JP2011255085A - パチンコ遊技機の可変入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変入賞装置の組み立てのやりやすさと小型化とを図る。
【解決手段】球検出器5が後部品3の検出器収容部23に収容され、配線40が検出器収容部23から検出配線通し部24を経由して後部品3の外部に引き出され、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9又は後部品3の扉軸受部21に収容され、前部品2の結合部11と後部品3の結合部22とが互いに有頭螺子部材43で結合されるにより、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9と後部品3の扉軸受部21と回転可能に支持され、開閉部品4の扉32が前部品2の入賞口7に開閉し得るように配置され、開閉駆動機構26のリンクレバー29と開閉部品4のリンク突起34とが互いに連結され、検出器収容部23に収容された球検出器5が飛び出ないように前部品2で支持され、前部品2と後部品3と開閉部品4と入賞口7と球検出器5と開閉駆動機構26とが直線状に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機の構造が簡単で小型な可変入賞装置に関する。
図13は、特許文献1で開示されたパチンコ遊技機の可変入賞装置を示す。図13において、可変入賞装置121は、前面パネル122に上下の入賞口123;124を備える。上部の入賞口123は、下部の入賞口124よりも横幅が広くなっている。入賞口123には、扉125が設けられる。扉125は、図外の開閉駆動機構により扉125の下部を回転中心として斜め前方に前傾状に開放される構成である。入賞口124には、扉126が設けられる。扉126は、図外の上記と別の開閉駆動機構により扉126の下部を回転中心として斜め前方に前傾状に開放される構成である。扉125と扉126とは、個別に開閉されるようになっている。そして、可変入賞装置121が遊技盤127に設けられ、扉125又は扉126が開放されると、遊技盤127の前面を流下する球が開いた扉125又は開いた扉126から入賞口123又は入賞口124に入賞する可能性がある。扉125又は扉126が閉じられると、遊技盤の前面を流下する球が入賞口123又は入賞口124に入ることはない。扉126が閉じられた場合、遊技盤127の前面を流下する球が左右一対の誘導部128から当該誘導部128の間に設けられた上下方向への貫通孔129を通過して遊技盤127の前面に排出するようになっている。しかしながら、横幅の広い扉125を有する上部の入賞口123と横幅の狭い扉126を有する下部の入賞口124とが前面パネル122に設けられた複雑な構造であると共に、可変入賞装置121が大型になる。可変入賞装置121が大型になると、可変入賞装置121を配置する場所が遊技盤127に設けられた図外のセンター飾りよりも下方に限定され、当該大型の可変入賞装置121をセンター飾りの横に併設することは無理になり、遊技性に欠けるという欠点がある。
特開2007‐38018号公報
発明が解決しようとする課題は、可変入賞装置が小型化できないという点である。
本発明に係る可変入賞装置は、前部品と後部品と開閉部品と球検出器とからなるパチンコ遊技機の可変入賞装置であって、前部品が可変入賞装置の前側意匠を形成する前部品躯体と前部品躯体に前後方向への貫通孔として形成された入賞口と前部品躯体の後部に設けられた扉軸受部と扉軸受部に干渉しないように前部品躯体の後部に設けられた結合部とを備え、後部品が前部品躯体の入賞口から取り込まれた球を排出する後部品躯体と後部品躯体の前部に設けられた扉軸受部と扉軸受部に干渉しないように後部品躯体の内部に設けられた検出器収容部と、検出器収容部と干渉しないように後部品躯体に設けられた開閉駆動機構とを備え、開閉部品が前部品の入賞口を開閉する扉と扉の下部に設けられた扉軸と扉軸に干渉しないように扉の下部に設けられたリンク突起とを備え、開閉駆動機構が後部品躯体に固定される電磁ソレノイドとばねとプランジャーとプランジャーに連結されたリンクレバーとを備えた構造であり、球検出器が後部品の検出器収容部に収容され、開閉部品の扉軸が前部品の扉軸受部又は後部品の扉軸受部に収容され、前部品の結合部と後部品の結合部とが互いに結合されることにより、開閉部品の扉軸が前部品の扉軸受部と後部品の扉軸受部とで回転可能に支持され、開閉部品の扉が前部品の入賞口を開閉し得るように配置され、開閉駆動機構のリンクレバーと開閉部品のリンク突起とが互いに連結され、上記検出器収容部に収容された球検出器が検出器収容部から飛び出ないように前部品で支持され、前部品と後部品と開閉部品と球検出器とが互いに組み合わされたことにより、前部品と後部品と開閉部品と入賞口と球検出器と開閉駆動機構が直線状に配置されたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る可変入賞装置は、前部品と後部品とが互いに結合されることにより開閉部品と球検出器とが前部品と後部品との内部に支持されかつ開閉部品と開閉駆動機構のリンクレバーとが互いに連結されたことにより、可変入賞装置の組み立てがやりやすいという利点があるうえ、前部品と後部品と開閉部品と入賞口と球検出器と開閉駆動機構が直線状に配置されたことにより、可変入賞装置が小型になるという利点がある。
