JP2016015982A - 遊技盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出表示を行う表示画面の大型化を図ることが可能な遊技盤を提供する。【解決手段】表示孔11と、表示孔11の周りに位置された盤面30Fに遊技部品を有した遊技領域30Aと、演出表示を行う表示画面により形成された演出表示部45が遊技者から目視可能となるように表示孔の後方に配置された演出表示装置と、発射装置により発射された球を遊技領域30Aまで案内する発射通路29と、を備えた遊技盤30において、発射通路29を通って遊技領域30Aに流入した球を整列させて1個ずつ遊技領域の左側領域である左側遊技領域30Lの下部領域30L1まで導く左部案内路100を備え、左部案内路100が釘を有しないことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、発射通路を通って発射通路の終端部に設けられている戻り球防止弁を超えて遊技領域に到達した球が内ガイドレールに沿って左側遊技領域の下側に流下するように釘を使用しない左案内路を備えた遊技盤に関する。
従来、遊技盤に設けられた発射通路の終端部に設けられている戻り球防止弁を超えて遊技領域に到達した直後から上方に位置される遊技盤の左側遊技領域の盤面には、釘を用いた球誘導路が形成されている。
特開2013−248485号公報(特に図4参照)
しかしながら、釘を用いた球誘導路では、釘を連ならせた所謂連釘等を用いるため、遊技盤の遊技部品を有した遊技領域のうち、左側領域(以下、左側遊技領域という)の上部側の盤面上において釘を配置するために多大なスペースを占有してしまう。このため、演出表示を行う表示画面の大型化を図れないという課題があった。
本発明は上記課題を解決すべく、演出表示を行う表示画面の大型化を図ることが可能な遊技盤を提供する。
上記課題を解決するための本発明に係る遊技機は、表示孔と、表示孔の周りに位置された盤面に遊技部品を有した遊技領域と、演出表示を行う表示画面により形成された演出表示部が遊技者から目視可能となるように表示孔の後方に配置された演出表示装置と、発射装置により発射された球を遊技領域まで案内する発射通路と、を備えた遊技盤において、発射通路を通って遊技領域に流入した球を整列させて1個ずつ遊技領域の左側領域である左側遊技領域の下部領域まで導く左部案内路を備え、左部案内路が釘を有しないことを特徴とする。
また、左部案内路は、発射通路の終端と遊技領域に流入した球を遊技領域の右側領域である右側遊技領域まで案内する上部案内路の始端縁との間の開口部により形成された球流入口を下側球流入口と上側球流入口とに区画する球流入口区画体を備え、球流入口区画体が、発射通路の終端と上部案内路の始端縁との間の中間地点よりも発射通路の終端に近い位置に設けられたことを特徴とする。
また、左部案内路は、発射通路の終端と遊技領域に流入した球を遊技領域の右側領域である右側遊技領域まで案内する上部案内路の始端縁との間の開口部により形成された球流入口を下側球流入口と上側球流入口とに区画する1つの球流入口区画体を備え、球流入口区画体は、発射通路を超えて上側球流入口まで到達しなかった球又は発射通路を超えて下側球流入口を通過した球を受けて左部案内路内に案内する左側案内面と、発射通路を超えて上側球流入口を通過して左部案内路に衝突して跳ね返った球を受けて球を左部案内路内に案内する右側案内面とを備えたことを特徴とする。
また、左部案内路は、球を左側遊技領域の下部領域に排出する球出口部を備え、球出口部は、左部案内路内を流下してくる球の速度を減速させる減速部を備えたことを特徴とする。
また、左部案内路の右壁の下端とステージへのワープ路の入口とが連続するように構成されたことを特徴とする。
また、左部案内路に流入した球を左側遊技領域の下部領域に排出する球出口部の最終端である球出口とステージへのワープ路の入口との間の遊技盤の盤面には、球出口からワープ路の入口へと球を誘導する5本の釘による誘導路を備えたことを特徴とする。
尚、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技盤によれば、左部案内路が釘を有しないので、遊技盤の左側遊技領域の上部側の盤面上において左部案内路を設けるためのスペースを少なくでき、演出表示を行う表示画面の大型化が図られる。
パチンコ機の概略斜視図である。 遊技盤の正面図である。 枠状遊技部品の正面図である。 枠状遊技部品の左部案内路の内部構造を拡大して示した図である。 パチンコ機の制御ブロック図である。
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1に示すように、遊技機の一例としてのパチンコ機1は遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取付けられた本体枠3と、当該本体枠3内に収容された遊技盤30(図2参照)と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス板や及び樹脂板等の光透過性を有したパネル4A及び当該パネル4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7、及びパネル枠4の上部両側部に配設されたスピーカユニット8を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30A(図2参照)を視認することが可能である。
受皿6の中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、後述する演出制御装置300(図5参照)と接続されており、プッシュボタン9A、及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御装置300側に入力する。受皿6には、この他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
[遊技盤の構成について]
