JP2003225374A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003225374A
JP2003225374A JP2002027486A JP2002027486A JP2003225374A JP 2003225374 A JP2003225374 A JP 2003225374A JP 2002027486 A JP2002027486 A JP 2002027486A JP 2002027486 A JP2002027486 A JP 2002027486A JP 2003225374 A JP2003225374 A JP 2003225374A
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JP
Japan
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ball
ball lending
game machine
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Application number
JP2002027486A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Atsushi Akatsu
篤志 赤津
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉の借り受けに必要な装置の配線処理が容易
な遊技機を提供する。 【構成】 前面枠3には、玉貸操作手段としての球貸ス
イッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ25
からの配線が接続される残高表示基板23が設けられ、
玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返却操作手
段としての返却スイッチ25は、前面枠3に設けられて
いることにより、前面枠3に玉貸操作手段としての球貸
スイッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ2
5が設けられるので、それら操作手段からの配線の配線
処理が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の構成部が
集約して設けられる前面枠と、記録媒体により特定され
る残高情報を引き落として玉貸しを行うための玉貸操作
手段と、前記記録媒体を返却するための返却操作手段
と、を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技者が遊技玉を借り受ける際に操作す
るカードユニット装置を備えた遊技機としての例である
弾球遊技機では、遊技者が操作する玉貸スイッチ,カー
ドユニット装置からから記録媒体(カード)を返却する
ための返却スイッチ,カードに記録された残高情報を表
示するための残高表示部等が備えられている。従来、こ
の玉貸スイッチ,返却スイッチ,残高表示部等は、開閉
部材に設けられる玉を貯留する玉貯留皿である上皿や遊
技領域を透視可能とする透明板を保持し、開閉自在に透
明板保持枠等の左右方向における中央位置に設けられて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した例
の場合、玉貸スイッチや返却スイッチの配線を引き回す
のに開閉軸側まで引き回し、前面枠裏面まで導くように
していたので配線処理が面倒であるという欠点があっ
た。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、玉の借り受けに必要な装置の配
線処理が容易な遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技機の構成部が集約
して設けられる前面枠と、記録媒体により特定される残
高情報を引き落として玉貸しを行うための玉貸操作手段
と、前記記録媒体を返却するための返却操作手段と、を
備えた遊技機において、前記前面枠には、前記玉貸操作
手段及び前記返却操作手段からの配線が接続される基板
が設けられ、前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前
記前面枠に設けられていることを特徴とする。このよう
に構成することにより、前面枠に玉貸操作手段及び返却
操作手段が設けられるので、それら操作手段からの配線
の配線処理が容易になる。
【0005】また、請求項2の発明においては、遊技機
の構成部が集約して設けられる前面枠と、遊技盤に形成
される遊技領域に発射される玉の発射強度を調整するた
めの操作部と、記録媒体により特定される残高情報を引
き落として玉貸しを行うための玉貸操作手段と、前記記
録媒体を返却するための返却操作手段と、を備えた遊技
機において、前記前面枠には、前記玉貸操作手段及び前
記返却操作手段からの配線が接続される基板が設けら
れ、前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記前面枠
の表面側であって前記遊技機の縦中心線を挟んで前記操
作部と反対側の前記前面枠に設けられていることを特徴
とする。このように構成することにより、玉貸操作手段
及び返却操作手段が操作部と反対側に配置されているた
め、玉を借り受ける際、操作部を操作していない手で、
遊技中でも容易に玉を借り受けることができる。また、
前面枠に玉貸操作手段及び返却操作手段が設けられるの
で、それら操作手段からの配線の配線処理が容易にな
る。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記遊
技領域を視認可能とする透明板を保持するための透明板
保持枠は、前記玉貸操作手段及び返却操作手段側の側方
に備えられた回転軸を中心として開閉自在に取り付けら
れると共に、前記回転軸側の側方に切欠部が形成され、
前記玉貸操作手段及び返却操作手段を前記切欠部に臨ま
せたことを特徴とする。このように構成することによ
り、玉貸操作手段及び返却操作手段の設置スペースを切
欠部により十分とることができると共に、透明板保持枠
の開閉時に玉貸操作手段及び返却操作手段が邪魔になる
ことがないようにできる。また、このような構成におい
ても透明板保持枠を幅広く形成できる。
【0007】また、請求項4の発明においては、玉を貯
留する玉貯留皿が設けられた開閉部材が備えられ、該開
閉部材は、前記玉貸操作手段及び返却操作手段側の側方
に備えられた回転軸を中心として開閉自在に取り付けら
れると共に、前記回転軸側の側方に切欠部が形成され、
前記玉貸操作手段及び返却操作手段を前記切欠部に臨ま
せたことを特徴とする。このように構成することによ
り、玉貸操作手段及び返却操作手段の設置スペースを切
欠部により十分とることができると共に、開閉部材の開
閉時に玉貸操作手段及び返却操作手段が邪魔になること
がないようにできる。また、このような構成においても
開閉部材を幅広く形成できる。
【0008】また、請求項5の発明においては、玉を貯
留する玉貯留皿を備え、前記玉貸操作手段及び返却操作
手段は、前記玉貯留皿よりも上方に設けられていること
を特徴とする。このように構成することにより、玉を借
り受ける際に玉貯留皿によりそれら操作手段の位置が目
視しにくくなることがないため、遊技中でも容易に玉を
借り受けることができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記遊
技機は、前記残高情報を示す表示をする残高表示部が備
えられ、前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記残
高表示部と共にユニット化されて残高表示ユニットとし
て前記前面枠に取り付けられていることを特徴とする。
このように構成することにより、玉貸操作手段及び返却
操作手段と残高表示部とを一体化できるため、個々に製
造,取り付けをする必要がなくなり、取付が容易になる
と共に部品コストの低減を図ることができる。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記残
高表示ユニットは、その操作面が前記操作部側に向けて
形成されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、残高表示部やそれら操作手段を目視しやす
い。
【0011】また、請求項8の発明においては、遊技機
の構成部が集約して設けられる前面枠と、遊技盤に形成
される遊技領域を視認可能とする透明板を保持するため
の透明板保持枠と、前記遊技領域に発射される玉の発射
強度を調整するための操作部と、記録媒体により特定さ
れる残高情報を引き落として玉貸しを行うための玉貸操
作手段と、前記記録媒体を返却するための返却操作手段
と、を備えた遊技機において、前記前面枠には、前記透
明板保持枠の外側位置に前記遊技機を装飾するためのカ
バー部材が設けられ、前記玉貸操作手段及び返却操作手
段は、前記カバー部材の表面側であって前記遊技機の縦
中心線を挟んで前記操作部と反対側の前記カバー部材に
設けられていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、玉貸操作手段及び返却操作手段が操作部と
反対側に配置されているため、玉を借り受ける際、操作
部を操作していない手で、遊技中でも容易に玉を借り受
けることができる。また、カバー部材に玉貸操作手段及
び返却操作手段が設けられるので、それら操作手段から
の配線の配線処理が容易になる。また、玉貸操作手段及
び返却操作手段とカバー部材とで一体感を持たせた意匠
