JP4936434B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
従来の遊技機(例えば、パチンコ機)は、遊技領域の主に下方に配設される入賞装置(いわゆる第1種タイプにおいては大入賞口と呼ばれる)が、遊技球を受け入れる開状態と、遊技球を受け入れない閉状態とに変換可能なように構成され、その扉部材は略長方形状からなるとともにその下方を軸着し、上方が手前側に倒れることで開状態に変換するようにし、その扉の内面側を介して入賞装置内に流入した遊技球が、奥手側に配設される排出口から排出されるようになっている。また、遊技球を受け入れる開状態となるには通常、遊技において遊技者に有利な状態、即ち多くの遊技球を獲得可能な特別遊技状態(例えば、大当り状態と呼ばれる状態)となることが条件であり、この開閉動作が所定の条件の下、所定回数繰り返されるようになっている。このような入賞装置においては、遊技球が扉部材により受け入れられると、その遊技球の流下勢等により、扉部材内側面を左右方向に長時間往復動してから排出口へ受け入れられることとなり、遊技の進行が冗長になりかねず、遊技者の興趣を削いでしまう虞がある。
さらに、この特別遊技状態中には始動口入賞による特別図柄の可変表示遊技は行われないため、遊技領域を流下する遊技球が始動口に入賞しても、記憶数の上限数を超えた場合にはすべて無駄な入賞となってしまい、遊技者は特別遊技状態をできるだけ早く消化して、始動入賞を有効化して、次の遊技に期待をするようになっているため、あまりに長時間の特別遊技状態の継続は、遊技者にとっては非常に不快なものであり、いらいらしたり、ひいては遊技を終了しようとする遊技者が出てくることも考えられる。
そこで、例えば特許文献1のように、入賞装置の一側奥手に当該入賞装置へ流入した遊技球を排出するための排出口を配置し、当該入賞装置内の床部を低床部と高床部とにより形成するとともに、開閉動作を行う扉部材の内側面を高床部と低床部とにより形成し、前記排出口を低床部の奥手側に配置した入賞装置がある。このような構成の入賞装置は、扉部材が開状態となった場合に、扉部材の高床部から流入した遊技球は、入賞装置内の高床部へ案内されて当該高床部の傾斜により排出口の手前側へ流下し、そのまま排出口へ流入するように構成されている。また、扉部材の低床部から流入した遊技球は、入賞装置内の低床部へ案内されて当該低床部の傾斜により排出口の手前側へ流下し、高床部との段差壁により高床部へ乗り上げることなく、そのまま排出口へ流入するように構成されている。
このように構成することで、入賞装置内へ流入した遊技球が扉部材の内側面を端から端まで何回も往復動して排出口へ流入するまでに長時間費やすことがないので、特別遊技状態に費やす時間も短縮され、遊技者に不快な思いをさせないようにした遊技機の入賞装置がある。
特開2003−284834号公報
しかし、上記のような構成の遊技機の入賞装置では、扉部材の内側面と入賞装置内の床部に高低差を設けることで、流入した遊技球が左右方向に無駄に往復動することなく、排出口へ誘導するようにしているが、左右方向に段差を設けようとすると、その内部の構造が複雑なため、入賞装置自体の大きさ、特に左右方向の幅が大きく必要となり、近年センターケースの大型化等により、複数の部材を配設する決められた遊技領域内では、スペースを有効に活用することができないという問題が生じる。逆に、大きさを縮めたり、左右方向の幅を狭くしたりすると、内部構造が複雑なため、遊技球の動きが分かりづらくなったり、流入した遊技球が詰まったり止まったりするといったような問題が考えられる。
また、入賞装置の扉部材の内側面に高低差を設けているので、扉部材が閉状態となった場合に入賞装置内の奥手側の壁面と高床部との間に遊技球が挟まり、排出口での計数に支障を来し、さらには遊技者の賞球数、獲得利益に支障を来す虞がある。
さらに、扉部材や入賞装置内の床部に高低差を設けても、低床部からの遊技球も高床部からの遊技球も同様に排出口へ流下してくるため、排出口手前部分で複数の遊技球がぶつかりあい、せっかく入賞装置内へ流入した遊技球が再度遊技領域へ弾き出されてしまったり、その部分で球詰まりを起こしたりする可能性が充分に考えられる。この時点で左右方向の幅を考慮してもさらに遊技球の流れに支障を来す構成となってしまう。
そこで本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、限られた遊技領域のスペースを有効活用し、さらには入賞空間部の幅を極限まで小さくしても遊技球の流れに支障を来すことのない入賞装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の遊技機は、
遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な第1状態と、遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を受け入れない第2状態と、に変換可能な入賞装置を備えた遊技機において、
前記入賞装置は、
遊技球が流入可能な入賞空間部と、
該入賞空間部の奥手側に配置され、当該入賞空間部へ流入した遊技球を排出する排出口と、
前記入賞空間部の底部を形成し、遊技球を前記排出口へ流下案内する左右方向に並んだ複数の通路と、を備え、
前記複数の通路は、
