JP2002102490A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002102490A
JP2002102490A JP2000298467A JP2000298467A JP2002102490A JP 2002102490 A JP2002102490 A JP 2002102490A JP 2000298467 A JP2000298467 A JP 2000298467A JP 2000298467 A JP2000298467 A JP 2000298467A JP 2002102490 A JP2002102490 A JP 2002102490A
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JP2000298467A
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Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏機構板の構成の簡略化、或いは裏機構板の
省略が可能な弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 外枠2 と、該外枠2 に開閉自在に枢着さ
れた前枠4 と、前枠4に着脱自在に装着された遊技盤6
と、例えば前枠4 の前側に取り付けられた球受皿9 とを
備え、球受皿9 に賞球を払い出す賞球払出手段32a と、
球受皿9 に貸球を払い出す貸球払出手段32b とを、前枠
4 に着脱自在に装着している。更に、遊技球タンク30や
球供給通路31等についても前枠4 に装着し、裏機構板を
省略している。これにより、装置構成が簡略化され、例
えば部品点数の削減、組立工程の簡略化等によるコスト
の低減などが期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技盤の
入賞手段に遊技球が入賞して賞球の払い出し要求があっ
た場合、或いは自動球貸し機からの球貸し要求があった
場合には、払い出し制御手段の制御により払い出し手段
が作動して、遊技球タンクから球供給通路を経て供給さ
れる遊技球を、前枠の前面側に設けられた上皿へと払い
出すようになっている。
【0003】従来の弾球遊技機では、払い出し手段を、
前枠の裏側に開閉自在に枢着された裏機構板に装着した
ものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、少なくとも
遊技状態においては、払い出し手段の内部には遊技球が
充満された状態となる。従って、払い出し手段が装着さ
れる裏機構板やその枢着部は、この遊技球の重量に耐え
うるように剛性を十分に高める必要があった。
【0005】また、払い出し手段を裏機構板に装着する
場合には、装置構成の簡略化のため、払い出し手段に遊
技球を供給するための遊技球タンクや球供給通路につい
ても、払い出し手段と共に裏機構板に装着されるのが普
通である。この場合には、裏機構板及びその枢着部は、
更に大量の遊技球による荷重を受けることになり、更な
る高剛性化が要求される。
【0006】このように、裏機構板に払い出し手段を装
着した従来の弾球遊技機では、特に裏機構板に関して装
置構成が複雑化し、部品点数の増加や組み立て工程の複
雑化などによってコスト高となる問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、裏機構板の構成の簡略化、或いは裏機構板を省略す
ることにより、コストの低減が可能な弾球遊技機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、外枠2 と、該
外枠2 に開閉自在に枢着された前枠4 と、該前枠4 に着
脱自在に装着された遊技盤6 と、遊技球を貯留する球受
皿9 とを備えた弾球遊技機において、前記球受皿9 に賞
球を払い出す賞球払出手段32a と、前記球受皿9 に貸球
を払い出す貸球払出手段32b とを、前記前枠4 に着脱自
在に装着している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図面は本発明の一実施形態を例示
し、図1及び図2において、1は遊技機本体で、矩形枠
状の外枠2と、左右方向の一端側で上下一対の枢着部3
を介して外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠4と
を備えている。前枠4には、その裏側の遊技盤装着枠5
