JP2000254290A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
- Publication number
- JP2000254290A JP2000254290A JP11062271A JP6227199A JP2000254290A JP 2000254290 A JP2000254290 A JP 2000254290A JP 11062271 A JP11062271 A JP 11062271A JP 6227199 A JP6227199 A JP 6227199A JP 2000254290 A JP2000254290 A JP 2000254290A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- symbol
- special
- state
- reach
- game
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】図柄表示手段を備えたパチンコ機において、リ
ーチ状態以外の図柄変動時にも遊技者に強い期待感をも
たせ、以て遊技の興趣を引き付ける。 【解決手段】パチンコ機の遊技盤5には特別図柄作動口
31及び特別役物33が設けられ、遊技盤5の中央部分
には表示部41を備えた特別図柄表示装置32が組み込
まれている。表示部41には複数の図柄列が表示され、
確定図柄が大当り図柄である場合には特別役物33が作
動して遊技者に多数の景品球を獲得させる。以上の各種
機器の制御は制御装置81によってなされており、表示
部41においてリーチ状態を経てから大当り図柄を確定
させる場合と、リーチ状態を経ることなく大当り図柄を
確定させる場合とを採り得るように、制御装置81によ
って制御するようにした。
ーチ状態以外の図柄変動時にも遊技者に強い期待感をも
たせ、以て遊技の興趣を引き付ける。 【解決手段】パチンコ機の遊技盤5には特別図柄作動口
31及び特別役物33が設けられ、遊技盤5の中央部分
には表示部41を備えた特別図柄表示装置32が組み込
まれている。表示部41には複数の図柄列が表示され、
確定図柄が大当り図柄である場合には特別役物33が作
動して遊技者に多数の景品球を獲得させる。以上の各種
機器の制御は制御装置81によってなされており、表示
部41においてリーチ状態を経てから大当り図柄を確定
させる場合と、リーチ状態を経ることなく大当り図柄を
確定させる場合とを採り得るように、制御装置81によ
って制御するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一種として、複数の図柄からな
る図柄列を変動表示した後に確定図柄を表示する図柄表
示手段を備えたパチンコ機が知られている。この種のパ
チンコ機では、図柄表示手段に表示される確定図柄が特
定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特
別遊技状態を発生させる。特別遊技状態の一例として
は、例えば大入賞口を有する特別役物を備えたパチンコ
機では、大入賞口が開放されて遊技者に大量の景品球を
獲得させ得る状態等がある。
る図柄列を変動表示した後に確定図柄を表示する図柄表
示手段を備えたパチンコ機が知られている。この種のパ
チンコ機では、図柄表示手段に表示される確定図柄が特
定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特
別遊技状態を発生させる。特別遊技状態の一例として
は、例えば大入賞口を有する特別役物を備えたパチンコ
機では、大入賞口が開放されて遊技者に大量の景品球を
獲得させ得る状態等がある。
【0003】ここで、図柄表示手段において確定図柄が
特定図柄となる前段階においては、例えば3つの図柄列
を備えている場合では2つの図柄列が同一図柄で一旦停
止されるとともに残る1つの図柄列が変動中であるとい
ったリーチ状態を経ることとなる。従って、リーチ状態
となった場合には、残る図柄列において、既に一旦停止
されている他の図柄と同一の図柄が一旦停止されれば、
特別遊技状態が発生することとなる。そのため、遊技者
はリーチ状態が発生した段階において初めて特別遊技状
態が発生するかもしれないという強い期待感をもつこと
となる。なお、リーチ状態としては、上記のような形態
に限らず、全ての図柄列の図柄が並んだ状態で一斉に低
速変動する全回転リーチ等、各種の形態がある。
特定図柄となる前段階においては、例えば3つの図柄列
を備えている場合では2つの図柄列が同一図柄で一旦停
止されるとともに残る1つの図柄列が変動中であるとい
ったリーチ状態を経ることとなる。従って、リーチ状態
となった場合には、残る図柄列において、既に一旦停止
されている他の図柄と同一の図柄が一旦停止されれば、
特別遊技状態が発生することとなる。そのため、遊技者
はリーチ状態が発生した段階において初めて特別遊技状
態が発生するかもしれないという強い期待感をもつこと
となる。なお、リーチ状態としては、上記のような形態
に限らず、全ての図柄列の図柄が並んだ状態で一斉に低
速変動する全回転リーチ等、各種の形態がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図柄表示手
段を備えた遊技機においては、常にリーチ状態を経てか
らしか特別遊技状態が発生しないという規則性があった
ため、リーチ状態とならないような図柄変動、例えば3
つの図柄列が「2」「3」「4」とばらばらで停止して
いくような場合には、特別遊技状態が発生しない。その
ため、リーチ状態が発生しない状況下では、遊技者が強
い期待感をもつことがない。
段を備えた遊技機においては、常にリーチ状態を経てか
らしか特別遊技状態が発生しないという規則性があった
ため、リーチ状態とならないような図柄変動、例えば3
つの図柄列が「2」「3」「4」とばらばらで停止して
いくような場合には、特別遊技状態が発生しない。その
ため、リーチ状態が発生しない状況下では、遊技者が強
い期待感をもつことがない。
【0005】しかも、通常では各回の図柄変動時におい
てリーチ状態の出現率はそれほど高くはなく、例えば1
0回とか20回の図柄変動につき1回程度の割合でしか
リーチ状態が発生しないことが殆どであり、遊技者に遊
技の興趣を引き付けることができる時間が限られてしま
うという問題があった。
てリーチ状態の出現率はそれほど高くはなく、例えば1
0回とか20回の図柄変動につき1回程度の割合でしか
リーチ状態が発生しないことが殆どであり、遊技者に遊
技の興趣を引き付けることができる時間が限られてしま
うという問題があった。
【0006】従って、図柄表示手段を備えた遊技機にお
いて、リーチ状態以外の図柄変動時にも遊技者に強い期
待感をもたせ、以て遊技の興趣を引き付けるようにする
ことが、遊技機に求められる課題の一つとして挙げられ
る。
いて、リーチ状態以外の図柄変動時にも遊技者に強い期
待感をもたせ、以て遊技の興趣を引き付けるようにする
ことが、遊技機に求められる課題の一つとして挙げられ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに有効な手段等を以下に示す。なお、必要に応じてそ
の作用、効果等についても説明する。
めに有効な手段等を以下に示す。なお、必要に応じてそ
の作用、効果等についても説明する。
【0008】1.複数の図柄からなる図柄列を複数列有
して各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表
示した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前
記確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機において、前記図柄表示手段にお
ける図柄表示制御機能として、所定のリーチ状態を経た
後に確定図柄を特定図柄とする第1制御機能と、リーチ
状態を経ることなく確定図柄を特定図柄とする第2制御
機能とを備えてなる遊技機。この手段によれば、従来と
同様に所定のリーチ状態を経た後に確定図柄が特定図柄
となる場合に加え、リーチ状態を経ることなく確定図柄
が特定図柄となる場合もあるため、常に遊技者は強い期
待感をもって図柄表示手段の表示内容を注視することと
なり、遊技の興趣を引き付けることができる。
して各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表
示した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前
記確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機において、前記図柄表示手段にお
ける図柄表示制御機能として、所定のリーチ状態を経た
後に確定図柄を特定図柄とする第1制御機能と、リーチ
状態を経ることなく確定図柄を特定図柄とする第2制御
機能とを備えてなる遊技機。この手段によれば、従来と
同様に所定のリーチ状態を経た後に確定図柄が特定図柄
となる場合に加え、リーチ状態を経ることなく確定図柄
が特定図柄となる場合もあるため、常に遊技者は強い期
待感をもって図柄表示手段の表示内容を注視することと
なり、遊技の興趣を引き付けることができる。
【0009】2.複数の図柄からなる図柄列を複数列有
して各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表
示した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前
記確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機において、前記図柄表示手段にお
ける図柄表示制御機能として、所定のリーチ状態を経た
後に確定図柄を特定図柄とする第1制御機能と、リーチ
状態を経ることなく確定図柄を特定図柄とする第2制御
機能と、所定のリーチ状態を経た後に確定図柄を非特定
図柄とする第3制御機能と、リーチ状態を経ることなく
確定図柄を非特定図柄とする第4制御機能とを備えてな
る遊技機。この手段によれば、従来と同様に所定のリー
チ状態を経た後に確定図柄が特定図柄となったり非特定
図柄となったり、リーチ状態を経ることなく確定図柄が
非特定図柄となる場合に加え、リーチ状態を経ることな
く確定図柄が特定図柄となる場合もあるため、常に遊技
者は強い期待感をもって図柄表示手段の表示内容を注視
することとなり、遊技の興趣を引き付けることができ
る。
して各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表
示した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前
記確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機において、前記図柄表示手段にお
ける図柄表示制御機能として、所定のリーチ状態を経た
後に確定図柄を特定図柄とする第1制御機能と、リーチ
状態を経ることなく確定図柄を特定図柄とする第2制御
機能と、所定のリーチ状態を経た後に確定図柄を非特定
図柄とする第3制御機能と、リーチ状態を経ることなく
確定図柄を非特定図柄とする第4制御機能とを備えてな
る遊技機。この手段によれば、従来と同様に所定のリー
チ状態を経た後に確定図柄が特定図柄となったり非特定
図柄となったり、リーチ状態を経ることなく確定図柄が
非特定図柄となる場合に加え、リーチ状態を経ることな
く確定図柄が特定図柄となる場合もあるため、常に遊技
者は強い期待感をもって図柄表示手段の表示内容を注視
することとなり、遊技の興趣を引き付けることができ
る。
【0010】3.上記手段1又は2において、第1制御
機能(及び第3制御機能)におけるリーチ状態として、
予め設定されている複数種のリーチパターンの中から所
定のリーチパターンが選定されて図柄表示手段にて当該
リーチパターンが演出表示されるようにした遊技機。こ
の手段によれば、リーチパターンが複数種存在すること
で、単なるリーチ状態の遊技が行われるだけでなく各種
リーチパターンを堪能することができる。
機能(及び第3制御機能)におけるリーチ状態として、
予め設定されている複数種のリーチパターンの中から所
定のリーチパターンが選定されて図柄表示手段にて当該
リーチパターンが演出表示されるようにした遊技機。こ
の手段によれば、リーチパターンが複数種存在すること
で、単なるリーチ状態の遊技が行われるだけでなく各種
リーチパターンを堪能することができる。
【0011】4.上記手段3において、複数種のリーチ
パターンのうち、前記確定図柄が特定図柄となる期待値
の比較的高いリーチパターンと、期待値の比較的低いリ
ーチパターンとが存在する遊技機。この手段によれば、
リーチパターンの種類によっては特別遊技状態の発生期
待値が高いとの認識の下、当該リーチパターン発生時に
は遊技者は強い期待感をもって遊技を楽しむことができ
る。
パターンのうち、前記確定図柄が特定図柄となる期待値
の比較的高いリーチパターンと、期待値の比較的低いリ
ーチパターンとが存在する遊技機。この手段によれば、
リーチパターンの種類によっては特別遊技状態の発生期
待値が高いとの認識の下、当該リーチパターン発生時に
は遊技者は強い期待感をもって遊技を楽しむことができ
る。
【0012】5.上記手段1乃至4のいずれかにおい
て、リーチ状態とは、複数の図柄列のうち最終的に停止
される少なくとも一つの図柄列の図柄の種類によって
は、特定図柄を構成する可能性がある場合における、前
記最終的に停止される図柄列が変動中の状態である遊技
機。このリーチ状態の定義はいわば確認的に示したもの
である。
て、リーチ状態とは、複数の図柄列のうち最終的に停止
される少なくとも一つの図柄列の図柄の種類によって
は、特定図柄を構成する可能性がある場合における、前
記最終的に停止される図柄列が変動中の状態である遊技
機。このリーチ状態の定義はいわば確認的に示したもの
である。
【0013】6.上記手段1乃至4のいずれかにおい
て、第2制御機能は、各図柄列をリーチ状態を経ること
なく非特定図柄で一旦停止させた後に、各図柄列の少な
くとも一部を再変動させて最終的に確定図柄を特定図柄
とするものである遊技機。この手段によれば、リーチを
経ることなくしかも非特定図柄で一旦停止しても、もし
かするとその一旦停止されている図柄が再変動して最終
的に特定図柄となるかもしれないという期待感を遊技者
に持たせることができ、遊技者は各回の図柄変動を常に
興味をもってみることができるので、遊技を飽きさせな
いという利点がある。
て、第2制御機能は、各図柄列をリーチ状態を経ること
なく非特定図柄で一旦停止させた後に、各図柄列の少な
くとも一部を再変動させて最終的に確定図柄を特定図柄
とするものである遊技機。この手段によれば、リーチを
経ることなくしかも非特定図柄で一旦停止しても、もし
かするとその一旦停止されている図柄が再変動して最終
的に特定図柄となるかもしれないという期待感を遊技者
に持たせることができ、遊技者は各回の図柄変動を常に
興味をもってみることができるので、遊技を飽きさせな
いという利点がある。
【0014】7.上記手段2又はそれに従属する各手段
3〜6のいずれかにおいて、第4制御機能は、各図柄列
をリーチ状態を経ることなく確定図柄を非特定図柄とす
る第1外れ演出機能と、各図柄列をリーチ状態を経るこ
となく非特定図柄で一旦停止させた後に各図柄列の少な
くとも一部を再変動させて最終的に確定図柄を非特定図
柄とする第2外れ演出機能とを有している遊技機。この
手段によれば、最終的に確定図柄が特定図柄とならない
ときにも再変動が行われる場合があり、これによって再
変動時の興味深さが一層増すばかりか、非特定図柄での
一旦停止後における再変動の発生頻度を多くすることが
できる。
3〜6のいずれかにおいて、第4制御機能は、各図柄列
をリーチ状態を経ることなく確定図柄を非特定図柄とす
る第1外れ演出機能と、各図柄列をリーチ状態を経るこ
となく非特定図柄で一旦停止させた後に各図柄列の少な
くとも一部を再変動させて最終的に確定図柄を非特定図
柄とする第2外れ演出機能とを有している遊技機。この
手段によれば、最終的に確定図柄が特定図柄とならない
ときにも再変動が行われる場合があり、これによって再
変動時の興味深さが一層増すばかりか、非特定図柄での
一旦停止後における再変動の発生頻度を多くすることが
できる。
【0015】8.複数の図柄からなる図柄列を複数列有
して各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表
示した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前
記確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機において、前記確定図柄を特定図
柄とする図柄表示制御機能として、各図柄列の図柄を非
特定図柄で一旦停止表示した後に、各図柄列の少なくと
も一つの図柄列が再変動を行って最終的な確定図柄とし
て特定図柄が表示される再変動制御機能を有する遊技
機。この手段によれば、リーチ状態を経ることなく確定
図柄が非特定図柄となっても、もしかするとその一旦停
止されている図柄が再変動して最終的に特定図柄となる
かもしれないという期待感を遊技者に持たせることがで
き、遊技者は各回の図柄変動を常に興味をもってみるこ
とができるので、遊技を飽きさせないという利点があ
る。
して各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表
示した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前
記確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機において、前記確定図柄を特定図
柄とする図柄表示制御機能として、各図柄列の図柄を非
特定図柄で一旦停止表示した後に、各図柄列の少なくと
も一つの図柄列が再変動を行って最終的な確定図柄とし
て特定図柄が表示される再変動制御機能を有する遊技
機。この手段によれば、リーチ状態を経ることなく確定