前記入賞空間部へ流入した遊技球を優先的に前記排出口へ流下案内するために、前記排出口の手前側から前記排出口に連通する奥手側まで形成され、奥手側に下り傾斜した勾配を有する優先通路と、
該優先通路と隣り合うように配設され、前記入賞空間部へ流入した遊技球を一旦待機させてから前記排出口へ流下案内する待機通路と、を有し、
前記待機通路は、
前記入賞空間部を流下する遊技球を前記優先通路へ流下させるための前記優先通路の側に下り傾斜する勾配と、前記入賞空間部の手前側に下り傾斜する勾配と、を設け、
前記待機通路における奥手側に遊技球が乗り上げて待機球となった場合であって前記優先通路を流下する遊技球がある場合、当該待機球が前記待機通路の奥手側から直接前記優先通路に流下して前記排出口に向かって流れようとしても、前記待機球が前記優先通路を流下する遊技球と接触することによって前記優先通路への流下を阻止され、前記待機球が前記待機通路の手前側へ誘導されて迂回する構成であり、これにより前記優先通路を流下する遊技球が優先的に前記排出口へ流下し、その後前記待機球が前記待機通路の手前側を経て前記優先通路に流下しさらに前記排出口へ流下する構成となっていることを特徴とする。
なお、本発明の好ましい態様として、例えば請求項2に記載のように、
前記待機通路の奥手側における前記優先通路の側に、前記待機通路の奥手側に乗り上げた待機球が前記待機通路の奥手側から直接前記優先通路に流下して前記排出口に向かって流れることを阻止するリブを突設してもよい。
また、例えば請求項3に記載のように、
前記入賞装置は、前記入賞空間部の入口を開閉する扉部材を有し、
該扉部材は、前記入賞空間部の入口の下縁に略水平な回転軸によって軸着され、前記第2状態においてその回動端側が起き上がって前記入口を閉じた閉状態となり、前記第1状態においてその回動端側が前方下方に倒れて前記入口を開放する開状態となり、開状態において上面となる当該扉部材の内面が、遊技球を前記入賞空間部内へと案内する傾斜面となる部材であり、
前記扉部材の内面と前記待機通路の手前側との間には、前記扉部材が前記第1状態である開状態となった場合に、前記扉部材の内面から前記待機通路の手前側に乗り上げる遊技球が乗り越えなければならない段差部が形成される構成としてもよい。
請求項1に記載の遊技機によれば、遊技球が2列同時に入賞装置の入賞空間部に流入した場合、一側の通路(待機通路)に流入した遊技球の流下を一旦待機させ、他側の通路(優先通路)に流入した遊技球を優先的に排出口へ流下させることで、遊技球の流れをスムーズにすることができる。このため、入賞装置を小さく、幅を極限まで狭くしても(即ち、遊技球2個分の幅としても)、効率的な遊技球の流れが確保できる。つまり本発明によれば、入賞装置内の入賞空間部の通路を優先通路と待機通路とに分けるとともにその底部に勾配を設け、遊技球の流れに優先順位をつけることによって、小さい入賞装置においても、球詰まりや球止まりを防止しつつ、排出口までのスムーズな遊技球の流れを実現できる。
また、請求項1に記載の遊技機によれば、待機通路の奥手側の遊技球(待機球)を優先通路の遊技球で優先通路側に直接流下させないようにしたから、待機通路の奥手側に待機した待機球が直接排出口側へ流下しようとした場合でも、優先通路を流下する遊技球により下方へ落下するのを防ぎ、確実に待機球を待機させることができる。
また、請求項2に記載の遊技機によれば、待機通路の奥手側における優先通路側に突起(リブ)を設けたため、待機球が直接排出口側へ流下することを確実に阻止し、よりスムーズな流れを実現できる。なお請求項1に記載のように、遊技球同士での通路振分を行った場合、球詰まりを起こさないとも言い切れないが、このように待機通路の奥手側の優先通路側にリブを立設して優先通路へ流入しないようにすることでよりスムーズな流れを確実に実現できる。
また、請求項3に記載の遊技機によれば、扉部材が開状態となった場合に待機通路の手前側と扉部材の内面との間に段差部(遊技球が待機通路の手前側上に流れる際に乗り越えなければならない段差部)が形成される構成である。このため、待機通路側へ流入した遊技球を、場合によっては、待機通路上へ流すことなく前記段差部に沿って優先通路側へ誘導し、待機通路を経ることなく排出口に流下させることができ、よりスムーズな流れとすることができる。
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ機に適用した場合の形態例を、図面を参照して説明する。
A.遊技盤の全体構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤の前面図である。
図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3が形成されている。
遊技盤1の前面には、図1に示すように、アウト球流入口4、センターケース10、始動入賞口11、入賞装置12、複数の一般入賞口13、多数の障害釘(図示省略)などが設けられている。なお障害釘は、遊技領域3の上部に飛入した遊技球がこれに当たりながら流下するものであり、センターケース10や入賞具(始動入賞口11や入賞装置12等)の取付部分を除いた遊技領域内に複数本植設されている。