を介して遊技盤6が裏側から着脱自在に装着され、また
遊技盤6の前側にガラス扉7と前面板8とが開閉自在に
配置されている。前面板8には、発射用の遊技球を貯留
する上皿(球受皿)9が装着されている。前枠4の下部
には、余剰球を貯留する下皿10と、発射手段11の発
射ハンドル12とが夫々設けられている。
【0010】遊技盤6には、前面側にガイドレール13
が装着されると共に、そのガイドレール13内の遊技領
域14に、特別図柄表示手段15を構成する液晶表示手
段16、特別図柄始動手段17、大入賞手段18、その
他の遊技部品が配置され、また裏側には液晶表示手段1
6等の遊技部品を裏側から覆う裏カバー19が装着され
ている。
【0011】裏カバー19の裏側には、主に遊技盤6側
の遊技動作を制御する主制御手段20と、遊技状態に応
じて遊技盤6側の遊技部品等の表示ランプを発光制御す
るランプ制御手段21と、遊技状態に応じてスピーカS
Pからの効果音を制御する音声制御手段22とが設けら
れている。なお、各制御手段20〜22は、内部を透視
可能な基板ケース内に制御基板を収納してなり、その基
板ケースが裏カバー19に着脱自在に装着されている。
【0012】遊技盤装着枠5は門型状であって、遊技盤
6が裏側から着脱自在に嵌合する受け部23を内周側に
備え、前枠4の窓孔24(図5、図8参照)を外側から
取り囲むように前枠4の裏側に固定されている。また、
遊技盤装着枠5を構成する2つの縦枠部5a,5bの一
方、例えば枢着部3側の縦枠部5aの裏面は、図7及び
図8に示すように、他の縦枠部5bや横枠部5cの裏面
よりも後方に突設されており、その突設部25には遊技
盤6に略平行で且つ内向きに延設された延設部26が一
体的に形成され、後述する払い出し手段32を取り付け
るための取付基部52を形成している。また、延設部2
6の前面26aは例えばテーパー状に形成されており、
遊技盤6を遊技盤装着枠5に装着する際に遊技盤6の端
部を受け部23方向に案内すると共に、遊技盤6の端部
が受け部23に略当接した状態で、遊技盤6の後方への
移動を規制するようになっている。また、遊技盤装着枠
5を構成する他方の縦枠部5bには、遊技盤装着枠5内
に装着された遊技盤6の裏面方向への移動を規制する締
結部材27が取り付けられている。
【0013】遊技盤6を遊技盤装着枠5に装着する際に
は、まず遊技盤6の左右方向一端側を、縦枠部5a側の
受け部23に略当接するまで、延設部26の前面26a
に沿って嵌め込む。この状態で、遊技盤6の他端側を、
縦枠部5b側の受け部23に嵌め込み、締結部材27を
締結する。これにより、遊技盤6は遊技盤装着枠5内に
装着される。このとき、遊技盤6の下側は、前枠4の裏
側に固定された遊技盤支承板28によって支承される。
この遊技盤支承板28は、遊技盤装着枠5の下部に接続
されており、発射手段11から発射された遊技球をガイ
ドレール13に案内する発射レール(図示省略)、効果
音等を出力するスピーカSP、遊技球を下皿10に案内
する下皿通路29、払い出し制御手段58、電源手段5
9等が、一体若しくは着脱自在に取り付けられている。
【0014】払い出し制御手段58は、主制御手段20
からの賞球の払い出しコマンド、図示しない自動球貸し
機からの貸球の払い出しコマンドがあったときに、その
コマンドを解析して、後述する払い出し手段32を制御
するためのもので、払い出し基板60を備えている。電
源手段59は、各所要部位に必要な電源を供給するため
のもので、電源基板61を備えている。払い出し基板6
0、電源基板61は基板ケース62内に収納され、また
基板ケース62は遊技盤支承板28の裏側に着脱自在に
装着されている。
【0015】また、前枠4の裏面側には、遊技盤装着枠
5の上側に遊技球タンク30が、横枠部5c上に球供給
通路31が、縦枠部5a上に払い出し手段32が、縦枠
部5a上から遊技盤支承板28上にかけて通路ユニット
33が、それぞれ着脱自在に装着されている。
【0016】遊技球タンク30は、島側の遊技球供給装
置から供給された遊技球を貯留するためのもので、遊技
盤装着枠5の横枠部5cの上面に沿って左右方向に長く
形成されており、図3及び図4に示すように、左右方向
両端部において、前枠4の裏側に突設された取付基部3
4に、例えば木ねじ等により着脱自在に固定されてい
る。このように、遊技球タンク30及びその内部に貯留
される遊技球の重量は、前枠4、とりわけ遊技盤装着枠
5の横枠部5cの上面で受けられるようになっている。
【0017】遊技球タンク30内は、図3〜図5に示す
ように、左右方向一端側から他端側、例えば遊技盤装着
枠5の縦枠部5a側から縦枠部5b側に向けて低くなる