とすることにより、玉貸操作手段及び返却操作手段を装
飾の一部とすることもできる。
【0012】また、請求項9の発明においては、前記遊
技機は、前記残高情報を示す表示をする残高表示部が備
えられ、前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記残
高表示部と共にユニット化されて残高表示ユニットとし
て前記カバー部材に取り付けられていることを特徴とす
る。このように構成することにより、玉貸操作手段及び
返却操作手段と残高表示部とを一体化できるため、個々
に製造,取り付けをする必要がなくなり、取付が容易に
なると共に部品コストの低減を図ることができる。
【0013】また、請求項10の発明においては、遊技
機の構成部が集約して設けられる前面枠と、遊技盤に形
成される遊技領域を視認可能とする透明板を保持するた
めの透明板保持枠と、前記遊技領域に発射される玉の発
射強度を調整するための操作部と、記録媒体により特定
される残高情報を引き落として玉貸しを行うための玉貸
操作手段と、前記記録媒体を返却するための返却操作手
段と、を備えた遊技機において、前記透明板保持枠は、
前記遊技機の縦中心線を挟んで前記操作部と反対側に備
えられた回転軸を中心として開閉自在に取り付けられ、
前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記回転軸側で
前記透明板保持枠に設けられていることを特徴とする。
このように構成することにより、玉貸操作手段及び返却
操作手段が操作部と反対側に配置されているため、玉を
借り受ける際、操作部を操作していない手で、遊技中で
も容易に玉を借り受けることができる。また、透明板保
持枠に玉貸操作手段及び返却操作手段が設けられるの
で、それら操作手段からの配線の配線処理が極力容易に
なる。
【0014】更に、請求項11の発明においては、前記
遊技機は、前記残高情報を示す表示をする残高表示部が
備えられ、前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記
残高表示部と共にユニット化されて残高表示ユニットと
して前記透明板保持枠に取り付けられていることを特徴
とする。このように構成することにより、玉貸操作手段
及び返却操作手段と残高表示部とを一体化できるため、
個々に製造,取り付けをする必要がなくなり、取付が容
易になると共に部品コストの低減を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。先ず、図1を参照して弾球
遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、実施
形態に係る弾球遊技機1の正面図である。図1におい
て、弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形成される
外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾
球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けら
れる前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉自在に設
けられる透明板保持枠4とから構成されている。前面枠
3に設けられる主要構成部としては、上記した透明板保
持枠4、遊技盤40、上皿19、灰皿29を含む下皿2
7、操作部としての操作ハンドル30、機構板(図示し
ない)、打球発射装置(図示しない)がある。また、図
示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技
玉を貸し出すためのカードユニット装置31が付設され
ている。
【0016】透明板保持枠4には、後述する遊技盤40
の遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されてい
る。また、透明板保持枠4には、円形透視窓5の外周に
沿って、装飾ランプ6a・6b・7・8a・8bが設け
られ、中央の装飾ランプ7の上部に装飾LED11が設
けられている。この装飾ランプ6a・6b・7・8a・
8b及び装飾LED11は、各種遊技状態に応じて点灯
又は点滅されるものであり、遊技の雰囲気を盛り上げる
ようになっている。なお、装飾ランプ6a・6b・7・
8a・8bは、7種類の点灯移動1〜7が設定されてお
り、このような様々な点灯移動態様によってリーチ種類
を多様化すると共に、大当り予告を実行するようになっ
ている。
【0017】また、透明板保持枠4の軸支側上部には、
払い出すべく賞球が不足したこと(後述する賞球側の球
切れスイッチ105が作動したとき)を報知する玉切れ
ランプ9(なお、玉貸し側の球切れスイッチ116が作
動したときも玉切れランプ9により報知してもよい)
や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球が払い出さ
れたことを報知する賞球ランプ10が設けられ、更に、
透明板保持枠4の上部左右に遊技の進行に応じた効果音
を発生するスピーカ12a・12bが設けられている。
また、スピーカ12a・12bの周囲には、装飾LED
13・14が設けられている。
【0018】上記した装飾ランプ6a・6b・7・8a
・8b、玉切れランプ9、賞球ランプ10、装飾LED
11・13・14は、図2に示すように、それぞれプリ
ント配線基板で構成される遊技効果ランプ基板6c・7
a・8c・9a・10aや遊技効果LED基板11a・
13a・14aに実装されて前面枠3の前面側や透明板
保持枠4の裏面側に取り付けられている。そして、各ラ
ンプ基板6c・7a・8c・9a・10aが電飾中継基
板15(図2において電飾中継基板Bと表示)に接続さ
れ、各LED基板11a・13a・14aが電飾中継基
板16(図2において電飾中継基板Cと表示)に接続さ
れている。電飾中継基板15・16は、後述する遊技制
御基板としての主基板100からの情報信号の種類に応
じて上記した装飾ランプ6a・6b・7・8a・8b、
玉切れランプ9、賞球ランプ10、装飾LED11・1
3・14を表示制御する電飾制御基板107に接続され
ている。なお、電飾中継基板15は、前面枠3の前面側
に取り付けられ(これに対応してランプ基板も前面枠3
の前面側に取り付けられている)、電飾中継基板16
は、透明板保持枠4の裏面側に取り付けられている(こ
れに対応してLED基板も透明板保持枠4の裏面側に取
り付けられている)。更に、電飾中継基板15には、ド
アスイッチ17が接続されており、このドアスイッチ1
7からの入力信号は、図2に示すように、電飾中継基板
15及び後述するサンパック中継基板104を介して主
基板100に入力された後、主基板100からの情報信
号に基づいて電飾制御基板107によって一部又は全部
のランプ6a・6b・7・8a・8b、9、10を点灯
制御されることにより透明板保持枠4が開放されたこと
を報知するようになっている。また、電飾中継基板16
には、前記スピーカ12a・12bも接続されていると
共に後述する効果音制御基板108も接続されている。
効果音制御基板108は、主基板100からの情報信号
の種類に応じてスピーカ12a・12bを駆動制御する
ものである。
【0019】また、透明板保持枠4の左側下方の隅角部
には、前面枠3に取り付けられた後述する残高表示ユニ
ット35が臨む切欠部4aが、残高表示ユニット35の
外形に沿った形で形成されている。この透明板保持枠4
の切欠部4a部分には、前面枠3の表面が表出ことにな
り、この切欠部4aに表出する部分に、後述するよう
に、残高表示ユニット35が取り付けられることとな
る。なお、透明板保持枠4は、透明板保持枠4の残高表
示ユニット35側に備えられた回転軸(図示しない)を
中心として開閉自在に取り付けられている。
【0020】上記したように、前面枠3の表面側であっ
て透明板保持枠4の切欠部4aと対応する部分には、図
1に示すように、残高表示ユニット35が取り付けられ
ている。この残高表示ユニット35の取り付け位置は、
弾球遊技機1の縦中心線を挟んで操作ハンドル30と反
対側であり、また、透明板保持枠4の下端面と残高表示
ユニット35の下端面がほぼ同一となる位置である。こ
の残高表示ユニット35は、弾球遊技機1に隣接して設
けられるカードユニット装置31を介して遊技玉を借り
受ける際に操作するものである。また、残高表示ユニッ
ト35は、合成樹脂製により箱型形状に形成される本体
ケース39をベースとして形成されている。本体ケース
39の表面である操作面37には、玉貸操作手段として
の球貸スイッチ24,返却操作手段としての返却スイッ
チ25及び残高表示部36が配置されている。この球貸
スイッチ24,返却スイッチ25及び残高表示部36
は、本体ケース39に内蔵される残高表示基板23に実
装されるものである。操作面37は、傾斜状に形成され
ており、前面枠4に取り付けた際に、操作ハンドル30
側に向くようになっている。また、操作面37の対面側
には、残高表示ユニット35の取付位置を決めるための
ための取付ボス38が突設されており、前面枠4に穿設
された取付穴(図示しない)に取付ボス38を嵌入し、
前面枠4の裏面側からネジ止めすることにより、残高表
示ユニット35が前面枠3に取り付けられる。
【0021】残高表示ユニット35に備えられる球貸ス
イッチ24は、カードユニット装置31によって遊技玉
を借り受ける際に操作するものであり、返却スイッチ2
5は、遊技終了の際にカードユニット装置31のカード
挿入口34に差し込まれたカードを返却するためのもの
である。また、残高表示部36は、カードユニット装置