図柄が非特定図柄となっても、もしかするとその一旦停
止されている図柄が再変動して最終的に特定図柄となる
かもしれないという期待感を遊技者に持たせることがで
き、遊技者は各回の図柄変動を常に興味をもってみるこ
とができるので、遊技を飽きさせないという利点があ
る。
【0016】9.上記手段6の第2制御機能、上記手段
7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御機
能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの前
記少なくとも一つの図柄列の再変動は、それまでの図柄
変動時間よりも短い時間(一瞬であることが一層好まし
い)で行われるように制御されるものである遊技機。こ
の手段によれば、再変動をあまり長時間に亘って行う
と、従来のリーチ状態と類似した遊技効果しか生じない
おそれがあるが、短時間、特に一瞬で再変動が完了する
とすれば、外れと思った矢先に大当りになるといった意
外性が生じることとなり、従来にはない新たな興趣を生
み出すできる。
7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御機
能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの前
記少なくとも一つの図柄列の再変動は、それまでの図柄
変動時間よりも短い時間(一瞬であることが一層好まし
い)で行われるように制御されるものである遊技機。こ
の手段によれば、再変動をあまり長時間に亘って行う
と、従来のリーチ状態と類似した遊技効果しか生じない
おそれがあるが、短時間、特に一瞬で再変動が完了する
とすれば、外れと思った矢先に大当りになるといった意
外性が生じることとなり、従来にはない新たな興趣を生
み出すできる。
【0017】10.上記手段6の第2制御機能、上記手
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、それまでの図
柄変動態様と異なる変動態様で行われるように制御され
るものである遊技機。例えば、再変動前においてはスク
ロール表示しておく一方、再変動の場合には切換表示と
したり、又は、再変動前においては比較的低速でスクロ
ール表示しておく一方、再変動の場合には比較的高速で
スクロール表示する等の変動態様の変更が考えられる。
このように構成することで、従来のリーチ状態にはない
新たな興趣が生じる。
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、それまでの図
柄変動態様と異なる変動態様で行われるように制御され
るものである遊技機。例えば、再変動前においてはスク
ロール表示しておく一方、再変動の場合には切換表示と
したり、又は、再変動前においては比較的低速でスクロ
ール表示しておく一方、再変動の場合には比較的高速で
スクロール表示する等の変動態様の変更が考えられる。
このように構成することで、従来のリーチ状態にはない
新たな興趣が生じる。
【0018】11.上記手段6の第2制御機能、上記手
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、所定の図柄列
の図柄を一旦停止させた状態を保持しつつ、その一旦停
止している図柄に近づくように他の図柄列の図柄をスク
ロール表示することにより行われる遊技機。このように
構成することで、従来のリーチ状態にはない新たな興趣
が生じる。
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、所定の図柄列
の図柄を一旦停止させた状態を保持しつつ、その一旦停
止している図柄に近づくように他の図柄列の図柄をスク
ロール表示することにより行われる遊技機。このように
構成することで、従来のリーチ状態にはない新たな興趣
が生じる。
【0019】12.上記手段6の第2制御機能、上記手
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、所定の図柄列
の図柄を一旦停止させた状態を保持しつつ、その一旦停
止している図柄に近づくように他の複数の図柄列の図柄
を互いに逆方向にスクロール表示することにより行われ
る遊技機。このように構成することで、従来のリーチ状
態にはない新たな興趣が生じる。
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、所定の図柄列
の図柄を一旦停止させた状態を保持しつつ、その一旦停
止している図柄に近づくように他の複数の図柄列の図柄
を互いに逆方向にスクロール表示することにより行われ
る遊技機。このように構成することで、従来のリーチ状
態にはない新たな興趣が生じる。
【0020】13.上記手段6の第2制御機能、上記手
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、所定の図柄列
の図柄を一旦停止させた状態を保持しつつ、その一旦停
止している図柄に近い方向へ他の複数の図柄列の図柄を
スクロール表示することにより行われる遊技機。このよ
うに構成することで、従来のリーチ状態にはない新たな
興趣が生じる。また、近い方へのスクロール表示とする
ことで、一旦停止されている非特定図柄の表示状態に応
じて毎回スクロール方向が異なる可能性があり、この点
においても新たな興趣が生じる。
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの
前記少なくとも一つの図柄列の再変動は、所定の図柄列
の図柄を一旦停止させた状態を保持しつつ、その一旦停
止している図柄に近い方向へ他の複数の図柄列の図柄を
スクロール表示することにより行われる遊技機。このよ
うに構成することで、従来のリーチ状態にはない新たな
興趣が生じる。また、近い方へのスクロール表示とする
ことで、一旦停止されている非特定図柄の表示状態に応
じて毎回スクロール方向が異なる可能性があり、この点
においても新たな興趣が生じる。
【0021】14.上記手段6の第2制御機能、上記手
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能は、一旦非特定図柄で停止させた状態における、そ
の非特定図柄の種類と無関係に発生するものである遊技
機。これは、どのような非特定図柄で一旦停止しても再
変動の可能性が残されていることを意味するものであ
る。そして、このような遊技形態は、再変動の条件とし
て、一旦停止されている非図柄図柄を条件とせず、遊技
機内部に備えられた乱数カウンタ等によって所定確率で
無作為に行われるように構成しておけば達成できる。も
し、一旦停止されている非特定図柄が再変動と直接関連
性があるとすれば、熟練した遊技者にとっては、事前に
その可能性が分かってしまい、興趣が低下するおそれが
あるが、このような不都合も防止し得る。
段7の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御
機能は、一旦非特定図柄で停止させた状態における、そ
の非特定図柄の種類と無関係に発生するものである遊技
機。これは、どのような非特定図柄で一旦停止しても再
変動の可能性が残されていることを意味するものであ
る。そして、このような遊技形態は、再変動の条件とし
て、一旦停止されている非図柄図柄を条件とせず、遊技
機内部に備えられた乱数カウンタ等によって所定確率で
無作為に行われるように構成しておけば達成できる。も
し、一旦停止されている非特定図柄が再変動と直接関連
性があるとすれば、熟練した遊技者にとっては、事前に
その可能性が分かってしまい、興趣が低下するおそれが
あるが、このような不都合も防止し得る。
【0022】15.遊技者に認識可能な音を発する音発
生手段を備え、上記手段6の第2制御機能、上記手段7
の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御機能
における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの前記
少なくとも一つの図柄列の再変動の際は、同再変動が行
われない場合と比較して音発生手段からの発生音が同一
である遊技機。このように構成すれば、音を変化させな
いことで、事前に遊技者に再変動が分かってしまい表示
状態の面白みが減退されるといった不都合がなくなり、
図柄表示手段の表示状態に集中することができる。
生手段を備え、上記手段6の第2制御機能、上記手段7
の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御機能
における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの前記
少なくとも一つの図柄列の再変動の際は、同再変動が行
われない場合と比較して音発生手段からの発生音が同一
である遊技機。このように構成すれば、音を変化させな
いことで、事前に遊技者に再変動が分かってしまい表示
状態の面白みが減退されるといった不都合がなくなり、
図柄表示手段の表示状態に集中することができる。
【0023】16.遊技者に認識可能な光を発する光発
生手段を備え、上記手段6の第2制御機能、上記手段7
の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御機能
における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの前記
少なくとも一つの図柄列の再変動の際は、同再変動が行
われない場合と比較して光発生手段からの光が同一であ
る遊技機。このように構成すれば、光を変化させないこ
とで、事前に遊技者に再変動が分かってしまい表示状態
の面白みが減退されるといった不都合がなくなり、図柄
表示手段の表示状態に集中することができる。
生手段を備え、上記手段6の第2制御機能、上記手段7
の第2外れ演出機能、又は上記手段8の再変動制御機能
における、一旦非特定図柄で停止させた状態からの前記
少なくとも一つの図柄列の再変動の際は、同再変動が行
われない場合と比較して光発生手段からの光が同一であ
る遊技機。このように構成すれば、光を変化させないこ
とで、事前に遊技者に再変動が分かってしまい表示状態
の面白みが減退されるといった不都合がなくなり、図柄
表示手段の表示状態に集中することができる。
【0024】17.上記手段1乃至16のいずれかにお
いて、前記図柄列の変動開始条件は、少なくとも、図柄
作動のための検出(パチンコ機であれば作動口への遊技
球の入賞検出、スロットマシンであればコイン投入後の
レバー操作の検出など)が行われる第1開始条件と、既
に図柄表示手段において図柄変動中である場合にはその
変動が終了したことを条件とする第2開始条件との両者
を必要条件とするものであること。なお、第1開始条件
を満たしたものの第2開始条件を満たしていない場合に
は、この第1開始条件のみが成立したものを待機状態と
しておき第2開始条件を満たす毎に待機状態が解除され
るように構成されていることが好ましい。
いて、前記図柄列の変動開始条件は、少なくとも、図柄
作動のための検出(パチンコ機であれば作動口への遊技
球の入賞検出、スロットマシンであればコイン投入後の
レバー操作の検出など)が行われる第1開始条件と、既
に図柄表示手段において図柄変動中である場合にはその
変動が終了したことを条件とする第2開始条件との両者
を必要条件とするものであること。なお、第1開始条件
を満たしたものの第2開始条件を満たしていない場合に
は、この第1開始条件のみが成立したものを待機状態と
しておき第2開始条件を満たす毎に待機状態が解除され
るように構成されていることが好ましい。
【0025】18.上記手段1乃至17のいずれかにお
いて、図柄表示手段における図柄列の変動は同図柄列中
の各図柄を予め定めた順序で循環するようにして行われ
ること。このように構成すると、各図柄の出現順序が予
め遊技者において認識し得るため、特別遊技状態を発生
し得る図柄がどのタイミングで現れるかが判り、特に図
柄表示手段の表示状態がリーチ状態である場合には特別
遊技状態を発生し得る図柄が近づくことによる期待感が
増すこととなって、遊技の興趣が向上する。なお、この
循環表示の際は図柄を順次切り換えていくように表示し
たり、連続的に所定方向へ流れるように表示すること等
が可能である。
いて、図柄表示手段における図柄列の変動は同図柄列中
の各図柄を予め定めた順序で循環するようにして行われ
ること。このように構成すると、各図柄の出現順序が予
め遊技者において認識し得るため、特別遊技状態を発生
し得る図柄がどのタイミングで現れるかが判り、特に図
柄表示手段の表示状態がリーチ状態である場合には特別
遊技状態を発生し得る図柄が近づくことによる期待感が
増すこととなって、遊技の興趣が向上する。なお、この
循環表示の際は図柄を順次切り換えていくように表示し
たり、連続的に所定方向へ流れるように表示すること等
が可能である。
【0026】19.上記手段1乃至18のいずれかにお
いて、図柄表示手段の確定図柄が特定図柄となるか否か
は、図柄表示手段の変動開始条件を満たす時期に偶発的
に決定されるように構成されていること。このように構
成すると、予め特定図柄となるか否かが設定されている
わけではないことから、遊技者の遊技機に対する公平感
を確保することができる。なお、この偶発的な決定は、
遊技機に備えられた乱数取得手段によって所定の確率で
ランダムに決定されることが好ましい。乱数取得手段と
しては、記憶手段に記憶された乱数カウンタを用いてラ
ンダムに導き出された乱数値に基づいて行われるもので
あることが好ましい。この際、図柄変動開始の一条件を
満たしたときのタイミングと相関を以て導き出されるタ
イミングで乱数カウンタから取り出されることが好まし
く、このように構成することで、確定図柄が特定図柄と
なるか否かの期待値を遊技機において公平に保つことが
できる。
いて、図柄表示手段の確定図柄が特定図柄となるか否か
は、図柄表示手段の変動開始条件を満たす時期に偶発的
に決定されるように構成されていること。このように構
成すると、予め特定図柄となるか否かが設定されている
わけではないことから、遊技者の遊技機に対する公平感
を確保することができる。なお、この偶発的な決定は、
遊技機に備えられた乱数取得手段によって所定の確率で
ランダムに決定されることが好ましい。乱数取得手段と
しては、記憶手段に記憶された乱数カウンタを用いてラ
ンダムに導き出された乱数値に基づいて行われるもので
あることが好ましい。この際、図柄変動開始の一条件を
満たしたときのタイミングと相関を以て導き出されるタ
イミングで乱数カウンタから取り出されることが好まし
く、このように構成することで、確定図柄が特定図柄と
なるか否かの期待値を遊技機において公平に保つことが
できる。
【0027】20.上記手段1乃至19のいずれかにお
いて、図柄表示手段の表示制御や特別遊技状態の発生条
件を満たしているか否かの判定等を含む遊技機の制御
は、遊技機に備えられたCPU及び記憶手段を含む制御
装置によって行われていること。このように構成すれ
ば、複雑な制御にも対処することができる。
いて、図柄表示手段の表示制御や特別遊技状態の発生条
件を満たしているか否かの判定等を含む遊技機の制御
は、遊技機に備えられたCPU及び記憶手段を含む制御
装置によって行われていること。このように構成すれ
ば、複雑な制御にも対処することができる。
【0028】21.上記手段1乃至20のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ機であること。中でも、パチン
コ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えていてそ
のハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射
させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作
動口に入賞することを必要条件として図柄表示手段が変
動開始されることが挙げられる。また、特別遊技状態発
生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞
装置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、
その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁
気カードやICカード等への書き込み等も含む)が付与
されることが挙げられる。
いて、遊技機はパチンコ機であること。中でも、パチン
コ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えていてそ
のハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射
させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作
動口に入賞することを必要条件として図柄表示手段が変
動開始されることが挙げられる。また、特別遊技状態発
生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞
装置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、
その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁
気カードやICカード等への書き込み等も含む)が付与
されることが挙げられる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、遊技機をパチンコ機に具
体化した一実施の形態につき図面に基づいて説明する。
体化した一実施の形態につき図面に基づいて説明する。
【0030】まず、パチンコ機全体の概略について説明
すると、図1に示すように、パチンコ機1は外枠2を備
えている。ここでは外枠2は木枠によって構成され、四
角枠状を呈している。外枠2の前面側には前枠3がその
一方の側部に配される回動軸線を中心に回動するように
して開閉可能に装着されている。同図では、前枠3は閉
じた状態にある。前枠3には前後方向に貫通する比較的
