JP4898150B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の遊技部前面が透明板で覆われる遊技機であって、該透明板の裏側に該透明板を前方へ膨出させて下端と上端とが開口する球通路を設けた遊技機に関するものである。
従来、例えば、遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、遊技盤の前面に外側ガイドレールと内側ガイドレールが渦巻状に敷設され、両内・外側ガイドレールにより囲われるようにして遊技部が成形される。遊技部には、表示装置、一般入賞口、風車といった所謂盤面部品が装着されている。また、前記外側ガイドレールの始端部はファール球排出口を介して発射レールと連なっている。そして、前記発射レールの打球発射部から発射された遊技球は、前記内側ガイドレールと外側ガイドレールとの間に成形される球誘導通路に沿って飛走し、その上端開口から遊技部前面に放出されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−149595号公報(第2頁段落0006、図1)
しかしながら、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあって、遊技部に排出された遊技球は、遊技盤面に沿ってほぼ平面的に流下するのみであって、変化に乏しくマンネリ化しており、斬新な動きをして遊技の興趣が高められる妙案が期待されている。
また、近時、パチンコ遊技機にあっては、遊技盤のほぼ中央に表示装置を配置、その下方には遊技球が入賞することにより前記表示装置の表示部の情報を変動させる始動入賞口、更にその下方には前記表示部の情報が特定の情報(例えば、「7,7,7」)に揃ったとき一定の条件の下で開閉扉を開き一度に多くの入賞球が得られる大型の入賞装置を配置したパチンコ遊技機が人気を博している。しかしながら、この種のパチンコ遊技機にあっては、遊技の興趣を高めることから前記表示装置がどんどん大型化し、このため、遊技部前面における表示装置の周囲の設置スペースが極めて狭くなってきており、盤面部品を設置するに非常に苦慮している。これは、遊技盤面に内・外側ガイドレールを敷設して遊技部を成形すると共に内・外側ガイドレール間に球誘導通路を設けているからであって、仮に、この内・外側ガイドレールが共に取り外せれば遊技部が広くなって前記課題に対処し易い。
そこで、本発明はこれら課題に鑑みてなされたもので、遊技球を遊技盤面に沿った方向とは異なる三次元的な方向へ導き斬新な動きをさせて遊技の興趣を高めると共に、下端の開口を打球発射部と連通させ該打球発射部から発射された遊技球を球通路を介して上端の開口から遊技部に排出させることにより内・外側ガイドレールを不要にして遊技部を広くし表示装置の大型化による弊害を払拭するようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、遊技盤の遊技部前面が透明板で覆われる遊技機であって、透明板の裏側に該透明板を前方へ膨出させると共にその裏側を蓋部材によって塞ぐことにより透明板と蓋部材との間に下端と上端とがそれぞれ開口する球通路を設け、一方の開口から前記球通路内に入って転動する遊技球を他方の開口から前記遊技部に排出するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、この際、前記蓋部材に前記球通路内を転動する遊技球が途中で抜け出て前記遊技部へ排出される球抜き口を開設することを特徴とする。
本発明に係る遊技機であって、前記蓋部材の前面には、前記球抜き口における下側縁に前方へ突出して前記球通路内を転動する遊技球を受け止め前記球抜き口に導くガイド片を突設することを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機は、遊技盤の遊技部前面が透明板で覆われる遊技機であって、透明板の裏側に該透明板を前方へ膨出させることにより下端と上端とがそれぞれ開口する球通路を設けてなり、下端の開口は打球発射部と連通し、前記打球発射部から発射される遊技球を下端の開口から前記球通路内に導き上端の開口から遊技部に排出するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、この際、前記遊技盤の遊技部前側に前記球通路上端の開口から排出される遊技球を受ける球受部材を配置し、前記球受部材は内壁面が下方に進むに従い漸次遊技盤前面に近づくように傾斜し、その下端縁と遊技盤前面との間に遊技球が通過し得る寸法の球落下口を設けたことを特徴とする。