31のカード挿入口34に差し込まれたカードの残額が
表示されるものである。なお、残高表示ユニット35か
ら延びる配線は、本体ベース39に覆われる開口から裏
面側に引き出され、後述する払出制御基板111に接続
されている。この払出制御基板111は、前面枠3の裏
面側に取り付けられる機構板(図示しない)の外面に取
り付けられるものであるが、その取付位置は、前面枠3
の表面側に取り付けられた残高表示ユニット35とほぼ
対応する位置である。このため、残高表示ユニット35
と払出制御基板111とは、近い位置にあり、接続のた
めに長い配線が必要になるということがなく、配線処理
を容易に行うことができる。
【0022】次に、透明板保持枠4の下部で開閉自在に
取り付けられる上皿19の構成について説明すると、上
皿19は、合成樹脂製の開閉部材としての上皿開閉板1
8の表面に複数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固
着することにより構成されている。この上皿開閉板18
は、上皿開閉板18の残高表示ユニット35側に備えら
れた回転軸(図示しない)を中心として開閉自在に取り
付けられている。また、上皿開閉板18には、その開放
側の上端に玉抜き操作レバー21が設けられている。こ
の玉抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設け
られ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に
移動させることにより、上皿19に貯留されていた玉を
上皿開閉板18の裏面に形成される玉抜き路(図示しな
い)を流下させて下皿27に誘導するものである。ま
た、上皿19には、その内部に圧電ブザー22が内蔵さ
れている。この圧電ブザー22は、遊技玉の貸出異常が
生じたとき(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続
音)、あるいは遊技玉の貸出時(例えば、100円相当
の遊技玉が払い出される毎にピーという音)に、その旨
を報知する報知音が発生されるものである。
【0023】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、図
示しない発射位置に玉を供給するものである。また、上
皿開閉板18の開放側上部には、前記透明板保持枠4を
前面枠3に対して施錠し且つ前記前面枠3を外枠に対し
て施錠する施錠装置(図示しない)を操作するためのシ
リンダー錠26が臨んでいる。
【0024】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球
通路(図示しない)を介して下皿用開口(図示しない)
から排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その
下皿27の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライ
ド可能に取付けられるようになっている。この玉抜き操
作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留さ
れていた賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に
移し替えることができる。また、下皿27の左側には、
灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設
けられている。操作ハンドル30は、打球発射装置の発
射装置電動機113(モータ)の駆動を開始せしめる単
発発射スイッチ117及びタッチセンサ118(共に図
3に符号だけ表示)を内蔵していると共に、弾発力を調
節するものである。
【0025】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置31が隣接されている。このカードユ
ニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前
述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等の操作部
を操作することにより作動されるものである。しかし
て、カードユニット装置31は、使用可能状態であるか
否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニ
ット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器33と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード挿入口34とが設
けられている。そして、このように構成されるカードユ
ニット装置31は、独自の制御回路によって制御される
ものであり、後述する払出制御基板111と接続されて
いる。なお、カードユニット装置31を弾球遊技機1に
内蔵しても良い。また、本実施形態においては、遊技者
に遊技玉を貸し出すためのユニット装置としてカードユ
ニット装置31を例示したが、例えば、硬貨及び/又は
紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良い。ま
た、カードユニット装置31には、弾球遊技機1の電源
コード133(図2参照)とは別の独立した電源コード
31b(図3参照)によって電源が供給されている。
【0026】次に、遊技盤40の構成について説明す
る。遊技盤40の表面には、発射された打玉を誘導する
ための誘導レール41がほぼ円状に植立され、該誘導レ
ール41で区画された領域が遊技領域42を構成してい
る。遊技領域42のほぼ中央には、後述する各特別図柄
表示部83〜85での識別情報(以下、特別図柄とい
う)の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特
別可変表示装置80が配置されている。なお、特別可変
表示装置80の詳細な構成については後に詳述するもの
である。
【0027】特別可変表示装置80の下方には、特別図
柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装
置43が配置されている。普通可変入賞球装置43は、
ソレノイド44によって垂直(通常入賞口)位置と傾動
(拡大入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動
翼片を備え、いわゆるチューリップ型役物として構成さ
れ、その普通可変入賞球装置43には入賞した打玉を検
出する始動玉検出器46が設けられている。なお、可動
翼片が垂直(通常入賞口)位置のときも普通可変入賞球
装置43に入賞可能になっている。また、普通可変入賞
球装置43への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動中
を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶され、
その旨が後述の特別図柄記憶表示LED94によって表
示されるようになっている。
【0028】また、特別可変表示装置80の左側方に
は、普通可変表示装置47が配置されている。普通可変
表示装置47は、その上端に玉通過口を備えると共に該
玉通過口の内部に備えた通過玉検出器49が通過玉を検
出することで、玉通過口の下方に備えた普通図柄表示器
50での識別情報(以下、普通図柄という)の変動を許
容するようになっている。なお、普通図柄表示器50
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置43の可動翼片を所定時間が経過するまで開放制
御するものであるが、後述する確率変動(大当り判定確
率を通常時と異なる確率に変更した遊技状態)が生じた
ときには、開放時間が長くなるように設定されている。
また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本
実施形態では、4回)記憶され、その旨が普通可変表示
装置47に設けられた普通図柄記憶表示LED51によ
って表示されるようになっている。一方、特別可変表示
装置80の下方及び右側方には、チャッカーランプ52
を備えた入賞装置53が配置されている。
【0029】また、遊技領域42の下方部位には、誘導
レール41に沿ったほぼ円弧状の取付基板55を介して
遊技盤40に取り付けられた特別可変入賞球装置54が
配置されている。特別可変入賞球装置54の中央部に
は、特別可変入賞口56が開設されており、該特別可変
入賞口56は、ソレノイド57による開閉板58の可動
によって開閉制御されるようになっている。特別可変入
賞口56の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左
側が特定領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領
域には、入賞玉の検出により開閉板58を再度開成させ
ることができる特定玉検出器59が設けられている。ま
た、通常領域には入賞玉を検出するために入賞玉検出器
60が設けられている。特別可変入賞口56の下方に
は、特定遊技状態の発生に伴う開閉板58の開閉サイク
ル数を表示すると共に、入賞玉検出器60及び特定玉検
出器59によって検出された入賞玉数を表示する7セグ
メントタイプの回数個数表示器61が設けられている。
また、取付基板55における特別可変入賞口56の左右
の各側方には、それぞれ入賞口62とアタッカーランプ
63が設けられており、取付基板55の左右の両端部に
は、それぞれ飾りLED64が設けられている。
