JP2001293220A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001293220A
JP2001293220A JP2000115137A JP2000115137A JP2001293220A JP 2001293220 A JP2001293220 A JP 2001293220A JP 2000115137 A JP2000115137 A JP 2000115137A JP 2000115137 A JP2000115137 A JP 2000115137A JP 2001293220 A JP2001293220 A JP 2001293220A
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ball
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JP2000115137A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Atsushi Akatsu
篤志 赤津
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示器、表示制御基板、及び遊技制御基
板を被覆体によって被覆保護して遊技盤に取り付ける構
成において、組付作業性の向上を招来することができる
遊技機を提供する。 【構成】 表示制御基板75を可変表示器160の裏面
側に可変表示器160と平行に且つ一体的に取り付け、
主基板ボックス150を表示制御基板被覆体74に取り
付けることで、主基板151を表示制御基板75の裏面
側に配置すると共に、可変表示器160と表示制御基板
75と主基板151とを一体的に組み付けて構成する。
これにより、可変表示器160と表示制御基板75と表
示制御基板被覆体74を予め組み付けておくことがで
き、然も表示制御基板被覆体74に対して直接的に主基
板ボックス150が取り付くので、製造時あるいは保守
点検時における組付作業性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤に設けられ
て表示状態が変化可能な可変表示器と、該可変表示器の
表示動作を制御する表示制御基板と、遊技動作を制御す
る遊技制御基板と、を備えた遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、遊技機としての弾球遊技
機において、表示状態が変化(これを変動ともいう)可
能な可変表示器を遊技盤に設けた構成では、可変表示器
の表示動作を制御する表示制御基板を収容した表示制御
基板ボックス(表示制御基板被覆体)が可変表示器の裏
面側に取り付けられていた。このような弾球遊技機に
は、表示制御基板の制御(可変表示器の変動制御)を含
めた遊技動作を制御する遊技制御基板が設けられてい
た。また、表示制御基板及び遊技制御基板を備えた構成
においては、図9に示すように、遊技盤200に取り付
けられた可変表示器201と表示制御基板ボックス20
2(表示制御基板203)をその裏面側から被覆する保
護カバー体204を備え、該保護カバー体204の裏面
に遊技制御基板206を収容した遊技制御基板ボックス
205(遊技制御基板被覆体)を取り付けるものが提案
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
可変表示器201と表示制御基板ボックス202(表示
制御基板203)を被覆する保護カバー体204を備え
た構成では、遊技盤200に取り付けた可変表示器20
1の裏面に表示制御基板203を収容した表示制御基板
ボックス202を取り付け、それを覆うようにして保護
カバー体204を遊技盤200に取り付けた後に、保護
カバー体204の裏面に遊技制御基板206を収容した
遊技制御基板ボックス205を取り付けるという煩わし
い組み付け作業が必要となり、製造時あるいは保守点検
時における組付作業性が低下していた。また、表示制御
基板203と遊技制御基板206は、それぞれ個別の被
覆体(表示制御基板ボックス202及び遊技制御基板ボ
ックス205)によって被覆保護されていたため、組み
付ける部品点数が増えることでも組付作業性の低下を招
来していた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、可変表示器、表示制御
基板、及び遊技制御基板を被覆体によって被覆保護して
遊技盤に取り付ける構成において、組付作業性の向上を
招来することができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技盤に設けられて表
示状態が変化可能な可変表示器と、該可変表示器の表示
動作を制御する表示制御基板と、遊技動作を制御する遊
技制御基板と、を備えた遊技機において、前記表示制御
基板を被覆する表示制御基板被覆体と、前記遊技制御基
板を被覆する遊技制御基板被覆体と、を備え、前記表示
制御基板を前記可変表示器の裏面側に前記可変表示器と
平行に且つ一体的に取り付け、前記遊技制御基板被覆体
を前記表示制御基板被覆体に取り付けることで、前記遊
技制御基板を前記表示制御基板の裏面側に配置すると共
に、前記可変表示器と前記表示制御基板と前記遊技制御
基板とを一体的に組み付けて構成したことを特徴とす
る。このように構成することにより、可変表示器と表示
制御基板と表示制御基板被覆体を予め組み付けておくこ
とができ、然も表示制御基板被覆体に対して直接的に遊
技制御基板被覆体が取り付く構成となるので、製造時あ
るいは保守点検時における組付作業性を向上することが
できる。また、この構成によれば、可変表示器と表示制
御基板と表示制御基板被覆体を組み付けた状態で予め可
変表示器と表示制御基板の間の配線接続をしておくこと
ができるので、配線接続の作業性も向上できる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記可
変表示器を前記遊技盤の裏面に取り付けるための表示器
取付部材を備え、該表示器取付部材に前記表示制御基板
被覆体を取り付けたことを特徴とする。このように構成
することにより、表示制御基板被覆体を可変表示器と一
体的に構成することができ遊技盤への組付作業性が向上
する。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記遊
技制御基板被覆体は、係合手段により前記表示制御基板
被覆体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
このように構成することにより、遊技制御基板被覆体の
着脱が容易に行え、遊技制御基板被覆体の組付作業性が
向上する。
【0007】また、請求項4の発明においては、遊技盤
に設けられて表示状態が変化可能な可変表示器と、該可
変表示器の表示動作を制御する表示制御基板と、遊技動
作を制御する遊技制御基板と、を備えた遊技機におい
て、前記表示制御基板を被覆する表示制御基板被覆体を
備え、該表示制御基板被覆体に前記遊技制御基板を被覆
する遊技制御基板被覆体の少なくとも一部分を一体成形
することで、前記遊技制御基板を前記表示制御基板の裏
面側に配置すると共に、前記可変表示器と前記表示制御
基板と前記遊技制御基板とを一体的に組み付けて構成し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
可変表示器と表示制御基板と表示制御基板被覆体を予め
組み付けておくことができ、然も表示制御基板被覆体に
対して直接的に遊技制御基板被覆体が取り付く構成とな
るので、製造時あるいは保守点検時における組付作業性
を向上することができる。また、この構成によれば、可
変表示器と表示制御基板と表示制御基板被覆体を組み付
けた状態で予め可変表示器と表示制御基板の間の配線接
続をしておくことができるので、配線接続の作業性も向
上できる。また、表示制御基板被覆体に遊技制御基板被
覆体の少なくとも一部分を一体成形することで部品点数
の削減が招来できる。
【0008】また、請求項5の発明においては、電飾部
品を制御する電飾制御基板と、効果音を発生制御する効
果音制御基板と、を備え、前記電飾制御基板と前記効果
音制御基板とを前記遊技盤の裏面に取り付けたことを特
徴とする。このように構成することにより、遊技制御基
板、表示制御基板、電飾制御基板、及び効果音制御基板
がそれぞれ遊技盤の裏面側に取り付けられた構成となる
ので、遊技盤の取付時あるいは機種替えに伴う交換時に
は、これと同時に各制御基板の取り付けあるいは交換が
できるので作業性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1乃至図5を参照
して実施形態に係る遊技機としての弾球遊技機1の全体
の構成について説明する。弾球遊技機1は、図1及び図
5に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠
2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊
技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる
前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉自在に設けら
れる前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠
3に設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉
枠4、遊技盤40、上皿19、下皿27、灰皿29、操
作ハンドル30、機構板100、打球発射装置87があ
る。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に
