JP4312196B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を貯留する球貯留部と遊技球を排出可能な球排出部とを備えた球排出ユニットを設けたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
遊技球を使用して遊技を行う遊技機の代表的なものとしてパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機の裏面側の上部には、遊技球を貯留する球貯留部(球貯留タンク)と遊技球を排出可能な球排出部とを備えた球排出ユニットが設けられており、遊技球が入賞口へ入賞すると、球排出部が作動して球貯留部に貯留された遊技球を賞球としてパチンコ遊技機の前面の上皿に排出するように構成されている。また、球貸し操作が行われた場合にも、球排出部が作動して球貯留部内の遊技球を上皿に排出する。そして、球排出部は、球貯留部の下方に延設された球整列桶の下流側に設けられているものが一般的であったが、部品点数を低減して配置スペースやコストを削減するべく、例えば、球整列樋を介さずに球貯留部に直接取り付けられたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−141175号公報
ところで、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機は、球排出部に複数の球保持部(保持孔)が周縁に形成された回転体を備え、該回転体を球貯留部の底部の傾斜下端側に開設された球入口部の下方に配置している。そして、球貯留部から流下してきた遊技球を球保持部に保持した状態で回転体を回転し、この回転体の下方に開設された排出口に遊技球を誘導して球貯留部の下方へ排出するように構成されている。
しかしながら、球貯留タンク内の遊技球の貯留量が少ない場合には、球保持部に遊技球を保持し難くなってしまい、回転体を回転したとしても、球保持部に遊技球を保持していなければ遊技球を迅速に排出することができない。そこで、回転体を肉厚にして球保持部を縦長に形成することで、1つの球保持部に複数の遊技球を重ねて保持可能とし、球保持部に遊技球を保持し易いように構成することが考えられる。
ところが、回転体を肉厚にして球保持部を縦長に形成すると、球排出部の高さ寸法が増大してしまい、その分だけ球排出部の配置に必要なスペースを確保しなければならない。この結果、球排出ユニットの配置スペースを狭く抑えることができず、パチンコ遊技機内の限られた空間を有効に活用することができない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排出効率を向上させた球排出ユニットであっても、その配置スペースを狭く抑えることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、外部から供給される遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部から供給される遊技球を1個宛排出可能な球排出部と、を備えた球排出ユニットを設けた遊技機において、
前記球排出部は、
前記球貯留部から供給される遊技球を保持可能な球保持部が複数設けられ、該球保持部に保持された遊技球を回転しながら誘導する球保持回転体と、
前記球保持回転体を回転駆動させる電気的駆動源と、
前記球貯留部と連通する状態で配設され、前記球保持回転体を収容する縦向き筒状の回転体収容部と、
前記球保持部と連通可能であって前記球保持回転体により誘導された遊技球を排出可能な球排出口と、を備え、
前記球保持回転体は、前記回転体収容部に回転軸を縦向きに配置した姿勢で収容され、
前記球保持部は、遊技球の直径よりも広い幅を有する上下開口の切欠であって、前記球保持回転体の回転軸側から外縁部側へ向けて放射上に延出した状態で形成され、前記球保持回転体の外縁部寄りに位置して前記球排出口と連通可能な排出保持領域と前記回転軸側に位置して前記排出保持領域と連通する軸側保持領域とによって、複数の遊技球を横方向へ並べた状態で保持するように構成され、
前記球保持部の排出保持領域及び軸側保持領域を、前記球保持回転体の回転軸方向に開口させた状態で前記回転体収容部と連通させることで、当該回転体収容部内に流入した遊技球が前記排出保持領域及び軸側保持領域に直接流入可能としたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記球保持回転体の下方に配設され、前記球保持部内に保持された遊技球が転動可能な球転動部を有する排出ステージ部材を備え、
前記球排出口は、前記排出ステージ部材のうち前記球保持部の排出保持領域と上下に重なる位置に開設され、
前記排出ステージ部材には、前記球保持部の排出保持領域に保持された遊技球の転動軌跡上に前記球排出口へ向けて開口幅が広くなる勾玉状の露出穴を該排出口と連通する状態で開設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記球貯留部が、上面を開放した有底箱体状に形成され、底部が長手方向の一側から他側へ向けて下り傾斜してなり、
前記球貯留部の底部の傾斜下端に前記球排出部が連通する状態で直結されることで、該球貯留部からの遊技球が前記回転体収容部に流入可能とし、
前記球排出部の上部には、電気的駆動源を保持する金属製の駆動源保持部材を設け、
前記駆動源保持部材は、前記球貯留部の上流側に対向する一側部に、前記球貯留部内の遊技球に当接して前記球排出部へ向けて移動する遊技球の移動量を規制する櫛歯状の移動規制部が前記球貯留部の短手方向に並べた状態で形成され、