【0030】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置54は、以下のように作動する。即ち、打
玉が普通可変入賞球装置43に入賞して始動玉検出器4
6をONさせると、特別可変表示装置80が変動を開始
し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特
別図柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが大
当り図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態
となる。この特定遊技状態においては、特別可変入賞球
装置54の開閉板58が所定期間(例えば、29秒)あ
るいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生する
まで開放する(開放サイクル)ように設定され、その開
放している間遊技盤40の表面を落下する打玉を受け止
めるようになっている。そして、受け止められた打玉が
特定領域に入賞して特定玉検出器59をONすると、開
放サイクルの終了後再度上記した開放サイクルを繰り返
し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して
開放サイクルを最高16回繰り返すことができるように
なっている。また、遊技領域42を含む遊技盤40の表
面には、上記した構成以外にも、風車ランプ67を内蔵
した風車68、サイドランプ69を内蔵したサイド飾り
70、バック玉防止部材71、アウト口72、等が設け
られている。
【0031】なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限
らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制御
又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0032】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景
品玉を直接排出する制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 次に、特別可変表示装置80の構成について説明する。
特別可変表示装置80は、遊技盤40の表面に取り付け
られる表示部飾り部材81を備え、該表示部飾り部材8
1には、横長形状の窓開口82が開設されている。窓開
口82には、外周面に特別図柄を描いた左・中・右の回
転ドラムが臨設されて、左・中・右の特別図柄表示部8
3〜85を構成している。左・中・右の回転ドラムに
は、それぞれ駆動源となるドラムモータ、停止図柄を検
出するためのドラムセンサ、及び特別図柄を照明装飾す
るためのドラムランプ(共に図示しない)、が取り付け
られている。特別図柄表示部83〜85に表示される特
別図柄(左図柄・中図柄・右図柄)は、図4(A)に示
すように、それぞれ「1〜15」の15種類の図柄から
構成されており、これら左・中・右の図柄には、ランダ
ム2(0〜14)が対応して設けられている。大当り図
柄の組合せは、左・中・右の図柄が同一図柄で揃った組
合せであり、この組合せは、ランダム3(0〜14)の
値に基づいて決定される。なお、大当り図柄のうち「1
・3・5・7・9・11」のいずれかの図柄で揃った大
当り図柄は、確変図柄を構成して後で詳述する確率変動
(これを確変ともいう)を発生するようになっている。
また、後で詳述する図柄の再変動における仮停止図柄
は、ランダム8(0〜8)の抽出値に基づいて決定され
る。具体的に、仮停止図柄は、「2・4・6・8・10
・12〜15」のいずれかの図柄で揃った大当り図柄、
言い換えれば確変図柄以外の大当り図柄(以下、これを
非確変図柄という)から構成されている。
【0033】以上、弾球遊技機1の構成について説明し
てきたが、次に弾球遊技機1に設けられる各種の制御基
板及び電気部品の関係について図2及び図3を参照して
詳細に説明する。図2は、主基板100と各種制御基板
及び電気部品との関係を示すブロック図であり、図3
は、払出制御基板と各種制御基板及び電気部品との関係
を示すブロック図である。図2において、主基板100
には、遊技盤40に設けられる各玉検出器46・49・
59・60からの信号が中継基板101を介して入力さ
れ、また、満タンスイッチ102及び入賞球検出スイッ
チ103からの信号がサンパック中継基板104を介し
て入力される。更に、主基板100には、上記したサン
パック中継基板104を介してドアスイッチ17からの
信号、賞球側の球切れスイッチ105及び賞球カウント
スイッチ106(共に図3参照)からの信号が入力され
るものである。
【0034】上記した入力信号のうち、遊技盤40に設
けられる各玉検出器46・49・59・60からの入力
信号に基づいて主基板100は、遊技盤40に設けられ
るソレノイド44・57、記憶表示LED51・94、
回数個数表示器61等を駆動制御すると共に、遊技状態
に応じた電飾信号を電飾制御基板107に出力し、遊技
状態に応じた効果音信号を効果音制御基板108に出力
し、更に、大当り表示制御信号あるいはリーチ表示制御
信号又は外れ表示制御信号を表示制御基板109に出力
し、情報端子基板110に各種の遊技情報を出力する。
電飾制御基板107は、主基板100から入力される電
飾信号の種類に応じて各種ランプ6a・6b・7・8a
・8b・9・10、各種LED11・13・14、飾り
ランプ基板128、飾りLED基板129を表示駆動制
御する。なお、飾りランプ基板128及び飾りLED基
板129は、遊技盤40面に設けられる飾りランプ及び
飾りLEDを実装している基板(図2では、飾りランプ
基板及び飾りLED基板をそれぞれ1つだけ示している
が、実際には、各飾りランプ及び各飾りLEDに対応し
て複数の基板がある)であり、中継基板127を介して
電飾制御基板107に接続されている。効果音制御基板
108は、主基板100から入力される効果音信号の種
類に応じてスピーカ12a・12bを駆動制御する。な
お、効果音制御基板108には、音量を切り替える音量
切替スイッチ126が設けられている。表示制御基板1
09は、主基板100から入力される表示制御信号の種
類に応じて各可変表示装置47・80(図2中には、図
柄表示器と記載)の表示結果を導出するように制御す
る。
【0035】また、満タンスイッチ102からの入力信
号に基づいて主基板100は、払出制御基板111(図
3参照)に満タン信号を出力し、その満タン信号に基づ
いて球貸モータ112の駆動を停止したり、あるいは発
射装置電動機113の駆動を停止したりする。また、満
タンスイッチ102からの入力信号があったときには、
主基板100は、次に説明する賞球可能信号を出力しな
いようにする。なお、満タンスイッチ102からの入力
信号があったときに、主基板100は、電飾制御基板1
07に満タン信号を出力して所定のランプ又はLEDを
表示駆動してその旨を報知するようにしてもよい。ま
た、主基板100は、満タン信号を払出制御基板111
に出力するので、例えば、該基板111上のエラー表示
器(図示しない)等でその旨を報知するようにしてもよ
い。
【0036】また、入賞球検出スイッチ103からの入
力信号に基づいて主基板100は、払出制御基板111
に賞球個数信号を出力し、払出制御基板111は、その
賞球個数信号及び賞球可能信号の入力に基づいて賞球モ
ータ114を駆動して所定個数の賞球を払い出す。主基
板100から賞球個数信号が出力された後には、主基板
100から入賞球排出ソレノイド125に駆動信号が送
られる。また、賞球カウントスイッチ106からの入力
信号に基づいて主基板100は、払い出されるべき賞球
個数が検出されれば払出制御基板111に賞球個数信号
をクリアするクリア信号を出力する。また、賞球カウン
トスイッチ106からの入力信号に基づいて主基板10
0は、情報端子基板115(図3参照)に賞球個数信号
を出力し、この信号を情報端子基板115の外部接続端
子115aから外部の管理コンピュータに出力する。更
に、入賞球検出スイッチ103からの入力信号に基づい
て主基板100は、電飾制御基板107(及び効果音制
御基板108)に賞球信号を出力し、賞球ランプ10
(又はスピーカ12a・12b)を表示駆動してその旨
を報知する。また、ドアスイッチ17からの入力信号に
基づいて主基板100は、電飾制御基板107(及び効
果音制御基板108)に開放信号を出力し、所定のラン
プ又はLED(又はスピーカ12a・12b)を表示駆
動してその旨を報知する。
【0037】更に、球切れスイッチ105からの入力信
号に基づいて主基板100は、払出制御基板111に賞
球可能信号を出力しないようにしたり、電飾制御基板1
07に賞球切れ信号を出力して玉切れランプ9を所定の
態様で表示駆動する。同様に、球切れスイッチ116か
らの入力信号に基づいて主基板100が電飾制御基板1
07に賞球切れ信号を出力して玉切れランプ9を所定の
態様で表示駆動するようにしてもよいし、別途、球切れ
ランプ(例えば、前記エラー表示器等を代用してもよ
い)を設けてその球切れランプを表示駆動するようにし
てもよい。更に、球切れスイッチ116からの信号を、
払出制御基板111に入力し、払出制御基板111が直
接若しくは電飾制御基板107がその球切れランプを制
御するようにしてもよい。また、玉切れランプ9又は別
途設けられる球切れランプを主基板100又は払出制御
基板111で制御するのではなく、玉切れランプ9又は
別途設けられる球切れランプに電源を供給し、球切れス
