JP4536563B2 - アタッカ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機用のアタッカ装置に関するものである。
本明細書中では遊技機の遊技盤面に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とする。
パチンコ店などの遊技場で使用されるパチンコ機は、パチンコ球に一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はパチンコ球を大量に獲得するということを主な目的とし、短期間のうちに大量のパチンコ球を獲得できる遊技モードでの遊技を行うことが楽しみの一つとなっている。
パチンコ機の一種としてデジパチタイプと呼ばれる種類のパチンコ機が知られている。デジパチタイプのパチンコ機には、通常モードや当たりモードなどの遊技モードが設定されているものがある。
当たりモードでは、大入賞口を開閉する開閉部材が開放位置となって大入賞口にパチンコ球が入り易くなり、通常モードでは、開閉部材が閉じ位置となる。大入賞口の1回の開放、すなわち1ラウンドは、例えば大入賞口が30秒開放されるか又は大入賞口にパチンコ球が10個入賞したことを検知するまで開放され続ける。当たりモードは、例えば15ラウンド実行されると終了する。当たりモードでは大入賞口が開放されるため、通常モードよりも多くのパチンコ球を獲得することができる。
このような大入賞口、及びこの大入賞口から連続する入賞通路を有し、遊技盤に取り付けられる本体と、大入賞口を開閉する開閉部材と、この開閉部材を駆動する駆動機構とからなるアタッカ装置が、例えば特許文献1に記載されている。このアタッカ装置では、大入賞口に入賞したパチンコ球は、入賞通路の後方に形成された出口開口から、入賞通路の裏側に位置する排出通路へと排出される。
特開2003−126416
上述したようなアタッカ装置では、出口開口の付近に検出センサを設け、この検出センサにより通過するパチンコ球をカウントするため、出口開口がパチンコ球の大きさに合わせて形成されており、一度に1個ずつのパチンコ球しか出口開口を通過できない。ところが、大入賞口の寸法は出口開口よりも大きく、一度にたくさんのパチンコ球が出口開口へ向かって流動していくため、出口開口でパチンコ球が詰まることがある。パチンコ球が詰まってしまうと、遊技が中断され、楽しみを妨げることとなってしまう。また出口開口で球詰まりがおきると、パチンコ球をカウントできなくなる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、入賞口に入賞したパチンコ球の詰まりを防止することができるアタッカ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のアタッカ装置は、遊技領域を形成する遊技盤内に装着された本体と、開閉部材とを備え、前記本体は、遊技領域を流下した遊技球が入賞する入賞口、この入賞口から奥行き側へ略水平方向に延びる入賞通路、及びこの入賞通路の後方に設けられた排出通路へ遊技球を排出する出口開口部が形成され、前記入賞口を開閉するように前記開閉部材が配されるアタッカ装置において、前記本体には、前記入賞通路の後端部を塞ぎ、且つ前記出口開口部を有する後壁が設けられており、前記出口開口部は、前記遊技球が1つ以上2つ未満通過可能な開口径を有し、略水平方向に遊技球を通過させる位置に配されており、前記入賞通路の底面には、前記出口開口部の底面へ向かって傾斜する複数の傾斜面が形成されており、この複数の傾斜面は、前記出口開口部の底面の一辺に接する第1の傾斜面と、前記出口開口部と接する一辺とは異なる辺で前記第1の傾斜面と接するとともに、前記入賞口に接し、且つ前記第1の傾斜面よりも傾斜が急な第2の傾斜面とを含み、前記第1及び第2の傾斜面は、前記入賞口から前記出口開口部に向かって互いに異なる傾斜方向で傾斜していることを特徴とする。
なお、本発明における遊技に要する遊技球(パチンコ球等)とは、遊技機による所定遊技を進行させるために現金と変換して使用する、直径11mm程度の球状の玉しての価値媒体などにより所定遊技を進行させる遊技機用価値媒体である。