実施の形態に係る可変入賞装置を示す分解斜視図。 実施の形態に係る可変入賞装置を示す外観斜視図。 実施の形態に係る前部品及び開閉部品を示す分解斜視図。 実施の形態に係る後部品を示す分解斜視図。 図4のA−A線断面図。 図4のB−B線断面図。 実施の形態に係る前部品と後部品及び開閉部品を示す分解斜視図。 実施の形態に係る可変入賞装置を前後方向に切断した開閉部品の閉じた状態を示す縦断面図。 実施の形態に係る可変入賞装置を前後方向に切断した開閉部品の開いた状態を示す縦断面図。 実施の形態に係る開閉駆動機構を示す分解斜視図。 実施の形態に係る可変入賞装置の使い方を示す模式図。 他の実施の形態に係る機構躯体に電磁ソレノイドを取り付ける構造を示す分解斜視図。 従来の可変入賞装置が遊技盤に取り付けられた状態を示す外観斜視図。
「実施の形態1」
本明細書における「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図2の状態に可変入賞装置1を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。
図1を参照し、可変入賞装置1について説明する。可変入賞装置1は、前部品2と後部品3と開閉部品4と球検出器5とからなる。前部品2は、前部品躯体6と入賞口7と位置決め部8と扉軸受部9と後球誘導部10と結合部11と取付部12とを備える。前部品躯体6は、可変入賞装置1の前面意匠を形成するものである。入賞口7は、前部品躯体6に前後方向への貫通孔として形成される。位置決め部8は、入賞口7を間に置いて左右に対峙する一対として、前部品躯体6の後部に突出して設けられる。
扉軸受部9は、開閉部品4の扉軸33の上下方向の直径よりも前方に位置する前半部を回転可能に収容し得るように位置決め部8の後面から前方への窪みとして設けられる。図1には、右の位置決め部8と右の扉軸受部9とが図示されていない。扉軸受部9及び結合部11は、互いに干渉しない位置で前部品躯体6の後部に設けられる。後球誘導部10は、前部品躯体6の前方から入賞口7に入賞した球を後方の後部品3の内部に誘導するものであって、前部品躯体6の後部に上記球を自重で斜め下方に転がすような樋状に設けられる。取付部12は、前部品2を図2に示す遊技盤44に皿頭付き木ねじのような有頭螺子部材46で取り付ける場合に使用されるものであって、取付部12の前面から後方にすり鉢状に窪む皿穴を構成する。
図1において、前部品2としては、前球誘導部13を持っていなくてもよいが、前球誘導部13を前部品躯体6の前面に備えたものを例示する。前球誘導部13は、前部品躯体6の前方に流下する球を入賞口7の方向に誘導するものである。前球誘導部13の前部品2への取り付け方については、図3で説明する。
図1に戻り、前球誘導部13には、球通過孔14と前飾り部15と扉見せ部16と扉ストッパー17とが設けられる。球通過孔14は、前球誘導部13の左右方向の中央部に上下方向への貫通孔として設けられ、球通過孔14の左右における前球誘導部13の上面を球通過孔14の方向に自重で転がって来た球を前球誘導部13の下方に落下させるものである。球通過孔14の横方向の直径は、1個の球の直径の2倍未満の寸法である。これにより、球通過孔14は、球を1個ずつ落下させることができるものの、2個以上の球を平行に並んで落下させることができない大きさであるが、入賞口7の横幅と同じか又はそれ以上の寸法になっている。
そこで、前球誘導部13が入賞口7の前に出っ張らないように、球通過孔14と入賞口7との位置が合わせられることにより、開閉部品4の扉32が入賞口7から球通過孔14の方向に前傾状に開いたり球通過孔14から入賞口7の方向に縦方向に閉じたりする場合に前球誘導部13に干渉することがなく円滑に開閉することができる。
前飾り部15は、前球誘導部13の上面を転がる球を前球誘導部13より前方に落下しないように球通過孔14の方向に速やかに誘導する衝立を構成する。前飾り部15の前球誘導部13から上方への突出寸法は、前球誘導部13の上面で入賞口7の方向に転がる球を前飾り部15の前方から遊技者に常に見せる寸法になっている。扉見せ部16は、扉32が開いた状態か閉じた状態かを前球誘導部13の前方から遊技者に把握させるためのものであって、球通過孔14と対応する位置で前飾り部15に設けられる。
扉見せ部16としては、前飾り部15の下方から上方に窪みかつ前後方向に貫通した凹部を構成する態様を図示したが、前飾り部15に前後方向への貫通孔として設けられる態様であってもよい。前飾り部15の後面には、扉ストッパー17が扉見せ部16の周りの球通過孔14に位置して設けられる。扉ストッパー17は、前傾状に開いた扉32の前部を受け止めるものである。扉ストッパー17の作用は、図9で説明する。
後部品3は、後部品躯体19と位置決め部20と扉軸受部21と結合部22と検出器収容部23と検出配線通し部24;25と開閉駆動機構26とを備える。後部品躯体19は、入賞口7から取り込まれた球を後下方に排出するものであって、前面から見た形が方形で前後方向に貫通した筒状になっている。位置決め部20は、前部品2と後部品3とが互いに組み立てられる場合、位置決め部8に嵌め合わされて前部品2と後部品3との相互の位置を決めるものであって、後部品躯体19における左右の側壁27の前面から後方への窪みとして、左右の側壁27の前部に設けられる。