イッチ105・116のON・OFFによって単純に点
灯・消滅するようにしてもよい。
【0038】上記したように、主基板100には、遊技
動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を
制御するためのスイッチ入力、及び飾りランプ、飾りL
ED、スピーカ12a・12bを駆動制御するためのス
イッチ入力しか入力されず、主基板100と他の制御基
板107・108・111・124(発射制御基板12
4については後述する)との関係においては、主基板1
00から他の制御基板107・108・111・124
に向かって一方向の通信関係となる。このため、他の制
御基板107・108・111・124に不法な処理プ
ログラムを組み込んで主基板100で不正な処理を施そ
うとしても実行することができないという利点があり、
また、主基板100の制御の一部を他の制御基板107
・108・111・124で担当しているので、主基板
100の負担が軽減されると共に、監督官庁による主基
板100の検査の容易化を図ることも可能である。
【0039】次に、図3において、払出制御基板111
には、モータ位置センサ119・120、カウントスイ
ッチ121・106、球切れスイッチ116からの信号
が払出ユニット中継基板122を介して入力され、残高
表示基板23の球貸スイッチ24、返却スイッチ25か
らの信号が入力されると共に、残高表示部36へ信号を
出力し、カードユニット装置31の制御基板であるカー
ドユニット31aから各種の情報が入力されている。更
に、主基板100から前述したように、賞球可能信号、
賞球個数信号、満タン信号が入力されるものである。上
記した入力信号のうち、モータ位置センサ119・12
0からの入力信号に基づいて払出制御基板111は、貸
玉及び賞球の払出動作においてモータ112・114の
停止位置、即ち回転部材の停止位置を正確に制御すると
共に回転部材が回転しているか否かを検出できる。な
お、モータ位置センサ119・120は、位置センサ基
板130を介して払出ユニット中継基板122に接続さ
れている。
【0040】また、カウントスイッチ121・106か
らの入力信号に基づいて払出制御基板111は、貸玉及
び賞球の正確な払出数を払い出すようにモータ112・
114を駆動制御すると共に、情報端子基板115に貸
玉数情報を出力する。なお、賞球数情報も出力するよう
にしてもよい。また、情報端子基板115に接続される
球切れ情報スイッチ123からの入力信号は、払出制御
基板111に入力されることはなく、そのまま球切れ情
報として外部の管理コンピュータ等に出力される。ま
た、球切れスイッチ116からの入力信号に基づいて払
出制御基板111は、球貸モータ112の駆動を停止し
て貸玉動作を行えないように制御する。ただし、貸玉動
作の途中に球切れスイッチ116からの信号が入力され
たときには、当該払出動作が終了してから貸玉動作の停
止を行うようになっている。
【0041】また、球貸スイッチ24からの入力信号に
基づいて払出制御基板111は、カードユニット31a
からの残額情報と照会して残額情報に余裕があるときに
貸玉要求信号を許容して球貸モータ112を駆動し、ま
た、返却スイッチ25からの入力信号に基づいて払出制
御基板111は、カードユニット31aにカードの返却
信号を出力する。また、カードユニット31aからの各
種の情報入力に基づいて払出制御基板111は、残高表
示基板23の残高表示器に残高情報を出力し、また、圧
電ブザー22のブザー基板22aにトラブル信号を出力
する。更に、主基板100からの賞球可能信号、賞球個
数信号、満タン信号等に基づいて払出制御基板111
は、前述したように払出ユニット中継基板122を介し
て賞球の払出動作を実行せしめたり、打球発射装置に付
設される発射制御基板124に発射装置電動機113の
停止信号を出力したりする。発射制御基板124は、払
出制御基板111と接続されており、所定の状態となっ
たときに払出制御基板111から停止信号を受けて打玉
の発射を行えないようにする等、打球発射装置の駆動を
制御するようになっている。
【0042】以上、説明した各種の制御基板100・1
07・108・109・111・124には、電源ユニ
ット基板131からの電源配線を中継する電源中継基板
132から所望の電源が入力されるように接続されてい
る。ただし、表示制御基板109への電源の供給は、電
源中継基板132ではなく電飾制御基板107を介して
供給されるようになっている。これは、特別可変表示装
置として使用されるものが本実施形態のようにドラム式
可変表示部材である場合と電気的な可変表示部材(液晶
又はCRT等)とでは、使用する電源電圧が異なるた
め、遊技盤40の交換に伴って電源中継基板132の電
源端子の種類又は数を変更する必要があるところ、遊技
盤40の交換に伴って変更される電飾制御基板107か
ら電源線を分岐して表示制御基板109に入力した場合
には、電源中継基板132の電源端子の種類又は数をそ
のままにして電源中継基板132の電源端子と電飾制御
基板107の電源端子とを必要な電圧の配線だけを接続
するようにすれば、電源中継基板132の電源端子の種
類又は数を変更する必要がないからである。
【0043】以上、本実施形態に係る弾球遊技機1につ
いて説明してきたが、上記した実施形態においては、前
面枠3の表面側であって、透明板保持枠4の左側下方の
隅角部に対応する位置に残高表示ユニット35が設けら
れているものを示したが、このようなものに限られるこ
とはなく、残高表示ユニット35の取付態様には、様々
なものが考えられるため、以下、変形例として複数の実
施形態について、図4乃至図10を参照して説明する。
図4は、残高表示ユニット35が、前面枠3の表面側で
あって上皿開閉板18の左側上方の隅角部に対応する位
置に設けられた弾球遊技機1の正面図であり、図5は、
残高表示ユニット35が、前面枠3の表面側であって透
明板保持枠4の左側下方の隅角部から上皿開閉板18の
左側上方の隅角部に亘って対応する位置に設けられた弾
球遊技機1の正面図であり、図6は、残高表示ユニット
35が、前面枠3の灰皿29の側方部分に設けられた弾
球遊技機1の正面図であり、図7は、残高表示ユニット
35が、透明板保持枠4の左側下方の隅角部に設けられ
た弾球遊技機1の正面図であり、図8は、残高表示ユニ
ット35が、透明板保持枠4の外周のカバー部材75a
に設けられた弾球遊技機1の正面図であり、図9は、残
高表示ユニット35が、前面枠3の表面側であって透明
板保持枠4の外周部分に設けられた弾球遊技機1の正面
図であり、図10は、残高表示ユニット35が、前面枠
3の表面側であって、透明板保持枠4の左側下方の隅角
部に対応する位置に設けられた弾球遊技機1の正面図で
ある。なお、以下に示す複数の実施形態において、同じ
機能を有するものには、同じ符号を付してある。
【0044】図4に示す実施形態においては、残高表示
ユニット35は、前面枠3の表面側であって上皿開閉板
18の左側上方の隅角部に形成された切欠部18aと対
応する部分に取り付けられている。切欠部18aは、切
欠部4aと同様に残高表示ユニット35の外形に沿った
形で形成されている。この場合における残高表示ユニッ
ト35の取り付け位置は、弾球遊技機1の縦中心線を挟
んで操作ハンドル30と反対側であり、また、上皿開閉
板184の上端面と残高表示ユニット35の上端面がほ
ぼ同一となる位置である。
【0045】また、図5に示す実施形態においては、残
高表示ユニット35は、前面枠3の表面側であって透明
板保持枠4の左側下方の隅角部に形成された切欠部4a
及び上皿開閉板18の左側上方の隅角部に形成された切
欠部18aと対応する部分に取り付けられている。図5
における切欠部4a及び切欠部18aも前述と同様に残
高表示ユニット35の外形に沿った形で形成されてい
る。この場合における残高表示ユニット35の取り付け
位置は、弾球遊技機1の縦中心線を挟んで操作ハンドル
30と反対側であり、また、透明板保持枠4の左側下方
と上皿開閉板18の左側上方にまたがった位置である。
このように、透明板保持枠4と上皿開閉板18にまたが
った形で配置することにより縦方向の寸法を大きくする
ことができるため、図5に示すように、残高表示ユニッ
ト35を残高表示部36,球貸スイッチ24及び返却ス
イッチ25が縦方向一列に配置されたものとすることも
可能である。
【0046】また、図6に示す実施形態においては、残
高表示ユニット35は、前面枠3の表面側であって左側
下方に、前面枠3と一体的に設けられている。この場合
における残高表示ユニット35の設けられる位置は、弾
球遊技機1の縦中心線を挟んで操作ハンドル30と反対
側であり、灰皿29の左側方の位置である。また、この
場合、残高表示ユニット35は、上記したように、前面
枠3と一体的に設けられるものであるため、本体ケース
39は存在しておらず、球貸スイッチ24,返却スイッ
チ25及び残高表示部36が実装された残高表示基板2
3が前面枠3の裏面側から直接取り付けられている。従
って、本体ケース39を有する残高表示ユニット35に
おける操作面37は、前面枠3の表面となる。なお、こ
の場合、灰皿29の左側方に設けられるものばかりでな
く、灰皿29を設けずに灰皿29に対応する位置に残高
表示ユニット35が設けられていてもよい。
【0047】また、図7に示す実施形態においては、残
高表示ユニット35は、透明板保持枠4の表面側であっ
て左側下方に、透明板保持枠4と一体的に設けられてい
る。この場合における残高表示ユニット35の設けられ
る位置は、弾球遊技機1の縦中心線を挟んで操作ハンド
ル30と反対側である。また、この場合、残高表示ユニ
ット35は、上記したように、前面枠3と一体的に設け