前記移動規制部は、先端部が前記球貯留部の傾斜上流側へ向けて上り傾斜するように湾曲形成されるとともに、その上面部に複数の放熱ファンが上方へ向けて立設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記球転動部が、前記球保持回転体の回転軸側から前記排出保持領域側へ向けて下り傾斜して形成されるとともに該傾斜の下端側に前記球排出口が開設され、且つ、球排出口よりも前記球保持回転体の回転軸寄りに、前記球転動部上の遊技球の流下を阻止可能な球流下阻止部が球保持部側へ向けて突設され、
前記球流下阻止部は、前記球保持部内の遊技球のうち、前記軸側保持領域に保持される遊技が球保持部に沿って前記球排出口へ向けて流下することを阻止するように構成されたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記球排出部が、前記球保持回転体の上方に、遊技球が球保持部に流下することを規制する保持規制部を備え、
前記保持規制部は、球排出口および球保持部の排出保持領域を上方から覆う状態で配置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
即ち、球排出部は、前記球貯留部から供給される遊技球を保持可能な球保持部が複数設けられ、該球保持部に保持された遊技球を回転しながら誘導する球保持回転体と、前記球保持回転体を回転駆動させる電気的駆動源と、前記球貯留部と連通する状態で配設され、前記球保持回転体を収容する縦向き筒状の回転体収容部と、前記球保持部と連通可能であって前記球保持回転体により誘導された遊技球を排出可能な球排出口と、を備え、前記球保持回転体は、前記回転体収容部に回転軸を縦向きに配置した姿勢で収容され、前記球保持部は、遊技球の直径よりも広い幅を有する上下開口の切欠であって、前記球保持回転体の回転軸側から外縁部側へ向けて放射上に延出した状態で形成され、前記球保持回転体の外縁部寄りに位置して前記球排出口と連通可能な排出保持領域と前記回転軸側に位置して前記排出保持領域と連通する軸側保持領域とによって、複数の遊技球を横方向へ並べた状態で保持するように構成され、前記球保持部の排出保持領域及び軸側保持領域を、前記球保持回転体の回転軸方向に開口させた状態で前記回転体収容部と連通させることで、当該回転体収容部内に流入した遊技球が前記排出保持領域及び軸側保持領域に直接流入可能としたので、球排出部の高さ寸法を増大させることなく、球保持回転体の球保持部に設定した排出保持領域及び軸側保持領域に、回転体収容部内に流入した遊技球が即座に流入して複数の遊技球を保持することができる。したがって、球保持部に、排出される予定の遊技球を保持した状態で待機させて、球排出ユニットの排出効率を向上させることができ、しかも、排出効率を向上させた球排出ユニットであっても、その配置スペースを狭く抑えることができる。また、排出保持領域に保持される遊技球が球排出口を介して排出されるので、球保持部内に保持された遊技球、詰まり、軸側保持領域に流入して保持されている遊技球を、球保持回転体の回転による遠心力を利用して排出保持領域、ひいては球排出口へ誘導することができ、遊技球を、球排出部から迅速に排出することができる。
請求項3の発明によれば、球貯留部は、上面を開放した有底箱体状に形成され、底部が長手方向の一側から他側へ向けて下り傾斜してなり、前記球貯留部の底部の傾斜下端に前記球排出部が連通する状態で直結されることで、該球貯留部からの遊技球が前記回転体収容部に流入可能とし、前記球排出部の上部には、電気的駆動源を保持する金属製の駆動源保持部材を設け、前記駆動源保持部材は、前記球貯留部の上流側に対向する一側部に、前記球貯留部内の遊技球に当接して前記球排出部へ向けて移動する遊技球の移動量を規制する櫛歯状の移動規制部が前記球貯留部の短手方向に並べた状態で形成され、前記移動規制部は、先端部が前記球貯留部の傾斜上流側へ向けて上り傾斜するように湾曲形成されるとともに、その上面部に複数の放熱ファンが上方へ向けて立設されているので、一度に多くの遊技球が球保持回転体側に流れ込むことを抑えることができ、遊技球が幾重にも余分に積み重なった状態で球保持回転体の上方に留まることを抑制することができる。したがって、上方の遊技球に妨げられることなく球保持回転体を円滑に回転させることができ、効率よく遊技球を排出することができる。しかも、電気的駆動源から発生した熱を、移動規制部、放熱ファンから効率よく逃がすことができ、さらには、移動規制部に当接した遊技球へ逃がすことができ、電気的駆動源の熱による損傷を一層確実に抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、球転動部は、前記球保持回転体の回転軸側から前記排出保持領域側へ向けて下り傾斜して形成されるとともに該傾斜の下端側に前記球排出口が開設され、且つ、球排出口よりも前記球保持回転体の回転軸寄りに、前記球転動部上の遊技球の流下を阻止可能な球流下阻止部が球保持部側へ向けて突設され、前記球流下阻止部は、前記球保持部内の遊技球のうち、前記軸側保持領域に保持される遊技が球保持部に沿って前記球排出口へ向けて流下することを阻止するように構成されているので、遊技球の貯留量が多く、それぞれの球保持部に複数の遊技球が保持されたときに、球排出口から遊技球を1個ずつ排出することができ、1つの球保持部に保持された複数の遊技球が一度に流下して遊技球が球排出口と球保持回転体との間に詰まってしまう不具合や、遊技球が規定の個数よりも多く排出されてしまう不具合を抑えることができる。