本発明のアタッカ装置は、前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。
前記入賞通路の底面には、前記第1及び第2の傾斜面とは異なる傾斜方向で前記入賞口から前記第1の傾斜面に向かって下方に傾斜し、且つ前記第2の傾斜面よりも傾斜が急な第3の傾斜面が形成されていることが好ましい。あるいは、前記入賞通路の底面には、前記第1及び第2の傾斜面とは異なる傾斜方向で、前記第1の傾斜面に向かって傾斜する第3の傾斜面が形成されており、前記第3の傾斜面の傾斜方向先端から前記第1の傾斜面に向かって低くなる段差が形成されていることが好ましい。
また、前記本体には、前記入賞通路の一方の端部に位置し、上下方向に延びて且つ前記後壁に対して垂直に配置された側方ガイド面が設けられており、前記第2の傾斜面は、前記側方ガイド面に接する第1の辺と、前記入賞口に接する第2の辺と、前記第1の傾斜面に接する第3の辺とからなる三辺で囲まれた略三角形状で、前記第1の辺と第2の辺とが接する頂点から前記第3の辺に向かって下方に傾斜する傾斜面であることが好ましい。さらにまた、前記第1の傾斜面は、前記出口開口部に接する第1の辺と、前記第2の傾斜面に接する第2の辺と、これら第1及び第2の辺の端部同士を結ぶ第3の辺とからなる三辺で囲まれた略三角形状で、前記第2の辺から前記第1の辺へ向かって下方に傾斜する傾斜面であることが好ましい。
本発明によれば、アタッカ装置の本体には、入賞通路の後端部を塞ぎ、且つ出口開口部を有する後壁が設けられており、出口開口部は、遊技球が1つ以上2つ未満通過可能な開口径を有し、略水平方向に遊技球を通過させる位置に配されており、入賞通路の底面には、出口開口部の底面へ向かって傾斜する複数の傾斜面が形成されており、この複数の傾斜面は前記出口開口部の底面の一辺に接する第1の傾斜面と、前記出口開口部と接する一辺とは異なる辺で前記第1の傾斜面と接するとともに、前記入賞口に接し、且つ前記第1の傾斜面よりも傾斜が急な第2の傾斜面とを含み、前記第1及び第2の傾斜面は、前記入賞口から前記出口開口部に向かって互いに異なる傾斜方向で傾斜しているので、入賞口に入賞したパチンコ球の詰まりを防止することができる。
さらに、前記入賞通路の底面には、前記第1及び第2の傾斜面とは異なる傾斜方向で前記入賞口から下方に傾斜し、且つ前記第2の傾斜面よりも傾斜が急な第3の傾斜面が形成されているため、球詰まりを確実に防ぐことができる。
また、第2の傾斜面が、側方ガイド面に接する第1の辺と、入賞口に接する第2の辺と、これら第1及び第2の辺の端部同士を結ぶ第3の辺とからなる三辺で囲まれた略三角形状で、第1の辺と第2の辺とが接する頂点から第3の辺に向かって下方に傾斜する傾斜面であることや、第1の傾斜面が、出口開口部に接する第1の辺と、第2の傾斜面に接する第2の辺と、これら第1及び第2の辺の端部同士を結ぶ第3の辺とからなる三辺で囲まれた略三角形状で、第2の辺から第1の辺へ向かって下方に傾斜する傾斜面であることによって、さらに確実に球詰まりを防ぐことができる。
また、入賞通路の底面には、第1の傾斜面に向かって下方に傾斜する第3の傾斜面が形成されており、この第3の傾斜面の傾斜方向先端から第1の傾斜面に向かって低くなる段差が形成されているので、この段差を通過するときに遊技球に勢いが付いて出口開口部へ流下していくので、さらに確実に球詰まりを防ぐことができる。
図1にパチンコ機10の外観を示し、先ず、パチンコ機10の遊技の流れの概略を説明する。パチンコ機10では、通常モード、当たりモードの2つの遊技モードが設けられている。後述する始動入賞口13にパチンコ球5が入賞すると、当たりモードに移行する権利のみを付与する当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定する当たり決定抽選が行われる。当たり決定抽選で当たりに当選すると通常モードから当たりモードに移行される。当たりモードでは、通常モードで閉じられた状態となっている大入賞口(入賞口)17が開放される。なお、大入賞口17は後述するアタッカ装置15に設けられている。そして、1回の当たりモードでは大入賞口17を開放する回数は例えば15回となっており、大入賞口17は1回の開放につき例えば30秒経過するまで又はパチンコ球5が10個入賞するまで開放される。
