JPH11313953A - パチンコ球排出装置 - Google Patents

パチンコ球排出装置

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JPH11313953A
JPH11313953A JP11068397A JP6839799A JPH11313953A JP H11313953 A JPH11313953 A JP H11313953A JP 11068397 A JP11068397 A JP 11068397A JP 6839799 A JP6839799 A JP 6839799A JP H11313953 A JPH11313953 A JP H11313953A
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JP
Japan
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ball
sprocket
pachinko
supply path
pachinko ball
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Application number
JP11068397A
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English (en)
Inventor
Isao Suzuki
鈴木  勲
Susumu Sugiura
享 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプロケットから正確な個数のパチンコ球を
送り出し、しかも、スプロケットの欠けを防止するこ
と。 【解決手段】 スプロケット11が回動すると、歯部1
1bが球受凹部11a内のパチンコ球2を球受凹部11
a内から送り出す。この場合、歯部11bに切落部11
cが設けられているので、歯部11bの先端部に応力が
集中しなくなり、歯部11bの欠けが防止される。ま
た、歯部11bが2個のパチンコ球2間を非接触状態に
保持するので、2個のパチンコ球2間の距離が短くな
る。しかも、球供給路9の外周壁と切落部11cとの隙
間寸法が円弧部9bでパチンコ球2の直径寸法より小さ
いので、両者の隙間からパチンコ球2が抜けることが防
止され、総じて、スプロケット11の回動時にスプロケ
ット11から正確な個数のパチンコ球2が送り出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば球貸機や賞
球排出装置に好適するパチンコ球排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記パチンコ球排出装置には、例えば特
開平10−328380号公報に記載されているよう
に、球供給路を通して球受部材の複数の球受凹部内にパ
チンコ球を供給する構成のものがある。この構成の場
合、球受部材の回動を拘束することに基づいてパチンコ
球を球供給路内に塞き止め、球受部材の回動に基づいて
球受凹部間に位置する球送爪により球受凹部内のパチン
コ球を送り出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置の場合、球送
爪の先端部が尖っているので、パチンコ球を送り出すと
きに球送爪の先端部に応力が集中し、球送爪が欠ける虞
れがある。しかも、パチンコ球間の距離が接触する程度
に短いので、球受部材の回動時に設定個数を越えたパチ
ンコ球が球受部材から送り出される虞れがある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、球受部材から正確な個数のパチンコ
球を送り出すことができ、しかも、球送爪の欠けを防止
できるパチンコ球排出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパチンコ
球排出装置は、回動可能に設けられた球受部材と、前記
球受部材にパチンコ球を供給する球供給路と、前記球受
部材に設けられ前記球供給路から供給されるパチンコ球
を受ける複数の球受凹部と、前記球受部材に前記球受凹
部間に位置して設けられ隣接するパチンコ球を非接触状