扉軸受部21は、前部品2と後部品3とが互いに組み立てられる場合、開閉部品4の扉軸33の上下方向の直径よりも後側の後半部を回転可能に収容し得るように、位置決め部20の奥に位置する面から後方への窪みとして、後部品躯体19の前部に設けられる。結合部22は、扉軸受部21に干渉しない位置で後部品躯体19の前部に設けられる。検出器収容部23は、扉軸受部21や結合部22に干渉しない位置で後部品躯体19の内部に設けられる。
検出配線通し部24は、後部品躯体19の右の側壁27の前面から後方に窪みかつ前方及び左右方向に開放された凹部として設けられる。検出配線通し部25は、後部品躯体19の右の側壁27の外面から右側に突出した横片と横片の右部から下方に突出した縦片とを有し、横片と縦片と右の側壁27とで区画された下方及び前後方向に開放された凹部を構成する。開閉駆動機構26は、検出器収容部23と干渉しないように後部品躯体19に設けられる。開閉駆動機構26は、電磁ソレノイド28とリンクレバー29とを備える。電磁ソレノイド28は、後部品躯体19に固定される。リンクレバー29は、レバー軸30を回転中心として電磁ソレノイド28で上下方向に揺動運動する。
開閉部品4は、扉32と扉軸33とリンク突起34と閉じストッパー35とを備える。扉32は、前部品2の入賞口7を開閉するものである。扉軸33は、扉32の下部に設けられる。リンク突起34は、扉軸33に干渉しないように扉32の下部に設けられる。例えば、リンク突起34は、扉32の左側面から左方向に直線的に突出しかつ扉32の右側面から右方向に直線的に突出して扉32に一体に設けられる。閉じストッパー35は、扉軸33とリンク突起34とに干渉しないように扉32の下部に設けられる。例えば、閉じストッパー35は、扉32の左右側面から下方に突出する。閉じストッパー35の作用は、次のとおりである。開閉部品4が前部品2と後部品3との内部に取り付けられ、扉32が扉軸33を回転中心として入賞口7を閉じた場合、閉じストッパー35が前部品躯体6の入賞口7周りの部分に受け止められ、それ以上、扉32が後方に回転せずに入賞口7を閉じる。
球検出器5は、短冊形の板状になった検出躯体37の一半部に球検出孔38を有し、検出躯体37の球検出孔38周りの内部及び他半部の内部に球を検出するための図外の電気部品を有し、他端部にコネクター39を有する。コネクター39には、配線40の一端に設けられたコネクター41が接続される。配線40は、球検出器5の内部の電気部品への電力供給や電気部品が球を検出した電気信号を出力するものであって、他端にもコネクター42を有する。
そして、前部品2と後部品3と開閉部品4と球検出器5とが次のように組み立てられることで、可変入賞装置1が図2に示す形に構成される。具体的には、図1において、先ず、球検出器5が後部品3の前方から検出器収容部23に収容される。その場合、球検出孔38の存在する側の一端部から検出器収容部23に収容され、配線40が検出器収容部23から検出配線通し部24を経由して後部品3の外部に引き出される。この配線40の外側に引き出された部分は、検出配線通し部25に配置される。また、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9又は後部品3の扉軸受部21に収容される。球検出器5を検出器収容部23に収容する作業と開閉部品4の扉軸33を扉軸受部9又は扉軸受部21に収容する作業は、どちらが先でもよい。次に、前部品2の結合部11と後部品3の結合部22とが互いに頭付ビスのような有頭螺子部材43で結合される。
以上により、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9と後部品3の扉軸受部21とで挟まれた態様で回転可能に支持され、開閉部品4の扉32が前部品2の入賞口7に開閉し得るように配置され、開閉駆動機構26のリンクレバー29と開閉部品4のリンク突起34とが互いに連結され、上記検出器収容部23に収容された球検出器5が検出器収容部23から飛び出ないように前部品2で支持される。
つまり、前部品2と後部品3とが互いに結合されることにより、開閉部品4と球検出器5とが前部品2と後部品3との内部に支持されかつ開閉部品4と開閉駆動機構26のリンクレバー29とが互いに連結され、前部品2と後部品3と開閉部品4と球検出器5とが互いに組み合わされて図2に示す可変入賞装置1が構成される。これにより、可変入賞装置1が組み立てのやりやすい構造になっている。
図2では、可変入賞装置1の開閉部品4が入賞口7を閉じた状態になっている。可変入賞装置1は、前部品2と後部品3と開閉部品4と入賞口7と球検出器5と開閉駆動機構26とのそれぞれを直線状に配置した構造である。これにより、可変入賞装置が小型になる。可変入賞装置1が遊技盤44に取り付けられる場合について説明すると、遊技盤44の可変入賞装置1を取り付ける部分には、逃げ孔45が前後方向に貫通して設けられる。そして、可変入賞装置1が前方より遊技盤44に取り付けられる。その場合、開閉駆動機構26から逃げ孔45に挿入され、有頭螺子部材46が前方から取付部12を経由して逃げ孔45周りの遊技盤44に装着され、前部品躯体6の後面が遊技盤44の前面に接触し、前部品躯体6が逃げ孔44を前方から見えないように目隠しをする。
