JP2007029634A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スプロケット収容部21のうち、スプロケット20の球保持部26と対向する内壁面に、球保持部26側へ向けて突設して球保持部26内の遊技球を係合可能な球係合部72を備え、該球係合部72は、球案内路22の最低部22cの下方に球保持部26の上端部から遊技球の直径よりも短い距離を隔てて配置され、球保持部26が球案内路22の最低部22cまたは最低部22cの周辺から遊技球を受け入れると、遊技球が球係合部72に係合して球保持部26の上端部から突出した状態で保持され、遊技球の突出部分により前記遊技球を保持した球保持部26に他の遊技球が流下することを規制する。
【選択図】 図10
Description
前記球排出ユニットは、回転軸を縦向きに配置し、外周縁部に複数の球保持部を設けた保持回転体と、該保持回転体の下方にいずれかの球保持部と連通可能な状態で開設され、球保持部内の遊技球を排出可能な排出口とを備え、
前記保持回転体は、球保持部を保持回転体の回転軸方向に沿って縦長に形成して、複数の遊技球を保持回転体の回転軸方向へ沿って並べた状態で保持可能とし、
前記球貯留タンクは、当該球貯留タンクの底部に設けられ、保持回転体を収容可能な回転体収容部と、該回転体収容部の外周縁に配置され、球貯留タンク内の遊技球を球保持部へ案内する球案内路とを備え、該球案内路を保持回転体の排出回転方向に沿って下り傾斜するとともに、球保持部側へ向けて下り傾斜する状態に設定し、
前記回転体収容部のうち、保持回転体の球保持部と対向する内壁面に、球保持部側へ向けて突設して球保持部内の遊技球を係合可能な球係合部を備え、
該球係合部は、球案内路の最低部の下方に球保持部の上端部から遊技球の直径よりも短い距離を隔てて配置され、
前記球保持部が球案内路の最低部または最低部の周辺から遊技球を受け入れると、遊技球が球係合部に係合して球保持部の上端部から突出した状態で保持され、前記遊技球の突出部分により前記遊技球を保持した球保持部に他の遊技球が流下することを規制し、
前記保持回転体が排出回転方向へ回転して、球保持部から突出した状態で保持された遊技球が球係合部との係合状態から解除されると、前記遊技球が球保持部を流下し、前記遊技球を保持した球保持部に他の遊技球が流入することを許容することを特徴とする遊技機である。
前記回転体収容部のうち、保持回転体の球保持部と対向する内壁面には、球保持部側へ向けて突設して球保持部内の遊技球の流下を阻止可能な球流下阻止部を備え、
該球流下阻止部は、排出口の上方に、排出口から遊技球の直径と略同じ距離を隔てて配置され、球保持部内の遊技球のうち、排出口側に保持された遊技球よりも上方の遊技球が排出口へ流下することを阻止するように構成され、
前記球係合部のうち排出回転方向の上流側に位置する端部を、球流下阻止部のうち排出回転方向の上流側に位置する端部よりも球案内路の上流寄りに配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項1に記載の発明によれば、球排出ユニットは、回転軸を縦向きに配置し、外周縁部に複数の球保持部を設けた保持回転体と、該保持回転体の下方にいずれかの球保持部と連通可能な状態で開設され、球保持部内の遊技球を排出可能な排出口とを備え、保持回転体は、球保持部を保持回転体の回転軸方向に沿って縦長に形成して、複数の遊技球を保持回転体の回転軸方向へ沿って並べた状態で保持可能とし、球貯留タンクは、当該球貯留タンクの底部に設けられ、保持回転体を収容可能な回転体収容部と、該回転体収容部の外周縁に配置され、球貯留タンク内の遊技球を球保持部へ案内する球案内路とを備え、該球案内路を保持回転体の排出回転方向に沿って下り傾斜するとともに、球保持部側へ向けて下り傾斜する状態に設定し、回転体収容部のうち、保持回転体の球保持部と対向する内壁面に、球保持部側へ向けて突設して球保持部内の遊技球を係合可能な球係合部を備え、該球係合部は、球案内路の最低部の下方に球保持部の上端部から遊技球の直径よりも短い距離を隔てて配置され、球保持部が球案内路の最低部または最低部の周辺から遊技球を受け入れると、遊技球が球係合部に係合して球保持部の上端部から突出した状態で保持され、遊技球の突出部分により前記遊技球を保持した球保持部に他の遊技球が流下することを規制し、保持回転体が排出回転方向へ回転して、球保持部から突出した状態で保持された遊技球が球係合部との係合状態から解除されると、前記遊技球が球保持部を流下し、前記遊技球を保持した球保持部に他の遊技球が流入することを許容するので、遊技球の貯留量が少ないときに、複数の球保持部に遊技球を1個ずつ受け入れることができ、球案内路へ流下する複数の遊技球が1つの球保持部に偏って保持されることを防ぐことができる。したがって、保持回転体が1回転する間に複数の遊技球を迅速に排出することができ、球排出ユニットの排出効率を向上させることができる。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな開放開口を有する額縁状の前面枠(内枠)3の一側を開閉可能に軸着し、該前面枠3の裏側に裏機構ユニット4を取り付けている。