態に保持する球送爪とを備え、前記球送爪の先端部に切
落部が設けられ、前記球供給路の壁面と前記球送爪の切
落部との間はパチンコ球の送り出し部分の隙間寸法がパ
チンコ球の直径寸法より小さいところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、球送爪の先端部に切落部が設け
られている。このため、パチンコ球を送り出すときに球
送爪の先端部に応力が集中しなくなるので、球送爪の欠
けが防止される。また、球送爪がパチンコ球間を非接触
状態に保持するので、パチンコ球間の距離が長くなる。
しかも、球供給路の壁面と切落部との隙間寸法がパチン
コ球の送り出し部分でパチンコ球の直径寸法より小さい
ので、両者の隙間からパチンコ球が抜けることが防止さ
れ、総じて、球受部材の回動時に球受部材から正確な個
数のパチンコ球が送り出される。
【0006】請求項2記載のパチンコ球排出装置は、球
送爪の切落部のうち球受部材の回動方向と反対側の一面
が丸められているところに特徴を有している。上記手段
によれば、切落部の一面にパチンコ球が当るときの衝撃
力が部分的に集中することが緩和されるので、切落部の
欠けが防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を賞球排出装置に適
用した第1の実施例につき図1ないし図4を参照しなが
ら説明する。
【0008】まず、パチンコ機全体の背面側を示す図3
において、機本体1の背面側上部には、多数の賞球即ち
パチンコ球2を貯留する球供給源である球タンク3が配
設されている。この球タンク3内へは、図示しないパチ
ンコ球供給機構からパチンコ球2が供給されるようにな
っている。
【0009】上記球タンク3の下部には、球流下通路4
が配設されており、球タンク3の底部から流出したパチ
ンコ球2が球流下通路4内を流下する。この球流下通路
4の内部は、リブにより前後に二つの分岐通路5(一方
のみ図示する)に別れるように構成されている。これら
分岐通路5の右側にはパチンコ球排出装置に相当する賞
球排出装置6が配設されている。上記賞球排出装置6か
ら排出されたパチンコ球2は、球流下通路7内を流下し
た後、機本体1の前面側の下部に設けられた図示しない
球受け皿内へ貯留されるように構成されている。
【0010】さて、上記賞球排出装置6について、図
1、図2及び図4を参照して説明する。図1及び図2に
おいて、ケース8内には、第1及び第2の球供給路9及
び10が前後に並んで上下方向に延びるように設けられ
ている。第1の球供給路9は、上部直線部9a、この上
部直線部9aから図1中左方向へ曲成された円弧部9
b、この円弧部9bの下端から下方へ延びた下部直線部
9cからなる。第2の球供給路10は、図1中破線で示
すように、左下へ向けて傾斜する上部傾斜部10a、こ
の上部傾斜部10aから図1中右方向へ曲成された円弧
部10b、この円弧部10bの下端から下方へ延びた下
部直線部10cからなる。
【0011】上記第1の球供給路9は、上部直線部9a
の上端開口部が球流下通路4の一方の分岐通路5に連通
し、下部直線部9cの下端開口部が球排出口側である球
流下通路7に連通している。第2の球供給路10は、上
部傾斜部10aの上端開口部が球流下通路4の他方の分
岐通路に連通し、下部直線部10cの下端開口部が球排
出口側である球流下通路7に連通している。
【0012】また、第1の球供給路9の円弧部9bの内
周側には、第1の球受部材である例えば第1のスプロケ
ット11が軸12を支点としてその回りに回動可能に設
けられている。第1のスプロケット11の外周部には、
複数例えば6個の球受凹部11aが形成されており、各
球受凹部11aの間には球送爪に相当する歯部11bが
形成されている。この場合、第1の球供給路9の円弧部
9bには、内周壁を形成する代わりに、該内周壁の位置
に対応して上記スプロケット11の外周部が配置されて
いる。これにより、パチンコ球2が第1のスプロケット
11の回動軸12のほぼ真上から供給されるように構成
されている。
【0013】第1のスプロケット11には各歯部11b
の先端部に位置して切落部11cが形成されている。こ
れら各切落部11cは歯部11bの両面を延長してなる
尖鋭部分を切落した形状をなしており、各切落部11c
と円弧部9bの外周壁との隙間寸法はパチンコ球2の直