図3を参照し、前部品2と開閉部品4との構造について詳述する。先ず、前部品2の構造について説明すると、前部品躯体6には、入賞口7と位置決め部8と扉軸受部9と後球誘導部10と結合部11と取付部12と位置決め部49と取付部50とが設けられる。入賞口7の横幅及び上下幅は、1個の球の直径の2倍未満の寸法である。これにより、入賞口7は、球を1個ずつ取り込むことができるものの、2個以上の球を平行に並んだ状態で取り込むことができない大きさである。
位置決め部49は、前球誘導部13を前部品躯体6に取り付ける場合に前球誘導部13の位置決め部51に嵌め込まれるものである。取付部50は、前球誘導部13を前部品躯体6に取り付ける場合に使用されるものであって、前部品躯体6の後面から前方にすり鉢状に窪む皿穴を構成する。
前球誘導部13には、球通過孔14と前飾り部15と扉見せ部16と位置決め部51と取付部52とが設けられる。位置決め部51は、前球誘導部13を前部品躯体6に取り付ける場合に前部品躯体6の位置決め部49に嵌め込まれて前部品2と前球誘導部13との相互の位置を決めるものである。位置決め部49が凹部又は貫通孔を構成する場合は位置決め部51が突起を構成し、位置決め部49が突起を構成する場合は位置決め部51が凹部又は貫通孔を構成する。取付部52は、前球誘導部13を前部品躯体6に取り付ける場合に使用されるものであって、前球誘導部13の後面から前方に窪む貫通していない孔を構成する。
前部品2の組み立て方について説明すると、先ず、前部品躯体6の前面と前球誘導部13の後面とが互いに向かい合わせられ、前部品躯体6の位置決め部49と前球誘導部13の位置決め部51とが互いに嵌め合わされる。これにより、球通過孔14の左右における前球誘導部13が入賞口7より入賞口7の方向に出っ張ることがないように、球通過孔14の位置と入賞口7の位置とが互いに合わせられる。従って、扉32が扉軸33を回転中心として入賞口7から前側に前傾状に開口した場合に球通過孔14の左右における前球誘導部13に接触することなく球通過孔14に適切に配置される。
次に、皿頭付きタッピングスクリューのような有頭螺子部材53が前部品躯体6の後方から前部品躯体6の取付部50を経由して前球誘導部13の取付部52に装着される。これにより、有頭螺子部材53の頭部が前部品躯体6の取付部50に収容されて受け止められ、前球誘導部13が前部品2の前面に取り付けられ、前部品2が図1に示す態様に構成される。
図3に戻り、前部品2と前球誘導部13とが皿頭付きタッピングスクリューのような有頭螺子部材53で結合された場合において、有頭螺子部材53の頭部が前部品躯体6の後面より後方に突出しない構成になっている。このため、図外の丸頭螺子のような有頭螺子部材で前部品2と前球誘導部13とを結合した構成よりも、前部品躯体6の前後方向の厚さが薄く形成できる。何故ならば、丸頭収容凹部を前部品躯体6に形成するよりも、皿穴を前部品躯体6に形成する方が前部品躯体6の前後方向の厚さを薄くできるからである。
開閉部品4の構造について説明すると、開閉部品4の扉32の下部には、リンク突起34と扉ストッパー35と軸受孔54とが設けられる。軸受孔54は、左右方向への貫通孔を構成する。扉軸33は、扉32の左右方向の横幅よりも長さを有しかつ軸受孔54に挿入される太さの丸棒により構成される。扉軸33は扉32と一体に構成されてもよいが上記のように扉32に嵌め込み式に装着する構成であれば、例えば扉32を合成樹脂部材で構成し、扉軸33を金属部材で構成するというように、扉32を構成する材料と扉軸33を構成する材料とを異種材料にしても、可変入賞装置1が使用済となった場合に扉32と扉軸33とを構成材料ごとに分別することができる。
開閉部品4の組み立て方について説明すると、扉軸33が扉32の左右方向の一方向から軸受孔54に挿入され、扉軸33の両端部が扉32から左右の外側に突出された状態になって、扉軸33が扉32に装着されて、図1に示す開閉部品4が構成される。
図4を参照し、後部品3の構造について説明する。後部品躯体19の内部には、隔壁55が左右に対峙する一対に設けられる。左右の隔壁55の前部には、扉逃げ部56が隔壁55の前面から後方への窪みとして設けられる。左の隔壁55と左の側壁27との間、右の隔壁55と右の側壁27との間のそれぞれには、前後方向に貫通したレバー収容部57が設けられる(図5参照)。図4には、右の隔壁55と右の扉逃げ部56とが図示されていない。右の側壁27には、検出配線通し部24;25が設けられる。後部品躯体19の後部には、取付部58と位置決め部59と軸ストッパー60とが設けられる。
取付部58は、後部品躯体19の上下左右の四隅に設けられる。取付部58には、取付孔61が取付部58の後面から前方に窪むものの前方に貫通していない穴として設けられる。位置決め部59は、後部品躯体19と開閉駆動機構26とが組み立てられる場合、開閉駆動機構26の位置決め部87に嵌め込まれて後部品躯体19と開閉駆動機構26との相互の位置を決めるものである。位置決め部59が左右の側壁27の後面から前方に窪みかつ後方及び左右方向に開放された凹部を構成する場合は位置決め部87が突起を構成し、位置決め部59が突起を構成する場合は位置決め部87が凹部を構成する。軸ストッパー60は、後部品躯体19と開閉駆動機構26とが組み立てられる場合、開閉駆動機構26のレバー軸30を前側から回転可能に支持するように、位置決め部59の前側奥に位置する面から後方への突起を構成する。このように、軸ストッパー60がレバー軸30を回転可能に支持することにより、レバー軸30が左右方向に移動することがなくかつ脱落することがない。図4には、左下の取付部58と左の位置決め部59と左の軸ストッパー60とが図示されていない。