ように傾斜した2本の溝部35a,35bが、前後に並
行して形成されている。溝部35a,35bの下流側端
部の底面には、流下方向に長い長孔状の排出口36a,
36bがそれぞれ形成されている。遊技球タンク30の
溝部35a,35bは、排出口36a,36bを介し
て、球供給通路31を構成する2本の供給通路37a,
37bにそれぞれ連通している。
【0018】球供給通路31は、遊技球タンク30から
の遊技球を下流側の払い出し手段32に誘導するための
もので、図7に示すように、例えば遊技盤装着枠5の横
枠部5cから後方に突設された取付基部40に対して木
ねじ等により着脱自在に装着されている。球供給通路3
1は、2本の供給通路37a(賞球払出側通路),37
b(貸球払出側通路)を備えており、その上流側端部が
遊技球タンク30の排出口36a,36bに、下流側端
部が払い出し手段32の2本の供給通路部46a,46
bにそれぞれ接続されている。供給通路37a,37b
は、遊技球タンク30の排出口36a,36bから払い
出し手段32側に向けて低くなるように傾斜した横通路
部38a,38bと、上流側が横通路部38a,38b
に、下流側が払い出し手段3の供給通路部46a,46
bにそれぞれ接続された上下方向の縦通路部39a,3
9bとで構成されている。
【0019】横通路部38a,38bは、前後に並行し
て設けられている。前側の横通路部38aは、その下流
端においてそのまま下向きに屈曲して縦通路部39aに
接続している。一方、後側の横通路部38bは、その下
流端近傍において一旦前側に向けて屈曲した後、更に下
向きに屈曲して縦通路部39bに接続している。縦通路
部39a,39bは、左右方向に隣接して上下方向に配
設されており、横通路部38a,38bからの遊技球を
下向きに流下させて、払い出し手段32の2本の供給通
路部46a,46bにそれぞれ供給するようになってい
る。
【0020】払い出し手段32は、左右に隣接する左右
対称形状の2つの払い出し手段32a,32bを備えて
いる。例えば縦枠部5b側の払い出し手段32aは、払
い出し制御手段58からの賞球払い出し指令に基づいて
賞球を払い出す賞球払出手段であり、もう一方の払い出
し手段32bは、払い出し制御手段58からの貸球払い
出し指令に基づいて貸球を払い出す貸球払出手段であ
る。尚、この2つの賞球払出手段32a、貸球払出手段
32bの各構成部分は、符号の後ろにa,bのいずれか
を付加して区別するが、両者は左右対称となっている以
外は全く同様の構成を有しているため、以下の説明にお
いては、特に必要のない限りa,bを省略した符号で両
者を総称するものとする。
【0021】払い出し手段32は、払い出しケース41
と、この払い出しケース41内に横軸42を介して回転
自在に支持された回転体43と、この回転体43を横軸
42を介して駆動する払い出しモータ44とを備えてい
る。2つの払い出しケース41a,41bは、互いに別
体として形成されており、図8に示すように、断面コの
字型の前板51に対して着脱自在に係合されている。ま
た、前板51は、取付基部52の裏面側に、木ネジ等で
着脱自在に固定されている。即ち、2つの賞球払出手段
32a、貸球払出手段32bは、前板51を除いて別体
として形成されており、前板51を介して遊技盤装着枠
5の裏面側に着脱自在に装着されている。尚、53(図
8参照)は、前板51に前向きに突設された位置決め用
の突起部であり、取付基部52の延設部26に形成され
た凹部に嵌入されている。
【0022】払い出しケース41は、図9に示すよう
に、回転体43を収容する払い出し室45と、払い出し
室45の上流側に連通する供給通路部46と、払い出し
室45の下流側に連通する払い出し通路部47と、供給
通路部46の下側に連通する回収通路部48とを備えて
いる。
【0023】供給通路部46は、球供給通路31から供
給される遊技球を払い出し室45に案内するもので、例
えば前後に大きく蛇行して設けられている。回収通路部
48は、供給通路部46内及びその上流側の遊技球を、
通路ユニット33の球回収通路56に案内するためのも
ので、払い出し室45の直前において供給通路部46の
下流側と接続され、上下方向に配設されている。また、
供給通路部46と回収通路部48との接続部分には、供
給通路部46からの遊技球を払い出し室45側と回収通
路部48側とに切り換えるための切り換え手段49が設
けられている。
【0024】切り換え手段49は、払い出しケース41
に対して、例えば水平軸廻りに揺動自在に取り付けられ
ている。通常の遊技動作時には、切り換え手段49は、
