JP3734734B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技機本体に、遊技球タンク、球供給通路、払い出し手段、払い出し通路、及び遊技球供給皿が直列に接続されて設けられており、遊技領域内の入賞手段に遊技球が入賞して賞球の払い出し要求があった場合には、払い出し制御手段の制御により払い出し手段が作動して、遊技球タンクから球供給通路を経て供給される遊技球を払い出し通路を経由して遊技球供給皿へと高速で払い出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機では、払い出し手段から払い出された遊技球が払い出し通路内を高速で流下するようになっているため、例えば遊技球と通路壁面との摩擦等によって遊技球に電荷が蓄積されやすく、また電荷が蓄積された遊技球同士の激しい衝突等によって放射ノイズが発生しやすいという問題があった。発生したノイズが制御基板等の電子機器に飛来すると、誤動作等の不具合を引き起こす可能性がある。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑み、払い出し動作時の払い出し通路におけるノイズの発生を抑え、制御基板等の誤動作を防止できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技球を払い出す払い出し手段48と、該払い出し手段48から払い出された遊技球を遊技球供給皿15側に案内する払い出し通路102とを備え、前記払い出し通路102に、前記払い出し手段48から払い出された遊技球を導入する導入口104と、該導入口104に導入された遊技球を前記遊技球供給皿15側に案内する案内通路105とを設けた弾球遊技機において、前記案内通路105は、前記払い出し手段48から払い出された遊技球を一列状に整列した状態で前記遊技球供給皿15側に案内するように構成し、前記案内通路105は並行して複数設けられ、前記払い出し通路102に、前記複数の案内通路105L,105R間を区画する区画板112を設け、該区画板112は、前記導入口104から前記払い出し手段48側に突出する突出区画板119を一体に備え、該突出区画板119により前記払い出し手段48を複数の払い出し口84L,84Rに区画したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図13は、本発明をパチンコ機として具現化した第1の実施形態を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体で、矩形枠状の外枠2と、この外枠2の前側に上下一対のヒンジ3を介して開閉自在に装着された前枠4とを備えている。
【0008】
前枠4には、その裏側の遊技盤装着枠11を介して遊技盤12が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤12の前側にガラス扉13と前面板14とが上下に隣接して開閉自在に配置されている。前面板14には、発射用の遊技球を貯留する上皿(遊技球供給皿)15と、この上皿15を前側から覆う上皿カバー16とが装着されている。また、前枠4の下部には、余剰球を貯留する下皿17と、発射手段18の発射ハンドル19とが夫々設けられている。
【0009】
前枠4の裏側には、図2に示すように、裏機構板24が遊技盤装着枠11に対して上下一対のヒンジ25により開閉自在に枢着され、この裏機構板24により遊技盤装着枠11内の遊技盤12が裏側から押圧されて着脱自在に固定されている。裏機構板24は、閉状態では遊技盤装着枠11に複数個の締結手段11aにより締結されている。
【0010】
遊技盤12には、図1に示すように、その前面側に発射手段18によって発射された遊技球を案内するガイドレール26が環状に装着されると共に、そのガイドレール26内の遊技領域27に、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段28、7セグメント式の表示手段等よりなる普通図柄表示手段29、特別図柄表示手段30を構成する液晶表示手段31、電動チューリップ等よりなる特別図柄始動手段32、大入賞手段33、普通入賞手段34、その他の遊技部品が配置され、また裏側には液晶表示手段31等の遊技部品を裏側から覆う裏カバー35が装着されている。裏カバー35の下部には、図5に示すように、大入賞手段33等の入賞手段によって遊技盤12の裏面側に案内された遊技球を排出口36側に集める集球部37が一体に設けられている。
【0011】
裏カバー35の裏側には、主に遊技盤12側の遊技動作を制御する主制御手段41と、遊技状態に応じて遊技盤12側の遊技部品等の表示ランプを発光制御するランプ制御手段42と、遊技状態に応じてスピーカからの効果音を制御する音声制御手段43とが設けられている。なお、各制御手段41〜43は、夫々内部を透視可能な基板ケース内に収納された制御基板により構成されており、その基板ケースが裏カバー35の裏面側に着脱自在に取り付けられている。
【0012】
遊技盤装着枠11は門型状であって、前枠4の窓孔4aを外側から取り囲むように前枠4の裏側に固定されている。また、遊技盤装着枠11の下部は、前枠4の裏側に固定された遊技盤支承板44に接続され、この遊技盤支承板44により遊技盤12を下側から支承するようになっている。
【0013】
裏機構板24には、裏カバー35が嵌合する開口部45が略中央部分に形成され、開口部45の上下両側に上横板部24aと下横板部24bとを、開口部45の左右両側に左縦板部24cと右縦板部24dとを夫々有している。そして、開口部45は、ヒンジ25側にある左縦板部24cが広幅となり、反対側にある右縦板部24dが狭幅となるように、左右方向の中央よりも右側に偏位した位置に形成されている。
【0014】
裏機構板24の裏側には、上横板部24aに遊技球タンク46と球供給通路47とが、左縦板部24cに払い出し手段48が、左縦板部24cから下横板部24bにかけて通路ユニット49が夫々設けられ、通路ユニット49の後側に設置部50が配置されている。
【0015】
設置部50は、前枠4等を含む枠側の機器を制御する枠側制御手段を設置するためのもので、裏機構板24の裏側に設けられた取り付け板51により構成されている。取り付け板51には、払い出し制御手段52と電源手段53とが裏側から着脱自在に取り付けられている。尚、裏機構板24に取り付けられた通路ユニット49の裏側をそのまま設置部50としても良い。
【0016】