本体枠3内に収容される遊技盤30は、図2に示すように、前面が遊技盤30の盤面30Fを形成する盤面構成体31Aと、枠状遊技部品10と、演出表示装置450(図5参照)と、入賞装置、表示装置、発光体57(図5参照)、遊技釘32、風車33、アウト口34等の遊技部品とを備える。
入賞装置、表示装置、発光体57、遊技釘32、風車33、アウト口34の遊技部品は、盤面構成体31Aに取付けられている。
枠状遊技部品10は、枠の内側の孔が表示孔11として機能する。当該枠状遊技部品10は、盤面30Fの中央部を囲むように盤面30Fの周囲側に設けられた外ガイドレール27の内側に配置されて、盤面30Fよりも前方に位置するように盤面構成体31Aに取付けられている。
盤面構成体31Aは、少なくとも枠状遊技部品10の表示孔11の後方に位置する部分が前後に貫通する貫通孔31Sに形成されている。
演出表示装置450は、盤面30F(盤面構成体31Aの前面)よりも後側に設けられる。当該演出表示装置450は、表示画面である演出表示部45が盤面構成体31Aに形成された貫通孔31Sの後方に位置されるように、盤面構成体31Aの後方に設けられた図外の取付体に取付けられていることによって、遊技者がパチンコ機1の前方からパネル4A、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11、盤面構成体31Aの貫通孔31Sを通して、演出表示部45を目視可能となっている。
上述のパネル4Aが閉じられた場合において、枠状遊技部品10の枠の前端部とパネル4Aの後面との間の間隔は、遊技球(以下、「遊技球」は単に「球」という場合がある)の直径よりも小さい寸法に形成され、表示孔11の内側に遊技球が進入することは不可能とされる。
尚、枠状遊技部品10は、上述した図外の取付体に取付けられる構成としてもよい。また、当該取付体に図外の役物装置等が取付けられた遊技盤であってもよい。
演出表示装置450は、例えば1〜8までの数字、及び特定のキャラクター等からなる演出図柄Sを変動表示可能な液晶表示装置であって、演出表示装置450の演出表示部45には、演出図柄Sの他、演出図柄Sの変動表示に伴って予告演出やリーチ演出とも呼ばれる画像や動画によって表現される多様な変動演出が表示され、遊技者は一般に、演出表示部45上に表示される変動表示、及び変動演出を視認しながら遊技を楽しむこととなる。
遊技盤30には、遊技盤30の盤面30Fと枠状遊技部品10と盤面30Fの中央部を囲むように盤面30Fの周囲側に設けられた外ガイドレール27及び内ガイドレール28とによって区画された遊技領域が形成される。
当該遊技領域は、遊技盤30の盤面30Fとパネル4Aの後面との間に形成された球が流下可能な空間である。また、遊技盤30の盤面30Fには、多数の遊技釘32や風車33や入賞装置やアウト口34等の遊技部品が設けられており、遊技者のハンドルユニット7の操作に応じて駆動する図外の発射装置により発射され、発射通路29を経由して発射通路29の終端部に設けられた戻り球防止弁25を超えて遊技領域内に到達した球は、多数の遊技釘32や風車33によって不規則に誘導されつつ遊技領域内を流下して入賞装置に入賞したりアウト口34に入って図外の回収樋を介して回収される。
発射通路29は、遊技盤30の盤面30Fの左側に互いに対向するように配置された当該外ガイドレール27と内ガイドレール28との対向間のスペースと当該スペースを区画する外ガイドレール27及び内ガイドレール28とで形成される。
また、枠状遊技部品10の枠の周囲には、球流路や入賞装置を有した遊技領域を備える。
盤面30Fに多数の遊技釘32や風車33や入賞装置やアウト口34が設けられて形成された遊技領域及び枠状遊技部品10に設けられた遊技領域によって、遊技盤30上の遊技領域30Aが構成される。
尚、遊技盤30上の遊技領域30Aにおいて、遊技盤30の左右中心線CLよりも左側に位置する遊技領域を左側遊技領域30Lといい、遊技盤30の左右中心線CLよりも右側に位置する遊技領域を右側遊技領域30Rという。
図3に示すように、枠状遊技部品10は、光透過性を有した例えば透明な合成樹脂により形成され、枠左部10Aと、枠上部10Bと、枠右部10Cと、枠下部10Dとを備える。
図2に示すように、枠左部10Aは、発射通路29を通って戻り球防止弁25を超えて遊技領域30Aに流入した球を左側遊技領域30Lの下部領域30L1に案内するために、左側遊技領域30Lの左側において外ガイドレール27に沿って延長するように設けられて球流路による左側遊技領域30Lを形成する左部案内路100を備える。
枠上部10Bは、戻り球防止弁25を超えて遊技領域30Aに流入した球を右側遊技領域30Rに案内する球流路による左側遊技領域30L及び右側遊技領域30Rを形成する上部案内路12を備える。
枠右部10Cは、球流路及び球流路の途中に設けられた入賞装置を有した右側遊技領域30Rを備える。
枠下部10Dは、球流路による左側遊技領域30L及び右側遊技領域30Rを形成するステージ14及びステージ14へのワープ路15とを備える。
また、枠左部10A、枠上部10B、枠右部10C、枠下部10Dは、それぞれ、盤面構成体31Aへの取付部となる取付フランジ10Fを備え、当該取付フランジ10Fを盤面構成体31Aの前面(盤面30F)にねじ止め等することによって、枠状遊技部品10が盤面構成体31Aに取付けられている。
図2;図3に示すように、左部案内路100は、盤面30Fと対向する後板101と、後板101の右側縁部より前方に立ち上がるように設けられた右側壁102と、後板101の左側縁部下側より前方に立ち上がるように設けられた左側壁103と、後板101と対向して右側壁102の前端縁と左側壁103の前端縁とに跨るように設けられた前板104と、で囲まれて構成され、左上側に球流入口105を備え、下側に球流出口106を備えた構成である。
即ち、左部案内路100は、後板101と右側壁102と左側壁103と前板104とこれらで囲まれた釘無しの空間とで構成された流路と、当該流路への球流入口105と、当該流路からの球流出口106と、を備えた構成である。