裏機構ユニット4は、液晶表示装置などの表示装置(図示せず)を前方から嵌め込み、この表示装置の前面側を遊技盤(図示せず)に開設した開口から前方(遊技者側)へ臨ませている。また、裏機構ユニット4の下方には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置7、排出制御装置8、電源装置9、中継基板10等をそれぞれ配設している。さらに、裏機構ユニット4の上方に遊技球を貯留する球貯留タンク15を配設し、この球貯留タンク15に球排出ユニット16を取り付けて一体化し、裏機構ユニット4の側部(図1中右側部)には、球貯留タンク15から排出される遊技球を流下させる球流路(具体的には、遊技球をパチンコ遊技機1の前面の上皿(図示せず)へ案内する球流下路17と、球貯留タンク15内の遊技球を遊技機島設備内の下部の球回収樋(図示せず)へ案内する球抜流路18)を備えている。そして、球貯留タンク15の上方には、遊技機設置島設備内に設けられ、遊技機設置島設備からパチンコ遊技機1の球貯留タンク15へ遊技球を補給するための補給装置(図示せず)が配置されている。
球貯留タンク15は、パチンコ遊技機1の外部、具体的には遊技機設置島設備の補給装置から供給(補給)される遊技球を貯留するためのものである。球貯留タンク15は、図2〜図4に示すように、上部を開口した横長な有底箱体状に形成され、上部開口を球受入口として補給装置の下方に配置している。また、球貯留タンク15の底部15aを長手方向の一側(図2中左側)から他側(図2中右側)に向けて下り傾斜させ、球貯留タンク15の底部15aの傾斜下端側には、後述する球排出ユニット16のスプロケット20(本発明における保持回転体に相当)を収容可能な略円筒状のスプロケット収容部21(本発明における回転体収容部に相当)を下方へ向けて突設している。さらに、スプロケット収容部21の外周縁には、環状の球案内路22を配置して球貯留タンク15とスプロケット収容部21との間を接続している(図5参照)。そして、球貯留タンク15の他側の側壁を球案内路22の外周縁に沿って平面視円弧状に形成し、この円弧状の側壁を、遊技球を球案内路22に沿って案内する案内側壁部23としている。すなわち、この案内側壁部23は、球案内路22のうちスプロケット収容部21とは反対側に配置されている。また、案内側壁部23の上端部を球貯留タンク15の上流側の側壁よりも低い高さに設定している。
なお、球案内路22の構成、および遊技球の球案内路22への転動し易さを配慮した球貯留タンク15の底部15aの構成については、後で詳細に説明する。
なお、上記した正転方向Rは、球保持部26を排出口30へ連通させて遊技球を排出口30から排出するとき、換言すると、遊技球を排出口30へ案内するときのスプロケット20の回転方向であり、本発明における排出回転方向に相当する。
なお、モータベース28の全体(すなわち遮蔽壁66および球案内部材67を含む全体)を金属で形成してもよく、この場合、モータベース28は、排出駆動モータ27から発生した熱を櫛歯状の球案内部材67へ伝達して、この球案内部材67から放熱する放熱部材として機能することができ、排出駆動モータ27がオーバーヒートし難くなるので好適である。
スプロケット収容部21の外方に配置された環状の球案内路22は、外周側から内周側へ向けて、言い換えるとスプロケット20の球保持部26側へ向けて下り傾斜させて、当該球案内路22上に到達した遊技球を球保持部26へ案内できるように構成されている(図6(b)および図9参照)。さらに、球案内路22は、その全体をパチンコ遊技機1の前面側へ下り傾斜するとともに、球貯留タンク15の他側へ下り傾斜する姿勢に設定されている。したがって、球案内路22は、球貯留タンク15の底部15aの下流部の後側(図7中下側)近傍に位置する部分を上流端部22aとし、スプロケット20の回転軸CSを挟んで上流端部22aとは反対側、言い換えると排出口30の上方から逆転方向Lへ位相をずらした位置を下流端部22bとして、球貯留タンク15の底部15aの下流部からスプロケット20の正転方向Rに沿って下り傾斜(図7中白抜きの矢印で示す方向に下り傾斜)する状態に設定されている。このことから、球案内路22の下流端部22bの内周縁、すなわち下流端部22bのうち球保持部26側へ向けて下り傾斜した傾斜面の下端が球案内路22のうち最も低い位置となる最低部22cに設定される。
なお、球係合部72の作用については、後で詳細に説明する。
遊技機設置島設備の補給装置が球貯留タンク15へ遊技球を供給すると、球貯留タンク15は、補給装置から流下した際の流下勢や、当該球貯留タンク15の底部15aを球排出ユニット16側へ向けて下り傾斜させたことにより、遊技球を球案内路22へ流下させる。このとき、遊技球は、球案内路22の上流部を横切ったり、球案内路22を転動したりしてスプロケット20の周囲に到達し、その後スプロケット20へ向けて流下して、各球保持部26に保持される。そして、球貯留タンク15内に遊技球が十分に貯留され、スプロケット20が球係合部72の手前で球保持部26に複数(本実施形態では3個)の遊技球を縦に積み重なった状態で保持し(図9(a))、この状態で正転方向Rへ回転すると、保持された遊技球のうち最上段(下から3段目)に位置する遊技球が球係合部72に係合する(図9(b))。