また、センターケース10の頂上部には、一般入賞口14(天入賞口)が形成され、またセンターケース10における一般入賞口14の下方には第1普通電動役物15が設けられている。またこのセンターケース10の下部(第1普通電動役物15の下方)には、振分装置16が形成されている。
また入賞装置12には、上部に第2普通電動役物17が、下部に第3普通電動役物18が設けられ、入賞装置12は2段構成となっている。また入賞装置12の中央部(第2普通電動役物17と第3普通電動役物18の間の位置)には、表示部19が設けられている。
ここで、第1普通電動役物15は、左右一対の開閉部材15aを有している。この開閉部材15aは、常時は遊技球が流入不能な閉じた状態(閉状態)を保持しているが、始動入賞口11へ遊技球が流入(即ち、入賞)すると、一定時間だけ、逆ハの字状に開いて遊技球が第1普通電動役物15に入賞し易い状態(開状態)となる。
振分装置16は、詳細構成については説明省略するが、センターケース10(第1普通電動役物15の左下位置)に形成された遊技球の流入部10aから流入した遊技球を、始動入賞口11の真上に排出するか否かの振分遊技を行うものである。即ち、センターケース10の下端中央には、始動入賞口11の真上に遊技球を排出する第2流下路10bが形成され、センターケース10の下端両側(第2流下路10bの左右両側)には、始動入賞口11の真上よりも左側又は右側に遊技球を排出する第1流下路10cが形成されている。そして振分装置16は、流入部10aから流入した遊技球を、前方の遊技者に対して球見せしつつ転動流下させて、上記第1流下路10c又は第2流下路10bの何れかに誘導する装置である。なお、振分装置16で中央の第2流下路10bに振り分けられ、この第2流下路10bから排出された遊技球は、高い確率で始動入賞口11に入賞する。
表示部19は、図2(b)に示すように、10個の小さなランプ19a〜19j(図3に示す後述のLED34等よりなるもの)を有する。このうち、ランプ19a,19bは遊技状態を表示する状態表示器を構成し、ランプ19c,19dは第2普図表示器を構成し、ランプ19e,19fは第1普図表示器を構成し、ランプ19g,19hは第1普図記憶表示器を構成し
ランプ19i,19jは第2普図記憶表示器を構成する。
なお、第1普通電動役物15に遊技球が入賞すると、上記第1普図表示器のランプ19e,19fの点灯状態が変動する第1普図変動表示ゲームが実行され、この第1普図変動表示ゲームが所定の当たり態様で終了すると第1普図当たりになる。
第2普通電動役物17は、上記第1普図当たりになると開放され、開放されると遊技球が入賞可能となる装置である(詳細は後述する)。なお、この第2普通電動役物17に遊技球が入賞すると、前記第2普図表示器のランプ19c,19dの点灯状態が変動する第2普図変動表示ゲームが実行され、この第2普図変動表示ゲームが所定の当たり態様で終了すると第2普図当たりになる。
また第3普通電動役物18は、上記第2普図当たりになると開放され、開放されると遊技球が入賞可能となる装置である(詳細は後述する)。
B.入賞装置の構成
次に、入賞装置12の構成について、図2〜図8を参照して説明する。図2は、入賞装置12の上側の第2普通電動役物17が開放された状態を示す図であり、図2(a)は入賞装置12を右上に大きく傾いた方向から見た斜視図、図2(b)は入賞装置12を右上に少し傾いた方向から見た斜視図である。図3(a)は入賞装置12の分解斜視図であり、図3(b)は入賞装置12の上側の第2普通電動役物17の分解斜視図である。図4(a)は入賞装置12の前面図であり、図4(b)は図4(a)におけるA−A断面図である。図5は、第2普通電動役物17における遊技球の流れを説明する図であり、図5(a)は第2普通電動役物17(閉状態)の前面図、図5(b)は図5(a)のB−B断面図、図5(c)は第2普通電動役物17(開放状態)の前面図、図5(d)は図5(c)のC−C断面図である。図6及び図7は、第2普通電動役物17における遊技球の流れを説明するための第2普通電動役物17の斜視図であり、図6(a)は遊技球が2個同時に入球した状態を示し、図6(b)は後述する待機通路48側へ流入した遊技球が待機通路48の後床部49まで乗り上げ、後床部49に形成された傾斜によってその優先順位を遅らせて排出口へ向かって流下する場合を示す。また図7(a)は、待機通路48側へ流入した勢いのない遊技球が待機通路48手前の段差部52に衝突し、待機通路48に乗り上げることなく優先通路47へ案内されて排出口へ流下する場合を示す。また図7(b)は、複数の遊技球が同時に入球した場合であり、待機通路48の後床部49から直接排出口へ流下しようとする遊技球が、優先通路47側の遊技球と衝突することでその流下を規制される場合を示す。なお、図6(b)と図7(a)と図7(b)は、後述する前枠部材41を取外した状態を示している。
入賞装置12は、図3(a)に示すように、前面側の取付ベース21と、この取付ベース21に裏面側から取り付けられる第2普通電動役物17及び第3普通電動役物18と、レンズ部材22と、LED基板23と、基板支持部材24とを有する。
遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニヤ、図示省略)には、上記入賞装置12をはめ込むための入賞装置用開口(図示省略)が形成され、上記入賞装置12は、遊技盤1の前面からこの入賞装置用開口にはめ込まれて取り付けられる。