大きな窓孔4が形成されており、その窓孔4を裏側から
囲うようにして取付部としての取付枠(図示せず)が設
けられている。なお、取付枠は前枠3と一体に形成して
もよく、その場合、合成樹脂製であることが製作容易性
の観点から好ましい。前記取付枠には裏側より遊技盤5
が着脱可能に装着されている。この遊技盤5も前記取付
枠や前枠3に一体に設けられたものであってもよい。ま
た、前記外枠2を省略したパチンコ機1として、同パチ
ンコ機1の前枠3を遊技場の所謂島に取り付けるように
してもよい。従って、前枠3を最低限の必須要件として
パチンコ機1の本体部が構成されており、遊技盤5は本
体部に備えられたものということができる。
すると、図1に示すように、パチンコ機1は外枠2を備
えている。ここでは外枠2は木枠によって構成され、四
角枠状を呈している。外枠2の前面側には前枠3がその
一方の側部に配される回動軸線を中心に回動するように
して開閉可能に装着されている。同図では、前枠3は閉
じた状態にある。前枠3には前後方向に貫通する比較的
大きな窓孔4が形成されており、その窓孔4を裏側から
囲うようにして取付部としての取付枠(図示せず)が設
けられている。なお、取付枠は前枠3と一体に形成して
もよく、その場合、合成樹脂製であることが製作容易性
の観点から好ましい。前記取付枠には裏側より遊技盤5
が着脱可能に装着されている。この遊技盤5も前記取付
枠や前枠3に一体に設けられたものであってもよい。ま
た、前記外枠2を省略したパチンコ機1として、同パチ
ンコ機1の前枠3を遊技場の所謂島に取り付けるように
してもよい。従って、前枠3を最低限の必須要件として
パチンコ機1の本体部が構成されており、遊技盤5は本
体部に備えられたものということができる。
【0031】前記取付枠には遊技盤5の裏側に重なり合
うようにして機構盤(図示せず)が着脱可能又は開閉可
能に装着されている。前記機構盤には、遊技盤5側から
導かれた遊技球を集合させる集合樋や、外部から送られ
てくる遊技球を受け入れて収容するタンク、遊技状況に
応じて景品球を払い出す景品球払出装置等の球取扱機構
が設けられている。従って、パチンコ機1の本体部の裏
側に球取扱機構が備えられているといえる。なお、機構
盤を含む球取扱機構はパチンコ機1とは別に遊技場の所
謂島に設置するようにしてもよい。
うようにして機構盤(図示せず)が着脱可能又は開閉可
能に装着されている。前記機構盤には、遊技盤5側から
導かれた遊技球を集合させる集合樋や、外部から送られ
てくる遊技球を受け入れて収容するタンク、遊技状況に
応じて景品球を払い出す景品球払出装置等の球取扱機構
が設けられている。従って、パチンコ機1の本体部の裏
側に球取扱機構が備えられているといえる。なお、機構
盤を含む球取扱機構はパチンコ機1とは別に遊技場の所
謂島に設置するようにしてもよい。
【0032】前記前枠3の窓孔4上部には、ガラス扉枠
6が開閉可能に装着されている。ガラス扉枠6は枠内に
例えば一対のガラス板7を支持したものである。但し、
ガラス板7は1枚でも3枚以上の複数枚でもよい。この
ガラス板7の遊技盤5と対峙する面は遊技球が遊技盤5
面上を落下するように案内する案内部(案内面)として
の機能を有する。前枠3の窓孔4下部には、表側に上受
け皿8を、裏側に打球自動供給装置を夫々設けた前面板
9が開閉可能に装着されている。前面板9にはスピーカ
10が埋め込まれた状態で設けられている。このスピー
カ10は、遊技の進行に応じて音声や楽音等の効果音を
発生するものであり、パチンコ機1に備えられた報知手
段と位置付けることができる。勿論、スピーカ10は前
面板9以外の場所に設置してもよい。
6が開閉可能に装着されている。ガラス扉枠6は枠内に
例えば一対のガラス板7を支持したものである。但し、
ガラス板7は1枚でも3枚以上の複数枚でもよい。この
ガラス板7の遊技盤5と対峙する面は遊技球が遊技盤5
面上を落下するように案内する案内部(案内面)として
の機能を有する。前枠3の窓孔4下部には、表側に上受
け皿8を、裏側に打球自動供給装置を夫々設けた前面板
9が開閉可能に装着されている。前面板9にはスピーカ
10が埋め込まれた状態で設けられている。このスピー
カ10は、遊技の進行に応じて音声や楽音等の効果音を
発生するものであり、パチンコ機1に備えられた報知手
段と位置付けることができる。勿論、スピーカ10は前
面板9以外の場所に設置してもよい。
【0033】前記前枠3の窓孔4より下方には下受け皿
11が装着されている。下受け皿11は、前記上受け皿
8に入りきらない景品球や、上受け皿8から球抜きした
抜き球や、或いはファウル球等の余剰球を、余剰球出口
12から排出させて貯留させるものである。前枠3にお
ける下受け皿11の側方には遊技球を発射するための操
作部としての操作ハンドル13が回動操作可能に装着さ
れている。操作ハンドル13に対応する前枠3の裏側に
は駆動手段としてのモータ(図示せず)が装着されてお
り、操作ハンドル13の回動操作によってモータが回動
され、これにより打球杆(図示せず)が間欠動作される
とともに、前記操作ハンドル13の回動角度に応じた弾
発力に調節される。従って、前記モータ及び打球杆等に
よって球発射装置が構成されている。
11が装着されている。下受け皿11は、前記上受け皿
8に入りきらない景品球や、上受け皿8から球抜きした
抜き球や、或いはファウル球等の余剰球を、余剰球出口
12から排出させて貯留させるものである。前枠3にお
ける下受け皿11の側方には遊技球を発射するための操
作部としての操作ハンドル13が回動操作可能に装着さ
れている。操作ハンドル13に対応する前枠3の裏側に
は駆動手段としてのモータ(図示せず)が装着されてお
り、操作ハンドル13の回動操作によってモータが回動
され、これにより打球杆(図示せず)が間欠動作される
とともに、前記操作ハンドル13の回動角度に応じた弾
発力に調節される。従って、前記モータ及び打球杆等に
よって球発射装置が構成されている。
【0034】次に、遊技盤5上の構造等について説明す
ると、図2に示すように、パチンコ機1の遊技盤5の前
面側には誘導レール21が設けられている。誘導レール
21は遊技球Bの発射初期の経路部分では内レールと外
レールとの二重構造によって遊技球Bの発射経路が形成
されており、その他の部分では重なりのない全体として
略円環状に設置されている。そして、誘導レール21に
囲まれた略円形状の領域が遊技領域22とされている。
なお、誘導レール21は円環の一部を構成するものであ
ればよく、他の部分は樹脂等の案内部材で構成すればよ
い。このような誘導レール21及び前記案内部材は遊技
領域設定部材としての機能を有する。
ると、図2に示すように、パチンコ機1の遊技盤5の前
面側には誘導レール21が設けられている。誘導レール
21は遊技球Bの発射初期の経路部分では内レールと外
レールとの二重構造によって遊技球Bの発射経路が形成
されており、その他の部分では重なりのない全体として
略円環状に設置されている。そして、誘導レール21に
囲まれた略円形状の領域が遊技領域22とされている。
なお、誘導レール21は円環の一部を構成するものであ
ればよく、他の部分は樹脂等の案内部材で構成すればよ
い。このような誘導レール21及び前記案内部材は遊技
領域設定部材としての機能を有する。
【0035】遊技盤5の遊技領域22中には、特別図柄
作動口31、特別図柄表示装置32、特別役物33、普
通図柄作動口34、普通図柄表示装置35、普通役物3
6等が設けられている。なお、特別図柄表示装置32、
普通図柄表示装置35といった表示系の機器は必ずしも
遊技球Bの動きに直接作用する必要がないことから遊技
領域22中に設置されていなくてもなく、パチンコ機1
のいずれかの場所に遊技者から視認可能に設置されてい
ればよい。
作動口31、特別図柄表示装置32、特別役物33、普
通図柄作動口34、普通図柄表示装置35、普通役物3
6等が設けられている。なお、特別図柄表示装置32、
普通図柄表示装置35といった表示系の機器は必ずしも
遊技球Bの動きに直接作用する必要がないことから遊技
領域22中に設置されていなくてもなく、パチンコ機1
のいずれかの場所に遊技者から視認可能に設置されてい
ればよい。
【0036】特別図柄作動口31は、遊技盤5の中央下
部に設けられている。特別図柄作動口31はこの実施の
形態においては常時開放されており、遊技球Bを受け入
れ可能とされている。特別図柄作動口31への遊技球B
の入賞に伴ってここでは所定数の景品球を払い出すよう
に構成されていて入賞口としての機能を有するが、特別
図柄作動口31への入賞によって必ずしも景品球を払い
出す構成とする必要はなく、同特別図柄作動口31へ入
った遊技球Bを再び遊技領域22へ戻したり、特別図柄
作動口31をゲート構造として遊技球Bが単に通過する
ような構成としてもよい。特別図柄作動口31への遊技
球Bの入賞は、特別図柄表示装置32の図柄変動開始条
件となっており、特別図柄作動口31は作動口としての
機能を有する。
部に設けられている。特別図柄作動口31はこの実施の
形態においては常時開放されており、遊技球Bを受け入
れ可能とされている。特別図柄作動口31への遊技球B
の入賞に伴ってここでは所定数の景品球を払い出すよう
に構成されていて入賞口としての機能を有するが、特別
図柄作動口31への入賞によって必ずしも景品球を払い
出す構成とする必要はなく、同特別図柄作動口31へ入
った遊技球Bを再び遊技領域22へ戻したり、特別図柄
作動口31をゲート構造として遊技球Bが単に通過する
ような構成としてもよい。特別図柄作動口31への遊技
球Bの入賞は、特別図柄表示装置32の図柄変動開始条
件となっており、特別図柄作動口31は作動口としての
機能を有する。
【0037】特別図柄表示装置32は、遊技盤5の中央
部分に嵌め込まれた状態で固定されている。特別図柄表
示装置32は、図柄が表示される図柄表示手段としての
表示部41を備えている。表示部41はこの実施の形態
では液晶ディスプレイ(LCD)により構成されている
が、CRT、ドットマトリックス、LED、エレクトロ
ルミネセンス、蛍光表示管、ドラム等の他の表示手段を
用いてもよい。表示部41に表示されている図柄は前記
特別図柄作動口31への遊技球Bの入賞を必要条件とし
て変動開始された後に確定される。
部分に嵌め込まれた状態で固定されている。特別図柄表
示装置32は、図柄が表示される図柄表示手段としての
表示部41を備えている。表示部41はこの実施の形態
では液晶ディスプレイ(LCD)により構成されている
が、CRT、ドットマトリックス、LED、エレクトロ
ルミネセンス、蛍光表示管、ドラム等の他の表示手段を
用いてもよい。表示部41に表示されている図柄は前記
特別図柄作動口31への遊技球Bの入賞を必要条件とし
て変動開始された後に確定される。
【0038】特別図柄表示装置32には表示部41に隣
接して保留ランプ42が組み込まれている。ここで、前
記特別図柄表示装置32において前記変動開始された図
柄が確定される前に再度特別図柄作動口31へ遊技球B
が入賞した場合には、現在行われている変動表示の確定
後の変動表示に備えて保留される。ここでは保留最大回
数が4回に設定されている。前記保留ランプ42の数は
前記保留最大回数と同じである。保留ランプ42は、特
別図柄表示装置32への遊技球Bの入賞毎に順次点灯
し、その点灯に対応した変動表示の実行に伴い順次消灯
するものであり、保留状態表示手段としての機能を有す
る。なお、保留最大回数はこれに限られるものではない
し、保留を行わないようにして保留ランプ42を省略し
てもよい。また、保留状態の表示を前記表示部41など
で兼用させてもよい。
接して保留ランプ42が組み込まれている。ここで、前
記特別図柄表示装置32において前記変動開始された図
柄が確定される前に再度特別図柄作動口31へ遊技球B
が入賞した場合には、現在行われている変動表示の確定
後の変動表示に備えて保留される。ここでは保留最大回
数が4回に設定されている。前記保留ランプ42の数は
前記保留最大回数と同じである。保留ランプ42は、特
別図柄表示装置32への遊技球Bの入賞毎に順次点灯
し、その点灯に対応した変動表示の実行に伴い順次消灯
するものであり、保留状態表示手段としての機能を有す
る。なお、保留最大回数はこれに限られるものではない
し、保留を行わないようにして保留ランプ42を省略し
てもよい。また、保留状態の表示を前記表示部41など
で兼用させてもよい。
【0039】特別役物33は、可変入賞装置或いは変動
入賞装置と位置付けることができ、遊技盤5の中央下部
に設けられている。特別役物33は、特別遊技状態(以
下、適宜「大当り」或いは「大当り状態」と称する場合
もある)発生時に作動するものであり、この作動時に遊
技者に多数の景品球を獲得させるなどの有価価値を付与
するものである。特別役物33には遊技盤5の前面に開
口される入賞口としての大入賞口43が設けられてい
る。大入賞口43への遊技球Bの入賞により入賞個数に
応じた景品球の払い出しが行われる。大入賞口43の前
側、即ち入口側には、開閉手段或いは開閉部材としての
シャッタ44が設けられている。このシャッタ44は、
大入賞口43の側部に設けられた駆動手段或いは電気的
駆動手段としての開閉用ソレノイド45により作動して
大入賞口43を開閉する。詳しくは、開閉用ソレノイド
45が励磁状態にあるときシャッタ44が略水平に傾い
て大入賞口43が開放され、開閉用ソレノイド45が非
励磁状態となることによりシャッタ44が略垂直状態と
なって大入賞口43が閉鎖される。従って、前記シャッ
タ44は、遊技球Bを大入賞口43に受け入れ易くする
第1の状態と、受け入れ難く又は受け入れ不能とする第
2の状態に切り換えられる切換手段としての機能を有す
る。
入賞装置と位置付けることができ、遊技盤5の中央下部
に設けられている。特別役物33は、特別遊技状態(以
下、適宜「大当り」或いは「大当り状態」と称する場合
もある)発生時に作動するものであり、この作動時に遊
技者に多数の景品球を獲得させるなどの有価価値を付与
するものである。特別役物33には遊技盤5の前面に開
口される入賞口としての大入賞口43が設けられてい
る。大入賞口43への遊技球Bの入賞により入賞個数に
応じた景品球の払い出しが行われる。大入賞口43の前
側、即ち入口側には、開閉手段或いは開閉部材としての
シャッタ44が設けられている。このシャッタ44は、
大入賞口43の側部に設けられた駆動手段或いは電気的
駆動手段としての開閉用ソレノイド45により作動して
大入賞口43を開閉する。詳しくは、開閉用ソレノイド
45が励磁状態にあるときシャッタ44が略水平に傾い
て大入賞口43が開放され、開閉用ソレノイド45が非
励磁状態となることによりシャッタ44が略垂直状態と
なって大入賞口43が閉鎖される。従って、前記シャッ
タ44は、遊技球Bを大入賞口43に受け入れ易くする
第1の状態と、受け入れ難く又は受け入れ不能とする第
2の状態に切り換えられる切換手段としての機能を有す
る。
【0040】大入賞口43の奥には継続入賞ゾーンと普
通入賞ゾーンとが設けられている。そして、大入賞口4
3に入賞した遊技球Bは前記継続入賞ゾーン又は普通入
賞ゾーンのいずれかに導かれる。遊技球Bを前記両入賞
ゾーンの何れかに導くため、大入賞口43の奥にはシー
ソー46が設けられている。大入賞口43に入賞した遊
技球Bは、シーソー46上を転がって、継続入賞ゾーン
又は普通入賞ゾーンのいずれか一方を通って図示しない
入賞球処理装置の方へと導かれる。このシーソー46は
大入賞口43に隣接して設けられた駆動手段或いは電気
的駆動手段としての傾動用ソレノイド47の駆動により
傾動する。傾動用ソレノイド47は通常は非励磁状態と
なっており、この状態においては遊技球Bが継続入賞ゾ
ーンを通過するようにシーソー46が傾けられている。
また、傾動用ソレノイド47が励磁状態となることによ
りシーソー46は遊技球Bが普通入賞ゾーン側へ導かれ
るように傾く。本実施の形態では、シャッタ44の開状
態において遊技球Bが1つでも継続入賞ゾーンを通過し
た場合にはシーソー46が普通入賞ゾーン側へ傾動され
る一方、シャッタ44が閉じられたときシーソー46が
継続入賞ゾーン側へ傾動される。従って、前記シーソー
46は、遊技球Bを複数の領域(上記の例では継続入賞
ゾーン及び普通入賞ゾーン)のうちいずれかへ案内する
案内手段としての機能と、案内される領域を変更する変
更手段としての機能とを有する。
通入賞ゾーンとが設けられている。そして、大入賞口4
3に入賞した遊技球Bは前記継続入賞ゾーン又は普通入
賞ゾーンのいずれかに導かれる。遊技球Bを前記両入賞
ゾーンの何れかに導くため、大入賞口43の奥にはシー
ソー46が設けられている。大入賞口43に入賞した遊
技球Bは、シーソー46上を転がって、継続入賞ゾーン
又は普通入賞ゾーンのいずれか一方を通って図示しない
入賞球処理装置の方へと導かれる。このシーソー46は
大入賞口43に隣接して設けられた駆動手段或いは電気
的駆動手段としての傾動用ソレノイド47の駆動により
傾動する。傾動用ソレノイド47は通常は非励磁状態と
なっており、この状態においては遊技球Bが継続入賞ゾ
ーンを通過するようにシーソー46が傾けられている。
また、傾動用ソレノイド47が励磁状態となることによ
りシーソー46は遊技球Bが普通入賞ゾーン側へ導かれ
るように傾く。本実施の形態では、シャッタ44の開状
態において遊技球Bが1つでも継続入賞ゾーンを通過し
た場合にはシーソー46が普通入賞ゾーン側へ傾動され
る一方、シャッタ44が閉じられたときシーソー46が
継続入賞ゾーン側へ傾動される。従って、前記シーソー
46は、遊技球Bを複数の領域(上記の例では継続入賞
ゾーン及び普通入賞ゾーン)のうちいずれかへ案内する
案内手段としての機能と、案内される領域を変更する変
更手段としての機能とを有する。
【0041】普通図柄作動口34は、遊技盤5の左右両
側方に設けられている。普通図柄作動口34はこの実施
の形態では常時開放されており、ゲート構造をなしてい
て遊技球Bが入賞された後通過する構成とされている
が、遊技球Bを受け入れ可能として遊技球Bの入賞に伴
って所定数の景品球を払い出す構成にしてもよい。普通
図柄作動口34への遊技球Bの入賞は、普通図柄表示装
置35の図柄変動開始条件となっており、普通図柄作動
口34は作動口としての機能を有する。
