JP2002018000A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002018000A
JP2002018000A JP2000210947A JP2000210947A JP2002018000A JP 2002018000 A JP2002018000 A JP 2002018000A JP 2000210947 A JP2000210947 A JP 2000210947A JP 2000210947 A JP2000210947 A JP 2000210947A JP 2002018000 A JP2002018000 A JP 2002018000A
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Japan
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ball
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JP2000210947A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takehiro Kondo
武宏 近藤
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確率変動の発生期間を適切に設定すること
で、確率変動に関わる様々な問題を解消することができ
る弾球遊技機を提供する。 【構成】 確変当り図柄の導出を条件として特定玉検出
器53の玉検出で発生した権利発生状態が終了したと
き、確率変動を生起せしめると共に、当り図柄の導出を
条件として特定玉検出器53の玉検出で権利発生状態が
生起したとき、あるいは、当り図柄の導出によって可変
入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘
わらず特定玉検出器53による玉検出がなかったとき
に、確率変動を終了させる。これにより、権利発生状態
の途中消滅を防止することができ、また、故意に権利発
生状態を消滅させる作為的な遊技行為を防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報を可変表
示する可変表示装置と、前記識別情報の表示結果が特定
表示結果となったときに打玉の入賞を可能となるように
作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入賞装置の特
定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状
態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利発生状態の
発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、を備えた弾
球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機には、可変表示装置の
表示結果が当り図柄(特定表示結果)として導出される
と特定可変入賞装置を開放し、該特定可変入賞装置の特
定領域に設けた特定玉検出器が入賞玉を検出すると、こ
れに基づいて特別可変入賞装置を開放する権利発生状態
を発生させものが提案されていた。また、このような弾
球遊技機には、当り図柄のうち予め定めた当り図柄を確
変当り図柄として設定し、可変表示装置で確変当り図柄
を導出すると、権利発生状態の終了時点から可変表示装
置での当り図柄の導出率を通常時よりも高くする確率変
動(高確率状態)を生起せしめるものが提案されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように確率変動を生起し得る弾球遊技機では、権利発生
状態中に再度当り図柄が導出されると、その当り図柄の
導出時点で権利発生状態を消滅させる(これを俗にパン
クという)ようになっていた。このため、権利発生状態
中に確率変動を生起させ得る構成とした場合には、権利
発生状態中に当り図柄が導出され易くなるので、これに
伴ってパンクが発生し易くなるという問題を有してい
た。また、確変当り図柄が導出されたにも拘わらず特定
領域に打玉が入賞しなかった(特定玉検出器での玉検出
がなかった)場合、権利発生状態は生起されないもの
の、これに加えて確率変動も生起させない構成とした場
合には遊技の興趣を大幅に低減させてしまうという問題
を有していた。また、確率変動期間中に非確変当り図柄
が導出されたときには故意にパンクを発生させ、確率変
動を利用して確変当り図柄が導出されるまでそのような
故意のパンク行為を繰返すという作為的な遊技行為が行
われるという問題を有していた。本発明は、上記した事
情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、確
率変動の発生期間を適切に設定することで、確率変動に
関わる様々な問題を解消することができる弾球遊技機を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、識別情報を可変表示す
る可変表示装置と、前記識別情報の表示結果が特定表示
結果となったときに打玉の入賞を可能となるように作動
する特定可変入賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領
域への打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を
生起せしめる特定玉検出器と、前記権利発生状態の発生
に伴って開放する特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊
技機において、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
表示結果のうち予め定めた特別表示結果となったことを
条件として前記特定玉検出器の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、前記可変表示装置の表示結
果が前記特定表示結果となる確率が高くなる高確率状態
を生起せしめると共に、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定表示結果となったことを条件として前記特定玉
検出器の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、あ
るいは、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結
果となって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
ず前記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前
記高確率状態を終了させることを特徴とする。このよう
に構成することにより、特別表示結果の導出に基づいて
発生した権利発生状態の終了によって高確率状態を生起
し、然も権利発生状態の生起によって高確率状態を終了
させるので権利発生状態中は高確率状態となることがな
く、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止することが
できる。また、特定表示結果の導出に伴って特定可変入
賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検出が
なかったときには高確率状態を終了させるので、高確率
状態を発生させるために故意に権利発生状態を発生させ
ない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となって前記
特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検
出器による玉検出がなかったときに、前記高確率状態を
終了させることを特徴とする。このように構成すること
により、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発
生状態の終了によって高確率状態を生起し、然も権利発
生状態の生起によって高確率状態を終了させるので権利
発生状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権
利発生状態の途中消滅を防止することができる。また、
特別表示結果以外の特定表示結果の導出に伴って特定可
変入賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検
出がなかったときには高確率状態を終了させるので、高
確率状態を発生させるために故意に権利発生状態を発生
させない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
て前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特
定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動
したにも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなか
ったときに、前記高確率状態を終了させることを特徴と
する。このように構成することにより、特別表示結果の
導出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって高
確率状態を生起し、然も権利発生状態の生起によって高
確率状態を終了させるので権利発生状態中は高確率状態
となることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を
防止することができる。また、特別表示結果の導出に伴
って特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検
出器の玉検出がなかったときには高確率状態を生起させ
るので、遊技の興趣を低減させることがない。また、特
定表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動した
にも拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときには
高確率状態を終了させるので、高確率状態を発生させる
ために故意に権利発生状態を発生させない作為的な遊技
行為を防止することができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
て前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特
定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となって前記
特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検
出器による玉検出がなかったときに、前記高確率状態を
終了させることを特徴とする。このように構成すること
により、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発
生状態の終了によって高確率状態を生起し、然も権利発
生状態の生起によって高確率状態を終了させるので権利
発生状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権
利発生状態の途中消滅を防止することができる。また、
特別表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動し
たにも拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときに
は高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低減させ
ることがない。また、特別表示結果以外の特定表示結果
の導出に伴って特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
ず特定玉検出器の玉検出がなかったときには高確率状態
を終了させるので、高確率状態を発生させるために故意
に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止
することができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
入賞装置の作動が終了したとき、前記高確率状態を終了
させることを特徴とする。このように構成することによ
り、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発生状
態の終了によって高確率状態を生起させるので権利発生
状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権利発
生状態の途中消滅を防止することができる。また、特定
表示結果の導出に伴う特定可変入賞装置の作動が終了し
たときには高確率状態を終了させるので、高確率状態を
発生させるために故意に権利発生状態を発生させない作
為的な遊技行為を防止することができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特別表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となったこと
を条件として前記特定可変入賞装置の作動が終了したと
き、前記高確率状態を終了させることを特徴とする。こ
のように構成することにより、特別表示結果の導出に基
づいて発生した権利発生状態の終了によって高確率状態
を生起し、然も特別表示結果の導出に基づいて発生した
権利発生状態の開始によって高確率状態を終了させるの
で権利発生状態中は高確率状態となることがなく、ひい
ては権利発生状態の途中消滅を防止することができる。
また、特別表示結果以外の特定表示結果の導出に伴う特
定可変入賞装置の作動が終了したときには高確率状態を
終了させるので、高確率状態を発生させるために故意に
権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止す
ることができる。
【0010】また、請求項7の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
たときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめると
共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果
となって前記特定可変入賞装置の作動が終了したとき、
前記高確率状態を終了させることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、特別表示結果の導出に基づい
て発生した権利発生状態が終了したときに高確率状態を
生起させるので、権利発生状態中は高確率状態となるこ
とがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止する
ことができる。また、特別表示結果が導出されたときに
は高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低減させ
ることがない。また、特定表示結果の導出に伴う特定可
変入賞装置の作動が終了したときには高確率状態を終了
させるので、高確率状態を発生させるために故意に権利
発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止するこ
とができる。
【0011】また、請求項8の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
たときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめると
共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
前記権利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変
表示装置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定
表示結果となったことを条件として前記特定可変入賞装
置の作動が終了したとき、前記高確率状態を終了させる
ことを特徴とする。このように構成することにより、特
別表示結果の導出に基づいて発生した権利発生状態が終
了したときに高確率状態を生起し、然も特別表示結果の
導出に基づいて発生した権利発生状態の開始によって高
確率状態を終了させるので権利発生状態中は高確率状態
となることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を
防止することができる。また、特別表示結果が導出され
たときには高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を
低減させることがない。また、特別表示結果以外の特定
表示結果の導出に伴う特定可変入賞装置の作動が終了し
たときには高確率状態を終了させるので、高確率状態を
発生させるために故意に権利発生状態を発生させない作
為的な遊技行為を防止することができる。
【0012】また、請求項9の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
て前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特
定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
入賞装置の作動が終了したとき、前記高確率状態を終了
させることを特徴とする。このように構成することによ
り、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発生状
態の終了によって高確率状態を生起させるので権利発生
状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権利発
生状態の途中消滅を防止することができる。また、特別
表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動したに
も拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときには高
確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低減させるこ
とがない。また、特定表示結果の導出に伴う特定可変入
賞装置の作動が終了したときには高確率状態を終了させ
るので、高確率状態を発生させるために故意に権利発生
状態を発生させない作為的な遊技行為を防止することが
できる。
【0013】また、請求項10の発明においては、識別
情報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表
示結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能
となるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変
入賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定め
た権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権
利発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置
と、を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるい
は、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果と
なったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
表示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめ
ると共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で前記権利発生状態が生起したとき、あるいは、前記
可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となって前
記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉
検出器による玉検出がなかったときに、前記高確率状態
を終了させることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利
発生状態の終了によって高確率状態を生起し、然も権利
発生状態の生起によって高確率状態を終了させるので権
利発生状態中は高確率状態となることがなく、ひいては
権利発生状態の途中消滅を防止することができる。ま
た、特別表示結果が導出されたときには高確率状態を生
起させるので、遊技の興趣を低減させることがない。ま
た、特定表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作
動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったと
きには高確率状態を終了させるので、高確率状態を発生
させるために故意に権利発生状態を発生させない作為的
な遊技行為を防止することができる。
【0014】また、請求項11の発明においては、識別
情報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表
示結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能
となるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変
入賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定め
た権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権
利発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置
と、を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるい
は、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果と
なって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前
記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可
変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が
高くなる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表
示装置の表示結果が前記特別表示結果となったことを条
件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態
が生起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結
果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となった
ことを条件として前記特定可変入賞装置の作動が終了し
たとき、前記高確率状態を終了させることを特徴とす
る。このように構成することにより、特別表示結果の導
出に基づいて発生した権利発生状態が終了したときに高
確率状態を生起し、然も特別表示結果の導出に基づいて
発生した権利発生状態の開始によって高確率状態を終了
させるので権利発生状態中は高確率状態となることがな
く、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止することが
できる。また、特別表示結果の導出に伴って特定可変入
賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検出が
なかったときには高確率状態を生起させるので、遊技の
興趣を低減させることがない。また、特別表示結果以外
の特定表示結果の導出に伴う特定可変入賞装置の作動が
終了したときには高確率状態を終了させるので、高確率
状態を発生させるために故意に権利発生状態を発生させ