遊技者に遊技玉を貸し出すためのカードユニット装置3
1が付設されている。
【0010】前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の
遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着され
ている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5
の外周に沿って、装飾ランプ6〜8,9’,10’が臨
んでいる。この装飾ランプ6〜8,9’,10’は、遊
技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の
遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊
技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓
5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述
する玉切れスイッチ115が作動したとき)を報知する
玉切れランプ9や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(な
お、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)
が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが
設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,
9’,10’の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、
緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。
特に、玉切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ラ
ンプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に
対して状況を報知するようになっている。また、スピー
カ12a,12bは、異常が生じたときに、その旨を報
知する報知音も発生するようになっている。また、スピ
ーカ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取
り付けられてスピーカ12a,12bから発生される音
声を通すようになっている。また、スピーカ12a,1
2bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞ
れ光装飾用の装飾LED37,38が前面開閉枠4に取
り付けられている。また、円形透視窓5の外周には、遊
技盤40に貼付される証紙を視認するための透視レンズ
39が設けられている。
【0011】上記した装飾ランプ6〜8,9’,1
0’、玉切れランプ9、賞球ランプ10は、図3に示す
ように、プリント配線基板で構成されるランプ基板6
a,7a,8a,9a,10aに実装されて前面枠3の
前面側に取り付けられている。装飾LED37,38
は、プリント配線基板で構成されるLED基板37a,
38aに実装されて前面開閉枠4の裏面側に取り付けら
れている。なお、ランプ基板9a,10aには、それぞ
れ玉切れランプ9、賞球ランプ10以外に装飾ランプ6
〜8と同様の装飾ランプ9’,10’も実装されてい
る。そして、各ランプ基板6a,7a,8a,9a,1
0aが枠用電飾中継基板15に接続され、各LED基板
37a,38aが枠用電飾中継基板16に接続されてい
る。枠用電飾中継基板15,16は、前面枠3の裏面下
部に取り付けられる中継基板端子台95に止着される枠
用電飾中継基板96に接続された後、後述する電飾制御
基板80に接続されている。電飾制御基板80は、後述
する主基板151からの情報信号の種類に応じて上記し
た装飾ランプ6〜8,9’,10’、玉切れランプ9、
賞球ランプ10、装飾LED37,38を表示制御する
ものである。なお、枠用電飾中継基板15は、前面枠3
の前面側に取り付けられ(これに対応してランプ基板も
前面枠3の前面側に取り付けられている)、枠用電飾中
継基板16は、前面開閉枠4の裏面側に取り付けられて
いる(これに対応してLED基板も前面開閉枠4の裏面
側に取り付けられている)。
【0012】また、前記スピーカ12a,12bから延
びるの配線は、前面開閉枠4の上方左右裏面に取り付け
られる効果音中継基板17a,17bに一旦接続され、
その後、前面枠3の裏面下部に取り付けられる中継基板
端子台95に止着される効果音中継基板97に接続され
た後、後述する効果音制御基板82に接続されている。
効果音制御基板82は、主基板151からの情報信号の
種類に応じてスピーカ12a,12bを駆動制御するも
のである。
【0013】次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられ
る上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複
数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することに
より構成されている。上皿19の開放側の上方には、玉
抜き操作レバー21が設けられている。この玉抜き操作
レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリ
ング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させ
ることにより、上皿19に貯留されていた玉を裏面側に
形成される玉抜き路(図示しない)を流下させて下皿2
7に誘導するものである。
【0014】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞玉
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発
射位置に玉を供給するものである。また、上皿19に
は、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット
装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ24
と返却スイッチ25(共に図4に符号のみを記載)と表
示LED(図示しない)が実装される残高表示基板23
からなり、該残高表示基板23が上皿19の上面に臨む
ように設けられている。
【0015】球貸スイッチ24は、カードユニット装置
31によって遊技玉を借り受ける際に操作するものであ
り、返却スイッチ25は、遊技終了の際にカードユニッ
ト装置31のカード挿入口34に差し込まれたカードを
返却するためのものである。また、残高表示器は、カー
ドユニット装置31のカード挿入口34に差し込まれた
カードの残額が表示されるものである。なお、上皿19
に設けられる上記した球貸スイッチ24、返却スイッチ
25、及び表示LEDが実装される残高表示基板23か
ら延びる上皿配線は、前面枠3の軸支側の下部に形成さ
れる配線通し開口(図示しない)から前面枠3の裏側に
引き出されて後述する払出制御基板144に接続されて
いる。なお、上皿19の開放側末端は、前面枠3の前面
側で最も前方に突出した錠用凸部22となっており、こ
の錠用凸部22には、前面開閉枠4を前面枠3に対して
施錠し且つ前面枠3を外枠2に対して施錠する施錠装置
84(図5参照)を操作するためのシリンダー錠26が
臨んでいる。
【0016】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球
通路(図示しない)を介して接続樋93(図5参照)か
ら排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下
皿27の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライド
可能に取り付けられるようになっている。この玉抜き操
作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留さ
れていた賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に
移し替えることができる。また、下皿27の左側には、
灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設
けられている。操作ハンドル30は、図5に示す打球発
射装置87の発射装置電動機88(ステッピングモー
タ)の駆動を一時的に停止させるための単発発射スイッ
チ91及び遊技者が操作ハンドル30を触れていること
を検知するタッチセンサ92(図4に符号のみ記載)を
内蔵していると共に、弾発力を調節する指掛け部30a
(図1参照)を備えるものである。
【0017】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置31が隣接されている。このカードユ
ニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前
述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等の操作部
を操作することにより作動されるものである。しかし
て、カードユニット装置31は、使用可能状態であるか
否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニ
ット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器33と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード挿入口34とが設