側方に設けられている。普通図柄作動口34はこの実施
の形態では常時開放されており、ゲート構造をなしてい
て遊技球Bが入賞された後通過する構成とされている
が、遊技球Bを受け入れ可能として遊技球Bの入賞に伴
って所定数の景品球を払い出す構成にしてもよい。普通
図柄作動口34への遊技球Bの入賞は、普通図柄表示装
置35の図柄変動開始条件となっており、普通図柄作動
口34は作動口としての機能を有する。
【0042】普通図柄表示装置35は、特別図柄表示装
置32の上部に並設されている。ここでは、普通図柄表
示装置35を特別図柄表示装置32に一体に組み付けて
いることで、これらのパチンコ機1への組立の便宜が図
られている。普通図柄表示装置35は、図柄が表示され
る表示手段としての普通図柄表示部51を備えている。
普通図柄表示部51はこの実施の形態では発光ダイオー
ドよりなる7セグメントによって構成されている。普通
図柄表示部51は複数の図柄を予め定めた順序で変動さ
せた後に停止させる等により普通確定図柄を表示するも
のであり、例えば、「1」から「9」までの1桁の数字
によって構成された図柄からなる普通図柄列を昇順に変
動表示する。普通図柄表示部51は前記発光ダイオード
の他、LCD、CRT、ドットマトリックス、エレクト
ロルミネセンス、蛍光表示管、ドラム等の表示手段を用
いてもよい。また、前記表示部41において兼用させて
もよい。普通図柄表示部51に表示されている図柄(上
記の例では「1」から「9」までの数字)は前記普通図
柄作動口34への遊技球Bの入賞を必要条件として変動
開始された後に確定される。普通図柄表示装置35には
普通図柄表示部51に隣接して保留ランプ52が組み込
まれている。この保留ランプ52も前記保留ランプ42
と同様の保留状態表示手段としての機能を有するが、上
述の例と同様に保留機能をなくして保留ランプ52を省
略したり、普通図柄表示部51や表示部41において兼
用させてもよい。
置32の上部に並設されている。ここでは、普通図柄表
示装置35を特別図柄表示装置32に一体に組み付けて
いることで、これらのパチンコ機1への組立の便宜が図
られている。普通図柄表示装置35は、図柄が表示され
る表示手段としての普通図柄表示部51を備えている。
普通図柄表示部51はこの実施の形態では発光ダイオー
ドよりなる7セグメントによって構成されている。普通
図柄表示部51は複数の図柄を予め定めた順序で変動さ
せた後に停止させる等により普通確定図柄を表示するも
のであり、例えば、「1」から「9」までの1桁の数字
によって構成された図柄からなる普通図柄列を昇順に変
動表示する。普通図柄表示部51は前記発光ダイオード
の他、LCD、CRT、ドットマトリックス、エレクト
ロルミネセンス、蛍光表示管、ドラム等の表示手段を用
いてもよい。また、前記表示部41において兼用させて
もよい。普通図柄表示部51に表示されている図柄(上
記の例では「1」から「9」までの数字)は前記普通図
柄作動口34への遊技球Bの入賞を必要条件として変動
開始された後に確定される。普通図柄表示装置35には
普通図柄表示部51に隣接して保留ランプ52が組み込
まれている。この保留ランプ52も前記保留ランプ42
と同様の保留状態表示手段としての機能を有するが、上
述の例と同様に保留機能をなくして保留ランプ52を省
略したり、普通図柄表示部51や表示部41において兼
用させてもよい。
【0043】普通役物36は、可変入賞装置或いは変動
入賞装置として位置付けることができ、遊技盤5の中央
下部に設けられている。普通役物36はここでは特別図
柄作動口31の入口部分に配置された開閉手段としての
一対の羽根53を備えている。この羽根53は互いに開
閉可能とされ、普通図柄表示部51の普通確定図柄が例
えば「7」といった予め定められている普通特定図柄で
ある場合に所定の態様で開放される。この開放の態様と
しては、所定時間(例えば数秒間)だけ開いた後閉鎖さ
れたり、それを複数回繰り返すといった態様がある。羽
根53の開放は特別図柄作動口31への入賞確率を高め
るものであり、更に言えば特別遊技状態を得る期待値を
向上させ得るものである。また、特別図柄作動口31へ
の入賞時に所定数の景品球を払い出すタイプのものであ
る場合には景品球の獲得数を増加させるものであるとも
いえる。従って、普通役物36の作動、即ち羽根53の
開閉は、遊技者に通常時よりも大で特別遊技状態よりも
小となる付加価値を付与する付加価値付与手段としての
機能を有する。ここでは羽根53を特別図柄作動口31
に設けて同作動口31を普通役物36の入賞口として兼
用させたが、特別図柄作動口31とは無関係に普通役物
36を設けてもよい。
入賞装置として位置付けることができ、遊技盤5の中央
下部に設けられている。普通役物36はここでは特別図
柄作動口31の入口部分に配置された開閉手段としての
一対の羽根53を備えている。この羽根53は互いに開
閉可能とされ、普通図柄表示部51の普通確定図柄が例
えば「7」といった予め定められている普通特定図柄で
ある場合に所定の態様で開放される。この開放の態様と
しては、所定時間(例えば数秒間)だけ開いた後閉鎖さ
れたり、それを複数回繰り返すといった態様がある。羽
根53の開放は特別図柄作動口31への入賞確率を高め
るものであり、更に言えば特別遊技状態を得る期待値を
向上させ得るものである。また、特別図柄作動口31へ
の入賞時に所定数の景品球を払い出すタイプのものであ
る場合には景品球の獲得数を増加させるものであるとも
いえる。従って、普通役物36の作動、即ち羽根53の
開閉は、遊技者に通常時よりも大で特別遊技状態よりも
小となる付加価値を付与する付加価値付与手段としての
機能を有する。ここでは羽根53を特別図柄作動口31
に設けて同作動口31を普通役物36の入賞口として兼
用させたが、特別図柄作動口31とは無関係に普通役物
36を設けてもよい。
【0044】なお、これら特別図柄作動口31、特別図
柄表示装置32、特別役物33、普通図柄作動口34、
普通図柄表示装置35、普通役物36等の遊技盤5にお
ける設置位置は上記のものに限られないし、単数、複数
のいずれであってもよい。また、普通図柄作動口34、
普通図柄表示装置35、普通役物36を省略した構成と
して実施してもよい。
柄表示装置32、特別役物33、普通図柄作動口34、
普通図柄表示装置35、普通役物36等の遊技盤5にお
ける設置位置は上記のものに限られないし、単数、複数
のいずれであってもよい。また、普通図柄作動口34、
普通図柄表示装置35、普通役物36を省略した構成と
して実施してもよい。
【0045】前記遊技盤5には前記各図柄作動口31,
34とは別に所定数の景品球を払い出す条件を設定する
複数の普通入賞口が設けられている。また、前記遊技盤
5の遊技領域22には、遊技球Bの流下方向や速度等を
適宜調節するための複数の風車や多数の障害釘・誘導釘
等が設けられており、これら風車や釘は、パチンコ機1
に備えられた遊技領域22における遊技球Bの誘導手
段、方向調節手段、或いは速度調節手段と位置付けるこ
とができる。更に、この他にも、パチンコ機1の遊技領
域22の内外には、遊技効果を高めるための各種ランプ
や電飾部材が取付けられており、これらの電飾部材等
は、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅
等)が変えられものであり、パチンコ機1に備えられた
電飾手段と位置付けることができる。更に又、遊技盤5
における遊技領域22の最下部には、特別図柄作動口3
1や前記各普通入賞口や特別役物33に入賞しなかった
遊技球B、即ちアウト球を回収するアウト口が設けられ
ている。
34とは別に所定数の景品球を払い出す条件を設定する
複数の普通入賞口が設けられている。また、前記遊技盤
5の遊技領域22には、遊技球Bの流下方向や速度等を
適宜調節するための複数の風車や多数の障害釘・誘導釘
等が設けられており、これら風車や釘は、パチンコ機1
に備えられた遊技領域22における遊技球Bの誘導手
段、方向調節手段、或いは速度調節手段と位置付けるこ
とができる。更に、この他にも、パチンコ機1の遊技領
域22の内外には、遊技効果を高めるための各種ランプ
や電飾部材が取付けられており、これらの電飾部材等
は、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅
等)が変えられものであり、パチンコ機1に備えられた
電飾手段と位置付けることができる。更に又、遊技盤5
における遊技領域22の最下部には、特別図柄作動口3
1や前記各普通入賞口や特別役物33に入賞しなかった
遊技球B、即ちアウト球を回収するアウト口が設けられ
ている。
【0046】次に、前記特別図柄表示装置32における
表示部41の具体的構成について説明する。表示部41
は図3に例示された表示形態を備えている。図3(a
1)等に示すように、表示部41には複数桁の特別図柄
列が変動表示される。本実施の形態では、これらの特別
図柄列として第1特別図柄列61、第2特別図柄列62
及び第3特別図柄列63の3つの特別図柄列が表示され
ている。ここでは、これら第1〜第3の各特別図柄列6
1〜63が左、中、右というように横方向に並設されて
いるものについて例示するが、例えば縦方向や斜め方向
或いは非直線的に並設されていてもよい。また、特別図
柄列数も3列に限らず1列又は3列以外の複数列として
もよいが、ここでは複数列、中でも3列以上であること
が好ましい。前記表示部41には各特別図柄列61〜6
3に交差する大当りラインが設定され、この実施の形態
では水平方向に大当りラインが設定されている。
表示部41の具体的構成について説明する。表示部41
は図3に例示された表示形態を備えている。図3(a
1)等に示すように、表示部41には複数桁の特別図柄
列が変動表示される。本実施の形態では、これらの特別
図柄列として第1特別図柄列61、第2特別図柄列62
及び第3特別図柄列63の3つの特別図柄列が表示され
ている。ここでは、これら第1〜第3の各特別図柄列6
1〜63が左、中、右というように横方向に並設されて
いるものについて例示するが、例えば縦方向や斜め方向
或いは非直線的に並設されていてもよい。また、特別図
柄列数も3列に限らず1列又は3列以外の複数列として
もよいが、ここでは複数列、中でも3列以上であること
が好ましい。前記表示部41には各特別図柄列61〜6
3に交差する大当りラインが設定され、この実施の形態
では水平方向に大当りラインが設定されている。
【0047】各特別図柄列61〜63は、複数種類、こ
こでは12種類の特別図柄によって構成されており、詳
しくは「1」〜「12」の数字図柄から構成されるとと
もに昇順に配列されている。これらの特別図柄は、特別
確定図柄としての大当り図柄、外れリーチ図柄及び外れ
図柄のいずれかになり得る。勿論、上記特別図柄の種類
は12種類に限らず、それ以外の複数種類であってもよ
く、また数字図柄とせずに絵、模様、色等或いはそれら
の組合せ態様とする等、各特別図柄を互いに識別可能に
表示し得るように構成されていればよい。なお、図3
(a1)に示した表示部41の状態は、電源投入時にお
ける初期画面を表し、大当りライン上に「3」「4」
「1」の特別図柄が停止された初期画面特有の状態とな
っている。
こでは12種類の特別図柄によって構成されており、詳
しくは「1」〜「12」の数字図柄から構成されるとと
もに昇順に配列されている。これらの特別図柄は、特別
確定図柄としての大当り図柄、外れリーチ図柄及び外れ
図柄のいずれかになり得る。勿論、上記特別図柄の種類
は12種類に限らず、それ以外の複数種類であってもよ
く、また数字図柄とせずに絵、模様、色等或いはそれら
の組合せ態様とする等、各特別図柄を互いに識別可能に
表示し得るように構成されていればよい。なお、図3
(a1)に示した表示部41の状態は、電源投入時にお
ける初期画面を表し、大当りライン上に「3」「4」
「1」の特別図柄が停止された初期画面特有の状態とな
っている。
【0048】各々の特別図柄列61〜63の図柄変動時
においては、特別図柄が表示部41の上部から下部へ向
かってスクロールするように変動され、「1」→「2」
→・・・→「12」→「1」といったように循環的に表
示される。なお、図3(a2)に示した表示部41の状
態は各々の特別図柄列61〜63が高速で図柄変動を行
っている状態を表し、同図中に示した矢印は図柄変動方
向を表している。
においては、特別図柄が表示部41の上部から下部へ向
かってスクロールするように変動され、「1」→「2」
→・・・→「12」→「1」といったように循環的に表
示される。なお、図3(a2)に示した表示部41の状
態は各々の特別図柄列61〜63が高速で図柄変動を行
っている状態を表し、同図中に示した矢印は図柄変動方
向を表している。
【0049】表示部41では、各特別図柄列61〜63
の図柄変動が、遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞
に基づいて開始する。また、その図柄変動開始後に、大
当り図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選
択され、これが特別確定図柄として設定される。特別確
定図柄とは、ここでは各特別図柄列61〜63が図柄変
動を停止したときに表示される図柄を指すが、必ずしも
完全に停止したものでなくてもよい。本実施の形態で
は、図柄変動開始後、第1特別図柄列61、第3特別図
柄列63、第2特別図柄列62の順に確定されていく
が、これはあくまでも一例にすぎず、別の順序或いは同
時に確定されるようにしてもよい。また、図柄変動開始
時には各特別図柄列61〜63が同時に変動開始する
が、これも時間差をおいて順次変動開始するようにして
もよい。
の図柄変動が、遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞
に基づいて開始する。また、その図柄変動開始後に、大
当り図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選
択され、これが特別確定図柄として設定される。特別確
定図柄とは、ここでは各特別図柄列61〜63が図柄変
動を停止したときに表示される図柄を指すが、必ずしも
完全に停止したものでなくてもよい。本実施の形態で
は、図柄変動開始後、第1特別図柄列61、第3特別図
柄列63、第2特別図柄列62の順に確定されていく
が、これはあくまでも一例にすぎず、別の順序或いは同
時に確定されるようにしてもよい。また、図柄変動開始
時には各特別図柄列61〜63が同時に変動開始する
が、これも時間差をおいて順次変動開始するようにして
もよい。
【0050】図3(a3)は第1特別図柄列61と第3
特別図柄列63とが大当りライン上にて同一図柄(ここ
では「3」)で一旦停止され、残る第2特別図柄列62
のスクロール変動速度が比較的遅くなったリーチ遊技状
態(リーチ状態)を示すものである。また、図3(a
4)は表示部41において全ての特別図柄列61〜63
が大当りライン上にて同一図柄(ここでは「3」)で確
定された大当り図柄表示時の状態を示すものである。こ
の大当り状態を生起し得る組合せを構成する特別確定図
柄が「大当り図柄」である。大当りの組合せが成立する
と、上述のとおり、特別役物33が作動して大入賞口4
3が開放され、遊技者にとって有利な大当り状態の到
来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可能
となる。
特別図柄列63とが大当りライン上にて同一図柄(ここ
では「3」)で一旦停止され、残る第2特別図柄列62
のスクロール変動速度が比較的遅くなったリーチ遊技状
態(リーチ状態)を示すものである。また、図3(a
4)は表示部41において全ての特別図柄列61〜63
が大当りライン上にて同一図柄(ここでは「3」)で確
定された大当り図柄表示時の状態を示すものである。こ
の大当り状態を生起し得る組合せを構成する特別確定図
柄が「大当り図柄」である。大当りの組合せが成立する
と、上述のとおり、特別役物33が作動して大入賞口4
3が開放され、遊技者にとって有利な大当り状態の到
来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可能
となる。
【0051】また、リーチ状態とは、大当り直前の状態
をいう(もちろん大当り状態に至らない場合もある)。
リーチ状態には、上述のように、第3特別図柄列63の
図柄が、大当りライン上において第1特別図柄列61の
特別確定図柄と同一種類の図柄で確定する状態が含まれ
る。上記のリーチ状態には、第2特別図柄列62の図柄
が、最終的に第1及び第3の両特別図柄列61,63の
特別確定図柄と同一種類の図柄(大当り図柄)で停止し
て大当り状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄
(外れリーチ図柄)で停止して、大当り状態とならない
もの(外れリーチ状態)が含まれる。さらには、第2特
別図柄列62の図柄が一旦停止した後、同一種類の特別
図柄が大当りラインに沿って並んだ状態で、再度全図柄
列が変動し、その後全特別図柄列61〜63の特別図柄
が同時に停止して確定されるような場合(再変動(全回
転)リーチとも称される)も含まれる。
をいう(もちろん大当り状態に至らない場合もある)。
リーチ状態には、上述のように、第3特別図柄列63の
図柄が、大当りライン上において第1特別図柄列61の
特別確定図柄と同一種類の図柄で確定する状態が含まれ
る。上記のリーチ状態には、第2特別図柄列62の図柄
が、最終的に第1及び第3の両特別図柄列61,63の
特別確定図柄と同一種類の図柄(大当り図柄)で停止し
て大当り状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄
(外れリーチ図柄)で停止して、大当り状態とならない
もの(外れリーチ状態)が含まれる。さらには、第2特
別図柄列62の図柄が一旦停止した後、同一種類の特別
図柄が大当りラインに沿って並んだ状態で、再度全図柄
列が変動し、その後全特別図柄列61〜63の特別図柄
が同時に停止して確定されるような場合(再変動(全回
転)リーチとも称される)も含まれる。
【0052】上記リーチ状態においては、一般に「ノー
マルリーチ」と称されるものや「スーパーリーチ」と称
