JP2015054110A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Tetsuya Yairi
哲也 矢入
長尾 和彦
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【課題】球障害部の大小に関係なく容易に強度の向上を図ることができ、また遊技球の球噛みを未然に防止できるようにする。【解決手段】遊技盤11の前面のセンターケース26とガイドレール12との間の左側通路38に対応して遊技盤11の前面に通路板38Aを備え、この通路板38Aの前面に、左側通路38内を通過する遊技球の障害となる球障害部63を一体的に備える。通路板38Aは他の球通過面66aよりも前側に突出する球通過面67aを設け、この球通過面67aに球障害部63を配置する。【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
例えばパチンコ機には、遊技領域の略中央に配置されたセンターケースとその左側のガイドレールとの間に左側通路を、センターケースとその右側の外周区画部材との間に右側通路を夫々設けて、遊技状況に応じて左側通路と右側通路との何れかに遊技球を集中させながらゲームを行えるようにしたものがある。
近年はセンターケース及びこれに対応する液晶式等の画像表示手段の大型化に伴い、遊技領域内の遊技球の落下領域がますます減少する傾向にあり、特に左側通路、右側通路等の通路では遊技釘の配置領域を確保し難くなりつつある。
そこで、遊技盤の前面に当接するセンターケースの台板を利用して、左側通路の上部側の打ち込み領域に張り出す通路板を台板に設けて、その通路板の前面に、ガラス扉側へと前方に突出する複数の障害突起を一体に設ける等の方策が講じたものがある(特許文献1)。
特開2010−136867号公報
このように台板から各通路側に張り出す通路板に障害突起等の球障害部を一体に設けているが、その通路板は裏面が遊技盤の前面に当接する薄い平板状であるため、球障害部の大きさ、形状、構造等によっては強度が低下する問題がある。
即ち、左側通路の打ち込み領域では比較的通路幅が大であり、大型の障害突起を配置できるため、遊技盤の前面に当接する通路板に障害突起を設けても容易に強度を確保することができる。
しかし、球障害部がピン形状又はそれに近い形状の障害突起の場合には、遊技盤の前面に当接する通路板に障害突起を一体に形成すれば、障害突起の通路板からの突出長さが大になり、その長い障害突起の先端側に遊技球が間断なく衝突するため、障害突起の基部側の負担が大となって損傷し易くなる等の問題がある。
また薄い平板状の通路板が遊技盤の前面に当接する場合には、遊技盤の前面に開閉自在に配置されたガラス扉のガラス板と通路板との間の間隔が大になるため、センターケースの周壁部と障害突起との間の狭い箇所に2個又は3個の遊技球が集中した場合には、その遊技球がガラス板と通路板との間にブリッジ状に噛み込む所謂球噛みが発生する惧れもある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、球障害部の強度の向上を図ることができ、また遊技球の球噛みを防止することができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤の前面側の第1遊技部品と第2遊技部品との間の通路に対応して前記遊技盤の前面側に通路板を備え、該通路板の前面側に、前記通路内を通過する遊技球の障害となる球障害部を一体的に備えた弾球遊技機において、前記通路板は他の球通過面よりも前側に突出する突出球通過面を設け、該突出球通過面に前記球障害部を配置したものである。
前記遊技部品は少なくとも一部が前記遊技盤の前面に当接する台板を備え、該台板の外周側に前記通路板を一体的に備えたものでもよい。前記通路板は第1球通過面と、該第1球通過面の下側に配置され且つ前記第1球通過面よりも前側に突出する第2球通過面と、前記第1球通過面と前記第2球通過面とを傾斜状に接続する傾斜球通過面とを一体的に備えたたものでもよい。
前記球障害部は遊技球の落下方向を変化させる障害突起及び/又は遊技球を誘導する誘導突起であってもよい。前記遊技盤の遊技領域に配置されたセンターケースと、前記遊技領域へと遊技球を案内するガイドレールとの間に左側通路を備え、前記センターケースは前記左側通路を挟んで前記ガイドレールと対向する周壁部と、該周壁部から前記左側通路側に突出する前記通路板とを一体的に備えたものでもよい。
前記左側通路は前記ガイドレールを経て遊技球を打ち込む打ち込み領域と、該打ち込み領域の下側に配置され且つ前記球障害部を有する障害領域とを備え、前記通路板は裏面が前記遊技盤に当接する前記打ち込み領域側の当接板部と、裏面が前記遊技盤から離間する前記障害領域側の離間板部とを備えたものでもよい。
前記障害領域は凹凸状に形成された前記周壁部と、該周壁部と前記ガイドレールとの間に配置された複数の前記球障害部とを有するものでもよい。前記障害領域は遊技球を1個ずつ整列させる整列部と、前記打ち込み領域から前記整列部に集合させる集合部とを有するものでもよい。