スプロケット20を正転方向Rへ回転することにより、球貯留タンク15内に貯留された遊技球が排出されて貯留量が少なくなってくると、球貯留タンク15は、当該球貯留タンク15の底部15aを球排出ユニット16側へ向けて下り傾斜させたことや、段差部70による案内により、遊技球を球案内路22のうち球貯留タンク15の前側に位置する部分、すなわち球案内路22の下流端部22bよりも上流側の位置(上流部)へ向けて流下させる。したがって、遊技球をスプロケット20の正転方向Rに沿って移動させながら球案内路22へ進入させることができ、球貯留タンク15内の遊技球を効率よく球保持部26へ案内することができる。このことから、遊技球の排出効率の向上を図ることができる。
4 裏機構ユニット
15 球貯留タンク
15a 底部
16 球排出ユニット
20 スプロケット
21 スプロケット収容部
22 球案内路
22a 上流端部
22b 下流端部
22c 最低部
23 案内側壁部
26 球保持部
30 排出口
31 球抜口
52 球誘導部
54 保持区画壁部
61 球流下阻止部
61a 上流側端部
61b 下流側端部
72 球係合部
72a 上流側端部
72b 下流側端部
75 区画突起
76 傾斜面
77 傾斜部
80 隆起部
81 第1傾斜部
82 第2傾斜部
85 隆起部
86 第1傾斜部
87 第2傾斜部
Claims (3)
- 外部から供給される遊技球を貯留する球貯留タンクと、該球貯留タンクに貯留された遊技球を排出可能な球排出ユニットと、を直結した状態で備えた遊技機であって、
前記球排出ユニットは、回転軸を縦向きに配置し、外周縁部に複数の球保持部を設けた保持回転体と、該保持回転体の下方にいずれかの球保持部と連通可能な状態で開設され、球保持部内の遊技球を排出可能な排出口とを備え、
前記保持回転体は、球保持部を保持回転体の回転軸方向に沿って縦長に形成して、複数の遊技球を保持回転体の回転軸方向へ沿って並べた状態で保持可能とし、
前記球貯留タンクは、当該球貯留タンクの底部に設けられ、保持回転体を収容可能な回転体収容部と、該回転体収容部の外周縁に配置され、球貯留タンク内の遊技球を球保持部へ案内する球案内路とを備え、該球案内路を保持回転体の排出回転方向に沿って下り傾斜するとともに、球保持部側へ向けて下り傾斜する状態に設定し、
前記回転体収容部のうち、保持回転体の球保持部と対向する内壁面に、球保持部側へ向けて突設して球保持部内の遊技球を係合可能な球係合部を備え、
該球係合部は、球案内路の最低部の下方に球保持部の上端部から遊技球の直径よりも短い距離を隔てて配置され、
前記球保持部が球案内路の最低部または最低部の周辺から遊技球を受け入れると、遊技球が球係合部に係合して球保持部の上端部から突出した状態で保持され、前記遊技球の突出部分により前記遊技球を保持した球保持部に他の遊技球が流下することを規制し、
前記保持回転体が排出回転方向へ回転して、球保持部から突出した状態で保持された遊技球が球係合部との係合状態から解除されると、前記遊技球が球保持部を流下し、前記遊技球を保持した球保持部に他の遊技球が流入することを許容することを特徴とする遊技機。 - 前記球保持部は、少なくとも3個の遊技球を保持回転体の回転軸方向へ沿って並べた状態で保持可能とし、
前記回転体収容部のうち、保持回転体の球保持部と対向する内壁面には、球保持部側へ向けて突設して球保持部内の遊技球の流下を阻止可能な球流下阻止部を備え、
該球流下阻止部は、排出口の上方に、排出口から遊技球の直径と略同じ距離を隔てて配置され、球保持部内の遊技球のうち、排出口側に保持された遊技球よりも上方の遊技球が排出口へ流下することを阻止するように構成され、
前記球係合部のうち排出回転方向の上流側に位置する端部を、球流下阻止部のうち排出回転方向の上流側に位置する端部よりも球案内路の上流寄りに配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記球貯留タンクは、底部を球案内路の上流部へ向けて下り傾斜させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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US9881445B2 (en) | 2010-05-27 | 2018-01-30 | Aristocrat Technology Australia Pty Limited | Gaming machine and a method of gaming |
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2005
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