開閉駆動機構26は、機構躯体63に電磁ソレノイド28とばね64とリンクレバー29とを搭載し、電磁ソレノイド28のプランジャー66とリンクレバー29とが連結部材67で互いに連結された構造になっている。そして、電磁ソレノイド28に電力が供給されておらず、ばね64の弾力がプランジャー66を前方に移動するように付勢している場合、つまり、電磁ソレノイド28への電力供給が停止し、プランジャー66がばね64の弾力で前方に移動した場合、連結部材67がリンクレバー29の後連結部68を前方に押す。これにより、リンクレバー29の前連結部69がレバー軸30を回転中心として下方に回転して停止した状態になる。
開閉駆動機構26の後部品躯体19への組み立て方について説明すると、リンクレバー29の前連結部69が下方に停止した状態において、リンクレバー29の左右の前連結部69が後部品躯体19の後方から左右のレバー収容部57に別々に挿入される。それにより、開閉駆動機構26の取付部86よりも前側に配置されたリンクレバー29と連結部材67と検出器ストッパー91及びばね64の前部が後部品躯体19の内部に収容され、後部品躯体19の位置決め部59と開閉駆動機構26の位置決め部87とが互いに嵌め合わされる。そして、頭付きタッピングスクリューのような有頭螺子部材72が取付部86の取付孔96を経由して取付部58の取付孔61に装着されて、図1及び図7に示す後部品3として構成される。検出器ストッパー91が後部品躯体19の内部に収容された場合に検出器収容部23の後部を図8に示すよう塞ぎ、それにより、検出器ストッパー91が後部品躯体19の前方から検出器収容部23に収容された球検出器5を受け止めるので、球検出器5が検出器収容部23の適切な位置に収容される。
図5及び図6を参照し、後部品躯体19の内部構造について説明する。左右の隔壁55の後部には、後隔壁75が配置される。とりわけ、図6において、後隔壁75は、球を下方に誘導するような弧状に形成される。左右の隔壁55と後隔壁75とが球通路76としての空間を構成する。後隔壁75の下部と後部品躯体19の底壁77との間には、検出器収容部23が前後方向に貫通した空間として形成される。左右の隔壁55の扉逃げ部56よりも下部には、後球誘導逃げ部78が後方及び上方への窪みとして設けられる。後部品躯体19の底壁77には、球排出口79が少なくとも球通路76と対応する位置で上下方向に貫通して設けられる。
図7を参照し、前部品2と開閉駆動機構26との組み立て方について説明する。球検出器5が後部品3の検出器収容部23に収容され、例えば、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9に収容された後、有頭螺子部材43が後部品3の後方から結合部22を経由して結合部11に装着されることにより、可変入賞装置1が図2に示すように構成される。
図8を参照し、扉32が入賞口7を閉じた状態における可変入賞装置1の内部について説明する。前部品2と後部品3とが互いに組み合わせられる場合に、後球誘導部10が後球誘導逃げ部78に配置されて球検出器5の球検出孔38よりも前方に位置する部分を前方及び上方から支持し、かつ、後隔壁75と検出器ストッパー91とが球検出器5の球検出孔38よりも後方に位置する部分を上方及び後方から支持する。つまり、検出器収容部23に収容された球検出器5が後球誘導部10と検出器ストッパー91と後隔壁75とで前後方向及び上下方向に移動しないように検出器収容部23に適切に配置される。これにより、球検出器5が球検出孔38を通過する球を適切に検出する。また、電磁ソレノイド28への電力供給が停止し、プランジャー66がばね64の弾力で前方に移動し、連結部材67がリンクレバー29の後連結部68を前方に押し、連結部材67の被係合部105が後部品躯体19のプランジャーストッパー90に受け止められ、リンクレバー29の前連結部69がレバー軸30を回転中心として下方に回転して停止している。
以上により、開閉部品4の扉32が扉軸33を回転中心として前方から後方に回転して縦状態となって入賞口7の内部に配置されて入賞口7を閉じている。このように入賞口7が扉32で閉じられた状態において、球83が可変入賞装置1の上方から矢印X1で示すように前部品躯体6の入賞口7及び扉32の前方並びに前球誘導部13から球通過孔14を経由して遊技盤44の前方に排出される。
図8及び図9を参照し、扉32が入賞口7を閉じた状態から開いた状態に変化する過程について説明する。図8に示すように、扉32が入賞口7を閉じた状態において、電力が電磁ソレノイド28に供給される。これにより、図9に示すように、プランジャー66がばね64の弾力に抗して後方に移動し、連結部材67がリンクレバー29の後連結部68を後方に引き、リンクレバー29の前部の前連結部69がレバー軸30を回転中心として上方に回転するのに伴い、開閉部品4の扉32が扉軸33を回転中心として後方に回転して停止する。これにより、扉32が入賞口7から球通過孔14の方向に移動して入賞口7を開放し、扉32が扉軸33を回転中心として前傾状となって扉ストッパー17に受け止められている。図8及び図9における符号84は、透明な前面ガラスを示す。前面ガラス84は、遊技盤44を交換可能に装着するパチンコ遊技機に設けられる部材である。遊技盤44と前面ガラス84との間は、遊技球としての球83が飛び交う空間としての遊技領域になっている。