本発明によれば、球障害部の強度の向上を図ることができ、また遊技球の球噛みを防止することができる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の斜視図である。 同パチンコ機の平面断面図である。 同遊技盤の正面図である。 同遊技盤の要部の正面断面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 図4のC−C線断面図である。 図4のD−D線断面図である。 同遊技盤の要部の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態を示す遊技盤の正面図である。 同遊技盤の要部の正面断面図である。 同遊技盤の要部の平面断面図である。 同遊技盤の要部の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す遊技盤の要部の正面断面図である。 同要部の平面断面図である。 同要部の平面断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す遊技盤の要部の正面断面図である。 同要部の側面断面図である。 同要部の平面断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す遊技盤の要部の側面断面図である。 同要部の平面断面図である。 本発明の第6の実施形態を示す遊技盤の要部の側面断面図である。 本発明の第7の実施形態を示す遊技盤の要部の正面断面図である。 同要部の平面断面図である。 同要部の側面断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機は、図1、図2に示すように矩形状の外枠1と、この外枠1の前側にヒンジ2により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に対してヒンジ2と同じ側のヒンジ6により縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する球供給皿7が配置され、その側方に遊技球を発射する発射手段の発射ハンドル8が設けられている。ガラス扉4はその透視窓9を塞ぐ前後2枚のガラス板10を有し、このガラス扉4の裏側に、ガラス扉4に対応するように前枠3に遊技盤11が着脱自在に装着されている。
遊技盤11の前面には、図2、図3に示すように、発射手段から発射された遊技球を誘導するガイドレール12と、略円弧状の内周面を有する区画部材13とが周方向に装着され、そのガイドレール12と区画部材13との内側が略円形状の遊技領域14となっている。ガイドレール12は内レール15と外レール16とを有する。
内レール15は合成樹脂製等であって、遊技盤11の一側下部の遊技球の受け入れ部17側と遊技領域14の一側上部との間に配置されており、この内レール15の上端部に、遊技領域14からガイドレール12側への遊技球の戻りを防止するための戻り防止具18が設けられている。外レール16は金属帯板製であって、一側下部の遊技球の受け入れ部17側と遊技領域14の他側上部との間に前飾り部材19の内周支持壁20に沿って配置されている。
前飾り部材19は外レール16の外周で遊技盤11の前面に装着されており、遊技盤11の外側縁と略対応する側縁には上下方向に不正防止部材21が上下方向に装着されている。不正防止部材21は図6、図7に示すように、前後方向に長い断面C字状に形成された取り付け部22と、この取り付け部22の前端側から内側へと斜め方向に傾斜する阻止部23とを一体的に備え、ゴム等の弾性を有する材料により一体成型されている。
取り付け部22は前飾り部材19の上下方向の側縁部24を前後両側から抱き込むように外側から着脱自在に装着されている。阻止部23はガラス扉4を閉じたときにガラス板10の裏面に接触して、前枠3とガラス扉4との間を経て薄板等の不正部材が挿入されるようなことがあっても、その不正部材の遊技領域14側への侵入を阻止できるようになっている。
遊技領域14には、図3に示すようにセンターケース26、画像表示手段27、普通図柄始動手段28、第1特別図柄始動手段29、第2特別図柄始動手段30、特別遊技用の開閉入賞手段31、普通入賞手段32、普通図柄表示手段33、第1特別図柄表示手段34、第2特別図柄表示手段35等の各種の遊技部品が配置されている。
センターケース26は遊技領域14の左右方向の略中央の開口部37に対応して遊技盤11の前面に装着されている。このセンターケース26の左右両側の遊技領域14には、センターケース26と左側のガイドレール12との間に左側通路38が、センターケース26と右側の区画部材13との間に右側通路39が夫々形成されており、遊技領域14の上部に打ち込まれた遊技球はその左側通路38、右側通路39の何れかを経て落下した後、センターケース26の下側の遊技領域14で合流するようになっている。
センターケース26は、図2、図5〜図7に示すように、外周部が開口部37の外側で遊技盤11の前面に当接する台板40と、この台板40の下部側を除く領域で台板40から前側に突出する略門形状の周壁部41と、この周壁部41の前側に装着された前飾り板(前部材)42と、この前飾り板42等の内周から後方に屈曲して画像表示手段27に対応する表示窓43を形成する窓周壁44と、台板40から裏側に突出して開口部37の内周近傍に配置された裏補強壁45とを有し、台板40を介して遊技盤11の前面側に装着されている。
なお、台板40は外周部が遊技盤11の前面に当接する等、その一部が遊技盤11の前面に当接すればよいし、略全部が遊技盤11の前面に当接してもよい。裏補強壁45は台板40に周方向の全周に設けてもよいし、その一部に設けてもよい。