つまり、表示孔11と、表示孔11の周りに位置された盤面30Fに遊技部品を有した遊技領域30Aと、演出表示を行う表示画面により形成された演出表示部45が遊技者から目視可能となるように表示孔11の後方に配置された演出表示装置450と、図外の発射装置により発射された球を遊技領域30Aまで案内する発射通路29と、を備えた遊技盤30において、発射通路29を通って遊技領域30Aに流入した球を整列させて1個ずつ遊技領域30Aの左側領域である左側遊技領域30Lの下部領域30L1まで導く左部案内路100を備え、左部案内路100が釘を有しないので、遊技盤30の左側遊技領域30Lの上部側の盤面30F上において左部案内路100を設けるためのスペースを少なくでき、演出表示を行う演出表示部45を構成する表示画面の大型化が図られる。
左部案内路100は、下部が球を1個ずつ流下させる球通路部110に形成され、上部が球を当該球通路部110の球入口112に導く球誘導部111に形成される。
即ち、球通路部110が下部に球流出口106を備え、球誘導部111が上部に球流入口105を備える。
球通路部110は、図4に示す通り、上部に整流球通路113を備えるとともに下部に球流出口106を備える。
整流球通路113は、後板101の下部と、内ガイドレール28の内面及び戻り球防止弁25の取付ベース24の右壁面に近接した状態で当該内ガイドレール28の内面及び戻り球防止弁25の取付ベース24の右壁面に沿って上下方向に延長する左側主壁103aと、当該左側主壁103aと平行に設けられた右側壁102の下部である右側主壁102aと、後板101と対向して右側主壁102aの前端縁と左側主壁103aの前端縁とに跨るように設けられた前板104の下部とで囲まれて構成された球通路であって、当該整流球通路113の通路径が球1個の直径よりも大きくかつ球1個の直径の2倍よりも小さい寸法に形成されたことによって、球が1個ずつ流下可能なように構成されている。
また、左側主壁103aの内側及び右側主壁102aの内側には、それぞれ、整流球通路113の中央側に突出する複数のリブ107が整流球通路113の延長方向に所定の間隔を隔てて設けられている。当該複数のリブ107は、整流球通路113を流下する球の速度を減速させる減速手段として機能する。
尚、球流出口106の詳細については後述する。
球誘導部111は、整流球通路113の右側壁102の上端より上方に延長する右側壁102の上部と、当該右側壁102の上部の後端縁より延長する後板101の上部と、右側壁102の上部の前端縁より延長する前板104の上部とで囲まれた室114と、球流入口105とを備えた構成である。
図2に示すように、球流入口105は、戻り球防止弁25の取付ベース24の上端縁24t(発射通路29の終端)と遊技領域30Aに流入した球を右側遊技領域30Rまで案内する上部案内路12の始端縁12aと後板101の左端縁と前板104の左端縁とで囲まれた開口部119と、当該開口部119に設けられた球流入口区画体120とを備える。
当該球流入口区画体120が戻り球防止弁25の取付ベース24の上端縁24t(発射通路29の終端)と上部案内路12の始端縁12aとの間において後板101と前板104とで挟まれるように設けられていることによって、開口部119が下側球流入口116と上側球流入口117とに区画された球流入口105が構成されている。
即ち、下側球流入口116は、戻り球防止弁25の取付ベース24の上端縁24tと球流入口区画体120と後板101の左端縁と前板104の左端縁とで囲まれた開口部により構成される。
また、上側球流入口117は、球流入口区画体120と上部案内路12の始端縁12aと後板101の左端縁と前板104の左端縁とで囲まれた開口部により形成される。
上側球流入口117は、「ブッコミ」と俗称される発射操作にて遊技領域30Aの上部中央よりもやや左側を狙って投入された球を球誘導部111に流入させるための球流入口として機能し、下側球流入口116は、「チョロ打ち」と俗称される「ブッコミ」よりも弱い発射操作にて遊技領域30Aにおける発射通路29の終端に近い位置に投入された球を球誘導部111に流入させるための球流入口として機能する。
尚、より具体的には、球流入口区画体120は、戻り球防止弁25の取付ベース24の上端縁24tと上部案内路12の始端縁12aとの間の中央位置よりも戻り球防止弁25の取付ベース24に近い側に設けられる。
上述した球誘導部111の右側壁(右側壁102の上部)は、図4に示すように、整流球通路113を形成する右側壁102の上端130より右方向に延長する緩斜面部131と、上部案内路12を形成する上部壁体12xの左端132より遊技盤30の中央側に延長して球衝突部150を設置するための設置面部133と、緩斜面部131の右端134と設置面部133の下端135とを繋ぐ斜面部140と、を備える。尚、図4では、壁構成をわかりやすくするために、後板101と前板104の図示を省略している。
緩斜面部131は、右上がり(左下がり)傾斜面に形成され、当該傾斜面の水平面に対する傾斜角度は、4°程度に形成されて、緩斜面部131上に載った球が右側から左側にゆっくりと移動して当該球通路部110の球入口112に到達するように構成されている。
斜面部140は、上部傾斜面部141と、下部急斜面部142と、を備える。
上部傾斜面部141は、斜面部140において、球流入口区画体120の上端120tと同一平面H上の位置(上部傾斜面部141の下端143)と設置面部133の下端135との間に位置する部分である。上部傾斜面部141は、戻り球防止弁25の取付ベース24の上端縁24tと球流入口区画体120の上端120tと上部案内路12を形成する上部壁体12xの左端132とを繋ぐ仮想の湾曲面W(内ガイドレール28の湾曲面及び上部案内路12の湾曲面と曲率がほぼ同じである仮想の湾曲面)よりも遊技盤30の中央側に位置されて、当該仮想の湾曲面Wに沿った当該仮想の湾曲面Wよりも右上がり(左下がり)傾斜角度が若干大きい湾曲面により形成される。