ない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0015】また、請求項12の発明においては、識別
情報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表
示結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能
となるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変
入賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定め
た権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権
利発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置
と、を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるい
は、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果と
なったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
表示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめ
ると共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で前記権利発生状態が生起したとき、あるいは、前記
可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記
特定表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動した
にも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなかった
ときに、前記高確率状態を終了させることを特徴とす
る。このように構成することにより、特別表示結果の導
出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって高確
率状態を生起し、然も権利発生状態の生起によって高確
率状態を終了させるので権利発生状態中は高確率状態と
なることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防
止することができる。また、特別表示結果が導出された
ときには高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低
減させることがない。また、特別表示結果以外の特定表
示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動したにも
拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときには高確
率状態を終了させるので、高確率状態を発生させるため
に故意に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為
を防止することができる。
【0016】また、請求項13の発明においては、打玉
の入賞に基づいて前記可変表示装置の表示結果の導出動
作を許容する始動入賞装置と、入賞に応じた所定数の景
品玉を払い出す玉払出装置と、を備え、前記始動入賞装
置への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置から払い出さ
れる景品玉数は、玉1個の入賞に対して2個以上5個未
満に設定されていることを特徴とする。このように構成
することにより、玉1個入賞当り2個以上5個未満とい
う比較的少量の景品玉の払出数に設定することにより、
遊技場側に対して不利益をあまり増やさない一方で、遊
技者の不満を極力軽減し、ひいては遊技の興趣を損なわ
せることがない。
【0017】また、請求項14の発明においては、前記
始動入賞装置への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置か
ら払い出される景品玉数は、玉1個の入賞に対して2個
に設定されていることを特徴とする。このように構成す
ることにより、始動入賞に対する景品玉数を2個とする
ことで、払い出しと始動入賞率とのバランスが良好にな
る。
【0018】また、請求項15の発明においては、前記
可変入賞球装置への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置
から払い出される景品玉数は、玉1個の入賞に対して1
0個以上15個以下に設定されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、権利発生状態とな
った場合には、多大な景品玉を遊技者に払い出すことが
できるので、遊技の興趣を向上することができる。
【0019】また、請求項16の発明においては、前記
権利発生状態において打玉を検出するとこれに基づいて
前記可変入賞球装置の開放動作を許容する玉検出器と、
玉受部で受け入れた打玉を移動動作によって前記玉検出
器に誘導する移動体とを有する入賞装置を備え、前記移
動体は、前記権利発生状態において前記権利発生状態以
外となる通常時における移動速度より速い移動速度に変
化可能であることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、入賞装置への通常の入賞率を下げることがで
き、且つ権利発生状態の遊技がスムーズに行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1乃至図4を参照
して実施形態に係る弾球遊技機1の全体の構成について
説明する。弾球遊技機1は、図1乃至図4に示すよう
に、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠
2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要
構成部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠3と、
該前面枠3の前面上部に開閉自在に設けられる前面開閉
枠4とから構成されている。また、前面枠3に設けられ
る主要構成部としては、上記した前面開閉枠4、遊技盤
40、上皿19、下皿27、灰皿29、操作ハンドル3
0、機構板100、打球発射装置87がある。また、図
示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技
玉を貸し出すためのカードユニット装置31が付設され
ている。
【0021】前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の
遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着され
ている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5
の外周に沿って、装飾ランプ6〜8,9’,10’が臨
んでいる。この装飾ランプ6〜8,9’,10’は、遊
技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の
遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊
技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓
5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述
する玉切れスイッチ115が作動したとき)を報知する
玉切れランプ9や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(な
お、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)
が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが
設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,
9’,10’の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、
緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。
特に、玉切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ラ
ンプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に
対して状況を報知するようになっている。また、スピー
カ12a,12bは、異常が生じたときに、その旨を報
知する報知音も発生するようになっている。また、スピ
ーカ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取
り付けられてスピーカ12a,12bから発生される音
声を通すようになっている。また、スピーカ12a,1
2bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞ
れ光装飾用の装飾LED37,38が前面開閉枠4に取
り付けられている。また、円形透視窓5の外周には、遊
技盤40に貼付される証紙を視認するための透視レンズ
39が設けられている。
【0022】上記した装飾ランプ6〜8,9’,1
0’、玉切れランプ9、賞球ランプ10は、図5に示す
ように、プリント配線基板で構成されるランプ基板6
a,7a,8a,9a,10aに実装されて前面枠3の
前面側に取り付けられている。装飾LED37,38
は、プリント配線基板で構成されるLED基板37a,
38aに実装されて前面開閉枠4の裏面側に取り付けら
れている。なお、ランプ基板9a,10aには、それぞ
れ玉切れランプ9、賞球ランプ10以外に装飾ランプ6
〜8と同様の装飾ランプ9’,10’も実装されてい
る。そして、各ランプ基板6a,7a,8a,9a,1
0aが枠用電飾中継基板15に接続され、各LED基板
37a,38aが枠用電飾中継基板16に接続されてい
る。枠用電飾中継基板15,16は、前面枠3の裏面下
部に取り付けられる中継基板端子台95に止着される枠
用電飾中継基板96に接続された後、後述する電飾制御
基板80に接続されている。電飾制御基板80は、後述
する主基板151からの情報信号の種類に応じて上記し
た装飾ランプ6〜8,9’,10’、玉切れランプ9、
賞球ランプ10、装飾LED37,38を表示制御する
ものである。なお、枠用電飾中継基板15は、前面枠3
の前面側に取り付けられ(これに対応してランプ基板も
前面枠3の前面側に取り付けられている)、枠用電飾中
継基板16は、前面開閉枠4の裏面側に取り付けられて
いる(これに対応してLED基板も前面開閉枠4の裏面
側に取り付けられている)。
【0023】また、前記スピーカ12a,12bから延
びるの配線は、前面開閉枠4の上方左右裏面に取り付け
られる効果音中継基板17a,17bに一旦接続され、
その後、前面枠3の裏面下部に取り付けられる中継基板
端子台95に止着される効果音中継基板97に接続され
た後、後述する効果音制御基板82に接続されている。
効果音制御基板82は、主基板151からの情報信号の
種類に応じてスピーカ12a,12bを駆動制御するも
のである。
【0024】次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられ
る上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複
数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することに
より構成されている。上皿19の開放側の上方には、玉
抜き操作レバー21が設けられている。この玉抜き操作
レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリ
ング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させ
ることにより、上皿19に貯留されていた玉を裏面側に
形成される玉抜き路(図示しない)を流下させて下皿2
7に誘導するものである。
【0025】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞玉
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発
射位置に玉を供給するものである。また、上皿19に
は、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット
装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ24
と返却スイッチ25(共に図6参照)と表示LED(図
示しない)が実装される残高表示基板23からなり、該
残高表示基板23が上皿19の上面に臨むように設けら
れている。
【0026】球貸スイッチ24は、カードユニット装置
31によって遊技玉を借り受ける際に操作するものであ
り、返却スイッチ25は、遊技終了の際にカードユニッ
ト装置31のカード挿入口34に差し込まれたカードを
返却するためのものである。また、残高表示器は、カー
ドユニット装置31のカード挿入口34に差し込まれた
カードの残額が表示されるものである。なお、上皿19
に設けられる上記した球貸スイッチ24、返却スイッチ
25、及び表示LEDが実装される残高表示基板23か
ら延びる上皿配線は、前面枠3の軸支側の下部に形成さ
れる配線通し開口(図示しない)から前面枠3の裏側に
引き出されて後述する払出制御基板144に接続されて
いる。なお、上皿19の開放側末端は、前面枠3の前面
側で最も前方に突出した錠用凸部22となっており、こ
の錠用凸部22には、前面開閉枠4を前面枠3に対して
施錠し且つ前面枠3を外枠2に対して施錠する施錠装置
84(図3参照)を操作するためのシリンダー錠26が
臨んでいる。
【0027】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球
通路(図示しない)を介して接続樋93(図3参照)か
ら排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下
皿27の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライド
可能に取り付けられるようになっている。この玉抜き操
作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留さ
れていた賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に
移し替えることができる。また、下皿27の左側には、
灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設
けられている。操作ハンドル30は、図3に示す打球発
射装置87の発射装置電動機88(ステッピングモー
タ)の駆動を一時的に停止させるための単発発射スイッ
チ91及び遊技者が操作ハンドル30を触れていること
を検知するタッチセンサ92(図6参照)を内蔵してい
ると共に、弾発力を調節する指掛け部30a(図1参
照)を備えるものである。
【0028】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置31が隣接されている。このカードユ
ニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前
述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等の操作部
を操作することにより作動されるものである。しかし
て、カードユニット装置31は、使用可能状態であるか
否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニ
ット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器33と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード挿入口34とが設
けられている。そして、このように構成されるカードユ
ニット装置31は、独自の制御回路によって制御される
ものであるが、後述する払出制御基板144とカードユ
ニット配線35を介して接続されている(図6参照)。
【0029】一方、弾球遊技機1の背面には、図3に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板100が設け
られると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有
する打球発射装置87が固着され、その打球発射装置8
7の側方には、機構板100の余剰球通路から流下して
きた玉を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着さ
れ、更に、接続樋の側方に中継基板取付台95が取り付
けられ、外枠2に対する前面枠3の開放側裏面に外枠2
の掛止片85に対する前面枠3の施錠及び前面枠3に対
する前面開閉枠4の施錠を行う施錠装置84が設けられ
ている。
【0030】上記した構成のうち、打球発射装置87に
は、発射制御基板90が付設されており、この発射制御
基板90によって打球発射装置87が駆動制御されるよ
うになっている。なお、発射制御基板90は、発射制御
基板ボックス89内に収容されており、この発射制御基
板ボックス89から外部に露出している位置に設けられ
るコネクタを介して払出制御基板144と接続されてお
り(図6参照)、所定の状態となったときに払出制御基
板144から停止信号をうけて打玉の発射を行えないよ
うになっている。また、中継基板取付台95には、枠用
電飾中継基板96と効果音中継基板97と発射制御中継
基板98と発射制御電源中継基板99とが所定の位置に
取り付けられている。
【0031】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について
順次説明する。
【0032】まず、図2及び図3を参照して遊技盤40
について説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に
一体的に形成される遊技盤収納枠部36に収容固定され
るべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面
には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り付けら
れ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とされて発
射された打玉が落下するものである。遊技領域41のほ
ぼ中央には、可変表示装置43が配置され、また、該可
変表示装置43の下方には、可変入賞球装置44が配置
されている。
【0033】可変表示装置43は、各図柄表示部180
a〜180dでの図柄の可変表示を可能にするLCD表
示器180を含んで構成される。なお、本実施形態で
は、「0〜9」の10個の数字図柄を各図柄表示部18
0a〜180dで可変表示するものである。一方、可変
入賞球装置44は、権利発生状態時に後述する回転体5
8の玉受凹部58bへの入賞に基づいて所定期間開成す
る開閉部材171を含んで構成される。なお、可変入賞
球装置44及び可変表示装置43の詳細な構成について
は後に詳述するものである。可変表示装置43と可変入
賞球装置44との間の遊技領域41には、始動入賞口4
5aを備えた入賞装置45が配置されており、その始動
入賞口45a内には、図柄始動玉検出器46が内蔵され
て入賞した打玉を検出するようになっている。そして、
打玉が入賞装置45に入賞して図柄始動玉検出器46が
作動したときには、前記図柄表示部180a〜180d
が可変表示し、その表示結果が当り図柄であるときに後
述する開閉片49a・49bを所定時間開放するように
なっている。
【0034】可変表示装置43の一側(図示の左側)の
遊技領域41には、可変入賞口47が配置されており、
該可変入賞口47は、入賞玉検出器48が内蔵されて入
賞する打玉を検出するようになっている。可変入賞口4
7の上端部には、左右一対の開閉片49a・49bが設
けられている。該開閉片49a・49bは、その上方位
置に障害クギ50が設けられると共に、遊技盤40の裏
面に配置されたソレノイド49c(図5参照)の駆動に
伴って傾動位置と垂直位置とに変動されることで、可変
入賞口47を開閉するようになっている。一方、可変入
賞口47の下端部には、入賞玉検出器48によって検出
された打玉を下方に通過させる入賞玉通過口51が設け
られている。また、可変入賞口47の下方位置には、権
利発生状態を発生し得る特定領域としての特定入賞口5
2が配置されており、該特定入賞口52の周囲には、上
端に入賞口55aが設けられて入賞空間55bを形成す
る枠部材55が配置されている。特定入賞口52は、内
蔵された特定玉検出器53により入賞玉の検出を行い権
利発生状態を発生させると共に、その入賞玉をソレノイ
ド54によって所定時間停留しておくようになってい
る。このため、入賞空間55b内に入賞する次位の入賞
玉は、特定入賞口52に停留された入賞玉に弾かれ、特
定入賞口52を除く入賞空間55b内の通常領域に導か
れて単なる入賞玉として処理されるようになっており、
結果として、複数の入賞玉による権利発生直後の権利消
滅(後述する)という事態を防止している。なお、上記
枠部材55には、個々に特定図柄を有する飾りLED5
6a〜56jが設けられている。該飾りLED56a〜
56jは、各々、特定入賞口52への入賞に伴って点灯
移動を行い、所定時間後にそのうちの1つ又は2つが点
灯表示されるようになっている。このため、予め、ホー
ル内で特定図柄(飾りLED56a〜56j)を決めて
おき、その特定図柄が点灯表示したときには、景品玉の
継続使用を許可する等を行うことで付加的な遊技内容の
盛り上げを可能にしている。また、上記可変入賞口47
の入賞玉通過口51と枠部材55の入賞口55aとの間
には、障害クギ57が設けられている。このため、可変
入賞口47を通過した打玉は、必然的に入賞空間55b
内に導かれる一方、可変入賞口47を通過しない打玉
は、入賞空間55b内に入賞されないようになってい
る。
【0035】また、上記した可変表示装置43(図柄表
示部180a〜180d)の表示結果が当り図柄のうち
予め定めた確変当り図柄となったときには、可変表示装
置43での当り図柄の導出率を通常時よりも高くする確
率変動を生起せしめる。なお、本実施形態では、確変当
り図柄を、奇数の図柄(「1」「3」「5」「7」
「9」)で揃った当り図柄として、それ以外の図柄
(「0」「2」「4」「6」「8」)で揃った当り図柄
は非確変当り図柄とする。即ち、当り図柄の導出に伴っ
て確率変動する確率を50%に設定している。確率変動
については後で詳述するものである。
【0036】一方、可変表示装置43の他側(図示の右
側)の遊技領域41には、回転体58が配置されてい
る。該回転体58は、前記遊技盤40の表面に取り付け
られる取付板を有し、該取付板の表面に円状の包囲枠が
突設され、該包囲枠の内側のモータ58a(図5参照)
によって回転駆動されるようになっている。回転体58
の外周部には、1個の打玉を受け入れる玉受凹部58b
が形成され、回転体58が回転して包囲枠の上部に形成
される入賞口59から入った打玉を受け入れるようにな
っている。玉受凹部58bに受け止められた打玉は、回
転体58の回転動作によって取付板に開設された入賞孔
(図示しない)に導かれ、その後入賞孔から取付板の裏
面に形成される通路を通り、その下方に設けられた始動
玉検出器60によって検出される。始動玉検出器60
は、権利発生状態中に打玉を検出することにより可変入
賞球装置44の開閉部材171を所定の態様で開成駆動
する信号を導出するものである。また、回転体58の下
方位置には、袖ランプ61aを内蔵した入賞口61が配
置されている。さらに、遊技領域41には、上記した構
成以外に、風車ランプ62、サイドランプ63aを内蔵
したサイドランプ飾り63、レール飾りランプ64、ア
ウト口65、バック玉防止部材66等が設けられてい
る。
【0037】しかして、上記した権利発生状態中に打玉
が回転体58の玉受凹部58bに入賞して始動玉検出器
60をONさせると、可変入賞球装置44の開閉部材1