本発明に係る遊技機にあっては、透明板の裏側に下端と上端とがそれぞれ開口する球通路を設け、一方の開口から球通路内に入って転動する遊技球を他方の開口から遊技部に排出するようにしたので、該遊技球に変化が与えられ三次元的な斬新な動きをすることにより遊技の興趣が高められるという効果がある。
本発明に係る遊技機にあっては、蓋部材に球抜き口を設けるようにしたので、球通路内を転動する遊技球が偶然に抜け出て遊技部へ排出されることになって、更なる変化が与えられ、遊技の興趣が一層向上する。
本発明に係る遊技機にあっては、蓋部材の前面であって球抜き口の下側縁にガイド片を突設するようにしたので、球通路内を転動する遊技球が受け止められ球抜き口に入り易くなって遊技の興趣が一層向上する。
本発明に係る遊技機にあっては、透明板の裏側に下端の開口が打球発射部と連通するようにしたので、打球発射部から発射された遊技球は球通路に誘導されて遊技部に排出されることとなる。よって、前記のように遊技球に変化が与えられ遊技の興趣が高められるばかりか、遊技盤面に敷設される内・外側ガイドレールが不要になり、遊技部が広げられることから表示装置の大型化に十分対処することができる。しかも、その周囲の盤面部品の設置スペースも十分に確保され、盤面部品の取付が容易にできるという効果がある。
本発明に係る遊技機にあっては、遊技盤の遊技部前側に球通路上端の開口から排出される遊技球を受ける球受部材を配置し、該球受部材を介して遊技球を遊技部前面に落下させるようにしたので、該球受部材に受けられた遊技球を散らせて落下させることができ、遊技盤面の損傷も少なくなりメンテナンスが容易になるという効果がある。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。本発明が適用される遊技機には、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球遊技機等があるが、この内、パチンコ遊技機について説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の斜視図、図2は同透明板保持枠と前板を開いた状態の斜視図である。
パチンコ遊技機Pは、縦長方形枠状の外枠1を有し、該外枠1に一側を軸着して遊技盤2を設置した本体枠3が開閉自在に装着されている。本体枠3の上部には、一側を軸着して遊技盤2の前面に配置される透明板保持枠4が装着される。また、その下方に後記する打球発射部19に打球として供給される遊技球を貯留するための上球皿5を上部前面に装着した前板6が装着される。更に、該前板6の下部前面には、前記上球皿5から溢れる遊技球を貯留する下球皿7が装着されている。前記本体枠3の下部前面の一側に打球の打球力を調節するための操作ハンドル8が装着されている。
前記遊技盤2は、合成樹脂材(例えば、ABS樹脂又はPC樹脂又はPMMA樹脂)により一体に成形され、図3に示すようにほぼ方形状の平板状をなす遊技盤本体2aと、同じ合成樹脂材(例えば、ABS樹脂又はPC樹脂又はPMMA樹脂)により一体に成形され、前記遊技盤本体2aより一回り小さく該遊技盤本体2aの裏面に密着するようにして取着される貼合板2bとからなる。そして、遊技盤本体2aには、外周縁全周に沿って遊技盤本体2aを囲うように補強用のリブ9が一体に突設されている。
この補強用のリブ9は、図4に示すように表側と裏側とへ同一面上にかつ遊技盤本体2aに対し直角に突出する断面T字型に設けられ、全体的には断面H字型に成形される。ただ、遊技盤本体2aの前側下部の補強用リブ9aは、中央部を挟んだ両側の上面がそれぞれ中央に向かうに従って下傾している。これはその上面に載る遊技球をアウト球として中央に寄せ後記するアウト球口14に流入させるためである。また、図3に示されるように遊技盤本体2aに向かって左下隅角部には、上面が内側に下傾する屈曲部9bが設けられている。
なお、図では、遊技盤本体2aの外周縁に沿って突設されるリブ9を断面T字型に成形したが、この形状に限定されるものではなく、例えば、表側又は裏側に突出する断面L字型など反りを生じない所要の強度を持った形状であれば他の形状であっても良い。
この遊技盤2にあっては、周囲を補強用のリブ9で囲われる遊技盤本体2a前面がすべて遊技部10とされる。そして、該遊技部10である遊技盤本体2aのほぼ中央に大型の表示装置11が装着され、その下方に遊技球が入賞することにより前記表示装置11の表示部11aの情報を変動させる始動入賞口12が装着され、更に、その下方には前記表示部11aの表示が特定の情報(例えば、「7,7,7」)に揃ったとき一定の条件の下で開閉扉13aを開き一度に多くの入賞球が得られる大型の入賞装置13が装着されている。遊技盤本体2aの中央最下端部であって補強用のリブ9の中央にアウト球口14が開設される。