径寸法より小さく設定され、各切落部11cのうち第1
のスプロケット11の回動方向(矢印A方向)と反対側
の一面は曲面状に丸められている。
【0014】上記スプロケット11は、駆動部である例
えば第1の駆動モータ13により軸12を介して図1中
左回り方向(矢印A方向)へ回転駆動されるようになっ
ている。この第1の駆動モータ13は、例えばステッピ
ングモータにより構成されており、スプロケット11の
回転角度を60度単位(1/6回転単位)で回転制御可
能になっている。
【0015】一方、第2の球供給路10の円弧部10b
の内周側には、第2の球受部材である例えば第2のスプ
ロケット14が軸15を支点としてその回りに回動可能
に設けられている。第2のスプロケット14の外周部に
は、複数例えば6個の球受凹部14aが形成されてお
り、各球受凹部14aの間には球送爪に相当する歯部1
4bが形成されている。この場合、第2の球供給路10
の円弧部10bには、内周壁を形成するのに代えて、該
内周壁の位置に対応して第2のスプロケット14の外周
部が配置されている。これにより、パチンコ球2が第2
のスプロケット14の回動軸15のほぼ真上から供給さ
れるように構成されている。
【0016】第2のスプロケット14には各歯部14b
の先端部に位置して切落部14cが形成されている。こ
れら各切落部14cは歯部14bの両面を延長してなる
尖鋭部分を切落した形状をなしており、各切落部14c
と円弧部10bの外周壁との隙間寸法はパチンコ球2の
直径寸法より小さく設定され、各切落部14cのうち第
2のスプロケット14の回動方向(矢印B方向)と反対
側の一面は曲面状に丸められている。
【0017】上記スプロケット14は、駆動部である例
えば第2の駆動モータ16により軸15を介して図1中
右回り方向(矢印B方向)へ回転駆動されるようになっ
ている。この第2の駆動モータ16は、例えばステッピ
ングモータにより構成されており、スプロケット14の
回転角度を60度単位(1/6回転単位)で回転制御可
能になっている。
【0018】尚、スプロケット11の後面(図1参照)
及びスプロケット14の前面(図示しない)には、回転
位置検出用の6個の鉄片17が配設されている。各スプ
ロケット11及び14の鉄片17を検出するための第1
及び第2の反射形光センサ18及び19が、図2に示す
ように、スプロケット11の後面近傍及びスプロケット
14の前面近傍に配設されている。これら各反射形光セ
ンサ18,19により、各スプロケット11,14の原
点位置を検出できるように構成されている。
【0019】また、第1のスプロケット11の図1中右
側には、該スプロケット11の自由な回動を規制する規
制部材20が軸21を支点としてその回りに回動可能に
設けられている。規制部材20の上端には、スプロケッ
ト11の歯部11bに掛合する掛合爪20aが突設され
ている。規制部材20の下端とケース8との間には、コ
イルばね22が設けられており、このコイルばね22の
ばね力により規制部材20が図1中左回り方向、即ち、
規制部材20の掛合爪20aがスプロケット11の歯部
11bに掛合する方向へ回動付勢されている。
【0020】この場合、コイルばね22のばね力は、第
1の駆動モータ13によりスプロケット11が回動駆動
されるときには、規制部材20の掛合爪20aとスプロ
ケット11の歯部11bとの掛合が解除される程度の強
さに設定されている。
【0021】上記規制部材20と同様にして、第2のス
プロケット14の図1中左側に、該スプロケット14の
自由な回動を規制する規制部材23が軸24を支点とし
てその回りに回動可能に設けられている。規制部材23
の上端に掛合爪23aが突設され、規制部材23の下端
とケース8との間に、コイルばね25が設けられてい
る。
【0022】また、第1の球供給路9の上部直線部9a
の外周壁下端には、パチンコ球2の有無を検出する上部
球検出センサ26が配設されている。上部球検出センサ
26は、投光素子27及び受光素子28から構成されて
いる。この場合、第1の球供給路9の側壁には、上記各
素子27,28に対応して貫通孔(図示しない)が形成
されており、投光素子27からの投光が球供給路9の側
壁の貫通孔を通って受光素子28へ受光されるようにな
っている。
【0023】そして、第1の球供給路9の下部直線部9
