞装置作動チェック処理の後に、監視無効タイマが0か否かを判定する(ステップS2)。
監視無効タイマが0であり、監視中の場合には、第1始動入賞球検知センサ53aから第1始動入賞信号が入力しているか否かを判定する(ステップS3)。
第1始動入賞信号が入力している場合には、滞留球数カウンタ減算処理を行い(ステップS4)、入力していない場合には、ステップS5に移行する。
滞留球数算出手段の第1減算手段としての主制御装置14において、滞留球数カウンタ減算処理は、図7のフローチャートに示すように、滞留球数カウンタの値から1減算する(ステップS4a)。次に、滞留球数カウンタの値が0以上か否かを判定する(ステップS4b)。滞留球数カウンタの値が0以上の場合に、滞留球数カウンタ減算処理終了し、次のステップに移行する。また、滞留球数カウンタの値が0より小さい場合(マイナスの場合)に異常と判断する(ステップS4c)。この場合に、電チュー不正監視処理を終了する。滞留球数異常報知手段としての主制御装置14において、上述のように異常と判断された場合は、報知処理を行うことになる。
なお、報知処理は、たとえば、正常時と異なるランプの点灯や点滅、可変表示装置3のエラー表示、エラー音の発生などによるものであり、ここでは、エラーおよび/または不正行為の実施が報知される。
ステップS4における滞留球数カウンタ減算処理が終了し、かつ、電チュー不正監視処理が終了していない場合と、ステップS3で第1始動入賞信号が入力していない場合に、第2始動入賞球検知センサ53bから第2始動入賞信号が入力しているか否かを判定する(ステップS5)。
滞留球数算出手段の第2減算手段としての主制御装置14において、第2始動入賞信号が入力している場合に、上述のステップS4の場合と同様の滞留球数カウンタ減算処理を行う(ステップS6)。この場合には、第2始動入賞信号の入力に基いて、滞留球数が1減算された際に、滞留球数がマイナスになるとエラーおよび/または不正行為の報知が行われ、電チュー不正監視処理を終了する。
ステップS6における滞留球数カウンタ減算処理が終了し、かつ、電チュー不正監視処理が終了していない場合と、ステップS5で第2始動入賞信号が入力していない場合に、非入賞球検知センサ87から非入賞球検知信号が入力しているか否かを判定する(ステップS7)。
滞留球数算出手段の第3減算手段としての主制御装置14において、非入賞球検知信号が入力している場合に、上述のステップS4、ステップS6の場合と同様の滞留球数カウンタ減算処理を行う(ステップS8)。この場合には、非入賞球検知信号の入力に基いて、滞留球数が1減算された際に、滞留球数がマイナスになるとエラーおよび/または不正行為の報知が行われ、電チュー不正監視処理を終了する。
ステップS8における滞留球数カウンタ減算処理が終了し、かつ、電チュー不正監視処理が終了していない場合と、ステップS7で非入賞球検知信号が入力していない場合に、振分流入球検知センサ82から振分流入球検知信号が入力しているか否かを判定する(ステップS9)。
振分流入球検知信号が入力している場合には、滞留球数算出手段の加算手段としての主制御装置14において、滞留球数カウンタの値に1加算するとともに、排出監視タイマに、上述の監視無効タイマの処理で利用した設定最大時間をセットする(ステップS10)。排出監視タイマは、上述の設定最大時間が経過するのを計測するタイマであり、上述のように振分流入球検知信号が入力したら作動し、作動開始から設定最大時間が経過したらタイムアップする。
次に、排出監視タイマの値が0でなければ(例えば、1以上)、排出監視タイマの値を1減算する(ステップS11)。
次に、排出監視タイマの値が0か否か判定する(ステップS12)。なお、最大設定時間より短い間隔で、連続的に始動口振分装置7に遊技球が流入している場合には、振分流入球検知信号が入力する度に、排出監視タイマに設定最大時間がセットされるので、排出監視タイマが0とならない。排出監視タイマが0となるのは、設定最大時間がセットされてから設定最大時間が経過するまで振分流入球検知信号が入力しなかった場合である。