けられている。そして、このように構成されるカードユ
ニット装置31は、独自の制御回路によって制御される
ものであるが、後述する払出制御基板144とカードユ
ニット配線35を介して接続されている(図4参照)。
【0018】一方、弾球遊技機1の背面には、図5に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板100が設け
られると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有
する打球発射装置87が固着され、その打球発射装置8
7の側方には、機構板100の余剰球通路から流下して
きた玉を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着さ
れ、更に、接続樋の側方に中継基板取付台95が取り付
けられ、外枠2に対する前面枠3の開放側裏面に外枠2
の掛止片85に対する前面枠3の施錠及び前面枠3に対
する前面開閉枠4の施錠を行う施錠装置84が設けられ
ている。
【0019】上記した構成のうち、打球発射装置87に
は、発射制御基板90が付設されており、この発射制御
基板90によって打球発射装置87が駆動制御されるよ
うになっている。なお、発射制御基板90は、発射制御
基板ボックス89内に収容されており、この発射制御基
板ボックス89から外部に露出している位置に設けられ
るコネクタを介して払出制御基板144と接続されてお
り(図4参照)、所定の状態となったときに払出制御基
板144から停止信号をうけて打玉の発射を行えないよ
うになっている。また、中継基板取付台95には、枠用
電飾中継基板96と効果音中継基板97と発射制御中継
基板98と発射制御電源中継基板99とが所定の位置に
取り付けられている。
【0020】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について
順次説明する。
【0021】まず、主に図2を参照して遊技盤40につ
いて説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に一体
的に形成される遊技盤収納枠部36(図5参照)に収容
固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、
その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り
付けられ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とさ
れて発射された打玉が落下するものである。遊技領域4
1には、図示の場合、特別可変表示装置44、特別可変
入賞球装置48、普通可変入賞球装置58等が設けられ
ると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方
向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けら
れ、また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞領
域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口69が設
けられている。
【0022】遊技領域41の構成をその遊技動作に従っ
てより詳細に説明すると、遊技領域41の中央よりやや
上方の左側に設けられる通過玉検出器62は、遊技領域
41を落下する打玉の通過を検出すると、その検出信号
に基づいて特別可変表示装置44の上部側に設けられる
普通図柄表示器63を可変表示して表示結果を導出す
る。しかして、普通図柄表示器63の表示結果が予め定
められた当り図柄(0〜9までの数字の可変表示におい
て、7が表示された場合)である場合に、普通可変入賞
球装置58が所定時間開放される。なお、普通図柄表示
器63の可変時間は、通常確率モードのときに相対的に
長く(例えば、30秒)、確率変動モードのときに相対
的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、
普通図柄表示器63の左右側方には、普通図柄表示器6
3の可変表示中に通過玉検出器62を通過した打玉数を
記憶表示する普通図柄記憶LED64(最高4個まで記
憶表示する)が設けられている。
【0023】普通可変入賞球装置58は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される特別可変表示装置44と遊技領
域41の前記アウト口69の上部に配置される特別可変
入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド59によ
って開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞
球装置である。そして、普通可変入賞球装置58には、
始動玉検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け
入れた入賞玉を検出するようになっている。しかして、
打玉が始動玉検出器60によって検出されると特別可変
表示装置44を構成する可変表示器160が可変表示を
開始する。なお、普通可変入賞球装置58の開放時間
は、通常確率モードのときに相対的に短く(例えば、
0.5秒)、確率変動モードのときに相対的に長く(例
えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装
置58が開放していない場合でも打玉を受け入れるよう
になっている。
【0024】特別可変表示装置44は、図7に示すよう
に、遊技盤40の表面に取り付けられる表示部飾り部材
161を備え、該表示部飾り部材161には、横長形状
の窓枠部162が開設されている。窓枠部162の後方
には、左・中・右の各特別図柄を可変表示する画像表示
部160aを有した液晶タイプの可変表示器160が臨
設されている。そして、可変表示器160の変動停止時
における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ
(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った
場合)である場合に、大当り遊技状態(特定遊技状態)
となって特別可変入賞球装置48を次に説明する所定の
態様で開閉駆動するものである。ただし、大当り図柄の
組合せの一部は、確率変動図柄として設定され、この確
率変動図柄で大当り遊技状態となったときには、その大
当り遊技状態終了後における前記普通図柄表示器63に
おける当り図柄の出現確率や特別可変表示装置44にお
ける大当り図柄の出現確率が高くなる確率変動モードと
なるように設定されている。また、特別可変表示装置4
4には、前述したように上部側に普通図柄表示器63及
び普通図柄記憶LED64が設けられ、その下方には飾
りLED45が取り付けられている。一方、特別可変表
示装置44の下部側には、可変表示器160の可変動作
中に前記始動玉検出器60によって検出された玉数を記
憶表示する特別図柄始動記憶LED46(最高4個まで
記憶表示する)が設けられている。
【0025】大当り遊技状態となったときに駆動制御さ
れる特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50によっ
て開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に
受け入れられた打玉を検出する入賞個数検出器52が設
けられている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉
板49の内側)には、打玉の検出(V入賞検出)に伴っ
て大当り遊技状態の継続権を成立させる特定玉検出器5
1が設けられており、該特定玉検出器51の上方には、
一旦V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまで
は打玉が特定玉検出器51を通過しないようにするVシ
ャッター(図示しない)が設けられている。このVシャ
ッターは、ソレノイド43によって開閉駆動が行われ
る。しかして、大当り遊技状態となった場合には、一定
時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時
間内に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞する
まで開閉板49を開放(以下、この開放を開放サイクル
という)し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉
が特定玉検出器51によって検出されたときに継続権が
成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開
放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に
最高16回の開放サイクルを繰り返すことができるよう
になっている。
【0026】また、特別可変入賞球装置48には、入賞
玉検出器55a,55bを内蔵する通常入賞口54a,
54bや開閉板49が開放していることを表示するアタ
ッカーランプ56や継続権が成立していることを表示す
る飾りランプ、及び大当り遊技状態である旨を報知する
飾りランプや飾りLED57が設けられている。また、
遊技領域41には、上記した構成以外に、それぞれに飾
りランプ47a,47b及び入賞玉検出器65a,65
bを内蔵する入賞口61a,61b、飾りランプ66a
付き風車66、サイド飾りランプ67aを内蔵するサイ
ド飾り67、等が設けられている。
【0027】以上説明した本実施形態において、打球が