cの外周壁には、該下部直線部9c内を通過するパチン
コ球2の有無を検出する下部球検出センサ29が配設さ
れている。下部球検出センサ29は、投光素子30及び
受光素子31から構成されている。
【0024】一方、同様にして、第2の球供給路10の
上部傾斜部10aの外周には、上部球検出センサ32が
配設されており、この上部球検出センサ32は、投光素
子33及び受光素子34から構成されている。この場
合、第2の球供給路10の側壁には、上記各素子33,
34に対応して貫通孔(図示しない)が形成されてい
る。そして、第2の球供給路10の下部直線部10cの
外周には、該下部直線部10c内を通過するパチンコ球
2の有無を検出する下部球検出センサ35(図4参照)
が配設されている。この下部球検出センサも、投光素子
及び受光素子(いずれも図示しない)から構成されてい
る。
【0025】さて、電気的構成を示す図4において、制
御回路36は、マイクロコンピュータを含んで構成され
ており、パチンコ機の運転全般及び賞球排出装置6の運
転を制御する機能を備えた制御プログラムを有してい
る。この制御回路36は、パチンコ球2が図示しない入
賞口に入賞したことを検出する入賞検知回路37からの
入賞検知信号、第1の反射形光センサ18及び第2の反
射形光センサ19からの各検出信号、上部球検出センサ
26,32及び下部球検出センサ29,35からの各検
出信号を受けるようになっている。
【0026】また、上記制御回路36は、駆動制御信号
を駆動回路38及び39へ与えることにより、第1の駆
動モータ13及び第2の駆動モータ16を駆動制御する
ように構成されている。
【0027】次に、上記構成の作用を説明する。今、賞
球排出装置6によりパチンコ球2の排出を行っていない
場合には、第1及び第2のスプロケット11及び14
が、図1に示す位置で停止している。この状態ではパチ
ンコ球2がスプロケット11及び14の各2個所の球受
凹部11a及び14a内にそれぞれ貯留された状態で停
止し、第1のスプロケット11の歯部11b及び第2の
スプロケット14の歯部14bが2個のパチンコ球2を
非接触状態に保持している。しかも、第1の球供給路9
の上部直線部9a及び第2の球供給路10の上部傾斜部
10a内には、パチンコ球2が隙間なく貯留されてい
る。この状態で、遊技部内へ打ち出したパチンコ球2が
入賞すると、賞球排出装置6により賞球として例えば計
15個のパチンコ球2が排出される。
【0028】具体的には、第1の駆動モータ13を通電
駆動して、第1のスプロケット11を1/6回転ずつ8
回即ち8/6回転させて、8個のパチンコ球2を第1の
球供給路9内を通過させて球流下通路7側へ排出する。
これと同時に、第2の駆動モータ16を通電駆動して、
第2のスプロケット14を1/6回転ずつ7回即ち7/
6回転させて、7個のパチンコ球2を第2の球供給路1
0内を通過させて球流下通路7側へ排出する。これによ
り、15個のパチンコ球2が賞球として排出される。
【0029】この場合、第1の駆動モータ13及び第2
の駆動モータ16を通電制御する際には、第1の反射形
光センサ18及び第2の反射形光センサ19からの各検
出信号に基づいて、各スプロケット11及び14の回転
位置(原点位置)を検出しながら制御する。また同時
に、上部球検出センサ26,32及び下部球検出センサ
29,35からの各検出信号に基づいて、第1の球供給
路9及び第2の球供給路10内のパチンコ球2を検出し
ながら制御するようになっている。
【0030】この場合、上部球検出センサ26,32に
より、球供給路9,10内にパチンコ球2があるか否か
を検出する。また、下部球検出センサ29,35によ
り、球供給路9,10内を通過するパチンコ球2の個数
を検出する。
【0031】上記第1実施例によれば、第1のスプロケ
ット11の歯部11bに切落部11cを設けた。このた
め、パチンコ球2を送り出すときに歯部11bの先端部
に応力が集中しなくなるので、歯部11bの欠けが防止
される。また、2個のパチンコ球2を歯部11bにより
非接触状態に保持したので、2個のパチンコ球2間の距
離が長くなる。しかも、第1の球供給路9の壁面と切落
部11cとの隙間寸法を円弧部9b(パチンコ球2の送
り出し部分に相当する)においてパチンコ球2の直径寸
法より小さくしたので、両者の隙間からパチンコ球2が