台板40は裏側に突出する1又は複数の位置決め突起(図示省略)を有し、その位置決め突起により遊技盤11の所定位置に位置決めされ、外周部等の適当部位に配置されたネジ等の固定手段46により遊技盤11に着脱自在に装着されている。前飾り板42は図7に示すように、裏側の周方向の複数箇所に設けられた取り付けボス47と、台板40の裏側から取り付けボス47に螺合するネジ等の固定手段48とにより台板40に固定されている。
センターケース26には前飾り板42等の適当箇所に普通図柄表示手段33、第1特別図柄表示手段34、第2特別図柄表示手段35が装着されている。画像表示手段27は図2、図3に示すように、表示窓43に対応して遊技盤11の裏側に配置された液晶式等のパネル状の画像表示部49を有し、画像表示部49は支持部材50を介して遊技盤11の裏側に装着されている。
普通図柄始動手段28は通過ゲート式であって、台板40から右側通路39の下側に突出する支持板51に装着されている。第1特別図柄始動手段29、第2特別図柄始動手段30はセンターケース26と最下部のアウト球口52との間に配置されている。この特別図柄始動手段29,30の左側には3個(複数)の普通入賞手段32が配置され、右側には開閉入賞手段31と普通入賞手段32とが配置されている。
普通図柄表示手段33は普通図柄を変動表示するためのもので、複数種類の普通図柄(例えば2種類の「○」「×」)に対応する複数個の発光素子により構成されており、普通図柄始動手段28が遊技球を検出することを条件に2個の発光素子が交互に点灯するように所定時間点滅して、普通図柄始動手段28の遊技球の検出時に抽選した乱数値が予め定められた特定遊技判定値と一致した場合に特定態様の「○」側の発光素子が点灯し、それ以外の場合に非特定態様の「×」側の発光素子が点灯して停止する。なお、変動後の普通図柄は1/10程度の所定の確率で特定態様となる。
第1特別図柄表示手段34、第2特別図柄表示手段35は発光部位の変化等で第1特別図柄、第2特別図柄を変動表示可能なセグメント式等の表示手段により構成されており、第1特別図柄表示手段34は第1特別図柄始動手段29が、第2特別図柄表示手段35は第2特別図柄始動手段30が夫々遊技球を検出することを条件に、第1特別図柄、第2特別図柄が所定時間変動して、第1特別図柄始動手段29、第2特別図柄始動手段30の遊技球の検出時に抽選された乱数値が予め定められた特別遊技判定値と一致した場合に所定の特別態様で、それ以外の場合に非特別態様で停止するようになっている。
なお、変動後の第1特別図柄、第2特別図柄は、通常確率状態中は1/350等の通常確率で特別遊技となり、特別遊技状態終了後の高確率状態中は1/35等の高確率で特別遊技となる。特別遊技状態中の場合には第1特別図柄、第2特別図柄は何れも変動しないし、一方が変動中の場合には他方は変動しない。また各特別図柄の始動検出は所定の上限数(例えば4)まで保留可能であり、両方に1以上の保留がある場合には、第2特別図柄表示手段35の図柄変動が優先する。更に高確率状態中は第1特別図柄、第2特別図柄の変動時間も短縮される。
画像表示手段27は第1特別図柄表示手段34、第2特別図柄表示手段35に対応する演出図柄表示手段53を構成するもので、第1特別図柄、第2特別図柄の変動時にその図柄変動に同期して変動する1個又は複数個、例えば3個の演出図柄54a〜54cを変動表示する。演出図柄54a〜54cは第1特別図柄始動手段29、第2特別図柄始動手段30の遊技球の検出を条件に、抽選により決定された所定の演出図柄変動パターンを経て所定時間変動した後、第1特別図柄、第2特別図柄の変動終了に同期して所定の順序で順次停止する。なお、演出図柄表示手段53は第1特別図柄表示手段34、第2特別図柄表示手段35に対応して別々に設けてもよい。
演出図柄54a〜54cの変動後の停止図柄は、第1特別図柄、第2特別図柄が特別態様で停止する場合には全てが揃う特別演出態様となり、第1特別図柄、第2特別図柄が外れ態様で停止する場合には少なくとも一部が異なる非特別演出態様となる。
例えば、演出図柄54a〜54cには0〜9までの数字図柄が使用されており、特別図柄が特別態様で停止する場合には演出図柄54a〜54cは「7・7・7」等の特別演出態様で停止し、特別図柄が非特別態様で停止する場合には演出図柄54a〜54cは「2・4・5」等の非特別演出態様で停止する。
第1特別図柄始動手段29は非開閉式であって、画像表示手段27の下側に配置されており、この第1特別図柄始動手段29は右側通路39に比較して左側通路38を経て落下する遊技球が入賞し易くなっている。
第2特別図柄始動手段30は開閉式であって、左右一対の開閉部材30aを備えた電動チューリップ式入賞手段等により構成され、普通図柄表示手段33の変動後の普通図柄が特定態様で停止した場合に所定の開放パターンで開放するようになっている。
第2特別図柄始動手段30の開放パターンには、開放時間の短い通常パターン(例えば0.2秒×1回)と開放時間の長い特別パターン(例えば2秒×3回)とがあり、通常確率状態中は通常パターンが、高確率状態中は特別パターンが夫々選択される。
開閉入賞手段31は変動後の第1特別図柄、第2特別図柄が特別態様で停止した場合に発生する特別状態中に所定の開放パターンで開閉するもので、大入賞口55を開閉する開閉板56を有し、この大入賞口55に遊技球が入賞したときに、他の普通入賞手段32等への入賞よりも多くの賞球が払い出されるようになっている。