入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞玉を検出するた
めの信号が導出される入賞玉検出器51,52,55
a,55b,65a,65bがすべて設けられている。
これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を
払い出すために使用されるものである。しかして、これ
らの入賞玉検出器51,52,55a,55b,65
a,65bは、図3に示すように、次に説明する中継基
板77を介して主基板151に接続され、主基板151
では、これらの検出器からの検出信号を記憶すると共に
順次払出制御基板144に賞球個数信号を導出して入賞
に対応する賞球を払い出すように後述する玉払出装置1
16を駆動制御するようになっている。なお、検出器5
2は、開閉板49の開放を規制するための計数機能を兼
用している。
【0028】また、始動玉検出器60は、図3に示すよ
うに、中継基板77を介することなく直接主基板151
と接続されて始動信号と入賞信号(ただし、他の入賞玉
検出器51,52,55a,55b,65a,65bに
よって導出される賞球個数情報は、相対的に多い個数、
例えば、13個や15個であるのに対し、始動玉検出器
60に基づく賞球個数情報は、相対的に少ない個数、例
えば、5個や7個である)を入力している。これは、始
動玉検出器60からの配線を直接主基板151に接続す
ることにより、その途中に不正な回路基板を組み込んだ
配線(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されて
いるか否かの発見を容易にするためである。また、始動
玉検出器60と主基板151とを直接接続する配線は、
他の配線の色と明らかに異なる色(本実施形態の場合に
は、ピンクと黄の蛍光色)としたので、この点からも始
動玉検出器60からの配線に不正が行われているか否か
を見分け易い。
【0029】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する各カバー体70,71の裏面に取り付
けられる盤用電飾中継基板76及び中継基板77を介し
て主基板151や電飾制御基板80に接続されるように
なっている。即ち、図3に示すように、遊技盤40に設
けられる各スイッチ51,52,55a,55b,65
a,65b,62及び各ソレノイド43,50,59
は、中継基板77を介して主基板151に接続され、遊
技盤40に設けられる飾りランプを実装している飾りラ
ンプ基板56,66a,67a、遊技盤40に設けられ
る飾りLEDを実装している飾りLED基板45,5
7、及び記憶表示LED46,64は、盤用電飾中継基
板76を介して電飾制御基板80に接続されている。
【0030】一方、遊技盤40の裏面には、前記可変表
示器160の裏面が突出して設けられている。この可変
表示器160の裏面部分には、図5乃至図7に示すよう
に、表示制御基板75が表示制御基板被覆体74に被覆
されて取り付けられ、該表示制御基板被覆体74の裏面
には、遊技盤40に設けられる特別可変表示装置44や
特別可変入賞球装置48等の遊技装置の動作を制御する
主基板151を収容する主基板ボックス150が取り付
けられている。なお、表示制御基板75は、可変表示器
160の可変表示動作を主基板151からの情報信号の
種類に応じて駆動制御するものである。また、表示制御
基板75及び主基板151の詳細な取付構造については
後述する。
【0031】上記した特別可変表示装置44裏面の周囲
には、カバー体70が取り付けられ、このカバー体70
に連通するようにその下部に入賞玉誘導カバー体71が
取り付けられている。カバー体70には、その中央に前
記可変表示器160の裏面が貫通する窓孔72が形成さ
れると共に、一側後面に盤用電飾中継基板76及び情報
端子基板78が取り付けられている。盤用電飾中継基板
76は、前述したように遊技盤40の遊技領域41に設
けられるスイッチ、ランプ、ソレノイド、LED等の電
気部品と主基板151又は電飾制御基板80との接続を
中継するものである。情報端子基板78は、図3に示す
ように、弾球遊技機1の営業管理上必要な遊技情報(例
えば、大当り遊技状態中である旨を報知する大当り1情
報、確率変動図柄で大当り遊技状態となり、その大当り
状態中及びその大当りによる確率変動中である旨を報知
する大当り2情報(大当り中と確率変動中に出力され続
ける信号)、確率変動図柄による大当り状態終了後の確
率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動玉検出
器をONした打玉の数を報知する始動口情報、特別可変
表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数1情
報、普通可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確
定回数2情報、及び普通可変入賞球装置の開閉回数を報
知する役物回数情報)を遊技場に設置される管理コンピ
ュータに出力するための外部接続端子を有し、これらの
情報が主基板151から与えられるようになっている。
更に、どの図柄で大当りしたか、どの図柄で停止したか
等の情報を出力するようにしてもよい。
【0032】また、入賞玉誘導カバー体71の後面側に
は、中継基板77と、電飾制御基板80及び効果音制御
基板82を収容する制御基板ボックス79と、が取り付
けられている。電飾制御基板80は、図3に示すよう
に、遊技盤40の遊技領域41(必ずしも遊技領域41
の内部に設けられなくてもよく、遊技盤40に設けられ
ていれば良い)に設けられる飾りランプや飾りLED、
及び前面枠3や前面開閉枠4に設けられる飾りランプや
飾りLED等を主基板151からの情報信号に応じて一
括して駆動制御するものである。また、効果音制御基板
82は、前記スピーカ12a,12bを駆動制御するも
のであり、主基板151からの情報信号に応じて遊技内
容に対応した効果音を発生させるものである。また、効
果音制御基板82には、音量を切り替える音切替スイッ
チ83が設けられている。
【0033】以上、遊技盤40の構成について詳細に説
明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、
前面枠3の裏面側に形成される遊技盤収納枠部36(図
5参照)に収納固定されるようになっている。遊技盤収
納枠部36は、周知のように、ほぼ正方形状に構成され
る遊技盤40を収容するように前面枠3の裏面に段差状
に形成され、収容した遊技盤40の裏面を押圧固定する
ための遊技盤係止レバー86が遊技盤収納枠部36の適
宜箇所に取り付けられている。また、遊技盤収納枠部3
6の下方部は、平板状の支持板となって遊技盤40の下
辺を載置するようになっており、その支持板のほぼ中央
にアウト玉を誘導するアウト玉誘導通路(図示しない)
が形成されている。また、遊技盤40を遊技盤係止レバ
ー86によって収容固定した状態においては、その裏面
から機構板100が被覆されることとなるが、その機構
板100は、遊技盤収納枠部36の一側側面に固定され
る軸受金具(図示しない)の上下に突設される軸ピンに
機構板100の一側に固定される軸支金具(図示しな
い)の掛止穴を係止することにより、開閉自在に軸支さ
れ、また、遊技盤収納枠部36の適宜位置に植立される
係止ピン(図示しない)と機構板100に設けられる機
構板係止レバー149とを係合させることにより、機構
板100を閉じた状態で保持することができるようにな
っている。なお、機構板100は、前面枠3に対して固
定されて開閉できないものであってもよい。
【0034】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板100の構成について図5を参照して説明する。図
5において、機構板100は、主として賞球を貯留する
賞球タンク105と該賞球タンク105に貯留された賞
球を下流側に整列しながら誘導する玉整列レール部材1
08及びカーブレール部材111とが設けられる上部構
成部と、カーブレール部材111からの玉を誘導する玉
通路114と入賞に基づく賞球を払い出す玉払出装置1
16とが設けられる中間構成部と、主として遊技盤40
に打ち込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理機構が
設けられる下部構成部と、が背面から見て開口窓102
を構成するように機構板主体101上に一体的に形成さ
れている。このため、機構板100を閉じた状態におい
て遊技盤40の裏面主要部が開口窓102から外部に臨
むようになっているため、遊技盤40の裏面構造が前述
したように、可変表示器160の裏面、表示制御基板7
5、及び主基板151を有する複雑なものであっても、
機構板100の開閉動作をスムーズに行うことができ
る。なお、開口窓102の中央よりやや下方には、該開
口窓102の両側端から架け渡した状態で後方に突出形
成された横架突出板103が設けられている。
【0035】そこで、以下、機構板100の構成につい
て説明する。まず、機構板100の上部構成部には、多
量の賞球を貯留する賞球タンク105と、該賞球タンク
105から供給される賞球を仕切壁によって複数列(本
実施形態の場合、2列)に整列して流下させる玉整列レ
ール部材108と、該玉整列レール部材108によって
誘導された賞球を後述する玉払出装置116に向けて方
向転換するカーブレール部材111と、該カーブレール
部材111の上方に設けられた情報端子基板132がそ
れぞれ所定の位置に設けられている。
【0036】賞球タンク105は、その底面に揺動自在
に軸支されて図示しないバネにより上方向に付勢される
玉切れ情報検知レバー(図示しない)が設けられ、該玉
切れ情報検知レバーの下方に、玉切れ情報スイッチ10
7が固定されている。この玉切れ情報スイッチ107
は、図3に示すように、後述する情報端子基板132に