抜けることが防止され、総じて、第1のスプロケット1
1の回動時に第1のスプロケット11から正確な個数の
パチンコ球2が送り出される。
【0032】また、第1のスプロケット11の切落部1
1cのうち第1のスプロケット11の回動方向と反対側
の一面を丸めた。このため、パチンコ球2が切落部11
cの一面に当るときの衝撃力が部分的に集中することが
緩和されるので、切落部11cの欠けが防止される。し
かも、パチンコ球2が第1のスプロケット11の回動時
に切落部11cの一面に引掛かることなく第1のスプロ
ケット11から円滑に送り出されるようになる。尚、上
記各効果は第2のスプロケット14についても同様であ
る。
【0033】また、上記実施例では、2列の球排出機構
を設けたが、これに代えて、1列の球排出機構だけを設
ける構成としても良い。また、上記実施例では、15個
のパチンコ球2を排出させたが、排出させるパチンコ球
2の個数は8個,10個等適宜設定すれば良い。この場
合、パチンコ球2の個数が偶数の場合は、第1及び第2
のスプロケット11及び14を同じ回転角度だけ回転さ
せ、パチンコ球2の個数が奇数の場合は、第1及び第2
のスプロケット11及び14のいずれか一方を1/6回
転だけ多く或いは少なく回転させるように構成すれば良
い。
【0034】図5ないし図8は本発明の第2の実施例を
示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。まず、図5及び図6において、賞球排出装置6に代
わる賞球排出装置40のケース41内には、第1の球供
給路42及び第2の球供給路43が前後に並んで上下方
向へ延びるように設けられている。
【0035】第1の球供給路42は、上部直線部42
a、この上部直線部42aから図5中左方向へほぼ半円
状に湾曲した湾曲部42bからなる。第2の球供給路4
3は、図5には図示しないが、上記第1の球供給路42
の形状とほほ同一である。
【0036】上記第1の球供給路42は、上部直線部4
2aの上端開口部が球流下通路4の一方の分岐通路5に
連通し、湾曲部42bの下端開口部が球排出口側である
球流下通路7に連通している。そして、第2の球供給路
43は、上部直線部の上端開口部が球流下通路4の他方
の分岐通路に連通し、湾曲部の下端開口部が球流下通路
7に連通している。
【0037】また、第1の球供給路42及び第2の球供
給路43の各湾曲部42b(一方のみ図示)の内周側に
は、第1のスプロケット44及び第2のスプロケット4
5が軸46を支点としてその回りに回動可能に設けられ
ている。上記第1及び第2のスプロケット44及び45
の外周部には、複数例えば6個の球受凹部44a及び4
5aが形成されており、各球受凹部44a及び45aの
間には球送爪に相当する歯部44b及び45bが形成さ
れている。
【0038】第1のスプロケット44の各歯部44bの
先端部及び第2のスプロケット45の各歯部45bの先
端部には切落部44cおよび45cが形成されており、
各切落部44cと湾曲部42bの外周壁との隙間寸法,
各切落部45cと湾曲部42bの外周壁との隙間寸法は
上半部がパチンコ球2の直径寸法より小さく設定されて
いる。また、第1のスプロケット44の各切落部44c
は第1のスプロケット44の回動方向(矢印A方向)と
反対側の一面が丸められている。
【0039】この場合、第1の球供給路42及び第2の
球供給路43の各湾曲部42b(一方のみ図示)には、
内周壁を形成する代わりに、該内周壁の位置に対応して
上記第1のスプロケット44及び第2のスプロケット4
5の各外周部が配置されている。これにより、パチンコ
球2が第1のスプロケット44及び第2のスプロケット
45の軸46のほぼ真上から供給されるように構成され
ている。
【0040】ここで、軸46は、図7にも示すように、
軸受部材47とケース41に設けられた軸受部48とに
より回動可能に支承されている。そして、第1のスプロ
ケット44は、上記軸46と一体に回動するように軸4
6に取付けられている。一方、第2のスプロケット45
は、クラッチ機構部49によって、上記第1のスプロケ
ット44と一体に回動する状態と、第1のスプロケット
44と一体に回動しない状態とが選択的に切換えられる
ように構成されている。
【0041】具体的には、第2のスプロケット45は、