なお、開閉入賞手段31の開閉パターンは、開放後に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、所定時間(例えば30秒)が経過するかの何れか早い方で閉じる開閉動作を1ラウンドとして、そのラウンド数の違いにより複数の種類があり、特別遊技の抽選時にその複数種類の開閉パターンの何れかが抽選される。
普通図柄始動手段28は遊技球の検出を条件に普通図柄表示手段33の普通図柄を変動させるためのもので、右側通路39を経て落下する遊技球の通過を検出するようになっている。
左側通路38は、図3、図4、図9に示すように、ガイドレール12の内レール15の上端部の上下近傍に対応する打ち込み領域60と、打ち込み領域60の下側に配置された障害領域61と、障害領域61の下側で多数の遊技釘が設けられた釘打ち領域62とを有する。
台板40は、図4〜図9に示すように、センターケース26の周壁部41の外周側から内レール15及び内レール15の延長線上の近傍まで張り出し、且つ打ち込み領域60及び障害領域61の略前面に対応して設けられた通路板38Aを一体的に備え、その打ち込み領域60及び障害領域61の通路板38Aに、前側へと突出する複数の球障害部63が一体的に設けられている。
左側通路38内の通路板38Aは、図4〜図9に示すように、上下方向の略全体が略均一な板厚であって、打ち込み領域60に対応する上当接板部66と、障害領域61に対応する離間板部67と、釘打ち領域62の上側に位置する下当接板部68と、上当接板部66から離間板部67へと前向きに傾斜する上傾斜板部69と、離間板部67から下当接板部68へと後向きに傾斜する下傾斜板部70とを一体的に備えている。
上当接板部66は、図4、図5、図7〜図9に示すように、裏面の一部が遊技盤11の前面に当接しており、前面に第1球通過面66aが形成されている。離間板部67は図4、図6、図8及び図9に示すように、台板40の板厚の2倍又はその前後の寸法だけ裏面が遊技盤11の前面から前側に離間しており、前面の第2球通過面67aが第1球通過面66aから通路板38Aの板厚の2倍又はその前後の寸法だけ前側に突出して形成されている。なお、離間板部67の裏側には、遊技盤11の前面に当接するリブ等の支持台を設けてもよい。
第2球通過面67aとガラス扉4のガラス板10の裏面との間隔は、第2球通過面67aとガラス板10との間に遊技球がブリッジ状に噛み込まない程度の間隔、例えば遊技球の直径以上で遊技球の直径の1.1〜1.4倍以下に設定されている。なお、この数値は単なる例示に過ぎず、これに限定されるものではない。
下当接板部68は、図4、図7〜図9に示すように、裏面の一部が遊技盤11の前面に当接しており、前面に第3球通過面68aが形成されている。上傾斜板部69は第1球通過面66aと第2球通過面67aとを傾斜状に接続する上傾斜球通過面69aが前面に設けられている。下傾斜板部70は第2球通過面67aと第3球通過面68aとを傾斜状に接続する下傾斜球通過面70aが前面に設けられている。両傾斜球通過面69a,70aは逆向きに傾斜しており、その傾斜角度は上傾斜球通過面69aが下傾斜球通過面70aよりも小であるが、同じでもよいし、大小逆でもよい。
なお、第2球通過面67aは遊技盤11の前面、第1球通過面66a、第3球通過面68a等の他の球通過面よりも前側に突出する突出球通過面を構成している。
球障害部63には、図4〜図9に示すように、内レール15の戻り防止具18よりも上側で打ち込み領域60に配置された複数(2個)の障害突起71と、障害領域61に配置された上下方向に複数の障害突起72及び誘導突起73とがある。
障害突起71は前側(又は裏側)が閉塞し裏側(又は前側)に開口する中空の角柱状その他の適宜形状であって、ガイドレール12から遊技領域14に打ち込まれた遊技球を衝突させて衝撃を緩和し、又は遊技球の落下方向に変化を与えるためのもので、遊技球の打ち込み位置に対応して2個設けられている。
またセンターケース26の打ち込み領域60に対応する周壁部41は、障害突起71との間に遊技球の通過し得る間隔をおいて凹凸形状に形成された凹凸部分41aと、凹凸部分41aの下側で戻り防止具18と対向する傾斜部41bとを有し、凹凸部分41a、傾斜部41bを経由しながら遊技球が障害領域61へと斜め下方に落下するようになっている。
障害領域61には内レール15の近傍に上下2個の誘導突起73が設けられ、また内レール15とセンターケース26の周壁部41との間に、上下方向に複数の障害突起72がジグザグ状その他の配列で列状に設けられている。
一方、センターケース26の障害領域61に対応する周壁部41は、傾斜部41bの下部から障害領域61の中央側に遊技球を寄せる寄せ部41cと、寄せ部41cの下側に設けられ且つ遊技球を障害突起72側へと順次寄せながら下方へと案内する円弧状その他の上下方向に複数の誘導部41dとが設けられており、遊技球の落下方向が変化するように障害突起72、誘導突起73に対応して凹凸状になっている。
誘導突起73は前側に開口する中空の角柱状その他の適宜形状であって、離間板部67の上下方向の中間位置(略中央)と、離間板部67と下傾斜板部70とに跨がる位置との2箇所に配置され、内レール15に沿って落下する遊技球を周壁部41側へと誘導する円弧状の誘導面73aを有する。障害突起72は遊技球の落下方向を変化させる円柱状その他の適宜形状であって、中心側には前後方向の貫通孔が同心状に形成されている。
障害突起72、誘導突起73等の球障害部63の前端はガイドレール12の内レール15の前端と略同程度であって、その前端とガラス扉4のガラス板10の裏面との間隔は遊技球の半径未満となっている。