払い出し制御手段52は、主制御手段41からの払い出しコマンド等があったときに、そのコマンドを解析して払い出し手段48を制御するためのもので、払い出し基板54により構成されている。また、電源手段53は、各所要部位に必要な電源を供給するためのもので、電源基板55により構成されている。払い出し基板54、電源基板55は基板ケース56内に収納され、また基板ケース56は取り付け板51の裏側に着脱自在に装着されている。
【0017】
遊技球タンク46は、島側の遊技球補給装置から供給される遊技球を貯留するためのもので、例えば左右方向の一端側、例えば右端側で球供給通路47に連通している。球供給通路47は、遊技球タンク46の遊技球を払い出し手段48へと供給するためのもので、遊技球タンク46側から払い出し手段48側に向けて徐々に低くなるように緩やかに傾斜され、遊技球がその自重によって払い出し手段48方向に自然に流下するようになっている。球供給通路47には、並行する2列の横通路57が前後に配設されており、それら2列の横通路57の最下流部分は払い出し手段48の左右2つの遊技球案内通路58にそれぞれ連通している。
【0018】
払い出し手段48は、遊技盤12側で遊技球が入賞手段に入賞したときに賞球の払い出しを、遊技者が例えば上皿カバー16等に設けられた球貸しスイッチを操作したときに貸球の払い出しを夫々行うためのものであり、図3及び図4に示すように、裏機構板24に上下方向に配置されたケース61と、このケース61内に回転自在に支持された回転体62と、回転体62を駆動する繰り出しモータ63とを備え、球供給通路47側からケース61内に供給された遊技球を回転体62の回転によりケース61から通路ユニット49側に払い出すようになっている。
【0019】
ケース61は縦長の略矩形箱状で、左右一対のケース本体64と、ケース61内で各ケース本体64間に上下方向に配置された中間の側壁65とにより構成され、ケース本体64同士を突き合わせた状態でネジ等により一体化されている。
【0020】
ケース61の内部は中間の側壁65によって左右2列の払い出し室に区画され、各払い出し室には、球供給通路47に連通する遊技球案内通路58が上部側に、通路ユニット49に連通する払い出し通路66が下部側に、回転体62を収容する収容室67が遊技球案内通路58と払い出し通路66との間に夫々設けられている。
【0021】
収容室67は収容壁68に囲まれており、この収容壁68は、左右のケース本体64の側壁69と、左右の両側壁69間で回転体62の外周に沿って周方向に配置された周壁70とを備えている。左右の一方のケース本体64の側壁69は、収容室67内に突出する円筒状の軸部71が左右方向に一体に形成され、この軸部71に回転体62が回転自在に支持されている。
【0022】
周壁70は、中間の側壁65に略当接するように両側壁69から左右方向の内側に突出しており、回転体62の上側の上周壁部70aと下側の下周壁部70bとを備えている。上周壁部70aと下周壁部70bとの間には、遊技球案内通路58及び払い出し通路66に連通する供給口72及び繰り出し口73が形成されている。
【0023】
回転体62は、その上側を経て供給口72から繰り出し口73へと遊技球を繰り出すためのもので、一方のケース本体64側の軸部71に他方側から外嵌し、軸部71に内嵌する繰り出しモータ63の回転軸に連結されている。なお、繰り出しモータ63は、一方のケース本体64の外側に取り付けられている。
【0024】
回転体62は、その軸方向(左右方向)の中央部に形成された大径部62bと、この大径部62bの両端部側に形成された小径部62aとを略同心状に備え、その大径部62bの外周に、遊技球が入る繰り出し凹部74が周方向に等間隔を置いて複数個(例えば6個)形成されている。
【0025】
繰り出し凹部74は左右2列の払い出し室に対応して左右に2列設けられ、これらの繰り出し凹部74は互いに周方向に半ピッチずれており、繰り出し凹部74内の遊技球を交互に繰り出すようになっている。
【0026】
繰り出し口73は、繰り出し凹部74の遊技球が回転体62の回転によって自然に落下する位置に対応して回転体62の回転方向の所要範囲に亘って形成されている。なお、払い出し通路66の繰り出し口73側は、繰り出し口73から繰り出された遊技球が円滑に流下するように後方に張り出している。
【0027】
遊技球案内通路58の下部側には球抜き手段75が開閉可能に設けられ、図外の操作レバーを操作したときに球抜き手段75が開状態となり、遊技球タンク46から遊技球案内通路58に亘って案内された遊技球を、球抜き手段75から球抜き通路76、通路ユニット49を介して島側に回収できるようになっている。なお、球抜き通路76は、収容室67、払い出し通路66等の前側に下向きに設けられている。
【0028】
払い出し通路66の下流側には、賞球払い出し通路77と貸球払い出し通路78とが前後に形成され、これらの払い出し通路77,78の上流側に、回転体62から繰り出された遊技球を、賞球或いは貸球に対応して賞球払い出し通路77或いは貸球払い出し通路78に案内するように切りえる払い出し切りえ手段79が設けられている。払い出し切り替え手段79は、左右のケース本体64に対して、左右方向の回転軸79aにより揺動自在に支持されており、例えばケース本体64の一側に装着されたソレノイド(図示省略)の駆動により前後に揺動され、遊技球の案内方向を切りえるようになっている。
【0029】
賞球払い出し通路77、貸球払い出し通路78には、回転体62側から繰り出された遊技球を検出する検出スイッチ82,83が設けられ、賞球として繰り出された遊技球の個数、貸球として繰り出された遊技球の個数をそれぞれ確認するようになっている。賞球払い出し通路77及び貸球払い出し通路78の下端部は、払い出し口84に連通している。なお、側壁65は検出スイッチ82,83よりも上側、即ち払い出し口84よりも上流側に配置されている。
【0030】
払い出し口84は、その後面84aの少なくとも一部分が前下がりの傾斜状に形成されており、後述する通路ユニット49側の突出区画板119によって左右の払い出し口84L,84Rに区画されている。
【0031】
通路ユニット49は、払い出し手段48から払い出された遊技球を上皿15側に案内する払い出し案内通路91と、上皿15の遊技球が満杯状態の時に、払い出し手段48から払い出される遊技球を下皿17に溢流させる溢流案内通路92と、島側に遊技球を回収する遊技球回収通路93と、払い出し手段48側からの遊技球の抜き取り時に、この払い出し手段48からの遊技球を遊技球回収通路93に案内する球抜き案内通路94と、ゲーム時に遊技盤12の後側に通過した遊技球を遊技球回収通路93に案内する回収案内通路95と、溢流案内通路92から落下する遊技球を下皿17側に案内する落下案内通路96とを備え、図9及び図10に示すように、裏機構板24側に一体に形成された前構造体101と、この前構造体101の後側に着脱自在に装着される払い出し通路ユニット102及び下部通路カバー103とで構成されている。