71が一定時間(例えば、9.5秒)が経過するまで、
又はその一定時間が経過するまでの間に所定個数(例え
ば、10個)の入賞玉が発生するまで開放する。なお、
権利発生状態中でないときに打玉が回転体58の玉受凹
部58bに入賞し、その入賞玉が始動玉検出器60で検
出された場合、その入賞玉は単なる入賞として扱われ
る。また、回転体58は、権利発生状態のときとそれ以
外となる通常時とで回転速度が異なって設定されてい
る。具体的に、回転体58は、権利発生状態中のときの
方が通常時に比べて速く回転するようになっている。言
い換えれば、権利発生状態中のときは、玉受凹部58b
に受け止めた打玉を速く始動玉検出器60に送り込むこ
とで、玉受凹部58bで打玉を受け止める機会を増や
し、その入賞に応じた景品玉の払出回数を遊技者が有利
なように増やすようになっている。また、このような構
成により、始動入賞以外の通常の入賞率を下げることが
できるので、出玉と始動入賞率とのバランスをより良く
調整できる。
【0038】ここで、権利発生状態における遊技内容を
簡単に説明すると、枠部材55の内部に設けられる特定
領域としての特定入賞口52に打玉が導かれると、権利
発生状態(制御的には、特別装置が作動すると言う)と
なる。そして、権利発生状態が継続しているときに、打
玉が回転体58の玉受凹部58bに入賞して始動玉検出
器60をONさせると、可変入賞球装置44の開閉部材
171が開放動作を行う。そして、そのような開放動作
は、権利発生状態が継続している限り、打玉が回転体5
8の玉受凹部58bに入賞する毎に繰り返される。ただ
し、権利発生状態の継続は、権利発生状態中に再度枠部
材55内の特定領域(特定入賞口52)に打玉が誘導さ
れたとき、又は、始動玉検出器60に所定個数(例え
ば、16個)の打玉が検出されたことにより終了するよ
うになっている。
【0039】次に、可変表示装置43の下方に配置され
る可変入賞球装置44の詳細な構成について説明する。
可変入賞球装置44は、遊技盤40の表面に取り付けら
れる横長形状の取付基板170を有している。取付基板
170の中央部分には、特別可変入賞口170aが穿設
されており、該特別可変入賞口170aには、開閉部材
171が設けられている。開閉部材171は、遊技盤4
0の裏面に配置されたソレノイド172の駆動に基づい
て傾動位置と垂直位置との間で変動自在となっている。
これにより、開閉部材171は、ソレノイド172がO
Nされたときには、特別可変入賞口170aを開放する
傾動状態となる一方、ソレノイド172がOFFされた
ときには、特別可変入賞口170aを閉塞する垂直状態
となる。また、特別可変入賞口170a内には、開閉部
材171の1回の開閉サイクル中に特別可変入賞口17
0aに入賞する入賞玉数を表示する個数表示LED17
3とアタッカーランプ175とが設けられている。な
お、個数表示LED173による入賞玉数の表示動作
は、遊技盤40の後面側に配置された入賞玉検出器17
4が特別可変入賞口170aから導かれる入賞玉を検出
する動作に基づき行われるものである。また、取付基板
170には、開閉部材171の下方位置に飾りLED3
7が設けられ、開閉部材171の左右の各側方位置に入
賞口177とアタッカーランプ178とがそれぞれ設け
られている。なお、上記飾りLED176及びアタッカ
ーランプ175・178は、各々、権利発生状態中等に
所定の態様で表示制御されるようになっている。
【0040】次に、遊技領域41のほぼ中央に配置され
る可変表示装置43の詳細な構成について説明する。可
変表示装置43は、各図柄表示部180a〜180dで
の図柄の可変表示を可能にするLCD表示器180と、
該LCD表示器180を前記遊技盤40の表面に取り付
ける取付基板181とを備えている。取付基板181に
は、ほぼ正方形状の窓枠部182が形成されており、該
窓枠部182には、LCD表示器180の表示画面が臨
設されている。また、窓枠部182の上部には、センタ
ーランプ183と、変動時又は権利発生状態時に前記入
賞装置45に入賞した打玉数を記憶表示する始動記憶表
示LED184と、飾りLED185とが設けられてお
り、窓枠部182の上端部分には、入賞口186が設け
られている。なお、可変表示装置43の変動未消化分を
記憶する最大数は、4個であり、このため、始動記憶表
示LED184も4個設けられている。
【0041】次に、前記入賞装置45の詳細な構成につ
いて図8乃至図10を参照して説明する。入賞装置45
は、図8に示すように、遊技盤40の表面に取り付けら
れると共にその上端部分に前記始動入賞口45aを形成
した入賞口形成部材190と、遊技盤40に穿設された
取付開口191に嵌入して取り付けられると共に入賞口
形成部材190の下流端の開口192と連通する玉通路
193が形成された玉誘導部材194と、を備えてい
る。入賞口形成部材190の中程(始動入賞口45aの
下流側)には、前記図柄始動玉検出器46の玉通過口1
95aが配され、図柄始動玉検出器46の筐体部分19
5bは、玉誘導部材194の玉通路193上壁部分に当
接した状態で配置される。
【0042】玉誘導部材194は、玉通路193の底面
部分(入賞玉の誘導面)が遊技盤40の裏面に向かって
下り傾斜して形成されており、これによって入賞口形成
部材190の開口192から送り込まれた玉(始動入賞
口45aに入った玉)を遊技盤40の裏面に排出すよう
になっている。なお、遊技盤40の裏面には、遊技盤4
0と所定の間隔を置いて入賞玉誘導カバー体71が設け
られており、玉通路193から排出された玉は、その入
賞玉誘導カバー体71と遊技盤40との間に形成される
玉誘導通路196を通って下方に誘導されるようになっ
ている。また、入賞玉誘導カバー体71には、図柄始動
玉検出器46の配線195cを入賞玉誘導カバー体71
の裏面側に挿通するための挿通開口197が穿設されて
いる。
【0043】ところで、上記した始動入賞口45aから
図柄始動玉検出器46(玉通過口195a)の配置部分
までの間で入賞口形成部材190及び玉誘導部材194
が形成する玉通路198には、入賞玉の流下速度を緩め
るための緩衝突起199・200が突設されている。緩
衝突起199は、図柄始動玉検出器46(玉通過口19
5a)の真上部分で入賞口形成部材190の後面壁に突
起形成され、緩衝突起200は、始動入賞口45aの入
口部分で玉誘導部材194の前面壁に突起形成されてい
る。また、このような緩衝突起199・200の設定寸
法は、図9及び図10に示すようになっている。緩衝突
起200の先端部から入賞口形成部材190の後面壁ま
での水平方向における長さ寸法L1、及び緩衝突起19
9の先端部から玉誘導部材194の前面壁までの水平方
向における長さ寸法L2は、図9に示すように、それぞ
れ玉の直径(11mm)よりも若干大きい11.5mm
に設定され、緩衝突起200の先端部から緩衝突起19
9の先端部までの水平方向における長さ寸法L3は、玉
の直径(11mm)よりも若干小さい10mmに設定さ
れている。また、緩衝突起199・200の各先端部間
の長さ寸法L4は、図10に示すように、長さ寸法L1
・L2と同様に玉の直径(11mm)よりも若干大きい
11.5mmに設定されている。
【0044】即ち、上記した緩衝突起199・200の
設定によれば、玉通路198における始動入賞口45a
付近(玉入口)の通路幅(長さ寸法L1)、各緩衝突起
199・200間の通路幅(長さ寸法L4)、及び玉通
路198における図柄始動玉検出器46付近(玉出口)
の通路幅(長さ寸法L2)をそれぞれ玉の直径よりも大
きく設定することにより、玉通路198内で玉詰りする
ことなく、始動入賞口45aに入った玉を確実に図柄始
動玉検出器46(玉通過口195a)に送り込むように
なっており、その一方で、緩衝突起200の先端部から
緩衝突起199の先端部までの水平方向における長さ寸
法L3を玉の直径よりも小さく設定することにより、始
動入賞口45aに入った玉が緩衝突起199・200に
当ることなくそのまま自然落下して玉通路198を通過
することを避けるようになっている。従って、始動入賞
口45aに入った玉は、そのまま玉通路198を自然落
下することはなく、少なくともいずれかの緩衝突起19
9・200に当り確実に流下速度が緩められるようにな
っている。なお、本実施形態では、上記した緩衝突起1
99・200の設定により、玉の直径以上であり且つ玉
2個分以下の大きさで玉通路198を形成している。
【0045】しかして、遊技盤40の表面(遊技領域4
1)を落下して入賞装置45(始動入賞口45a)に入
賞した遊技球Bは、図8に示すように、玉通路198を
通過する際、緩衝突起199・200に当ることで流下
速度が緩められ、その流下速度を緩めた状態で図柄始動
玉検出器46(玉通過口195a)を通過する。このた
め、遊技球Bは確実に図柄始動玉検出器46で検出され
る。なお、このように図柄始動玉検出器46で遊技球B
の検出が行われると、その検出信号に基づいて所定数
(本実施形態では、2個)の賞球払い出しが行われる。
その後、図柄始動玉検出器46で検出された遊技球B
は、玉通路193を通って遊技盤40の裏面に誘導さ
れ、玉誘導通路196を通った後に弾球遊技機1から排
出されるようになっている。なお、緩衝突起199・2
00の設定寸法は、実施形態中に記載の値に限定するも
のではなく、入賞玉の流下速度を緩め得る寸法であれば
いずれの値に設定してもよい。具体的に、緩衝突起19
9・200の幅寸法は、上記した条件を満たしているも
のであれば、実施形態中に記載の値に限定されるもので
はない。また、緩衝突起を設ける位置及び設定数につい
ても特に限定しない。また、本実施形態の構成として
は、玉通路198内に緩衝突起199・200を連続的
に設けることで、入賞玉の流下速度を緩めるようになっ
ているが、これに限らず、玉通路内に緩衝突起を設けず
に屈曲形状の玉通路に形成して入賞玉の流下速度を緩め
るようにしてもよい。
【0046】以上説明した本実施形態において、打球が
入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞玉を検出するた
めの信号が導出される入賞玉検出器がすべて設けられて
いる(但し、図2中には、図柄始動玉検出器46、入賞
玉検出器48、特定玉検出器53、始動玉検出器60、
入賞玉検出器174のみを図示し、その他の通常入賞口
に設けられる入賞玉検出器は図示しない)。これは、こ
れらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すた
めに使用されるものである。しかして、図柄始動玉検出
器46及び始動玉検出器60以外の入賞玉検出器48,
53,174は、図5に示すように、次に説明する中継
基板77を介して主基板151に接続され、主基板15
1では、これらの検出器からの検出信号を記憶すると共
に順次払出制御基板144に賞球個数信号を導出して入
賞に対応する賞球を払い出すように後述する玉払出装置
116を駆動制御するようになっている。
【0047】一方、図柄始動玉検出器46及び始動玉検
出器60は、図5に示すように、中継基板77を介する
ことなく直接主基板151と接続されて始動信号と入賞
信号(ただし、他の入賞玉検出器48,53,174に
よって導出される賞球個数情報は、相対的に多い個数、
本実施形態では13個であるのに対し、図柄始動玉検出
器46及び始動玉検出器60に基づく賞球個数情報は、
相対的に少ない個数、本実施形態では2個である)を入
力している。これは、図柄始動玉検出器46及び始動玉
検出器60からの配線を直接主基板151に接続するこ
とにより、その途中に不正な回路基板を組み込んだ配線
(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されている
か否かの発見を容易にするためである。
【0048】ところで、上記したような図柄始動玉検出
器46による玉1個の検出に対する2個の景品玉の払出
設定は、遊技場側に対して不利益を増やさない一方で、
遊技者に対しては景品玉の払い出しに関わる不満を持た
せることなく、然も始動入賞率を極端に下げることなく
遊技の興趣を損なわせないという効果を奏し得る景品玉
数の設定である。但し、このような始動入賞する玉1個
に対する景品玉の設定数は2個に限らず、2個以上であ
り且つ5個未満の数であればよい。また、可変入賞球装
置44への入賞を検出する入賞玉検出器174に対する
景品玉の払出数は、13個と比較的多めに設定されてい
る。このため、権利発生状態となった場合には、多大な
景品玉を遊技者に払い出すことができるので、遊技の興
趣を向上することができる。また、可変入賞球装置44
に入賞する玉1個に対する景品玉の設定数は13個に限
らず、10個以上であり且つ15個未満の数であればよ
い。
【0049】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する各カバー体70,71の裏面に取り付
けられる盤用電飾中継基板76及び中継基板77を介し
て主基板151や電飾制御基板80に接続されるように
なっている。即ち、図5に示すように、遊技盤40に設
けられる各スイッチ48,53,174及び各ソレノイ
ド49c,54,172は、中継基板77を介して主基
板151に接続され、遊技盤40に設けられる飾りラン
プを実装している飾りランプ基板190a,62,63
a,175,178,183、遊技盤40に設けられる
飾りLEDを実装している飾りLED基板56a〜56
j,176,185、及び記憶表示LED173,18
4は、盤用電飾中継基板76を介して電飾制御基板80
に接続されている。
【0050】一方、遊技盤40の裏面には、図3に示す
ように、前記特別可変表示装置44の裏面が突出して設
けられている。この特別可変表示装置44の裏面部分に
は、表示制御基板75が表示制御基板カバー74に被覆
されて取り付けられている。表示制御基板75は、特別
可変表示装置44の可変表示器の可変表示動作を主基板
151からの情報信号の種類に応じて駆動制御するもの
である。なお、表示制御基板カバー74は、その外周端
部に突設された取付片74aが遊技盤40にビス止めさ
れて取り付けられている。
【0051】また、上記した特別可変表示装置44裏面
の周囲には、カバー体70が取り付けられ、このカバー
体70に連通するようにその下部に入賞玉誘導カバー体
71が取り付けられている。カバー体70には、その中
央に前記特別可変表示装置44の裏面が貫通する窓孔7
2が形成されると共に、一側後面に盤用電飾中継基板7
6及び情報端子基板78が取り付けられている。なお、
カバー体70は、窓孔72の外周部分に穿設された取付
穴166が遊技盤40の裏面にビス止めされることで取
り付けられる。盤用電飾中継基板76は、前述したよう
に遊技盤40の遊技領域41に設けられるスイッチ、ラ
ンプ、ソレノイド、LED等の電気部品と主基板151
又は電飾制御基板80との接続を中継するものである。
情報端子基板78は、図5に示すように、弾球遊技機1
の営業管理上必要な遊技情報(例えば、大当り遊技状態
中である旨を報知する大当り情報、始動玉検出器をON
した打玉の数を報知する始動口情報、可変表示装置の可
変動作回数を報知する図柄確定回数情報)を遊技場に設
置される管理コンピュータに出力するための外部接続端
子を有し、これらの情報が主基板151から与えられる
ようになっている。更に、どの図柄で大当りしたか、ど
の図柄で停止したか等の情報を出力するようにしてもよ
い。
【0052】また、入賞玉誘導カバー体71の後面側に
は、中継基板77と、電飾制御基板80及び効果音制御
基板82を収容する制御基板ボックス79と、が取り付
けられている。電飾制御基板80は、図5に示すよう
に、遊技盤40の遊技領域41(必ずしも遊技領域41
の内部に設けられなくてもよく、遊技盤40に設けられ
ていれば良い)に設けられる飾りランプや飾りLED、
及び前面枠3や前面開閉枠4に設けられる飾りランプや
飾りLED等を主基板151からの情報信号に応じて一
括して駆動制御するものである。また、効果音制御基板
82は、前記スピーカ12a,12bを駆動制御するも
のであり、主基板151からの情報信号に応じて遊技内
容に対応した効果音を発生させるものである。また、効
果音制御基板82には、音量を切り替える音切替スイッ
チ83が設けられている。
【0053】以上、遊技盤40の構成について詳細に説
明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、
前面枠3の裏面側に形成される遊技盤収納枠部36(図
3参照)に収納固定されるようになっている。遊技盤収
納枠部36は、周知のように、ほぼ正方形状に構成され
る遊技盤40を収容するように前面枠3の裏面に段差状
に形成され、収容した遊技盤40の裏面を押圧固定する
ための遊技盤係止レバー86が遊技盤収納枠部36の適
宜箇所に取り付けられている。また、遊技盤収納枠部3
6の下方部は、平板状の支持板となって遊技盤40の下
辺を載置するようになっており、その支持板のほぼ中央
にアウト玉を誘導するアウト玉誘導通路(図示しない)
が形成されている。また、遊技盤40を遊技盤係止レバ
ー86によって収容固定した状態においては、その裏面
から機構板100が被覆されることとなるが、その機構
板100は、遊技盤収納枠部36の一側側面に固定され
る軸受金具(図示しない)の上下に突設される軸ピンに
機構板100の一側に固定される軸支金具106の掛止
穴106a(図4参照)を係止することにより、開閉自
在に軸支され、また、遊技盤収納枠部36の適宜位置に
植立される係止ピン(図示しない)と機構板100に設
けられる機構板係止レバー149とを係合させることに
より、機構板100を閉じた状態で保持することができ
るようになっている。なお、機構板100は、前面枠3
に対して固定されて開閉できないものであってもよい。
【0054】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板100の構成について図3及び図4を参照して説明
する。図3及び図4において、機構板100は、主とし
て賞球を貯留する賞球タンク105と該賞球タンク10
5に貯留された賞球を下流側に整列しながら誘導する玉
整列レール部材108及びカーブレール部材111とが
設けられる上部構成部と、カーブレール部材111から
の玉を誘導する玉通路114と入賞に基づく賞球を払い
出す玉払出装置116とが設けられる中間構成部と、主
として遊技盤40に打ち込まれた入賞玉を含む打玉を処
理する処理機構が設けられる下部構成部と、が背面から
見て開口窓102を構成するように機構板主体101上
に一体的に形成されている。このため、機構板100を
閉じた状態において遊技盤40の裏面主要部が開口窓1
02から外部に臨むようになっているため、遊技盤40
の裏面構造が前述したように、特別可変表示装置44の
裏面及び表示制御基板カバー74を有する複雑なもので
あっても、機構板100の開閉動作をスムーズに行うこ
とができる。なお、開口窓102の中央よりやや下方に
は、該開口窓102の両側端から架け渡した状態で後方
に突出形成された横架突出板103が設けられ、該横架
突出板103に後述する主基板ボックス150の上部が
取り付けられるようになっている。
【0055】そこで、以下、機構板100の構成につい
て説明する。まず、機構板100の上部構成部には、多
量の賞球を貯留する賞球タンク105と、該賞球タンク
105から供給される賞球を仕切壁によって複数列(本
実施形態の場合、2列)に整列して流下させる玉整列レ
ール部材108と、該玉整列レール部材108によって
誘導された賞球を後述する玉払出装置116に向けて方
向転換するカーブレール部材111と、該カーブレール
部材111の上方に設けられた情報端子基板132がそ
れぞれ所定の位置に設けられている。
【0056】賞球タンク105は、その底面に揺動自在
に軸支されて図示しないバネにより上方向に付勢される
玉切れ情報検知レバー110(図4参照)が設けられ、
該玉切れ情報検知レバー110の下方に、玉切れ情報ス
イッチ107が固定されている。この玉切れ情報スイッ
チ107は、図5に示すように、後述する情報端子基板
132に接続されて賞球タンク105内に賞球が不足し
たときに図示しない管理コンピュータに玉切れ信号を出
力するようになっている。上記した賞球タンク105の
下流側に配置される玉整列レール部材108は、上部構
成部の一端から他端に向けて傾斜状に取り付けられ、そ
の内部中央に2条の仕切壁(図示しない)が立設されて
賞球タンク105から流出した賞球を下流に向かって2
列に整列させるようになっている。また、玉整列レール
部材108の下流側上部には、玉ならし部材109が支
軸を支点として揺動自在に垂下され、玉整列レール部材
108上を上下2段となって流下する賞球を玉ならし部
材109に埋設される重錘の作用によって1段とするよ
うになっている。
【0057】上記した玉整列レール部材108の下流側
上部には、外部との信号線が接続される外部接続端子1
33を有する情報端子基板132が設けられる。情報端
子基板132に設けられる外部接続端子133は、外部
(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機1との間の
信号線を接続する玉切れ情報出力端子と球貸情報出力端
子と賞球情報出力端子等を有し、更に、前記玉切れ情報
スイッチ107が接続されるコネクタ132aと、払出
制御基板144が接続されるコネクタ132bと、主基
板151が接続されるコネクタ132cと、を有して構
成されている。
【0058】上部構成部には、上記した構成以外に、そ
の開放端部及び情報端子基板132の上部に対応する位
置に機構板係止レバー149が一端を支持されて回動自
在に設けられている。機構板係止レバー149には、前
面枠3の裏面側の所定の位置に植立固定される係止ピン
(図示しない)の先端部と係合する溝が形成されてお
り、この溝と係止ピンとの係合を解除するように回動さ
せることにより、機構板100の前面枠3の裏面側への
固定状態を解除することができる。なお、機構板係止レ
バー149は、上部構成部の開放端部及び下部構成部の
開放端部に設けられているため、機構板100の前面枠
3の裏面側への固定状態を堅固に安定化させることがで
きるようになっている。
【0059】次に、機構板100の中間構成部の上部に
は、前記玉整列レール部材108の下流端に連通して賞
球の向きを180度変換して導くカーブレール部材11
1が設けられている。このカーブレール部材111も賞
球を2列に整列して下流側に導くように区画形成されて
いる。また、カーブレール部材111のヘアピン状の屈
曲部には、図示しない玉抜き弁が揺動自在に設けられ、
その玉抜き弁の側方から下流側に向けて玉抜き通路11
2が形成されている。玉抜き通路112は、玉抜き弁が
操作されたとき(例えば、営業が終了して賞球タンク1
05に貯留される賞球を外部に抜く必要が生じたと
き)、賞球タンク105及び玉整列レール部材108に
貯留されていた賞球を玉抜き通路112を通し弾球遊技
機1の外部に誘導するものである。
【0060】また、カーブレール部材111の下流側に
は、垂直状に玉通路部材が設けられる。具体的には、左
右2列の玉通路114から玉通路部材が構成され、該2
列の玉通路114には、それぞれ玉切れスイッチ115
が通路に臨むように設けられている。この玉切れスイッ
チ115は、図5に示すように、枠用スイッチ中継基板
142を介して主基板151に接続され、玉切れスイッ
チ115が玉を検出しなくなったときには、次に説明す
る玉払出装置116の払出モータ118の作動を停止し
て玉の払出を不能動化させるようになっている。
【0061】上記した玉通路部材の下方に取着される玉
払出装置116は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部
に収納されて機構板主体101の前面側に着脱自在に取
り付けられるようになっている。玉払出装置116の構
造について簡単に説明すると、ケース内には、図7に示
すように、左右2列の玉通路114と個々に連通する2
条の玉通路153(同図中には、手前側の1条のみを図
示)が形成され、その玉通路153の下端には、玉払出
装置116(玉通路153)内の玉を1個づつ区切って
下流端の玉排出口から排出するスプロケット154が設
けられている。スプロケット154は、円柱状の部材の
両端に遊技玉を受け入れる間隔を保持して突設される複
数(3つ)の突出部154aを備え、前記払出モータ1
18の駆動によって回転するようになっている。また、
玉排出口は、前後方向に並列する2つの排出口155,
156からなり、前側の排出口155は、玉払出装置1
16から排出する玉を貸球として払い出す貸球排出口と
して構成され、後側の排出口156は、玉払出装置11
6から排出する玉を賞球として払い出す賞球排出口とし
て構成されている。前側の排出口155には、排出口1
55から排出される玉数(貸球数)を検出するための球