軸46に回動自在且つ図7中左右方向へ移動可能に取付
けられており、第2のスプロケット45と軸受部材47
との間に設けられたコイルばね70により、図7中右方
向即ち第1のスプロケット44へ近接する方向へ付勢さ
れている。第2のスプロケット45の図7中右側面に
は、図8に示すように、係合爪部45cが右方へ向けて
複数突設されている。そして、第1のスプロケット44
の図7中左側面には、上記係合爪部45cと係合する係
合凹部(図示しない)が設けられている。
【0042】上記第1のスプロケット44の係合凹部
と、第2のスプロケット45の係合爪部45cとが係合
することにより、両者が一体に回動するようになってい
る。そして、第2のスプロケット45が図7中左方へ移
動して、第1のスプロケット44の係合凹部と、第2の
スプロケット45の係合爪部45cとの係合が解除され
ると、第1のスプロケット44だけが回動するようにな
っている。
【0043】ここで、第2のスプロケット45の図6中
下端部には、係合溝45dが形成されており、この係合
溝45dにレバー50の一端が係合している。レバー5
0は、軸51を支点としてその回りに回動可能に設けら
れており、他端がソレノイド52のプランジャ52aに
連結されている。
【0044】この場合、ソレノイド52が通電される
と、レバー50が図6中左回り方向へ回動されて、第2
のスプロケット45が図6中下方(図7中左方)へ移動
して、第1のスプロケット44の係合凹部と、第2のス
プロケット45の係合爪部45cとの係合が解除され
る、即ち、クラッチ機構部49の接続が解除されるよう
に構成されている。
【0045】また、ソレノイド52が断電されると、レ
バー50が図6中右回り方向へ回動されて、第2のスプ
ロケット45が図6中上方(図7中右方)へ移動して、
第1のスプロケット44の係合凹部と、第2のスプロケ
ット45の係合爪部45cとが係合する、即ち、クラッ
チ機構部49が接続するようになっている。
【0046】一方、上記軸46の図7中左端(図6中下
端)は、駆動部である例えば1個の駆動モータ53の回
転軸54の右端に、カップリング55を介して連結され
ている。これにより、第1のスプロケット44及び第2
のスプロケット45は、クラッチ機構部49が接続状態
にあるとき、駆動モータ53により回転軸54及び軸4
6を介して図5中左回り方向へ一体に回転駆動されるよ
うになっている。また、クラッチ機構部49の接続が解
除された状態にあるとき、第1のスプロケット44だけ
が駆動モータ53により軸46を介して図5中左回り方
向へ回転駆動されるようになっている。
【0047】上記駆動モータ53は、例えばステッピン
グモータにより構成されており、スプロケット44,4
5の回転角度を60度単位(1/6回転単位)で回転制
御可能になっている。
【0048】尚、第1のスプロケット44の図6中上面
には、回転位置検出用の6個の鉄片17が配設されてい
る(図5参照)。上記スプロケット44の鉄片17を検
出するための反射形光センサ56が、図7に示すよう
に、第1のスプロケット44の図7中右面近傍に配設さ
れている。この反射形光センサ56によりスプロケット
44の原点位置を検出できるように構成されている。
【0049】また、第1のスプロケット44の図5中右
側には、該スプロケット44の自由な回動を規制する規
制部材57が軸58を支点としてその回りに回動可能に
設けられている。規制部材57の上端には、第1のスプ
ロケット44の歯部44bに掛合する掛合爪57aが突
設されている。
【0050】上記規制部材57の下端とケース41との
間には、コイルばね59が設けられており、このコイル
ばね59のばね力により規制部材57が図5中左回り方
向、即ち、規制部材57の掛合爪57aが第1のスプロ
ケット44の歯部44bに掛合する方向へ回動付勢され
ている。
【0051】この場合、上記コイルばね59のばね力
は、駆動モータ53によりスプロケット44,45が回
動駆動されるときには、規制部材57の掛合爪57aと
第1のスプロケット44の歯部44bとの掛合が解除さ
れる程度の強さに設定されている。
【0052】また、規制部材57の下端の図5中右側に
は、規制解除カム60が軸61を支点としてその回りに
回動可能に設けられている。この規制解除カム60が軸