されるものが各種用意されて多数種のリーチパターンが
構成されていて、「スーパーリーチ」の動作が開始され
た場合には「ノーマルリーチ」の場合に比べて大当り状
態が発生する期待値(大当り期待値)が高くなるように
なっている。また、「スーパーリーチ」においても、各
リーチパターンによって大当り期待値が異なったものと
なっている。
マルリーチ」と称されるものや「スーパーリーチ」と称
されるものが各種用意されて多数種のリーチパターンが
構成されていて、「スーパーリーチ」の動作が開始され
た場合には「ノーマルリーチ」の場合に比べて大当り状
態が発生する期待値(大当り期待値)が高くなるように
なっている。また、「スーパーリーチ」においても、各
リーチパターンによって大当り期待値が異なったものと
なっている。
【0053】また、図3(b1)〜図3(b2)に示す
ように、第1特別図柄列61と第3特別図柄列63とが
異なる特別図柄で一旦停止され、その後第2特別図柄列
62がリーチ状態を経ることなく適当な特別図柄で一旦
停止された場合、これらの特別図柄の組合せはリーチ状
態ではなく外れ状態となる外れ図柄を構成する。しか
し、この実施の形態では、このように一旦外れ図柄で停
止させた後、所定の図柄列、ここでは第1特別図柄列6
1と第3特別図柄列63との各特別図柄を再度変動さ
せ、最終的に大当り図柄で停止させ確定させる機能を有
する。例えば、図3(b1)に示すように各特別図柄列
61〜63の各特別図柄を変動表示し、その後図3(b
2)に示すように「2」「3」「4」という外れ図柄を
一旦表示し、次に図3(b3)に示すように第2特別図
柄列62の特別図柄をスクロールさせることなく第1特
別図柄列61と第3特別図柄列63とを互いに逆方向に
スクロール変動表示し、最終的に図3(b4)に示すよ
うに全特別図柄列61〜63を同一の特別図柄「3」
「3」「3」で停止表示し、以て遊技者に対し一旦外れ
図柄と思わせる表示をしながら実際には最終的に大当り
図柄となるような変動パターン(非リーチ後変動パター
ン)となる表示態様が設定されている。
ように、第1特別図柄列61と第3特別図柄列63とが
異なる特別図柄で一旦停止され、その後第2特別図柄列
62がリーチ状態を経ることなく適当な特別図柄で一旦
停止された場合、これらの特別図柄の組合せはリーチ状
態ではなく外れ状態となる外れ図柄を構成する。しか
し、この実施の形態では、このように一旦外れ図柄で停
止させた後、所定の図柄列、ここでは第1特別図柄列6
1と第3特別図柄列63との各特別図柄を再度変動さ
せ、最終的に大当り図柄で停止させ確定させる機能を有
する。例えば、図3(b1)に示すように各特別図柄列
61〜63の各特別図柄を変動表示し、その後図3(b
2)に示すように「2」「3」「4」という外れ図柄を
一旦表示し、次に図3(b3)に示すように第2特別図
柄列62の特別図柄をスクロールさせることなく第1特
別図柄列61と第3特別図柄列63とを互いに逆方向に
スクロール変動表示し、最終的に図3(b4)に示すよ
うに全特別図柄列61〜63を同一の特別図柄「3」
「3」「3」で停止表示し、以て遊技者に対し一旦外れ
図柄と思わせる表示をしながら実際には最終的に大当り
図柄となるような変動パターン(非リーチ後変動パター
ン)となる表示態様が設定されている。
【0054】なお、ここで上記非リーチ後変動パターン
としては、一旦外れ図柄を表示した後に、第2特別図柄
列62をスクロール表示することなく固定的に表示して
おき第1特別図柄列61と第3特別図柄列63とを再度
スクロール変動させたが、第1特別図柄列61を固定的
に表示したり第3特別図柄列63を固定的に表示させて
他を再変動させる等の他の類似した非リーチ後変動パタ
ーンを用いてもよいし、これらの各パターンを複数用意
しておいて適宜表示されるようにしてもよい。また、第
1特別図柄列61と第3特別図柄列63の再変動時には
夫々逆方向にスクロールされるようにしたが同一方向と
してもよい。また、上述のように、固定的に表示されて
いる第2特別図柄列62の特別図柄(図3(b3)では
「3」)に対し他の特別図柄列61,63の各特別図柄
をスクロール量の少ない方へスクロールさせることも好
ましい例であるが、これも、例えばスクロール量の大き
い方向へスクロールさせる等、他の変動態様としてもよ
い。
としては、一旦外れ図柄を表示した後に、第2特別図柄
列62をスクロール表示することなく固定的に表示して
おき第1特別図柄列61と第3特別図柄列63とを再度
スクロール変動させたが、第1特別図柄列61を固定的
に表示したり第3特別図柄列63を固定的に表示させて
他を再変動させる等の他の類似した非リーチ後変動パタ
ーンを用いてもよいし、これらの各パターンを複数用意
しておいて適宜表示されるようにしてもよい。また、第
1特別図柄列61と第3特別図柄列63の再変動時には
夫々逆方向にスクロールされるようにしたが同一方向と
してもよい。また、上述のように、固定的に表示されて
いる第2特別図柄列62の特別図柄(図3(b3)では
「3」)に対し他の特別図柄列61,63の各特別図柄
をスクロール量の少ない方へスクロールさせることも好
ましい例であるが、これも、例えばスクロール量の大き
い方向へスクロールさせる等、他の変動態様としてもよ
い。
【0055】パチンコ機1には遊技者の操作に応じて変
化する遊技状態を検出すべく、各種の検出スイッチやセ
ンサ等の検出手段が設けられている。例えば、特別図柄
作動口31に対応して設けられた特別図柄作動口用スイ
ッチ71、特別役物33に対応して設けられた継続検出
用スイッチ72及びカウントスイッチ73、普通図柄作
動口34に対応して設けられた普通図柄作動口用スイッ
チ74等が挙げられる。特別図柄作動口用スイッチ71
は遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞を検出し、継
続検出用スイッチ72は遊技球Bのラウンド継続のため
の継続入賞ゾーンの通過を検出し、カウントスイッチ7
3は遊技球Bの大入賞口43への入賞を検出する。その
他、図示しないが前記操作ハンドル13の操作状態を検
出する操作検出スイッチ、不正防止用の磁気センサ等の
多数の遊技状態検出手段が備えられている。
化する遊技状態を検出すべく、各種の検出スイッチやセ
ンサ等の検出手段が設けられている。例えば、特別図柄
作動口31に対応して設けられた特別図柄作動口用スイ
ッチ71、特別役物33に対応して設けられた継続検出
用スイッチ72及びカウントスイッチ73、普通図柄作
動口34に対応して設けられた普通図柄作動口用スイッ
チ74等が挙げられる。特別図柄作動口用スイッチ71
は遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞を検出し、継
続検出用スイッチ72は遊技球Bのラウンド継続のため
の継続入賞ゾーンの通過を検出し、カウントスイッチ7
3は遊技球Bの大入賞口43への入賞を検出する。その
他、図示しないが前記操作ハンドル13の操作状態を検
出する操作検出スイッチ、不正防止用の磁気センサ等の
多数の遊技状態検出手段が備えられている。
【0056】前記各スイッチ71〜74等の遊技状態検
出手段の検出結果に基づき特別役物33(ソレノイド4
5,47)、特別図柄表示装置32(表示部41、保留
ランプ42)、普通図柄表示装置35(普通図柄表示部
51及び保留ランプ52)、普通役物36(羽根53)
等をそれぞれ駆動制御するために制御装置81が設けら
れている。図2では制御装置81を模式的に示している
が、実際には遊技盤5の裏面側に装着されている。制御
装置81は、記憶手段としてのリードオンリメモリ(R
OM)、制御手段としての中央処理装置(CPU)、記
憶手段としてのランダムアクセスメモリ(RAM)等を
備えている。前記制御装置81は単一のものに限らず、
複数の制御装置からなるものであってもよい。例えば、
複数のCPUを備えて制御機能を分担させたり、複数の
CPUのうち何れかのCPUを不正防止用に用いたり、
ROM又はRAM等の記憶手段も複数備えてバックアッ
プ用に用いるなど各種の仕様が可能である。また、複数
の制御装置のうちある制御装置を遊技機の全般の制御を
司る制御装置として機能させ、別の制御装置を特別図柄
表示装置32の表示制御専用として機能させることも可
能である。
出手段の検出結果に基づき特別役物33(ソレノイド4
5,47)、特別図柄表示装置32(表示部41、保留
ランプ42)、普通図柄表示装置35(普通図柄表示部
51及び保留ランプ52)、普通役物36(羽根53)
等をそれぞれ駆動制御するために制御装置81が設けら
れている。図2では制御装置81を模式的に示している
が、実際には遊技盤5の裏面側に装着されている。制御
装置81は、記憶手段としてのリードオンリメモリ(R
OM)、制御手段としての中央処理装置(CPU)、記
憶手段としてのランダムアクセスメモリ(RAM)等を
備えている。前記制御装置81は単一のものに限らず、
複数の制御装置からなるものであってもよい。例えば、
複数のCPUを備えて制御機能を分担させたり、複数の
CPUのうち何れかのCPUを不正防止用に用いたり、
ROM又はRAM等の記憶手段も複数備えてバックアッ
プ用に用いるなど各種の仕様が可能である。また、複数
の制御装置のうちある制御装置を遊技機の全般の制御を
司る制御装置として機能させ、別の制御装置を特別図柄
表示装置32の表示制御専用として機能させることも可
能である。
【0057】ROMは所定の制御プログラムや初期デー
タを予め記憶している。特に、ROMにはパチンコ機1
の制御に用いられる各種カウンタからなるカウンタ群や
適宜のテーブル群が記憶されている。カウンタ群として
は、ラウンドカウンタ、保留カウンタ、入賞カウンタ等
の他、2ms間隔等の所定時間毎に更新される内部乱数
カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当り図
柄乱数カウンタ、複数の図柄乱数カウンタ、第1〜第3
の各変動パターン決定乱数カウンタCP1〜CP3等が
含まれている。以上のカウンタ群の他、普通図柄表示装
置35に関連する各種カウンタ等も用意されている。前
記テーブル群には、前記カウンタ群に関連付けられた状
態で、各種確定図柄、図柄変動態様等が予め記憶されて
いる。
タを予め記憶している。特に、ROMにはパチンコ機1
の制御に用いられる各種カウンタからなるカウンタ群や
適宜のテーブル群が記憶されている。カウンタ群として
は、ラウンドカウンタ、保留カウンタ、入賞カウンタ等
の他、2ms間隔等の所定時間毎に更新される内部乱数
カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当り図
柄乱数カウンタ、複数の図柄乱数カウンタ、第1〜第3
の各変動パターン決定乱数カウンタCP1〜CP3等が
含まれている。以上のカウンタ群の他、普通図柄表示装
置35に関連する各種カウンタ等も用意されている。前
記テーブル群には、前記カウンタ群に関連付けられた状
態で、各種確定図柄、図柄変動態様等が予め記憶されて
いる。
【0058】なお、ラウンドカウンタは、特別役物33
のラウンド回数をカウントするためのものであり、入賞
カウンタは大入賞口43への遊技球Bの入賞個数をカウ
ントスイッチ73の検出結果に基づいてカウントするた
めのものである。また、保留カウンタは特別図柄表示装
置32の変動表示の保留回数をカウントするためのもの
である。内部乱数カウンタCIは、特別図柄表示装置3
2の表示部41で大当り状態を発生させるか否かを決定
するためのものである。また、外れリーチ乱数カウンタ
COは前記表示部41でリーチ状態を経るものの大当り
状態を発生させない外れリーチ状態時の表示を行うか否
かを決定するためのものである。さらに、大当り図柄乱
数カウンタは前記表示部41での大当り図柄を決定する
ためのものである。複数の図柄乱数カウンタは各特別図
柄列61〜63の特別確定図柄を何にするかを決定する
ためのものであり、リーチ状態を経ない外れ図柄と前記
外れリーチ状態時の外れリーチ図柄との決定の際に用い
られる。第1〜第3の各変動パターン決定乱数カウンタ
CP1〜CP3は、前記表示部41で行われるリーチ等
の図柄変動パターンを決定するものである。
のラウンド回数をカウントするためのものであり、入賞
カウンタは大入賞口43への遊技球Bの入賞個数をカウ
ントスイッチ73の検出結果に基づいてカウントするた
めのものである。また、保留カウンタは特別図柄表示装
置32の変動表示の保留回数をカウントするためのもの
である。内部乱数カウンタCIは、特別図柄表示装置3
2の表示部41で大当り状態を発生させるか否かを決定
するためのものである。また、外れリーチ乱数カウンタ
COは前記表示部41でリーチ状態を経るものの大当り
状態を発生させない外れリーチ状態時の表示を行うか否
かを決定するためのものである。さらに、大当り図柄乱
数カウンタは前記表示部41での大当り図柄を決定する
ためのものである。複数の図柄乱数カウンタは各特別図
柄列61〜63の特別確定図柄を何にするかを決定する
ためのものであり、リーチ状態を経ない外れ図柄と前記
外れリーチ状態時の外れリーチ図柄との決定の際に用い
られる。第1〜第3の各変動パターン決定乱数カウンタ
CP1〜CP3は、前記表示部41で行われるリーチ等
の図柄変動パターンを決定するものである。
【0059】ここで、前記各変動パターン決定乱数カウ
ンタCP1〜CP3について詳しく説明する。図4に示
すように、表示部41で演出される図柄変動パターンの
種別としては、前記ノーマルリーチを演出するノーマル
リーチパターンと、前記スーパーリーチを演出するスー
パーリーチパターンと、リーチ状態を経ることなく一旦
外れ図柄が表示されてその後再変動を行う前記非リーチ
後変動パターンと、リーチ状態を経ることもその後再変
動を行うこともない非リーチパターンとが用意されてい
る。
ンタCP1〜CP3について詳しく説明する。図4に示
すように、表示部41で演出される図柄変動パターンの
種別としては、前記ノーマルリーチを演出するノーマル
リーチパターンと、前記スーパーリーチを演出するスー
パーリーチパターンと、リーチ状態を経ることなく一旦
外れ図柄が表示されてその後再変動を行う前記非リーチ
後変動パターンと、リーチ状態を経ることもその後再変
動を行うこともない非リーチパターンとが用意されてい
る。
【0060】第1変動パターン決定乱数カウンタCP1
は、大当り状態となる場合、即ち内部乱数カウンタCI
によって大当り乱数値が導き出された場合に用いられる
ように設定されたカウンタである。そして、スーパーリ
ーチパターンと非リーチ後変動パターンとのいずれかが
選定される確率が高くなるように、即ち大当りとなる場
合の大半がスーパーリーチパターン或いは非リーチ後変
動パターンを経るように設定されている。なお、ここで
はスーパーリーチパターンと非リーチ後変動パターンと
がほぼ同一の確率で選定されるように設定されている
が、この確率は個々の選出される乱数値を変更すること
で適宜調節可能である。また、ノーマルリーチパターン
が選定される確率は前記スーパーリーチパターンや非リ
ーチ後変動パターンが選定される確率よりも遙かに低
く、即ち大当り時には稀にノーマルリーチパターンが発
生するように設定されている。なお、第1変動パターン
決定乱数カウンタCP1は大当り状態となる場合に用い
られるものであるため、非リーチパターンは選定されな
いように設定されている。
は、大当り状態となる場合、即ち内部乱数カウンタCI
によって大当り乱数値が導き出された場合に用いられる
ように設定されたカウンタである。そして、スーパーリ
ーチパターンと非リーチ後変動パターンとのいずれかが
選定される確率が高くなるように、即ち大当りとなる場
合の大半がスーパーリーチパターン或いは非リーチ後変
動パターンを経るように設定されている。なお、ここで
はスーパーリーチパターンと非リーチ後変動パターンと
がほぼ同一の確率で選定されるように設定されている
が、この確率は個々の選出される乱数値を変更すること
で適宜調節可能である。また、ノーマルリーチパターン
が選定される確率は前記スーパーリーチパターンや非リ
ーチ後変動パターンが選定される確率よりも遙かに低
く、即ち大当り時には稀にノーマルリーチパターンが発
生するように設定されている。なお、第1変動パターン
決定乱数カウンタCP1は大当り状態となる場合に用い
られるものであるため、非リーチパターンは選定されな
いように設定されている。
【0061】第2変動パターン決定乱数カウンタCP2
は、外れリーチ状態となる場合、即ち内部乱数カウンタ
CIによって大当り乱数値以外が導き出されるとともに
外れリーチ乱数カウンタCOによって外れリーチ乱数値
が導き出された場合に用いられるように設定されたカウ
ンタである。そして、必ずノーマルリーチパターンとス
ーパーリーチパターンとのいずれかが選定されるように
設定され、しかもスーパーリーチパターンよりもノーマ
ルリーチパターンが選定される確率の方が高くなるよう
に設定されている。なお、第2変動パターン決定乱数カ
ウンタCP2は外れリーチ状態となる場合に用いられる
ものであるため、非リーチ後変動パターンや非リーチパ
ターンは選定されないように設定されている。
は、外れリーチ状態となる場合、即ち内部乱数カウンタ
CIによって大当り乱数値以外が導き出されるとともに
外れリーチ乱数カウンタCOによって外れリーチ乱数値
が導き出された場合に用いられるように設定されたカウ
ンタである。そして、必ずノーマルリーチパターンとス
ーパーリーチパターンとのいずれかが選定されるように
設定され、しかもスーパーリーチパターンよりもノーマ
ルリーチパターンが選定される確率の方が高くなるよう
に設定されている。なお、第2変動パターン決定乱数カ
ウンタCP2は外れリーチ状態となる場合に用いられる
ものであるため、非リーチ後変動パターンや非リーチパ
ターンは選定されないように設定されている。
【0062】第3変動パターン決定乱数カウンタCP3
は、外れ状態となる場合、即ち内部乱数カウンタCIに
よって大当り乱数値以外が導き出されるとともに外れリ
ーチ乱数カウンタCOによって外れリーチ乱数値以外が
導き出された場合に用いられるように設定されたカウン
タである。そして、必ず非リーチ後変動パターンと非リ
ーチパターンとのいずれかが選定されるように設定さ