接続されて賞球タンク105内に賞球が不足したときに
図示しない管理コンピュータに玉切れ信号を出力するよ
うになっている。上記した賞球タンク105の下流側に
配置される玉整列レール部材108は、上部構成部の一
端から他端に向けて傾斜状に取り付けられ、その内部中
央に2条の仕切壁(図示しない)が立設されて賞球タン
ク105から流出した賞球を下流に向かって2列に整列
させるようになっている。また、玉整列レール部材10
8の下流側上部には、玉ならし部材109が支軸を支点
として揺動自在に垂下され、玉整列レール部材108上
を上下2段となって流下する賞球を玉ならし部材109
に埋設される重錘の作用によって1段とするようになっ
ている。
【0037】上記した玉整列レール部材108の下流側
上部には、外部との信号線が接続される外部接続端子1
33を有する情報端子基板132が設けられる。情報端
子基板132に設けられる外部接続端子133は、外部
(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機1との間の
信号線を接続する玉切れ情報出力端子と球貸情報出力端
子と賞球情報出力端子等を有し、更に、前記玉切れ情報
スイッチ107が接続されるコネクタ132aと、払出
制御基板144が接続されるコネクタ132bと、主基
板151が接続されるコネクタ132cと、を有して構
成されている。
【0038】上部構成部には、上記した構成以外に、そ
の開放端部及び情報端子基板132の上部に対応する位
置に機構板係止レバー149が一端を支持されて回動自
在に設けられている。機構板係止レバー149には、前
面枠3の裏面側の所定の位置に植立固定される係止ピン
(図示しない)の先端部と係合する溝が形成されてお
り、この溝と係止ピンとの係合を解除するように回動さ
せることにより、機構板100の前面枠3の裏面側への
固定状態を解除することができる。なお、機構板係止レ
バー149は、上部構成部の開放端部及び下部構成部の
開放端部に設けられているため、機構板100の前面枠
3の裏面側への固定状態を堅固に安定化させることがで
きるようになっている。
【0039】次に、機構板100の中間構成部の上部に
は、前記玉整列レール部材108の下流端に連通して賞
球の向きを180度変換して導くカーブレール部材11
1が設けられている。このカーブレール部材111も賞
球を2列に整列して下流側に導くように区画形成されて
いる。また、カーブレール部材111のヘアピン状の屈
曲部には、図示しない玉抜き弁が揺動自在に設けられ、
その玉抜き弁の側方から下流側に向けて玉抜き通路11
2が形成されている。玉抜き通路112は、玉抜き弁が
操作されたとき(例えば、営業が終了して賞球タンク1
05に貯留される賞球を外部に抜く必要が生じたと
き)、賞球タンク105及び玉整列レール部材108に
貯留されていた賞球を玉抜き通路112を通し弾球遊技
機1の外部に誘導するものである。
【0040】また、カーブレール部材111の下流側に
は、垂直状に玉通路部材が設けられる。具体的には、左
右2列の玉通路114から玉通路部材が構成され、該2
列の玉通路114には、それぞれ玉切れスイッチ115
が通路に臨むように設けられている。この玉切れスイッ
チ115は、図3に示すように、枠用スイッチ中継基板
142を介して主基板151に接続され、玉切れスイッ
チ115が玉を検出しなくなったときには、次に説明す
る玉払出装置116の払出モータ118の作動を停止し
て玉の払出を不能動化させるようになっている。
【0041】上記した玉通路部材の下方に取着される玉
払出装置116は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部
に収納されて機構板主体101の前面側に着脱自在に取
り付けられるようになっている。玉払出装置116の構
造について簡単に説明すると、ケース内には、左右2列
の玉通路114と個々に連通する2条の玉通路(図示し
ない)が形成され、その玉通路の下端には、玉払出装置
116内の玉を1個づつ区切って下流端の玉排出口(図
示しない)から排出するスプロケット(図示しない)が
設けられている。スプロケットは、円柱状の部材の両端
に遊技玉を受け入れる間隔を保持して突設される複数の
突出部を備え、前記払出モータ118の駆動によって回
転するようになっている。また、玉排出口は、前後方向
に並列する2つの排出口からなり、前側の排出口は、玉
払出装置116から排出する玉を貸球として払い出す貸
球排出口として構成され、後側の排出口は、玉払出装置
116から排出する玉を賞球として払い出す賞球排出口
として構成されている。前側の排出口には、該排出口か
ら排出される玉数(貸球数)を検出するための球貸しカ
ウントスイッチ119(図4に符号のみ記載)が設けら
れている。後側の排出口には、該排出口から排出される
玉数(賞球数)を検出するための賞球カウントスイッチ
120(図4に符号のみ記載)が設けられている。ま
た、スプロケットの下流側には、玉を貸球排出口に送る
玉通路と賞球排出口に送る玉通路との間で通路を切り換
える切換弁(図示しない)が設けられており、該切換弁
は、通路切換ソレノイド117(図4に符号のみ記載)
の駆動によって球貸側の玉通路と賞球側の玉通路とを切
り換えるようになっている。更に、玉の払出動作を確実
に行うために払出モータ118の停止位置(正確には、
回転部材の停止位置)を検出するモータ位置センサ12
2(図4に符号のみ記載)が設けられている。
【0042】また、上記した玉払出装置116のケース
には、上記した通路切換ソレノイド117、払出モータ
118、カウントスイッチ119,120、モータ位置
センサ122が接続される払出ユニット中継基板124
が付設されている。この払出ユニット中継基板124
は、図3及び図4に示すように、払出制御基板144に
接続されると共に枠用スイッチ中継基板142を介して
主基板151にも接続されている。なお、上記した玉通
路114、玉切れスイッチ115、玉払出装置116、
及び払出ユニット中継基板124は、払出装置カバー1
64によって被覆されるようになっている。
【0043】次に、機構板100の下部構成部について
説明すると、下部構成部の後面側には、玉払出装置11
6の下端より賞球通路126が形成され、該賞球通路1
26の下端に上皿連通口(図示しない)が形成されてい
る。この上皿連通口は、弾球遊技機1の前面に設けられ
る上皿19に賞球を導くものである。上皿連通口の一側
側方には、余剰球通路が接続されている。しかして、入
賞に基づく賞球が多数払い出されて上皿19が賞球で満
杯となり、遂には上皿連通口に到達してさらに賞球が払
出続けられたときには、賞球は、余剰球通路に導かれ、
その後、前記接続樋93を介して前記下皿27に排出さ
れる。そして、さらに賞球が払出続けられたときには、
下皿27も満杯になるが、余剰球通路の一側側壁に設け
られた満タンスイッチ129部分にまで到達すると、満
タンスイッチ129がONされて、玉払出装置116の
モータ118の駆動を停止して賞球及び貸球の払出動作
を不能動化する。なお、上記した賞球通路126、玉抜
き通路112、及び余剰球通路の後面は、下部通路カバ
ー体128によって閉塞されている。
【0044】一方、下部構成部の前面側(遊技盤40に
当接する側)には、遊技盤40で発生した入賞玉を集合
する入賞玉集合樋(図示しない)が傾斜状に設けられて
いる。この入賞玉集合樋に集められた入賞玉は、打込玉
排出通路(図示しない)を通って弾球遊技機1の外部
(弾球遊技機の設置島の内部に形成される回収経路)に
放出される。打込玉排出通路には、入賞玉だけではなく
前記アウト口69に取り込まれたアウト玉及び前記玉抜
き通路112から玉抜きされた賞球も合流して放出され
るものである。
【0045】また、上記のように構成される機構板10
0の下部構成部の後面側には、電圧の異なる複数の電源
を生成する電源ユニット基板137を収容する電源ユニ
ットボックス136と、前記玉払出装置116の動作を
制御する払出制御基板144を収容する払出制御基板ボ
ックス143と、前記満タンスイッチ129、玉切れス
イッチ115、及び払出ユニット中継基板124と前記
主基板151との接続を中継する枠用スイッチ中継基板
142と、が設けられている。
【0046】電源ユニットボックス136は、前記開口
窓102の下部位置側に機構板主体101に突設される
係止爪(図示しない)に着脱自在に取り付けられ、内部
に収容される電源ユニット基板137には、電源線13
5が接続される電源コネクタが実装されている。電源コ
ネクタに接続される電源線135は、前記情報端子基板
132から機構板主体101の裏面側に形成される配線
処理溝(図示しない)に沿って機構板100の開放側下
部まで引き通され、直前位置で機構板主体101の表側
に引き出されて電源コネクタに接続される。また、電源
線135によって供給される電圧は、図4に示すよう
に、AC24Vの電圧であり、電源ユニット基板(電源
生成基板)137で生成される複数の電圧は、DC30
V、DC21V、DC12V、DC5Vの4種類であ
る。(但し、他の基板に対してAC24Vも供給す
る。)また、電源ユニット基板137は、主基板151
及び払出制御基板144の各CPUに駆動電源が供給さ
れていない間、各基板151,144のRAMの記憶内
容をバックアップ(保持)するために各基板151,1
44にバックアップ電源を供給するようになっている。
なお、電源ユニット基板(電源生成基板)137から電
源断信号が出力されることによって主基板151及び払
出制御基板144は、バックアップをするための処理を
行うようになっている。
【0047】上記した表示制御基板被覆体74、制御基
板ボックス79、主基板ボックス150、払出制御基板
ボックス143、及び電源ユニットボックス136は、
その一部又は全部を透明の合成樹脂によって内部が透視
し得るように構成されている(ROM等の不正改造を容