そして、当該仮想の湾曲面と上部傾斜面部141との間の距離は、最少距離が球1個の直径程度の寸法に形成され、最大距離が球1個の直径の2倍よりも小さい寸法に形成される。このため、上部傾斜面部141よりも遊技盤30の内側の面積、即ち、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11の大きさを大きくできるので、演出表示部45を形成する表示画面の大型化が可能となる。
また、下部急斜面部142は、上部傾斜面部141の下端143より連続する垂直面に近い左下がり湾曲急斜面部(右側に膨らむように湾曲する湾曲面)144と、左下がり湾曲急斜面部144の下端145より下方に垂直に延長して緩斜面部131の右端134に連続する垂直面部146とを備える。
球衝突部150は、後板101(図2;図3参照)の上端部と前板104の上端部との間に挟まれるように設置面部133の左側に設けられる。
球衝突部150は、設置面部133と平行な右上壁151と、右上壁151の上端縁より左下方向に延長して上部案内路12の始端側湾曲面を形成する左上壁152と、上部案内路12の始端縁12aとなる左上壁152の下端縁より延長して右上壁151と平行な左下壁153と、左下壁153の下端縁と右上壁151の下端縁とに跨るように設けられて左上壁152と平行に形成された右下壁154とを備え、前後方向に延長する断面菱形形状の柱体により構成される。当該柱体は、例えば、前後寸法が1.5cm程度、菱形の各辺の長さ寸法が1cm程度である。
球衝突部150は、右上壁151と設置面部133とが接触又は僅かな隙間を隔てて対向するとともに、右下壁154と上部傾斜面部141とが接触又は僅かな隙間を隔てて対向するように、後板101の上端部と前板104の上端部との間に設けられている。
尚、この球衝突部150は、枠状遊技部品10を形成する材料とは異なる材料、即ち、球が左部案内路100を形成する材料に衝突した場合よりも球の跳ね返り距離が大きくなるような材料を用いて形成することで、球が左部案内路100の球流入口区画体120や斜面部140に衝突した場合と球衝突部150に衝突した場合の球の跳ね返り具合の違いを楽しむことが可能となる。ただし、当該球衝突部150を備えない構成であってもよい。
球流入口区画体120は、左上受け面121と、右上受け面122と、左下受け面124と、右下受け面123とを備える。
左上受け面121は、当該左上受け面121の上端120tが上述した仮想の湾曲面Wと一致し、当該仮想の湾曲面Wよりも右上がり(左下がり)傾斜角度が若干大きい傾斜面により形成される。尚、当該左上受け面121は、仮想の湾曲面Wよりも遊技盤30の中央側に位置される右上がり(左下がり)湾曲面であってもよい。
戻り球防止弁25を超えた球が左上受け面121上に乗った場合、当該球は左上受け面121上を左下方向に移動し、下側球流入口116、球入口112を介して整流球通路113に入る。
右上受け面122は、左上受け面121の上端縁(球流入口区画体120の上端120t)より遊技盤30の中央側に延長する右下がり傾斜面125と、右下がり傾斜面125の下端縁より下方から図4中、右方向に突出するように湾曲して遊技盤30の中央側に延長する湾曲面126とを備える。
右下がり傾斜面125は、戻り球防止弁25を超え上側球流入口117を通過して球衝突部150や斜面部140に衝突した球が戻り球防止弁25の方向に跳ね返ることを防止する障害壁面として機能することにより、上側球流入口117に向けて発射された遊技球を右上受け面122よりも図2中、右方向に誘導して左方向に戻ることを防止、延いてはファール球の発生を防止するこの右下がり傾斜面125は遊技球を同図中、右方向に案内するため可及的に右上方向に延長形成されるが、その右方向に延長形成される外形寸法の上限は可及的大型化が望まれる演出表示部45の外形寸法に依存する。
湾曲面126は、戻り球防止弁25を超え上側球流入口117を通過して球衝突部150や斜面部140に衝突した球を受け止めて球入口112の前段の緩斜面部131や左下がり湾曲急斜面部144に案内する案内壁面として機能することにより、右下がり傾斜面125によって右下がり傾斜面125の下端縁よりも下方から図4中、右方向に案内された遊技球を盤面左側下方に誘導回収し、確実にファール球の発生が防止される。尚、湾曲面126は、上述したように右下がり傾斜面125の下端縁よりも下方から右方向に案内された遊技球を盤面左側下方に誘導回収することが目的なので、その質量を可及的に軽薄短小化することが望ましいが、その外観は遊技球との衝突に耐えうる程度の素材、質量および外形寸法に基づいて定められ、さらに湾曲面126と上部傾斜面部141の下端143との間隙寸法は、可及的大型化が望まれる演出表示部45の外形寸法に依存する。
即ち、球衝突部150や斜面部140に衝突して強く跳ね返る球を右下がり傾斜面125で受けてファール球の発生を防止するとともに、球衝突部150や斜面部140に衝突して跳ね返る球を湾曲面126で受け止めて球入口112の前段の緩斜面部131や左下がり湾曲急斜面部144に誘導するように構成されている。
右下受け面123は、湾曲面126の下端縁より上方に突出するように湾曲して左下方向に延長する湾曲面により形成される。
右下受け面123は、戻り球防止弁25を超え上側球流入口117を通過して上部傾斜面部141を勢いよく流下してくる球や左下がり湾曲急斜面部144に衝突して跳ね返った球を受け止めて球入口112の前段の緩斜面部131に落とす受面として機能する。また、右下受け面123は、上述したような湾曲面に形成されているので、右下受け面123と左下がり湾曲急斜面部144との間を通過する球の球噛を崩す球噛防止手段としても機能する。
左下受け面124は、左上受け面121の下端縁より上方に突出するように湾曲しながら右下方向に延長して右下受け面123の下端縁に到達する湾曲面により形成される。
左下受け面124は、戻り球防止弁25を超え下側球流入口116を通過した球を球入口112や緩斜面部131に案内する案内壁面として機能する。尚、左下受け面124を平面にすると左下受け面124に衝突した球が戻り球防止弁25の方に戻りやすくなるため、左下受け面124を上述のような湾曲面に形成することで左下受け面124に衝突した球を戻り球防止弁25の方に戻りにくくして、球入口112や緩斜面部131に案内できるように構成している。