次に、パチンコ機10の構成を説明する。パチンコ機10の遊技盤11の遊技盤面11aには図柄表示装置12が組み込まれている。さらに、遊技盤面11aには、始動入賞口13、通常入賞口14、アタッカ装置15、アウト口16が設けられ、なお図示は省略してあるが、障害釘や風車などが設けられている。
また、パチンコ機10には発射ハンドル18が設けられており、発射ハンドル18が操作されると、パチンコ球5は発射制御装置によって一個ずつ遊技盤面11a上の遊技領域に打ち出され、始動入賞口13又は通常入賞口14のいずれかに入賞するか、あるいは、ハズレ扱いとなるアウト口16に入る。始動入賞口13、通常入賞口14、大入賞口17にパチンコ球5が入賞すると、入賞した入賞口ごとに割り当てられた個数のパチンコ球5が払い出し口19から受け皿20に払い出される。
図2及び図3に示すように、アタッカ装置15は、大入賞口17が設けられた本体21、大入賞口17を開閉する開閉部材22、この開閉部材22を駆動する駆動機構23、及び球カウント用の検出センサ24からなる。本体21は、箱体26と、この箱体26の後端を塞ぐ後壁27と、後壁27の背面側に位置する支持部材28とからなり、これらはネジ止めによって互いに固着されている。
箱体26は、略水平方向に延びる矩形の箱状で、後述する底壁37とともに、大入賞口17から連続する入賞通路29(図4参照)を形成する。この箱体26は、側壁31,32及び上壁33を有する。側壁31,32は、大入賞口17の幅方向両端に近接する位置から奥行き方向に沿って延びる垂直面と平行に形成され、上壁33は、側壁31,32と直交する水平面と略平行に形成されている。
さらに、箱体26の前面には、遊技盤面11aに固着される前基板36が一体に設けられている。前基板36は、横長矩形板状に形成され、その略中央に大入賞口17が位置するように配設されている。
後壁27は、後述する排出通路32へパチンコ球5を排出する出口開口部34が形成されており、さらに箱体26の底面を塞ぎ、箱体26とともに入賞通路29を形成する底壁37、及び突起部38,39が一体に形成されている。出口開口部34は、その底面が入賞通路29の底面に連続した位置に配されている。後壁27は、奥行き方向と直交するように配置されており、その前面は、入賞通路29と略直交する垂直面とほぼ平行に配設され、入賞通路29の後端部を塞ぎ、パチンコ球5を出口開口部34に導く後方ガイド面27aとなっている。
箱体26及び底壁37からなる入賞通路29は、図4に示すように、奥行き方向と直交する垂直面で切断したときの切断面が横長矩形状で、幅方向両端のうち一方の端部、すなわち一方の側壁31に近接する位置に出口開口部34が設けられている。突起部38は、奥行き方向に沿って形成されている。この突起部38の出口開口部34に接する側面は、上下方向に延びて且つ奥行き方向に沿って延びる垂直面と略平行に形成され、パチンコ球5を出口開口部34に導く側方ガイド面38aとなっている。
底壁41には、パチンコ球5を出口開口部34に導き、且つ球詰まりを防ぐための第1及び第2傾斜面51,52と、上述した他方の側壁32の付近から第1の傾斜面51に向かって下方に傾斜する第3の傾斜面53とが形成されている。
第1及び第2の傾斜面51,52について詳細に説明する。第2の傾斜面52は、側方ガイド面38aに接する第1の辺52aと、大入賞口17に接する第2の辺52bと、第1の辺52a及び第2の辺52bの端部同士を結んだ第3の辺52cとからなる三辺で囲まれた直角二等辺三角形状で、第1の辺51aと第2の辺52aとが接する頂点52dから第3の辺52cに向かって下方へ傾斜する。第1の傾斜面51は、出口開口部34に接する第1の辺51aと、第2の傾斜面51bに接する第2の辺51bと、第1の辺51a及び第2の辺51bの端部同士を結んだ第2の辺51cとからなる三辺で囲まれた直角二等辺三角形状で、第2の辺51bから第1の辺51aに向かって下方へ傾斜する。なお、本実施形態においては、第1の傾斜面51の第2の辺51bと、第2の傾斜面52の第3の辺52cとは同一であり、この辺51b(52c)を介して第1及び第2の傾斜面51,52が連続している。