易に視認できる)と共に放熱穴が形成されている。ま
た、制御基板ボックス79内に収容される効果音制御基
板82は、ROM(特に、効果音データを記憶している
ROM)さえ交換すれば簡単にリサイクルが可能であ
る。また、制御基板ボックス79内に収容される電飾制
御基板80、及び表示制御基板被覆体74に被覆される
表示制御基板75も、盤面構成やランプ等の数を変えな
ければ、同様にROMを交換することによりリサイクル
可能である。つまり、遊技盤40の入れ替え時にそれら
ボックス毎回収し、ROMを取り出して書き換え又は交
換すれば、異なる内容の新しい機種用のものとすること
ができるので、その新しい機種の入れ替えの際にROM
だけを変えた制御ボックスを再び納品して再利用するこ
とができる。
【0048】以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の
構成、及び機構板100の構成について説明してきた
が、次に、配線接続される回路構成について、図3及び
図4を参照して説明する。主基板151には、遊技盤4
0に設けられる各スイッチ51,52,55a,55
b,62,65a,65bからの信号が中継基板77を
介して入力されると共に始動玉検出器60からの信号も
入力され、また、満タンスイッチ129及び玉切れスイ
ッチ115からの信号が枠用スイッチ中継基板142を
介して入力される。更に、主基板151には、払出ユニ
ット中継基板124及び枠用スイッチ中継基板142を
介して賞球カウントスイッチ120からの信号が入力さ
れるものである。
【0049】上記した入力信号のうち、遊技盤40に設
けられる各スイッチ51,52,60,62,65a,
65bからの入力信号に基づいて主基板151は、遊技
盤40に設けられるソレノイド43,50,59及び各
記憶表示LED46,64を制御すると共に、遊技状態
に応じた電飾信号を電飾制御基板80に出力し、遊技状
態に応じた効果音信号を効果音制御基板82に出力し、
更に、大当り表示制御信号あるいはリーチ表示制御信号
又は外れ表示制御信号を表示制御基板75に出力し、情
報端子基板78に各種の遊技情報を出力する。電飾制御
基板80は、主基板151から入力される電飾信号の種
類に応じて、各種ランプ6〜10,47a,47b,5
6,66a,67a及び各種LED37,38,45,
57を表示駆動制御し、効果音制御基板82は、主基板
151から入力される効果音信号の種類に応じてスピー
カ12a,12bを駆動制御する。また、表示制御基板
75は、主基板151から入力される表示制御信号の種
類に応じて各図柄表示器160,63の表示結果を導出
するように制御する。
【0050】また、満タンスイッチ129からの入力信
号に基づいて主基板151は、払出制御基板144に満
タン信号を出力し、その満タン信号に基づいて払出モー
タ118の駆動を停止したりする。また、満タンスイッ
チ129からの入力信号があったときには、主基板15
1は、次に説明する賞球可能信号を出力しないようにす
る。なお、満タンスイッチ129からの入力信号があっ
たときには、電飾制御基板80に満タン信号を出力して
所定のランプ又はLEDを表示駆動してその旨を報知す
るようにしてもよい。
【0051】また、遊技盤40に設けられる通過玉検出
器62を除く各スイッチ51,52,55a,55b,
60,65a,65bからの入力信号に基づいて主基板
151は、払出制御基板144に賞球個数信号を出力
し、払出制御基板144は、その賞球個数信号及び賞球
可能信号の入力に基づいて払出モータ118を駆動して
所定個数の賞球を払い出す。また、賞球カウントスイッ
チ120からの入力信号に基づいて主基板151は、払
い出されるべき賞球個数が検出されれば払出制御基板1
44に賞球個数信号をクリアするクリア信号を出力す
る。また、賞球カウントスイッチ120からの入力信号
に基づいて主基板151は、情報端子基板132に賞球
個数信号を出力し、この信号を情報端子基板132から
外部の管理コンピュータの出力する。更に、各スイッチ
51,52,55a,55b,60,65a,65bか
らの入力信号に基づいて主基板151は、電飾制御基板
80(及び効果音制御基板82)に賞球信号を出力し、
賞球ランプ10(又はスピーカ12a,12b)を表示
駆動してその旨を報知する。更に、玉切れスイッチ11
5からの入力信号に基づいて主基板151は、払出制御
基板144に賞球可能信号を出力しないようにしたり、
電飾制御基板80に賞玉切れ信号を出力して玉切れラン
プ9を所定の態様で表示駆動する。
【0052】上記したように、主基板151には、遊技
動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を
制御するためのスイッチ入力、及び飾りランプ、飾りL
ED、スピーカ12a,12bを駆動制御するためのス
イッチ入力しか入力されず、主基板151と他の制御基
板144,80,82,75との関係においては、主基
板151から他の制御基板144,80,82,75に
向かって一方向の通信関係となる。このため、他の制御
基板144,80,82,75に不法な処理プログラム
を組み込んで主基板151で不正な処理を施そうとして
も実行することができないという利点があり、また、主
基板151の制御の一部を他の制御基板144,80,
82,75で担当しているので、主基板151の負担が
軽減されると共に、監督官庁による主基板151の検査
の容易化を図ることも可能である。
【0053】次に、払出制御基板144には、モータ位
置センサ122及び各カウントスイッチ119,120
からの信号が払出ユニット中継基板124を介して入力
され、残高表示基板23の球貸スイッチ24及び返却ス
イッチ25からの信号が入力され、カードユニット装置
31から各種の情報が入力されている。更に、主基板1
51から前述したように、賞球可能信号、賞球個数信
号、満タン信号が入力されるものである。上記した入力
信号のうち、モータ位置センサ122からの入力信号に
基づいて払出制御基板144は、貸球及び賞球の払出動
作において払出モータ118の停止位置、即ち回転部材
の停止位置を正確に制御すると共に回転部材が回転して
いるか否かを検出できる。また、カウントスイッチ11
9,120からの入力信号に基づいて払出制御基板14
4は、貸球及び賞球の正確な払出数を払い出すように払
出モータ118を駆動制御すると共に、情報端子基板1
32に賞球数情報及び貸球数情報を出力する。なお、賞
球数情報を主基板151から出力するようにしてもよ
い。
【0054】また、球貸スイッチ24からの入力信号に
基づいて払出制御基板144は、カードユニット装置3
1からの残額情報と照会して残額情報に余裕があるとき
に貸球要求信号を許容して払出モータ118を駆動し、
また、返却スイッチ25からの入力信号に基づいて払出
制御基板144は、カードユニット装置31にカードの
返却信号を出力する。また、カードユニット装置31か
らの各種の情報入力に基づいて払出制御基板144は、
残高表示基板23の残高表示器に残高情報を出力する。
更に、主基板151からの賞球可能信号、賞球個数信
号、満タン信号等に基づいて払出制御基板144は、前
述したように払出ユニット中継基板124を介して賞球
の払出動作を実行せしめたりする。なお、情報端子基板
132に接続される玉切れ情報スイッチ107からの入
力信号は、払出制御基板144に入力されることはな
く、そのまま玉切れ情報として外部の管理コンピュータ
等に出力される。
【0055】次に、表示制御基板75及び主基板151
の取付構造について図7を参照して説明する。まず、表
示制御基板75及び主基板151を裏面側に取り付ける
特別可変表示装置44の取付構造について説明すると、
特別可変表示装置44の表示部飾り部材161は、遊技
盤40のほぼ中央部分に穿設された取付開口163を前
方から挿通して取り付けられ、その裏面側には、窓枠部
162に画像表示部160aが臨設するように可変表示
器160が取り付けられる。可変表示器160の取り付
けは、遊技盤40裏面の各カバー体70,71に表示器
取付部材164を介して遊技盤40の裏面に取り付けら
れ、また、このような可変表示器160は、その裏面側
が表示制御基板被覆体74によって被覆されて外部から
保護されるようになっている。表示制御基板被覆体74
は、その前端部に形成される係合爪166が表示器取付
部材164に形成される係止部165と係合することに
より着脱可能に取り付けられる。また、可変表示器16
0の後方には、表示制御基板75が取り付けられる。該
表示制御基板75は、表示器取付部材164に設けられ
た脚部167の先端にビス168止めされることで可変
表示器160の後方位置で可変表示器160と平行に配
置され、可変表示器160と同様に表示制御基板被覆体
74によってその裏面側が被覆される。即ち、表示制御
基板被覆体74は、表示器取付部材164を介して可変
表示器160と一体的に構成されて表示制御基板75を
被覆するようになっている。なお、表示制御基板被覆体
74は、被覆する可変表示器160及び表示制御基板7
5が外部から視認可能なように透明合成樹脂で形成され
ている。このため、可変表示器160あるいは表示制御
基板75に不正改造が行われた場合でもその不正改造が
外部から判別できるので、可変表示器160及び表示制
御基板75の不正防止を招来することができる。
【0056】また、上記した表示制御基板被覆体74の
後端側外壁には、主基板ボックス150を取り付けるた
めの係止爪169が形成されている。主基板ボックス1
50は、主基板151をビス止めするための取付ボス1
70が内部に突設されたボックス主体171と、該ボッ
クス主体171の前面開口を閉塞する蓋体172と、か
ら構成されている。ボックス主体171の底面外壁に
は、前記係止爪169との係合によって主基板ボックス
150を着脱自在に表示制御基板被覆体74に取り付け
る係合爪173が突設されている。一方、蓋体172に