61と一体に回動されて、規制解除カム60のカム山6
0aが規制部材57の下端に当接すると、規制部材57
が図5中右回り方向へ回動される。これにより、規制部
材57の掛合爪57aと第1のスプロケット44の歯部
44bとの掛合が解除されるようになっている。
【0053】そして、軸61の図7中左端部は、ケース
41の外側へ突設されており、該左端部に摘み62が取
付けられている。この摘み62を手動によって回動操作
することにより、軸61即ち規制解除カム60を回動操
作可能になっている。
【0054】また、第2のスプロケット45の図6中下
面側近傍には、ブレーキ部材63が配設されている。こ
の場合、第2のスプロケット45が図6中下方へ移動さ
れて第2のスプロケット45の下面がブレーキ部材63
に当接すると、両者の摩擦によって第2のスプロケット
45の回動が阻止されるようになっている。
【0055】尚、第1の球供給路42の湾曲部42bの
外周上端には、パチンコ球2の有無を検出する上部球検
出センサ64が配設され、下端には、湾曲部42b内を
通過するパチンコ球2の有無を検出する下部球検出セン
サ65が配設されている。各球検出センサ64,65
は、投光素子及びこれと湾曲部42bを挟んで対向する
受光素子から構成されている。
【0056】また、第2の球供給路43の湾曲部43b
の外周上端には、パチンコ球2の有無を検出する上部球
検出センサ66が配設され、下端には、湾曲部43b内
を通過するパチンコ球2の有無を検出する下部球検出セ
ンサ67が配設されている。各球検出センサ66,67
は、投光素子及びこれと湾曲部43bを挟んで対向する
受光素子から構成されている。尚、第1の球供給路42
及び第2の球供給路43の側壁には、上記投光素子及び
受光素子に対応して光を透過させるための貫通孔(図示
しない)が形成されている。
【0057】次に、上記実施例の作用を説明する。今、
賞球排出装置40によりパチンコ球2の排出を行ってい
ない場合には、第1及び第2のスプロケット44及び4
5が、図5に示す位置で停止しており、パチンコ球2が
スプロケット44及び45の各2個所の球受凹部44a
及び45a内にそれぞれ貯留された状態で停止してい
る。このとき、第1の球供給路42の上部直線部42a
及び第2の球供給路43の上部直線部43a内には、パ
チンコ球2が隙間なく貯留されている。この状態で、遊
技部内へ打ち出したパチンコ球2が入賞すると、賞球排
出装置40により賞球として例えば15個のパチンコ球
2が排出される。
【0058】具体的には、ソレノイド52を断電した状
態で、即ち、クラッチ機構部49の接続状態で、駆動モ
ータ53を通電駆動して、第1のスプロケット44及び
第2のスプロケット45を一体に1/6回転ずつ7回即
ち7/6回転させて、14個のパチンコ球2を第1の球
供給路42及び第2の球供給路43内を通過させて球流
下通路7側へ排出する。
【0059】この後、ソレノイド52を通電して、クラ
ッチ機構部49の接続を解除する。具体的には、ソレノ
イド52の通電駆動により、レバー50が図6中左回り
方向へ回動されて、第2のスプロケット45が図7中左
方へ移動して、第1のスプロケット44の係合凹部と、
第2のスプロケット45の係合爪部45aとの係合が解
除される。これにより、クラッチ機構部49の接続が解
除される。
【0060】この解除状態で、駆動モータ53を通電駆
動して、第1のスプロケット44だけを1/6回転させ
て、さらに1個のパチンコ球2を第1の球供給路42内
を通過させて球流下通路7側へ排出する。このとき、第
2のスプロケット45は、図6中下方へ移動されてその
下面がブレーキ部材63に当接し、その回動が阻止され
る。この結果、15個のパチンコ球2が賞球として排出
される。
【0061】尚、球タンク3内のパチンコ球2を全て排
出する場合には、摘み62を手動によって回動操作する
ことにより、規制解除カム60を回動させて、そのカム
山60aを規制部材57の下端に当接させる。この結
果、規制部材57が図5中右回り方向へ回動され、規制
部材57の掛合爪57aと第1のスプロケット44の歯
部44bとの掛合が解除され、スプロケット44及び4
5の回動が許容されるようになるから、球タンク3内の
パチンコ球2が全て排出される。
【0062】上記第2実施例によれば、第1のスプロケ