なお、左側通路38の釘打ち領域62に対応してセンターケース26の周壁部41には、図3に示すように、側面に開口するワープ口75が設けられている。またセンターケース26の下部には、ワープ口75から入った遊技球を左右に転動させる転動部76が設けられ、この転動部76から第1特別図柄始動手段29上へと遊技球を落下させるようになっている。
右側通路39は遊技球が1個通過できる程度の狭い通路幅を有する。センターケース26の台板40には、遊技盤11の前面に当接して右側通路39内に張り出す通路板39Aが一体的に設けられている。通路板39Aの下端部には、右側通路39を経て落下した遊技球を中央側に寄せる障害突起78が設けられている。
センターケース26の右側通路39側の周壁部41には、右側通路39内を通過する遊技球の落下速度を抑制する前後方向の障害突部79が上下方向に多数(複数)設けられている。
遊技に際しては、発射ハンドル8を操作して、球供給皿7内の遊技球を発射手段へと供給しながら、その遊技球を発射手段により遊技盤11側へと順次発射し、ガイドレール12を経て遊技領域14へと遊技球を打ち込む。このとき通常確率状態であれば、第1特別図柄始動手段29に入賞し易い左側通路38に遊技球が集中するようにその打ち込み領域60へと打ち込む左打ちをする。
左側通路38の打ち込み領域60に打ち込まれた遊技球は、内レール15の内側の障害領域61等に沿って落下した後、遊技球が第1特別図柄始動手段29等に入賞するか、又は入賞せずにアウト球口52から遊技盤11の裏側へと移動する。遊技球が第1特別図柄始動手段29に入賞すると、第1特別図柄表示手段34の第1特別図柄、演出図柄表示手段53の演出図柄54a〜54cが同期して所定時間変動する。
そして、第1特別図柄始動手段29に遊技球が入賞したときの抽選結果が特別遊技であるか否かに応じて、第1特別図柄表示手段34の第1特別図柄が所定時間変動して、その変動後の第1特別図柄が特別態様又は非特別態様で停止し、演出図柄表示手段53の演出図柄54a〜54cが特別演出態様又は非特別演出態様で停止する。
通常確率状態中でも右側通路39に進入した遊技球が普通図柄始動手段28に入賞すれば、普通図柄表示手段33の普通図柄が変動して変動後に特定態様で停止することもある。しかし、通常確率状態中は第2特別図柄始動手段30の開放時間が極僅かであるため、第2特別図柄始動手段30に遊技球が入賞する可能性は非常に低い。
第1特別図柄表示手段34の変動後の第1特別図柄が特別態様で停止すれば遊技者に有利な特別遊技状態となり、開閉入賞手段31が抽選された所定の開閉パターンで所定ラウンド数開閉動作を繰り返すので、遊技者は開閉入賞手段31に遊技球が入賞し易い右側通路39側に遊技球を集中させるべく右打ちをする。
右側通路39に入った遊技球はセンターケース26の下側を経て遊技領域14の中央側へと移動した後、普通図柄始動手段28、開閉入賞手段31、特別図柄始動手段29,30等に入賞するか、アウト球口52側へと流下する。なお、特別遊技の場合には、所定の開閉パターンで開閉する大入賞口55に入賞する。
左打ち時に左側通路38の打ち込み領域60に打ち込まれた遊技球は、2個の障害突起71の一方又は両方に衝突するか、障害突起71に衝突せずにセンターケース26の打ち込み領域60側の周壁部41に衝突した後、落下方向を適宜変えながら打ち込み領域60の下側を経て障害領域61へと移動する。
打ち込み領域60側にはセンターケース26の台板40と一体の通路板38Aの前面に第1球通過面66aがあるが、その第1球通過面66aは遊技盤11に当接する上当接板部66の前面に形成されているため、第1球通過面66aとガラス扉4のガラス板10との間には十分な間隔がある。従って、打ち込み領域60内で障害突起71に衝突するか、又は打ち込み領域60側の周壁部41に衝突する等を繰り返しながら、打ち込み領域60内で遊技球を任意の方向に飛散又は落下させることができる。
打ち込み領域60の障害突起71等に衝突した遊技球は、通路板38Aの第1球通過面66a、周壁部41の傾斜部41bに沿って戻り防止具18の内側を落下した後、その上傾斜球通過面69aの案内によりガラス板10側へと前側に寄せられながら落下し、離間板部67の第2球通過面67aとガラス板10との間へと入る。そして、上下方向に配置された複数の球障害部63の障害突起72、誘導突起73に順次衝突して、その都度方向を変えながら第2球通過面67aとガラス板10との間の狭い空間を落下する。
第2球通過面67aの上端側に達した遊技球は、上端側の第1番目の障害突起72に衝突して左側又は右側を経て下方に落下するか、第1番目の障害突起72に衝突せずにその左側又は右側を通って落下する。
そして、第1番目の障害突起72の左側を経て内レール15に沿って落下する遊技球があれば、その遊技球は例えば誘導突起73に衝突した後、その誘導面73aにより内側へと誘導される。また第1番目の障害突起72の右側を経て落下する遊技球があれば、その遊技球は周壁部41に衝突してその誘導部41dにより外側へと誘導される。このようにして遊技球が落下するに伴って各球障害部63に順次衝突して遊技球の落下方向が変化する。
障害領域61を通過した遊技球はその下側の釘打ち領域62に入り、各遊技釘等により適宜案内されながら落下し、各入賞手段32等に入賞するか、入賞せずにアウト球口52へと案内されて行く。