枠状遊技部品10(図2;図3参照)の枠で囲まれた表示孔11の大きさをできるだけ大きくするという観点からすれば、球流入口区画体120(図4参照)を設けない方が、球誘導部111の右側壁を上述した仮想の湾曲面に近付けることができるので、好ましい。しかしながら、球流入口区画体120を設けない場合には、球衝突部150や球誘導部111の右側壁に衝突した球が戻り球防止弁25の方に戻ってしまってファール球や球噛みが発生しやすくなる可能性がある。そこで、できるだけ小さい球流入口区画体120を1つだけ設けることで、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11の外径寸法を大きくでき、かつ、ファール球や球噛みが発生しにくくなるようにした。
即ち、球流入口区画体120は、発射通路29を超えて上側球流入口117まで到達しなかった球を受けて左部案内路100(図3参照)内に案内する左側案内面としての左上受け面121と、発射通路29を超えて下側球流入口116を通過した球を受けて左部案内路100内に案内する左側案内面としての左下受け面124と、発射通路29を超えて上側球流入口117を通過して左部案内路100に衝突して跳ね返った球を受けて球を再び左部案内路100内に案内する右側案内面としての右上受け面122及び右下受け面123を備えたので、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11の外径寸法を大きくでき、かつ、ファール球や球噛みが発生しにくい左部案内路100を構成できるようになる。
また、球流入口区画体120が、発射通路29の終端と上部案内路12の始端縁12aとの間の中間地点よりも発射通路29の終端に近い位置に設けたので、上側球流入口117の上部案内路12側と対向する上部傾斜面部141を上側球流入口117に近付けることができるようになり、上部傾斜面部141と上側球流入口117との間の距離を小さくできるので、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11の大きさを大きくできるようになり、演出表示部45を形成する表示画面の大型化が可能となる。
また、球誘導部111の右側壁において、球流入口区画体120と対向する部分を下部急斜面部142に形成し、かつ、球流入口区画体120と左下がり湾曲急斜面部144との間の距離を球の直径よりも大きく球の直径の2倍よりも小さい寸法に形成したことで、球流入口区画体120と下部急斜面部142との間を通過する球の球噛を崩す球噛防止手段として機能させることができ、かつ、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11の大きさを大きくできるようにしたので、演出表示部45を形成する表示画面の大型化が可能となる。
また、球誘導部111の右側壁において、当該球通路部110の球入口112の前段に緩斜面部131を設けたことで、緩斜面部131上に球を整列させて球入口112に1個ずつ誘導できるように構成した。
球誘導部111の右側壁及び整流球通路113の右側壁において、遊技盤30の中央に最も近い位置に位置する緩斜面部131の右端134の外表面と上述した仮想の湾曲面との間の最短距離は、例えば5cmに形成される。
また、球流入口区画体120と対向する左下がり湾曲急斜面部144、垂直面部146、緩斜面部131のうち球流入口区画体120と間の最短距離が最も大きい緩斜面部131の右端134と球流入口区画体120と間の距離は、例えば2.5cm程度に形成される。球流入口区画体120と左下がり湾曲急斜面部144との間、球流入口区画体120と垂直面部146との間、球流入口区画体120と緩斜面部131との間の距離は、それぞれ、例えば2.0cm〜2.4cm程度である。
下側球流入口116の上下幅である取付ベース24の上端縁24tと球流入口区画体120の左上受け面121の下端との間の距離は、例えば2cmである。
上側球流入口117の上下幅である球流入口区画体120の上端120tと上部案内路12の始端縁12aとの間の距離は、例えば4.7cmである。
このように、球誘導部111及び整流球通路113は、内ガイドレール28及び仮想の湾曲面から遊技盤30の中央側方向に例えば5cm以下しか突出しないように構成したので、枠状遊技部品10の枠で囲まれた表示孔11の外径寸法を大きくでき、演出表示部45を形成する表示画面の大型化が可能となる。
球流出口106は、左側主壁103aの下端103bより内ガイドレール28から離れる方向に傾斜して下るように延長して球の流下速度を減速させるための球減速部を形成する第1右下がり傾斜壁160と、第1右下がり傾斜壁160の下端より遊技盤30の中央側に傾斜して下るように延長する第2右下がり傾斜壁161と、第2右下がり傾斜壁161の右下端より内ガイドレール28に近づく方向に傾斜して下るように延長する左下がり傾斜壁162と、左下がり傾斜壁162の下端より内ガイドレール28に近づくように左方向に延長する端壁163と、左側主壁103aの下端103bよりも若干(数mm程度)下方に位置される右側主壁102a(整流球通路113の右側壁)の下端より右方向に第2右下がり傾斜壁161と平行を維持して延長する右下がり傾斜壁164と、右下がり傾斜壁164の右端より右側に膨らむように湾曲して下方に延長する湾曲壁165と、当該湾曲壁165の下端より右方向に水平に延長する水平壁166と、水平壁166の右端より右下方に傾斜して下端がワープ路15の入口16の上端まで延長する傾斜壁167と、を備える。
即ち、第1右下がり傾斜壁160と第2右下がり傾斜壁161と左下がり傾斜壁162と端壁163とで球流出口106の左壁が構成され、右下がり傾斜壁164と湾曲壁165と水平壁166と傾斜壁167とで球流出口106の右壁が構成される。つまり、左部案内路100の右側壁102は、球通路部110の右壁と球誘導部111の右壁により構成され、左部案内路100の左側壁103は、球通路部110の右壁により構成される。