られるものであるため、本体ケース39は存在しておら
ず、球貸スイッチ24,返却スイッチ25及び残高表示
部36が実装された残高表示基板23が透明板保持枠4
の裏面側から直接取り付けられている。従って、本体ケ
ース39を有する残高表示ユニット35における操作面
37は、透明板保持枠4の表面となる。
【0048】また、図8に示す実施形態における弾球遊
技機1は、上記した弾球遊技機1とは異なり、その前面
枠3には、透明板保持枠4の外周部分に対応する位置に
弾球遊技機1を装飾するためのカバー部材75a,75
b,75cが設けられている。このカバー部材75a,
75b,75cは、図8に示すように、前面枠3の表面
であって、透明板保持枠4の左側方,上方,右側方にそ
れぞれ設けられるものであるが、左側方,上方,右側方
が一体となったものであってもよい。また、カバー部材
75a,75b,75cは、合成樹脂により形成される
ものであり、裏面側にある取付ボス(図示しない)を前
面枠3の取付穴(図示しない)に嵌入することにより取
り付けられが、前面枠3の裏面側からネジ止めするもの
であってもよい。また、その形状は、起伏のない平板状
ものであっても、起伏のあるデザインが施されたような
ものであってもよく、色彩は、周辺部材の色彩と合わせ
て統一感をもたせたものであっても、周辺部材と異なら
せて目立たせるものであってもよい。更に、透光性のあ
る材質によって形成し、裏面側からLED等により透光
させるものであってもよい。
【0049】この実施形態における残高表示ユニット3
5は、図8に示すように、上記したカバー部材75aの
下端部近傍にカバー部材75aと一体的に縦長形状で設
けられている。カバー部材75aは、上記したように、
透明板保持枠4の左側方に取り付けられるため、この場
合における残高表示ユニット35の設けられる位置は、
弾球遊技機1の縦中心線を挟んで操作ハンドル30と反
対側となる。また、この場合、残高表示ユニット35
は、上記したように、カバー部材75aと一体的に設け
られるものであるため、本体ケース39は存在しておら
ず、球貸スイッチ24,返却スイッチ25及び残高表示
部36が実装された残高表示基板23が透明板保持枠4
の裏面側から取付ネジ等により直接取り付けられてい
る。従って、本体ケース39を有する残高表示ユニット
35における操作面37は、カバー部材75aの表面と
なる。
【0050】また、図9に示す実施形態における弾球遊
技機1は、図8における弾球遊技機1でカバー部材75
a,75b,75cが設けられていないものである。こ
の実施形態における残高表示ユニット35は、縦長形状
に形成された本体ケース39に、球貸スイッチ24,返
却スイッチ25及び残高表示部36が実装された残高表
示基板23が内蔵されるものである。この場合における
残高表示ユニット35の取り付け位置は、弾球遊技機1
の縦中心線を挟んで操作ハンドル30と反対側であり、
また、透明板保持枠4の下端面と残高表示ユニット35
の下端面がほぼ同一となる位置である。
【0051】また、図10に示す実施形態における弾球
遊技機1は、図1乃至図9に示す弾球遊技機1と異な
り、透明板保持枠4が上皿開閉板18を兼ねる形状に形
成されるものである。即ち、透明板保持枠4と上皿開閉
板18が一体的に形成され、円形透視窓5の下方に上皿
19が設けられるものである。この実施形態において
は、残高表示ユニット35は、前面枠3の表面側であっ
て透明板保持枠4の左側下方の隅角部に形成された切欠
部4aと対応する部分に取り付けられている。切欠部4
aは、残高表示ユニット35の外形に沿った形で形成さ
れている。この場合における残高表示ユニット35の取
り付け位置は、弾球遊技機1の縦中心線を挟んで操作ハ
ンドル30と反対側であり、また、透明板保持枠4の下
端面と残高表示ユニット35の上端面がほぼ同一となる
位置である。
【0052】なお、上記した実施形態において、残高表
示ユニット35は、球貸スイッチ24,返却スイッチ2
5及び残高表示部36が設けられるものを示したが、こ
れらに加えて使用可能表示器32が設けられるものや、
球貸スイッチ24及び返却スイッチ25だけが設けられ
るものであってもよい。
【0053】また、上記した残高ユニット35は、前面
枠3等の左端部近傍に設けたものを示したが、縦中央線
よりも左側(操作ハンドル30よりも左側)であればよ
い。
【0054】また、図1,図4,図5,図9,図10に
示す残高表示ユニット35は、操作面37が平面状に形
成されたものを示しているが、このようなものに限ら
ず、それぞれ、前面枠3,透明板保持枠4,上皿開閉板
18の意匠に合わせて装飾をほどこしたものであっても
よい。
【0055】更に、図1,図4,図5,図9,図10に
示す残高表示ユニット35は、本体ケース39を有する
ものを示したが、このようなものに限らず、球貸スイッ
チ24,返却スイッチ25及び残高表示部36が実装さ
れた残高表示基板23を前面枠3の裏面側から取り付け
た後、これを覆うようにカバーを取り付け、このカバー
を操作面37とするものであってもよい。
【0056】以上、実施形態にかかる弾球遊技機1につ
いて詳細に説明してきたが、本実施形態においては、弾
球遊技機1の構成部が集約して設けられる前面枠3と、
記録媒体により特定される残高情報を引き落として玉貸
しを行うための玉貸操作手段としての球貸スイッチ24
と、前記記録媒体を返却するための返却操作手段として
の返却スイッチ25と、を備えた弾球遊技機1におい
て、前記前面枠3には、前記玉貸操作手段としての球貸
スイッチ24及び前記返却操作手段としての返却スイッ
チ25からの配線が接続される基板としての残高表示基
板23が設けられ、前記玉貸操作手段としての球貸スイ
ッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ25
は、前記前面枠3に設けられている(図1,6,9,1
0参照)ことにより、前面枠3に玉貸操作手段としての
球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却スイッ
チ25が設けられるので、それら操作手段からの配線の
配線処理が容易になる。
【0057】また、本実施形態においては、弾球遊技機
1の構成部が集約して設けられる前面枠3と、遊技盤4
0に形成される遊技領域42に発射される玉の発射強度
を調整するための操作部としての操作ハンドル30と、
記録媒体により特定される残高情報を引き落として玉貸
しを行うための玉貸操作手段としての球貸スイッチ24
と、前記記録媒体を返却するための返却操作手段として
の返却スイッチ25と、を備えた弾球遊技機1におい
て、前記前面枠3には、前記玉貸操作手段としての球貸
スイッチ24及び前記返却操作手段としての返却スイッ
チ25からの配線が接続される基板としての残高表示基
板23が設けられ、前記玉貸操作手段としての球貸スイ
ッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ25
は、前記前面枠3の表面側であって前記弾球遊技機1の
縦中心線を挟んで前記操作部としての操作ハンドル30
と反対側の前記前面枠3に設けられている(図1参照)
ことにより、玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及
び返却操作手段としての返却スイッチ25が操作部とし
ての操作ハンドル30と反対側に配置されているため、
玉を借り受ける際、操作部としての操作ハンドル30を
操作していない手で、遊技中でも容易に玉を借り受ける
ことができる。また、前面枠3に玉貸操作手段としての
球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却スイッ
チ25が設けられるので、それら操作手段からの配線の
配線処理が容易になる。
【0058】また、本実施形態においては、前記遊技領
域42を視認可能とする透明板を保持するための透明板
保持枠4は、前記玉貸操作手段としての球貸スイッチ2
4及び返却操作手段としての返却スイッチ25側の側方
に備えられた回転軸を中心として開閉自在に取り付けら
れると共に、前記回転軸側の側方に切欠部4aが形成さ
れ、前記玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返
却操作手段としての返却スイッチ25を前記切欠部に臨
ませたことにより、玉貸操作手段としての球貸スイッチ
24及び返却操作手段としての返却スイッチ25の設置
スペースを切欠部4aにより十分とることができると共
に、透明板保持枠4の開閉時に玉貸操作手段としての球
貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ
25が邪魔になることがないようにできる。また、この
ような構成においても透明板保持枠4を幅広く形成でき
る。
【0059】また、本実施形態においては、玉を貯留す
る玉貯留皿が設けられた開閉部材としての上皿開閉板1
8が備えられ、該開閉部材としての上皿開閉板18は、
前記玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返却操
作手段としての返却スイッチ25側の側方に備えられた
回転軸を中心として開閉自在に取り付けられると共に、
前記回転軸側の側方に切欠部18aが形成され、前記玉
貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返却操作手段
としての返却スイッチ25を前記切欠部に臨ませたこと
により、玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返
却操作手段としての返却スイッチ25の設置スペースを