図9に示すように、扉32が入賞口7を開放して前傾状となった場合において、球が可変入賞装置1の上方から矢印X2で示すように前部品躯体6の前方を下方に通過して扉32に受け止められると、当該球が扉32の上面を転がりつつ矢印X3で示すように入賞口7から後部品躯体19の内部と球検出器5の球検出孔38及び球排出口79を経由し可変入賞装置1の下方の外部に排出される。
開いた扉32の前部が扉ストッパー17で受け止められ、扉軸33が扉軸受部9(図1参照)及び扉軸受部21(図1参照)で支持されている。つまり、開いた扉32の前部と後部とが扉ストッパー17と扉軸受部9;21(図1参照)とで支持された構成であるので、図9において、落下する球が扉32に受け止められる場合、扉32が衝突する球からの荷重に耐えて前傾状の姿勢を適切に確保して当該球を球通路76の方向に誘導することができる。
図10を参照し、開閉駆動機構26の構成について説明する。開閉駆動機構26は、機構躯体63と電磁ソレノイド28とリンクレバー29と連結部材67とを備える。機構躯体63には、ソレノイド固定部85と取付部86と位置決め部87とレバー軸受部88とレバー導入部89とプランジャーストッパー90と検出器ストッパー91とソレノイド配線通し部92と検出配線通し部93とが設けられる。ソレノイド固定部85は、電磁ソレノイド28を固定するものである。ソレノイド固定部85には、取付孔94が上下方向に貫通して複数個設けられる。取付部86は、ソレノイド固定部85の前部に垂直な板状に設けられる。取付部86の中央部には、開口部95が前後方向に貫通して設けられる。取付部86の周縁部の四隅には、取付孔96が前後方向に貫通して設けられる。図10には、下方の取付孔96が図示されていない。
位置決め部87は、開口部95を間に置いて左右に対峙する一対として、取付部86の
前部に前方に突出して設けられる。レバー軸受部88は、左右の位置決め部87の前部に外側に突出して設けられる。レバー導入部89は、左右のレバー軸30を左右の位置決め部87の前方からレバー軸受部88に嵌め込むように誘導するものであって、左右の位置決め部87の前部に前面から後方に窪みかつ内側及びレバー軸受部88に貫通した凹部を構成する。プランジャーストッパー90は、左右の位置決め部87に左右に対峙しかつ内側に突出して設けられる。図10には、右のプランジャーストッパー90が図示されていない。検出器ストッパー91は、取付部86の下部から前方に突出かつ左右の位置決め部87の下部に繋がっている。ソレノイド配線通し部92及び検出配線通し部93は、右の位置決め部87の外面から右側に突出した横片と横片の右部から上方に突出した縦片とを有し、横片と縦片と右の位置決め部87とで区画された上方及び前後方向に開放された凹部を構成する。
電磁ソレノイド28は、電磁変換部99の中心孔100に配置されるプランジャー66を電磁変換部99の電磁力とばね64の弾力とで直進往復運動をするように駆動するアクチュエータである。プランジャー66の前部には、係合部101がプランジャー66よりも大きな外形を有する態様に設けられる。電磁変換部99には、取付孔102が複数個設けられる。取付孔102は、貫通孔の内面に雌螺子の形成された螺子孔として構成される。
リンクレバー29は、左右に対峙する一対のアーム部103の後部が互いに横片部104で結合された構成である。左右のアーム部103の後部には、レバー軸30が外側に突出して設けられる。具体的には、レバー軸30は、左のアーム部103の左側面から左方向に直線的に突出しかつ右のアーム部103の右側面から右方向に直線的に突出してアーム部103に一体に設けられる。横片部104の左右方向中央部には、後連結部68が上方に突出して設けられる。後連結部68は、レバー軸30よりも後方に位置する。左右のアーム部103の前部には、前連結部69が前面から後方に窪みかつ左右に貫通した凹部として設けられる。
連結部材67は、被係合部105とレバー連結部106とを備える。被係合部105には、係合収容部107とプランジャー逃げ部108とを備える。係合収容部107は、プランジャー66の係合部101に上方から嵌め込まれるものであって、被係合部105の下面から上方に窪む凹部を構成する。プランジャー逃げ部108は、係合収容部107がプランジャー66の係合部101に嵌め込まれる場合にプランジャー66を逃げるものである。レバー連結部106は、被係合部105の上部から前方に突出して設けられる。レバー連結部106の前部には、後連結収容部109が設けられる。後連結収容部109は、リンクレバー29の後連結部68に上方から嵌め込まれるものであって、レバー連結部106の下面から上方に窪みかつ左右に貫通した凹部を構成する。
開閉駆動機構26の組み立て方について説明する。電磁ソレノイド28とプランジャー66とばね64と連結部材67とが機構躯体63に取り付けられ、また、リンクレバー29が機構躯体63に取り付けられる。