貸しカウントスイッチ119が設けられている。後側の
排出口156には、排出口156から排出される玉数
(賞球数)を検出するための賞球カウントスイッチ12
0が設けられている。また、スプロケット154の下流
側には、玉を貸球排出口155に送る玉通路157と賞
球排出口156に送る玉通路158との間で通路を切り
換える切換弁159が設けられており、該切換弁159
は、通路切換ソレノイド117(図6に符号のみ記載)
の駆動によって玉通路157(球貸側),158(賞球
側)を切り換えるようになっている。更に、玉の払出動
作を確実に行うために払出モータ118の停止位置(正
確には、回転部材の停止位置)を検出するモータ位置セ
ンサ122(図6に符号のみ記載)が設けられている。
【0062】また、上記した玉通路153には、遊技玉
をスプロケット154に送り込むまでの間に湾曲部16
0〜162が形成されており、然もスプロケット154
上方で玉通路153の下端には誘導突起162aが形成
され、該誘導突起162aからその対向面153aまで
の水平方向における幅寸法W1が遊技玉の直径よりも小
さい値に設定されている。なお、誘導突起162aと対
向面153aの間隔寸法W2は、遊技玉が玉通路153
を通過し得るように遊技玉の直径よりも大きい値に設定
されている。しかして、玉通路153を流下する遊技玉
は、湾曲部160を通過することで一旦スプロケット1
54の回転方向逆側(スプロケット154の回転駆動
は、図7中の時計回り方向)に誘導された後、湾曲部1
190,162に沿って回転方向側に流下されてスプロ
ケット154に送り込まれる。即ち、遊技玉が湾曲部1
190,162を通過する際、上記したような寸法W
1,W2を設定することで、必ず遊技玉を湾曲部119
0,162にて遊技玉の流下速度を緩めると共に、誘導
突起162aにてスプロケット154の回転方向へ誘導
しながらスプロケット154の溝に送り込むようになっ
ている。
【0063】また、上記した切換弁159は、横から見
て湾曲した形状をなしており、玉受け面が凹状にへこん
でいる。このため、切換弁159が玉通路157の一部
分を構成する際(貸球位置への切換時)でも、滑るよう
に玉を誘導することができ、スムーズな玉の流下を招来
することができると共に、切換弁159の耐久性の向上
が図れる。また、切換弁159の先端部と当接する各玉
通路157,158内には、切換弁159の先端部が玉
通路157,158内で突出しないように凹部163が
形成されている。このため、切換弁159によって切り
換えられたいずれの通路形状においても、玉の流下を妨
げないようになっているので、スムーズな玉の流下を招
来し、切換弁159の先端が保護できる。
【0064】また、上記した玉払出装置116のケース
には、上記した通路切換ソレノイド117、払出モータ
118、カウントスイッチ119,120、モータ位置
センサ122が接続される払出ユニット中継基板124
が付設されている。この払出ユニット中継基板124
は、図5及び図6に示すように、払出制御基板144に
接続されると共に枠用スイッチ中継基板142を介して
主基板151にも接続されている。なお、上記した玉通
路114、玉切れスイッチ115、玉払出装置116、
及び払出ユニット中継基板124は、払出装置カバー1
64によって被覆されるようになっている。
【0065】次に、機構板100の下部構成部について
説明すると、下部構成部の後面側には、玉払出装置11
6の下端より賞球通路126が形成され、該賞球通路1
26の下端に上皿連通口(図示しない)が形成されてい
る。この上皿連通口は、弾球遊技機1の前面に設けられ
る上皿19に賞球を導くものである。上皿連通口の一側
側方には、余剰球通路が接続されている。しかして、入
賞に基づく賞球が多数払い出されて上皿19が賞球で満
杯となり、遂には上皿連通口に到達してさらに賞球が払
出続けられたときには、賞球は、余剰球通路に導かれ、
その後、前記接続樋93を介して前記下皿27に排出さ
れる。そして、さらに賞球が払出続けられたときには、
下皿27も満杯になるが、余剰球通路の一側側壁に設け
られた満タンスイッチ129部分にまで到達すると、満
タンスイッチ129がONされて、玉払出装置116の
モータ118の駆動を停止して賞球及び貸球の払出動作
を不能動化する。なお、上記した賞球通路126、玉抜
き通路112、及び余剰球通路の後面は、下部通路カバ
ー体128によって閉塞されている。
【0066】一方、下部構成部の前面側(遊技盤40に
当接する側)には、遊技盤40で発生した入賞玉を集合
する入賞玉集合樋(図示しない)が傾斜状に設けられて
いる。この入賞玉集合樋に集められた入賞玉は、打込玉
排出通路(図示しない)を通って弾球遊技機1の外部
(弾球遊技機の設置島の内部に形成される回収経路)に
放出される。打込玉排出通路には、入賞玉だけではなく
前記アウト口69に取り込まれたアウト玉及び前記玉抜
き通路112から玉抜きされた賞球も合流して放出され
るものである。
【0067】また、上記のように構成される機構板10
0の下部構成部の後面側には、電圧の異なる複数の電源
を生成する電源ユニット基板137を収容する電源ユニ
ットボックス136と、遊技盤40に設けられる特別可
変表示装置44や特別可変入賞球装置48等の遊技装置
の動作を制御する主基板151を収容する主基板ボック
ス150と、前記玉払出装置116の動作を制御する払
出制御基板144を収容する払出制御基板ボックス14
3と、前記満タンスイッチ129、玉切れスイッチ11
5、及び払出ユニット中継基板124と主基板151と
の接続を中継する枠用スイッチ中継基板142と、が設
けられている。
【0068】電源ユニットボックス136は、前記開口
窓102の下部位置側に機構板主体101に突設される
係止爪(図示しない)に着脱自在に取り付けられ、内部
に収容される電源ユニット基板137には、電源線13
5が接続される電源コネクタが実装されている。電源コ
ネクタに接続される電源線135は、前記情報端子基板
132から機構板主体101の裏面側に形成される配線
処理溝(図示しない)に沿って機構板100の開放側下
部まで引き通され、直前位置で機構板主体101の表側
に引き出されて電源コネクタに接続される。また、電源
線135によって供給される電圧は、図6に示すよう
に、AC24Vの電圧であり、電源ユニット基板(電源
生成基板)137で生成される複数の電圧は、DC30
V、DC21V、DC12V、DC5V、AC24Vの
5種類である。また、電源ユニット基板137は、主基
板151及び払出制御基板144の各CPUに駆動電源
が供給されていない間、各基板151,144のRAM
の少なくとも一部をバックアップするために各基板15
1,144にバックアップ電源(電源断信号)を供給す
るようになっている。
【0069】上記した表示制御基板カバー74、制御基
板ボックス79、主基板ボックス150、払出制御基板
ボックス143、及び電源ユニットボックス136は、
その一部又は全部を透明の合成樹脂によって内部が透視
し得るように構成されている(ROM等の不正改造を容
易に視認できる)と共に放熱穴が形成されている。ま
た、制御基板ボックス79内に収容される効果音制御基
板82は、ROM(特に、効果音データを記憶している
ROM)さえ交換すれば簡単にリサイクルが可能であ
る。また、制御基板ボックス79内に収容される電飾制
御基板80、及び表示制御基板カバー74に被覆される
表示制御基板75も、盤面構成やランプ等の数を変えな
ければ、同様にROMを交換することによりリサイクル
可能である。つまり、遊技盤40の入れ替え時にそれら
ボックス毎回収し、ROMを取り出して書き換え又は交
換すれば、異なる内容の新しい機種用のものとすること
ができるので、その新しい機種の入れ替えの際にROM
だけを変えた制御ボックスを再び納品して再利用するこ
とができる。
【0070】ところで、上記したような各種電気部品の
構成において、図5及び図6に示すように、主基板15
1には、遊技盤40に設けられる各スイッチ48,5
3,174からの信号が中継基板77を介して入力され
ると共に図柄始動玉検出器46及び始動玉検出器60か
らの信号も入力され、また、満タンスイッチ129及び
玉切れスイッチ115からの信号が枠用スイッチ中継基
板142を介して入力される。更に、主基板151に
は、払出ユニット中継基板124及び枠用スイッチ中継
基板142を介して賞球カウントスイッチ120からの
信号が入力されるものである。
【0071】上記した入力信号のうち、遊技盤40に設
けられる各スイッチ48,53,174,46,60か
らの入力信号に基づいて主基板151は、遊技盤40に
設けられるソレノイド49c,54,172及び各記憶
表示LED173,184を制御すると共に、遊技状態
に応じた電飾信号を電飾制御基板80に出力し、遊技状
態に応じた効果音信号を効果音制御基板82に出力し、
更に、大当り表示制御信号あるいはリーチ表示制御信号
又は外れ表示制御信号を表示制御基板75に出力し、情
報端子基板78に各種の遊技情報を出力する。電飾制御
基板80は、主基板151から入力される電飾信号の種
類に応じて、各種ランプ6〜10,190a,62,6
3a,175,178,183及び各種LED37,3
8,56a〜56j,176,185を表示駆動制御
し、効果音制御基板82は、主基板151から入力され
る効果音信号の種類に応じてスピーカ12a,12bを
駆動制御する。また、表示制御基板75は、主基板15
1から入力される表示制御信号の種類に応じて特別図柄
表示器44(LCD表示器180)の表示結果を導出す
るように制御する。
【0072】また、満タンスイッチ129からの入力信
号に基づいて主基板151は、払出制御基板144に満
タン信号を出力し、その満タン信号に基づいて払出モー
タ118の駆動を停止したりする。また、満タンスイッ
チ129からの入力信号があったときには、主基板15
1は、次に説明する賞球可能信号を出力しないようにす
る。なお、満タンスイッチ129からの入力信号があっ
たときには、電飾制御基板80に満タン信号を出力して
所定のランプ又はLEDを表示駆動してその旨を報知す
るようにしてもよい。
【0073】また、遊技盤40に設けられる各スイッチ
48,53,174,46,60からの入力信号に基づ
いて主基板151は、払出制御基板144に賞球個数信
号を出力し、払出制御基板144は、その賞球個数信号
及び賞球可能信号の入力に基づいて払出モータ118を
駆動して所定個数の賞球を払い出す。また、賞球カウン
トスイッチ120からの入力信号に基づいて主基板15
1は、払い出されるべき賞球個数が検出されれば払出制
御基板144に賞球個数信号をクリアするクリア信号を
出力する。また、賞球カウントスイッチ120からの入
力信号に基づいて主基板151は、情報端子基板132
に賞球個数信号を出力し、この信号を情報端子基板13
2から外部の管理コンピュータの出力する。更に、各ス
イッチ48,53,174,46,60からの入力信号
に基づいて主基板151は、電飾制御基板80(及び効
果音制御基板82)に賞球信号を出力し、賞球ランプ1
0(又はスピーカ12a,12b)を表示駆動してその
旨を報知する。更に、玉切れスイッチ115からの入力
信号に基づいて主基板151は、払出制御基板144に
賞球可能信号を出力しないようにしたり、電飾制御基板
80に賞玉切れ信号を出力して玉切れランプ9を所定の
態様で表示駆動する。
【0074】上記したように、主基板151には、遊技
動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を
制御するためのスイッチ入力、及び飾りランプ、飾りL
ED、スピーカ12a,12bを駆動制御するためのス
イッチ入力しか入力されず、主基板151と他の制御基
板144,80,82,75との関係においては、主基
板151から他の制御基板144,80,82,75に
向かって一方向の通信関係となる。このため、他の制御
基板144,80,82,75に不法な処理プログラム
を組み込んで主基板151で不正な処理を施そうとして
も実行することができないという利点があり、また、主
基板151の制御の一部を他の制御基板144,80,
82,75で担当しているので、主基板151の負担が
軽減されると共に、監督官庁による主基板151の検査
の容易化を図ることも可能である。
【0075】次に、払出制御基板144には、モータ位
置センサ122及び各カウントスイッチ119,120
からの信号が払出ユニット中継基板124を介して入力
され、残高表示基板23の球貸スイッチ24及び返却ス
イッチ25からの信号が入力され、カードユニット装置
31から各種の情報が入力されている。更に、主基板1
51から前述したように、賞球可能信号、賞球個数信
号、満タン信号が入力されるものである。上記した入力
信号のうち、モータ位置センサ122からの入力信号に
基づいて払出制御基板144は、貸球及び賞球の払出動
作において払出モータ118の停止位置、即ち回転部材
の停止位置を正確に制御すると共に回転部材が回転して
いるか否かを検出できる。また、カウントスイッチ11
9,120からの入力信号に基づいて払出制御基板14
4は、貸球及び賞球の正確な払出数を払い出すように払
出モータ118を駆動制御すると共に、情報端子基板1
32に賞球数情報及び貸球数情報を出力する。なお、賞
球数情報を主基板151から出力するようにしてもよ
い。
【0076】また、球貸スイッチ24からの入力信号に
基づいて払出制御基板144は、カードユニット装置3
1からの残額情報と照会して残額情報に余裕があるとき
に貸球要求信号を許容して払出モータ118を駆動し、
また、返却スイッチ25からの入力信号に基づいて払出
制御基板144は、カードユニット装置31にカードの
返却信号を出力する。また、カードユニット装置31か
らの各種の情報入力に基づいて払出制御基板144は、
残高表示基板23の残高表示器に残高情報を出力する。
更に、主基板151からの賞球可能信号、賞球個数信
号、満タン信号等に基づいて払出制御基板144は、前
述したように払出ユニット中継基板124を介して賞球
の払出動作を実行せしめたりする。なお、情報端子基板
132に接続される玉切れ情報スイッチ107からの入
力信号は、払出制御基板144に入力されることはな
く、そのまま玉切れ情報として外部の管理コンピュータ
等に出力される。
【0077】また、払出制御基板144には、弾球遊技
機1内に設けられるアース板152(図6に符号のみ図
示)が接続される。具体的に、アース板152は、上皿
19、下皿27、及び賞球タンク105の玉貯留部や機
構板100に形成される玉通路等に配置されて、貯留あ
るいは通過する遊技玉と接触する際にその遊技玉に帯電
した静電気を受ける。そして、アース板152で受けた
静電気は、払出制御基板144に送られ、最終的には払
出制御基板144に接続されたカードユニット装置31
から外部に放電される。
【0078】次に、前記可変表示装置43(図柄表示部
180a〜180d)の表示結果が確変当り図柄となっ
たときに生起される確率変動の制御について図11及び
図12のタイミングチャートを例示して説明する。先
ず、図11においては、図柄表示部180a〜180d
で「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、こ
れに伴って可変入賞口47の開閉片49a・49b(同
図中には、普通電役と記載)が所定期間開放される。そ
して、この開放期間中に打玉が可変入賞口47に入り、
その打玉が可変入賞口47の開放開始時点から所定時間
t(なお、この所定時間tは、特定玉検出器53での玉
検出を有効にする時間であり、前述した特定入賞口52
でのソレノイド54による入賞玉の停留時間を包含した
時間に設定されている)が経過するまでの間に特定玉検
出器53で検出されると、特定玉検出器53での玉検出
と同時に権利発生状態が生起し、この権利発生状態の終
了と同時に図柄の当り確率を通常時よりも高くする確率
変動が生起される。その後、確率変動期間中に、再度、
図柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃い確
変当り図柄が導出されると、前回の確変当り図柄の導出
時と同様に、可変入賞口47の開閉片49a・49bが
所定期間開放される。そして、この開放期間中に打玉が
可変入賞口47に入り所定時間t内に特定玉検出器53
で検出されると、特定玉検出器53での玉検出と同時に
権利発生状態が生起すると共に確率変動が終了(図柄の
当り確率を通常時に戻す)し、権利発生状態の終了と同
時に再度確率変動が生起される。その後、2回目の確率
変動期間中に、図柄表示部180a〜180dで「7」
の図柄が揃い確変当り図柄が導出され、これに伴う可変
入賞口47の開放動作が行われたにも拘わらず、所定時
間t内に特定玉検出器53での玉検出がないと、権利発
生状態が生起されることなく、所定時間tの終了と同時
に確率変動が終了する。また、図12においては、2回
目の確率変動の生起までは、前記図11と同様の確率変
動制御を行う。そして、2回目の確率変動期間中に、図
柄表示部180a〜180dで「2」の図柄が揃い非確
変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開
放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉
検出器53での玉検出がないと、権利発生状態が生起さ
れることなく、所定時間tの終了と同時に確率変動が終
了する。即ち、本実施形態(第一実施形態)では、確変
当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態の終了
によって確率変動を生起する。一方、権利発生状態が生
起したとき、あるいは当り図柄の導出に伴って可変入賞
口47(開閉片49a・49b)が作動(開放)したに
も拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなかったとき
に、確率変動を終了させる。また、本実施形態では、図
柄の当り確率が通常状態で確変当り図柄で当り可変入賞
口47が作動したにも拘わらず特定玉検出器53での玉
検出がない場合、確率を高確率(確率変動)にする措置
(以下、これを救済措置という)は行わない。
【0079】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、前記可変表示装置43の表
示結果が前記当り図柄となる確率が高くなる高確率状態
としての確率変動を生起せしめると共に、前記可変表示
装置43の表示結果が前記当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で前記権利発生状
態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装置43の
表示結果が前記当り図柄となって前記可変入賞口47
(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わらず前記
特定玉検出器53による玉検出がなかったときに、前記
確率変動を終了させることを特徴とする。このように構
成することにより、確変当り図柄の導出に基づいて発生
した権利発生状態の終了によって確率変動を生起し、然
も権利発生状態の生起によって確率変動を終了させるの
で権利発生状態中は確率変動となることがなく、ひいて
は権利発生状態の途中消滅を防止することができる。ま
た、当り図柄の導出に伴って可変入賞口47(開閉片4
9a・49b)が作動(開放)したにも拘わらず特定玉
検出器53の玉検出がなかったときには確率変動を終了
させるので、確率変動を発生させるために故意に権利発
生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止すること
ができる。
【0080】また、打玉の入賞に基づいて前記可変表示
装置43の表示結果の導出動作を許容する始動入賞装置
としての入賞装置45と、入賞に応じた所定数の景品玉
を払い出す玉払出装置116と、を備え、前記入賞装置
45への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置116から
払い出される景品玉数は、玉1個の入賞に対して2個以
上5個未満に設定されていることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、玉1個入賞当り2個以上5個
未満という比較的少量の景品玉の払出数に設定すること
により、遊技場側に対して不利益をあまり増やさない一
方で、遊技者の不満を極力軽減し、ひいては遊技の興趣
を損なわせることがない。
【0081】また、前記入賞装置45への打玉の入賞に
応じて前記玉払出装置116から払い出される景品玉数
は、玉1個の入賞に対して2個に設定されていることを
特徴とする。このように構成することにより、始動入賞
に対する景品玉数を2個とすることで、払い出しと始動
入賞率とのバランスが良好になる。
【0082】また、前記可変入賞球装置44への打玉の
入賞に応じて前記玉払出装置116から払い出される景
品玉数は、玉1個の入賞に対して10個以上15個以下
に設定されていることを特徴とする。このように構成す
ることにより、権利発生状態となった場合には、多大な
景品玉を遊技者に払い出すことができるので、遊技の興
趣を向上することができる。
【0083】また、前記権利発生状態において打玉を検
出するとこれに基づいて前記可変入賞球装置44の開放
動作を許容する玉検出器としての始動玉検出器60と、
玉受部としての玉受凹部58bで受け入れた打玉を移動
動作(回転動作)によって前記始動玉検出器60に誘導
する移動体としての回転体58とを有する入賞装置を備
え、前記回転体58は、前記権利発生状態において前記
権利発生状態以外となる通常時における回転速度より速
い回転速度に変化可能であることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、入賞装置45への通常の入賞
率を下げることができ、且つ権利発生状態の遊技がスム
ーズに行われる。
【0084】なお、上記した実施形態では、可変表示装
置43をLCD表示器で構成しているが、特にこれに限
定するものではなく、CRT、LED、VFD、EL、
あるいはプラズマによる表示器や、ドラム式又はリール
式で構成することも可能である。また、前面開閉枠4を
開放したことを検出するためにドアスイッチが設けられ
ることがあるが、このようにドアスイッチを設けた場合
には、ドアスイッチの配線は、枠用スイッチ中継基板1
42に一旦接続された後、主基板151に入力され、主
基板151からの情報信号に基づいて電飾制御基板76
によって一部又は全部のランプ6〜8,9’,10’,
9,10を点灯制御されることにより前面開閉枠4が開
放されたことを報知すればよい。また、カードユニット
装置31を弾球遊技機1に内蔵しても良い。また、本実
施形態においては、遊技者に遊技玉を貸し出すためのユ
ニット装置としてカードユニット装置31を例示した
が、例えば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であって
も良い。
【0085】次に、確率変動制御の他の実施形態を第二
乃至第十二実施形態として以下に説明する。なお、各種
構成部材は前記第一実施形態と同様としてその詳細な説
明を省略する。先ず、第二実施形態の確率変動制御につ
いて図13及び図14のタイミングチャートを参照して
説明する。先ず、図13においては、2回目の確率変動
の生起までは、前記図11と同様の確率変動制御を行
う。そして、2回目の確率変動期間中に、図柄表示部1
80a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が
導出され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行わ
れたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53で
の玉検出がないと、権利発生状態は生起されない。但
し、2回目の確率変動は次の権利発生状態が生起される
までそのまま継続される。また、図14においては、2
回目の確率変動の生起までは、前記図13と同様の確率
変動制御を行う。そして、2回目の確率変動期間中に、
図柄表示部180a〜180dで「2」の図柄が揃い非
確変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の
開放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定
玉検出器53での玉検出がないと、権利発生状態が生起
されることなく、所定時間tの終了と同時に確率変動が
終了する。即ち、第二実施形態では、確変当り図柄の導