また、球転動部の傾斜により遊技球を軸側保持領域から排出保持領域へ誘導し、ひいては球排出口へスムーズに誘導することができ、球排出部の遊技球の排出口効率を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、球排出部は、球保持回転体の上方に、遊技球が球保持部に流下することを規制する保持規制部を備え、該保持規制部は、球排出口および球保持部の排出保持領域を上方から覆う状態で配置されたので、複数の遊技球が球保持部の上方から一度に排出保持領域へ流下して、遊技球が球排出口と球保持回転体との間に詰まってしまう不具合や、遊技球が規定の個数よりも多く排出されてしまう不具合を一層抑えることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の後方斜視図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな開放開口を有する額縁状の前面枠(内枠)3の一側を開閉可能に軸着し、該前面枠3の裏側に裏機構ユニット4を取り付けている。裏機構ユニット4は、液晶表示装置などの表示装置5(図2参照)を前方から嵌め込み、この表示装置5の前面側を遊技盤(図示せず)に開設した開口から前方(遊技者側)へ臨ませている。また、裏機構ユニット4の下方には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置7、排出制御装置8、電源装置9、中継基板10等をそれぞれ配設している。さらに、裏機構ユニット4の上方には、球貯留部(球貯留タンク)13および球排出部(球排出装置)14を備えた球排出ユニット15を配設し、裏機構ユニット4の側部(図1中右側部)には、球排出ユニット15から排出される遊技球を流下させる球流路(具体的には、遊技球をパチンコ遊技機1の前面の上皿や下皿(図示せず)へ案内する排出流下路18と、球排出ユニット15内の遊技球を遊技機設置島設備内の下部の球回収樋(図示せず)へ案内する球抜流下路19)を備えている。そして、球排出ユニット15の上方には、遊技機設置島設備内に設けられ、遊技機設置島設備からパチンコ遊技機1の球排出ユニット15へ遊技球を補給するための補給装置(図示せず)が配置されている。
裏機構ユニット4は、図2に示すように、表示装置5を取り付ける取付フレーム21と、該取付フレーム21の一側(図2中右側)の縁部から前方に突設した固定壁部22と、該固定壁部22とは反対側(図2中左側)に形成した流路収納部23とを備えて構成されている。固定壁部22は、前方側先端面の上下に止着穴24を開設し、該止着穴24にビス等の止着部材(図示せず)を通して前面枠3の裏面側に止着されている。流路収納部23は、内部空間を収納空部とした縦長な略筒状の部材であり、収納空部内に排出流下路18および球抜流下路19を収納している。さらに、流路収納部23の側方に蓋部25(図1参照)を備え、該蓋部25を開いて流路収納部23を開放し、排出流下路18および球抜流下路19の保守作業が行えるように構成されている。また、裏機構ユニット4の上面のうち排出流下路18の上方および球抜流下路19の上方に位置する箇所には、後述する球排出部14を支持可能な円弧板状の排出部受部材26を立設している。
次に、球排出ユニット15について説明する。
球排出ユニット15は、補給装置から補給された遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な装置である。この球排出ユニット15は、図3(a)に示すように、遊技球を貯留可能な球貯留部13と、該球貯留部13に貯留された遊技球を排出流下路18あるいは球抜流下路19へ排出可能な球排出部14とを備えて構成されている。
球貯留部13は、パチンコ遊技機1の外部、具体的には遊技機設置島設備の補給装置から供給(補給)される遊技球を貯留するためのものである。球貯留部13は、上面を開口した横長な有底箱体状に形成され、上面開口を球受入口として補給装置の下方に配置している。また、球貯留部13の底部を長手方向の一側(図3(a)中左側)から他側(図3(a)中右側)に向けて下り傾斜させ、球貯留部13の底部の傾斜下端側(図3(a)中右側)には、後述する球排出部14のスプロケット36(本発明における球保持回転体に相当)を収容可能な略円筒状のスプロケット収容部37(本発明における回転体収容部に相当)を下方へ向けて突設している。そして、球貯留部13のうちスプロケット収容部37の周囲に位置する側壁をスプロケット収容部37の縁部に沿って平面視円弧状に形成し、且つ球貯留部13の上流側の側壁よりも低い高さに設定している。
球排出部14は、球貯留部13の長手方向の一側、具体的には遊技球を貯留する球貯留部13の底部の傾斜下端側に連通する状態で直結され、球貯留部13から供給される遊技球を排出可能な装置である。球排出部14は、図3(a)に示すように、球貯留部13の下方に配置されたスプロケット収容部37と、スプロケット収容部37の下方に配置される排出ステージ部材41と、スプロケット収容部37内に回動可能な状態で収容され、外周縁部に複数の球保持部42を設けたスプロケット36と、スプロケット36の上部に接続されてスプロケット36を回転駆動する排出駆動モータ44(本発明における電気的駆動源に相当)と、球排出部14の上部にスプロケット36を覆う状態で配置され、上面に排出駆動モータ44を保持する金属製のモータホルダ45(本発明における駆動源保持部材に相当)とを備えて構成されている。