取付ベース21は、前記ベニアの前面(即ち、遊技盤1の盤面)に接合するフランジ部25(鍔状の部分)が外周に形成されたもので、その上部には第2普通電動役物17が前面側に臨む上部開口26が形成され、その下部には第3普通電動役物18が前面側に臨む下部開口27が形成されている。なお、各開口26,27は、略四角形の開口となっている。また、取付ベース21の中央部(上部開口26と下部開口27の間の位置)には、前述した表示部19のランプ19a〜19jに対応する位置に、ランプ用開口28がそれぞれ設けられている。また、取付ベース21の前面における上部開口26の左右両側には、上面が内側に向かって下り傾斜する案内用突出部29,30が前方に突出するように形成され、また取付ベース21の前面における下部開口27の左右両側には、やはり上面が内側に向かって下り傾斜する案内用突出部31,32が前方に突出するように形成されている。なお、案内用突出部29,30や案内用突出部31,32は、その上面に流下した遊技球を、その傾斜した上面によって左右方向内側に流下させ、第2普通電動役物17や第3普通電動役物18に誘導する機能を有する。
レンズ部材22は、透明又は半透明のクリア部材によって構成され、前面には前述のランプ19a〜19jを構成するためのランプ用突起33が対応位置にそれぞれ形成されている。レンズ部材22は、取付ベース21の裏面に固定されて取り付けられ、この取付状態において、各ランプ用突起33は、各ランプ用開口28内に裏側からはめ込まれる。
LED基板23は、前述のランプ19a〜19jを構成するLED34が前面の対応位置にそれぞれ搭載されたものであり、基板支持部材24の前面に固定される基板である。
基板支持部材24は、透明又は半透明のクリア部材によって構成され、その前面とレンズ部材22の裏面とでLED基板23を挟み付けるようにして、取付ベース21の裏面に固定される部材である。この基板支持部材24の後部には、上側の第2普通電動役物17から排出された遊技球を横方向(この場合、正面から見て右方)に流下させるための裏樋35が形成されている。
なお、何れかのLED34が点灯すると、対応するランプ用突起33からその出力光が前方に照射され、対応するランプ(ランプ19a〜19jのうちの対応するもの)が点灯する構成となっている。
次に、第2普通電動役物17や第3普通電動役物18の構成を説明する。但し、本例の場合、第2普通電動役物17と第3普通電動役物18は同じ構成であるため、主に一方の第2普通電動役物17の構成のみを説明する。
第2普通電動役物17は、遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な第1状態(後述する扉部材45が開状態になっている状態)と、遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を受け入れない第2状態(後述する扉部材45が閉状態になっている状態)と、に変換可能な入賞装置本体である。
この第2普通電動役物17は、図3(b)に示すように、前枠部材41と、裏枠部材42と、第2普電用ソレノイド43と、第2普図作動スイッチ44とを有する。
ここで、第2普図作動スイッチ44は、第2普通電動役物17から排出される遊技球を1個ずつ検出するセンサであり、図5(b)に示すように、裏枠部材42の下部に装着される。この第2普図作動スイッチ44は、遊技球が通過する通過口44aを有し、ここを遊技球が通過する際に出力信号が変化して遊技球を検出するものである。なお、この通過口44aは、本発明の排出口(後述する入賞空間部46に流入した遊技球を排出する排出口)に相当する。
次に前枠部材41は、内部が前後に開口する枠状の部材で、その開口の形状は、前記上部開口26に対応する略四角形状となっている。この前枠部材41は、その開口が前記上部開口26の後方に位置するように、前記上部開口26の裏側周縁に前面を略接合させた状態に配置されて、取付ベース21の裏面に固定される。また、この前枠部材41の前部下縁には、扉部材45が略水平な回転軸45b(図6(b)等に示す)によって軸着されている。扉部材45は、図3(a)に示すようにその回動端側が起き上がって前枠部材41の開口前面を閉塞した閉状態から、図3(b)に示すように前枠部材41の開口前面を開放した開状態まで、回動可能となっている。なお、開状態での扉部材45は、その回動端側が前方下方に倒れた状態となる。但し、開状態での扉部材45の内面45aは、水平状態よりも若干傾斜し、後方に向かって下り傾斜して、本発明の傾斜面(遊技球を入賞空間部46内に案内する傾斜面)を構成する。また、扉部材45の正面から見て左側面(回転軸45bよりも後方位置)には、後述するリンク部材53の一端部に係合する突起45c(図7(b)に示す)が形成されている。
次に裏枠部材42は、前面に開口する中空部を内側に有する部材であり、前枠部材41の裏面開口を閉塞するように、前枠部材41の裏面に固定される。
なお取付状態において、裏枠部材42の内側の中空部は、前述の上部開口26や前枠部材41の内側空間を後方に延長する位置に配置され、前枠部材41の内側空間とともに、遊技球が流入可能な入賞空間部46を構成している。そして、前記扉部材45が開状態である第1状態においては、この入賞空間部46への入口となる前枠部材41の前面開口の大きさ(扉部材45が開状態となることによって開放された部分の大きさ)は、遊技球2個が左右に並んで通過可能な程度の寸法とされている。また、前述の第2普図作動スイッチ44の通過口44a(排出口)は、図5(b)に示すように、入賞空間部46の最も奥方の右側下部に上下方向に配置され、ここを通過(即ち落下)する遊技球は、前述の裏樋35を経由して排出される構成となっている。