供給通路部46と回収通路部48との間を遮断する位置
に保持され(図9に示す状態)、供給通路部46からの
遊技球を払い出し室45側に案内するようになってい
る。遊技ホールの閉店時などに、例えば図示しない球回
収ボタンが押されると、切り換え手段49は下向きに揺
動する。これにより、供給通路部46と回収通路部48
とが連通され、供給通路部46内及びその上流側の遊技
球は回収通路部48側に案内され、通路ユニット33の
球回収通路56を介して機外に排出される。
【0025】払い出し通路部47は、回収通路部48の
裏側にあり、その下部に、回転体43の回転により払い
出された遊技球を検出する払い出し球検出手段50が設
けられている。回転体43の外周には、遊技球が1個入
る程度の大きさの凹部54が周方向に複数個設けられ、
供給通路部46側から供給される遊技球を凹部54で受
けて払い出し通路部47側へと払い出すようになってい
る。払い出しモータ44は、払い出しケース41の側面
に固定されている。
【0026】供給通路部46の上端側は、払い出しケー
ス41の上面側に開口され、その上端部が球供給通路3
1の縦通路部39a,39bの下端側に着脱自在に嵌合
されている。回収通路部48及び払い出し通路部47の
下端側は、払い出しケース41の下面側に下向きに開口
されている。
【0027】なお、図2に示すように、賞球払出手段3
2a及び貸球払出手段32bの上流側、例えば縦通路部
39a,39b上に、遊技球の有無を検出する貯留球検
出手段63a,63bを設けてもよい。この貯留球検出
手段63a,63bの設置位置は、賞球払出手段32a
及び貸球払出手段32bの上流側に1回の払い出し動作
で払い出される遊技球の最大数が貯留されている場合
の、その最後尾の位置よりも上流側とすることが望まし
い。これにより、貯留球検出手段63a,63bにより
遊技球無しと検出されても、少なくとも1回の払い出し
動作を正常に行うことが可能である。また、貯留球検出
手段63a,63bの代わりに、或いは貯留球検出手段
63a,63bに加えて、遊技球タンク30内に貯留さ
れている遊技球の有無を検出する検出手段を、例えば排
出口36a,36bの下方の供給通路37a,37b内
に設けてもよい。
【0028】通路ユニット33は、払い出し手段32か
ら払い出された遊技球を上皿9へと案内する球案内通路
55と、回収通路部48からの遊技球を島側の回収装置
へと案内する球回収通路56との他に、上皿9の遊技球
が満杯状態のときに、球案内通路55からの後続の遊技
球を下皿10へと溢流させる溢流通路57等を含み、遊
技盤支承板28の裏側に取り付けられている。
【0029】球回収通路56は、回収通路部48の下端
部から下向きに配設され、図示しない球回収口に接続さ
れている。球案内通路55は、払い出し通路部47の下
端側に接続され、遊技盤装着枠5の縦枠部5b側で且つ
前面側に向けて屈曲された屈曲部55aと、屈曲部55
aの下流側から上下方向に配設され、球回収通路56に
対して左右方向に隣接する縦通路部55bとで構成され
ており、縦通路部55bの下端側は、図8に示すよう
に、前面板8に設けられた上皿通路9aの上部に接続さ
れている。即ち、球案内通路55は、屈曲部55aの屈
曲部分よりも下流側が遊技盤6とオーバーラップするよ
うに配置されている。また、溢流通路57は、図8に示
すように、上皿通路9aの下部から下向き且つ前向きに
屈曲する上案内部57aと、該屈曲部57aの下流端か
ら遊技盤装着枠5の縦枠部5b側に屈曲しつつ延設さ
れ、下皿通路29の上方で開口する下案内部57bとで
構成されている。
【0030】払い出し手段32の払い出し通路部47か
ら払い出された遊技球は、球案内通路55の屈曲部55
a、縦通路部55bを経由して上皿通路9aの上部まで
案内され、上皿通路9aを経由して上皿9上に払い出さ
れる。上皿9内の遊技球が満杯状態になると、後続の遊
技球は上皿通路9aの後側から溢れ、溢流通路57に流
入する。溢流通路57に流入した溢流球は、上案内部5
7a、下案内部57b、下皿通路29を経由して下皿1
0に排出される。
【0031】続いて、上記構成の弾球遊技機の動作を説
明する。遊技球タンク30には、島側の遊技球補給装置
から遊技球が補給され、貯留される。遊技球タンク30
内に補給された遊技球は、2つの溝部35a,35bに
振り分けられて流下し、排出口36a,36bから供給
通路37a,37bに落下する。一方の排出口36aか
ら供給通路37aに落下した遊技球は、横通路部38
a、縦通路部39aを流下して賞球払出手段32aの供
給通路部46aに流入する。もう一方の排出口36bか