排出ステージ部材41は、スプロケット36の下方に、いずれかの球保持部42と連通して遊技球を排出可能な球排出口48および球抜口49を開設した部材であり、略シャーレ状に形成されたステージ本体50と、該ステージ本体50の上部開口を塞ぐ蓋部材51と、球排出口48を通過する遊技球を1個宛検出可能な通過センサ52とから構成されている。なお、球排出口48は、賞球あるいは貸球としての遊技球を排出するための球出口であり、球抜口49は、パチンコ遊技機1の外部へ案内される遊技球を排出するための球出口である。
ステージ本体50は、その外周側に、球排出口48の下流側開口となる排出開口56と、球抜口49の下流側開口となる球抜開口57とを開設し、排出開口56の周囲にセンサ収容部58を形成し、該センサ収容部58の内側に通過センサ52を収容する。なお、通過センサ52は、遊技球がスルーホール52aを通過した際に検出信号を出力して、球排出口48を通過する遊技球を検出できるように構成されている。
蓋部材51は、図3(b)に示すように、その略中央に軸受孔60を開設し、該軸受孔60にスプロケット36の下部から突設された回転軸突起61(図4(b)および図6(b)参照)を挿通してスプロケット36を回動可能な状態で支持するように構成されている。また、軸受孔60の周囲には、外周側へ向けて緩やかに下り傾斜した球転動部(摺動ステージ)62を形成し、スプロケット36の球保持部42に保持された遊技球がスプロケット36の回転に伴って摺動できるように構成されるとともに、球保持部42内の遊技球が球転動部62上を転動して蓋部材51の外周側へ流下できるように構成されている。
さらに、球転動部62の周縁部(すなわち傾斜下端側)には、球排出口48の上側開口となる勾玉状の露出穴63を排出開口56に連通する状態で開設し、スプロケット36が正転方向L(図3(a)および(b)中反時計回り方向であり、本実施形態において遊技球を球排出口48から排出するときのスプロケット36の回転方向)へ回転したときに、スプロケット36に保持された遊技球が露出穴63を介してスルーホール52aおよび排出開口56へ流入できるように構成されている。なお、露出穴63は、先細り状に形成された端部を正転方向Lの上流側へ配置し、正転方向Lへ向かうにしたがって開口幅が広くなるように設定されている。
また、球転動部62の周縁部であって露出穴63から正転方向Lへ位相をずらした位置には、球抜口49の上側開口となる勾玉状の球抜穴66を球抜開口57に連通する状態で開設し、スプロケット36が逆転方向R(図3(a)および(b)中時計回り方向であり、本実施形態において遊技球を球抜口49から排出するときのスプロケット36の回転方向)へ回転したときに、スプロケット36に保持された遊技球が球抜穴66を介して球抜開口57に流入できるように構成されている。なお、球抜穴66は、先細り状に形成された端部を逆転方向Rの上流側(すなわち正転方向Lの下流側)へ配置し、逆転方向Rへ向かうにしたがって開口幅が広くなるように設定されている。
このように構成された排出ステージ部材41は、球転動部62を上に向けた状態で、スプロケット収容部37の下部に配置され、この状態でステージ本体50の外周部に設けられた止着片69をスプロケット収容部37の外周に設けられたステージ止着部70へビス等の止着部材(図示せず)により止着することで、スプロケット収容部37の下部開口を塞いで固定される。そして、排出ステージ部材41をスプロケット収容部37の下部に配置すると、球転動部62がスプロケット収容部37の内側に臨むとともに、スプロケット収容部37の底部として機能してスプロケット36の下方に配置される。また、球排出口48は、球転動部62の中央(すなわちスプロケット36の回転中心)を挟んで球貯留部13の底部とは反対側に配置される。
スプロケット36は、球貯留部13から供給される遊技球を、回転しながら球排出口48あるいは球抜口49へ誘導可能な部材である。そして、図4に示すように、遊技球の直径よりも薄い板状のスプロケット基部72と、該スプロケット基部72の中心から上方へ突設された接続突部73と、スプロケット基部72の中心から下方へ突設された回転軸突起61とから構成され、回転軸CS(具体的には接続突部73および回転軸突起61)を縦向きに配置した姿勢でスプロケット収容部37内に収容されている。なお、接続突部73の上部には、排出駆動モータ44の出力軸を接続するための接続孔73aを断面D字状に開設している。
また、スプロケット基部72の外周縁部には、遊技球を受け入れて保持可能な球保持部42を複数(本実施形態では8箇所)備えている。球保持部42は、平面視において遊技球の直径よりも僅かに広い幅を有する切欠によって構成され、スプロケット基部72の周方向に沿って等間隔に形成されている。また、スプロケット36の回転軸CS側から外周縁側ヘ向けて放射状に延出した状態で形成され、複数(本実施形態では2個)の遊技球を球転動部62の傾斜面に沿って横方向へ並べた状態で保持できるように構成されている。さらに、球保持部42のうちスプロケット36の外縁部寄りに遊技球を1個保持可能な排出保持領域74を設定するとともに、排出保持領域74よりも回転軸CS側に遊技球を1個保持可能な軸側保持領域75を設定し、排出保持領域74を球排出口48あるいは球抜口49へ上下に重なる状態で連通可能としている。したがって、球排出部14は、球転動部62をスプロケット36の回転軸CS側から排出保持領域74側へ向けて下り傾斜して形成し、球排出口48および球抜口49が球保持部42の排出保持領域74の近傍に開設された状態となる。そして、球保持部42に並んで保持された複数の遊技球のうち、排出保持領域74に位置する遊技球が軸側保持領域75内の遊技球よりも優先して球排出口48あるいは球抜口49へ流下(排出)できるように構成される。