【0032】
払い出し通路ユニット102と下部通路カバー103とは前構造体101に対して個別に着脱可能で且つ上下に隣接して配置され、前構造体101の上部側、例えば裏機構板24の開口部45の下縁部に沿った水平ラインよりも上側を払い出し通路ユニット102により、それよりも下側を下部通路カバー103により、夫々後側から覆うようになっている。
【0033】
払い出し通路ユニット102は、払い出し案内通路91の主要部、即ち導入口104と案内通路105等を構成するもので、図11に示すように、通路壁部材106と、この通路壁部材106の後側を覆う通路カバー部材107とを分離可能に備えており、それら通路壁部材106と通路カバー部材107とを前後に組み合わせた状態で、ネジ等の固定手段により前構造体101の裏側に着脱自在に固定されている。払い出し通路ユニット102を構成する通路壁部材106と通路カバー部材107とは、夫々導電性樹脂により一体に形成されている。
【0034】
導入口104は、払い出し手段48から払い出された遊技球を案内通路105側に導入するもので、払い出し手段48側の払い出し口84の下側に接続されており、上端側の両側部及び後部側の縁部には払い出し手段48側の払い出し口84の外側に嵌合する嵌合リブ104aが一体に形成されている。
【0035】
案内通路105は、導入口104に導入された遊技球を流下させて上皿15側に案内するもので、上下方向に設けられた縦通路部108と、この縦通路部108の下端側に接続され且つ右斜め下向きに傾斜する傾斜通路部109とを備えた略L型に形成されている。
【0036】
これら導入口104と案内通路105とは、通路壁部材106側の平板状の仕切壁110と、この仕切壁110の後側を覆う通路カバー部材107側の断面略コの字型の膨出壁111とで構成されている。なお、縦通路部108は、球抜き案内通路94の後側に隣接して平行に配設されており、この縦通路部108に対応する仕切壁110の縦板部110aは、球抜き案内通路94の後側を覆い且つ球抜き案内通路94と縦通路部108とを前後に仕切っている。
【0037】
案内通路105は、たとえば図7に示すように、隣接して並行する2つの左案内通路105Lと右案内通路105Rとで構成され、それら2つの案内通路105L,105Rは通路壁部材106側の区画板112により区画されている。更に、導入口104も区画板112によって2つの左導入口104Lと右導入口104Rとに区画されており、左導入口104Lが左案内通路105Lに、右導入口104Rが右案内通路105Rに、夫々連通している。
【0038】
区画板112は、仕切壁110の後側に垂直に突出するように一体に設けられ、通路壁部材106と通路カバー部材107とを組み合わせたとき、その後縁側が膨出壁111の後壁113の前側に当接して膨出壁111内を2つに区画するようになっており、導入口104及び縦通路部108を左右に区画する縦区画部112aと、傾斜通路部109を上下に区画する傾斜区画部112bと、傾斜通路部109の下流端側を左右に区画する下流端側区画部112cとを一体に備えている。下流端側区画部112cは、傾斜区画部112bの下流端側を2つに分岐させつつ下向きに延設して形成されている。
【0039】
区画板112は、縦区画部112aの上流端側に、導入口104よりも更に上側に突出する突出区画板119を一体に備えており、払い出し通路ユニット102を払い出し手段48の下側に接続したとき、突出区画板119が払い出し手段48側の払い出し口84内に挿入されて側壁65の下流端側に当接若しくは近接し、払い出し口84内を左右の払い出し口84L,84Rに区画すると共に払い出し口84Lと左導入口104L、払い出し口84Rと右導入口104Rとを夫々連通させるようになっている。
【0040】
突出区画板119は、払い出し口84の後面84aの形状に対応して、その後縁側が前下がりの傾斜状に形成されている。また、突出区画板119の上縁側は尖形に形成されており、払い出し口84側から払い出された遊技球を左右の導入口104L,104R側に滑らかに案内するようになっている。
【0041】
左右の案内通路105L,105Rは、共に遊技球が1個ずつ通過できる程度の広さに形成されており、夫々遊技球を一列状に整列した状態で流下させるようになっている。また、導入口104は、膨出壁111側の導入口側壁111a及び導入口後壁111b、仕切壁110側の導入口前壁110cが全て導入口104の内側に向けて傾斜状に形成されて払い出し手段48側から案内通路105側に向けて徐々に狭くなるように形成されており、案内通路105よりも大きな断面積を有する払い出し口84からの遊技球を案内通路105側に滑らかに案内しつつ一列状に整列させるようになっている。
【0042】
更に、導入口104の前後に向かい合う壁面、即ち導入口後壁111bと導入口前壁110cとは、互いに異なる傾斜角、例えば導入口前壁110cよりも導入口後壁111bの方が傾斜角が大きくなるように構成されている。これにより、導入口104での球詰まりを効果的に防止できる。
【0043】
案内通路105には、図6に示すように、その縦通路部108の前後方向、例えば後側に蛇行する蛇行通路部121が形成されている。この蛇行通路部121は、遊技球の速度を減速する減速手段を構成するもので、通路壁部材106側の仕切壁110の裏側に一体に突設された断面略山形状の蛇行案内突起122と、区画板112の縦区画部112aの一部を後方に突出させた蛇行突出部123と、膨出壁111の後壁113の一部を更に後方に半円筒状に膨出させた蛇行膨出部124とで構成されている。
【0044】
蛇行案内突起122は、上面122aが後下がりの1/4円筒面、下面122bが上面122aと対称な1/4円筒面に形成されており、後端部122cは上下面122a,122bの後端側をそれよりも小径の円筒面で滑らかに接続している。案内通路105内を流下する遊技球は、縦通路部108内を下向きに高速で落下中に蛇行通路部121に入り、ここで後側に蛇行する際に減速されて低速で傾斜通路部109側に流下するようになっている。
【0045】