尚、左部案内路100の右側壁102の下端とステージ14へのワープ路15の入口16とが連続するように構成されているので、左部案内路100の球出口106Eからワープ路15の入口16まで球を誘導する釘の本数を少なくでき、釘調整の手間を少なくできるようになる。
第1右下がり傾斜壁160は、発射通路29に沿った整流球通路113を流下してくる球が衝突することによって球の流下速度を落として右横方向に誘導する壁である。
球減速部を形成する第1右下がり傾斜壁160の水平面に対する傾斜角度は、60°〜70°程度に形成されることによって、整流球通路113を流下してくる球が衝突して整流球通路113内に戻るように跳ね返るようなことを防止できる。尚、第1右下がり傾斜壁160の水平面に対する傾斜角度が60°よりも小さいと第1右下がり傾斜壁160に衝突した球が右横方向に強く跳ね返って減速効果が得られない可能性があり、また、第1右下がり傾斜壁160の水平面に対する傾斜角度を90°に近くすると、整流球通路113を流下してくる球が第2右下がり傾斜壁161に直接衝突して上方の整流球通路113の方向に跳ね返って球噛発生の原因となる恐れがある。
第2右下がり傾斜壁161の傾斜角度は、水平面に対して4°〜5°程度に形成されて、第1右下がり傾斜壁160に衝突した球の速度をさらに減速させて盤面30Fに送りだせるようにしている。
即ち、左部案内路100は、球を左側遊技領域30Lの下部領域30L1に排出する球流出口106を備え、球流出口106は、左部案内路100内を流下してくる球の速度を減速させる減速部としての第1右下がり傾斜壁160及び第2右下がり傾斜壁161を備えたので、球流出口106での球噛発生防止効果の高い左部案内路100となる。
また、左下がり傾斜壁162と湾曲壁165と水平壁166と傾斜壁167とで、球通路の球出口106Eから盤面30F上に排出される球の移動スペースが広くなり、盤面30F上の球の動きに変化が生じやすい遊技性に優れた盤面構成となる。
球通路の出口下端となる第2右下がり傾斜壁161の右下端161tよりも下方に位置して、かつ、第2右下がり傾斜壁161の右下端161tとワープ路15の入口16の下端16uとを繋ぐ仮想直線よりも上方に位置する盤面30F上において、球通路の出口から盤面30F上に流下した球をワープ路15の入口16まで誘導する誘導路は、盤面30F上に設けられた5本の釘170〜174によって構成される。
ワープ路15の入口16は、ほぼ垂直面上に形成された開口により構成される。盤面30F上からワープ路15の入口16に入った球は、ワープ路15を通ってワープ路15の出口17からステージ14上に移動し、第1始動入賞装置50の入賞口の真上に位置されるようにステージ14上における遊技盤30の左右の中央位置に設けられた落下口18を介して落下することで第1始動入賞装置50に入賞しやすくなる。
第1釘170は、ワープ路15の入口16の下端16uの左側に当該下端16uと数mm程度離れた位置に設けられる。
第2釘171は、ワープ路15の入口16の上端16tの左側に当該上端16tと数mm程度離れた位置に設けられる。第2釘171は、第1釘170よりも右側に配置される。
第1釘170の根本周囲(盤面との境界部分)と第2釘171の根本周囲との間の距離は、球の直径よりも大きく球の直径の2倍よりも小さい寸法に形成される。
第3釘172は、第2釘171の左側真横に設けられる。第3釘172の根本周囲と第2釘171の根本周囲との間の距離、第3釘172の根本周囲と第1釘170の根本周囲との間の距離は、それぞれ球の直径よりも大きく球の直径の2倍よりも小さい寸法に形成される。
第4釘173は、第3釘172の左上に設けられる。第4釘173の根本周囲と第3釘172の根本周囲との間の距離は、球の直径よりも小さい寸法に形成される。
第5釘174は、第3釘172の根本周囲と第1釘170の根本周囲との間の中央位置の真上に設けられる。第5釘174の根本周囲と第2釘171の根本周囲との間の距離、第5釘174の根本周囲と第4釘173の根本周囲との間の距離、第5釘174の根本周囲と第3釘172の根本周囲との間の距離は、それぞれ球の直径よりも大きく球の直径の2倍よりも小さい寸法に形成される。
球流出口106の球出口106Eから盤面30Fに流下する球が、少なくとも第4釘173か第5釘174のいずれかに衝突するように、第4釘173と第5釘174とが球出口106Eの下端となる第2右下がり傾斜壁161の右下端161tよりも下方に位置における盤面30Fに設けられている。
第1釘170、第2釘171、第3釘172は、ワープ路15の入口16の左側真横において逆三角状に配置されて球をワープ路15の入口16への誘導する誘導釘として機能し、第4釘173及び第5釘174は、釘の向きを調整する、いわゆる釘調整を行うことによって、ワープ路15の入口16への入球率を変えるための調整釘として機能する。
実施形態では、球出口106Eの下端となる第2右下がり傾斜壁161の右下端161tよりも下方に位置して、かつ、第2右下がり傾斜壁161の右下端161tとワープ路15の入口16の下端16uとを繋ぐ仮想直線よりも上方に位置する盤面30F上において、球出口106Eから球通路の出口下端から盤面上に流下した球をワープ路15の入口16まで誘導する誘導路を、盤面30F上に設けられた5本の釘170〜174で構成できるように、球出口106Eとワープ路15の入口16との間の距離を近付けた構成としたので、釘の本数を少なくでき、釘調整の手間を少なくできるようになる。
[入賞装置について]
図2に示すように、遊技盤30の遊技領域30A内には、第1始動入賞装置50、第2始動入賞装置51、大入賞装置52、複数の一般入賞装置59等の入賞装置が配設されており、これらの入賞装置に球が入球すると、各入賞装置に対応した所定数の賞球が受皿6に払出される。
尚、球が第1始動入賞装置50、又は第2始動入賞装置51に入球すると、上記賞球の払出しの他、大入賞装置52を開放動作させ、遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技の可否に関する抽選(特図当否抽選)や、当該特別遊技の態様を決定する抽選を始めとする各種の抽選が主制御装置200により実行される。即ち、第1始動入賞装置50、又は第2始動入賞装置51への球の入球は、上記各種の抽選を受ける契機となるものである。