さらに、球保持部42の軸側保持領域75の縁部(回転軸CS側の縁部)には、図5に示すように、遊技球を排出保持領域74へ誘導可能な球保持誘導部77を備え、該球保持誘導部77を下方へ向かうに連れて次第に排出保持領域74側へ湾曲する状態に形成している。そして、スプロケット36のうち球保持部42の周辺、具体的には、球保持部42と接続突部73との間、および隣り合う球保持部42の間には、遊技球が転動可能な球案内部78を軸側保持領域75側から排出保持領域74側(言い換えるとスプロケット基部72の外縁部側)へ向けて下り傾斜した状態で備えている。また、スプロケット36の底部においては、回転軸突起61の周囲に凹部79をスプロケット基部72の底面よりも1段上方へ凹ませて形成し、スプロケット基部72と球転動部62との接触面積を狭く抑えて、スプロケット36の回転に抗する摩擦力を抑制できるように構成されている。
そして、球転動部62のうち球排出口48および球抜口49よりもスプロケット36の回転軸CS寄りの位置には、円弧状の球流下阻止部81を球保持部42側へ向けて上方へ突設している。球流下阻止部81は、球転動部62上を転動する遊技球を球排出口48および球抜口49へ流下することを阻止するための突起であり、軸受孔60と球排出口48および球抜口49との間に球転動部62の周方向に沿って延設され、当該球流下阻止部81の一端(図3(b)中下端)を球排出口48よりも正転方向Lの上流側に配置し、他端(図3(b)中上端)を球抜口49よりも正転方向Lの下流側に配置している。また、球保持部42の回転軸CS側の縁部と球流下阻止部81との間隔を遊技球の直径と略同じ距離に設定し(図6(b)参照)、球流下阻止部81が球保持部42の軸側保持領域75に保持された遊技球の下部、言い換えると、球保持部42のうち排出保持領域74よりも回転軸CS寄りに保持された遊技球の下部に、球転動部62の下流側から当接するように構成している。なお、球流下阻止部81の作用については、後で詳細に説明する。
さらに、図6に示すように、スプロケット収容部37のうち、スプロケット36を挟んで球貯留部13とは反対側に位置する内壁面(図6(a)中右側の内壁面)には、保持規制部83を回転軸CS側へ向けて突設している。保持規制部83は、スプロケット36の上方、詳しくはスプロケット36の一側(図6(b)中右側)の上方に三日月形状を呈して設けられ、球排出口48および球抜口49(あるいは球転動部62)から遊技球の直径と略同じ距離を隔てて配置されている。また、保持規制部83の内側端部(スプロケット36の回転軸CS側の端部)を球流下阻止部81の上方に配置し、球排出口48、球抜口49、さらには球排出口48あるいは球抜口49と上下に重なった状態の排出保持領域74を上方から覆う状態に設定されている。さらに、保持規制部83の内側端部と球保持部42の回転軸CS側の縁部とを遊技球が1個通過可能な間隔を隔てて配置している。したがって、球排出口48あるいは球抜口49の上方に位置する球保持部42に対して、遊技球がスプロケット36の上方から近づくと、この遊技球は、保持規制部83により球保持部42の排出保持領域74へ直接流下することを規制されるが、球保持部42の軸側保持領域75、あるいは球案内部78の回転軸CS側の部分へ流下することを許容される。
なお、保持規制部83は、スプロケット収容部37の内壁面から回転軸CS側へ下り傾斜して形成されており、当該保持規制部83に乗り上げた遊技球をスプロケット36の回転軸CS側へ転動させてスプロケット36上に落下させるように構成されている。
排出駆動モータ44(例えば、ステップモータ)は、図6(b)に示すように、下方へ延出した出力軸44aをスプロケット36の回転軸CS上に位置する接続突部73に接続している。そして、排出制御装置8による制御に基づいて出力軸44aを回動し、スプロケット36を所望の角度だけ回転(正転あるいは逆転)させるように構成されている。また、金属製のモータホルダ45は、その略中央に貫通孔85を開設し、この貫通孔85に排出駆動モータ44の出力軸44aを通してスプロケット36に接続した状態で、当該モータホルダ45の上面に排出駆動モータ44を取り付けている。そして、モータホルダ45の側部から突出した止着片87を球貯留部13の縁部に設けられたホルダ止着部88へビス等の止着部材(図示せず)により止着することで、スプロケット収容部37を上方から覆う状態で固定される。
さらに、モータホルダ45の一側縁(球貯留部13の上流寄りの側縁)には、図6(b)および図7に示すように、横長な矩形状の遮蔽壁90を球貯留部13の前後幅(パチンコ遊技機1の前後方向に沿った幅)に亘って立設し、該遮蔽壁90の下端部のうち、球貯留部13の上流側に対向する側面には、櫛歯状の第1移動規制部91(本発明における移動規制部の一種)を遮蔽壁90に沿って横に並べた状態で配置し、第1移動規制部91の先端を球貯留部13の上流側へ向けて上り傾斜するように湾曲形成し、第1移動規制部91が球貯留部13内の遊技球に当接できるように構成している。また、モータホルダ45の下部のうち第1移動規制部91寄りには、図6(b)に示すように、球貯留部13内の遊技球(詳しくはスプロケット36の上方へ流下してきた遊技球)に当接可能な第2移動規制部92(本発明における移動規制部の一種)を下方へ向けて突設し、該第2移動規制部92の下端を球貯留部13の底部から遊技球1個分の距離を隔てた位置に配置し、第2移動規制部92の側部(図6(b)中左側部)をスプロケット36の回転軸CS側へ向けて下り傾斜するように湾曲形成している。したがって、第1移動規制部91および第2移動規制部92と球貯留部13の底部との間には、遊技球を球排出部14へ導入するための導入口94が形成され、該導入口94の高さをスプロケット36の回転軸CS側へ向かうにしたがって次第に低くなる状態で設定している。