このよう左側通路38の障害領域61に配置された通路板38Aに、その第1球通過面66aよりも前側に突出する第2球通過面67aを設けているため、第2球通過面67aとガラス扉4のガラス板10との間隔が第1球通過面66aとガラス板10との間隔に比較して小さくなり、第2球通過面67aとガラス板10との間の通路断面積を小さくすることができる。
従って、この第2球通過面67aに複数の球障害部63、取り分け複数の障害突起72、誘導突起73があって、この障害突起72、誘導突起73に遊技球が衝突しながら落下することと相俟って、遊技球の落下速度を効果的に抑制することができる。
また障害領域61に複数の障害突起72、誘導突起73があり、障害領域61を通過する多数の遊技球が障害突起72、誘導突起73に衝突して方向を変えながら落下するため、障害突起72、誘導突起73に対して衝撃が断続的に加わる。しかし、第1球通過面66aよりも前側に突出する第2球通過面67aに障害突起72、誘導突起73を一体的に設けているので、障害突起72、誘導突起73の突出長さを短くすることができ、障害突起72、誘導突起73の耐久性の向上を図ることができる。
更に障害領域61には複数の障害突起72、誘導突起73があるが、第2球通過面67aが第1球通過面66aよりも前側に突出しているため、障害突起72、誘導突起73等により下側から支えられた状態で第2球通過面67aとガラス板10との間に2〜3個の遊技球がブリッジ状に噛み込む球噛み等を防止することができる。
なお、台板40の上当接板部66、離間板部67、下当接板部68、上傾斜板部69、下傾斜板部70の全部又は一部、例えば上当接板部66及び離間板部67等の必要箇所に、遊技盤11の開口部37内に対応するか、又は開口部37からその外側の一部に対応する部分に透視部を設け、その透視部に対応して台板40の裏側や支持部材50の前側に演出体、装飾体等を配置して、その透視部の内側から透視部まで演出領域、装飾領域を拡大するようにしてもよい。
透視部は台板40自体に透明な合成樹脂材料を使用して形成してもよいし、台板40に遊技球の通過を害しない程度の開口を設けて形成してもよい。また台板40自体に透明な合成樹脂材料を使用する場合には、透視部以外の部分は必要に応じて台板40の前面又は裏面にメッキ、塗装、シール等の遮蔽部を設ければよい。
図10〜図13は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、左側通路38は図10、図11に示すように、センターケース26と一体の通路板38Aの前面に形成された打ち込み領域60と障害領域61とを上下に備え、その下側に、通過ゲート式の普通図柄始動手段28を有する釘打ち領域62が設けられている。打ち込み領域60は第1の実施形態と略同様である。
障害領域61には、図11〜図13に示すように、内レール15に沿って内側近傍に配置され且つ遊技球を1個ずつ整列して落下させる整列部80と、打ち込み領域60からの遊技球を整列部80側へと集合させる集合部81と、整列部80を通過した遊技球を遊技領域14の中央寄りに誘導する誘導部82とが設けられ、それらがセンターケース26の内レール15と対向して周壁部41に設けられた突出壁41eと、この突出壁41eと対向して内レール15側に設けられた球障害部63とにより形成されている。
球障害部63は突出壁41eとの間に整列部80を挟んで内レール15の近傍に配置された整列壁83と、整列壁83の下側から突出壁41eの下側へと円弧状に湾曲又は屈曲する誘導壁84とを有する。
誘導壁84は、図11に示すように、遊技球と接触する上壁部84aと、上壁部84aの下側に配置された下壁部84bと、この両壁部84a,84b間に一体的に形成され且つ上壁部84aを下側から補強する補強壁84cとを有する中空状に形成されている。なお、誘導壁84は裏側に開口してもよいし、逆に前側に開口してもよい。
左側通路38内の通路板38Aは、図11及び図13に示すように第1の実施形態と同様に、打ち込み領域60に対応する上当接板部66と、障害領域61に対応する離間板部67と、上当接板部66から離間板部67へと前向きに傾斜する上傾斜板部69と、上傾斜板部69と反対側に傾斜する下傾斜板部70とを一体的に備えている。障害領域61は離間板部67、上傾斜板部69及び下傾斜板部70に跨がって設けられている。下傾斜板部70の下端又は誘導部82の下側に取り付け部85があり、その取り付け部85が遊技盤11の前面に当接してネジ等の固定具86により遊技盤11に着脱自在に固定されている。
普通図柄始動手段28は、図11に示すように、支持板87に装着して誘導部82の下端の開口部82aよりも下方で左右方向の外側に配置され、下側へと通過する遊技球を検出スイッチ28aで検出するようになっている。支持板87はセンターケース26の周壁部41から外レール16側に突出して台板40に一体的に設けられ、先端側でネジ等の固定具88により遊技盤11に着脱自在に固定されている。
普通図柄始動手段28は誘導部82の下端の開口部82aよりも内レール15側に変位して配置されており、この普通図柄始動手段28の左右両側には遊技球が通過し得るだけの余裕がある。なお、誘導部82の下端の開口部82aと普通図柄始動手段28との間には、遊技球の落下方向を変化させる複数の遊技釘が設けられている。他の構成は第1の実施形態と略同様である。
この実施形態では、左側通路38の打ち込み領域60に入った遊技球は、障害領域61で1個ずつ整列され且つセンターケース26の周壁部41側へと誘導されながら釘打ち領域62へと落下し、その普通図柄始動手段28を通過するか、その左右両側の何れかを通過する。