出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって確率
変動を生起する。一方、権利発生状態が生起したとき、
あるいは非確変当り図柄の導出に伴って可変入賞口47
(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わらず特定
玉検出器53の玉検出がなかったときに、確率変動を終
了させる。また、第二実施形態では、救済措置は行わな
い。
【0086】以上のように、第二実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、前記可変表示装置43の表
示結果が前記当り図柄となる確率が高くなる高確率状態
としての確率変動を生起せしめると共に、前記可変表示
装置43の表示結果が前記当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で前記権利発生状
態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装置43の
表示結果が前記確変当り図柄以外の当り図柄(非確変当
り図柄)となって前記可変入賞口47(開閉片49a・
49b)が作動したにも拘わらず前記特定玉検出器53
による玉検出がなかったときに、前記確率変動を終了さ
せることを特徴とする。このように構成することによ
り、確変当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生状
態の終了によって確率変動を生起し、然も権利発生状態
の生起によって確率変動を終了させるので権利発生状態
中は確率変動となることがなく、ひいては権利発生状態
の途中消滅を防止することができる。また、非確変当り
図柄の導出に伴って可変入賞口47(開閉片49a・4
9b)が作動したにも拘わらず特定玉検出器53の玉検
出がなかったときには確率変動を終了させるので、確率
変動を発生させるために故意に権利発生状態を発生させ
ない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0087】次に、第三実施形態の確率変動制御につい
て図15及び図16のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図15においては、図柄表示部180a
〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出さ
れると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a・
49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開放
される。そして、この開放時点から所定時間tが経過す
るまでの間に特定玉検出器53での玉検出がないと、権
利発生状態が生起されることなく、所定時間tの終了と
同時に確率変動が生起される。その後、確率変動期間中
に、再度、図柄表示部180a〜180dで「7」の図
柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回の確変当り
図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片49a
・49bが所定期間開放される。そして、この開放期間
中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変入賞
口47の開放開始時点から所定時間tが経過するまでの
間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検出器5
3での玉検出と同時に権利発生状態が生起すると共に確
率変動が終了(図柄の当り確率を通常時に戻す)し、権
利発生状態の終了と同時に再度確率変動が生起される。
その後、2回目の確率変動期間中に、図柄表示部180
a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出
され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行われた
にも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉
検出がないと、権利発生状態が生起されることなく、所
定時間tの終了と同時に確率変動が終了する。また、図
16においては、2回目の確率変動の生起までは、前記
図15と同様の確率変動制御を行う。そして、2回目の
確率変動期間中に、図柄表示部180a〜180dで
「2」の図柄が揃い非確変当り図柄が導出され、これに
伴う可変入賞口47の開放動作が行われたにも拘わら
ず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉検出がない
と、権利発生状態が生起されることなく、所定時間tの
終了と同時に確率変動が終了する。即ち、第三実施形態
では、確変当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生
状態が終了したとき、あるいは確変当り図柄の導出に伴
って可変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動し
たにも拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなかったと
きに、確率変動を生起する。一方、権利発生状態が生起
したとき、あるいは当り図柄の導出に伴って可変入賞口
47(開閉片49a・49b)が作動(開放)したにも
拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなかったときに、
確率変動を終了させる。また、第三実施形態では、救済
措置を行うようになっている。
【0088】以上のように、第三実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示装
置43の表示結果が前記確変当り図柄となって前記可変
入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘
わらず前記特定玉検出器53による玉検出がなかったと
きに、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄
となる確率が高くなる高確率状態としての確率変動を生
起せしめると共に、前記可変表示装置43の表示結果が
前記当り図柄となったことを条件として前記特定玉検出
器53の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、あ
るいは、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図
柄となって前記可変入賞口47(開閉片49a・49
b)が作動したにも拘わらず前記特定玉検出器53によ
る玉検出がなかったときに、前記確率変動を終了させる
ことを特徴とする。このように構成することにより、確
変当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態の終
了によって確率変動を生起し、然も権利発生状態の生起
によって確率変動を終了させるので権利発生状態中は確
率変動となることがなく、ひいては権利発生状態の途中
消滅を防止することができる。また、確変当り図柄の導
出に伴って可変入賞口47(開閉片49a・49b)が
作動したにも拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなか
ったときには確率変動を生起させるので、遊技の興趣を
低減させることがない。また、当り図柄の導出に伴って
可変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動(開
放)したにも拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなか
ったときには確率変動を終了させるので、確率変動を発
生させるために故意に権利発生状態を発生させない作為
的な遊技行為を防止することができる。
【0089】次に、第四実施形態の確率変動制御につい
て図17及び図18のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図17においては、2回目の確率変動の
生起までは、前記図15と同様の確率変動制御を行う。
そして、2回目の確率変動期間中に、図柄表示部180
a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出
され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行われた
にも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉
検出がないと、権利発生状態は生起されない。但し、2
回目の確率変動は次の権利発生状態が生起されるまでそ
のまま継続される。また、図18においては、2回目の
確率変動の生起までは、前記図17と同様の確率変動制
御を行う。そして、2回目の確率変動期間中に、図柄表
示部180a〜180dで「2」の図柄が揃い非確変当
り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開放動
作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出
器53での玉検出がないと、権利発生状態が生起される
ことなく、所定時間tの終了と同時に確率変動が終了す
る。即ち、第四実施形態では、確変当り図柄の導出に基
づいて発生した権利発生状態が終了したとき、あるいは
確変当り図柄の導出に伴って可変入賞口47(開閉片4
9a・49b)が作動したにも拘わらず特定玉検出器5
3の玉検出がなかったときに、確率変動を生起する。一
方、権利発生状態が生起したとき、あるいは非確変当り
図柄の導出に伴って可変入賞口47(開閉片49a・4
9b)が作動したにも拘わらず特定玉検出器53の玉検
出がなかったときに、確率変動を終了させる。また、第
四実施形態では、救済措置を行うようになっている。
【0090】以上のように、第四実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示装
置43の表示結果が前記確変当り図柄となって前記可変
入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘
わらず前記特定玉検出器53による玉検出がなかったと
きに、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄
となる確率が高くなる高確率状態としての確率変動を生
起せしめると共に、前記可変表示装置43の表示結果が
前記当り図柄となったことを条件として前記特定玉検出
器53の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、あ
るいは、前記可変表示装置43の表示結果が前記確変当
り図柄以外の当り図柄(非確変当り図柄)となって前記
可変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したに
も拘わらず前記特定玉検出器53による玉検出がなかっ
たときに、前記確率変動を終了させることを特徴とす
る。このように構成することにより、確変当り図柄の導
出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって確率
変動を生起し、然も権利発生状態の生起によって確率変
動を終了させるので権利発生状態中は確率変動となるこ
とがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止する
ことができる。また、確変当り図柄の導出に伴って可変
入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘
わらず特定玉検出器53の玉検出がなかったときには確
率変動を生起させるので、遊技の興趣を低減させること
がない。また、非確変当り図柄の導出に伴って可変入賞
口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わら
ず特定玉検出器53の玉検出がなかったときには確率変
動を終了させるので、確率変動を発生させるために故意
に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止
することができる。
【0091】次に、第五実施形態の確率変動制御につい
て図19及び図20のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図19においては、図柄表示部180a
〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出さ
れると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a・
49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開放
される。そして、この開放期間中に打玉が可変入賞口4
7に入り、その打玉が可変入賞口47の開放開始時点か
ら所定時間tが経過するまでの間に特定玉検出器53で
検出されると、特定玉検出器53での玉検出と同時に権
利発生状態が生起し、この権利発生状態の終了と同時に
図柄の当り確率を通常時よりも高くする確率変動が生起
される。その後、確率変動期間中に、再度、図柄表示部
180a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄
が導出されると、前回の確変当り図柄の導出時と同様
に、可変入賞口47の開閉片49a・49bが所定期間
開放される。そして、この開放期間中に打玉が可変入賞
口47に入り、その打玉が可変入賞口47の開放開始時
点から所定時間tが経過するまでの間に特定玉検出器5
3で検出されると、特定玉検出器53での玉検出と同時
に権利発生状態が生起する。また、確率変動は、可変入
賞口47の閉鎖と同時に終了(図柄の当り確率を通常時
に戻す)し、権利発生状態の終了と同時に再度確率変動
が生起される。その後、2回目の確率変動期間中に、図
柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃い確変
当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開放
動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検
出器53での玉検出がないと、権利発生状態は生起され
ない。また、確率変動は、可変入賞口47の閉鎖と同時
に終了する。また、図20においては、2回目の確率変
動の生起までは、前記図19と同様の確率変動制御を行
う。そして、2回目の確率変動期間中に、図柄表示部1
80a〜180dで「2」の図柄が揃い非確変当り図柄
が導出され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行
われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53
での玉検出がないと、権利発生状態は生起されない。ま
た、確率変動は、可変入賞口47の閉鎖と同時に終了す
る。即ち、第五実施形態では、確変当り図柄の導出に基
づいて発生した権利発生状態の終了によって確率変動を
生起する。一方、当り図柄の導出に伴う可変入賞口47
(開閉片49a・49b)の作動終了(閉鎖)によって
確率変動を終了させる。また、第五実施形態では、救済
措置は行わない。
【0092】以上のように、第五実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、前記可変表示装置43の表
示結果が前記当り図柄となる確率が高くなる高確率状態
としての確率変動を生起せしめると共に、前記可変表示
装置43の表示結果が前記当り図柄となって前記可変入
賞口47(開閉片49a・49b)の作動が終了(閉
鎖)したとき、前記確率変動を終了させることを特徴と
する。このように構成することにより、確変当り図柄の
導出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって確
率変動を生起させるので権利発生状態中は確率変動とな
ることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止
することができる。また、特定表示結果の導出に伴う特
定可変入賞装置の作動が終了したときには高確率状態を
終了させるので、確率変動を発生させるために故意に権
利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止する
ことができる。また、当り図柄の導出に伴う可変入賞口
47(開閉片49a・49b)の作動が終了したときに
は確率変動を終了させるので、確率変動を発生させるた
めに故意に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行
為を防止することができる。
【0093】次に、第六実施形態の確率変動制御につい
て図21及び図22のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図21においては、2回目の確率変動の
生起までは、前記図11と同様の確率変動制御を行う。
そして、2回目の確率変動期間中に、図柄表示部180
a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出
され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行われた
にも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉
検出がないと、権利発生状態は生起されない。但し、2
回目の確率変動は次の権利発生状態が生起されるまでそ
のまま継続される。また、図22においては、2回目の
確率変動の生起までは、前記図21と同様の確率変動制
御を行う。そして、2回目の確率変動期間中に、図柄表
示部180a〜180dで「2」の図柄が揃い非確変当
り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開放動
作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出
器53での玉検出がないと、権利発生状態が生起される
ことなく、可変入賞口47の閉鎖と同時に確率変動が終
了する。即ち、第六実施形態では、確変当り図柄の導出
に基づいて発生した権利発生状態の終了によって確率変
動を生起する。一方、確変当り図柄の導出に基づいて権
利発生状態が生起したとき、あるいは非確変当り図柄の
導出に伴う可変入賞口47(開閉片49a・49b)の
作動が終了したときに、確率変動を終了させる。また、
第六実施形態では、救済措置は行わない。
【0094】以上のように、第六実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、前記可変表示装置43の表
示結果が前記当り図柄となる確率が高くなる高確率状態
としての確率変動を生起せしめると共に、前記可変表示
装置43の表示結果が前記確変当り図柄となったことを
条件として前記特定玉検出器53の玉検出で前記権利発
生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装置4
3の表示結果が前記確変当り図柄以外の当り図柄(非確
変当り図柄)となったことを条件として前記可変入賞口
47(開閉片49a・49b)の作動が終了したとき
に、前記確率変動を終了させることを特徴とする。この
ように構成することにより、確変当り図柄の導出に基づ
いて発生した権利発生状態の終了によって確率変動を生
起し、然も確変当り図柄の導出に基づいて発生した権利
発生状態の開始によって確率変動を終了させるので権利
発生状態中は確率変動となることがなく、ひいては権利
発生状態の途中消滅を防止することができる。また、確
変当り図柄以外の当り図柄(非確変当り図柄)の導出に
伴う可変入賞口47(開閉片49a・49b)の作動が
終了したときには確率変動を終了させるので、確率変動
を発生させるために故意に権利発生状態を発生させない
作為的な遊技行為を防止することができる。
【0095】次に、第七実施形態の確率変動制御につい
て図23及び図24のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図23においては、図柄表示部180a
〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出さ
れると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a・
49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開放
される。また、可変入賞口47の開放と同時に確率変動
が生起される。そして、この開放時点から所定時間tが
経過するまでの間に特定玉検出器53での玉検出がない
と、権利発生状態は生起されない。その後、確率変動期
間中に、再度、図柄表示部180a〜180dで「7」
の図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回の確変
当り図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片4
9a・49bが所定期間開放される。そして、この開放
期間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変
入賞口47の開放開始時点から所定時間tが経過するま
での間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検出
器53での玉検出と同時に権利発生状態が生起する。ま
た、確率変動は、可変入賞口47の閉鎖と同時に終了
(図柄の当り確率を通常時に戻す)し、権利発生状態の
終了と同時に再度確率変動が生起される。その後、2回
目の確率変動期間中に、図柄表示部180a〜180d
で「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出され、これに
伴う可変入賞口47の開放動作が行われたにも拘わら
ず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉検出がない
と、権利発生状態が生起されることなく、可変入賞口4
7の閉鎖と同時に確率変動が終了する。また、図24に
おいては、図柄表示部180a〜180dで「7」の図
柄が揃い確変当り図柄が導出されると、これに伴って可
変入賞口47の開閉片49a・49bが所定期間開放さ
れる。また、可変入賞口47の開放と同時に確率変動が
生起される。そして、この開放期間中に打玉が可変入賞
口47に入り、その打玉が可変入賞口47の開放開始時
点から所定時間tが経過するまでの間に特定玉検出器5
3で検出されると、特定玉検出器53での玉検出と同時
に権利発生状態が生起する。また、確率変動は、可変入
賞口47の閉鎖と同時に終了(図柄の当り確率を通常時
に戻す)し、権利発生状態の終了と同時に再度確率変動
が生起される。その後、2回目の確率変動期間中に、再
度、図柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃
い確変当り図柄が導出されると、前回の確変当り図柄の
導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片49a・49
bが所定期間開放される。そして、この開放期間中に打
玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変入賞口47
の開放開始時点から所定時間tが経過するまでの間に特
定玉検出器53で検出されると、特定玉検出器53での
玉検出と同時に権利発生状態が生起する。また、確率変
動は、可変入賞口47の閉鎖と同時に終了し、権利発生
状態の終了と同時に再度確率変動が生起される。その
後、3回目の確率変動期間中に、図柄表示部180a〜
180dで「2」の図柄が揃い非確変当り図柄が導出さ
れ、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行われたに
も拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉検
出がないと、権利発生状態が生起されることなく、可変
入賞口47の閉鎖と同時に確率変動が終了する。即ち、