この場合には、既に、始動口振分装置7に流入した遊技球は全て入賞するか非入賞球検知センサ87の部分から下に流下した状態となっているはずである。したがって、始動口振分装置7、第1始動入賞口5a、第2始動入賞口5bの部分に滞留している遊技球が存在せず、正常な状態ならば滞留球数は0となっている。したがって、滞留球数カウンタの値が0より大きい場合には(ステップS13)、球詰まり等により、遊技球が流下できない状態となっている可能性があり、異常と判断して(ステップS14)処理を終了する。異常と判断された場合にはエラー報知処理を行う。なお、ステップS13で、滞留球数カウンタが0の場合にも処理を終了する。
また、ステップS2において、監視無効タイマが0でない場合には、振分流入球検知センサ82が遊技球を検知することにより、振分流入球検知信号が入力しているか否かを判定する(ステップS15)。振分流入球検知信号が入力している場合、すなわち、電チュー不正監視を無効にしている状況で、遊技球が始動口振分装置7に流入した場合には、監視無効タイマの値が最大設定時間より小さいか否かを判定し、小さい場合に監視無効タイマの当たりを最大設定時間に再セットする(ステップS16)。
すなわち、監視無効タイマの値が最大設定時間以下となっているのに、始動口振分装置7に遊技球が流入してしまうと、最大設定時間が経過するまで、当該遊技球が滞留する虞がある。したがって、そのまま監視無効タイマの作動を続行させてしまった場合に、監視無効タイマのタイムアップ時に、滞留球数カウンタの値を0として、電チュー不正監視を再開すると、その前に滞留していた遊技球が第1始動入賞球検知センサ53a、第2始動入賞球検知センサ53b、非入賞球検知センサ87に検知されて、滞留球数のカウンタがマイナスになって異常と判定される可能性がある。そこで、監視無効タイマの値が、最大設定時間より小さくなってから、遊技球が始動口振分装置7に流入した場合に、監視無効タイマの値を最大設定時間まで戻すことにより、正常な状態で、滞留球数がマイナスとなるのを防止することができる。
このような遊技機にあっては、始動口振分装置7により、始動口振分装置7に流入した球技球が交互に第1始動入賞口に入賞することにより、第1特図ゲームと、第2特図ゲームとが交互に行われることになる。ただし、始動口振分装置7の流出口72,73から流出した遊技球が第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bのいずれにも入賞しなかった場合には、ゲームが交互に行われない場合がある。また、普通変動入賞装置5が開閉動作した場合に、始動口振分装置7に流入していない遊技球が開放している普通変動入賞装置5の第2始動入賞口に入賞した場合も交互に遊技が行われない可能性が生じる。
この遊技機では、始動口振分装置7に流入した遊技球が第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bのいずれにも入賞しない場合が生じることから、始動口振分装置7、第1始動入賞口5a、第2始動入賞口5bを一つの入賞装置とし、一つの入賞装置内に二つの遊技球を検知するセンサがある構成とは異なるものである。すなわち、この遊技機では、それぞれ独立して第1始動入賞口5aと、第2始動入賞口5bとが存在することになる。しかし、始動口振分装置7に流入した遊技球が第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bのいずれにも入賞しない確率は低くなっている。
この遊技機では、普通変動入賞装置5が開放しない限りは、始動口振分装置7に流入した遊技球以外の遊技球が流入阻止手段により第1始動入賞口5aおよび第2始動入賞口5bに入賞しない構成になっている。したがって、電サポ状態のように、普通変動入賞装置5が頻繁に開放している状態以外では、高い確率で、第1特図ゲームと第2特図ゲームが交互に行われることになり、それに基づいた演出を行っている際に、頻繁に第1特図ゲームまたは第2特図ゲームが連続して行われてしまうようなことがない。
これにより、上述の第1特図ゲームと第2特図ゲームとが交互に行われることに基づいた演出を比較的容易に作成することが可能になる。
また、この遊技機では、普通変動入賞装置5が閉じた状態であっても、始動口振分装置7に流入した遊技球が普通変動入賞装置5の第2始動入賞口5bに入賞する可能性がある。したがって、従来の普通変動入賞装置5が閉じた状態では、第2始動入賞口5bに遊技球が入賞しないタイプの遊技機のように、普通変動入賞装置5が閉じた状態で、遊技球が入賞した場合に、エラーもしくは不正を報知することができない。