切欠部18aにより十分とることができると共に、開閉
部材としての上皿開閉板18の開閉時に玉貸操作手段と
しての球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却
スイッチ25が邪魔になることがないようにできる。ま
た、このような構成においても開閉部材としての上皿開
閉板18を幅広く形成できる。
【0060】また、本実施形態においては、玉を貯留す
る玉貯留皿を備え、前記玉貸操作手段としての球貸スイ
ッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ25
は、前記玉貯留皿よりも上方に設けられていることによ
り、玉を借り受ける際に玉貯留皿によりそれら操作手段
の位置が目視しにくくなることがないため、遊技中でも
容易に玉を借り受けることができる。
【0061】また、本実施形態においては、前記弾球遊
技機1は、前記残高情報を示す表示をする残高表示部3
6が備えられ、前記玉貸操作手段としての球貸スイッチ
24及び返却操作手段としての返却スイッチ25は、前
記残高表示部36と共にユニット化されて残高表示ユニ
ット35として前記前面枠3に取り付けられていること
により、玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返
却操作手段としての返却スイッチ25と残高表示部36
とを一体化できるため、個々に製造,取り付けをする必
要がなくなり、取付が容易になると共に部品コストの低
減を図ることができる。
【0062】また、本実施形態においては、前記残高表
示ユニット35は、その操作面が前記操作部としての操
作ハンドル30側に向けて形成されていることにより、
残高表示部36やそれら操作手段を目視しやすい。
【0063】また、本実施形態においては、弾球遊技機
1の構成部が集約して設けられる前面枠3と、遊技盤4
0に形成される遊技領域42を視認可能とする透明板を
保持するための透明板保持枠4と、前記遊技領域42に
発射される玉の発射強度を調整するための操作部として
の操作ハンドル30と、記録媒体により特定される残高
情報を引き落として玉貸しを行うための玉貸操作手段と
しての球貸スイッチ24と、前記記録媒体を返却するた
めの返却操作手段としての返却スイッチ25と、を備え
た弾球遊技機1において、前記前面枠3には、前記透明
板保持枠4の外側位置に前記弾球遊技機1を装飾するた
めのカバー部材75が設けられ、前記玉貸操作手段とし
ての球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却ス
イッチ25は、前記カバー部材75の表面側であって前
記弾球遊技機1の縦中心線を挟んで前記操作部としての
操作ハンドル30と反対側の前記カバー部材75に設け
られていること(図8参照)により、玉貸操作手段とし
ての球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却ス
イッチ25が操作部としての操作ハンドル30と反対側
に配置されているため、玉を借り受ける際、操作部とし
ての操作ハンドル30を操作していない手で、遊技中で
も容易に玉を借り受けることができる。また、カバー部
材75に玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返
却操作手段としての返却スイッチ25が設けられるの
で、それら操作手段からの配線の配線処理が容易にな
る。また、玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び
返却操作手段としての返却スイッチ25とカバー部材7
5とで一体感を持たせた意匠とすることにより、玉貸操
作手段としての球貸スイッチ24及び返却操作手段とし
ての返却スイッチ25を装飾の一部とすることもでき
る。
【0064】また、本実施形態においては、前記弾球遊
技機1は、前記残高情報を示す表示をする残高表示部3
6が備えられ、前記玉貸操作手段としての球貸スイッチ
24及び返却操作手段としての返却スイッチ25は、前
記残高表示部36と共にユニット化されて残高表示ユニ
ット35として前記カバー部材75に取り付けられてい
ることにより、玉貸操作手段としての球貸スイッチ24
及び返却操作手段としての返却スイッチ25と残高表示
部36とを一体化できるため、個々に製造,取り付けを
する必要がなくなり、取付が容易になると共に部品コス
トの低減を図ることができる。
【0065】また、本実施形態においては、弾球遊技機
1の構成部が集約して設けられる前面枠3と、遊技盤4
0に形成される遊技領域42を視認可能とする透明板を
保持するための透明板保持枠4と、前記遊技領域42に
発射される玉の発射強度を調整するための操作部として
の操作ハンドル30と、記録媒体により特定される残高
情報を引き落として玉貸しを行うための玉貸操作手段と
しての球貸スイッチ24と、前記記録媒体を返却するた
めの返却操作手段としての返却スイッチ25と、を備え
た弾球遊技機1において、前記透明板保持枠4は、前記
弾球遊技機1の縦中心線を挟んで前記操作部としての操
作ハンドル30と反対側に備えられた回転軸を中心とし
て開閉自在に取り付けられ、前記玉貸操作手段としての
球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却スイッ
チ25は、前記回転軸側で前記透明板保持枠4に設けら
れていること(図7参照)により、玉貸操作手段として
の球貸スイッチ24及び返却操作手段としての返却スイ
ッチ25が操作部としての操作ハンドル30と反対側に
配置されているため、玉を借り受ける際、操作部として
の操作ハンドル30を操作していない手で、遊技中でも
容易に玉を借り受けることができる。また、透明板保持
枠4に玉貸操作手段としての球貸スイッチ24及び返却
操作手段としての返却スイッチ25が設けられるので、
それら操作手段からの配線の配線処理が極力容易にな
る。なお、図7において、球貸スイッチ24,返却スイ
ッチ25及び残高表示部36をユニット化して透明保持
枠4にそのユニットを取り付けるようにしてもよい。
【0066】すなわち、本実施形態においては、前記弾
球遊技機1は、前記残高情報を示す表示をする残高表示
部36が備えられ、前記玉貸操作手段としての球貸スイ
ッチ24及び返却操作手段としての返却スイッチ25
は、前記残高表示部36と共にユニット化されて残高表
示ユニットとして前記透明板保持枠4に取り付けられて
いることにより、玉貸操作手段としての球貸スイッチ2
4及び返却操作手段としての返却スイッチ25と残高表
示部36とを一体化できるため、個々に製造,取り付け
をする必要がなくなり、取付が容易になると共に部品コ
ストの低減を図ることができる。
【0067】なお、操作ハンドル30は、右側に位置す
るものばかりでなく、左側に位置するものであってもよ
く、また、回動する物に限らず、例えば、カーソルキー
のようなボタン状のものであってもよい。
【0068】また、上記した実施形態においては、残高
表示ユニット35は、前面枠3の左側方に設けられるも
のを示したが、左側方に設けられるものに限らず、前面
枠3(本体)表面の任意の位置に設けたものであっても
よい。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、前面枠に玉貸操作手段
及び返却操作手段が設けられるので、それら操作手段か
らの配線の配線処理が容易になる。
【0070】また、請求項2の発明においては、玉貸操
作手段及び返却操作手段が操作部と反対側に配置されて
いるため、玉を借り受ける際、操作部を操作していない
手で、遊技中でも容易に玉を借り受けることができる。
また、前面枠に玉貸操作手段及び返却操作手段が設けら
れるので、それら操作手段からの配線の配線処理が容易
になる。
【0071】また、請求項3の発明においては、玉貸操
作手段及び返却操作手段の設置スペースを切欠部により
十分とることができると共に、透明板保持枠の開閉時に
玉貸操作手段及び返却操作手段が邪魔になることがない
ようにできる。また、このような構成においても透明板
保持枠を幅広く形成できる。
【0072】また、請求項4の発明においては、玉貸操
作手段及び返却操作手段の設置スペースを切欠部により
十分とることができると共に、開閉部材の開閉時に玉貸
操作手段及び返却操作手段が邪魔になることがないよう
にできる。また、このような構成においても開閉部材を
幅広く形成できる。
【0073】また、請求項5の発明においては、玉を借
り受ける際に玉貯留皿によりそれら操作手段の位置が目
視しにくくなることがないため、遊技中でも容易に玉を
借り受けることができる。
【0074】また、請求項6の発明においては、玉貸操
作手段及び返却操作手段と残高表示部とを一体化できる
ため、個々に製造,取り付けをする必要がなくなり、取
付が容易になると共に部品コストの低減を図ることがで
きる。
【0075】また、請求項7の発明においては、残高表
示部やそれら操作手段を目視しやすい。
【0076】また、請求項8の発明においては、玉貸操
作手段及び返却操作手段が操作部と反対側に配置されて
いるため、玉を借り受ける際、操作部を操作していない
手で、遊技中でも容易に玉を借り受けることができる。
また、カバー部材に玉貸操作手段及び返却操作手段が設
けられるので、それら操作手段からの配線の配線処理が
容易になる。また、玉貸操作手段及び返却操作手段とカ
バー部材とで一体感を持たせた意匠とすることにより、
玉貸操作手段及び返却操作手段を装飾の一部とすること
もできる。
【0077】また、請求項9の発明においては、玉貸操
作手段及び返却操作手段と残高表示部とを一体化できる