右案内通路105R内には、縦通路部108から傾斜通路部109への屈曲部125の上流側近傍に、仕切壁110と区画板112との内面側を互いに接続する案内リブ126が、遊技球の流下方向と略直角、即ち略水平に設けられている。案内リブ126の内縁側は、仕切壁110と区画板112とを滑らかに接続する1/4円弧状に形成されている。区画板112は屈曲部125、即ち縦区画部112aと傾斜区画部112bとの接続部分において直角に近い角度で屈折しているが、遊技球は案内リブ126に案内されてその屈折部分に詰まることなく傾斜通路部109側に流下するようになっている。
【0046】
なお、屈曲部125では、その外側の側壁は滑らかなR形状に形成されており、左案内通路105L側を流下する遊技球は縦通路部108側から傾斜通路部109側に向けてR形状に沿って滑らかに案内される。
【0047】
膨出壁111の下流端側の底壁127は、傾斜通路部109の下面側、即ち膨出壁111の下側壁117aよりも一段低く形成され、更に前下がりの傾斜状に形成されており、案内通路105を流下してきた遊技球を前向きに案内するようになっている。
【0048】
また、左右の案内通路105L,105Rの下流端側には、夫々膨出壁111の底壁127と後壁113との内面側を互いに接続する案内リブ128L,128Rが、下流端側区画部112cと平行に設けられている。それら案内リブ128L,128Rの内縁側は、底壁127と後壁113とを滑らかに接続する1/4円弧状に形成されており、左右の案内通路105L,105Rを夫々流下してきた遊技球を前向きに滑らかに案内するようになっている。
【0049】
また、仕切壁110の下流端側には、例えば図13に示すように、左右の案内通路105L,105Rに対応して夫々通過孔129L,129Rが設けられている。通過孔129L,129Rは、共に遊技球が1個通過可能な大きさに形成されており、膨出壁111の底壁127及び案内リブ128L,128Rによって前向きに案内された遊技球を夫々前向きに通過させるようになっている。
【0050】
更に、膨出壁111の底壁127の前側には、仕切壁110よりも更に前側まで延設された落下テーブル130が一体に設けられている。落下テーブル130の下側には、この落下テーブル130を下側から補強するように円弧状に湾曲する補強部130aが、落下テーブル130の前端部から後述する溢流上部カバー131に跨がって形成されている。
【0051】
通路カバー部材107の下部側には、図11に示すように、溢流案内通路92の上部側を後側から覆う溢流上部カバー131と、球抜き案内通路94の上部側の一部分を後側から覆う球抜き上部カバー132とが一体に設けられている。更に、球抜き上部カバー132の左側部の例えば下端部には、電気ケーブル等を束ねて保持するケーブル集束手段133が例えば一体に設けられている。
【0052】
溢流上部カバー131には、図12及び図13に示すように、その左右側縁部、及び上縁側の膨出壁111との境界部分に、仕切壁110の厚さと略同じ幅で前側に突出する突出リブ134が一体に設けられている。また、膨出壁111の上側壁117bの前縁側にも、仕切壁110の厚さと略同じ幅で前側に突出する突出リブ135が一体に設けられている。
【0053】
通路壁部材106側の仕切壁110には、その傾斜板部110bの周囲に外向きに突出する嵌合凸部136が一体に設けられている。また、区画板112の後縁側には、後向きに突出する複数、例えば2つの嵌合突起137が一体に設けられている。
【0054】
通路壁部材106と通路カバー部材107とは、図13に示すように、仕切壁110の傾斜板部110bを突出リブ134,135の間に前側から嵌合させ、縦板部110aの周縁部を膨出壁111の上部側前縁部に当接させることによって互いに係合する。このとき、通路壁部材106側の嵌合凸部136が通路カバー部材107側の突出リブ134,135に設けられた切り欠き部138に、通路壁部材106側の嵌合突起137が通路カバー部材107側の膨出壁111に設けられた嵌合孔139に、夫々嵌合するようになっている。
【0055】
なお、通路壁部材106と通路カバー部材107には、その上端部近傍に、左右に張り出す取り付け部106a,107aが一体に設けられており、通路壁部材106と通路カバー部材107とを互いに係合させたとき、それら取り付け部106a,107aが前後に重なるようになっている。
【0056】
前構造体101及び下部通路カバー103は、払い出し通路ユニット102側の仕切壁110、溢流上部カバー131、及び球抜き上部カバー132と共に払い出し案内通路91の一部、溢流案内通路92、遊技球回収通路93、球抜き案内通路94、回収案内通路95、及び落下案内通路96を構成している。
【0057】
遊技球回収通路93と回収案内通路95とは、図5に示すように、下横板部24bの左右方向の中央よりも左側に偏位して上下方向に配置され、この両通路93,95の右側に落下案内通路96が配置されている。遊技球回収通路93と回収案内通路95とは、図8、図9等に示すように、裏機構板24の下横板部24bの上部側に後下がりの傾斜状に形成された傾斜壁部141と、この傾斜壁部141の左右両側から後方に下横板部24bと一体に突出形成された左右一対の通路壁142,143と、この通路壁142,143間を後側から塞ぐ下部通路カバー103とによって構成されている。
【0058】
遊技球回収通路93の下端部は、裏機構板24の下横板部24bから下方に突出しており、その突出部分は後下がりの傾斜状に屈曲している。つまり、一対の通路壁142,143の下端部には、図8及び図9に示すように、縦方向の縦突条145を有する傾斜壁部146が形成され、下部通路カバー103側には、この傾斜壁部146に対応して膨出通路壁147が後側に膨らむように形成されている。なお、膨出通路壁147の内面には、縦方向の縦突条148が複数個形成されている。
【0059】
球抜き案内通路94は、図8及び図9に示すように、払い出し手段48の球抜き通路76から下方に延びる縦通路部149と、この縦通路部149の下端から屈曲して遊技球回収通路93の上部側に通路壁143側から連通する傾斜通路部150とを備えた略L字状に形成されている。そして、この球抜き案内通路94は、その縦通路部149が左縦板部24c側に、傾斜通路部150が下横板部24b側に夫々位置するように、裏機構板24の下隅部に沿って配置されている。
【0060】
球抜き案内通路94は、裏機構板24の左縦板部24c及び下横板部24bと、この左縦板部24c及び下横板部24bから後側に一体に突出して形成された内外一対の通路壁151,152と、この通路壁151,152間を後側から塞ぐ払い出し通路ユニット102側の仕切壁110、球抜き上部カバー132及び下部通路カバー103とによって構成されている。通路壁151,152の上端側には、払い出し手段48の球抜き通路76の外側に嵌合する嵌合リブ151a,152aが一体に設けられている。