障害領域61ではその集合部81で遊技球を整列部80側へと集合させるため、集合後の遊技球は1個ずつ整列部80に入り、この整列部80を誘導部82側へと落下して行く。そして、誘導部82ではその遊技球をセンターケース26側へと誘導した後、開口部82aから下方へと落下させる。開口部82aから落下した遊技球は遊技釘等に衝突しながら落下する。
このように左側通路38の打ち込み領域60で遊技球を不規則に変化させた後、障害領域61の集合部81で集めて整列部80に送り、その整列部80で遊技球を1個ずつ整列させてから、誘導部82を経て普通図柄始動手段28の上方へと落下させる場合にも、遊技球の落下速度を十分に抑制することができ、また第2球通過面67aとガラス板10との間での遊技球の噛み込みを防止できる。
また通路板38Aに一体の球障害部63を設けるに際しても、遊技盤11から前側に離間する離間板部67を設けることによって、その球障害部63の耐衝撃性等の強度を容易に確保することができる。
しかも、集合部81で遊技球を集めて整列部80に送り、その整列部80で遊技球を整列させながら開口部82aから普通図柄始動手段28上へと遊技球を1個ずつ落下させるため、普通図柄始動手段28の上側で遊技球が一時的に集中するようなことがなく、遊技球相互の干渉を防止することができる。
この実施形態の場合にも、第1の実施形態と同様に、台板40の上当接板部66、離間板部67、下当接板部68、上傾斜板部69、下傾斜板部70の全部又は一部、例えば上当接板部66及び離間板部67等の必要箇所に、遊技盤11の開口部37内に対応するか、又は開口部37からその外側の一部に対応する部分に透視部を設け、その透視部に対応して台板40の裏側や支持部材50の前側に演出体、装飾体等を配置して、その透視部の内側から透視部まで演出領域、装飾領域を拡大するようにしてもよい。
図14〜図16は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態の台板40は、周壁部41から内周側に突出する内周縁40aを一体的に備え、その台板40の裏面の多くの部分が遊技盤11の前面に当接されている。前飾り板42は補強壁42aを備え、その補強壁42aが周壁部41の内周で台板40の内周縁40aに当接されている。なお、第1の実施形態における台板40の裏側の裏補強壁45が省略されている。
この実施形態のような構成を採用してもよい。なお、通路板38Aに障害領域61に対応して離間板部67、上傾斜板部69及び下傾斜板部70を形成し、その前側に周壁部41及び球障害部63を一体的に設けてもよい。
図17〜図19は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態の通路板38Aには、障害領域61に対応して離間板部67、上傾斜板部69及び下傾斜板部70が形成されると共に、その離間板部67、上傾斜板部69及び下傾斜板部70の裏側に幅方向に複数の補強リブ90が形成されている。なお、補強リブ90は左側通路38に沿って長くなっている。
このように離間板部67等の裏側に補強リブ90を通路方向に沿って設けてもよい。この場合には、離間板部67等の強度が大となり、球障害部63の耐衝撃性を更に向上させることができる。
図20、図21は本発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態の通路板38Aには離間板部67に、球障害部63の障害突起72に対応して裏側に突出する突起72aが設けられ、この突起72aが遊技盤11に当接されている。
このように球障害部63に対応して裏側に突出する突起72aを設けて、その突起72aが遊技盤11に当接するようにしてもよい。
図22は本発明の第6の実施形態を例示する。各実施形態では、通路板38Aの離間板部67は遊技盤11と略平行にしているが、必ずしも略平行である必要はない。例えば、通路板38Aの離間板部67は、図22(a)に示すように、上傾斜板部69とこれよりも長い下傾斜板部70とによって構成してもよいし、図22(b)に示すような円弧状、又は図22(c)に示すような側面視ジグザグ、その他の凹凸状に構成してもよい。また離間板部67には図22(d)に示すように球障害部63の障害突起72の他に、遊技球の落下方向と略直交する方向の突条89を設けてもよい。突条89に代えて独立の球面状の突部を設けてもよい。
図23〜図25は本発明の第7の実施形態を例示する。この実施形態の通路板38Aには、障害領域61の前面に通路方向に長い突条91が通路幅方向に複数本形成されており、その複数本の突条91の集合体により、第1球通過面66aよりも前側に突出する第2球通過面67a、上傾斜球通過面69a及び下傾斜球通過面70aが形成されている。通路板38Aの適当箇所には、障害突起72等の球障害部63が一部の突条91と一体的に形成されている。なお、通路板38Aの裏面は略平坦状に形成され、その一部又は全部が遊技盤11の前面に当接している。
このように通路板38Aの前面に形成された複数本の突条91の集合により第2球通過面67a等を形成してもよい。また突条91に代えて適宜大きさの突起を多数形成して、その突起の前面側の集合により第2球通過面67a等を形成することも可能である。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では、第1遊技部品をセンターケース26、第2遊技部品をガイドレール12として、その両者間に形成される左側通路38について例示したが、センターケース26と区画部材13との間に形成される右側通路39でも同様に実施可能であり、また隣り合う遊技部品間に形成される、左側通路38及び右側通路39以外の通路においても同様に実施可能である。通路を挟んで配置される一対の遊技部品は、その両方が遊技領域14内に配置されるものでもよいし、その一方が遊技領域14の外部に配置されるものでもよい。