れ、しかも非リーチ後変動パターンよりも非リーチパタ
ーンが選定される確率の方が高くなるように設定されて
いる。なお、第3変動パターン決定乱数カウンタCP3
はリーチ状態を経ない外れ状態となる場合に用いられる
ものであるため、ノーマルリーチパターンやスーパーリ
ーチパターンは選定されないように設定されている。
は、外れ状態となる場合、即ち内部乱数カウンタCIに
よって大当り乱数値以外が導き出されるとともに外れリ
ーチ乱数カウンタCOによって外れリーチ乱数値以外が
導き出された場合に用いられるように設定されたカウン
タである。そして、必ず非リーチ後変動パターンと非リ
ーチパターンとのいずれかが選定されるように設定さ
れ、しかも非リーチ後変動パターンよりも非リーチパタ
ーンが選定される確率の方が高くなるように設定されて
いる。なお、第3変動パターン決定乱数カウンタCP3
はリーチ状態を経ない外れ状態となる場合に用いられる
ものであるため、ノーマルリーチパターンやスーパーリ
ーチパターンは選定されないように設定されている。
【0063】CPUはROMの前記カウンタ群やテーブ
ル群を含む制御プログラム等に従って各種演算処理を実
行する。RAMには、CPUによる演算結果、例えば前
記ラウンドカウンタに基づく現在のラウンド数、前記保
留カウンタに基づく現在の保留球数、前記入賞カウンタ
に基づく大入賞口43への入賞球数、前記内部乱数カウ
ンタCIに基づく大当りフラグの値、前記外れリーチ乱
数カウンタCOに基づく外れリーチフラグの値、大当り
フラグが立っている場合には前記大当り図柄乱数カウン
タに基づく大当り図柄、前記複数の図柄乱数カウンタに
基づく外れ図柄及び外れリーチ図柄、前記各変動パター
ン決定乱数カウンタCP1〜CP3に基づく図柄変動パ
ターン等が一時的に記憶される。
ル群を含む制御プログラム等に従って各種演算処理を実
行する。RAMには、CPUによる演算結果、例えば前
記ラウンドカウンタに基づく現在のラウンド数、前記保
留カウンタに基づく現在の保留球数、前記入賞カウンタ
に基づく大入賞口43への入賞球数、前記内部乱数カウ
ンタCIに基づく大当りフラグの値、前記外れリーチ乱
数カウンタCOに基づく外れリーチフラグの値、大当り
フラグが立っている場合には前記大当り図柄乱数カウン
タに基づく大当り図柄、前記複数の図柄乱数カウンタに
基づく外れ図柄及び外れリーチ図柄、前記各変動パター
ン決定乱数カウンタCP1〜CP3に基づく図柄変動パ
ターン等が一時的に記憶される。
【0064】前記表示部41に係る大当り状態、外れリ
ーチ状態、外れ状態、それら各状態時の特別確定図柄や
図柄変動パターン等は、特別図柄作動口31に遊技球B
が入賞されて特別図柄作動口用スイッチ71によって検
出されたタイミング、或いはそのタイミングに相関のあ
る所定のタイミングによって導き出される。なお、特別
確定図柄等は表示部41における図柄変動直前に決定さ
れるものであってもよく、このようにしておけば保留状
態のものに対して図柄情報を記憶しておく必要がなくな
って記憶領域を無駄に使用する必要がなくなる。
ーチ状態、外れ状態、それら各状態時の特別確定図柄や
図柄変動パターン等は、特別図柄作動口31に遊技球B
が入賞されて特別図柄作動口用スイッチ71によって検
出されたタイミング、或いはそのタイミングに相関のあ
る所定のタイミングによって導き出される。なお、特別
確定図柄等は表示部41における図柄変動直前に決定さ
れるものであってもよく、このようにしておけば保留状
態のものに対して図柄情報を記憶しておく必要がなくな
って記憶領域を無駄に使用する必要がなくなる。
【0065】さて、遊技者により操作ハンドル13が操
作されると、上受け皿8上の遊技球Bが前面板9に設け
られた打球自動供給装置へ順次供給され、その遊技球B
がモータ及び打球杆等を含む打球発射装置の弾発動作に
よって、誘導レール21に沿って遊技盤5の遊技領域2
2へと発射される。遊技領域22へ導かれた遊技球Bは
ランダムに落下していき、例えば普通図柄作動口34に
入賞する。この入賞は普通図柄作動用スイッチ74によ
って検出され、その検出結果が制御装置81に入力され
る。すると、制御装置81は普通図柄表示装置35の普
通図柄表示部51を変動表示させ、その後、図柄の変動
を停止させて普通確定図柄を表示させる。その表示結果
が特定図柄「7」である場合には、制御装置81は普通
役物36の羽根53を予め決められた態様で開放させ
る。これにより、特別図柄作動口31への遊技球Bの入
賞確率が高められる。一方、普通図柄表示部51の表示
結果が特定図柄「7」以外である場合には普通役物36
の羽根53は開放されないが、その場合でも入賞確率は
前記開放状態よりは低いものの特別図柄作動口31への
遊技球Bの入賞は可能である。なお、普通図柄表示部5
1の図柄確定前に再度普通図柄作動口34に遊技球Bが
入賞すると、保留状態として保留ランプ52が保留個数
分だけ点灯される。この点灯状態は、保留状態のものが
消化されるにつれて順次消灯される。
作されると、上受け皿8上の遊技球Bが前面板9に設け
られた打球自動供給装置へ順次供給され、その遊技球B
がモータ及び打球杆等を含む打球発射装置の弾発動作に
よって、誘導レール21に沿って遊技盤5の遊技領域2
2へと発射される。遊技領域22へ導かれた遊技球Bは
ランダムに落下していき、例えば普通図柄作動口34に
入賞する。この入賞は普通図柄作動用スイッチ74によ
って検出され、その検出結果が制御装置81に入力され
る。すると、制御装置81は普通図柄表示装置35の普
通図柄表示部51を変動表示させ、その後、図柄の変動
を停止させて普通確定図柄を表示させる。その表示結果
が特定図柄「7」である場合には、制御装置81は普通
役物36の羽根53を予め決められた態様で開放させ
る。これにより、特別図柄作動口31への遊技球Bの入
賞確率が高められる。一方、普通図柄表示部51の表示
結果が特定図柄「7」以外である場合には普通役物36
の羽根53は開放されないが、その場合でも入賞確率は
前記開放状態よりは低いものの特別図柄作動口31への
遊技球Bの入賞は可能である。なお、普通図柄表示部5
1の図柄確定前に再度普通図柄作動口34に遊技球Bが
入賞すると、保留状態として保留ランプ52が保留個数
分だけ点灯される。この点灯状態は、保留状態のものが
消化されるにつれて順次消灯される。
【0066】また、遊技領域22をランダムに落下して
いく遊技球Bが前記特定図柄作動口31に入賞される
と、この入賞は特別図柄作動口用スイッチ71によって
検出され、その検出結果が制御装置81に入力される。
すると、制御装置81は前記各乱数カウンタに基づい
て、大当り状態か否か、外れリーチ状態か否か、大当り
状態であれば大当り図柄は何か、外れリーチ状態であれ
ば外れリーチ図柄は何か、大当り状態でも外れリーチ状
態でもない外れ状態であれば外れ図柄は何か、大当り状
態等の夫々の状態において図柄変動パターンは何か等の
判断を行う。その後、制御装置81は、特別図柄表示装
置32における表示部41の各特別図柄列61〜63を
一斉に又は時間差をもって変動表示させ、最終的に特別
図柄の変動を停止させて特別確定図柄を表示させる。表
示部41の図柄確定前に再度特別図柄作動口31に遊技
球Bが入賞すると、保留状態として保留ランプ42が保
留個数分だけ点灯される。この点灯状態は、保留状態の
ものが消化されるにつれて順次消灯される。
いく遊技球Bが前記特定図柄作動口31に入賞される
と、この入賞は特別図柄作動口用スイッチ71によって
検出され、その検出結果が制御装置81に入力される。
すると、制御装置81は前記各乱数カウンタに基づい
て、大当り状態か否か、外れリーチ状態か否か、大当り
状態であれば大当り図柄は何か、外れリーチ状態であれ
ば外れリーチ図柄は何か、大当り状態でも外れリーチ状
態でもない外れ状態であれば外れ図柄は何か、大当り状
態等の夫々の状態において図柄変動パターンは何か等の
判断を行う。その後、制御装置81は、特別図柄表示装
置32における表示部41の各特別図柄列61〜63を
一斉に又は時間差をもって変動表示させ、最終的に特別
図柄の変動を停止させて特別確定図柄を表示させる。表
示部41の図柄確定前に再度特別図柄作動口31に遊技
球Bが入賞すると、保留状態として保留ランプ42が保
留個数分だけ点灯される。この点灯状態は、保留状態の
ものが消化されるにつれて順次消灯される。
【0067】表示部41の特別確定図柄が大当り図柄で
ある場合には、パチンコ機1において特別遊技状態が発
生する。この特別遊技状態においては、制御装置81は
特別役物36を所定の態様で作動させる。即ち、まず最
初に開閉用ソレノイド45を駆動制御することによりシ
ャッタ44を開放させる。そして、遊技球Bが1個でも
継続入賞ゾーンを通過すると継続検出用スイッチ72が
それを検出して制御装置81に検出結果を入力する。す
ると、制御装置81は傾動用ソレノイド47を駆動制御
してシーソー46を普通入賞ゾーン側へ傾動させ、それ
以降大入賞口43に入賞された遊技球Bは全て普通入賞
ゾーンへと導かれる。前記シャッタ44の開放状態は、
カウントスイッチ73により大入賞口43へ入賞された
遊技球Bの数が所定数(例えば10個)になるか開放時
から所定時間(例えば30秒)経過するまで行われ、そ
の後閉鎖される。このシャッター44の閉鎖時には再び
シーソー46が継続入賞ゾーン側へ傾動復帰される。以
上のシャッタ44の開閉動作が大当り状態時の1ラウン
ドであり、ラウンド中における遊技球Bの継続入賞ゾー
ンへの通過を必要条件として同様のラウンドが繰り返さ
れる。一方、継続検出用スイッチ72によって遊技球B
の継続入賞ゾーン通過が検出されない場合は当該ラウン
ドで特別遊技状態が終了するように制御される。なお、
ラウンド数は例えば16ラウンドといった複数ラウンド
備えられているが、例えば1ラウンドで特別遊技状態を
終了するような制御が行われるようにしてもよい。この
ような特別遊技状態を消化することによって遊技者は多
数の景品球を獲得することができる。
ある場合には、パチンコ機1において特別遊技状態が発
生する。この特別遊技状態においては、制御装置81は
特別役物36を所定の態様で作動させる。即ち、まず最
初に開閉用ソレノイド45を駆動制御することによりシ
ャッタ44を開放させる。そして、遊技球Bが1個でも
継続入賞ゾーンを通過すると継続検出用スイッチ72が
それを検出して制御装置81に検出結果を入力する。す
ると、制御装置81は傾動用ソレノイド47を駆動制御
してシーソー46を普通入賞ゾーン側へ傾動させ、それ
以降大入賞口43に入賞された遊技球Bは全て普通入賞
ゾーンへと導かれる。前記シャッタ44の開放状態は、
カウントスイッチ73により大入賞口43へ入賞された
遊技球Bの数が所定数(例えば10個)になるか開放時
から所定時間(例えば30秒)経過するまで行われ、そ
の後閉鎖される。このシャッター44の閉鎖時には再び
シーソー46が継続入賞ゾーン側へ傾動復帰される。以
上のシャッタ44の開閉動作が大当り状態時の1ラウン
ドであり、ラウンド中における遊技球Bの継続入賞ゾー
ンへの通過を必要条件として同様のラウンドが繰り返さ
れる。一方、継続検出用スイッチ72によって遊技球B
の継続入賞ゾーン通過が検出されない場合は当該ラウン
ドで特別遊技状態が終了するように制御される。なお、
ラウンド数は例えば16ラウンドといった複数ラウンド
備えられているが、例えば1ラウンドで特別遊技状態を
終了するような制御が行われるようにしてもよい。この
ような特別遊技状態を消化することによって遊技者は多
数の景品球を獲得することができる。
【0068】ここで、制御装置81のCPUによって実
行される各種ルーチンの一部として設定されている「図
柄変動処理ルーチン」の概略について、図5に示すフロ
ーチャートをもとに説明する。前記図柄変動処理ルーチ
ンは、大当り状態等の各種状態に応じて特別確定図柄の
決定や図柄変動パターンの決定や表示部41の図柄変動
処理を行うためのルーチンであり、図柄変動開始直前に
行われる。なお、電源立ち上げ時には、制御装置81に
よる別処理によって、図3(a1)に示すように初期画
面が表示部41に表示される。
行される各種ルーチンの一部として設定されている「図
柄変動処理ルーチン」の概略について、図5に示すフロ
ーチャートをもとに説明する。前記図柄変動処理ルーチ
ンは、大当り状態等の各種状態に応じて特別確定図柄の
決定や図柄変動パターンの決定や表示部41の図柄変動
処理を行うためのルーチンであり、図柄変動開始直前に
行われる。なお、電源立ち上げ時には、制御装置81に
よる別処理によって、図3(a1)に示すように初期画
面が表示部41に表示される。
【0069】この図柄変動処理ルーチンでは、まずステ
ップS1において、内部乱数カウンタCIの値が大当り
値であるか否かが判定される。そして、内部乱数カウン
タCIの値が大当り値であると判定された場合には、ス
テップS2において大当り図柄乱数カウンタを用いた所
定の大当り図柄決定処理が行われ、所定の大当り図柄が
特別確定図柄としてRAMに記憶される。その後、ステ
ップS3へ移行し、大当り状態となる場合の変動パター
ン決定処理が行われる。即ち、図4に示す第1変動パタ
ーン決定乱数カウンタCP1に基づき、ノーマルリーチ
パターン、スーパーリーチパターン又は非リーチ後変動
パターンのいずれかが選定され、その選定された変動パ
ターンがRAMに記憶される。
ップS1において、内部乱数カウンタCIの値が大当り
値であるか否かが判定される。そして、内部乱数カウン
タCIの値が大当り値であると判定された場合には、ス
テップS2において大当り図柄乱数カウンタを用いた所
定の大当り図柄決定処理が行われ、所定の大当り図柄が
特別確定図柄としてRAMに記憶される。その後、ステ
ップS3へ移行し、大当り状態となる場合の変動パター
ン決定処理が行われる。即ち、図4に示す第1変動パタ
ーン決定乱数カウンタCP1に基づき、ノーマルリーチ
パターン、スーパーリーチパターン又は非リーチ後変動
パターンのいずれかが選定され、その選定された変動パ
ターンがRAMに記憶される。
【0070】一方、ステップS1において、内部乱数カ
ウンタCIの値が大当り値でないと判定された場合に
は、ステップS4において、外れリーチ乱数カウンタC
Oの値が外れリーチ値であるか否かが判定される。そし
て、外れリーチ乱数カウンタCOの値が外れリーチ値で
あると判定された場合には、ステップS5において複数
の図柄乱数カウンタを用いた所定の外れリーチ図柄決定
処理が行われ、所定の外れリーチ図柄が特別確定図柄と
してRAMに記憶される。その後、ステップS6へ移行
し、外れリーチ状態となる場合の変動パターン決定処理
が行われる。即ち、図4に示す第2変動パターン決定乱
数カウンタCP2に基づき、ノーマルリーチパターン又
はスーパーリーチパターンのいずれかが選定され、その
選定された変動パターンがRAMに記憶される。
ウンタCIの値が大当り値でないと判定された場合に
は、ステップS4において、外れリーチ乱数カウンタC
Oの値が外れリーチ値であるか否かが判定される。そし
て、外れリーチ乱数カウンタCOの値が外れリーチ値で
あると判定された場合には、ステップS5において複数
の図柄乱数カウンタを用いた所定の外れリーチ図柄決定
処理が行われ、所定の外れリーチ図柄が特別確定図柄と
してRAMに記憶される。その後、ステップS6へ移行
し、外れリーチ状態となる場合の変動パターン決定処理
が行われる。即ち、図4に示す第2変動パターン決定乱
数カウンタCP2に基づき、ノーマルリーチパターン又
はスーパーリーチパターンのいずれかが選定され、その
選定された変動パターンがRAMに記憶される。
【0071】また、ステップS4において、外れリーチ
乱数カウンタCOの値が外れリーチ値でないと判定され
た場合には、ステップS7において複数の図柄乱数カウ
ンタを用いた所定の外れ図柄決定処理が行われ、所定の
外れ図柄が特別確定図柄としてRAMに記憶される。そ
の後、ステップS8へ移行し、外れ状態となる場合の変
動パターン決定処理が行われる。即ち、図4に示す第3
変動パターン決定乱数カウンタCP3に基づき、非リー
チ後変動パターン又は非リーチパターンのいずれかが選
定され、その選定された変動パターンがRAMに記憶さ
れる。
乱数カウンタCOの値が外れリーチ値でないと判定され
た場合には、ステップS7において複数の図柄乱数カウ
ンタを用いた所定の外れ図柄決定処理が行われ、所定の
外れ図柄が特別確定図柄としてRAMに記憶される。そ
の後、ステップS8へ移行し、外れ状態となる場合の変
動パターン決定処理が行われる。即ち、図4に示す第3
変動パターン決定乱数カウンタCP3に基づき、非リー
チ後変動パターン又は非リーチパターンのいずれかが選
定され、その選定された変動パターンがRAMに記憶さ
れる。
【0072】上記ステップS3、S6又はS8の変動パ
ターン決定処理が行われた後、ステップS9にて表示部
41の図柄変動処理が実行される。即ち、表示部41に
おいて、今までのステップにて決定された変動パターン
で図柄を変動させ、その後、今までのステップにて決定
された特別確定図柄を表示する。
ターン決定処理が行われた後、ステップS9にて表示部
41の図柄変動処理が実行される。即ち、表示部41に
おいて、今までのステップにて決定された変動パターン
で図柄を変動させ、その後、今までのステップにて決定
された特別確定図柄を表示する。
【0073】上記ステップ1,2,3を経た場合の表示
部41の図柄変動態様については、第1変動パターン決
定乱数カウンタCP1にてノーマルリーチ或いはスーパ
ーリーチを演出する旨の乱数値を得た場合の一例を、図
3(a1)〜(a4)に示した。即ち、この例では、図
3(a3)のように第1特別図柄列61と第3特別図柄
列63とが同一図柄(「3」)で一旦停止され、残る第
2特別図柄列62のスクロール変動速度が比較的遅くな
ったリーチ状態となり、その後、図3(a4)に示すよ
うに第2特別図柄列62が既に一旦停止されている他の
特別図柄列61,63の特別図柄と同一の特別図柄
(「3」)で一旦停止される。なお、上記リーチ状態と
しては、ノーマルリーチの他、スーパーリーチである場
合もある。
部41の図柄変動態様については、第1変動パターン決
定乱数カウンタCP1にてノーマルリーチ或いはスーパ
ーリーチを演出する旨の乱数値を得た場合の一例を、図
3(a1)〜(a4)に示した。即ち、この例では、図