第七実施形態では、確変当り図柄の導出に基づいて発生
した権利発生状態が終了したとき、あるいは確変当り図
柄が導出されたときに、確率変動を生起する。一方、当
り図柄の導出に伴う可変入賞口47(開閉片49a・4
9b)の作動(開放)が終了したときに、確率変動を終
了させる。また、第七実施形態では、救済措置を行うよ
うになっている。
【0096】以上のように、第七実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示装
置43の表示結果が前記確変当り図柄となったときに、
前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄となる
確率が高くなる確率変動を生起せしめると共に、前記可
変表示装置43の表示結果が前記当り図柄となって前記
可変入賞口47(開閉片49a・49b)の作動が終了
したとき、前記高確率状態を終了させることを特徴とす
る。このように構成することにより、確変当り図柄の導
出に基づいて発生した権利発生状態が終了したときに確
率変動を生起させるので、権利発生状態中は確率変動と
なることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防
止することができる。また、確変当り図柄が導出された
ときには確率変動を生起させるので、遊技の興趣を低減
させることがない。また、当り図柄の導出に伴う可変入
賞口47(開閉片49a・49b)の作動が終了したと
きには確率変動を終了させるので、確率変動を発生させ
るために故意に権利発生状態を発生させない作為的な遊
技行為を防止することができる。
【0097】次に、第八実施形態の確率変動制御につい
て図25及び図26のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図25においては、図柄表示部180a
〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出さ
れると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a・
49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開放
される。また、可変入賞口47の開放と同時に確率変動
が生起される。そして、この開放時点から所定時間tが
経過するまでの間に特定玉検出器53での玉検出がない
と、権利発生状態は生起されない。その後、確率変動期
間中に、再度、図柄表示部180a〜180dで「7」
の図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回の確変
当り図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片4
9a・49bが所定期間開放される。そして、この開放
期間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変
入賞口47の開放開始時点から所定時間tが経過するま
での間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検出
器53での玉検出と同時に権利発生状態が生起すると共
に確率変動が終了する(図柄の当り確率を通常時に戻
す)。また、確率変動は、権利発生状態の終了と同時に
再度生起される。その後、2回目の確率変動期間中に、
図柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃い確
変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開
放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉
検出器53での玉検出がないと、権利発生状態は生起さ
れない。また、確率変動は、次に特定玉検出器53が玉
検出する時点まで継続される。また、図26において
は、図柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃
い確変当り図柄が導出されると、これに伴って可変入賞
口47の開閉片49a・49bが所定期間開放される。
また、可変入賞口47の開放と同時に確率変動が生起さ
れる。そして、この開放期間中に打玉が可変入賞口47
に入り、その打玉が可変入賞口47の開放開始時点から
所定時間tが経過するまでの間に特定玉検出器53で検
出されると、特定玉検出器53での玉検出と同時に権利
発生状態が生起すると共に確率変動が終了する(図柄の
当り確率を通常時に戻す)。また、確率変動は、権利発
生状態の終了と同時に再度生起される。その後、確率変
動期間中に、再度、図柄表示部180a〜180dで
「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回
の確変当り図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開
閉片49a・49bが所定期間開放される。そして、こ
の開放期間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉
が可変入賞口47の開放開始時点から所定時間tが経過
するまでの間に特定玉検出器53で検出されると、特定
玉検出器53での玉検出と同時に権利発生状態が生起す
ると共に確率変動が終了する(図柄の当り確率を通常時
に戻す)。また、確率変動は、権利発生状態の終了と同
時に再度生起される。その後、3回目の確率変動期間中
に、図柄表示部180a〜180dで「2」の図柄が揃
い非確変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口4
7の開放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に
特定玉検出器53での玉検出がないと、権利発生状態は
生起されない。また、確率変動は、可変入賞口47の閉
鎖と同時に終了する。即ち、第八実施形態では、確変当
り図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態が終了し
たとき、あるいは確変当り図柄が導出されたときに、確
率変動を生起する。一方、確変当り図柄の導出に基づい
て権利発生状態が生起したとき、あるいは非確変当り図
柄の導出に伴う可変入賞口47(開閉片49a・49
b)の作動が終了したときに、確率変動を終了させる。
また、第八実施形態では、救済措置を行うようになって
いる。
【0098】以上のように、第八実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示装
置43の表示結果が前記確変当り図柄となったときに、
前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄となる
確率が高くなる高確率状態としての確率変動を生起せし
めると共に、前記可変表示装置43の表示結果が前記確
変当り図柄となったことを条件として前記特定玉検出器
53の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、ある
いは、前記可変表示装置43の表示結果が前記確変当り
図柄以外の当り図柄(非確変当り図柄)となったことを
条件として前記可変入賞口47(開閉片49a・49
b)の作動が終了したときに、前記確率変動を終了させ
ることを特徴とする。このように構成することにより、
確変当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態の
終了によって確率変動を生起し、然も確変当り図柄の導
出に基づいて発生した権利発生状態の開始によって確率
変動を終了させるので権利発生状態中は確率変動となる
ことがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止す
ることができる。また、確変当り図柄が導出されたとき
には確率変動を生起させるので、遊技の興趣を低減させ
ることがない。また、確変当り図柄以外の当り図柄(非
確変当り図柄)の導出に伴う可変入賞口47(開閉片4
9a・49b)の作動が終了したときには確率変動を終
了させるので、確率変動を発生させるために故意に権利
発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止するこ
とができる。
【0099】次に、第九実施形態の確率変動制御につい
て図27及び図28のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図27においては、図柄表示部180a
〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出さ
れると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a・
49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開放
される。そして、この開放時点から所定時間tが経過す
るまでの間に特定玉検出器53での玉検出がないと、権
利発生状態が生起されることなく、所定時間tの終了と
同時に確率変動が生起される。その後、確率変動期間中
に、再度、図柄表示部180a〜180dで「7」の図
柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回の確変当り
図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片49a
・49bが所定期間開放される。そして、この開放期間
中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変入賞
口47の開放開始時点から所定時間tが経過するまでの
間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検出器5
3での玉検出と同時に権利発生状態が生起する。また、
確率変動は、可変入賞口47の閉鎖と同時に終了(図柄
の当り確率を通常時に戻す)し、権利発生状態の終了と
同時に再度確率変動が生起される。その後、2回目の確
率変動期間中に、図柄表示部180a〜180dで
「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出され、これに伴
う可変入賞口47の開放動作が行われたにも拘わらず、
所定時間t内に特定玉検出器53での玉検出がないと、
権利発生状態が生起されることなく、可変入賞口47の
閉鎖と同時に確率変動が終了する。また、図28におい
ては、2回目の確率変動の生起までは、前記図27と同
様の確率変動制御を行う。そして、2回目の確率変動期
間中に、図柄表示部180a〜180dで「2」の図柄
が揃い非確変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞
口47の開放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t
内に特定玉検出器53での玉検出がないと、権利発生状
態が生起されることなく、可変入賞口47の閉鎖と同時
に確率変動が終了する。即ち、第九実施形態では、確変
当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態が終了
したとき、あるいは確変当り図柄の導出に伴って可変入
賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わ
らず特定玉検出器53の玉検出がなかったときに、確率
変動を生起する。一方、当り図柄の導出に伴う可変入賞
口47(開閉片49a・49b)の作動(開放)が終了
したときに、確率変動を終了させる。また、第九実施形
態では、救済措置を行うようになっている。
【0100】以上のように、第九実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示装
置43の表示結果が前記確変当り図柄となって前記可変
入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘
わらず前記特定玉検出器53による玉検出がなかったと
きに、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄
となる確率が高くなる高確率状態としての確率変動を生
起せしめると共に、前記可変表示装置43の表示結果が
前記当り図柄となって前記可変入賞口47(開閉片49
a・49b)の作動が終了したとき、前記高確率状態を
終了させることを特徴とする。このように構成すること
により、確変当り図柄の導出に基づいて発生した権利発
生状態の終了によって確率変動を生起させるので権利発
生状態中は確率変動となることがなく、ひいては権利発
生状態の途中消滅を防止することができる。また、確変
当り図柄の導出に伴って可変入賞口47(開閉片49a
・49b)が作動したにも拘わらず特定玉検出器53の
玉検出がなかったときには確率変動を生起させるので、
遊技の興趣を低減させることがない。また、当り図柄の
導出に伴う可変入賞口47(開閉片49a・49b)の
作動が終了したときには確率変動を終了させるので、確
率変動を発生させるために故意に権利発生状態を発生さ
せない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0101】次に、第十実施形態の確率変動制御につい
て図29及び図30のタイミングチャートを参照して説
明する。先ず、図29においては、図柄表示部180a
〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出さ
れると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a・
49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開放
される。また、可変入賞口47の開放と同時に確率変動
が生起される。そして、この開放時点から所定時間tが
経過するまでの間に特定玉検出器53での玉検出がない
と、権利発生状態は生起されない。その後、確率変動期
間中に、再度、図柄表示部180a〜180dで「7」
の図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回の確変
当り図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片4
9a・49bが所定期間開放される。そして、この開放
期間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変
入賞口47の開放開始時点から所定時間tが経過するま
での間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検出
器53での玉検出と同時に権利発生状態が生起すると共
に確率変動が終了する(図柄の当り確率を通常時に戻
す)。また、確率変動は、権利発生状態の終了と同時に
再度生起される。その後、2回目の確率変動期間中に、
図柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃い確
変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開
放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉
検出器53での玉検出がないと、権利発生状態は生起さ
れない。また、確率変動は、所定時間tの終了と同時に
終了する。また、図30においては、図柄表示部180
a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出
されると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a
・49bが所定期間開放される。また、可変入賞口47
の開放と同時に確率変動が生起される。そして、この開
放期間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可
変入賞口47の開放開始時点から所定時間tが経過する
までの間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検
出器53での玉検出と同時に権利発生状態が生起すると
共に確率変動が終了する(図柄の当り確率を通常時に戻
す)。また、確率変動は、権利発生状態の終了と同時に
再度生起される。その後、確率変動期間中に、再度、図
柄表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃い確変
当り図柄が導出されると、前回の確変当り図柄の導出時
と同様に、可変入賞口47の開閉片49a・49bが所
定期間開放される。そして、この開放期間中に打玉が可
変入賞口47に入り、その打玉が可変入賞口47の開放
開始時点から所定時間tが経過するまでの間に特定玉検
出器53で検出されると、特定玉検出器53での玉検出
と同時に権利発生状態が生起すると共に確率変動が終了
する(図柄の当り確率を通常時に戻す)。また、確率変
動は、権利発生状態の終了と同時に再度生起される。そ
の後、3回目の確率変動期間中に、図柄表示部180a
〜180dで「2」の図柄が揃い非確変当り図柄が導出
され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行われた
にも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53での玉
検出がないと、権利発生状態は生起されない。また、確
率変動は、所定時間tの終了と同時に終了する。即ち、
第十実施形態では、確変当り図柄の導出に基づいて発生
した権利発生状態が終了したとき、あるいは確変当り図
柄が導出されたときに、確率変動を生起する。一方、権
利発生状態が生起したとき、あるいは当り図柄の導出に
伴って可変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動
(開放)したにも拘わらず特定玉検出器53の玉検出が
なかったときに、確率変動を終了させる。また、第十実
施形態では、救済措置を行うようになっている。
【0102】以上のように、第十実施形態の構成によれ
ば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装置
43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当り
図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように作
動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、該
可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52への
打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せ
しめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生に
伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球装
置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変表
示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定めた
特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条件
として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示装
置43の表示結果が前記確変当り図柄となったときに、
前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄となる
確率が高くなる高確率状態としての確率変動を生起せし
めると共に、前記可変表示装置43の表示結果が前記当
り図柄となったことを条件として前記特定玉検出器53
の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、あるい
は、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄と
なって前記可変入賞口47(開閉片49a・49b)が
作動したにも拘わらず前記特定玉検出器53による玉検
出がなかったときに、前記確率変動を終了させることを
特徴とする。このように構成することにより、確変当り
図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態の終了によ
って確率変動を生起し、然も権利発生状態の生起によっ
て確率変動を終了させるので権利発生状態中は確率変動
となることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を
防止することができる。また、確変当り図柄が導出され
たときには確率変動を生起させるので、遊技の興趣を低
減させることがない。また、当り図柄の導出に伴って可
変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動(開放)
したにも拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなかった
ときには確率変動を終了させるので、確率変動を発生さ
せるために故意に権利発生状態を発生させない作為的な
遊技行為を防止することができる。
【0103】次に、第十一実施形態の確率変動制御につ
いて図31及び図32のタイミングチャートを参照して
説明する。先ず、図31においては、図柄表示部180
a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出
されると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a
・49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開
放される。そして、この開放時点から所定時間tが経過
するまでの間に特定玉検出器53での玉検出がないと、
権利発生状態が生起されることなく、所定時間tの終了
と同時に確率変動が生起される。その後、確率変動期間
中に、再度、図柄表示部180a〜180dで「7」の
図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前回の確変当
り図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の開閉片49
a・49bが所定期間開放される。そして、この開放期
間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打玉が可変入
賞口47の開放開始時点から所定時間tが経過するまで
の間に特定玉検出器53で検出されると、特定玉検出器
53での玉検出と同時に権利発生状態が生起すると共に
確率変動が終了(図柄の当り確率を通常時に戻す)し、
権利発生状態の終了と同時に再度確率変動が生起され
る。その後、2回目の確率変動期間中に、図柄表示部1
80a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が
導出され、これに伴う可変入賞口47の開放動作が行わ
れたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出器53で
の玉検出がないと、権利発生状態は生起されない。但
し、2回目の確率変動は次の権利発生状態が生起される
までそのまま継続される。また、図32においては、2
回目の確率変動の生起までは、前記図31と同様の確率
変動制御を行う。そして、2回目の確率変動期間中に、
図柄表示部180a〜180dで「2」の図柄が揃い非
確変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の
開放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定
玉検出器53での玉検出がないと、権利発生状態が生起
されることなく、可変入賞口47の閉鎖と同時に確率変
動が終了する。即ち、第十一実施形態では、確変当り図
柄の導出に基づいて発生した権利発生状態が終了したと
き、あるいは確変当り図柄の導出に伴って可変入賞口4