また、裏枠部材42の内側底部には、遊技球を前記通過口44a(排出口)へ流下案内する左右方向に並んだ複数の通路(優先通路47と待機通路48)が形成されている。
ここで、優先通路47は、入賞空間部46へ流入した遊技球を、優先的に前記通過口44aへ流下案内するために奥手側に下り傾斜した勾配を設けた通路である。また、待機通路48は、優先通路47と隣り合うように配置位置が設定され、入賞空間部46へ流入した遊技球を一旦待機させてから前記通過口44aへ流下案内する通路である。この待機通路48は、入賞空間部46の奥手側に形成され、手前側に下り傾斜する勾配を設けた後床部49と、入賞空間部46の手前側に形成され、前記後床部49から流下する遊技球を優先通路47へ流下させるため、優先通路側(この場合、正面から見て右方)に下り傾斜する勾配を設けた前床部50と、からなる。
なお、図5(b)等に示すように、前記通過口44a(排出口)は、優先通路47の奥側(入賞空間部46の奥部の右側)に偏って配置されており、また、優先通路47の底面は待機通路48の底面よりも若干低い位置(遊技球の大きさの半分から1個分程度低い位置)に形成されている。また、待機通路48の奥には、遊技球をそれ以上奥側に流れないようにする待機球規制壁51が形成され、この待機球規制壁51の前後方向の位置は、前記通過口44aの中心よりも若干手前位置とされている。但し、優先通路47の奥には、待機球規制壁51よりも奥側(通過口44aの上方)に広がる凹部51aが形成され(図5(b)等に示す)、この凹部51aは、優先通路47を流下する遊技球が何れの壁面にも邪魔されることなく円滑に通過口44a内に流下するのに、十分な大きさとなっている。
そしてこのような構造によって、前方から入賞空間部46に流入して後床部49に乗り上げた遊技球(即ち、待機球)が、もう一度手前側に流下しないで前記通過口44aに流下しようとすると、必ず優先通路47に流れ落ち、この優先通路47の奥側を経由して前記通過口44aに到達する必要がある構成となっている。いいかえると、後床部49上の待機球が横方向に流れて直接的に通過口44aに流下しようとしても、優先通路47を流下する遊技球があると、この遊技球に接触して後床部49から横方向に流れられない構成となっている。つまり、待機通路48における後床部49に遊技球が乗り上げて待機球となった場合、当該待機球が排出口に向かって直接流れようとしても、優先通路47を流下する遊技球があると、前記待機球が優先通路47を流下する遊技球と接触することによって、前記待機球が排出口に向かって直接流れることが阻止され、前記待機球が前床部50へ誘導されて迂回する構成であり、これにより優先通路47を流下する遊技球が優先的に前記通過口44aへ流下し、その後前記待機球が前床部50を経て優先通路47に流下しさらに前記通過口44aへ流下する構成となっている。
また図7(a)等に示すように、扉部材45が第1状態である開状態となった場合に、扉部材45の内面45aと前床部50との間に、扉部材45の内面45aから前床部50に乗り上げる遊技球が乗り越えなければならない段差部52が形成される構成となっている。即ち本例の場合には、前床部50の前端面が、扉部材45の内面45aの奥側よりも上方に立ち上がっており、この前床部50の前端面が上記段差部52を構成している。なお、この段差部52(前床部50の前端面)は、上面から見て、右方に向かって奥側に傾斜した形状であることが望ましい。このような形状であると、この段差部52によって遊技球を右方(優先通路47の方)に案内することがより円滑に可能となる。
また、裏枠部材42の左側面には、図3(b)等に示すリンク部材53が取り付けられている。リンク部材53は、一端側(図3(b)において見える部分)が略前方に延びて、他端側(図3(b)において見えない奥側の部分)が一端側に対してL字状に略上向きに延びる部材である。このリンク部材53は、裏枠部材42の左側面に沿って回動可能(即ち、図示しない略水平な回転軸を中心に回動可能)となっており、回動に伴ってその一端側が略上下動し、他端側が略前後動する構成となっている。また、このリンク部材53の一端部には、前述した扉部材45の左側面の突起に係合する係合部53aが形成されている。また、リンク部材53の他端部には、後述する出力部材54の係合部54aに係合する突起(図示省略)が形成されている。