は、ボックス主体171と共に主基板151を収容した
状態で主基板151に実装されるコネクタ151aを挿
通するコネクタ開口174が穿設されている。しかし
て、主基板151は、主基板ボックス150(ボックス
主体171と蓋体172の内部空間)内に収容された状
態でボックス主体171の係合爪173が表示制御基板
被覆体74の係止爪169に係合して取り付けられるこ
とにより、表示制御基板被覆体74(表示制御基板7
5)の裏面に取り付けられる。
【0057】なお、主基板ボックス150(ボックス主
体171及び蓋体172)は、表示制御基板被覆体74
と同様に、収容する主基板151が外部から視認可能な
ように透明合成樹脂で形成されている。このため、主基
板151に不正改造が行われた場合でもその不正改造が
外部から判別できるので、主基板151の不正防止を招
来することができる。また、表示制御基板75と主基板
151は、CPUやROM等が実装された実装面が弾球
遊技機1の後方を向くように取り付けられている。ま
た、主基板151から表示制御基板75への接続は、表
示制御基板被覆体74に設けられた開口部(図示しな
い)よりコネクタ接続される。即ち、表示制御基板被覆
体74によって表示制御基板75を被覆したまま、表示
制御基板75に対するコネクタの抜差を可能にしてい
る。また、主基板ボックスは、表示制御基板被覆体にビ
ス止めされるものであってもよい。
【0058】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技盤40に設けられて表示状態が変化可能な可変
表示器160と、該可変表示器160の表示動作を制御
する表示制御基板75と、遊技動作を制御する遊技制御
基板としての主基板151と、を備えた遊技機としての
弾球遊技機1において、前記表示制御基板75を被覆す
る表示制御基板被覆体74と、前記主基板151を被覆
する遊技制御基板被覆体としての主基板ボックス150
と、を備え、前記表示制御基板75を前記可変表示器1
60の裏面側に前記可変表示器160と平行に且つ一体
的に取り付け、前記主基板ボックス150を前記表示制
御基板被覆体74に取り付けることで、前記主基板15
1を前記表示制御基板75の裏面側に配置すると共に、
前記可変表示器160と前記表示制御基板75と前記主
基板151とを一体的に組み付けて構成したことを特徴
とする。このように構成することにより、可変表示器1
60と表示制御基板75と表示制御基板被覆体74を予
め組み付けておくことができ、然も表示制御基板被覆体
74に対して直接的に主基板ボックス150が取り付く
構成となるので、製造時あるいは保守点検時における組
付作業性を向上することができる。また、この構成によ
れば、可変表示器160と表示制御基板75と表示制御
基板被覆体74を組み付けた状態で予め可変表示器16
0と表示制御基板75の間の配線接続をしておくことが
できるので、配線接続の作業性も向上できる。
【0059】また、前記可変表示器160を前記遊技盤
40の裏面に取り付けるための表示器取付部材164を
備え、該表示器取付部材164に前記表示制御基板被覆
体74を取り付けたことを特徴とする。このように構成
することにより、表示制御基板被覆体74を可変表示器
160と一体的に構成することができ遊技盤40への組
付作業性が向上する。
【0060】また、前記主基板ボックス150は、係合
手段としての係合爪173及び係止爪169の係合によ
り前記表示制御基板被覆体74に着脱自在に取り付けら
れることを特徴とする。このように構成することによ
り、主基板ボックス150の着脱が容易に行え、主基板
ボックス150の組付作業性が向上する。
【0061】また、電飾部品を制御する電飾制御基板8
0と、効果音を発生制御する効果音制御基板82と、を
備え、前記電飾制御基板80と前記効果音制御基板82
とを前記遊技盤40の裏面に取り付けたことを特徴とす
る。このように構成することにより、主基板151、表
示制御基板75、電飾制御基板80、及び効果音制御基
板82がそれぞれ遊技盤40の裏面側に取り付けられた
構成となるので、遊技盤40の取付時あるいは機種替え
に伴う交換時には、これと同時に各制御基板151,7
5,80,82の取り付けあるいは交換ができるので作
業性が向上する。
【0062】次に、第二実施形態における表示制御基板
75及び主基板151の取付構造について図8を参照し
て説明する。なお、以下の説明では、前記第一実施形態
と同様の構成部材については同一の符号を付記してその
詳細な説明を省略する。図8に示すように、表示制御基
板75及び主基板151を裏面側に取り付ける特別可変
表示装置44(可変表示器160及び表示部飾り部材1
61)は、前記第一実施形態と同様にして遊技盤40に
取り付けられる。但し、可変表示器160及び表示制御
基板75の裏面側からの被覆は、主基板151を収容す
る主基板ボックス150’に一体成形された表示制御基
板被覆部74’によって行われる。即ち、主基板ボック
ス150’は、主基板151をビス止めするための取付
ボス170が内部に突設されたボックス主体171’
と、該ボックス主体171’と共に主基板151を収容
する蓋体172と、から構成されている。ボックス主体
171’の底面外壁には、可変表示器160及び表示制
御基板75を被覆する表示制御基板被覆部74’が形成
されている。表示制御基板被覆部74’の前端には、前
記表示制御基板被覆体74と同様に、表示器取付部材1
64に形成される係止部165と係合することで表示制
御基板被覆部74’(主基板ボックス150’)を表示
器取付部材164に対して着脱自在に取り付ける係合爪
166が設けられている。
【0063】しかして、主基板151は、主基板ボック
ス150’(ボックス主体171’と蓋体172の内部
空間)内に収容された状態で表示制御基板被覆部74’
の係合爪166が表示器取付部材164の係止部165
に係合して取り付けられることにより、表示制御基板7
5の裏面に取り付けられる。なお、主基板ボックス15
0’(ボックス主体171’及び蓋体172)は、収容
する主基板151と、表示制御基板被覆部74’で被覆
する可変表示器160及び表示制御基板75が外部から
視認可能なように透明合成樹脂で形成されている。この
ため、主基板151、可変表示器160、あるいは表示
制御基板75に不正改造が行われた場合でもその不正改
造が外部から判別できるので、主基板151、可変表示
器160、及び表示制御基板75の不正防止を招来する
ことができる。
【0064】以上のように、第二実施形態の構成によれ
ば、遊技盤40に設けられて表示状態が変化可能な可変
表示器160と、該可変表示器160の表示動作を制御
する表示制御基板75と、遊技動作を制御する遊技制御
基板としての主基板151と、を備えた遊技機としての
弾球遊技機1において、前記表示制御基板75を被覆す
る表示制御基板被覆体としての表示制御基板被覆部7
4’を備え、該表示制御基板被覆部74’に前記主基板
151を被覆する遊技制御基板被覆体としての主基板ボ
ックス150’の少なくとも一部分を一体成形すること
で、前記主基板151を前記表示制御基板75の裏面側
に配置すると共に、前記可変表示器160と前記表示制
御基板75と前記主基板151とを一体的に組み付けて
構成したことを特徴とする。このように構成することに
より、可変表示器160と表示制御基板75と表示制御
基板被覆部74’を予め組み付けておくことができ、然
も表示制御基板被覆部74’に対して直接的に主基板ボ
ックス150’が取り付く構成となるので、製造時ある
いは保守点検時における組付作業性を向上することがで
きる。また、この構成によれば、可変表示器160と表
示制御基板75と表示制御基板被覆部74’を組み付け
た状態で予め可変表示器160と表示制御基板75の間
の配線接続をしておくことができるので、配線接続の作
業性も向上できる。また、表示制御基板75と主基板1
51を1つの構成部品(表示制御基板被覆部74’を有
した主基板ボックス150’)で被覆保護することがで
きるので部品点数の削減が招来でき、ひいては製造時あ
るいは保守点検時における組付作業性を向上することが
できる。
【0065】なお、上記した実施形態では、表示制御基
板は、表示器取付部材164の脚部167に取り付けら
れるものを例示したが、これに限らず可変表示器と表示
制御基板とを一体的に組み付けて構成するものであれ
ば、いずれの取り付け構造であっても構わない。また、
表示制御基板被覆体(部)は、可変表示器と表示制御基
板を裏面側から被覆するものを例示したが、これに限定
するものではない。また、遊技制御基板被覆体は、主基
板ボックス150,150’のように基板全体を内部に
収容するものに限らず、基板の少なくとも一部分を被覆
し得るものであればよい。また、特別可変表示装置44
の可変表示器160を液晶タイプの表示器で構成してい
るが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LE
D、VFD、EL、あるいはプラズマによる表示器や、
ドラム式又はリール式で構成することも可能である。ま
た、弾球遊技機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の
検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始
し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態
が発生して可変入賞球装置を開放する弾球遊技機(これ
を俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限
定するものではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴
って可変入賞球装置を開放し、該可変入賞球装置内の特
定領域への打玉の入賞により特定遊技状態を発生する弾