先ず、電磁ソレノイド28とプランジャー66とばね64と連結部材67とが機構躯体63に取り付けられる場合について説明する。例えば、電磁ソレノイド28がソレノイド固定部85に搭載され、有頭螺子部材110がソレノイド固定部85の下方から取付孔94を経由して電磁ソレノイド28の取付孔102に装着される。これにより、電磁ソレノイド28がソレノイド固定部85に固定される。また、ばね64がプランジャー66に後方から外嵌装着され、連結部材67の係合収容部107がプランジャー66の係合部101に外嵌装着される。このばね64及び連結部材67の装着されたプランジャー66が機構躯体63の取付部86よりも前方から開口部95を経由して電磁ソレノイド28の中心孔100に挿入される。
そして、連結部材67が後方に押されてばね64を電磁ソレノイド28に押し付けて圧縮させ、連結部材67の被係合部105がプランジャーストッパー90よりも後方に位置すると、連結部材67が下方に移動される。その状態において、連結部材67から上記後方に押す力を解除することにより、ばね64の弾力が被係合部105を前方に押すように被係合部105に作用し、被係合部105がプランジャーストッパー90に受け止められる。これにより、電磁ソレノイド28とプランジャー66とばね64と連結部材67とが機構躯体63に取り付けられる。
上記電磁ソレノイド28とプランジャー66とばね64と連結部材67とが機構躯体63に取り付けられる順序は、上記に限定されるものではなく、次のようにしてもよい。例えば、ばね64や連結部材67の装着されたプランジャー66が開口部95を前方から後方に経由して電磁ソレノイド28の中心孔100に挿入され、被係合部105がプランジャーストッパー90に受け止められたようにして、有頭螺子部材110がソレノイド固定部85の下方から取付孔94を経由して電磁ソレノイド28の取付孔102に装着され、電磁ソレノイド28がソレノイド固定部85に固定される。これにより、電磁ソレノイド28とプランジャー66とばね64と連結部材67とが機構躯体63に取り付けられる。電磁ソレノイド28がソレノイド固定部85に固定された場合、電磁ソレノイド28の電磁変換部99から外部に延びた図外の配線が取付部86の後方からソレノイド配線通し部92を経由して機構躯体63の外部に引き出される。
次に、リンクレバー29が機構躯体63に取り付けられる場合について説明する。例えば、左のレバー軸30が機構躯体63の前方から左のレバー導入部89を経由して左のレバー軸受部88に内側から外側に向けて挿入され、左のアーム部103が左の位置決め部87の方向に寄せられる。そして、右のレバー軸30が機構躯体63の前方から右のレバー導入部89を経由してレバー軸受部88に内側から外側に向けて挿入され、右のアーム部103が右の位置決め部87の方向に寄せられ、左右のレバー軸30が左右のレバー軸受部88に個別に嵌め込まれるように調整されることにより、開閉駆動機構26が図4に示すように構成される。
図11を参照し、可変入賞装置1の使い方について説明する。可変入賞装置1や始動入賞装置111の取り付けられた図外の遊技盤が図外のパチンコ遊技機に装着され、遊技者がパチンコ遊技機のハンドルを操作し、パチンコ遊技機の発射機が受皿から供給された球を1個ずつパチンコ遊技機の前面ガラスと遊技盤との間の遊技領域に発射され、その球が始動入賞装置111の入賞口112に入賞すると、始動入賞装置111の球検出器113が入賞口112に入賞した球を検出した電気信号を制御装置114に出力し、制御装置114がコンピュータ処理による内部抽選を実行し、内部抽選の結果を遊技者に見せるように図外の画像表示器で確定表示する。内部抽選の結果が、例えば、小当たりの場合は可変入賞装置1の開閉部品4が入賞口7を2回開くように制御装置114がコンピュータ処理により可変入賞装置1の開閉駆動機構26を制御し、大当たりの場合は可変入賞装置1の開閉部品4が入賞口7を5回開くように制御装置114がコンピュータ処理により可変入賞装置1の開閉駆動機構26を制御する。上記開いた入賞口7に入賞した球を可変入賞装置1の球検出器5が検出して電気信号を制御装置114に出力するごとに、制御装置114がコンピュータ処理によりパチンコ遊技機の球払出装置を制御し、球払出装置が賞球としての球をパチンコ遊技機の受皿に払い出す。上記可変入賞装置1の開閉部品4が入賞口7を開く回数は、2回及び5回に限定されるものではなく、1回、3回、4回、6回以上であってもよい。また、開くきっかけは、小当たりや大当たりに限定されるものでなく、小当たりや大当たり以外の当たりでもよい。入賞口112としては、チャッカータイプとポケットタイプとチューリップタイプとのいずれのタイプに構成してもよい。チャッカータイプは、遊技盤の前方から取り込む口が定形であって当該取り込んだ球を遊技盤の前方に排出する構造である。ポケットタイプは、遊技盤の前方から取り込んだ球を遊技盤の後方に排出する構造である。チューリップタイプは、球を取り込む口の横幅が広くなったり狭くなったりすると共に遊技盤の前方から取り込んだ球を遊技盤の後方に排出する構造である。
「実施の形態2」