ら供給通路37bに落下した遊技球は、横通路部38
b、縦通路部39bを流下して貸球払出手段32bの供
給通路部46bに流入する。即ち、遊技球タンク30内
に補給された遊技球は、排出口36a,36bから排出
される際に、賞球払出手段32aに連通する供給通路3
7aと、貸球払出手段32bに連通する供給通路37b
とに振り分けられる。
【0032】払い出し手段32の供給通路部46に流入
した遊技球は、前後に蛇行した供給通路部46内を流下
し、切り換え手段49によって払い出し室45の方向に
案内され、最先端の遊技球は払い出し室45の入り口で
その流通が規制される。更に後続の遊技球が、その最先
端の遊技球から順次上流側に連なり、払い出し手段32
の供給通路部46内及びその上流側は遊技球で充満され
た状態となる。
【0033】遊技者が発射手段11の発射ハンドル12
を操作すると、発射手段11が作動して、上皿9から1
個づつ供給される遊技球を発射レール(図示省略)に沿
って発射させて行く。発射された遊技球は、ガイドレー
ル13を経て遊技盤6の上部へと案内されて遊技領域1
4に入った後、盤面に沿って落下する。
【0034】落下中に遊技球が大入賞手段18等に入賞
すると、払い出し制御手段58からの賞球払い出し指令
により賞球払出手段32aの払い出しモータ44aが作
動し、回転体43aが横軸42a廻りに払い出し方向へ
と回転して、供給通路部46a内の遊技球を回転体43
aの回転により規定個数づつ払い出し通路部47a側へ
と払い出して行く。払い出された遊技球は、通路ユニッ
ト33の球案内通路55を経て上皿9へと案内され、ま
た上皿9の遊技球が満杯状態であれば、溢れた遊技球は
溢流通路57を経て下皿10へと案内されて行く。
【0035】また、遊技者からの貸球要求に基づいて、
図示しない自動球貸し機から払い出し制御手段58に対
して球貸し要求が出されると、払い出し制御手段58か
ら貸球払出手段32bに対して貸球払い出し指令が出力
される。これにより、上述した賞球払い出しの場合と同
様、貸球払出手段32bの払い出しモータ44bが作動
し、回転体43bが横軸42b廻りに払い出し方向へと
回転して、供給通路部46b内の遊技球を回転体43b
の回転により規定個数づつ払い出し通路部47b側へと
払い出して行く。払い出された遊技球は、賞球払出手段
32a側から払い出された遊技球と同様、通路ユニット
33の球案内通路55を経て上皿9へと案内され、また
上皿9の遊技球が満杯状態であれば、溢れた遊技球は溢
流通路57を経て下皿10へと案内されて行く。
【0036】以上説明したように、本実施形態に係る弾
球遊技機では、払い出し手段32を前枠4の遊技盤装着
枠5に着脱自在に装着し、更には遊技球タンク30、球
供給通路31、通路ユニット33等についても、前枠4
若しくは前枠4に固定された遊技盤装着枠5や遊技盤支
承板28に装着しているため、裏機構板を省略すること
が可能となった。これにより、装置構成が簡略化され、
例えば部品点数の削減、組立工程の簡略化等によるコス
トの低減などが期待できる。また、裏機構板を省略せず
に例えば前枠4の裏側に枢着したとしても、この裏機構
板やその枢着部で大量の遊技球の重量を受けることがな
いため、払い出し手段32その他を裏機構板に装着した
従来の弾球遊技機に比べて、裏機構板やその枢着部の構
成を簡略化することができ、コストの低減が可能とな
る。
【0037】以上、本発明の実施形態について例示した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であ
る。例えば、払い出し手段32は、遊技球の払い出しに
供し得るものであれば十分であり、回転体43を利用す
る方式以外のものを採用しても良い。例えば、払い出し
手段32には、スクリューの回転で遊技球を払い出すス
クリュー式のもの、規定数の遊技球を一括して間欠的に
払い出す間欠作動式のもの等を採用しても良い。
【0038】更に、2つの払い出し手段32a,32b
を常に同時に駆動し、両者を賞球の払い出しと貸球の払
い出しとに兼用してもよい。この場合、供給通路37
a,37bは、共に賞球払出側通路と貸球払出側通路と
を兼用することになる。また、2つの払い出し手段32
a,32bを別体とせず、例えば1つの払い出しケース
41内に2つの払い出し室45a,45bや回転体43
a,43bを設けるなどして両者を一体的に形成しても
よい。また、払い出し手段32を1つにして、その1つ
の払い出し手段32を、賞球払出手段と貸球払出手段と
して兼用してもよい。
【0039】また、遊技球タンク30の排出口は、供給