球遊技機(これを俗に第2種という)や、始動玉検出器
の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変
動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利
発生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入賞する
と特定遊技状態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3
種という)であってもよい。また、弾球遊技機に限ら
ず、スロットマシンやコインゲームなどの遊技機を本発
明の遊技機としてもよい。
【0066】また、前面開閉枠4を開放したことを検出
するためにドアスイッチが設けられることがあるが、こ
のようにドアスイッチを設けた場合には、ドアスイッチ
の配線は、枠用スイッチ中継基板142に一旦接続され
た後、主基板151に入力され、主基板151からの情
報信号に基づいて電飾制御基板76によって一部又は全
部のランプ6〜8,9’,10’,9,10を点灯制御
されることにより前面開閉枠4が開放されたことを報知
すればよい。また、カードユニット装置31を弾球遊技
機1に内蔵しても良い。また、本実施形態においては、
遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニット装置としてカ
ードユニット装置31を例示したが、例えば、紙幣等を
挿入し得るユニット装置であっても良い。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技盤に設けられて表
示状態が変化可能な可変表示器と、該可変表示器の表示
動作を制御する表示制御基板と、遊技動作を制御する遊
技制御基板と、を備えた遊技機において、前記表示制御
基板を被覆する表示制御基板被覆体と、前記遊技制御基
板を被覆する遊技制御基板被覆体と、を備え、前記表示
制御基板を前記可変表示器の裏面側に前記可変表示器と
平行に且つ一体的に取り付け、前記遊技制御基板被覆体
を前記表示制御基板被覆体に取り付けることで、前記遊
技制御基板を前記表示制御基板の裏面側に配置すると共
に、前記可変表示器と前記表示制御基板と前記遊技制御
基板とを一体的に組み付けて構成したことを特徴とす
る。このように構成することにより、可変表示器と表示
制御基板と表示制御基板被覆体を予め組み付けておくこ
とができ、然も表示制御基板被覆体に対して直接的に遊
技制御基板被覆体が取り付く構成となるので、製造時あ
るいは保守点検時における組付作業性を向上することが
できる。また、この構成によれば、可変表示器と表示制
御基板と表示制御基板被覆体を組み付けた状態で予め可
変表示器と表示制御基板の間の配線接続をしておくこと
ができるので、配線接続の作業性も向上できる。
【0068】また、請求項2の発明においては、前記可
変表示器を前記遊技盤の裏面に取り付けるための表示器
取付部材を備え、該表示器取付部材に前記表示制御基板
被覆体を取り付けたことを特徴とする。このように構成
することにより、表示制御基板被覆体を可変表示器と一
体的に構成することができ遊技盤への組付作業性が向上
する。
【0069】また、請求項3の発明においては、前記遊
技制御基板被覆体は、係合手段により前記表示制御基板
被覆体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
このように構成することにより、遊技制御基板被覆体の
着脱が容易に行え、遊技制御基板被覆体の組付作業性が
向上する。
【0070】また、請求項4の発明においては、遊技盤
に設けられて表示状態が変化可能な可変表示器と、該可
変表示器の表示動作を制御する表示制御基板と、遊技動
作を制御する遊技制御基板と、を備えた遊技機におい
て、前記表示制御基板を被覆する表示制御基板被覆体を
備え、該表示制御基板被覆体に前記遊技制御基板を被覆
する遊技制御基板被覆体の少なくとも一部分を一体成形
することで、前記遊技制御基板を前記表示制御基板の裏
面側に配置すると共に、前記可変表示器と前記表示制御
基板と前記遊技制御基板とを一体的に組み付けて構成し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
可変表示器と表示制御基板と表示制御基板被覆体を予め
組み付けておくことができ、然も表示制御基板被覆体に
対して直接的に遊技制御基板被覆体が取り付く構成とな
るので、製造時あるいは保守点検時における組付作業性
を向上することができる。また、この構成によれば、可
変表示器と表示制御基板と表示制御基板被覆体を組み付
けた状態で予め可変表示器と表示制御基板の間の配線接
続をしておくことができるので、配線接続の作業性も向
上できる。また、表示制御基板被覆体に遊技制御基板被
覆体の少なくとも一部分を一体成形することで部品点数
の削減が招来できる。
【0071】また、請求項5の発明においては、電飾部
品を制御する電飾制御基板と、効果音を発生制御する効
果音制御基板と、を備え、前記電飾制御基板と前記効果
音制御基板とを前記遊技盤の裏面に取り付けたことを特
徴とする。このように構成することにより、遊技制御基
板、表示制御基板、電飾制御基板、及び効果音制御基板
がそれぞれ遊技盤の裏面側に取り付けられた構成となる
ので、遊技盤の取付時あるいは機種替えに伴う交換時に
は、これと同時に各制御基板の取り付けあるいは交換が
できるので作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る弾球遊技機を示す正面図であ
る。
【図2】弾球遊技機に設けられる遊技盤を示す正面図で
ある。
【図3】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図4】払出制御基板と各種制御基板及び電気部品との
関係を示すブロック図である。
【図5】弾球遊技機を示す背面図である。
【図6】遊技盤の裏面に取り付けられる各種構成部材を
示す背面図である。
【図7】特別可変表示装置の裏面に設けられる表示制御
基板及び主基板を示す縦断面図である。
【図8】第二実施形態における表示制御基板及び主基板
の取付構造を示す縦断面図である。
【図9】従来例における表示制御基板及び主基板の取付
構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 3 前面枠 4 前面開閉枠 19 上皿 27 下皿 40 遊技盤 41 遊技領域 44 特別可変表示装置 74 表示制御基板被覆体 74’ 表示制御基板被覆部(表示制御基板被覆体) 75 表示制御基板 100 機構板 150 主基板ボックス(遊技制御基板被覆体) 150’ 主基板ボックス(遊技制御基板被覆体) 151 主基板(遊技制御基板) 160 可変表示器 160a 画像表示部 161 表示部飾り部材 164 表示器取付部材 165 係止部 166 係合爪 169 係止爪(係合手段) 170 取付ボス 171,171’ ボックス主体 172 蓋体 173 係合爪(係合手段) 174 コネクタ開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けられて表示状態が変化可能
    な可変表示器と、該可変表示器の表示動作を制御する表
    示制御基板と、遊技動作を制御する遊技制御基板と、を
    備えた遊技機において、 前記表示制御基板を被覆する表示制御基板被覆体と、前
    記遊技制御基板を被覆する遊技制御基板被覆体と、を備
    え、 前記表示制御基板を前記可変表示器の裏面側に前記可変
    表示器と平行に且つ一体的に取り付け、前記遊技制御基
    板被覆体を前記表示制御基板被覆体に取り付けること
    で、前記遊技制御基板を前記表示制御基板の裏面側に配
    置すると共に、前記可変表示器と前記表示制御基板と前
    記遊技制御基板とを一体的に組み付けて構成したことを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示器を前記遊技盤の裏面に取
    り付けるための表示器取付部材を備え、該表示器取付部
    材に前記表示制御基板被覆体を取り付けたことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御基板被覆体は、係合手段に
    より前記表示制御基板被覆体に着脱自在に取り付けられ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 遊技盤に設けられて表示状態が変化可能
    な可変表示器と、該可変表示器の表示動作を制御する表
    示制御基板と、遊技動作を制御する遊技制御基板と、を
    備えた遊技機において、 前記表示制御基板を被覆する表示制御基板被覆体を備
    え、該表示制御基板被覆体に前記遊技制御基板を被覆す
    る遊技制御基板被覆体の少なくとも一部分を一体成形す
    ることで、前記遊技制御基板を前記表示制御基板の裏面
    側に配置すると共に、前記可変表示器と前記表示制御基
    板と前記遊技制御基板とを一体的に組み付けて構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 電飾部品を制御する電飾制御基板と、効
    果音を発生制御する効果音制御基板と、を備え、前記電
    飾制御基板と前記効果音制御基板とを前記遊技盤の裏面
    に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の遊技機。
JP2000115137A 2000-04-17 2000-04-17 遊技機 Withdrawn JP2001293220A (ja)

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