また、遊技盤本体2aにはその表面に所定のゲージに合わせて無数の障害釘15が突設されるが、総ての障害釘15は遊技盤本体2aに開設された釘取付孔16にその裏側から嵌入して取り付けられるようになっている。釘取付孔16内には後方に太径孔部16aが設けられ該太径孔部16aは内周面が多角形状(例えば、横断面四角形)に成形される。また、前記障害釘15の後部に前記太径孔部16aに嵌合する同じく多角形状(例えば、横断面四角形)の太径部15aが設けられ、これらが互いに嵌合することにより、障害釘15が回転することなくしっかりと固定される。
貼合板2bは縦長方形状の平板からなり、遊技盤本体2aの裏面で両側辺部のリブ9,9間に嵌り込む程度の横幅を有する。その上・下側縁に沿ってそれぞれ裏側へ直角に折れ曲る補強用のリブ17,17が一体に設けられる。そして、例えば、遊技盤本体2a裏面に接着剤を塗布又は溶着して貼合板2bが接合される。なお、遊技盤2は、透明な合成樹脂材又は不透明な合成樹脂材のいずれによって成形しても良いが、本発明にあっては、遊技盤2を不透明な合成樹脂材により成形している。そこで、遊技盤本体2aの表面に、このパチンコ遊技機Pに相応しい装飾模様を描いたセル板18が接着層を介して貼着されている。
また、前記遊技盤本体2aと貼合板2bを透明な合成樹脂材(例えば、ABS樹脂又はPC樹脂又はPMMA樹脂)により成形したときは、遊技盤本体2aと貼合板2bとの間にセル板18を介装することが好ましい。これにより、セル板18の表面が遊技盤本体2aにより覆われて、キズが付きにくく常に綺麗な状態を保持できる。
このように、遊技盤2は遊技盤本体2aの補強用のリブ9で囲われる前面すべてが遊技部10となるので、遊技盤面に渦巻状のガイドレールを敷設したタイプのものに比較して遊技部10が極めて広く取れる。よって、大型化する表示装置11に十分対応できるばかりか、その周囲に配置される始動入賞口12、入賞装置13などの盤面部品の設置スペースも十分に確保される。
図2に示すように前記本体枠3の下部前面であって、その一側面に打球発射部19が設けられる。該打球発射部19には、側壁19aと該側壁19aから遊技球が下方へ通過し得ずに停止する間隔を離して設けられる球止部20とが配設されている。また、打球発射部19の下方に打球発射装置21が配設される。該打球発射装置21は、プランジャ22a先端が上方へ突出するソレノイド22が備えられている。
そして、ソレノイド22が消磁しているときは、プランジャ22aに巻装されるスプリング22bにより該プランジャ22aが下降してその上端が打球発射部19から離れている。一方、ソレノイド22が励磁すると、スプリング22bの付勢に抗しプランジャ22aが上昇してその先端が打球発射部19内に突入し、その位置にある遊技球を発射させるようになっている。打球発射部19の上方には、その一側に発射されても遊技部10に放出されずに戻ってくる遊技球をファール球として下球皿7へ排出する戻り球通路23が分岐して設けられ、該分岐部に可撓性を有した戻り球誘導片24が設けられている。前板6の裏側には、上球皿5に貯留される遊技球を前記打球発射部19へ1個ずつ供給する打球供給装置25が配置されている。
前記透明板保持枠4は、窓孔26が開設された縁枠27と、該縁枠27の裏面に装着され前記窓孔26を覆う透明板ユニット28とからなる。透明板ユニット28は、前記窓孔26より一回り大きい支持枠29の前後面にそれぞれPMMA樹脂製の一対の透明板30,30を貼り合せてなり、両透明板30は平行に配置され、内部はほぼ密閉状に成形される。
そして、本発明は、前記外側透明板30と内側透明板30の両側であって、その一部をほぼ同じ間隔に保って前方へ膨出させ、内側透明板30の裏側にそれぞれ球通路31a,31bが設けられる。表示部11aに向かって右側に位置する球通路31aは、図5、図7に示すように開放する裏側であってその両側縁に段部32a、32aが設けられ、両段部32a,32aに両端部を嵌め込み接着するようにして前記開放する裏側を塞ぐ同材質の透明な蓋部材33aが取付けられる。この蓋部材33aは球通路31a内の前側の内側面、すなわち内側透明板30の内面とほぼ平行となるように成形される。
