JP2006314607A - 送球装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
部品の耐久性に優れた送球装置の提供。
【解決手段】
送球装置は、球が通過可能な球通路と、球通路内にその外周部を突出させてその回転により球通路内の球を一定方向へ向けて送り出すためのスプロケットとを備える。スプロケットは、その中心に位置するコア部と、コア部の外周から半径方向外向きに突出する複数の送球歯とを有する。各送球歯と送球歯との間を、球が収納可能な球保持部とし、球保持部の周面のうち、スプロケットの回転に伴って球を押す部分を、球押圧部とする。球押圧部は、スプロケットの厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機で用いられる球の送球装置に関するものである。
パチンコ機等の遊技機は、通常、ホールにおいて、島などと呼ばれる構造物の片面又は両面に並列して設置される。そして、遊技機で使用される球は、遊技機の上方に設けられた補給タンクに貯留され、その後補給樋を通って島内の各遊技機に供給される。
パチンコ機では、前枠に設けられた上球皿に貯留されている球は、球送り装置によって1球ずつ発射レールの発射位置まで送り出される。また、発射レールの発射位置まで送り出された球は、発射ハンドルの回動操作に応じて発射装置のハンマーにより打ち出され、遊技盤に設けられた外レールに案内されて、ガラス扉と遊技盤との間に形成された遊技領域に導かれる。
遊技盤には、一般入賞口、始動入賞口、大口入賞口、及びアウト口等が設けられている。これらの入賞口やアウト口等に入った球は、遊技済み球排出通路を通って機外に排出される。また、遊技機の下方には遊技済み球を貯留する回収タンクが設けられており、機外に排出された遊技済み球は、遊技済み球排出通路に接続された回収樋を通って、回収タンクに貯留される。そして、回収タンクに貯留された球を補給タンクに揚送するための装置として、例えば特許文献1に記載された揚送ユニットが知られている。
特許文献1記載の揚送ユニット200は、外周に円弧状の凹部が複数設けられた揚送スプロケット201を備えている。この揚送スプロケット201に供給された球は、揚送スプロケット201の凹部202と係合して、揚送スプロケット201の回転とともに排出口まで移送される。この排出口において、揚送ガイドにより、球と揚送スプロケット201の凹部202との係合が解除される。また、揚送スプロケット201の凹部202との係合が解除された球は、揚送スプロケット201の回転に伴って、排出通路へ順次一列になって排出される。そして、排出通路へ排出された球は、排出口から順次排出されてくる球により押し上げられる。
ここで、上述した特許文献1記載の揚送スプロケット201の凹部202は、円弧状に形成されている。このため、揚送スプロケット201の凹部202の内周面のうち、揚送スプロケット201の厚さ方向の上下の中間位置のみが、揚送スプロケット201の凹部202内の球と接触するようになっていた(図16及び図17参照)。
特開平11−104341号公報
このため、揚送スプロケット201の凹部202の内周面における、球と接触する部分である、揚送スプロケット201の厚さ方向の上下の中間位置のみが、著しく磨耗してしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品の耐久性に優れた送球装置を提供することである。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、球が通過可能な球通路30と、球通路30内にその外周部を突出させてその回転により球通路30内の球を一定方向へ向けて送り出すためのスプロケット20とを備え、スプロケット20は、その中心に位置するコア部21と、コア部21の外周から半径方向外向きに突出する複数の送球歯22とを有し、各送球歯22と送球歯22との間は、球が収納可能な球保持部24とされ、球保持部24の周面のうち、スプロケット20の回転に伴って球を押す部分は、球押圧部25とされ、球押圧部25は、スプロケット20の厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されていることを特徴とする。
ここで、「球通路30」は、球が通過可能に形成される通路である。
また、「スプロケット20」は、球通路30内にその外周部を突出させて、その回転により、球通路30内の球を一定方向へ向けて送り出すためのものである。また、スプロケット20は、その中心に位置するコア部21と、コア部21の外周から外方へ向けて突出する複数の送球歯22とを有している。つまり、スプロケット20は、鎖車状に形成されている。
また、「コア部21」は、スプロケット20の中心に位置する部分である。
また、「送球歯22」は、コア部21の外周からスプロケット20の半径方向外向きに突出するように設けられている部分である。また、スプロケット20には、複数の送球歯22が設けられている。つまり、コア部21の外周には、複数の送球歯22が、コア部21の中心から見て放射状に設けられている。
また、「球保持部24」は、各送球歯22と送球歯22との間の部分である。各球保持部24は、球が収納可能に形成されている。例えば、スプロケット20に6つの送球歯22が設けられる場合にあっては、各送球歯22と送球歯22との間は6つとなることから、球保持部24の数も6つとなる。
また、「球押圧部25」は、球保持部24の周面のうち、スプロケット20の回転に伴って球を押す部分である。また、球押圧部25は、スプロケット20の厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されている。つまり、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の厚さ方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。更に換言すると、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の回転軸のスラスト方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。
またここで、球が通過可能な球通路と、球通路内にその外周部を突出させてその回転により球通路内の球を一定方向へ向けて送り出すためのスプロケットとを備えた送球装置としては、例えば、特開平11−104341号公報にあるように、スプロケット20の回転軸23が水平になるように設けられ、また、球通路30が、スプロケット20へ球を供給する供給通路31と、スプロケット20により送り出された球を上方へ導く揚送通路33とを有し、また、供給通路31は、スプロケット20に近づくに従って高さが次第に低くなるように滑らかに傾斜し、また、揚送通路33は、スプロケット20から鉛直上方へ向けて延びているものがある。そして、本発明は、このような送球装置に適用することができる。