そこで、この遊技機では、上述の電チュー不正監視処理により、始動口振分装置7に流入した遊技球の数(滞留球数)から第1始動入賞口5aに入賞した遊技球の数、第2始動入賞口5bに入賞した遊技球の数およびこれらに入賞しなかった遊技球の数を減算する処理を行って、この滞留球数がマイナスとなった場合、すなわち、電チューである普通変動入賞装置5が不正に開放されて遊技球が入賞した場合に、不正を報知することが可能になる。
また、電チューが正常に開放している間は、上述の処理を行わないことで、正常な普通変動入賞装置5の開放時に報知が行われるのを防止している。この際には、普通変動入賞装置5が閉じた後に、始動口振分装置7に流入した遊技球が第1始動入賞口5a、第2始動入賞口5b、非入賞球検知センサ87のいずれかに到達するまでの最大時間としての設定最大時間が経過してから、電チュー不正監視処理を再開するようにしていることにより、報知の信頼度を高めている。
また、始動口振分装置7に遊技球が流入するごとに、排出監視タイマに設定最大時間をセットし、設定最大時間が経過するまで遊技球が流入せず、排出監視タイマがタイムアップした場合に、滞留球数が0ではなく、1以上の場合に、球詰まり等により、第1始動入賞球検知センサ53a、第2始動入賞球検知センサ53bおよび非入賞球検知センサ87のいずれにも検知されていない遊技球が残っていることになる。この場合にエラーを報知することができる。
また、リアルタイム処理として、行われる電チュー不正監視処理においては、上述のように第1始動入賞信号、第2始動入賞信号、非入賞球検知信号の入力に基いて行われる滞留球数カウンタ減算処理を振分流入球検信号の入力に基いて行われる滞留球数カウンタへの1加算より先に行っている。これにより、たとえば、ほぼ同時に減算をすべき信号と、加算をすべき信号が入力して、滞留球数に対する減算処理と加算処理とが同時に行われた場合に、加算処理を先に行ってしまうと、加算処理がなされなければ減算処理により滞留球数がマイナスになる場合でも、加算処理により先に滞留球数が1カウントアップされることで、滞留球数がマイナスにならない。この場合には、次回以降の処理で、振分流入信号がせずに、第1始動入賞信号、第2始動入賞信号または非入賞球検知信号が入力した場合に、滞留球数がマイナスになり異常が判定される。
したがって、加算処理を先に行った後に減算処理を行うと、報知処理の開始が遅れることになる。
それに対して、電チュー不正監視処理における減算処理を加算処理より先に行い、かつ、減算処理時に滞留球数がマイナスとなった場合に、後の加算処理を待たずに異常と判断することで、報知処理が遅れるのを抑制することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基いて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1 遊技盤
2 遊技領域
5 普通変動入賞装置(普通変動入賞手段)
5a 第1始動入賞口(左側始動入賞口)
5b 第2始動入賞口(右側始動入賞口)
7 始動口振分装置(始動入賞口振分手段)
14 主制御装置(抽選手段、監視報知手段、滞留球数算出手段、滞留球数異常報知手段、監視無効手段、加算手段、第1減算手段、第2減算手段、第3減算手段)
53a 第1始動入賞球検知センサ(左側始動検知手段)
53b 第2始動入賞球検知センサ(右側始動検知手段)
71 流入口
72 流出口
73 流出口
82 振分流入球検知センサ(振分流入検知手段)
83 左側流入阻止板(左流入阻止手段)
84 左側流入阻止用釘(左流入阻止手段)
85 右側流入阻止板(右流入阻止手段)
86 右側流入阻止用釘(右流入阻止手段)
87 非入賞球検知センサ(非入賞球検知手段)
88 非入賞球案内釘(誘導手段)
89 下方流下用空間

Claims (3)

  1. 発射された遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤の前記遊技領域に左右に並んで設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な左側始動入賞口および右側始動入賞口と、