【0061】
縦通路部149の下端部には、この縦通路部149内を落下する抜き取り球が衝突してその衝撃を緩和する緩衝突部153が、各通路壁151,152から縦通路部149内に突出するように一体に形成されている。各緩衝突部153は内側が下向きに傾斜した三角形であって、内側の通路壁151側の緩衝突部153がその下端に位置し、且つ外側の通路壁152側の緩衝突部153がこれよりも上側に位置するように、上下方向に間隔をおいて配置されている。
【0062】
縦通路部149の右側には、払い出し通路ユニット102側の案内通路105の下流端側の前側に対応して落下通路部154が前後方向に設けられている。落下通路部154は、図8及び図9に示すように、球抜き案内通路94の内側の通路壁151から開口部45側に溢流案内通路92の幅分だけ突出して一体形成された通路壁155と、通路壁151,155間に前下がり状に固定された受けテーブル156とにより構成されている。
【0063】
落下通路部154は、図6に示すように、後側が上下方向の全長に亘って開口すると共に、前側の下部に開口部154aを有し、その開口部154aが遊技盤支承板44側の角筒状の案内通路157に連通されている。案内通路157は前面板14側の角筒状の案内通路158を介して上皿15に連通されている。
【0064】
払い出し通路ユニット102側の落下テーブル130から前向きに落下した遊技球は、受けテーブル156、案内通路157、案内通路158を介して上皿15に排出される。
【0065】
溢流案内通路92は、図6、図9等に示すように、球抜き案内通路94に対して開口部45側、即ち、裏機構板24の内側に、その球抜き案内通路94に沿って略L字状に形成されている。そして、この溢流案内通路92は、上端側が受けテーブル156の後側を経てその上側で落下通路部154に連通すると共に、落下案内通路96の近傍において、上下方向の回収案内通路95に対してその後側で左右方向に交差するように設けられている。
【0066】
溢流案内通路92は、図9等に示すように、通路壁151と、この通路壁151に対向して内側に一体に形成された通路壁161と、受けテーブル156の後端と通路壁142との間で一対の通路壁151,161間に一体に形成された前壁部162と、通路壁151,161間を後側から塞ぐ下部通路カバー103とにより構成されている。
【0067】
溢流案内通路92の通路壁161は傾斜壁部141を含む前壁部163まで前方に延びており、集球部37の排出口36からの遊技球を前壁部163と共に回収案内通路95の上端に案内できるようになっている。
【0068】
溢流案内通路92と回収案内通路95は、図9に示すように前後に重なった状態で交差しており、この両者は前壁部162によって前後に区画されている。
【0069】
落下案内通路96は、図5、図7〜図9に示すように、裏機構板24の下横板部24bと、通路壁142から横方向に延び且つ下横板部24bから後側に一体に突出形成された上通路壁171と、この上通路壁171から下方に伸び且つ下横板部24bから後側に一体に突出形成された垂下通路壁172と、これらの通路壁142、上通路壁171及び垂下通路壁172の後側を塞ぐ下部通路カバー103とによって、下側が開口するように構成されている。
【0070】
落下案内通路96には、その垂下通路壁172の内外両近傍に揺動レバー173と満杯検出スイッチ174とが配置され、その揺動レバー173と溢流案内通路92の開口端との間に案内部材176が配置されている。揺動レバー173は垂下通路壁172の内側近傍で上部側が枢軸175により左右揺動自在に枢支されており、下皿17内の遊技球が一定レベル(満杯)まで溜まった時に、その遊技球が下端部側に当たって外側に揺動するようになっている。枢軸175は裏機構板24の下横板部24bと下部通路カバー103との間に形成されている。
【0071】
満杯検出スイッチ174は、図8等に示すように、垂下通路壁172の外側で裏機構板24の下横板部24bに固定され、揺動レバー173が外側に揺動した時に作動片174aを介して作動し、下皿17内の遊技球の満杯状態を検出して払い出し手段48及び発射手段18の発射モータを停止させるようになっている。なお、揺動レバー173の上端部側は、上通路壁171から垂下する保護板177により保護されている。
【0072】
案内部材176は、溢流案内通路92から落下案内通路96内に落下する遊技球を下側に案内するためのものである。案内部材176は、図8に示すように、偏平面176aと円弧面176bとを有する背面視形状が半月状であって、溢流案内通路92の開口部と揺動レバー173との間の中央部分に配置され、且つ偏平面176a側で溢流案内通路92からの遊技球を下側に案内するように、この偏平面176a側を溢流案内通路92側に向けて若干下向きに傾斜させた状態で裏機構板24の下横板部24bに一体に形成されている。
【0073】
前構造体101側の各通路壁142,143,151,152,155,161、上通路壁171及び垂下通路壁172は、図9に示すように、裏機構板24の下横板部24bから後側への突出量が同一であって、これらの後端に下部通路カバー103及び払い出し通路ユニット102が後側から当接するようになっている。
【0074】
払い出し通路ユニット102側の球抜き上部カバー132には、図10に示すように、球抜き案内通路94に沿って前側に突出する嵌合突部181が形成されており、払い出し通路ユニット102を前構造体101に装着したとき、嵌合突部181が球抜き案内通路94に後側から嵌合するようになっている。嵌合突部181は、下方に向けて徐々に突出量が大きくなるように前下がりの傾斜状に形成されている。
【0075】
下部通路カバー103には、図10に示すように、下部中央に遊技球回収通路93の膨出通路壁147が形成されると共に、球抜き案内通路94から遊技球回収通路93に沿って嵌合突部182,183が、落下案内通路96に対応する箇所に傾斜案内部184が、夫々前側に突出するように一体に形成されている。
【0076】
傾斜案内部184は、落下案内通路96内で下部通路カバー103の近傍を落下する遊技球を前側に案内するためのもので、前下がりの傾斜状に形成されている。傾斜案内部184の下端側は、下皿17に対応して前枠4下部の後側に装着された連通路185に上側から嵌合されている。
【0077】