また、球が通過可能な球通路と、球通路内にその外周部を突出させてその回転により球通路内の球を一定方向へ向けて送り出すためのスプロケットとを備えた送球装置としては、例えば、ベース50と、ベース50の上面上を回転する回転ディスク60と、回転ディスク60を回転させるためのモータ80と、球を貯留するとともにその貯留した球を回転ディスク60へ供給するための球タンク70とを備え、回転ディスク60は、鎖車状のスプロケット20と、スプロケット20の上側に連設されかつスプロケット20と中心が一致しかつスプロケット20よりも径が大きい円盤状の円盤部61とを有し、スプロケット20は、その中心に位置するコア部21と、コア部21の外周から半径方向外向きに突出する複数の送球歯22とを有し、各送球歯22と送球歯22との間は、球が収納可能な球保持部24とされ、円盤部61における、各球保持部24の上方に相当する位置には、それぞれ、上面から下面まで貫通する貫通孔62が設けられ、各貫通孔62は、それぞれ、球が通過可能に形成され、ベース50の上面には、スプロケット20よりも径が大きい円形凹部51と、円形凹部51からベース50の側面まで至る排出溝52とが設けられ、スプロケット20は、その中心を円形凹部51の中心と一致させて、円形凹部51内に収納され、スプロケット20の外周面、円盤部61の下面、円形凹部51の底面、及び円形凹部51の側面で囲まれる部分は、球通路30とされ、球通路30及び排出溝52は、球が通過可能に形成され、排出溝52の一方の側面は、第1溝側面54とされ、他方の側面は、第2溝側面55とされ、排出溝52の第1溝側面54は、円形凹部51の側面の接線上に形成され、円形凹部51の底面には、排出溝52の第2溝側面55と円形凹部51の側面との交点付近から各送球歯22の先端が通過する位置付近まで至る、誘導壁56が設けられているものがある。そして、本発明は、このような送球装置にも適用することができる。
(作用)
上述したように、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の厚さ方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。このため、スプロケット20の厚さ方向について見ると、球保持部24内の球と、球押圧部25とが、点ではなく、線で接触する。したがって、球保持部24内の球と球押圧部25とが接触する部分が、比較的大きくなる。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、以下のような効果を奏する。
すなわち、スプロケットが回転した際に、スプロケットの厚さ方向について見ると、球保持部内の球と、球押圧部とが、点ではなく、線で接触する。これにより、スプロケットの球押圧部が磨耗しにくくなる。
本発明の実施するための最良の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図6は、第1の実施の形態を示すものである。図1は、第1の実施の形態に係る送球装置10の概略図である。図2は、図1のA−A線における断面図である。図3は、図1のスプロケット20の拡大図である。図4は、第1の実施の形態に係る送球装置10における第2逆止装置40の概略図である。図5は、図4の逆止ピン41の拡大図である。図6は、逆止ピン41が球を支える様子を示す側面図である。
(パチンコ機)
本実施の形態に係る送球装置10は、パチンコ機等の遊技機で用いられる球を送り出すためのものである。
ここで、パチンコ機は、島などと呼ばれる構造物の片面又は両面に並んで設置されている。また、パチンコ機は、島に固定される裏枠と、この裏枠にヒンジを介して開閉可能に取り付けられる前枠と、この前枠に着脱可能に取り付けられる遊技盤とを備えている。また、遊技盤の表面には、円弧形状の発射レールが設けられ、この発射レールの内側が、遊技領域とされている。また、遊技領域の中央には、図柄表示装置が設けられ、また、図柄表示装置の周囲には、複数の入賞口が設けられている。また、入賞口としては、所定個数の球の払い出しに係る一般入賞口や、図柄表示装置の作動に係る始動入賞口や、図柄表示装置に特定の図柄の組み合わせが表示されると作動する大入賞口などがある。また、遊技領域の中央最下部には、入賞口に入らなかった球を受け入れるためのアウト口が設けられている。また、入賞口やアウト口が設けられている位置には、遊技盤を貫通する貫通口が設けられている。そして、入賞口やアウト口に入った球は、貫通口を通って、遊技盤の裏側へ導かれる。また、遊技盤の裏側には、入賞口に入って遊技盤の裏側へ導かれた球を下方へ導くための入賞球通路と、アウト口に入って遊技盤の裏側へ導かれた球を下方へ導くためのアウト球通路とが形成されている。また、入賞球通路の途中には、球の通過を検出するための入賞検出センサーが設けられている。また、入賞球通路及びアウト球通路は、遊技に使用された球を機外へ排出するための遊技済み球排出通路に接続されている。また、前枠の表面であって遊技盤の下方に相当する位置には、入賞時に球が払い出される払出口と、払出口から払い出された球を貯留して発射装置に供給するための上球皿とが設けられ、また、上球皿の下方には、上球皿に貯留しきれない球を貯留するための下球皿が設けられ、また、下球皿の右方には、発射ハンドルが設けられている。また、前枠の裏面下部であって発射ハンドルの裏側に相当する位置には、球を発射するための発射装置が設けられている。そして、発射ハンドルを時計回りに所定角度回すと、発射装置が作動して、遊技領域へ向けて球が打ち出されるようになっている。また、前枠の裏面には、球の処理などを行うための裏セットが、ヒンジを介して開閉可能に取り付けられている。また、裏セットの上部には、球が貯留される球貯留タンクが設けられ、また、球貯留タンクの下側には、球貯留タンクに貯留されている球を一列に整列させて下方へ導くための整列通路が設けられ、また、整列通路の下側、かつ、払出口の上方には、球の払い出しを行うための払出装置が設けられ、また、払出装置の下側には、払出装置から払い出された球を払出口へ導くための払出通路が設けられている。また、裏セットには、払出装置を制御するための払出制御装置が設けられている。そして、入賞口に球が入り、その旨が入賞検出センサーで検出されると、入賞検出センサーから払出制御装置へ払出信号が送信される。また、払出制御装置は、払出信号を受信すると、払出装置を作動させる。そうすると、払出装置から所定個数の球が払い出される。また、払出装置から払い出された球は、払出通路を通り、払出口から排出されて、上球皿に貯留される。
また、島における、各遊技機の上方に相当する位置には、各遊技機に供給される球を貯留するための補給タンクが設けられ、また、島における、各遊技機の下方に相当する位置には、各遊技機で遊技に使用された球を貯留するための回収タンクが設けられている。また、補給タンクと各遊技機の球貯留タンクとは、補給樋で接続され、また、各遊技機の遊技済み球排出通路と回収タンクとは、回収樋で接続されている。そして、各遊技機の球貯留タンク内に貯留されている球が一定量以下になると、補給タンクに貯留されている球が、補給樋を通って、各遊技機の球貯留タンクに供給されるようになっている。また、各遊技機で遊技に使用された球は、回収樋を通って、回収タンクに貯留されるようになっている。
(送球装置10)
そして、本実施の形態では、送球装置10は、回収タンクに貯留されている球を補給タンクへ揚送するためのものである。
また、送球装置10は、球が通過可能な球通路30と、球通路30内にその外周部を突出させてその回転により球通路30内の球を一定方向へ向けて送り出すためのスプロケット20とを備えている。
(球通路30)
球通路30は、球が通過可能に形成されている通路である。
図1に示すように、本実施の形態では、球通路30は、「J」字形に形成されている。また、図1に示すように、球通路30は、回収タンクからスプロケット20へ球を導くための供給通路31と、スプロケット20の外周に沿った円弧形状に形成され、スプロケット20の回転に伴って球を導くための円弧通路32と、スプロケット20により送り出された球を上方へ送って補給タンクまで導くための揚送通路33とを有している。
また、供給通路31は、回収タンクからスプロケット20へ球を導くためのものである。また、図1に示すように、供給通路31は、回収タンクからスプロケット20の下方に相当する位置まで至るように形成されており、スプロケット20に近づくに従って高さが次第に低くなるように滑らかに傾斜している。また、図1に示すように、供給通路31のスプロケット20側端部は、円弧通路32に接続され、また、図示しないが、供給通路31の反スプロケット20側端部は、回収タンクに接続されている。また、供給通路31は、四角筒状に形成されており、その高さは、球の直径よりも僅かに大きく形成され、また、その幅も、球の直径よりも僅かに大きく形成されている。これにより、供給通路31は、球を1個ずつ通過させるようにしている。