また、第1移動規制部91および第2移動規制部92は、いずれも金属製であり、モータホルダ45と一体に成形されている。さらに、第1移動規制部91の上部には、金属製の放熱フィン95を複数立設している。したがって、排出駆動モータ44から発生した熱をモータホルダ45および第1移動規制部91を介して放熱フィン95から放熱できるように構成されている。これにより、排出駆動モータ44から発生した熱をモータホルダ45、第1移動規制部91、放熱フィン95から効率よく逃がすことができ、排出駆動モータ44の熱による損傷を抑えることができる。さらには、第1移動規制部91および第2移動規制部92が遊技球に当接するので、排出駆動モータ44の熱をモータホルダ45から第1移動規制部91および第2移動規制部92を通じて遊技球へ逃がすことができる。このことから、排出駆動モータ44の熱による損傷を一層抑えることができる。
なお、排出駆動モータ44とモータホルダ45との間に熱伝導グリス等を充填すれば、排出駆動モータ44からモータホルダ45への伝熱が良好に行われるように構成することができて好適である。
次に、球排出ユニット15の作用について説明する。なお、スプロケット36は、回転を停止している状態とする。
まず、遊技機設置島設備の補給装置が球排出ユニット15の球貯留部13へ遊技球を供給すると、遊技球は、球貯留部13の底部を流下し、球排出部14へ到達する。このとき、第1移動規制部91および第2移動規制部92が導入口94を通過する遊技球に当接し、遊技球の移動量を規制する。したがって、一度に多くの遊技球が球排出部14側へ向けて移動してスプロケット36の上方へ流れ込むことを抑えることができ、遊技球が幾重にも積み重なった状態でスプロケット36の上方に溜まることを抑制することができる。このことから、上方の遊技球に妨げられることなくスプロケット36を円滑に回転させることができ、その結果、効率良く遊技球を排出することができる。
そして、球排出部14に遊技球が十分に流入すると、スプロケット36は、各球保持部42に複数(本実施形態では2個)の遊技球を横に並んだ状態で保持する(図8(a)参照)。このとき、球排出口48の上方および球抜口49の上方に位置する球保持部42は、保持規制部83により当該球保持部42の排出保持領域74を上方から覆った状態で配置されているので、排出保持領域74に遊技球を受け入れず、軸側保持領域75に遊技球を保持する。また、軸側保持領域75に保持された遊技球は、球流下阻止部81により排出保持領域74へ流下することを阻止される。したがって、球排出部14は、スプロケット36を停止した状態においては、球保持部42のうち、球排出口48の上方および球抜口49の上方に位置する排出保持領域74へ遊技球を流下させることを阻止し、遊技球を球排出口48あるいは球抜口49へ流下させることがない。
遊技球が球保持部42に保持されたならば、この保持状態でスプロケット36を正転方向Lへ回転する。すると、球排出口48の上方を通過する手前で球保持部42の軸側保持領域75内の遊技球(内側の遊技球)と排出保持領域74内の遊技球(外側の遊技球)とが球流下阻止部81によって隔てられる。したがって、球流下阻止部81は、外側の遊技球が球排出口48へ流下することを許容し、内側の遊技球が球保持部42内を外方(排出保持領域74側)へ流下することを規制する。なお、内側の遊技球は、回転軸CS側の下部に球保持誘導部77を当接した状態で保持される。
この状態でさらにスプロケット36を正転方向Lへ回転して、球保持部42が球排出口48の上方に到達すると(図8(b)参照)、排出保持領域74内の遊技球が球排出口48へ流下し、さらには排出流下路18へ流下する。一方、軸側保持領域75内の遊技球(球排出口48側に保持された遊技球よりも内側の遊技球)は、球流下阻止部81がこの遊技球の下部に係止することにより、球保持部42に沿って球排出口48へ向けて流下することを阻止される。これにより、球転動部62上においてスプロケット36の球保持部42に保持した遊技球を球排出口48へ1個ずつ確実に排出することができる。したがって、1つの球保持部42に保持された複数の遊技球が一度に流下して遊技球が球排出口48とスプロケット36との間に詰まってしまう不具合や、遊技球が規定の個数よりも多く排出されてしまう不具合を抑えることができる。
また、遊技球を排出して空になった排出保持領域74の上方、およびこの排出保持領域74と上下に重なる状態で連通した球排出口48の上方には、保持規制部83が配置され、この保持規制部83により球排出口48および球排出口48に連通している排出保持領域74へ遊技球が流下することを阻止することができる。したがって、複数の遊技球が球保持部42の上方から一度に空の排出保持領域74へ流下して、遊技球が球排出口48とスプロケット36との間に詰まってしまう不具合や、遊技球が規定の個数よりも多く排出されてしまう不具合を一層抑制することができる。