3(a3)のように第1特別図柄列61と第3特別図柄
列63とが同一図柄(「3」)で一旦停止され、残る第
2特別図柄列62のスクロール変動速度が比較的遅くな
ったリーチ状態となり、その後、図3(a4)に示すよ
うに第2特別図柄列62が既に一旦停止されている他の
特別図柄列61,63の特別図柄と同一の特別図柄
(「3」)で一旦停止される。なお、上記リーチ状態と
しては、ノーマルリーチの他、スーパーリーチである場
合もある。
【0074】また、上記ステップ1,2,3を経た場合
の表示部41の図柄表示態様として、第1変動パターン
決定乱数カウンタCP1にて非リーチ後変動を演出する
旨の乱数値を得た場合の一例を、図3(b1)〜(b
4)に示した。即ち、この例では、図3(b2)に示す
ように第1特別図柄列61と第3特別図柄列63とが異
なる特別図柄(「2」と「4」)で一旦停止され、その
後第2特別図柄列62がリーチ状態を経ることなく適当
な特別図柄(「3」)で一旦停止されて外れ図柄
(「2」「3」「4」)を一旦表示する。次に図3(b
3)に示すように第2特別図柄列62の一旦停止されて
いる特別図柄(「3」)をスクロールさせることなく第
1特別図柄列61と第3特別図柄列63とを互いに逆方
向にスクロール変動表示し、最終的に図3(b4)に示
すように全特別図柄列61〜63を同一の特別図柄
(「3」「3」「3」)で停止表示する。
の表示部41の図柄表示態様として、第1変動パターン
決定乱数カウンタCP1にて非リーチ後変動を演出する
旨の乱数値を得た場合の一例を、図3(b1)〜(b
4)に示した。即ち、この例では、図3(b2)に示す
ように第1特別図柄列61と第3特別図柄列63とが異
なる特別図柄(「2」と「4」)で一旦停止され、その
後第2特別図柄列62がリーチ状態を経ることなく適当
な特別図柄(「3」)で一旦停止されて外れ図柄
(「2」「3」「4」)を一旦表示する。次に図3(b
3)に示すように第2特別図柄列62の一旦停止されて
いる特別図柄(「3」)をスクロールさせることなく第
1特別図柄列61と第3特別図柄列63とを互いに逆方
向にスクロール変動表示し、最終的に図3(b4)に示
すように全特別図柄列61〜63を同一の特別図柄
(「3」「3」「3」)で停止表示する。
【0075】上記ステップ1,4,5,6を経た場合の
表示部41の図柄変動態様については、第2変動パター
ン決定乱数カウンタCP2にてノーマルリーチ或いはス
ーパーリーチを演出する旨の乱数値を得た場合の演出の
みがある。そして、この場合では、図3(a2)及び図
3(a3)に示すようにノーマルリーチ或いはスーパー
リーチが演出されるものの、最終的には第2特別図柄列
62の特別図柄が他の一旦停止されている特別図柄
(「3」)とは異なる図柄で停止されることとなる。即
ち、ノーマルリーチ或いスーパーリーチを経るものの、
最終的には大当り図柄とはならない。
表示部41の図柄変動態様については、第2変動パター
ン決定乱数カウンタCP2にてノーマルリーチ或いはス
ーパーリーチを演出する旨の乱数値を得た場合の演出の
みがある。そして、この場合では、図3(a2)及び図
3(a3)に示すようにノーマルリーチ或いはスーパー
リーチが演出されるものの、最終的には第2特別図柄列
62の特別図柄が他の一旦停止されている特別図柄
(「3」)とは異なる図柄で停止されることとなる。即
ち、ノーマルリーチ或いスーパーリーチを経るものの、
最終的には大当り図柄とはならない。
【0076】上記ステップ1,4,7,8を経た場合の
表示部41の図柄変動態様については、第3変動パター
ン決定乱数カウンタCP3にて非リーチを演出する旨の
乱数値を得る場合が多い。この場合、図3(b1)〜
(b2)に示すように第1特別図柄列61と第3特別図
柄列63とが異なる特別図柄(「2」と「4」)で停止
され、その後第2特別図柄列62がリーチ状態を経るこ
となく適当な特別図柄(「3」)で一旦停止されて、こ
の時点で全特別図柄列61〜63が再変動することなく
そのまま確定される。
表示部41の図柄変動態様については、第3変動パター
ン決定乱数カウンタCP3にて非リーチを演出する旨の
乱数値を得る場合が多い。この場合、図3(b1)〜
(b2)に示すように第1特別図柄列61と第3特別図
柄列63とが異なる特別図柄(「2」と「4」)で停止
され、その後第2特別図柄列62がリーチ状態を経るこ
となく適当な特別図柄(「3」)で一旦停止されて、こ
の時点で全特別図柄列61〜63が再変動することなく
そのまま確定される。
【0077】また、上記ステップ1,4,7,8を経た
場合の図柄変動態様については、第3変動パターン決定
乱数カウンタCP3にて非リーチ後変動を演出する旨の
乱数値を得る場合もある。この演出は上記非リーチの演
出よりも出現率が低い。この場合は、図3(b2)のよ
うに一旦各特別図柄が停止された後に、所定の特別図柄
列が図3(b3)に示すように再変動を開始するもの
の、最終的にはリーチ状態を経ることなく且つ大当り図
柄ともならない。
場合の図柄変動態様については、第3変動パターン決定
乱数カウンタCP3にて非リーチ後変動を演出する旨の
乱数値を得る場合もある。この演出は上記非リーチの演
出よりも出現率が低い。この場合は、図3(b2)のよ
うに一旦各特別図柄が停止された後に、所定の特別図柄
列が図3(b3)に示すように再変動を開始するもの
の、最終的にはリーチ状態を経ることなく且つ大当り図
柄ともならない。
【0078】以上説明したとおり、この実施の形態によ
れば、表示部41における変動パターン種別として、外
れ図柄で一旦停止した後に各特別図柄列61〜63の一
部が再変動する非リーチ後変動パターンを有しているの
で、毎回の図柄変動において各特別図柄列61〜63の
各特別図柄が外れ図柄で一旦停止しても再度変動するか
もしれないという期待感を遊技者に与える結果、遊技者
は常に図柄変動を注視することとなって、遊技に退屈感
を感じさせることがなくなる。
れば、表示部41における変動パターン種別として、外
れ図柄で一旦停止した後に各特別図柄列61〜63の一
部が再変動する非リーチ後変動パターンを有しているの
で、毎回の図柄変動において各特別図柄列61〜63の
各特別図柄が外れ図柄で一旦停止しても再度変動するか
もしれないという期待感を遊技者に与える結果、遊技者
は常に図柄変動を注視することとなって、遊技に退屈感
を感じさせることがなくなる。
【0079】また、表示部41にて非リーチ後変動パタ
ーンでの図柄変動が行われても、必ず大当り図柄で確定
するものとせず、最終的に外れ図柄で確定される場合も
含んでいるので、外れ図柄で一旦停止された後に再変動
した場合の大当りを期待する高揚感を遊技者に付与こと
ができる。
ーンでの図柄変動が行われても、必ず大当り図柄で確定
するものとせず、最終的に外れ図柄で確定される場合も
含んでいるので、外れ図柄で一旦停止された後に再変動
した場合の大当りを期待する高揚感を遊技者に付与こと
ができる。
【0080】次に、他の実施の形態について説明する。
【0081】(a)「遊技に際して第1条件を満たした
とき、少なくとも特別遊技状態終了後に第2条件が成立
するまでの間、遊技者に付加価値を付与し得る特殊状態
を継続させるようにした遊技機。」ここでいう特殊状態
とは、例えば確率変動モード(確変モード)を備えた遊
技機においてその確変モードに突入した状態を指す。こ
の確変モードとしては、(1)普通図柄表示部51に
「7」といった特定図柄が確定図柄として表示される確
率を通常時に比べて高めて普通役物36が作動する機会
を増やすこと、(2)普通図柄表示部51における各回
の図柄確定までの変動時間を短くすることで普通役物3
6が作動する機会を増やすこと、(3)普通役物36に
よる開放時間の総計を長くして遊技球Bの入賞確率を高
めること、(4)特別図柄表示装置32の表示部41の
図柄変動時間を短くすること、(5)大当り期待値が通
常モードに比べて高くなること、等が挙げられる。確変
モードとは、通常、少なくとも上記(5)を備えたもの
を指すが、ここでは所謂時間短縮モード(時短モード)
等も確変モードの概念の一つとみなし、上記(1)乃至
(5)のうち1つ或いは複数の組合せのどの形態を用い
てもよい。ここで、前記第1の条件としては、例えば表
示部41の特別確定図柄が大当り図柄のうちから予め定
められた所定図柄である場合を条件としたり、別の表示
或いは報知があったときを条件としたり、特別遊技状態
の発生のみを条件としてもよい。前記第2の条件として
は、例えば表示部41の特別確定図柄が大当り図柄のう
ちから予め定められた所定図柄である場合を条件とした
り、別の表示或いは報知があったときを条件としたり、
次回或いは予め定めた複数回の特別遊技状態の発生のみ
を条件としたり、特別図柄表示領域61の変動回数が所
定回数となるまでを条件としたり、所定の入賞口へ遊技
球Bが入賞するまでを条件としたり、例えば特別確定図
柄が予め定められた所定図柄となるまでを条件とした
り、リーチ状態が1回又は予め定められた複数回発生す
るまでを条件としてもよい。勿論、第1の条件や第2の
条件として、以上説明したような複数の条件を組み合わ
せたものとしてもよいし、他の条件を設定しておいても
よい。上記確変モードへの突入率や継続率などは適宜設
定すればよいが、偶発的要因を強調するためには乱数取
得によって所定確率にてランダムに確変モードへの突入
又は継続が行われるようにしておくことが好ましい。ま
た、上記確変モード突入後にはいわゆるリミッタ制御さ
れるものとして所定回数の特別遊技状態が発生した後に
は強制的に通常モードに復帰されるようにすることが、
遊技者にとっての射幸心を抑制するために好ましい制御
態様である。
とき、少なくとも特別遊技状態終了後に第2条件が成立
するまでの間、遊技者に付加価値を付与し得る特殊状態
を継続させるようにした遊技機。」ここでいう特殊状態
とは、例えば確率変動モード(確変モード)を備えた遊
技機においてその確変モードに突入した状態を指す。こ
の確変モードとしては、(1)普通図柄表示部51に
「7」といった特定図柄が確定図柄として表示される確
率を通常時に比べて高めて普通役物36が作動する機会
を増やすこと、(2)普通図柄表示部51における各回
の図柄確定までの変動時間を短くすることで普通役物3
6が作動する機会を増やすこと、(3)普通役物36に
よる開放時間の総計を長くして遊技球Bの入賞確率を高
めること、(4)特別図柄表示装置32の表示部41の
図柄変動時間を短くすること、(5)大当り期待値が通
常モードに比べて高くなること、等が挙げられる。確変
モードとは、通常、少なくとも上記(5)を備えたもの
を指すが、ここでは所謂時間短縮モード(時短モード)
等も確変モードの概念の一つとみなし、上記(1)乃至
(5)のうち1つ或いは複数の組合せのどの形態を用い
てもよい。ここで、前記第1の条件としては、例えば表
示部41の特別確定図柄が大当り図柄のうちから予め定
められた所定図柄である場合を条件としたり、別の表示
或いは報知があったときを条件としたり、特別遊技状態
の発生のみを条件としてもよい。前記第2の条件として
は、例えば表示部41の特別確定図柄が大当り図柄のう
ちから予め定められた所定図柄である場合を条件とした
り、別の表示或いは報知があったときを条件としたり、
次回或いは予め定めた複数回の特別遊技状態の発生のみ
を条件としたり、特別図柄表示領域61の変動回数が所
定回数となるまでを条件としたり、所定の入賞口へ遊技
球Bが入賞するまでを条件としたり、例えば特別確定図
柄が予め定められた所定図柄となるまでを条件とした
り、リーチ状態が1回又は予め定められた複数回発生す
るまでを条件としてもよい。勿論、第1の条件や第2の
条件として、以上説明したような複数の条件を組み合わ
せたものとしてもよいし、他の条件を設定しておいても
よい。上記確変モードへの突入率や継続率などは適宜設
定すればよいが、偶発的要因を強調するためには乱数取
得によって所定確率にてランダムに確変モードへの突入
又は継続が行われるようにしておくことが好ましい。ま
た、上記確変モード突入後にはいわゆるリミッタ制御さ
れるものとして所定回数の特別遊技状態が発生した後に
は強制的に通常モードに復帰されるようにすることが、
遊技者にとっての射幸心を抑制するために好ましい制御
態様である。
【0082】(b)「普通図柄表示部51又は表示部4
1において、確定図柄となるまでの図柄変動態様を複数
種設定した遊技機。」この場合、例えば、各表示部位5
1,61での図柄の変動は、単純に切り換え表示するこ
ととしたり、軸を中心にして回転変動表示することとし
たり、図柄をズームアップさせながら切換表示すること
としたり、図柄を潰れ又は伸長変形させながら切換表示
することとしたり、一旦停止されたように見える図柄に
ついて再変動処理を行うようにすることとする等の各種
の図柄変動態様のうちから複数種を適宜選定すればよ
い。
1において、確定図柄となるまでの図柄変動態様を複数
種設定した遊技機。」この場合、例えば、各表示部位5
1,61での図柄の変動は、単純に切り換え表示するこ
ととしたり、軸を中心にして回転変動表示することとし
たり、図柄をズームアップさせながら切換表示すること
としたり、図柄を潰れ又は伸長変形させながら切換表示
することとしたり、一旦停止されたように見える図柄に
ついて再変動処理を行うようにすることとする等の各種
の図柄変動態様のうちから複数種を適宜選定すればよ
い。
【0083】(c)乱数取得に関するカウンタ(内部乱
数カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当り
図柄乱数カウンタ、複数の図柄乱数カウンタ、リーチ種
別決定カウンタ、第1乃至第3の各変動パターン決定乱
数カウンタCP1〜CP3等)を適宜変更してもよい。
例えば、1つの乱数カウンタを用い、その値に基づき大
当り状態、外れリーチ状態等を決定してもよい。ここか
ら導出される技術思想は、「記憶手段に記憶された単一
の乱数カウンタから取得される乱数値に基づいて、表示
部41の図柄変動態様及び/又は特別確定図柄を決定す
るようにした遊技機」である。また、第1乃至第3の各
変動パターン決定乱数カウンタCP1〜CP3(これら
のカウンタのみを1つの乱数カウンタとしてもよい)を
他のカウンタ群と区別して別途設けるようにしてもよ
い。
数カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当り
図柄乱数カウンタ、複数の図柄乱数カウンタ、リーチ種
別決定カウンタ、第1乃至第3の各変動パターン決定乱
数カウンタCP1〜CP3等)を適宜変更してもよい。
例えば、1つの乱数カウンタを用い、その値に基づき大
当り状態、外れリーチ状態等を決定してもよい。ここか
ら導出される技術思想は、「記憶手段に記憶された単一
の乱数カウンタから取得される乱数値に基づいて、表示
部41の図柄変動態様及び/又は特別確定図柄を決定す
るようにした遊技機」である。また、第1乃至第3の各
変動パターン決定乱数カウンタCP1〜CP3(これら
のカウンタのみを1つの乱数カウンタとしてもよい)を
他のカウンタ群と区別して別途設けるようにしてもよ
い。
【0084】(d)上記実施の形態とは異なるタイプの
パチンコ機等として実施してもよい。例えば、一度大当
りすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大
当り状態が発生するまで、大当り期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施してもよい。また、大当り図柄が表示
された後に所定の領域に遊技球Bを入賞させることを必
要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施
してもよい。また、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン等の各種遊技機として実施すること
も可能である。なお、スロットマシンは、例えばコイン
を投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバ
ーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタ
ンを操作することにより図柄が停止されて確定される周
知のものである。従って、スロットマシンの基本概念と
しては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後
に確定図柄を表示する図柄表示手段を備え、始動用操作
手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄変動が
開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の
操作に起因して或いは所定時間経過することにより図柄
変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であ
ることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を
発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマ
シン」となる。
パチンコ機等として実施してもよい。例えば、一度大当
りすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大
当り状態が発生するまで、大当り期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施してもよい。また、大当り図柄が表示
された後に所定の領域に遊技球Bを入賞させることを必
要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施
してもよい。また、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン等の各種遊技機として実施すること
も可能である。なお、スロットマシンは、例えばコイン
を投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバ
ーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタ
ンを操作することにより図柄が停止されて確定される周
知のものである。従って、スロットマシンの基本概念と
しては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後
に確定図柄を表示する図柄表示手段を備え、始動用操作
手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄変動が
開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の
操作に起因して或いは所定時間経過することにより図柄
変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であ
ることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を
発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマ
シン」となる。
【0085】(e)「表示部41において特別確定図柄
が得られるまでの変動態様(点滅等も含む)に応じて特
別遊技状態が付与される期待値が異なること。」このよ
うに構成すれば、大当り図柄の変更だけではなく、図柄
変動態様にも興味が注がれ、遊技に厚みが増す。
が得られるまでの変動態様(点滅等も含む)に応じて特
別遊技状態が付与される期待値が異なること。」このよ
うに構成すれば、大当り図柄の変更だけではなく、図柄
変動態様にも興味が注がれ、遊技に厚みが増す。
【0086】(f)特別遊技状態発生時には特別役物3
3が作動して大入賞口43が開放される構成したが、そ
れに代えて、又はそれに加えて、連動式チューリップ等
の他の手段によって遊技者に有価価値を付与すること。
3が作動して大入賞口43が開放される構成したが、そ
れに代えて、又はそれに加えて、連動式チューリップ等
の他の手段によって遊技者に有価価値を付与すること。
【0087】(g)「表示部41又は/及び普通図柄表
示部51における図柄変動の保留数が最大保留個数であ
るとき又はそれに近づいたとき、表示部41又は/及び
普通図柄表示部51における図柄変動開始から確定まで
の時間(又は/及び図柄確定から次回の図柄変動開始ま
での時間)を短くすること。」このように構成すれば、
例えば特別図柄作動口31に遊技球Bが入賞する等のよ
うに図柄変動開始条件を満たした状態が無効にされる可
能性が低くなる。
示部51における図柄変動の保留数が最大保留個数であ
るとき又はそれに近づいたとき、表示部41又は/及び
普通図柄表示部51における図柄変動開始から確定まで
の時間(又は/及び図柄確定から次回の図柄変動開始ま
での時間)を短くすること。」このように構成すれば、
例えば特別図柄作動口31に遊技球Bが入賞する等のよ
うに図柄変動開始条件を満たした状態が無効にされる可
能性が低くなる。
【0088】(h)表示部41の表示色を、モード(例
えば、通常モードと確変モード)の相違や大当り期待値
の相違に応じて適宜切換制御して実施すること。このよ
うな色等の切換は、遊技状態が通常とは異なる状態であ
ることを遊技者に明確にする等の効果をもたらす。ここ
から導き出される技術思想としては、「図柄表示色を遊
技状態に応じて切換表示すること。」、「図柄表示色を
モードに応じて切換表示すること。」、「図柄表示色を
大当り期待値の相違に応じて切換表示すること。」など
がある。
えば、通常モードと確変モード)の相違や大当り期待値
の相違に応じて適宜切換制御して実施すること。このよ
うな色等の切換は、遊技状態が通常とは異なる状態であ
ることを遊技者に明確にする等の効果をもたらす。ここ
から導き出される技術思想としては、「図柄表示色を遊
技状態に応じて切換表示すること。」、「図柄表示色を
モードに応じて切換表示すること。」、「図柄表示色を
大当り期待値の相違に応じて切換表示すること。」など
がある。
【0089】(i)図3(b3)に示すように、一旦外
れ図柄で停止させた後の第1特別図柄列61と第3特別
図柄列63の再変動の際には、両図柄列61,63をス
クロール表示させたが、このスクロール表示に代え、図
柄を切り換える切換表示としてもよい。この場合は、一
瞬で図柄切り換えが行われ、一旦外れと思った瞬間に大
当り図柄となって、遊技者に最終的に与えられる満足感
を向上させることができる。
れ図柄で停止させた後の第1特別図柄列61と第3特別
図柄列63の再変動の際には、両図柄列61,63をス
クロール表示させたが、このスクロール表示に代え、図
柄を切り換える切換表示としてもよい。この場合は、一
瞬で図柄切り換えが行われ、一旦外れと思った瞬間に大
当り図柄となって、遊技者に最終的に与えられる満足感
を向上させることができる。
【0090】(j)非リーチ後変動パターンによる演出
時には、通常の外れ図柄での確定時と比べて特別な音や
光を発生しないようにすること。また、この場合、少な
くとも再変動前には特別な音や光を発生しないようにす
ることが好ましい。このようにすれば、事前に再変動が
行われることが遊技者に分かってしまうことで他の場合
には再変動しないということを認識させないようにで
き、常に図柄変動に興味を持たせることができる。
時には、通常の外れ図柄での確定時と比べて特別な音や
光を発生しないようにすること。また、この場合、少な
くとも再変動前には特別な音や光を発生しないようにす
ることが好ましい。このようにすれば、事前に再変動が
行われることが遊技者に分かってしまうことで他の場合
には再変動しないということを認識させないようにで
き、常に図柄変動に興味を持たせることができる。
【0091】(k)非リーチ後変動パターンによって、
例えば図3(b4)に示すように一旦大当り図柄を表示
した後、再度各図柄列61〜63を全回転変動させて、
大当り図柄の種類を異ならせる演出を行ってもよい。こ
の場合、上記全回転変動(再抽選)を行う場合と行わな
い場合とを乱数カウンタ等で偶発的要因に基づき決定す
ることが好ましい。なお、このような再抽選機能は、大
当り図柄の種類によって遊技者に与えられる利益状態が
異なる場合(例えば、大当り図柄に応じた確変や時短等
のモードを備えたもの)に優れている。
例えば図3(b4)に示すように一旦大当り図柄を表示
した後、再度各図柄列61〜63を全回転変動させて、
大当り図柄の種類を異ならせる演出を行ってもよい。こ
の場合、上記全回転変動(再抽選)を行う場合と行わな
い場合とを乱数カウンタ等で偶発的要因に基づき決定す
ることが好ましい。なお、このような再抽選機能は、大
当り図柄の種類によって遊技者に与えられる利益状態が
異なる場合(例えば、大当り図柄に応じた確変や時短等
のモードを備えたもの)に優れている。
【0092】
【発明の効果】以上のとおり、この発明によれば、複数
の図柄からなる図柄列を複数列有する図柄表示手段が設
けられた遊技機において、従来と同様に所定のリーチ状
態を経た後に確定図柄が特定図柄となる場合に加え、リ
ーチ状態を経ることなく確定図柄が特定図柄となる場合
もあるため、常に遊技者は強い期待感をもって図柄表示
手段の表示内容を注視することとなり、以て遊技の興趣
を引き付けることができる。
の図柄からなる図柄列を複数列有する図柄表示手段が設
けられた遊技機において、従来と同様に所定のリーチ状
態を経た後に確定図柄が特定図柄となる場合に加え、リ
ーチ状態を経ることなく確定図柄が特定図柄となる場合
もあるため、常に遊技者は強い期待感をもって図柄表示
手段の表示内容を注視することとなり、以て遊技の興趣
を引き付けることができる。
【図1】 一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視
図。
図。
【図2】 パチンコ機の遊技盤を中心として一部を模式
的に示した正面図。
的に示した正面図。
【図3】 表示部における表示態様に係り、(a1)〜
(a4)はリーチ状態を経てから大当り図柄が表示され
る場合、(b1)〜(b4)はリーチ状態を経ることな
く大当り図柄が表示される場合を示す説明図。
(a4)はリーチ状態を経てから大当り図柄が表示され
る場合、(b1)〜(b4)はリーチ状態を経ることな
く大当り図柄が表示される場合を示す説明図。
【図4】 表示部で演出される変動パターン種別を示す
とともに、各変動パターン決定乱数カウンタにおける各
変動パターンの出現率を概念的に示す説明図。
とともに、各変動パターン決定乱数カウンタにおける各
変動パターンの出現率を概念的に示す説明図。
【図5】 制御装置が行う図柄変動処理ルーチンを示す
フローチャート。
フローチャート。
1…遊技機としてのパチンコ機、31…特別図柄作動
口、32…特別図柄表示装置、33…特別遊技状態発生
手段の一部を構成する特別役物、41…図柄表示手段と
しての表示部、43…大入賞口、61〜63…第1〜第
3の各特別図柄列、81…特別遊技状態発生手段の一部
を構成する制御装置。
口、32…特別図柄表示装置、33…特別遊技状態発生
手段の一部を構成する特別役物、41…図柄表示手段と
しての表示部、43…大入賞口、61〜63…第1〜第
3の各特別図柄列、81…特別遊技状態発生手段の一部
を構成する制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の図柄からなる図柄列を複数列有し
て各図柄列を所定の変動開始条件成立に応じて変動表示
した後に夫々確定図柄を表示する図柄表示手段と、前記
確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者
に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手
段とを備えた遊技機において、 前記図柄表示手段における図柄表示制御機能として、所
定のリーチ状態を経た後に確定図柄を特定図柄とする第
1制御機能と、リーチ状態を経ることなく確定図柄を特
定図柄とする第2制御機能とを備えてなる遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11062271A JP2000254290A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11062271A JP2000254290A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000254290A true JP2000254290A (ja) | 2000-09-19 |
JP2000254290A5 JP2000254290A5 (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=13195330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11062271A Withdrawn JP2000254290A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000254290A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002186727A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-02 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2003052971A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-25 | Takasago Electric Ind Co Ltd | 遊技機 |
JP2005253530A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2006187351A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Samii Kk | パチンコ遊技機 |
JP2009011864A (ja) * | 2008-10-21 | 2009-01-22 | Samii Kk | 弾球遊技機 |
JP2010035572A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2015029906A (ja) * | 2014-07-17 | 2015-02-16 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2016182358A (ja) * | 2016-06-20 | 2016-10-20 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11062271A patent/JP2000254290A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002186727A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-02 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP4652560B2 (ja) * | 2000-12-20 | 2011-03-16 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2003052971A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-25 | Takasago Electric Ind Co Ltd | 遊技機 |
JP2005253530A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP4485226B2 (ja) * | 2004-03-09 | 2010-06-16 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2006187351A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Samii Kk | パチンコ遊技機 |
JP4743478B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-08-10 | サミー株式会社 | パチンコ遊技機 |
JP2010035572A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2009011864A (ja) * | 2008-10-21 | 2009-01-22 | Samii Kk | 弾球遊技機 |
JP4683575B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2011-05-18 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
JP2015029906A (ja) * | 2014-07-17 | 2015-02-16 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2016182358A (ja) * | 2016-06-20 | 2016-10-20 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4432140B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2001000655A (ja) | 遊技機 | |
JP2000233044A (ja) | 遊技機 | |
JP2000176103A (ja) | 遊技機 | |
JP2000254290A (ja) | 遊技機 | |
JP2008253419A (ja) | 遊技機 | |
JP2002172222A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6248271B2 (ja) | 遊技台 | |
JP5404994B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2000217994A (ja) | 遊技機 | |
JP5156919B2 (ja) | 遊技台 | |
JP5161602B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2000325596A (ja) | 遊技機 | |
JP5590534B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5263346B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2000197737A (ja) | 遊技機 | |
JP5146557B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5771593B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2002119697A (ja) | 遊技機 | |
JP5214960B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009189862A (ja) | 遊技機 | |
JP2000202103A (ja) | 遊技機 | |
JP6092950B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4205043B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4492753B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060306 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090508 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090703 |