また、円弧通路32は、スプロケット20の回転に伴って球を導くためのものであって、図1に示すように、スプロケット20の外周に沿った円弧形状に形成されている。また、図1に示すように、円弧通路32は、スプロケット20の下方に相当する位置からスプロケット20の側方に相当する位置まで至るように形成されている。また、図1に示すように、円弧通路32の下端部は、供給通路31に接続され、また、図1に示すように、円弧通路32の上端部は、揚送通路33に接続されている。また、図2に示すように、円弧通路32は、四角筒状に形成されており、その高さは、球の直径よりも僅かに大きく形成され、また、その幅も、球の直径よりも僅かに大きく形成されている。これにより、円弧通路32は、球を1個ずつ通過させるようにしている。
また、揚送通路33は、スプロケット20により送り出された球を上方へ送って補給タンクまで導くためのものである。また、図1に示すように、揚送通路33は、スプロケット20の側方に相当する位置から鉛直上方へ向けて延びている。また、図1に示すように、揚送通路33のスプロケット20側端部は、円弧通路32に接続され、また、図示しないが、揚送通路33の反スプロケット20側端部は、補給タンクに接続されている。また、揚送通路33は、四角筒状に形成されており、その高さは、球の直径よりも僅かに大きく形成され、また、その幅も、球の直径よりも僅かに大きく形成されている。これにより、揚送通路33は、球を1個ずつ通過させるようにしている。
(スプロケット20)
スプロケット20は、球通路30内にその外周部を突出させて、その回転により、球通路30内の球を一定方向へ向けて送り出すためのものである。また、スプロケット20は、その中心に位置するコア部21と、コア部21の外周から外方へ向けて突出する複数の送球歯22とを有している。つまり、スプロケット20は、鎖車状に形成されている。
また、コア部21は、スプロケット20の中心に位置する部分である。
また、コア部21の中心には、コア部21の一方の側面から他方の側面まで貫通する軸孔が設けられている。また、この軸孔には、回転軸23が通されている。また、この回転軸23は、水平になるように支持されている。このようにして、スプロケット20は、その中心を、回転軸23によって回転可能に軸支されている。また、本実施の形態では、スプロケット20は、供給通路31から供給された球を揚送通路33へ送り出す方向に回転するようになっている。図1では、スプロケット20は、反時計回り方向(図1中の矢印の方向)に回転する。
また、送球歯22は、コア部21の外周からスプロケット20の半径方向外向きに突出する部分である。また、本実施の形態では、スプロケット20には、第1から第6までの6つの送球歯22が設けられている。つまり、本実施の形態では、コア部21の外周には、6つの送球歯22が、コア部21の中心から見て放射状に設けられている。また、これら6つの送球歯22は、コア部21の外周に等間隔で設けられている。
また、各送球歯22と送球歯22との間は、球保持部24とされている。つまり、球保持部24は、各送球歯22と送球歯22との間の部分である。また、各送球歯22と送球歯22との間隔は、球の直径よりも大きくしてある。このため、各球保持部24の幅は、球の直径よりも大きくなっている。したがって、各球保持部24は、球が収納可能となっている。本実施の形態では、コア部21の外周には、6つの送球歯22が設けられていることから、各送球歯22と送球歯22との間は、6つある。したがって、本実施の形態では、スプロケット20には、6つの球保持部24が形成されている。具体的には、第1から第6までの6つの球保持部24が形成されている。
より具体的には、図3に示すように、第6送球歯22(22-6)と第1送球歯22(22-1)との間が第1球保持部24(24-1)とされ、第1送球歯22(22-1)と第2送球歯22(22-2)との間が第2球保持部24(24-2)とされ、第2送球歯22(22-2)と第3送球歯22(22-3)との間が第3球保持部24(24-3)とされ、第3送球歯22(22-3)と第4送球歯22(22-4)との間が第4球保持部24(24-4)とされ、第4送球歯22(22-4)と第5送球歯22(22-5)との間が第5球保持部24(24-5)とされ、第5送球歯22(22-5)と第6送球歯22(22-6)との間が第6球保持部24(24-6)とされている。
また、球保持部24の周面のうち、スプロケット20の回転に伴って球を押す部分は、球押圧部25とされている。つまり、球押圧部25は、球保持部24の周面のうち、スプロケット20の回転に伴って球を押す部分である。また、球押圧部25は、スプロケット20の厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されている。つまり、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の厚さ方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。更に換言すると、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の回転軸23のスラスト方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。
また、図2に示すように、スプロケット20の厚さは、球の直径とほぼ等しくしてある。
また、スプロケット20の最小径部分の半径をRSとし、スプロケット20の最大径部分の半径をRLとし、球の半径をRBとすると、スプロケット20は、(RL−RS)≦RB、を満たすように形成されている。
上述したように、スプロケット20は、鎖車状に形成されており、その中心に位置するコア部21と、コア部21の外周から半径方向外向きに突出する複数の送球歯22とを有している。このため、「最小径部分」とは、送球歯22がない部分を意味し、また、「最大径部分」とは、送球歯22が設けられている部分を意味する。
そして、(RL−RS)≦RB、を満たすことにより、スプロケット20の回転軸23のラジアル方向についての各送球歯22の幅(各送球歯22の突出幅)が、球の半径RB以下になっている。換言すると、スプロケット20の回転軸23のラジアル方向についての各球保持部24の深さ(各球保持部24の窪みの深さ)が、球の半径RB以下になっている。
また、スプロケット20の最小径部分(送球歯22がない部分)と、円弧通路32におけるカーブの外側部分との間の間隙は、球の直径よりも大きく、かつ、スプロケット20の最大径部分(送球歯22がある部分)と、円弧通路32におけるカーブの外側部分との間の間隙は、球の直径よりも小さい。このため、各球保持部24内にある球は、スプロケット20の回転に伴って、円弧通路32に沿って移動するようになっている。
また、本実施の形態に係るスプロケット20は、以下のようにして製造することができる。例えば、本実施の形態に係るスプロケット20を厚さ方向の上下の中間位置で2分割し、一方を第1パーツとし、他方を第2パーツとする。そうすると、第1パーツも、第2パーツも、いずれも、合成樹脂を用いて射出成形により形成することができる。そして、第1パーツと第2パーツとを組み合わせて接着等により固定すると、スプロケット20を比較的容易に製造できる。
(ガイド爪)