引き続きスプロケット36を正転方向Lへ回転すると、球排出口48へ遊技球を流下させた球保持部42が球抜口49の上方を通過し、さらに、球流下阻止部81の終端、すなわち球流下阻止部81のうち正転方向L(スプロケット36の回転方向)の下流側端を通過すると、軸側保持領域75に保持された遊技球と球流下阻止部81との係合状態が解除される。すると、軸側保持領域75内の遊技球は、球保持誘導部77により誘導され、さらにはスプロケット36の回転により外方(スプロケット36の外縁側)へ向かう遠心力を受けて、排出保持領域74へ移動する。したがって、遠心力を利用して遊技球を排出保持領域74へ誘導し、ひいては球排出口48へ誘導することができ、遊技球を球排出部14から迅速に排出することができる。また、球保持部42の下方に球転動部62を配置し、この球転動部62を排出保持領域74側へ向けて下り傾斜させているので、遊技球を排出保持領域74へスムーズに誘導することができる。これにより、球排出部14の遊技球の排出効率を高めることができる。
さらにスプロケット36を正転方向Lへ回転すると、球保持部42は、排出保持領域74に遊技球を保持した状態で回転し、再び球排出口48の上方に到達すると、排出保持領域74内の遊技球は球排出口48へ流下し、さらには排出流下路18へ流下する。
一方、スプロケット36が球保持部42に遊技球を保持した状態で逆転方向Rへ回転した場合には、保持された遊技球が球抜口49に到達(連通)する手前で、軸側保持領域75内の遊技球(内側の遊技球)と排出保持領域74内の遊技球(外側の遊技球)とが球流下阻止部81によって隔てられる。したがって、球流下阻止部81は、外側の遊技球が球抜口49へ流下することを許容し、内側の遊技球が球保持部42内を外方(排出保持領域74側)へ流下することを規制する。この状態で球保持部42が球抜口49の上方に到達すると、外側の遊技球は球抜口49へ流下するが、内側の遊技球は球流下阻止部81により球抜口49へ流入することを阻止される。これにより、球転動部62上においてスプロケット36の各球保持部42に保持した遊技球を球抜口49から1個ずつ確実に排出することができる。
また、スプロケット36は、球保持部42の周辺に球案内部78を備え、該球案内部78を回転軸CS側から球保持部42の排出保持領域74側へ向けて下り傾斜した状態で形成しているので、遊技球がスプロケット基部72の上部、具体的には隣り合う球保持部42の間や、球保持部42と接続突部73との間に乗り上げたとしても、この遊技球を球案内部78上に転動させて排出保持領域74へ案内し易い。したがって、遊技球を排出保持領域74へ誘導し、ひいては球排出口48へ迅速に誘導することができ、遊技球の排出効率をさらに向上させることができる。
そして、このような構成を備えた球排出ユニット15は、球保持部42をスプロケット36の回転軸CS側から外縁部側へ向けて放射状に延出した状態で形成し、複数の遊技球を横方向へ並べた状態で保持可能としたので、球排出部14の高さ寸法を増大させることなく、スプロケット36に複数の遊技球を保持することができる。したがって、球保持部42内に、排出される予定の遊技球を保持した状態で待機させて、球排出ユニット15の排出効率を向上させることができ、しかも、排出効率を向上させた球排出ユニット15であっても、その配置スペースを狭く抑えることができる。また、球保持部42を横長に形成して、球保持部42の上部開口、すなわち遊技球を受け入れる受入口を遊技球1個の大きさよりも広く設定したので、球貯留部13から供給される遊技球が球保持部42へ流入し易い。したがって、遊技球が球貯留部13から供給されているにも拘らず球保持部42が遊技球を保持できないという不具合を抑制することができる。
さらに、球貯留部13の一側に球排出部14を直結しているので、球貯留部13内の遊技球を球排出部14へ案内するための案内樋を設ける必要がない。したがって、遊技球を貯留し、且つ排出可能な装置をコンパクトに抑えることができる。これにより、パチンコ遊技機1の裏面側のスペースを有効活用することができ、大型化した表示装置5や裏機構ユニット4等の配置スペースを確保することができる。
ところで、上記実施形態では、球排出口48および球抜口49を球排出ユニット15の下部に開設したが、本発明はこれに限定されず、球保持部42の排出保持領域74の近傍に開設されて、排出保持領域74内に保持された遊技球を排出可能であればよい。例えば、球排出口および球抜口をスプロケット36の外周縁よりも外方、すなわちスプロケット収容部37の側部に開設し、排出保持領域74と球排出口あるいは球抜口とが横向きに並んで連通できるように構成してもよい。このようにすれば、遠心力が作用する方向へ遊技球を排出することができ、遊技球の排出作業を一層迅速に行うことができて好適である。
また、1つの球保持部42内に2個の遊技球を横に並べた状態で保持可能としたが、本発明はこれに限定されず、球保持部42に複数の遊技球を保持可能であればよい。しかしながら、遊技球の保持数を増やせば増やすほど、スプロケット36の外径寸法および球排出部14の外径寸法が大きくなり、球排出ユニット15の配置スペースの一層広く確保する必要がある。このため、1つの球保持部42内に保持可能な遊技球の数は2個であることが好適である。