下部通路カバー103の裏面側には、複数の取り付けボス188が後向きに突設され、この取り付けボス188に取り付け板51がネジ等により着脱自在に装着されている。
【0078】
前構造体101側には、通路壁151,152と一体に設けられた払い出し通路ユニット102装着用の複数、例えば3個の取り付けボス部101aの他、下部通路カバー103装着用の複数の取り付けボス部101bが、通路壁142,143,151,152,155,161等と一体に、或いはそれら通路壁142等から独立して一体に形成されている。
【0079】
下部通路カバー103は、嵌合突部182,183を夫々球抜き案内通路94、遊技球回収通路93に後側から嵌合させた状態で、それら取り付けボス部101bに対してネジ等の固定手段により着脱自在に装着されている。また、払い出し通路ユニット102は、通路壁部材106と通路カバー部材107とを前後に係合させた状態で、上部側に突出する突出区画板119を払い出し手段48側の払い出し口84内に下側から挿入し、更に嵌合突部181を球抜き案内通路94に後側から嵌合させて、取り付け部106a,107a等を介して取り付けボス部101aに対してネジ等の固定手段により着脱自在に装着されている。
【0080】
上記構成において、ゲームに際しては、例えば遊技者が上皿カバー16等に設けられた球貸しスイッチを操作すると、その操作に応じた払い出し指令が払い出し制御手段52側に送られる。これにより、払い出し手段48の繰り出しモータ63が作動して回転体62が回転し、遊技球タンク46から球供給通路47を経て供給された遊技球が貸球払い出し通路78側に繰り出され、検出スイッチ83で検出された後、突出区画板119により左右に区画された払い出し口84L,84Rを介して通路ユニット49側に払い出される。
【0081】
払い出し口84L,84Rから払い出された遊技球は、払い出し通路ユニット102の左右の導入口104L,104Rに夫々流入する。導入口104L,104Rは、下流側の案内通路105L,105Rに向けて徐々に狭くなるように形成されており、案内通路105よりも大きな断面積を有する払い出し口84L,84Rからの遊技球を一列状に整列させつつ案内通路105L,105R側に滑らかに案内する。
【0082】
案内通路105L,105Rは、共に遊技球が1個ずつ通過できる程度の広さに形成されており、夫々遊技球は一列状に整列した状態でまず縦通路部108内を下向きに流下する。縦通路部108を流下する途中で、遊技球は蛇行通路部121を通過して減速され、低速の状態で屈曲部125を経て傾斜通路部109側を流下する。なお、屈曲部125を通過する際、案内通路105R側を流下する遊技球は案内リブ126により、案内通路105L側を流下する遊技球は側壁のR形状により夫々滑らかに傾斜通路部109側に案内される。
【0083】
このように、案内通路105は区画板112によって2つの案内通路105L,105Rに区分されており、更にそれら案内通路105L,105Rは遊技球を一列状に整列させた状態で流下させるようになっているため、払い出し口84から払い出された遊技球同士の衝突によるノイズの発生が抑えられる。
【0084】
また、遊技球は蛇行通路部121で減速されて低速の状態で屈曲部125、傾斜通路部109を流下し、また屈曲部125においては案内リブ126や側壁のR形状によって滑らかに案内されるため、遊技球の壁面への衝突等によるノイズの発生が抑えられる。
【0085】
更に、払い出し通路ユニット102は導電性樹脂により形成されているため、帯電した遊技球が払い出し通路ユニット102内を通過する際に、その遊技球の電荷が払い出し通路ユニット102から裏機構板24側に流れ、この裏機構板24等から緩やかに大気中に放電されるため、帯電した遊技球から発せられるノイズが制御基板に悪影響を及ぼす不具合を防止できる。
【0086】
遊技者が発射ハンドル19を把持して操作すると、発射手段18が作動して上皿15内の遊技球が1個ずつ発射される。発射された遊技球は、ガイドレール26によって遊技盤12の遊技領域27の上部へと案内される。
【0087】
遊技球が遊技領域27を落下する間に大入賞手段33等の入賞手段に入賞すると、その遊技球は遊技盤12の裏側に通過して裏カバー35下部の集球部37上に落下し、排出口36から通路ユニット49の回収案内通路95へと落下し、この回収案内通路95から遊技球回収通路93を経て島側に回収されて行く。
【0088】
また、これと並行して払い出し制御手段52の制御によって払い出し手段48が作動し、その入賞に応じて所定数の遊技球を賞球として払い出す。このとき、払い出し手段48内の払い出し切り替え手段79は、繰り出し口73と賞球払い出し通路77とを連通させるように後側の揺動位置(図3の実線の位置)に保持されており、繰り出し口73から繰り出された遊技球は賞球払い出し通路77を通り、検出スイッチ82で検出された後、払い出し口84から通路ユニット49側の払い出し通路ユニット102に流入する。払い出し通路ユニット102内に流入した遊技球は、貸球の場合と同様、導入口104、案内通路105、落下テーブル130、受けテーブル156、及び案内通路157,158を経由して上皿15へ案内される。
【0089】
上皿15が満杯状態になると、上皿15から案内通路158,157側にも受けテーブル156と同じ高さまで遊技球が溜まる。このため、その後に払い出し通路ユニット102側の落下テーブル130から落下する遊技球は、下側に貯留されている遊技球の上に落下した後、受けテーブル156の後端から溢流案内通路92側へと溢流して、この溢流案内通路92を経て落下案内通路96内へと流れ、案内部材176、傾斜案内部184等に案内されて前枠4下部の連通路185を経て下皿17へと案内される。
【0090】
払い出し手段48より上流側にある遊技球タンク46、球供給通路47内の遊技球を抜き取る場合には、図外の開閉操作機構を操作して球抜き手段75を開放する。すると、球供給通路47から遊技球タンク46側の遊技球は、供給通路47から球抜き通路76を介して下側へと抜き取られて行く。そして、この抜き取られた遊技球は、通路ユニット49の球抜き案内通路94の縦通路部149内を下方に落下し、傾斜通路部150を経て遊技球回収通路93から島側へと回収される。
【0091】
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、案内通路105が、払い出し手段48から払い出された遊技球を一列状に整列した状態で上皿15側に案内するように構成されているため、払い出し手段48から払い出された遊技球同士の衝突によるノイズの発生が抑えられ、制御基板等の誤動作を防止できる。