図7及び図8は、第1及び第2の傾斜面51,52を、それぞれの傾斜方向に沿って切断した断面図を示すものであり、符号αは、水平面に対する第1の傾斜面51の傾斜角で、符号βは、水平面に対する第2の傾斜面52の傾斜角である。この図7及び図8で示すように、第1の傾斜面51は緩い傾斜を持つように形成されており、第1の傾斜面51の傾斜角αよりも第2の傾斜面52の傾斜角βのほうが大きい。
第3の傾斜面53は、上述した後方ガイド面27aに沿って形成されており、その傾斜方向先端の端縁53aと、第1の傾斜面51の第3の辺51aとは、図6に示すように、上面から見たとき重なる位置にあり、さらに図9に示すように、第3の傾斜面53の端縁53aから、第1の傾斜面51の第3の辺51aへ向かって低くなる段差Dを有する。この段差Dによって、パチンコ球5に勢いが付き、出口開口部34へ向かって流下する。
支持部材28は、図3に示すように、駆動機構23及び検出センサ24を支持するとともに、排出通路32が一体に形成されている。排出通路32は、出口開口部34の裏面側に配設しており、出口開口部34から排出されたパチンコ球5が通過するようになっている。また排出通路32の前面には、後述する押え面59が形成されている。
検出センサ24は、矩形板状の外形に形成されており、パチンコ球5に合わせた検出開口60が形成されている。この検出センサ24は、いわゆる磁気式近接センサであり、検出開口60の周囲に配置されたコイル61(図10参照)に給電が行なわれ、磁束を発生させる。これによって、コイル61に発生した磁束の内部、すなわち検出開口60の内部をパチンコ球5が通過すると検知信号が出力され、パチンコ機10の制御部へ送信される。
検出センサ24は、図10に示すように、後壁27の背面27bに形成された取付部45に取り付けられる。この検出センサ24は、後壁27と支持部材28の押え面59の間に挟み込まれて取り付けられ、且つ後壁27の背面に沿って所定の傾斜角度、例えば垂直面からの角度αが5°〜20°で固定されるようになっている。
開閉部材22は、大入賞口17に合わせた横長矩形状に形成され、両端部に位置する側板部71a,71bと、ヒンジ部72とを有する。この開閉部材22は、ヒンジ部72に取り付けられた回転軸73を介して箱体26に回動自在に取り付けられる。側板部71a,71bは、開閉部材22が開き位置に回動されたとき、開閉部材22から大入賞口17側へ突出するように形成されており、開閉部材22に流下したパチンコ球5を大入賞口17側へ導く。また、開閉部材22には、一方の側板部71aが形成されている端部にヒンジ部72を中心にして側板部71aと反対側の位置に被押圧突起部74が形成されている。側板部71a、及び被押圧突起部74は、後述するリンク部材75によって押圧されて開閉部材をヒンジ部72を中心にして回動させる。
駆動機構23は、リンク部材75、ソレノイド76、このソレノイド76の駆動鉄芯76aを付勢する付勢部材77とからなる。リンク部材75は、支持部材28に形成された取り付けピン79と回動自在に嵌合する取り付け穴75aと、駆動鉄芯76aと係合する係合溝75bと、取り付け穴75aと中心軸をずらして形成されたリンクピン75cとを有する。リンクピン75cは、開閉部材22の側板部71a及び被押圧突起部74と当接する。なお、支持部材28には、ソレノイド76を下方から支持する支持突起部81が一体に設けられている。
ソレノイド76は、駆動鉄芯76a、ボビン76b、及びこれらを保持するフレーム76cからなる。駆動鉄芯76aの先端部には、略円盤状でリンク部材75を押圧する連結部76dが一体に形成されている。付勢部材77は、フレーム76c及び連結部76dの間に取り付けられている。なお、付勢部材77としては、図2に示すようにコイルばねが用いられるが、これに限らず板ばねなどでもよい。ソレノイド76は、その作動条件によって、ボビン76bへの通電状態及び無通電状態が切り替えられて駆動鉄芯76が移動する。そして、無通電状態のとき、駆動鉄芯76aは、付勢部材77の付勢によってボビン76bから突出する位置にあり、このとき、駆動鉄芯76aと係合するリンク部材75は、リンクピン75cによって開閉部材22の被押圧突起部74を押圧する。このリンクピン75cからの押圧によって開閉部材22は閉じ位置に保持され、大入賞口17は閉じられた状態となる。そして、通電状態のとき、駆動鉄芯76aは、付勢部材77の付勢に抗してボビン76bの内部に引き込まれ、このとき、リンク部材75は、図中時計方向に回動してリンクピン75cが上方に移動し、開閉部材22の側板部71aを押圧する。このリンクピン75cからの押圧によって開閉部材22は開放位置に移動する。開閉部材22は、ボビン76bへの通電状態が続く限り、この開放位置に保持され、大入賞口17は開放状態となる。なお、開放位置となった開閉部材22(図2に示す位置)は、その上面22aが奥行き方向へ傾斜する傾斜面となるように設置されている。