各実施形態では、左側通路38の打ち込み領域60にも、センターケース26の台板40と一体の通路板38Aに遊技盤11の前面に当接する上当接板部66を設け、この上当接板部66の前面を第1球通過面66aとしているが、この打ち込み領域60の上当接板部66を省略して、遊技盤11の前面を第1球通過面66aとしてもよい。その場合には、第2球通過面67a(突出球通過面)は遊技盤11の前面である他の球通過面よりも突出すれば十分である。
また第2球通過面67a(突出球通過面)を形成するに当たって離間板部67を設け、この離間板部67の前面に第2球通過面67aを形成しているが、第2球通過面67aが遊技盤11の前面よりも突出する場合には、遊技盤11の前面に当接する通路板38Aに設けてもよい。
左側通路38等に配置される通路板38Aは、センターケース26等の台板40の外周に一体的に形成する他、通路の両側の各遊技部品に別の専用の通路板38Aを設けてもよい。従って、その場合には、通路板38Aは通路に対応する形状とし、その前面に球障害部63が一体的に設けられることとなる。
また専用の通路板38Aを遊技盤11に設ける場合、その通路板38Aは複数の係合爪、ネジ等の固定手段により遊技盤11に着脱自在に装着してもよいし、その両側その他の付近に配置される他の1個又は複数の遊技部品により押え付けて遊技盤11に装着するようにしてもよい。
更に本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、その他の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは云うまでもない。
11 遊技盤
12 ガイドレール(第2遊技部品)
14 遊技領域
26 センターケース(第1遊技部品)
38A,39A 通路板
38 左側通路
39 右側通路
40 台板
41 周壁部
60 打ち込み領域
61 障害領域
63 球障害部
66 上当接板部
66a 第1球通過面
67 離間板部
67a 第2球通過面
68 下当接板部
68a 第3球通過面
69a 上傾斜球通過面
70a 下傾斜球通過面
71,72 障害突起
73 誘導突起
80 整列部
81 集合部

Claims (8)

  1. 遊技盤の前面側の第1遊技部品と第2遊技部品との間の通路に対応して前記遊技盤の前面側に通路板を備え、該通路板の前面側に、前記通路内を通過する遊技球の障害となる球障害部を一体的に備えた弾球遊技機において、
    前記通路板は他の球通過面よりも前側に突出する突出球通過面を設け、
    該突出球通過面に前記球障害部を配置した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技部品は少なくとも一部が前記遊技盤の前面に当接する台板を備え、
    該台板の外周側に前記通路板を一体的に備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記通路板は第1球通過面と、該第1球通過面の下側に配置され且つ前記第1球通過面よりも前側に突出する第2球通過面と、前記第1球通過面と前記第2球通過面とを傾斜状に接続する傾斜球通過面とを一体的に備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記球障害部は遊技球の落下方向を変化させる障害突起及び/又は遊技球を誘導する誘導突起である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技盤の遊技領域に配置されたセンターケースと、前記遊技領域へと遊技球を案内するガイドレールとの間に左側通路を備え、
    前記センターケースは前記左側通路を挟んで前記ガイドレールと対向する周壁部と、該周壁部から前記左側通路側に突出する前記通路板とを一体的に備えた
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記左側通路は前記ガイドレールを経て遊技球を打ち込む打ち込み領域と、該打ち込み領域の下側に配置され且つ前記球障害部を有する障害領域とを備え、
    前記通路板は裏面が前記遊技盤に当接する前記打ち込み領域側の当接板部と、裏面が前記遊技盤から離間する前記障害領域側の離間板部とを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記障害領域は凹凸状に形成された前記周壁部と、該周壁部と前記ガイドレールとの間に配置された複数の前記球障害部とを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
  8. 前記障害領域は遊技球を1個ずつ整列させる整列部と、前記打ち込み領域から前記整列部に集合させる集合部とを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
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