【0092】
また、払い出し通路ユニット102に、遊技球の速度を減速させる減速手段としての蛇行通路部121を設けているため、遊技球同士の衝突や遊技球と通路壁との摩擦による遊技球への電荷の蓄積が緩和され、ノイズの発生を抑えて制御基板等の誤動作を防止できる。
【0093】
蛇行通路部121は、遊技機本体1の前後方向に蛇行するように構成されているため、通路長が長くなるにも拘わらず払い出し通路ユニット102の幅を小さく抑えることができ、払い出し通路ユニット102を小型化できる。
【0094】
導入口104は、払い出し手段48側から案内通路105側に向けて狭くなるように形成しているため、払い出し手段48からの遊技球を案内通路105側に滑らかに案内しつつ一列状に整列させることができる。
【0095】
払い出し通路ユニット102は前構造体101や下部通路カバー103とは別に着脱可能となっているため、例えば案内通路105の通路壁の摩耗等による交換の際にはこの払い出し通路ユニット102のみを容易に交換することができ、下部通路カバー103と一体で交換する場合と比べてコストも低減できる。
【0096】
払い出し通路ユニット102に、複数の案内通路105L,105R間を区画する区画板112を設けているため、案内通路105L,105Rを通過する遊技球が互いに衝突することがなく、遊技球同士の衝突によるノイズの発生が抑えられ、制御基板等の誤動作を防止できる。
【0097】
払い出し手段48は複数の払い出し口84L,84Rを並列に備え、それら複数の払い出し口84L,84Rと複数の案内通路105L,105Rとを個別に連通させているため、複数の払い出し口84L,84Rから払い出された遊技球を互いに衝突させることなく滑らかに各案内通路105L,105R側に案内できる。
【0098】
区画板112は、導入口104から払い出し手段48側に突出する突出区画板119を一体に備え、この突出区画板119により払い出し手段48を複数の払い出し口84L,84Rに区画しているため、払い出し手段48側の構成を簡単にできると共に、例えば突出区画板119の摩耗等によって部品交換が必要となった場合には払い出し通路ユニット102のみを交換すればよく、払い出し手段48を交換する場合と比べてコストを格段に低減できる。
【0099】
球抜き案内通路94が仕切壁110を挟んで払い出し通路102に隣接して配置され、払い出し通路ユニット102は、複数の案内通路105L,105Rを区画する区画板112と仕切壁110とを一体に備えた通路壁部材106と、この通路壁部材106を取り付け可能な通路カバー部材107とを備えているため、通路壁の摩耗等により部品交換が必要な場合には、通路壁部材106と通路カバー部材107との何れか一方のみを交換することが可能で、払い出し通路ユニット102を一体で交換する場合と比べてコストを格段に低減できる。
【0100】
案内通路105上の屈曲位置の近傍に、案内通路105を構成する隣接する2つの壁面の内面側を円弧状に滑らかに接続する案内リブ126を設けているため、縦通路部108から傾斜通路部109への屈曲位置での遊技球の詰まりを効果的に防止できる。
【0101】
払い出し通路ユニット102を導電性樹脂で形成しているため、帯電した遊技球が払い出し通路ユニット102内を通過する際に、その遊技球の電荷が払い出し通路ユニット102から例えば裏機構板24側に流れ、この裏機構板24等から緩やかに大気中に放電されるため、帯電した遊技球から発せられるノイズが制御基板に悪影響を及ぼす不具合を防止できる。
【0102】
図14は本発明の第2の実施形態を例示し、払い出し手段48を、2つの払い出し口84L,84Rの一方から賞球を、他方から貸球を夫々払い出すように構成し、払い出し通路ユニット102の左右の案内通路105L,105Rの一方側に賞球を、他方側に貸球を夫々通過させるようにした例を示している。
【0103】
払い出し手段48の払い出し通路66内には、図14に示すように、ソレノイド等の図外の駆動手段の駆動により、前後方向の回転軸191aを中心に左右に揺動する払い出し切り替え手段191が設けられている。この払い出し切り替え手段191は、払い出し制御手段52の制御により、例えば賞球の払い出し時には左向きに、貸球の払い出し時には右向きに夫々揺動される。これにより、左右の収容室67から繰り出された遊技球は、賞球の払い出し時には全て右側の払い出し口84R側へ、貸球の払い出し時には全て左側の払い出し口84L側へ夫々案内される。またこのとき、賞球は右側の検出スイッチ82により、貸球は左側の検出スイッチ83により夫々検出される。
【0104】
払い出し手段48の左払い出し口84Lから払い出された貸球は、払い出し通路ユニット102の左導入口104L側に流入し、左案内通路105Lを経由して上皿15へ案内される。一方、払い出し手段48の右払い出し口84Rから払い出された賞球は、払い出し通路ユニット102の右導入口104R側に流入し、右案内通路105Rを経由して上皿15へ案内される。
【0105】
以上のように、払い出し通路ユニット102内の2つの案内通路105L,105Rに、賞球と貸球とを別々に流入させるようにしてもよい。
【0106】
なお、払い出し手段48を図14に示すように構成し、払い出し切り替え手段191を、例えば普通入賞手段34等に入賞したときのような賞球数の少ない小賞球を払い出す場合には左向きに、例えば大入賞手段33等に入賞したときのような賞球数の多い大賞球を払い出す場合には右向きに、夫々揺動させ、小賞球を右払い出し口84Rから右案内通路105R側へ、大賞球を左払い出し口84Lから左案内通路105L側へ、夫々払い出すようにしてもよい。
【0107】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、払い出し手段48は賞球のみを払い出すものであってもよいし、払い出し室を1つしか備えていないもの、或いは3つ以上備えたものであってもよい。また、回転体62により遊技球を繰り出す方式以外の方式を採用してもよい。
【0108】
賞球のみを払い出す賞球払い出し手段と、貸し球のみを払い出す貸し球払い出し手段とを夫々設け、それら賞球払い出し手段と貸し球払い出し手段とに夫々払い出し通路を設けてもよい。この場合、それら2つの払い出し通路を上記実施形態の払い出し通路ユニットの構成を適用してもよいし、何れか一方にのみ適用してもよい。特に、相対的に多くの遊技球を払い出す賞球払い出し手段側の払い出し通路側に上記実施形態の払い出し通路ユニットの構成を適用することがより望ましい。