ガイド爪は、球保持部24内に収納されて円弧通路32に沿って移動してきた球を球保持部24及び円弧通路32から離脱させて揚送通路33へ誘導するためのものである。また、図示しないが、ガイド爪は、円弧通路32の上端付近に設けられている。
(第1逆止装置)
第1逆止装置は、球保持部24及び円弧通路32から離脱して揚送通路33へ誘導された球の逆流を防止するためのものである。また、図示しないが、第1逆止装置は、円弧通路32の上端付近における、ガイド爪と対向する位置に設けられている。つまり、円弧通路32の上端付近には、円弧通路32を挟んで一方側にガイド爪が設けられ、ガイド爪とは反対側に第1逆止装置が設けられている。
なお、第1逆止装置は、後述する第2逆止装置40と同様の構造である。
(第2逆止装置40)
第2逆止装置40は、揚送通路33内の球が下方へ落ちることを防止するためのものである。また、揚送通路33の途中であって第2逆止装置40を取り付けるべき位置には、揚送通路33の内外を連通させる開口が設けられている。そして、第2逆止装置40は、この開口の外側に位置するようにして、揚送通路33の外周部に固定されている。また、図4及び図5に示すように、第2逆止装置40は、揚送通路33内の球を支えるための逆止ピン41と、逆止ピン41を回動可能に軸支するための回動軸42と、逆止ピン41を一定方向へ向けて付勢するためのスプリング43と、逆止ピン41、回動軸42及びスプリング43を収納するためのハウジング44とを備えている。
また、逆止ピン41は、揚送通路33内の球を支えるためのものである。また、図5に示すように、逆止ピン41は、円柱状の軸支部45と、軸支部45の外周から外方へ向けて突出する四角板状の延設部46とを有している。また、図5に示すように、逆止ピン41は、軸支部45を下方に位置させ、延設部46を上方に位置させるようにして、ハウジング44内に収納されている。また、軸支部45は、円柱状に形成され、その中心には、一方の側部から他方の側部まで横方向に貫通する円孔状の軸孔が設けられている。また、延設部46は、四角板状に形成され、その揚送通路33側には、揚送通路33内を上昇する球が摺接する摺接部49を有し、また、揚送通路33とは反対側には、スプリング43で付勢される被付勢部48を有し、また、軸支部45とは反対側の端部には、支えようとする球の下部に接して当該球の落下を止める球止め部47を有している。また、逆止ピン41の球止め部47及び摺接部49は、揚送通路33の途中に設けた開口を介して、揚送通路33内に突出し、又は揚送通路33から退いてハウジング44内に収まるようになっている。また、球止め部47は、凹面状に形成され、その曲率は、横方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。
また、回動軸42は、逆止ピン41を回動可能に軸支するためのものである。また、回動軸42は、逆止ピン41の軸支部45に設けた軸孔に通されている。そして、図4に示すように、回動軸42は、水平になるように、その両端をハウジング44の所定位置にそれぞれ固定されている。これにより、逆止ピン41は、回動軸42を中心に回動するようになっている。
また、スプリング43は、逆止ピン41を一定方向へ向けて付勢するためのものである。また、図4に示すように、スプリング43は、その一端をハウジング44の所定位置に固定され、他端を逆止ピン41の被付勢部48に固定されている。そして、スプリング43は、逆止ピン41の球止め部47及び摺接部49を揚送通路33方向へ付勢するようにしている。これにより、逆止ピン41の球止め部47及び摺接部49は、常態では、揚送通路33の途中に設けた開口を介して、揚送通路33内に位置するようになっている。
また、ハウジング44は、図4に示すように、逆止ピン41、回動軸42及びスプリング43を収納するためのものである。また、ハウジング44は、揚送通路33の途中に設けた開口の外側に位置するようにして、揚送通路33の外周部に固定されている。
また、開口の下端縁は、逆止ピン41の回動を止めるピン止め部34とされている。そして、逆止ピン41の球止め部47及び摺接部49が揚送通路33内に所定量突出するまで回動すると、逆止ピン41の延設部46の揚送通路33側の面がピン止め部34に当接して、逆止ピン41の回動が止まるようになっている。
揚送通路33内を上昇する球は、第2逆止装置40が設けられている位置まで到達すると、まず、逆止ピン41の摺接部49に当接し、更に上方へ押し上げられると、今度はスプリング43に抗して逆止ピン41を揚送通路33から退かせてハウジング44内に押し込み、更に上方へ押し上げられると、逆止ピン41の球止め部47よりも上方に相当する位置まで到達する。また、逆止ピン41は、揚送通路33内を上昇する球によって摺接部49を押されると、揚送通路33から退いてハウジング44内に収まり、揚送通路33内を上昇する球が摺接部49を通過して球止め部47よりも上方に相当する位置まで到達すると、スプリング43に付勢されることによって球止め部47及び摺接部49を再び揚送通路33内に突出させる。そして、逆止ピン41の球止め部47よりも上方に相当する位置まで到達した球は、自重により、あるいは当該球よりも上方にある球の荷重により、下方へ落下しようとするところ、逆止ピン41の球止め部47に当接することにより、この位置よりも下方への落下を阻止される。このようにして、第2逆止装置40は、揚送通路33内の球が下方へ落ちることを防止している。また、上述したように、球止め部47は、凹面状に形成されていて、その曲率は、横方向については、球の曲率とほぼ等しい。このため、揚送通路33内の球と、球止め部47とは、点ではなく、線で接触する。したがって、揚送通路33内の球と球止め部47とが接触する部分が比較的大きくなり、球止め部47が比較的磨耗しにくい。
(送球装置10の動作)
供給通路31によりスプロケット20まで導かれた球は、図1に示すように、1個ずつ球保持部24に取り込まれる。球保持部24に取り込まれた球は、スプロケット20の回転に伴い、各球保持部24の球押圧部25に押されて、円弧通路32に沿って移動する。そして、円弧通路32上端付近まで移動した球は、ガイド爪により、球保持部24及び円弧通路32から離脱し、揚送通路33へ送り出される。
スプロケット20が回転し続けると、このような動作が繰り返されて、揚送通路33へ次々と球が送り出される。そうすると、揚送通路33内には、複数の球が一列に整列して並ぶ。そして、先に揚送通路33へ送り出された球は、あとから次々と揚送通路33へ送り出される球に押されて上方へ移動する。具体的には、揚送通路33内で一列に整列して並ぶ各球は、スプロケット20の回転に伴って揚送通路33へ球が1個送り出される毎に、球の直径分の高さだけ上方へ押し上げられる。そして、スプロケット20の回転に伴って揚送通路33へ球が1個送り出される毎に、揚送通路33の上端にある球が補給タンクへ送り出される。
(作用及び効果)
このように、本実施の形態では、球押圧部25は、スプロケット20の厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されている。つまり、球押圧部25は、球面と合致するように形成されている。このため、スプロケット20の厚さ方向について見ると、球保持部24内の球と球押圧部25とは、線で接触する。つまり、球保持部24内の球と球保持部24とが接触する部分が大きくなる。これにより、スプロケット20の球押圧部25が磨耗しにくくなる。
(第2の実施の形態)
(図面の説明)