第1始動入賞装置50は、遊技領域30Aの左右方向略中央において、上記演出表示部45の下部に位置されるステージ14の下方に配設される。第1始動入賞装置50は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、上方が開口した入賞口50aと、第1始動口検出スイッチSW1(図5参照)とを備え、入賞口50aより内部に取り込まれた球は、内部に配設された第1始動口検出スイッチSW1によって検出される。
第2始動入賞装置51は、枠状遊技部品10の枠右部10Cに設けられた右側遊技領域30Rにおいて前述の第1始動入賞装置50、大入賞装置52よりも上方に配設される。第2始動入賞装置51は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、図外の入賞口と、第2始動口検出スイッチSW2と、入賞口を開閉動作可能に設けられた開閉体53とを備える。開閉体53は、ソレノイドSOL1(図5参照)の駆動によって閉鎖状態と開放状態とを取り得る羽根状部材である。
第2始動入賞装置51の上方には、通過ゲート58が配設される。通過ゲート58は、上下が開放した門型の遊技部品であって、その内部にはゲート検出スイッチSW3(図5参照)が格納されている。通過ゲート58を通過した遊技球は、ゲート検出スイッチSW3によって検出される。
大入賞装置52は、球が流下(落下)可能な落下流路55と、落下流路55への入口である大入賞口56を開閉する開閉体54とを備える。大入賞口56は、特別遊技実行中以外の通常時においては、開閉体54によって閉鎖され、落下流路55への遊技球の入球が阻止される。一方で、特別遊技実行中においては開閉体54が所定の周期により大入賞口56の開放動作を行うことによって、落下流路55への遊技球の入球が許容される。落下流路55の途中には、大入賞口検出スイッチSW4が配設される。開閉体54は、ソレノイドSOL2(図5参照)等の駆動源により大入賞口の開閉動作が行われる。
[パチンコ機の内部構成について]
図5は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御装置200と、主として賞球の払出動作を制御する払出制御装置250と、主として遊技球の発射を制御する発射制御装置260と、前述の演出表示装置450を制御する演出制御装置300とを備える。
主制御装置200は、(メイン)CPU200a、(メイン)ROM200b、及び(メイン)RAM200cを備えてなり、CPU200aが、各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM200bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御装置200に接続された各検出スイッチSW1〜SW5からの検出信号に基づいて各種の抽選処理や賞球払出処理を実行するとともに、上述の各ソレノイドSOL1;SOL2や、遊技盤30の遊技領域30Aの外方に配設された第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38といった各表示装置を直接的に制御したり、他の制御装置に多様なコマンドを送信する。また、このときRAM200cは、CPU200aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
主制御装置200には、払出制御装置250、及び演出制御装置300が接続されている。払出制御装置250は、主制御装置200と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御装置200と一方向通信可能に接続されている。当該払出制御装置250には、外部情報出力端子板251が接続されている。外部情報出力端子板251は、主制御装置200(CPU200a)及び払出制御装置250(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
また、払出制御装置250には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ252、及び賞球数計数スイッチ253が接続されている。払出制御装置250は、主制御装置200から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ252を制御する。当該払出モータ252の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ253により検出され、払出制御装置250側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。尚、払出制御装置250には、この他、受皿6に許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチや、本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ等の各種のスイッチが接続される。
発射制御装置260には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ261、発射ボリューム262、図外の発射機構内に受皿6に貯留された遊技球を送り込む球送りモータ263、及び発射機構内に格納された球発射モータ264が接続されており、発射制御装置260は、払出制御装置250からの発射許可およびタッチセンサ261からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム262からの入力信号に基づいて球発射モータ264を制御し、受皿6に貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域30A内に打ち出す。