【0109】
通路ユニット49の例えば払い出し通路ユニット102上に、通過中の遊技球に帯電している電荷を取り除くためのアース用の電気的な接点を設けてもよい。例えば、導入口104、案内通路105、蛇行通路部121(減速手段)、仕切壁110若しくはその近傍にアース用の電気的な接点を設けてもよい。
【0110】
減速手段は、実施形態で示したような蛇行型のものに限られるものではない。例えば、通路をクランク型、S字型等に形成して減速手段としてもよい。減速手段は、例示した蛇行型、クランク型、S字型等のように、その入口と出口とで遊技球の流下方向を変化させずに速度を減速させるように構成することが望ましい。蛇行型やクランク型等の減速手段で水平な通路部分を設ける場合には、その水平通路部分の長さは遊技球の半径未満にすることが望ましい。
【0111】
また、減速手段は鉛直方向の通路上に設けることが望ましい。更には、実施形態のように、遊技球の流下方向が変化する部分の上流側近傍に減速手段を設けることが望ましい。
【0112】
案内通路105の形状は任意であり、例えば縦通路部108や傾斜通路部109を2つ以上備えたものであってもよい。案内通路105は3列以上設けてもよい。
【0113】
また、払い出し通路ユニット102の全体を導電性樹脂で構成する必要はなく、例えば通路壁部材106と通路カバー部材107との何れか一方のみを導電性樹脂で形成してもよい。また、その他の部材、例えば下部通路カバー103や前構造体101、裏機構板24等についても導電性樹脂で形成することが望ましい。
【0114】
賞球と貸球、或いは小賞球と大賞球を別々の払い出し口側に切り替える機構としては、払い出し切り替え手段79,191等の揺動部材を用いる以外の種々の機構を採用することが可能である。
【0115】
更に、実施形態では弾球遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機、その他の弾球遊技機であっても同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0116】
【発明の効果】
本発明では、遊技球を払い出す払い出し手段48と、該払い出し手段48から払い出された遊技球を遊技球供給皿15側に案内する払い出し通路102とを備え、払い出し通路102に、払い出し手段48から払い出された遊技球を導入する導入口104と、該導入口104に導入された遊技球を遊技球供給皿15側に案内する案内通路105とを設けた弾球遊技機において、案内通路105は、払い出し手段48から払い出された遊技球を一列状に整列した状態で遊技球供給皿15側に案内するように構成し、案内通路105は並行して複数設けられ、払い出し通路102に、複数の案内通路105L,105R間を区画する区画板112を設け、該区画板112は、導入口104から払い出し手段48側に突出する突出区画板119を一体に備え、該突出区画板119により払い出し手段48を複数の払い出し口84L,84Rに区画しているため、払い出し動作時の払い出し案内通路内での遊技球の壁面への衝突、遊技球同士の衝突等によるノイズの発生を抑え、制御基板等の誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す払い出し手段の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す払い出し手段と払い出し通路ユニットとの接続部分の背面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す裏機構板の下部側の部分断面背面図である。
【図6】図5のA−A線矢視断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す通路ユニット側の部分断面背面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す通路ユニットの前構造体の背面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す通路ユニットの前構造体の斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す払い出し通路ユニット及び下部通路カバーの一部破断斜視図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す払い出し通路ユニットの分解斜視図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す払い出し通路ユニットの通路壁部材と通路カバー部材との内面側から見た正面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態を示す払い出し通路ユニットの斜視図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す払い出し手段と払い出し通路ユニットとの接続部分の背面断面図である。
【符号の説明】
15 上皿(遊技球供給皿)
48 払い出し手段
84L,84R 払い出し口
102 払い出し通路ユニット
104 導入口
105,105L,105R 案内通路
112 区画板
119 突出区画板
121 蛇行通路部(減速手段)
126 案内リブ

Claims (1)

  1. 遊技球を払い出す払い出し手段(48)と、該払い出し手段(48)から払い出された遊技球を遊技球供給皿(15)側に案内する払い出し通路(102)とを備え、前記払い出し通路(102)に、前記払い出し手段(48)から払い出された遊技球を導入する導入口(104)と、該導入口(104)に導入された遊技球を前記遊技球供給皿(15)側に案内する案内通路(105)とを設けた弾球遊技機において、前記案内通路(105)は、前記払い出し手段(48)から払い出された遊技球を一列状に整列した状態で前記遊技球供給皿(15)側に案内するように構成し、前記案内通路(105)は並行して複数設けられ、前記払い出し通路(102)に、前記複数の案内通路(105L)(105R)間を区画する区画板(112)を設け、該区画板(112)は、前記導入口(104)から前記払い出し手段(48)側に突出する突出区画板(119)を一体に備え、該突出区画板(119)により前記払い出し手段(48)を複数の払い出し口(84L)(84R)に区画したことを特徴とする弾球遊技機。
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