図7ないし図15は、第2の実施の形態を示すものである。図7は、第2の実施の形態に係る送球装置10の外観斜視図である。図8は、第2の実施の形態に係る送球装置10の分解斜視図である。図9は、第2の実施の形態に係る送球装置10におけるベース50の平面図である。図10は、第2の実施の形態に係る送球装置10におけるベース50の斜視図である。図11は、第2の実施の形態に係る送球装置10における回転ディスク60の平面図である。図12は、第2の実施の形態に係る送球装置10における回転ディスク60の底面図である。図13は、図11のC−C線における断面図である。図14は、第2の実施の形態に係る送球装置10の要部横断面図である。図15は、スプロケット20における最小径部分の半径RS、スプロケット20における最大径部分の半径RL、球の半径RB、送球歯22の突出幅W1、及び球保持部24の窪みの深さW2を示す回転ディスク60の底面図である。
(送球装置10)
本実施の形態に係る送球装置10は、例えば、パチンコ球などの球を送り出すためのものであって、パチンコや、パチンコ球を用いて遊技を行うスロットマシンであるパロットなどの遊技機に使用されるものである。
図7及び図8に示すように、送球装置10は、ベース50と、ベース50を支持するためのフレーム90と、ベース50の上面上を回転する回転ディスク60と、回転ディスク60を回転させるためのモータ80と、回転ディスク60を囲むようにしてベース50の上面から上方へ向けて突出する円筒状のバケット100と、バケット100の上端に連設されており球を貯留するとともにその貯留した球をバケット100を介して回転ディスク60へ供給するための球タンク70とを備えている。
(ベース50)
図8ないし図10に示すように、ベース50は、ほぼ四角形状に形成されている。また、ベース50は、合成樹脂を用いて一体的に形成されている。また、ベース50は、水平に配置されている。また、ベース50の上面には、円形凹部51と、排出溝52とが設けられている。
また、円形凹部51は、ベース50の上面に設けられる円形の凹部である。また、円形凹部51の径は、回転ディスク60のスプロケット20の径よりも大きく、かつ、回転ディスク60の円盤部61の径とほぼ等しい。また、円形凹部51の深さは、球の直径よりもやや大きい。また、円形凹部51の深さは、スプロケット20の高さよりもやや大きい。
また、排出溝52は、ベース50の上面に設けられる溝である。また、排出溝52は、直線状に形成されている。また、排出溝52は、円形凹部51からベース50の側面まで至るように形成されている。つまり、排出溝52の一方は、円形凹部51の側面に開口し、他方は、ベース50の側面に開口している。これにより、排出溝52は、円形凹部51の内部とベース50の外部とを連通させている。また、排出溝52の開口のうち、ベース50の側面側の開口は、球が排出される球出口53とされている。また、排出溝52の幅は、球の直径よりも僅かに大きく、また、排出溝52の深さは、球の直径よりもわずかに大きい。このため、排出溝52は、球が通過可能とされている。また、円形凹部51の深さと排出溝52の深さとは等しい。このため、円形凹部51の底面と排出溝52の底面とは同一平面を形成している。
またここで、排出溝52の一方の側面を、第1溝側面54とし、他方の側面を、第2溝側面55とする。つまり、第1溝側面54とは、排出溝52の一方の側面をいい、また、第2溝側面55とは、排出溝52の第1溝側面54ではない方の側面をいう。また、第1溝側面54と第2溝側面55とは平行に形成されている。また、第1溝側面54は、円形凹部51の側面の接線上に形成されている。つまり、第1溝側面54は、円形凹部51の外周円の接線上に形成されている。このため、第1溝側面54と円形凹部51の側面とは、滑らかに接続されている。
また、円形凹部51の底面には、誘導壁56が設けられている。誘導壁56は、球通路30から球を離脱させて排出溝52へ誘導するためのものである。誘導壁56は、円形凹部51の底面から上方へ向けて突出している。また、誘導壁56は、排出溝52の第2溝側面55と円形凹部51の側面との交点付近から、各送球歯22の先端が通過する位置付近まで至る。回転ディスク60が回転すると、各送球歯22の先端の軌跡は円となる。この円を回転軌跡円とする。各送球歯22の先端は、回転軌跡円に沿って移動する。誘導壁56は、排出溝52の第2溝側面55と円形凹部51の側面との交点付近から、回転軌跡円の付近まで至る。
なお、後で詳しく説明するが、回転ディスク60は、鎖車状のスプロケット20と、スプロケット20の上側に連設されている円盤状の円盤部61とを有し、また、スプロケット20は、その中心を円形凹部51の中心と一致させて、円形凹部51内に収納されている。
またここで、誘導壁56における排出溝52側の面を、ガイド面58とする。つまり、ガイド面58とは、誘導壁56の面のうち、排出溝52側の面をいう。更に換言すれば、ガイド面58とは、誘導壁56の面のうち、排出溝52の第1溝側面54と向かい合う面をいう。また、ガイド面58は、第1溝側面54及び第2溝側面55と平行に形成されている。また、ガイド面58と第2溝側面55とは同一直線上に形成されている。つまり、ガイド面58と第2溝側面55とは同一平面を形成しており、滑らかに接続されている。
また、ベース50の所定位置には、ベース50を上下に貫通する4つのビス孔が設けられている。
また、円形凹部51の中央には、ベース50を上下に貫通する軸穴57が設けられている。モータ80の駆動軸81の回転は、シャフト82を介して、回転ディスク60に伝えられる。軸穴57は、シャフト82を通すためのものである。
(フレーム90)
フレーム90は、ベース50を支持するためのものである。図7及び図8に示すように、フレーム90は、四角板状の天板91と、天板91の左右両端から下方へ向けて延びる四角板状の2枚の側板92とを有している。そして、フレーム90は、天板91でベース50を水平に支持するようにしてある。また、天板91の中央には、天板91を上下に貫通するシャフト孔93が設けられている。また、シャフト孔93は、シャフト82を通すためのものである。また、天板91における、シャフト孔93の周囲の所定位置には、天板91を上下に貫通する4つのビス孔が設けられている。これら4つのビス孔は、ベース50に設けた4つのビス孔とそれぞれ対応する位置に設けられている。これら4つのビス孔は、フレーム90とベース50とバケット100とを固定するためのものである。図8に示すように、フレーム90の天板91上面には、ベース50が載せられ、また、ベース50の上面には、回転ディスク60が載せられるとともに、回転ディスク60を囲むようにして、バケット100が載せられる。また、フレーム90、ベース50及びバケット100を重ね合わせると、フレーム90、ベース50及びバケット100にそれぞれ設けられたビス孔が一直線上に並ぶ。そして、この一直線上に並んだビス孔を縦に貫くようにして、ビスが留められる。そうすると、フレーム90とベース50とバケット100とが固定される。
(回転ディスク60)
図11及び図12に示すように、回転ディスク60は、ほぼ円盤状に形成されている。また、回転ディスク60は、ベース50と同様に、水平に配置されている。
また、図11及び図12に示すように、回転ディスク60の中心には、シャフト82が固定される軸受部63が設けられている。また、軸受部63は、回転ディスク60の下面中央から上方へ向かう軸受孔64と、軸受孔64を横方向に貫くスリット65とから構成されている。また、軸受孔64の内径は、シャフト82の直径とほぼ等しい。また、シャフト82の先端付近の両側には、シャフト82と直行するピン83が突出している。そして、シャフト82を軸受孔64に通し、ピン83をスリット65に嵌めると、シャフト82のトルクが回転ディスク60に伝えられるようになる。