なお、ソレノイド76は、付勢部材77とともにユニット化され、このソレノイド76及び付勢部材77のセットで組み付けられる。本実施形態では、後壁27及び支持部材28の間に挟み込まれて保持され、検出センサ24と近接する位置に固定される。
次に、上記のように構成されたパチンコ機の作用について図11を用いて説明する。先ず、上述したように、始動入賞口13へのパチンコ球5の入賞を契機として当たり決定抽選が行われ、その抽選の結果、当たりモードへと移行されると、ソレノイド76のボビン76bへの通電が行われて駆動機構23が作動し、開閉部材23が開放位置に移動して、大入賞口17は開放状態となる。
開放状態となった大入賞口17には、図11(A)に示すように遊技領域を流下してきたパチンコ球5が開閉部材22の上面22aを通って入賞通路29へ進入してくる。上述したように、入賞通路29には、第1〜第3傾斜面51〜53が形成されており、大入賞口17から進入してきたパチンコ球5は、第2及び第3第傾斜面52,53、後方ガイド面27a、及び側方ガイド面38aに導かれ、さらに第1傾斜面51を通過して出口開口部34へと向かっていく。なお、図11においては、以下での説明の都合上、第1傾斜面51を流下するパチンコ球5の符号を5a、第2傾斜面52を流下するパチンコ球5の符号を5bとしている。
このようにして、パチンコ球5が出口開口44へ流れ込むとき、第1傾斜面51を流下するパチンコ球5aと、第2傾斜面52を流下するパチンコ球5bとがほぼ同じタイミングで、出口開口44の付近に到達して互いにぶつかり合うときがある(図11(A)に示す状態)。このような状態のとき、上述したように、第1傾斜面51の傾斜角αよりも、第2傾斜面52の傾斜角βの方が急になっているため、パチンコ球5bの方がパチンコ球5aよりも流下するときの運動エネルギー、すなわち、押すときの力が大きい。これによって、パチンコ球5bがパチンコ球5aを押し退けるような状態(図11(B)に示す状態)となり、パチンコ球5aを押し退けたパチンコ球5bの方が先に出口開口44へと流れ込み、その後にパチンコ球5aが続く(図11(C)に示す状態)。このようにして、第1及び第2傾斜面51,52を設けることによって、出口開口部34付近にパチンコ球5が2つ以上あるときでも、一方のパチンコ球5が他方のパチンコ球5を押し退けて排出されるので、大入賞口17に入賞したパチンコ球の詰まりを防止することができる。
なお、上記実施形態では、パチンコ球5が排出される出口開口部34が、入賞通路29の幅方向に対して一端側に近接する位置に配されているが、本発明は、このような構成に限らず、例えば、図12に示すように、出口開口部34が、幅方向の中央付近に設けられている構成でもよい。なお、この例の場合、出口開口部34及び底壁91が形成された後壁90は、上記実施形態の後壁27と同様に、箱体26及び支持部材28、開閉部材22、駆動機構23、及び検出センサ24とともにアタッカ装置を構成する。この後壁90に形成された底壁91には、第1〜第3の傾斜面96〜98が形成されている。この傾斜面96〜98は、それぞれ大入賞口17から出口開口部34へ向かってパチンコ球5を導くように下方に傾斜している。さらに、これらのうち、第1傾斜面96の傾斜角が最も緩く、第2の傾斜面97は第1の傾斜面96よりも傾斜が急で、第3の傾斜面98はさらに第2の傾斜面97よりも傾斜が急になっている。このようにそれぞれ異なる傾斜角の傾斜面を有する構成とすることによって、より傾斜が急な傾斜面を流下してくるパチンコ球5の方が、緩い傾斜の傾斜面を流下してくるパチンコ球5を押し退けるようにして出口開口部34からパチンコ球5が排出されるので、上記実施形態と同様に、パチンコ球5の詰まりを防止することができる。