7(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わらず特
定玉検出器53の玉検出がなかったときに、確率変動を
生起する。一方、確変当り図柄の導出に基づいて権利発
生状態が生起したとき、あるいは非確変当り図柄の導出
に伴う可変入賞口47(開閉片49a・49b)の作動
が終了したときに、確率変動を終了させる。また、第十
一実施形態では、救済措置を行うようになっている。
【0104】以上のように、第十一実施形態の構成によ
れば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装
置43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当
り図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように
作動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、
該可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52へ
の打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起
せしめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生
に伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球
装置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変
表示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定め
た特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条
件として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記
権利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示
装置43の表示結果が前記確変当り図柄となって前記可
変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも
拘わらず前記特定玉検出器53による玉検出がなかった
ときに、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図
柄となる確率が高くなる高確率状態としての確率変動を
生起せしめると共に、前記可変表示装置43の表示結果
が前記確変当り図柄となったことを条件として前記特定
玉検出器53の玉検出で前記権利発生状態が生起したと
き、あるいは、前記可変表示装置43の表示結果が前記
確変当り図柄以外の当り図柄(非確変当り図柄)となっ
たことを条件として前記可変入賞口47(開閉片49a
・49b)の作動が終了したときに、前記確率変動を終
了させることを特徴とする。このように構成することに
より、確変当り図柄の導出に基づいて発生した権利発生
状態の終了によって確率変動を生起し、然も確変当り図
柄の導出に基づいて発生した権利発生状態の開始によっ
て確率変動を終了させるので権利発生状態中は確率変動
となることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を
防止することができる。また、確変当り図柄の導出に伴
って可変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動し
たにも拘わらず特定玉検出器53の玉検出がなかったと
きには確率変動を生起させるので、遊技の興趣を低減さ
せることがない。また、確変当り図柄以外の当り図柄
(非確変当り図柄)の導出に伴う可変入賞口47(開閉
片49a・49b)の作動が終了したときには確率変動
を終了させるので、確率変動を発生させるために故意に
権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止す
ることができる。
【0105】次に、第十二実施形態の確率変動制御につ
いて図33及び図34のタイミングチャートを参照して
説明する。先ず、図33においては、図柄表示部180
a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出
されると、これに伴って可変入賞口47の開閉片49a
・49b(同図中には、普通電役と記載)が所定期間開
放される。また、これと同時に確率変動が生起される。
そして、この開放時点から所定時間tが経過するまでの
間に特定玉検出器53での玉検出がないと、権利発生状
態は生起されない。一方、確率変動は、特定玉検出器5
3での玉検出の有無に拘わらず継続される。その後、確
率変動期間中に、再度、図柄表示部180a〜180d
で「7」の図柄が揃い確変当り図柄が導出されると、前
回の確変当り図柄の導出時と同様に、可変入賞口47の
開閉片49a・49bが所定期間開放される。そして、
この開放期間中に打玉が可変入賞口47に入り、その打
玉が可変入賞口47の開放開始時点から所定時間tが経
過するまでの間に特定玉検出器53で検出されると、特
定玉検出器53での玉検出と同時に権利発生状態が生起
すると共に確率変動が終了(図柄の当り確率を通常時に
戻す)し、権利発生状態の終了と同時に再度確率変動が
生起される。その後、2回目の確率変動期間中に、図柄
表示部180a〜180dで「7」の図柄が揃い確変当
り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口47の開放動
作が行われたにも拘わらず、所定時間t内に特定玉検出
器53での玉検出がないと、権利発生状態は生起されな
い。但し、2回目の確率変動は次の権利発生状態が生起
されるまでそのまま継続される。また、図34において
は、2回目の確率変動の生起までは、前記図33と同様
の確率変動制御を行う。そして、2回目の確率変動期間
中に、図柄表示部180a〜180dで「2」の図柄が
揃い非確変当り図柄が導出され、これに伴う可変入賞口
47の開放動作が行われたにも拘わらず、所定時間t内
に特定玉検出器53での玉検出がないと、権利発生状態
が生起されることなく、所定時間tの終了と同時に確率
変動が終了する。即ち、第十二実施形態では、確変当り
図柄の導出に基づいて発生した権利発生状態が終了した
とき、あるいは確変当り図柄が導出されたときに、確率
変動を生起する。一方、権利発生状態が生起したとき、
あるいは非確変当り図柄の導出に伴って可変入賞口47
(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わらず特定
玉検出器53の玉検出がなかったときに、確率変動を終
了させる。また、第十二実施形態では、救済措置を行う
ようになっている。
【0106】以上のように、第十二実施形態の構成によ
れば、識別情報(普通図柄)を可変表示する可変表示装
置43と、前記普通図柄の表示結果が特定表示結果(当
り図柄)となったときに打玉の入賞を可能となるように
作動する特定可変入賞装置としての可変入賞口47と、
該可変入賞口47の特定領域としての特定入賞口52へ
の打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起
せしめる特定玉検出器53と、前記権利発生状態の発生
に伴って開放する特別可変入賞装置としての可変入賞球
装置44と、を備えた弾球遊技機1において、前記可変
表示装置43の表示結果が前記当り図柄のうち予め定め
た特別表示結果としての確変当り図柄となったことを条
件として前記特定玉検出器53の玉検出で発生した前記
権利発生状態が終了したとき、あるいは、前記可変表示
装置43の表示結果が前記確変当り図柄となったとき
に、前記可変表示装置43の表示結果が前記当り図柄と
なる確率が高くなる高確率状態としての確率変動を生起
せしめると共に、前記可変表示装置43の表示結果が前
記当り図柄となったことを条件として前記特定玉検出器
53の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、ある
いは、前記可変表示装置43の表示結果が前記確変当り
図柄以外の当り図柄(非確変当り図柄)となって前記可
変入賞口47(開閉片49a・49b)が作動したにも
拘わらず前記特定玉検出器53による玉検出がなかった
ときに、前記確率変動を終了させることを特徴とする。
このように構成することにより、確変当り図柄の導出に
基づいて発生した権利発生状態の終了によって確率変動
を生起し、然も権利発生状態の生起によって確率変動を
終了させるので権利発生状態中は確率変動となることが
なく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止すること
ができる。また、確変当り図柄が導出されたときには確
率変動を生起させるので、遊技の興趣を低減させること
がない。また、非確変当り図柄の導出に伴って可変入賞
口47(開閉片49a・49b)が作動したにも拘わら
ず特定玉検出器53の玉検出がなかったときには確率変
動を終了させるので、確率変動を発生させるために故意
に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止
することができる。
【0107】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、識別情報を可変表示す
る可変表示装置と、前記識別情報の表示結果が特定表示
結果となったときに打玉の入賞を可能となるように作動
する特定可変入賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領
域への打玉の入賞を検出して予め定めた権利発生状態を
生起せしめる特定玉検出器と、前記権利発生状態の発生
に伴って開放する特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊
技機において、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
表示結果のうち予め定めた特別表示結果となったことを
条件として前記特定玉検出器の玉検出で発生した前記権
利発生状態が終了したとき、前記可変表示装置の表示結
果が前記特定表示結果となる確率が高くなる高確率状態
を生起せしめると共に、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定表示結果となったことを条件として前記特定玉
検出器の玉検出で前記権利発生状態が生起したとき、あ
るいは、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結
果となって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
ず前記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前
記高確率状態を終了させることを特徴とする。このよう
に構成することにより、特別表示結果の導出に基づいて
発生した権利発生状態の終了によって高確率状態を生起
し、然も権利発生状態の生起によって高確率状態を終了
させるので権利発生状態中は高確率状態となることがな
く、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止することが
できる。また、特定表示結果の導出に伴って特定可変入
賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検出が
なかったときには高確率状態を終了させるので、高確率
状態を発生させるために故意に権利発生状態を発生させ
ない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0108】また、請求項2の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となって前記
特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検
出器による玉検出がなかったときに、前記高確率状態を
終了させることを特徴とする。このように構成すること
により、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発
生状態の終了によって高確率状態を生起し、然も権利発
生状態の生起によって高確率状態を終了させるので権利
発生状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権
利発生状態の途中消滅を防止することができる。また、
特別表示結果以外の特定表示結果の導出に伴って特定可
変入賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検
出がなかったときには高確率状態を終了させるので、高
確率状態を発生させるために故意に権利発生状態を発生
させない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0109】また、請求項3の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
て前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特
定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動
したにも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなか
ったときに、前記高確率状態を終了させることを特徴と
する。このように構成することにより、特別表示結果の
導出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって高
確率状態を生起し、然も権利発生状態の生起によって高
確率状態を終了させるので権利発生状態中は高確率状態
となることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を
防止することができる。また、特別表示結果の導出に伴
って特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検
出器の玉検出がなかったときには高確率状態を生起させ
るので、遊技の興趣を低減させることがない。また、特
定表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動した
にも拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときには
高確率状態を終了させるので、高確率状態を発生させる
ために故意に権利発生状態を発生させない作為的な遊技
行為を防止することができる。
【0110】また、請求項4の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
て前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特
定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となって前記
特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検
出器による玉検出がなかったときに、前記高確率状態を
終了させることを特徴とする。このように構成すること
により、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発
生状態の終了によって高確率状態を生起し、然も権利発
生状態の生起によって高確率状態を終了させるので権利
発生状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権
利発生状態の途中消滅を防止することができる。また、
特別表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動し
たにも拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときに
は高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低減させ
ることがない。また、特別表示結果以外の特定表示結果
の導出に伴って特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
ず特定玉検出器の玉検出がなかったときには高確率状態
を終了させるので、高確率状態を発生させるために故意
に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止
することができる。
【0111】また、請求項5の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
入賞装置の作動が終了したとき、前記高確率状態を終了
させることを特徴とする。このように構成することによ
り、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発生状
態の終了によって高確率状態を生起させるので権利発生
状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権利発
生状態の途中消滅を防止することができる。また、特定
表示結果の導出に伴う特定可変入賞装置の作動が終了し
たときには高確率状態を終了させるので、高確率状態を
発生させるために故意に権利発生状態を発生させない作
為的な遊技行為を防止することができる。
【0112】また、請求項6の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特別表示結果となったことを条件と
して前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態が生
起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となったこと
を条件として前記特定可変入賞装置の作動が終了したと
き、前記高確率状態を終了させることを特徴とする。こ
のように構成することにより、特別表示結果の導出に基
づいて発生した権利発生状態の終了によって高確率状態
を生起し、然も特別表示結果の導出に基づいて発生した
権利発生状態の開始によって高確率状態を終了させるの
で権利発生状態中は高確率状態となることがなく、ひい
ては権利発生状態の途中消滅を防止することができる。
また、特別表示結果以外の特定表示結果の導出に伴う特
定可変入賞装置の作動が終了したときには高確率状態を
終了させるので、高確率状態を発生させるために故意に
権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止す
ることができる。
【0113】また、請求項7の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
たときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめると
共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果
となって前記特定可変入賞装置の作動が終了したとき、
前記高確率状態を終了させることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、特別表示結果の導出に基づい
て発生した権利発生状態が終了したときに高確率状態を
生起させるので、権利発生状態中は高確率状態となるこ
とがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止する
ことができる。また、特別表示結果が導出されたときに
は高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低減させ
ることがない。また、特定表示結果の導出に伴う特定可
変入賞装置の作動が終了したときには高確率状態を終了
させるので、高確率状態を発生させるために故意に権利
発生状態を発生させない作為的な遊技行為を防止するこ
とができる。
【0114】また、請求項8の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
たときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめると
共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
前記権利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変
表示装置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定
表示結果となったことを条件として前記特定可変入賞装
置の作動が終了したとき、前記高確率状態を終了させる
ことを特徴とする。このように構成することにより、特
別表示結果の導出に基づいて発生した権利発生状態が終
了したときに高確率状態を生起し、然も特別表示結果の
導出に基づいて発生した権利発生状態の開始によって高
確率状態を終了させるので権利発生状態中は高確率状態
となることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を
防止することができる。また、特別表示結果が導出され
たときには高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を
低減させることがない。また、特別表示結果以外の特定
表示結果の導出に伴う特定可変入賞装置の作動が終了し
たときには高確率状態を終了させるので、高確率状態を
発生させるために故意に権利発生状態を発生させない作
為的な遊技行為を防止することができる。
【0115】また、請求項9の発明においては、識別情
報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表示
結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能と
なるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変入
賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定めた
権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権利
発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置と、
を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で
発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるいは、
前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
て前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特
定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が高く
なる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
入賞装置の作動が終了したとき、前記高確率状態を終了
させることを特徴とする。このように構成することによ
り、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利発生状
態の終了によって高確率状態を生起させるので権利発生
状態中は高確率状態となることがなく、ひいては権利発
生状態の途中消滅を防止することができる。また、特別
表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動したに
も拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときには高
確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低減させるこ
とがない。また、特定表示結果の導出に伴う特定可変入
賞装置の作動が終了したときには高確率状態を終了させ
るので、高確率状態を発生させるために故意に権利発生
状態を発生させない作為的な遊技行為を防止することが
できる。
【0116】また、請求項10の発明においては、識別