また、図11ないし図13に示すように、回転ディスク60は、スプロケット20と、スプロケット20の上側に連設されている円盤部61とを有している。つまり、回転ディスク60は、その下部にスプロケット20を有し、その上部には円盤部61を有している。また、スプロケット20は、鎖車状に形成され、また、円盤部61は、円盤状に形成されている。また、円盤部61の中心は、スプロケット20の中心と一致している。また、円盤部61の径は、スプロケット20の径よりも大きい。また、スプロケット20の厚さは、球の直径よりもやや大きい。また、スプロケット20の径は、円形凹部51の内径よりも小さい。また、円盤部61の径は、円形凹部51の内径とほぼ等しい。また、円盤部61の厚さは、球の直径の1.5倍程度である。
また、スプロケット20は、コア部21と、送球歯22とを有している。また、コア部21は、スプロケット20の中心に位置する部分である。また、送球歯22は、球通路30内の球を、回転ディスク60の回転に伴って後方から押して、球通路30に沿って移動させるための部分である。また、送球歯22は、コア部21の外周から半径方向外向きに突出するように設けられている。また、送球歯22は、6つ設けられている。つまり、コア部21の外周には、6つの送球歯22が、コア部21の中心から見て放射状に設けられている。具体的には、本実施の形態では、コア部21の外周に、図12に示すように、第1から第6までの6つの送球歯22が設けられている。
また、各送球歯22は、その下端から球通路30内の球の中心よりも下方まで至るように形成されている。つまり、各送球歯22の下端は、球通路30内の球の中心よりも下方に位置している。
ここで、回転ディクス60の回転軸のスラスト方向についての各送球歯22の厚さをH1とし、各送球歯22の下端から円形凹部51の底面までの距離をH2とし、球の半径をRBとしたときに、回転ディスク60は、H2<RB<H1、を満たすように形成されている。つまり、回転ディスク60の回転軸のスラスト方向についての各送球歯22の厚さH1を、球の半径RBよりも大きくするとともに、各送球歯22の下端から円形凹部51の底面までの距離H2を、球の半径RBよりも小さくしてある。このため、球通路30内の球が各送球歯22で真後ろから押圧されるようになっている。
また、各送球歯22と送球歯22との間は、球保持部24とされている。つまり、球保持部24は、各送球歯22と送球歯22との間の部分である。また、各球保持部24は、球が収納可能となっている。本実施の形態では、コア部21の外周には、第1から第6までの6つの送球歯22が設けられている。このため、各送球歯22と送球歯22との間は6つとなっている。したがって、球保持部24の数も6つとなっている。つまり、本実施の形態では、第1から第6までの6つの球保持部24が設けられている。
より具体的には、図12に示すように、第6送球歯22(22-6)と第1送球歯22(22-1)との間が第1球保持部24(24-1)とされ、第1送球歯22(22-1)と第2送球歯22(22-2)との間が第2球保持部24(24-2)とされ、第2送球歯22(22-2)と第3送球歯22(22-3)との間が第3球保持部24(24-3)とされ、第3送球歯22(22-3)と第4送球歯22(22-4)との間が第4球保持部24(24-4)とされ、第4送球歯22(22-4)と第5送球歯22(22-5)との間が第5球保持部24(24-5)とされ、第5送球歯22(22-5)と第6送球歯22(22-6)との間が第6球保持部24(24-6)とされている。
また、球保持部24の周面のうち、スプロケット20の回転に伴って球を押す部分は、球押圧部25とされている。つまり、球押圧部25は、球保持部24の周面のうち、スプロケット20の回転に伴って球を押す部分である。また、球押圧部25は、スプロケット20の厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されている。つまり、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の厚さ方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。更に換言すると、球押圧部25は、凹面状に形成されていて、その曲率は、スプロケット20の回転軸のスラスト方向については、球の曲率とほぼ等しくしてある。
また、各送球歯22と送球歯22との間隔は、球の直径よりも大きく設定されている。これにより、球保持部24の幅を球の直径よりも大きくして、球保持部24内に球を収納可能としている。
ここで、図15に示すように、スプロケット20の最小径部分の半径をRSとし、スプロケット20の最大径部分の半径をRLとし、球の半径をRBとすると、スプロケット20は、(RL−RS)≦RB、を満たすように形成されている。
上述したように、スプロケット20は、鎖車状に形成されており、その中心に位置するコア部21と、コア部21の外周から半径方向外向きに突出する複数の送球歯22とを有している。このため、「スプロケット20の最小径部分」とは、送球歯22がない部分を意味し、また、「スプロケット20の最大径部分」とは、送球歯22が設けられている部分を意味する。
そして、(RL−RS)≦RB、を満たすことにより、図15に示すように、回転ディスク60の回転軸のラジアル方向についての各送球歯22の幅(各送球歯22の突出幅)W1が、球の半径RB以下になっている。換言すると、回転ディスク60の回転軸のラジアル方向についての各球保持部24の深さ(各球保持部24の窪みの深さ)W2が、球の半径RB以下になっている。
また、円盤部61における、各球保持部24の上方に相当する位置には、それぞれ、上面から下面まで貫通する貫通孔62が設けられている。つまり、貫通孔62は、円盤部61における、各球保持部24の上方に相当する位置にそれぞれ設けられる孔である。
ここで、円盤部61は、その中心がスプロケット20の中心と一致し、かつ、その径がスプロケット20の径よりも大きい。このため、円盤部61の外側の部分は、各球保持部24の上方に、鍔のように覆いかぶさっている。そして、円盤部61における、各球保持部24の上方に鍔のように覆いかぶさっている部分に、貫通孔62が設けられている。
上述したように、本実施の形態では、第1から第6までの6つの球保持部24が設けられている。そして、本実施の形態では、第1から第6までの6つの球保持部24にそれぞれ対応して、第1から第6までの6つの貫通孔62が設けられている。また、これら6つの貫通孔62は、回転ディスク60の中心から等距離の位置に設けられている。また、これら6つの貫通孔62は、等間隔で設けられている。つまり、これら6つの貫通孔62は、回転ディスク60の円周方向に沿って等間隔で設けられている。
また、各貫通孔62は、それぞれ、円盤部61の上面から下面まで貫通している。
また、各貫通孔62の内径は、それぞれ、球の直径よりも大きい。これにより、各貫通孔62は、それぞれ、球が通過可能とされている。
また、上述したように、円盤部61の厚さが球の直径の1.5倍程度であることから、各貫通孔62の上下方向の長さも、球の直径の1.5倍程度となっている。これにより、各貫通孔62は、それぞれ、上下方向に2個の球を収納可能とされている。また、各貫通孔62の一番上に収納されている球の中心よりも上側の部分は、貫通孔62の上側の開口部から上方へ突出するようになっている。
また、本実施の形態に係る回転ディスク60は、以下のようにして製造することができる。例えば、本実施の形態に係る回転ディスク60を、スプロケット20の厚さ方向の上下中間位置で2分割し、一方をパーツAとし、他方をパーツBとする。そうすると、パーツAも、パーツBも、いずれも、合成樹脂を用いて射出成形により形成することができる。そして、パーツAとパーツBとを組み合わせて接着等により固定すると、回転ディスク60を比較的容易に製造できる。
(球通路30)
図14に示すように、スプロケット20は、その中心を円形凹部51の中心と一致させて、円形凹部51内に収納されている。そして、スプロケット20の外周面と、円盤部61の下面と、円形凹部51の底面と、円形凹部51の側面とで囲まれる部分を、球通路30としている。また、球通路30は、球が通過可能に形成されている。