次に第2普電用ソレノイド43は、電磁石を利用して前後動する出力部材54を有するアクチュエータである。このソレノイド43は、常態(非通電時)では図示省略されたバネの付勢力によって出力部材54が前方に最も突出した状態に保持され、電磁石を構成するコイル(図示省略)に所定の電流が流される通電時には、出力部材54が電磁石の力で吸引されて最も後方に後退するものである。そして、このソレノイド43の出力部材54の先端部には、前述したリンク部材53の他端部の突起に係合する係合部54a(図3(b)に示す)が形成されており、このソレノイド43の動作によって、扉部材45の開閉動作が実現される構成となっている。即ち、ソレノイド43が常態にあると、扉部材45が前述の閉状態となっている。ところが、ソレノイド43が常態から通電状態になると、係合部54aが後退する方向に動作し、これに伴って係合部54aを介してリンク部材53の他端側が後方に押され、これによりリンク部材53の一端側が上昇する方向にリンク部材53が回動する。さらに、このリンク部材53の回動に伴ってリンク部材53の一端側の係合部53aによって扉部材45の左側面の突起が上向きに押され、この突起の上昇に伴って扉部材45が閉状態から開状態に向かって回動する。そして、ソレノイド43が通電状態に切り替わってから所定の過渡期間が経過すると、係合部54aが完全に通電時の適正位置まで前進し、扉部材45が前述した開状態になる構成となっている。
なお第3普通電動役物18は、第2普通電動役物17と同様の構成であるため、同じ構成要素には原則的に同符号を付して説明を省略する。但し第3普通電動役物18の場合、制御内容等の説明の便宜のため、第2普通電動役物17の第2普電用ソレノイド43に相当する構成要素は第3普電用ソレノイド61とし、第2普通電動役物17の第2普図作動スイッチ44に相当する構成要素はカウントスイッチ62と呼ぶこととする(図4(b)等に示す)。
C.遊技の概要
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、始動入賞口11に入賞すると(即ち、始動入賞口11に入賞した遊技球を検出する図示しない始動口スイッチがオンすると)、開閉部材15aが、一定時間だけ、逆ハの字状に開いて遊技球が第1普通電動役物15に入賞し易い状態(開状態)となる。
そして、第1普通電動役物15に遊技球が入賞すると(即ち、第1普通電動役物15に入賞した遊技球を検出する図示しない第1普図作動スイッチがオンすると)、前述した第1普図表示器のランプ19e,19fの点灯状態が変動する第1普図変動表示ゲームが実行され、この第1普図変動表示ゲームが所定の当たり態様で終了すると第1普図当たりになる。
次に、上記第1普図当たりになると、前述した第2普電用ソレノイド43が通電されて、第2普通電動役物17が開放され(即ち、第2普通電動役物17の扉部材45が開状態とされ)、第2普通電動役物17に遊技球が入賞可能となる。
そして、第2普通電動役物17に遊技球が入賞すると(即ち、前記第2普図作動スイッチ44がオンすると)、前記第2普図表示器のランプ19c,19dの点灯状態が変動する第2普図変動表示ゲームが実行され、この第2普図変動表示ゲームが所定の当たり態様で終了すると第2普図当たりになる。
そうして、上記第2普図当たりになると、第3普通電動役物18が開放され(即ち、第3普通電動役物18の扉部材45が開状態とされ)、第3普通電動役物18に遊技球が入賞可能となる。
なお、第3普通電動役物18への遊技球の入賞は、前述のカウントスイッチ62で検出され、所定の賞球払い出しが行われる。
また、第1普図変動表示ゲーム中における第1普通電動役物15への入賞は、2個まで記憶され、その記憶個数が第1普図記憶表示器(ランプ19g,19h)によって表示され、第1普図変動表示ゲーム終了後にその記憶に基づいて第1普図変動表示ゲームが実行される。
また同様に、第2普図変動表示ゲーム中における第2普通電動役物17への入賞は、2個まで記憶され、その記憶個数が第2普図記憶表示器(ランプ19i,19j)によって表示され、第2普図変動表示ゲーム終了後にその記憶に基づいて第2普図変動表示ゲームが実行される。
D.入賞装置における遊技球の流れ
次に、入賞装置12での遊技球の流れ等について説明する。なお、本例の場合、第2普通電動役物17と第3普通電動役物18は同じ構成であって遊技球の流れも同じであるため、主に一方の第2普通電動役物17における遊技球Kの流れを説明する。
まず、第2普通電動役物17の扉部材45が開状態になると、この扉部材45はその内面45aを上方に向けて前方に突出し、その上面(内面45a)が後方に下り傾斜した状態となる。このため、遊技領域3を流下してこの扉部材45の上に直接落下する遊技球や、前述の案内用突出部29,30の上に落下して案内用突出部29,30を経由して扉部材45上に流下した遊技球は、扉部材45の内面45a上を奥側に流れて、図5(d)等に示すように、第2普通電動役物17の入賞空間部46に流入する。
そして、図6(a)に示すように遊技球Kが2個同時に入賞空間部46へ入球した場合、図5(d)に示すように、優先通路47側(即ち正面から見て右側)の遊技球は優先通路47を経由してそのまま直線的に排出口(通過口44a)へ流下する。他方、待機通路48側(即ち正面から見て左側)の遊技球は、場合によっては段差部52を乗り越えて待機通路48の前床部50上に乗り上げ、奥方へ向かう勢いが強ければさらに図6(b)の如く後床部49上に乗り上げて待機球となる。そしてこの待機球は、場合によっては待機球規制壁51に当接して後床部49上を逆に手前側に流下し、優先通路47側の遊技球が通過した後に、前床部50を経由して優先通路47上に流下し、優先通路47を経由して排出口へ流下する。或いは、前記待機通路48側の遊技球は、その勢いが弱いと、段差部52を乗り越えられず、図7(a)に示すように、段差部52の手前で右方に向きを変えて流れ、優先通路47側の遊技球が通過した後に、優先通路47を経由して排出口へ流下する。