    前記左側始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて左側始動入賞口に対応するゲームの当たりまたははずれを抽選し、前記右側始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて右側始動入賞口に対応するゲームの当たりまたははずれを抽選する抽選手段と、
    前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口より上に、これら左側始動入賞口および右側始動入賞口の上方を覆って設けられ、上部に設けられた流入口から流入する遊技球を左側始動入賞口と右側始動入賞口とに流入順にしたがって交互に振り分けて流出させる始動入賞口振分手段とを備える遊技機であって、
    前記始動入賞口振分手段は、前記左側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を前記左側始動入賞口に向けて流出させる左側流出口と、前記右側始動入賞口の上方に設けられて遊技球を前記右側始動入賞口に向けて流出させる右側流出口とを備え、
    前記左側始動入賞口には、当該左側始動入賞口への遊技球の入賞を検知する左側始動検知手段が設けられ、
    前記右側始動入賞口には、当該右側始動入賞口への遊技球の入賞を検知する右側始動検知手段が設けられ、
    前記始動入賞口振分手段の前記流入口には、当該流入口への遊技球の流入を検知する振分流入検知手段が設けられ、
    前記左側始動検知手段、前記右側始動検知手段および前記振分流入検知手段からの遊技球を検知したことを示す検知信号が入力可能に、これら検知手段に接続される監視手段を備え、
    前記監視手段は、前記振分流入検知手段からの検知信号が入力した場合に滞留球数に1加算し、前記左側始動検知手段または前記右側始動検知手段から検知信号が入力した場合に、それぞれの検知信号の入力毎に前記滞留球数から1減算し、かつ、前記滞留球数が異常か否かを監視し、
    前記左側始動入賞口および前記右側始動入賞口のうちの一方の始動入賞口には、遊技球が入賞し易い開状態と、開状態に比較して遊技球が入賞し難い閉状態との間で変動する変動入賞手段が設けられ、
    前記監視手段は、前記変動入賞手段が開状態となる場合に、前記変動入賞手段の開放時間に基いて設定された所定時間だけ前記監視手段による処理を無効にするとともに、前記滞留球数を0とすることを特徴とする遊技機。
  2. 前記監視手段では、前記変動入賞手段が開放してから閉塞するまでの開放時間と、前記振分流入検知手段に検知された遊技球が、前記左側始動検知手段および前記右側始動検知手段のいずれかに検知されるまでの略最大時間として設定される設定最大時間とを合わせた時間が前記所定時間とされ、
    前記監視手段は、前記所定時間が経過する前に、前記振分流入検知手段からの検知信号が入力し、かつ、検知信号の入力時の前記所定時間の残り時間が前記設定最大時間以下の場合に、前記所定時間の残り時間が前記設定最大時間と同様の時間になるように再設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記監視手段は、
    前記振分流入検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に滞留球数に1加算する加算処理を行う加算手段と、
    前記左側始動検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第1減算処理を行う第1減算手段と、
    前記右側始動検知手段から検知信号が入力しているか否かを判定するとともに、入力していると判定される場合に、前記滞留球数から1減算する第2減算処理を行う第2減算手段とを備え、
    前記加算手段の加算処理、前記第1減算手段の第1減算処理および前記第2減算手段の第2減算処理は、リアルタイム処理として、短時間毎に繰り返し行われ、
    各繰り返し毎に、前記加算手段の加算処理より、前記第1減算手段の第1減算処理および前記第2減算手段の第2減算処理を先に行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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