ット44の歯部44bの先端部に切落部44cを設けた
ので、歯部44bの欠けが防止される。また、パチンコ
球2間を第1のスプロケット44の歯部44bにより非
接触状態に保持すると共に、第1の球供給路42の壁面
と切落部44cとの隙間寸法を湾曲部42bの上半部で
パチンコ球2の直径寸法より小さくしたので、第1のス
プロケット44の回動時に第1のスプロケット44から
正確な個数のパチンコ球2が送り出される。尚、上記効
果は第2のスプロケット45についても同様である。
【0063】また、第1のスプロケット44の切落部4
4cの一面を丸めた。このため、切落部44cの欠けが
防止される上、パチンコ球2が第1のスプロケット44
の回動時に切落部44cの一面に引掛かることなく第1
のスプロケット44から円滑に送り出される。
【0064】尚、上記各実施例では、賞球排出装置6,
40に適用したが、これに限られるものではなく、例え
ば球貸機に適用しても良い。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のパチンコ球排出装置は次の効果を奏する。請求項1記
載の手段によれば、球受部材の球送爪の先端部に切落部
を設けたので、球送爪の欠けが防止される。また、パチ
ンコ球間を球送爪により非接触状態に保持すると共に、
球供給路の壁面と切落部との隙間寸法をパチンコ球の送
り出し部分でパチンコ球の直径寸法より小さくしたの
で、球受部材の回動時に球受部材から正確な個数のパチ
ンコ球が送り出される。請求項2記載の手段によれば、
切落部の一面を丸めた。このため、パチンコ球が球受部
材の回動時に切落部の一面に引掛かることなく球受部材
から円滑に送り出される上、切落部の欠けが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す賞球排出装置の縦断
背面図
【図2】賞球排出装置の横断面図
【図3】機本体の背面図
【図4】ブロック図
【図5】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】賞球排出装置の縦断側面図
【図8】第2のスプロケットの側面図
【符号の説明】
2はパチンコ球、6は賞球排出装置(パチンコ球排出装
置)、9は第1の球供給路(球供給路)、10は第2の
球供給路(球供給路)、11は第1のスプロケット(球
受部材)、11aは球受凹部、11bは歯部(球送
爪)、11cは切落部、14は第2のスプロケット(球
受部材)、14aは球受凹部、14bは歯部(球送
爪)、14cは切落部、42は第1の球供給路(球供給
路)、43は第2の球供給路(球供給路)、44は第1
のスプロケット(球受部材)、44aは球受凹部、44
bは歯部(球送爪)、44cは切落部、45は第2のス
プロケット(球受部材)、45aは球受凹部、45bは
歯部(球送爪)、45cは切落部をを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に設けられた球受部材と、 前記球受部材にパチンコ球を供給する球供給路と、 前記球受部材に設けられ、前記球供給路から供給される
    パチンコ球を受ける複数の球受凹部と、 前記球受部材に前記球受凹部間に位置して設けられ、隣
    接するパチンコ球を非接触状態に保持する球送爪とを備
    え、 前記球送爪の先端部には切落部が設けられ、 前記球供給路の壁面と前記球送爪の切落部との間は、パ
    チンコ球の送り出し部分の隙間寸法がパチンコ球の直径
    寸法より小さいことを特徴とするパチンコ球排出装置。
  2. 【請求項2】 球送爪の切落部は、球受部材の回動方向
    と反対側の一面が丸められていることを特徴とする請求
    項1記載のパチンコ球排出装置。
JP11068397A 1999-03-15 1999-03-15 パチンコ球排出装置 Pending JPH11313953A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314607A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Kyowa Kagaku:Kk 送球装置

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