ここで、排出口(通過口44a)へ流下した遊技球は、排出口(通過口44a)から下方へ落下して、前述の裏樋35を経由して入賞装置12の外部に排出され、図示省略した遊技島の回収樋に回収される構成となっている。なお、第3普通電動役物18の排出口(カウントスイッチ62の通過口)から排出された遊技球も、通過口44aを落下して裏樋35から排出された遊技球とともに、回収される。
また、複数の遊技球が同時に第2普通電動役物17の入賞空間部46へ入球した場合には、図7(b)に示すように、待機通路48の後床部49から直接排出口へ流下しようとする遊技球Kが、優先通路47側の遊技球Kと衝突することでその流下を規制され、前床部50に流下して、優先通路47側の遊技球が通過した後に、前床部50を経由して優先通路47上に流下し、優先通路47を経由して排出口へ流下する。
なお図5(b)は、複数の遊技球Kが同時に第2普通電動役物17の入賞空間部46へ入球した後に、扉部材45が閉状態になった場合を示す。この場合、待機通路48の後床部49まで案内された遊技球Kは待機通路48の前床部50を介して優先通路47側へ流下するため、球止まりや球ガミすることなく、排出口まで案内される。
以上説明した本例の遊技機によれば、遊技球が2列同時に入賞装置12の入賞空間部46に流入した場合、一側の通路(待機通路48)に流入した遊技球の流下を一旦待機させ、他側の通路(優先通路47)に流入した遊技球を優先的に排出口(通過口44a)へ流下させることで、遊技球の流れをスムーズにすることができる。このため、入賞装置12(特に、第2普通電動役物17や第3普通電動役物18の入賞空間部46)を小さく、幅を極限まで狭くしても(即ち、遊技球2個分の幅としても)、効率的な遊技球の流れが確保できる。つまり本例によれば、入賞装置12内の入賞空間部46の通路を優先通路47と待機通路48とに分けるとともにその底部に勾配を設け、遊技球の流れに優先順位をつけることによって、小さい入賞装置12においても、球詰まりや球止まりを防止しつつ、排出口までのスムーズな遊技球の流れを実現できる。
また本例の遊技機によれば、待機通路48の後床部49の遊技球(待機球)を優先通路47の遊技球で優先通路47の側に直接流下させないようにしたから、待機通路48の最上段(即ち、後床部49)に待機した待機球が直接排出口側へ流下しようとした場合でも、優先通路47を流下する遊技球により下方へ落下するのを防ぎ、確実に待機球を待機させることができる。
また、扉部材45が開状態となった場合に待機通路48の手前の前床部50と扉部材45の内面45aとの間に段差部52(遊技球が前床部50上に流れる際に乗り越えなければならない段差部)が形成される構成である。このため、待機通路48の側へ流入した遊技球を、場合によっては、待機通路48上へ流すことなく前記段差部52に沿って優先通路47へ誘導し、待機通路48を経ることなく排出口に流下させることができ、よりスムーズな流れとすることができる。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、第2普通電動役物17や第3普通電動役物18に、図8(a)〜図8(c)に示すようなリブ71〜73の何れかを設けてもよい。図8(a)〜図8(c)に示すリブ71〜73は、待機通路48の後床部49における優先通路47側(この場合、右側)に突設されたもので(即ち、上方に突出するように形成されたもので)、後床部49から排出口(通過口44a)への遊技球(即ち待機球)の流入を阻止する機能を有する。前述した形態例のように、遊技球同士の接触によって待機球の流下を規制しようとすると、球詰まりが生じる虞は無いとも言い切れない。しかし、このようなリブ71〜73を設けることによって、後床部49上の待機球がそのまま横方向に流下して優先通路47に流れ落ちることを確実に阻止し、確実に優先順位(優先通路47に流入した遊技球を先に排出口に流下させること)を補償することができる。ここで、図8(b)に示すリブ72は、図8(a)に示すリブ71よりも突出高さが高く、待機球の横方向への流下を阻止する確実性が高い。また図8(c)に示すリブ73は、図8(b)に示すリブ72よりもさらに突出高さが高く、遊技球Kの半径以上の高さを有するため、待機球の横方向への流下を阻止する確実性が最も高い。
なお図8は、上述した変形例を説明するための第2普通電動役物17(扉部材45を取外した状態)の図であり、図8(a)及び図8(c)は前面図、図8(b)は前方上側から見た斜視図である。第3普通電動役物18にも、リブ71〜73と同様のリブを設けてもよいことは、いうまでもない。
また、前記形態例は、所謂一般電役と呼ばれる機械で、複数の普通電動役物が連動して開動作を行うこと(特に、第2普通電動役物17と第3普通電動役物18の開放の繰返し)で大当たりを消化していくゲーム性となっている。しかし本発明は、このような機種に限定されず、本発明の入賞装置と同等の入賞装置を有する遊技機であれば、いかなる機種であっても適用可能である。
また前記形態例において、優先通路47と待機通路46の位置関係が左右逆であってもよい。
また前記形態例は、入賞空間部を有する役物が上下に二つ設けられた入賞装置12を備えた遊技機であるが、本発明の入賞装置は、入賞空間部を一つ備えるものであってもよいことも、いうまでもない。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