前記球通路31aの下端部では、蓋部材33aの下端が内側透明板30の裏面から遊技球の直径寸法程度離れている。これにより、球通路31aの下端に開口34aが開設される。また、上端部でも、蓋部材33aの上端が内側透明板30の裏面から遊技球の直径寸法程度離れており、球通路31aの上端に開口35aが開設される。蓋部材33aの上端には、遊技部10を流下する遊技球を球通路31a内に導く誘導片40が設けられる。これにより、図7に示すように遊技部10を流下する遊技球であって誘導片40に誘導される遊技球Bは、上端の開口35aから球通路31a内に入って転動しつつ下降し、下端の開口34aから再び遊技部10に排出される。このように、遊技球Bを遊技盤2面以外の通路を通過させることにより、該遊技球Bに変化が与えられ三次元的な斬新な動きをすることになり、これにより遊技の興趣が高められる。
また、前記蓋部材33aに、遊技球Bが通過し得る球抜き口41が複数個ランダムに開設される。該各球抜き口41の下縁には、蓋部材33aの前側と裏側とに突出するガイド片42が設けられている。これにより、球通路31a内を転動する遊技球であって偶然にガイド片42に受けられた遊技球Bは、球抜き口41から抜け出て裏面すなわち遊技部10前面に排出されるので、遊技球Bの動作に更なる変化が与えられ、遊技の興趣が一段と高まる。ちなみに、図8に示すように前記特定の球抜き口41の下縁の裏側に突出するガイド片42を例えば遊技部10に配設された入賞口43に臨ませるようにして、前記特定の球抜き口41から裏側へ抜け出た遊技球Bを前記入賞口43へ導いて入賞させる構成を採っても良い。前記入賞口43には、遊技盤2面に直接装着される前記一般の入賞口43の他に図示は省略するが、大型の入賞装置の側部に付設される入賞口、表示装置11の外周に装着され遊技球を表示装置11の前側下部に設けられる段状のステージ部に導く所謂ワープ通路の入り口がある。
一方、表示部11aに向かって左側に位置する球通路31bは、図5、図6、図10に示すように開放する裏側であってその両側縁に段部32b、32bが設けられ、両段部32b,32bに両端部を嵌め込み接着するようにして前記開放する裏側を塞ぐ同材質の透明な蓋部材33bが取付けられる。この蓋部材33bも球通路31b内の前側の内側面、すなわち内側透明板30の内面とほぼ平行となるように成形される。
そして、前記球通路31bの下端部では、蓋部材33bの下端が内側透明板30の裏面から遊技球の直径寸法程度離れている。これにより、球通路31bの下端に開口34bが開設される。この場合、該開口34bは、前記打球発射部19と連通し、その周囲には蓋部材33bの前面に前記打球発射部19から発射される遊技球を球通路31bに流入し易いようにガイドするガイド片36が設けられている。
一方、前記球通路31bの上端部では、遊技盤本体2aの前面と対向して開口35bが開設される。この際、遊技球が排出される方向は遊技盤本体2aの前面とほぼ平行になるように球通路31bの上部が成形される。また、該上端の開口35bの上縁に沿って内側透明板30に、そこから遊技部10へ排出される遊技球が円滑に飛走するように誘導部37が設けられる。また、上端の開口35bの一側に該開口35bに臨む戻り球防止片38が取着される。この戻り球防止片38は、例えば弾力性のある薄いステンレス板により成形される。これら球通路31a,31bにあっては、支障のない限りにおいて敢えて蓋部材33a,33bを取着する必要はない。ただ、これらの場合、ガイド片36や誘導片40を本体枠3又は遊技盤2面側に設けるようにする。
本発明に係るパチンコ遊技機Pは上記構成からなり、図9、図10に示すように打球発射部19から発射された遊技球Bは、戻り球誘導片24を押し退けて上昇し、下端の開口34bから表示部11aに向かって左側の球通路31b内に流入する。そして、該球通路31b内を上方へ飛走して上端の開口35bから遊技部10へ排出され、遊技部10の盤面を流下して例えば始動入賞口12に入賞するなどして遊技が進行する。打球発射部19から発射されても球通路31bの途中で上昇する力を失い逆戻りする遊技球は、戻り球誘導片24により戻り球通路23に誘導され、下球皿7に排出される。
また、遊技部10の前面を流下する遊技球の内、上端の開口35aから表示部11aに向かって右側の球通路31aに入った遊技球Bは、球通路31a内を転動して流下し、そのまま下端の開口34aから遊技部10に排出されるか、途中、ガイド片42に受けられいずれかの球抜き口41から裏側へ抜け出て遊技部10に排出される。