図12を参照し、開閉駆動機構26の機構躯体63に電磁ソレノイド28を螺子部材以外の手段で固定する構造について説明する。機構躯体63のソレノイド固定部85には、取付部115が複数個設けられる。取付部115のそれぞれは、縦に二つに割れた一対の支柱116の上部にフック部117を備えた構造である。そして、電磁ソレノイド28がソレノイド固定部85に次のように取り付けられる。電磁ソレノイド28の取付孔102が取付部115に上方から嵌め込まれると、一対の支柱116が互いに近づくように撓み、フック部117が取付孔102より上方に突出するのに伴い、一対の支柱116が互いに離れる方向に復元し、フック部117が電磁ソレノイド28の取付孔102を囲む部分に係合し、電磁ソレノイド28がソレノイド固定部85に固定される。
可変入賞装置1は、アタッカーや電動式チューリップとして使用可能である。電動式チューリップの場合、例えば、図2において、前球誘導部13が除去され、開閉部品4が入賞口7を開閉駆動機構26で開閉される構造になる。また、開閉部品4の扉32の形は、板状の左右に球を後部品3の方向に導く側壁を有する構造でもよい。
1は可変入賞装置、2は前部品、3は後部品、4は開閉部品、5は球検出器、6は前部品躯体、7は入賞口、8は位置決め部、9は扉軸受部、10は後球誘導部、11は結合部、12は取付部、13は前球誘導部、14は球通過孔、15は前飾り部、16は扉見せ部、17は扉ストッパー、18は欠番、19は後部品躯体、20は位置決め部、21は扉軸受部、22は結合部、23は検出器収容部、24;25は検出配線通し部、26は開閉駆動機構、27は側壁、28は電磁ソレノイド、29はリンクレバー、30はレバー軸、31は欠番、32は扉、33は扉軸、34はリンク突起、35は閉じストッパー、36は欠番、37は検出躯体、38は球検出孔、39はコネクター、40は配線、41;42はコネクター、43は有頭螺子部材、44は遊技盤、45は逃げ孔、46は有頭螺子部材、47;48は欠番、49は位置決め部、50は取付部、51は位置決め部、52は取付部、53は有頭螺子部材、54は軸受孔、55は隔壁、56は扉逃げ部、57はレバー収容部、58は取付部、59は位置決め部、60は軸ストッパー、61は取付孔、62は欠番、63は機構躯体、64はばね、65は欠番、66はプランジャー、67は連結部材、68は後連結部、69は前連結部、70;71は欠番、72は有頭螺子部材、73;74は欠番、75は後隔壁、76は球通路、77は底壁、78は後球誘導逃げ部、79は球排出口、80乃至82は欠番、83は球、84は前面ガラス、85はソレノイド固定部、86は取付部、87は位置決め部、88はレバー軸受部、89はレバー導入部、90はプランジャーストッパー、91は検出器ストッパー、92はソレノイド配線通し部、93は検出配線通し部、94は取付孔、95は開口部、96は取付孔、97;98は欠番、99は電磁変換部、100は中心孔、101は係合部、102は取付孔、103はアーム部、104は横片部、105は被係合部、106はレバー連結部、107は係合収容部、108はプランジャー逃げ部、109は後連結収容部、110は有頭螺子部材、111は始動入賞装置、112は入賞口、113は球検出器、114は制御装置、115は取付部、116は支柱、117はフック部、118乃至120は欠番、121は可変入賞装置、122は前面パネル、123;124は入賞口、125;126は扉、127は遊技盤、128は誘導部、129は貫通孔。

Claims (2)

  1. 前部品と後部品と開閉部品と球検出器とからなるパチンコ遊技機の可変入賞装置であって、前部品が可変入賞装置の前側意匠を形成する前部品躯体と前部品躯体に前後方向への貫通孔として形成された入賞口と前部品躯体の後部に設けられた扉軸受部と扉軸受部に干渉しないように前部品躯体の後部に設けられた結合部とを備え、後部品が前部品躯体の入賞口から取り込まれた球を排出する後部品躯体と後部品躯体の前部に設けられた扉軸受部と扉軸受部に干渉しないように後部品躯体の内部に設けられた検出器収容部と、検出器収容部と干渉しないように後部品躯体に設けられた開閉駆動機構とを備え、開閉部品が前部品の入賞口を開閉する扉と扉の下部に設けられた扉軸と扉軸に干渉しないように扉の下部に設けられたリンク突起とを備え、開閉駆動機構が後部品躯体に固定される電磁ソレノイドとばねとプランジャーとプランジャーに連結されたリンクレバーとを備えた構造であり、球検出器が後部品の検出器収容部に収容され、開閉部品の扉軸が前部品の扉軸受部又は後部品の扉軸受部に収容され、前部品の結合部と後部品の結合部とが互いに結合されることにより、開閉部品の扉軸が前部品の扉軸受部と後部品の扉軸受部とで回転可能に支持され、開閉部品の扉が前部品の入賞口を開閉し得るように配置され、開閉駆動機構のリンクレバーと開閉部品のリンク突起とが互いに連結され、上記検出器収容部に収容された球検出器が検出器収容部から飛び出ないように前部品で支持され、前部品と後部品と開閉部品と球検出器とが互いに組み合わされたことにより、前部品と後部品と開閉部品と入賞口と球検出器と開閉駆動機構が直線状に配置されたことを特徴とするパチンコ遊技機の可変入賞装置。
  2. 入賞口の横幅及び上下幅が1個の球の直径の2倍未満の寸法であることにより、入賞口が球を1個ずつ取り込むことができるものの2個以上の球を平行に並んだ状態で取り込むことができない大きさであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機の可変入賞装置。
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