具体的には、円盤部61の下面と円形凹部51の底面との間には、スプロケット20の厚さよりもやや大きい間隙が形成される。また、上述したように、スプロケット20の厚さは、球の直径よりもやや大きい。このため、円盤部61の下面と円形凹部51の底面との間には、球の直径よりもやや大きい間隙が形成される。つまり、円盤部61の下面から円形凹部51の底面までの距離は、球の直径よりもやや大きい。
また、スプロケット20における最小径部分の半径をRSとし、スプロケット20における最大径部分の半径をRLとし、円形凹部51の半径をRCとし、球の直径をDBとしたときに、(RC−RS)>DB、かつ、(RC−RL)<DB、を満たすように形成されている。つまり、スプロケット20における最小径部分(送球歯22がない部分)の外周面と円形凹部51の側面との間の間隙は、球の直径DBよりも大きく、かつ、スプロケット20における最大径部分(送球歯22がある部分)の外周面と円形凹部51の側面との間の間隙は、球の直径DBよりも小さい。
そして、スプロケット20の外周面、円盤部61の下面、円形凹部51の底面、及び円形凹部51の側面で囲まれる部分を球通路30としていることから、球通路30の高さは、球の直径DBよりも高く、かつ、球通路30の最大幅(球保持部24がある部分の幅)は、球の直径DBよりも広い。したがって、球通路30は、球が通過可能となっている。また、各球保持部24は、球通路30の一部となっている。また、球通路30の最小幅(送球歯22がある部分の幅)は、球の直径DBよりも狭い。このため、回転ディスク60が回転すると、各球保持部24にある球は、各送球歯22に押されて、球通路30に沿って移動するようになっている。
(バケット100)
図7及び図8に示すように、バケット100は、円筒状に形成されている。また、バケット100は、回転ディスク60を囲むようにして、ベース50の上面から上方へ向けて突出している。つまり、回転ディスク60は、バケット100ですっぽり覆われるようになっている。また、図7及び図8に示すように、バケット100の下端には、外方へ向けて広がる四角板状のフランジ部101が設けられている。また、フランジ部101の所定位置には、フランジ部101を上下に貫通する4つのビス孔が設けられている。これら4つのビス孔は、ベース50に設けた4つのビス孔とそれぞれ対応する位置に設けられている。これら4つのビス孔は、上述したように、フレーム90とベース50とバケット100とを固定するためのものである。また、ベース50の上面にバケット100が固定されると、ベース50の排出溝52の上部がバケット100のフランジ部101で塞がれる。
(球タンク70)
図7及び図8に示すように、球タンク70は、上側が開口する箱形に形成されている。また、球タンク70は、バケット100の上端に連設されている。また、球タンク70の下面中央には、球タンク70とバケット100とを連通させる球落とし孔71が設けられている。そして、球タンク70は、その内部に球を貯留するとともに、その貯留した球を、球落とし孔71及びバケット100を介して、回転ディスク60へ供給するようになっている。
(モータ80)
モータ80は、回転ディスク60を回転させるためのものである。図7及び図8に示すように、モータ80は、回転ディスク60の下方に配置されている。具体的には、モータ80は、駆動軸81を上方に向けて、かつ、駆動軸81の位置を回転ディスク60の中心の位置と一致させて、フレーム90の内側に配置されている。また、モータ80は、ビスでフレーム90の天板91下面に固定されている。また、モータ80の駆動軸81には、シャフト82が固定されている。また、フレーム90の天板91中央には、天板91を上下に貫通するシャフト孔93が設けられ、また、ベース50の円形凹部51の中央には、ベース50を上下に貫通する軸穴57が設けられている。そして、モータ80の駆動軸81及びシャフト82は、フレーム90のシャフト孔93、及びベース50の軸穴57に通されている。また、シャフト82と回転ディスク60との固定は、上述したとおりである。このようにして、モータ80は、シャフト82を介して駆動軸81の回転を回転ディスク60へ伝達し、回転ディスク60を回転させるようにしている。
(送球装置10の動作)
球タンク70の内部に貯留されている球は、バケット100を介して、回転ディスク60へ供給される。また、回転ディスク60に供給された球は、貫通孔62を通過して、球保持部24へ至る。また、球タンク70が球で満たされている場合には、球タンク70からバケット100を介して回転ディスク60へ次々と球が供給される。そして、各貫通孔62にも次々と球が供給される。そして、球保持部24にすでに球があるときに、貫通孔62に球が供給されると、球保持部24にある球の上に球が積み重なるようになる。これにより、各貫通孔62内には2個の球が収納されることとなる。そして、球保持部24にある球を含めると、円形凹部51の底面から回転ディスク60の上面までの間には、3個の球が積み重なる。また、上述したように、各球保持部24は、球通路30の一部となっている。このため、各球保持部24にある球は、球通路30内にある球ということになる。
また、モータ80が駆動し、回転ディスク60が回転すると、各貫通孔62は、球通路30の上方を球通路30に沿って移動する。
また、各球保持部24にある球は、回転ディスク60が回転すると、各球保持部24の球押圧部25に押されて球通路30に沿って移動する。具体的には、第1球保持部24(24-1)にある球は、第1球保持部24(24-1)の球押圧部25に押されて、球通路30に沿って移動する。第2から第6までの各球保持部24及び球押圧部25についても同様である。また、回転ディスク60の回転し始めのときには、各球保持部24の球押圧部25に押されて球通路30に沿って移動する球は、誘導壁56まで達すると、誘導壁56に弾き出されるようにして球通路30から離脱し、排出溝52へ移動する。また、回転ディスク60が比較的高速で回転し続けているときには、各球保持部24の球押圧部25に押されて球通路30に沿って移動する球は、誘導壁56付近まで達すると、誘導壁56に弾き出されるまでもなく、球自身の運動の勢いによって球通路30から離脱し、排出溝52へ移動する。また、回転ディスク60が比較的高速で回転し続けているときには、各球保持部24の球押圧部25に押されて球通路30に沿って移動する球は、回転ディスク60の回転による遠心力によって外向きの力を受けるため、円形凹部51の側面に沿って送り出されるところ、排出溝52の第1溝側面54が円形凹部51の側面の接線上に形成されているため、球通路30から排出溝52への球の送り出しが滑らかに行われる。また、誘導壁56のガイド面58と排出溝52の第2溝側面55とが同一直線上に形成されているため、ガイド面58によって案内された球の排出溝52への移動が滑らかに行われる。
また、球通路30内の球が球通路30から離脱して排出溝52へ送り出されると、貫通孔62内に収納されていた球が支えを失って下方へ落ち、球保持部24へ、つまり、球通路30内へ至る。そして、このようにして球通路30内へ至った球も、回転ディスク60が回転すると、上述したように、球通路30から離脱して排出溝52へ送り出される。回転ディスク60が回転し続けると、このような動作が繰り返されて、球通路30から排出溝52へ次々と球が送り出される。そうすると、排出溝52内には、複数の球が数珠繋ぎになって並ぶ。そして、先に排出溝52内へ送り出された球は、あとから次々と排出溝52内へ送り出される球に押されて移動する。そして、球通路30から排出溝52へ球が1個送り出される毎に、球出口53から球が1個押し出される。
(作用及び効果)