パチンコ機の斜視図である。 本発明のアタッカ装置の外観斜視図である。 本発明のアタッカ装置の分解斜視図である。 本発明のアタッカ装置を幅方向且つ垂直方向に沿って切断した要部断面図である。 出口開口、及び第1,2の傾斜面周辺の構成を示す斜視図である。 出口開口、及び第1,2の傾斜面を上方から見た平面図である。 図6に示すA−A線に沿って切断した断面図である。 図6に示すB−B線に沿って切断した断面図である。 図6に示すC−C線に沿って切断した断面図である。 本発明のアタッカ装置を奥行き方向且つ垂直方向に沿って切断した要部断面図である。 アタッカ装置にパチンコ球が入賞し、排出通路へ排出されるときの状態を示す説明図である。 第1実施形態の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機
15 アタッカ装置
17 大入賞口(入賞口)
27a 後方ガイド面
29 入賞通路
32 排出通路
34 出口開口部
38a 側方ガイド面
51 第1の傾斜面
52 第2の傾斜面
53 第3の傾斜面

Claims (5)

  1. 遊技領域を形成する遊技盤内に装着された本体と、開閉部材とを備え、前記本体は、遊技領域を流下した遊技球が入賞する入賞口、この入賞口から奥行き側へ略水平方向に延びる入賞通路、及びこの入賞通路の後方に設けられた排出通路へ遊技球を排出する出口開口部が形成され、前記入賞口を開閉するように前記開閉部材が配されるアタッカ装置において、
    前記本体には、前記入賞通路の後端部を塞ぎ、且つ前記出口開口部を有する後壁が設けられており、前記出口開口部は、前記遊技球が1つ以上2つ未満通過可能な開口径を有し、略水平方向に遊技球を通過させる位置に配されており、前記入賞通路の底面には、前記出口開口部の底面へ向かって傾斜する複数の傾斜面が形成されており、この複数の傾斜面は、前記出口開口部の底面の一辺に接する第1の傾斜面と、前記出口開口部と接する一辺とは異なる辺で前記第1の傾斜面と接するとともに、前記入賞口に接し、且つ前記第1の傾斜面よりも傾斜が急な第2の傾斜面とを含み、前記第1及び第2の傾斜面は、前記入賞口から前記出口開口部に向かって互いに異なる傾斜方向で傾斜していることを特徴とするアタッカ装置。
  2. 前記入賞通路の底面には、前記第1及び第2の傾斜面とは異なる傾斜方向で前記入賞口から前記第1の傾斜面に向かって下方に傾斜し、且つ前記第2の傾斜面よりも傾斜が急な第3の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアタッカ装置。
  3. 前記入賞通路の底面には、前記第1及び第2の傾斜面とは異なる傾斜方向で、前記第1の傾斜面に向かって傾斜する第3の傾斜面が形成されており、前記第3の傾斜面の傾斜方向先端から前記第1の傾斜面に向かって低くなる段差が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のアタッカ装置。
  4. 前記本体には、前記入賞通路の一方の端部に位置し、上下方向に延びて且つ前記後壁に対して垂直に配置された側方ガイド面が設けられており、前記第2の傾斜面は、前記側方ガイド面に接する第1の辺と、前記入賞口に接する第2の辺と、前記第1の傾斜面に接する第3の辺とからなる三辺で囲まれた略三角形状で、前記第1の辺と第2の辺とが接する頂点から前記第3の辺に向かって下方に傾斜する傾斜面であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のアタッカ装置。
  5. 前記第1の傾斜面は、前記出口開口部に接する第1の辺と、前記第2の傾斜面に接する第2の辺と、これら第1及び第2の辺の端部同士を結ぶ第3の辺とからなる三辺で囲まれた略三角形状で、前記第2の辺から前記第1の辺へ向かって下方に傾斜する傾斜面であることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のアタッカ装置。
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