このように、本発明は、透明板30の裏側に下端と上端とがそれぞれ開口される球通路31a,31bを設け、一方の開口34b,35aから球通路31a,31b内に入って転動する遊技球Bを他方の開口34a,35bから遊技部10に排出するようにしたので、該遊技球Bに変化が与えられ三次元的な斬新な動きをすることにより遊技の興趣が高められる。
また、球通路31b下端の開口34bを打球発射部19と連通させ、打球発射部19から発射された遊技球Bを球通路31bを介して遊技部10に導くようにすれば、遊技盤面に敷設される内・外側ガイドレールが不要になる。よって、従来の内・外ガイドレールの外側の所謂デッドスペースが有効的に利用でき遊技部10が広げられる。よって、表示装置11の大型化に十分対応できるばかりか、盤面ゲージの自由度も広がり盤面部品の設置スペースも十分に確保され、遊技の興趣を高める上においても有益である。
図11、図12は他の実施の形態に係るパチンコ遊技機を示すものである。なお、このパチンコ遊技機P1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機Pとほとんど同じ構成からなるので、同一部位は同一番号を付すことにより詳しい説明は省略する。パチンコ遊技機P1は、遊技盤2の前面上部に表示部11aに向かって左側の球通路31bの上端の開口35bから放出される遊技球を受け止める球受部材51が配置される。該球受部材51は横長の平板状に成形され、両端部に取付板部52が屈曲させて設けられ、遊技盤2の前面にビス53止めされる。また、球受部材51の内壁面51aが下方に進むに従い漸次遊技盤2の前面に近づくように傾斜し、その下端縁と前記遊技盤2の前面との間に遊技球Bが通過し得る寸法の球落下口54が設けられている。
この遊技盤2によれば、球通路31b上端の開口35bから排出される遊技球Bは、球受部材51の内壁面51aに受けられて転動し、球落下口54のいずれかの位置から下方へ落下する。これによれば、上端の開口35bから放出される遊技球Bが常に球受部材51の内壁面51aに当たり遊技球Bを散らせることができるので、遊技盤2の前面の損傷も少なくなり、メンテナンスが容易になる。
また、図示は省略するが、前記球受部材51の他の構成として、例えば上面が中央部に向かって下傾し、その中央部に球落下口を設けるようにしても良い。更に、水平な上面に波状の複数の凹凸を設け、各凹部の最下部に球落下口を設けるようにしても良い。更にまた、水平な上面に波状の複数の凹凸を設け、各凹部の最下部に電気的駆動源により球落下口が遊技盤2の前面と平行な面内で左右に揺動する揺動部材を軸着し、いずれかの揺動部材の球落下口から遊技球を落下させるようにしても良い。
本発明においては、前記透明板30をPMMA樹脂板により成形したが、ガラス板またはPC樹脂板など他の硬い素材の透明板により成形するようにしても良い。
本発明が適用されるパチンコ遊技機の斜視図。 同透明板保持枠と前板を開いた状態の斜視図。 遊技盤の斜視図。 図3のX−X線断面図。 透明盤ユニットの裏から見た分解斜視図。 同球通路部位の拡大平面断面図。 パチンコ遊技機の作用を示す一部の側面断面図。 他の実施の形態に係るパチンコ遊技機の作用を示す一部の側面断面図。 パチンコ遊技機の作用を示す一部の正面図。 パチンコ遊技機の作用を示す一部の側面断面図。 他の実施の形態に係るパチンコ遊技機の作用を示す一部の正面図。 同パチンコ遊技機の作用を示す一部の側面断面図。
符号の説明
2 遊技盤
10 遊技部
19 打球発射部
30 透明板
31a,31b 球通路
33a,33b 下端の開口
35a,35b 上端の開口
41 球抜き口
42 ガイド片
51 球受部材
51a 内壁面
54 球落下口
B 遊技球
P,P1 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (1)

  1. 遊技盤の遊技部前面が透明板で覆われる遊技機であって、
    前記透明板の裏側に該透明板を前方へ膨出させることにより下端と上端とがそれぞれ開口する球通路を設けてなり、前記下端の開口は打球発射部と連通し、前記打球発射部から発射される遊技球を前記下端の開口から前記球通路内に導き前記上端の開口から前記遊技部に排出するようにし、
    前記遊技盤の遊技部前側に前記球通路上端の開口から排出される遊技球を受ける球受部材を配置し、前記球受部材は内壁面が下方に進むに従い漸次前記遊技盤前面に近づくように傾斜し、その下端縁と前記遊技盤前面との間に遊技球が通過し得る寸法の球落下口を設けたことを特徴とする遊技機。
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