演出制御装置300は、遊技進行中や待機中における各種の演出を制御する。
演出制御装置300は、(サブ)CPU300a、(サブ)ROM300b、(サブ)RAM300cを備えてなり、主制御装置200に対して、主制御装置200から演出制御装置300に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御装置300は、主制御装置200から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM300bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御装置300に接続された演出表示装置450の演出表示部45の画像制御、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御や、遊技盤30及びパネル枠4等の各所に配設された発光体(LED)57を多様なパターンにより発行させる発光制御を実行する。このときRAM300cは、CPU300aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御装置300は、CPU300aと接続され、当該CPU300aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示部45に多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御装置300には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
以下、上記構成からなるパチンコ機1の遊技の流れについて概説する。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が前述の第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置51に入球すると、主制御装置200では特別遊技(所謂大当り遊技)の実行可否に関する抽選、特別図柄の種類を決定する抽選、特別図柄の変動パターンを決定する抽選等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の大入賞装置52を開放動作させ、遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。
尚、左部案内路100の流路は、減速部を備えない球流出口部を備えた構成であってもよい。
また、左部案内路100の流路は、後板101及び前板104を備えずに、少なくとも、盤面30F上に右壁を備え、当該右壁と盤面と内ガイドレールとパネル板とで囲まれた流路で構成されてもよい。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
11 表示孔、12 上案内路、14 ステージ、15 ワープ路、16 入口、
29 発射通路、30 遊技盤、30A 遊技領域、30L 左側遊技領域、
30L1 左側遊技領域の下部領域、30F 盤面、45 演出表示部、
100 左部案内路、102 右側壁、105 球流入口、116 下側球流入口、
106E 球出口、117 上側球流入口、120 球流入口区画体、
450 演出表示装置。

Claims (6)

  1. 表示孔と、表示孔の周りに位置された盤面に遊技部品を有した遊技領域と、演出表示を行う表示画面により形成された演出表示部が遊技者から目視可能となるように表示孔の後方に配置された演出表示装置と、発射装置により発射された球を遊技領域まで案内する発射通路と、を備えた遊技盤において、
    発射通路を通って遊技領域に流入した球を整列させて1個ずつ遊技領域の左側領域である左側遊技領域の下部領域まで導く左部案内路を備え、左部案内路が釘を有しないことを特徴とする遊技盤。
  2. 左部案内路は、発射通路の終端と遊技領域に流入した球を遊技領域の右側領域である右側遊技領域まで案内する上部案内路の始端縁との間の開口部により形成された球流入口を下側球流入口と上側球流入口とに区画する球流入口区画体を備え、
    球流入口区画体が、発射通路の終端と上部案内路の始端縁との間の中間地点よりも発射通路の終端に近い位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の遊技盤。
  3. 左部案内路は、発射通路の終端と遊技領域に流入した球を遊技領域の右側領域である右側遊技領域まで案内する上部案内路の始端縁との間の開口部により形成された球流入口を下側球流入口と上側球流入口とに区画する1つの球流入口区画体を備え、
    球流入口区画体は、発射通路を超えて上側球流入口まで到達しなかった球又は発射通路を超えて下側球流入口を通過した球を受けて左部案内路内に案内する左側案内面と、発射通路を超えて上側球流入口を通過して左部案内路に衝突して跳ね返った球を受けて球を左部案内路内に案内する右側案内面とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技盤。
  4. 左部案内路は、球を左側遊技領域の下部領域に排出する球出口部を備え、球出口部は、左部案内路内を流下してくる球の速度を減速させる減速部を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遊技盤。
  5. 左部案内路の右壁の下端とステージへのワープ路の入口とが連続するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の遊技盤。
  6. 左部案内路に流入した球を左側遊技領域の下部領域に排出する球出口部の最終端である球出口とステージへのワープ路の入口との間の遊技盤の盤面には、球出口からワープ路の入口へと球を誘導する5本の釘による誘導路を備えたことを特徴とする請求項5に記載の遊技盤。
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