本実施の形態では、スプロケット20の外周面、円盤部61の下面、円形凹部51の底面、及び円形凹部51の側面で囲まれる部分を球通路30としている。そして、この球通路30で四方から囲むようにして球を誘導するようにしている。このため、回転ディスク60を比較的高速で回転させても、球を安定して送り出すことができる。
また、球通路30からの球の離脱は、円形凹部51の底面に設けた誘導壁56によって行うようにしている。
また、本実施の形態では、排出溝52の第1溝側面54が円形凹部51の側面の接線上に形成されているため、球通路30から排出溝52への球の送り出しが滑らかに行われる。
また、本実施の形態では、誘導壁56のガイド面58と排出溝52の第2溝側面55とが同一直線上に形成されているため、ガイド面58によって案内された球の排出溝52への移動が滑らかに行われる。
また、本実施の形態では、球押圧部25は、スプロケット20の厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されている。つまり、球押圧部25は、球面と合致するように形成されている。このため、スプロケット20の厚さ方向について見ると、球保持部24内の球と球押圧部25とは、線で接触する。つまり、球保持部24内の球と球保持部24とが接触する部分が大きくなる。これにより、スプロケット20の球押圧部25が磨耗しにくくなる。
また、本実施の形態では、スプロケット20における最小径部分の半径をRSとし、スプロケット20における最大径部分の半径をRLとし、球の半径をRBとしたときに、(RL−RS)≦RB、を満たすように形成されている。このため、回転ディスク60の回転軸のラジアル方向についての各送球歯22の幅(各送球歯22の突出幅)W1が、球の半径RB以下となっている。換言すると、回転ディスク60の回転軸のラジアル方向についての各球保持部24の深さ(各球保持部24の窪みの深さ)W2が、球の半径RB以下となっている。これにより、球通路30内の各球につき、球保持部24内に収まる部分よりも、球保持部24から突出する部分の方が大きくなっている。したがって、各球が、送球歯22と誘導壁56との間に噛み込まれることなく、球通路30から排出溝52へ円滑に送られる。
また、本実施の形態では、各送球歯22は、それぞれ、その下端が球通路30内の球の中心よりも下方まで至るように形成されている。つまり、本実施の形態では、回転ディスク60の回転軸のスラスト方向についての各送球歯22の厚さH1を、それぞれ、球の半径RBよりも大きくするとともに、各送球歯22の下端から円形凹部51の底面までの距離H2を、それぞれ、球の半径RBよりも小さくしてある。このため、球通路30内の球は、各送球歯22で真後ろから押圧される。したがって、回転ディスク60を比較的高速で回転させても、球を安定して送り出すことができる。
また、本実施の形態では、各貫通孔62を、それぞれ、上下方向に2個の球を収納可能に形成している。つまり、本実施の形態では、各貫通孔62内に2個の球が上下方向に積み重なるようにして収納されるようにしている。このため、球保持部24(球通路30)への供給を待つ球が各貫通孔62内に2個ストックされることから、各貫通孔62から各球保持部24(球通路30)への球の供給が絶えることなく円滑に行われる。これにより、回転ディスク60を比較的高速で回転させても、球の空送りが発生せず、球を確実に送り出すことができる。つまり、球を効率良く送り出すことができる。
また、本実施の形態では、各貫通孔62内の一番上に収納される球の中心よりも上側の部分が、貫通孔62の上側の開口部から上方へ突出するようにしている。つまり、本実施の形態では、各貫通孔62内の一番上に収納される球の一部が貫通孔62から外部にはみ出すようにし、更に、貫通孔62からはみ出す部分が球の半分未満になるようにしている。このため、回転ディスク60の上面及び貫通孔62の上側の開口部の縁部の磨耗が抑えられて、回転ディスク60の耐久性が向上する。つまり、球タンク70及びバケット100が球で満たされていれば、球で満たされた球タンク70及びバケット100内で回転ディスク60が回転することとなる。このとき、各貫通孔62内の一番上に収納される球の一部を貫通孔62から外部にはみ出させておけば、球の貫通孔62からはみ出した部分が球タンク70及びバケット100内の球を攪拌することとなるので、回転ディスク60の上面が磨耗しにくくなり、また、貫通孔62の上側の開口部の縁部に球が当たる機会が減るので、貫通孔62の上側の開口部の縁部が磨耗しにくくなる。また、各貫通孔62内の一番上に収納される球の一部が貫通孔62から外部にはみ出すものの、貫通孔62からはみ出す部分が球の半分未満であるので、球タンク70及びバケット100内の球を攪拌したり、回転ディスク60が回転により振動しても、球は貫通孔62内に比較的安定して留まる。
第1の実施の形態に係る送球装置の概略図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1のスプロケットの拡大図である。 第1の実施の形態に係る送球装置における第2逆止装置の概略図である。 図4の逆止ピンの拡大図である。 逆止ピンが球を支える様子を示す側面図である。 第2の実施の形態に係る送球装置の外観斜視図である。 第2の実施の形態に係る送球装置の分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る送球装置におけるベースの平面図である。 第2の実施の形態に係る送球装置におけるベースの斜視図である。 第2の実施の形態に係る送球装置における回転ディスクの平面図である。 第2の実施の形態に係る送球装置における回転ディスクの底面図である。 図11のC−C線における断面図である。 第2の実施の形態に係る送球装置の要部横断面図である。 スプロケットにおける最小径部分の半径RS、スプロケットにおける最大径部分の半径RL、球の半径RB、送球歯の突出幅W1、及び球保持部の窪みの深さW2を示す回転ディスクの底面図である。 従来の揚送ユニットの概略図である。 図16のB−B線における断面図である。
符号の説明
10 送球装置 20 スプロケット
21 コア部 22 送球歯
23 回転軸 24 球保持部
25 球押圧部 30 球通路
31 供給通路 32 円弧通路
33 揚送通路 34 ピン止め部
40 第2逆止装置 41 逆止ピン
42 回動軸 43 スプリング
44 ハウジング 45 軸支部
46 延設部 47 球止め部
48 被付勢部 49 摺接部
50 ベース 51 円形凹部
52 排出溝 53 球出口
54 第1溝側面 55 第2溝側面
56 誘導壁 57 軸穴
58 ガイド面 60 回転ディスク
61 円盤部 62 貫通孔
63 軸受部 64 軸受孔
65 スリット 70 球タンク
71 球落とし孔 80 モータ
81 駆動軸 82 シャフト
83 ピン 90 フレーム
91 天板 92 側板
93 シャフト孔 100 バケット
101 フランジ部 200 揚送ユニット
201 揚送スプロケット 202 凹部

Claims (1)

  1. 球が通過可能な球通路と、
    球通路内にその外周部を突出させてその回転により球通路内の球を一定方向へ向けて送り出すためのスプロケットとを備え、
    スプロケットは、その中心に位置するコア部と、コア部の外周から半径方向外向きに突出する複数の送球歯とを有し、
    各送球歯と送球歯との間は、球が収納可能な球保持部とされ、
    球保持部の周面のうち、スプロケットの回転に伴って球を押す部分は、球押圧部とされ、
    球押圧部は、スプロケットの厚さ方向についての曲率が球の曲率とほぼ等しい凹面状に形成されていることを特徴とする送球装置。
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