パチンコ機の遊技盤の前面図である。 入賞装置の上側の電動役物が開放された状態を示す図であり、(a)は右上に大きく傾いた方向から見た斜視図、(b)は右上に少し傾いた方向から見た斜視図である。 (a)は入賞装置の分解斜視図であり、(b)は入賞装置の上側の電動役物の分解斜視図である。 (a)は入賞装置の前面図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図である。 電動役物における遊技球の流れを説明する図であり、(a)は電動役物(閉状態)の前面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は電動役物(開放状態)の前面図、(d)は(c)のC−C断面図である。 電動役物の斜視図であり、(a)は遊技球が2個同時に入球した状態を示し、(b)は待機通路側へ流入した遊技球が待機通路の後床部まで乗り上げ、後床部に形成された傾斜によってその優先順位を遅らせて排出口へ向かって流下する場合を示す。 電動役物の斜視図であり、(a)は待機通路側へ流入した勢いのない遊技球が待機通路手前の段差部に衝突し、待機通路に乗り上げることなく優先通路へ案内されて排出口へ流下する場合を示し、(b)は複数の遊技球が同時に入球した場合であり、待機通路の後床部から直接排出口へ流下しようとする遊技球が、優先通路側の遊技球と衝突することでその流下を規制される場合を示す。 電動役物(扉部材を取外した状態)の図であり、(a)及び(c)は前面図、(b)は斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
12 入賞装置
17 第2普通電動役物
18 第3普通電動役物
44a 通過口(排出口)
45 扉部材
45a 扉部材の内面
46 入賞空間部
47 優先通路
48 待機通路
49 後床部
50 前床部
52 段差部
71〜73 リブ

Claims (3)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な第1状態と、遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を受け入れない第2状態と、に変換可能な入賞装置を備えた遊技機において、
    前記入賞装置は、
    遊技球が流入可能な入賞空間部と、
    該入賞空間部の奥手側に配置され、当該入賞空間部へ流入した遊技球を排出する排出口と、
    前記入賞空間部の底部を形成し、遊技球を前記排出口へ流下案内する左右方向に並んだ複数の通路と、を備え、
    前記複数の通路は、
    前記入賞空間部へ流入した遊技球を優先的に前記排出口へ流下案内するために、前記排出口の手前側から前記排出口に連通する奥手側まで形成され、奥手側に下り傾斜した勾配を有する優先通路と、
    該優先通路と隣り合うように配設され、前記入賞空間部へ流入した遊技球を一旦待機させてから前記排出口へ流下案内する待機通路と、を有し、
    前記待機通路は、
    前記入賞空間部を流下する遊技球を前記優先通路へ流下させるための前記優先通路の側に下り傾斜する勾配と、前記入賞空間部の手前側に下り傾斜する勾配と、を設け、
    前記待機通路における奥手側に遊技球が乗り上げて待機球となった場合であって前記優先通路を流下する遊技球がある場合、当該待機球が前記待機通路の奥手側から直接前記優先通路に流下して前記排出口に向かって流れようとしても、前記待機球が前記優先通路を流下する遊技球と接触することによって前記優先通路への流下を阻止され、前記待機球が前記待機通路の手前側へ誘導されて迂回する構成であり、これにより前記優先通路を流下する遊技球が優先的に前記排出口へ流下し、その後前記待機球が前記待機通路の手前側を経て前記優先通路に流下しさらに前記排出口へ流下する構成となっていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記待機通路の奥手側における前記優先通路の側に、前記待機通路の奥手側に乗り上げた待機球が前記待機通路の奥手側から直接前記優先通路に流下して前記排出口に向かって流れることを阻止するリブを突設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記入賞装置は、前記入賞空間部の入口を開閉する扉部材を有し、
    該扉部材は、前記入賞空間部の入口の下縁に略水平な回転軸によって軸着され、前記第2状態においてその回動端側が起き上がって前記入口を閉じた閉状態となり、前記第1状態においてその回動端側が前方下方に倒れて前記入口を開放する開状態となり、開状態において上面となる当該扉部材の内面が、遊技球を前記入賞空間部内へと案内する傾斜面となる部材であり、
    前記扉部材の内面と前記待機通路の手前側との間には、前記扉部材が前記第1状態である開状態となった場合に、前記扉部材の内面から前記待機通路の手前側に乗り上げる遊技球が乗り越えなければならない段差部が形成される構成であることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の遊技機。
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