通路37a,37bに対応してぞれぞれ1つずつである
必要はなく、ぞれぞれ複数設けてもよい。また、供給通
路37a,37bにのみ連通する排出口に加えて、供給
通路37a,37bの両方に跨って形成された排出口を
設けてもよい。
【0040】また、遊技球タンク30の排出口36a,
36bにおいて遊技球を賞球払出側の供給通路37aと
貸球払出側の供給通路37bとに振り分けるのではな
く、例えば球供給通路31の途中で供給通路37a,3
7bに分岐させ、ここで遊技球を振り分けるようにして
もよい。
【0041】また、払い出し手段32は、縦枠部5aの
外側面など、前枠4の他の部分に装着しても良い。もち
ろん、払い出し手段32を縦枠部5b側に設けることも
可能である。
【0042】球案内通路55は、例えば払い出し通路部
47の下端側から上皿通路9aの上部までの全長にわた
って、賞球払出手段32a側の通路と貸球払出手段32
b側の通路とに分けることも可能である。また、これに
合わせて、上皿通路9aについても賞球払出手段32a
側と貸球払出手段32b側とに分けてもよい。これによ
り、賞球と貸球とがそれぞれ別の出口から上皿9に排出
されることになり、遊技者は、払い出された遊技球が賞
球であるか貸球であるかを容易に判別することが可能と
なる。
【0043】また、遊技盤装着枠5及び遊技盤支承板2
8を、遊技盤6を左右方向にのみ摺動可能に構成し、遊
技盤6を、前枠4の側面側から前枠4と平行に略水平に
摺動させつつ、前枠4に装着するようにしてもよい。
【0044】また、上皿9、下皿10などは、必ずしも
前枠4に装着する必要はなく、例えば外枠2等に装着す
ることも可能である。
【0045】その他、本発明は、パチンコ機は勿論のこ
と、アレンジボール機、雀球遊技機の各種の弾球遊技機
においても同様に実施可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明では、外枠2 と、該外枠2 に開閉
自在に枢着された前枠4 と、該前枠4に着脱自在に装着
された遊技盤6 と、遊技球を貯留する球受皿9 とを備え
た弾球遊技機において、前記球受皿9 に賞球を払い出す
賞球払出手段32a と、前記球受皿9 に貸球を払い出す貸
球払出手段32b とを、前記前枠4 に着脱自在に装着して
いるため、払い出し手段を裏機構板に設けた従来の弾球
遊技機と比べて、裏機構板及びその枢着部にかかる荷重
が軽減され、その部分の構成を簡略化することが可能と
なる。また、払い出し手段32を前枠4 側に装着すること
により、その払い出し手段32に遊技球を供給するための
遊技球タンク30や球供給通路31等についても前枠4 に装
着すれば、裏機構板自体を省略することも可能である。
これにより、装置構成が簡略化され、例えば部品点数の
削減、組立工程の簡略化等によるコストの低減が期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の背面図
である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技球タンク及び球
供給通路の背面側から見た縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す遊技球タンクの横断
面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す遊技球タンク及び球
供給通路の側面側から見た縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す球案内通路近傍の縦
断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す球供給通路の横断面
図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す払い出し手段側の横
断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す払い出し手段側の縦
断面図である。
【符号の説明】
2 外枠 4 前枠 5 遊技盤装着枠 6 遊技盤 9 上皿(球受皿) 30 遊技球タンク 31 球供給通路 32a 賞球払出手段 32b 貸球払出手段 36a 排出口 36b 排出口 37a 供給通路(賞球払出側通路) 37b 供給通路(貸球払出側通路) 50a 払い出し球検出手段 50b 払い出し球検出手段 55 球案内通路 63a 貯留球検出手段 63b 貯留球検出手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(2) と、該外枠(2) に開閉自在に枢