さらに、上記各実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例示して説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部に貯留された遊技球を排出するための球排出部とを備えたものであれば、どのような遊技機でもよく、例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の後方斜視図である。 裏機構ユニットの前方斜視図である。 (a)は球排出ユニットの分解斜視図、(b)は蓋部材の平面図である。 (a)はスプロケットの平面図、(b)はスプロケットの下から見た斜視図である。 スプロケットの部分断面図である。 (a)は排出駆動モータおよびモータホルダを取り外した状態の球排出部の平面図、(b)は球排出部の断面図である。 球排出部の平面図である。 (a)は遊技球が流入した球排出部の説明図、(b)はスプロケットを正転方向へ回転した球排出部の説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
4 裏機構ユニット
13 球貯留部
14 球排出部
15 球排出ユニット
18 排出流下路
19 球抜流下路
36 スプロケット
37 スプロケット収容部
41 排出ステージ部材
42 球保持部
44 排出駆動モータ
45 モータホルダ
48 球排出口
49 球抜口
62 球転動部
72 スプロケット基部
73 接続突部
74 排出保持領域
75 軸側保持領域
77 球保持誘導部
78 球案内部
81 球流下阻止部
83 保持規制部
91 第1移動規制部
92 第2移動規制部
95 放熱フィン

Claims (5)

  1. 外部から供給される遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部から供給される遊技球を1個宛排出可能な球排出部と、を備えた球排出ユニットを設けた遊技機において、
    前記球排出部は、
    前記球貯留部から供給される遊技球を保持可能な球保持部が複数設けられ、該球保持部に保持された遊技球を回転しながら誘導する球保持回転体と、
    前記球保持回転体を回転駆動させる電気的駆動源と、
    前記球貯留部と連通する状態で配設され、前記球保持回転体を収容する縦向き筒状の回転体収容部と、
    前記球保持部と連通可能であって前記球保持回転体により誘導された遊技球を排出可能な球排出口と、を備え、
    前記球保持回転体は、前記回転体収容部に回転軸を縦向きに配置した姿勢で収容され、
    前記球保持部は、遊技球の直径よりも広い幅を有する上下開口の切欠であって、前記球保持回転体の回転軸側から外縁部側へ向けて放射上に延出した状態で形成され、前記球保持回転体の外縁部寄りに位置して前記球排出口と連通可能な排出保持領域と前記回転軸側に位置して前記排出保持領域と連通する軸側保持領域とによって、複数の遊技球を横方向へ並べた状態で保持するように構成され、
    前記球保持部の排出保持領域及び軸側保持領域を、前記球保持回転体の回転軸方向に開口させた状態で前記回転体収容部と連通させることで、当該回転体収容部内に流入した遊技球が前記排出保持領域及び軸側保持領域に直接流入可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球保持回転体の下方に配設され、前記球保持部内に保持された遊技球が転動可能な球転動部を有する排出ステージ部材を備え、
    前記球排出口は、前記排出ステージ部材のうち前記球保持部の排出保持領域と上下に重なる位置に開設され、
    前記排出ステージ部材には、前記球保持部の排出保持領域に保持された遊技球の転動軌跡上に前記球排出口へ向けて開口幅が広くなる勾玉状の露出穴を該排出口と連通する状態で開設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球貯留部は、上面を開放した有底箱体状に形成され、底部が長手方向の一側から他側へ向けて下り傾斜してなり、
    前記球貯留部の底部の傾斜下端に前記球排出部が連通する状態で直結されることで、該球貯留部からの遊技球が前記回転体収容部に流入可能とし、
    前記球排出部の上部には、電気的駆動源を保持する金属製の駆動源保持部材を設け、
    前記駆動源保持部材は、前記球貯留部の上流側に対向する一側部に、前記球貯留部内の遊技球に当接して前記球排出部へ向けて移動する遊技球の移動量を規制する櫛歯状の移動規制部が前記球貯留部の短手方向に並べた状態で形成され、
    前記移動規制部は、先端部が前記球貯留部の傾斜上流側へ向けて上り傾斜するように湾曲形成されるとともに、その上面部に複数の放熱ファンが上方へ向けて立設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記球転動部は、前記球保持回転体の回転軸側から前記排出保持領域側へ向けて下り傾斜して形成されるとともに該傾斜の下端側に前記球排出口が開設され、且つ、球排出口よりも前記球保持回転体の回転軸寄りに、前記球転動部上の遊技球の流下を阻止可能な球流下阻止部が球保持部側へ向けて突設され、
    前記球流下阻止部は、前記球保持部内の遊技球のうち、前記軸側保持領域に保持される遊技が球保持部に沿って前記球排出口へ向けて流下することを阻止するように構成されたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記球排出部は、前記球保持回転体の上方に、遊技球が球保持部に流下することを規制する保持規制部を備え、
    前記保持規制部は、球排出口および球保持部の排出保持領域を上方から覆う状態で配置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機。
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