情報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表
示結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能
となるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変
入賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定め
た権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権
利発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置
と、を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるい
は、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果と
なったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
表示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめ
ると共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で前記権利発生状態が生起したとき、あるいは、前記
可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となって前
記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉
検出器による玉検出がなかったときに、前記高確率状態
を終了させることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、特別表示結果の導出に基づいて発生した権利
発生状態の終了によって高確率状態を生起し、然も権利
発生状態の生起によって高確率状態を終了させるので権
利発生状態中は高確率状態となることがなく、ひいては
権利発生状態の途中消滅を防止することができる。ま
た、特別表示結果が導出されたときには高確率状態を生
起させるので、遊技の興趣を低減させることがない。ま
た、特定表示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作
動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったと
きには高確率状態を終了させるので、高確率状態を発生
させるために故意に権利発生状態を発生させない作為的
な遊技行為を防止することができる。
【0117】また、請求項11の発明においては、識別
情報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表
示結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能
となるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変
入賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定め
た権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権
利発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置
と、を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるい
は、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果と
なって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わらず前
記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前記可
変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となる確率が
高くなる高確率状態を生起せしめると共に、前記可変表
示装置の表示結果が前記特別表示結果となったことを条
件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権利発生状態
が生起したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結
果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結果となった
ことを条件として前記特定可変入賞装置の作動が終了し
たとき、前記高確率状態を終了させることを特徴とす
る。このように構成することにより、特別表示結果の導
出に基づいて発生した権利発生状態が終了したときに高
確率状態を生起し、然も特別表示結果の導出に基づいて
発生した権利発生状態の開始によって高確率状態を終了
させるので権利発生状態中は高確率状態となることがな
く、ひいては権利発生状態の途中消滅を防止することが
できる。また、特別表示結果の導出に伴って特定可変入
賞装置が作動したにも拘わらず特定玉検出器の玉検出が
なかったときには高確率状態を生起させるので、遊技の
興趣を低減させることがない。また、特別表示結果以外
の特定表示結果の導出に伴う特定可変入賞装置の作動が
終了したときには高確率状態を終了させるので、高確率
状態を発生させるために故意に権利発生状態を発生させ
ない作為的な遊技行為を防止することができる。
【0118】また、請求項12の発明においては、識別
情報を可変表示する可変表示装置と、前記識別情報の表
示結果が特定表示結果となったときに打玉の入賞を可能
となるように作動する特定可変入賞装置と、該特定可変
入賞装置の特定領域への打玉の入賞を検出して予め定め
た権利発生状態を生起せしめる特定玉検出器と、前記権
利発生状態の発生に伴って開放する特別可変入賞装置
と、を備えた弾球遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果が前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で発生した前記権利発生状態が終了したとき、あるい
は、前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果と
なったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
表示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめ
ると共に、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果となったことを条件として前記特定玉検出器の玉検
出で前記権利発生状態が生起したとき、あるいは、前記
可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記
特定表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動した
にも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなかった
ときに、前記高確率状態を終了させることを特徴とす
る。このように構成することにより、特別表示結果の導
出に基づいて発生した権利発生状態の終了によって高確
率状態を生起し、然も権利発生状態の生起によって高確
率状態を終了させるので権利発生状態中は高確率状態と
なることがなく、ひいては権利発生状態の途中消滅を防
止することができる。また、特別表示結果が導出された
ときには高確率状態を生起させるので、遊技の興趣を低
減させることがない。また、特別表示結果以外の特定表
示結果の導出に伴って特定可変入賞装置が作動したにも
拘わらず特定玉検出器の玉検出がなかったときには高確
率状態を終了させるので、高確率状態を発生させるため
に故意に権利発生状態を発生させない作為的な遊技行為
を防止することができる。
【0119】また、請求項13の発明においては、打玉
の入賞に基づいて前記可変表示装置の表示結果の導出動
作を許容する始動入賞装置と、入賞に応じた所定数の景
品玉を払い出す玉払出装置と、を備え、前記始動入賞装
置への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置から払い出さ
れる景品玉数は、玉1個の入賞に対して2個以上5個未
満に設定されていることを特徴とする。このように構成
することにより、玉1個入賞当り2個以上5個未満とい
う比較的少量の景品玉の払出数に設定することにより、
遊技場側に対して不利益をあまり増やさない一方で、遊
技者の不満を極力軽減し、ひいては遊技の興趣を損なわ
せることがない。
【0120】また、請求項14の発明においては、前記
始動入賞装置への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置か
ら払い出される景品玉数は、玉1個の入賞に対して2個
に設定されていることを特徴とする。このように構成す
ることにより、始動入賞に対する景品玉数を2個とする
ことで、払い出しと始動入賞率とのバランスが良好にな
る。
【0121】また、請求項15の発明においては、前記
可変入賞球装置への打玉の入賞に応じて前記玉払出装置
から払い出される景品玉数は、玉1個の入賞に対して1
0個以上15個以下に設定されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、権利発生状態とな
った場合には、多大な景品玉を遊技者に払い出すことが
できるので、遊技の興趣を向上することができる。
【0122】また、請求項16の発明においては、前記
権利発生状態において打玉を検出するとこれに基づいて
前記可変入賞球装置の開放動作を許容する玉検出器と、
玉受部で受け入れた打玉を移動動作によって前記玉検出
器に誘導する移動体とを有する入賞装置を備え、前記移
動体は、前記権利発生状態において前記権利発生状態以
外となる通常時における移動速度より速い移動速度に変
化可能であることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、入賞装置への通常の入賞率を下げることがで
き、且つ権利発生状態の遊技がスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機に設けられる遊技盤の拡大正面図で
ある。
【図3】弾球遊技機の背面図である。
【図4】機構板を示す斜視図である。
【図5】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図6】払出制御基板と各種制御基板及び電気部品との
関係を示すブロック図である。
【図7】玉払出装置内の玉通路を示す縦断面図である。
【図8】入賞装置を示す縦断面図である。
【図9】入賞装置に設けられる緩衝突起の設定寸法を示
す縦断面図である。
【図10】入賞装置に設けられる緩衝突起の設定寸法を
示す縦断面図である。
【図11】確率変動の生起及び終了を示すタイミングチ
ャートである。
【図12】確率変動の生起及び終了を示すタイミングチ
ャートである。
【図13】第二実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図14】第二実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図15】第三実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図16】第三実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図17】第四実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図18】第四実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図19】第五実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図20】第五実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図21】第六実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図22】第六実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図23】第七実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図24】第七実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図25】第八実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図26】第八実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図27】第九実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図28】第九実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図29】第十実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図30】第十実施形態における確率変動の生起及び終
了を示すタイミングチャートである。
【図31】第十一実施形態における確率変動の生起及び
終了を示すタイミングチャートである。
【図32】第十一実施形態における確率変動の生起及び
終了を示すタイミングチャートである。
【図33】第十二実施形態における確率変動の生起及び
終了を示すタイミングチャートである。
【図34】第十二実施形態における確率変動の生起及び
終了を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 3 遊技領域 4 前面開閉枠 19 上皿 40 遊技盤 41 遊技領域 49c,54,172 ソレノイド 43 可変表示装置 44 可変入賞球装置(特別可変入賞装置) 45 入賞装置(始動入賞装置) 45a 始動入賞口 46 図柄始動玉検出器 47 可変入賞口(特定可変入賞装置) 52 特定入賞口(特定領域) 53 特定玉検出器 58 回転体(移動体) 58b 玉受凹部(玉受部) 59 入賞口(入賞装置) 60 始動玉検出器(玉検出器) 100 機構板 116 玉払出装置 120 賞球カウントスイッチ 124 払出ユニット中継基板 144 払出制御基板 151 主基板 170a 特別可変入賞口 171 開閉部材 174 入賞玉検出器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
    入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検出器によ
    る玉検出がなかったときに、前記高確率状態を終了させ
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結
    果となって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
    ず前記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前
    記高確率状態を終了させることを特徴とする弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動
    したにも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなか
    ったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
    入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検出器によ
    る玉検出がなかったときに、前記高確率状態を終了させ
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動
    したにも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなか
    ったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結
    果となって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
    ず前記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前
    記高確率状態を終了させることを特徴とする弾球遊技
    機。
  5. 【請求項5】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    て前記特定可変入賞装置の作動が終了したとき、前記高
    確率状態を終了させることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結
    果となったことを条件として前記特定可変入賞装置の作
    動が終了したとき、前記高確率状態を終了させることを
    特徴とする弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となったときに、前記可変表示装置の
    表示結果が前記特定表示結果となる確率が高くなる高確
    率状態を生起せしめると共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    て前記特定可変入賞装置の作動が終了したとき、前記高
    確率状態を終了させることを特徴とする弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となったときに、前記可変表示装置の
    表示結果が前記特定表示結果となる確率が高くなる高確
    率状態を生起せしめると共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結
    果となったことを条件として前記特定可変入賞装置の作
    動が終了したとき、前記高確率状態を終了させることを
    特徴とする弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動
    したにも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなか
    ったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    て前記特定可変入賞装置の作動が終了したとき、前記高
    確率状態を終了させることを特徴とする弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となったときに、前記可変表示装置の
    表示結果が前記特定表示結果となる確率が高くなる高確
    率状態を生起せしめると共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特定表示結果となって前記特定可変
    入賞装置が作動したにも拘わらず前記特定玉検出器によ
    る玉検出がなかったときに、前記高確率状態を終了させ
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  11. 【請求項11】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となって前記特定可変入賞装置が作動
    したにも拘わらず前記特定玉検出器による玉検出がなか
    ったときに、前記可変表示装置の表示結果が前記特定表
    示結果となる確率が高くなる高確率状態を生起せしめる
    と共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特別表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結
    果となったことを条件として前記特定可変入賞装置の作
    動が終了したとき、前記高確率状態を終了させることを
    特徴とする弾球遊技機。
  12. 【請求項12】 識別情報を可変表示する可変表示装置
    と、前記識別情報の表示結果が特定表示結果となったと
    きに打玉の入賞を可能となるように作動する特定可変入
    賞装置と、該特定可変入賞装置の特定領域への打玉の入
    賞を検出して予め定めた権利発生状態を生起せしめる特
    定玉検出器と、前記権利発生状態の発生に伴って開放す
    る特別可変入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果のうち
    予め定めた特別表示結果となったことを条件として前記
    特定玉検出器の玉検出で発生した前記権利発生状態が終
    了したとき、あるいは、前記可変表示装置の表示結果が
    前記特別表示結果となったときに、前記可変表示装置の
    表示結果が前記特定表示結果となる確率が高くなる高確
    率状態を生起せしめると共に、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果となっ
    たことを条件として前記特定玉検出器の玉検出で前記権
    利発生状態が生起したとき、あるいは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特別表示結果以外の前記特定表示結
    果となって前記特定可変入賞装置が作動したにも拘わら
    ず前記特定玉検出器による玉検出がなかったときに、前
    記高確率状態を終了させることを特徴とする弾球遊技
    機。
  13. 【請求項13】 打玉の入賞に基づいて前記可変表示装
    置の表示結果の導出動作を許容する始動入賞装置と、入
    賞に応じた所定数の景品玉を払い出す玉払出装置と、を
    備え、前記始動入賞装置への打玉の入賞に応じて前記玉
    払出装置から払い出される景品玉数は、玉1個の入賞に
    対して2個以上5個未満に設定されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の弾球遊
    技機。
  14. 【請求項14】 前記始動入賞装置への打玉の入賞に応
    じて前記玉払出装置から払い出される景品玉数は、玉1
    個の入賞に対して2個に設定されていることを特徴とす
    る請求項13記載の弾球遊技機。
  15. 【請求項15】 前記可変入賞球装置への打玉の入賞に
    応じて前記玉払出装置から払い出される景品玉数は、玉
    1個の入賞に対して10個以上15個以下に設定されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれ
    かに記載の弾球遊技機。
  16. 【請求項16】 前記権利発生状態において打玉を検出
    するとこれに基づいて前記特別可変入賞装置の開放動作
    を許容する玉検出器と、玉受部で受け入れた打玉を移動
    動作によって前記玉検出器に誘導する移動体とを有する
    入賞装置を備え、前記移動体は、前記権利発生状態にお
    いて前記権利発生状態以外となる通常時における移動速
    度より速い移動速度に変化可能であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
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JP2011030860A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2017018770A (ja) * 2016-11-02 2017-01-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020175256A (ja) * 2020-08-05 2020-10-29 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (4)

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