    着された前枠(4) と、該前枠(4) に着脱自在に装着され
    た遊技盤(6) と、遊技球を貯留する球受皿(9) とを備え
    た弾球遊技機において、 前記球受皿(9) に賞球を払い出す賞球払出手段(32a)
    と、前記球受皿(9) に貸球を払い出す貸球払出手段(32
    b) とを、前記前枠(4) に着脱自在に装着したことを特
    徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記前枠(4) に、遊技球を貯留する遊技
    球タンク(30)から前記賞球払出手段(32a) 及び前記貸球
    払出手段(32b) に遊技球を誘導する球供給通路(31)を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記前枠(4) に、前記賞球払出手段(32
    a) 、前記貸球払出手段(32b) の少なくとも一方から払
    い出された遊技球を前記球受皿(9) に案内する球案内通
    路(55)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球案内通路(55)は、前記賞球払出手
    段(32a) 側の通路と前記貸球払出手段(32b) 側の通路と
    に分けられていることを特徴とする請求項3に記載の弾
    球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記前枠(4) の裏側に、前記遊技盤(6)
    を装着するための遊技盤装着枠(5) を設け、該遊技盤装
    着枠(5) に、前記賞球払出手段(32a) と前記貸球払出手
    段(32b) とを装着したことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記賞球払出手段(32a) と前記貸球払出
    手段(32b) とを別体としたことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 遊技球を貯留する遊技球タンク(30)から
    前記賞球払出手段(32a) 及び前記貸球払出手段(32b) に
    遊技球を誘導する球供給通路(31)を、前記賞球払出手段
    (32a) 及び前記貸球払出手段(32b) の上流で、前記賞球
    払出手段(32a) に遊技球を誘導する賞球払出側通路(37
    a) と、前記貸球払出手段(32b) に遊技球を誘導する貸
    球払出側通路(37b) とに分岐したことを特徴とする請求
    項1〜65のいずれかに記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技球タンク(30)の排出口(36a)(36
    b)から前記球供給通路(31)に遊技球を排出する際に、前
    記賞球払出側通路(37a) と前記貸球払出側通路(37b) と
    に遊技球を振り分けるようにしたことを特徴とする請求
    項7に記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記賞球払出手段(32a) 及び前記貸球払
    出手段(32b) の上流側に、遊技球の有無を検出する貯留
    球検出手段(63a)(63b)を設けたことを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載の弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 前記賞球払出手段(32a) 及び前記貸球
    払出手段(32b) の下流側に、払い出された遊技球を検出
    する払い出し球検出手段(50a)(50b)を設けたことを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220736A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2008272017A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2008272016A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Sophia Co Ltd 遊技機

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