ため、個々に製造,取り付けをする必要がなくなり、取
付が容易になると共に部品コストの低減を図ることがで
きる。
【0078】また、請求項10の発明においては、玉貸
操作手段及び返却操作手段が操作部と反対側に配置され
ているため、玉を借り受ける際、操作部を操作していな
い手で、遊技中でも容易に玉を借り受けることができ
る。また、透明板保持枠に玉貸操作手段及び返却操作手
段が設けられるので、それら操作手段からの配線の配線
処理が極力容易になる。
【0079】更に、請求項11の発明においては、玉貸
操作手段及び返却操作手段と残高表示部とを一体化でき
るため、個々に製造,取り付けをする必要がなくなり、
取付が容易になると共に部品コストの低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機1の正面図である。
【図2】主基板100と各種制御基板及び電気部品との
関係を示すブロック図である。
【図3】払出制御基板と各種制御基板及び電気部品との
関係を示すブロック図である。
【図4】残高表示ユニットが、前面枠の表面側であって
上皿開閉板の左側上方の隅角部に対応する位置に設けら
れた弾球遊技機の正面図である。
【図5】残高表示ユニットが、前面枠の表面側であって
透明板保持枠の左側下方の隅角部から上皿開閉板の左側
上方の隅角部に亘って対応する位置に設けられた弾球遊
技機の正面図である。
【図6】残高表示ユニットが、前面枠の灰皿の側方部分
に設けられた弾球遊技機の正面図である。
【図7】残高表示ユニットが、透明板保持枠の左側下方
の隅角部に設けられた弾球遊技機の正面図である。
【図8】残高表示ユニットが、透明板保持枠の外周のカ
バー部材に設けられた弾球遊技機の正面図である。
【図9】残高表示ユニットが、前面枠の表面側であって
透明板保持枠の外周部分に設けられた弾球遊技機の正面
図である。
【図10】残高表示ユニットが、前面枠の表面側であっ
て、透明板保持枠の左側下方の隅角部に対応する位置に
設けられた弾球遊技機の正面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 3 前面枠 4 透明板保持枠 4a 切欠部 5 円形透視窓 18 上皿開閉板(開閉部材) 18a 切欠部 19 上皿(玉貯留皿) 23 残高表示基板(基板) 24 球貸スイッチ(玉貸操作手段) 25 返却スイッチ(返却操作手段) 30 操作ハンドル(操作部) 35 残高表示ユニット 36 残高表示部 40 遊技盤 42 遊技領域 75a〜75c カバー部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の構成部が集約して設けられる前
    面枠と、記録媒体により特定される残高情報を引き落と
    して玉貸しを行うための玉貸操作手段と、前記記録媒体
    を返却するための返却操作手段と、を備えた遊技機にお
    いて、 前記前面枠には、前記玉貸操作手段及び前記返却操作手
    段からの配線が接続される基板が設けられ、 前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記前面枠に設
    けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技機の構成部が集約して設けられる前
    面枠と、遊技盤に形成される遊技領域に発射される玉の
    発射強度を調整するための操作部と、記録媒体により特
    定される残高情報を引き落として玉貸しを行うための玉
    貸操作手段と、前記記録媒体を返却するための返却操作
    手段と、を備えた遊技機において、 前記前面枠には、前記玉貸操作手段及び前記返却操作手
    段からの配線が接続される基板が設けられ、 前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記前面枠の表
    面側であって前記遊技機の縦中心線を挟んで前記操作部
    と反対側の前記前面枠に設けられていることを特徴とす
    る遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技領域を視認可能とする透明板を
    保持するための透明板保持枠は、前記玉貸操作手段及び
    返却操作手段側の側方に備えられた回転軸を中心として
    開閉自在に取り付けられると共に、前記回転軸側の側方
    に切欠部が形成され、 前記玉貸操作手段及び返却操作手段を前記切欠部に臨ま
    せたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 玉を貯留する玉貯留皿が設けられた開閉
    部材が備えられ、 該開閉部材は、前記玉貸操作手段及び返却操作手段側の
    側方に備えられた回転軸を中心として開閉自在に取り付
    けられると共に、前記回転軸側の側方に切欠部が形成さ
    れ、 前記玉貸操作手段及び返却操作手段を前記切欠部に臨ま
    せたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 玉を貯留する玉貯留皿を備え、前記玉貸
    操作手段及び返却操作手段は、前記玉貯留皿よりも上方
    に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技機は、前記残高情報を示す表示
    をする残高表示部が備えられ、前記玉貸操作手段及び返
    却操作手段は、前記残高表示部と共にユニット化されて
    残高表示ユニットとして前記前面枠に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記残高表示ユニットは、その操作面が
    前記操作部側に向けて形成されていることを特徴とする
    請求項6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 遊技機の構成部が集約して設けられる前
    面枠と、遊技盤に形成される遊技領域を視認可能とする
    透明板を保持するための透明板保持枠と、前記遊技領域
    に発射される玉の発射強度を調整するための操作部と、
    記録媒体により特定される残高情報を引き落として玉貸
    しを行うための玉貸操作手段と、前記記録媒体を返却す
    るための返却操作手段と、を備えた遊技機において、 前記前面枠には、前記透明板保持枠の外側位置に前記遊
    技機を装飾するためのカバー部材が設けられ、 前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記カバー部材
    の表面側であって前記遊技機の縦中心線を挟んで前記操
    作部と反対側の前記カバー部材に設けられていることを
    特徴とする遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技機は、前記残高情報を示す表示
    をする残高表示部が備えられ、前記玉貸操作手段及び返
    却操作手段は、前記残高表示部と共にユニット化されて
    残高表示ユニットとして前記カバー部材に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 遊技機の構成部が集約して設けられる
    前面枠と、遊技盤に形成される遊技領域を視認可能とす
    る透明板を保持するための透明板保持枠と、前記遊技領
    域に発射される玉の発射強度を調整するための操作部
    と、記録媒体により特定される残高情報を引き落として
    玉貸しを行うための玉貸操作手段と、前記記録媒体を返
    却するための返却操作手段と、を備えた遊技機におい
    て、 前記透明板保持枠は、前記遊技機の縦中心線を挟んで前
    記操作部と反対側に備えられた回転軸を中心として開閉
    自在に取り付けられ、 前記玉貸操作手段及び返却操作手段は、前記回転軸側で
    前記透明板保持枠に設けられていることを特徴とする遊
    技機。
  11. 【請求項11】 前記遊技機は、前記残高情報を示す表
    示をする残高表示部が備えられ、前記玉貸操作手段及び
    返却操作手段は、前記残高表示部と共にユニット化され
    て残高表示ユニットとして前記透明板保持枠に取り付け
    られていることを特徴とする請求項10記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104530A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2010057993A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2010057992A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Sansei R&D:Kk 遊技機

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JP2008104530A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2010057993A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2010057992A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Sansei R&D:Kk 遊技機

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